JP3179644U - 照明機能を備えたテーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】照明効果を高めると共に、設計の自由度並びにデザイン的な柔軟性を高め、その使用状態も外部から容易に把握可能に表示することができる、照明機能を備えたテーブルを提供する。
【解決手段】照明機能を備えたテーブル1は、少なくとも一端にスリット2aが設けられた机面構成部2と、机面構成部2を所定高さで支える脚部3a乃至3dと、机面構成部2に配設されるもので、光源と当該光源の光を拡散する導光板とからなる照明部4とを備え、照明部4の導光板5aは机面構成部2のスリット2aから当該机面構成部の机面より上方に所定長だけ延出しており、更に導光板5bは机面構成部2の底面より下方に床面より所定長のところまで延出している。
【選択図】図1
【解決手段】照明機能を備えたテーブル1は、少なくとも一端にスリット2aが設けられた机面構成部2と、机面構成部2を所定高さで支える脚部3a乃至3dと、机面構成部2に配設されるもので、光源と当該光源の光を拡散する導光板とからなる照明部4とを備え、照明部4の導光板5aは机面構成部2のスリット2aから当該机面構成部の机面より上方に所定長だけ延出しており、更に導光板5bは机面構成部2の底面より下方に床面より所定長のところまで延出している。
【選択図】図1
Description
本考案は、例えばLED(Light Emitting Diode)光源からの光を照射する照明機能を備えたテーブルに関する。
従来、オフィスや商談会場等で使用されるテーブルについては、手元照明や全体照明をいかに効率よく行うかが課題とされており、その課題を解決するために種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1では、効率的な全体照明を行うオフィス等での使用形態に即したテーブルが提案されている。即ち、このテーブルでは、天板の略全面を照明し得る照明器具を照明指示手段で共通領域の上方に保持している。
一方、照明のためのバックライト装置についても種々の提案がなされている。例えば特許文献2では、超音波加工用ホーンの先端面を導光板用基板の一主面及び他主面の少なくともいずれかに押圧させて加工ドットを反映した反射ドットを形成させ、超音波加工用ホーンを導光板用基板に対して一主面及び他主面の少なくともいずれかの面内で相対的に移動させて反射ドットの形成を繰り返し、導光板用基板の一主面又は他主面の少なくともいずれかの所定範囲に反射ドットを形成した導光板を有するバックライト装置が開示されている。このバックライト装置は、看板等に用いられるものである。
しかしながら、上記特許文献1に開示されたテーブルでは、照明器具を配設するために支柱や照明指示手段が別途必要となり、また上方から天板の略全面を照明するものであることから設置場所も天板の上方に確保しなければならず、設計にも自由度がない。
その一方で、特許文献2に開示されたような導光板を用いたバックライト装置も提案されてはいるものの、このようなバックライト装置をテーブルの照明のために使用することを開示した先行例は存在しない。
また、一般に、テーブルでは、照明効果を高める場合でもあってもテーブルに本来的に要求されるデザイン性も兼ね備えることが求められている。
そして、商談会場等で使用されるテーブルでは、そのテーブルが商談に使用されている最中なのか否かを外部から容易に把握可能にすることも嘱望されている。
そこで、本考案は上述したような技術的な課題に鑑みてなされたもので、照明効果を高めると共に、設計の自由度、デザイン的な柔軟性を高め、その使用状態も外部から容易に把握可能に表示することができる、照明機能を備えたテーブルを提供することを目的とする。
上述した技術的な課題を解決するために、本考案の一態様に係る照明機能を備えたテーブルは、少なくとも一端の近傍にスリットが設けられた机面構成部と、机面構成部を所定高さで支える複数の脚部と、机面構成部に配設されるもので、光源と当該光源の光を拡散する導光板とからなる照明部と、を備え、照明部の導光板は机面構成部のスリットから当該机面構成部の机面より上方に所定長だけ延出しており、更に机面構成部の底面より下方に床面より所定長のところまで延出していることを特徴とする。
本考案に係る照明機能を備えたテーブルによれば、照明効果を高めると共に、設計の自由度、デザイン的な柔軟性を高め、その使用状態も外部から容易に把握可能に表示することが可能となる。
以下、本考案の照明機能を備えたテーブルに係る好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本考案の照明機能を備えたテーブルは、以下の記述に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
図1には本考案の一実施形態に係る照明機能を備えたテーブルの斜視図を示し、図2には当該テーブルの正面図を示し、図3には当該テーブルの側面図を示し、図4には当該テーブルの上面図を示し、説明する。
これらの図1乃至4に示されるように、この実施形態に係る照明機能を備えたテーブル1は、少なくとも一端にスリット2aが設けられた机面構成部2と、この机面構成部2を所定高さで支える複数(この例では4本)の脚部3a乃至3dと、この机面構成部2に配設されるもので、光源(図6の符号8a,8bで後述)と当該光源の光を拡散する導光板5a,5bとからなる照明部4とを備えている。
そして、照明部4の導光板5aは机面構成部2のスリット2aから当該机面構成部2の机面より上方に所定長だけ延出しており、更に導光板5bは机面構成部2の底面より下方に床面より所定長のところまで延出している。この例では、導光板5aは、机面から上方に10cmだけ延出している。さらに、導光板5bは、床面より3cmのところまで延出している。ただし、これらに限定されるものではない。
導光板5aの一主面にはドット痕が形成されており、光源からの光は当該ドット痕で拡散され照明光となる。導光板5aの他主面には意匠付きフィルムが貼付される。即ち、文字や図形、記号、模様等が付されたフィルムが貼付される。これにより、例えば社標等のロゴマーク等を表示することが可能となる。一方、導光板5bの一主面及び他主面にはドット痕が形成されており、光源からの光は当該ドット痕で拡散され照明光となる。これにより、着座しているユーザーの足を隠すことが可能となる。
前述したように、照明部4の導光板5aは、机面から突出しているので、外部から人の目につきやすく、当該導光板5aより照明光が照射されているときには、その照明機能付きテーブルが商談等で使用中であることを、仮に一時的に席を外しているような場合でも容易に把握することが可能となる。また、机面側には拡散光が照射されるので、手元照明が確保されることにもなる。
次に、図5には本考案の一実施形態に係る照明機能を備えたテーブルの側面断面図を示し、図6には図5の一部拡大図を示し、図7には当該テーブルの正面断面図を示し、各部の詳細について説明する。
図5,6に示されるように、この例では照明部4は2つの部分に分けられている。導光板5aは、その一端が机面構成部2の内部支持面2bにボルト6aで固定されており、机面構成部2のスリット2aを介して机面から所定長だけ延出している。即ち、机面に対して垂直な方向に延出している。導光板5aの一端には、複数のLEDが配列されたLEDユニット、即ち光源8aがソケット7aにより固定されている。光源8aは、導光板5aの側面にLEDが対向するようにソケット7aにより位置決めされている。尚、この例では、導光板5aは机面よりも10cmだけ延出しているが、これに限定されない。
一方、導光板5bは、その一端が机面構成部2の内部支持面2bにボルト6bで固定されており、机面構成部2の下方に床面から所定長のところまで机面に対して垂直な方向に延出している。この例では床面から3cmの高さのところまで延出している。但し、これには限定されない。この導光板5bの一端には、複数のLEDが配列されたLEDユニット、即ち光源8bがソケット7bにより固定されている。光源8bは、導光板5bの側面にLEDが対向するようにソケット7bにより位置決めされている。
即ち、照明部4は、机面構成部2の内部で固定されスリット2aを介して当該机面構成部2の机面より上方に所定長だけ延出した第1の導光板としての導光板5aと、当該導光板5aに固定された第1の光源としての光源8aとからなる第1照明部11aと、机面構成部2の内部で固定され下方に向けて床面より所定長のところまで延出した第2の導光板としての導光板5bと、当該導光板5bに固定された第2の光源としての光源8bとからなる第2照明部11bと、からなる。
机面構成部2の内部には、電源制御部10が配設されている。電源制御部10は、外部電源から供給された交流電流を、光源8a,8bのLED素子の駆動に適した例えば直流電流に変換するコンバータも概念上含まれている。この電源制御部10から供給される直流電流は不図示の配線を介して光源8a,8bのLED素子に供給される。なお、この例では、更に光源の光の照度を調光するための調光手段9も装備されているので、周囲の環境の併せた照度設定も可能となる。
尚、導光板5a,5bが机面構成部2の内部支持面2bにボルト6a,6bで固定されている様子は図7に示されている。同図に示されるように、この例では、各4箇所、ボルトによる固定がなされているが、これに限定されるものではない。また、導光板5aの外側の主面にはシール20が貼り付けされている。ここでは、文字が形成されたシールを例示したが、図形、記号、ロゴ、模様等、各種のものを採用することができる。また、文字等が形成されたシールを貼付するのに代えて、これら文字や図形等を導光板5a,5bの主面等に彫刻することとしてもよい。
以上説明したように、本考案の照明機能を備えたテーブルによれば、照明効果を高めると共に、設計の自由度、デザイン的な柔軟性を高め、その使用状態も外部から容易に把握可能に表示することが可能となる。
尚、この考案には以下の概念も含まれる。
即ち、少なくとも一端にスリット2aが設けられた机面構成部2と、机面構成部2を所定高さで支える複数の脚部3a乃至3dと、机面構成部2に配設されるもので、光源8a,8bと当該光源の光を拡散する導光板5a,5bとからなる照明部4とを備え、照明部4の導光板5aは机面構成部2のスリット2aから当該机面構成部2の机面より上方に所定長だけ延出しており、更に導光板5bは机面構成部2の底面より下方に床面より所定長のところまで延出していることを特徴とする照明機能を備えたテーブルが提供される。これによれば、導光板5aの状態により当該テーブルが使用中(点灯中)であるか、非使用中(消灯中)であるかを外部の人が一目で把握することができる。さらに、手元照明を確保することが可能となる。さらに、導光板5bが床面から所定長のところまで延出されているので、着座した人の足元を隠すことができる。
ここで、照明部4は、机面構成部2の内部で固定され前記スリット2aを介して当該机面構成部2の机面より上方に所定長だけ延出した第1の導光板としての導光板5aと、当該導光板5aに固定された第1の光源としての光源8aからなる第1照明部11aと、机面構成部2の内部で固定され下方に向けて床面より所定長のところまで延出した第2の導光板としての導光板5bと、当該導光板5bに固定された第2の光源としての光源8bとからなる第2照明部11bと、に分かれていることとしてもよい。これによれば、上下方向に照明部が2分されており、各部に光源が設けられているので十分な光量を確保することが可能となる。
また、第1の光源としての光源8aは、第1の導光板としての導光板5aの側面に対向するように固定されており、第2の光源としての光源8bは、第2の導光板としての導光板5bの側面に対向するように固定されていることとしてもよい。これによれば、各光源8a,8bから照射された光が各導光板5a,5bの側面から効率良く取り込まれ、該導光板5a,5bからの出射光となることができる。即ち、良好な発光効率の下で照明光を得ることが可能となる。
さらに、第1の光源としての光源8aは、机面構成部2の略中央付近において、第1の導光板としての導光板5aの一側面にソケット7aにより当該側面に対向するように固定されており、第2の光源としての光源8bは、机面構成部2の略中央付近において、第2の導光板としての導光板5bの一側面にソケット7bにより当該側面に対向するように固定されていることとしてもよい。これによれば、ソケット7a,7bにより光源と導光板との位置関係が良好な状態で維持されることになる。
そして、光源の光の照度を調光するための調光手段9を有することとしてもよい。これによれば、周囲環境に応じた適正な照度での発光を実現することができる。
また、第1の照明部11aを構成する第1の導光板としての導光板5aの一主面にはドット痕が形成されており、第1の光源からの光は当該ドット痕で拡散され照明光となることとしてもよい。これによれば、手元照明が確保される。更に、使用状態が目視可能に表示される。
さらに、第1の照明部11aを構成する第1の導光板としての導光板5aの他主面には意匠付きフィルムが貼付されることとしてもよい。これによれば、商談等においてそのブースの出展社名等を観覧者にアピールすることが可能となる。
そして、第2の照明部11bを構成する第2の導光板としての導光板5bの一主面及び他主面にはドット痕が形成されており、第2の光源からの光は当該ドット痕で拡散され照明光となることとしてもよい。これによれば、着座した人の足を隠すことが可能となると共に、足元の照明を確保することも可能となる。
以上、本考案の一実施形態に係る照明機能を備えたテーブルを説明したが、本考案はこれに限定されることなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、光源8a,8bを脚部3a〜3dに平行な導光板5a,5bの側面に配設する例を示したが、これに限定されることなく、脚部3a〜3dに垂直な導光板5a,5bの側面に配設することとしてもよい。
さらに、導光板に形成されるドット痕は、凹状又は凸状のライン痕であってもよい。
また、上記実施形態では、照明部4を机面構成部2の一つの辺近傍に設ける例を示したが、これに限定されず、4辺の2、3か所近傍に設けてもよい。さらに、机面から上方に延出する部分を高くすれば、間仕切り(パーテーション)としての機能も発揮するようになることは勿論である。その他、光源を構成するLEDの発光色を変更すれば、多種多様な照明が実現される。
1 照明機能を備えたテーブル
2 机面構成部
2a スリット
2b 内部支持面
3a〜3d 脚部
4 照明部
5a,5b 導光板
6a,6b ボルト
7a,7b ソケット
8a,8b 光源
9 調光手段
10 電源制御部
11a 第1照明部
11b 第2照明部
20 シール
2 机面構成部
2a スリット
2b 内部支持面
3a〜3d 脚部
4 照明部
5a,5b 導光板
6a,6b ボルト
7a,7b ソケット
8a,8b 光源
9 調光手段
10 電源制御部
11a 第1照明部
11b 第2照明部
20 シール
Claims (8)
- 少なくとも一端の近傍にスリットが設けられた机面構成部と、
前記机面構成部を所定高さで支える複数の脚部と、
前記机面構成部に配設されるもので、光源と当該光源の光を拡散する導光板とからなる照明部と、を備え、
前記照明部の導光板は前記机面構成部のスリットから当該机面構成部の机面より上方に所定長だけ延出しており、更に前記机面構成部の底面より下方に床面より所定長のところまで延出していること
を特徴とする照明機能を備えたテーブル。 - 前記照明部は、前記机面構成部の内部に固定され前記スリットを介して当該机面構成部の机面より上方に所定長だけ延出した第1の導光板と、当該第1の導光板に固定された第1の光源とからなる第1照明部と、
前記机面構成部の内部に固定され下方に向けて床面より所定長のところまで延出した第2の導光板と、当該第2の導光板に固定された第2の光源とからなる第2照明部と、に分かれていること
を特徴とする請求項1に記載の照明機能を備えたテーブル。 - 前記第1の光源は、前記第1の導光板の側面に対向するように固定されており、
前記第2の光源は、前記第2の導光板の側面に対向するように固定されていること
を特徴とする請求項2に記載の照明機能を備えたテーブル。 - 前記第1の光源は、前記机面構成部の略中央付近において、前記第1の導光板の一側面にソケットにより当該側面に対向するように固定されており、
前記第2の光源は、机面構成部2の略中央付近において、前記第2の導光板の一側面にソケットにより当該側面に対向するように固定されていること
を特徴とする請求項2に記載の照明機能を備えたテーブル。 - 前記光源の光の照度を調光するための調光手段を有すること
を特徴とする請求項1に記載の照明機能を備えたテーブル。 - 前記第1の照明部を構成する前記第1の導光板の一主面にはドット痕が形成されており、前記第1の光源からの光は当該ドット痕で拡散され照明光となること
を特徴とする請求項2に記載の照明機能を備えたテーブル。 - 前記第1の照明部を構成する前記第1の導光板の他主面には意匠付きフィルムが貼付されること
を特徴とする請求項6に記載の照明機能を備えたテーブル。 - 前記第2の照明部を構成する前記第2の導光板の一主面及び他主面にはドット痕が形成されており、前記第2の光源からの光は当該ドット痕で拡散され照明光となること
を特徴とする請求項2に記載の照明機能を備えたテーブル。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005326U JP3179644U (ja) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | 照明機能を備えたテーブル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012005326U JP3179644U (ja) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | 照明機能を備えたテーブル |
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JP3179644U true JP3179644U (ja) | 2012-11-08 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3179644U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101500319B1 (ko) * | 2014-08-27 | 2015-03-12 | 이상호 | 해충 퇴치 기능을 구비한 테이블 |
-
2012
- 2012-08-31 JP JP2012005326U patent/JP3179644U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101500319B1 (ko) * | 2014-08-27 | 2015-03-12 | 이상호 | 해충 퇴치 기능을 구비한 테이블 |
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