JP7231469B2 - 自律型掃除機 - Google Patents

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Description

本発明に係る実施形態は、自律型掃除機に関する。
平面視において、差渡しの幅が常に一定の定幅図形、例えばルーローの三角形(Reuleaux Triangle)の形状を有する本体を備える自律型電気掃除機が知られている。
国際公開第2016/002186号
自律型掃除機は、例えば吸込口、および不織布のような拭き掃除部材の少なくとも一方を有する掃除部を備えている。
そして、掃除場所の壁際を掃除するためには、掃除部は、自律型掃除機の本体の底面の前縁部に設けられていることが好ましい。この前縁部は、壁際に極力隙間なくぴったりと接近できることが好ましい。つまり、自律型掃除機の本体は、直線状の前縁部を有することが好ましい。
ところで、平面視において、例えば円形やルーローの三角形のような定幅図形の形状を有する本体を備える自律型掃除機は、掃除部を壁際に隙間なくぴったりと接近させることが難しい一方で、壁際において、その場で旋回する、いわゆる超信地旋回を容易に行うことができる。そのため、従来の自律型掃除機は、壁際における掃除能力に劣るものの、その場で向きを変えて次の掃除場所へ向かう際に、スマートな移動を行うことができる。
しかしながら、直線状の前縁部を有する自律型掃除機は、壁際における掃除能力に勝るものの、本体の前縁部と壁際との干渉に配慮して超信地旋回を行うとは難しい。
そこで、本発明は、掃除場所の壁際における掃除能力に優れ、かつ掃除場所の壁際から円滑に脱して移動可能な自律型掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る自律型掃除機は、本体と、前記本体の底面に設けられる掃除部と、前記本体を移動させる移動部と、前記移動部を制御して前記本体を自律で移動させる制御部と、を備え、前記本体は、超信地旋回する時の超信地旋回中心から前端までの第一距離を半径とする第一円の外側領域に突出し、かつ前記超信地旋回中心よりも前側に位置する前半部を有し、前記前半部は、直線状の前縁部と、信地旋回する時の信地旋回中心から遠い方の側縁部と、を有し、前記掃除部は、前記前縁部に沿って配置されて前記本体の幅方向へ延びる吸込口を有し、前記制御部は、前記側縁部が臨む方向にある障害物である壁と前記側縁部との第一最短距離に基づいて、前記本体を超信地旋回、信地旋回、または緩旋回して進行方向を変化させ、かつ前記信地旋回中心から前記前半部のうち最も遠い部位までの最大信地旋回半径が、前記信地旋回中心から前記壁までの第二最短距離以上の場合には、超信地旋回または信地旋回すると前記前半部が前記壁に接触する旋回方向へ緩旋回して進行方向を変化させる。
本発明の実施形態に係る自律型掃除機の斜視図。 本発明の実施形態に係る自律型掃除機の右側面図。 本発明の実施形態に係る自律型掃除機の底面図。 本発明の実施形態に係る自律型掃除機の本体の概略的な平面図。 本発明の実施形態に係る自律型掃除機の掃除手順の一例。 本発明の実施形態に係る自律型掃除機の掃除手順の一例。 本発明の実施形態に係る自律型掃除機の掃除手順の一例。 本発明の実施形態に係る自律型掃除機の掃除手順の一例。 本発明の実施形態に係る自律型掃除機のブロック図。
本発明に係る自律型掃除機の実施形態について図1から図6を参照して説明する。なお、複数の図面中、同一または相当する構成には同一の符号が付されている。
図1は、本発明の実施形態に係る自律型掃除機の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る自律型掃除機1は、いわゆるロボットクリーナである。自律型掃除機1は、本体2に搭載される二次電池3の電力を消費して自律で移動する。自律型掃除機1は、掃除場所としての被掃除領域Aの被掃除面f、つまり床面を網羅的に動き回って掃除する。自律型掃除機1は、掃除運転の後、充電台5へ帰巣して次の掃除運転を待機する。充電台5に帰巣した自律型掃除機1は、次の掃除運転を待機している最中、二次電池3を充電する。そのため、自律型掃除機1は、使用者による充電の手間を省き、かつ使用者の求めによる突発的な掃除運転に対応できる。
充電台5は、居室内の被掃除面fに設置可能である。充電台5は、自律型掃除機1を円滑に接続または離脱可能である。充電台5は、自律型掃除機1が接続された状態で、商用交流電源から二次電池3へ電力を導く電源コード6を備えている。電源コード6は、二次電池3へ送電する電路である。
図2は、本発明の実施形態に係る自律型掃除機の右側面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る自律型掃除機の底面図である。
図1に加えて、図2および図3に示すように、本実施形態に係る自律型掃除機1は、本体2と、本体2を移動させる移動部11と、本体2の下方の被掃除面fを掃除する掃除部12と、本体2の周囲の被検知物を検知する検知部13と、検知部13、移動部11、および掃除部12を制御して自律型掃除機1の運転を制御する制御部15と、移動部11、掃除部12、検知部13、および制御部15を含む自律型掃除機1の各部へ電力を供給する二次電池3と、を備えている。
なお、図2および図3の実線矢印Fは、自律型掃除機1の前進方向である。図2および図3の実線矢印Bは、自律型掃除機1の後退方向である。
本体2は、例えば合成樹脂製の本体ケース21と、本体ケース21の側面に設けられるバンパー22と、を備えている。本体2は、平面視において非定幅図形状を有している。本体2の前縁部23は直線状の形状を有している。
本体ケース21は、本体2の外殻である。
バンパー22は、本体ケース21の側面に設けられている。
移動部11は、複数の駆動輪26と、それぞれの駆動輪26を個別に駆動させる複数の電動機27と、駆動輪26とともに被掃除面f上の本体2を支える従動輪28と、を備えている。
それぞれの駆動輪26は、本体2を移動させる力を被掃除面fへ伝える。それぞれの駆動輪26は、本体2の幅方向(左右幅方向)に延びる車軸のまわりに転がる。複数の駆動輪26は、少なくとも本体2の幅方向、つまり左右方向に離間する一対の駆動輪26を含んでいる。駆動輪26は、懸架装置、いわゆるサスペンションによって被掃除面fに押さえつけられている。
それぞれの電動機27は、それぞれの駆動輪26を個別に独立して駆動させる。換言すると、自律型掃除機1は、それぞれの電動機27を個別かつ独立に制御して、それぞれの駆動輪26を個別かつ独立に駆動させる。自律型掃除機1は、本体2の幅方向に離間する一対の駆動輪26を同じ方向へ回転させることによって直進(前進、または後退)し、一対の駆動輪26を異なる方向へ回転させることによって旋回(右旋回、または左旋回)する。また、自律型掃除機1は、左右の駆動輪26の出力を上下させて前進、または後退の速度を調整したり、左右の駆動輪26の出力を相違させて旋回半径の大小を調整したりすることができる。
自律型掃除機1は、左右の電動機27を異なる方向に回転させ、かつ左右の電動機27を同程度の出力で駆動させて、その場で旋回する、いわゆる超信地旋回(spin turn、neutral turn、counter-rotation turn)を行うことができる。また、自律型掃除機1は、左右いずれか一方の電動機27を停止させ、左右いずれか他方の電動機27を駆動させて、停止している駆動輪26を軸にして旋回する、いわゆる信地旋回(pivot turn、skid turn)を行うことができる。さらにまた、自律型掃除機1は、左右の電動機27を異なる回転速度で駆動させて、前進または後退しながら弧を描いて進路を変える、いわゆる緩旋回(power turn)を行うことができる。なお、超信地旋回、信地旋回、および緩旋回を総称して単に旋回と言う。
なお、本実施形態に係る自律型掃除機1の移動部11は、左右一対の駆動輪26に代えて無限軌道を備えていても良い。また、移動部11は、左右それぞれに複数、配置される駆動輪26を備えていても良い。いずれの場合であっても、超信地旋回する時の旋回中心を超信地旋回中心Cn1と呼び、信地旋回をするときの旋回中心を信地旋回中心Cn2と呼び、緩旋回をするときの旋回中心を緩旋回中心Cn3と呼ぶ。超信地旋回中心Cn1は本体2の重心に一致していることが好ましい。
また、本実施形態では、説明を簡単にするために、駆動輪26は左右一対あり、左右の駆動輪26の車軸は一直線に配置されているものとする。超信地旋回中心Cn1は、左右の駆動輪26の中間にあって、車軸の延長線上に位置するものとする。信地旋回中心Cn2は、左右いずれか一方の駆動輪26の接地点、かつ車輪の幅の中間に位置するものとする。緩旋回中心Cn3は、左右の駆動輪26に挟まれる領域の外側、つまり左側の駆動輪26よりも左側、または右側の駆動輪26よりも右側にあって、車軸の延長線上に位置するものとする。
従動輪28は、本体2の下部の幅方向の略中央部、かつ後部に配置されている。従動輪28は、円形の回転体であり、例えばキャスターである。従動輪28は、自律型掃除機1の前進、後退、および旋回に容易に追従して向きを変え、自律型掃除機1の移動を安定させる。なお、駆動輪26および従動輪28に支えられる自律型掃除機1の重心は、一対の駆動輪26と従動輪28とがなす三角形の内側に配置されていることが好ましい。その場合、自律型掃除機1が転倒する危険性は低下する。換言すると、自律型掃除機1は、より安定して移動することができる。従動輪28はなくても良い。
掃除部12は、本体2の底部に設けられている。掃除部12は、本体2の真下、およびその周囲の被掃除面fの塵埃を掃除する。掃除部12は、例えば、負圧を生じさせて塵埃を吸引する吸込掃除部31、および本体2の下方の床面を拭き掃除もしくは磨き掃除する拭き掃除部32のいずれかを含んでいる。
吸込掃除部31は、本体2の底面に設けられる吸込口34と、吸込口34に配置される回転ブラシ35と、回転ブラシ35を回転駆動させるブラシ用電動機36と、本体2の後部に設けられる塵埃容器37と、本体2内に収容されて塵埃容器37に流体的に接続される電動送風機38と、を備えている。
吸込口34は、電動送風機38が発生させる負圧によって空気とともに塵埃を吸い込む。吸込口34は、本体2の底部の前縁部23に配置されている。吸込口34は、本体2の幅方向に延びている。換言すると、吸込口34の左右方向の開口幅は、吸込口34の前後方向の開口幅よりも大きい。本体2の底面が自律走行時に被掃除面fに対向(対面)しているため、吸込口34は、被掃除面f上の塵埃、または回転ブラシ35が被掃除面fから掻き上げた塵埃を容易に吸い込むことができる。
回転ブラシ35の回転中心線は、自律型掃除機1の幅方向に向けられている。回転ブラシ35は、自律型掃除機1を被掃除面f上に走行可能な状態で置いたとき、被掃除面fに接触する。そのため、回転駆動する回転ブラシ35は、被掃除面f上の塵埃を掻き上げる。掻き上げられた塵埃は、吸込口34へ効率的に吸い込まれる。
ブラシ用電動機36は、回転ブラシ35を正転(前進時に自律型掃除機1の推進力を補助する方向)または逆転(後退時に自律型掃除機1の推進力を補助する方向)させる。
塵埃容器37は、電動送風機38が発生させる吸込負圧によって吸込口34から吸い込まれる塵埃を蓄積する。塵埃容器37は、塵埃を濾過捕集するフィルターや、遠心分離(サイクロン分離)や直進分離(直進する空気と塵埃との慣性力の差で塵埃と空気とを分離する分離方式)などの慣性分離によって塵埃を蓄積する分離装置である。塵埃容器37は、本体2へ着脱可能であり、また開閉可能である。使用者は、塵埃容器37を本体2から一時的に取り外して、塵埃容器37を開いて塵埃容器37に蓄積された塵埃を容易に廃棄したり、塵埃容器37を清掃したり、洗浄したりすることができる。
電動送風機38は、二次電池3の電力を消費して駆動する。電動送風機38は、塵埃容器37から空気を吸い込んで吸込負圧を生じさせる。塵埃容器37に発生した負圧は、吸込口34に作用する。本体2は、電動送風機38の排気(清浄な空気)を、本体2の外側へ流出させる排気口を有している。
拭き掃除部32は、本体2の底部、かつ吸込口34の真後ろに配置されている。拭き掃除部32は、例えば本体2の底面に着脱可能な不織布等の繊維材料製の拭き掃除シート39を備えている。拭き掃除シート39は、自律型掃除機1を被掃除面f上に走行可能な状態で置いたとき、被掃除面fに接触する。拭き掃除シート39は、駆動輪26が被掃除面fで空転しない程度の圧力で、被掃除面fに押し当てられていることが好ましい。拭き掃除シート39と本体2の底面との間には、発泡樹脂などの弾性部材が設けられている。この弾性部材は、拭き掃除シート39を被掃除面fに均一の圧力で押し当てる。
なお、吸込掃除部31と拭き掃除部32との配置の前後は逆であっても良い。つまり、図2のように、吸込掃除部31が本体2の底部の前縁部23に配置され、拭き掃除部32が吸込掃除部31の直後に配置されていても良いし、拭き掃除部32が本体2の底部の前縁部23に配置され、吸込掃除部31が拭き掃除部32の直後に配置されていても良い。いずれの配置関係であっても、吸込掃除部31および拭き掃除部32のいずれか一方は、前縁部23に沿って配置されている。換言すると、掃除部12は、本体2の底部において、最も前側に配置されている。
検知部13は、本体2の移動にともなって本体2に近づく被検知物O、または本体2に接触する被検知物Oを検知する。検知部13は、本体2に設けられて自律型掃除機1の周囲の画像を撮影するカメラ部41と、本体2に設けられて本体2が自律型掃除機1以外の物体、つまり被検知物Oに接近したことを検知する近接検知部42と、本体2に設けられて本体2が自律型掃除機1以外の物体、つまり被検知物Oに接触したことを検知する接触検知部43と、を含んでいる。
カメラ部41は、本体2の正面に設けられて、自律型掃除機1の前方、つまり前進時の走行方向を撮影する。
自律型掃除機1は、カメラ部41に代えて、または加えて、ステレオカメラとは異なる原理によって撮影範囲における奥行きの情報を得る距離測定装置45を備えていても良い。
近接検知部42は、例えば赤外線センサーや、超音波センサーである。赤外線センサーを利用する近接検知部42は、赤外線を発する発光素子と、光を受けとって電気信号に変換する受光素子と、を備えている。近接検知部42は、発光素子から赤外線を放ち、被検知物Oで反射される赤外線を受光素子で受光して電力に変換し、変換された電力が一定以上になると、被検知物Oが一定距離内に近づいたことを、本体2が被検知物Oに接触する以前に検知する。超音波センサーを利用する近接検知部42は、赤外線に代えて超音波を利用して被検知物Oを検知する。
接触検知部43は、いわゆるバンパーセンサーである。接触検知部43は、移動する本体2が被検知物Oに接触した際に、本体2への衝撃を緩和するバンパー22に連動している。バンパー22は、被検知物Oに接触した際に、本体2の内側へ向かって押し込まれるように変位する。接触検知部43は、このバンパー22の変位を検知して本体2が被検知物Oに接触したことを検知する。接触検知部43は、例えばバンパー22の変位によって入り、切りされるマイクロスイッチ、またはバンパー22の変位量を非接触で測定する赤外線センサーや、超音波センサーを含んでいる。
二次電池3は、移動部11、掃除部12、検知部13、および制御部15を含む自律型掃除機1の各部で消費される電力を蓄えている。二次電池3は、例えばリチウムイオン電池であり、充放電を制御する制御回路を有している。この制御回路は、二次電池3の充放電に関する情報を制御部15へ出力している。
次いで、自律型掃除機1の本体2について詳細に説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る自律型掃除機の本体の概略的な平面図である。
図4に示すように、本実施形態に係る自律型掃除機1の本体2は、超信地旋回する時の超信地旋回中心Cn1から本体2の前端51までの第一距離R1を半径とする第一円Ci1の外側領域OR1に突出する前半部52と、前半部52に連接する後半部53と、を有している。本体2の前半部52は、超信地旋回中心Cn1よりも前側の部位であって、本体2の後半部53は、超信地旋回中心Cn1よりも後ろ側の部位である。本体2の前端51は、超信地旋回中心Cn1を通って真正面に延びる仮想的な線分、つまり本体2の前後方向へ延びる中心線CLと本体2の前縁部23とが交わる部位である。
また、本体2の前後長、および本体2の最大幅は、実質的に第一距離R1の2倍である。換言すると、本体2は、一辺の長さが第一距離R1の2倍であって、各辺が前後左右に延びる仮想的な正方形に納まる。この正方形の対角線の交点は、超信地旋回中心Cn1に実質的に一致する。
さらに、信地旋回中心Cn2は、超信地旋回中心Cn1を通って、本体2を囲む仮想的な正方形を本体2の前後方向へ二等分する線分の上に配置される。
また、緩旋回中心Cn3は、超信地旋回中心Cn1を通って、本体2を囲む仮想的な正方形を本体2の前後方向へ二等分する線分の延長線上に配置される。緩旋回中心Cn3は、左右の信地旋回中心Cn2に挟まれる領域の外側に配置される。つまり、左側の緩旋回中心Cn3Lは、左の信地旋回中心Cn2Lよりも左側に配置され、右側の緩旋回中心は、右の信地旋回中心Cn2Rよりも左側に配置される。
前半部52は、平面視において、実質的に第一距離R1の2倍の横幅と、実質的に第一距離R1と同じ前後長を有する矩形に納まっている。前半部52は、直線状の前縁部23と、左右一対の直線状の側縁部55と、を有している。
前縁部23は、実質的に第一距離R1の2倍の長さを有している。前縁部23は、本体2の前端51を含み、かつ超信地旋回中心Cn1を通って本体2の前後方向へ延びる中心線CLに実質的に直交して直線状に延びている。換言すると、前縁部23は、本体2の左右方向、または幅方向へ延びている。自律型掃除機1が被掃除領域Aの境界、例えば壁Wfへ向かって真っ直ぐに前進すると、本体2の前縁部23は、壁Wfに正対して向き合い、対面し、対向する。そして、自律型掃除機1が前進して壁Wfに到達すると、本体2の前縁部23は、壁Wfに微小な隙間を隔てて、または壁Wfに接触した状態で壁Wfに倣う。したがって、本体2の底面、かつ本体2の前縁部23に沿って配置される掃除部12は、壁際を掃除することができる。
左右一対の側縁部55は、右側の駆動輪26を信地旋回中心Cn2Rにして信地旋回するときに信地旋回中心Cn2Rから遠い方の左側の側縁部55Lと、左側の駆動輪26を信地旋回中心Cn2Lにして信地旋回するときに信地旋回中心Cn2Lから遠い方の右側の側縁部55Rと、を含んでいる。左右それぞれの側縁部55は、実質的に第一距離R1と同じ長さを有している。
なお、自律型掃除機1は、本体2の前縁部23に正面へ向けて設けられる近接検知部42の検出結果や、前縁部23に設けられるバンパーの変位を検出する接触検知部43の検出結果に基づいて、本体2を壁際に接近させる。また、自律型掃除機1は、本体2の側縁部55に設けられる近接検知部42の検出結果や、側縁部55に設けられるバンパーの変位を検出する接触検知部43の検出結果に基づいて、本体2を壁際に接近させる。
前半部52は、信地旋回中心Cn2を中心とする第二円Ci2の外側領域OR2に突出する部位を有している。
つまり、前縁部23と側縁部55との連接部56は、信地旋回中心Cn2を中心とする第二円Ci2の外側領域OR2に配置されている。前縁部23の左側の一部23aL、左側の側縁部55Lの前側の一部55aL、および左側の連接部56Lを含む前半部52の左前側の一部52aLは、右側の第二円Ci2Rの外側領域OR2に位置している。前縁部23の右側の一部23aR、右側の側縁部55Rの前側の一部55aR、および右側の連接部56Rを含む前半部52の右前側の一部52aRは、は、左側の第二円Ci2Lの外側領域OR2に位置している。
本体2は、右方向へ旋回する場合であっても、左側へ旋回する場合であっても、同じような態様で旋回できることが好ましい。そこで、本体2は、左右対称な形状であることが好ましい。
後半部53は、超信地旋回中心Cn1を中心とし、超信地旋回中心Cn1から側縁部55L、55Rの後端までの距離を半径とする第三円の内側領域に納まっている。超信地旋回中心Cn1から側縁部55L、55Rの後端までの距離は、実質的に第一距離R1に等しい。
図4に、被掃除領域Aを画定し、かつ直交する2つの壁W、つまり被掃除領域Aの隅(角)を二点鎖線で示す。正面の壁Wfは、自律型掃除機1の本体2の真正面に位置し、右側方の壁Wrは、自律型掃除機1の本体2の右側方に第一最短距離D1を隔てて位置している。自律型掃除機1は、本体2の直線状の前縁部23を微小な隙間を隔てて壁Wfに寄せた状態、または前縁部23を壁Wfに接触させた状態で壁際を掃除する。掃除部12が本体2の前縁部23に沿って配置されているため、自律型掃除機1は、壁際を確実に掃除することができる。前縁部23を微小な隙間を隔てて壁Wfに寄せた状態、または前縁部23を壁Wfに接触させた状態を、以下、単に「前縁部23が壁際に沿った状態」と言う。
ところが、自律型掃除機1は、図4に示すように、前縁部23が壁際に沿った状態で、その場で進行方向を変えることが難しい。換言すると、自律型掃除機1は、前縁部23が壁際に沿った状態で超信地旋回することが難しい。前縁部23が壁際に沿った状態では、第一円Ci1の外側領域OR1に突出する部位が壁Wf、Wrに接して自律型掃除機1の超信地旋回を阻害する。
そこで、自律型掃除機1は、側縁部55が臨む方向にある障害物、ここでは右側の壁Wrと側縁部55との第一最短距離D1に基づいて、本体2を超信地旋回、信地旋回、または緩旋回して進行方向を変化させる。図4に示すような状況では、自律型掃除機1は、右側方の壁Wrから遠い方の緩旋回中心Cn3、つまり左側の緩旋回中心Cn3Lを時計回りに緩旋回して壁際から離脱する。このとき、連接部56L、56Rを含む本体2の前縁部23および左側の側縁部55Lは、正面の壁Wfから遠ざかるような軌跡を描いて移動する。
図5Aから図5Dは、本発明の実施形態に係る自律型掃除機の掃除手順の一例である。
本実施形態に係る自律型掃除機1は、図4および図5Aから図5Dに示す手順で被掃除領域の隅を掃除する。
先ず図4に示すように、自律型掃除機1は、被掃除領域Aの隅に進入し、正面の壁Wfの壁際を掃除する。そして、図5Aに示すように、自律型掃除機1は、左側の緩旋回中心Cn3Lを時計回りに緩旋回して壁際から離脱する。つまり、自律型掃除機1は、前半部52を右の壁Wrへ向けるようにして緩旋回して壁際から離脱する。
図5Bに示すように、壁際で緩旋回した自律型掃除機1は、本体2の正面の向きを180度転換する。つまり、本体2の後半部53は、正面の壁Wfを向く。なお、自律型掃除機1は、後半部53が正面の壁Wfを向くまで緩旋回をし続ける必要はない。つまり、自律型掃除機1は、右側の側縁部55Rが右の壁Wrから遠ざかり、信地旋回または超信地旋回を行っても、いずれの壁Wにも接触しないことが明らかになった時点で、信地旋回または超信地旋回を行って後半部53を正面の壁Wfへ向け、その後に後退して正面の壁Wfの壁際に後半部53を接近させても良い。
次いで、図5Cに示すように、自律型掃除機1は、正面の壁Wfの壁際で反時計回りに超信地旋回する。壁際で超信地旋回した自律型掃除機1は、本体2の正面の向きを90度転換する。つまり、本体2の前半部52は、右側方の壁Wrを向く。
次いで、図5Dに示すように、自律型掃除機1は、被掃除領域Aの隅に進入し、右側方の壁Wrの壁際を掃除する。しかして、被掃除領域Aの隅が掃除される。自律型掃除機1は、被掃除領域Aの隅を掃除した後、一旦後退して時計回りに超信地旋回して被掃除領域Aの隅から離脱して、移動を継続する。
なお、本体2は、左右対称な形状を有しているので、壁Wが本体2の正面と左側方とにあった場合であっても、右側の緩旋回中心Cn3Rを反時計回りに緩旋回することで、自律型掃除機1は、その場を容易に離脱することができる。したがって、自律型掃除機1は、図4に示すように隅を本体2の右側方に見た状態、および隅を本体2の左側方に見た状態の双方で、被掃除領域Aの隅を掃除できる。そのため、自律型掃除機1は、定幅図形状の本体を有する従来の掃除機に比べて、被掃除領域Aの隅をより奥まで掃除することができる。
ところで、信地旋回中心Cn2から前半部52のうち最も遠い部位、具体的には連接部56までの最大信地旋回半径R2maxが、信地旋回中心Cn2から障害物としての壁までの第二最短距離D2より小さい場合には、自律型掃除機1は、本体2を壁に接触させることなく信地旋回して進行方向を変化させることができる。
信地旋回中心Cn2から障害物としての壁までの第二最短距離D2は、図4の場合には、信地旋回中心Cn2から側縁部55までの最短距離と、側縁部55から壁までの第一最短距離D1との和に等しい。
つまり、図4において、左側の信地旋回中心Cn2Lから前半部52のうち最も遠い部位、具体的には右側の連接部56Rまでの最大信地旋回半径R2maxLが、信地旋回中心Cn2Lから右側の壁Wrまでの第二最短距離D2より小さい場合には、自律型掃除機1は、本体2を壁Wrに接触させることなく信地旋回して進行方向を変化させることができる。
しかしながら、信地旋回中心Cn2から連接部56までの最大信地旋回半径R2maxが、信地旋回中心Cn2から障害物までの第二最短距離D2以上の場合には、自律型掃除機1は、本体2を壁に接触させることなく信地旋回して進行方向を変化させることができない。
そこで、信地旋回中心Cn2から連接部56までの最大信地旋回半径R2maxが、信地旋回中心Cn2から障害物までの第二最短距離D2以上の場合には、自律型掃除機1は、図5Aのように緩旋回して進行方向を変化させる。
緩旋回する時の緩旋回半径R3は、側縁部55から壁までの第一最短距離D1に基づいて設定される。図4の場合には、緩旋回半径R3は、右側の側縁部55Rから右側の壁Wtまでの第一最短距離D1に基づいて設定される。なお、緩旋回半径R3は、緩旋回中心Cn3から超信地旋回中心Cn1までの距離とする。
緩旋回半径R3は、実験的に定めておくことができる。すなわち、自律型掃除機1と障害物との第一最短距離D1を変更しつつ、本体2を障害物に接触させることのない緩旋回半径R3を実験的に取得する。この実験結果から第一最短距離D1の大小に対応して緩旋回半径R3を定める対応関係が作成される。この対応関係は、表に纏めて制御部15に記憶される。対応関係は、例えば、第一最短距離D1が5ミリメートルより大きく10ミリメートルより小さい範囲では、緩旋回半径R3は400ミリメートル、第一最短距離D1が10ミリメートルより大きく20ミリメートルより小さい範囲では、緩旋回半径R3は300ミリメートル、のように設定される。第一最短距離D1が小さくなるほど、大きい緩旋回半径R3が設定される。このように設定される対応関係によって、自律型掃除機1は、壁の近くで容易に進行方向を変更することができる。
なお、自律型掃除機1は、本体2が障害物に近づきすぎている状態、例えば、第一最短距離D1が5ミリメートル以下の場合には、障害物の近くにおける緩旋回を行わず、前半部52を障害物から遠ざけ、後半部53を障害物へ向けるようにして超信地旋回を行い、進行方向を変更する。
また、緩旋回半径R3は、都度の演算によって求めることもできる。つまり、緩旋回する時の緩旋回中心Cn3の位置は、緩旋回中心Cn3から前半部52のうち最も遠い部位、具体的には連接部56までの最大緩旋回半径R3maxが、緩旋回中心Cn3から障害物までの第三最短距離D3よりも小さくなるよう設定される。図4の場合には、緩旋回中心Cn3の位置は、左側の緩旋回中心Cn3Lから右側の連接部56Rまでの最大緩旋回半径R3maxLが、緩旋回中心Cn3Lから右側の壁Wrまでの第三最短距離D3よりも小さくなるよう設定される。
つまり、緩旋回半径R3は、[数1]から算出される。
[数1]
D3>R3max
D3=R3+R1+D1
R3max=√((R3+R1)+R1
∴(R3+R1+D1)>√((R3+R1)+R1
超信地旋回中心Cn1から前端51までの第一距離R1は、本体2の大きさから既知である。
自律型掃除機1と障害物との第一最短距離D1は、例えば、側縁部55から障害物までの距離を非接触で測定する赤外線センサーや、超音波センサーで測定される測定値である。
なお、自律型掃除機1は、緩旋回半径R3が本体2の幅寸法の例えば10倍を超える場合、緩旋回半径R3が被掃除領域Aの差し渡し寸法を超える場合、または本体2と障害物との第一最短距離D1が本体2の幅寸法の例えば10分の1以下の場合には、緩旋回半径R3が大きくなり過ぎることを避けるために、障害物の近くにおける緩旋回を行わず、前半部52を障害物から遠ざけ、後半部53を障害物へ向けるようにして超信地旋回を行い、進行方向を変更する。
自律型掃除機1は、前後方向へ容易に移動できる一方で、真横へ容易に移動できない。そのため、信地旋回または超信地旋回を阻害する壁Wが本体2の正面にある場合には、後退すれば、自律型掃除機1は、正面の壁Wfに邪魔されずに旋回できる。しかしながら、信地旋回または超信地旋回を阻害する壁Wが本体2の側方にある場合には、自律型掃除機1は、側方の壁Wと本体2との間に旋回のための隙間を隔てるよう、真横へ移動できない。そこで、自律型掃除機1は、緩旋回中心Cn3の回りに緩旋回することで、容易に転進することができる。
図6は、本発明の実施形態に係る自律型掃除機のブロック図である。
図2から図3に加えて図6に示すように、本実施形態に係る自律型掃除機1は、移動部11の電動機27、吸込掃除部31のブラシ用電動機36および電動送風機38、検知部13、制御部15、および二次電池3に加えて通信部61を備えている。
通信部61は、充電台5に赤外線信号を送信する、例えば赤外線発光素子を含む送信部61aと、および充電台5やリモートコントローラーからの赤外線信号を受信する、例えばフォトトランジスタを含む受信部61bと、を備えている。
検知部13のカメラ部41は、例えばデジタルカメラである。つまり、カメラ部41は、撮影した画像を電気信号に変換する撮像素子41a(イメージセンサー、図示省略)と、撮像素子41aに像を結ぶ(生じさせる)光学系41bと、を備えている。撮像素子41aは、例えば、CCDイメージセンサー(Charge-Coupled Device image sensor)や、CMOSイメージセンサー(Complementary metal-oxide-semiconductor image sensor)である。そのため、自律型掃除機1は、カメラ部41で撮影した画像のデジタルデータを即座に取り扱うことができる。つまり、カメラ部41で撮影される画像は、例えば画像処理回路を利用することで所定のデータ形式に圧縮したり、二値画像に変換したり、グレースケールに変換したりすることができる。カメラ部41は、例えば可視光領域の画像を撮影する。可視光領域の画像は、例えば赤外領域の画像に比べて画質が良好であり、複雑な画像処理を施すことなく使用者に視認可能な情報を容易に提供できる。
カメラ部41は、いわゆるステレオカメラである。カメラ部41は、撮影する画像が、自律型掃除機1の幅方向の中心線を延長した前方の位置を含む撮影範囲で重なり合っている。カメラ部41は、撮影範囲における奥行き(自律型掃除機1からみた離間距離)の情報を得ることができる。奥行きの情報を含む画像を「距離画像」と呼ぶ。
カメラ部41には、LED(Light Emitting Diode)や電球などの照明装置が併設されていても良い。照明装置は、カメラ部41の撮影範囲の一部または全部を照らす。照明装置は、家具などの障害物の陰のような暗い場所や、夜間などの暗い環境下であっても、カメラ部41による適切な画像の取得を可能にする。
撮像素子41aの受光面には、多数の画素が並べられている。受光面の各画素は、受けた光を電気信号に変換する。各画素が受けた光の情報を各画素の位置に応じて統合させることで、カメラ部41が撮影した景色を表す画像が得られる。一般的な撮像素子41aは、カラー画像を撮影する。カラー画像は、例えば赤、緑、および青の三つの色を混ぜて表現される。
距離測定装置45は、奥行きの情報を得ようとする範囲に光を照射する発光部45aと、発光部45aから照射された光の反射光を受光する受光部45bと、を備えている。自律型掃除機1は、発光部45aの発光開始から受光部45bで反射光を受光するまでの時間差に基づいて自律型掃除機1から被検知物Oまでの距離情報を取得できる。発光部45aは、例えば赤外線や、可視光を照射する。
制御部15は、例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU、図示省略)、中央処理装置で実行(処理)される各種演算プログラム、パラメータなどを記憶する補助記憶装置(例えば、Read Only Memory、ROM、図示省略)、プログラムの作業領域が動的に確保される主記憶装置(例えば、Random access memory、RAM、図示省略)を備えている。補助記憶装置は、例えば不揮発性メモリのように書き換え可能なものであることが好ましい。
制御部15は、移動部11の電動機27、吸込掃除部31のブラシ用電動機36および電動送風機38、検知部13、二次電池3、および通信部61に電気的に接続されている。制御部15は、通信部61を介して充電台5、およびリモートコントローラーから受信する指令に応じて移動部11の電動機27、吸込掃除部31のブラシ用電動機36および電動送風機38、検知部13、二次電池3を制御する。
制御部15は、自律型掃除機1の自律移動を制御する自律移動制御部71と、検知部13の動作を制御する検知制御部72と、を含んでいる。自律移動制御部71、および検知制御部72は、演算プログラムである。
自律移動制御部71は、被掃除領域Aの環境地図情報(Environment Map、図示省略)を記憶する地図情報記憶部73と、移動部11を制御して本体2を自律で移動させる移動制御部78と、吸込掃除部31のブラシ用電動機36、および電動送風機38の動作を制御する掃除制御部79と、を備えている。
地図情報記憶部73は、補助記憶装置に確保される記憶領域に構築されたデータの集合であって、適宜のデータ構造を有している。地図情報記憶部73は、補助記憶装置から主記憶装置に読み込まれて利用され、適宜の更新を経て、補助記憶装置へ上書きされる。
環境地図情報は、自律型掃除機1の自律移動に用いられる情報であり、少なくとも掃除対象となる場所において、自律型掃除機1が移動可能な領域の形状を含む情報である。環境地図情報は、例えば整然と配列された一辺10センチメートルの矩形の集合として構築されている。環境地図情報は、自律型掃除機1の使用に際して、事前に準備されるものであっても良いし、Simultaneous Localization and Mapping(SLAM)によって自己位置推定と同時に作成されるものであっても良い。環境地図情報は、掃除運転にともなう移動の過程で作成、および更新されても良い。SLAMで環境地図情報を作成する場合には、自律型掃除機1は、検知部13の他に、エンコーダなどの種々のセンサーを備えていることが好ましい。移動制御部78は、これら検知部13および種々のセンサーから取得する情報に基づいて環境地図情報を作成する。
移動制御部78は、環境地図情報および検知制御部72の検知結果に基づいて移動部11を制御して自律型掃除機1を自律で移動させる。移動制御部78は、電動機27に流れる電流の大きさ、および向きを制御して、電動機27を正転、または逆転させる。移動制御部78は、電動機27を正転、または逆転させることで、駆動輪26の駆動を制御している。
また、移動制御部78は、検知制御部72の検知結果、例えば、近接検知部42の検出結果に基づいて、被掃除領域A内の障害物を回避したり、被掃除領域Aの境界、つまり壁際と本体2との間に所要の隙間を隔てつつ壁際に沿って移動したりする。さらに、移動制御部78は、検知制御部72の検知結果、例えば、接触検知部43の検出結果に基づいて、障害物や壁のギリギリまで接近して障害物の際や壁際を掃除する。
掃除制御部79は、ブラシ用電動機36、および電動送風機38を個別に制御する。
検知制御部72は、カメラ部41の動作を制御する。検知制御部72は、所定の時間間隔毎にカメラ部41に画像を撮影させる。検知制御部72は、カメラ部41で撮影された画像を検知結果記憶部81に記憶する。カメラ部41で撮影された画像は、検知結果記憶部81は、主記憶装置に確保されている。検知結果記憶部81は、カメラ部41で撮影された画像を記憶する。検知結果記憶部81は、複数の画像を記憶可能な容量を有している。
検知結果記憶部81は、カメラ部41で撮影された画像を表す画像情報を無加工で記憶しても良いし、画像の解析処理に必要な情報を残す限りにおいてデータサイズを減らすように加工した画像情報を記憶しても良い。検知結果記憶部81に記憶される画像情報は、例えば、カメラ部41で撮影された画像をグレースケールに変換した画像(以下、カメラ部41で撮影された元の画像と同じく画像と呼ぶ。)であっても良い。グレースケール画像の場合には、画像の画素値は輝度値と一致する。グレースケールに変換した画像を保存する場合には、制御部15は、元画像を記憶する場合に比べて、検知結果記憶部81に割り当てるメモリ領域の容量(リソース)を少量で済ませることが可能である。また、グレースケールに変換した画像を以後の解析処理に使用する場合には、制御部15は、元画像を処理する場合に比べて中央処理装置の負荷を軽減できる。画像のグレースケール化を含む画像処理は、カメラ部41で実行されても良い。カメラ部41で画像処理を実行することによって、中央処理装置の負荷が軽減される。
また、検知制御部72は、照明装置の点灯と消灯とを制御する。照明装置は、画像を明るくして解析処理の容易化と精度向上とを容易にする。
さらに、検知制御部72は、近接検知部42の検出結果、つまり被検知物Oが本体2に接近したこと、およびその時の被検知物Oと本体2との離間距離を検知結果記憶部81に記憶する。
また、検知制御部72は、接触検知部43の検出結果、つまり被検知物Oが本体2に接触したことを検知結果記憶部81に記憶する。
以上のように、本実施形態に係る自律型掃除機1は、側縁部55が臨む方向にある障害物と側縁部55との第一最短距離D1に基づいて、本体2を超信地旋回、信地旋回、または緩旋回して進行方向を変化させる。そのため、自律型掃除機1は、定幅図形状の本体を備える従来の自律型掃除機に比べて、被掃除領域Aの壁際の塵埃をより確実に掃除できる一方で、被掃除領域Aの壁際から容易に離脱して転進することができる。
また、自律型掃除機1は、信地旋回中心Cn2から前半部52のうち最も遠い部位、本実施形態においては連接部56までの最大信地旋回半径R2maxが、信地旋回中心Cn2から障害物までの第二最短距離D2よりも小さい場合には、緩旋回して進行方向を変化させる。そのため、自律型掃除機1は、超信地旋回および信地旋回を行った場合には壁や障害物に触れてしまうような壁際や障害物の近くにおいて、定幅図形状の本体を備える従来の自律型掃除機に見劣りすることなく、容易に離脱して転進することができる。
さらに、自律型掃除機1は、緩旋回する時の緩旋回半径R3を、障害物と側縁部55との第一最短距離D1に基づいて設定する。そのため、自律型掃除機1は、不必要に大きな緩旋回半径R3で緩旋回することなく、適宜の緩旋回半径R3で緩旋回することが可能であって、小回りが利く。
また、自律型掃除機1は、第一最短距離D1の大小に対応して緩旋回半径R3を定める対応関係を記憶する。そのため、自律型掃除機1は、緩旋回半径R3を都度演算処理する場合に比べて制御部15における処理負担を軽減できる。
さらに、自律型掃除機1は、緩旋回中心Cn3から前半部52のうち最も遠い部位までの最大緩旋回半径R3maxが、緩旋回中心Cn3から障害物までの第三最短距離D3よりも小さくなるよう緩旋回半径R3を算出しても良い。そのため、自律型掃除機1は、第一最短距離D1の大小に対応して好適な緩旋回半径R3で緩旋回することが可能であって、小回りが利く。
したがって、本実施形態に係る自律型掃除機1によれば、被掃除領域Aの壁際における掃除能力に優れ、かつ被掃除領域Aの壁際から円滑に脱して転進できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…自律型掃除機、2…本体、3…二次電池、5…充電台、6…電源コード、11…移動部、12…掃除部、13…検知部、15…制御部、21…本体ケース、22…バンパー、23…前縁部、23aL、23aR…前縁部の一部、26…駆動輪、27…電動機、28…従動輪、31…吸込掃除部、32…拭き掃除部、34…吸込口、35…回転ブラシ、36…ブラシ用電動機、37…塵埃容器、38…電動送風機、39…掃除シート、41…カメラ部、41a…撮像素子、41b…光学系、42…近接検知部、43…接触検知部、45…距離測定装置、45a…発光部、45b…受光部、51…前端、52…前半部、52a…前半部の一部、53…後半部、55、55L、55R…側縁部、55aL、55aR…側縁部の一部、56、56L、56R…連接部、61…通信部、61a…送信部、61b…受信部、71…自律移動制御部、72…検知制御部、73…地図情報記憶部、78…移動制御部、79…掃除制御部、81…検知結果記憶部。

Claims (4)

  1. 本体と、
    前記本体の底面に設けられる掃除部と、
    前記本体を移動させる移動部と、
    前記移動部を制御して前記本体を自律で移動させる制御部と、を備え、
    前記本体は、超信地旋回する時の超信地旋回中心から前端までの第一距離を半径とする第一円の外側領域に突出し、かつ前記超信地旋回中心よりも前側に位置する前半部を有し、
    前記前半部は、直線状の前縁部と、信地旋回する時の信地旋回中心から遠い方の側縁部と、を有し、
    前記掃除部は、前記前縁部に沿って配置されて前記本体の幅方向へ延びる吸込口を有し、
    前記制御部は、
    前記側縁部が臨む方向にある障害物である壁と前記側縁部との第一最短距離に基づいて、前記本体を超信地旋回、信地旋回、または緩旋回して進行方向を変化させ、かつ
    前記信地旋回中心から前記前半部のうち最も遠い部位までの最大信地旋回半径が、前記信地旋回中心から前記壁までの第二最短距離以上の場合には、超信地旋回または信地旋回すると前記前半部が前記壁に接触する旋回方向へ緩旋回して進行方向を変化させる自律型掃除機。
  2. 前記緩旋回する時の緩旋回半径は、前記第一最短距離に基づいて設定される請求項1に記載の自律型掃除機。
  3. 前記制御部は、前記第一最短距離の大小に対応して前記緩旋回半径を定める対応関係を記憶する請求項2に記載の自律型掃除機。
  4. 前記緩旋回する時の緩旋回中心の位置は、前記緩旋回中心から前記前半部のうち最も遠い部位までの最大緩旋回半径が、前記緩旋回中心から前記障害物までの第三最短距離よりも小さくなるよう設定される請求項1に記載の自律型掃除機。
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