JP7230517B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明の一つの形態は、電子部品に関する。
特許文献1には、セラミック素体と、外部電極とを備えるセラミック電子部品が開示されている。外部電極は、金属電極層と、絶縁性樹脂層と、導電性樹脂層とを備える。導電性樹脂層は、外部電極の撓みを吸収し、熱衝撃によるクラックの発生を抑制する。絶縁性樹脂層は、外部電極に占める高価な導電性樹脂層の割合を低くすることができる。この結果、上記セラミック電子部品では、信頼性及び経済性を向上させることができる。
国際公開第2014/024593号
上記セラミック電子部品では、絶縁性樹脂層及び導電性樹脂層がセラミック素体の表面まで達しておらず、金属電極層の一部が露出している。このため、金属電極層が酸化し、金属電極層と導電性樹脂層との間に金属酸化層が形成される。金属酸化層は、機械的強度が低いため、金属酸化層の内部もしくは金属酸化層と導電性樹脂層間にクラックが生じやすく、このクラックを起点として金属電極層と絶縁樹脂層との間もしくは絶縁樹脂層と導電樹脂層との間で剥離が生じる場合がある。
本発明の一つの態様は、外部電極の剥離を抑制可能な電子部品を提供する。
本発明の一つの態様に係る電子部品は、セラミックを含む素体と、外部電極と、を備え、外部電極は、素体上に配置されている焼結金属層と、焼結金属層上に配置されている絶縁性樹脂層と、絶縁性樹脂層上に配置されている導電性樹脂層と、を有し、焼結金属層の第1外縁部は、絶縁性樹脂層から露出しており、導電性樹脂層の第2外縁部は、第1外縁部を覆い、素体と接している。
上記一つの態様では、導電性樹脂層は、絶縁性樹脂層から露出している焼結金属層の第1外縁部を覆い、素体と接している第2外縁部を有している。このため、焼結金属層の酸化を抑制できる。これにより、外部電極の剥離を抑制できる。
上記一つの態様では、導電性樹脂層の外縁と焼結金属層の外縁との間の距離は、50μm以上であってもよい。この場合、焼結金属層の第1外縁部と、導電性樹脂層の第2外縁部との間に酸素が侵入することを確実に抑制できる。これにより、外部電極の剥離を更に抑制できる。
上記一つの態様では、絶縁性樹脂層の厚みは、導電性樹脂層の厚みと絶縁性樹脂層の厚みとの和の30%以上95%以下であってもよい。絶縁性樹脂層は、硬い金属成分を含まない。したがって、導電性樹脂層と比べて、絶縁性樹脂層では、外部電極に加わる応力の緩和効果が高い。このため、絶縁性樹脂層の厚みを30%以上とすることによって、外部電極に対する応力の緩和効果を高めることができる。絶縁性樹脂層の厚みを95%以下とすることによって、外部電極の導電性を確保することができる。
上記一つの態様では、絶縁性樹脂層は、熱硬化性樹脂を含み、熱硬化性樹脂のガラス転移温度は、150℃以上であってもよい。この場合、外部電極の耐熱性が向上するので、熱衝撃に対する信頼性が向上する。
上記一つの態様では、前記素体は、互いに対向する一対の主面と、前記一対の主面と隣り合う端面と、を有し、前記外部電極は、前記一対の主面の少なくともいずれか一方、及び前記端面に配置されていてもよい。この場合、熱衝撃によって外部電極に加わる応力を緩和することができる。これにより、クラックの発生が抑制されるので、外部電極の剥離が抑制される。
上記一つの態様では、外部電極は、前記一対の主面のそれぞれに配置されていてもよい。この場合、熱衝撃によって外部電極に加わる応力を緩和することができる。これにより、クラックの発生が抑制されるので、外部電極の剥離が抑制される。
上記一つの態様では、素体は、互いに対向し、かつ、前記一対の主面及び前記端面と隣り合う一対の側面を更に有し、前記外部電極は、前記一対の側面にも配置されていてもよい。この場合、熱衝撃によって外部電極に加わる応力を更に緩和することができる。これにより、クラックの発生が更に抑制されるので、外部電極の剥離が更に抑制される。
上記一つの態様では、前記第1外縁部及び前記第2外縁部は、前記一対の主面の少なくともいずれか一方に配置されていてもよい。この場合、一対の主面の少なくともいずれか一方において焼結金属層の酸化を抑制できる。これにより、外部電極の剥離を抑制できる。
本発明の一つの態様によれば、外部電極における剥離の発生を抑制可能な電子部品が提供される。
一実施形態に係る電子部品を示す斜視図である。 図1の電子部品を示す断面図である。 図1の電子部品を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る電子部品を示す斜視図である。図2及び図3は、図1の電子部品を示す断面図である。図1~図3に示されるように、実施形態に係る電子部品1は、セラミックを含む素体3と、一対の外部電極5と、を備えている。電子部品1は、例えば積層セラミックコンデンサである。電子部品1は、例えば、圧電素子であってもよい。
素体3は、直方体形状を呈している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。素体3は、外表面として、互いに対向している一対の主面3aと、互いに対向している一対の側面3cと、互いに対向している一対の端面3eと、を有している。各主面3a、各側面3c、及び各端面3eは、矩形状を呈している。一対の主面3aが対向している方向が第1方向D1であり、一対の側面3cが対向している方向が第2方向D2であり、一対の端面3eが対向している方向が第3方向D3である。
第1方向D1は、各主面3aに直交する方向である。第2方向D2は、各側面3cに直交する方向である。第3方向D3は、各端面3eに直交する方向である。第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3は、互いに交差(ここでは、直交)している。第1方向D1は素体3の高さ方向である。第2方向D2は素体3の幅方向である。第3方向D3は素体3の長さ方向である。本実施形態では、素体3の長さ(第3方向D3での長さ)は、素体3の高さ(第1方向D1での長さ)、及び、素体3の幅(第2方向D2での長さ)よりも大きい。素体の長さは、例えば5.7mmであり、素体3の高さは、例えば2.75mmであり、素体3の幅は、例えば5.0mmである。
一対の主面3aは、一対の側面3cの間を連結するように第2方向D2に延在している。一対の主面3aは、一対の端面3eの間を連結するように第3方向D3にも延在している。一対の側面3cは、一対の主面3aの間を連結するように第1方向D1に延在している。一対の側面3cは、一対の端面3eの間を連結するように第3方向D3にも延在している。一対の端面3eは、一対の主面3aの間を連結するように第1方向D1に延在している。一対の端面3eは、一対の側面3cの間を連結するように第2方向D2にも延在している。
各主面3aは、一対の側面3c及び一対の端面3eのそれぞれと隣り合っている。各側面3cは、一対の主面3a及び一対の端面3eのそれぞれと隣り合っている。各端面3eは、一対の主面3a及び一対の側面3cのそれぞれと隣り合っている。
素体3は、積層された複数の誘電体層を含んでいる。複数の誘電体層の積層方向は、一対の主面3aが対向している方向、つまり第1方向D1と一致している。各誘電体層は、例えば誘電体材料(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系などの誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成されている。実際の素体3では、各誘電体層は、各誘電体層の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
電子部品1は、電子機器(例えば、回路基板又は電子部品など)に、はんだ実装される。電子部品1は、焼結金属又は導電性接着剤によって実装されてもよい。電子部品1では、一方の主面3aが、電子機器に対向する実装面とされる。
電子部品1は、図2及び図3に示されるように、内部導体として、それぞれ複数の内部電極7,9を備えている。内部電極7,9は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料からなる。導電性材料として、卑金属(例えば、Ni又はCuなど)が用いられる。内部電極7,9は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。本実施形態では、内部電極7,9は、Niからなる。
内部電極7と内部電極9とは、積層方向(つまり、第1方向D1)において異なる位置(層)に配置されている。すなわち、内部電極7と内部電極9とは、素体3内において、積層方向に間隔を有して対向するように交互に配置されている。内部電極7と内部電極9とは、互いに極性が異なる。内部電極7,9の一端部は、一対の端面3eのうちの対応する一つの端面3eに露出している。
一対の外部電極5は、素体3における端面3e側(端面3e及びその周辺)に、すなわち素体3の第3方向D3での端部にそれぞれ配置されている。一対の外部電極5は、互いに離間している。各外部電極5は、各主面3a上に配置されている電極部5aと、各側面3c上に配置されている電極部5cと、一対の端面3eのうちの対応する一つの端面3eに配置されている電極部5eと、を有している。外部電極5は、一対の主面3a、一対の側面3c、及び一つの端面3eの五つの面に形成されている。互いに隣り合う電極部5a,5c,5e同士は、物理的及び電気的に接続されている。
電極部5eは、対応する内部電極7,9の端面3eに露出した一端部をすべて覆っている。内部電極7,9は、対応する電極部5eに直接的に接続されている。内部電極7,9は、対応する外部電極5に電気的に接続されている。
外部電極5は、図2及び図3に示されるように、素体3上に配置されている焼結金属層E1と、焼結金属層E1上に配置されている絶縁性樹脂層E2と、絶縁性樹脂層E2上に配置されている導電性樹脂層E3と、導電性樹脂層E3上に配置されている第1めっき層E4と、第1めっき層E4上に配置されている第2めっき層E5と、を有している。第2めっき層E5は、外部電極5の最外層を構成している。外部電極5は、五層構造を有している。
焼結金属層E1は、一対の主面3a、一対の側面3c、及び一つの端面3eの五つの面を覆うように形成されている。焼結金属層E1の外縁部E1a(第1外縁部)は、一対の主面3a及び一対の側面3cのそれぞれに配置されている。外縁部E1aは、絶縁性樹脂層E2から露出している。外縁部E1aは、全周にわたって絶縁性樹脂層E2から露出している。つまり、第1方向D1及び第2方向D2から見て、焼結金属層E1の外縁E1bは、絶縁性樹脂層E2の外縁E2bよりも素体3の内側に位置している。焼結金属層E1は、絶縁性樹脂層E2を形成するための下地金属層でもある。
焼結金属層E1は、金属成分及びガラス成分を含んでいる。金属成分は、例えばCuである。金属成分は、Niであってもよい。このように、焼結金属層E1は、卑金属を含んでいる。焼結金属層E1は、導電性ペーストを素体3の表面に付与して焼き付け、金属成分を焼結させることにより形成されている。導電性ペーストには、例えば、Cu、Ni等の金属粉末に、ガラス成分、有機バインダ、及び有機溶剤を混合したものが用いられる。
絶縁性樹脂層E2は、焼結金属層E1の外縁部E1a以外の全体を覆っている。絶縁性樹脂層E2は、一対の主面3a、一対の側面3c、及び一つの端面3eの五つの面上に配置されている。絶縁性樹脂層E2は、素体3から離間している。絶縁性樹脂層E2は、素体3とは接していない。
絶縁性樹脂層E2は、例えば、熱硬化性樹脂を含んでいる。熱硬化性樹脂のガラス転移温度(Tg)は、例えば150℃以上である。熱硬化性樹脂は、例えば、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、又はポリイミド樹脂である。絶縁性樹脂層E2は、紫外線硬化型樹脂、又は熱可塑性樹脂等を含んでいてもよい。絶縁性樹脂層E2は、フィラーを含んでいない。絶縁性樹脂層E2は、焼結金属層E1上に付与された絶縁性樹脂を硬化させることにより形成されている。絶縁性樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂、有機バインダ、及び有機溶剤を混合したものが用いられる。
導電性樹脂層E3は、絶縁性樹脂層E2の全体と、焼結金属層E1の外縁部E1aと、素体3の一部と、を覆っている。導電性樹脂層E3の外縁部E3a(第2外縁部)は、焼結金属層E1の外縁部E1aを覆い、素体3の一部と接している。ここで、素体3の一部とは、各主面3a及び各側面3cの一部である。つまり、外縁部E3aは、外縁部E1aと同様に、各主面3a及び各側面3cに配置されている。外縁部E3aは、外縁部E1aの全周を覆っている。第1方向D1及び第2方向D2から見て、導電性樹脂層E3の外縁E3bは、焼結金属層E1の外縁E1b及び絶縁性樹脂層E2の外縁E2bよりも素体3の内側に位置している。
導電性樹脂層E3は、金属成分及び樹脂成分を含んでいる。金属成分は、例えばAg、Cuである。樹脂成分は、例えば、熱硬化性樹脂である。熱硬化性樹脂は、例えば、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、又はポリイミド樹脂である。樹脂成分は、紫外線硬化型樹脂、又は熱可塑性樹脂等の樹脂であってもよい。樹脂成分は、絶縁性樹脂層E2に含まれる樹脂と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
導電性樹脂層E3は、絶縁性樹脂層E2の全体、一対の主面3aの一部、及び一対の側面3cの一部に付与された導電性樹脂を硬化させることにより形成されている。導電性樹脂としては、例えば、導電性粒子、熱硬化性樹脂、有機バインダ、及び有機溶剤を混合したものが用いられる。導電性粒子としては、例えば、Ag粉末、Cu粉末、又は被覆粒子などが用いられる。被覆粒子は、例えば、樹脂粒子と、樹脂粒子の表面を被覆するAg又はCu等の金属層と、を有する。
第1めっき層E4は、導電性樹脂層E3上にめっき法により形成されている。本実施形態では、第1めっき層E4は、導電性樹脂層E3上にNiめっきにより形成されたNiめっき層である。第1めっき層E4は、Snめっき層、Cuめっき層、又はAuめっき層であってもよい。このように、第1めっき層E4は、Ni、Sn、Cu、又はAuを含んでいる。
第2めっき層E5は、第1めっき層E4上にめっき法により形成されている。本実施形態では、第2めっき層E5は、第1めっき層E4上にSnめっきにより形成されたSnめっき層である。第2めっき層E5は、Cuめっき層、Pdめっき層又はAuめっき層であってもよい。このように、第2めっき層E5は、Sn、Cu、Pd又はAuを含んでいる。第1めっき層E4と第2めっき層E5とは、導電性樹脂層E3に形成されるめっき層を構成している。すなわち、本実施形態では、導電性樹脂層E3に形成されるめっき層は、二層構造を有している。
各電極部5a,5c,5eは、焼結金属層E1、絶縁性樹脂層E2、導電性樹脂層E3、第1めっき層E4、及び第2めっき層E5を有している。すなわち、各電極部5a,5c,5eは、五層構造を有している。
各電極部5a,5c,5eが有している焼結金属層E1は、一体的に形成されている。各電極部5a,5c,5eが有している絶縁性樹脂層E2は、一体的に形成されている。各電極部5a,5c,5eが有している導電性樹脂層E3は、一体的に形成されている。各電極部5a,5c,5eが有している第1めっき層E4は、一体的に形成されている。各電極部5a,5c,5eが有している第2めっき層E5は、一体的に形成されている。
導電性樹脂層E3の外縁E3bと焼結金属層E1の外縁E1bとの間の距離L1は、50μm以上である。距離L1は、第3方向D3での距離である。距離L1は、例えば、以下のようにして測定することができる。
まず、外部電極5の断面図を取得する。例えば、外部電極5を第1方向D1又は第2方向D2に直交する面で切断したときの外部電極5の断面図を取得する。距離L1は、取得した断面図を画像解析することによって測定される。断面は、例えば、第1方向D1に直交し、かつ、一対の主面3aから等距離に位置する面、又は、第2方向D2に直交し、かつ、一対の側面3cから等距離に位置する面とすることができる。距離L1は、例えば、複数の断面図における複数の測定結果の最小値とすることができる。
焼結金属層E1の外縁E1bと絶縁性樹脂層E2の外縁E2bとの間の距離L2は、例えば20μm以上300μm以下である。距離L2は、第3方向D3での距離である。距離L2は、例えば、距離L1と同様にして測定することができる。距離L2は、絶縁性樹脂層E2から露出している焼結金属層E1の外縁部E1aの第3方向D3での長さである。距離L2が20μm以上であることにより、焼結金属層E1と導電性樹脂層E3との電気的な接続を確実に図ることができる。距離L2が300μm以下であることにより、クラックの抑制効果を向上させることができる。
絶縁性樹脂層E2の厚みt1と導電性樹脂層E3の厚みt2との和は、例えば50μm以上200μm以下である。厚みt1及び厚みt2は、例えば、外部電極5の断面図を画像解析することによって測定される。厚みt1及び厚みt2は、例えば、端面3eにおける絶縁性樹脂層E2の厚み及び導電性樹脂層E3の厚みとすることができる。厚みt1及び厚みt2は、例えば、端面3eの中央における絶縁性樹脂層E2の厚み及び導電性樹脂層E3の厚みとしてもよい。
絶縁性樹脂層E2の厚みt1は、絶縁性樹脂層E2の厚みt1と導電性樹脂層E3の厚みt2との和の30%以上95%以下である。厚みt1は、例えば15μm以上190μm以下である。厚みt2は、例えば10μm以上140μm以下である。
以上説明したように、電子部品1において、導電性樹脂層E3は、絶縁性樹脂層E2から露出している焼結金属層E1の外縁部E1aを覆い、素体3と接している外縁部E3aを有している。このため、焼結金属層E1の酸化を抑制できる。これにより、外部電極5の剥離を抑制できる。仮に、外縁部E1aが外縁部E3aから露出していると、外縁部E1aだけでなく、焼結金属層E1の全面が酸化されるおそれがある。電子部品1によれば、その製造工程において、特に、導電性樹脂層E3となる導電性樹脂の付与時における焼結金属層E1の酸化を効果的に抑制できる。
導電性樹脂層E3の外縁E3bと焼結金属層E1の外縁E1bとの間の距離L1は、50μm以上である。このため、焼結金属層E1の外縁部E1aと、導電性樹脂層E3の外縁部E3aとの間に酸素が侵入することを確実に抑制できる。これにより、外部電極5の剥離を更に抑制できる。距離L1は、100μm以上であってもよいし、200μm以上であってもよい。
絶縁性樹脂層E2の厚みt1は、導電性樹脂層E3の厚みt2と絶縁性樹脂層E2の厚みt1との和の30%以上95%以下である。金属成分を含む導電性樹脂層E3に比べて、金属成分を含まない絶縁性樹脂層E2では、外部電極に加わる応力の緩和効果が高い。このため、絶縁性樹脂層E2の厚みt1を30%以上とすることによって、外部電極5に対する応力の緩和効果を高めることができる。また、絶縁性樹脂層E2の厚みt1を95%以下とすることによって、外部電極5の導電性を確保することができる。
絶縁性樹脂層E2は、熱硬化性樹脂を含み、熱硬化性樹脂のガラス転移温度は、150℃以上である。このため、外部電極5の耐熱性が向上するので、熱衝撃に対する信頼性が向上する。
素体3は、一対の主面3aと、一対の側面3cと、一対の端面3eとを有し、各外部電極5は、一対の主面3aと、一対の側面3cと、一対の端面3eのうちの対応する一つの端面3eとに配置されている。このため、例えば、外部電極5が一方の主面3aのみに形成されている場合に比べて、熱衝撃によって実装基板から外部電極5に加わる応力を緩和することができる。これにより、クラックの発生が抑制されるので、外部電極5の剥離が更に抑制される。また、外部電極5に加わる応力が緩和される結果、外部電極5を通じて素体3に加わる応力も緩和される。これにより、素体3におけるクラックの発生も抑制される。
本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
各外部電極5は、一方の主面3aのみに配置されていてもよい。すなわち、外部電極5は、一方の電極部5aを有し、他方の電極部5a、電極部5e、及び一対の電極部5cを有さなくてもよい。
一対の外部電極5は、一方の主面3aと、互いに対向する一対の端面3eと、の三面に配置されていてもよい。つまり、各外部電極5は、一方の主面3aと、一対の端面3eのうちの対応する一つの端面3eと、の二面に配置されていてもよい。すなわち、外部電極5は、一方の電極部5a及び電極部5eを有し、他方の電極部5a及び一対の電極部5cを有さなくてもよい。この場合、外部電極5が一方の主面3aのみに形成されている場合に比べて、熱衝撃によって実装基板から外部電極5に加わる応力を緩和することができる。これにより、クラックの発生が抑制されるので、外部電極5の剥離が抑制される。電極部5eの第1方向D1での長さは、端面3eの第1方向D1での長さよりも短くてもよい。すなわち、電極部5eは、他方の主面3aから離間していてもよい。一方の電極部5a及び電極部5eの第2方向D2での長さは、端面3eの第2方向D2での長さよりも短くてもよい。すなわち、外部電極5は、一方の主面3aの第2方向D2の一部と、端面3eの第2方向D2の一部とに配置されていてもよい。電極部5eの第1方向D1での長さは、端面3eの第1方向D1での長さよりも短くてもよい。すなわち、外部電極5は、他方の主面3aから離間していてもよい。
一対の外部電極5は、互いに対向する一対の主面3aと、互いに対向する一対の端面3eと、の四面に配置されていてもよい。つまり、各外部電極5は、一対の主面3aと、一対の端面3eのうちの対応する一つの端面3eと、の三面に配置されていてもよい。すなわち、外部電極5は、一対の電極部5a及び電極部5eを有し、一対の電極部5cを有さなくてもよい。この場合も、外部電極5が一方の主面3aのみに形成されている場合に比べて、熱衝撃によって実装基板から外部電極5に加わる応力を緩和することができる。これにより、クラックの発生が抑制されるので、外部電極5の剥離が抑制される。一対の電極部5a及び電極部5eの第2方向D2での長さは、端面3eの第2方向D2での長さよりも短くてもよい。すなわち、外部電極5は、一対の主面3aの第2方向D2の一部と、端面3eの第2方向D2の一部とに配置されていてもよい。
外縁部E1a及び外縁部E3aは、一対の主面3aの少なくともいずれか一方に配置されていればよい。つまり、焼結金属層E1の外縁部の全周が外縁部E1aの構成でなくてもよい。また、導電性樹脂層E3の外縁部の全周が外縁部E3aの構成でなくてもよい。この場合であっても、一対の主面3aの少なくともいずれか一方において焼結金属層E1の酸化を抑制できる。これにより、外部電極5の剥離を抑制できる。
実施例及び比較例により上記実施形態に係る電子部品の効果を具体的に説明する。
[距離L1の影響]
導電性樹脂層の外縁と焼結金属層の外縁との間の距離L1(図2参照)が、外部電極の剥離に与える影響について評価を行った。この評価には、試料1~10を用いた。
(試料1)
実施例に係る電子部品として、上記実施形態に係る電子部品に対応する試料1を準備した。試料1では、導電性樹脂層の外縁部が、焼結金属層の外縁部を覆い、素体と接するようにした。試料1のサイズ(チップサイズ)は、長さを5.7mm、幅を5.0mm、高さを2.75mmとし、距離L1(図2参照)を10μmとした。絶縁性樹脂層の厚みt1(図2参照)を15μm、導電性樹脂層の厚みt2(図2参照)を55μm、絶縁性樹脂層の厚みと導電性樹脂層の厚みとの和(樹脂層全体の厚み)を70μmとした。絶縁性樹脂層に含まれる熱硬化性樹脂のガラス転移温度(Tg)を120℃とした。
(試料2~8)
距離L1を表1に示す値とした以外は、試料1と同様にして試料2~8を準備した。試料2~8においても、導電性樹脂層の外縁部が、焼結金属層の外縁部を覆い、素体と接するようにした。
(試料9)
比較例に係る電子部品として、試料9を準備した。表1に示すように、試料9では、距離L1を0μmとした。すなわち、試料9では、導電性樹脂層の外縁と焼結金属層の外縁とが、素体の主面側及び側面側から見て一致するようにした。導電性樹脂層の外縁部は、素体の主面側及び側面側から見て、焼結金属層の外縁部を覆っているものの、素体とは接していない。
(試料10)
比較例に係る電子部品として、試料10を準備した。表1に示すように、試料10では、距離L1を-100μmとした。すなわち、試料10では、導電性樹脂層の外縁が、素体の主面側及び側面側から見て、焼結金属層の外縁よりも素体の内側に100μmの位置に存在するようにした。焼結金属層の外縁部は、導電性樹脂層から露出している。
以上のような試料1~10に対し、環境温度を30分ごとに低温(-55℃)及び高温(150℃)に変化させ、外部電極が剥離するまでの繰り返し回数をカウントする熱衝撃試験(温度サイクル試験)を実施した。この熱衝撃試験の試験結果を表1に示す。
Figure 0007230517000001
表1に示されるように、試料9では800回、試料10では500回で外部電極の剥離が生じたのに対し、試料1~8では、1200回以上まで外部電極の剥離が生じなかった。試料9では、素体の主面側及び側面側から見て、導電性樹脂層が焼結金属層を覆っているものの、素体とは接していない。このため、導電性樹脂層の外縁部が焼結金属層の外縁部を覆い、素体と接している試料1~8と比べて、焼結金属層が酸化されやすく、外部電極の剥離が生じやすかったと考えられる。試料10では、焼結金属層が露出しているため、試料9よりも更に焼結金属層が酸化されやすく、外部電極の剥離が生じやすかったと考えられる。また、試料1~8の試験結果の比較によれば、距離L1が長いほど、外部電極の剥離が生じるまでの回数が増えることが分かった。
[絶縁性樹脂層の厚み割合の影響]
導電性樹脂層の厚みt2(図2参照)と絶縁性樹脂層の厚みt1(図2参照)との和(樹脂層全体の厚み)に対する絶縁性樹脂層の厚み割合が、外部電極の剥離に与える影響について評価を行った。この評価には、試料4,11~17を用いた。
(試料11~15)
絶縁性樹脂層の厚みt1及び導電性樹脂層の厚みt2を変化させ、絶縁性樹脂層の厚み割合を表2に示す値とした以外は、試料4と同様にして試料11~15を準備した。
(試料16,17)
距離L1、絶縁性樹脂層の厚みt1、導電性樹脂層の厚みt2、樹脂層全体の厚み、及び絶縁性樹脂層の厚み割合を表2に示す値とした以外は、試料1と同様にして試料16,17を準備した。
以上のような試料4,11~17に対し、環境温度を30分ごとに低温(-55℃)及び高温(175℃)に変化させ、外部電極が剥離するまでの繰り返し回数をカウントする熱衝撃試験を実施した。この熱衝撃試験の試験結果を表2に示す。
Figure 0007230517000002
表2に示されるように、試料4,11~15の試験結果の比較によれば、絶縁性樹脂層の厚み割合が高いほど、外部電極の剥離が生じるまでの回数が概ね増えることが分かった。また、試料16,17の試験結果の比較によっても、絶縁性樹脂層の厚み割合が高いほど、外部電極の剥離が生じるまでの回数が増えることが分かった。試料13,16の試験結果の比較によれば、絶縁性樹脂層の厚み割合が同等である場合、距離L1が長く、樹脂層全体の厚みが厚い方が、外部電極の剥離が生じるまでの回数が増えることが分かった。また、試料14,17の試験結果の比較によっても、絶縁性樹脂層の厚み割合が同等である場合、距離L1が長く、樹脂層全体の厚みが厚い方が、外部電極の剥離が生じるまでの回数が増えることが分かった。
[ガラス転移温度の評価]
ガラス転移温度が外部電極の剥離に与える影響について評価を行った。この評価には、試料4,14,18~22を用いた。
(試料18~20)
絶縁性樹脂層に表3に示すガラス転移温度(Tg)を有する熱硬化性樹脂を用いた以外は、試料4と同様にして試料18~20を準備した。
(試料21,22)
絶縁性樹脂層に表3に示すガラス転移温度(Tg)を有する熱硬化性樹脂を用いた以外は、試料14と同様にして試料21,22を準備した。
した。
以上のような試料4,14,18~22に対し、環境温度を30分ごとに低温(-55℃)及び高温(175℃)に変化させ、外部電極が剥離するまでの繰り返し回数をカウントする熱衝撃試験を実施した。この熱衝撃試験の試験結果を表3に示す。
Figure 0007230517000003
表3に示されるように、試料4,18~20の試験結果の比較によれば、ガラス転移温度が高いほど、外部電極の剥離が生じるまでの回数が概ね増えることが分かった。また、試料14,21,22の試験結果の比較によっても、ガラス転移温度が高いほど、外部電極の剥離が生じるまでの回数が概ね増えることが分かった。試料4,14の試験結果の比較、試料19,21の試験結果の比較、及び、試料20,22の試験結果の比較によれば、ガラス転移温度が同等である場合、絶縁性樹脂層の厚み割合が高い方が、外部電極の剥離が生じるまでの回数が増えることが分かった。
1…電子部品、3…素体、3a…主面、3c…側面、3e…端面、5…外部電極、E1…焼結金属層、E1a…外縁部(第1外縁部)、E1b…外縁、E2…絶縁性樹脂層、E2b…外縁、7,9…内部電極、E3…導電性樹脂層、E3a…外縁部(第2外縁部)、E3b…外縁、E4…第1めっき層、E5…第2めっき層。

Claims (8)

  1. セラミックを含む素体と、外部電極と、を備え、
    前記外部電極は、
    前記素体上に配置されている焼結金属層と、
    前記焼結金属層上に配置されている絶縁性樹脂層と、
    前記絶縁性樹脂層上に配置されている導電性樹脂層と、を有し、
    前記焼結金属層の第1外縁部は、全周にわたって前記絶縁性樹脂層から露出しており、
    前記導電性樹脂層の第2外縁部は、前記絶縁性樹脂層から露出した前記第1外縁部の全周を覆い、前記素体と接している、電子部品。
  2. 前記導電性樹脂層の外縁と前記焼結金属層の外縁との間の距離は、50μm以上である、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記絶縁性樹脂層の厚みは、前記導電性樹脂層の厚みと前記絶縁性樹脂層の厚みとの和の30%以上95%以下である、請求項1又は2に記載の電子部品。
  4. 前記絶縁性樹脂層は、熱硬化性樹脂を含み、
    前記熱硬化性樹脂のガラス転移温度は、150℃以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載の電子部品。
  5. 前記素体は、互いに対向する一対の主面と、前記一対の主面と隣り合う端面と、を有し、
    前記外部電極は、前記一対の主面の少なくともいずれか一方、及び前記端面に配置されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の電子部品。
  6. 前記外部電極は、前記一対の主面のそれぞれに配置されている、請求項5に記載の電子部品。
  7. 前記素体は、互いに対向し、かつ、前記一対の主面及び前記端面と隣り合う一対の側面を更に有し、
    前記外部電極は、前記一対の側面にも配置されている、請求項5又は6に記載の電子部品。
  8. 前記第1外縁部及び前記第2外縁部は、前記一対の主面の少なくともいずれか一方に配置されている、請求項5~7のいずれか一項に記載の電子部品。
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