JP7227783B2 - 在庫管理装置、在庫管理方法、及び在庫管理プログラム - Google Patents

在庫管理装置、在庫管理方法、及び在庫管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、在庫管理装置、在庫管理方法、及び在庫管理プログラムに関する。
在庫管理に関し、特許文献1には、部品ごとに在庫区分を設定可能な技術が開示されている(段落[0030]及び図7)。具体的には、特許文献1に記載の技術では、受注データの注文区分によって引当・出荷される在庫区分(先送計画、先送、流動(製販))を決めることが可能である。すなわち、特許文献1に記載の技術では、物品ごとに注文区分に応じて在庫区分を変更することができる。
特開2003-216849号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、同一種類の物品については同じ在庫区分が設定されることになるため、物品の一部に対して異なる在庫区分を設定することはできない。
ところで、物品に係る在庫を管理する現場又は管理者においては、同一種類の物品であっても、その一部を管理目的に応じて異なる管理を行うことがある。例えば、ある製品を構成する部品について、その大部分を量産目的(例えば製品に組み込む目的又は製品の一部として販売する目的)で管理し、一部を、開発目的(例えば試作品製作用の部品として保管する目的)で管理し、残部を、保守目的(例えば交換用部品として保管する目的)で管理することがある。
ここで、上述したような現場において、仮に特許文献1に記載の技術を適用することを考えた場合、量産製品又はその部品について受注があった場合における部品の不足分は、開発目的で管理されていた部品や保守目的で管理されていた部品までもが量産目的の部品として引当が行われることとなる。その結果、その後に保守目的で部品の受注があった際に、部品が欠品するおそれがあり、適切に在庫管理がなされているとはいえない状況となる。したがって、同一種類の物品であって管理目的が互いに異なる物品については、特許文献1に記載の技術を適用することはできない。
通常、上述したような現場においては、新たな受注があった場合、管理者が、受注に係る物品の受注数量から所要数量を計算し、管理目的に応じて在庫の引当を行わなければならない。しかし、そのためには、管理者は、同一種類の物品であっても管理目的ごとに現在在庫数量を把握していなければならず、適切に在庫管理を行うことは難しいという問題がある。そして、適切に在庫管理を行うことができれば管理者の手間を軽減することができることが期待される。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、同一種類の物品であって管理目的が互いに異なる物品であっても適切に在庫管理を行うことができ、ユーザの手間を軽減することができる在庫管理装置、在庫管理方法、及び在庫管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る在庫管理装置は、物品に係る在庫を管理するための在庫管理装置であって、前記在庫の所定期日における不足分に係る、予め設定された管理目的の物品の所要数量を算出する算出手段と、保管場所毎に、又は、前記保管場所に対応付けられた物品の複数種の管理目的毎に設定された、前記保管場所に保管されている現在在庫、及び、保管される予定の物品である予定在庫が引当対象であるか否かを示す引当対象情報に基づいて、引当対象外の物品を除外した一以上の管理目的に対応する前記引当対象となっている現在在庫、及び、予定在庫の総数量から物品の引当を行い、前記引当対象外の在庫については管理目的別に分けて管理する制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る在庫管理装置は、前記制御部は、前記物品の少なくとも一部に対して前記複数種の管理目的のうちの1つの管理目的に関する管理目的情報を設定する管理目的設定手段と、前記物品の必要日における必要数量に関する必要数量情報を取得する必要数量取得手段とを含み、前記算出手段は、前記予め設定された管理目的の物品に係る現在在庫の数量に関する現在在庫数量情報を取得し、前記予め設定された管理目的の物品の入出庫に係る数量に関する入出庫数量情報を取得し、前記必要数量情報と、前記現在在庫数量情報と、前記入出庫数量情報とに基づき、前記予め設定された管理目的の物品の所要数量を算出することを特徴とする。
さらに、本発明に係る在庫管理装置は、前記制御部は、前記物品の所要数量を算出すべき所定期日を、物品ごとに前記必要日に対するリードタイムを登録したマスタから設定する所定期日設定手段を含むことを特徴とする。
さらに、本発明に係る在庫管理装置は、前記管理目的情報が、前記現在在庫に係る物品の保管場所に関する保管場所情報を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る在庫管理装置は、前記複数種の管理目的が、量産目的、保守目的及び開発目的のうちの少なくとも2種であることを特徴とする。
また、本発明に係る在庫管理装置は、前記制御部は、さらに、前記算出手段で算出された所要数量に関する情報に基づき、前記予め設定された管理目的の物品の発注データを作成する発注データ作成手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る在庫管理方法は、物品に係る在庫を管理するための在庫管理方法であって、算出手段が、在庫の所定期日における不足分に係る、予め設定された管理目的の物品の所要数量を算出する算出ステップと、制御部が、保管場所毎に、又は、前記保管場所に対応付けられた物品の複数種の管理目的毎に設定された、前記保管場所に保管されている現在在庫、及び、保管される予定の物品である予定在庫が引当対象であるか否かを示す引当対象情報に基づいて、引当対象外の物品を除外した一以上の管理目的に対応する前記引当対象となっている現在在庫、及び、予定在庫の総数量から物品の引当を行い、前記引当対象外の在庫については管理目的別に分けて管理する管理ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る在庫管理プログラムは、物品に係る在庫を管理するための在庫管理プログラムであって、コンピュータを、前記在庫の所定期日における不足分に係る、予め設定された管理目的の物品の所要数量を算出する算出手段と、保管場所毎に、又は、前記保管場所に対応付けられた物品の複数種の管理目的毎に設定された、前記保管場所に保管されている現在在庫、及び、保管される予定の物品である予定在庫が引当対象であるか否かを示す引当対象情報に基づいて、引当対象外の物品を除外した一以上の管理目的に対応する前記引当対象となっている現在在庫、及び、予定在庫の総数量から物品の引当を行い、前記引当対象外の在庫については管理目的別に分けて管理する制御部として機能させること、を特徴とする。
本発明によれば、同一種類の物品であって管理目的が互いに異なる物品であっても適切に在庫管理を行うことができ、ユーザの手間を軽減することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係る在庫管理装置を含む在庫管理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、図1の在庫管理システム1000において、在庫管理装置100が実行する在庫管理方法の処理手順を示すフローチャートである。 図3は、図2のステップS201において登録される管理目的設定マスタの構成例を模式的に示す図である。 図4は、図2のステップS201において登録されるリードタイム設定マスタの構成例を模式的に示す図である。 図5は、図2のステップS202で設定を待機する必要数量に関する情報を含む必要数量設定データの構成例を模式的に示す図である。 図6は、図2のステップS205で読み出される在庫データの構成例を模式的に示す図である。 図7は、図2のステップS207で読み出される入出庫データの構成例を模式的に示す図である。 図8は、図2のステップS210で作成される発注データの構成例を模式的に示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.構成]
本実施形態に係る在庫管理装置を含む在庫管理システムの構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る在庫管理装置を含む在庫管理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す在庫管理システム1000は、情報処理装置としての在庫管理装置100と、サーバ200と、在庫管理装置100及びサーバ200を通信可能に接続するネットワーク300とを含んでいる。
在庫管理装置100は、物品に係る在庫を管理するための情報処理装置であり、例えば市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータで構成される。本実施形態において、前記在庫は、同一種の物品であって管理目的の種類が互いに異なる物品を含む。この在庫管理装置100は、例えば、管理部門といった、事業者において在庫を管理する部署(例えば倉庫管理部門)に1台設置されている。なお、在庫管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。また、在庫管理装置100は、在庫管理システム1000内において複数台設置されていてもよく、複数台の在庫管理装置100の間で同期をとることで1台の在庫管理装置100として機能してもよい。在庫管理装置100は、倉庫管理部門に設置することに代えて、総務部門又は発注部門に設置されてもよい。
在庫管理装置100は、制御部102と、通信インターフェース部104と、記憶部106と、入出力インターフェース部108とを備えている。在庫管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、在庫管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、在庫管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。したがって、通信インターフェース部104は、他の部門等が管理している情報処理装置や取引先(例えば受注元)の情報処理装置からの入力情報等を、ネットワーク300を介して又はネットワーク300及びサーバ200を介して受け付けることが可能に構成されているとともに、所定の情報処理装置に対して所定の情報を出力することが可能に構成されている。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラム(本発明のプログラムを含む)が記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。また、この記憶部106には、本発明のプログラムを実施するために用いられる各種のデータが書き出し/読み出し可能に格納されている。
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。
制御部102は、在庫管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
さらに図1を参照しながら、記憶部106及び制御部102の構成について詳述する。
記憶部106は、図1に示されるように、管理目的設定マスタ106aと、リードタイム設定マスタ106bと、必要数量設定データ記憶領域106cと、在庫データ記憶領域106dと、入出庫データ記憶領域106eと、発注データ記憶領域106fとを含む。また、記憶部106は、その他のマスタやデータ記憶領域を備えていてもよい。
管理目的設定マスタ106aは、物品の少なくとも一部に対して複数種の管理目的のうちの1つの管理目的に関する管理目的情報を設定するためのマスタであり、後述する具体例では、物品の保管場所ごとに管理目的に応じた引当対象情報が設定される。リードタイム設定マスタ106bは、物品の所要数量を算出すべき所定期日を、物品ごとに必要日に対するリードタイムを登録するためのマスタである。
必要数量設定データ記憶領域106c、在庫データ記憶領域106d、入出庫データ記憶領域106e、及び、発注データ記憶領域106fは、ぞれぞれ、後述する必要数量設定データ、在庫データ、入出庫データ、及び、発注データを記憶するための領域であり、必要に応じて各データを出力可能に保持する。
制御部102は、図1に示されるように、複数のモジュールを備えている。図1に示す例では、制御部102は、管理目的設定部102aと、所定期日設定部102bと、算出部102cと、発注データ作成部102dとを備えている。
管理目的設定部102aは、物品の少なくとも一部に対して前記複数種の管理目的のうちの1つの管理目的に関する管理目的情報を設定する管理目的設定手段として機能するモジュールである。所定期日設定部102bは、物品の所要数量を算出すべき所定期日を設定する所定期日設定手段として機能するモジュールである。算出部102cは、在庫の所定期日における不足分に係る所要数量を算出する算出手段として機能するモジュールである。発注データ作成部102dは、物品の発注データを作成する発注データ作成手段として機能するモジュールである。各部の機能は、後述する処理内容を実現する機能を含む。
[2.処理]
次に、図1に示す在庫管理システム1000において実行される在庫管理方法を例示的に説明する。
図2は、図1の在庫管理システム1000において、在庫管理装置100が実行する在庫管理方法の処理手順を示すフローチャートである。この図2に示す処理は、概略的には、物品に係る在庫を管理するに際し、同一種の物品であって管理目的の種類が互いに異なる物品については管理目的ごとに管理し、当該物品について必要数量が設定された場合には、管理目的に応じて自動的に所要数量(在庫数量の不足分)を算出するというものであり、本処理の大部分は、在庫管理装置100の制御部102において実行される。なお、以下では、量産目的で管理されている物品につき、受注に応じた必要数量が設定されると、管理目的の異なる物品を管理対象から除外したうえで所要数量を算出し、さらに応じて発注データを作成する場合を例に挙げて説明する。
図2において、まず、ステップS201では、マスタ登録を受け付ける。登録対象のマスタとしては、図1に示した管理目的設定マスタと、図1に示したリードタイム設定マスタを挙げることができる。管理目的設定マスタ及びリードタイム設定マスタ以外に、管理対象となる物品に関する情報(例えば商品コードと商品名)を登録したマスタ等を用意しておくことが好ましい。マスタが既に構築されている場合には、ステップS201において、ユーザ入力に基づいた修正や新規登録等の編集が行われてもよい。また、他のマスタのデータを読み出してコピー又は上書きすることによって新規のマスタが構築されたり既存のマスタの更新が行われたりしてもよく、また、これに代えて、外部記憶装置に記録された他のマスタへ在庫管理装置100をアクセス可能に構成し、アクセス可能になった時点でマスタが新規に構築されたとみなしてもよい。
図3は、図2のステップS201において登録される管理目的設定マスタの構成例を模式的に示す図である。
図3に示す管理目的設定マスタは、物品を保管するための保管場所に関する倉庫マスタを利用して構築されたマスタの一例であり、倉庫マスタに含まれる保管場所に関する保管場所情報(例えば倉庫コード及び倉庫名)と、引当対象フラグとが互いに紐付けられている。なお、保管場所情報は、倉庫内の区域を示す情報であってもよい。引当対象フラグとは、後述のステップS209における所要数量算出に際し、引当対象とするかどうかに関する引当対象情報であり、引当対象情報が「0」である場合は当該フラグがONであること(すなわち引当対象とする旨)を示し、引当対象情報が「1」である場合には当該フラグがOFFであること(すなわち引当対象外とする旨)を示す。したがって、図3に示す管理目的設定マスタの例では、保管場所ごとに又は当該保管場所に対応付けられた物品の管理目的ごとに、引当対象情報を設定することができる。そして、管理目的設定マスタが、図3に示すように、保管場所情報と、引当対象情報とを含むことにより、保管場所情報に保管されている物品(現在在庫)及び保管される予定の物品(予定在庫)が引当対象であるかどうかを把握することができるようになる。
図4は、図2のステップS201において登録されるリードタイム設定マスタの構成例を模式的に示す図である。
図4に示すリードタイム設定マスタは、物品ごとに、必要日に対するリードタイムを登録したマスタである。必要日とは、在庫の欠品が生じてはいけない期日として設定された年月日又は時刻であり、必要日としては、例えば納品日又はその前日が設定される。リードタイムとは、在庫の欠品が生じないように余裕をもって設定された期間(日数又は時間)をさし、リードタイムとしては、例えば、発注(購入手配)から入庫までに必要な時間を考慮した期間が設定される。このようにリードタイムを設定することで、在庫管理対象の物品につき、必要日までに余裕をもって(例えば入庫までに必要な時間を加味して)、不足分の発注等の管理を行うことができる。なお、本明細書では、必要日からリードタイムに該当する期間を差し引いた日時を「所定期日」ともいう。所定期日の例は、発注納期(発注期限日)である。
続いて、ステップS202では、必要数量の設定がなされるかどうかを判別する。例えば、所定の入力画面(例えば受注入力画面(図示せず))を介して、指定された物品につき、その必要数量と必要日に関する情報の入力がなされたかどうかを判別する。必要数量と必要日に関する情報は必要数量設定データとして管理することが好ましい。なお、ステップS202において、予め作成された必要数量設定データを読み出す旨の指示入力がなされたかどうかを判別してもよい。
図5は、図2のステップS202で設定を待機する必要数量に関する情報を含む必要数量設定データの構成例を模式的に示す図である。
図5に示す必要数量設定データは、物品を特定するための情報(例えば商品コード及び商品名)と、必要日に関する情報と、必要数量に関する必要数量情報とを含む。したがって、物品が受注に係る物品である場合には、必要数量設定データは、受注データそのものであってもよいし、受注データを編集したものであってもよく、この場合、必要日として、例えば受注データに含まれる納品日をセットとしてもよいし、納品日の前日をセットしてもよい。
そして、ステップS202の判別の結果、必要数量の設定がなされない場合には(ステップS202でNo)、ステップS211に進み、後述する在庫データの更新を行って、最新の在庫状況を反映し、各種マスタのメンテナンス又は必要数量の設定を待機すべくステップS201に戻る。他方、ステップS202の判別の結果、必要数量の設定がなされた場合には(ステップS202でYes)、ステップS203に進む。
ステップS203では、ステップS202の判別の結果、必要数量の設定がなされた物品を特定するための情報(例えば商品コード及び商品名)と、必要日に関する情報と、必要数量情報とを取得する。続くステップS204では、ステップS203で取得した物品に関する情報に基づき、リードタイム設定マスタを参照して、リードタイムに関する情報を取得する。
また、ステップS205では、在庫データを読み出す。在庫データは、現在の在庫の状況を示すデータである。在庫データが、複数種類の物品の在庫データを含む場合には、ステップS203で取得した物品についての在庫データを抽出して読み出すようにしてもよい。
図6は、図2のステップS205で読み出される在庫データの構成例を模式的に示す図である。
図6に示す在庫データは、物品を特定するための情報と、当該物品の保管場所情報と、当該物品の現在在庫数量に関する情報とを含む。図6に示すように、同一種類の物品であっても、保管場所ごとに又は管理目的ごとに現在在庫数量を在庫データとして管理しておくことにより、在庫管理装置100は、当該物品の管理目的ごとの現在在庫数量と、当該物品の現在在庫数量の総数量を参照することが可能となる。また、図6に示すように、保管場所ごとに物品の現在在庫数量を管理可能に、在庫データを構成することで、例えば保管場所ごとに管理者が異なる場合であっても、各管理者が保管場所ごとに現在在庫数量を反映させることにより、在庫データを随時更新(メンテナンス)することが可能となる。また、在庫データは、図6に示すように、商品ランクに関する情報(例えば商品ランク区分及び商品ランク名に関する情報)をさらに含むことが好ましい。これにより、物品の保管場所が異なっても保管場所ごとに当該物品の状況(例えば、出荷に適しているかどうか)を把握することができる。
続くステップS206では、ステップS205で読み出した在庫データから、所定の管理目的の物品の現在在庫数量に関する現在在庫数量情報を取得する。このために、具体的には、まず、ステップS205で読み出した在庫データに含まれる各物品(同一種類の物品)の保管場所情報を取得し、続いて、管理目的設定マスタを参照して、取得した1つ又は複数の保管場所情報のうち、引当対象情報が「0」の、すなわち引当対象フラグがONの保管場所情報を特定し、そして、特定された保管場所情報を含む物品(すなわち、同一種類の物品であっても引当対象フラグがONの物品)について在庫データに含まれる現在在庫数量を取得する。なお、引当対象フラグがONの保管場所情報が複数であった場合には、対応する物品の現在在庫数量の総数量が取得される。言い換えると、ステップS206の処理の結果、ステップS205で読み出した在庫データに含まれる同一種類の物品に関するレコードのうち、所定の管理目的の物品のレコードが後述するステップS209の所要数量算出のための引当対象とされ、かつ、所定の管理目的以外の管理目的で管理されているレコードが引当対象外とされる。
また、ステップS207では、入出庫データを読み出す。入出庫データは、在庫(保管場所)からの出庫又は在庫への入庫といった物品の移動を示すデータである。入出庫データは、過去の物品の移動に関するレコードを含んでいてもよい。ただし、本実施形態で必要となるレコードは、必要数量の設定がなされた日以降でかつ必要日以前のレコード、より具体的にはステップS204で取得したリードタイムに対応する期間を加味したレコードであるから、そのようなレコードを抽出して入出庫予定データとして読み出すことが好ましい。また、入出庫データが、複数種類の物品の入出庫データを含む場合には、ステップS203で取得した物品についての入出庫データを抽出して読み出すようにしてもよい。
図7は、図2のステップS207で読み出される入出庫データの構成例を模式的に示す図である。
図7に示す入出庫データは、物品を特定するための情報と、当該物品の保管場所情報と、入出庫(物品の移動)又はその予定の年月日又はその時刻を特定するための情報と、移動の対象となる物品の入出庫数量に関する入出庫数量情報(例えば入庫数量情報)とを含む。なお、入出庫数量情報を入庫数量情報で管理する場合、物品の出庫数量はマイナスの数値で管理される。図7に示すように、同一種類の物品であっても、保管場所ごとに又は管理目的ごとに入庫数量を入出庫データとして管理しておくことにより、在庫管理装置100は、当該物品の管理目的ごとの入庫数量と、当該物品の入庫数量の総数量を参照することが可能となる。また、図7に示すように、保管場所ごとに物品の入庫数量を管理可能に、入出庫データを構成することで、例えば保管場所ごとに管理者が異なる場合であっても、各管理者が保管場所ごとに入庫数量を反映させることにより、入出庫データを随時更新(メンテナンス)することが可能となる。また、入出庫データは、図7に示すように、商品ランクに関する情報(例えば商品ランク区分及び商品ランク名に関する情報)をさらに含むことが好ましい。これにより、入庫のタイミングで、保管場所ごとに当該物品の状況(例えば、入庫前に物品に若干の劣化があるかどうかや、当該物品がリビルト品であるかどうか)を管理することができる。
続くステップS208では、ステップS207で読み出した入出庫データから、所定期日(必要日からリードタイムに対応する期間を差し引いた期日)までのレコードにつき、所定の管理目的の物品の入出庫数量に関する入出庫数量を取得する。このために、具体的には、まず、ステップS207で読み出した入出庫データに含まれる各物品(同一種類の物品)の保管場所情報を取得し、続いて、管理目的設定マスタを参照して、取得した1つ又は複数の保管場所情報のうち、引当対象情報が「0」の、すなわち引当対象フラグがONの保管場所情報を特定し、そして、特定された保管場所情報を含む物品(すなわち、同一種類の物品であっても引当対象フラグがONの物品)について入出庫データに含まれる入出庫数量を取得する。なお、引当対象フラグがONの保管場所情報が複数であった場合には、対応する物品の入出庫数量の総数量が取得される。言い換えると、ステップS208の処理の結果、ステップS207で読み出した入出庫データに含まれる同一種類の物品に関するレコードのうち、所定の管理目的の物品のレコードが後述するステップS209の所要数量算出のための引当対象とされ、かつ、所定の管理目的以外の管理目的で管理されているレコードが引当対象外とされ、さらに、所定期日以降のレコードがあれば必要日以前のレコードであっても引当対象外とされる。
そして、ステップS209では、ステップS202で必要数量の設定がなされた物品について、所定期日における在庫の不足分に係る所要数量の算出を行う。具体的には所要数量の算出は、ステップS202で設定された必要数量から、引当分(すなわち、ステップS206で取得した現在在庫数量とステップS208で取得した入出庫数量の和)を差し引くことにより行われる。
続くステップS210では、ステップS209で算出した所要数量情報に基づき、発注データが作成される。図8は、図2のステップS210で作成される発注データの構成例を模式的に示す図である。図8に示すように、発注データは、商品を特定する情報と、発注納期に関する情報と、発注数量に関する情報を含む。発注納期としては、例えば、必要日からリードタイムに対応する期間を差し引いた期日が設定される。そして、作成された発注データはユーザが適宜修正可能であり、その後、確定した発注データは、入庫データへ反映される。そして、本処理を完了する。
以上詳細に説明したように、図2に示した在庫管理方法の一連の処理によれば、同一種の物品であって管理目的の種類が互いに異なる物品に係る在庫を管理するに際し、複数種の管理目的のうち、予め設定された管理目的の物品(例えば引当対象フラグがONの物品)の所定期日における在庫の不足分に係る所要数量を算出する(ステップS209;算出手段)。これにより、同一種類の物品であって管理目的が互いに異なる物品であっても適切に在庫管理を行うことができ、ユーザの手間を軽減することができる。
また、図2の処理によれば、前記物品の少なくとも一部に対して前記複数種の管理目的のうちの1つの管理目的に関する管理目的情報を設定し(ステップS201;管理目的設定マスタ;管理目的設定手段)、前記物品の必要日における必要数量に関する必要数量情報を取得し(ステップS203;必要数量取得手段)前記予め設定された管理目的の物品に係る現在在庫の数量に関する現在在庫数量情報を取得し(ステップS206)、前記予め設定された管理目的の物品の入出庫に係る数量に関する入出庫数量情報を取得し(ステップS208)、前記必要数量情報と、前記現在在庫数量情報と、前記入出庫数量情報とに基づき、前記予め設定された管理目的の物品の所要数量を算出する(ステップS209)。これにより、同一種類の物品であっても管理目的が異なる物品については、引当対象から確実に除外することができ、より適切に在庫管理を行うことができる。
さらに、図2の処理によれば、物品の所要数量を算出すべき所定期日を、物品ごとに前記必要日に対するリードタイムを登録したマスタから設定する(所定期日設定手段)。特に設定された所定期日は、ステップS208、ステップS209の処理で用いられる。これにより、在庫の欠品のおそれがないように余裕をもって在庫管理を行うことができる。
さらに、図2の処理によれば、前記管理目的情報が、前記現在在庫に係る物品の保管場所に関する保管場所情報を含む(ステップS201及び図3;管理目的設定マスタ)。これにより、在庫管理装置100で管理される在庫を、同一種類の物品であっても管理目的ごとに物品を異なる場所に保管している現場の管理者が抱く在庫管理の感覚に沿って管理することができ、その結果、ユーザフレンドリーな在庫管理装置100を提供することができる。
さらに、図2の処理によれば、前記複数種の管理目的が、量産目的、保守目的及び開発目的のうちの少なくとも2種である(図3;管理目的設定マスタ)。これにより、管理目的が多数に及んでも管理目的ごとに引当対象を設定することができ、より適切に在庫管理を行うことができる。また、図2の処理によれば、前記複数種の管理目的が、前記所要数量の算出の引当対象であるかどうかに関する引当対象情報である(図3;管理目的設定マスタ)。これにより、管理目的が多数に及んでも管理目的ごとに引当対象を設定することができ、より適切に在庫管理を行うことができる。なお、管理目的は、上述の量産目的、保守目的及び開発目的に限られることはなく、任意に設定することが可能である。より好ましくは、前記複数種の管理目的が、量産目的、保守目的及び開発目的のうちの少なくとも2種であり、かつ、前記所要数量の算出の引当対象であるかどうかに関する引当対象情報である(図3;管理目的設定マスタ)。これにより、管理目的ごとに引当対象を設定することができ、より適切に在庫管理を行うことができる。
さらに、図2の処理によれば、算出された所要数量に関する情報に基づき(ステップS209)、前記予め設定された管理目的の物品の発注データを作成する(ステップS210;発注データ作成手段)。これにより、発注データ作成に要するユーザの手間を軽減することができる。
なお、上述した図2の処理では、ステップS204の処理と、ステップS205~S206の処理と、ステップS207~S208の処理が順次実行される場合について説明したが、これらの処理は並列的に実行されてもよいし、順序を変更して実行されてもよい。
なお、上述した実施形態では、管理目的設定マスタとして、倉庫マスタを利用して構築されたマスタを例に挙げて説明したが、管理目的設定マスタは、物品の少なくとも一部と当該物品の管理目的とが互いに関連付けられていればよい。例えば、物品マスタを利用して、登録されている物品に関する情報に枝番を附し、枝番ごとに当該物品の管理目的を登録するようにしてもよい。これに代えて、商品ランクマスタを利用して、登録されている物品の商品ランクごとに物品の管理目的(引当対象情報)を設定してもよく、この場合、物品マスタに登録されている物品を商品のランクごとに引当対象/引当対象外の管理を行うことができる。
また、上述した実施形態では、受注に係る物品の必要数量が設定された場合に、算出された所要数量に関する情報に基づいて発注データを作成する場合について例を挙げて説明したが、この例に限られることはなく、例えば、生産計画に係る物品の必要数量(生産目標数量)が設定された場合に、算出された所要数量に関する情報に基づいて生産管理データを作成する場合についても適用できる。
[3.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、在庫管理装置100及び在庫管理システム1000に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、在庫管理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて在庫管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、在庫管理装置100に対して任意のネットワーク(例えばネットワーク300)を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。したがって、本明細書で説明した処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体もまた本発明を構成することとなる。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、在庫管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、在庫管理装置100は、当該装置に本明細書で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、物品に係る在庫を管理する際において有用であり、特に同一種の物品であって管理目的の種類が互いに異なる物品に係る在庫を管理する際において有用である。
100 在庫管理装置
102 制御部
102a 管理目的設定部
102b 所定期日設定部
102c 算出部
102d 発注データ作成部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 管理目的設定マスタ
106b リードタイム設定マスタ
106c 必要数量設定データ記憶領域
106d 在庫データ記憶領域
106e 入出庫データ記憶領域
106f 発注データ記憶領域
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
1000 在庫管理システム

Claims (8)

  1. 物品に係る在庫を管理するための在庫管理装置であって、
    前記在庫の所定期日における不足分に係る、予め設定された管理目的の物品の所要数量を算出する算出手段と、
    保管場所毎に、又は、前記保管場所に対応付けられた物品の複数種の管理目的毎に設定された、前記保管場所に保管されている現在在庫、及び、保管される予定の物品である予定在庫が引当対象であるか否かを示す引当対象情報に基づいて、引当対象外の物品を除外した一以上の管理目的に対応する前記引当対象となっている現在在庫、及び、予定在庫の総数量から物品の引当を行い、前記引当対象外の在庫については管理目的別に分けて管理する制御部と、
    を有することを特徴とする在庫管理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記物品の少なくとも一部に対して前記複数種の管理目的のうちの1つの管理目的に関する管理目的情報を設定する管理目的設定手段と、
    前記物品の必要日における必要数量に関する必要数量情報を取得する必要数量取得手段とを含み、
    前記算出手段は、
    前記予め設定された管理目的の物品に係る現在在庫の数量に関する現在在庫数量情報を取得し、
    前記予め設定された管理目的の物品の入出庫に係る数量に関する入出庫数量情報を取得し、
    前記必要数量情報と、前記現在在庫数量情報と、前記入出庫数量情報とに基づき、前記予め設定された管理目的の物品の所要数量を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の在庫管理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記物品の所要数量を算出すべき所定期日を、物品ごとに前記必要日に対するリードタイムを登録したマスタから設定する所定期日設定手段を含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の在庫管理装置。
  4. 前記管理目的情報が、前記現在在庫に係る物品の保管場所に関する保管場所情報を含むこと
    を特徴とする請求項2又は3に記載の在庫管理装置。
  5. 前記複数種の管理目的が、量産目的、保守目的及び開発目的のうちの少なくとも2種であること
    を特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  6. 前記制御部は、さらに、
    前記算出手段で算出された所要数量に関する情報に基づき、前記予め設定された管理目的の物品の発注データを作成する発注データ作成手段を備えること
    を特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の在庫管理装置。
  7. 物品に係る在庫を管理するための在庫管理方法であって、
    算出手段が、在庫の所定期日における不足分に係る、予め設定された管理目的の物品の所要数量を算出する算出ステップと、
    制御部が、保管場所毎に、又は、前記保管場所に対応付けられた物品の複数種の管理目的毎に設定された、前記保管場所に保管されている現在在庫、及び、保管される予定の物品である予定在庫が引当対象であるか否かを示す引当対象情報に基づいて、引当対象外の物品を除外した一以上の管理目的に対応する前記引当対象となっている現在在庫、及び、予定在庫の総数量から物品の引当を行い、前記引当対象外の在庫については管理目的別に分けて管理する管理ステップと、
    を有することを特徴とする在庫管理方法。
  8. 物品に係る在庫を管理するための在庫管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記在庫の所定期日における不足分に係る、予め設定された管理目的の物品の所要数量を算出する算出手段と、
    保管場所毎に、又は、前記保管場所に対応付けられた物品の複数種の管理目的毎に設定された、前記保管場所に保管されている現在在庫、及び、保管される予定の物品である予定在庫が引当対象であるか否かを示す引当対象情報に基づいて、引当対象外の物品を除外した一以上の管理目的に対応する前記引当対象となっている現在在庫、及び、予定在庫の総数量から物品の引当を行い、前記引当対象外の在庫については管理目的別に分けて管理する制御部として機能させること、
    を特徴とする在庫管理プログラム。
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