JP7226127B2 - 乗物用内装材の製造方法 - Google Patents

乗物用内装材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7226127B2
JP7226127B2 JP2019114810A JP2019114810A JP7226127B2 JP 7226127 B2 JP7226127 B2 JP 7226127B2 JP 2019114810 A JP2019114810 A JP 2019114810A JP 2019114810 A JP2019114810 A JP 2019114810A JP 7226127 B2 JP7226127 B2 JP 7226127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
thermoplastic resin
resin
uneven
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019114810A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021000742A (ja
Inventor
寛之 石原
信太郎 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2019114810A priority Critical patent/JP7226127B2/ja
Publication of JP2021000742A publication Critical patent/JP2021000742A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7226127B2 publication Critical patent/JP7226127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、乗物用内装材の製造方法に関する。

従来、繊維と熱可塑性樹脂を含む基材に対して樹脂成形体を一体的に形成した成形構造体(乗物用内装材)が知られている。下記特許文献1には、成形型によって基材を押圧した後、基材上に溶融した熱可塑性樹脂を射出することで樹脂成形体を形成する製造方法が記載されている。基材上に射出された熱可塑性樹脂は、基材を構成する熱可塑性樹脂と混ざり合う。その結果、樹脂成形体は基材に対して接合される。
特許第5186883号公報
しかしながら、特許文献1に開示の乗物用内装材では、基材の板面方向に樹脂成形体を接合させた場合、基材と樹脂成形体との境界部分において接合強度や曲げ強度が低下する虞がある。その場合、例えばエアバックの膨張等により乗物用内装材に力が加わると、基材と樹脂成形体との境界部分が剥離したり、当該境界部分に応力が集中することで、乗物用内装材が折れ曲がったりしてしまうことが考えられる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、基材と樹脂の接合強度がより高くなる乗物用内装材を提供することを目的の一つとする。また、曲げ強度がより高くなる乗物用内装材を提供することをさらなる目的の一つとする。
本発明は、乗物用内装材であって、少なくとも繊維と熱可塑性樹脂とにより構成される板状の基材と、少なくとも熱可塑性樹脂により構成され、前記基材の端部に対し前記基材の板面に沿って接合された樹脂接合部と、を備え、前記基材の端部は、その端縁が凹凸状に構成されていることに特徴を有する。
このような乗物用内装材によると、基材の端部は、その端縁が凹凸状に構成されているので、当該端縁が凹凸状に構成されていないもの(例えば、基材の端部が直線状であるもの)に比して、基材と樹脂接合部とが接合した面積が増加する。すると、アンカー効果により接合強度が高くなり、基材と樹脂接合部とが剥離しにくくなる。また、当該凹凸状の端縁によると、乗物用内装材に力が加わったときに、基材と樹脂接合部との境界部分に応力が集中することを抑制することができ、当該境界部分を起点として乗物用内装材が曲がってしまうことを防ぐことができる。
上記構成において、前記基材の端部は、その端縁のうち前記樹脂接合部側に最も突出した突出端が非直線状に構成されていることとすることができる。
乗物用内装材に力が加わった場合は、基材と樹脂接合部との境界部分において直線状の折り目が形成され、当該折り目で乗物用内装材が折れ曲がってしまうことがある。しかし、上記のような乗物用内装材によると、基材の端部は、その端縁のうち樹脂接合部側に最も突出した突出端が非直線状に構成されているので、乗物用内装材に力が加わった場合であっても、樹脂接合部側よりも基材側に応力が分散されやすくなる。そして、基材は繊維を含んでおり比較的剛性が高いので、乗物用内装材の曲げ強度を高めることができる。
上記構成において、前記基材の端部は、その端縁が曲線状に構成されていることとすることができる。
このような乗物用内装材によると、乗物用内装材に力が加わった場合であっても、基材と樹脂接合部との境界部分に応力が集中しにくくなり、曲げ強度を高めることができる。
上記構成において、前記基材の端部の裏面側には、他部材が当接又は近接して配されていることとすることができる。
このような乗物用内装材によると、例えば、基材の端部と樹脂接合部との境界部分を補強するためのリブを当該境界部分の裏面側に設けることなく、省スペース化の実現が可能な乗物用内装材を提供することができる。
また、本発明は、乗物用内装材の製造方法であって、少なくとも繊維と熱可塑性樹脂とにより構成され、その端縁が凹凸状とされた構造体を作成し、成形型によって前記構造体を押圧しつつ、前記成形型のキャビティ内に熱可塑性樹脂を射出して、前記凹凸状の端縁に対し、その板面に沿って樹脂部材を接合させることに特徴を有する。
このような乗物用内装材の製造方法によると、構造体の端部の凹凸状の端縁に対し、当該構造体の板面に沿って接合された樹脂接合部(樹脂部材)を備える乗物用内装材を製造することができる。
また、上記製造工程において、前記構造体は、少なくとも前記繊維と前記熱可塑性樹脂とをマット化してなるマットを、その端縁が凹凸状となるように切断して作成することとすることができる。このような乗物用内装材の製造方法によると、マットから切断された端部を、他のマットを作成する際の材料として再利用することができる。
また、上記製造工程において、前記構造体は、少なくとも前記繊維と前記熱可塑性樹脂とをマット化してなるマットから板状の板状体を作成し、前記板状体を、その端縁が凹凸状となるように切断して作成することとすることができる。
本発明によれば、基材と樹脂の接合強度がより高くなる乗物用内装材を提供することが可能となる。また、曲げ強度がより高くなる乗物用内装材を提供することが可能となる。
実施形態1に係る乗物用内装材を示す斜視図 乗物用内装材の断面図(図1のII-II線断面) 基材の下側の端部を拡大した図 板状体から端部を切断する前の状態を示す斜視図 板状体から端部を切断してプレボードを作成する工程を示す斜視図 成形型を開いた状態にし、上型と下型との間にプレボードを配した状態を示す断面図 成形型を閉じた状態にし、基材を成形する工程を示す断面図 キャビティ内に樹脂を射出する工程を示す図(下型を上方から視た図) キャビティ内に樹脂を充満させる工程示す図(下型を上方から視た図) 実施形態2に係る乗物用内装材において、基材の端部を拡大した図 実施形態3に係る乗物用内装材において、基材の端部を拡大した図 実施形態4に係る乗物用内装材において、基材の端部を拡大した図 実施形態5に係る乗物用内装材の製造方法において、マットから端部を切断する工程を示す斜視図 変形例に係る乗物用内装材の製造方法において、成形型を開いた状態にし、上型と下型との間にマットを配した状態を示す断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図9によって説明する。本実施形態では、乗物としての自動車(車両)に搭載されるピラーガーニッシュ(乗物用内装材)1について説明する。尚、矢印方向FRを前方、矢印方向RRを後方、矢印方向Tを上方、矢印方向Bを下方、矢印方向INを車室内側、矢印方向OUTを車室外側として各図を説明する。
ピラーガーニッシュ1は、板金からなる柱状のセンターピラー(Bピラー)に対し、クリップ等の取付部材を用いて車室内側から取り付けられる内装材である。図1に示すように、ピラーガーニッシュ1は、車室内側を向く面を構成する主壁部1Aと、車両前方を向く面を構成し、主壁部1Aの前端から車室外側に曲がった前側壁部1Bと、車両後方を向く面を構成し、主壁部1Aの後端から車室外側に曲がった後側壁部1Cと、を備え、上下方向を長手とする板状体である。ピラーガーニッシュ1は、繊維と熱可塑性樹脂とにより構成される板状の本体部(基材)10と、熱可塑性樹脂により構成される樹脂接合部30と、を備える。本体部10の中央部分には、車室内外方向に開口した開口部15が設けられている。
本体部10を構成する繊維としては、木材等を解織して得た木質繊維、ケナフ等の靭皮植物繊維、ガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維、合成樹脂繊維等から選ばれる繊維を採用することができる。本体部10及び樹脂接合部30を構成する熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸等の熱可塑性樹脂を採用することができる。本体部10を構成する熱可塑性樹脂と樹脂接合部30を構成する熱可塑性樹脂とは、同種の熱可塑性樹脂であってもよく、異種の熱可塑性樹脂であってもよい。尚、複数のドットで示す部分を樹脂接合部30とし、図2及び図3では、複数のウェーブ状の線で示す部分を本体部10とする。
樹脂接合部30は、本体部10の端部11,12,13,14に対し本体部10の板面に沿って面一となる形で接合している。具体的には、本体部10において、上側の端部を上端部11、下側の端部を下端部12、前側かつ車室外側の端部を前端部13、後側かつ車室外側の端部を後端部14とすると、樹脂接合部30の上側部31は、本体部10の上端部11に対し等しい厚みとなるように一体的に接合されている。同様に、樹脂接合部30において、下側部32、前側部33、及び後側部34は、本体部10の下端部12、前端部13、及び後端部14に対し各々が等しい厚みとなるように一体的に接合されている。樹脂接合部30は、本体部10の端部11,12,13,14を囲む形で、本体部10の全周に亘って接合している。
図2に示すように、本体部10の車室外側の面側(裏面側)には、例えば、シートベルトの位置を上下に調整するための位置調整部材(他部材)2が近接して配されている。位置調整部材2は、本体部10の上端部11や下端部12の裏面側に近接して配されている。本体部10の開口部15からは、位置調整部材2が露出している(図1では不図示)。尚、他部材としては、位置調整部材2に限らず、本体部10のいずれかの端部11,12,13,14の裏面側に当接又は近接した部材であればよい。
本体部10において、上端部11及び下端部12は、その端縁11D,12Dが凹凸状に構成されている。以下、下端部12を、その拡大図である図3を用いて具体的に説明する。下端部12は、樹脂接合部30の下側部32側に突出した形(本体部10の板面の外側の方向に突出した形)で凸状をなす複数の凸部16と、樹脂接合部30の下側部32側から窪んだ形(本体部10の板面の内側の方向に窪んだ形)で凹状をなす複数の凹部18と、を備える。凸部16は、後述する突出端16D1を頂点とする三角状をなしている。凸部16と凹部18は、前後方向に亘り交互に連続して設けられている。
凸部16は、当該凸部16の三角状の外形をなす縁であって樹脂接合部30の下側部32に接合した凸縁部16Dを備える。凹部18は、当該凹部18の凹状の外形をなす縁であって樹脂接合部30の下側部32に接合した凹縁部18Dを備える。凸縁部16D及び凹縁部18Dは、前後方向に連なることで、ジグザグ状(凹凸状)の端縁12Dを構成している。端縁12Dのうち、樹脂接合部30の下側部32側に最も突出した先端が、突出端16D1である。突出端16D1は点状であり、非直線状である。
隣り合う凸部16の間には、樹脂接合部30の下側部32の端部36が、凹部18の凹縁部18Dに至るまで三角状に充満している。尚、樹脂接合部30は、本体部10の下端部12の厚み方向に熱可塑性樹脂が漏れた形(即ち、樹脂接合部30が本体部10の凸部16や凹部18の一部を厚み方向から覆っている形)で接合されていてもよい。また、本体部10の上端部11についても、下端部12と同様の構成とする。
続いて、図4、図6及び図7を用いて、板状体40を切断してプレボード50を製造する切断装置60と、プレボード50を用いてピラーガーニッシュ1を製造する成形型70と、について説明する。図4に示すように、切断装置60は、台座となる台座部66と、台座部66に対して上方に対向する形で配された蓋部61とからなる。蓋部61は、上方に窪んだ窪み部62を備える。台座部66は、上方に盛り上がった盛上部67を備える。窪み部62及び盛上部67の両端側には、ジグザグ状の刃部63,68が設けられている。切断装置60は、蓋部61と台座部66との間に板状体40を配して押圧することで、板状体40の端部41,41を刃部63,68によって切断するものとされる。尚、切断装置の構成はこれに限られない。例えば、切断装置は、ジグザグ状の刃部を有する土台部と、当該刃部を受容する受容部を有する蓋部と、を備えるものでもよい。また、切断装置は、可動式の刃部やレーザーによって板状体を切断するものとされてもよい。板状体40を構成する繊維及び熱可塑性樹脂は、上記ピラーガーニッシュ1の本体部10を構成する繊維及び熱可塑性樹脂に等しい。
図6に示すように、成形型70は、プレボード50を上下方向から押圧して基材10を成形するものとされる。成形型70は、上方に配され、プレボード50を基材10における裏面(車室外側の面)となる面側から押圧する上型71と、上型71に対向するように下方に配され、プレボード50を基材10における表面(車室内側の面)となる面側から押圧する下型76と、を備える。
上型71は、図示しない駆動装置(例えば、電動モータ、エアシリンダ、油圧シリンダ等)によって、下型76に対し上下方向へ移動が可能な可動型とされる。図6では、上型71が下型76から離間する方向へ移動して成形型70が開いた状態を示している。図7では、上型71が下型76に近接する方向へ移動して成形型70が閉じた状態を示している。成形型70が閉じた状態では、上型71と下型76との間に空間(キャビティ)Sが形成される。
上型71の上側には、溶融した熱可塑性樹脂を射出可能な射出装置80が設けられている。射出装置80から射出される熱可塑性樹脂としては、上記ピラーガーニッシュ1の樹脂接合部30を構成する熱可塑性樹脂に等しい。上型71には、射出装置80から射出される熱可塑性樹脂をキャビティSに流通させるためのスプルー72が設けられている。射出装置80は、スプルー72を介してキャビティS内に溶融した熱可塑性樹脂を射出することができる。
続いて、図4から図9を用いて、ピラーガーニッシュ1の製造方法について説明する。ピラーガーニッシュ1の製造方法は、大別すると、繊維と熱可塑性樹脂とをマット化してなるマットから板状の板状体40を作成する板状体作成工程と、板状体40を切断してプレボード(構造体)50を作成する構造体作成工程と、成形型70によってプレボード50を押圧しつつ、熱可塑性樹脂を射出して樹脂部材(樹脂接合部)30を接合させる射出工程と、を含む。
板状体作成工程では、繊維と熱可塑性樹脂とを混合してマット化し、得られたマットを所定の厚みとなるように押圧しつつ加熱することで、板状体40を作成する。図4に示すように、構造体作成工程では、板状体40を、切断装置60における蓋部61と台座部66との間に配して、蓋部61及び台座部66によって板状体40を押圧することで、板状体40の端部41,41を刃部63,68によって切断する。そして、図5に示すように、両側の端部51,52における端縁51D,52Dがジグザグ状(凹凸状)となるように切断されたプレボード50を得る。
続いて、射出工程では、図6に示すように、開いた状態の成形型70において、上型71と下型76との間にプレボード50を配した後、上型71を下型76に近接させる。そして、図7に示すように、所定温度に加熱した成形型70を閉じた状態にし、プレボード50を上下方向から押圧して基材10を成形する。プレボード50における端部51,52を、図8に示すように、ジグザグ状の端縁11D,12Dを有する端部11,12として成形するとともに、基材10の厚みを所定の厚みに調整する。基材10の中央部分は、下型76に設けられた打ち抜き部77によって打ち抜かれて開口部15となる。
さらに、図7及び図8に示すように、所定温度に加熱した成形型70によってプレボード50(基材10)を押圧しつつ、溶融した熱可塑性樹脂Rを射出装置80からキャビティS内に射出する。基材10の下端部12では、基材10の板面方向から熱可塑性樹脂Rが流動し、ジグザグ状の端縁12Dに対し熱可塑性樹脂Rが基材10の板面に沿って接合する。熱可塑性樹脂Rは、複数の凸部16の凸縁部16Dと複数の凹部18の凹縁部18D(図3参照)とに対し板面方向から接合する。
図9に示すように、射出装置80から引き続き熱可塑性樹脂RをキャビティS内に射出する。そして、基材10の端部11,12,13,14を囲むように、キャビティS内に熱可塑性樹脂Rを充満させる。基材10の上端部11では、基材10の板面方向から熱可塑性樹脂Rが流動し、ジグザグ状の端縁11Dに対し熱可塑性樹脂Rが基材10の板面に沿って接合する。この状態で、成形型70を冷却することで、熱可塑性樹脂Rが、基材10の端縁11D,12Dに対し基材10の板面に沿って接合してなる樹脂部材(樹脂接合部)30を形成する。そして、得られた構造体を成形型70から外すことで、ピラーガーニッシュ1を得る。
続いて、本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、繊維と熱可塑性樹脂とにより構成される板状の本体部10と、熱可塑性樹脂により構成され、本体部10の端部11,12に対し本体部10の板面に沿って接合された樹脂接合部30と、を備え、本体部10の端部11,12は、その端縁11D,12Dが凹凸状に構成されているピラーガーニッシュ1を示した。
このようなピラーガーニッシュ1によると、本体部10の端部11,12は、その端縁11D,12Dが凹凸状に構成されているので、当該端縁11D,12Dが凹凸状に構成されていないもの(例えば、本体部の端部が直線状であるもの)に比して、本体部10と樹脂接合部30とが接合した面積が増加する。すると、アンカー効果により接合強度が高くなり、本体部10と樹脂接合部30とが剥離しにくくなる。また、当該凹凸状の端縁11D,12Dによると、ピラーガーニッシュ1に力が加わったときに、本体部10と樹脂接合部30との境界部分に応力が集中することを抑制することができ、当該境界部分を起点としてピラーガーニッシュ1が曲がってしまうことを防ぐことができる。
また、本体部10の端部11,12は、その端縁11D,12Dのうち樹脂接合部30側に最も突出した突出端16D1が非直線状に構成されている。ピラーガーニッシュ1に力が加わった場合は、本体部10と樹脂接合部30との境界部分において直線状の折り目が形成され、当該折り目でピラーガーニッシュ1が折れ曲がってしまうことがある。しかし、上記のようなピラーガーニッシュ1によると、本体部10の端部11,12は、その端縁11D,12Dのうち樹脂接合部30側に最も突出した突出端16D1が非直線状に構成されているので、ピラーガーニッシュ1に力が加わった場合であっても、樹脂接合部30側よりも本体部10側に応力が分散されやすくなる。そして、本体部10は繊維を含んでおり比較的剛性が高いので、ピラーガーニッシュ1の曲げ強度を高めることができる。
また、本体部10の端部11,12の裏面側には、位置調整部材2が当接又は近接して配されている。このようなピラーガーニッシュ1によると、例えば、本体部10の端部11,12と樹脂接合部30との境界部分を補強するためのリブを当該境界部分の裏面側に設けることなく、省スペース化の実現が可能なピラーガーニッシュ1を提供することができる。
また、本実施形態では、少なくとも繊維と熱可塑性樹脂とにより構成され、その端縁51D,52Dが凹凸状とされたプレボード(構造体)50を作成し、成形型70によってプレボード50を押圧しつつ、成形型70のキャビティS内に熱可塑性樹脂を射出して、凹凸状の端縁11D,12Dに対し、その板面に沿って樹脂接合部(樹脂部材)30を接合させる、ピラーガーニッシュ1の製造方法を示した。
このようなピラーガーニッシュ1の製造方法によると、本体部10の端部11,12の凹凸状の端縁11D,12Dに対し、当該本体部10の板面に沿って接合された樹脂接合部(樹脂部材)30を備えるピラーガーニッシュ1を製造することができる。
また、本実施形態では、プレボード(構造体)50は、繊維と熱可塑性樹脂とをマット化してなるマットから板状の板状体40を作成し、板状体40を、その端縁が凹凸状となるように切断して作成する、ピラーガーニッシュ1の製造方法を示した。
尚、本体部(基材)の端部の端縁が直線状(非凹凸状)に構成されているものを、比較例とし、本実施形態のように、本体部の端部の端縁がジグザグ状(凹凸状)に構成されているものを実施例1とすると、本体部の端部と樹脂接合部とが接合した面積は、実施例1では、比較例に比して約1.5倍大きい値となった。また、本体部の端部と樹脂接合部とが接合した部分に対し荷重をかけて曲げ強度を測定したところ、実施例1では、比較例に比して曲げ強度が2倍以上高い値を示した。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図10によって説明する。本実施形態では、実施形態1とは本体部(基材)の端部の構成が異なるピラーガーニッシュ(乗物用内装材)を例示する。なお、本実施形態では、上記実施形態と同じ部位には、同一の符号を用い、構造、製造工程、作用及び効果について重複する説明は省略する。
基材210の下端部212は、その端縁212Dが凹凸状に構成されている。具体的には、下端部212は、樹脂接合部230の下側部232側に突出した形で凸状をなす複数の凸部216と、樹脂接合部230の下側部232側から窪んだ形で凹状をなす複数の凹部218と、を備える。凸部216は、正方形状をなしている。凸部216と凹部218は、前後方向に亘り交互に連続して設けられている。
凸部216は、樹脂接合部230の下側部232側に最も突出した突出端の縁である凸縁部216Dと、当該凸部216の側方の縁である側縁部217Dと、を備える。凸縁部216D及び側縁部217Dは、凸部216の正方形状の外形をなす縁であって、樹脂接合部230の下側部232に接合した縁である。凹部218は、本体部210側(本体部210の板面の内側の方向)に窪んだ外形をなす縁であって、樹脂接合部230の下側部232に接合した凹縁部218Dを備える。凸縁部216Dと凹縁部218Dとは、側縁部217Dによって繋がっている。凸縁部216Dと凹縁部218Dは、互いに平行となる方向に延在しており、側縁部217Dは、凸縁部216Dと凹縁部218Dとに直交する形で延在している。凸縁部216D、側縁部217D、及び凹縁部218Dは、前後方向に連なることで、凹凸状の端縁212Dを構成している。
本実施形態のように、本体部の端部の端縁が凹凸状(凸部が正方形状)に構成されているものを実施例2とすると、本体部の端部と樹脂接合部とが接合した面積は、実施例2では、上記比較例に比して約1.9倍大きい値となった。また、本体部の端部と樹脂接合部とが接合した部分に対し荷重をかけて曲げ強度を測定したところ、実施例2では、比較例に比して曲げ強度が約2倍高い値を示した。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図11によって説明する。本実施形態では、上記実施形態とは本体部(基材)の端部の構成が異なるピラーガーニッシュ(乗物用内装材)を例示する。なお、本実施形態では、上記実施形態と同じ部位には、同一の符号を用い、構造、製造工程、作用及び効果について重複する説明は省略する。
基材310の下端部312は、複数の凸部316と、複数の凹部318と、を備える。凸部316は、後述する凸縁部316Dを上底とする台形状をなしている。凸部316と凹部318は、前後方向に亘り交互に連続して設けられている。
凸部316は、樹脂接合部330の下側部332側に最も突出した突出端の縁である凸縁部316Dと、当該凸部316の側方の縁である側縁部317Dと、を備える。凸縁部316D及び側縁部317Dは、凸部316の台形状の外形をなす縁であって、樹脂接合部330の下側部332に接合した縁である。凹部318は、本体部310側(本体部310の板面の内側の方向)に窪んだ外形をなす縁の凹縁部318Dを備える。凸縁部316Dと凹縁部318Dとは、側縁部317Dによって繋がっている。凸縁部316Dと凹縁部318Dは、互いに平行となる方向に延在している。凸縁部316D、側縁部317D、及び凹縁部318Dは、前後方向に連なることで、凹凸状の端縁312Dを構成している。
本実施形態のように、本体部の端部の端縁が凹凸状(凸部が台形状)に構成されているものを実施例3とすると、本体部の端部と樹脂接合部とが接合した面積は、実施例3では、上記比較例に比して約1.7倍大きい値となった。また、本体部の端部と樹脂接合部とが接合した部分に対し荷重をかけて曲げ強度を測定したところ、実施例3では、比較例に比して曲げ強度が約2倍高い値を示した。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図12によって説明する。本実施形態では、上記実施形態とは本体部(基材)の端部の構成が異なるピラーガーニッシュ(乗物用内装材)を例示する。なお、本実施形態では、上記実施形態と同じ部位には、同一の符号を用い、構造、製造工程、作用及び効果について重複する説明は省略する。
基材410の下端部412は、その端縁412Dが曲線状に構成されている。具体的には、下端部412は、樹脂接合部430の下側部432側にラウンド状に膨出した形で凸状をなす複数の凸部416と、樹脂接合部430の下側部432側からラウンド状に窪んだ形で凹状をなす複数の凹部418と、を備える。凸部416と凹部418は、前後方向に亘り交互に連続して設けられている。
凸部416は、樹脂接合部430の下側部432側に最も突出した突出端416D1と、突出端416D1の側方の縁である側縁部417Dと、を備える。突出端416D1及び側縁部417Dは、凸部416のラウンド状に膨出した形の外形をなす縁であって、樹脂接合部430の下側部432に接合した縁である。突出端416D1は点状であり、非直線状である。凹部418は、本体部410側(本体部410の板面の内側の方向)にラウンド状に窪んだ形の外形をなす縁であって、樹脂接合部430の下側部432に接合した凹縁部418Dを備える。突出端416D1と凹縁部418Dとは、側縁部417Dによって繋がっている。突出端416D1、側縁部417D及び凹縁部418Dは、前後方向に連なることで、波状(曲線状)の端縁412Dを構成している。
このようなピラーガーニッシュによると、ピラーガーニッシュに力が加わった場合であっても、基材410と樹脂接合部430との境界部分に応力が集中しにくくなり、曲げ強度を高めることができる。
<実施形態5>
次に、本発明の実施形態5を図13によって説明する。本実施形態では、上記実施形態とは製造工程が異なるピラーガーニッシュ(乗物用内装材)の製造方法を例示する。なお、本実施形態では、上記実施形態と同じ部位には、同一の符号を用い、構造、製造工程、作用及び効果について重複する説明は省略する。
図13に示すように、繊維と熱可塑性樹脂とを混合し、マット化して得られたマットM1を、切断装置560における蓋部561と台座部566との間に配して、マットM1の端部541,541を刃部563,568によって切断する。そして、両側の端部551,552における端縁551D,552Dがジグザグ状(凹凸状)となるように切断されたマット(構造体)M2を得る(構造体作成工程)。得られたマットM2を所定の厚みとなるように押圧しつつ加熱することで、プレボードを作成する(実施形態1における図5及び図6参照)。
このようなピラーガーニッシュの製造方法によると、刃部563,568によって切断されたマットM1の端部541,541を、他のマットを作成する際の材料として再利用することができる。
<変形例>
次に、本発明の変形例を図14によって説明する。本変形例では、上記実施形態5とは製造工程が異なるピラーガーニッシュ(乗物用内装材)の製造方法を例示する。なお、本変形例では、上記実施形態5と同じ部位には、同一の符号を用い、構造、製造工程、作用及び効果について重複する説明は省略する。
図14に示すように、開いた状態の成形型70において、上型71と下型76との間に、構造体作成工程にて得られたマット(構造体)M2を配した後、所定の厚みとなるように成形型70によって押圧しつつ、キャビティ内に熱可塑性樹脂を射出する。そして、マットM2の端部551,552における端縁551D,552Dに対し、その板面にそって樹脂部材(樹脂接合部)を接合させることで、ピラーガーニッシュを得る。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態以外にも、基材の端部の構成は適宜変更可能である。上記実施形態では、基材の上端部及び下端部において、その端縁が凹凸状に構成されているものとしたが、これに限られない。例えば、基材の上端部及び下端部に加えて、基材の前端部及び後端部において、その端縁が凹凸状に構成されていてもよい。即ち、基材の端部の全周亘って、その端縁が凹凸状に構成されていてもよい。
(2)上記実施形態以外にも、乗物用内装材は適宜変更可能である。上記実施形態では、乗物用内装材は、ピラーガーニッシュとしたが、これに限られない。例えば、乗物用内装材としては、ドアトリム、インストルメントパネル、及びルーフライニング等であってもよい。
(3)上記実施形態で例示した乗物用内装材及び乗物用内装材の製造方法は、車両用に提供されるもの限られず、種々の乗物において提供されるものであってもよい。例えば、地上の乗物としての列車や遊戯用車両、飛行用乗物としての飛行機やヘリコプター、海上や海中用乗物としての船舶や潜水艇などの乗物についても上記乗物用内装材及び乗物用内装材の製造方法を適用することができる。
1…ピラーガーニッシュ(乗物用内装材)、2…位置調整部材(他部材)、10,210,310,410…本体部(基材)、11,12,13,14,212,312,412,551,552…端部、11D,12D,212D,312D,412D,551D,552D…端縁、16D1,416D1…突出端、30,230,330,430…樹脂接合部(樹脂部材)、50…プレボード(構造体)、M2…マット(構造体)、70…成形型、S…キャビティ

Claims (4)

  1. 少なくとも繊維と熱可塑性樹脂とにより構成され、その周囲の端部のうち、少なくとも一端部の端縁と前記一端部とは反対側に位置する他端部の端縁いずれも凹凸状とされた構造体を作成する構造体作成工程と、
    前記構造体作成工程の後において、成形型によって前記構造体を押圧しつつ、前記成形型のキャビティ内に熱可塑性樹脂を射出して、前記凹凸状の2つの端縁に対し、その板面に沿って熱可塑性樹脂を接合させることで、前記凹凸状の2つの端縁に対し樹脂部材を接合させる射出工程と、を含み、
    前記射出工程では、前記構造体の前記一端部における凹凸状の端縁に対し熱可塑性樹脂を接合させるように、前記一端部の側方から前記キャビティ内に熱可塑性樹脂を射出し、その後、前記構造体の前記周囲の端部を囲む形で熱可塑性樹脂を流動させ、前記構造体の前記他端部における凹凸状の端縁に対し熱可塑性樹脂を接合させるように、前記キャビティ内に熱可塑性樹脂を引き続き射出することを特徴とする乗物用内装材の製造方法。
  2. 前記構造体は、少なくとも前記繊維と前記熱可塑性樹脂とをマット化してなるマットを、その端縁が凹凸状となるように切断して作成する請求項に記載の乗物用内装材の製造方法。
  3. 前記構造体は、少なくとも前記繊維と前記熱可塑性樹脂とをマット化してなるマットから板状の板状体を作成し、前記板状体を、その端縁が凹凸状となるように切断して作成する請求項に記載の乗物用内装材の製造方法。
  4. 前記構造体作成工程では、前記一端部の端縁と前記他端部の端縁とがいずれも、板面方向に沿って並んだ凹部と凸部とにより凹凸状をなすよう、前記構造体を作成し、
    前記射出工程では、前記構造体の板面方向から熱可塑性樹脂が流動するように、前記キャビティ内に熱可塑性樹脂を射出する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用内装材の製造方法。
JP2019114810A 2019-06-20 2019-06-20 乗物用内装材の製造方法 Active JP7226127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019114810A JP7226127B2 (ja) 2019-06-20 2019-06-20 乗物用内装材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019114810A JP7226127B2 (ja) 2019-06-20 2019-06-20 乗物用内装材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021000742A JP2021000742A (ja) 2021-01-07
JP7226127B2 true JP7226127B2 (ja) 2023-02-21

Family

ID=73994602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019114810A Active JP7226127B2 (ja) 2019-06-20 2019-06-20 乗物用内装材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7226127B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003260720A (ja) 2002-03-12 2003-09-16 Nissan Motor Co Ltd 樹脂成形品とそのインサート成形方法
JP2008055764A (ja) 2006-08-31 2008-03-13 Kasai Kogyo Co Ltd 複合樹脂成形品
WO2009034906A1 (ja) 2007-09-11 2009-03-19 Toray Industries, Inc. 複合成形品およびその製造方法
JP2009274308A (ja) 2008-05-14 2009-11-26 Mitsubishi Electric Corp 筐体用パネルおよびその製造方法と、この筐体用パネルを備えた電子機器
WO2011086959A1 (ja) 2010-01-13 2011-07-21 東レ株式会社 射出成形品およびその製造方法
JP2020116862A (ja) 2019-01-25 2020-08-06 ポリプラスチックス株式会社 複合成形品

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003260720A (ja) 2002-03-12 2003-09-16 Nissan Motor Co Ltd 樹脂成形品とそのインサート成形方法
JP2008055764A (ja) 2006-08-31 2008-03-13 Kasai Kogyo Co Ltd 複合樹脂成形品
WO2009034906A1 (ja) 2007-09-11 2009-03-19 Toray Industries, Inc. 複合成形品およびその製造方法
JP2009274308A (ja) 2008-05-14 2009-11-26 Mitsubishi Electric Corp 筐体用パネルおよびその製造方法と、この筐体用パネルを備えた電子機器
WO2011086959A1 (ja) 2010-01-13 2011-07-21 東レ株式会社 射出成形品およびその製造方法
JP2020116862A (ja) 2019-01-25 2020-08-06 ポリプラスチックス株式会社 複合成形品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021000742A (ja) 2021-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10807284B2 (en) Vehicle trim component
KR101259861B1 (ko) 복수의 장식용 특징부를 갖는 차량 트림 패널
US7695270B2 (en) Mould for the injection moulding of a plastic piece and moulding method
JP3340997B2 (ja) 熱シールドを組み込んだ燃料タンク
WO2015129830A1 (ja) サンドイッチパネルおよびサンドイッチパネルの製造方法
US10981532B2 (en) Vehicle trim component
EP2888090B1 (en) System and method for mounting an airbag chute assembly within a vehicle trim component
JP5444520B1 (ja) 車両内装用ボード及びその製造方法
JP7226127B2 (ja) 乗物用内装材の製造方法
JP4916019B2 (ja) 樹脂成形品の振動溶着構造
CN107433723B (zh) 零配件的制造方法
KR101808766B1 (ko) 자동차용 내,외장재 및 그 제조방법
JP2022012776A (ja) 成形構造体、成形構造体の製造方法
JPH06126853A (ja) ハニカム成形体を製造する方法
JP2019166652A (ja) 成形構造体の製造方法
JPH04173115A (ja) 車両用繊維強化樹脂製パネルの製造方法
EP3825091B1 (en) Mold for producing any one coated component of a vehicle, associated multi-step method and product thus obtained
JP7354858B2 (ja) 成形構造体の製造方法及び成形構造体
JP7322630B2 (ja) 乗物用内装材の製造方法
JP7322631B2 (ja) 乗物用内装材の製造方法
JP6923760B2 (ja) 車両用内装部品及び成形製品の製造方法
JP2006182093A (ja) 自動車用燃料タンク
JPS5924017B2 (ja) 自動車用内装材
JP2022163872A (ja) 成形構造体および成形構造体の製造方法
JP2024035902A (ja) 取付構造、及び乗物用内装材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230123

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7226127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151