JP7222759B2 - 自動車ドア用シール構造 - Google Patents
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Description
ウエザーストリップが底付きを起こした状態になると、ウエザーストリップの圧縮荷重が急上昇し、ドアが閉まらない(ドアロックがかかる位置までドアが押し込めない)ようになる事もあった。
図1及び図2に示すように、フロントドア1は、該フロントドア1の略下半部を構成するドア本体2と、略上半部を構成するウインドフレーム3とを有している。ドア本体2の前端部は、図示しないが、上下方向に延びる回動軸を有するヒンジを介して車体のピラーに取り付けられている。ドア本体2は、鋼板等からなるインナパネル(図示せず)とアウタパネル2aとで構成されており、内部には、昇降動作するウインドガラス4や、ウインドガラス4を昇降動作させるための昇降装置(図示せず)等が収容可能になっている。
図4に示す符号200は自動車100のルーフ部を構成しているボディパネルである。この図4では、フロントドア1が閉状態にある場合を示している。ボディパネル200の車室外端部201は、上方へ延びており、自動車100の外板となる部分である。ボディパネル200の車室外端部201の下端部には、車室内側へ延びる外側板部202が連なっている。この外側板部202は、フロントドア1が閉状態にあるときに、フレーム上辺部3cのグラスラン取付板部10に対向する位置関係となっている。外側板部202とグラスラン取付板部10とは、互いに略平行である。
図3に示すように、グラスラン20は、ウインドフレーム3の少なくとも車室外側を覆い隠す、いわゆるヒドンタイプであり、ウインドフレーム3に対して車室外側から取り付けられ、ウインドフレーム3とウインドガラス4との間をシールするためのシール材として機能する。グラスラン20は、ウインドフレーム3の外面であるグラスラン取付板部10と、第2パネル材6の車室外側面を覆うことができるように形成されている。
図6に示すウエザーストリップ40は、フロントドア1のウインドフレーム3とドア本体2を囲むように形成された環状部材であり、例えばゴムやエラストマー等で構成され、フロントドア1と車体との間をシールする。図3に示すように、ウエザーストリップ40は、ウエザーストリップ取付板部11に取り付けられ、図4に示すように、ウインドフレーム3とボディパネル200との間をシールする部品である。
次に、上記のように構成されたグラスラン20及びウエザーストリップ40の取付手順について説明する。まず、図7に示すように、グラスラン20のグラスラン上辺部20cの挿入溝24の開口と、フレーム上辺部3cのグラスラン取付板部10の車室外端部とが対向するように、グラスラン上辺部20cを配置する。そして、グラスラン上辺部20cを矢印400の方向に移動させると、図8に示すようにグラスラン取付板部10に対してグラスラン上辺部20cの挿入溝24が取り付けられる。このとき、取付前では図5や図7に示すようにグラスラン上辺部20cの内側リップ21cの下端部が外側リップ21dの下端部よりも上に位置しているので、内側リップ21cがグラスラン取付板部10の上面に対して強く接触するのが回避される。これにより、内側リップ21cを薄くしても、当該内側リップ21cがグラスラン取付板部10の取付時に巻き込まれ難くなる。
次に、フロントドア1が閉状態とされた場合について説明する。フロントドア1が閉状態にされると、図4に示すように、グラスラン20の上側リップ21b、21bがボディパネル200の外側板部202に接して弾性変形する。また、ウエザーストリップ40の膨出部42がボディパネル200の内側板部203に接して潰れるように弾性変形する。
以上説明したように、この実施形態に係る自動車ドア用シール構造によれば、図5に示すようにグラスラン上辺部20cの上板部21に、車室内側へ向けてフレーム上辺部3cの傾斜板部12に接するまで延びる内側リップ21cと、車室外側へ向けてグラスラン取付板部10に接するまで延びる外側リップ21dとを形成し、内側リップ21c及び外側リップ21dを車両前後方向に延びる仮想軸X周りに回動可能となるように、回動許容部21eを設けるとともに、内側リップ21cの下端部を外側リップ21dの下端部よりも上に位置付けた(グラスラン取付板部10に対してグラスランを水平400方向に向けて取付けるとして、水平ラインに対しての、上下関係規定)ので、内側リップ21cを薄くした場合であっても内側リップ21cの巻き込みを回避しながらグラスラン上辺部20cを取り付けることができ、組付作業性を良好にすることができる。
3 ウインドフレーム
3c フレーム上辺部
10 グラスラン取付板部
11 ウエザーストリップ取付板部
12 傾斜板部
20 グラスラン
20c グラスラン上辺部
21 上板部
21A 上板部の本体部分
21c 内側リップ
21d 外側リップ
21e 回動許容部
21f 段差
22 下板部
23 車室外側板部
24 挿入溝
40 ウエザーストリップ
44 シールリップ
X 仮想軸
Claims (6)
- 自動車ドアのウインドフレームのフレーム上辺部に設けられたグラスラン取付板部に対して車室外側から取付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールするグラスランと、
前記フレーム上辺部における前記グラスラン取付板部よりも車室内側に設けられたウエザーストリップ取付板部に取り付けられるウエザーストリップとを備え、
前記フレーム上辺部における前記グラスラン取付板部と前記ウエザーストリップ取付板部との間に、前記ウエザーストリップ取付板部が前記グラスラン取付板部よりも下に位置するように、当該グラスラン取付板部から当該ウエザーストリップ取付板部まで下降傾斜して延びる傾斜板部が形成されている自動車ドア用シール構造において、
前記グラスランは、前記フレーム上辺部に沿って車両前後方向に延びるグラスラン上辺部を備え、
前記グラスラン上辺部には、前記グラスラン取付板部の上面に沿って車室内側へ延びる上板部と、前記グラスラン取付板部の下面に沿って車室内側へ延びる下板部と、前記上板部の車室外側の端部から前記下板部の車室外側の端部まで上下方向に延びる車室外側板部とによって前記グラスラン取付板部に対して取付られる挿入溝が形成され、
前記上板部の車室内側には、車室内側へ向けて前記傾斜板部に接するまで延びる内側リップと車室外側へ向けて前記グラスラン取付板部に接するまで延びる外側リップとが設けられるとともに、前記内側リップ及び前記外側リップを車両前後方向に延びる仮想軸周りに回動可能にする回動許容部が設けられ、
前記ウエザーストリップには、前記グラスラン上辺部の前記内側リップの上に重なるまで車室外側へ向けて延びるシールリップが設けられていることを特徴とする自動車ドア用シール構造。 - 請求項1に記載の自動車ドア用シール構造において、
前記回動許容部は、前記上板部の本体部分よりも薄肉な薄肉部で構成されていることを特徴とする自動車ドア用シール構造。 - 請求項1または2に記載の自動車ドア用シール構造において、
前記グラスランの前記内側リップは、前記上板部の本体部分の肉厚よりも薄く形成されていることを特徴とする自動車ドア用シール構造。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の自動車ドア用シール構造において、
前記グラスラン取付板部への取付前の状態で前記内側リップの下端部が前記外側リップの下端部よりも上に位置付けられている
ことを特徴とする自動車ドア用シール構造。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の自動車ドア用シール構造において、
前記グラスランの前記内側リップは、前記上板部の本体部分よりも下に位置付けられ、当該上板部の上面における前記内側リップと前記本体部分との間に段差が形成され、
前記ウエザーストリップの前記シールリップは、前記段差に嵌まるように形成されていることを特徴とする自動車ドア用シール構造。 - 請求項5に記載の自動車ドア用シール構造において、
前記上板部の上面の段差の深さと、前記ウエザーストリップの前記シールリップの厚みとが略等しく設定されていることを特徴とする自動車ドア用シール構造。
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