JP7222108B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動力を発生させる駆動モータと、駆動モータに電力を供給するバッテリと、を有する電動式の鞍乗り型車両に関する。
国際公開第2013/000731号には、駆動力を発生させる駆動モータと、駆動モータに電力を供給するバッテリと、バッテリを収容するバッテリケースと、を有する電動式の自動二輪車が示される。この自動二輪車は、バッテリケースを車体フレームの一部として使用する。バッテリケースは、車両の前後方向と略平行になるようにして車両下部に配置される。
国際公開第2013/000731号に示される自動二輪車のように、重いバッテリが車両下部の広い領域にわたって配置されると、車両の運動性能を向上させることが困難になる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、運動性能を向上させることができる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
本発明の態様は、
駆動力を発生させる駆動モータと、
前記駆動モータに電力を供給するバッテリと、
前記バッテリを収容し、車両前後方向に長尺のバッテリケースと、を有する鞍乗り型車両であって、
フロントフォークを回動可能に支持するヘッドパイプと、前記ヘッドパイプに連結されるフロントサスペンションと、を含んで構成される転舵機構と、
前記バッテリケースと一体に形成され、前記バッテリケースの長手方向の前端から上方向に向かって立ち上がり、前記転舵機構を支持する立上り部と、を有し、
前記バッテリケースは、前記立上り部とともに車体フレームの一部を構成する。
本発明によれば、車両の運動性能を向上させることができる。
鞍乗り型車両の右側面を模式的に示す図である。 シート構造体が外された鞍乗り型車両の前部の右側面を模式的に示す図である。 シート構造体が外された鞍乗り型車両の後部の右側面を模式的に示す図である。 シートフレームおよびその上側の構造を模式的に示す図である。 フロントサスペンション機構およびその周辺構造を模式的に示す図である。 駆動モータおよびスイングアームの正面を模式的に示す図である。 図1のVII-VII線断面を模式的に示す図である。 右側から見た強度部材を模式的に示す図である。 右側から見たシート構造体の着座面の断面を模式的に示す図である。 右後方から見た展開状態のピリオンステップとその周辺構造を模式的に示す図である。 右後方から見た格納状態のピリオンステップとその周辺構造を模式的に示す図である。 右上後方から見た操舵部の上部を模式的に示す図である。 右側のグリップ周辺の上面を模式的に示す図である。 図13のXIV-XIV線断面を模式的に示す図である。 右側のグリップ周辺の正面を模式的に示す図である。 ウインドシールドとその支持構造の断面を模式的に示す図である。 周辺表示装置のブロック構成図である。
以下、本発明に係る鞍乗り型車両について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書では、転舵角度がゼロの状態で直立する鞍乗り型車両を基準として上下と前後と左右を定義する。具体的には、重力の方向を下方向とし、その反対方向を上方向とする。また、車長方向に沿って後から前に向かう方向を前方向とし、その反対方向を後方向とする。また、車幅方向に沿って右から左に向かう方向を左方向とし、その反対方向を右方向とする。
[1.鞍乗り型車両10の全体構成]
図1~図3に示される鞍乗り型車両10(以下、車両10という。)は、電動式の自動二輪車である。車両10は、車両10の骨格としての車体フレーム16と、駆動源としての駆動モータ18と、前輪12を懸架するフロントサスペンション機構20と、操舵部22と、後輪14を懸架するリヤサスペンション機構24と、シート構造体26(図1)と、有する。
[2.車体フレーム16]
車体フレーム16は、バッテリケース28と、立上り部30(図2)と、ピボットプレート32と、シートフレーム34(図3)と、を含んで構成される。車体フレーム16の各部材は、アルミニウム、チタン、鉄、マグネシウム等の比較的軽量でありかつ剛性の高い金属またはCFRP等で形成される。
バッテリケース28は、メインフレームとして機能する。バッテリケース28は、車両10の前後方向に長尺である。平面視で、バッテリケース28の長手方向の一端(前端28a)は前方向に向けられ、長手方向の他端(後端28b)は後方向に向けられる。バッテリケース28は、前端28aが後端28bよりも上に位置するように傾けられて配置される。バッテリケース28の上面側に位置する上部は、バッテリケース28の下面側に位置する下部よりも車幅方向に広い。バッテリケース28の上部にはバッテリ36が収容され、下部には電力制御部38が収容される。
バッテリ36は、例えばリチウムイオン電池である。電力制御部38は、DC/DCコンバータ等の回路とECU等のコントローラとがユニット化されており、PCU(Power Control Unit)とも称される。電力制御部38の回路は、バッテリ36および駆動モータ18と配線で接続される。電力制御部38のコントローラは、バッテリ36と駆動モータ18の一方から他方に供給される電力を制御する。つまり、電力制御部38は、力行時にバッテリ36から駆動モータ18に供給される電力を制御し、回生時に駆動モータ18からバッテリ36に供給される電力を制御する。
バッテリケース28の前端28aの左右には、前方向に突出する下アーム連結部40が形成される。なお、図1と図2は右側の下アーム連結部40のみを示す。下アーム連結部40は、フロントサスペンション機構20(転舵機構)の下アーム部86を揺動可能に支持する。バッテリケース28の下面には、車幅方向に広がるステップ板42が取り付けられる。ステップ板42は、電力制御部38よりも下の位置に配置され、底面視において電力制御部38を覆う。ステップ板42は、運転者が乗車中に足を載せる部品である。ステップ板42は、バッテリケース28を保護する部品としても機能する。
立上り部30は、バッテリケース28と一体に形成される。立上り部30は、バッテリケース28の前端28aから若干前傾して立ち上がり、斜め上方向に向かって延びる。立上り部30の上部前端の左右には、前方向に突出する上アーム連結部44が形成される。なお、図2は右側の上アーム連結部44のみを示す。上アーム連結部44は、フロントサスペンション機構20(転舵機構)の上アーム部84を揺動可能に支持する。
ピボットプレート32は、車両10の右側と左側に1つずつ設けられる。なお、図1と図3は右側のピボットプレート32のみを示す。ピボットプレート32は、板状の部材である。ピボットプレート32の上部および下部は車幅方向内側に屈曲し、ピボットプレート32の中間部は上下方向と略平行するように配置される。ピボットプレート32は、バッテリケース28よりも後に配置される。ピボットプレート32の前端の上部は、バッテリケース28の後端28bの上部にボルト等で固定される。ピボットプレート32の前端の下部は、バッテリケース28の後端28bの下部にボルト等で固定される。左右のピボットプレート32は、後述するスイングアーム102を揺動可能に支持する。ピボットプレート32には、車幅方向外側に突出するステップ48が設けられる。ステップ48は、ステップ板42と同様に、運転者が乗車中に足を載せる部品である。
なお、本実施形態においては、ピボットプレート32が左右に分割されているが、ピボットプレート32が左右一体に形成されていてもよい。その場合、ピボットプレート32は、車幅方向の外側で上下方向に延びる一組の第1部位と、駆動モータ18の上の位置で車幅方向に沿って延びる第2部位と、を有する。一組の第1部位は、第2部位によって互いに連結される。
図3に示されるように、シートフレーム34は、車両10の前後方向に長尺である。平面視で、シートフレーム34の長手方向の一端(前端34a)は前に向けられ、長手方向の他端(後端34b)は後に向けられる。シートフレーム34は、前端34aが後端34bよりも下に位置するように傾けられて配置される。シートフレーム34の前端34aの左右には、下方向に延びる一組の固定部50が形成される。固定部50は、バッテリケース28の上面に固定される。シートフレーム34には、前端34aから後端34bに向かってスライド機構54が形成される。図4に示されるように、スライド機構54は、ガイド部56(板状部)と移動部58とを有する。ガイド部56は、板状に形成される。移動部58は、ガイド部56よりも上に配置されており、ガイド部56によってシートフレーム34の長手方向に沿って移動可能に支持される。
一組の固定部50には、一組のピリオンステップ136が取り付けられる。ピリオンステップ136に関しては下記[7]で説明する。
[3.フロントサスペンション機構20]
図5に示されるように、フロントサスペンション機構20は、フロントフォーク66と、ヘッドパイプ68と、揺動アーム70と、フロントサスペンション72と、を含んで構成される。フロントサスペンション機構20の基本的な構成および動作は、例えば、特開2018-122632号公報に示される機構の構成および動作と同じである。
フロントフォーク66は、軸部74と、2つの脚部76と、を有する。軸部74は、直線形状であり、ヘッドパイプ68に下から挿通される。2つの脚部76は、軸部74の下部で二股に分かれて、それぞれ下方向に延びる。2つの脚部76の下端は、前輪12の車軸12aを支持する。
ヘッドパイプ68は、筒状の部材であり、内部に挿入される軸部74を、軸部74の軸線を中心にして回動可能に支持する。ヘッドパイプ68の前端の上部には、前方向に突出する上アーム連結部78が形成される。ヘッドパイプ68の後端の下部には、後方向に突出する下アーム連結部80が形成される。ヘッドパイプ68には、前輪12の一部を覆うフロントフェンダー82が取り付けられる。
揺動アーム70は、車体フレーム16(立上り部30、バッテリケース28)によって上下方向に揺動可能に支持される一方で、ヘッドパイプ68を上下方向に揺動可能に支持する。揺動アーム70は、互いに離隔する上アーム部84と下アーム部86とを有する。
上アーム部84は、揺動アーム70の上部に位置するアーム部材である。上アーム部84は、立上り部30の上部前端からヘッドパイプ68の左右位置を経由してヘッドパイプ68の上部前端まで延びる。上アーム部84の後端84bは、立上り部30の左右の上アーム連結部44によって上下方向に揺動可能に支持される。また、上アーム部84の前端84aは、ヘッドパイプ68の上アーム連結部78を上下方向に揺動可能に支持する。
下アーム部86は、揺動アーム70の下部に位置するアーム部材である。下アーム部86は、バッテリケース28の前端28aからヘッドパイプ68の下部後端まで延びる。下アーム部86の後端86bは、バッテリケース28の左右の下アーム連結部40によって上下方向に揺動可能に支持される。一方、下アーム部86の前端86aは、ヘッドパイプ68の下アーム連結部80を上下方向に揺動可能に支持する。下アーム部86は、前端86aと後端86bとの間にサスペンション支持部86cを有する。
フロントサスペンション72は、立上り部30と下アーム部86との間に、後傾する姿勢で配置される。フロントサスペンション72の上端は、立上り部30の上部の支持部(不図示)によって揺動可能に支持される。この支持部は、立上り部30の左右前端よりも後方向に窪んでいる。つまり、図1に示されるように、側面視で、フロントサスペンション72の上端と立上り部30は重なる。フロントサスペンション72の下端は、下アーム部86のサスペンション支持部86cによって揺動可能に支持される。
[4.操舵部22]
図2に示されるように、操舵部22は、ハンドル支持部90と、回動部92と、ハンドル94と、リンク部96と、を含んで構成される。
ハンドル支持部90は、立上り部30の上端に固定される。ハンドル支持部90は、立上り部30と同じように若干前傾しており、立上り部30が延びる方向、すなわち斜め上方向に向かって延びる。ハンドル支持部90の上端には孔(不図示)が形成され、その孔に回動部92が挿通される。回動部92は、ハンドル支持部90によって回動可能に支持される。ハンドル支持部90よりも上側に位置する回動部92には、ハンドル94が固定され、ハンドル支持部90よりも下側に位置する回動部92には、リンク部96が揺動可能に支持される。
ハンドル94は、バーハンドルであり、その中央部が回動部92に固定される。リンク部96は、上リンク98と下リンク100とからなる。上リンク98の上端は、回動部92によって上下方向に揺動可能に支持される。下リンク100の下端は、フロントフォーク66の軸部74(図5)の上端によって上下方向に揺動可能に支持される。そして、上リンク98の下端と下リンク100の上端は、互いに上下方向に揺動可能に接続される。上リンク98の下端は上リンク98の上端よりも前に配置され、下リンク100の上端は下リンク100の下端よりも前に配置される。回動部92の回転軸とフロントフォーク66の軸部74の回転軸は、略同一直線上に配置される。
ハンドル94の周辺には様々な部品が設けられる。ハンドル94の周辺の部品に関しては下記[8]で説明する。
[5.リヤサスペンション機構24]
図1、図3に示されるように、リヤサスペンション機構24は、スイングアーム102と、リヤサスペンション104と、を含んで構成される。
スイングアーム102は、後輪14の車軸14aを左側から支持する片持ち式である。図6に示されるように、スイングアーム102は、車両10の前側かつ右側に位置する右前部106と、車両10の前側かつ左側に位置する左前部108と、を有する。右前部106と左前部108の間には、駆動モータ18が配置される。右前部106よりも右には右側のピボットプレート32が配置され、左前部108よりも左には左側のピボットプレート32が配置される。右前部106は、右側のピボットプレート32によってピボット46を中心にして上下方向に揺動可能に支持される。左前部108は、左側のピボットプレート32によってピボット46を中心にして上下方向に揺動可能に支持される。右前部106は、駆動モータ18に対しても揺動可能に接続される。ピボット46は、駆動モータ18の出力軸109の軸線上に配置される。
なお、駆動モータ18と後輪14は、ベルトやギヤ等の動力伝達機構(不図示)で連結される。スイングアーム102は、動力伝達機構を収容するケースとしても使用される。スイングアーム102には、後輪14の一部を覆うリヤフェンダー110が取り付けられる。
リヤサスペンション104は、シートフレーム34のスライド機構54よりも下の位置に、前傾する姿勢で配置される。リヤサスペンション104は、その軸線が車幅方向略中央でバッテリケース28の長手方向と略平行となるように設けられる。リヤサスペンション104の一端は、シートフレーム34によって揺動可能に支持される。リヤサスペンション104の他端は、スイングアーム102によって揺動可能に支持される。
[6.シート構造体26]
シート構造体26は、立上り部30、バッテリケース28およびシートフレーム34を上から覆うようにして配置される。図7に示されるように、シート構造体26は、左部および右部に位置する一組の側面部112と、上部に位置して着座面を形成する上面部114と、を含んで構成される。一組の側面部112と上面部114は一体に形成される。シート構造体26は、車両10の内側から外側に向かって、シート底板116と、強度部材118と、表皮部材120と、が積層される多層構造である。
シート底板116は、多層構造の最下層に配置される。シート底板116は、樹脂によって形成される。上面部114に配置されるシート底板116の内面側には、下方向に突出する凸部122が形成される。
強度部材118は、シート底板116と表皮部材120との間の中間層に配置される。強度部材118は、軽量で剛性を有する部材、例えばCFRPである。強度部材118は、シート底板116に沿って並ぶ骨格を形成する。例えば、図8に示されるように、強度部材118は、三角形の骨格がシート底板116に沿って並ぶトラス構造をなす。
表皮部材120は、多層構造の最上層に配置される。表皮部材120は、弾力性を有する部材(弾性部材)、例えばシリコーンゴムである。図7に示されるように、上面部114に位置する表皮部材120の厚みは、側面部112に位置する表皮部材120の厚みよりも厚い。更に、図9に示されるように、上面部114のうちヒップポイントに位置する表皮部材120の厚みは、ヒップポイント以外に位置する表皮部材120の厚みよりも厚い。
シート底板116の内面側の空間、具体的には、一組の側面部112に挟まれ、かつ、上面部114よりも下に位置する空間を中空部124と称する。中空部124には、シート連結部60が配置される。シート連結部60は、中空部124を縦断して上面部114とシートフレーム34(図3)とを連結する。すなわち、シート連結部60の上端62aは、シート底板116の凸部122に固定され、シート連結部60の下端62bはシートフレーム34のスライド機構54に設けられる移動部58に固定される。こうした構造により、シート構造体26は、シートフレーム34の長手方向に沿って移動可能となる。
図1に示されるように、シート構造体26の上部前端には、前方向に延びるカウル190が取り付けられる。カウル190は、フロントフェンダー82よりも上の位置にフロントフェンダー82と離間して設けられる。カウル190の一部は、バッテリケース28の上部を覆う。こうした構造により、走行風がカウル190とフロントフェンダー82との間を通り、バッテリケース28まで導入される。バッテリケース28は走行風によって冷却される。また、バッテリケース28と立上り部30とシート構造体26とカウル190に囲まれる空間、すなわち、バッテリケース28よりも上にあり、立上り部30よりも後にあり、シート構造体26の下にある空間には、物品を収納可能な収納部126が形成される。
[7.ピリオンステップ136]
図10、図11に示されるように、シートフレーム34に形成される左右の固定部50には、ピリオンステップ136を支持する左右のステップ支持部130が形成される。ステップ支持部130は、平面視で、リヤサスペンション104の左側の位置と右側の位置に1つずつ配置される。なお、左右の固定部50の間であって、板状のガイド部56(図7)の下には、不使用時のピリオンステップ136(図10)が格納される凹部132が形成される。
一組のステップ支持部130の間には、一組のピリオンステップ136が設けられる。右側のピリオンステップ136は、右側のステップ支持部130の車幅方向内側、すなわち左側に取り付けられる。左側のピリオンステップ136は、左側のステップ支持部130の車幅方向内側、すなわち右側に取り付けられる。
ピリオンステップ136は、足載せ部138と、アーム部140と、を有する。足載せ部138は、同乗者が足を載せる部品である。アーム部140は、足載せ部138とステップ支持部130との間に介在して、足載せ部138とステップ支持部130とを連結する部品である。更に、アーム部140は、基端側アーム部142と先端側アーム部144とを有する。
基端側アーム部142は、ステップ支持部130によって回動可能に支持される。基端側アーム部142とステップ支持部130との接続部分を第1関節部146と称する。第1関節部146において、基端側アーム部142は、第1回動軸148を中心にして回動する。第1回動軸148は、車幅方向に対して略平行である。従って、ピリオンステップ136は、第1回動軸148を中心にして、前後方向に回動する。
先端側アーム部144は、基端側アーム部142によって回動可能に支持される。先端側アーム部144と基端側アーム部142との接続部分を第3関節部154と称する。第3関節部154において、先端側アーム部144は、第3回動軸156を中心にして回動する。第3回動軸156は、車幅方向に対して略垂直である。従って、先端側アーム部144は、第3回動軸156を中心にして、左右方向、すなわち、車幅方向の内側から外側に向かう方向、および、車幅方向外側から内側に向かう方向に回動する。
足載せ部138は、先端側アーム部144によって回動可能に支持される。足載せ部138と先端側アーム部144との接続部分を第2関節部150と称する。第2関節部150において、足載せ部138は、第2回動軸152を中心にして回動する。右側のピリオンステップ136の第2回動軸152は、図10に示される状態、すなわち、基端側アーム部142が回動範囲のうちの後側に配置され、かつ、先端側アーム部144が回動範囲のうちの車幅方向外側(右側)に配置されるときに、左斜め後側から右斜め前側に向かって延びる。従って、右側の足載せ部138は、第2回動軸152を中心にして、車幅方向内側の格納位置と車幅方向外側(右側)の展開位置との間で回動する。左側のピリオンステップ136の場合は、右側のピリオンステップ136と左右が逆となる。
このような構造により、ピリオンステップ136は、シートフレーム34の車幅方向外側の両端よりも車幅方向内側、すなわち凹部132に格納される格納状態(図11)と、シートフレーム34の車幅方向外側の両端よりも車幅方向外側に展開される展開状態(図10)と、に状態変化する。同乗者が乗車する場合、ピリオンステップ136は、格納位置から展開位置に移動される。
図3に示されるように、ピリオンステップ136の展開状態において、第1関節部146および第1回動軸148(図10)は、ピボット46よりも前に配置される。また、第2関節部150は、ピボット46よりも後に配置される。
なお、アーム部140に第3関節部154が設けられていなくてもよい。例えば、アーム部140が第1回動軸148を中心にして前後方向に回動し、足載せ部138が第2回動軸152を中心にして車幅方向の内側から外側に向かう方向、および、車幅方向外側から内側に向かう方向に回動するようにしてもよい。
[8.ハンドル94の周辺の構成]
図12に示されるように、ハンドル94の右部と左部のそれぞれには、グリップ160と、ブレーキレバー162と、ナックルガード164と、周辺表示部166と、カメラ168と、が設けられる。右部の構成と左部の構成は左右対称である。以下では、図12を中心に、適宜図13~図17を用いて、ハンドル94の右部の周辺の構成を説明する。
グリップ160は、ハンドル94の軸線上の位置であって、ハンドル94の車幅方向外側の端部に設けられる。グリップ160の車幅方向外側の端部にはガード用ステー172が取り付けられる。ガード用ステー172は、グリップ160から前方向に向かって延び、ナックルガード164を支持する。ナックルガード164は、グリップ160よりも前の位置に、グリップ160と離隔して配置される。例えば、図14、図15に示されるように、ナックルガード164は、ナックルガード164の上端に位置するガード上端部164aと、ナックルガード164の下端に位置するガード下端部164bと、側面視で、ガード上端部164aとガード下端部164bよりも前側に突出する凸状部164cと、を有する。なお、ナックルガード164とガード用ステー172は別体であってもよいし、一体であってもよい。
グリップ160の車幅方向外側の部分にはカメラ168が取り付けられる。カメラ168は、ガード用ステー172自体、または、ガード用ステー172よりも車幅方向内側のグリップ160またはハンドル94に埋め込まれる。つまり、カメラ168は、ガード用ステー172の車幅方向外側の端部よりも内側に配置される。この構成により、ハンドル94に対して側方からの接触があったとしても、ガード用ステー172の端部によってカメラ168を保護することができる。カメラ168のレンズは、光軸を車両10の右後に向けた状態で外部に露出される。カメラ168は、ハンドル94よりも後側の車両10の周辺環境を撮像する。
ハンドル94のうち、グリップ160よりも車幅方向内側の部分にはブレーキホルダ163が取り付けられる。ブレーキホルダ163は、ブレーキレバー162を支持する。ブレーキホルダ163には、ガード用ステー172とは別体の表示部用ステー174が取り付けられる。ブレーキホルダ163と表示部用ステー174は一体に形成されてもよい。表示部用ステー174は、ブレーキホルダ163から前方向に向かって延び、周辺表示部166を支持する。
周辺表示部166は、カメラ168により撮像される周辺環境の映像を表示する装置である。周辺表示部166は、映像を表示する画面173と、周辺表示部166の上端に位置する表示上端部166aと、周辺表示部166の下端部に位置する表示下端部166bと、を有する。周辺表示部166は、ナックルガード164よりも後の位置であり、かつ、グリップ160よりも前の位置に、表示上端部166aが表示下端部166bよりも前かつ上に位置するように前傾して配置される。表示部用ステー174は、周辺表示部166の前傾角度が変えられるように、周辺表示部166を上下方向に揺動可能に支持する。図15(および図14)に示されるように、正面視で、ナックルガード164と周辺表示部166は互いに重なる。更に、ナックルガード164の凸状部164cと周辺表示部166の表示上端部166aは互いに重なる。
図13に示されるように、平面視で、ナックルガード164のガード上端部164aは、周辺表示部166の画面173に重なる。つまり、周辺表示部166の画面173は、ナックルガード164によって上側を覆われる。
周辺表示部166の配置が変えられるような構造であってもよい。例えば、周辺表示部166は、表示部用ステー174に上下方向と左右方向の少なくとも一方に回動可能に支持されてもよい。または、表示部用ステー174が、ブレーキホルダ163に上下方向と左右方向の少なくとも一方に回動可能に支持されてもよい。
図2に示されるように、回動部92には、シールド用ステー169が取り付けられる。図16に示されるように、シールド用ステー169は、回動部92から前方向に向かって延びる第1ステー169aと、第1ステー169aから分岐して上方向に延びる第2ステー169bと、を有する。第1ステー169aは、ウインドシールド171に予め固定される板材171aに取り付けられて、ウインドシールド171を支持する。第2ステー169bは、車両情報表示部170を支持する。
車両情報表示部170は、走行速度、バッテリ36の残量、走行距離等の車両情報を表示する装置である。図12、図14に示されるように、車両情報表示部170は、ウインドシールド171よりも後の位置であって、左右の周辺表示部166の間に配置される。側面視で、車両情報表示部170の画面176と左右の周辺表示部166の画面173は互いに重なる。つまり、車両情報表示部170の画面176と周辺表示部166の画面173は、同じ高さ範囲内に配置される。
周辺表示部166と同様に、車両情報表示部170の前傾角度または配置が変えられるような構造であってもよい。例えば、車両情報表示部170は、シールド用ステー169に上下方向と左右方向の少なくとも一方に回動可能に支持されてもよい。
周辺表示部166の前傾角度および配置と車両情報表示部170の前傾角度および配置が変えられない構造である場合、車両情報表示部170の画面176と左右の周辺表示部166の画面173は、それぞれが運転席に向くように配置されてもよいし、互いに平行になるように配置されてもよい。
なお、周辺表示部166は、カメラ168により撮像される周辺環境の映像の他に、他の映像を表示してもよい。図17を用いてその一例を説明する。
車両10は、周辺表示装置180として、表示制御部182と、切替スイッチ184と、第1カメラ186と、第2カメラ188と、周辺表示部166と、を有する。表示制御部182は、CPU等のプロセッサを有する。切替スイッチ184は、運転者が操作するマンマシンインターフェースであり、ハンドル94に取り付けられる。第1カメラ186は、カメラ168である。第2カメラ188は、シート構造体26の後端に設けられ、車両10よりも後側の車両10の周辺環境を撮像する。
表示制御部182は、切替スイッチ184から出力される切替信号に応じて、第1カメラ186により撮像される周辺環境の映像と、第2カメラ188により撮像される周辺環境の映像のいずれかを、周辺表示部166に表示させる。
あるいは、表示制御部182は、第1カメラ186により撮像される周辺環境の映像と、第2カメラ188により撮像される周辺環境の映像と、を合成し、合成後の映像を周辺表示部166に表示させてもよい。この場合、第1カメラ186のみの場合、および、第2カメラ188のみの場合と比較して、画角を広げた映像を表示することができる。
[9.実施形態から得られる技術的思想]
上記実施形態から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
本発明の態様は、
駆動力を発生させる駆動モータ18と、
前記駆動モータ18に電力を供給するバッテリ36と、
前記バッテリ36を収容し、車両前後方向に長尺のバッテリケース28と、を有する鞍乗り型車両10であって、
フロントフォーク66を回動可能に支持するヘッドパイプ68と、前記ヘッドパイプ68に連結されるフロントサスペンション72と、を含んで構成される転舵機構(フロントサスペンション機構20)と、
前記バッテリケース28と一体に形成され、前記バッテリケース28の長手方向の前端28aから上方向に向かって立ち上がり、前記転舵機構(フロントサスペンション機構20)を支持する立上り部30と、を有し、
前記バッテリケース28は、前記立上り部30とともに車体フレーム16の一部を構成する。
上記構成によれば、立上り部30により、車両10の重心を最適化することができる。すなわち、上記構成によれば、立上り部30により、バッテリケース28の前端28aの支持位置を車両10の上部に配置しつつ、バッテリ36の一部をバッテリケース28の前端28aの支持位置よりも下に配置することができる。こうした構造により、車両10の運動性能を向上させることができる。また、上記構成によれば、バッテリケース28および立上り部30が車体フレーム16の一部を構成するため、バッテリケース28および立上り部30の位置にフレーム部材が不要となる。従って、上記構成によれば、部品点数を削減することができる。
本発明の態様において、
前記バッテリケース28は、長手方向の前端28aが後端28bよりも上に位置するように傾いて配置されてもよい。
本発明の態様において、
前記転舵機構(フロントサスペンション機構20)は、前記車体フレーム16と前記立上り部30に上下方向に揺動可能に支持されるとともに、前記ヘッドパイプ68を上下方向に揺動可能に支持する揺動アーム70を有し、
前記揺動アーム70は、互いに離隔する上アーム部84と下アーム部86とを有してもよい。
上記構成によれば、揺動アーム70が転舵機構(フロントサスペンション機構20)と車体フレーム16とを連結するため、前輪12および後輪14が接地した状態における前輪12の後の空間を前方向に詰めることができ、その分だけバッテリケース28を大きくすることができる。従って、上記構成によれば、バッテリ36の容量をより大きくすることができる。
本発明の態様において、
前記上アーム部84は、前記立上り部30によって揺動可能に支持されるとともに、前記ヘッドパイプ68の上部を揺動可能に支持し、
前記下アーム部86は、前記バッテリケース28によって揺動可能に支持されるとともに、前記ヘッドパイプ68の下部を揺動可能に支持してもよい。
上記構成によれば、バッテリケース28の前端28aの支持位置にかかる荷重を適正にすることができる。
本発明の態様において、
鞍乗り型車両10は、
後輪14を支持するスイングアーム102と、
前記バッテリケース28の後端28bに固定され、前記車体フレーム16の一部を構成し、前記スイングアーム102を、ピボット46を中心にして揺動可能に支持するピボットプレート32と、を有してもよい。
上記構成によれば、バッテリケース28によってヘッドパイプ68とピボットプレート32を直線的に接続することができる。こうした構造により、車両10の運動性能をより向上させることができる。
本発明の態様において、
前記ピボット46は、前記駆動モータ18の出力軸109の軸線上に配置されてもよい。
上記構成によれば、バッテリ36に対して駆動モータ18が変位しないため、バッテリ36と駆動モータ18に接続される配線の配策が簡便になる。
本発明の態様において、
鞍乗り型車両10は、
前記バッテリケース28に収容されるとともに前記バッテリ36よりも下に配置され、前記バッテリ36と前記駆動モータ18の一方から他方に供給される電力を制御する電力制御部38を有してもよい。
上記構成によれば、電力制御部38がバッテリケース28に収容されるため、部品点数を増やすことなく電力制御部38を保護することができる。また、上記構成によれば、バッテリ36と電力制御部38が互いに近接して設けられるため、バッテリ36と電力制御部38に接続される配線を短くすることができる。従って、車両10を軽量化することができ、また、車両10のコストを低下させることができる。
本発明の態様において、
少なくとも一部が前記バッテリケース28よりも上に配置されるカウル190を有し、
前記バッテリケース28と前記立上り部30と前記カウル190とに囲まれる空間に物品を収納可能な収納部126が形成されてもよい。
上記構成によれば、部品点数を増やすことなく、利便性を向上させることができる。
本発明の態様において、
前記立上り部30は、側面視で、前記フロントサスペンション72の一端と重なってもよい。
上記構成によれば、転舵機構(フロントサスペンション機構20)をコンパクトにすることができる。
なお、本発明に係る鞍乗り型車両は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (8)

  1. 駆動力を発生させる駆動モータ(18)と、
    前記駆動モータ(18)に電力を供給するバッテリ(36)と、
    前記バッテリ(36)を収容し、車両前後方向に長尺のバッテリケース(28)と、を有する鞍乗り型車両(10)であって、
    フロントフォーク(66)を回動可能に支持するヘッドパイプ(68)と、前記ヘッドパイプ(68)に連結されるフロントサスペンション(72)と、を含んで構成される転舵機構(20)と、
    前記バッテリケース(28)と一体に形成され、前記バッテリケース(28)の長手方向の前端(28a)から上方向に向かって立ち上がり、前記転舵機構(20)を支持する立上り部(30)と、を有し、
    前記バッテリケース(28)は、前記立上り部(30)とともに車体フレーム(16)の一部を構成し、
    前記転舵機構(20)は、前記車体フレーム(16)と前記立上り部(30)に上下方向に揺動可能に支持されるとともに、前記ヘッドパイプ(68)を上下方向に揺動可能に支持する揺動アーム(70)を有し、
    前記揺動アーム(70)は、互いに離隔する上アーム部(84)と下アーム部(86)とを有する、鞍乗り型車両(10)。
  2. 請求項1に記載の鞍乗り型車両(10)であって、
    前記バッテリケース(28)は、長手方向の前端(28a)が後端(28b)よりも上に位置するように傾いて配置される、鞍乗り型車両(10)。
  3. 請求項1に記載の鞍乗り型車両(10)であって、
    前記上アーム部(84)は、前記立上り部(30)によって揺動可能に支持されるとともに、前記ヘッドパイプ(68)の上部を揺動可能に支持し、
    前記下アーム部(84)は、前記バッテリケース(28)によって揺動可能に支持されるとともに、前記ヘッドパイプ(68)の下部を揺動可能に支持する、鞍乗り型車両(10)。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両(10)であって、
    後輪(14)を支持するスイングアーム(102)と、
    前記バッテリケース(28)の後端(28b)に固定され、前記車体フレーム(16)の一部を構成し、前記スイングアーム(102)を、ピボット(46)を中心にして揺動可能に支持するピボットプレート(32)と、を有する、鞍乗り型車両(10)。
  5. 請求項に記載の鞍乗り型車両(10)であって、
    前記ピボット(46)は、前記駆動モータ(18)の出力軸(109)の軸線上に配置される、鞍乗り型車両(10)。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両(10)であって、
    前記バッテリケース(28)に収容されるとともに前記バッテリ(36)よりも下に配置され、前記バッテリ(36)と前記駆動モータ(18)の一方から他方に供給される電力を制御する電力制御部(38)を有する、鞍乗り型車両(10)。
  7. 請求項1に記載の鞍乗り型車両(10)であって、
    少なくとも一部が前記バッテリケース(28)よりも上に配置されるカウル(190)を有し
    記バッテリケース(28)と前記立上り部(30)と前記カウル(190)とに囲まれる空間に物品を収納可能な収納部(126)が形成される、鞍乗り型車両(10)。
  8. 請求項1に記載の鞍乗り型車両(10)であって、
    前記立上り部(30)は、側面視で、前記フロントサスペンション(72)の一端と重なる、鞍乗り型車両(10)。
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