JP7221145B2 - 運転連携装置、運転連携方法、及び運転連携プログラム - Google Patents

運転連携装置、運転連携方法、及び運転連携プログラム Download PDF

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Description

この発明は、車両間の運転連携装置、運転連携方法、及び運転連携プログラムに関するものである。
車両を自律的に走行させる自動運転技術の中には、どのような環境下でも乗員による運転操作を全く必要としない完全自動運転の技術と、特定の環境下では自動運転が可能だが状況に応じて乗員による手動運転を必要とする自動運転の技術とがある。例えば、SAE(Society of Automotive Engineers)により定義されている自動運転レベル0~5のうち、完全自動運転は、自動運転レベル4(高度運転自動化)及び自動運転レベル5(完全運転自動化)に相当し、手動運転を必要とする自動運転は、自動運転レベル3(条件付き運転自動化)以下に相当する。
近年開発が進められている自動運転車両は、後者の自動運転技術であり、外乱及び故障等の発生時に自動運転から手動運転に切り替わる場合がある。この自動運転車両において、運転席に座っている乗員は、特に緊急性のある切り替わりに備えて常に行動及び状態が制限される。そのため、運転者がすぐに運転できない状態であると、自動運転車両は停止せざるを得なかった。
特許文献1に係る車両制御システムは、自車両に乗車した各乗員の運転適性に関する情報を読み取り、自車両の運転モードが自動運転から手動運転に切り替わる場合、自車両に乗車した乗員の中から運転に適した乗員を選択する。
特開2017-24653号公報
上記特許文献1に係る車両制御システムは、運転者を選択する対象が自車両に乗車した乗員のみであるため、自車両の乗員が1人のみの場合、及び自車両の乗員全員が運転に適さない場合(例えば、運転免許証不携帯、眠気、又は酒気帯び)、運転者を選択することができない。このような場合には、依然として車両が停止せざるを得ないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、自車両に運転に適した乗員がいない場合でも自動運転から手動運転に切り替え可能にすることを目的とする。
この発明に係る運転連携装置は、車両に乗車している乗員及び車両を中心とした予め定められた距離の範囲内にある他車両に乗車している乗員それぞれの運転適性を示す乗員情報を取得する乗員情報取得部と、乗員情報取得部により取得された乗員情報に基づいて、車両及び他車両に乗車している乗員ごとの車両の運転者としての優先度を決定する優先度決定部と、優先度決定部により決定された優先度に基づいて、車両及び他車両に乗車している乗員の中から車両を運転する運転候補者を決定すると共に、車両に乗車している乗員が他車両を運転する運転候補者であるか否かを示す情報を他車両から取得して管理する候補者管理部と、車両の自動運転と手動運転とを切り替え、自動運転から手動運転へ切り替えた場合、候補者管理部により決定された運転候補者による車両の運転操作を受け付けて車両を制御する運転制御部とを備えるものである。
この発明によれば、自車両及び他車両に乗車している乗員の中から運転候補者を決定するようにしたので、自車両の運転モードが自動運転から手動運転に切り替わる際に自車両に運転に適した乗員がいない場合でも、他車両に乗車している乗員であって自車両の運転に適した乗員に、自車両の運転操作を行わせることができる。
実施の形態1に係る運転連携装置の概要を示す図である。 実施の形態1に係る運転連携装置のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る運転連携装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る運転連携装置による運転候補者の決定処理例を示すフローチャートである。 実施の形態1における優先度の判断項目の一例を示す図である。 実施の形態1に係る運転連携装置による乗員の優先度決定処理例を示すフローチャートである。 実施の形態1における乗員スコア算出の条件の一例を示す図である。 実施の形態1における車両の重み係数算出の条件の一例を示す図である。 実施の形態1に係る運転連携装置による運転候補者への通知及び運転モード切替時の処理例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る運転連携装置による運転候補者の更新処理例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る運転連携装置による運転候補者の更新処理の別の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る運転連携装置による自車両の経路補正処理例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る運転連携装置10の概要を示す図である。図2は、実施の形態1に係る運転連携装置10のハードウェア構成図である。図3は、実施の形態1に係る運転連携装置10の構成例を示すブロック図である。車両1Aには、運転連携装置10が搭載されている。同様に、車両1B,1Cにも、それぞれ、運転連携装置10が搭載されている。車両1Aの運転連携装置10と車両1Bの運転連携装置10とは車車間通信が可能な状態であり、車両1Aの運転連携装置10と車両1Cの運転連携装置10とも車車間通信が可能な状態である。ここでは、車両1Aを「自車両1A」と称し、車両1B,1Cを「他車両1B,1C」と称する。
自車両1Aの運転連携装置10は、自車両1Aに乗車している乗員1A-1,1A-2の運転適性を示す自車両乗員情報、及び、他車両1B,1Cに乗車している乗員1B-1,1B-2,1C-1,1C-2,1C-3の運転適性を示す他車両乗員情報等を取得する。そして、自車両1Aの運転連携装置10は、取得した情報に基づいて、乗員1A-1,1A-2,1B-1,1B-2,1C-1,1C-2,1C-3ごとの自車両1Aの運転者としての優先度を決定し、優先度に基づいて運転候補者リストを作成し、運転候補者リストに含まれる乗員の中から自車両1Aの運転候補者を決定する。自車両1Aが自動運転から手動運転に切り替わる際、自車両1Aの運転連携装置10は、決定した運転候補者に手動運転させる。この際、運転候補者が、自車両1Aの運転席以外の座席に着座している乗員である場合、及び他車両1B,1Cの乗員である場合、自車両1Aの運転連携装置10は、遠隔操作装置117が受け付けた運転候補者による自車両1Aの運転操作の情報を、当該遠隔操作装置117から取得し、自車両1Aを制御する。
例えば図1において、自車両1Aの運転候補者リストは、優先度1位が乗員1B-2、2位が乗員1C-1、3位が乗員1C-2、4位が乗員1B-1であるものとする。乗員1A-1と乗員1C-3は、居眠り状態であるため、運転候補者リスト圏外である。乗員1A-2は、運転免許証不携帯であるため、運転候補者リスト圏外である。この状況において、自車両1Aは、運転者不在であるため、従来は、手動運転を全く必要としない自動運転レベル4以上から手動運転を必要とする自動運転レベル3以下に切り替わる際に停止せざるを得ない。これに対し、実施の形態1では、運転候補者リストの優先度1位である他車両1Bの乗員1B-2が、自車両1Aの運転候補者として遠隔操作装置117を用いて自車両1Aを遠隔操作する。これにより、自車両1Aの乗員1A-1,1A-2の運転適性に依存して自車両1Aが停止することがなく、自車両1Aの周辺車両に運転候補者が存在すれば自車両1Aは継続して自動運転走行が可能になる。
次に、運転連携装置10の詳細を説明する。
ここでは、運転連携装置10が自車両1Aに搭載されているものとする。
図2のハードウェア構成図に示されるように、運転連携装置10は、プロセッサ101、メモリ102、及び車内ネットワークIF(Interface)103を備える。また、運転連携装置10は、車内ネットワークIF103と通信バス110を介して、自車両1Aに搭載されている通信装置111、車内カメラ112、心拍センサ113、車外カメラ114、運転制御ECU(Electronic Control Unit)115、ナビゲーション装置116、遠隔操作装置117、及び出力装置118に接続されている。なお、遠隔操作装置117は、通信バス110に代えて無線通信により、自車両1Aの運転連携装置10に接続されていてもよい。
通信装置111は、自車両1Aの周辺、より具体的には自車両1Aを中心とした予め定められた距離の範囲内に存在する他車両との間で情報の送受信を行う。通信装置111は、車車間通信により他車両と通信してもよいし、インターネット等を介して他車両と通信してもよい。
以下では、通信装置111は、車車間通信により、自車両1Aを中心とした予め定められた距離の範囲内にある他車両と通信するものとする。予め定められた距離は、車車間通信の通信可能距離である。
また、上記他車両には、自車両1Aの運転連携装置10と同じ構成の運転連携装置10が搭載されている前提である。
車内カメラ112は、自車両1Aの車室内を撮像する。心拍センサ113は、自車両1Aの乗員の心拍を計測する。車内カメラ112の撮像画像及び心拍センサ113の心拍計測結果は、運転連携装置10において、自車両1Aの乗員の運転適性を示す情報として用いられる。なお、運転適性を示す情報は、車内カメラ112の撮像画像及び心拍センサ113の心拍計測結果に限定されるものではなく、乗員の血中又は呼気のアルコール濃度といった生体情報であってもよい。
車外カメラ114は、自車両1Aの周囲を撮像する。運転制御ECU115は、自車両1Aの操舵角及び車速等を制御することにより、自車両1Aの運転制御を行う。ナビゲーション装置116は、自車両1Aの位置、走行車線、経路、目的地、及び経由地等を管理する。遠隔操作装置117は、自車両1Aの乗員が行う自車両1Aの運転操作、又は自車両1Aの乗員が行う他車両の運転操作を受け付ける。遠隔操作装置117は、例えば、図1の乗員1B-2が手に持っているようなタッチディスプレイを備えたタブレットPC(Personal Computer)であり、自車両1Aの前方視界の画像及び車速といった乗員1B-2が自車両1Aの運転操作を遠隔で行うために必要な情報を表示すると共に、この乗員1B-2による自車両1Aのアクセル操作、ブレーキ操作、ステアリング操作、及びウインカ操作といった運転操作の情報を受け付ける。出力装置118は、自車両1Aの乗員への通知を出力する。出力装置118は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、又はディスプレイとスピーカの両方である。
図3のブロック図に示されるように、運転連携装置10は、運転制御部11、自車両乗員情報取得部12、他車両乗員情報取得部13、他車両情報取得部14、優先度決定部15、候補者管理部16、車両情報管理部17、通知部18、及び経路設定部19を備える。なお、図3では、図2の車内ネットワークIF103に相当する構成の図示が省略されている。
自車両乗員情報取得部12及び他車両乗員情報取得部13は、「乗員情報取得部」に相当する。
運転制御部11、自車両乗員情報取得部12、他車両乗員情報取得部13、他車両情報取得部14、優先度決定部15、候補者管理部16、車両情報管理部17、通知部18、及び経路設定部19の機能は、プロセッサ101及びメモリ102により実現される。即ち、運転制御部11、自車両乗員情報取得部12、他車両乗員情報取得部13、他車両情報取得部14、優先度決定部15、候補者管理部16、車両情報管理部17、通知部18、及び経路設定部19の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ102に格納される。プロセッサ101は、メモリ102に格納されたプログラムを読みだして実行することにより、各部の機能を実現する。即ち、運転連携装置10は、プロセッサ101により実行されるときに、後述する図4等のフローチャートで示されるステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ102を備える。また、このプログラムは、運転制御部11、自車両乗員情報取得部12、他車両乗員情報取得部13、他車両情報取得部14、優先度決定部15、候補者管理部16、車両情報管理部17、通知部18、及び経路設定部19の手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
ここで、プロセッサ101とは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、又はマイクロプロセッサ等のことである。
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、又はフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスク又はフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。
運転制御部11は、車両情報管理部17が管理する自車両情報に含まれる経路を自車両1Aが走行するように自車両1Aの操舵角及び車速等を算出し、算出した自車両1Aの操舵角及び車速等を運転制御ECU115に指示することによって、自車両1Aの自動運転制御を行う。この運転制御部11は、必要に応じて、自車両1Aの自動運転と手動運転との切り替えを行う。自動運転から手動運転に切り替えた場合、運転制御部11は、自車両1Aの運転候補者が自車両1Aの乗員であれば、車両情報管理部17が管理する自車両1Aの運転用情報(例えば、車外カメラ114が撮像した自車両1Aの前方視界の画像及び車速)を遠隔操作装置117へ出力し、当該運転候補者が行う運転操作を遠隔操作装置117から受け付ける。自車両1Aの運転候補者が他車両の乗員であれば、運転制御部11は、車両情報管理部17が管理する自車両1Aの運転用情報を、通信装置111を介して他車両の遠隔操作装置117へ出力し、当該運転候補者が行う運転操作を通信装置111を介して他車両の遠隔操作装置117から受け付ける。運転制御部11は、自車両1A又は他車両の遠隔操作装置117から受け付けた運転操作に基づく情報を運転制御ECU115に指示することによって、自車両1Aの運転制御を行う。なお、自車両1Aの運転席に着座している乗員が自車両1Aを手動運転する場合には、当該乗員が行うハンドル、ブレーキ、及びアクセル等の操作に基づいて運転制御ECU115が自車両1Aの運転制御を行う。
自車両1Aの乗員が他車両を運転する運転候補者である場合、運転制御部11は、通信装置111を介して他車両から運転用情報(例えば、他車両の前方視界の画像及び車速)を取得し、自車両1Aの遠隔操作装置117へ出力する。そして、運転制御部11は、当該運転候補者が行う他車両の運転操作を自車両1Aの遠隔操作装置117から受け付ける。運転制御部11は、自車両1Aの遠隔操作装置117から受け付けた運転操作の情報を、通信装置111を介して他車両へ出力する。
自車両乗員情報取得部12は、例えば、車内カメラ112の撮像画像を用いて、自車両1Aに乗車している各乗員の識別を行い、各乗員の運転免許証の所持有無、年齢、及び運転経験等を判定する。また、自車両乗員情報取得部12は、車内カメラ112の撮像画像及び心拍センサ113の心拍計測結果等の生体情報を用いて、自車両1Aに乗車している各乗員が酒気帯び又は酒酔い状態、疲労状態、及び居眠り状態等であるか否かを判定する。自車両乗員情報取得部12は、各乗員の判定結果を、運転適性を示す自車両乗員情報として優先度決定部15へ出力する。また、自車両乗員情報取得部12は、当該自車両乗員情報を、通信装置111を介して他車両へ出力する。
他車両乗員情報取得部13は、通信装置111を介して他車両から、当該他車両に乗車している各乗員の運転適性を示す他車両乗員情報を取得する。他車両乗員情報は、他車両に搭載されている運転連携装置10の自車両乗員情報取得部12が取得した他車両の各乗員の自車両乗員情報に相当する。他車両乗員情報取得部13は、取得した他車両乗員情報を、優先度決定部15へ出力する。
他車両情報取得部14は、通信装置111を介して他車両から、当該他車両の位置、走行車線、経路、目的地、及び経由地等を含む他車両情報を取得する。他車両情報取得部14は、取得した他車両情報を、優先度決定部15へ出力する。
優先度決定部15は、自車両乗員情報取得部12が取得した自車両乗員情報と、他車両乗員情報取得部13が取得した他車両乗員情報とに基づいて、自車両1A及び他車両に乗車している乗員ごとの自車両1Aの運転者としての優先度を決定する。優先度決定部15は、自車両乗員情報と他車両乗員情報に加え、他車両情報取得部14が取得した他車両情報と車両情報管理部17が管理している自車両1Aの自車両情報とに基づいて、優先度を決定してもよい。優先度決定部15は、決定した乗員ごとの優先度を、候補者管理部16へ出力する。
候補者管理部16は、優先度決定部15が決定した乗員ごとの優先度に基づいて、自車両1A及び他車両に乗車している乗員の中から自車両1Aを運転する運転候補者を決定する。候補者管理部16は、例えば、乗員ごとの優先度に基づいて、運転候補者の上位者(例えば、上位3名とする)の運転候補者リストを作成し、運転候補者リストに含まれる乗員に対し、以下のように運転候補者である旨を通知する。
運転候補者の上位者が自車両1Aの乗員である場合、候補者管理部16は、通知部18を介して自車両1Aの乗員に通知を行う。運転候補者の上位者が他車両の乗員である場合、候補者管理部16は、通信装置111を介して他車両の乗員に通知を行う。
また、候補者管理部16は、通信装置111を介して他車両から、自車両1Aの乗員が他車両を運転する運転候補者になっている旨の通知を受け付ける。この通知を受け付けた場合、候補者管理部16は、自車両1Aの乗員が他車両の運転候補者である旨を、通知部18を介して自車両1Aの乗員に通知する。
車両情報管理部17は、運転制御部11が自車両1Aを自動運転制御するために必要となる、自車両1Aの位置、走行経路、経路、目的地、及び経由地等を、ナビゲーション装置116から取得して自車両情報として管理する。また、車両情報管理部17は、自車両1Aを運転する運転候補者が他車両の乗員であり、かつ、自車両1Aの運転モードが自動運転から手動運転に切り替わった際に、当該他車両に乗車している運転候補者が自車両1Aを運転するために必要となる、自車両1Aの前方視界の画像及び車速等を、自車両情報を車外カメラ114及びナビゲーション装置116から取得して運転用情報として管理する。運転制御部11は、例えば自車両1Aの運転モードを自動運転から手動運転に切り替えるタイミングで、車両情報管理部17が管理している運転用情報を、通信装置111を介して、運転候補者が乗車している他車両へ送信する。
通知部18は、候補者管理部16からの指示に従い、自車両1Aの乗員が自車両1Aの運転候補者リストの上位者(例えば、上位3名とする)である旨、又は、他車両の運転候補者リストの上位者(例えば、上位3名とする)である旨を、自車両1Aの乗員に通知するように出力装置118に指示する。この指示を受け付けた出力装置118は、自車両1Aの乗員が自車両1Aの運転候補者リストの上位者である旨、又は、他車両の運転候補者リストの上位者である旨を、ディスプレイに表示、又はスピーカから音声出力する。
経路設定部19は、候補者管理部16が管理する運転候補者リストに基づき、自車両1Aを運転する運転候補者が他車両の乗員である場合、つまり自車両1A内に自車両1Aの運転候補者が1人もいない場合、自車両1Aが走行する予定の経路を、自車両1Aの運転候補者が乗車している他車両が走行する予定の経路に合わせるように補正する。経路設定部19は、補正した自車両1Aの経路の情報を、車両情報管理部17へ出力する。なお、経路設定部19は、自車両1Aが走行する予定の経路を含む自車両情報を、車両情報管理部17から取得する。また、経路設定部19は、他車両が走行する予定の経路を含む他車両情報を、優先度決定部15から取得するか、優先度決定部15を介さず他車両情報取得部14から直接取得する。
次に、運転候補者の決定処理を説明する。
図4は、実施の形態1に係る運転連携装置10による運転候補者の決定処理例を示すフローチャートである。運転連携装置10は、図4のフローチャートに示される処理を、繰り返し行う。
ステップST11において、他車両情報取得部14は、通信装置111に車車間通信を行わせることによって、自車両1Aの周辺車両を検索する。
ステップST12において、他車両情報取得部14は、自車両1Aを中心とした車車間通信の通信可能距離の範囲内に他車両があるか否かを確認する。当該範囲内に他車両がある場合(ステップST12“YES”)、他車両情報取得部14は、ステップST13において、通信装置111を介して、他車両から他車両情報を取得する。また、他車両乗員情報取得部13は、通信装置111を介して、他車両から他車両乗員情報を取得する。一方、当該範囲内に他車両がない場合(ステップST12“NO”)、他車両乗員情報取得部13及び他車両情報取得部14は、ステップST13の処理を行わない。
ステップST14において、自車両乗員情報取得部12は、車内カメラ112及び心拍センサ113等から情報を取得し、取得した情報に基づいて自車両乗員情報を生成する。
ステップST15において、優先度決定部15は、ステップST14で取得された自車両乗員情報と車両情報管理部17が管理している自車両情報と、ステップST13で他車両情報及び他車両乗員情報が取得された場合にはそれらの情報とを用いて、各車両に乗車している乗員の運転者としての優先度を決定する。ステップST15における優先度決定処理は後述する。
ステップST16において、候補者管理部16は、ステップST15で決定された乗員ごとの優先度に基づいて、自車両1Aを運転する運転候補者を決定する。ここでは、候補者管理部16は、優先度の高い上位3名を含む運転候補者リストを生成する。
次に、乗員の優先度決定処理を説明する。
図5は、実施の形態1における優先度の判断項目の一例を示す図である。自車両1A及び他車両の各乗員の、自車両1Aの運転者としての優先度は、例えば、図5に示されるような判断項目に基づいて決定される。図5に示される判断項目に基づいて優先度を決定する処理例を、図6に示す。
図6は、実施の形態1に係る運転連携装置10による乗員の優先度決定処理例を示すフローチャートである。運転連携装置10は、図4のフローチャートに示されるステップST15において、図6のフローチャートに示される処理を行う。
ステップST21において、優先度決定部15は、自車両情報及び他車両情報に含まれる位置、走行車線、及び目的地等の情報に基づいて、車車間通信の通信可能距離の範囲内にある周辺車両のうち、自車両1Aの対向車でない周辺車両があるか否かを判定する。対向車は、すぐに車車間通信の通信可能距離の範囲外に移動するため、対向車の乗員は、予め自車両1Aの運転候補者から除外される。以下では、自車両1Aの対向車でない周辺車両を「他車両」と呼ぶ。
他車両がある場合(ステップST21“YES”)、優先度決定部15は、ステップST22において、自車両情報と他車両情報とを元に、自車両1Aと各他車両の重み係数を算出する。重み係数は、ステップST23において候補者スコアを算出する際に使用される。ステップST22における重み係数算出処理は後述する。
他車両がない場合(ステップST21“NO”)、優先度決定部15は、ステップST25において、自車両乗員情報を元に、自車両1Aに運転者候補となり得る乗員がいるか否か、つまり自車両1A内に運転者以外の乗員がいるか否かを確認する。優先度決定部15は、例えば、車内カメラ112の画像を用いて、自車両1Aの運転席以外の座席に乗員が着座しているか否かを確認すればよい。自車両1A内に運転者以外の乗員がいる場合(ステップST25“YES”)、優先度決定部15の処理はステップST23へ進む。一方、自車両1A内に運転者以外の乗員がいない場合(ステップST25“NO”)、優先度決定部15の処理はステップST24へ進む。
ステップST23において、優先度決定部15は、対向車でない他車両における各乗員の乗員スコアを算出する。また、優先度決定部15は、自車両1Aに運転者候補となり得る乗員がいる場合には、自車両1Aにおける各乗員の乗員スコアを算出する。ステップST23における乗員スコア算出処理は後述する。
ステップST24において、優先度決定部15は、ステップST22で算出した各車両の重み係数と、ステップST23で算出した各乗員の乗員スコアとを用いて、各乗員の優先度を決定する。例えば、下式を計算することにより求まる候補者スコアが高い乗員ほど、自車両1Aの運転に適した、優先度の高い乗員となる。

乗員Aの候補者スコア=乗員Aの乗員スコア×乗員Aが乗車している車両の重み係数
なお、優先度決定部15は、乗員スコアが予め定められた最低乗員スコア未満である乗員を、優先度決定の対象から除外する。最低乗員スコアは、運転候補者となり得る乗員スコアの最低値であり、予め定められているものである。
図5及び図6の例では、優先度決定部15は、自他の乗員情報に基づく乗員スコアと、自他の車両情報に基づく重み係数と用いて、優先度を決定する構成であるが、自他の乗員情報に基づく乗員スコアのみを用いて優先度を決定する構成であってもよい。自他の乗員情報に基づく乗員スコアのみを用いて優先度を決定する場合、優先度決定部15は、候補者スコアに代えて乗員スコアを用い、乗員スコアが高い乗員ほど優先度を高くする。
次に、乗員スコアの算出処理を説明する。
図7は、実施の形態1における乗員スコア算出の条件の一例を示す図である。図6のステップST23において、自車両1A及び他車両に乗車している各乗員の乗員スコアは、例えば、図7に示されるような条件に基づいて算出される。この例では、乗員1人の初期スコア(持ち点)は10点とされ、図7に示された条件ごとに定義された重みが初期スコアに乗算されることにより、乗員スコアが算出される。なお、図7における運転経歴、違反経歴、及び運転頻度は、「運転履歴」に相当する。
例えば、乗員Aは、運転免許証を所持しており、飲酒又は酒気帯びのいずれの状態でもなく、疲労又は居眠りのいずれの状態でもなく、運転経歴が3年あり、違反経歴がなく、運転頻度が1日に1時間であるものとする。この乗員Aの乗員スコアは、3点(=10×1×1×1×0.3×1)である。
乗員Bは、運転免許証を所持しており、飲酒又は酒気帯びのいずれの状態でもなく、疲労又は居眠りのいずれの状態でもなく、運転経歴が5年あり、違反経歴がなく、運転頻度が1日に3時間であるものとする。この乗員Bの乗員スコアは、15点(=10×1×1×1×0.5×3)である。
乗員Cは、運転免許証不携帯であり、飲酒又は酒気帯びのいずれの状態でもなく、疲労又は居眠りのいずれの状態でもなく、運転経歴が15年あり、違反経歴がなく、運転頻度が1日に3時間であるものとする。この乗員Cの乗員スコアは、0点(=10×0×1×1×1.5×3)である。
ここで、例えば、乗員スコアの最低乗員スコアが1点である場合、乗員Cは、優先度決定の対象から除外される。
次に、車両の重み係数算出処理を説明する。
図8は、実施の形態1における車両の重み係数算出の条件の一例を示す図である。図6のステップST22において、自車両1A及び他車両の重み係数は、例えば、図8に示されるような条件に基づいて算出される。この例では、図8に示された各条件に設定された係数が乗算されることにより、車両の重み係数が算出される。図8の例では、図5に示された判断項目に従い、自車両1Aの目的地と近い目的地の他車両の優先度が高い(つまり、重み係数が大きい)。また、自車両1Aが走行予定の経路との一致率が高い経路を走行予定の他車両の優先度が高い。また、自車両1Aの前方を走行している他車両より後方を走行している他車両の優先度が高い。これは、自車両1Aの後方を走行している他車両の乗員が自車両1Aの運転候補者である場合、当該運転候補者は自車両1Aの後ろを追従するように自車両1Aの運転操作を行えばよく、自車両1Aの前方を走行している他車両の乗員が自車両1Aの運転候補者である場合に比べて運転操作が容易なためである。なお、もし、自車両1Aの前方にのみ他車両がいる場合、運転連携装置10は、当該他車両に乗車している自車両1Aの運転候補者が自車両1Aの運転操作を開始する際に、当該他車両を自車両1Aの後方へ移動させるように促してもよい。
例えば、自車両1Aは、経路一致比率が100%であり、目的地が同じであり、車間距離が0kmである。そのため、自車両1Aの重み係数は、1(=1×1×1×1)である。
他車両は、自車両1Aとの経路一致率が50%であり、自車両1Aの目的地と当該他車両の目的地との許容距離nが10kmであって実際には直線距離dで5km離れており、自車両1Aの前方を走行中であり、自車両1Aとの車間距離が3台分あるものとする。この他車両の重み係数は、0.09(=0.8×0.5×0.4×0.8×0.7)である。
次に、運転候補者への通知及び運転モード切替時の処理を説明する。
図9は、実施の形態1に係る運転連携装置10による運転候補者への通知及び運転モード切替時の処理例を示すフローチャートである。運転連携装置10は、図9のフローチャートに示される処理を、図4のフローチャートに示される処理と並列に実行する。また、運転連携装置10は、図9のフローチャートに示される処理を繰り返し行うことにより、自車両1Aを運転する運転候補者が存在するか否かを周期的に確認する。また、運転連携装置10は、以下に説明するように、自車両1Aの運転モードが自動運転から手動運転に切り替わった際に運転候補者が直ぐに対応できるようにするため、運転候補者決定後に例えば上位3名に対して自車両1Aの運転候補者になっている旨を通知する。自車両1Aの運転候補者が他車両の乗員である場合、自車両1Aの運転モードが自動運転から手動運転に切り替わった際に、他車両に乗車している自車両1Aの運転候補者は、遠隔操作装置117を用いて自車両1Aの遠隔操作を行う。
ステップST31において、候補者管理部16は、優先度決定部15が図4のステップST16で生成した運転候補者リストを参照し、自車両1A又は他車両に、自車両1Aを運転する運転候補者がいるか否かを確認する。
運転候補者が1人もいない場合(ステップST31“NO”)、ステップST35において、候補者管理部16は、運転制御部11へその旨を通知する。この通知を受け付けた運転制御部11は、車両停止可能エリアを検索し、検索した車両停止可能エリアに自車両1Aを停止させる。運転制御部11は、自車両1Aの運転候補者が現れるまで、自車両1Aを停止させたまま待機する。
上述のように、運転候補者が自車両1Aにも他車両にもいない場合、ステップST35において、自車両1Aは、自動運転走行を継続できないため停止する。また、運転候補者の乗車している他車両が、道路の分岐点で自車両1Aとは異なる経路へ進んだことによって、自車両1Aの運転候補者が0人になった場合も、自車両1Aは、自動運転走行を継続できないため停止することになる。
なお、他車両情報取得部14が他車両の経路を含む他車両情報を取得しており、車両情報管理部17が自車両1Aの経路を含む自車両情報を管理している。そのため、例えば、車両情報管理部17は、他車両情報に含まれる経路と自車両情報に含まれる経路とを比較することにより、運転候補者の乗車している他車両が自車両1Aから離れるタイミングを事前に予測することができる。よって、運転制御部11は、運転候補者が0人になる前に、車両停止可能エリアを検索することが可能である。
運転候補者がいる場合(ステップST31“YES”)、ステップST32において、候補者管理部16は、自動運転から手動運転への切り替えに備え、運転候補者リストに含まれる各乗員に対して運転候補者であることを通知する。運転候補者リストに自車両1Aの乗員が含まれる場合、候補者管理部16は、通知部18を介して自車両1Aの乗員に通知を行う。運転候補者リストに他車両の乗員が含まれる場合、候補者管理部16は、通信装置111を介して当該他車両の乗員に通知を行う。
ステップST33において、運転制御部11は、現在の運転モードが自動運転であるか手動運転であるかを確認する。現在の運転モードが自動運転である場合(ステップST33“YES”)、運転制御部11は、ステップST34において自車両1Aの自動運転を継続する。
一方、現在の運転モードが自動運転ではなく手動運転である場合(ステップST33“NO”)、運転制御部11は、ステップST36において、運転候補者リストの上位者(例えば、優先度1位)が行う自車両1Aの運転操作を受け付け、当該運転操作に基づく情報を運転制御ECU115へ指示することによって、自車両1Aの運転制御を行う。なお、運転候補者リストの上位者が自車両1Aの運転席以外に着座している乗員である場合、運転制御部11は、当該乗員が遠隔操作装置117に対して行う運転操作を、遠隔操作装置117から受け付ける。また、運転候補者リストの上位者が他車両の乗員である場合、運転制御部11は、当該乗員が他車両に備えられた遠隔操作装置117に対して行う運転操作を、通信装置111を介して当該遠隔操作装置117から受け付ける。
なお、候補者管理部16は、運転制御部11が自動運転から手動運転に切り替えたタイミングで、運転候補者リストの上位者(例えば、優先度1位)に対して、運転モードの切り替え及び自車両1Aの運転操作依頼を通知する。この際、候補者管理部16は、運転候補者リストの上位者が、自車両1Aの乗員である場合は通知部18を介して、他車両の乗員である場合は通信装置111を介して、運転モードの切り替え及び自車両1Aの運転操作依頼を通知する。また、上述のように、運転候補者リストの上位者が乗車している他車両が、自車両1Aの前方を走行している場合、候補者管理部16は、当該他車両に乗車している運転候補者リストの上位者に対して、自車両1Aの後方へ移動するように促してもよい。
次に、運転候補者の更新処理を説明する。
自車両1Aの運転候補者は、例えば、以下の(1)又は(2)の少なくとも一方のタイミングで更新される。なお、以下では、優先度決定部15が候補者スコアを算出する例を示すが、候補者スコアに代えて乗員スコアを算出してもよい。
(1)自車両1Aの運転候補者リストに含まれる乗員の候補者スコアに変動があったとき
候補者管理部16は、自車両1Aの運転候補者リストに含まれる乗員のうちのいずれかの乗員の候補者スコアが変動することによって、変動後の候補者スコアが予め定められた最低候補者スコア未満になった場合、優先度決定部15に対して再度優先度決定処理を行うように指示する。最低候補者スコアは、運転候補者となり得る候補者スコアの最低値であり、予め定められているものである。なお、最低候補者スコアは、最低乗員スコアと同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
(2)自車両1Aを中心とした車車間通信の通信可能距離の範囲内に新たな他車両が加わったとき
他車両情報取得部14により、車車間通信の通信可能距離の範囲内において新しい他車両が検出された場合、候補者管理部16は、優先度決定部15に対して既存の他車両及び新たに検出された他車両の乗員について優先度決定処理を行うように指示する。
図10は、実施の形態1に係る運転連携装置10による運転候補者の更新処理例を示すフローチャートである。図10のフローチャートに示される処理は、上記(1)に相当する。運転連携装置10は、図4のフローチャートに示される処理を行った後に、続けて図10のフローチャートに示される処理を行う。また、運転連携装置10は、図4のフローチャートに示される処理と図10のフローチャートに示される処理とを含む一連の処理を、繰り返し行う。
ステップST51において、候補者管理部16は、優先度決定部15が生成した自車両1Aの運転候補者リストを取得する。この運転候補者リストは、例えば、優先度の高い上位3名を含む。
ステップST52において、候補者管理部16は、自身が管理している自車両1Aの運転候補者リストに含まれる各乗員の候補者スコアと、ステップST51で取得した最新の自車両1Aの運転候補者リストに含まれる各乗員の候補者スコアとを比較することによって、候補者スコアの変動があるか否かを判定する。
運転候補者リストに含まれる乗員のうち、少なくとも1人の候補者スコアに変動があった場合(ステップST52“YES”)、候補者管理部16は、ステップST53において、変動があった候補者スコアが予め定められた最低候補者スコア未満か否かを判定する。
変動があった候補者スコアが最低候補者スコア未満である場合(ステップST53“YES”)、候補者管理部16は、ステップST54において、優先度決定部15に対して再度優先度決定処理を行うように指示する。優先度決定部15は、自車両1Aの全乗員と、車車間通信の通信可能距離の範囲内にいる他車両の全乗員について、優先度決定処理を行う。その後、候補者管理部16は、優先度決定部15から、更新された自車両1Aの運転候補者リストを取得し、取得した運転候補者リストに含まれる乗員に対して通知を行う。
一方、運転候補者リストに含まれる全乗員の候補者スコアに変動がなかった場合(ステップST52“NO”)、又は、変動があった候補者スコアが最低候補者スコア以上である場合(ステップST53“NO”)、候補者管理部16は、図10のフローチャートに示される処理を終了する。
なお、運転候補者リストに含まれる全乗員の候補者スコアに変動がなかった場合(ステップST52“NO”)、又は、変動があった候補者スコアが最低候補者スコア以上である場合(ステップST53“NO”)、その後、優先度決定部15は、運転候補者リストに含まれる乗員のみ優先度決定処理を行ってもよい。
図11は、実施の形態1に係る運転連携装置10による運転候補者の更新処理の別の例を示すフローチャートである。図11のフローチャートに示される処理は、上記(2)に相当する。運転連携装置10は、図4のフローチャートに示される処理を行った後に、続けて図11のフローチャートに示される処理を行う。また、運転連携装置10は、図4のフローチャートに示される処理と図11のフローチャートに示される処理とを含む一連の処理を、繰り返し行う。また、運転連携装置10は、図10のフローチャートに示される処理と、図11のフローチャートに示される処理とを、並列に行ってもよい。
ステップST61において、候補者管理部16は、他車両情報取得部14により、自車両1Aを中心とした車車間通信の通信可能距離の範囲内において新しい他車両が検出されたか否かを確認する。なお、当該新しい他車両は、現在の運転候補者リストの生成対象になっていなかった他車両である。
他車両情報取得部14により新しい他車両が検出された場合(ステップST61“YES”)、候補者管理部16は、ステップST62において、優先度決定部15に対して再度優先度決定処理を行うように指示する。優先度決定部15は、自車両1Aの全乗員と、車車間通信の通信可能距離の範囲内にいる他車両の全乗員について、優先度決定処理を行う。その後、候補者管理部16は、優先度決定部15から、更新された自車両1Aの運転候補者リストを取得し、取得した運転候補者リストに含まれる乗員に対して通知を行う。
一方、他車両情報取得部14により新しい他車両が検出されなかった場合(ステップST61“NO”)、候補者管理部16は、図10のフローチャートに示される処理を終了する。
なお、他車両情報取得部14により新しい他車両が検出されなかった場合(ステップST61“NO”)、その後、優先度決定部15は、運転候補者リストに含まれる乗員のみ優先度決定処理を行ってもよい。
次に、自車両1Aの経路補正処理を説明する。
他車両の乗員が自車両1Aの運転候補者となった場合、当該運転候補者の乗車している他車両が走行予定の経路と自車両1Aが走行予定の経路とが異なっていると、経路の途中で当該他車両が車車間通信の通信可能距離の範囲外へと移動する。この場合、自車両1Aの運転連携装置10は、新たに運転候補者を決定しなければならず、最悪の場合、運転候補者が存在せず自車両1Aが停止する可能性がある。
そこで、経路設定部19が、他車両情報取得部14により取得された他車両情報に基づいて、候補者管理部16により決定された運転候補者が乗車している他車両の目的地又は経由地が自車両1Aの目的地又は経由地と同じ場合に自車両1Aの経路を当該他車両の経路に合わせる。これにより、運転連携装置10は、運転候補者が存在しないことによる自車両1Aの停止を回避する。
図12は、実施の形態1に係る運転連携装置10による自車両1Aの経路補正処理例を示すフローチャートである。運転連携装置10は、図12のフローチャートに示される処理を、繰り返し行う。
ステップST71において、経路設定部19は、候補者管理部16が管理する運転候補者リストを参照し、他車両の乗員が自車両1Aの運転候補者であるか否かを確認する。他車両の乗員が自車両1Aの運転候補者である場合(ステップST71“YES”)、経路設定部19は、ステップST72において、他車両情報取得部14が取得した当該他車両の他車両情報に含まれる当該他車両が走行予定の経路と、車両情報管理部17が管理する自車両1Aの自車両情報に含まれる自車両1Aが走行予定の経路とを比較する。
自車両1Aの運転候補者が乗車している他車両の経路と自車両1Aの経路とが異なる場合(ステップST72“YES”)、経路設定部19は、ステップST73において、当該他車両の他車両情報に含まれる当該他車両の経由地又は目的地の少なくとも一方と、自車両1Aの自車両情報に含まれる自車両1Aの経由地又は目的地の少なくとも一方とを比較して、共通する場所を検索する。
ステップST74において、経路設定部19は、自車両1Aの経路のうち、ステップST73で検索した共通場所までの経路を、自車両1Aの運転候補者が乗車している他車両の経路に合わせて補正する。例えば、自車両1Aの運転候補者が乗車している他車両の経由地が自車両1Aの経由地と共通する場合、経路設定部19は、自車両1Aの経路のうちの現在地から経由地までの経路を、当該他車両の経路のうちの現在地から経由地までの経路に補正する。また、例えば、当該他車両の経由地が自車両1Aの目的地と共通する場合、経路設定部19は、自車両1Aの経路のうちの現在地から目的地までの経路を、当該他車両の経路のうちの現在地から経由地までの経路に補正する。経路設定部19は、補正後の経路の情報を、車両情報管理部17へ出力する。車両情報管理部17は、経路設定部19により補正された経路の情報を、自車両情報として管理する。
他車両の乗員が自車両1Aの運転候補者ではない場合、つまり自車両1Aの乗員が自車両1Aの運転候補者である場合(ステップST71“NO”)、又は、自車両1Aの運転候補者が乗車している他車両の経路と自車両1Aの経路とが同じである場合(ステップST72“NO”)、経路設定部19は、図12のフローチャートに示される処理を終了する。
以上のように、実施の形態1に係る運転連携装置10は、自車両乗員情報取得部12、他車両乗員情報取得部13、優先度決定部15、候補者管理部16、及び運転制御部11を備える。自車両乗員情報取得部12は、自車両1Aに乗車している乗員それぞれの運転適性を示す乗員情報を取得する。他車両乗員情報取得部13は、自車両1Aを中心とした予め定められた距離の範囲内にある他車両に乗車している乗員それぞれの運転適性を示す乗員情報を取得する。優先度決定部15は、自車両乗員情報取得部12により取得された自車両乗員情報及び他車両乗員情報取得部13により取得された他車両乗員情報に基づいて、自車両1A及び他車両に乗車している乗員ごとの自車両1Aの運転者としての優先度を決定する。候補者管理部16は、優先度決定部15により決定された優先度に基づいて、自車両1A及び他車両に乗車している乗員の中から自車両1Aを運転する運転候補者を決定する。また、候補者管理部16は、自車両1Aに乗車している乗員が他車両を運転する運転候補者であるか否かを示す情報を他車両から取得して管理する。運転制御部11は、自車両1Aの自動運転と手動運転とを切り替え、自動運転から手動運転へ切り替えた場合、候補者管理部16により決定された運転候補者による自車両1Aの運転操作を受け付けて自車両1Aを制御する。この構成により、運転連携装置10は、自車両1Aの運転モードが自動運転から手動運転に切り替わる際に自車両1Aに運転に適した乗員がいない場合でも、他車両に乗車している乗員であって自車両1Aの運転に適した乗員に、自車両1Aの運転操作を行わせることができる。
また、実施の形態1に係る運転連携装置10は、他車両の目的地又は経由地の少なくとも一方と経路とを含む他車両情報を取得する他車両情報取得部14を備える。優先度決定部15は、自車両乗員情報取得部12により取得された自車両乗員情報及び他車両乗員情報取得部13により取得された他車両乗員情報、並びに他車両情報取得部14により取得された他車両情報に基づいて、自車両1A及び他車両に乗車している乗員ごとの自車両1Aの運転者としての優先度を決定する。この構成により、運転連携装置10は、自車両1Aと他車両の乗員の運転適性に加え、自車両1Aと他車両の経路の一致率等を考慮することが可能となり、自車両1Aの運転候補者としてより適正の高い乗員に、自車両1Aの運転操作を行わせることができる。
また、実施の形態1によれば、運転制御部11は、遠隔操作装置117が受け付けた自車両1Aの運転候補者による自車両1Aの運転操作の情報を、当該遠隔操作装置117から取得する構成である。この構成により、自車両1Aの運転席以外に着座している運転候補者、及び他車両に乗車している運転候補者は、座席を移動することなく直ぐに手動運転を開始することができる。
また、実施の形態1によれば、上記予め定められた距離は、車車間通信の通信可能距離である。自車両1Aの運転候補者を車車間通信範囲内の他車両の乗員に限定することで、インターネット等の通信ができない場所でも、他車両の運転候補者が行う運転操作により自車両1Aが走行を継続することができる。これに対し、自車両1Aの運転候補者がインターネット等の通信可能範囲内の他車両の乗員である場合、通信できない場所及び通信強度に変動がある場所では、自車両1Aは走行を継続できず停止せざるを得ない。
また、実施の形態1によれば、候補者管理部16は、自車両1Aの運転候補者が自車両1Aに乗車している乗員である場合、通知部18を介して当該乗員に対して、自車両1Aの運転候補者であることを通知する。この構成により、運転連携装置10は、自車両1Aの自動運転から手動運転への切り替えに備えて、運転候補者に事前に通知することができる。したがって、自車両1Aの運転候補者は、自車両1Aが自動運転から手動運転に切り替わった際に直ぐに対応することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、候補者管理部16は、自車両1Aの運転候補者が他車両に乗車している乗員である場合、通信装置111を介して当該他車両に対して、当該他車両に乗車している乗員が自車両1Aの運転候補者であることを通知する。この構成により、運転連携装置10は、自車両1Aの自動運転から手動運転への切り替えに備えて、運転候補者に事前に通知することができる。したがって、他車両の運転候補者は、自車両1Aが自動運転から手動運転に切り替わった際に直ぐに対応することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、候補者管理部16は、優先度決定部15により決定される優先度の高い乗員のうち、予め定められた人数の乗員を運転候補者リストに含め、当該運転候補者リストの乗員を自車両1Aの運転候補者に決定する。そして、候補者管理部16は、乗員スコア又は候補者スコアの変動に応じて運転候補者リストを更新する。これにより、運転連携装置10は、予め定められた人数(例えば、優先度の高い上位3名)を運転候補者として管理すればよく、特に他車両の台数が多い場合の処理負荷を軽減することができる。
また、実施の形態1によれば、候補者管理部16は、自車両1Aを中心とした車車間通信の通信可能距離の範囲内に新たな他車両が加わった場合に運転候補者リストを更新する。これにより、運転連携装置10は、新たな運転候補者が現れた場合に、直ぐに当該運転候補者を運転候補者リストに含めることができる。
また、実施の形態1に係る運転連携装置10は、他車両情報取得部14により取得された他車両情報に基づいて、候補者管理部16により決定された運転候補者が乗車している他車両の目的地又は経由地が自車両1Aの目的地又は経由地と同じ場合に自車両1Aの経路を当該他車両の経路に合わせる経路設定部19を備える。これにより、運転連携装置10は、運転候補者が存在しないことによる自車両1Aの停止を回避することができる。
なお、実施の形態1において、実際に運転候補者が遠隔操作装置117を用いた運転操作を行っている場合、候補者スコアの変動がないと当該運転候補者が運転操作し続けることとなる。1人の運転候補者が運転操作し続けることは、当該運転候補者の疲労及び集中力低下に繋がる。そこで、候補者管理部16は、運転候補者リストの運転候補者を実際の運転操作時間を考慮して交代させるようにしてもよい。例えば、候補者管理部16は、運転候補者リストの優先度1位の運転候補者に対して自車両1Aの運転操作を行わせた時点から、予め定められた時間(例えば、2時間)が経過すると、優先度2位の運転候補者に対して自車両1Aの運転操作を行わせる。このように、候補者管理部16は、運転候補者リストに含まれる乗員を運転候補者に決定し、予め定められた時間が経過するごとに当該運転候補者を運転候補者リストに含まれる別の乗員に交代する。これにより、候補者管理部16は、特定の運転候補者に運転操作が集中することを防止することができる。
また、候補者管理部16は、運転候補者リストに運転候補者が1人しか存在しない場合、当該運転候補者の運転操作時間が予め定められた時間(例えば、2時間)を超えると、車両停止可能エリアに自車両1Aを停止するよう、通知部18又は通信装置111を介して当該運転候補者に対して通知してもよい。
また、例えば、図11のフローチャートに示される処理により、新たな他車両の乗員が優先度1位となった場合、遠隔操作装置117を用いて運転操作を行っている現時点の運転候補者と当該新たな他車両の乗員との間で、運転者の交代が発生する。ここで、候補者管理部16は、現時点の運転候補者の運転操作時間が予め定められた時間(例えば、20分)より短い場合、当該新たな他車両の乗員への交代をすぐに実施せず、現時点の運転候補者の運転操作時間が上記予め定められた時間を超えた時点で、当該新たな他車両の乗員への交代を実施するようにしてもよい。これにより、候補者管理部16は、優先度1位の運転候補者が頻繁に切り替わった際に発生する運転候補者の交代回数を抑制することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、又は実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1A,1B,1C 車両、1A-1,1A-2,1B-1,1B-2,1C-1,1C-2,1C-3 乗員、10 運転連携装置、11 運転制御部、12 自車両乗員情報取得部(乗員情報取得部)、13 他車両乗員情報取得部(乗員情報取得部)、14 他車両情報取得部、15 優先度決定部、16 候補者管理部、17 車両情報管理部、18 通知部、19 経路設定部、101 プロセッサ、102 メモリ、103 車内ネットワークIF、110 通信バス、111 通信装置、112 車内カメラ、113 心拍センサ、114 車外カメラ、115 運転制御ECU、116 ナビゲーション装置、117 遠隔操作装置、118 出力装置。

Claims (14)

  1. 車両に乗車している乗員及び前記車両を中心とした予め定められた距離の範囲内にある他車両に乗車している乗員それぞれの運転適性を示す乗員情報を取得する乗員情報取得部と、
    前記乗員情報取得部により取得された前記乗員情報に基づいて、前記車両及び前記他車両に乗車している乗員ごとの前記車両の運転者としての優先度を決定する優先度決定部と、
    前記優先度決定部により決定された優先度に基づいて、前記車両及び前記他車両に乗車している前記乗員の中から前記車両を運転する運転候補者を決定すると共に、前記車両に乗車している乗員が前記他車両を運転する運転候補者であるか否かを示す情報を前記他車両から取得して管理する候補者管理部と、
    前記車両の自動運転と手動運転とを切り替え、自動運転から手動運転へ切り替えた場合、前記候補者管理部により決定された前記運転候補者による前記車両の運転操作を受け付けて前記車両を制御する運転制御部とを備える運転連携装置。
  2. 前記他車両の目的地又は経由地の少なくとも一方と経路とを含む他車両情報を取得する他車両情報取得部を備え、
    前記優先度決定部は、前記乗員情報取得部により取得された前記乗員情報及び前記他車両情報取得部により取得された前記他車両情報に基づいて、前記車両及び前記他車両に乗車している乗員ごとの前記車両の運転者としての優先度を決定することを特徴とする請求項1記載の運転連携装置。
  3. 前記運転制御部は、遠隔操作装置が受け付けた前記車両の運転候補者による前記車両の運転操作の情報を、当該遠隔操作装置から取得することを特徴とする請求項1記載の運転連携装置。
  4. 前記予め定められた距離は、車車間通信の通信可能距離であることを特徴とする請求項1記載の運転連携装置。
  5. 前記乗員情報は、運転免許証の有無、酒気帯び状態、酒酔い状態、疲労状態、居眠り状態、又は運転履歴のうちの少なくとも1つを含み、
    前記優先度決定部は、乗員ごとに、前記乗員情報に基づいて運転適性を示す乗員スコアを算出し、算出した乗員スコアに応じた優先度を決定することを特徴とする請求項1記載の運転連携装置。
  6. 前記候補者管理部は、前記優先度決定部により決定される優先度の高い乗員のうち、予め定められた人数の乗員を運転候補者リストに含め、当該運転候補者リストの乗員を前記車両の運転候補者に決定することを特徴とする請求項5記載の運転連携装置。
  7. 前記候補者管理部は、前記乗員スコアの変動に応じて前記運転候補者リストを更新することを特徴とする請求項6記載の運転連携装置。
  8. 前記候補者管理部は、前記予め定められた距離の範囲内に新たな他車両が加わった場合に前記運転候補者リストを更新することを特徴とする請求項6記載の運転連携装置。
  9. 前記他車両情報取得部により取得された他車両情報に基づいて、前記候補者管理部により決定された運転候補者が乗車している前記他車両の目的地又は経由地が前記車両の目的地又は経由地と同じ場合に前記車両の経路を前記他車両の経路に合わせる経路設定部を備えることを特徴とする請求項2記載の運転連携装置。
  10. 前記候補者管理部は、前記車両の運転候補者が前記車両に乗車している乗員である場合、当該乗員に対して、前記車両の運転候補者であることを通知することを特徴とする請求項1記載の運転連携装置。
  11. 前記候補者管理部は、前記車両の運転候補者が前記他車両に乗車している乗員である場合、前記他車両に対して、前記他車両に乗車している前記乗員が前記車両の運転候補者であることを通知することを特徴とする請求項1記載の運転連携装置。
  12. 前記候補者管理部は、前記運転候補者リストに含まれる乗員を運転候補者に決定し、予め定められた時間が経過するごとに当該運転候補者を前記運転候補者リストに含まれる別の乗員に交代することを特徴とする請求項6記載の運転連携装置。
  13. 乗員情報取得部が、車両に乗車している乗員及び前記車両を中心とした予め定められた距離の範囲内にある他車両に乗車している乗員それぞれの運転適性を示す乗員情報を取得し、
    優先度決定部が、前記乗員情報取得部により取得された前記乗員情報に基づいて、前記車両及び前記他車両に乗車している乗員ごとの前記車両の運転者としての優先度を決定し、
    候補者管理部が、前記優先度決定部により決定された優先度に基づいて、前記車両及び前記他車両に乗車している前記乗員の中から前記車両を運転する運転候補者を決定すると共に、前記車両に乗車している乗員が前記他車両を運転する運転候補者であるか否かを示す情報を前記他車両から取得して管理し、
    運転制御部が、前記車両の自動運転と手動運転とを切り替え、自動運転から手動運転へ切り替えた場合、前記候補者管理部により決定された前記運転候補者による前記車両の運転操作を受け付けて前記車両を制御する運転連携方法。
  14. 車両に乗車している乗員及び前記車両を中心とした予め定められた距離の範囲内にある他車両に乗車している乗員それぞれの運転適性を示す乗員情報を取得する乗員情報取得手順と、
    前記乗員情報取得手順により取得された前記乗員情報に基づいて、前記車両及び前記他車両に乗車している乗員ごとの前記車両の運転者としての優先度を決定する優先度決定手順と、
    前記優先度決定手順により決定された優先度に基づいて、前記車両及び前記他車両に乗車している前記乗員の中から前記車両を運転する運転候補者を決定すると共に、前記車両に乗車している乗員が前記他車両を運転する運転候補者であるか否かを示す情報を前記他車両から取得して管理する候補者管理手順と、
    前記車両の自動運転と手動運転とを切り替え、自動運転から手動運転へ切り替えた場合、前記候補者管理手順により決定された前記運転候補者による前記車両の運転操作を受け付けて前記車両を制御する運転制御手順とを、コンピュータに実行させる運転連携プログラム。
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