JP7217193B2 - 車両灯具用光源モジュール及び車両灯具 - Google Patents

車両灯具用光源モジュール及び車両灯具 Download PDF

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Description

本発明は、車両灯具用光源モジュール及び車両灯具用光源モジュールを備える車両灯具に関する。
LED(Light emitting diode)等の発光素子を備えた光源モジュールが、各種車両灯具の光源部として使用されている。一般に、光源モジュールは、発光素子を実装した発光素子実装基板と、この発光素子実装基板を収容すると共に、外部電源から延びた電気ケーブルと接続するコネクタを備えたソケットと、発光素子実装基板とコネクタとを電気的に接続する給電端子等を含む。
また、車両灯具は、開口部を備えると共に内部に灯室が形成されるランプハウジングと、ランプハウジングの開口部を覆うアウタレンズと、光源モジュールから出射される光をアウタレンズ側へ反射させるリフレクタを含む。更に、ランプハウジングの例えば背壁に、貫通孔が形成される。光源モジュールのソケットは、貫通孔に嵌合され、ランプハウジングに装着される。
ここで、貫通孔に嵌合した光源モジュール(ソケット)のランプハウジングへの装着機構が、下記特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される従来の装着機構に関し、図8を参照して説明する。ここで、図8の(a)は、従来の装着機構を備えた車両灯具8の垂直断面図、図8の(b)は、従来の装着機構を備える光源モジュール80の垂直断面図、図8の(c)は、従来の装着機構を示す拡大図である。
従来の装着機構は、ランプハウジング90の背壁内側91Aに設けられる突起部92(図8(a)参照)と、ソケット82の側壁から径方向外側に突設されるバヨネット821の凹部8211((図8(b)参照))により構成される。ここで、突起部92は、ランプハウジング90の背壁91を貫通する貫通孔911の外周域に配設される。ソケット82が貫通孔911に嵌合されると、図8(c)に示されるように、突起部92がバヨネット821底部に配される凹部8211に嵌まり込み、ソケット82の周方向(図8(a)に示される矢印A方向)への回動がロックされる。なお、図8(b)に示されるように、光源モジュール80は、前記したソケット82の他に、発光素子(発光素子実装基板)81、放熱部(放熱フィン)83、コネクタ84、給電端子85を備える。
特開2016-103316号公報
ところで、前記ソケット82の構成材料として、例えば、粒子状又はフィラー状の炭素系材料からなる高熱伝導性材料を所定の基材樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やナイロン、セラミック、トリブチルテレフタレート(PBT)等の樹脂)に混合した熱伝導樹脂が用いられる場合がある。この場合、発光素子実装基板とソケットとは、直接又は他の熱伝導性接着剤等を介して熱接触されており、発光素子で生じる熱は、ソケット82を介して放熱される。
しかしながら、熱伝導樹脂は、基材樹脂に熱伝導性材料が含まれることに起因し、一般の樹脂に比べて脆く、強度が低い。これに対して、凹部8211(バヨネット821)と突起部92とが係合する際、極めて強い接触圧を伴いながら双方が擦れ合う。そのため、ソケット82(バヨネット821)として熱伝導樹脂を用いる場合、強い接触圧を受ける凹部8211の一部が削り取られる事態が生じ得る。
仮に、凹部8211の一部が削り取られた場合、凹部8211はランプハウジング90の灯室内に位置するため、削り取られた破片は、灯室内に留まることとなる。その結果、車両灯具8の外からも破片が視認されるため、製品の外観不良を招く。また、発光素子から出射された光の光路(例えば、リフレクタ等)に破片が入り込めば、車両灯具8における所望の投光特性が阻害されるおそれもある。更に、炭素系材料(炭素フィラー、炭素粒子等)を含む熱伝導樹脂の電気伝導性は一般の樹脂より高いため、例えば発光素子に接続される電気回路が灯室内に設けられる場合、削り取られた破片が回路の配線間に位置してしまうと、破片を介して配線間が短絡し、電気的不具合を招くおそれもある。
前記特許文献1に開示の光源モジュール80も、熱伝導樹脂製であるところ、突起部92を凹部8211より柔らかい材料で構成することで凹部8211から削り取られた破片に起因する前記課題の解決を図る。しかしながら、突起部92と凹部8211との接触箇所には、極めて強い圧力が生じているため、突起部92を前述のような軟質材料としても、凹部8211又は突起部92からの破片の発生を完全に防ぐことはできない。仮に、破片が生じた場合、凹部8211は、ランプハウジング90の内側に位置するため、破片がランプハウジング90に留まり、同様の事態が生じる。
これらの課題に鑑み、本発明は、熱伝導樹脂製のソケットをランプハウジングに固定装着する際、ソケットの一部が削り取られたとしても、削り取られた破片がランプハウジング(灯室)内に位置することを防ぐ車両灯具用光源モジュール及び車両灯具の提供を目的とする。
前述した課題を解決するため、本発明に係る車両灯具用光源モジュールは、
発光素子と、前記発光素子を収容する熱伝導樹脂製のソケットとを備え、前記ソケットは、車両灯具のランプハウジングに設けられた貫通孔に嵌合される車両灯具用光源モジュールであって、
前記ソケットは、更にフランジを備え、
前記ソケットが前記貫通孔に嵌合された際、前記フランジの少なくとも一部は、前記ランプハウジングの外側に位置し、
前記ランプハウジングの貫通孔形成壁外面に、前記ソケットの周方向への回動をロックする回動ロック部が配設されており、前記フランジの前記ランプハウジング外側に位置する所定領域に、前記回動ロック部と係合する係合部が形成される。
本発明のこの態様によれば、ソケットの周方向への回動をロックするための機構(本発明の場合、フランジに形成される係合部と、ランプハウジングの貫通孔形成壁に配設される回動ロック部)が、ランプハウジングの外側に設けられるため、ロック動作の際、係合部と回動ロック部との接触により生じるソケットからの破片がランプハウジングの内側に位置することを防止できる。そのため、本発明は、例えば、車両灯具の外観不良、所望の投光性能の阻害、又は車両灯具内での電気的不具合などの事態を有効に防止できる。
また、本発明に係る車両灯具用光源モジュールは、
前記係合部が、前記フランジに等間隔で複数設けられることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、ソケットの周方向への回動が複数箇所でロックされるため、ソケットをより強固に固定することができる。
更に、本発明に係る車両灯具用光源モジュールは、
前記係合部が、前記フランジの側面に形成されることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、フランジの側面に係合部が形成されることから、回動ロック部からの接触圧をソケットの周方向のみならず径方向内側にも加えることができる。そのため、ソケットをより強固に固定することができる。
更に、本発明に係る車両灯具用光源モジュールは、
前記ソケットが、前記フランジの一方側の面から前記ランプハウジングの内側へ向けて突設される胴体部を備え、
前記胴体部に、前記発光素子を収容するための発光素子収容空間が形成され、
前記胴体部の側壁に、前記胴体部の径方向外側に突出するバヨネットが形成され、
前記バヨネットの前記ランプハウジングの貫通孔形成壁との対向面は平坦、及び/又は、傾斜面であることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、ソケット胴体部の側壁に設けられるバヨネットに回動ロック部との係合部位を形成せずともソケットをランプハウジングの貫通孔に固定できる。そのため、ランプハウジングの内側に位置し得る破片の生成要素を除外できる。また、本発明のこの態様によれば、これまでバヨネットに設けられた例えば凹部の形成工程を省くことができるため、バヨネットの形状を簡素化できる。これにより、ソケット製造の省作業化・低コスト化を図ることができる。
更に、本発明に係る車両灯具用光源モジュールは、
前記胴体部が、前記貫通孔に締り嵌めされることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、ソケット胴体部が、貫通孔に締り嵌めされる構造であるため、ソケットを貫通孔に装着固定する作業のみで、発光素子を所望の位置(例えば、アウタレンズ側からランプハウジング内部を見た場合の貫通孔中央位置)に配置させることができる。そのため、貫通孔に装着されたソケットの位置や角度を微調整することなく、発光素子を常時所望の位置に配置させることができる。
また、本発明の車両灯具は、
前記車両灯具用光源モジュールと、
ランプハウジングと、
前記ランプハウジングの開口部を覆うアウタレンズと、
を備え、
前記ランプハウジングは、
前記車両灯具用光源モジュールのソケットを嵌合するための貫通孔と、
前記車両灯具用光源モジュールの周方向への回動をロックするための回動ロック部と、
を備え、
前記回動ロック部は、前記ランプハウジングの貫通孔形成壁外面に配設され、
前記回動ロック部と、前記ソケットのフランジに形成される係合部とは、前記ランプハウジングの外側で係合する。
本発明のこの態様によれば、ソケットの周方向への回動をロックする機構(本発明の場合、フランジに形成される係合部と、ランプハウジングの貫通孔形成壁に配設される回動ロック部)が、ランプハウジングの外側に設けられるため、ロック動作の際、係合部と回動ロック部との接触により生じるソケットからの破片がランプハウジングの内側に位置することを防止できる。そのため、本発明は、例えば、車両灯具の外観不良、所望の投光性能の阻害、又は車両灯具内での電気的不具合などの事態を有効に防止できる。
本発明は、熱伝導樹脂製のソケットをランプハウジングに固定装着する際、ソケットの一部が削り取られたとしても、削り取られた破片がランプハウジング(灯室)内に位置することを防ぐ車両灯具用光源モジュール及び車両灯具を提供することができる。
本実施形態に係る車両灯具の垂直断面図。 本実施形態に係る光源モジュールの分解斜視図、平面図、及び斜視図。 本実施形態に係るランプハウジングの貫通孔形成壁を示す部分斜視図。 貫通孔に嵌合された光源モジュールを示す斜視図。 本実施形態の変形例に係る光源モジュールの平面図及び斜視図。 本実施形態の変形例に係るランプハウジングの貫通孔形成壁を示す部分斜視図。 本実施形態の変形例に係る貫通孔に嵌合された光源モジュールを示す斜視図。 従来の装着機構を備えた車両灯具及び光源モジュールの垂直断面図、並びに従来の装着機構を示す部分拡大図。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る車両灯具1及び車両灯具用光源モジュール10を詳細に説明する。初めに、図1及び図4を参照して、本実施形態に係る車両灯具1の全体構成、及び車両灯具1に備わる要素を説明する。ここで、図1は、車両灯具1の垂直断面図である。また、図2は、光源モジュール10の平面図及び斜視図である。更に、図3は、ランプハウジング20の背壁(貫通孔形成壁)21を示す部分斜視図である。更に、図4は、貫通孔211に嵌合された光源モジュール10を示す斜視図である。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両灯具1は、光源モジュール10、ランプハウジング20、アウタレンズ30、リフレクタ40を含む。ここで、本実施形態に係る車両灯具1は、ストップランプであるが、これに限られない。車両灯具1は、例えば、ヘッドランプ、サブヘッドランプ、フォグランプ、昼間点灯用ランプ(DRL)、ウィンカーランプ、テールランプなどの他の車両灯具であってもよい。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る光源モジュール10を説明する。図1に示されるように、光源モジュール10は、ランプハウジング20に装着される際、ランプハウジング20の背壁21に形成される後述の貫通孔211に嵌合される。本実施形態において装着される光源モジュール10は一つであるが、光源モジュール10の個数は、これに限られず二つ以上であってもよい。
ここで、本実施形態に係る光源モジュール10は、図2に示されるように、発光素子11、ソケット12、給電端子(図示しない)等を備える。給電端子は、例えば車両灯具外に設けられる電源と電気的に接続される部材であるところ、発光素子11とも電気的に接続される。これにより、電源からの電気エネルギーが、発光素子11に供給される。本実施形態の場合、発光素子11と給電端子は、共にソケット12の内部に収容される。更に、光源モジュール10は、パッキン部材13を備えることが好ましい。なお、給電端子は、絶縁性樹脂で覆うことにより熱伝導樹脂製ソケット12と接触しても短絡しないようにしている。
光源モジュール10に備わる発光素子11の種類は、特に限定されるものではないが、例えば、LED(Light emitting diode)、OLED(Organic light emitting diode)、レーザーダイオードなどの半導体発光素子が挙げられる。本実施形態に係る発光素子11は、他の電子部品(入力電圧調整用の抵抗素子や逆流防止用のダイオード素子等)と共に発光素子実装基板11sに実装される。
次に、光源モジュール10に備わるソケット12は、図2に示されるように、フランジ121、胴体部122、放熱部123、コネクタ124等を備える。また、ソケット12は、熱伝導樹脂製である。ソケット12に使用される熱伝導樹脂は、特に限定されるものではない。本実施形態では、ポリエチレンテレフタレート(PET)を基材としてフィラー状の炭素系材料を混合したソケット12を用いた。その他の基材として、ナイロン、トリブチレンテレフタレート(PBT)の樹脂やセラミック等が挙げられる。ただし、同様の性能を果たすものであれば、他の構成の熱伝導樹脂であってもよい。
ソケット12のフランジ121は、略円板状の形状を有する。図2に示されるように、フランジ121の周縁は、ソケット12の径方向外側に張り出す。また、図2に示されるように、フランジ121は、その表面121A側で胴体部122と接合されると共に、その裏面121B側で放熱部123及びコネクタ124と接合される。なお、図示されていないが、放熱部123は、ランプハウジング20の外方へ向けて突出する複数のフィンを備えていてもよい。
更に、本実施形態において、フランジ121の径方向内側へ窪む凹部1211が、フランジ側面121Sに形成される。凹部1211は、ソケット12の周方向への回動をロックする後述の回動ロック部214と係合する部位である(従って、凹部1211を以下「係合部1211」と称する場合がある。)。
フランジ121は、ソケット12が貫通孔211に嵌合された際、ランプハウジング20の外側に位置する。すなわち、前記係合部1211もランプハウジング20の外側に位置する。そのため、本実施形態によれば、貫通孔211に嵌合されたソケット12の周方向への回動をロックする機構(本実施形態の場合、係合部1211と回動ロック部124を含む機構)をランプハウジング20の外側に配することができる。その結果、回動ロック部124との接触により生じ得る係合部1211からの破片(その逆に、回動ロック部124からの破片)が、ランプハウジング20の内側に位置することを防止できる。
ただし、係合部1211の形態は、図示される凹部に限られない。また、フランジ121に形成される係合部1211の個数は、特に限定されるものではない。図2に示されるフランジ121には、二つの係合部1211が設けられている。このように、複数の係合部1211を設けることで、ソケット12の周方向への回動をより強固にロックすることができる。また、係合部1211の形成位置は、フランジ側面121Sに限られず、フランジ121の他の位置であってもよい。
次に、ソケット12の胴体部122は、フランジ121の表面121Aからランプハウジング20の内側へ延出(突出)する部位であり、本実施形態に係る胴体部122は、略円筒状の形態を有する。また、図2に示されるように、胴体部122のランプハウジング内側の端部122fは開口する。この開口を含めて発光素子11(発光素子実装基板11s)を収容するための発光素子収容空間が形成される。また、透光性の封止材(図示しない)が開口を被覆し、発光素子11が発光素子収容空間に密閉させてもよい。
胴体部122は、その側壁122Sから径方向外側に突出するバヨネット1221を備える。ソケット12が貫通孔211に嵌合された際、バヨネット1221は、ランプハウジング20の内側に位置する。
本実施形態の場合、ソケット12の回動ロック機構にバヨネット1221が含まれないため、従来のロック機構(装着機構)のように、バヨネット1221の底面(ランプハウジング背壁21との対向面)に凹部を設ける必要がない。そのため、バヨネット1221の底面を平坦、及び/又は、バヨネット側端1221sの所定高さ位置から底面側に下る(図2、図5の下方側)よう傾斜する傾斜面にすることができる。これにより、バヨネット1221の形状を従来に比べて簡素化することができ、ソケット製造の省作業化・低コスト化を図ることができる。
次に、図3を参照して、本実施形態におけるランプハウジング20の構造(特に、ランプハウジング20の背壁21の構造)を説明する。図3に示されるように、本実施形態において、ランプハウジング20の背壁21には、貫通孔211が形成される(以下、ランプハウジング20において貫通孔211が形成される壁を「貫通孔形成壁21」と言う場合がある。)。貫通孔211は、正面視(図の矢印Bで示される方向から見た状態)、略円形状を呈する。また、貫通孔凹部212が、貫通孔211の周縁から孔の径方向外側へ突出形成される。
貫通孔凹部212は、光源モジュール10のソケット12を貫通孔211に挿入する際、ソケット12の胴体部側壁122Sに形成される後述のバヨネット1221を通過させるために設けられる。貫通孔凹部212の個数は、特に限定されるものではないが、少なくともバヨネット1221の個数以上であることが好ましい。本実施形態の場合、4つの貫通孔凹部212(貫通孔凹部212aから212d)が形成される。
ランプハウジング20は、貫通孔形成壁21の内面(ランプハウジング20の内側を向く面)21Aからランプハウジング内側に向けて突出する回動ストッパー213を備えることが好ましい。本実施形態の場合、回動ストッパー213は、貫通孔211の周縁の所定位置(図3の例の場合、貫通孔凹部212dの側縁に隣接する位置)に設けられる。
バヨネット1221が貫通孔凹部212を完全に通過するまでソケット12をランプハウジング20に挿入し、続いてソケット12を孔の周方向に沿って回動させる。このとき、バヨネット1221も孔の周方向に沿って回動されるところ、所定距離回動したバヨネット1221は、回動ストッパー213と衝突する。これにより、ソケット12の回動が規制される。ただし、回動ストッパー213の形態や配置等は、ソケット12の回動規制機能を果たすものであれば、図3に示すものに限られない。
更に、ランプハウジング20は、ソケット12の周方向への回動をロックする回動ロック部214を備える。本実施形態に係る回動ロック部214は、貫通孔形成壁21の外面(ランプハウジング20の外側を向く面)21Bからランプハウジング20の外側に向けて略垂直に突設される。回動ロック部214と、ソケット12のフランジ121に形成される前述の係合部1211(本実施形態の場合、凹部1211)とが係合し、ソケット12の周方向への回動がロックされる。
回動ロック部214の構成は、ソケット12の周方向への回動をロック可能なものであれば特に限定されるものではないが、一例として、貫通孔211の径方向内側へ突出する凸部2141を備えるものが挙げられる(図3(b)参照)。また、凸部2141を備える回動ロック部214を用いる場合、ソケット12のフランジ121に形成される係合部1211は、前述の凹部1211cであることが好ましい。凸部2141が、凹部1211cに嵌め合わさることで、ソケット12の周方向への回動がロックされる。
このように、回動ロック部214(本実施形態の場合、凸部2141)は、係合部1211(本実施形態の場合、凹部1211c)と当接する部材である。そのため、係合部1211からの接触圧により回動ロック部214が破損することを防ぐ観点から、リブ215を介して貫通孔形成壁21(21B)に設けられることが好ましい。なお、図示されるリブ215は、貫通孔211の外周域に周設される環状部材であるが、この態様に限られない。
回動ロック部214の個数は、特に限定されるものではないが、図3(b)に示されるように、二つ以上であることが好ましい。回動ロック部214を二つ以上設けることで、ソケット12の周方向への回動を複数箇所でロックできる。これにより、ソケット12をより強固に固定することができる。
また、回動ロック部214を複数設ける場合の各々の配置態様も特に限定されるものではない。一例として、図3(b)に示されるように、回動ロック部214を二つ設ける場合、第一の回動ロック部214aと第二の回動ロック部材214bとは、各々対向するよう配置されることが好ましい。第一の回動ロック部214aと第二の回動ロック部材214bとが、このような配置関係を有することで、ソケット12の周方向への回動をより強固にロックすることができる。
また、回動ロック部214を三つ以上設ける場合、回動ロック部214の各々が貫通孔211の周囲に等間隔で配置されることが好ましい(例えば、回動ロック部214を三つ設ける場合、一の回動ロック部214と貫通孔211の中心を結ぶ線分と、前記一の回動ロック部の隣なりに配置される他の回動ロック部214と貫通孔211の中心を結ぶ線分との成す角度が120°となる配置関係)。
次に、図4を参照して、光源モジュール10と貫通孔211との嵌合態様を説明する。ここで、図4(a)は、貫通孔211に嵌合された光源モジュール10をランプハウジング20の内側から見た斜視図である。また、図4(b)は、貫通孔211に嵌合された光源モジュール10をランプハウジング20の外側から見た斜視図である。
図4(b)に示されるように、フランジ121側に設けられる係合部(凹部)1211は、貫通孔形成壁21側の回動ロック部214(凸部2141)とランプハウジング20の外側で係合する。そのため、凹部1211と凸部2141との接触によってソケット12から破片が生じたとしても、破片がランプハウジング20の内側に位置することを防止できる。
バヨネット1221とパッキン部材13との間には、ランプハウジング20の貫通孔形成壁21(貫通孔211の外周域部分)が挟み込まれる。これにより、ソケット12が、貫通孔211から離脱することを防止できる。
ここで、対向する(フランジ121の周方向に180°間隔を隔てて配置される)凹部1211の間の距離R1(図4参照)は、対向する(貫通孔211の周方向に180°間隔を隔てて配置される)凸部2141の間の距離R2(図3参照)と同寸法又は若干大きい寸法であることが好ましい。R1とR2との関係を前記のように調整することで、胴体部122(ソケット12)を貫通孔211に締り嵌めすることができる。
このような態様とすることで、ソケット12を貫通孔211に装着固定する作業のみで、発光素子11を所望の位置(例えば、アウタレンズ30側からランプハウジング20内部を見た場合の貫通孔中央位置)に配置させることができる。そのため、貫通孔211に嵌合されたソケット12の位置や角度を別途微調整することなく、発光素子11を所望の位置に配置させることができる。
次に、図5から図7を参照して、本実施形態に係る車両灯具の変形例を説明する。ここで、図5は、前記変形例に係る光源モジュール50の平面図及び斜視図である。また、図6は、前記変形例に係るランプハウジング60の貫通孔形成壁61を示す部分斜視図である。更に、図7は、変形例に係る貫通孔611に嵌合された光源モジュール50を示す斜視図である。なお、前述の車両灯具1と変更のない要素に関しては、説明を省略する。
変形例における主な変更要素は、ソケット52のフランジ側面521Sに形成される係合部5211の形態(図5参照)と、ランプハウジング60の貫通孔形成壁61に備わる回動ロック部614の形態(図6参照)である。
より詳しくは、図2で示される係合部1211は、フランジ121の径方向内側へ窪む凹部であるが、変形例に係る係合部5211は、フランジ521の径方向外側へ突出する凸部である。また、図3で示される回動ロック部214は、貫通孔211の径方向内側へ突出する凸部2141を備えるが、変形例に係る回動ロック部614は、貫通孔611の径方向外側へ窪む凹部6141を備える。
図7に示されるように、ソケット62が貫通孔611に嵌合された際、凸部5211と凹部6141とが係合する。これにより、ソケット62の周方向への回動がロックされる。凸部5211と凹部6141とは、ランプハウジング60の外側で係合するため、凸部5211と凹部6141との接触によってソケット52から破片が生じたとしても、破片がランプハウジング60の内側に位置することを防止できる。
なお、前述した実施形態は、係合部1211(5211)の形態として凹部のみ又は凸部のみとしているが、これに限られるものではない。例えば、複数の係合部を設け、係合部のうちの幾つかの形態を凹部1211とし、他の係合部の形態を凸部5211としてもよい。その場合、複数の回動ロック部214(614)の各々は、相対する係合部1211(5211)の形態に応じて、凸部2141又は凹部6141を備えることが好ましい。本実施形態の係合部1221は2箇所あり、対向する位置(フランジ121の周方向に180°間隔を隔てた位置)に形成したが、例えば係合部1221は3箇所あればフランジ121の周方向に120°間隔で形成してもよい。つまり、複数の係合部はフランジ121の周方向に等間隔で形成することにより、バランスのとれた係合が可能になる。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明した。ただし、前述の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定する趣旨で記載されたものではない。本発明には、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るものを含み得る。また、本発明にはその等価物が含まれる。
1… 車両灯具
10… 光源モジュール
11… 発光素子
12… ソケット
121… フランジ
1211… 係合部(凹部)
122… 胴体部
1221…バヨネット
123… 放熱部
124… コネクタ
13… パッキン部材
20… ランプハウジング
21… 背壁(貫通孔形成壁)
211… 貫通孔
214… 回動ロック部
2141… 凸部
30… アウタレンズ
40… リフレクタ
50… 光源モジュール(変形例)
52… ソケット
521… フランジ
5211… 係合部(凸部)
60… ランプハウジング(変形例)
61… 背壁(貫通孔形成壁)
611… 貫通孔
614… 回動ロック部
6141… 凹部

Claims (6)

  1. 発光素子と、前記発光素子を収容する熱伝導樹脂製のソケットとを備え、前記ソケットは、車両灯具のランプハウジングに設けられた貫通孔に嵌合される車両灯具用光源モジュールであって、
    前記ソケットは、更にフランジを備え、
    前記ソケットが前記貫通孔に嵌合された際、前記フランジの少なくとも一部は、前記ランプハウジングの外側に位置し、
    前記ランプハウジングの貫通孔形成壁外面に、前記ソケットの周方向への回動をロックする回動ロック部が配設されており、前記フランジの前記ランプハウジング外側に位置する所定領域に、前記回動ロック部と係合する係合部が形成される、
    車両灯具用光源モジュール。
  2. 前記係合部は、前記フランジに等間隔で複数設けられる、
    請求項1に記載の車両灯具用光源モジュール。
  3. 前記係合部は、前記フランジの側面に形成される、
    請求項1又は2に記載の車両灯具用光源モジュール。
  4. 前記ソケットは、前記フランジの一方側の面から前記ランプハウジングの内側へ向けて突設される胴体部を備え、
    前記胴体部に、前記発光素子を収容するための発光素子収容空間が形成され、
    前記胴体部の側壁に、前記胴体部の径方向外側に突出するバヨネットが形成され、
    前記バヨネットの前記ランプハウジングの貫通孔形成壁との対向面は平坦、及び/又は、傾斜面である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の車両灯具用光源モジュール。
  5. 前記胴体部は、前記貫通孔に締り嵌めされる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の車両灯具用光源モジュール。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の車両灯具用光源モジュールと、
    ランプハウジングと、
    前記ランプハウジングの開口部を覆うアウタレンズと、
    を備え、
    前記ランプハウジングは、
    前記車両灯具用光源モジュールのソケットを嵌合するための貫通孔と、
    前記車両灯具用光源モジュールの周方向への回動をロックするための回動ロック部と、
    を備え、
    前記回動ロック部は、前記ランプハウジングの貫通孔形成壁外面に配設され、
    前記回動ロック部と、前記ソケットのフランジに形成される係合部とは、前記ランプハウジングの外側で係合する、
    車両灯具。
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