JP7212089B2 - 鞍乗り型車両のハンドルカバー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両のハンドルカバー構造に関する。
例えば、特許文献1には、グリップ及び操作レバーの前方を覆うハンドルカバーを備える自動二輪車のハンドルカバー構造が開示されている。ハンドルカバーは、センターカバーと一体成形したものである。ハンドルカバーの前面には、フラッシュライトが取り付けられる。
特開昭62-227885号公報
しかし、ハンドルカバーがセンターカバーと一体成形されていることから、側方への転倒時に、フラッシュライト部分(ウインカ)に応力がかかり破損する可能性がある。
本発明の態様は、側方への転倒時にウインカを保護することができる鞍乗り型車両のハンドルカバー構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様の鞍乗り型車両のハンドルカバー構造は、車両のハンドル(2)に取り付けられるグリップ(110)と、前記グリップ(110)の前方に配置されるレバー(111)と、前記レバー(111)の前方に配置されるハンドルカバー(130)と、前記ハンドルカバー(130)の前部に取り付けられるウインカ(140)と、前記グリップ(110)の車幅方向内方に配置され、前記ハンドル(2)に取り付けられるステー(120)と、前記ウインカ(140)を後方から覆うウインカカバー(150)と、を備え、前記ハンドルカバー(130)を含む構造体(129)は、所定以上の力が加わったときに回動し、前記構造体(129)は、前記所定以上の力が加わったときに回動可能に前記ステー(120)に接続され、前記ハンドルカバー(130)は、前記レバー(111)の前方に配置される前方覆い部(132)と、前記前方覆い部(132)の車幅方向外端から後方に延びる外方覆い部(133)と、を備え、前記前方覆い部(132)は、前記所定以上の力が加わったときに回動可能に前記ステー(120)に接続され、前記外方覆い部(133)の後端は、前記ハンドル(2)の車幅方向外端に接続され、前記外方覆い部(133)は、前記所定以上の力が加わったときに前記外方覆い部(133)の後端を前記ハンドル(2)の車幅方向外端から離脱可能とする切欠き(133b)を有し、前記ウインカカバー(150)は、前記ハンドルカバー(130)の上部及び下部に後方から当接する当接部(155)を備え、前記ハンドルカバー(130)は、前記当接部(155)の内側で後方に突出する突起(136)を備え、前記突起(136)は、前後方向で前記当接部(155)と重なる
この構成によれば、ハンドルカバーを含む構造体は所定以上の力が加わったときに回動することで、ウインカにかかる応力を小さくすることができる。したがって、側方への転倒時にウインカを保護することができる。加えて、構造体は所定以上の力が加わったときにステーに対して回動することで、ウインカにかかる応力を小さくすることができる。したがって、側方への転倒時にウインカを保護することができる。加えて、ハンドルカバーが2点で接続されるため、走行時の振動等によるハンドルカバーの揺れを小さくすることができる。加えて、切欠きの作用により、外方覆い部に所定以上の力が加わったとき、外方覆い部の後端がハンドルの車幅方向外端から離脱する。そのため、ウインカにかかる応力をより効果的に小さくすることができる。したがって、側方への転倒時にウインカをより効果的に保護することができる。加えて、ウインカの光が後方及び上下方向に漏れることを抑制することができる。
本発明の一態様において、前記ハンドルカバー(130)は、前記ステー(120)の前面(122d)に接続され、前記ハンドルカバー(130)の車幅方向外端縁は、前面視で下側に向かうに従って車幅方向内方に位置するように傾斜してもよい。
この構成によれば、側方への転倒時にハンドルカバーが回動しやすいため、ウインカをより効果的に保護することができる。
本発明の一態様において、前記ハンドルカバー(130)は、前記ステー(120)の前面(122d)に接続され、前記ハンドルカバー(130)は、前面視で車幅方向外方に突出する外方凸部(134)を備え、前記外方凸部(134)の最突出部位(134a)は、前記ハンドルカバー(130)と前記ステー(120)との接続部(RJ)に対して上下方向にオフセットしてもよい。
この構成によれば、側方への転倒時にハンドルカバーが回動しやすいため、ウインカをより効果的に保護することができる。
本発明の一態様は、前記ハンドルカバー(130)は、前記ウインカ(140)を挿入可能な挿入孔(131)を有し、前記ウインカ(140)は、前記車両の後方に配置されるリアウインカ(160)と同一であってもよい。
この構成によれば、フロントウインカとリアウインカとで部品を共用化することができる。
本発明の態様によれば、側方への転倒時にウインカを保護することができる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 実施形態に係る自動二輪車の上面図である。 実施形態に係る自動二輪車の前面図である。 実施形態に係る自動二輪車の後面図である。 実施形態に係るハンドルカバー構造の斜視図である。 実施形態に係るハンドルカバー構造の分解斜視図である。 実施形態に係るハンドルカバー構造の上面図である。 実施形態に係るハンドルカバー構造の前面図である。 実施形態に係るウインカ及びウインカカバーの分解斜視図である。 実施形態に係る外方覆い部の後端とハンドルの車幅方向外端との接続部の左側面図である。 図7のXI-XI断面を含む図である。 図7のXII-XII断面を含む図である。 図7のXIII-XIII断面を含む図である。 図7のXIV-XIV断面を含む図である。 図7のXV-XV断面を含む図である。 図7のXVI-XVI断面を含む図である。 図7のXVII-XVII断面を含む図である。 図8のXVIII-XVIII断面を含む図である。 実施形態に係るハンドルカバー構造の作用説明図である。 図19に続く、実施形態に係るハンドルカバー構造の作用説明図である。 実施形態に係るハンドルカバーに対する側方への転倒時の入力を説明するための図である。 実施形態の変形例に係るハンドルカバー構造の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車体左右中心を示す線CLが示される。以下、車両の構成要素において、車両左側に位置する要素の符号末尾には「L」を付し、車両右側に位置する要素の符号末尾には「R」を付すことがある。
<車両全体>
図1は、鞍乗り型車両の一例としての自動二輪車1を示す。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。
図1を参照し、自動二輪車1は、操向輪である前輪3と、駆動輪である後輪4と、を備える。前輪3は、ハンドル2によって操向される。後輪4は、車両の動力源であるエンジン10によって駆動される。
ステアリング系部品は、ハンドル2及び前輪3を含む。ステアリング系部品は、車体フレーム20のヘッドパイプ21に操向可能に支持される。エンジン10は、車体フレーム20の前後中央部に位置する。
車体フレーム20は、ヘッドパイプ21、メインフレーム22、ダウンフレーム23及びシートレール24を備える。
ヘッドパイプ21は、車体前部に配置される。側面視で、ヘッドパイプ21は、ヘッドパイプ21の上端が後方に位置し、かつ、ヘッドパイプ21の下端が前方に位置するように傾斜する。
メインフレーム22は、ヘッドパイプ21から後方に延びる。メインフレーム22は、シリンダ12の上方をヘッドパイプ21から斜め後下方に延びる。
ダウンフレーム23は、ヘッドパイプ21から下方に延びる。ダウンフレームは、シリンダ12の前方をヘッドパイプ21からメインフレーム22よりも急傾斜で後下方に延びる。
シートレール24は、メインフレーム22の後部から後方に延びる。
エンジン10は、車両の動力源である。例えば、エンジン10は、単気筒エンジンである。エンジン10は、クランクケース11及びシリンダ12を備える。シリンダ12は、クランクケース11の前上部から斜め前上方に起立する。シリンダ12は、クランクケース11に一体に結合される。
シリンダ12は、シリンダブロック12a、シリンダヘッド12b及びヘッドカバー12cを備える。
シリンダブロック12aは、クランクケース11と一体に設けられる。
シリンダヘッド12bは、シリンダブロック12aの上部に取り付けられる。燃焼室(不図示)は、シリンダヘッド12bの内部に形成される。
ヘッドカバー12cは、シリンダヘッド12bの上部に取り付けられる。
変速機13は、クランクケース11の後部に設けられる。クランクケース11の後部は、クラッチ及びトランスミッションを収容する変速機ケースを兼ねる。変速機13は、エンジン10の動力を外部に取り出すための図示しない出力軸を備える。
クランクケース11の前部は、ブラケット28を介してダウンフレーム23に支持される。クランクケース11の後部は、左右ピボットプレート25に支持される。左右ピボットプレート25には、前後に延びるスイングアーム5の前端部が揺動可能に支持される。
スイングアーム5の後部には、後輪4の車軸が支持される。変速機13の出力軸と後輪4の車軸とは、ドライブチェーン等を含む動力伝達機構(例えば、チェーン式伝動機構)を介して連結される。スイングアーム5の前部と、車体フレーム20との間には、リアサスペンション6が設けられる。
燃料タンク7は、ヘッドパイプ21の後方に配置される。燃料タンク7は、シリンダ12の上方に配置される。燃料タンク7は、メインフレーム22に支持される。燃料タンク7は、メインフレーム22を上方及び側方から覆う。
シート8は、燃料タンク7の後方に配置される。シート8は、シートレール24に支持される。シート8は、シートレール24に沿うように前後方向に延びる。シート8は、乗員が着座する前座部8aと、同乗者が着座する後座部8bと、を備える。
シリンダ12(具体的にはシリンダヘッド12b)の後面には、吸気配管30が接続される。
シリンダ12(具体的にはシリンダヘッド12b)の前面には、排気管31が接続される。排気管31は、シリンダヘッド12bの前面からクランクケース11の前方を斜め下後方へ延びる。その後、排気管31は、クランクケース11の下方を通って右後方へ延びる。マフラ32は、排気管31の後端(下流端)に接続される(図2参照)。
図1において、符号15はフロントフォーク、符号16はフロントフェンダ、符号17はドレスガード(サリーガード)をそれぞれ示す。図2において、符号130L,130Rは左右のハンドルカバー、符号111はクラッチレバー、符号112はブレーキレバーをそれぞれ示す。図3において、符号46はスクリーン、符号90はヘッドライト、符号140はフロントウインカをそれぞれ示す。図4において、符号80はメータ、符号160はリアウインカをそれぞれ示す。
<車体カバー>
車両は、車体フレーム20の周囲を覆う車体カバー39を備える。車体カバー39は、車体前部を覆う前部車体カバー40(カウル)を備える。前部車体カバー40は、燃料タンク7の側方を覆うタンクカバー41L,41Rと、ヘッドパイプ21の前方に配置されるフロントカウル42と、ヘッドパイプ21の側方に配置されるサイドカバー43L,43Rと、フロントカウル42の側方に配置されるフロントガーニッシュ44L,44Rと、サイドカバー43L,43Rの側方に配置されるサイドガーニッシュ45L,45Rと、を備える。前部車体カバー40は、車体フレーム20等に複数個所で取り付けられる。
<ハンドル>
ハンドル2は、車幅方向に延びるバーハンドルである。例えば、ハンドル2は、金属製のパイプにより形成される。ハンドル2は、ハンドル2の車幅方向中央部をハンドルホルダに支持されて左右に延びる。ハンドル2の内部においてグリップ110に対応する部位には、円柱状の内ウェイト101が設けられる(図11参照)。
<ハンドルカバー構造>
図5は、車両左側のハンドルカバー構造の斜視図である。
図5に示すように、ハンドルカバー構造100は、グリップ110、クラッチレバー111(レバー)、ステー120、ハンドルカバー130、フロントウインカ140(ウインカ)及びウインカカバー150(図6参照)を備える。
<グリップ>
グリップ110は、車両の運転者が把持する部分である。例えば、グリップ110は、樹脂製の筒体により形成される。ハンドル2の車幅方向外側部(ハンドルパイプ)は、グリップ110内に挿通される。グリップ110は、ハンドル2の車幅方向外側部に取り付けられる。
ハンドル2においてグリップ110の車幅方向内側には、各種スイッチが収容されたスイッチハウジング109がグリップ110に隣接して設けられる。以下、ハンドル2の左側部に取り付けられるグリップ110を「左グリップ110L」、ハンドル2の右側部に取り付けられるグリップ110を「右グリップ110R」ともいう(図2参照)。
<レバー>
レバーは、車両の運転者が操作する操作子である。車両は、操作子としてクラッチレバー111及びブレーキレバー112を備える(図2参照)。
図2に示すように、クラッチレバー111は、左グリップ110Lの前方に配置される。
ブレーキレバー112は、右グリップ110Rの前方に配置される。
<ステー>
図5に示すように、ステー120は、グリップ110の車幅方向内方に配置される。ステー120は、スイッチハウジング109の車幅方向内側にスイッチハウジング109に隣接して設けられる。ステー120は、ハンドル2に取り付けられる。以下、左グリップ110Lの車幅方向内方に配置されるステー120を「左ステー120L」、右グリップ110Rの車幅方向内方に配置されるステー120を「右ステー120R」ともいう(図2参照)。
図2に示すように、左ステー120Lは、クラッチレバー111を揺動可能に支持する。右ステー120Rは、ブレーキレバー112を揺動可能に支持する。以下、ステー120の構成について左ステー120Lを挙げて説明する。右ステー120Rは左ステー120Lと同様の構成を有するため、右ステー120Rの詳細説明は省略する。
図7に示すように、左ステー120Lは、ハンドル2の左側部に取り付けられる。左ステー120Lは、クラッチレバー111を揺動可能に支持するレバーホルダ121と、レバーホルダ121に支持されるステー本体122と、を備える。
レバーホルダ121は、ステー本体122を取り付けるための上部ねじ孔123と、ハンドル2に固定されるための下部ねじ孔124と、を有する。
断面視で、レバーホルダ121は、ハンドル2の前側に配置される前半体121aと、ハンドル2の後側に配置される後半体121bと、を備える。下部ねじ孔124は、前半体121a及び後半体121bのそれぞれの下部に設けられる。
前半体121aは、ハンドル2の前面に沿う弧状の前側凹部121cを有する。前半体121aは、ステー本体122を下方から支持するように前方へ延びる前方延出部121dを備える。
後半体121bは、ハンドル2の後面に沿う弧状の後側凹部121eを有する。
例えば、前半体121a及び後半体121bによってハンドル2を挟んだ状態で、前半体121a及び後半体121bの各下部ねじ孔124にボルト125を螺合する。これにより、レバーホルダ121をハンドル2に固定することができる。
レバーホルダ121は、ステー本体122を固定する締結ホルダを兼ねる。ステー本体122は、クラッチレバー111の揺動軸を構成するボルト115、カラー116、ナット117等によって締結される(図13参照)。
図13に示すように、ステー本体122は、後方に開放する形状を有する。ステー本体122は、クラッチレバー111の回動部を保護している。ステー本体122は、クラッチレバー111の上方に配置される上壁部122aと、クラッチレバー111の下方に配置される下壁部122bと、クラッチレバー111の前方に配置される前壁部122cと、を備える(図14参照)。上壁部122a、下壁部122b及び前壁部122cは、同一の部材で一体に形成される。
上壁部122a及び下壁部122bは、それぞれ前後方向に延びる板状を有する。図12に示すように、上壁部122aの後端は、レバーホルダ121の上部に固定される。図中符号126は、上壁部122aの後端を上部ねじ孔123に固定するためのボルトを示す。
図7に示すように、前壁部122cは、上壁部122aの前端と下壁部122bの前端とを連結する。上面視で、前壁部122cは、前壁部122cの車幅方向内端が後方に位置し、かつ、前壁部122cの車幅方向外端が前方に位置するように傾斜している。前壁部122cは、車両前方に対して上面視で車幅方向内側後方へ傾斜した前面122dを有する。
前壁部122cは、前後方向に開口する第一開口122e(図14参照)及び第二開口122f(図15参照)を有する。第一開口122e及び第二開口122fは、車幅方向に間隔をあけて配置される。第一開口122eは、第二開口122fよりも車幅方向内側に配置される。
<ハンドルカバー>
図5に示すように、ハンドルカバー130は、フロントウインカ140を挿入可能な挿入孔131を有する。挿入孔131は、ハンドルカバー130の前部を前後方向に開口する。以下、車両左側に位置するハンドルカバー130を「左ハンドルカバー130L」、車両右側に位置するハンドルカバー130を「右ハンドルカバー130R」ともいう(図2参照)。
左ハンドルカバー130Lは、クラッチレバー111の前方に配置される。右ハンドルカバー130Rは、ブレーキレバー112の前方に配置される(図2参照)。以下、ハンドルカバー130の構成について左ハンドルカバー130Lを挙げて説明する。右ハンドルカバー130Rは左ハンドルカバー130Lと同様の構成を有するため、右ハンドルカバー130Rの詳細説明は省略する。
図7に示すように、左ハンドルカバー130Lは、左グリップ110Lと左ステー120Lに跨るように、左グリップ110Lの前方に配置される。例えば、左ハンドルカバー130Lは、樹脂製である。左ハンドルカバー130Lは、乗員が左グリップ110Lを把持した際に乗員の手の前方を覆う。左ハンドルカバー130Lは、所定以上の力が加わったときに回動可能に左ステー120Lに接続される。
左ハンドルカバー130Lは、乗員が左グリップ110Lを把持した際に乗員の手の前方を覆う前方覆い部132と、乗員が左グリップ110Lを把持した際に乗員の手の車幅方向外側方を覆う外方覆い部133と、を備える。前方覆い部132及び外方覆い部133は、同一の部材で一体に形成される。
前方覆い部132は、クラッチレバー111の前方に配置される。前方覆い部132は、車幅方向に延びる。前方覆い部132の車幅方向内端は、所定以上の力が加わったときに回動可能に左ステー120Lに接続される。
図14に示すように、前方覆い部132の車幅方向内端は、カラー135、左ウインカカバー150L及びワッシャ138を介して、ボルト139によりステー本体122に取り付けられる。
前方覆い部132は、ボルト139の頭部を収容可能に後方に窪む収容凹部132aを有する。収容凹部132aは、ボルト139の頭部が着座可能な座面132bを有する。
カラー135は、ボルト139の軸部を挿通可能な筒状を有する。カラー135は、前後方向に延びる筒状の筒部135aと、筒部135aの後端から拡径する環状の鍔部135bと、を備える。筒部135aは、ボルト139の軸部が螺合可能なねじ孔135cを有する。鍔部135bは、第一開口122eの直径よりも大きい外径を有する。
左ウインカカバー150Lは、筒部135aを挿通可能な内側開口151を有する。
ワッシャ138は、左ウインカカバー150Lとステー本体122との間に配置される。ワッシャ138は、ゴム製である。ワッシャ138は、筒部135aを挿通可能な環状を有する。
例えば、予め左ハンドルカバー130Lと左ウインカカバー150Lとを小組してカバーユニット129(構造体、左カバーユニット129L)を作製しておく。次に、ワッシャ138を介して左カバーユニット129Lの車幅方向内端をステー本体122の前面122dに配置する。次に、カラー135の筒部135aを第一開口122e及び左カバーユニット129Lの軸孔(内側開口151)に後方から挿入する。次に、ボルト139の軸部をカラー135内に前方から挿通しつつ筒部135aのねじ孔135cに螺合する。これにより、所定以上の力が加わったときに回動するよう左カバーユニット129Lをステー本体122に接続することができる。
図7に示すように、外方覆い部133は、前方覆い部132の車幅方向外端から後方に延びる。外方覆い部133の後端は、ハンドル2の車幅方向外端に接続される。外方覆い部133の後端は、車幅方向に開口する接続孔133aを有する(図11参照)。
図11に示すように、外方覆い部133の後端は、内ワッシャ102、外ワッシャ103及び外ウェイト104を介して、ボルト105により内ウェイト101に取り付けられる。
内ワッシャ102は、ゴム製である。内ワッシャ102は、外方覆い部133の後端と外ウェイト104との間に配置される。内ワッシャ102は、接続孔133aの直径と略同じ内径の環状を有する。
外ワッシャ103は、金属により形成される。外ワッシャ103は、外方覆い部133の後端の車幅方向外側に配置される。外ワッシャ103は、ボルト105の軸部を挿通可能な環状を有する。外ワッシャ103の外径は、接続孔133aの直径よりも大きい。
外ウェイト104は、ゴム製である。外ウェイト104は、ボルト105の軸部を挿通可能な筒状を有する。外ウェイト104は、接続孔133a内に挿入可能な外径を有する小径部104aと、小径部104aの外径よりも大きい外径を有する大径部104bと、を備える。
内ウェイト101の外端には、内ウェイト101の軸方向に延びるねじ穴101aが設けられる。
例えば、先ず、外方覆い部133の後端の接続孔133aに、内ワッシャ102を介して外ウェイト104の小径部104aを挿入する。次に、小径部104aを接続孔133aに挿入した状態で、外ワッシャ103を外方覆い部133の後端の車幅方向外側に配置する。次に、ボルト105の軸部を外ワッシャ103及び外ウェイト104の軸孔に挿通しつつ内ウェイト101のねじ穴101aに螺合する。これにより、外方覆い部133の後端をハンドル2の車幅方向外端に接続することができる。
以下、外方覆い部133の後端とハンドル2の車幅方向外端との接続部を「外接続部EJ」ともいう(図10参照)。側面視で、外接続部EJは、後方に開放するC字状を有する。外方覆い部133は、所定以上の力が加わったときに外方覆い部133の後端を左ハンドル2の車幅方向外端から離脱可能とする切欠き133bを有する。外方覆い部133は、外接続部EJに切欠き133bを有する。側面視で、切欠き133bは、外方覆い部133の後端で前後方向に開口する。側面視で、外ウェイト104の一部(大径部104bの一部)は、切欠き133bから露出している。
図7に示すように、左ハンドルカバー130Lは、左ステー120Lの前面122dに接続される。左ハンドルカバー130Lは、前面視で車幅方向外方に突出する外方凸部134を備える(図8参照)。図8に示すように、外方凸部134は、車幅方向外方に指向する先鋭形状を有する。左ハンドルカバー130Lの車幅方向外端縁(外方凸部134の最突出部位134aの下方部位)は、前面視で下側に向かうに従って車幅方向内方に位置するように傾斜する。
外方凸部134の最突出部位134aは、左ハンドルカバー130Lにおいて最も車幅方向外方へ突出する部位である。外方凸部134の最突出部位134aは、左ハンドルカバー130Lと左ステー120Lとの接続部RJ(以下「内接続部RJ」ともいう。)に対して上方にオフセットしている。内接続部RJは、左ハンドルカバー130Lと左ステー120Lとを接続するボルト139の軸心部である。外方凸部134の最突出部位134aは、所定以上の力が加わる前の初期状態で内接続部RJの上方に配置される。
<フロントウインカ>
フロントウインカ140は、車両後方に配置されるリアウインカ160(図4参照)と同一である。以下、車両左側に位置するフロントウインカ140を「左フロントウインカ140L」、車両右側に位置するフロントウインカ140を「右フロントウインカ140R」ともいう(図3参照)。
左フロントウインカ140Lは、左ハンドルカバー130Lの前部に取り付けられる。右フロントウインカ140Rは、右ハンドルカバー130Rの前部に取り付けられる(図3参照)。以下、フロントウインカ140の構成について左フロントウインカ140Lを挙げて説明する。右フロントウインカ140Rは左フロントウインカ140Lと同様の構成を有するため、右フロントウインカ140Rの詳細説明は省略する。
図18に示すように、左フロントウインカ140Lは、ウインカライト141、ウインカレンズ142及びウインカホルダ143を備える。
ウインカライト141は、前面視で車幅方向に延びる矩形板状を有する(図8参照)。
図8に示すように、ウインカレンズ142は、ウインカライト141を前方から覆う。ウインカレンズ142は、前面視で車幅方向に延びる。ウインカレンズ142は、ウインカライト141よりも大きい外形を有する。
図18に示すように、ウインカホルダ143は、ウインカライト141及びウインカレンズ142を支持する。ウインカホルダ143は、ウインカライト141を支持する支持軸144を備える。ウインカホルダ143は、ウインカライト141を後方から覆う。ウインカホルダ143は、車幅方向に延びる。ウインカホルダ143の後端縁は、断面視で車幅方向内側に向かうに従って後方に位置するように傾斜している。
<ウインカカバー>
以下、車両左側に位置するウインカカバー150を「左ウインカカバー150L」、車両右側に位置するウインカカバー150を「右ウインカカバー150R」ともいう(図4参照)。
左ウインカカバー150Lは、左フロントウインカ140Lを後方から覆う。右ウインカカバー150Rは、右フロントウインカ140Rを後方から覆う(図4参照)。以下、ウインカカバー150の構成について左ウインカカバー150Lを挙げて説明する。右ウインカカバー150Rは左ウインカカバー150Lと同様の構成を有するため、右ウインカカバー150Rの詳細説明は省略する。
左ウインカカバー150Lは、車幅方向に延びる(図9参照)。図9に示すように、左ウインカカバー150Lは、左フロントウインカ140Lを後方から覆うウインカ後方覆い部152と、左フロントウインカ140Lの取付孔153aを有する取付壁部153と、取付壁部153から内接続部RJに向かって延びる内方延在部154と、左ハンドルカバー130Lの上部及び下部に後方から当接する当接部155と、を備える。図中符号156は、左ウインカカバー150Lの後側に配置される複数のボルトを示す。
ウインカ後方覆い部152は、車幅方向に延びる。ウインカ後方覆い部152は、複数のリブ152aを有する。リブ152aは、ウインカ後方覆い部152の前面から前方に突出する。ウインカ後方覆い部152には、左ウインカカバー150Lを左ハンドルカバー130Lに取り付けるための取付開口152bが設けられる(図17参照)。図17において、符号130aは左ハンドルカバー130Lの前方覆い部132の後面から後方に突出する取付ボス、符号130bは取付ボス130aのねじ孔に螺合するボルトをそれぞれ示す。
図9に示すように、取付壁部153は、ウインカ後方覆い部152の車幅方向内端から前方に起立する。取付孔153aは、前後方向に延びる長孔である。図中において、符号157は左フロントウインカ140Lを取付壁部153に固定するためのボルト、符号158はボルト157の頭部と取付壁部153との間に配置されるワッシャをそれぞれ示す。
内方延在部154は、ウインカ後方覆い部152の車幅方向内端から内接続部RJ(図8参照)に向かって延びる。上面視で、内方延在部154の後端縁は、車幅方向内側に向かうに従って後方に位置するように傾斜する(図7参照)。
内方延在部154は、左ステー120Lの第二開口122fに挿入可能(係合可能)な係合凸部154aを備える(図15参照)。図15に示すように、係合凸部154aは、内方延在部154の後面から後方に突出する。
断面視で、内方延在部154は、左ハンドルカバー130Lの前方覆い部132の上部に後方から当接する上延在部154bと、前方覆い部132の下部に後方から当接する下延在部154cと、前方覆い部132の上下中央部に後方から当接する中央延在部154dと、上延在部154bと中央延在部154dとを連結するように後方へ膨出する上膨出部154eと、下延在部154cと中央延在部154dとを連結するように後方へ膨出する下膨出部154fと、を備える。係合凸部154aは、下膨出部154fの後面から左ステー120Lの第二開口122f内に突出する。
図9に示すように、当接部155は、左ウインカカバー150Lの外形に沿うように車幅方向に連続している。図16に示すように、左ハンドルカバー130Lは、当接部155の内側で後方に突出する突起136を備える。突起136は、左ハンドルカバー130Lの前方覆い部132の上部及び下部のそれぞれの後面から後方に突出する。突起136は、前後方向で当接部155と重なる。突起136は、当接部155に沿うように車幅方向に連続している。断面視で、突起136の後端は、当接部155の前端よりも後方に配置される。
<ハンドルカバー構造の作用>
図19から図21を参照し、実施形態に係るハンドルカバー構造100の作用について説明する。図19は、車両が左側方へ転倒した状態を示す。
図21に示すように、左ハンドルカバー130Lの外方凸部134の最突出部位134aは、内接続部RJよりも上方に配置される。左ハンドルカバー130Lの車幅方向外端縁は、最突出部位134aよりも下方の部分において、前面視で下側に向かうに従って車幅方向内方に位置するように傾斜している。そのため、車両が左側方へ転倒したとき、左ハンドルカバー130Lの外方凸部134の最突出部位134aが最初に接地する(図19参照)。
すなわち、車両の左側方への転倒時、ハンドルカバー構造100のうち左ハンドルカバー130Lの最突出部位134aが最初に地面GLに当たる(図19参照)。これにより、最突出部位134aには、内接続部RJの上方に向かう矢印VF方向の力が加わる(図21参照)。
すると、外方覆い部133の切欠き133b(図10参照)の作用により、外方覆い部133に所定以上の力が加わったとき、外方覆い部133の後端がハンドル2の車幅方向外端から離脱する。すなわち、外接続部EJの接続が解除される。
加えて、左ハンドルカバー130Lを含む構造体(左カバーユニット129L)は、所定以上の力が加わったときに左ステー120Lに対して回動する。本実施形態では、左カバーユニット129Lは、所定以上の力が加わったときに内接続部RJの回りに矢印VR方向に回動する(図20参照)。
<作用効果>
以上説明したように、上記実施形態の自動二輪車のハンドルカバー構造100は、車両のハンドル2に取り付けられるグリップ110と、グリップ110の前方に配置されるクラッチレバー111と、クラッチレバー111の前方に配置されるハンドルカバー130と、ハンドルカバー130の前部に取り付けられるフロントウインカ140と、を備え、ハンドルカバー130を含むカバーユニット129は、所定以上の力が加わったときに回動する。
実施形態によれば、ハンドルカバー130を含むカバーユニット129は所定以上の力が加わったときに回動することで、フロントウインカ140にかかる応力を小さくすることができる。したがって、側方への転倒時にフロントウインカ140を保護することができる。
実施形態によれば、グリップ110の車幅方向内方に配置され、ハンドル2に取り付けられるステー120を更に備え、カバーユニット129は、所定以上の力が加わったときに回動可能にステー120に接続されることで、以下の効果を奏する。
カバーユニット129は所定以上の力が加わったときにステー120に対して回動することで、フロントウインカ140にかかる応力を小さくすることができる。したがって、側方への転倒時にフロントウインカ140を保護することができる。
実施形態によれば、ハンドルカバー130は、クラッチレバー111の前方に配置される前方覆い部132と、前方覆い部132の車幅方向外端から後方に延びる外方覆い部133と、を備え、前方覆い部132は、所定以上の力が加わったときに回動可能にステー120に接続され、外方覆い部133の後端は、ハンドル2の車幅方向外端に接続されることで、以下の効果を奏する。
ハンドルカバー130が2点で接続されるため、走行時の振動等によるハンドルカバー130の揺れを小さくすることができる。
実施形態によれば、外方覆い部133は、所定以上の力が加わったときに外方覆い部133の後端をハンドル2の車幅方向外端から離脱可能とする切欠き133bを有することで、以下の効果を奏する。
切欠き133bの作用により、外方覆い部133に所定以上の力が加わったとき、外方覆い部133の後端がハンドル2の車幅方向外端から離脱する。そのため、フロントウインカ140にかかる応力をより効果的に小さくすることができる。したがって、側方への転倒時にフロントウインカ140をより効果的に保護することができる。
実施形態によれば、ハンドルカバー130は、ステー120の前面122dに接続され、ハンドルカバー130の車幅方向外端縁は、前面視で下側に向かうに従って車幅方向内方に位置するように傾斜することで、以下の効果を奏する。
側方への転倒時にハンドルカバー130が回動しやすいため、フロントウインカ140をより効果的に保護することができる。
実施形態によれば、ハンドルカバー130は、ステー120の前面122dに接続され、ハンドルカバー130は、前面視で車幅方向外方に突出する外方凸部134を備え、外方凸部134の最突出部位134aは、内接続部RJに対して上下方向にオフセットすることで、以下の効果を奏する。
側方への転倒時にハンドルカバー130が回動しやすいため、フロントウインカ140をより効果的に保護することができる。
実施形態によれば、フロントウインカ140を後方から覆うウインカカバー150を更に備え、ウインカカバー150は、ハンドルカバー130の上部及び下部に後方から当接する当接部155を備え、ハンドルカバー130は、当接部155の内側で後方に突出する突起136を備え、突起136は、前後方向で当接部155と重なることで、以下の効果を奏する。
フロントウインカ140の光が後方及び上下方向に漏れることを抑制することができる。
実施形態によれば、ハンドルカバー130は、フロントウインカ140を挿入可能な挿入孔131を有し、フロントウインカ140は、車両の後方に配置されるリアウインカ160と同一であることで、以下の効果を奏する。
フロントウインカ140とリアウインカ160とで部品を共用化することができる。
<変形例>
上記実施形態では、構造体は、カバーユニット129であり、カバーユニット129は、所定以上の力が加わったときに回動可能にステー120に接続される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、構造体は、ステー120を含み、ステー120は、所定以上の力が加わったときに回動可能にハンドル2に接続されてもよい。すなわち、ハンドルカバー130を含む構造体は、所定以上の力が加わったときに回動すればよい。
上記実施形態では、外方覆い部133の後端は、ハンドル2の車幅方向外端に接続される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図22に示すように、外方覆い部233の後端は、ハンドル2の車幅方向外端に接続されていなくてもよい。例えば、外方覆い部233の後端は、ハンドル2の車幅方向外端から離れていてもよい。例えば、ハンドルカバー130の形状や接続態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、外方覆い部133は、所定以上の力が加わったときに外方覆い部133の後端をハンドル2の車幅方向外端から離脱可能とする切欠き133bを有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、外方覆い部133は、切欠き133bを有しなくてもよい。例えば、外方覆い部133の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、ハンドルカバー130の車幅方向外端縁は、最突出部位134aよりも下方の部分において、前面視で下側に向かうに従って車幅方向内方に位置するように傾斜する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ハンドルカバー130の車幅方向外端縁は、最突出部位134aよりも下方の部分において、前面視で上側に向かうに従って車幅方向内方に位置するように傾斜してもよい。例えば、ハンドルカバー130の車幅方向外端縁は、前面視で鉛直線に対して傾斜していなくてもよい。
上記実施形態では、ハンドルカバー130は、前面視で車幅方向外方に突出する外方凸部134を備え、外方凸部134の最突出部位134aは、内接続部RJに対して上方向にオフセットする例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、外方凸部134の最突出部位134aは、内接続部RJに対して下方向にオフセットしてもよい。例えば、外方凸部134の最突出部位134aは、内接続部RJに対して上下方向にオフセットしていなくてもよい。例えば、ハンドルカバー130は、前面視で車幅方向外方に突出する外方凸部134を備えていなくてもよい。
上記実施形態では、フロントウインカ140を後方から覆うウインカカバー150を更に備え、ウインカカバー150は、ハンドルカバー130の上部及び下部に後方から当接する当接部155を備え、ハンドルカバー130は、当接部155の内側で後方に突出する突起136を備え、突起136は、前後方向で当接部155と重なる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、突起136は、前後方向で当接部155と重ならなくてもよい。例えば、ハンドルカバー130は、当接部155の内側で後方に突出する突起136を備えていなくてもよい。例えば、ウインカカバー150は、ハンドルカバー130の上部及び下部に後方から当接する当接部155を備えていなくてもよい。例えば、ハンドルカバー構造100は、フロントウインカ140を後方から覆うウインカカバー150を備えていなくてもよい。
上記実施形態では、ハンドルカバー130は、フロントウインカ140を挿入可能な挿入孔131を有し、フロントウインカ140は、車両の後方に配置されるリアウインカ160と同一である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ハンドルカバー130は、ウインカを挿入可能な挿入孔131を有しなくてもよい。例えば、フロントウインカ140は、ハンドルカバー130の前面に取り付けられてもよい。例えば、フロントウインカ140は、リアウインカ160と異なっていてもよい。
上記実施形態では、前方覆い部132及び外方覆い部133は、同一の部材で一体に形成される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、前方覆い部132及び外方覆い部133は、それぞれ別の部材で形成されていてもよい。例えば、外方覆い部133は、前方覆い部132にボルト等で締結されていてもよい。
上記実施形態では、ハンドルカバー130のステー120が取付けられるハンドル2をバーハンドルとした例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ハンドル2を、左右で分離する所謂セパレートハンドル2としてもよい。例えば、トップブリッジ固定される基部と車幅方向に延びるパイプ状部を有するセパレートハンドル2において、パイプ状部にウェイトを挿通した上で、ハンドルカバー130のステー120を取り付けてもよい。
上記実施形態では、エンジン10が単気筒エンジンである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、エンジン10は多気筒エンジンであってもよい。エンジン10は、種々の形式を採用可能である。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、上記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれる。上記鞍乗り型車両には、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 ハンドル
100 ハンドルカバー構造
110 グリップ
111 クラッチレバー
112 ブレーキレバー
120 ステー
122d ステーの前面
129 カバーユニット(構造体)
130 ハンドルカバー
131 挿入孔
132 前方覆い部
133 外方覆い部
133b 切欠き
134 外方凸部
134a 最突出部位
136 突起
140 フロントウインカ(ウインカ)
150 ウインカカバー
155 当接部
160 リアウインカ
233 外方覆い部
RJ 内接続部(ハンドルカバーとステーとの接続部)

Claims (4)

  1. 車両のハンドル(2)に取り付けられるグリップ(110)と、
    前記グリップ(110)の前方に配置されるレバー(111)と、
    前記レバー(111)の前方に配置されるハンドルカバー(130)と、
    前記ハンドルカバー(130)の前部に取り付けられるウインカ(140)と
    前記グリップ(110)の車幅方向内方に配置され、前記ハンドル(2)に取り付けられるステー(120)と、
    前記ウインカ(140)を後方から覆うウインカカバー(150)と、を備え、
    前記ハンドルカバー(130)を含む構造体(129)は、所定以上の力が加わったときに回動し
    前記構造体(129)は、前記所定以上の力が加わったときに回動可能に前記ステー(120)に接続され、
    前記ハンドルカバー(130)は、
    前記レバー(111)の前方に配置される前方覆い部(132)と、
    前記前方覆い部(132)の車幅方向外端から後方に延びる外方覆い部(133)と、を備え、
    前記前方覆い部(132)は、前記所定以上の力が加わったときに回動可能に前記ステー(120)に接続され、
    前記外方覆い部(133)の後端は、前記ハンドル(2)の車幅方向外端に接続され、
    前記外方覆い部(133)は、前記所定以上の力が加わったときに前記外方覆い部(133)の後端を前記ハンドル(2)の車幅方向外端から離脱可能とする切欠き(133b)を有し、
    前記ウインカカバー(150)は、前記ハンドルカバー(130)の上部及び下部に後方から当接する当接部(155)を備え、
    前記ハンドルカバー(130)は、前記当接部(155)の内側で後方に突出する突起(136)を備え、
    前記突起(136)は、前後方向で前記当接部(155)と重なることを特徴とする鞍乗り型車両のハンドルカバー構造。
  2. 前記ハンドルカバー(130)は、前記ステー(120)の前面(122d)に接続され、
    前記ハンドルカバー(130)の車幅方向外端縁は、前面視で下側に向かうに従って車幅方向内方に位置するように傾斜することを特徴とする請求項に記載の鞍乗り型車両のハンドルカバー構造。
  3. 前記ハンドルカバー(130)は、前記ステー(120)の前面(122d)に接続され、
    前記ハンドルカバー(130)は、前面視で車幅方向外方に突出する外方凸部(134)を備え、
    前記外方凸部(134)の最突出部位(134a)は、前記ハンドルカバー(130)と前記ステー(120)との接続部(RJ)に対して上下方向にオフセットすることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両のハンドルカバー構造。
  4. 前記ハンドルカバー(130)は、前記ウインカ(140)を挿入可能な挿入孔(131)を有し、
    前記ウインカ(140)は、前記車両の後方に配置されるリアウインカ(160)と同一であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のハンドルカバー構造。
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