JP7206087B2 - 機械式昇降路アクセス制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に、エレベータの保守点検中、エレベータ乗り場ドアスイッチが入るのを機械的に防止する装置に関する。
一般的に、乗り場ドアを通って昇降路に人が侵入するのを防ぐためのエレベータ乗り場ドアスイッチ装置は、各乗り場ドアに設けられる。エレベータかごが乗り場に到着して、エレベータかごドアが開くと、連結機構とドアスイッチとを含む乗り場ドアスイッチ装置は、エレベータかごドアと機械的に連結することによって、開放されるように構成される。乗り場ドアスイッチ装置の1つが開放されると、エレベータかごの運転が中断される。エレベータドアが閉まると、それに応じて、乗り場ドアスイッチ装置が閉じ(すなわち、ドアスイッチが電気的に接続され)、エレベータシステムは、エレベータかごの運転を開始する。このような構成を用いると、エレベータの乗り場ドアが不適切に外側から開くのを防止できるだけでなく、乗り場ドアが故意にまたは誤って開いた時に、エレベータかごの運転を適切に中断できて、思いがけない事故を事前に回避できる。
エレベータの保守点検中、保守要員が昇降路に入る時、乗り場ドアスイッチ装置は、当分野で既知のように、乗り場からインターロック機構を解除し、乗り場ドアを手動で開けることによって開放される。よって、乗り場ドアが開いている時、エレベータかごは、運行しない。
しかしながら、エレベータによっては、エレベータ保守中、保守要員が昇降路内にいる、いないに関わらず、乗り場ドアが完全に閉まると、エレベータかごが運転を開始する場合がある。さらに、エレベータが乗り場ドアスイッチ装置に加えて点検モードスイッチを有する場合であっても、安全スイッチの操作方法がエレベータの種類によって異なるため、保守要員が安全スイッチを操作し忘れる可能性は常にある。
よって、エレベータ保守点検時に、エレベータかごの運転を確実に停止できるエレベータの安全装置を提供するニーズが、当分野に存在する。任意の種類のエレベータに組み込むことができるエレベータ用の安全装置を提供するニーズも存在する。
本発明の一態様によると、エレベータ乗り場ドアの機械式昇降路アクセス制御装置が開示される。機械式昇降路アクセス制御装置は、乗り場ドアの上の乗り場ドアフレーム上の位置に取り付けられた第1の阻止部材を含む。第1の阻止部材は、水平シャフトを中心にして直立位置とドアが開く方向に延びる第1の水平位置との間で枢動可能に取り付けられている。機械式昇降路アクセス制御装置は、かごドアの上のかごドアフレーム上の位置に取り付けられた第2の阻止部材をさらに含む。第2の阻止部材は、水平シャフトを中心にして直立位置と第2の水平位置との間で枢動可能に取り付けられている。第2の水平位置は、第2の阻止部材が乗り場ドア側に突き出て第1の阻止部材の移動を阻止する位置である。第1の阻止部材は、乗り場にエレベータかごが無い状態で乗り場ドアが開くと第1の水平位置に倒れて乗り場ドアが完全に閉まるのを機械的に阻止するように構成されており、第2の阻止部材は、乗り場ドアがかごドアと共に開くと第1の阻止部材が倒れる前に第2の水平位置に倒れて第1の阻止部材が第1の水平位置に倒れるのを防ぐように構成されている。
実施形態によっては、第1の阻止部材は、テーパー端と、テーパー端の直後に形成された切り欠き部とをさらに含む。切り欠き部は、乗り場にエレベータかごが無い状態で乗り場ドアが一旦開いた後に乗り場ドアが閉まると乗り場ドアの上端に配置された対応する受け部と係合するように構成されている。切り欠き部と受け部との係合によって、乗り場ドアの開閉を機械的にロックする。
実施形態によっては、機械式昇降路アクセス制御装置は、乗り場ドアが閉まると乗り場ドアをロックする乗り場ドアスイッチ装置をさらに含む。
実施形態によっては、第1の阻止部材は、第1の部分と第2の部分とを含むL字型構成を有する。第1の部分は、L字型構成の角部の近くに配置された水平シャフトを中心にして直立位置と第1の水平位置との間で枢動可能に取り付けられている。第2の部分は、第1の部分が直立位置にある時にL字型構成の角部からドアが開く方向に延びるように構成されていると共に、乗り場ドアが閉まると乗り場ドアの上端に摺動可能に接触して第1の部分を直立位置に保持するように構成されている。
実施形態によっては、第2の部分は、乗り場ドアがかごドアと共に開くと第2の阻止部材が第2の水平位置に倒れるまで第2の部分が乗り場ドアの上端に摺動可能に接触して第1の部分を直立位置に保持するように構成されている。
実施形態によっては、機械式昇降路アクセス制御装置は、上端周辺のかごドア上の位置に取り付けられたストッパをさらに含むことによって、ストッパが、かごドアが閉まると、第2の阻止部材の乗り場ドア側の面に接触して、第2の阻止部材を直立位置に保持する。
実施形態によっては、ストッパは、ドアが閉まる方向に向けられたテーパー部分を有し、テーパー部分は、かごドアが閉まると第2の阻止部材を持ち上げて直立位置に戻すように構成されている。
実施形態によっては、第2の阻止部材は円柱ロッドから形成されている。
実施形態によっては、ストッパは、ドアが閉まる方向に向けられたテーパー形状を有する金属板から形成されている。
実施形態によっては、第1の阻止部材は、直立位置にある第1の阻止部材を第1の水平位置に向かって付勢する付勢手段をさらに含む。
実施形態によっては、第2の阻止部材は、直立位置にある第1の阻止部材を第2の水平位置に向かって付勢する付勢手段をさらに含む。
本開示のこれらの態様及び他の態様は、以下の記載と添付図面から、より容易に明らかとなる。添付図面について以下に簡単に記載する。
本発明による、機械式昇降路アクセス制御装置(MHAD)の可能な一配置を示す概略図である。 乗り場ドアが閉まった時の、直立位置にあるラッチ機構を含む乗り場ドアの部分拡大図である。 乗り場ドアだけが開いた時の、水平位置にあるラッチ機構を含む乗り場ドアの部分拡大図である。 かごドアが閉まった時の、直立位置にあるラッチ防止機構と直立保持機構とを含むエレベータかごの部分拡大図である。 ドア開放動作中、水平位置にあるラッチ防止機構と直立保持機構とを含むエレベータかごの部分拡大図である。 図4A~図4Cは、エレベータの通常運転中のMHADの動作の様々な段階を示す概略図である。 図5A~図5Gは、エレベータ保守中のMHADの動作の様々な段階を示す概略図である。 図6A及び図6Bは、MHADのロックを解除する手順を示す概略図である。
図1は、本発明による、乗り場から見た機械式昇降路アクセス制御装置(MHAD)1の概略透視図であり、ラッチ2と、ラッチ防止バー3と、ストッパ4を含む。乗り場ドア5はラッチ2を含み、エレベータかご(図示せず)はラッチ防止バー3を含み、かごドア(図示せず)はストッパ4を含む。図1に示すように、ラッチ2は、乗り場ドア5のドア閉鎖側端の上の位置に取り付けられる。ラッチ防止バー3は、乗り場においてラッチ2の近くに配置されるように、エレベータかごドア(図示せず)のドア閉鎖側端の上の位置に取り付けられる。ストッパ4は、ラッチ防止バー3の近くに配置されるように、ドア閉鎖側のかごドアパネル(図示せず)の上部周辺に配置される。伸縮式開閉ドアを有する乗り場ドアを参照して本発明を記載するが、本発明は、両開き式ドアを有するエレベータに設置されてよいことは理解されたい。
次に、本発明によるMHAD1の詳細な構成を、図2A~図3Bを参照して記載する。
図2A及び図2Bは、乗り場から見た乗り場ドア5の部分概略透視図を示す。乗り場ドア5は、2つのドアパネル6と、ドアパネル6をドアパネル6の各ドアレール8上に支持するようにドアパネル6の上部上に設けられた各ドアハンガ7とを含む。乗り場ドア5が開閉されると、各ドアパネル6は、対応するドアハンガ7内に配置された複数のドアローラによって左右に摺動する、ドアローラは、対応するドアレール8上で水平方向に移動する。2つのドアレール8は、建物の各階のドアフレーム9上の位置に固定される。
各乗り場ドア5には、一般的に、乗り場ドアスイッチ装置10が設けられている。図2A及び図2Bに示すように、乗り場ドアスイッチ装置10は、一般的に、ドアハンガ7に設置される。周知のように、各乗り場の各乗り場ドアスイッチ装置10は、エレベータ制御装置に対して互いに電気的に直列に接続されており、制御装置は、乗り場ドアスイッチ装置10が全て完全に閉じていることを制御装置が検出した時のみエレベータかごを運転させるように構成される。
さらに、ほぼL字型の構成を有するラッチ2が、乗り場ドア5のドア閉鎖側端11の上のドアフレーム9の所定の位置に取り付けられる。詳細には、ラッチ2は、第1の長い部分12と第2の短い部分13を含む。第1の部分12は、L字型構成の角部近くに配置された水平シャフト14を中心にして直立位置(図2A)とドアが開く方向に延びる水平位置(図2B)との間で枢動可能に取り付けられるように構成される。第2の部分13は、第1の部分12が直立位置にある時にL字型ラッチ2の角部からドアが開く方向に延びるように構成される。第2の部分13の底部15は、乗り場ドアが閉まっている時に、ドア閉鎖側のドアパネル6の上端に、または、ドアパネル6の上端に取り付けられたラッチ2の対応するラッチ受け部16に摺動可能に接触している。対応するラッチ受け部として任意の種類のラッチ受け部16を使用してよいことは理解されたい。一例においては、図2A及び2Bに示すように、ラッチ受け部16は、ドアパネル6の上端に取り付けられてよい。別の例においては、ラッチ受け部16は、受け入れ凹部として、ドアパネル6の上端内に形成されてよい。あるいは、ラッチ受け部16は、ドアパネル6の上端のドア閉鎖側端11のドアフランジによって形成されてよい。
図2Aに示すように、第2の部分13は、所定の長さを有し、受け部16(または、ドアパネル6の上端)と摺動可能に接触することによって、受け部16が第2の部分13の底部15と接触しながら、第1の部分12を直立位置に保持する。言い換えると、第2の部分13の底部15は、受け部16の上面と接触して、第1の部分12が水平位置に向かって倒れるのを防止する。乗り場ドア5が開き、ラッチ受け部16が第2の部分13の底部15と接触していない時、第1の部分12は、自重でドア開放側に倒れ、図2Bに示す水平位置に保持される。任意選択で、ラッチ2は、乗り場ドア5が開く時、確実に第1の部分12がドアの開く方向に倒れて水平位置になるように、直立位置にあるラッチ2を水平位置に向かって付勢するように取り付けられたばね等の付勢手段を有してよい。
図2Bを参照すると、ラッチ2の第1の部分12が水平位置に配置されている。第1の部分12は、(図2Bで見ると)テーパー端17と、テーパー端17のすぐ後ろの第1の部分12の下部に形成された切り欠き部18とを含む。後述するように、乗り場にエレベータかごが無い状態で乗り場ドア5が一度開いた後で閉まると、切り欠き部18がドア閉鎖側の乗り場ドアパネル6の上端のドア閉鎖側端で、対応する受け部16に係合するように、切り欠き部18が形成される。
図3A及び図3Bは、乗り場から見たエレベータかご20のかごドア19の一部を示す。乗り場ドア5と同様に、かごドア19も、2つのドアパネル21と、ドアパネル21をドアパネル21の各ドアレール上で支持するように、ドアパネル21の上部上に設けられた各ドアハンガ22とを含む。
図3A及び図3Bに示すように、本発明のMHAD1を構成するラッチ防止バー3が、ドア閉鎖側のかごドアフレーム23上の所定の位置に取り付けられる。詳細には、エレベータかご20が乗り場で停止してかごドア19が乗り場ドア5と共に開くと、対応するラッチ2の第1の部分12が水平位置に倒れるのを防止するように、ラッチ防止バー3は、かごドア19のドア閉鎖側端24の上のかごドアフレーム23上の位置に配置される。これについては後述する。一例においては、ラッチ防止バー3は、ほぼ円柱状のロッドから形成される。ラッチ防止バー3は、ラッチ防止バー3の垂直方向下端に取り付けられた水平シャフトを中心にして直立位置(図3A)と乗り場ドア側に延びる水平位置(図3B)との間で枢動可能に取り付けられる。ラッチ防止バー3上の水平シャフトは、ラッチ2上の水平シャフト14に直交するように配置される。
さらに、本発明のMHAD1を構成するストッパ4が、ラッチ防止バー3に近接したドアハンガ22のドア閉鎖側端の近くの位置に配置される。詳細には、ストッパ4は、ドアが閉まる方向に向けられたテーパー形状を有する金属板から形成される。ストッパ4は、ラッチ防止バー3の乗り場ドア側表面と接触するように、ドアハンガ22に取り付けられる。
図3Aに示すように、かごドア19が閉まると、ストッパ4は、ラッチ防止バー3が水平位置に倒れるのを防止することによって、ラッチ防止バー3を直立位置に保持する。他方、図3Bに示すように、かごドア19が開くと、ドア閉鎖側のドアハンガ22に取り付けられたストッパ4は、ドアが開く方向に動き、それによって、ラッチ防止バー3は、自重によって倒れて、(矢印によって示すように)乗り場ドア側に突き出て水平位置に設定される。任意選択で、ラッチ防止バー3は、かごドア19が開くと、確実にラッチ防止バー3が乗り場ドア側に向かって倒れて水平位置に設定されるように、直立位置にあるラッチ防止バー3を水平位置に向かって付勢するように取り付けられたばね等の付勢手段を有してよい。
閉鎖動作中、かごドア19が、一度開いた後に閉まる方向に動くと、ストッパ4のテーパー部分が、水平位置にあるラッチ防止バー3の下で摺動して、ラッチ防止バー3を持ち上げて、図3Aに示す直立位置に戻す。
ラッチ防止バー3は円柱ロッドとして記載され、ストッパ4は金属板として記載されるが、ラッチ防止バー3は、任意の種類のバーから形成されてよく、ストッパ4は、ラッチ防止バー3と協働するのに適切な任意の所望の構成または形状を有してよいことは理解されたい。例えば、ラッチ防止バー3は、容易に持ち上げるために、対応するストッパ4と係合する溝を有する直方体であってよい。
図4A~図5Gを参照して、本発明によるMHAD1の動作を記載する。
図4A~図4Cは、通常運転時のMHAD1の一連の動作を示す。図4Aに示すように、エレベータかご20が、乗り場に到着すると、乗り場上に設けられたラッチ2の第1の部分12と、エレベータかご20上に設けられたラッチ防止バー3とは両方とも、直立位置に保持される。
乗り場ドア5が、かごドア19の動きに応答してドアが開く方向に少し開くと、ラッチ防止バー3を直立位置に保持するためにかごドア19に設けられたストッパ4が、ドアが開く方向に動き、ラッチ防止バー3が、乗り場ドア側に向かって倒れる。この時、ラッチ2の第2の部分13は、まだ、乗り場ドア5の上端に設けられた受け部16と摺動可能に接触しているので、ラッチ2の第1の部分12は、直立位置に保持される。
乗り場ドア5が、ラッチ受け部16がラッチ2の第2の部分13に接触しない位置まで、さらに開くと、ラッチ2の第1の部分12が、ドアが開く方向に倒れて、水平位置にあるラッチ防止バー3に接触する。それによって、第1の部分12が水平位置に倒れるのを防ぐ。
ドア閉鎖動作中、図4Cに示すドアが閉まる方向へのかごドア19の動きに応答して、ストッパ4のテーパー部分が、水平位置にあるラッチ防止バー3の下で摺動して、ラッチ防止バー3を、直立位置に戻るまで持ち上げる。同時に、乗り場ドア5の受け部16(または、上端)がラッチ2の第2の部分13に再び摺動可能に接触するので、ラッチの第1の部分12を直立位置に保持したまま、乗り場ドア5が完全に閉まる。エレベータかご20が、他の階に移動した後も、ラッチ2の第2の部分13は、乗り場ドア5の受け部16と接触したままであり、よって、ラッチ2の第1の部分12は、エレベータの通常運転中、常に直立位置にある。
図5A~図5Gは、エレベータの保守点検中に、乗り場ドア5だけが開いた時の本発明のMHAD1の一連の動作を示す。保守要員がエレベータの保守点検中に昇降路に入る時、当分野で既知のように、乗り場ドア5は鍵を用いて乗り場からドアスイッチ装置10のインターロック機構のロックを解除することによって手動で開けられる。この時、ラッチ2の第1の部分12は、図5Aに示す直立位置に保持される。そして、図5Bに示すように、乗り場ドア5が、受け部16がラッチの第2の部分13に接触しない位置まで開くと、ラッチの第1の部分12は、自重で、または、付勢手段によって、ドアが開く方向に倒れて水平位置に設定される。
次に、図5Cに示すように、保守要員が、保守点検中に、昇降路の内側から乗り場ドア5を閉めると、ラッチ2の第1の部分12のテーパー端17が、乗り場ドア5の上部のドア閉鎖側端の角でラッチ受け部16に接触する。そして、図5Dに示すように、テーパー端17がラッチ受け部16に乗り上げるとすぐに、テーパー端17は、自重または付勢手段によって降下し、図5Eに示すように、切り欠き部18が、ラッチ受け部16と係合する。結果として、図5E及び5Fに示すように、乗り場ドア5の開閉は、機械的にロックされて、乗り場ドア5のドア閉鎖側端11と乗り場ドアフレーム9との間に僅かな隙間が残る。
図5Gに示すように、エレベータの保守点検中、乗り場ドア5の開放及び/または閉鎖を機械的にロックして、乗り場ドア5とドアフレーム9との間に僅かな隙間を残すことによって、乗り場ドアスイッチ装置10の係動を機械的に阻止する。従って、本発明のMHAD1は、設置されたエレベータの型に関わらず、エレベータシステムの保守点検中、エレベータかごの運転を確実に停止できる。さらに、図5Fに示すように、エレベータ保守中、乗り場ドア5のドア開放動作も同時にロックされるので、エレベータ保守時に第三者が昇降路内に落下する危険も防止できる。特に、本発明のMHAD1は、図5Eに示すように、乗り場ドア5が完全に閉まるのを機械的に阻止できるので、保守要員がエレベータの安全スイッチを作動させ忘れた場合でも、エレベータの保守点検中、エレベータかごを確実に一時的に停止させる。
本発明の機械的MHAD1は、既存のエレベータシステムのほぼ全てに適用可能な、相対的に小さく、軽量の設計を有する。さらに、本発明のMHAD1は、電気器具を使用すること無しに、乗り場ドアスイッチの係動を「機械的に」に防止するように構成されるので、電気的制御及び昇降路への複雑な配線を一切必要としない。よって、本発明によるMHAD1は、既存のエレベータシステムのほとんど全てに組み込むことができる。
本発明の別の実施形態においては、ラッチ2の第1の部分12は、テーパー端17も切り欠き部18も含まなくてよい。この場合、乗り場ドア5が、エレベータかごが乗り場に無い状態で乗り場ドアが一旦開いた後に閉まると、ラッチ2の第1の部分12は、乗り場ドア5上の対応するラッチ受け部16と係合せずに、受け部16に接触する。ラッチ機構の無い第1の部分12を利用することによって、乗り場ドア5、ひいては、乗り場ドアスイッチ装置10が完全に閉まるのを防止しながら、保守要員は、エレベータの保守点検中に乗り場ドア5を自由に開閉できる。
ラッチ2をラッチ受け部16から解除または係脱すると、ラッチ2は、昇降路の内側または外側のいずれかから、手動で、または、対応する鍵を用いて、図6Aに示すラッチ位置(すなわち、水平位置)から図6Bに示す非ラッチ位置(すなわち、直立位置)に回転される。エレベータの保守点検後に、乗り場ドア5が昇降路の外側から手動で完全に閉められると、乗り場ドアスイッチ装置10が閉じられて、エレベータの通常運転が可能になる。
図面に示した例示の実施形態を参照して、本発明を詳細に示し、記載したが、添付の請求項に開示される発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、様々な変更を行ってよいことを当業者は認識されよう。

Claims (11)

  1. エレベータの乗り場ドア用の機械式昇降路アクセス制御装置であって、
    乗り場ドアの上の乗り場ドアフレーム上の位置に取り付けられた第1の阻止部材であって、水平シャフトを中心にして直立位置と前記ドアが開く方向に延びる第1の水平位置との間で枢動可能に取り付けられた前記第1の阻止部材と、
    かごドアの上のかごドアフレーム上の位置に取り付けられた第2の阻止部材であって、水平シャフトを中心にして直立位置と第2の水平位置との間で枢動可能に取り付けられており、前記第2の水平位置は、前記第2の阻止部材が前記乗り場ドア側に突き出て前記第1の阻止部材の移動を阻止する位置である、前記第2の阻止部材とを含み、
    前記第1の阻止部材は、前記乗り場にエレベータかごが無い状態で前記乗り場ドアが開くと前記第1の水平位置に倒れて前記乗り場ドアが完全に閉まるのを機械的に阻止するように構成されており、
    前記第2の阻止部材は、前記乗り場ドアが前記かごドアと共に開くと前記第1の阻止部材が倒れる前に前記第2の水平位置に倒れて前記第1の阻止部材が前記第1の水平位置に下りるのを防ぐように構成されている、機械式昇降路アクセス制御装置。
  2. 前記第1の阻止部材は、テーパー端と、前記テーパー端の直後に形成された切り欠き部とを含むラッチであり、
    前記切り欠き部は、前記乗り場にエレベータかごが無い状態で前記乗り場ドアが一旦開いた後に閉まると前記乗り場ドアの上端上に配置された対応する受け部と係合するように構成されており、
    前記切り欠き部と前記受け部との前記係合は、前記乗り場ドアの開閉を機械的にロックする、
    請求項1に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
  3. 前記乗り場ドアが閉まると前記乗り場ドアをロックする乗り場ドアスイッチ装置をさらに含む、請求項1に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
  4. 前記第1の阻止部材は、第1の部分と第2の部分とを含むL字型構成を有し、
    前記第1の部分は、前記L字型構成の角部の近くに配置された前記水平シャフトを中心にして前記直立位置と前記第1の水平位置との間で枢動可能に取り付けられており、
    前記第2の部分は、前記第1の部分が前記直立位置にある時に前記L字型構成の前記角部から前記ドアが開く方向に延びるように構成されていると共に、前記乗り場ドアが閉まると前記乗り場ドアの上端に摺動可能に接触して前記第1の部分を前記直立位置に保持するように構成されている、
    請求項1に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
  5. 前記第2の部分は、前記乗り場ドアが前記かごドアと共に開くと前記第2の阻止部材が前記第2の水平位置に倒れるまで前記第2の部分が前記乗り場ドアの上端に摺動可能に接触して前記第1の部分を前記直立位置に保持するように構成されている、請求項4に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
  6. 前記かごドア上の上端の周辺の位置に取り付けられたストッパをさらに含み、前記ストッパは、前記かごドアが閉まると前記第2の阻止部材の乗り場ドア側表面に接触して前記第2の阻止部材を前記直立位置に保持する、請求項1に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
  7. 前記ストッパは、前記ドアが閉まる方向に向けられたテーパー部分を有し、前記テーパー部分は、前記かごドアが閉まると前記第2の阻止部材を持ち上げて前記直立位置に戻す、請求項6に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
  8. 前記第2の阻止部材は円柱ロッドから形成されている、請求項1に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
  9. 前記ストッパは、前記ドアが閉まる方向に向けられたテーパー形状を有す金属板から形成されている、請求項6に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
  10. 前記第1の阻止部材は、前記直立位置にある前記第1の阻止部材を前記第1の水平位置に向かって付勢する付勢手段をさらに含む、請求項1に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
  11. 前記第2の阻止部材は、前記直立位置にある前記第1の阻止部材を前記第2の水平位置に向かって付勢する付勢手段をさらに含む、請求項1に記載の機械式昇降路アクセス制御装置。
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