JP7200047B2 - 包装体 - Google Patents

包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP7200047B2
JP7200047B2 JP2019103744A JP2019103744A JP7200047B2 JP 7200047 B2 JP7200047 B2 JP 7200047B2 JP 2019103744 A JP2019103744 A JP 2019103744A JP 2019103744 A JP2019103744 A JP 2019103744A JP 7200047 B2 JP7200047 B2 JP 7200047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
product
reinforcing support
packaging
package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019103744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020196504A (ja
Inventor
宗彦 折谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CI Takiron Corp
Original Assignee
CI Takiron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CI Takiron Corp filed Critical CI Takiron Corp
Priority to JP2019103744A priority Critical patent/JP7200047B2/ja
Publication of JP2020196504A publication Critical patent/JP2020196504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7200047B2 publication Critical patent/JP7200047B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)

Description

本発明は、平面部と立面部とを備えた板状の製品を確実に包装し、製品の変形や破損を好適に防止する包装体に関するものである。
本発明は、平面部と立面部とを備えた板状の製品を包装対象としているが、この形状を有する製品の例としては、階段用床材を挙げることができる。階段用床材は、遮音又は防滑を目的に階段ステップの踏面全面と、段鼻から下方にかけての蹴上面の上方部分を被覆するものであって、通常は、可塑剤を含有させるなどして軟質化した各種の塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、熱可塑性エラストマー等の熱可塑性樹脂、又は天然若しくは合成ゴム、或いはこれらの複数種を複合させた混合物によって形成されている。
製品が階段用床材として用いられる場合、平面部分は接着剤や粘着剤を用いて被覆面と接合一体化することが容易で、その後剥がれてしまう危険性は殆んどない。一方、垂下部分(立面部)は、階段ステップの踏面と垂直部分(蹴上面)とで屈曲して形成される段鼻部は様々な角度を有しており、階段用床材の屈曲部の屈曲角度と合致していないと、接着剤の接着強度が十分に発揮されない接着初期段階で、立面部裏面と被覆面とに剥れが生じてしまうおそれがある。
そこで、一般的な階段ステップの踏面から段鼻を介して垂直部分のなす角度よりもわずかに小さい挟角(75~85度程度の角度)で立面部を形成し、当該挟角をやや広げて設置するように形成されているのが通常である。階段用床材には当該挟角の広げられた状態から元の状態に復元しようとする力が働くものの、その復元力は平面部分と踏面との間の接着力によって抗しているので、階段用床材の剥離や位置ずれの問題が生じない。よって、包装状態での階段用床材には挟角(屈曲角度)や形状の保持は、製品の機能や性能上の大きなポイントとなる。
しかしながら、上述したような階段用床材等の板状の製品を複数枚まとめて段ボール箱に梱包する場合には、当該製品の性状に由来したいくつかの注意点が存在する。まず、積層状態で荷重を受けると対向面の凹凸によってその表面が変形する可能性がある。これは圧痕と呼ばれる現象であって、一旦圧痕が生じると容易には回復せず商品価値が下がってしまう。また、製品が柔軟な材料で形成されている場合は荷重を受け続けると、下方に形状が歪んでしまい設計どおりの製品ではなくなってしまう可能性もある。
上述したような「変形」に由来する問題を回避するために、このような板状の製品を収納する包装体として特許文献1(特開2013-241218号公報)等が例示されている。特許文献1の包装体は、「平面部11と立面部12を備えた製品1が補強用支持材2と共に包装外箱4の内部に収容された包装体であって、補強用支持材2が平面板21とその両端辺から内側に傾斜して立ち上がる斜板22とを備えたもので、その平面板21が製品1の平面部11に載置されており、斜板22の長さが製品1の平面部11から包装外箱4の天板46までの距離Dよりも長く設定されて、斜板22の上端が包装外箱4の天板46に当接もしくは接近している構成とする。補強用支持材2の内側に傾斜する斜板22によって、包装外箱4が押し潰されないように天板46を支えると共に、製品に押圧痕が残るのを防止する。」ものである。
特開2013-241218号公報
しかしながら、上記特許文献1の包装体は、立板の支持が万全でなく、補強用支持材の立板の角度が変化したり、補強用支持材自体が移動してしまう可能性があり、包装体の構造として未だ改善の余地があった。即ち、包装体内での製品や補強用支持材の意図しない移動(搬送や保管時の振動や衝撃で発生するところの所謂「暴れ」現象)をより好適に抑制し、従来の包装体の製品変形や破損の防止機能を、より確実化する包装体を提供する。
上記の課題を解決すべく、本発明は、
屈曲部を介した平面部と立面部とを備える製品と、補強用支持材と、前記製品及び前記補強用支持材を内部に収納する包装外箱と、を具備する包装体であって、
前記包装外箱が、底板と、前記底板の各端辺から立ち上がる側板と、天板と、を備え、
前記補強用支持材が、平面板と、前記平面板の端辺から立ち上がる立板と、前記立板の一方の端辺から外側に向かって延びる外延板と、を備え、
前記製品の平面部が前記包装外箱の底板に当接し、前記補強用支持材の平面板が前記製品の平面部に当接し、前記補強用支持材の外延板が前記包装外箱の側板の上端と天板とで挟持されること、
を特徴とする包装体を提供する。
このような構成を有する本発明の包装体によれば、立板を備えた補強用支持材により、上方からの荷重に対して優れた耐力を発揮し、段積み時の高負荷や、高温多湿環境下に曝された場合であっても包装体の破損や変形を好適に防止することができる。また、立板が製品と干渉することによって製品と補強用支持材自体の移動(暴れ)を防止し、適切な位置に保持することができる。更に、外延板が包装外箱の側板と天板で挟持されるため、当該外延板に連続する立板の支持力を担保することができるため、包装外箱の側板内面と補強用支持材の立板との間で製品の立面部を支持し、製品の立面部の変形、特に立面部と平面部が構成する角度の変化を確実に防ぐことができる。
また、上記の本発明の包装体においては、
前記補強用支持材が、前記外延板から折り上げ及び/又は折り下げられた折り返し片を備えることが望ましい。
このような構成を有する本発明の包装体によれば、折り返し片が天板又は包装外箱の側板と干渉するため、外延板が包装外箱内へ移動することを防止し、包装体全体の構成を好適に維持することができる。これにより、製品の立面部の変形防止効果をより向上することができる。
また、上記の本発明の包装体においては、
前記補強用支持材の立板が、前記製品の屈曲部又は立面部に当接することが望ましい。
このような構成を有する本発明の包装体によれば、包装外箱の側板天板間による外延板の挟持と、製品の屈曲部又は立面部に当接する立板と、によって補強用支持材が2点支持される状態となるため、立板の移動や倒れを防ぐとともに、製品と補強用支持材の移動を防止して製品の変形や破損を確実に防止することができる。
また、上記の本発明の包装体においては、
前記包装外箱の側板の内面と、前記補強用支持材の立板と、が略平行に構成されることが望ましい。
このような構成を有する本発明の包装体によれば、製品の立面部が、包装外箱の側板の内面と、補強用支持材の立板とで確実に支持できるため、立面部と平面部が構成する角度の変化をより好適に防止することができる。
本発明によれば、平面部と立面部とを備えた板状の製品の変形や破損をより確実に防止可能な包装体を提供することができる。
本実施形態に係る包装体1の概要を示す模式図である。 図1に示す包装外箱3の展開図である。 側板11aと側板11d(11c)との係止態様を示す模式図である。 組立時における側板11aの構造を示す図であって、図4(a)は、突出片29とスリット孔33を係止した状態の概略部分斜視図であり、図4(b)は、側板11aを方向Xに切断した部分断面図である。 包装体1を用いて製品51を包装した状態における方向Xの断面図である。 本実施形態における包装体101の概要を示す模式図である。 図6に示す包装外箱103の展開図である。 各側板の係止態様を示す図であって、図8(a)は、側板111aと、側板111c(111d)との係止態様を示す模式図であり、図8(b)は、側板111bと、側板111c(111d)との係止態様を示す模式図である。 組立時における側板111a及び111bの構造を示す図であって、図9(a)は、突出片129とスリット孔133を係止した状態の概略部分斜視図であり、図9(b)は、突出片129とスリット孔133を係止した状態の概略部分斜視図である。 組立時における側板111a及び111bの内部を示す図であって、図10(a)は、方向Xに切断した側板111aの断面図であり、図10(b)は、方向Xに切断した側板111bの断面図である。 包装体101を用いて製品51を包装した状態を示す図であって、図11(a)は、方向Xに切断した断面図であり、図11(b)は、方向Xに切断した断面写真である。
以下、図面を参照しながら、本発明の包装体における代表的な実施形態を詳細に説明する。但し、本発明は図示されるものに限られるものではなく、各図面は本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて大小や長短の比率や数量を誇張又は簡略化して表している場合もある。更に、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。なお、本実施形態では理解容易の為、製品の幅方向をX、長さ方向をY、上下方向をZとして説明を行う。
1.包装体1の概要
図1を用いて本発明の一実施形態に係る包装体1の概要を説明する。図1は、本実施形態における包装体1の概要を示す模式図である。図1に示すとおり、本実施形態の包装体1は、屈曲部を介した平面部53と立面部55とを備える製品51が、補強用支持材5と共に、包装外箱3の内部に収納されるものである。包装外箱3は、底板7と、底板7の各端辺から立ち上がる側板11a、11b、11c、11dと、天板9と、を備え、補強用支持材5は、平面板13と、平面板13の端辺から立ち上がる立板15a及び15bと、立板15aの一方の端辺から外側に向かって延びる外延板17と、を備える。
そして、包装体1は、製品51の平面部53が包装外箱3の底板7に当接し、補強用支持材5の平面板13が製品51の平面部53に当接し、補強用支持材5の外延板17が包装外箱3の側板11aの上端と天板9とで挟持されること、を特徴とし、製品51を包装し、高い負荷を受けても包装外箱3が押し潰されず、製品51の変形及び破損を好適に防止するものである。
2.包装する製品51の概要
本実施形態で包装する製品(物品)51は、例えば階段や段差を被覆する用途の床材であり、階段被覆用途の場合では平面部53に相当する踏面被覆部と、立面部55に相当する蹴上面被覆部と、を備えるとともに、平面部53と立面部55とに角度(屈曲部の屈曲角度)が設定され、略L形の形状を有しており、例えば軟質合成樹脂で構成されている。
この製品51に用いる軟質合成樹脂としては、可塑剤を含有させるなどして軟質化した各種の塩化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、熱可塑性エラストマー等の合成樹脂やゴム、又はそれらを複合させた樹脂混合物が好適であり、本実施形態では、可塑剤を含有させた軟質塩化ビニル樹脂製の階段用床材(階段被覆材)が製品51として包装されている。
なお、製品51は、上記階段用床材に限定されるわけではなく、他の用途の製品であってもよく、本発明は立面部55が平面部53の一辺に立設された製品、平面部53の2辺又はそれ以上の各辺に立面部55が立設された製品にも適用できる。また、立面部55は、平面部53の端縁からL字状を形成するように立設されるだけではなく、平面部53の端縁から若干の距離をおいて立面部55が逆T字状を形成するように立設されていてもよい。
3.包装体1の構造
図1に示すとおり、包装体1は、大別すると包装外箱3及び補強用支持材5から構成されている。包装外箱3は、略トレー状の部品であって、製品51を一つ又は複数重ねて内部に収容する。補強用支持材5は、山部及び谷部を有する部品であって、包装外箱3の内部上方に位置する。
<包装外箱3>
次に、図1~図4を用いて包装体1の構造について詳述する。図2は、包装外箱3の展開図であり、図3は、側板11aと側板11d(11c)との係止態様を示す模式図である。また、図4は、組立時における側板11aの構造を示す図であって、図4(a)は、突出片29とスリット孔33を係止した状態の概略部分斜視図であり、図4(b)は、側板11aを方向Xに切断した部分断面図である。
図1に示すとおり、組立時における包装外箱3は、底板7と、側板11a、11b、11c、11dと、天板9とを備え、包装する製品51に対応して長方形の箱体に構成された部品である。方向Xの両側の側板11aは、製品51の立面部55(蹴上面被覆部)の傾斜角と同じ傾斜角で内側に傾斜する。天板9は、側板11bの端縁から延設して一体に形成され、側板11a側に倒すことで、三つの各側板と隙間なく当接して包装外箱3の天面を閉塞する。また、天板9は、側板11b側の端縁とは反対側の端縁に端板10を具備していて、天板9が意図せず開かないように、公知の手段で側板11bに固定される。
図2に示す展開状態の包装外箱3を組立てることによって略トレー状を形成することができる。展開状態の包装外箱3は、底板7と、底板7の方向Yの両端縁に接続された側板11c及び11dと、側板11c及び11dの方向Yの端縁に接続された水平フラップ19と、側板11bに対して底板7とは反対側の端縁に接続された天板9と、天板9に対して側板11bとは反対側の端縁に接続された端板10と、側板11c及び側板11dに対して方向Yの側板11aが位置する方向の端縁に接続された差込舌片25aと、側板11bが位置する方向の端縁に接続された差込舌片25bと、差込舌片25aの方向Yの底板7が位置する方向とは反対側の端縁に接続された支持舌片27と、から構成されており、包装対象とする製品の寸法、数量(枚数)に基づいて各部の寸法を予め設計することにより形成される。
なお、側板11aは、底板7側から外側板21、天面板31、及び内側板23によって構成されており、内側板23の方向Xの底板7とは反対側の端縁の一部には突出片29が形成されている(本実施形態では3つ)。また、底板7と外側板21との境界には方向Yに伸びるスリット孔33が穿設されている(突出片29の数と同数で形成され、本実施形態では3つ)。
組立方法としては、図3に示すとおり、側板11c及び11dを方向Zの上方に向って折り上げることになるが、それと同時に、側板11c及び11dの双方の差込舌片25aを、方向Xであって、且つ包装外箱3の内側方向に折り曲げ、更に双方の支持舌片27を、方向Zの下方で、且つ包装外箱3の内側に向けて折り曲げる。上記手順の後、外側板21を底板7との境界で、方向Zの上方に折り上げつつ、天面板31を外側板21との境界において、方向Xのうちの包装外箱3の内側方向に折り曲げ、更に内側板23を、天面板31との境界で、方向Zの下方に折り曲げ、差込舌片25a及び支持舌片27を巻き込みつつ、全ての突出片29を対応するスリット孔33に挿入して互いを係止させる(特に図4(a)参照)。
外側板21と内側板23の間隙(換言すると、天面板31の下方空間)の断面形状は、下側が狭い直角三角形であり、当該間隙に差込舌片25a及び支持舌片27を入れ込んで天面板31の下面に支持舌片27を接当させることによって、差込舌片25aの安定性と側板11a全体の耐荷重力を向上することができる(特に図4(b)参照)。なお、側板11bと、側板11c及び側板11dと、の接合は、側板11bの方向Yの両端と、側板11c及び側板11dが具備する差込舌片25bと、を公知の方法、例えば接着剤や粘着剤等を用いて接着すればよい。
包装外箱3の材料としては、紙製の両面段ボール、複両面段ボール、複々面段ボールや、合成樹脂製の各種段ボール(所謂プラダン) 等が使用可能であるが、本実施形態のように製品51として軟質合成樹脂製の階段用床材を1 ~ 10個(枚) 程度包装する場合は、強度的に紙製の両面段ボールを使用すれば十分であり、その中でも、中芯の種類がAフルート、ライナーの種類がK6(秤量180g)である両面段ボールが好ましく使用される。
<補強用支持材5>
続いて、図1を用いて補強用支持材5の構造について詳述する。図1に示すとおり、補強用支持材5は、長方形の平面板13と、平面板13の方向Xの両端縁から上方(平面板13と直角となる上方又は内窄まりとなる斜め上方)に折り曲げられた立板15a及び15bと、立板15aの一方の端辺から方向Xの立板15bとは反対側(換言すれば、包装外箱3の外側方向)に折り曲げられた外延板17と、を具備して構成されている。
補強用支持材5の材質としては、包装外箱3と同様の紙製もしくは合成樹脂製の段ボールが適しており、長方形の段ボールの幅方向の両側縁を折り曲げ加工することによって、平面板13と、平面板13から立ち上がる立板15a及び15bと、を形成することが好ましい。また、合成樹脂で成形もしくは発泡成形された補強用支持材なども使用することができる。
補強用支持材5を段ボールで作製する場合は、平面板13、立板15a、15b、及び外延板17の方向Yが、段ボールのフルート(波状の中芯)の波長方向と直交する方向に合致していることが好ましい(換言すると、補強用支持材5の方向Yと段ボールのフルートの中芯の波状の凹凸条が延びる方向とが同一であること)。
このような構成であれば、段ボールを折り曲げるときの曲げ強さが適当となり、作業性を向上することができる。逆に、平面板13、立板15a、15b、及び外延板17の方向Yがフルートの波長方向に合致する場合は、折り曲げるときの反発力が大きくなるだけでなく、復元力も大きくなるため、補強用支持材5を包装外箱3に収容したとき、立板15aが復元力によって包装外箱3の天板9を押し上げ、包装外箱3を変形させる原因になるので好ましくない。
4.包装体1を用いた製品51の包装方法
次に、図1及び図5を示し包装体1を用いた製品51の包装方法について詳述する。図5は、包装体1を用いて製品51を包装した状態における方向Xの断面図である。図1に示すように、全ての製品51を裏返した状態(立面部55の端縁が上方に向いた状態)で積み重ね、最下方の製品51の平面部53を包装外箱3の底板7に当接させつつ全ての製品51を包装外箱3の内部に収容する。より具体的には、積み重ねた製品51の立面部55を側板11a側に寄せつつ双方が平行になるように製品51を包装外箱3内部に装入する。
なお、本実施形態では5個の製品51を包装する例を代表して説明しているが、包装する製品51の数が多過ぎると、運搬等の取扱いが困難になるため、2~10個(枚)程度とすることが好ましい。勿論、包装する製品51の数が、1個(枚)のみであってもよいことは言うまでもない。
包装外箱3の天板9と、一番上に積み重ねられた製品51の平面部53との間の空間に、補強用支持材5を配設する。このとき、補強用支持材5の平面板13のX方向の長さは、側板11bと補強用支持材5の立板15aの上端とで形成されるX方向の開口長さに比べて長いため、そのままでは補強用支持材5を前記空間に装入するのは困難である。そのため、補強用支持材5をやや傾けるようにして装入すると作業が容易となる。より具体的には、補強用支持材5の平面板13の立板15a側下になるように傾けて、狭くなっている開口入口部分を通過させ、そののち、製品51の立面部55に対して補強用支持材5の立板15aを平行にしつつ、製品51の平面部53に対して補強用支持材5の平面板13を平行にした状態で包装用外箱3内部に補強用支持材5を装入し、平面板13と立板15aを最上部の製品51の平面部53から立面部55に当接する。なお、外延板17は側板11a(天面板31)の上方に当接させて配置する。
上述の手順で、包装外箱3内部に製品51を収容し補強用支持材5を配設した後、包装外箱3の水平フラップ19を製品51側に折り曲げ、天板9を側板11a側に倒して包装外箱3の上方開口を閉じる。これにより、包装外箱3の側板11a(天面板31)と天板9との間で外延板17が挟持され、外延板17に連続する立板15aを固定することができる。これによって、補強用支持材5は包装体1内部で意図せずに移動したり、立板15aの平面板13との角度を変えることなく、立板15aで包装外箱3の天板9を下から支持できるので、包装外箱3の耐荷重を向上できる。これとともに、包装外箱3の側板11aの内面(内側板23)と補強用支持材5の立板15aとの間で製品51の立面部55を支持し、立面部55の変形、特に立面部55と平面部53が構成する角度の変化を好適に防止することができる。
なお、図5では、補強用支持材5の外延板17が包装外箱3の側板11a(天面板31)と天板9とで挟持され、且つ補強用支持材5の立板15aの上端が包装外箱3の天板9に当接する仕様としている。しかしながら、前記挟持の状態にあれば、補強用支持材5の立板15aの上端は、包装外箱3の天板9に必ずしも当接している必要はなく、例えば外延板17が傾斜した状態で、側板11aと天板9とで挟持されていてもよい。このような場合でも、上方から包装外箱3に荷重がかかり、天板9が下方に撓みかけると、天板9が立板15aの上端に当接して支持できるので、双方が近接して構成されていればよい。
そして、最後に、端板10の端縁と、包装外箱3の側板11aの下端部と、を方向Yに亘って粘着テープ57を貼付けることによって、天板9が包装外箱3に貼着固定され、製品51の包装が完了する。
5.その他の包装体101
上述した包装体1の他、図6に示すように包装外箱103と天板109を別体で構成した包装体101としてもよい。図6は、本実施形態における包装体101の概要を示す模式図である。図6に示すとおり、包装体101は、包装外箱103及び補強用支持材105から構成されている。包装外箱103は、略トレー状の部品であって、上述のとおり複数を重ねた製品51を内部に収容する。補強用支持材105は、山部及び谷部を有する部品であって、包装外箱103の内部上方で製品51を支持する。
6.その他の包装体101の構造
<包装外箱103>
次に、図6~図9を用いて包装外箱103の構造について詳述する。図7は、包装外箱103の展開図であり、図8は、各側板の係止態様を示す図であって、図8(a)は、側板111aと、側板111c(111d)との係止態様を示す模式図であり、図8(b)は、側板111bと、側板111c(111d)との係止態様を示す模式図である。また、図9は、組立時における側板111a及び111bの構造を示す図であって、図9(a)は、突出片129とスリット孔133を係止した状態の概略部分斜視図であり、図9(b)は、突出片129とスリット孔133を係止した状態の概略部分斜視図である。図10は、組立時における側板111a及び111bの内部を示す図であって、図10(a)は、方向Xに切断した側板111aの断面図であり、図10(b)は、方向Xに切断した側板111bの断面図である。
図6に示すとおり、組立時における包装外箱103は、底板107と、側板111a、111b、111c、111dと、を備え、包装する製品51に対応して長方形の箱体に構成された部品である。
図7に示す展開状態の包装外箱103を組立てることによって略トレー状を形成することができる。展開状態の包装外箱103は、底板107と、底板107の方向Yの両端縁に接続された側板111c及び111dと、側板111c及び111dの方向Yの端縁に接続された水平フラップ119と、側板111c及び側板111dの方向Yの両端縁に接続された差込舌片125と、差込舌片125に対して方向Yの底板7が位置する方向とは反対側の端縁に接続された支持舌片127と、から構成されており、包装対象とする製品51の寸法、数量(枚数)に基づいて各部の寸法を予め設計することにより形成される。
側板111aは、底板107側から外側板121a、天面板131a、及び内側板123aによって構成されており、内側板123aの方向Xの底板107とは反対側の端縁の一部には突出片129が形成されている(本実施形態では3つ)。また、底板107と外側板121aとの境界には方向Yに伸びるスリット孔133が穿設されている(突出片129の数と同数、本実施形態では3つ)。
側板111bは、底板107側から外側板121b、天面板131b、及び内側板123bによって構成されており、内側板123bの方向Xの底板107とは反対側の端縁の一部には突出片129(本実施形態では3つ)と移動規制板137が形成されている。突出片129は、移動規制板137の一部に切込みを入れて形成しており、移動規制板137を折り曲げることによって外部に突出する態様となっている。また、底板107と外側板121bとの境界には方向Yに伸びるスリット孔133が穿設されている(突出片129の数と同数で形成され、本実施形態では3つ)。
組立方法としては、図8(a)に示すとおり、側板111c及び111dを方向Zの上方に向って折り上げ、それと同時に、側板111c及び111dの双方の差込舌片125を、方向Xであって、且つ底板107側に折り曲げ、更に双方の支持舌片127を方向Zの下方に折り曲げる。上記手順の後、まず側板111aの外側板121aを、底板107との境界で、方向Zの上方に折り上げつつ、天面板131aを、外側板121aとの境界において、方向Xの底板107が位置する方向に折り曲げ、更に内側板123aを、天面板131aとの境界で、方向Zの下方に折り曲げ、差込舌片125及び支持舌片127を巻き込みつつ、全ての突出片129を対応するスリット孔133に挿入して互いを係止させる(特に図9a参照)。
また、図8(b)に示すとおり、側板111bの外側板121bを、底板107との境界で、方向Zの上方に折り上げつつ、天面板131bを、外側板121bとの境界で、方向Xの底板107が位置する方向に折り曲げ、内側板123bを、天面板131bとの境界で、方向Zの下方に折り曲げ、更に移動規制板137を、方向Xの側板111a側に折り曲げ、差込舌片125及び支持舌片127を巻き込みつつ、全ての突出片129を対応するスリット孔133に挿入して互いを係止させる(特に図9(b)参照)。
外側板121a(121b)と内側板123a(123b)の間隙に差込舌片125及び支持舌片127を入れ込んで天面板131a(131b)の下面に支持舌片127を接当させることによって、差込舌片125の安定性と側板111a全体の耐荷重力を向上することができる(特に図19(a)及び(b)参照)。
<天板109>
図6に示すとおり、天板109は組立時における包装外箱103の平面の面積と略同サイズに形成された板状の部品であって、方向Xの両端縁に端板110が接続されており、包装外箱103の上方から当接し、双方の端板110を側板111a及び111bの外側に被せることで包装体101の上部開口を閉塞することができる。
<補強用支持材105>
図6に示すとおり、補強用支持材105は、長方形の平面板113と、平面板113の方向Xの両端縁から上方に折り上げられた、二つの立板115と、双方の立板115の上方の端辺から方向Xの外側に折り曲げられた、二つの外延板117と、を具備して構成され、更に、外延板117から折り下げられた、二つの折り返し片135を備えることが望ましい。折り返し片135は、包装体101全体の態様によって折り上げて構成してもよいが、補強用支持材105及び折り返し片135の形成と、包装体101への組み上げが容易であるため、折り下げて垂下させることがより好ましい。
なお、包装外箱103の側板111aの内面(内側板123a)及び側板111bの内面(内側板123b)と、補強用支持材105の立板115と、は略平行に構成することが望ましい(本実施形態は、約80°に屈曲した製品51用の包装体101であるため、包装外箱103の側板111a、111bの内面及び補強用支持材105の立板115は、約80°に傾斜して形成されている)。製品51の立面部55が、包装外箱103の側板111aの内面(内側板123a)及び側板111bの内面(内側板123b)と、補強用支持材105の立板115とで確実、且つ適切な屈曲角度で支持できるため、立面部55と平面部53が構成する角度の変化をより好適に防止することができる。
7.包装体101を用いた製品51の包装方法
次に、図6及び図11を用いて包装体101を用いた製品51の包装方法について詳述する。図11は、包装体101を用いて製品51を包装した状態を示す図であって、図11(a)は、方向Xに切断した断面図であり、図11(b)は、方向Xに切断した断面写真である。
図6に示すように、立面部55が向かい合うように製品51を1個(一枚)又は複数個(複数枚)ずつ反対向きに積み重ね、一番下側の製品51の平面部53を包装外箱103の底板107に当接させつつ全ての製品51を包装外箱103の内部に収容する。
一番上に積み重ねられた製品51の平面部53との間の空間に、補強用支持材105を配設する。より具体的には、製品51の立面部55に対して補強用支持材105の立板115を平行にしつつ、製品51の平面部53に対して補強用支持材105の平面板113を平行にした状態で包装外箱103内部に補強用支持材105を装入し、立板115を、製品51の屈曲部(立面部55と平面部53との接続する部分)又は立面部55に当接する。このように、立板115が、製品51の屈曲部又は立面部55に当接しているので、後述する立板115の固定効果と相俟って、製品51や補強用支持材105が意図せずに移動することを確実に防止できる。
さらに、本実施形態では、移動規制板137が製品51の平面部53の端縁に当接しており、意図しない製品51の移動を規制しているので、暴れ現象を確実に防ぐことができる。
また、双方の外延板117は、側板111a(天面板131a)及び側板111b(天面板131b)の上方に当接させつつ、双方の折り返し片135を側板111a(外側板121a)及び側板111b(外側板121b)に係止させて配置する。
上記手順で、包装外箱103内部に製品51を収容し補強用支持材105を配設した後、包装外箱103の水平フラップ119を製品51側に折り曲げつつ、天板109を方向Zの上方から包装外箱103に当接させて上方開口を閉塞させる。これにより、包装外箱103の側板111a(天面板131a)及び側板111a(天面板131b)と、天板109の間で双方の外延板117が挟持されたうえに、折り返し片135が包装外箱103の側板111a(外側板121a)及び側板111a(外側板121b)と、天板109の端板110とでも挟持されるため、より確実、強力に外延板117に連続する立板115を固定することができる。これによって、補強用支持材105は包装体101内部で意図せずに移動したり、立板115の平面板113との角度を変えることなく、立板115で包装外箱103の天板109を下から支持できるので、包装外箱103の耐荷重を向上できる。これとともに、包装外箱103の側板111aの内面(内側板123a)、又は側板111bの内面(内側板123b)と補強用支持材105の立板115との間で製品51の立面部55を確実に支持し、立面部55の変形、特に立面部55と平面部53が構成する角度の変化を好適に防止することができる。
双方の端板110の端縁と、包装外箱103の側板111a及び111bの下端部と、を方向Yの全体に亘って粘着テープ57を貼付けることによって、天板109が包装外箱103に貼着固定され、製品51の包装が完了する。
上記態様で製品51を包装すれば、包装外箱103の側板111aの内面(内側板123a)及び側板111bの内面(内側板123b)と、補強用支持材105の双方の立板115との間で製品51の立面部55を確実に支持することができる。また、製品51の屈曲部(立面部55と平面部53との接続部)又は立面部55に当接する立板115と、包装外箱103の側板111a及び111bと天板109間による外延板117の挟持と、によって補強用支持材105が2点支持される状態となるため、立板115の移動や倒れを防ぎ、製品51の変形(特に立面部55と平面部53が構成する角度の変化)や破損を好適に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の改良例や変形例が存在する。そして、かかる改良例や変形例は全て本発明の技術的範囲に含まれることは、当業者にとっては容易に理解されるところである。
1 包装体
3 包装外箱
5 補強用支持材
7 底板
9 天板
10 端板
11a 側板
11b 側板
11c 側板
11d 側板
13 平面板
15a 立板
15b 立板
17 外延板
19 水平フラップ
21 外側板
23 内側板
25a 差込舌片
25b 差込舌片
27 支持舌片
29 突出片
31 天面板
33 スリット孔
51 製品
53 平面部
55 立面部
57 粘着テープ
101 包装体
103 包装外箱
105 補強用支持材
107 底板
109 天板
110 端板
111a 側板
111b 側板
111c 側板
111d 側板
113 平面板
115 立板
117 外延板
119 水平フラップ
121a 外側板
121b 外側板
123a 内側板
123b 内側板
125 差込舌片
127 支持舌片
129 突出片
131a 天面板
131b 天面板
133 スリット孔
135 折り返し片
137 移動規制板

Claims (4)

  1. 屈曲部を介した平面部と立面部とを備える製品と、補強用支持材と、前記製品及び前記補強用支持材を内部に収納する包装外箱と、を具備する包装体であって、
    前記包装外箱が、底板と、前記底板の各端辺から立ち上がる側板と、天板と、を備え、
    前記補強用支持材が、平面板と、前記平面板の端辺から立ち上がる立板と、前記立板の一方の端辺から外側に向かって延びる外延板と、を備え、
    前記製品の平面部が前記包装外箱の底板に当接し、前記補強用支持材の平面板が前記製品の平面部に当接し、前記補強用支持材の外延板が前記包装外箱の側板の上端と天板とで挟持されること、
    を特徴とする包装体。
  2. 前記補強用支持材が、前記外延板から折り下げられた折り返し片を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の包装体。
  3. 前記補強用支持材の立板が、前記製品の屈曲部又は立面部に当接すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の包装体。
  4. 前記包装外箱の側板の内面と、前記補強用支持材の立板と、が略平行に構成されること、
    を特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の包装体。
JP2019103744A 2019-06-03 2019-06-03 包装体 Active JP7200047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103744A JP7200047B2 (ja) 2019-06-03 2019-06-03 包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103744A JP7200047B2 (ja) 2019-06-03 2019-06-03 包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020196504A JP2020196504A (ja) 2020-12-10
JP7200047B2 true JP7200047B2 (ja) 2023-01-06

Family

ID=73647547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019103744A Active JP7200047B2 (ja) 2019-06-03 2019-06-03 包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7200047B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008094441A (ja) 2006-10-12 2008-04-24 Canon Inc 梱包用スペーサ
JP2013241218A (ja) 2012-04-27 2013-12-05 Takiron Co Ltd 包装体
JP2015113127A (ja) 2013-12-09 2015-06-22 レンゴー株式会社 位置決めパッドおよび包装箱
JP2016078852A (ja) 2014-10-10 2016-05-16 タキロン株式会社 板状製品の梱包方法及びそのための段ボール箱

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6096287U (ja) * 1983-12-06 1985-07-01 ヤンマー農機株式会社 カルパ−剤コ−テイング種籾のコンテナ−

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008094441A (ja) 2006-10-12 2008-04-24 Canon Inc 梱包用スペーサ
JP2013241218A (ja) 2012-04-27 2013-12-05 Takiron Co Ltd 包装体
JP2015113127A (ja) 2013-12-09 2015-06-22 レンゴー株式会社 位置決めパッドおよび包装箱
JP2016078852A (ja) 2014-10-10 2016-05-16 タキロン株式会社 板状製品の梱包方法及びそのための段ボール箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020196504A (ja) 2020-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7753209B2 (en) Suspension package assembly
US20080179216A1 (en) Sleeve for protecting a corner portion of a product
JP5240251B2 (ja) 梱包材
EP3112282B1 (en) Box template with integrated corner protectors
US11319134B2 (en) Product packaging system
US20080000796A1 (en) Shock-absorbing packaging device
JP3164694U (ja) 緩衝仕切り付き包装用箱
CN115709837A (zh) 薄膜包装盒
JP7200047B2 (ja) 包装体
KR200390818Y1 (ko) 포장용 상자
JP3142537B2 (ja) 紙製緩衝体
JP4346305B2 (ja) 包装箱
JP5757447B2 (ja) 照明器具用包装部材
JP6376933B2 (ja) 段ボール箱
JP4758718B2 (ja) 合成樹脂製の折り畳み箱
JP5595013B2 (ja) 段ボール箱
JP2003292085A (ja) 梱包装置
TWI499540B (zh) 紙箱結構
US20240109709A1 (en) Retention packaging system
JP3240713U (ja) 包装容器及び展開体
JP3650760B2 (ja) 緩衝用トレイ
JP6364140B1 (ja) 箱用シート
JP2006069593A (ja) 梱包箱
JP3429201B2 (ja) 包装体
JP7123535B2 (ja) 梱包容器及び梱包容器用シート材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7200047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150