JP3240713U - 包装容器及び展開体 - Google Patents

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惠津乃 谷藤
友季子 小長谷
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株式会社クラウン・パッケージ
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Abstract

Figure 0003240713000001
【課題】側壁が変形することを抑制する包装容器を提供する。
【解決手段】包装容器は、一対の第1側板24、26と一対の第2側板27、28とを備える側壁と、側壁の一方の端に配置される第1端板12と、側壁の他方の端を閉塞する第2端板と、を備え、第1端板は、一方の第1側板に連結されており、前後方向の中間位置において第2端板から最も離間しており、前後方向の両端のそれぞれに向かって第2端板に近づく形状を有しており、第1端板及び第2端板は、左右方向の端部において、第2側板のそれぞれよりも左右方向の外側に突出しており、第1側板のそれぞれは、左右方向の端部のそれぞれにおいて、第2側板のそれぞれよりも左右方向の外側に突出しており、左右方向の端部のそれぞれでは、第2側板のそれぞれは、左右方向の外側において、第1端板と第2端板と第1側板とによって囲まれている。
【選択図】図4

Description

本明細書は、包装容器に関する技術を開示する。
特許文献1には、頂壁と、頂壁と間隔を置いて配置される底壁と、頂壁と底壁との間に配置される側壁と、を備える包装容器が開示されている。側壁は、頂壁から離間するのに従って、底壁に近づくように傾斜している。
特開2012-121577号公報
例えば、包装容器に収容されている商品が自動販売機で販売される場合、包装容器を取り出し口に向けて落下させる。包装容器を落下させるように、包装容器の外部から力が加えられると、包装容器の側壁が変形する場合がある。
本明細書に記載の技術は、包装容器の側壁が変形することを抑制する技術を提供する。
本明細書で開示される第1の態様は、包装容器に関する。包装容器は、第1方向に延びる一対の第1側板と前記第1方向に直交する第2方向に延びる一対の第2側板とを備える側壁と、前記側壁の一方の端に配置される第1端板と、前記側壁の他方の端を閉塞する第2端板と、を備え、前記第1端板は、前記一対の第1側板のうちの一方の第1側板に連結されており、前記第2端板に対して回転することによって、前記側壁の一方の端を開閉し、前記第2方向の中間位置において前記第2端板から最も離間しており、前記第2方向の両端のそれぞれに向かって前記第2端板に近づく形状を有しており、前記第1端板及び前記第2端板のそれぞれは、前記第1方向の端部のそれぞれにおいて、前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出しており、前記一対の第1側板のそれぞれは、前記第1方向の端部のそれぞれにおいて、前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出しており、前記第1方向の端部のそれぞれでは、前記一対の第2側板のそれぞれは、前記第1方向の外側において、前記第1端板と前記第2端板と前記一対の第1側板とによって囲まれていてもよい。
この構成によると、第2側板は、第1方向の外側に突出する第1端板、第2端板及び第1側板に囲まれることによって、保護される。この結果、包装容器の外部からの力が直接的に第2側板に加えられることを抑制することができる。これにより、外部からの力によって第2側板が変形される事態を抑制することができる。
第2の態様は、上記第1の態様において、前記第1端板は、前記第1方向の端部のそれぞれにおいて、前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出している部分に重複する第1重複片を備え、前記第1重複片は、前記第1端板の前記第1方向の端縁のそれぞれにおいて、折曲線を介して前記第1端板に連結されていてもよい。
この構成によると、第1方向の外側に突出している部分において、第1重複片によって第1端板を補強することができる。
第3の態様は、上記第2の態様において、前記第1重複片は、前記第1端板との前記折曲線から前記第1方向に延びる切欠きを有していてもよい。
第1端板は、第2方向の両端に向かって、第2端板に近づく形状を有している。即ち、第1端板は、第2方向の中間位置において、少なくとも1箇所の第2端板から離間する方向の凸形状を有する。第1重複片を第1端板に対して折り曲げて第1端板の形状に沿った形状に形成しようとすると、第1端板の凸形状と重なる部分において、第1重複片を凸形状に曲げなければならない。第1端板と第1重複片が折曲線において折り曲げられている状態では、折曲部分に切欠きを配置することによって、第1端板と第1重複片とが重なっている状態で、凸形状に曲げ易くすることができる。
第4の態様は、上記第1から第3の態様のいずれか1つにおいて、前記第2端板は、平面形状を有しており、前記第1端板の前記第2方向の前記中間位置は、平面形状を有していてもよい。
この構成よると、第1端板と第2端板のいずれの端板も底板として利用することができる。
第5の態様は、上記第1から第4の態様のいずれか1つにおいて、前記一対の第1側板のそれぞれは、前記第1方向の端縁のそれぞれにおいて、折曲線を介して前記第1方向に折り返して、前記第1側板の前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出している部分に重複する第2重複片を備えていてもよい。
この構成によると、第1方向の外側に突出している部分において、第2重複片によって第1側板を補強することができる。
第6の態様は、上記第5の態様において、前記第2重複片は、前記第1側板との第1折曲線と反対側の端縁から第2折曲線を介して前記第2側板に連結されており、前記第1折曲線と前記第2折曲線との間で前記第1側板に接着されており、前記第2折曲線の延伸方向の中間位置において、前記第2折曲線を越えて、前記第1側板に重複して接着される接着部分を有していてもよい。
この構成によると、第2重複片と第1側板との接着面積を拡大することができる。
第7の態様は、上記第1から第6の態様のいずれか1つにおいて、前記第2端板は、前記第1方向の端部のそれぞれにおいて、前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出している部分に重複する第3重複片を備え、前記第3重複片は、前記第2端板の前記第1方向の端縁のそれぞれにおいて、折曲線を介して前記第2端板に連結されており、前記第1方向において、前記第1端板の前記第1方向の端縁と反対側の端縁は、折曲線を介して、前記第2側板に連結されていてもよい。
この構成によると、第1方向の外側に突出している部分において、第3重複片によって第2端板を補強することができる。第2端板と第3重複片と第2側板とのそれぞれを、折曲線を介して連結することによって、第2端板と第3重複片と第2側板とを1枚の平板を折り曲げることによって作製することができる。
1枚の平板で構成されており、上記した包装容器を作製するための展開体も新規で有用である。
実施例の包装容器の斜視図を示す。 実施例の包装状態の包装容器の展開図を示す。 実施例の展開体から包装容器を組み立てる途中の斜視図を示す。 図3に続く実施例の展開体から包装容器を組み立てる途中の斜視図を示す。 実施例の第3重複片の拡大図を示す。 実施例の包装容器の斜視図を示す。
図1、図6に示す包装容器10は、例えば冷凍食品等の被包装物を収容する。包装容器10は、例えば、冷凍食品を収容している状態で、自動販売機に格納される。この場合、ユーザが自動販売機に冷凍食品を購入するための操作を実行すると、冷凍食品は、包装容器に収容されている状態で、取出口に落下される。なお、包装容器10の使用形態は、上記に限定されない。例えば、冷凍食品以外の被包装物が収容されて、運搬、保管等に使用されてもよい。本明細書に含まれる前後、左右、及び上下方向は、説明を容易にするために図1に示す状態に基づいて規定されているが、実際の使用時の姿勢を規定するものではない。
図2に示すように、包装容器10は、1枚の平板状の展開体BLに設けられている複数の折曲線を折り曲げることによって作製される。複数の折曲線のそれぞれは、折曲線に沿って容易に折り曲げられるように、折曲線に沿った溝及びスリットの少なくとも一方を有する。スリットは、展開体BLを貫通する線状の切れ目である。複数の折曲線は、細い破線で表されている。また、接着剤が塗布される箇所は、格子状の細線で表されている。展開体BLは、1枚の薄い段ボール紙で作製されている。なお、展開体BLは、段ボール紙以外の紙、又は、樹脂によって作製されていてもよい。
包装容器10は、端板12、14と、側壁20と、によって、外周面が構成されている。端板14は、長方形状を有する。側壁20は、端板14の4個の端縁のそれぞれに配置され、端板14を囲む4個の側板24、26、27、28を備える。端板14の前端縁には、折曲線94を介して、側板24が連結されている。側板24は、長方形状を有する。側板24の端板14と反対側の端には、折曲線95を介して折曲片74が連結されている。折曲片74は、端板14の左右方向の全長に配置されている。端板14の後端縁には、折曲線90を介して、側板26が連結されている。側板26は、長方形状を有する。
端板14の左端縁には、折曲線91を介して、重複片34が連結されている。重複片34は、長方形状を有する。重複片34は、端板14の前後方向の全長に亘って配置されている。重複片34の端板14と反対側の端には、折曲線92を介して側板28が配置されている。側板28の重複片34と反対側の端縁は、前後方向の中央部分において、折曲線92と平行な直線状に形成され、前後方向の両端に向かって折曲線92に近づく方向、即ち包装容器10における下方に傾斜する直線状に形成されている。側板28は、前後方向の中央部分、即ち、折曲線92と平行な直線状に形成される端縁に、折曲線93を介して、折曲片52が連結されている。側板28において、包装容器10における下方に傾斜する直線状に形成されている部分には、折曲片は連結されていない。
側板28の前端縁には、折曲線120を介して、連結片39が連結されている。連結片39は、包装容器10における上下方向において、側板28の全長に配置されている。連結片39は、三角形状を有する。連結片39は、包装容器10における下端から上方に向かって折曲線120から離間する方向に傾斜している折曲線101を介して、重複片38に連結されている。即ち、連結片39は、側板28と重複片38とを連結している。
重複片38は、側板24まで延びて、折曲線121を介して側板24と連結されている。重複片38は、包装容器10における下端から上方に向かって、徐々に長くなっている。重複片38は、接着部分58を有する。接着部分58は、包装容器10における上下方向において、折曲線101の中央において、折曲線101を越えて、連結片39側に突出している。折曲線101は、接着部分58が配置される中央部分で途切れている。接着部分58は、スリットによって、連結片39から切り離されている。
側板28の後端縁には、折曲線110を介して、連結片37が連結されている。連結片37は、包装容器10における上下方向において、側板28の全長に配置されている。連結片37は、連結片39と同様の構成を有する。連結片37は、三角形状を有し、包装容器10における下端から上方に向かって折曲線110から離間する方向に傾斜している折曲線100を介して、重複片36に連結されている。連結片37は、側板28と重複片36とを連結している。
重複片36は、側板26まで延びて、折曲線111を介して側板26と連結されている。重複片36は、重複片38と同様の構成を有する。重複片36は、包装容器10における下端から上方に向かって、徐々に長くなっている。重複片36は、接着部分56を有する。接着部分56は、包装容器10における上下方向において、折曲線100の中央において、折曲線100を越えて、連結片37側に突出している。折曲線100は、接着部分56が配置される中央部分で途切れている。接着部分56は、スリットによって、連結片37から切り離されている。
端板14の右端縁には、折曲線96を介して、重複片44が連結されている。包装容器10の右端には、包装容器10の左端の側板28と重複片34と連結片37、39と重複片36、38と折曲片52とのそれぞれに対して左右対称に配置される側板27と重複片44と連結片47、49と重複片46、48と折曲片62とのそれぞれが配置されている。重複片46、48のそれぞれには、接着部分66、68のそれぞれが配置されている。
側板26の端板14と反対側の端縁、即ち、包装容器10における上端縁には、折曲線80を介して端板12が連結されている。端板12は、前後方向において、中央部分12aと、端部分12b、12cの3個の部分を有する。端部分12bは、折曲線80を介して側板26に連結されている。端部分12bは、長方形状を有する。端部分12bは、側板26と反対側の端縁において、折曲線81を介して、中央部分12aと連結されている。中央部分12aは、長方形状を有する。中央部分12aは、端部分12bと反対側の端縁において、折曲線82を介して、端部分12cと連結されている。端部分12cは、長方形状を有する。折曲線81、82のそれぞれは、左右方向に平行に配置されている。
端部分12cの中央部分12aと反対側、即ち、端板12の側板26と反対側の端縁には、折曲線83を介して重複片22が連結されている。重複片22は、側板24に重ねて配置される。重複片22は、包装容器10の左右方向の全長に亘って配置されている。
端板12の左端縁には、折曲線85を介して、重複片32が配置されている。重複片32は、端板12の前後方向の全長に亘って配置されている。重複片32は、端板12の折曲線82の延長線を挟んで平行に配置される一対の折曲線32b、32bを有する。重複片32は、一対の折曲線32b、32bの端板12側の端において、切欠き32aを有する。切欠き32aは、重複片32を貫通する。切欠き32aは、一対の折曲線32b、32bの間で、折曲線32bに沿って配置されている。重複片32は、端板12の折曲線81の延長線を挟んで平行に配置される一対の折曲線32c、32cを有する。重複片32は、一対の折曲線32c、32cの端板12側の端において、一対の折曲線32b、32bの端板12側の端と同様の切欠き32aを有する。
端板12の右端縁には、折曲線86を介して、重複片42が配置されている。重複片42は、重複片32と同様の構成を有する。重複片42は、一対の折曲線32b、32bと、一対の折曲線32c、32cと、切欠き32aと、のそれぞれに対応する一対の折曲線42b、42bと、一対の折曲線42c、42cと、切欠き42aと、のそれぞれを備える。
(包装容器の組立方法)
展開体BLから包装容器10を組み立てる方法を説明する。まず、重複片36、38、34に接着剤を塗布する。図3に示すように、折曲線91、111、121において、重複片36、38、34のそれぞれを、側板26、24及び端板14のそれぞれに重なるように折り曲げて接着する。同様に、重複片46、48、44に接着剤を塗布し、折曲線96、131、141において、重複片46、48、44のそれぞれを、側板26、24及び端板14のそれぞれに重なるように折り曲げて接着する。
また、重複片32に接着剤を塗布して、折曲線85において、重複片32が端板12に重なるように折り曲げて接着する。同様に、重複片42に接着剤を塗布して、折曲線86において、重複片42が端板12に重なるように折り曲げて接着する。
次いで、図4に示すように、折曲線90、92、94、97で折り曲げて、側板24、26、27、28を、端板14に対して立ち上げる。このとき、連結片37は、折曲線100、110において、側板28及び重複片36に対して折り曲げられて、重複片36と重なるように配置される。連結片39も同様に、折曲線101、120において、側板24及び重複片38に対して折り曲げられて、重複片38と重なるように配置される。右側端では、連結片47が、連結片37と同様に、折曲線102、130において、側板26及び重複片46に対して折り曲げられて、重複片46と重なり、連結片49が、連結片39と同様に、折曲線103、140において、側板27及び重複片48に対して折り曲げられて、重複片48と重なるように配置される。展開体BLでは、重複片44と重複片48との間に、重複片44と重複片48との境界に延びる切欠き150が配置されている。切欠き150は、展開体BLを貫通している。これにより、重複片44に対して重複片48をスムーズに立ち上げることができる。重複片34と重複片36との間、重複片34と重複片38との間及び重複片44と重複片46との間にも、同様の切欠きが配置されている。切欠き150は、側壁20の外側に配置されるため、包装容器10に収容される被収容物が切欠き150によって露出することが回避されている。
図5に示すように、重複片36は、連結片37との境界である折曲線100を越えて延びる接着部分56を備える。これにより、重複片36と側板26との接着面積を増加することができる。重複片36と側板26とを比較的に強固に接着することができる。
図4に示す状態から、端板12を側板26に対して折曲線80で折り曲げて、端板12によって側壁20の開口を閉塞する。端板12は、側板27、28の上端縁の形状に沿って、折曲線81、82のそれぞれで折り曲げられる。これにより、中央部分12aが端板14に対して平行であり、最も離間して配置され、端部分12b、12cは、前後方向の端部に向かって端板14に近づくように、傾斜して配置される。このとき、折曲片52、62、74は、包装容器10の内側に折り曲げられる。
端板12に合わせて、重複片32は、一対の折曲線32b、32b及び一対の折曲線32c、32cにおいて折り曲げられる。一対の折曲線32b、32b及び一対の折曲線32c、32cが端板12と重複片32との境界の折曲線85まで延びている構成では、折曲線85において折れ曲がっている部分を、さらに一対の折曲線32b、32b及び一対の折曲線32c、32cに沿って折り曲げなければならず、意図したように折り曲げることが難しい。重複片32では、一対の折曲線32b、32b及び一対の折曲線32c、32cの端板12側の端に、切欠き32aが配置されている。これにより、折曲線85において折れ曲がっている部分の近辺に、一対の折曲線32b、32b及び一対の折曲線32c、32cを配置しない。これにより、折曲線85において折れ曲がっている部分を、一対の折曲線32b、32b及び一対の折曲線32c、32cに沿って折り曲げずに済む。重複片42は、重複片32と同様に、一対の折曲線42b、42b及び一対の折曲線42c、42cにおいて折り曲げられる。切欠き42aによって、折曲線86において折れ曲がっている部分を、一対の折曲線42b、42b及び一対の折曲線42c、42cに沿って折り曲げずに済む。次いで、重複片22を側板24の外側に重なるように、折曲線83を折り曲げる。
包装容器10では、重複片22の端板12と反対側の端縁には、折曲線84を介して、挿入片72が連結されている。挿入片72は、左右方向の両端において、折曲線84を介して、重複片22と連結されている。挿入片72は、左右方向の中央部分において、重複片22と切り離されている。重複片22には、挿入片72の左右方向の中央部分において、挿入片72から隙間を形成する切欠き22aが配置されている。端板12と側板24との境界には、スリット78が配置されている。スリット78の左右方向の中央には、端板12と側板24とに跨って配置される挿入片76が配置されている。挿入片76は、一端で端板14と連結されており、その他の部分では、端板14及び側板24から切り離されている。
挿入片72がスリット78に挿入され、挿入片76が挿入片72と重複片22との間に挿入される。挿入片76は、端板14との連結箇所において、端板14に対して回動される。これにより、挿入片76を端板14に対して回動して、スリット78に挿入片72が挿入されると、重複片22と挿入片72との間に、挿入片76が挿入される。これにより、端板12が側壁20に対してロックされる。
図1に示す状態から、包装容器10を開封するためには、挿入片76を挿入片72と重複片22との間から引き出す。次いで、挿入片72をスリット78から引き出す。これにより、端板12と側壁20とのロックが解除され、端板12を開くことができる。
包装容器10では、右端において、端板12、14及び側板24、26が、側板27よりも外側に突出している。側板27は、端板12、14及び側板24、26によって囲まれている。この構成によると、側板27は、左右方向の外側に突出する端板12、14及び側板24、26に囲まれることによって、保護される。この結果、包装容器10の外部からの力が直接的に側板27に加えられることを抑制することができる。これにより、外部からの力によって側板27が変形される事態を抑制することができる。側板28も同様に、端板12、14及び側板24、26に囲まれて保護されている。
端板12は、右端において、重複片42と重複している。重複片42は、端板12の側板27よりも外側に突出している部分と重なっており、側板27よりも左側、即ち包装容器10の内側まで延びている。これにより、端板12を重複片42によって補強することができる。また、包装容器10に冷凍食品を収容する場合、冷凍庫等から包装容器10を取り出すと、包装容器10に結露が付着する。端板12と重複片42とを重ねることによって、結露によって包装容器10が軟らかくなることを抑制することができる。端板12と重複片32も同様である。
また、重複片46、48も同様に、側板27から右側に突出している側板24、26の部分と重複することによって、重複片42と同様の効果を奏することができる。重複片36、38も同様である。さらに、重複片34、44も同様の効果を奏する。
端板12では、中央部分12aと、端部分12b、12cとが、平面形状を有する。この構成では、図1に示すように、端板14を下方にして配置してもよいし、端板12を下方にして配置してもよい。例えば、包装容器10を自動販売機等のように、限られたスペースに配置する場合、包装容器10の姿勢の自由度を確保することができる。
側板27、28の上端には、折曲片52、62が配置される一方、端部分12b、12cの下方に位置する部分には、折曲片は配置されていない。側板27、28よりも端板12が外側に突出しているため、折曲片を配置せずとも、側板27、28と端板12との間の隙間が外部に露出することを防止することができる。
側板27、28は、上端縁において端板12と当接することによって、端板12が端板14側にずれることを防止している。側板27、28が端板12の左右方向の中間位置に配置されている。この構成によると、例えば、側板27、28の少なくとも一方が外側に倒れるように変形しても、端板12と当接している状態を維持することができる。包装容器10では、端板12が側板27、28の上端縁から外れることを防止することができる。また、側板27、28が端板14を左右方向の両端で支持する構成と比較して、端板12が側板27、28の間で変形することを抑制することができる。
(対応関係)
側板24、26が「一対の第1側板」の一例であり、側板27、28が「一対の第2側板」の一例である。左右方向が「第1方向」の一例であり、前後方向が「第2方向」の一例である。端板12が「第1端板」の一例であり、端板14が「第2端板」の一例である。重複片32、42が「第1重複片」の一例であり、重複片36、38、46、48が「第2重複片」の一例であり、重複片34、44が「第3重複片」の一例である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特実用新案登録請求の範囲を限定するものではない。実用新案登録請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
端板12は、前後方向の中間位置において、端板14から最も離間していればよく、例えば、中央部分12aは、前後方向の中央からずれていてもよい。また、端板12は、湾曲面を有していてもよく、複数の平板が折曲線を介して連結されていてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:包装容器、12、14:端板、20:側壁、24、26、27、28:側板、32、42:重複片、32a、42a:切欠き、34、36、44、46:重複片、56、58、66、68:接着部分、BL:展開体

Claims (8)

  1. 第1方向に延びる一対の第1側板と前記第1方向に直交する第2方向に延びる一対の第2側板とを備える側壁と、
    前記側壁の一方の端に配置される第1端板と、
    前記側壁の他方の端を閉塞する第2端板と、を備え、
    前記第1端板は、
    前記一対の第1側板のうちの一方の第1側板に連結されており、
    前記第2端板に対して回転することによって、前記側壁の一方の端を開閉し、
    前記第2方向の中間位置において前記第2端板から最も離間しており、前記第2方向の両端のそれぞれに向かって前記第2端板に近づく形状を有しており、
    前記第1端板及び前記第2端板のそれぞれは、前記第1方向の端部のそれぞれにおいて、前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出しており、
    前記一対の第1側板のそれぞれは、前記第1方向の端部のそれぞれにおいて、前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出しており、
    前記第1方向の端部のそれぞれでは、前記一対の第2側板のそれぞれは、前記第1方向の外側において、前記第1端板と前記第2端板と前記一対の第1側板とによって囲まれている、包装容器。
  2. 前記第1端板は、前記第1方向の端部のそれぞれにおいて、前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出している部分に重複する第1重複片を備え、
    前記第1重複片は、前記第1端板の前記第1方向の端縁のそれぞれにおいて、折曲線を介して前記第1端板に連結されている、請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記第1重複片は、前記第1端板との前記折曲線から前記第1方向に延びる切欠きを有する、請求項2に記載の包装容器。
  4. 前記第2端板は、平面形状を有しており、
    前記第1端板の前記第2方向の前記中間位置は、平面形状を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装容器。
  5. 前記一対の第1側板のそれぞれは、前記第1方向の端縁のそれぞれにおいて、折曲線を介して前記第1方向に折り返して、前記第1側板の前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出している部分に重複する第2重複片を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装容器。
  6. 前記第2重複片は、
    前記第1側板との第1折曲線と反対側の端縁から第2折曲線を介して前記第2側板に連結されており、
    前記第1折曲線と前記第2折曲線との間で前記第1側板に接着されており、
    前記第2折曲線の延伸方向の中間位置において、前記第2折曲線を越えて、前記第1側板に重複して接着される接着部分を有する、請求項5に記載の包装容器。
  7. 前記第2端板は、前記第1方向の端部のそれぞれにおいて、前記一対の第2側板のそれぞれよりも前記第1方向の外側に突出している部分に重複する第3重複片を備え、
    前記第3重複片は、
    前記第2端板の前記第1方向の端縁のそれぞれにおいて、折曲線を介して前記第2端板に連結されており、
    前記第1方向において、前記第2端板の前記第1方向の端縁と反対側の端縁は、折曲線を介して、前記第2側板に連結されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装容器。
  8. 1枚の平板で構成されており、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装容器を作製する展開体。

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