JP7191939B2 - ねじり止めされたブラシを加工する方法および装置 - Google Patents

ねじり止めされたブラシを加工する方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、ねじり止めされたブラシを加工する、特に歯間ブラシを加工する方法および装置に関する。
ねじり止めされたブラシは、公知先行技術より種々様々な構成が知られている。ねじり止めされたブラシは、とりわけ歯間ブラシとして使用され、歯の隙間をクリーニングするために使用される。このようなブラシの使用時では、ブラシの剛毛フィラメントの剛毛端部が、一般に、クリーニングしたい歯面と接触するだけではなく、使用者の比較的敏感な歯肉とも直接に接触する。剛毛端部との接触により、敏感な歯肉が傷付けられるおそれがある。
したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式の方法および装置を改良して、このようなねじり止めされたブラシの使用時に使用者の歯肉を傷付ける危険を低減させるか、またはそれどころか回避するような方法および装置を提供することである。
この課題は、冒頭で述べた形式の方法において、このような方法に関する独立請求項に記載の手段および特徴により解決される。特に上記課題を解決するために、ねじり止めされたブラシを加工する方法においては、ねじり止めされたブラシの自由な剛毛端部を研磨スリーブによって研磨することが提案される。こうして、ねじり止めされたブラシの自由な剛毛端部に場合によっては存在するバリまたは尖ったエッジを丸めることができる。
すなわち、このような尖ったエッジまたはバリは、使用者の歯肉を傷つける原因になり得ることが確認されており、このことは、前で述べたように、回避されることが望まれる。特に歯間ブラシの場合には、ブラシおよびその剛毛フィラメントの寸法が比較的小さいことに基づき、剛毛端部を丸めること、または剛毛端部に丸みを付けることは、これまでかなり大きな手間をかけないと不可能であったか、またはそれどころか全く試みられていなかった。
前で述べた尖ったエッジまたはバリは、ブラシの製作時に個々の剛毛フィラメントを適切な長さに細断するか、または短くする際に剛毛端部に発生するおそれがある。
ブラシの自由な剛毛端部を研磨する前に、ブラシは少なくともその植毛部のところで、まず研磨スリーブ内に導入され得る。研磨スリーブ内へのブラシの導入は、研磨スリーブに対して相対的なブラシの導入運動、またはブラシに対して相対的に実施される研磨スリーブの差し被せ運動、あるいはまたブラシと研磨スリーブとの組み合わされた運動によっても行なわれ得る。ブラシは、加工位置において研磨スリーブの内部にセンタリングされて配置されていてよい。このことは、植毛部の自由な剛毛端部の均一な同時加工を促進する。
ブラシの自由な剛毛端部の研磨のために使用される研磨スリーブは、研磨スリーブの使用時にブラシおよび植毛部に面している内側に、粗い表面を有するか、または研磨材で被覆されていてよい。
研磨運動を発生させるために、ブラシに対して相対的に研磨スリーブを動かすと、有利になり得る。また、前で述べた、剛毛端部を研磨するための研磨運動を発生させるために、研磨スリーブに対して相対的にブラシを動かすことも可能である。当該方法の別の実施態様では、研磨スリーブをブラシに対して相対的に動かし、かつブラシを研磨スリーブに対して相対的に動かすことも考えられ得る。
研磨運動を発生させるためには、ブラシおよび/または研磨スリーブを、ブラシおよび/または研磨スリーブの長手中心軸線周りに回転させることができる。こうして、ねじり止めされたブラシの剛毛フィラメントの剛毛端部を均一に研磨して、バリおよび/または尖ったエッジを取り除き、こうして剛毛端部に丸みを付けることが可能となる。研磨運動を発生させるために、ブラシと研磨スリーブとの両方が駆動されかつ動かされる場合は、ブラシと研磨スリーブとをそれぞれ逆向きの回転方向で回転させることが特に好都合になり得る。
これに対して付加的または択一的な別の実施態様では、ブラシおよび/または研磨スリーブを、ブラシおよび/または研磨スリーブの長手中心軸線に沿って直線的に(リニアに)または軸方向に動かすことも考えられる。こうして形成された、直線的または軸方向の相対運動は、ブラシおよび/または研磨スリーブの相対回転運動に重ね合わされる。こうして、ねじり止めされたブラシの自由な剛毛端部の特に綿密で、しかも迅速な加工が可能となる。
ブラシおよび研磨スリーブが加工位置に位置決めされている場合、自由な剛毛端部の均一な加工を得るためには、ブラシの長手中心軸線と、研磨スリーブの長手中心軸線とが互いに合致していると有利になり得る。
当該方法の特に有利な実施態様では、ブラシおよび/または研磨スリーブを、まず第1の回転方向に回転させ、引き続き、逆向きの第2の回転方向に回転させることができる。このことは、ねじり止めされたブラシの剛毛端部の均一な研磨加工を促進する。
ブラシの剛毛端部の特に精密な最終加工および丸め加工を得るためには、1つのブラシを少なくとも2つの研磨スリーブによって順次に加工することができる。この場合、ブラシの加工のために使用される少なくとも2つの研磨スリーブは、互いに異なる研磨度を有することが可能である。すなわち、ブラシをまず粗く加工するために、より大きな研磨度を有する第1の研磨スリーブを使用することが考えられる。引き続き、より精密な研磨度を有する別の研磨スリーブ、すなわちねじり止めされたブラシの剛毛端部の、より精密な研磨加工を可能にする別の研磨スリーブを使用することができる。
冒頭で述べた課題は、ねじり止めされたブラシを加工する装置であって、このような装置に関する独立請求項に記載の手段および特徴を有する装置によっても解決される。特に、上記課題を解決するために、冒頭で述べた、ねじり止めされたブラシを加工する装置においては、当該装置が、ねじり止めされたブラシのための少なくとも1つのチャック装置と、該チャック装置にチャックされたブラシの自由な剛毛端部を研磨するための少なくとも1つの研磨スリーブとを有することが提案される。こうして、ねじり止めされたブラシの剛毛端部の最終丸め加工を可能にし、しかも前で説明した、相応する請求項に記載の方法を実施するための、ねじり止めされたブラシを加工する装置が提供される。
当該装置のこの少なくとも1つの研磨スリーブは、有利には、加工されるブラシの少なくとも1つの植毛部を収容するように構成されている。このことは、この少なくとも1つの研磨スリーブの深さが、少なくとも、ブラシの長手中心軸線に沿って測定された植毛部の寸法に相当することを意味し得る。こうして、ねじり止めされたブラシの自由な剛毛端部を研磨するために、ブラシは少なくともその植毛部のところで、研磨スリーブ内に完全に差し込まれ得る。
研磨スリーブの研磨面の、研磨スリーブ内へのブラシの差込み方向で測定可能な長さが、少なくともブラシの植毛部の、同じ方向で測定可能な長さと同じ大きさであると、有利になり得る。
もちろん、基本的には、研磨スリーブ内へのブラシの差込み方向で測定可能な長さが、同じ方向で測定可能な植毛部の長さよりも短いような研磨面を備えた研磨スリーブを設けることも可能である。このような研磨スリーブでは、ブラシはその自由な剛毛端部の綿密な加工のために、その植毛部全体で少なくとも1回、好ましくは複数回、研磨面に沿って案内されることが望ましい。
さらに、当該装置は、チャック装置および/または研磨スリーブを動かして、ブラシの自由な剛毛端部を加工するための研磨運動を発生させるように構成されていてよい。こうして、チャック装置に対して相対的な研磨スリーブの運動または研磨スリーブに対して相対的なチャック装置の運動を発生させる装置が提供される。相対運動としては、この場合、相対回転運動も、直線的または軸方向の相対運動も挙げられる。
チャック装置および/または研磨スリーブは、研磨運動を発生させるために、ブラシの長手中心軸線および/またはチャック装置の長手中心軸線および/または研磨スリーブの長手中心軸線周りに回転され得る。さらに、チャック装置および/または研磨スリーブを、ブラシの長手中心軸線および/またはチャック装置の長手中心軸線および/または研磨スリーブの長手中心軸線に関して直線的(リニア)に動かすことが可能である。特に有利な実施態様では、複合的な研磨運動または組み合わされた研磨運動を発生させるために直線運動を回転運動に重畳させることができる。すなわち、たとえば研磨スリーブを、研磨スリーブの長手中心軸線周りに回転駆動し、チャック装置を、このチャック装置にチャックされたブラシと共に、回転する研磨スリーブに対する軸方向の相対運動にもたらすことが可能である。好ましくは、チャック装置を用いて実施可能であってよいこのような軸方向の相対運動は、交番する軸方向運動であってよい。こうして、ねじり止めされたブラシの自由な剛毛端部の特に綿密な研磨加工を得ることができる。
研磨スリーブとチャック装置とは、加工位置で、研磨スリーブの長手中心軸線とチャック装置の長手中心軸線とが合致するように互いに対して相対的に位置調整されていてよい。
当該装置は、回転駆動装置を有していてよい。この回転駆動装置により、研磨スリーブおよび/またはチャック装置を回転させることができる。さらに、当該装置が、リニア駆動装置を有することが可能である。このリニア駆動装置を用いて、チャック装置および/または研磨スリーブは、直線的または軸方向に運動可能となる。本発明の特に有利な実施態様では、当該装置が、前記少なくとも1つの研磨スリーブのための回転駆動装置を有する。すなわち、前記少なくとも1つの研磨スリーブを前記少なくとも1つのチャック装置に対して相対的に、ひいてはチャックされたブラシに対して相対的に、回転させることができる。これに対して補足的に、当該装置はリニア駆動装置を備えていてよい。このリニア駆動装置を用いて、ねじり止めされたブラシのための前記少なくとも1つのチャック装置は、回転可能な研磨スリーブに対して相対的に直線的に運動可能になる。こうして、複合的でかつ/または組み合わされた研磨運動を発生させるために調整されている、ねじり止めされたブラシを加工する装置が提供される。
ねじり止めされたブラシの研磨加工の際に発生する研磨ダストを信頼性良くプロセスから除去できるようにするために、当該装置は、少なくとも1つの吸込開口を備えた吸込装置を有していてよい。この少なくとも1つの吸込開口は、前記少なくとも1つの研磨スリーブに対応して配置されている。特に有利な実施態様では、複数の吸込開口が設けられているか、またはそれどころか当該装置の各研磨スリーブに少なくとも1つの吸込開口が対応して配置されていてよい。こうして、ねじり止めされたブラシの研磨時に発生する研磨ダストは信頼性良く除去され得る。
当該装置の1実施態様では、当該装置が、カルーセル(メリーゴーランド)型回転機械として構成されていて、ねじり止めされたブラシのために、閉じた軌道に沿って周回する複数のチャック装置を有する。こうして、冒頭で述べた形式の装置であって、ねじり止めされた複数のブラシを同時に加工するために適した装置が提供される。この場合、チャック装置は、当該装置に設けられた共通の保持リングに配置されていてよい。この保持リングは、カルーセル駆動装置によって当該装置の回転軸周りに回転され得る。すなわち、複数のチャック装置にチャック可能である、ねじり止めされた個々のブラシは、順次に当該装置の個々のステーション、たとえば当該装置の個々の研磨スリーブまたは複数の研磨スリーブに供給され得る。
これに関連して、当該装置が、少なくとも2つまたは3つまたはそれよりも多い研磨スリーブを有すると有利になり得る。存在する研磨スリーブはそれぞれ固有の研磨度を有していてよいので、互いに異なる研磨度の研磨スリーブを用いて、ブラシのシーケンス式の加工が可能になる。こうして、たとえばまず、比較的粗い研磨度を有する研磨スリーブを用いてブラシを加工することができる。引き続き、ブラシは、別の研磨スリーブに供給されていくが、先に進むにつれて研磨度はますます精密になる。こうして、自由な剛毛端部に存在するバリまたは尖ったエッジは順次に信頼性良く研磨され、剛毛端部が丸め加工され得る。
当該装置が、加工されたブラシのためのクリーニング装置を有していると、ブラシに場合によっては付着している研磨ダストをブラシから取り除き、かつ下流側に接続されたプロセスステップのためにブラシをクリーニングすることが可能になる。このためには、当該装置のクリーニング装置が圧縮空気クリーニング装置であると有利になり得る。その場合、前で説明した吸込装置との組合せにおいて、加工されたブラシを吹き払い、吹き払いによって剥離された研磨ダストを、吸込装置によって、ねじり止めされたブラシを加工する装置から除去することが可能になる。
さらに、当該装置は、前記少なくとも1つのチャック装置のためのクリーニングステーションを有していてよい。この場合、このクリーニングステーションは、特に前記少なくとも1つのチャック装置のコレットチャックをクリーニングするために調整されていてよい。コレットチャックを用いて、ねじり止めされたブラシは、当該装置における加工の間、チャックされ得る。クリーニングステーションを用いて、前記少なくとも1つのチャック装置は、ねじり止めされたブラシの完全な加工の後に、引き続き使用される前にクリーニングされ得る。
前記少なくとも1つの研磨スリーブは、内側の研磨面を有していてよい。この内側の研磨面は、研磨材を備えていてよく、かつ/または研磨材で被覆されていてよい。研磨スリーブの使用時では、この内側の研磨面が、たとえば円筒状周面の形状を有していてよい。
前記少なくとも1つの研磨スリーブは、砥石から成るか、またはスリーブ状に巻き上げられた研磨紙から成っていてもよい。しかし、前記少なくとも1つの研磨スリーブは、造形的な製作方法で製作されていてもよく、特に焼結されているか、または3D印刷されていてよい。
砥石から成る、このような研磨スリーブは、鋳造された砥石から形成され得る。このことは、比較的複雑な研磨スリーブジオメトリ(研磨スリーブの幾何学的形状)を特に簡単に形成することを可能にする。同じことは、造形的な製作方法で製作されている、このような研磨スリーブにも云える。この場合にも、複雑な研磨スリーブジオメトリを比較的簡単に形成することができる。
当該装置の特に有利な実施態様では、前記少なくとも1つの研磨スリーブの内周壁が、少なくとも1つの横断面狭隘部を有していてよい。この横断面狭隘部は、障害物(ハードル)および/またはつばの形に提供されていてよい。研磨スリーブの内部に設けられたこの横断面狭隘部を用いて、ねじり止めされたブラシの自由な剛毛端部に作用する研磨力を増大させることができる。このことは、特に、研磨運動を発生させるために、研磨スリーブおよび/またはブラシを回転運動させるだけでなく、互いに対する直線的な相対運動によっても運動させたい場合に云える。
研磨スリーブに設けられた横断面狭隘部は、たとえば研磨スリーブの長手中心軸線周りに螺旋状に延びていてよい。しかし、互いに対して軸方向の間隔を置いて研磨スリーブに配置されている、2つまたはそれよりも多い前記横断面狭隘部を研磨スリーブの内部に設けることも可能である。研磨スリーブの内部の前記少なくとも1つの横断面狭隘部も、研磨材で被覆されていてよいか、または研磨材を備えていてよい。
さらに、横断面狭隘部と、この横断面狭隘部に隣接した、研磨スリーブの内周壁との間には、少なくとも1つの斜面が形成されていてよい。この斜面は、横断面狭隘部を研磨スリーブの内周壁に接続していてよい。この内周壁を起点として、斜面は横断面狭隘部のレベルにまで上昇することができる。このことは、研磨スリーブ内部における内周壁から横断面狭隘部にまでのなだらかな移行部を提供し、かつねじり止めされたブラシの自由な剛毛端部の、穏やかではあるが綿密な研磨加工を促進する。
前記少なくとも1つの研磨スリーブの内径、特に最大内径、あるいはまた平均内径が、当該装置を用いて加工されるべきブラシの植毛部の外径よりも小さいと、有利になり得る。こうして、すべての重要な自由な剛毛端部が、研磨スリーブ内へのブラシの導入時に、とりわけ前で説明した研磨運動の実施時に、実際にも研磨スリーブおよびその内壁と接触することが確保され得る。しかも、この場合、実際に、ブラシと研磨スリーブとの間の相対運動時に、ねじり止めされたブラシの自由な剛毛端部における材料除去も行われる。
前記少なくとも1つの研磨スリーブの1実施態様では、この研磨スリーブが、単一部分から成る一体の、好ましくは焼結されかつ/または3D印刷された研磨スリーブとして形成されている。しかし、前記少なくとも1つの研磨スリーブを、複数部分、たとえば2つの部分または3つの部分または4つの部分から成る研磨スリーブとして形成することも可能である。複数部分から成る研磨スリーブは、たとえば切削加工、特にフライス削り加工された個々の個別部分または部分スリーブから比較的簡単に製作され得る。
本発明の1実施態様では、前記少なくとも1つの研磨スリーブが、導入円錐部を有する。この導入円錐部を用いて、研磨スリーブ内へのねじり止めされたブラシの導入が容易にされる。
当該装置の別の実施態様では、当該装置が、ホッパプレートを含んでいてよい。このホッパプレートは、前記少なくとも1つのチャック装置と、前記少なくとも1つの研磨スリーブとの間に配置されている。このホッパプレートは導入円錐部を有していてよい。この導入円錐部は、前記少なくとも1つの研磨スリーブに向かって先細りになっている。好適には、この場合、導入円錐部の長手中心軸線が、その背後に配置された研磨スリーブの長手中心軸線と合致していてよい。
念のため付言しておくと、このようなホッパプレートは、当該装置が有する研磨スリーブの数と同数の導入円錐部を有していてよい。したがって、当該装置に存在するそれぞれの研磨スリーブには、ホッパプレートのそれぞれ1つの導入円錐部が対応していてよい。
前記少なくとも1つの研磨スリーブが、この研磨スリーブ内に開口している少なくとも1つの内側の吸込開口を有していると、自由な剛毛端部の研磨時に発生する研磨ダストを、研磨プロセス中に導出することができる。この少なくとも1つの内側の吸込開口は、前で述べた吸込装置の一部であってよい。
当該装置を用いて加工されるべきブラシの加工の前および後のこのブラシのハンドリングを容易にするためには、当該装置が、ブラシの装入および/または取出しのための装入装置および/または取出し装置を有していてよい。
当該装置の種々異なる駆動装置を作動させるために必要となる所要の駆動モータの点数を減少させるために、前記少なくとも1つの研磨スリーブおよび/または前記少なくとも1つのチャック装置を、研磨運動を実施するために動かすことのできる複数の駆動装置、たとえばリニア駆動装置および/または回転駆動装置が、連結エレメント、特に歯付きベルト、歯車および/またはラックを介して互いに連結されていると有利になり得る。
とりわけ、研磨スリーブに設けられた研磨面の、研磨スリーブ内へのブラシの差込み方向で測定可能な長さが、同じ方向で測定可能な植毛部の長さよりも短い場合、当該装置、好ましくは前記少なくとも1つのチャック装置が、少なくとも1つの安定化スリーブを含んでいると、有利になり得る。このような安定化スリーブを用いると、ブラシのグリップを、ブラシの加工の間、支持することができる。植毛部の綿密な加工を得るためには、ブラシを複数回、このような研磨スリーブに通して動かすことが有利になり得る。この場合、ブラシは、グリップのできるだけ後方の位置で、たとえばチャック装置のコレットチャックによって把持されることが望ましい。把持点とブラシの植毛部との間の間隔に橋渡しして、ブラシのグリップを安定化させるために、安定化スリーブが用いられ得る。安定化スリーブは、さらに、グリップの近位の端部で保持されるブラシの、研磨スリーブ内への正確な導入を促進することができる。
これに関連して、当該装置、特に前記少なくとも1つのチャック装置が、このような安定化スリーブのための少なくとも1つのホルダを含んでいると有利になり得る。このホルダは、当該装置におけるブラシの加工の間、ブラシのハンドリングを容易にすることができる。
安定化スリーブの、使用位置でブラシの植毛部に面した遠位の端部が、外側の面取り部を有し、この面取り部が、ブラシの、植毛部の近位に配置された剛毛フィラメントのための環状の支持面を形成していると、とりわけこの近位の剛毛フィラメントは、安定化スリーブを用いて、ホッパプレートの導入円錐部にブラシを通して案内する際に支持され得る。こうして、当該装置におけるブラシの加工時に、ブラシの植毛部の損傷が回避され得る。
当該装置の、前で述べたこのような安定化スリーブは、前記少なくとも1つのチャック装置の一部であってよい。安定化スリーブが、少なくとも間接的にブラシのチャックのために調整されていると、特に好適である。このためには、安定化スリーブがチャック手段を有していてよい。こうして、前記少なくとも1つの安定化スリーブは、二重機能を引き受けることができる。すなわち、前記少なくとも1つの安定化スリーブは、一方では、加工されるべきブラシを特にグリップの領域で安定化させ、他方では、ブラシをチャックし、こうして加工のために位置固定する。このような安定化スリーブは、植毛部が形成されていない、比較的短いグリップを有するブラシをチャックするために特に適している。これに関連して、チャック手段が、安定化スリーブの差込み開口に隣接して配置されていて、この差込み開口を通じて、ブラシのグリップが安定化スリーブ内に導入され得るようになっていると有利になり得る。
安定化スリーブは、チャック手段としてチャックスリーブを有していてよい。このチャックスリーブは、前記少なくとも1つの安定化スリーブに対して相対的にチャック位置へ運動可能であり、これにより、グリップのところで安定化スリーブの差込み開口を通じて安定化スリーブ内に差し込まれているブラシは安定化スリーブに位置固定され、これによって当該装置にチャックされる。こうして、チャックスリーブによって、当該装置における加工の間にブラシを支持するだけでなく、チャックするためにも利用できる安定化スリーブが提供される。
チャックスリーブは、作動エレメント、特に圧縮ばねの、チャック位置へ向けられた作動力によりチャック位置へ運動可能であってよい。作動エレメントは、前記少なくとも1つのチャック装置の一部であってよい。作動エレメントは圧縮ばねであってよい。
チャックスリーブは、好ましくは、前で述べた安定化スリーブの内部に配置されていて、安定化スリーブの仮想長手方軸線に沿って初期位置から、既に前で述べたチャック位置へ運動可能であってよい。
前で説明したチャックスリーブは、少なくとも1つのスリットを有していてよく、すなわちスリット付けされていてよい。こうして、チャックスリーブの内径を、半径方向で外側からチャックスリーブへ付与されるか、または変向されるチャック力によって減少させることが可能になる。こうして、ブラシのグリップがチャックスリーブ内に配置されていると、ブラシをチャックするために必要となるチャック力は、スリット付きのチャックスリーブを介してブラシのグリップへ伝達され得る。
チャック力を発生させるためには、前で説明した安定化スリーブが、チャック面取り部を有していると好適になり得る。このチャック面取り部は、安定化スリーブの仮想長手中心軸線周りに環状に延びる斜面であってよい。この斜面には、安定化スリーブに対して相対的に移動可能なチャックスリーブの自由端部を押し当てることができる。チャック面取り部が、安定化スリーブの差込み開口に隣接して配置されていると、比較的短いグリップを有するブラシを、このような安定化スリーブによって特に信頼性良くチャックすることができる。こうして、好ましくは安定化スリーブの内部に配置されたチャックスリーブを、安定化スリーブの差込み開口の比較的近くにまで移動させて、この場所でチャック面取り部によって半径方向内側へ変形させ、これによりブラシの短いグリップをクランプするように保持することができる。
安定化スリーブの1実施態様では、チャック面取り部と差込み開口との間の間隔が、チャックされるべきブラシのグリップの長さよりも短く形成されていてよい。
特に、チャックスリーブが、既に前で説明した作動エレメントによってチャック位置へ動かされて、この場所でチャック面取り部に押し付けられると、好ましくはスリット付けされたチャックスリーブの変形を生ぜしめることができる。この変形により、チャックスリーブはブラシの、チャックスリーブ内に配置されたグリップの外側に当て付けられ、ブラシをチャックするために必要となるチャック力がグリップに伝達され得る。当該装置の無電流状態においても、作動エレメントを用いて、チャック力を維持することができる。このことは、特に作動エレメントが圧縮ばねである場合に云える。
当該装置、特に当該装置の前記少なくとも1つのチャック装置は、安定化スリーブ用の少なくとも1つのホルダ、たとえば既に前で説明したホルダを含んでいてよい。このホルダ内またはこのホルダには、1つの作動エレメント、たとえば既に前で説明した作動エレメントおよび/またはチャックスリーブに結合された圧力伝達エレメントが配置されていてよい。
こうして、チャックスリーブの作動エレメントおよび/または圧力伝達エレメントは、ホルダの内部で外部影響因子に対して良好に保護されている。圧力伝達エレメントは、チャックスリーブに結合されたプレッシャプレートであってよく、このプレッシャプレートに作動エレメント、好ましくは前で説明した圧縮ばねが、チャックスリーブをそのチャック位置へ移動させるための作動力を付与することができる。
当該装置の1実施態様では、当該装置が、いわゆるローラ機械として構成されていてよい。このようなローラ機械は、回転軸線周りに回転可能なチャックブロックを有していてよく、このチャックブロックには、複数のチャック装置が配置されている。好適には、ローラ機械の回転軸線はローラ機械の使用位置において水平方向に向けられていてよい。
前記少なくとも1つのチャック装置を、できるだけ少ない手間をかけるだけで当該装置に取り付けることができるようにするために、前記少なくとも1つのチャック装置が、特にその既に前で説明したホルダのところで、少なくとも1つのクイック緊締手段を有すると好適になり得る。この少なくとも1つのクイック緊締手段は、たとえばチャック装置のベースプレートに配置されているか、または形成されていてよい。
既に前で説明した装入装置は、1回の作業サイクル内で複数のブラシを同時に装入するように構成されていてよい。同様に、当該装置の取出し装置も、当該装置において加工された複数のブラシを1回の作業サイクル内で同時に取り出すように構成されていてよい。
それと同時に、これに関連して、複数のブラシが取出し装置または装入装置の置換えなしに当該装置内に持ち込まれるか、もしくは当該装置から取り出され得ることを意味し得る。この場合、装入装置は、1回の作業サイクル内で当該装置に装入されるべき、かつ/または加工されるべきブラシの個数に相当する数の装入手段を有していてよい。同様に、取出し装置も、当該装置の1回の作業サイクル内で加工された、かつ/または取り出されるべきブラシの数に相当する数の取出し手段を有していてよい。
当該装置は、さらに、たとえば少なくとも1つのカメラを備えた監視装置を有していてよい。この監視装置を用いて、少なくとも1つのブラシの装入、取出しおよび/または適切なチャックを監視することが可能になる。特に好適には、たとえば当該装置の前で説明した装入装置に1つのカメラが対応していて、当該装置の前で説明した取出し装置には別のカメラが対応していてよい。
両カメラを用いて、ブラシが正しく当該装置内に、特に前記少なくとも1つのチャック装置内に、嵌め込まれたかどうかが管理され得る。別のカメラを用いて、当該装置の前記少なくとも1つのチャック装置からのブラシの取出しが監視され得る。
前記少なくとも1つの研磨スリーブを、必要に応じて迅速にかつ場合によってはそれどころか工具の使用なしに交換できるようにするためには、当該装置が、前記少なくとも1つの研磨スリーブのためのクイック緊締装置を有していると、好適になり得る。このクイック緊締装置を介して、前記少なくとも1つの研磨スリーブは、たとえば、前記少なくとも1つの研磨スリーブのための回転駆動装置に結合されていてよい。好ましくは、当該装置は各研磨スリーブのためにそれぞれ1つのこのようなクイック緊締装置を有する。
装入装置は、ブラシのための少なくとも1つの供給管路、たとえば少なくとも1つの供給チューブを介して、当該装置の上流側に配置されたステーション、特にブラシを製作するための機械に接続されていてよい。この少なくとも1つの供給管路を介して、ブラシは、たとえば圧縮空気によって、上流側に接続されたステーションから当該装置の装入装置に供給され得る。
取出し装置は、ブラシのための少なくとも1つの供給管路、たとえば少なくとも1つの供給チューブを介して、当該装置の下流側に配置されたステーション、特にブラシのための後処理機械に接続されていてよい。この場合にも、前記少なくとも1つの供給管路をブラシの搬送のために使用することができる。取出し装置の前記少なくとも1つの供給管路を介して、当該装置において加工されたブラシを、下流側に接続された後処理機械に供給することができる。この場合にも、ブラシの搬送は、圧縮空気および/または正圧および/または負圧を用いて行われ得る。
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。本発明は、図示の実施例に限定されるものではない。本発明の別の実施例は、個々の請求項または複数の請求項の特徴を互いに組み合わせることにより、かつ/または実施例の個々の特徴または複数の特徴を組み合わせることで得られる。
ねじり止めされたブラシを加工する本発明による装置であって、カルーセル型回転機械として構成されていて、ねじり止めされたブラシのための多数の個々の研磨スリーブおよびチャック装置を有する装置の斜視図である。 図1に方形Aで囲んだ細部の拡大図である。 図1および図2に示した装置において使用可能である研磨スリーブを構成する部分スリーブの1実施形態を側方から見た斜視図である。 各部分スリーブの内部に開口した吸込開口を有する、図1および図2に示した装置において使用可能である研磨スリーブを構成する部分スリーブの別の実施形態を側方から見た斜視図である。 内側の横断面狭隘部を有する、図1および図2に示した装置において使用可能である研磨スリーブを構成する部分スリーブのさらに別の実施形態を側方から見た斜視図である。 内側の横断面狭隘部と、各部分スリーブの内部に開口した吸込開口とを有する、図1および図2に示した装置において使用可能である研磨スリーブを構成する部分スリーブのさらに別の実施形態を側方から見た斜視図である。 内側の横断面狭隘部を有する、図1および図2に示した装置において使用可能である研磨スリーブを構成する部分スリーブのさらに別の実施形態を側方から見た斜視図である。 内側の横断面狭隘部と、各部分スリーブの内部に開口した吸込開口とを有する、図1および図2に示した装置において使用可能である研磨スリーブを構成する部分スリーブのさらに別の実施形態を側方から見た斜視図である。 内側の横断面狭隘部と、少なくとも所定の区分にわたって安定化スリーブによって取り囲まれているグリップを備えた、研磨スリーブ内に導入されたブラシとを備えた別の研磨スリーブを示す、著しく概略的な断面図である。 チャック装置が安定化スリーブを有し、安定化スリーブの内部に軸方向移動可能なチャックスリーブが配置されている、ブラシをチャックするためのチャック装置の別の実施形態を側方から見た斜視図である。 図10に示したチャック装置を断面して側方から見た図である。 図10および図11に示したようなチャック装置を備えた、ねじり止めされたブラシを加工する、いわゆるローラ機械として構成された装置の斜視図である。
以下に、本発明の種々の実施形態を説明するが、機能の点で一致する構成要素については、形状または形状付与が異なったとしても、同一の符号で示すものとする。
図1、図2および図9ならびに図12には、それぞれ少なくとも、全体を符号1で示した、ねじり止めされたブラシを加工する装置の一部が図示されている。図1、図2および図9ならびに図10~図12に示したブラシ2は、いわゆる歯間ブラシ2である。
装置1は、ねじり止めされたブラシ2のための複数のチャック装置3と、これらのチャック装置3内にチャックされたブラシ2の自由な剛毛端部5を研磨するための複数の研磨スリーブ4とを有する。各研磨スリーブ4は、それぞれブラシ2の少なくとも1つの植毛部6を収容するために適合されていて、2つの部分スリーブ4aから構成されている。図3~図9および図12には、適当な研磨スリーブ4および部分スリーブ4aの幾つかの実施形態が図示されている。
装置1は、少なくとも研磨スリーブ4を運動させ、これによりブラシ2の自由な剛毛端部5を加工するための研磨運動を発生させるように構成されている。
研磨スリーブ4は、各研磨スリーブ4を用いて加工するべきブラシ2の長手中心軸線周りであって、かつ各研磨スリーブ4の長手中心軸線周りで回転可能である。各ブラシ2の長手中心軸線に関して、ひいては研磨スリーブ4の長手中心軸線に関して、各チャック装置3は、これらのチャック装置3にチャックされたブラシ2と共に直線的に、つまりリニアに運動可能である。こうして、必要に応じて、チャック装置3に対する研磨スリーブ4の相対回転運動を、研磨スリーブ4に対するチャック装置3の相対直線運動と重畳させることによっても、研磨運動を発生させることができる。
装置1は、研磨スリーブ4のために回転駆動装置7を有する。各研磨スリーブ4には、それぞれ1つの回転駆動装置7が対応している。図1から判るように、すべての回転駆動装置7は、1つの位置調整装置8に配置されている。この位置調整装置8を用いて、チャック装置3に対して相対的な、回転駆動装置7および研磨スリーブ4の配置を調整することができる。装置1のチャック装置3は、複数のリニア駆動装置9を介して直線的に、または軸方向に運動され得る、すなわち昇降運動され得る。
各リニア駆動装置9は、それぞれ1つの駆動モータ10を有する。この駆動モータ10は、駆動ピニオン11を介してラック12に駆動結合されている。駆動ピニオン11とラック12とを介して、各リニア駆動装置9の駆動モータ10の回転運動を、チャック装置3の行程運動に変換することができる。このためには、ラック12が、可動のガイドリング12aに結合されている。ガイドリング12aは、より正確に云うと、約300°の角度範囲にわたって延びる環状セグメントの形を有する。ガイドリング12aの周面側12bは、ガイド溝12cを有する。チャック装置3は、ガイドローラ3aを備えている。これらのガイドローラ3aを用いて、チャック装置3はガイド溝12cを通って移動する。ガイド溝12c内に配置されたガイドローラ3aを介して、リニア駆動装置9によって生ぜしめられたガイドリング12aの行程運動をチャック装置3に伝達することができ、最終的にはチャック装置3にチャックされたブラシ2にも伝達することができる。したがって、ガイド溝12c内を移動するチャック装置3は、ガイドリング12aと共に昇降運動させられ、これによりブラシ2を研磨スリーブ4内に位置決めし、かつ場合によっては装置1の別の加工ステーションに位置決めすることができる。
図1に示したように、装置1は、吸込開口14を備えた吸込装置13を有する。これらの吸込開口14については、図1には、1つの吸込開口14が著しく概略的に図示されている。各チャック装置3および/または各研磨スリーブ4には、このような吸込開口14がそれぞれ1つずつ対応していてよく、これによりブラシ2の研磨の際に発生する研磨ダストが信頼性良く除去される。この場合に有利には、すべての研磨スリーブ4および/またはすべてのチャック装置3に吸い込み作用をもたらすことができるように、このような吸込開口14が十分な数で設けられている。
図1に示したように、装置1はカルーセル(メリーゴーランド)型回転機械15として構成されている。装置1は、閉じた軌道16に沿って周回する複数のチャック装置3を有する。これらのチャック装置3は、装置1の1つの共通の保持リング17に配置されていて、既に前で説明したガイドリング12a内において案内されて保持される。保持リング17は、カルーセル駆動装置18によって装置1の回転軸19周りに回転させられるが、しかし昇降させられることはない。矢印Pf1は、保持リング17の回転方向を表す。カルーセル駆動装置18は、ベルト18aを介して装置1の回転軸19に結合されている。回転軸19自体は、保持リング17に相対回動不能に結合されているので、回転軸19の回転は保持リング17と、この保持リング17に配置されたチャック装置3とに伝達され得る。こうして、保持リング17に配置されたチャック装置3は、保持リング17と一緒に、閉じた軌道16に沿って周回し、個々の加工ステーション、特に装置1の研磨スリーブ4に、順次に供給され得る。
保持リング17は、各チャック装置3のためにそれぞれ1つの収容部17aを有する。これらの収容部17a内には、チャック装置3が収容部17aの長手軸線の方向に長手方向摺動可能に、ただし相対回動は阻止されて案内されている。
装置1はさらに、クリーニング装置20を有する。このクリーニング装置20は、圧縮空気クリーニング装置として構成されていて、加工されたブラシ2を、その研磨加工の後にクリーニングするために用いられる。
クリーニング装置20の他に、装置1は、装置1のチャック装置3のためのクリーニングステーション21を有する。このクリーニングステーション21では、個々のチャック装置3のコレットチャック22がブラシの仕上げ加工の後にクリーニングされて、後続の加工サイクルのために準備され得る。
図3~図8には、図1および図2に示した装置1において使用され得る、分割された研磨スリーブ4の種々異なる実施形態が図示されている。図面を見やすくするという理由から、図3~図8に示した各研磨スリーブ4においては、各研磨スリーブ4を構成する2つの部分スリーブ4aのうち、それぞれ一方の部分スリーブ4aしか図示されていない。図示された各研磨スリーブ4は、それぞれ1つの内側の研磨面23を有し、この内側の研磨面23は研磨材を備えているか、または研磨材で被覆されている。
研磨スリーブ4は、種々異なる材料から成っていてよく、かつ種々異なる方法で製作され得る。すなわち、たとえばこのような研磨スリーブ4の1実施態様では、研磨スリーブ4が、鋳造された砥石から成ることが考えられる。しかし、スリーブの形に巻かれた研磨紙から研磨スリーブ4を製作することも可能である。特に、いわゆる一体形の研磨スリーブ4は、造形的な製作方法を用いても製作され得る。この場合、たとえば研磨スリーブ4を焼結させるか、または3D印刷により製作することが考えられる。
図5~図9に示した研磨スリーブ4は、その内周壁25にそれぞれ複数の横断面狭隘部24を有する。これらの横断面狭隘部24は、たとえば、つばまたは障害物の形で存在していてよい。図5~図8に示した研磨スリーブ4では、研磨スリーブ4内で軸方向の相互間隔を置いて各研磨スリーブ4の長手中心軸線に沿って均一に分配されて配置されている横断面狭隘部24が設けられている。
横断面狭隘部24は、研磨スリーブ4の、横断面狭隘部24に隣接した内周壁25と横断面狭隘部24との間に延びる各1つの斜面26によって両側で画定される。図3~図8に示した研磨スリーブ4の少なくとも1つの平均内径は、装置1を用いて加工されるべきブラシ2の植毛部6の外径よりも小さい。
図3~図8に示した研磨スリーブ4は、いわゆる2つの部分から成る研磨スリーブ4であり、この場合、研磨スリーブ4は互いに別個に製作された2つの部分スリーブ4aから成っている。図3~図8に示した研磨スリーブ4の各部分スリーブ4aは、たとえばまずフライス削りされ、次いで第2の部分スリーブ4aと組み合わされて、1つの研磨スリーブ4を形成することができる。
図1に示した研磨スリーブ4は、それぞれ2つのこのような部分スリーブ4aから成っている。装置1はさらに、ホッパプレート27を有する。このホッパプレート27は、環状に形成されていて、チャック装置3と研磨スリーブ4との間に配置されている。ホッパプレート27は、少なくとも、ブラシ2が加工のために導入されるべき各研磨スリーブ4のために、それぞれ1つの導入円錐部28を含む。各導入円錐部28は、それぞれ各導入円錐部28に対応する研磨スリーブ4に向かって先細りになっている。このことは、研磨スリーブ4内へのブラシ2の導入を容易にする。この場合、各導入円錐部28の長手中心軸線は、各導入円錐部28に対応しかつ導入円錐部28の背後に配置された研磨スリーブ4の長手中心軸線と合致している。
図4、図6および図8に示した研磨スリーブ4は、それぞれ2~4つの内側の吸込開口29を有する。これらの吸込開口29は研磨スリーブ4の内部に開口している。吸込開口29は、研磨スリーブ4の内部において、できるだけ研磨面23全体に吸込み作用を及ぼすことができるように配置されている。
装置1はさらに、ブラシ2を簡便に装置1内、特に装置1のチャック装置3内に挿入し、かつブラシ2の加工が行われた後にブラシ2を再びチャック装置3から取り出すことができるようにするために、装入装置30および取出し装置31を含む。
取出し装置31は、チャック装置3からブラシ2を取り出すために、各コレットチャック22に結合されている開放ピン32を操作する。開放ピン32を操作することにより、チャック装置3の各コレットチャック22は開放され、このコレットチャック22内にチャックされているブラシ2はチャック装置3から取り出され得る。開放ピン32を操作するために、取出し装置31のホルダ35に配置されたオープナ36が使用される。オープナ36は、開放ピン32を操作し、ひいてはチャック装置3のコレットチャック22を開放する。
装入装置30および取出し装置31の領域において、装置1はガイドセグメント33を有する。このガイドセグメント33は装置1の架台34に位置固定されていて、位置不変である。ガイドセグメント33は、ガイドリング12aと同様に、ガイド溝33aを有する。このガイド溝33a内には、チャック装置3が保持リング17によって、装置1における相応する位置へ到達すると、チャック装置3のガイドローラ3aが進入する。
図9には、研磨スリーブ4の別の実施形態が示されている。この研磨スリーブ4の研磨面23の、ブラシ2の差込み方向で測定可能な長さは、ブラシ2の植毛部6の、ブラシ2の差込み方向で測定可能な長さよりも短い。
この研磨スリーブ4を用いてブラシ2を加工するためには、ブラシ2を1回または複数回、研磨スリーブ4に押し通すことが必要である。このためには、ブラシ2をそのグリップ37のところで、できるだけ後方に離れた位置で把持することが有利である。したがって、図9に示したように、装置1のチャック装置3のコレットチャック22はブラシ2のグリップ37の近位の端部を把持する。
コレットチャック22とブラシ2の植毛部6との間には、比較的大きな間隔が生ぜしめられ、このような大きな間隔は、研磨スリーブ4内へのブラシ2の導入を損なうおそれがある。したがって、図9に部分的にのみ図示した装置1のチャック装置3は、安定化スリーブ38を有する。この安定化スリーブ38は、研磨スリーブ4内での植毛部6の加工時にブラシ2のグリップ37を支持するように取り囲み、これによりブラシ2を安定化させる。
図9に示した装置1はさらに、ホルダ39を備えている。このホルダ39は、チャック装置3の構成要素であって、ブラシ2の加工中に安定化スリーブ38を保持する。
図9からさらに判るように、安定化スリーブ38の、ブラシ2の植毛部6寄りの遠位の端部40は、外側の面取り部41を有する。この面取り部41は、環状の支持面を形成しており、この環状の支持面には、ホッパプレート27の導入円錐部28を通じて研磨スリーブ4内にブラシ2が導入される際に、少なくとも、植毛部6の近位に配置された剛毛フィラメント42が当て付けられ得る。
前で説明した装置1においては、以下に説明する方法が実施され得る:
ねじり止めされたブラシ2を加工する方法では、ブラシ2の自由な剛毛端部5が、研磨スリーブ4によって研磨されるようになっている。このことは、ブラシ2の自由な剛毛端部5に丸みを付ける、という目的で行われる。このためには、ねじり止めされたブラシ2の少なくとも所定の区分、つまりブラシ2の植毛部6が、研磨スリーブ4内に導入される。
次いで、研磨スリーブ4はブラシ2に対して相対的に動かされ、かつ場合によってはブラシ2も研磨スリーブ4に対して相対的に動かされ、これにより研磨運動が生ぜしめられる。
研磨スリーブ4が、ブラシ2の長手中心軸線周りに、ひいては研磨スリーブ4の長手中心軸線周りに、回転させられ、この場合、研磨スリーブ4とブラシ2とが研磨位置に位置している状態で、ブラシ2の長手中心軸線と、研磨スリーブ4の長手中心軸線とが合致しているのに対して、ブラシ2は研磨スリーブ4に対して相対的にブラシ2の長手中心軸線に沿って、ひいては研磨スリーブ4の長手中心軸線に沿って、直線的にまたは軸方向に動かされる。
このときに、この直線的なまたは軸方向の相対運動は、ブラシ2と研磨スリーブ4との相対回転運動に重畳される。この方法の1実施形態では、研磨スリーブ4がブラシ2に対して相対的にまず第1の回転方向に回転させられ、引き続き、逆向きの第2の回転方向に回転させられ、これによりブラシ2の自由な剛毛端部5は研磨され、かつ丸みを付けられる。ブラシ2の自由な剛毛端部5を、たとえば互いに異なる研磨段において順次に研磨加工するためには、ブラシ2が順次に少なくとも2つの互いに異なる研磨スリーブ4に導入されて、これらの研磨スリーブ4によって加工され得る。
図10および図11には、同じく図1および図12に示した装置1において使用され得るチャック装置3の変化形が示されている。
この形式のチャック装置3は、同じく安定化スリーブ38を有し、この安定化スリーブ38を用いて、ブラシ2の加工の間、ブラシ2のグリップ37が装置1に支持可能となる。安定化スリーブ38は、チャック手段43を含み、このチャック手段43により、安定化スリーブ38は少なくとも間接的にブラシ2をチャックすることができるようになっている。チャック手段43は、安定化スリーブ38の差込み開口44に隣接して配置されており、この差込み開口44を通じて、ブラシ2はそのグリップ37のところで安定化スリーブ38内に導入可能となる。ブラシ2のグリップ37の導入を容易にするためには、安定化スリーブ38が導入円錐部44aを有する。
図9に示したチャック装置3の実施形態の場合と同様に、図10および図11に示したチャック装置3の安定化スリーブ38も、そのブラシ2の植毛部6寄りの遠位の端部40に、外側の面取り部41を有する。この面取り部41は、環状の支持面を形成しており、この環状の支持面には、ブラシ2の、少なくとも、植毛部6の近位に配置された剛毛フィラメント42が当て付けられ得る。
図10および図11に示した安定化スリーブ38のチャック手段43は、チャックスリーブ43である。このチャックスリーブ43は、安定化スリーブ38に対して相対的に初期位置からチャック位置へ動かされ得る。図11に示したチャック装置3の断面図には、チャックスリーブ43が安定化スリーブ38の内部においてチャック位置で示されている。チャックスリーブ43は、この場合に圧縮ばね45として形成されている作動エレメント45の、チャック位置に向けられた作動力により、図11に示したチャック位置へ動かされて、この位置に保持される。
チャックスリーブ43は、スリット43aを有し、つまりスリット付けされている。これにより、チャックスリーブ43は、ブラシ2のグリップ37を締付け固定するためにチャックスリーブ43の内径を、半径方向に向けられた圧力によって減少させることができる。さらに、チャックスリーブ43は、既に前で述べたように、安定化スリーブ38の内部に配置されている。
安定化スリーブ38の内部は、チャックスリーブ43を変形させるためのチャック面取り部46を有する。このチャック面取り部46は、安定化スリーブ38に設けられた、既に前で述べた差込み開口44に隣接して配置されている。チャックスリーブ43が圧縮ばね45によってチャック面取り部46に当接するように動かされると、圧縮ばね45の付勢力は、半径方向内側にチャックスリーブ43へ向けて変向される。これにより、チャックスリーブ43は、その内径を減少させて変形させられ、ブラシ2の、チャックスリーブ43内に配置されたグリップ37が締付け固定されて、チャックされる。
図10および図11に示したチャック装置3は、ホルダ39を有する。このホルダ39に安定化スリーブ38が取り付けられている。ホルダ39内には、作動エレメント45、すなわち圧縮ばね45と、チャックスリーブ43に結合された圧力伝達エレメント47とが配置されている。この圧力伝達エレメント47は、チャックスリーブ43と一体に結合されたプレッシャプレートであり、このプレッシャプレートには圧縮ばね45が作用している。プレッシャプレート47を介して、圧縮ばね45はチャック位置に向けられたその付勢力をチャックスリーブ43に伝達する。
図12には、本発明による装置1の別の実施形態が示されている。この装置1は、合計8つの研磨スリーブ4を有し、本発明による方法を実施するために構成されている。装置1の図12に示した実施形態は、いわゆるローラ機械として構成されており、このローラ機械は、回転軸線R周りに回転可能なチャックブロック48を有する。このチャックブロック48には、複数のチャック装置3が配置されている。図12に示した、ローラ機械として構成された装置1のチャック装置3は、図10および図11に示したようなチャック装置3である。
図10~図12に示したチャック装置3は、それぞれそのホルダ39に、正確にはホルダ39のベースプレート39aに、クイック緊締手段49用の複数の孔39bまたは穿孔を有する。クイック緊締手段49を用いて、チャック装置3は迅速にチャックブロック48から取り外され、必要に応じて交換され得る。
チャックブロック48は、合計4つのチャック面50を有する。各チャック面50には、それぞれ1つのキャリアプレート51が配置されている。各キャリアプレート51は、クイック緊締手段49によってチャックブロック48に取り付けられている。チャックブロック48の、合計4つのチャック面50のそれぞれには、各1つのキャリアプレート51が取り付けられている。各キャリアプレート51はそれぞれ合計4つのチャック装置3を支持しているので、図12に示した装置1は、合計16個のブラシ2をチャックするための合計16個のチャック装置3を有する。
チャックブロック48は、ベルト18aを介してチャックブロック48に連結されている駆動装置18を用いて、チャックブロック48の回転軸線R周りに回転され得る。これにより、合計4つのチャック面50は、これらのチャック面50に配置されたチャック装置3と共に、装置1の合計4つのステーションに送られる。
図12に示した装置1の装入装置30は、装入位置に位置するそれぞれ4つのチャック装置3に順次にまたはシーケンシャルに、加工するべきブラシ2を装備するためのものである。これとは異なり、図12に示した装置1の取出し装置31は、取出し位置に位置する4つのチャック装置3にチャックされている4つのブラシ2を装置1から同時に取り出すためのものである。したがって、加工されたブラシ2の取り出しは、特に迅速に行われ得る。
装入装置30は、プッシャ55を有する。プッシャ55は、圧力伝達エレメント47を加圧して、チャックスリーブ43をそのチャック位置から初期位置へ動かし、これによりブラシ2のグリップ37を安定化スリーブ38内に導入するために使用される。この目的のために、チャック装置3のホルダ39は開口56を有する。この開口56からは、チャックスリーブ43がチャック位置に位置する際に、圧力伝達エレメント47が突出している。圧力伝達エレメント47は少なくとも部分的にホルダ39の内部に配置されているが、こうして圧力伝達エレメント47が外部に露出していることにより、装入装置30のプッシャ55を直接的に作用させることができる。
プッシャ55の押圧力を用いて、圧力伝達エレメント47に作用する作動エレメント45の作動力を克服することにより、チャックスリーブ43はそのチャック位置から動かされる。ブラシ2のグリップ37が安定化スリーブ38内に導入されると、プッシャ55は引き戻される。これにより、作動エレメント/圧縮ばね45は弛緩して、このときにチャックスリーブ43をそのチャック位置へ押し戻す。その結果、ブラシ2は、安定化スリーブ38内に配置されたチャックスリーブ43によって、グリップ37を介してチャック装置3にチャックされる。
図12に示した装置1の取出し装置31は、同一の複数のプッシャ55を有する。これらのプッシャ55は、取出し位置に位置するチャック装置3を開放し、すなわちチャックスリーブ43をそのチャック位置から動かし、これによりチャック装置3にチャックされているブラシ2を取り出すために使用される。
図12に示した装置1は、さらに監視装置52を有する。この監視装置52は2つのカメラ53を有し、これらのカメラ53のうち一方のカメラ53は装入装置30に対応しており、他方のカメラ53は取出し装置31に対応している。
監視装置52の、装入装置30に対応するカメラ53は、装入位置に位置するチャック装置3内へのブラシ2の装入およびチャック装置3におけるブラシ2の適切なチャックを監視するために用いられる。
監視装置52の、取出し装置31に対応するカメラ53は、取出し位置に位置するチャック装置3からのブラシ2の取出しを管理するために使用される。図12に示した装置1の制御ユニット54を用いて、装置1はさらに、監視装置52によりその両カメラ53を用いて検出された状態に関連してブラシ2の加工を開ループ式もしくは閉ループ式に制御することができるようになっている。
図12に示した装置1は、2つの研磨ステーション57を有する。これらの研磨ステーション57には、それぞれ4つの研磨スリーブ4が統合されている。各研磨スリーブ4は、既にさらに上で詳しく説明したように、2つの部分スリーブ4aから成っている。図12に示した装置1の合計8つの研磨スリーブ4のそれぞれには、それぞれ1つの回転駆動装置7が対応して配置されている。装置1の、図面には図示されていない変化形では、複数の研磨スリーブ4が、1つの回転駆動装置7によって駆動され得る。
研磨ステーション57は、各研磨スリーブ4のためにそれぞれ1つのクイック緊締装置58を有する。これらのクイック緊締装置58を用いて、研磨スリーブ4を必要に応じて迅速にかつ場合によっては工具の使用なしに交換され得る。
装入装置30は、ブラシ2のための供給チューブ59もしくは供給管路59を介して、装置1の上流側に配置された、ブラシ2を製造する機械に接続されている。供給チューブ59を通じて、ブラシ2は装入装置30に供給され、ひいては装置1に供給され得る。この場合、供給チューブ59を通じてブラシ2を、上流側に接続された機械から正圧および/または負圧によって装入装置30に搬送し、こうして装置1に搬送することが可能である。
取出し装置31は、同じく供給チューブ59として形成されている合計4つの供給管路59を介して、装置1の下流側に配置された後処理機械に接続されている。取出し装置31の供給チューブ59を介して、装置1において加工されたブラシ2は、装置1の下流側に接続された後処理機械に搬送され得る。この場合でも、ブラシ2の搬送のために正圧および/または負圧および/または圧力空気が使用され得る。
本発明は、ねじり止めされたブラシ2の製造および加工の技術分野における改良に関連する。このためには、上記方法および上記装置1が提案される。上記方法においても上記装置1においても、ブラシ2の自由な剛毛端部5を研磨し、かつこうして自由な剛毛端部5に存在するエッジおよび/またはバリを除去するために、研磨スリーブ4が使用される。
1 装置
2 ブラシ
3 チャック装置
3a ガイドローラ
4 研磨スリーブ
4a 部分スリーブ
5 自由な剛毛端部
6 植毛部
7 回転駆動装置
8 位置調整装置
9 リニア駆動装置
10 駆動モータ
11 駆動ピニオン
12 ラック
12a ガイドリング
12b 12aの周面側
12c ガイド溝
13 吸込装置
14 吸込開口
15 カルーセル型回転機械
16 閉じた軌道
17 保持リング
17a 17に設けられた3のための収容部
18 カルーセル駆動装置/駆動装置
18a ベルト
19 回転軸
20 クリーニング装置
21 クリーニングステーション
22 コレットチャック
23 研磨面
24 横断面狭隘部
25 内周壁
26 斜面
27 ホッパプレート
28 導入円錐部
29 4に設けられた内側の吸込開口
30 装入装置
31 取出し装置
32 開放ピン
33 ガイドセグメント
33a 33に設けられたガイド溝
34 架台
35 ホルダ
36 オープナ
37 2のグリップ
38 安定化スリーブ
39 38のためのホルダ
39a 39のベースプレート
39b 39aに設けられた孔
40 38の遠位の端部
41 38に設けられた面取り部
42 近位の剛毛フィラメント
43 チャック手段/チャックスリーブ
43a 43に設けられたスリット
44 差込み開口
44a 38に設けられた導入円錐部
45 作動エレメント/圧縮ばね
46 チャック面取り部
47 圧力伝達エレメント/プレッシャプレート
48 チャックブロック
49 クイック緊締手段
50 チャック面
51 キャリアプレート
52 監視装置
53 カメラ
54 制御ユニット
55 30のプッシャ
56 38に設けられた開口
57 研磨ステーション
58 クイック緊締装置
59 供給管路/供給チューブ

Claims (32)

  1. ねじり止めされたブラシ(2)、特に歯間ブラシ(2)を加工する方法であって、
    前記方法は、
    前記ねじり止めされたブラシ(2)のためのチャック装置(3)を提供するステップと、
    前記チャック装置(3)内にチャックされた前記ねじり止めされたブラシ(2)の自由な剛毛端部(5)を研磨するように構成された研磨スリーブ(4)を提供するステップと、
    前記ねじり止めされたブラシ(2)をチャックするように構成されたチャック手段(43)を含む安定化スリーブ(38)を提供するステップであって、前記チャック手段(43)は、前記安定化スリーブ(38)の差込み開口(44)に隣接して配置されており、前記差込み開口(44)を通じて、前記ねじり止めされたブラシ(2)が前記ねじり止めされたブラシ(2)のグリップ(37)によって前記安定化スリーブ(38)内に導入可能であり、前記チャック手段(43)は、作動エレメント(45)の作動力によって、前記安定化スリーブ(38)に対してチャック位置に移動可能なチャックスリーブ(43)を含み、前記作動力は前記チャック位置に向けられている、ステップと、
    前記ねじり止めされたブラシ(2)の前記グリップ(37)を、前記安定化スリーブ(38)内に導入して、当該グリップ(37)を前記安定化スリーブ(38)内で支持するステップと、
    前記作動エレメント(45)の前記作動力によって、前記チャックスリーブ(43)を前記安定化スリーブ(38)に対して前記チャック位置まで移動させることにより、前記ねじり止めされたブラシ(2)をチャックするステップと、
    前記ねじり止めされたブラシ(2)の自由な剛毛端部(5)を前記研磨スリーブ(4)によって研磨するステップ
    を含む、
    ことを特徴とする、ねじり止めされたブラシ(2)を加工する方法。
  2. 前記剛毛端部(5)研磨するステップの前に、前記ねじり止めされたブラシ(2)を少なくともその植毛部(6)のところで前記研磨スリーブ(4)内に導入し、かつ/または前記研磨スリーブ(4)を前記ねじり止めされたブラシ(2)に対して相対的に動かし、かつ/または前記ねじり止めされたブラシ(2)を前記研磨スリーブ(4)に対して相対的に動かし、これにより研磨運動を発生させることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記ねじり止めされたブラシ(2)および/または前記研磨スリーブ(4)を、前記ねじり止めされたブラシ(2)および/または前記研磨スリーブ(4)の長手中心軸線周りに回転させ、特にねじり止めされた前記ブラシ(2)と前記研磨スリーブ(4)とをそれぞれ逆向きの回転方向で回転させることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記ねじり止めされたブラシ(2)および/または前記研磨スリーブ(4)を、前記ねじり止めされたブラシ(2)および/または前記研磨スリーブ(4)の長手中心軸線に沿って直線的にまたは軸方向に動かし、好ましくはこの直線的なまたは軸方向の相対運動を、前記ねじり止めされたブラシ(2)および/または前記研磨スリーブ(4)の相対回転運動に重ね合わせることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記ねじり止めされたブラシ(2)および/または前記研磨スリーブ(4)を、まず第1の回転方向に回転させ、引き続き、逆向きの第2の回転方向に回転させることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 1つの前記ねじり止めされたブラシ(2)を少なくとも2つの研磨スリーブ(4)によって順次に加工することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. ねじり止めされたブラシ(2)、特に歯間ブラシ(2)を加工する装置(1)であって、
    該装置(1)が、前記ねじり止めされたブラシ(2)のための少なくとも1つのチャック装置(3)と、該チャック装置(3)にチャックされた前記ねじり止めされたブラシ(2)の自由な剛毛端部(5)を研磨するように構成された少なくとも1つの研磨スリーブ(4)と、少なくとも1つの安定化スリーブ(38)とを有し、
    前記少なくとも1つの安定化スリーブ(38)によって、前記ねじり止めされたブラシ(2)のグリップ(37)が、前記ねじり止めされたブラシ(2)の加工中に支持可能であり、
    前記少なくとも1つの安定化スリーブ(38)は、前記ねじり止めされたブラシ(2)をチャックするように構成されたチャック手段(43)を含み、前記チャック手段(43)は、前記安定化スリーブ(38)の差込み開口(44)に隣接して配置されており、前記差込み開口(44)を通じて、前記ねじり止めされたブラシ(2)が当該ねじり止めされたブラシ(2)のグリップ(37)によって前記安定化スリーブ(38)内に導入可能であり、前記チャック手段(43)は、作動エレメント(45)の作動力によって、前記安定化スリーブ(38)に対してチャック位置に移動可能なチャックスリーブ(43)を含み、前記作動力は前記チャック位置に向けられている、
    とを特徴とする、装置(1)。
  8. 前記研磨スリーブ(4)が、少なくとも前記ねじり止めされたブラシ(2)の少なくとも1つの植毛部(6)を収容するように構成されており、かつ/または当該装置(1)が、前記チャック装置(3)および/または前記研磨スリーブ(4)を動かして、前記ねじり止めされたブラシ(2)の自由な剛毛端部(5)を加工するための研磨運動を発生させるように構成されていることを特徴とする、請求項7記載の装置(1)
  9. 前記チャック装置(3)および/または前記研磨スリーブ(4)が、前記ねじり止めされたブラシ(2)の長手中心軸線および/または前記研磨スリーブ(4)の長手中心軸線および/または前記チャック装置(3)の長手中心軸線周りに回転可能であり、かつ/または前記ねじり止めされたブラシ(2)の長手中心軸線および/または前記研磨スリーブ(4)の長手中心軸線および/または前記チャック装置(3)の長手中心軸線に沿って直線的に運動可能であり、好ましくは前記研磨スリーブ(4)と前記チャック装置(3)とは、加工位置で、前記研磨スリーブ(4)の長手中心軸線と前記チャック装置(3)の長手中心軸線とが合致するように互いに対して相対的に位置調整されていることを特徴とする、請求項7または8記載の装置(1)。
  10. 当該装置(1)が、回転駆動装置(7)を有し、該回転駆動装置(7)を用いて、前記研磨スリーブ(4)および/または前記チャック装置(3)が、回転させられるようになっており、かつ/または当該装置(1)が、リニア駆動装置(9)を有し、該リニア駆動装置(9)を用いて、前記チャック装置(3)および/または前記研磨スリーブ(4)が、直線的にまたは軸方向に運動可能であることを特徴とする、請求項7から9までのいずれか1項記載の装置(1)。
  11. 当該装置(1)が、吸込装置(13)を有し、該吸込装置(13)が、少なくとも1つの吸込開口(14)を備えており、該吸込開口(14)が、前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)および/または前記少なくとも1つのチャック装置(3)に対応して配置されていることを特徴とする、請求項7から10までのいずれか1項記載の装置(1)。
  12. 当該装置(1)が、カルーセル型回転機械(15)として構成されていて、閉じた軌道(16)に沿って周回する複数のチャック装置(3)を有し、好ましくは前記チャック装置(3)が、当該装置(1)に設けられた1つの共通の保持リング(17)に配置されており、該保持リング(17)が、カルーセル駆動装置(18)によって当該装置(1)の回転軸(19)周りに運動可能であることを特徴とする、請求項7から11までのいずれか1項記載の装置(1)。
  13. 当該装置(1)が、ローラ機械として構成されており、該ローラ機械が、回転軸線(R)周りに回転可能なチャックブロック(48)を有し、該チャックブロック(48)に複数のチャック装置(3)が配置されていることを特徴とする、請求項7から11までのいずれか1項記載の装置(1)。
  14. 当該装置(1)が、少なくとも2つまたは3つまたはそれよりも多い、好ましくは互いに異なる研磨スリーブ(4)を有することを特徴とする、請求項7から13までのいずれか1項記載の装置(1)。
  15. 当該装置(1)が、加工されたねじり止めされたブラシ(2)のためのクリーニング装置(20)、特に圧縮空気クリーニング装置を有し、かつ/または当該装置(1)が、前記少なくとも1つのチャック装置(3)のための、特に前記少なくとも1つのチャック装置(3)のコレットチャック(22)のためのクリーニングステーション(21)を含むことを特徴とする、請求項7から14までのいずれか1項記載の装置(1)。
  16. 前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)が、内側の研磨面(23)を有し、特に該研磨面(23)が、研磨材を備えており、かつ/または研磨材で被覆されていることを特徴とする、請求項7から15までのいずれか1項記載の装置(1)。
  17. 前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)が、好ましくは鋳造された砥石から成るか、またはスリーブ状に巻かれた研磨紙から成るか、または造形的な製作方法で製作されており、特に焼結されているか、または3D印刷されていることを特徴とする、請求項7から16までのいずれか1項記載の装置(1)。
  18. 前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)の内周壁(25)が、少なくとも1つの横断面狭隘部(24)、特に障害物および/またはつばを有し、好ましくは前記横断面狭隘部(24)が、螺旋状に延びているか、または2つまたはそれよりも多い前記横断面狭隘部(24)が、互いに対して軸方向の間隔を置いて前記研磨スリーブ(4)に配置されているか、または形成されていることを特徴とする、請求項7から17までのいずれか1項記載の装置(1)。
  19. 前記少なくとも1つの横断面狭隘部(24)と、該横断面狭隘部(24)に隣接した、前記研磨スリーブ(4)の内周壁(25)との間に、少なくとも1つの斜面(26)が形成されており、該斜面(26)が、前記横断面狭隘部(24)と前記内周壁(25)とを互いに接続していることを特徴とする、請求項18記載の装置(1)。
  20. 前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)の内径、特に最大内径または平均内径が、当該装置(1)を用いて加工される前記ねじり止めされたブラシ(2)の植毛部(6)の外径よりも小さい、請求項7から19までのいずれか1項記載の装置(1)。
  21. 前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)が、単一部分から成る一体の、好ましくは焼結されかつ/または3D印刷された研磨スリーブ(4)として形成されているか、または前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)が、複数部分から成る研磨スリーブ(4)として形成されており、特に該研磨スリーブ(4)が、2つまたは2つよりも多い部分スリーブ(4a)から成っていることを特徴とする、請求項7から20までのいずれか1項記載の装置(1)。
  22. 該装置(1)が、ホッパプレート(27)を含み、該ホッパプレート(27)が、前記少なくとも1つのチャック装置(3)と、前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)との間に配置されており、前記ホッパプレート(27)が、導入円錐部(28)を有し、該導入円錐部(28)が、前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)に向かって先細りになっており、好ましくは前記導入円錐部(28)の長手中心軸線が、該導入円錐部(28)の後方に配置された前記研磨スリーブ(4)の長手中心軸線と合致していることを特徴とする、請求項7から21までのいずれか1項記載の装置(1)。
  23. 前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)が、少なくとも1つの内側の吸込開口(29)を有し、該吸込開口(29)が、前記研磨スリーブ(4)内に開口していることを特徴とする、請求項7から22までのいずれか1項記載の装置(1)。
  24. 当該装置(1)が、前記ねじり止めされたブラシ(2)の装入および/または取出しのための装入装置(30)および/または取出し装置(31)を有することを特徴とする、請求項7から23までのいずれか1項記載の装置(1)。
  25. 前記装入装置(30)および/または前記取出し装置(31)が、1回の作業サイクルにおいて複数のねじり止めされたブラシ(2)を同時に装入しかつ/または取り出すように構成されていることを特徴とする、請求項24記載の装置(1)。
  26. 前記装入装置(30)が、前記ねじり止めされたブラシ(2)のための少なくとも1つの供給管路(59)を介して、当該装置(1)の上流側に配置されたステーション、特に前記ねじり止めされたブラシ(2)を製作するための機械に接続されており、かつ/または前記取出し装置(31)が、前記ねじり止めされたブラシ(2)のための少なくとも1つの供給管路(59)を介して、当該装置(1)の下流側に配置されたステーション、特に前記ねじり止めされたブラシ(2)のための後処理機械に接続されていることを特徴とする、請求項24または25記載の装置(1)。
  27. 該装置(1)、特に前記チャック装置(3)が、前記安定化スリーブ(38)のための少なくとも1つのホルダ(39)を含み、好ましくは前記安定化スリーブ(38)の、使用位置でねじり止めされたブラシ(2)の植毛部(6)に面した遠位の端部(40)が、外側の面取り部(41)を有し、該面取り部(41)が、前記ねじり止めされたブラシ(2)の、前記植毛部(6)の近位に配置された剛毛フィラメント(42)のための環状の支持面を形成していることを特徴とする、請求項7から26までのいずれか1項記載の装置(1)。
  28. 前記チャックスリーブ(43)が、少なくとも1つのスリット(43a)を有し、かつ/または前記少なくとも1つの安定化スリーブ(38)の内部に配置されており、特に前記少なくとも1つの安定化スリーブ(38)の内部が、前記チャック手段(43)、特に前記チャックスリーブ(43)を変形させるためのチャック面取り部(46)を有し、好ましくは該チャック面取り部(46)が、前記安定化スリーブ(38)の前記差込み開口(44)に対して隣接して配置されていることを特徴とする、請求項7から27までのいずれか1項記載の装置(1)。
  29. 当該装置(1)、特に前記少なくとも1つのチャック装置(3)が、前記安定化スリーブ(38)用の少なくとも1つのホルダまたは前記ホルダ(39)を含み、該ホルダ(39)内または該ホルダ(39)に、1つの作動エレメント(45)または前記作動エレメント(45)および/または前記チャックスリーブ(43)に結合された圧力伝達エレメント(47)が配置されていることを特徴とする、請求項7から28までのいずれか1項記載の装置(1)。
  30. 前記少なくとも1つのチャック装置(3)が、特にそのホルダ(39)に、少なくとも1つのクイック緊締手段(49)を有することを特徴とする、請求項7から29までのいずれか1項記載の装置(1)。
  31. 当該装置(1)が、少なくとも1つのねじり止めされたブラシ(2)の装入、取出しおよび/またはチャックを監視するための、たとえば少なくとも1つのカメラ(53)を備えた監視装置(52)を有することを特徴とする、請求項7から30までのいずれか1項記載の装置(1)。
  32. 当該装置(1)が、前記少なくとも1つの研磨スリーブ(4)のためのクイック緊締装置(58)を有することを特徴とする、請求項7から31までのいずれか1項記載の装置(1)。
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