JP7190073B1 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電車やバス等の交通手段を利用して所定のエリアの近くに来た人に対して、エリアにおいて提供を受けられるサービスに関する情報を送信する。【解決手段】移動手段提供サービスをユーザに提供する事業者の事業者端末、又は移動手段提供サービスを利用するユーザの情報端末の位置を特定可能な位置特定情報と、ユーザを識別するユーザ識別情報とを含む、移動手段提供サービスの利用料金の決済を要求する決済要求を取得する決済要求取得部331と、決済要求に基づいて、利用料金を決済する決済処理部332と、決済処理部332による決済後、決済要求取得部331が取得した位置特定情報により特定される位置に対応するエリアにおいてユーザに提供可能な移動手段提供サービスと異なる他のサービスに関する情報をユーザの情報端末へ送信する送信制御部335と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、店舗で利用可能な特典を送信する情報処理装置及び情報処理方法に関する。
店舗における商品又はサービスの購入に利用可能なクーポン等の特典を発行することが広く行われている。例えば、特許文献1には、店舗の位置から所定範囲内に存在するユーザの情報端末に特典を示す情報を送信することが記載されている。
特開2016-71652号公報
電車やバス等の交通手段を利用して店舗があるエリアに来訪するユーザを主な顧客のターゲットとする店舗の場合、店舗の近くに居住している人ではなく、これらの交通手段を利用して店舗の近くに来た人に情報を提供することが望ましい。しかしながら、従来の技術では、これらの交通手段を利用して店舗の近くに来た人かどうかによらず情報を送信してしまうという問題があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、電車やバス等の交通手段を利用して所定のエリアの近くに来た人に対して、エリアにおいて提供を受けられるサービスに関する情報を送信することができる情報処理装置又は情報処理方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の情報処理装置は、移動手段提供サービスをユーザに提供する事業者の事業者端末、又は移動手段提供サービスを利用するユーザの情報端末の位置を特定可能な位置特定情報と、当該ユーザを識別するユーザ識別情報とを含む、前記移動手段提供サービスの利用料金の決済を要求する決済要求を取得する決済要求取得部と、前記決済要求に基づいて、前記利用料金を決済する決済処理部と、前記決済処理部による決済後、前記決済要求取得部が取得した前記位置特定情報により特定される前記位置に対応するエリアにおいて前記ユーザに提供可能な前記移動手段提供サービスと異なる他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する送信制御部と、を備える。
前記送信制御部は、前記他のサービスに関する情報として、前記他のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な特典の情報を前記ユーザの情報端末へ送信してもよい。前記送信制御部は、前記他のサービスに関する情報として、前記移動手段提供サービスの利用代金の決済に利用された決済手段と同じ決済手段で前記他のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な前記特典を前記ユーザの情報端末へ送信してもよい。
前記送信制御部は、前記決済処理部による前記移動手段提供サービスの前記利用料金の決済が完了したことを通知する情報とともに、前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信してもよい。前記送信制御部は、前記他のサービスの提供場所に関する情報を含む前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信してもよい。
前記送信制御部は、前記決済処理部が処理した前記決済の日時に対応する時間帯において提供可能な他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信してもよい。前記送信制御部は、前記決済処理部が処理した前記決済の金額に対応する前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信してもよい。
前記決済要求取得部は、前記移動手段提供サービスの利用料金の決済に関する情報を取得し、前記送信制御部は、前記他のサービスを提供する事業者により設定された条件を前記決済処理部が処理した前記決済の内容が満たす場合に、当該他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信してもよい。前記情報処理装置は、前記ユーザに関する情報を取得するユーザ情報取得部と、前記ユーザ情報取得部が取得した前記ユーザに関する情報に基づいて、前記ユーザの属性を特定する特定部と、をさらに備え、前記送信制御部は、前記特定部が特定した前記ユーザの属性に対応する前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信してもよい。
前記情報処理装置は、前記ユーザが移動した履歴を示す情報を取得するユーザ情報取得部と、前記ユーザ情報取得部が取得した前記ユーザが移動した履歴を示す情報に基づいて、前記ユーザが前記エリアを訪問する傾向を特定する特定部と、をさらに備え、前記送信制御部は、前記特定部が特定した前記傾向が所定の条件を満たすことを条件として、前記エリアに対応する前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信してもよい。
前記決済要求取得部は、前記移動手段提供サービスを提供する車両に搭載された前記事業者端末から前記位置特定情報を取得してもよい。前記決済要求取得部は、前記ユーザが前記移動手段提供サービスを提供する車両から降車する際に前記移動手段提供サービスの利用料金を精算するための精算機として設置された前記事業者端末から前記位置特定情報を取得してもよい。
本発明の第2の態様の情報処理方法は、コンピュータが実行する、移動手段提供サービスをユーザに提供する事業者の事業者端末、又は移動手段提供サービスを利用するユーザの情報端末の位置を特定可能な位置特定情報と、当該ユーザを識別するユーザ識別情報とを含む、前記移動手段提供サービスの利用料金の決済を要求する決済要求を取得するステップと、前記決済要求に基づいて、前記利用料金を決済するステップと、前記利用料金の決済後、取得した前記位置特定情報により特定される前記位置に対応するエリアにおいて前記ユーザに提供可能な前記移動手段提供サービスと異なる他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信するステップと、を有する。
本発明によれば、電車やバス等の交通手段を利用して所定のエリアの近くに来た人に対して、エリアにおいて提供を受けられるサービスに関する情報を送信するという効果を奏する。
第1の実施形態に係る情報処理システムの概要を示す。 情報処理装置の構成を示す。 記憶部が記憶するサービス参照情報の例を示す。 サービス参照情報の別の例を示す。 記憶部が記憶するサービス参照情報の例を示す。 決済要求取得部による位置特定情報の取得の別の例を示す。 他のサービスに関する情報の例を示す。 情報処理システムによる特典の提供の処理手順を示すシーケンス図である。
[情報処理システムの概要]
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムSの概要を示す。情報処理システムSは、情報端末1、事業者端末2及び情報処理装置3を備える。情報端末1は、例えば、移動手段提供サービスのユーザのスマートフォンである。情報端末1は、ネットワークを介して、情報処理装置3と通信する。情報端末1は、QRコード(登録商標)等の2次元コードや他の形式のコード、例えばバーコードにより移動手段提供サービスの利用料金の決済が可能である。移動手段提供サービスは、例えばタクシーである。移動手段提供サービスは、電車又はバスであってもよい。
事業者端末2は、移動手段提供サービスを提供するタクシー等の車両に搭載されたコンピュータである。事業者端末2は、ネットワークを介して、情報処理装置3と通信する。
情報処理装置3は、例えば、サーバである。情報処理装置3は、ネットワークを介して、情報端末1及び事業者端末2と通信する。情報処理システムSは、移動提供サービスを提供する車両の利用料金を情報端末1のユーザがQRコード等の決済手段により決済した場合に、移動手段提供サービスと異なる他のサービスに関する情報をユーザの情報端末1へ送信することを特徴としている。以下、図1を参照しながら、情報処理システムSが他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する処理の流れについて説明する。
まず、ユーザの情報端末1は、移動手段提供サービスを提供する車両から降車する際に、移動手段提供サービスの利用料金の決済のためのQRコードを提示する(図1中の(1))。QRコードを表示するための元となる決済トークン(決済用データ列)は、情報処理装置3側においてユーザを識別するための第1ユーザ識別情報と関連付けて記憶されており、情報処理装置3では、このQRコードを用いて利用料金を決済するユーザを識別する。事業者端末2は、事業者端末2に接続された読取装置(不図示)によりこのQRコードを読み取る。
事業者端末2は、読み取ったQRコードに基づいて、移動手段提供サービスの利用料金の決済を要求する決済要求を情報処理装置3へ送信する(図1中の(2))。決済要求は、移動手段提供サービスをユーザに提供する事業者の事業者端末2の位置を特定可能な位置特定情報と、事業者端末2が読み取ったQRコードに対応する決済トークンと、決済の金額とを含む。位置特定情報は、例えば、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)により取得した事業者端末2の位置を示す。
情報処理装置3は、取得した決済要求に基づいて、移動手段提供サービスの利用料金を決済する(図1中の(3))。情報処理装置3は、複数のエリアと、それぞれのエリアにおいてユーザに提供可能な他のサービスに関する情報とを関連付けて記憶している。他のサービスは、情報端末1のユーザが利用した移動手段提供サービスとは異なるサービスである。
情報処理装置3は、取得した決済要求に含まれる位置特定情報により特定される位置に対応するエリアに関連付けて記憶している他のサービスに関する情報を特定する(図1中の(4))。情報処理装置3は、取得した決済要求に含まれる決済トークンに関連付けて記憶している第1ユーザ識別情報を特定する。情報処理装置3は、特定した第1ユーザ識別情報に対応するユーザの情報端末1に対し、特定した他のサービスに関する情報を送信する(図1中の(5))。
このようにして、情報処理装置3は、移動手段提供サービスを提供する車両から降車したユーザの位置、すなわち決済処理された事業者端末2の位置に対応するエリアにおいてユーザに提供可能な他のサービスに関する情報をユーザの情報端末1へ送信することができる。このため、情報処理装置3は、このエリアにおいて他のサービスの利用が見込まれるユーザに対して有用な情報を送信することができる。情報処理装置3は、移動手段提供サービスを利用してこのエリアを訪問するユーザを主な集客のターゲットとする他のサービスを提供する事業者に対し、効果的な販促手段を提供することができる。
[情報処理装置3の構成]
図2は、情報処理装置3の構成を示す。情報処理装置3は、通信部31、記憶部32及び制御部33を備える。制御部33は、決済要求取得部331、決済処理部332、ユーザ情報取得部333、特定部334及び送信制御部335を備える。
通信部31は、ネットワークを介して、情報端末1及び事業者端末2と通信するためのインターフェースである。記憶部32は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。記憶部32は、制御部33が実行するプログラムを記憶している。
記憶部32には、1又は複数のエリアと、対応するエリアにおいてユーザに提供可能な他のサービスに関する情報とを関連付けたサービス参照情報が記憶されている。他のサービスは、例えば、ユーザが移動手段決済サービスを提供した車両から降車した位置に対応するエリア内の飲食店で飲食物を提供するサービスである。他のサービスに関する情報は、例えば、他のサービスを提供する事業者により予め設定される。記憶部32に記憶されているサービス参照情報において1又は複数のエリアの全てに他のサービスに関する情報が関連付けられていてもよく、サービス参照情報において一部のエリアのみに他のサービスに関する情報が関連付けられていてもよい。
他のサービスに関する情報は、例えば他のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な特典の情報や他のサービスを提供する店舗や施設に関する情報である。特典は、他のサービスの利用料金を決済する際に利用料金の割り引き又は値引きを受けられるものであってもよく、他のサービスの利用料金の決済に伴いポイントが付与されるものや所定の景品が付与されるものであってもよい。特典は、ユーザが保有する電子的なスタンプカードに対応するスタンプをユーザに付与することであってもよい。例えば、この電子的なスタンプカードに対応する一定量のスタンプが付与されることにより、付与されたスタンプを景品と交換可能であってもよい。
特典は、例えば、移動手段提供サービスの利用代金の決済に利用された決済手段と同じ決済手段で他のサービスの利用料金を決済する際に利用可能である。他のサービスに関する情報は、他のサービスの提供場所に関する情報を含んでもよい。
この特典の原資は、例えばこの特典に対応するエリアの地方公共団体から供給される。特典の原資は、他のサービスを提供する事業者、情報処理装置を管理する通信事業者又は移動手段提供サービスを提供する事業者から供給されてもよい。
図3は、記憶部32が記憶するサービス参照情報の例を示す。図3に示すサービス参照情報には、複数のエリアのエリア名と、それぞれのエリアにおいてユーザに提供可能な他のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な特典の情報と、特典を配布する時間帯とが関連付けられている。
図3の上から1行目及び左から1列目に示す例では、エリア名「A町」と、時間帯「14時より前」と、このエリアのXラーメンの店舗において飲食物の提供のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な特典「Xラーメンクーポン券」とが関連付けられている。図3の上から1行目及び左から2列目に示す例では、エリア名「A町」と、時間帯「14時以降」と、このエリアのY居酒屋の店舗において飲食物の提供のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な特典「Y居酒屋クーポン券」とが関連付けられている。
図3の上から2行目及び左から1列目に示す例では、エリア名「B町」と、時間帯「14時より前」と、このエリアのW麺処の店舗において飲食物の提供のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な特典「W麺処クーポン券」とが関連付けられている。図3の上から2行目及び左から2列目に示す例では、エリア名「B町」と、時間帯「14時以降」と、このエリアのZステーキハウスの店舗において飲食物の提供のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な特典「Zステーキハウスクーポン券」とが関連付けられている。
記憶部32が記憶しているサービス参照情報では、エリア名等のエリアを示す情報にユーザがエリアを訪問する傾向に関する条件を示す情報がさらに関連付けられていてもよい。エリアは、他のサービスに関連する情報を送信する対象の地域、又は他のサービスに関連する情報を送信する対象外の地域である。ユーザがエリアを訪問する傾向に関する条件は、ユーザがそのエリアを訪問する頻度や時間帯等の傾向に基づいて後述する特定部334が特典を特定するために用いられる指標である。ユーザがエリアを訪問する傾向に関する条件を示す情報は、例えば、ユーザがエリアを訪問する時間帯の条件を示す。ユーザがエリアを訪問する傾向に関する条件を示す情報は、ユーザがエリアを訪問する頻度の条件を示してもよい。ユーザがエリアを訪問する傾向に関する条件を示す情報は、ユーザがエリア内に居住しているか否かの条件を示してもよい。
記憶部32が記憶しているサービス参照情報には、エリア名等のエリアを示す情報にユーザの属性を示す属性情報がさらに関連付けられていてもよい。図4は、サービス参照情報の別の例を示す。図4の例では、記憶部32が記憶しているサービス参照情報では、エリア名と、ユーザが所定のエリアを訪問する訪問頻度の条件と、ユーザの属性と、利用可能な特典とが関連付けられている。
図4に示す例においては、「A町」への訪問頻度が「1月あたり10回未満」であり、ユーザ属性が「料理好き」のユーザには、A町内において利用可能な「料理教室体験クーポン券」が提供され、「A町」への訪問頻度が「1月あたり10回以上」であり、ユーザ属性が「料理好き」のユーザには、「料理教室入会クーポン券」が提供されることを示している。
図4の上から4行目に示す例では、エリア名「A町以外」と、訪問頻度の条件「1月あたり10回以上」と、ユーザに特典の情報が送信されないことを示す「なし」とが関連付けられている。この項目は、A町を訪問していないユーザには、A町への訪問頻度が10回以上であっても特典情報が提供されないことを示している。記憶部32が記憶しているサービス参照情報では、エリアと訪問頻度の条件とユーザ属性との全てに組み合わせに特典が関連付けられていてもよく、一部の組み合わせのみに特典が関連付けられていてもよい。
記憶部32が記憶しているサービス参照情報では、エリア名等のエリアを示す情報に決済の金額の条件を示す情報がさらに関連付けられていてもよい。図5は、記憶部32が記憶するサービス参照情報の例を示す。図5に示すサービス参照情報には、複数のエリアのエリア名と、それぞれのエリアにおいてユーザに提供可能な他のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な特典の情報と、移動手段提供サービスの利用料金の決済の金額とが関連付けられている。
図5の上から1行目及び左から2列目に示す例では、エリア名「A町」と、決済の金額「5000円以上」と、このエリアで営業しているコンビニエンスストアのUストアの店舗において商品の代金を決済する際に利用可能な特典「Uストアクーポン券(200円引き)」とが関連付けられている。この項目は、タクシー等の移動手段提供サービスの利用料金として5000円以上を支払ったユーザには、A町のUストアの店舗において利用可能な特典が提供されることを示している。例えば、移動手段提供サービスを提供する事業者とUストアを運営する事業者とが提携している場合に、移動手段提供サービスを提供する事業者等によりこの決済金額の条件が設定される。
図5の上から1行目及び左から1列目に示す例では、エリア名「A町」と、決済の金額「5000円未満」とには、利用可能な特典は関連付けられていない。この項目は、移動手段提供サービスの利用料金として支払った決済の金額が5000円未満のユーザには、利用可能な特典が提供されないことを示している。
図5の上から2行目及び左から2列目に示す例では、エリア名「A町以外」と、決済の金額「5000円以上」とには、利用可能な特典は関連付けられていない。この項目は、タクシー等の移動手段提供サービスの利用料金として5000円以上を支払ったか否かにかかわらず、A町以外においては特典が提供されないことを示している。
記憶部32には、後述する決済要求取得部331が発行したQRコードと、情報端末1のユーザを識別するための第1ユーザ識別情報とを関連付けたQRコード発行履歴情報が記憶されている。第1ユーザ識別情報は、情報端末1のユーザのユーザIDであるが、携帯電話番号又は電子メールアドレスであってもよい。記憶部32には、ユーザの第1ユーザ識別情報と、ユーザの情報端末1の位置を特定するための位置特定情報と、この位置特定情報を取得した取得時刻とを関連付けた移動履歴情報が記憶されている。
図2の制御部33は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部33は、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより、決済要求取得部331、決済処理部332、ユーザ情報取得部333、特定部334及び送信制御部335として機能する。
決済要求取得部331は、通信部31を介して、情報端末1又は事業者端末2と通信する。例えば、決済要求取得部331は、決済のためのQRコードの発行を指示するユーザの操作を受け付けた情報端末1から、QRコードの発行を要求する発行要求と、ユーザを識別するための第1ユーザ識別情報を取得する。第1ユーザ識別情報は、情報端末1のユーザのユーザIDであるが、携帯電話番号又は電子メールアドレスであってもよい。
決済要求取得部331は、取得した発行要求に基づいて、QRコードを発行する。決済要求取得部331は、発行したQRコードを表示するための決済トークンを情報端末1へ送信する。決済要求取得部331は、第1ユーザ識別情報と、決済トークンとを関連付けたQRコード発行履歴情報を記憶部32に記憶させる。
決済要求取得部331は、移動手段提供サービスの利用料金の決済を要求する決済要求を取得する。決済要求取得部331は、例えば、移動手段提供サービスを提供する車両に搭載された事業者端末2から決済要求を取得する。決済要求取得部331は、CPM(Consumer Presented Mode)方式のQRコード決済による決済を実行する場合には、発行したQRコードに対応する決済トークンを情報端末1へ送信した後、このQRコードに対応する決済要求を事業者端末2から取得する。決済要求取得部331は、MPM(Merchant Presented Mode)方式のQRコード決済を実行する場合には、決済要求を情報端末1から取得してもよい。また、移動手段提供サービスの利用料金の決済方法は、QRコード決済に限定されず、クレジットカード決済であってもよく、NFC(Near Field Communication)決済であってもよい。
決済要求取得部331は、移動手段提供サービスの利用料金の決済に関する情報を取得する。決済要求取得部331が取得する決済要求には、移動手段提供サービスをユーザに提供する事業者の事業者端末2の位置を特定するための位置特定情報と、ユーザ識別情報と、決済に関する情報とが含まれている。本明細書の例では、CPM方式の決済ではQRコードがユーザを識別するためのユーザ識別情報として用いられる。決済に関する情報は、例えば、決済の対象の移動手段提供サービスの名称、この移動手段提供サービスを提供した事業者の事業者ID及び決済金額を含む。
決済要求取得部331は、情報端末1から決済要求を取得してもよい。決済要求取得部331は、事業者端末2の位置を特定する位置特定情報の代わりに、移動手段提供サービスを利用するユーザの情報端末1の位置を特定可能な位置特定情報を含む決済要求を情報端末1等から取得してもよい。
また、決済要求取得部331は、移動手段提供サービスを提供する車両に搭載された事業者端末2から位置特定情報を取得する例に限定されない。例えば、決済要求取得部331は、ユーザが移動手段提供サービスを提供する車両から降車する際に移動手段提供サービスの利用料金を精算するための精算機として設置された事業者端末2から位置特定情報を取得してもよい。
図6は、決済要求取得部331による位置特定情報の取得の別の例を示す。図6の例では、事業者端末2は、鉄道の利用料金を精算するための精算機として、駅の改札口に設置されている。事業者端末2は、車両から降車したユーザが改札口を通過する際に、ユーザの情報端末1からユーザの第1ユーザ識別情報を非接触通信により取得する。事業者端末2は、事業者端末2の位置を特定するための位置特定情報と、取得した第1ユーザ識別情報とを含む決済要求を情報処理装置3へ送信する。図6の例では、位置特定情報は、事業者端末2を識別するための事業者端末IDである。決済要求取得部331は、取得した決済要求を決済処理部332及び特定部334へ出力する。
[利用料金の決済]
決済処理部332は、決済要求取得部331が取得した決済要求に基づいて、移動手段提供サービスの利用料金を決済する。まず、決済処理部332は、記憶部32に記憶されているQRコード発行履歴情報を記憶部32から読み出す。決済処理部332は、読み出したQRコード発行履歴情報を参照して、決済要求取得部331が取得した決済要求に含まれるQRコードと一致するQRコードに関連付けて記憶されている第1ユーザ識別情報を特定する。決済処理部332は、特定した第1ユーザ識別情報に対応するユーザが保有する電子通貨の残高が移動手段提供サービスの利用料金の決済金額以上であるか否かを判定する。決済処理部332は、決済要求に含まれる事業者IDの事業者がQRコード決済が可能な事業者であるか否かを判定する。
決済処理部332は、決済要求に含まれる事業者IDの事業者がQRコードによる決済が可能な事業者であり、且つ、特定した第1ユーザ識別情報に対応するユーザが保有する電子通貨の残高が移動手段提供サービスの利用料金の決済金額以上である場合に、決済要求に対応する決済を実行する。決済処理部332は、決済要求に含まれる事業者IDの事業者がQRコードによる決済が可能な事業者でない場合、又は、特定した第1ユーザ識別情報に対応するユーザが保有する電子通貨の残高が移動手段提供サービスの利用料金の決済金額未満である場合に、決済要求に対応する決済を実行しない。
[ユーザに関する情報の取得]
ユーザ情報取得部333は、決済処理部332が決済要求を取得する前に、ユーザに関する情報を取得する。ユーザ情報取得部333は、ユーザが移動した履歴を示す移動履歴情報をユーザに関する情報として取得する。例えば、ユーザ情報取得部333は、ユーザの位置を特定するための位置特定情報を所定期間ごとに情報端末1から取得する。ユーザ情報取得部333は、ユーザの第1ユーザ識別情報と、取得した位置特定情報と、位置特定情報を取得した取得時刻とを関連付けて移動履歴情報として記憶部32に記憶させる。
ユーザ情報取得部333は、ユーザが購入した商品の代金又はサービスの利用料金を決済処理部332が処理した決済履歴をユーザに関する情報として取得してもよい。ユーザ情報取得部333は、ユーザが購入した商品の代金又はサービスの名称と、決済時刻と、決済金額とを関連付けた決済履歴を取得し、取得した決済履歴を記憶部32に記憶させてもよい。
[他のサービスに関する情報の特定]
特定部334は、決済要求取得部331が取得した位置特定情報により特定される位置に対応するエリアにおいてユーザに提供可能な他のサービスに関する情報を特定する。他のサービスは、移動手段提供サービスと異なるサービスである。まず、特定部334は、記憶部32に記憶されているサービス参照情報を記憶部32から読み出す。特定部334は、読み出したサービス参照情報を参照して、決済要求取得部331が取得した位置特定情報により特定される位置に対応するエリアに関連付けて記憶されている他のサービスに関する情報を特定する。
より詳しくは、特定部334は、決済処理部332が処理した決済の日時に対応する時間帯において提供可能な他のサービスに関する情報を特定する。特定部334は、記憶部32に記憶されているサービス参照情報を参照して、決済要求に含まれる位置特定情報により特定される位置に対応するエリアと、決済処理部332が処理した決済の日時に対応する時間帯に関連付けられた他のサービスに関連する情報を特定する。図3の例では、特定部334は、位置特定情報により特定される位置に対応するエリアが「B町」であり、且つ、決済処理部332が処理した決済の日時が12時である場合、エリア名「B町」と時間帯「14時より前」とに関連付けて記憶されている特典「W麺処クーポン券」を他のサービスに関する情報として特定する。
特定部334は、ユーザ情報取得部333が取得したユーザに関する情報に基づいて、ユーザの属性を特定してもよい。より詳しくは、特定部334は、記憶部32に記憶されているQRコード発行履歴情報を参照して、決済要求に含まれるQRコードに対応する第1ユーザ識別情報を特定する。特定部334は、記憶部32に記憶されている決済履歴を参照して、特定した第1ユーザ識別情報に対応するユーザが料理に関する商品又はサービスを所定期間内に購入した決済総額が第1基準値よりより高い場合に、ユーザの属性を「料理好き」であると特定する。第1基準値は、例えば、複数のユーザが料理に関する商品又はサービスを所定期間内に購入した決済総額の平均値である。
特定部334は、記憶部32に記憶されている決済履歴を参照して、特定した第1ユーザ識別情報に対応するユーザがスポーツに関する商品又はサービスを所定期間内に購入した決済総額が第2基準値より高い場合に、ユーザの属性を「スポーツ好き」であると特定する。第2基準値は、複数のユーザがスポーツに関する商品又はサービスを所定期間内に購入した決済総額の平均値である。
特定部334は、ユーザ情報取得部333が取得したユーザが移動した履歴を示す情報に基づいて、ユーザがエリアを訪問する傾向を特定してもよい。例えば、特定部334は、ユーザが単位時間あたりにエリアを訪問する頻度を特定する。特定部334は、ユーザがエリアを訪問する回数が最も多い時間帯をユーザがエリアを訪問する傾向として特定してもよい。
特定部334は、特定したユーザの傾向が所定の条件を満たすことを条件として、エリアに対応する他のサービスに関する情報を特定してもよい。特定部334は、特定したユーザの属性に対応する他のサービスに関する情報を特定してもよい。例えば、特定部334は、1月あたり所定エリアを訪問する回数が15回であることをユーザの傾向として特定し、料理好きであることをユーザの属性として特定したと仮定する。このとき、特定部334は、図4に示すサービス参照情報を参照して、訪問頻度の条件「1月あたり10回以上」を満たすことと、ユーザ属性「料理好き」とに関連付けられた特典「料理教室入会クーポン」を特定する。
別の例として、特定部334は、決済要求取得部331が取得した位置特定情報により特定される位置に対応するエリアが「A町」であり、ユーザがA町を訪問する頻度が1月あたり3回であることをユーザの傾向として特定し、スポーツ好きであることをユーザの属性として特定したと仮定する。特定部334は、図4に示すサービス参照情報を参照して、エリア名「A町」と、訪問頻度の条件「1月あたり10回未満」を満たすことと、ユーザ属性「スポーツ好き」と、に関連付けられた特典「スポーツジム体験クーポン券」を特定する。
別の例として、特定部334は、決済要求取得部331が取得した位置特定情報により特定される位置に対応するエリアが「A町以外」であり、ユーザがA町を訪問する頻度が1月あたり20回であることをユーザの傾向として特定し、スポーツ好きであることをユーザの属性として特定したと仮定する。特定部334は、エリア名「A町以外」と、訪問頻度の条件「1月あたり10回以上」を満たすことと、に特典が関連付けられていないことを特定する。このようにして、特定部334は、ユーザの属性又はユーザの傾向に対応する特典を選択するので、特典を受け取ったユーザの興味を引くことができる。
特定部334は、エリアを訪問する頻度が比較的高いユーザに対し、エリアを訪問する頻度が比較的低いユーザとは異なる特典を送付するので、このエリアに高頻度に訪問するユーザを優先的に集客したい事業者に対し、効率的な販促手段を提供することができる。特定部334は、エリアを訪問する頻度が比較的低い観光客等のユーザを優先的に集客したい事業者に対し、効率的な販促手段を提供することができる。
特定部334は、記憶部32が記憶しているサービス参照情報において特定したユーザの傾向又は特定したユーザの属性に関連付けて記憶されている他のサービスに関連する情報が存在しない場合に、他のサービスに関連する情報を特定しない。また、特定部334は、特定したユーザの傾向においてユーザがエリア内の居住者であることを条件として、このエリアに対応する他のサービスに関する情報を特定してもよい。
特定部334は、決済処理部332が処理した決済の金額に対応する他のサービスに関する情報を特定してもよい。特定部334は、記憶部32に記憶されているサービス参照情報を参照して、決済要求取得部331が取得した位置特定情報が示す位置に対応するエリアと、決済処理部332が処理した決済の金額とに対応する特典を特定する。図5に示す例では、特定部334は、ユーザがエリア名「A町」内の目的地を訪問した移動手段提供サービスの利用料金を決済処理部332が処理した決済の金額が8000円である場合に、このエリア名「A町」と、決済の金額「5000円以上」とに関連付けられたUストアにおいて商品の代金の決済に利用可能な特典「Uストアクーポン券(200円引き)」を特定する。
特定部334は、ユーザがエリア名「A町」内の目的地を訪問した移動手段提供サービスの利用料金を決済処理部332が処理した決済の金額が2000円である場合に、このエリア名「A町」と、決済の金額「5000円未満」とに利用可能な特典が関連付けられていないことを特定する。このとき、特定部334は、特典を特定しない。特定部334は、ユーザがエリア名「A町以外」の目的地を訪問した移動手段提供サービスの利用料金を決済処理部332が処理した決済の金額が8000円である場合に、このエリア名「A町以外」と、決済の金額「5000円以上」とに利用可能な特典が関連付けられていないことを特定する。このとき、特定部334は、特典を特定しない。
特定部334は、ユーザが移動手段提供サービスの利用金額を決済した決済金額に対応する他のサービスの利用金額の決済に利用可能な特典を特定する。このため、特定部334は、この決済金額に対応する客層のユーザを集客したい他のサービスの事業者に対し、効果的な販促方法を提供することができる。特定部334は、特定した他のサービスに関する情報を送信制御部335へ出力する。
[他のサービスに関する情報等の送信]
送信制御部335は、通信部31を介して、各種の情報をユーザの情報端末1へ送信する。送信制御部335は、決済処理部332による決済後、特定部334が特定した他のサービスに関する情報をユーザの情報端末1へ送信する。例えば、送信制御部335は、他のサービスに関する情報として、特定部334が特定した特典を示す特典情報をユーザの情報端末1へ送信する。
送信制御部335は、他のサービスを提供する事業者により設定された条件を決済処理部332が処理した決済の内容が満たす場合に、他のサービスに関する情報をユーザの情報端末1へ送信してもよい。送信制御部335は、他のサービスを提供する事業者により設定された条件を決済処理部332が処理した決済の内容が満たさない場合に、他のサービスに関する情報をユーザの情報端末1へ送信なくてもよい。例えば、送信制御部335は、決済処理部332が処理した決済の日時が他のサービスを提供する事業者により指定された日時である場合に、他のサービスに関する情報をユーザの情報端末へ送信してもよい。決済の内容は、駅等の決済の場所、この決済の場所における決済回数又は決済の頻度であってもよい。
送信制御部335は、決済処理部332による移動手段提供サービスの利用料金の決済が完了したことを通知する決済完了通知情報とともに、他のサービスに関する情報をユーザの情報端末1へ送信する。送信制御部335は、他のサービスの提供場所に関する情報を含む他のサービスに関する情報をユーザの情報端末1へ送信する。
図7は、他のサービスに関する情報の例を示す。図7に示す画像は、ユーザの情報端末1のディスプレイに表示される。図7の上側に示すように、送信制御部335は、移動手段提供サービスの利用料金の決済が完了したことを通知するメッセージ「A交通タクシーの決済が完了しました。」を情報端末1へ送信する。図7の中央に示すように、送信制御部335は、特定部334が特定した他のサービスを案内するメッセージ「丸印のレストランのランチがおすすめです。」を情報端末1へ送信する。図7の下側に示すように、送信制御部335は、このレストランの提供場所に関する情報として、このレストランの提供場所を地図上に示した画像を情報端末1へ送信する。
[情報処理システムSによる特典の提供の処理手順]
図8は、情報処理システムSによる特典の提供の処理手順を示すシーケンス図である。この処理手順は、例えば、移動手段提供サービスを提供する車両からユーザが降車する際に移動手段提供サービスの利用料金を決済するためのQRコードの発行を指示するユーザの操作を情報端末1が受け付けたときに開始する。
まず、情報端末1は、QRコードの発行を要求する発行要求を情報処理装置3へ送信する。この発行要求は、ユーザを識別する第1ユーザ識別情報を含む。情報処理装置3の決済要求取得部331は、取得した発行要求に基づいて、QRコードを発行する(S11)。決済要求取得部331は、発行したQRコードに対応する決済トークンを情報端末1へ送信する。情報端末1は、受信した決済トークンに基づきQRコードをそのディスプレイに提示する。事業者端末2は、事業者端末2に接続された読取装置(不図示)により、このQRコードを読み取る。
事業者端末2は、読み取ったQRコードに基づいて、移動手段提供サービスの利用料金の決済を要求する決済要求を情報処理装置3へ送信する。決済処理部332は、決済要求取得部331が取得した決済要求に基づいて、移動手段提供サービスの利用料金を決済する決済処理を実行する(S12)。送信制御部335は、移動手段提供サービスの利用料金の決済が完了したことを通知する決済完了通知情報を情報端末1へ送信する。
特定部334は、決済要求取得部331が取得した位置特定情報により特定される位置に対応するエリアに関連付けて特典が記憶されているか否かを判定する(S13)。特定部334は、決済要求取得部331が取得した位置特定情報により特定される位置に対応するエリアに関連付けて特典が記憶されている場合に(S13のYES)、この特典を特定する。送信制御部335は、特定部334が特定した特典を示す特典情報を情報端末1へ送信し、処理を終了する。
特定部334は、は、S13の判定において、決済要求取得部331が取得した位置特定情報により特定される位置に対応するエリアに関連付けて特典が記憶されていない場合に(S13のNO)、特典を特定しない。このとき、送信制御部335は、特典を示す特典情報を情報端末1へ送信せず、処理を終了する。
[本発明の情報処理装置3による効果]
特定部334は、移動手段提供サービスを車両から降車したユーザの位置に対応するエリアにおいてユーザに提供可能な他のサービスに関する情報を特定するので、送信制御部335は、このエリアにおいて他のサービスを利用したいユーザに対して有用な情報を送信することができる。送信制御部335は、移動手段提供サービスを利用してこのエリアを訪問するユーザを集客したい他のサービスを提供する事業者に対し、効果的な販促手段を提供することができる。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 情報端末
2 事業者端末
3 情報処理装置
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
331 決済要求取得部
332 決済処理部
333 ユーザ情報取得部
334 特定部
335 送信制御部

Claims (12)

  1. 移動手段提供サービスをユーザに提供する事業者の事業者端末の位置を特定可能な位置特定情報と、当該ユーザを識別するユーザ識別情報とを含む、前記移動手段提供サービスの利用料金の決済を要求する決済要求を、前記ユーザが前記移動手段提供サービスを提供する車両から降車する際に前記移動手段提供サービスの利用料金を精算するための精算機として設置された前記事業者端末から取得する決済要求取得部と、
    前記決済要求に基づいて、前記利用料金を決済する決済処理部と、
    1又は複数のエリアと、対応するエリアにおいてユーザに提供可能な前記移動手段提供サービスとは異なる他のサービスに関する情報とを関連付けたサービス参照情報を記憶する記憶部と、
    前記決済処理部による決済後、前記サービス参照情報を参照して、前記決済要求取得部が取得した前記位置特定情報により特定される前記位置に対応するエリアに関連付けられている前記他のサービスに関する情報を特定し、特定した前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する送信制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記送信制御部は、前記他のサービスに関する情報として、前記他のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な特典の情報を前記ユーザの情報端末へ送信する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記送信制御部は、前記他のサービスに関する情報として、前記移動手段提供サービスの利用代金の決済に利用された決済手段と同じ決済手段で前記他のサービスの利用料金を決済する際に利用可能な前記特典を前記ユーザの情報端末へ送信する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記送信制御部は、前記決済処理部による前記移動手段提供サービスの前記利用料金の決済が完了したことを通知する情報とともに、前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記送信制御部は、前記他のサービスの提供場所に関する情報を含む前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記送信制御部は、前記決済処理部が処理した前記決済の日時に対応する時間帯において提供可能な他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記送信制御部は、前記決済処理部が処理した前記決済の金額に対応する前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記決済要求取得部は、前記移動手段提供サービスの利用料金の決済に関する情報を取得し、
    前記送信制御部は、前記他のサービスを提供する事業者により設定された条件を前記決済処理部が処理した前記決済の内容が満たす場合に、当該他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記ユーザに関する情報を取得するユーザ情報取得部と、
    前記ユーザ情報取得部が取得した前記ユーザに関する情報に基づいて、前記ユーザの属性を特定する特定部と、
    をさらに備え、
    前記送信制御部は、前記特定部が特定した前記ユーザの属性に対応する前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記ユーザが移動した履歴を示す情報を取得するユーザ情報取得部と、
    前記ユーザ情報取得部が取得した前記ユーザが移動した履歴を示す情報に基づいて、前記ユーザが前記エリアを訪問する傾向を特定する特定部と、
    をさらに備え、
    前記送信制御部は、前記特定部が特定した前記傾向が所定の条件を満たすことを条件として、前記エリアに対応する前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記決済要求取得部は、前記移動手段提供サービスを提供する車両に搭載された前記事業者端末から前記位置特定情報を取得する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータが実行する、
    移動手段提供サービスをユーザに提供する事業者の事業者端末の位置を特定可能な位置特定情報と、当該ユーザを識別するユーザ識別情報とを含む、前記移動手段提供サービスの利用料金の決済を要求する決済要求を、前記ユーザが前記移動手段提供サービスを提供する車両から降車する際に前記移動手段提供サービスの利用料金を精算するための精算機として設置された前記事業者端末から取得するステップと、
    前記決済要求に基づいて、前記利用料金を決済するステップと、
    前記利用料金の決済後、1又は複数のエリアと、対応するエリアにおいてユーザに提供可能な前記移動手段提供サービスとは異なる他のサービスに関する情報とを関連付けたサービス参照情報を記憶する記憶部を参照して、取得した前記位置特定情報により特定される前記位置に対応するエリアに関連付けられている前記他のサービスに関する情報を特定し、特定した前記他のサービスに関する情報を前記ユーザの情報端末へ送信するステップと、
    を有する、情報処理方法。
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