JP7187578B2 - 鞍乗り型電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型電動車両に関する。
鞍乗り型電動車両として、駆動用のモータと、モータの電源であるバッテリと、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、電動機と、電動機の動力源としてのバッテリと、が搭載された電動二輪車が開示されている。
日本国特開2016-207307号公報
しかしながら、モータやバッテリ等の重量物が車両前部寄りに集中して配置されると、車両の前後分担荷重が前方に寄りすぎ、走行性能が低下する要因になりうるという課題がある。
本発明は、車両の前後分担荷重を適正にできる鞍乗り型電動車両を提供する。
(1)本発明に係る一態様の鞍乗り型電動車両は、車両駆動用のモータ(50)、前記モータ(50)の電源であるバッテリ(100)、および前記モータ(50)を制御するコントロールユニット(130)を有する駆動装置(8,8A)と、前記駆動装置(8,8A)を支持する車体フレーム(5)と、前記駆動装置(8,8A)内を流通する冷却水を貯留する機能を有する貯留部(91A,91B,191)と、後輪(3)を支持するとともに、前記車体フレーム(5)に対して車幅方向に延びるピボット軸線(P)回りに回動可能に設けられたスイングアーム(30)と、を備え、前記バッテリ(100)は、前記ピボット軸線(P)よりも前方に配置され、前記貯留部(91A,91B,191)は、前記ピボット軸線(P)よりも後方に配置され、前記車体フレーム(5)は、シート(9)を支持する左右一対のシートフレーム(24,25)を備え、前記一対のシートフレーム(24,25)のそれぞれは、前記シート(9)が取り付けられたシートレール(24)と、前記シートレール(24)の下方に配置され、前記シートレール(24)に連結されたサポートレール(25)と、を有し、前記一対のシートフレーム(24,25)は、中空に形成され、前記冷却水の循環路の少なくとも一部を形成し、前記冷却水の循環路は、前記シートレール(24)および前記サポートレール(25)の結合部を通る、ことを特徴とする。
本発明によれば、重量物であるバッテリおよび貯留部がピボット軸線を挟んで前後に分散して配置されるので、車両の前後分担荷重が前方に寄りすぎることを抑制できる。したがって、車両の前後分担荷重を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。
さらに、冷却水の循環路が駆動装置と貯留部とを接続する配管のみによって形成されている場合と比較して、配管を短く設けることができる。これにより、車両の重量が増加することを抑制できる。
(2)上記(1)の態様の鞍乗り型電動車両において、前記貯留部(91A,91B,191)は、車幅方向から見た側面視で、前記後輪(3)の上方に配置されていてもよい。
上記のように構成することで、重量物である貯留部が車両後部に配置されるので、車両の前後分担荷重が前方に寄りすぎることをより確実に抑制できる。したがって、車両の前後分担荷重を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。
(3)上記(1)または(2)の態様の鞍乗り型電動車両において、前記貯留部(91A,91B,191)は、車幅方向よりも車両前後方向に大きく形成されていてもよい。
上記のように構成することで、貯留部が前後方向よりも車幅方向に大きく形成される場合と比較して、重量物である貯留部が前後方向の広範囲に配置される。このため、車両の前後分担荷重の適正化を図りやすくすることができる。
(4)上記(1)から(3)いずれかの態様の鞍乗り型電動車両において、前記貯留部(91A,91B,191)は、前記一対のシートフレーム(24,25)の下方で前記一対のシートフレーム(24,25)に沿って配置されていてもよい。
上記のように構成することで、シートフレームの下方の空間を、貯留部を配置する空間として有効に活用することができる。また、重量物である貯留部が比較的低位置に配置されるので、車両の重心位置が高くなり過ぎることを抑制できる。
(5)上記(4)の態様の鞍乗り型電動車両において、前記貯留部(91A,91B,191)と前記駆動装置(8,8A)との間で前記冷却水を循環させるポンプ(95)を備え、前記ポンプ(95)は、鉛直方向から見て前記一対のシートフレーム(24,25)の間に配置されていてもよい。
上記のように構成することで、ポンプが車幅中心の近傍に配置されるので、車両の左右の重量分担を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。さらに、一対のシートフレームの間の空間を、ポンプを配置する空間として有効に活用することができる。
(6)上記(1)から(3)いずれかの態様の鞍乗り型電動車両において、前記貯留部(91A,91B,191)は、鉛直方向から見て前記一対のシートフレーム(24,25)の間に配置されていてもよい。
上記のように構成することで、一対のシートフレームの間の空間を、貯留部を配置する空間として有効に活用することができる。
(7)上記(6)の態様の鞍乗り型電動車両において、前記貯留部(91A,91B,191)と前記駆動装置(8,8A)との間で前記冷却水を循環させるポンプ(95)を備え、前記ポンプ(95)は、前記貯留部(91A,91B,191)の下方に配置されていてもよい。
上記のように構成することで、ポンプが貯留部の上方に配置される場合と比較して、重量物であるポンプが低位置に配置されるので、車両の重心位置が高くなり過ぎることを抑制できる。
(8)上記(1)から(3)いずれかの態様の鞍乗り型電動車両において、前記貯留部(91A,91B,191)は、前記一対のシートフレーム(24,25)よりも下方に配置されていてもよい。
上記のように構成することで、重量物である貯留部が比較的低位置に配置されるので、車両の重心位置が高くなり過ぎることを抑制できる。
)上記(1)から()いずれかの態様の鞍乗り型電動車両において、後輪(3)を覆うリアフェンダ(43)を備え、前記貯留部(91A,91B,191)は、前記後輪(3)の径方向から見て前記リアフェンダ(43)に重なる位置に配置されていてもよい。
上記のように構成することで、リアフェンダによって貯留部を飛び石等から保護することができる。
10)上記(1)から()いずれかの態様の鞍乗り型電動車両において、前記貯留部(91A,91B,191)は、後輪(3)の車軸よりも前方に配置されていてもよい。
上記のように構成することで、貯留部の少なくとも一部が後輪の車軸よりも後方に配置される場合と比較して、駆動装置と貯留部とを接続する配管を短く設けることができる。これにより、車両の重量が増加することを抑制できる。
上記の鞍乗り型電動車両によれば、車両の前後分担荷重を適正にできる。
第1実施形態の電動二輪車の左側面図である。 第1実施形態の電動二輪車の一部を示す右側面図である。 第1実施形態のパワーユニットの正面図である。 第1実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。 第1実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。 第2実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。 第2実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。 第3実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。 第3実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。 第4実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。 第4実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。 第5実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。 第5実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。 第6実施形態の電動二輪車の左側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後上下左右等の方向は、以下に説明する車両における方向と同一とする。すなわち、上下方向は鉛直方向と一致し、左右方向は車幅方向と一致する。車幅方向において、車幅中心から離間する方向を車幅方向外方という。また、以下の説明に用いる図中において、矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の電動二輪車の左側面図である。
図1に示すように、本実施形態の電動二輪車1は、オフロードタイプの鞍乗り型電動車両である。電動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、前輪懸架系4と、車体フレーム5と、車体カバー6と、後輪懸架系7と、パワーユニット8と、シート9と、冷却装置90と、を備える。
前輪懸架系4は、下端部に前輪2を軸支する左右一対のフロントフォーク10と、一対のフロントフォーク10の上部の間に渡って設けられるトップブリッジ11およびボトムブリッジ12と、トップブリッジ11とボトムブリッジ12との間に渡って設けられてヘッドパイプ16内に挿通されるステアリングステム(図示略)と、トップブリッジ11上に支持される操向ハンドル13と、を備える。前輪2は、前輪懸架系4を介して車体フレーム5のヘッドパイプ16によって操向可能に支持されている。
車体フレーム5は、ヘッドパイプ16と、左右一対のメインパイプ17と、左右一対のピボットフレーム18と、単一のダウンチューブ19と、左右一対のロアフレーム20と、左右一対のガセット21と、クロスメンバ22と、ロアクロスメンバ23と、を備え、これらが溶接等で一体に結合されている。
ヘッドパイプ16は、車体フレーム5の前端に設けられている。ヘッドパイプ16は、ステアリングステムを支持する。一対のメインパイプ17は、ヘッドパイプ16の上部から左右に分岐して後下方に延びている。一対のメインパイプ17は、それぞれの前端部において互いに結合している。一対のメインパイプ17は、上方から見た平面視において、ヘッドパイプ16の後方で車幅方向外方に膨らむように湾曲しつつ延びている。一対のピボットフレーム18は、それぞれメインパイプ17の後端部から下方に延びている。一対のピボットフレーム18の下部間には、車幅方向に延びるピボット軸33が架設されている。ダウンチューブ19は、ヘッドパイプ16の下部から下方へ延びている。一対のロアフレーム20は、ダウンチューブ19の下端部から左右に分岐して後方に延び、それぞれピボットフレーム18の下端部に連結されている。
一対のガセット21は、パワーユニット8のモータ50よりも上方で、それぞれメインパイプ17とダウンチューブ19とを連結している。一対のガセット21は、それぞれダウンチューブ19の中間部から左右に分岐して後方に延び、メインパイプ17の中間部に連結されている。なお、本実施形態で用いる「中間」とは、対象の両端間の中央のみならず、対象の両端間の内側の範囲を含む意とする。クロスメンバ22は、車幅方向に延び、一対のピボットフレーム18の上部間を連結している。クロスメンバ22の車幅方向中央部には、後上方に延出するクッション支持ブラケット22aが固設されている。クッション支持ブラケット22aには、後述するリアクッション32が連結されている。ロアクロスメンバ23は、車幅方向に延び、ピボット軸33よりも下方において一対のピボットフレーム18の下端部間を連結している。ロアクロスメンバ23には、後方に延出するリンク支持ブラケット23aが固設されている。リンク支持ブラケット23aには、後述するリンクアーム34が連結されている。
車体フレーム5は、左右一対のシートレール24と、左右一対のサポートレール25と、をさらに備える。シートレール24およびサポートレール25は、シート9を下方から支持する「シートフレーム」の一例である。一対のシートレール24は、それぞれピボットフレーム18の上端部に連結され、ピボットフレーム18から後上方に延びている。一対のシートレール24には、シート9が取り付けられている。一対のサポートレール25は、それぞれシートレール24の下方でピボットフレーム18に連結されている。一対のサポートレール25は、ピボットフレーム18から後上方に延び、シートレール24に連結されている。シートレール24とサポートレール25との連結部同士は、車幅方向に延びるクロスレール26(図4参照)によって連結されている。
車体フレーム5は、セミダブルクレードル型とされる。車体フレーム5は、ヘッドパイプ16後方の左右のメインパイプ17の下方であって、左右のピボットフレーム18の前方に、モータ50およびバッテリ100を含むパワーユニット8を搭載している。車体フレーム5は、単一のダウンチューブ19および左右のロアフレーム20によってパワーユニット8を前方および下方から囲っている。
車体カバー6は、車体フレーム5等を覆う。車体カバー6は、左右一対のサイドカウル41と、シートカウル42と、を備える。一対のサイドカウル41は、車幅方向から見た側面視で、それぞれシート9の前方から下方にわたって配設されている。一対のサイドカウル41それぞれの前部は、メインパイプ17を車幅方向外方で前後に跨ぐように配置されている。一対のサイドカウル41それぞれの後部は、シートレール24およびサポートレール25を車幅方向外方から覆うように配設されている。一対のサイドカウル41の後部の間には、後輪3を上方から覆うリアフェンダ43が配置されている(図4参照)。リアフェンダ43は、側面視でサポートレール25の下方に配置され、サポートレール25に支持されている。シートカウル42は、シート9の後方に配置されている。
後輪懸架系7は、後端部に後輪3を軸支するスイングアーム30と、スイングアーム30の前部と一対のピボットフレーム18の下部との間に連結されたリンク機構31と、リンク機構31とクロスメンバ22との間に渡るリアクッション32と、を備える。
スイングアーム30は、車体後部の下方に設けられている。スイングアーム30は、前後に延びている。スイングアーム30は、車体フレーム5に対して車幅方向に延びるピボット軸線P回りに回動可能に支持されている。具体的に、スイングアーム30の前端部は、一対のピボットフレーム18にピボット軸33を介して上下揺動可能に支持される。
リンク機構31は、リンクアーム34と、リンク部材35と、を有する。リンクアーム34は、側面視でスイングアーム30の下方に設けられている。リンクアーム34は、前後に延びている。リンクアーム34の前端部は、ロアクロスメンバ23のリンク支持ブラケット23aに回動可能に連結されている。リンク部材35は、側面視三角形状に形成されている。リンク部材35の上部は、スイングアーム30の前後中間部に回動可能に連結されている。リンク部材35の後下部は、リンクアーム34の後端部に回動可能に連結されている。リンク部材35の前部には、リアクッション32が連結されている。
リアクッション32は、車体後部の車幅中央に設けられている。リアクッション32は、円筒状に形成され、前傾した軸方向(長手方向)に沿って上下に延びている。リアクッション32の上端部は、クロスメンバ22のクッション支持ブラケット22aに回動可能に連結されている。リアクッション32の下端部は、リンク部材35の前部に回動可能に連結されている。
図2は、第1実施形態の電動二輪車の一部を示す右側面図である。
図2に示すように、パワーユニット8(駆動装置)は、車両駆動用のモータ50と、モータ50の出力を減速する減速機60と、減速機60において減速されたモータ50の動力を出力する出力軸70と、モータ50の電源であるバッテリ100と、モータ50を制御するPCU(パワーコントロールユニット)130と、モータ50および減速機60の駆動部、並びにPCU130を収容するハウジング80と、バッテリ100から延出してPCU130に接続する高圧電線120と、を備える。パワーユニット8は、車体フレーム5に固定的に支持されている。パワーユニット8は、側面視でダウンチューブ19の後方であって、ロアフレーム20の上方に配置されている。また、パワーユニット8は、一対のメインパイプ17、および一対のピボットフレーム18によって、車幅方向外方から挟まれるように配置されている。パワーユニット8の少なくとも一部は、一対のメインパイプ17とダウンチューブ19との間に配置されている。パワーユニット8の下部は、ロアフレーム20に取り付けられたアンダーカバー27により覆われている(図1参照)。
モータ50、減速機60、出力軸70、PCU130およびハウジング80は、駆動部8aとして一体にユニット化されている。モータ50は、パワーユニット8の後部に配置されている。減速機60は、モータ50の車幅方向外方(右方)に配置されている。PCU130は、モータ50の下方に配置されている。ハウジング80は、駆動部8aの外郭を形成している。駆動部8aは、内部を流通する冷却水によって冷却可能に形成されている(詳細は後述)。
モータ50は、車幅中心CL(図3参照)上に配置されている。車幅中心CLは、前後方向から見てヘッドパイプ16の中心軸線に重なる仮想線である。モータ50は、図示しないステータおよびロータと、ステータおよびロータを収容するモータケース54と、を備える。モータケース54は、ハウジング80の一部であって、モータ50の外郭を形成する。
減速機60は、モータ50の右方に配置されている。減速機60は、モータ50のモータ軸(不図示)に固定された駆動ギヤ61と、駆動ギヤ61に噛み合う2段ギヤである減速ギヤ62と、出力軸70に固定され減速ギヤ62に噛み合う被動ギヤ63と、駆動ギヤ61、減速ギヤ62および被動ギヤ63を収容する減速機ケース64と、を備える。減速機ケース64は、ハウジング80の一部であって、減速機60の外郭を形成する。
出力軸70は、モータ50の下後方に配置されている。出力軸70は、車幅方向に延在し、ハウジング80に回転可能に支持されている。出力軸70の右端には、上述した被動ギヤ63が固定されている。出力軸70の左端には、フロントスプロケット71(図1参照)が固定されている。図1に示すように、フロントスプロケット71には、車体後部の左方に配設された伝動機構のチェーン77が掛けられている。チェーン77は、後輪3の左方のリヤスプロケットに巻き掛けられている。これにより、モータ50の出力は、後輪3に伝達される。
図2に示すように、ハウジング80は、上述したモータケース54および減速機ケース64に加えて、PCU130を収容するPCUケース81と、高圧電線120を覆うケーブルケース82と、を備える。PCUケース81は、モータケース54の下方に配置されている。PCUケース81は、内部に空洞を有し、その空洞にPCU130を収容している。PCUケース81は、モータケース54よりも前方に突出している。ケーブルケース82は、モータケース54の右方に配置されている。ケーブルケース82は、高圧電線120を車幅方向外方から覆っている。
図1に示すように、ハウジング80には、排出口57および導入口85が設けられている。排出口57は、モータケース54の左側面に設けられている。導入口85は、PCUケース81(図2参照)の左側面に設けられている。排出口57および導入口85は、側面視で車体フレーム5のメインパイプ17、ピボットフレーム18、ダウンチューブ19およびロアフレーム20に囲まれた範囲に設けられている。導入口85は、排出口57よりも下方に設けられている。導入口85には、上述した冷却水が導入される。導入口85から導入された冷却水は、PCUケース81内、減速機ケース64内、およびモータケース54内を流通し、排出口57から排出される。
図2に示すように、ハウジング80は、車体フレーム5に支持される下側支持部83および上側支持部84を備える。下側支持部83は、ハウジング80の後下部から後方に突出している。下側支持部83には、ピボット軸33(図1参照)が挿通される貫通孔が形成されている。下側支持部83は、ピボット軸33を介してピボットフレーム18に支持されている。上側支持部84は、ハウジング80の後上部から後上方に突出している。上側支持部84は、左右一対の第1マウントブラケット45を介してクロスメンバ22に支持されている。
バッテリ100は、パワーユニット8の前部および上部に配置されている。バッテリ100は、モータ50の前方および上方に配置されている。バッテリ100は、ピボット軸線Pよりも前方に配置されている。バッテリ100は、下側バッテリ102と上側バッテリ106とを備える。下側バッテリ102および上側バッテリ106は、互いに締結されている。
図3は、第1実施形態のパワーユニットの正面図である。
図2および図3に示すように、下側バッテリ102は、モータ50の前方に位置している。下側バッテリ102は、上下方向、前後方向および車幅方向に延びる直方体状に形成されている。下側バッテリ102は、前後方向から見て車幅中心CLに重なるように配置されている。下側バッテリ102の下端部は、PCUケース81に締結されている。
上側バッテリ106は、モータ50および下側バッテリ102の上方に位置している。上側バッテリ106は、一対のメインパイプ17の間に配置されている。上側バッテリ106は、一対のガセット21の間に配置されている。上側バッテリ106は、下側バッテリ102よりも前後方向に大きく形成されている。上側バッテリ106は、前後方向から見て車幅中心CLに重なるように配置されている。上側バッテリ106は、前後方向から見て略一定の幅で上下方向に延在している。上側バッテリ106は、車幅方向において下側バッテリ102よりも小さく形成されている。これにより、下側バッテリ102は、上側バッテリ106よりも車幅方向の両側に突出している。上側バッテリ106の前部は、下側バッテリ102に締結されている。上側バッテリ106の後部は、モータケース54の上部、および下側バッテリ102の後上部に締結されている。
バッテリ100は、車体フレーム5に支持される前面下支持部111、前面上支持部112および下面支持部113を備える。前面下支持部111は、下側バッテリ102の前面から前方に突出するとともに、車幅方向に延在している。前面下支持部111は、左右一対の第2マウントブラケット46を介してダウンチューブ19に支持されている。前面上支持部112は、上側バッテリ106の前面から前方に突出するとともに、車幅方向に延在している。前面上支持部112は、左右一対の第3マウントブラケット47を介してダウンチューブ19に支持されている。下面支持部113は、下側バッテリ102の下面から下方に突出するとともに、車幅方向に延在している。下面支持部113は、一対のロアフレーム20から延出する一対の延出部20aに締結されている。
図2に示すように、PCU130は、モータドライバであるPDU(Power Drive Unit)や、PDUを制御するECU(Electric Control Unit)等を含む制御装置である。PDUは、インバータを含み、バッテリ100から給電される電流を直流から交流に変換した後、モータ50へ給電する。PCU130は、ハウジング80のPCUケース81に収容されている。
高圧電線120は、車幅中心CL(図3参照)に対して減速機60と同じ側(すなわち右方)に配置されている。高圧電線120は、車幅方向から見てバッテリ100またはモータ50に重なるように配置されている。高圧電線120は、上側バッテリ106の後部の右側面から延出している。高圧電線120は、モータ50および上側バッテリ106それぞれの外面に沿って延びている。高圧電線120は、PCU130に向けて延びている。高圧電線120は、車幅方向から見てモータ50と重なる位置において、ケーブルケース82によって覆われている。
図4は、第1実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。図5は、第1実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。
図4および図5に示すように、冷却装置90は、パワーユニット8内に冷却水を流通させて、パワーユニット8を冷却する。冷却装置90は、冷却水を冷却する第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bと、冷却水を圧送するポンプ95と、冷却水の循環路を形成する配管97と、を備える。
第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bのそれぞれは、内部を流通する冷却水を放熱するラジエータコア92と、ラジエータコア92を通過させる冷却水を貯留する第1タンク93と、ラジエータコア92を通過した冷却水を貯留する第2タンク94と、を備える。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bのそれぞれは、冷却水を貯留する機能を有する「貯留部」の一例である。ラジエータコア92は、第1タンク93と第2タンク94とを連通させる複数の冷却水チューブを備えている。ラジエータコア92は、受風面の法線方向から見て所定方向に長い矩形状に形成されている。第1タンク93および第2タンク94は、ラジエータコア92の長手方向両端部に接続され、前記矩形状の短辺に沿って設けられている。このように構成された第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれの全体は、ラジエータコア92の受風面の法線方向から見て、ラジエータコア92の長手方向に長い矩形状に形成されている。
第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、互いに左右対称となるように、車幅中心CL(図3参照)を挟んで配置されている。第1ラジエータ91Aは、車幅中心CLに対して右方に配置されている。第2ラジエータ91Bは、車幅中心CLに対して左方に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、それぞれ長手方向が前後方向に沿うように配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bのそれぞれは、後端部に第1タンク93が位置し、前端部に第2タンク94が位置するように配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、ラジエータコア92の受風面の法線方向が車幅方向に沿うように配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、車幅方向よりも前後方向に大きく形成されている。
第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、側面視で車体カバー6(図1参照)に覆われている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、一対のサイドカウル41(図1参照)の後部の間に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、側面視でピボット軸線Pよりも後方、かつ後輪3(図1参照)の車軸よりも前方に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれの後部は、側面視で後輪3の上方に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、それぞれシートレール24およびサポートレール25の下方に配置されている。第1ラジエータ91Aは、右方のシートレール24およびサポートレール25の後部に沿って配置されている。第2ラジエータ91Bは、左方のシートレール24およびサポートレール25の後部に沿って配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれの第1タンク93は、モータケース54の排出口57よりも上方に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれの第2タンク94は、PCUケース81の導入口85よりも上方に配置されている。例えば、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、車体フレーム5に図示しないステー等を介して固定されている。
第1タンク93には、パワーユニット8から排出された冷却水が流入する流入口93aが設けられている。流入口93aは、円筒状に形成され、第1タンク93の後面から延出している。流入口93aは、上方かつ前方に向けて湾曲し、前方に開口している。流入口93aには、配管97が接続されている。第2タンク94には、パワーユニット8に導入される冷却水が流出する流出口94aが形成されている。流出口94aは、円筒状に形成され、第2タンク94における車幅方向内方に向く側面から延出している。流出口94aは、車幅方向に沿って車幅中心CLの手前まで延び、車幅方向内方に開口している。流出口94aには、配管97が接続されている。
ポンプ95は、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bとパワーユニット8との間で冷却水を循環させる。ポンプ95は、平面視で一対のシートレール24の間に配置されている。ポンプ95は、平面視で第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれの第2タンク94の間に配置されている。ポンプ95は、内部にインペラを備える。ポンプ95は、インペラの回転軸が上下方向に沿うように配置されている。ポンプ95の外形は、インペラの回転軸に沿って延びる円柱状をなしている。ポンプ95は、吸入部および吐出部を備える。吸入部および吐出部は、ポンプ95の筐体の上端面から上方に突出している。例えば、ポンプ95は、車体フレーム5に図示しないステー等を介して固定されている。
配管97は、パワーユニット8と第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bとを接続する第1配管97Aと、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bとポンプ95の吸入部とを接続する第2配管97Bと、ポンプ95の吐出部とパワーユニット8とを接続する第3配管97Cと、を備える。
第1配管97Aは、パワーユニット8から排出された冷却水を第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bに導く。第1配管97Aは、モータケース54の排出口57と、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれの流入口93aと、に接続されている。第1配管97Aは、排出口57から一対のピボットフレーム18の間を後方に延びた後、分岐し、一対の流入口93aに接続している。
第2配管97Bは、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bから流出した冷却水をポンプ95に導く。第2配管97Bは、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれの流出口94aと、ポンプ95の吸入部と、に接続されている。第2配管97Bは、一対の流出口94aからそれぞれ延びた後、互いに結合し、ポンプ95に接続している。
第3配管97Cは、ポンプ95から吐出された冷却水をパワーユニット8に導く。第3配管97Cは、ポンプ95の吐出部と、PCUケース81の導入口85と、に接続されている。第3配管97Cは、左方のピボットフレーム18の車幅方向内方を通って、左方のピボットフレーム18を跨いでいる。
以上に説明したように、本実施形態では、バッテリ100がピボット軸線Pよりも前方に配置され、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bがピボット軸線Pよりも後方に配置されている。
この構成によれば、重量物であるバッテリ100、並びに第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bがピボット軸線Pを挟んで前後に分散して配置されるので、車両の前後分担荷重が前方に寄りすぎることを抑制できる。したがって、車両の前後分担荷重を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。
また、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれの第1タンク93は、側面視で後輪3の上方に配置されている。
この構成によれば、重量物である第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bが車両後部に配置されるので、車両の前後分担荷重が前方に寄りすぎることをより確実に抑制できる。したがって、車両の前後分担荷重を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。
また、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれは、車幅方向よりも前後方向に大きく形成されている。
この構成によれば、ラジエータが前後方向よりも車幅方向に大きく形成される場合と比較して、重量物である第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bが前後方向の広範囲に配置される。このため、車両の前後分担荷重の適正化を図りやすくすることができる。
また、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、それぞれシートレール24の下方でシートレール24およびサポートレール25に沿って配置されている。
この構成によれば、シートレール24の下方の空間を、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bを配置する空間として有効に活用することができる。
また、重量物である第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bが比較的低位置に配置されるので、車両の重心位置が高くなり過ぎることを抑制できる。
また、ポンプ95は、平面視で一対のシートレール24の間に配置されている。
この構成によれば、ポンプ95が車幅中心CLの近傍に配置されるので、車両の左右の重量分担を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。
さらに、一対のシートレール24の間の空間を、ポンプを配置する空間として有効に活用することができる。
また、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、後輪3の車軸よりも前方に配置されている。
この構成によれば、ラジエータの少なくとも一部が後輪3の車軸よりも後方に配置される場合と比較して、パワーユニット8とラジエータとを接続する配管を短く設けることができる。これにより、車両の重量が増加することを抑制できる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。図7は、第2実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。
図6および図7に示す第2実施形態は、冷却装置190が1つのラジエータ191を備える点で、第1実施形態とは異なる。なお、以下で説明する以外の構成は、第1実施形態と同様である。
図6および図7に示すように、本実施形態の冷却装置190は、第1実施形態の第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bに代えて、ラジエータ191を備える。ラジエータ191は、第1実施形態の第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bと同様に、ラジエータコア192、第1タンク193および第2タンク194を備える。ラジエータ191は、冷却水を貯留する機能を有する「貯留部」の一例である。ラジエータ191は、ラジエータコア192の受風面の法線方向から見て、ラジエータコア192の長手方向に長い矩形状に形成されている。
ラジエータ191は、長手方向が車幅方向に沿うように配置されている。ラジエータ191は、右端部に第1タンク193が位置し、左端部に第2タンク194が位置するように配置されている。ラジエータ191は、ラジエータコア192の受風面の法線方向が上下方向に沿うように配置されている。
ラジエータ191は、一対のサイドカウル41(図1参照)の後部の間に配置されている。ラジエータ191は、側面視でピボット軸線Pよりも後方、かつ後輪3(図1参照)の車軸よりも前方に配置されている。ラジエータ191は、平面視で一対のシートレール24の間で、車幅中心CL(図3参照)を跨ぐように配置されている。ラジエータ191は、シートレール24よりも下方に配置されている。より詳細に、ラジエータ191は、側面視でシートレール24とサポートレール25との間に配置されている。
ラジエータコア192は、後輪3の径方向外方から見てリアフェンダ43に重なる位置に配置されている。第1タンク193は、右方のシートレール24の前部の下方で、シートレール24に沿って配置されている。第1タンク193は、モータケース54の排出口57よりも上方に配置されている。第2タンク194は、左方のシートレール24の前部の下方で、シートレール24に沿って配置されている。第2タンク194は、PCUケース81の導入口85よりも上方に配置されている。例えば、ラジエータ191は、車体フレーム5に図示しないステー等を介して固定されている。
第1タンク193の流入口193aは、円筒状に形成され、第1タンク193の前端部の下面から延出している。流入口193aは、前方に向けて湾曲し、前方に開口している。第2タンク194の流出口194aは、円筒状に形成され、第2タンク194の後端部の下面から延出している。流出口194aは、前方に向けて湾曲し、前方に開口している。
ポンプ95は、平面視で一対のシートレール24の間に配置されている。ポンプ95は、ラジエータ191の下方に配置されている。ポンプ95は、インペラの回転軸が上下方向に沿うように配置されている。ポンプ95の吸入部および吐出部は、ポンプ95の筐体の上端面から上方に突出している。例えば、ポンプ95は、車体フレーム5に図示しないステー等を介して固定されている。
配管97は、パワーユニット8とラジエータ191とを接続する第1配管97Aと、ラジエータ191とポンプ95の吸入部とを接続する第2配管97Bと、ポンプ95の吐出部とパワーユニット8とを接続する第3配管97Cと、を備える。
第1配管97Aは、モータケース54の排出口57と、ラジエータ191の流入口193aと、に接続されている。第1配管97Aは、排出口57から一対のピボットフレーム18の間を後方に延びた後、流入口193aに接続している。
第2配管97Bは、ラジエータ191から流出した冷却水をポンプ95に導く。第2配管97Bは、ラジエータ191の流出口194aと、ポンプ95の吸入部と、に接続されている。
第3配管97Cは、ポンプ95から吐出された冷却水をパワーユニット8に導く。第3配管97Cは、ポンプ95の吐出部と、PCUケース81の導入口85と、に接続されている。第3配管97Cは、左方のピボットフレーム18の車幅方向内方を通って、左方のピボットフレーム18を跨いでいる。
以上に説明したように、本実施形態では、バッテリ100がピボット軸線Pよりも前方に配置され、ラジエータ191がピボット軸線Pよりも後方に配置されている。このため、第1実施形態と同様に、車両の前後分担荷重を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。
また、ラジエータ191は、一対のシートレール24よりも下方に配置されている。
この構成によれば、重量物であるラジエータ191が比較的低位置に配置されるので、車両の重心位置が高くなり過ぎることを抑制できる。
また、ラジエータ191は、平面視で一対のシートレール24の間に配置されている。
この構成によれば、一対のシートレール24の間の空間を、ラジエータ191を配置する空間として有効に活用することができる。
また、ポンプ95は、ラジエータ191の下方に配置されている。
この構成によれば、ポンプがラジエータの上方に配置される場合と比較して、重量物であるポンプ95が低位置に配置されるので、車両の重心位置が高くなり過ぎることを抑制できる。
また、ラジエータ191は、後輪3の径方向から見てリアフェンダ43に重なる位置に配置されている。
この構成によれば、リアフェンダ43によってラジエータ191を飛び石等から保護することができる。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。図9は、第3実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。
図8および図9に示す第3実施形態は、ラジエータ191の第1タンク193および第2タンク194が前後方向の両端部に配置されている点で、第2実施形態とは異なる。なお、以下で説明する以外の構成は、第2実施形態と同様である。
図8および図9に示すように、ラジエータ191は、長手方向が前後方向に沿うように配置されている。これにより、ラジエータ191は、車幅方向よりも前後方向に大きく形成されている。ラジエータ191は、前端部に第1タンク193が位置し、後端部に第2タンク194が位置するように配置されている。ラジエータ191は、ラジエータコア192の受風面の法線方向が上下方向に沿うように配置されている。
ラジエータ191の全体は、一対のシートレール24の間で、車幅中心CL(図3参照)を跨ぐように配置されている。ラジエータコア192は、後輪3の径方向外方から見てリアフェンダ43に重なる位置に配置されている。第1タンク193は、モータケース54の排出口57よりも上方に配置されている。第2タンク194は、PCUケース81の導入口85よりも上方に配置されている。
第1タンク193の流入口193aは、円筒状に形成され、第1タンク193の左端面から延出している。流入口193aは、下方に向けて湾曲し、下方に開口している。第2タンク194の流出口(不図示)は、第2タンク194の下面から延出している。
以上に説明した本実施形態によれば、第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、ラジエータコア192が一対のシートレール24の間に配置されているので、シートレール24によって車幅方向外方からの物体の接触に対するラジエータコア192の保護性能を向上させることができる。
(第4実施形態)
図10は、第4実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。図11は、第4実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。
図10および図11に示す第4実施形態は、ポンプ95がラジエータ191の上方に配置されている点で、第3実施形態とは異なる。なお、以下で説明する以外の構成は、第3実施形態と同様である。
図10および図11に示すように、ラジエータ191は、シートレール24よりも下方に配置されている。ラジエータ191は、リアフェンダ43の前面に沿うように配置されている。ラジエータ191は、長手方向が上下方向に対して僅かに後傾する方向に沿うように配置されている。ラジエータコア192は、一対のサポートレール25の間に配置されている。ラジエータ191は、上端部に第1タンク193が位置し、下端部に第2タンク194が位置するように配置されている。第1タンク193の流入口193aは、円筒状に形成され、第1タンク193の左端部の前面から延出している。流入口193aは、下方に向けて湾曲し、下方に開口している。第2タンク194の流出口194aは、円筒状に形成され、第2タンク194の右端部の前面から延出している。流出口194aは、上方に向けて湾曲し、上方に開口している。
ポンプ95は、平面視で一対のシートレール24の間に配置されている。ポンプ95は、ラジエータ191の前上方に配置されている。ポンプ95は、インペラの回転軸が上下方向に沿うように配置されている。ポンプ95の吸入部および吐出部は、ポンプの筐体の下端面から下方に突出している。例えば、ポンプ95は、車体フレーム5に図示しないステー等を介して固定されている。
以上に説明した本実施形態によれば、第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、ラジエータコア192が一対のサポートレール25の間に配置されているので、サポートレール25によって車幅方向外方からの物体の接触に対するラジエータコア192の保護性能を向上させることができる。
(第5実施形態)
図12は、第5実施形態の電動二輪車の一部を左前方から見た斜視図である。図13は、第5実施形態の電動二輪車の冷却装置を左前方から見た斜視図である。
図12および図13に示す第5実施形態は、冷却装置290が車体フレーム5の一部により形成された冷却水の循環路を備える点で、第1実施形態とは異なる。なお、以下で説明する以外の構成は、第1実施形態と同様である。
図12および図13に示すように、一対のシートレール24、および一対のサポートレール25は、それぞれ管状に形成されて空洞を有している。シートレール24の空洞は、シートレール24の前端部から後端部にわたって連続して延びている。サポートレール25の空洞は、サポートレール25の前端部から後端部に亘って連続して延びている。シートレール24の空洞、およびサポートレール25の空洞は、シートレール24とサポートレール25との結合部において互いに連通している。これにより、左方のシートレール24および左方のサポートレール25は、冷却水が流通可能な第1フレーム流路201を形成している。また、右方のシートレール24および右方のサポートレール25は、冷却水が流通可能な第2フレーム流路202を形成している。シートレール24およびサポートレール25は、冷却水の循環路の一部を形成している。
一対のシートレール24、および一対のサポートレール25のそれぞれには、配管接続部203が設けられている。配管接続部203は、第1フレーム流路201および第2フレーム流路202それぞれの両端部に設けられている。一対のシートレール24の配管接続部203は、それぞれシートレール24の前端部に設けられ、シートレール24の内外を連通している。一対のサポートレール25の配管接続部203は、それぞれサポートレール25の前端部に設けられ、サポートレール25の内外を連通している(左方の配管接続部203のみ図示)。
第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、上下に重なるように配置されている。第1ラジエータ91Aは、第2ラジエータ91Bの上方に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、それぞれ長手方向が前後方向に沿うように配置されている。第1ラジエータ91Aは、前端部に第1タンク93が位置し、後端部に第2タンク94が位置するように配置されている。第2ラジエータ91Bは、後端部に第1タンク93が位置し、前端部に第2タンク94が位置するように配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、ラジエータコア92の受風面の法線方向が上下方向に沿うように配置されている。
第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、一対のサイドカウル41(図1参照)の後部の間に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、側面視でピボット軸線Pよりも後方、かつ後輪3の車軸よりも前方に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bそれぞれの後部は、側面視で後輪3(図1参照)の上方に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、車幅中心CL(図3参照)を跨ぐように、一対のシートレール24の間に配置されている。第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bは、後輪3の径方向外側から見てリアフェンダ43に重なる位置に配置されている。
第1ラジエータ91Aについて説明する。第1タンク93の流入口93aは、円筒状に形成され、第1タンク93の右端部の前面から延出している。流入口93aは、左方に向けて湾曲し、左方に開口している。第2タンク94の流出口94aは、円筒状に形成され、第2タンク94の右端部の後面から延出している。流出口94aは、下方に向けて湾曲している。
第2ラジエータ91Bについて説明する。第1タンク93の流入口93aは、円筒状に形成され、第1タンク93の左端部の後面から延出している。流入口93aは、上方に向けて湾曲し、第1ラジエータ91Aの流出口94aに接続している。本実施形態では、第2ラジエータ91Bの流入口93aは、第1ラジエータ91Aの流出口94aと一体形成されている。第2タンク94の流出口94aは、円筒状に形成され、第2タンク94の左端部の前面から延出している。流出口94aは、右方に向けて湾曲し、右方に開口している。
ポンプ95は、平面視で一対のシートレール24の間に配置されている。ポンプは、第2ラジエータ91Bの下方に配置されている。ポンプ95は、インペラの回転軸が上下方向に沿うように配置されている。ポンプ95の吸入部および吐出部は、ポンプ95の筐体の上端面から上方に突出している。
配管297は、パワーユニット8と第1フレーム流路201とを接続する第1配管297Aと、第1フレーム流路201と第1ラジエータ91Aとを接続する第2配管297Bと、第2ラジエータ91Bと第2フレーム流路202とを接続する第3配管297Cと、第2フレーム流路202とポンプ95の吸入部とを接続する第4配管297Dと、ポンプ95の吐出部とパワーユニット8とを接続する第5配管297Eと、を備える。
第1配管297Aは、パワーユニット8から排出された冷却水を第1フレーム流路201に導く。第1配管297Aは、モータケース54の排出口57と、左方のサポートレール25の配管接続部203と、に接続されている。第1配管297Aは、排出口57から一対のピボットフレーム18の間を後方に延びた後、配管接続部203に接続している。
第2配管297Bは、第1フレーム流路201から排出された冷却水を第1ラジエータ91Aに導く。第2配管297Bは、左方のシートレール24の配管接続部203と、第1ラジエータ91Aの流入口93aと、に接続されている。第2配管297Bは、配管接続部203から車幅方向内方に延びた後、流入口93aに接続している。
第3配管297Cは、第2ラジエータ91Bから流出した冷却水を第2フレーム流路202に導く。第3配管297Cは、第2ラジエータ91Bの流出口94aと、右方のシートレール24の配管接続部203と、に接続されている。第3配管297Cは、流出口94aから車幅方向外方かつ上方に延びた後、配管接続部203に接続している。
第4配管297Dは、第2フレーム流路202から流出した冷却水をポンプ95に導く。第4配管297Dは、右方のサポートレール25の配管接続部(不図示)と、ポンプ95の吸入部と、に接続されている。
第5配管297Eは、ポンプ95から吐出された冷却水をパワーユニット8に導く。第5配管297Eは、ポンプ95の吐出部と、PCUケース81の導入口85と、に接続されている。第5配管297Eは、左方のピボットフレーム18の車幅方向内方を通って、左方のピボットフレーム18を跨いでいる。
以上に説明したように、本実施形態では、バッテリ100がピボット軸線Pよりも前方に配置され、第1ラジエータ91Aおよび第2ラジエータ91Bがピボット軸線Pよりも後方に配置されている。このため、第1実施形態と同様に、車両の前後分担荷重を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。
また、シートレール24およびサポートレール25は、中空に形成され、冷却水の循環路の少なくとも一部を形成している。
この構成によれば、冷却水の循環路がパワーユニット8とラジエータとを接続する配管のみによって形成されている場合と比較して、配管297を短く設けることができる。これにより、車両の重量が増加することを抑制できる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、オフロード走行用の電動二輪車への適用を例に説明したが、車両の用途については何ら限定するものではない。
例えば、前記鞍乗り型電動車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。
例えば、図14に示すように、スクータ型の電動二輪車1Aへ上記実施形態の構成を組み合わせてもよい。具体的に、実施形態のスクータ型の電動二輪車1Aは、以下のような構成を有する。電動二輪車1Aは、モータ50、バッテリ100およびコントロールユニット(不図示)を有する駆動装置8Aと、駆動装置8A内を流通する冷却水を貯留する機能を有するラジエータ191と、後輪3を支持するとともに、車体フレーム5に対して車幅方向に延びるピボット軸線P回りに回動可能に設けられたスイングアーム30と、を備える。例えば、冷却水は、モータ50内を流通する。モータ50は、スイングアーム30に保持されている。バッテリ100は、ピボット軸線Pよりも前方に配置されている。ラジエータ191は、ピボット軸線Pよりも後方に配置されている。なお、図14において符号6Aは車体カバーを示している。
この構成によれば、第1実施形態と同様に、車両の前後分担荷重を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。
また、上記実施形態では、冷却装置が冷却水を貯留する機能を有する貯留部としてラジエータを備えているが、これに限定されない。鞍乗り型電動車両においては、高出力になるほど冷却性能を向上させる必要がある。一方で、バッテリやPCU等は、エンジンと比較して十分に低温での使用が前提とされている。また、モータについても、エンジンと比較して発熱量が小さい。このため、パワーユニットに冷却水を常時流通させても冷却水の温度があまり上がらず、外気との温度差が小さい状態となる。これにより、ラジエータでの放熱によって冷却水を冷却する効果が得られにくい。むしろ、パワーユニットは、高出力時に急激に温度が上昇しやすい。このため、ラジエータに代えて冷却水が貯留されるタンク等の貯留部を設けることで、冷却水を十分に貯留して必要なタイミングで冷えた冷却水を供給することができる。
また、上記実施形態では、冷却装置90は、パワーユニット8におけるモータ50およびPCU130を冷却するように構成されているが、バッテリ100を冷却するように構成されていてもよい。また、上記第1実施形態では、モータ50およびバッテリ100は、パワーユニット8として互いに直接固定されているが、この構成に限定されない。すなわち、駆動装置が有するモータ、バッテリ、およびコントロールユニットは、それぞれ互いに離れて配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、バッテリ100の全体がピボット軸線Pよりも前方に配置されているが、これに限定されない。バッテリの少なくとも一部がピボット軸線Pよりも前方に配置されていれば、上述した作用効果を奏することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、上述した各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
上記の鞍乗り型電動車両によれば、重量物であるバッテリおよび貯留部がピボット軸線を挟んで前後に分散して配置されるので、車両の前後分担荷重が前方に寄りすぎることを抑制できる。したがって、車両の前後分担荷重を適正にし、走行性能の向上を図ることができる。
1,1A 電動二輪車(鞍乗り型電動車両)
3 後輪
5 車体フレーム
8 パワーユニット(駆動装置)
8A 駆動装置
9 シート
24 シートレール(シートフレーム)
25 サポートレール(シートフレーム)
30 スイングアーム
43 リアフェンダ
50 モータ
91A 第1ラジエータ(貯留部)
91B 第2ラジエータ(貯留部)
95 ポンプ
100 バッテリ
130 PCU(コントロールユニット)
191 ラジエータ(貯留部)
P ピボット軸線

Claims (10)

  1. 車両駆動用のモータ(50)、前記モータ(50)の電源であるバッテリ(100)、および前記モータ(50)を制御するコントロールユニット(130)を有する駆動装置(8,8A)と、
    前記駆動装置(8,8A)を支持する車体フレーム(5)と、
    前記駆動装置(8,8A)内を流通する冷却水を貯留する機能を有する貯留部(91A,91B,191)と、
    後輪(3)を支持するとともに、前記車体フレーム(5)に対して車幅方向に延びるピボット軸線(P)回りに回動可能に設けられたスイングアーム(30)と、
    を備え、
    前記バッテリ(100)は、前記ピボット軸線(P)よりも前方に配置され、
    前記貯留部(91A,91B,191)は、前記ピボット軸線(P)よりも後方に配置され
    前記車体フレーム(5)は、シート(9)を支持する左右一対のシートフレーム(24,25)を備え、
    前記一対のシートフレーム(24,25)のそれぞれは、
    前記シート(9)が取り付けられたシートレール(24)と、
    前記シートレール(24)の下方に配置され、前記シートレール(24)に連結されたサポートレール(25)と、
    を有し、
    前記一対のシートフレーム(24,25)は、中空に形成され、前記冷却水の循環路の少なくとも一部を形成し、
    前記冷却水の循環路は、前記シートレール(24)および前記サポートレール(25)の結合部を通る、
    鞍乗り型電動車両。
  2. 前記貯留部(91A,91B,191)は、車幅方向から見た側面視で、前記後輪(3)の上方に配置されている、
    請求項1に記載の鞍乗り型電動車両。
  3. 前記貯留部(91A,91B,191)は、車幅方向よりも車両前後方向に大きく形成されている、
    請求項1または請求項2に記載の鞍乗り型電動車両。
  4. 前記貯留部(91A,91B,191)は、前記一対のシートフレーム(24,25)の下方で前記一対のシートフレーム(24,25)に沿って配置されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鞍乗り型電動車両。
  5. 前記貯留部(91A,91B,191)と前記駆動装置(8,8A)との間で前記冷却水を循環させるポンプ(95)を備え、
    前記ポンプ(95)は、鉛直方向から見て前記一対のシートフレーム(24,25)の間に配置されている、
    請求項4に記載の鞍乗り型電動車両。
  6. 前記貯留部(91A,91B,191)は、鉛直方向から見て前記一対のシートフレーム(24,25)の間に配置されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鞍乗り型電動車両。
  7. 前記貯留部(91A,91B,191)と前記駆動装置(8,8A)との間で前記冷却水を循環させるポンプ(95)を備え、
    前記ポンプ(95)は、前記貯留部(91A,91B,191)の下方に配置されている、
    請求項6に記載の鞍乗り型電動車両。
  8. 前記貯留部(91A,91B,191)は、前記一対のシートフレーム(24,25)よりも下方に配置されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鞍乗り型電動車両。
  9. 後輪(3)を覆うリアフェンダ(43)を備え、
    前記貯留部(91A,91B,191)は、前記後輪(3)の径方向から見て前記リアフェンダ(43)に重なる位置に配置されている、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の鞍乗り型電動車両。
  10. 前記貯留部(91A,91B,191)は、後輪(3)の車軸よりも前方に配置されている、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の鞍乗り型電動車両。
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