JP7183474B1 - 空気清浄機、空気清浄機システム、及び、空気調和装置 - Google Patents

空気清浄機、空気清浄機システム、及び、空気調和装置 Download PDF

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Abstract

本開示に係る空気清浄機は、高電圧が印加されることで放電を行い複数種類の放電生成物を発生させる発生部と、空気の流れを形成し、発生部から発生した複数種類の放電生成物を空間内に散布する送風装置と、空間内に浮遊するダストの量が、予め定められた閾値未満の量である第1推定量であるか、あるいは、予め定められた閾値以上の量であり、第1推定量よりも多い第2推定量であるかを選択して、空間内に浮遊するダストの量を推定する推定部と、推定部によって推定されたダスト量に基づき、発生部から発生する複数種類の放電生成物の発生量を制御する制御部と、を有するものである。

Description

本開示は、高電圧による放電により化学種を放出させる発生器を備えた空気清浄機、当該空気清浄機を備えた空気清浄機システム及び空気調和装置に関するものである。
従来の空気清浄機には、電極間に高電圧を印加し発生させた放電生成物を空気中に放出し、対象の細菌あるいはウイルスを殺菌し又は不活化する技術を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されている空気清浄機は、イオンあるいはオゾン等の放電生成物を構成する要素のバランスを制御して対象に放出することによって、単独の放電生成物を利用するよりも殺菌性能又は不活化性能を向上させることを目的としている。
特開平7-301482号公報
特許文献1に記載された空気清浄機は、空間に複数種類の放電生成物を放出する際に、空間にダストが多く存在すると、放電生成物とダストとの接触が生じる。放電生成物を空気中に放出することによる空気清浄を行う空気清浄機は、放電生成物の一部がダストと接触することによって、ダストと結合し、空間に存在する放電生成物の数が減ることとなる。そのため、特許文献1に記載された空気清浄機は、ダストが多い空間に放電を行うと、無駄に放電生成物が浪費され、殺菌性能及び不活化性能が低下する懸念がある。
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、空間に存在する放電生成物の減少を抑制し、殺菌性能及び不活化性能を発揮させる空気清浄機、空気清浄機システム、及び、空気調和装置を提供することを目的とする。
本開示に係る空気清浄機は、高電圧が印加されることで放電を行い、少なくとも一種はダストとの結合で量が減少する複数種類の放電生成物を発生させ、放電生成物の発生特性が異なる複数の発生部と、空気の流れを形成し、発生部から発生した複数種類の放電生成物を空間内に散布する送風装置と、空間内に浮遊するダストの量が、予め定められた閾値未満の量である第1推定量であるか、あるいは、予め定められた閾値以上の量であり、第1推定量よりも多い第2推定量であるかを選択して、空間内に浮遊するダストの量を推定する推定部と、推定部によって推定されたダスト量に基づき、発生部から発生する複数種類の放電生成物の発生量を、放電生成物の発生特性が異なる複数の発生部毎に制御する制御部と、を備え、制御部は、ダストの量が第1推定量であると推定部が推定した場合に、複数の発生部が放電を行い、ダストの量が第1推定量を超えて第1推定量よりも多い第2推定量であると推定部が推定した場合に、複数の発生部が行う放電を停止する制御を行うものである。
本開示に係る空気清浄機システムは、上記構成の空気清浄機と、空気清浄機が配置された空間内に配置された他の機器と、を有し、空気清浄機及び他の機器は、互いに通信を行うことができる通信モジュールをそれぞれ有し、推定部は、通信モジュールを介して受信した他の機器の運転状態に基づき、空間内のダスト量を推定するものである。
本開示に係る空気清浄機システムは、上記構成の空気清浄機と、空気清浄機が配置された空間内に配置された他の機器と、を有し、空気清浄機及び他の機器は、互いに通信を行うことができる通信モジュールをそれぞれ有し、他の機器は、空間内のダスト量を測定する第2のダストセンサーを更に有し、推定部は、第2のダストセンサーにより測定されたダスト量を、通信モジュールを介して受信して空間内のダスト量を推定するものである。
本開示に係る空気調和装置は、上記構成の空気清浄機と、内部を流れる冷媒と周囲に存在する空気との間で熱交換を行う熱交換器と、を有し、送風装置によって供給される空気が熱交換器を通過し、熱交換器を通過して空気調和された空気によって複数種類の放電生成物が空間内に供給されるものである。
本開示によれば、空気清浄機、空気清浄機システム、及び、空気調和装置は、空間内に浮遊するダストの量を推定する推定部と、推定部によって推定されたダスト量に基づき、発生部から発生する複数種類の放電生成物の発生量を制御する制御部と、を有する。空気清浄機、空気清浄機システム、及び、空気調和装置は、空間内のダスト量に応じて複数種類の放電生成物の発生量の制御が行うことで、放電生成物が無駄に消費されることを防ぐ。そのため、空気清浄機、空気清浄機システム、及び、空気調和装置は、空間に存在する放電生成物の減少を抑制し、殺菌性能及び不活化性能を発揮させる。
実施の形態1に係る空気清浄機と空気清浄機が設置される空間との関係の一例を示す概要図である。 実施の形態1に係る空気清浄機と空気清浄機が設置される空間との関係の他の一例を示す概要図である。 実施の形態1に係る空気清浄機を備えた空気調和装置の一例を示す概要図である。 実施の形態1に係る空気清浄機を備えた空気清浄機システムの一例を示す概要図である。 実施の形態1に係る空気清浄機の動作を示すフロー図である。 実施の形態1に係る空気清浄機の他の動作を示すフロー図である。 実施の形態2に係る空気清浄機と空気清浄機が設置される空間との関係の一例を示す概要図である。 実施の形態2に係る空気清浄機の、他の構造の一例を示す概要図である。 実施の形態2に係る空気清浄機の動作を示すフロー図である。
以下、実施の形態に係る空気清浄機について、図面などを参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。また、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用できる。
実施の形態1.
[空気清浄機1の全体構成]
図1は、実施の形態1に係る空気清浄機1と空気清浄機1が設置される空間Sとの関係の一例を示す概要図である。図1を用いて実施の形態1に係る空気清浄機1について説明する。
空気清浄機1は、以下に記す空気清浄手段を有しており、空間Sにおける空気を清浄する装置である。より詳細には、空気清浄機1は、空間Sに存在する細菌あるいはウイルスを殺菌し又は不活化する装置である。空気清浄機1は、空気を清浄する機能のみを有している装置に限定されるものではなく、空気清浄の機能の他にいわゆる空気調和装置としての機能、例えば、調温機能及び調湿機能を有してもよく、また、換気機能等を有してもよい。
空気清浄機1は、複数種類の放電生成物DPを発生させる発生部2と、発生部2から発生した放電生成物DPを空間S内に散布する送風部3と、空気清浄機1が設置された空間S内のダスト量を推定する推定部4と、を有する。また、空気清浄機1は、推定部4によって推定されたダスト量から空気清浄機1の運転を制御する制御部5を有する。更に、空気清浄機1は、空気清浄機1に入力された電圧を高電圧に変換し、発生部2に供給する高電圧変換部7を有してもよい。また、空気清浄機1は、放電生成物DPを計測するための計測部23を有してもよい。空気清浄機1は、外郭を形成するケース10を有し、発生部2、送風部3の一部、推定部4、制御部5、高電圧変換部7、計測部23等をケース10の内部に収容する。
(発生部2)
発生部2は、高電圧変換部7から得られた高電圧が印加されることで放電を行い複数種類の放電生成物DPを発生させる。発生部2では、高電圧変換部7から得られた高電圧が印加されることによって電離が起き、例えば、イオンD1並びにオゾンD2等の複数の種類の放電生成物DPが生じる。
発生部2は、放電極21を有している。発生部2の負極に電圧が印加された場合、放電極21から電子が放出され、その電子が放電極21の近傍の空気中に存在する酸素あるいは水と結合して放電生成物DPが生成される。
放電極21から放出される電子の放出は、電界が集中していない場合よりも電界が集中している場合の方が容易となる。したがって、放電極21は、電解を集中させるために、導電性を有する金属からなる針状電極等が望ましい。しかし、放電極21は、針状の電極に限定されるものでなく、例えば、細線からなる電極あるいは細線を複数本束ねたブラシ状電極等、他の形状の電極でもよい。また、放電極21の構成は、上記の構成に限定されるものではなく、例えば、面状電極と線状電極とからなる、いわゆる沿面放電を生じる形状であってもよい。
放電極21の材質は、金属である。なお、放電極21の材質は、金属に限定されるものではなく、例えば、導電性を有する炭素繊維等、他の素材から形成されてもよい。
発生部2は、1つの放電極21を有してもよく、複数の放電極21を有してもよい。放電極21に印加される電気の極性は、負極であるが、負極に限定されるものではなく、正極でもよい。また、発生部2が複数の放電極21を有する場合、放電極21に印加される電気の極性は、放電極21毎に異なってもよい。
放電極21が1つ、送風装置31が1つの場合、後述する制御部5は、例えば放電極21に印加する電圧を変えることでイオンD1とオゾンD2とのバランスの調整を行うことができる。制御部5が放電極21に印加される電圧を上げることによってオゾンD2の比率を向上させることができる。一方、制御部5が放電極21に印加される電圧を下げるとイオンD1の比率を向上させることができるが、絶対量が低下する。イオンD1の絶対量を担保しながら比率を向上させるためには、パルス印加が有効である。
図2は、実施の形態1に係る空気清浄機1と空気清浄機1が設置される空間Sとの関係の他の一例を示す概要図である。発生部2は、構成の異なる複数の放電極21によって複数種類の放電生成物DPの発生割合が変えられるような構成でもよい。例えば、空気清浄機1は、放電極21の形状の違いによって、複数の放電極21に同一の電圧を印加した際にイオンD1とオゾンD2との放出量を異なるせることができる。空気清浄機1は、イオンD1を出しやすい放電極21aとオゾンD2を出しやすい放電極21bとへの通電割合を変えることで、イオンD1とオゾンD2との発生割合を変更することができる。
オゾンD2を出しやすい電極は、例えば一本の針状の電極である。このような電極に例えば5kVを印加した場合、ダストが少ないと1m先の処理対象付近では、負イオンが10個/cc及びオゾンが0.024ppmとなり、ダストが多いと1m先の処理対象付近では、負イオンが10個/cc及びオゾンが0.024ppmとなる。
イオンD1を出しやすい電極は、例えば複数の繊維が束ねられたブラシ状の電極である。このような電極に例えば5kVを印加した場合、ダストが少ないと1m先の処理対象付近では、負イオンが10個/cc及びオゾンが0.002ppmとなり、ダストが多いと1m先の処理対象付近では、負イオンが10個/cc及びオゾンが0.002ppmとなる。
例えば、ダストが少ない時は、オゾンD2を出しやすい電極2個と、イオンD1を出しやすい電極1個とを用いることで、負イオンが10個/cc及びオゾンが0.050ppmとなる。また、ダストが多い時は、オゾンD2を出しやすい電極1個とイオンD1を出しやすい電極10個とを用いることで、負イオンが10個/cc及びオゾンが0.044ppmとなる。このようにすることで、イオンD1とオゾンD2とが望ましいバランスとなる。
図2では、放電極21aを備えた発生部2と、放電極21bを備えた発生部2とが、異なる通風路10aに配置されている構成が示されているが、放電極21aを備えた発生部2と、放電極21bを備えた発生部2とが、同じ通風路10aに配置されていてもよい。また、図2では、放電極21aを備えた発生部2と、放電極21bを備えた発生部2とが、それぞれ1つずつ設けられた構成が記載されている。しかし、放電極21aを備えた発生部2と、放電極21bを備えた発生部2との数は限定されるものではなく、それぞれ複数設けられてもよい。
イオンD1とオゾンD2との発生割合の制御は、形状の異なる複数の放電極21を利用するものに限られない。例えば、空気清浄機1の後述する制御部5は、複数の放電極21を構成する各放電極21に対して、印加電圧を変更すること、あるいは、パルス入力の周波数変更すること等によって、イオンD1とオゾンD2との発生割合の制御を行うことができる。
放電生成物DPは、室内の机等の什器、壁面、並びに、ドアの取っ手等の表面に付着した細菌等の微生物、及び、ウイルス等に作用し、微生物及びウイルスの繁殖を抑制する。細菌等の微生物は、放電生成物DPによって殺菌及び抑制され、また、ウイルスは、放電生成物DPによって不活化される。
放電生成物DPには、例えば、イオンD1及びオゾンD2が挙げられる。イオンD1は、例えば負イオンである。放電生成物DPが上記の処理対象表面に付着した微生物並びにウイルス等に作用して、微生物の増殖を抑制するためには、あるいは、ウイルスの不活化を促進させるためには、イオン濃度及びオゾン濃度は、次のようなバランスにすることが望ましい。このバランスは、オゾン濃度が環境基準である0.05ppmのとき、イオン濃度が10~10個/ccとなるようなバランスであることが望ましい。この様な濃度及びバランスで発生部2が放電生成物DPを供給することによって、様々な微生物及びウイルス等の増殖を防止するのに有効である。イオンD1とオゾンD2とのどちらか一方では微生物及びウイルスの繁殖を抑制できない濃度域でも、イオンD1とオゾンD2との相乗効果により、微生物及びウイルスの増殖を抑えることができる。
放電生成物DPを利用した空気清浄機において、殺菌性能及び不活化性能を発揮させるためには、放電生成物の量及び放電生成物を構成する要素のバランスも重要である。空間に放出された放電生成物DPとダストとの接触により空間に存在する放電生成物DPの減少が起きると、空間に存在する放電生成物DPの量及び放電生成物DPを構成する要素のバランスが崩れ、殺菌性能及び不活化性能が低下する懸念がある。
具体的には、放電生成物DPがイオンD1及びオゾンD2の場合、イオンD1は空気中のダストと結合することで量が減少するが、オゾンD2はダストとの結合によって量が減少しにくい。そのため、ダスト量が多い時のイオンD1及びオゾンD2の量と、ダスト量が少ない時のイオンD1及びオゾンD2の量とを同じ量でイオンD1及びオゾンD2を放出すると、処理対象に届いた時点でのイオンD1とオゾンD2との比、すなわちイオンD1とオゾンD2とのバランスが異なる。したがって、処理対象に対して、イオンD1とオゾンD2とのバランスを考慮して放電生成物DPを放出したとしても、ダスト量によっては処理対象に到達する放電生成物DPにおけるイオンD1とオゾンD2とのバランスが崩れている場合がある。
後述する制御部5は、例えば、基準となる予め定められた基準ダスト量を有しており、基準ダスト量に基づいてイオンD1及びオゾンD2の放出量を決定する。制御部5は、基準ダスト量に対して、空間S内の浮遊ダストの量が「多い」場合には、放出するイオンD1が減少すると判断し、逆に空間S内の浮遊ダストの量が「少ない」場合には、放出するイオンD1が減少しにくく、イオンD1の供給量が過多になると判断する。
制御部5は、例えば、空間S内の浮遊ダストの量が「多い」場合であって、放出するイオンD1が減少すると判断すれば、処理対象に対して予め定められた規定量よりも増やした量でイオンD1を発生させるように発生部2及び送風装置31等の各機器を制御する。また、制御部5は、空間S内の浮遊ダストの量が「少ない」場合であって、放出するイオンD1が過多になると判断すれば、処理対象に対して予め定められた規定量よりも少なくイオンD1を発生させるように発生部2及び送風装置31等の各機器を制御する。
放電生成物DPの濃度、及び、イオンD1及びオゾンD2等の放電生成物DPを構成する要素のバランスを確認するために、空気清浄機1には放電生成物DPを計測するための計測部23が設けられてもよい。計測部23は、放電により放出された放電生成物DPを構成する化学種の存在と、その濃度とを計測することができる。計測部23は、例えば、イオンセンサーであり、イオンD1の存在とその濃度とを計測することができる。なお、イオンセンサーは、一例であり、計測部23は、放電により放出された化学種の存在とその濃度とを計測できるセンサーであれば、イオンセンサーに限定されるものではなく、他の種類のセンサーであってもよい。イオンセンサー等の計測部23は、送風部3によって形成される空気の流れる方向である送風方向Wにおいて、発生部2よりも下流側に配置される。
計測部23がイオンセンサーである場合、計測部23は、例えば、送風部3により供給される空気中のプラスイオンあるいはマイナスイオンを計測する同軸二重円筒式のセンサーである。これにより、空気清浄機1は、プラスイオンとマイナスイオンとを同時に同センサーで測定できるとともに、広範な範囲を精度高く計測することができる。
後述する制御部5は、イオンセンサーである計測部23によって検出されたイオン検出量と、予め設定された供給イオン目標値とを比較し、比較結果に基づき発生部2を制御する。制御部5は、発生部2をこのように制御することによって、微生物及びウイルスが繁殖する物体、あるいは、空調対象空間となる空間Sへのイオン供給量を一定に維持することができる。そのため、空気清浄機1は、微生物及びウイルスの繁殖を最小限にし、微生物及びウイルスの繁殖を抑止することができる。
(送風部3)
送風部3は、空気の流れを形成し、風を発生させる。送風部3は、発生部2から発生した複数種類の放電生成物DPを、空間S内に散布する。送風部3は、発生部2の近傍に設けられている。発生部2から生じた放電生成物DPは、送風部3により形成された風によって、室内の机等の什器等の表面に到達し、その表面に付着した微生物に作用する。
送風部3は、空気流を発生させる送風装置31と、空気流の指向性及び直進性を高めるグリル32と、発生した空気流が殺菌及びウイルスの不活化の対象となる処理対象に向かって吹き出すようにケース10を駆動させる駆動装置33と、を備える。なお、送風部3は、少なくとも空気流を発生させる送風装置31を有していればよく、送風装置31のみで構成されてもよい。
空気流を発生させる送風装置31、並びに、空気流の指向性及び直進性を高めるグリル32は、ケース10内に形成された通風路10a内に設けられている。グリル32は、通風路10aの出口側に配置され、送風用のファン31aは、通風路10aの中心軸上に位置するようにケース10の内壁に支持されている。
送風装置31は、送風用のファン31aと、ファン31aを駆動するモーター31bとを備える。送風用のファン31aが駆動されると、ケース10の周囲の空気が吸気口11からケース10内に吸い込まれ、通風路10aの入口では、吸い込まれた空気が半径方向の流れから軸方向の流れに向きを変える。また、送風装置31によって送り出される風は、通風路10aの出口からグリル32を介して、ケース10の外に吹き出される。
送風用のファン31aは、例えば、軸流式のプロペラファンである。送風用のファン31aに軸流式のプロペラファンを採用することによって、送風用のファン31aは、大風量の空気流を発生させることができる。送風用のファン31aに接続されるモーター31bは、一般的なACコンデンサモーターであるが、ACコンデンサモーターに限定されるものではない。
グリル32は、送風装置31から送り出される風の送風方向Wから見た場合に、フィン32aが渦巻き状に設けられている。グリル32は、渦巻き状のフィン32aを有しており、グリル32の中心側と外周側との間において、複数枚のフィン32aが設けられている。
グリル32は、複数のフィン32aの渦巻きの中心部Оに近い内端部32a1が、ケース10の送風口12に連続する外端部32a2よりも送風方向Wに突出している。換言すると、グリル32の内の複数のフィン32aが形成されている部分の外端部32a2に対して内端部32a1が送風方向Wに突出している。内端部32a1とは、フィン32aの渦巻きの中心部Оに近い内端側の部分であり、内端近くの部分を含む。外端部32a2とは、送風口12に連続する外端側の部分である。
送風部3は、当該構造のグリル32を有することにより、風が中央に集まり収束し、送風方向Wの中央に於ける風速を向上させることができる。また、ケース10の送風口12から吹き出される風は、スパイラル気流となり、風の到達距離を伸長でき、送風部3は、指向性及び直進性の高い空気流を形成することができる。
駆動装置33は、送風装置31によって発生した空気流が、殺菌及びウイルスの不活化の対象となる処理対象に向かって吹き出すようにケース10を駆動させ、送風する向きを変更させる。駆動装置33は、ケース10の通風路10aの出口が、空間S内に存在する什器全域に対して向くことができるように、ケース10の向きを変更させる。
具体的には、駆動装置33は、直交する2軸に対して駆動することができるモーター(図示は省略)を備えている。モーターは、一般的なサーボモーター、あるいは、ステッピングモーターである。これらのモーターは、ケース10を支持する軸の角度を制御し、また、ケース10を支持する軸を特定の位置で停止することができるため、通風路10aの出口を空間S内の、殺菌及びウイルスの不活化の対象となる処理対象に向け、正確に停止することができる。
ケース10の通風路10aの側壁には、メイン基板(図示は省略)が設けられている。メイン基板には、CPU(Central Processing Unit)等から構成される制御装置、及び、各部に電源を供給する電源装置等が搭載される。
なお、送風部3は、図2に示すように、送風装置31を複数有してもよい。そして、空気清浄機1は、複数の放電極21群に複数の送風装置31がそれぞれ配置されてもよい。この場合、制御部5は、制御部5による印加制御に対応して、複数の送風装置31のそれぞれの送風量を変更する制御を行ってもよい。例えば、発生部2が、オゾンD2の発生量の多い放電極21とイオンD1の発生量の多い放電極21とを有する等、複数の放電極21毎の特性が違う場合が考えられる。このような場合、制御部5は、放電極21それぞれへの送風量を変えることで、空間Sの放電生成物DPを構成する要素のバランスを制御しやすくなる。
(推定部4)
推定部4は、空気清浄機1が設置された空間S内に浮遊するダストの量を推定する。例えば、推定部4は、空間内に浮遊するダストの量が、予め定められた閾値未満の量である第1推定量であるか、あるいは、予め定められた閾値以上の量であり、第1推定量よりも多い第2推定量であるかを選択して、空間S内に浮遊するダストの量を推定する。すなわち、推定部4は、空間S内に浮遊するダストの量の多寡を判定する。一例として、ダスト量は、予め設定された閾値と比較して「多い」及び「少ない」の二段階で判定される。この場合、閾値よりもダスト量が「少ない」場合を第1推定量とし、ダスト量が閾値以上の場合を第2推定量とする。
なお、ダスト量の判定は、二段階に限定されるものではない。ダスト量は、予め設定された閾値と比較して「多い」、「普通」、及び、「少ない」の三段階で判定してもよい。また、ダスト量は、予め設定された閾値と比較して、三段階よりも多い基準で判定されてもよい。推定部4が多段階の判定を行うことで、送風装置31による風量と発生部2による放電生成物DPの放出量との制御ノッチを細かく設定でき、ダスト量に応じた適正な放電生成物DPの発生制御を行うことができる。
空間S内に浮遊するダストの量を三段階で判定する際には、例えば、推定部4は、第1段階で、空間S内に浮遊するダスト量が第1推定量に属するのか第2推定量に属するのかを推定する。そして、推定部4は、この第2推定量に属すると判断した場合には、空間S内に浮遊するダストの量が「多い」と判断する。
そして、推定部4は、空間S内に浮遊するダスト量が第1推定量であると判断した場合には、更に第2段階で、空間S内に浮遊するダスト量が第3推定量に属するのか第4推定量に属するのかを推定する。第3推定量は、空間S内に浮遊するダストの量が、予め定められた第2の閾値未満の量であり、第4推定量は、空間S内に浮遊するダストの量が、予め定められた第2の閾値以上の量である。第2閾値は、第1閾値よりも小さい値であり、第3推定量は、第4推定量よりも小さい量である。そして、推定部4は、第3推定量に属すると判断した場合には、空間S内に浮遊するダストの量が「少ない」と判断し、第4推定量に属すると判断した場合には、空間S内に浮遊するダストの量が「普通」と判断する。
ダスト量を推定するために、空気清浄機1は、検知部としてダストセンサー9を有している。ダストセンサー9は、空間S内のダスト量を測定するセンサーである。ダストセンサー9は、推定部4及び制御部5と有線又は無線で接続されている。推定部4は、ダストセンサー9により測定されたダスト量に基づき、空間S内のダスト量を推定する。推定部4は、ダスト量に応じて予め設定された閾値を有しており、ダストセンサー9から送られた信号と予め設定された閾値との比較からダスト量を判断する。
推定部4には予め設定された閾値が格納されており、推定部4は、ダストセンサー9から通信モジュール等を介して入力されたダスト量の情報と格納された閾値との比較を行い、ダストの多寡を判断する。空気清浄機1は、ダスト量を判断するための複数の判断手段を組み合わせることで、よりダスト量の判断の確度が向上する。
推定部4には、図示しない運転状況判断部が備わっており、推定部4の運転状況判断部には、自機の運転状況及び運転モードが信号として入力される。ダスト量の推定方法は、ダストセンサー9によるダストの測定量と予め設定された閾値との比較による推定に限定されるものではない。例えば、推定部4は、自機となる空気清浄機1の運転状態に基づき、空間S内のダスト量を推定してもよい。
具体的には、空気清浄機1が熱交換器71(図3参照)を有して空気調和装置70(図3参照)として機能し、調温機能が有効となっている場合には、熱交換器71を通過した風が室内に吹くため、床等からのダストの巻き上げが生じやすい。そのため、空気清浄機1が熱交換器71を有して調温機能が有効となっている場合には、推定部4は、空間S内のダスト量が第2推定量であると判断し、ダスト量が「多い」と判断する。また、空気清浄機1が熱交換器71を有して調温機能が有効となっていない場合には、床等からのダストの巻き上げが生じにくい。そのため、空気清浄機1が熱交換器71を有して調温機能が有効となっていない場合には、推定部4は、空間S内のダスト量が第1推定量であると判断し、ダスト量が「普通」又は「少ない」と判断する。
図3は、実施の形態1に係る空気清浄機1を備えた空気調和装置70の一例を示す概要図である。図3を用い、上述した、空気清浄機1が熱交換器71を有して空気調和装置70として機能する場合について説明する。
空気調和装置70は、空気清浄機1と、熱交換器71の内部を流れる冷媒と熱交換器71の周囲に存在する空気との間で熱交換を行う熱交換器71と、を有する。空気調和装置70は、送風部3によって供給される空気が熱交換器71を通過し、熱交換器71を通過して空気調和された空気によって複数種類の放電生成物DPを空間S内に供給する。なお、図3では、送風方向Wにおいて、熱交換器71が送風装置31の上流側に配置されているが、熱交換器71は、送風装置31の下流側に配置されてもよい。
ダスト量の推定方法は、上述したような、ダストセンサー9により測定されたダスト量により推定される方法、あるいは、自機の運転状態により推定する方法等に限られない。例えば、空気清浄機1が人感センサー19を有してもよい。人感センサー19は、空間S内の人の存在の有無を検知する。推定部4は、人感センサー19によって検知された人の存在の有無に基づき、空間S内のダスト量を推定する。
より具体的には、推定部4は、人感センサー19の検知に基づき、人感センサー19から送られた信号に基づき人が在室であるか不在であるかを判断する。そして、推定部4は、人が在室の場合には、人が室内で活動中であると判断し、空間S内のダスト量が第2推定量であると判断し、ダスト量が「多い」と判断する。また、空気清浄機1が人感センサー19を有する場合、推定部4は、人感センサー19の検知に基づき人が不在であると判断した場合には、人が室内で活動中ではないと判断し、空間S内のダスト量が第1推定量であると判断し、ダスト量が「普通」又は「少ない」と判断する。
さらには、推定部4は、自機だけでなく、空気清浄機1が配置されている空間Sに存在する他の機器から発信される情報を受け取り、空間S内のダスト量を判断してもよい。
図4は、実施の形態1に係る空気清浄機1を備えた空気清浄機システム100の一例を示す概要図である。空気清浄機システム100は、空気清浄機1と、空気清浄機1が配置された空間Sに配置された他の機器110と、を有する。
空気清浄機1及び他の機器110は、情報伝達手段として、互いに通信を行うことができる通信モジュール50をそれぞれ有する。自機と他の機器110との間の通信モジュール50には、例えば、通信ハーネス51が接続される。自機と他の機器110とは、通信ハーネス51を用いて互いに接続される。なお、他の機器110は、例えば、空間S内に配置されている空気清浄機1とは別の空気清浄機1、あるいは、後述するような空気調和機、照明機器、または、入室管理システム等であるが、これらの機器に限定されるものではない。
推定部4の運転状況判断部には、通信ハーネス51を経由して、他の機器110から他の機器110の運転状況についての情報が入力される。なお、自機と他の機器110との間の距離が離れている場合、自機と他の機器110との間の情報伝達手段には、通信ハーネス51を経由せず、通信モジュール50間の接続に無線通信が用いられてもよい。自機と他の機器110とは、互いに通信モジュール50を有し、無線通信によって互いに接続される。空気清浄機システム100は、自機及び他の機器110のそれぞれの通信モジュール50を用いて無線通信が行われ、空気清浄機1の推定部4には、他の機器110の運転状況等についての情報が入力される。
他の機器110は、空間S内のダスト量を測定する第2のダストセンサー9aを更に有し、空気清浄機1の推定部4は、空間S内に配置されている他の機器110に搭載された第2のダストセンサー9aによって検知されたダスト量の情報を受信する。空気清浄機1の推定部4は、第2のダストセンサー9aにより測定されたダスト量を、通信モジュール50を介して受信して空間S内のダスト量を推定する。
あるいは、他の機器110は、空間S内のダスト量を測定する第2の人感センサー19aを更に有し、空気清浄機1の推定部4は、空間S内に配置されている他の機器110に搭載された第2の人感センサー19aによって検知された情報を受信する。空気清浄機1の推定部4は、第2の人感センサー19aによって検知された人の存在の有無に基づき、空間S内のダスト量を推定する。
あるいは、空気清浄機1の推定部4は、それぞれの通信モジュール50を介して受信した他の機器110の運転状態に基づき、空間S内のダスト量を推定する。
他の機器110が空気調和機の場合、空気調和機が調温又は送風を行っているとの情報を自機が受信したとき、推定部4は、人が室内で活動中と判断し、空間S内のダスト量が第2推定量であると判断して、ダスト量が「多い」と判断する。また、他の機器110が空気調和機の場合、空気調和機が調温及び送風を行っていないとの情報を自機が受信したとき、推定部4は、人が室内で活動中ではないと判断し、空間S内のダスト量が第1推定量であると判断して、ダスト量が「普通」又は「少ない」と判断する。あるいは、他の機器110が空気調和機の場合、空気調和機が調温又は送風を行っているとの情報を自機が受信しないとき、推定部4は、人が室内で活動中ではないと判断し、空間S内のダスト量が第1推定量であると判断して、ダスト量が「普通」又は「少ない」と判断する。
他の機器110が照明機器の場合、照明装置が点灯しているとの情報を自機が受信したとき、推定部4は、人が室内で活動中と判断し、空間S内のダスト量が第2推定量であると判断して、ダスト量が「多い」と判断する。また、他の機器110が照明機器の場合、照明装置が消灯しているとの情報を自機が受信したとき、推定部4は、人が室内で活動中ではないと判断し、空間S内のダスト量が第1推定量であると判断して、ダスト量が「普通」又は「少ない」と判断する。あるいは、他の機器110が照明機器の場合、照明装置が点灯しているとの情報を自機が受信しないとき、推定部4は、人が室内で活動中ではないと判断し、空間S内のダスト量が第1推定量であると判断して、ダスト量が「普通」又は「少ない」と判断する。
他の機器110が入室管理システムの場合、入室管理システムに基づく人の在室又は人の不在等の情報を自機が受信したとき、推定部4は、人が在室の場合には、人が室内で活動中と判断し、空間S内のダスト量が第2推定量であると判断して、ダスト量が「多い」と判断する。また、他の機器110が入室管理システムの場合、入室管理システムに基づく人の在室又は人の不在等の情報を自機が受信したとき、推定部4は、人が不在の場合には、人が室内で活動中ではないと判断し、空間S内のダスト量が第1推定量であると判断して、ダスト量が「普通」又は「少ない」と判断する。
図1に戻り、空気清浄機1は、計時部8を有してもよい。計時部8は、推定部4及び制御部5と接続されている。計時部8は、推定部4又は制御部5、あるいは、推定部4及び制御部5に含まれてもよい。計時部8は、例えば、タイマー又はリアルタイムクロック等を含み、現在の時刻を取得し、また、設定した時間を計るために用いられる。
推定部4は、自機あるいは他の機器110の情報に基づき、ダスト量が「多い」と判断した後、自機又他の機器110の運転の停止あるいは人の退出等を検知した場合、検知してから30分以内はダスト量を「普通」と判断する。その後、推定部4は、運転の停止等を検知してから30分経過した後、ダスト量を「少ない」と判断する。なお、「30分」は、5μmの粒子が沈降する時間である。
(制御部5)
制御部5は、推定部4によって推定された空間S内のダスト量に基づき、空気清浄機1の運転を制御する。制御部5は、推定部4によって推定されたダスト量に基づき、発生部2から発生する複数種類の放電生成物DPの発生量を制御する。また、制御部5は、複数種類の放電生成物DPを構成する放電生成物毎の発生割合を制御できる。制御部5は、発生部2に印加される電圧の調整を行い、必要に応じて送風装置31の風量調整を行う。推定部4によって判断された判断結果は、ハーネスを通じて制御部5に入力される。制御部5は、発生部2及び送風部3にハーネスを介して接続されており、それらに制御信号を発信する。
推定部4によって空間Sのダスト量が「少ない」と判断された場合、予め定められた通常の放出量の放電生成物DPを発生させる。推定部4によって空間S内のダスト量が「普通」と判断された場合、制御部5は、ダストによって減少しやすい放電生成物DPの発生割合を増やす等、発生部2を制御し、放電生成物DPの発生量を調整する。推定部4によって空間S内のダスト量が「多い」と判断された場合、制御部5は、発生部2を制御し放電生成物DPの発生を停止する。
放電生成物DPの発生量の調整は、放電量を調整することより行われる。例えば、制御部5が、発生部2の放電極21に印加される電圧を調整することにより行われる。なお、放電生成物DPの発生量の調整は、発生部2に対する印加電圧の調整に限定されるものではない。放電生成物DPの発生量の調整は、例えば、発生部2に供給される電力における周波数を調整することにより行われてもよい。あるいは、放電生成物DPの発生量の調整は、特性の異なる複数の放電極21への印加のONとOFFとを切り替えることにより行われてもよい。この様な制御を行うことによって、浮遊ダストと放電生成物DPの一部との会合により、放電生成物DPが無駄に消費されることを防ぎ、空気清浄機1は、効率よく放電生成物DPを発生させることができる。
次に、図2を用いて、複数の発生部2を有する場合における、制御部5の制御例について説明する。空気清浄機1は、図2に示すように、放電生成物DPの発生特性が異なる複数の発生部2と、複数の発生部2のそれぞれに対応して設けられており、複数の発生部2のそれぞれに風量を変えて送風可能な複数の送風装置31と、を備えている。そして、制御部5は、推定部4によって推定されたダスト量に応じて、複数の発生部2のそれぞれに送風する風量を変えることによって装置外に放出する放電生成物DPの発生量を変える。なお、放電生成物DPの発生特性が異なる複数の発生部2とは、例えば、複数の発生部2が、イオンD1の発生割合の多い放電極21aを備えた発生部2、及び、オゾンD2の発生割合の多い放電極21bを備えた発生部2等を含んでいることをいう。
より具体的には、推定部4によってダストの量が「多い」と判断された場合、対象到達時にオゾンD2の量は変わらない。しかし、イオンD1はダストと結合して減少しやすいので、制御部5は、イオンD1を補填するためにダストの量が「普通」あるいは「少ない」と判断される場合よりもイオンD1を多く発生させる必要がある。そのため、制御部5は、ダストの量が「普通」あるいは「少ない」時よりもイオンD1を多く発生させる制御を行う。
また、送風装置31は、図2に示すように、複数の放電極21のそれぞれに対応して設置されており、オゾンD2の発生割合の多い放電極21bと対になる送風装置31の風量は、ダストの量が「普通」あるいは「少ない」時と変わらない。これに対し、制御部5は、イオンD1の発生割合の多い放電極21aと対になる送風装置31の風量を、ダストの量が「普通」あるいは「少ない」時よりも多くすることで、発生部2で発生するイオンD1の量を増大させる。
推定部4によってダストの量が「少ない」と判断された場合、対象到達時にオゾンD2の量は変わらない。また、ダストの量が少なく、イオンD1が減少しにくいので、処理対象に対して予め定められた規定量でイオンD1を発生させた場合、イオンD1の供給量が過多となる。そのため制御部5は、ダストの量が「普通」あるいは「多い」時よりもイオンD1を少なく発生させる必要がある。そのため、制御部5は、ダストの量が「普通」あるいは「多い」時よりもイオンD1を少なく発生させる制御を行う。
また、送風装置31は、図2に示すように、複数の放電極21のそれぞれに対応して設置されており、オゾンD2の発生割合の多い放電極21bと対になる送風装置31の風量は、ダストの量が「普通」あるいは「多い」時と変わらない。これに対し、制御部5は、イオンD1の発生割合の多い放電極21aと対になる送風装置31の風量を、ダストの量が「普通」あるいは「多い」時よりも少なくすることで、発生部2で発生するイオンD1の量を減少させる。
(高電圧変換部7)
高電圧変換部7は、空気清浄機1に入力された電圧を高電圧に変換する。高電圧変換部7は、いわゆる昇圧トランスであり、入力電圧を高電圧発生回路内の圧電トランスで昇圧する圧電トランス方式の高電圧発生器である。
高電圧変換部7は、ノイズ低減等の利点から、圧電トランス式が望ましい。なお、高電圧変換部7は、圧電トランス式の高電圧発生器に限定されるものではなく、高電圧変換部7には、巻線トランス方式の高電圧発生器を使用してもよい。高電圧変換部7によって昇圧された数kVの電圧は、発生部2に印加される。
図5は、実施の形態1に係る空気清浄機1の動作を示すフロー図である。実施の形態1に係る空気清浄機1の制御部5は、上述したように、空間S内のダストの量に応じた放電生成物DPの発生制御を行う。ここで、図5を用いて、空間S内のダスト量に応じた制御部5による放電生成物DPの発生制御の一例について説明する。
放電制御フローが開始されると、推定部4は、空気清浄機1が設置されている空間S内のダスト量を推定する(ステップS1)。ダスト量の推定は、上述したように、ダストセンサー9によるダスト量と、予め定められた閾値との比較により推定されてもよく、自機又は他の機器110の運転状態に基づき推定されてもよい。
放電制御フローは、例えば、空気清浄機1が起動したときに開始される。なお、放電制御フローの開始は、空気清浄機1の起動時に限定されるものではない。例えば、空気清浄機1の運転時にユーザーがスイッチを押す等、ユーザーが放電制御フローを開始するための指令を発することにより、空気清浄機1が放電制御フローを開始してもよい。あるいは、予め定められた特定の時刻に空気清浄機1が放電制御フローを開始してもよく、例えば、1時間毎等、予め定められた時間の間隔で空気清浄機1が放電制御フローを開始してもよい。
ステップS1において、推定部4が空間S内のダスト量が第2推定量であると判断し、空間S内のダスト量が「多い」と判断した場合、制御部5は、発生部2を制御し、放電を停止する(ステップS2)。発生部2において放電が停止されることによって、発生部2による放電生成物DPの放出が停止される。なお、例えば、空気清浄機1の起動時等、発生部2による放電が停止している状態では、発生部2による放電の停止が維持される。空気清浄機1が運転している場合には、発生部2による放電が停止される。
また、ステップS2において、空気清浄機1の起動時等、送風装置31の運転が停止している状態では、送風装置31の運転を停止した状態が維持される。ステップS2において、空気清浄機1が運転している場合には、制御部5の制御によって、送風装置31の運転も停止する。
ステップS1において、推定部4が空間S内のダスト量が第1推定量であると判断した後、空間S内のダスト量が第4推定量であると判断して空間S内のダスト量が「普通」であると判断した場合、制御部5は、発生部2による放電量を決定する(ステップS3)。ステップS3において決定される放電量は、ダスト量が「普通」である場合の第1放電量として、予め定められている。ステップS3において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、発生部2を制御し、発生部2は決定した放電量に基づき放電を行う(ステップS4)。
なお、空気清浄機1の起動時等、発生部2による放電が停止している状態では、発生部2は決定した放電量に基づき放電を開始し、放電を行う。また、空気清浄機1が運転している場合であって、決定した放電量と現在の放電量とが異なる場合には、発生部2は、決定した放電量となるように放電量を変更して放電を行う。また、空気清浄機1が運転している場合であって、決定した放電量と現在の放電量とが同じ場合には、発生部2は現在の放電量を維持して放電を行う。
ステップS3において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、送風装置31を制御し、送風装置31による送風を行う(ステップS4)。なお、空気清浄機1の起動時等、送風装置31の運転が停止している状態では、送風装置31は運転を開始し、送風を行う。送風装置31は、制御部5の制御に基づき、放電生成物DPの発生及び運搬に適した規定風量となるように運転が行われる。また、空気清浄機1が運転している場合では、送風装置31は運転を維持して送風を行う。
制御部5により決定された放電量に基づき発生部2による放電を開始した後、放電を開始してから予め定められた設定時間を経過(ステップS5)すると、推定部4は、空間S内のダスト量が第3推定量であると判断して、空間S内のダスト量を「少ない」と判断する(ステップS6)。予め定められた設定時間は、例えば「30分」であり、「30分」は、上述したように、5μmの粒子が沈降する時間である。なお、設定時間は、「30分」に限定されるものではない。空間Sの広さ、あるいは、環境等の条件によって設定時間が定められる。設定時間の計時は、計時部8によって行われる。
制御部5により決定された放電量に基づき発生部2による放電を開始した後、放電を開始してから予め定められた設定時間を経過(ステップS5)し、推定部4においてダスト量が「少ない」と判断されると(ステップS6)と、制御部5は、発生部2による放電量を決定する(ステップS7)。ステップS7において決定される放電量は、ダスト量が「少ない」場合の第2放電量として、予め定められている。例えば、第2放電量では、ダストが少なくイオンD1の減少割合が少ないため、第1放電量と比較して、オゾン発生量は同等であるが、イオン発生量を抑えた放電量となる。その様な発生量とすることで対象に到達する放電生成物の割合は、殺菌性能及び不活化性能に好適なものとなる。また、空気清浄機1は、空間Sのダスト量が少ない時に放電生成物DPの生成及び放出を行うことによって、放電生成物DPとダストとの接触による減衰を抑え、無駄な放電生成物DPの消費を抑制できる。
ステップS7において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、発生部2を制御し、発生部2は、現在の放電量を変更し、決定した放電量に基づき放電を行う(ステップS8)。また、ステップS7において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、送風装置31を制御し、送風装置31は、運転を維持し、送風を行う(ステップS8)。送風装置31は、制御部5の制御に基づき、放電生成物DPの発生及び運搬に適した規定風量となるように運転が行われる。ステップS8において、発生部2による放電及び送風装置31による送風が行われると放電制御フローは終了する。
図6は、実施の形態1に係る空気清浄機1の他の動作を示すフロー図である。図6は、図2に示すような複数の放電極21によって複数種類の放電生成物DPの発生割合を変えることができる空気清浄機1の動作を示すフロー図である。なお、図6に示す他の動作の制御モードは、図5に示す動作の制御モードから切り替え可能であり、図5に示す制御モードと図6に示す制御モードとはユーザーによって選択することができる。空気清浄機1の制御部5は、上述したように、空間S内のダストの量に応じた放電生成物DPの発生制御を行う。
放電制御フローが開始されると、推定部4は、空気清浄機1が設置されている空間S内のダスト量を推定する(ステップS11)。ダスト量の推定は、上述したように、ダストセンサー9によるダスト量と、予め定められた閾値との比較により推定されてもよく、自機又は他の機器110の運転状態に基づき推定されてもよい。
放電制御フローは、例えば、空気清浄機1が起動したときに開始される。なお、放電制御フローの開始は、空気清浄機1の起動時に限定されるものではない。例えば、空気清浄機1の運転時にユーザーがスイッチを押す等、ユーザーが放電制御フローを開始するための指令を発することにより、空気清浄機1が放電制御フローを開始してもよい。あるいは、予め定められた特定の時刻に空気清浄機1が放電制御フローを開始してもよく、例えば、1時間毎等、予め定められた時間の間隔で空気清浄機1が放電制御フローを開始してもよい。
ステップS11において、推定部4が空間S内のダスト量が第2推定量であると判断し、空間S内のダスト量が「多い」と判断した場合に、制御部5は次のように各機器を制御して放電量を決定する(ステップS12)。制御部5は、ダストと結合して減少するイオンD1を補填するために、ダストの量が「普通」あるいは「少ない」と判断される場合に放出されるイオンD1の量よりもイオンD1を多く発生させる。また、制御部5は、オゾンD2の発生割合の多い放電極21bと対になる送風装置31の風量が、ダストの量が「普通」あるいは「少ない」時と変わらない風量となるように制御する。さらに、制御部5は、イオンD1の発生割合の多い放電極21aと対になる送風装置31の風量が、ダストの量が「普通」あるいは「少ない」時よりも大きくなるように制御し、発生部2で発生するイオンD1の量を増大させる。
ステップS11において、推定部4が空間S内のダスト量が第1推定量であると判断した後、空間S内のダスト量が第4推定量であると判断して空間S内のダスト量が「普通」であると判断した場合、制御部5は、発生部2による放電量を決定する(ステップS13)。ステップS13において決定される放電量は、ダスト量が「普通」である場合の第1放電量として、予め定められている。ステップS13において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、発生部2を制御し、発生部2は決定した放電量に基づき放電を行う(ステップS14)。
なお、空気清浄機1の起動時等、発生部2による放電が停止している状態では、発生部2は決定した放電量に基づき放電を開始し、放電を行う。また、空気清浄機1が運転している場合であって、決定した放電量と現在の放電量とが異なる場合には、発生部2は、決定した放電量となるように放電量を変更して放電を行う。また、空気清浄機1が運転している場合であって、決定した放電量と現在の放電量とが同じ場合には、発生部2は現在の放電量を維持して放電を行う。
ステップS13において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、送風装置31を制御し、送風装置31による送風を行う(ステップS14)。なお、空気清浄機1の起動時等、送風装置31の運転が停止している状態では、送風装置31は運転を開始し、送風を行う。送風装置31は、制御部5の制御に基づき、放電生成物DPの発生及び運搬に適した規定風量となるように運転が行われる。また、空気清浄機1が運転している場合では、送風装置31は運転を維持して送風を行う。
制御部5により決定された放電量に基づき発生部2による放電を開始した後、放電を開始してから予め定められた設定時間を経過(ステップS15)すると、推定部4は、空間S内のダスト量が第3推定量であると判断して、空間S内のダスト量を「少ない」と判断する(ステップS16)。予め定められた設定時間は、例えば「30分」であり、「30分」は、上述したように、5μmの粒子が沈降する時間である。なお、設定時間は、「30分」に限定されるものではない。空間Sの広さ、あるいは、環境等の条件によって設定時間が定められる。設定時間の計時は、計時部8によって行われる。
制御部5により決定された放電量に基づき発生部2による放電を開始した後、放電を開始してから予め定められた設定時間を経過(ステップS15)し、推定部4においてダスト量が「少ない」と判断されると(ステップS16)と、制御部5は、発生部2による放電量を決定する(ステップS17)。ステップS17において決定される放電量は、ダスト量が「少ない」場合の第2放電量として、予め定められている。例えば、第2放電量では、ダストが少なくイオンD1の減少割合が少ないため、第1放電量と比較して、オゾン発生量は同等であるが、イオン発生量を抑えた放電量となる。その様な発生量とすることで対象に到達する放電生成物の割合は、殺菌性能及び不活化性能に好適なものとなる。また、空気清浄機1は、空間Sのダスト量が少ない時に放電生成物DPの生成及び放出を行うことによって、放電生成物DPとダストとの接触による減衰を抑え、無駄な放電生成物DPの消費を抑制できる。
より具体的には、ダストの量が少なく、イオンD1が減少しにくいので、処理対象に対して予め定められた規定量でイオンD1を発生させた場合、イオンD1の供給量が過多となる。そのため、制御部5は、ダストの量が「普通」あるいは「多い」時よりもイオンD1を少なく発生させる制御を行う。
ステップS17において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、発生部2を制御し、発生部2は、現在の放電量を変更し、決定した放電量に基づき放電を行う(ステップS18)。また、ステップS17において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、送風装置31を制御し、送風装置31は、運転を維持し、送風を行う(ステップS18)。送風装置31は、制御部5の制御に基づき、放電生成物DPの発生及び運搬に適した規定風量となるように運転が行われる。
制御部5は、オゾンD2の発生割合の多い放電極21bと対になる送風装置31の風量を、ダストの量が「普通」あるいは「多い」時と変わらない風量となるように制御する。また、制御部5は、イオンD1の発生割合の多い放電極21aと対になる送風装置31の風量を、ダストの量が「普通」あるいは「多い」時よりも少なくすることで、発生部2で発生するイオンD1の量を減少させる。ステップS18において、発生部2による放電及び送風装置31による送風が行われると放電制御フローは終了する。
[空気清浄機1の作用効果]
空気清浄機1は、空間S内のダスト量を推定する推定部4と、推定部4によって推定されたダスト量に基づき、発生部2から発生する複数種類の放電生成物DPの発生量を制御する制御部5と、を有する。空気清浄機1は、空間S内のダスト量に応じて複数種類の放電生成物DPの発生量の制御が行うことによって、放電生成物DPが無駄に消費されることを防ぐことができる。そのため、空気清浄機1は、空間Sに存在する放電生成物DPの減少を抑制し、殺菌性能及び不活化性能を発揮させることができる。
また、推定部4は、ダストセンサー9により測定されたダスト量に基づき、空間S内のダスト量を推定する。空気清浄機1は、ダストセンサー9を有し、ダストセンサー9によりダスト量を検知することによって精度よくダスト量を検知できる。
また、推定部4は、自機となる空気清浄機1の運転状態に基づき、空間S内のダスト量を推定する。空気清浄機1は、ダスト量を測定するダストセンサー9を用いることなく空間S内のダスト量を推定できるため、空気清浄機1を構成する部品数を減少させることができ、空気清浄機1の製造を容易にできる。また、空気清浄機1は、空気清浄機1を構成する部品数を減少させることができるため、製造コスト及び材料コスト等を削減することができる。
また、推定部4は、人感センサー19によって検知された人の存在の有無に基づき、空間S内のダスト量を推定する。空気清浄機1は、人感センサー19により人の存在の有無を検知することによって、空間S内にダストが浮遊する状況であるかどうかを判断することができ、空間S内に浮遊するダストの量を推定することができる。
また、空気清浄機システム100は、空気清浄機1の推定部4が、通信モジュール50を介して受信した他の機器110の運転状態に基づき、空間S内のダスト量を推定する。あるいは、空気清浄機システム100は、空気清浄機1の推定部4が、第2のダストセンサー9aにより測定されたダスト量を、通信モジュール50を介して受信して空間S内のダスト量を推定する。空気清浄機システム100は、他の機器110との連携によりダスト量の検知範囲を広げることができる。
空気調和装置70は、送風部3によって供給される空気が熱交換器71を通過し、熱交換器71を通過して空気調和された空気によって複数種類の放電生成物DPを空間S内に供給する。空気調和装置70は、空気清浄機1としての上記の効果を発揮させることができると共に、空間Sにおいて、調温及び調湿等の空気調和を行うことができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る空気清浄機1と空気清浄機1が設置される空間Sとの関係の一例を示す概要図である。図7を用いて実施の形態2に係る空気清浄機1について説明する。なお、実施の形態1に係る空気清浄機1と同様の構成要素には、同じ符号を付し、特に必要のない限りその説明を省略する。以下、実施の形態2に係る空気清浄機1について、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。実施の形態2に係る空気清浄機1は、捕集機構6を有する点で実施の形態1に係る空気清浄機1と相違する。
実施の形態2に係る空気清浄機1は、空間S内のダストを捕集し、空間Sのダスト量を減少させる捕集機構6を有する。捕集機構6は、捕捉部61と通風路10aとを有し、捕捉部61が通風路10a内を流れる空気を濾過し、空気に含まれるダストを捕集する。なお、通風路10aは、ケース10の構成要素としてもよく、この場合、捕集機構6は、捕捉部61によって構成される。捕捉部61は、空気中のダストを捕集できるものであればよく、例えばフィルタである。
通風路10aには、送風装置31が配置されており、送風装置31によって通風路10内部の空気が運搬される。発生部2は、捕捉部61及び送風装置31が配置されている通風路10aと同一の通風路10a内に設けられ、発生部2には捕捉部61によって浄化された空気が供給される。
なお、捕捉部61の例として、フィルタを例示したが、捕捉部61は、フィルタに限定されるものではない。捕捉部61は、サイクロン式の集塵機構、あるいは、電気式の集塵機構等、他の方式の集塵機構であってもよい。
実施の形態2に係る空気清浄機1は、実施の形態1に係る空気清浄機1と同様に、推定部4によって、空気清浄機1が設置された空間Sのダスト量を推定し、そのダスト量に応じて、制御部5により発生部2が制御されて、放電生成物DPの発生量が制御される。
送風部3の送風装置31は、推定部4によって空間S内のダスト量が「少ない」と判断された場合には、制御部5の制御に基づき、放電生成物DPの発生及び運搬に適した規定風量となるように運転が行われる。
送風部3の送風装置31は、推定部4によって空間S内のダスト量が「普通」と判断された場合も、制御部5の制御に基づき、放電生成物DPの発生及び運搬に適した規定風量となるように送風装置31の運転が行われる。
実施の形態2に係る空気清浄機1は、捕捉部61を有している。そのため、ダスト量が「普通」であると判断された時からダスト量が「少ない」と推定部4が判断するまでの時間は、空間Sの広さと、送風装置31の運転時の風量と、捕捉部61の捕集率とによって算出される。この算出によって導出される時間、すなわち、ダスト量が「普通」であると判断された時からダスト量が「少ない」と推定部4が判断するまでの時間は、30分よりも短い時間となる。
推定部4によってダスト量が「多い」と判断された場合、制御部5は、発生部2を制御して放電生成物DPの発生を停止するが、送風装置31の運転を継続し、捕捉部61によってダストを捕捉することによって空間S内に存在するダストの量を低減させる。制御部5は、推定部4が空間S内のダスト量が多いと推定した場合に、捕集機構6の捕捉部61にダストを捕集する除塵運転を行う。実施の形態2に係る空気清浄機1は、この様な制御を行うことで、浮遊ダストを減らすことができ、効率よく放電生成物DPを発生させることができる。
なお、実施の形態2に係る空気清浄機1では、捕捉部61と発生部2とが同一の通風路10a内に配置され、送風部3により発生部2に送風される構成を示したが、空気清浄機1はこのような構成に限定されるものではない。
図8は、実施の形態2に係る空気清浄機1の、他の構造の一例を示す概要図である。空気清浄機1は、発生部2が配置される通風路10aと、捕集機構6の捕捉部61が配置される第2の通風路10a1とを形成するケース10と、空気の流れを形成する第2の送風装置31cと、を有してもよい。実施の形態2では、捕集機構6は、捕捉部61と第2の通風路10a1とを有し、捕捉部61が第2の通風路10a1内を流れる空気を濾過し、空気に含まれるダストを捕集する。なお、第2の通風路10a1は、ケース10の構成要素としてもよく、この場合、捕集機構6は、捕捉部61によって構成される。第2の送風装置31cは、制御部5により制御され、風量調整が行われる。実施の形態2に係る空気清浄機1は、第2の通風路10a1及び第2の送風装置31cの組み合わせを複数有してもよい。
実施の形態2に係る空気清浄機1は、送風装置31が通風路10aに配置されており、第2の送風装置31cが第2の通風路10a1に配置されている。すなわち、空気清浄機1は、図8に示すように、送風装置を複数有し、発生部2に送風する送風装置と、捕集機構6に送風する送風装置とが異なるように構成されている。実施の形態2に係る空気清浄機1は、捕捉部61が配置された第2の通風路10a1と発生部2が配置された通風路10aとが別に設けられ、各通風路に配置された送風装置によって送風運転が行われる。この場合、各通風路に配置された送風装置の動作は、空間S内のダスト量に応じてそれぞれ異なった動きをしてもよい。
例えば、推定部4によって、ダスト量が「少ない」と判断された場合、発生部2が設けられた通風路10aに配置されている送風装置31は動作するが、捕捉部61が設けられた第2の通風路10a1に配置されている第2の送風装置31cは停止する。実施の形態2に係る空気清浄機1は、この様な制御を行うことで、効率よく空間S中に放電生成物DPを存在させることができる。
また、推定部4によって、ダスト量が「普通」と判断された場合、発生部2が設けられた通風路10aに配置されている送風装置31も、捕捉部61が設けられた第2の通風路10a1に配置されている第2の送風装置31cも動作する。実施の形態2に係る空気清浄機1は、この様な制御を行うことで、浮遊ダストを減らしながら放電生成物DPを発生させることができる。
また、推定部4によって、ダスト量が「多い」と判断された場合、発生部2が設けられた通風路10aに配置されている送風装置31は停止するが、捕捉部61が設けられた第2の通風路10a1に配置されている送風装置31は動作する。実施の形態2に係る空気清浄機1は、この様な制御を行うことで、浮遊ダストを減らすことができ、放電生成物DPが無駄に消費されることを防ぐことができる。
実施の形態2に係る空気清浄機1は、空間S内のダストの量に応じた放電生成物DPの発生制御を行いながら、捕捉部61を有していない場合よりも室内の粉塵等のダストをより早く除去することができ、効率よく放電生成物DPを発生させることができる。
図9は、実施の形態2に係る空気清浄機1の動作を示すフロー図である。実施の形態2に係る空気清浄機1の制御部5は、上述したように、空間S内のダストの量に応じた放電生成物DPの発生制御を行う。ここで、図9を用いて、空間S内のダスト量に応じた制御部5による放電生成物DPの発生制御の一例について説明する。
放電制御フローが開始されると、推定部4は、空気清浄機1が設置されている空間S内のダスト量を推定する(ステップST1)。
ステップST1において、推定部4が空間S内のダスト量が第2推定量であると判断し、空間S内のダスト量が「多い」と判断した場合、制御部5は、発生部2を制御し、放電を停止する(ステップST2)。発生部2において放電が停止されることによって、発生部2による放電生成物DPの放出が停止される。なお、例えば、空気清浄機1の起動時等、発生部2による放電が停止している状態では、発生部2による放電の停止が維持される。空気清浄機1が運転している場合には、発生部2による放電が停止される。
また、ステップST1において、推定部4が空間S内のダスト量が「多い」と判断した場合、制御部5は、送風装置31を制御し、送風装置31による送風を行う(ステップST2)。なお、空気清浄機1の起動時等、送風装置31の運転が停止している状態では、送風装置31は運転を開始し、送風を行う。また、空気清浄機1が運転している場合では、送風装置31は運転を維持して送風を行う。実施の形態2に係る空気清浄機1は、この様な制御を行うことで、放電停止時であっても浮遊ダストを減らすことができ、放電開始時に効率よく放電生成物DPを発生させることができる。
ステップST1において、推定部4が空間S内のダスト量が第1推定量であると判断した後、空間S内のダスト量が第4推定量であると判断して空間S内のダスト量が「普通」であると判断した場合、制御部5は、発生部2による放電量を決定する(ステップST3)。ステップST3において決定される放電量は、ダスト量が「普通」である場合の第1放電量として、予め定められている。ステップST3において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、発生部2を制御し、発生部2は決定した放電量に基づき放電を行う(ステップST4)。
なお、空気清浄機1の起動時等、発生部2による放電が停止している状態では、発生部2は決定した放電量に基づき放電を開始し、放電を行う。また、空気清浄機1が運転している場合であって、決定した放電量と現在の放電量とが異なる場合には、発生部2は、決定した放電量となるように放電量を変更して放電を行う。また、空気清浄機1が運転している場合であって、決定した放電量と現在の放電量とが同じ場合には、発生部2は現在の放電量を維持して放電を行う。
ステップST3において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、送風装置31を制御し、送風装置31による送風を行う(ステップST4)。なお、空気清浄機1の起動時等、送風装置31の運転が停止している状態では、送風装置31は運転を開始し、送風を行う。送風装置31は、制御部5の制御に基づき、放電生成物DPの発生及び運搬に適した規定風量となるように運転が行われる。また、空気清浄機1が運転している場合では、送風装置31は運転を維持して送風を行う。
制御部5により決定された放電量に基づき発生部2による放電を開始した後、放電を開始してから予め定められた設定時間を経過(ステップST5)すると、推定部4は、空間S内のダスト量が第3推定量であると判断して、空間S内のダスト量を「少ない」と判断する(ステップST6)。設定時間の経過は、計時部8によって行われる。
制御部5により決定された放電量に基づき発生部2による放電を開始した後、放電を開始してから予め定められた設定時間を経過(ステップST5)し、推定部4においてダスト量が「少ない」と判断されると(ステップST6)と、制御部5は、発生部2による放電量を決定する(ステップST7)。ステップST7において決定される放電量は、ダスト量が「少ない」場合の第2放電量として、予め定められている。
ステップST7において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、発生部2を制御し、発生部2は、現在の放電量を変更し、決定した放電量に基づき放電を行う(ステップST8)。また、ステップST7において、制御部5が発生部2による放電量を決定すると、制御部5は、送風装置31を制御し、送風装置31は、運転を維持し、送風を行う(ステップST8)。送風装置31は、制御部5の制御に基づき、放電生成物DPの発生及び運搬に適した規定風量となるように運転が行われる。ステップST8において、発生部2による放電及び送風装置31による送風が行われると放電制御フローは終了する。
[空気清浄機1の作用効果]
制御部5は、推定部4が空間S内のダスト量が多いと推定した場合に、捕集機構6の捕捉部61にダストを捕集する除塵運転を行う。実施の形態2に係る空気清浄機1は、この様な制御を行うことで、空間S内の浮遊ダストを減らし、空間S内における放電生成物DPの減衰を防ぐことができ、放電生成物DPが無駄に消費されることを防ぐことができる。
また、空気清浄機1は、送風部3を複数有し、発生部2に送風する送風部3と、捕集機構に送風する送風部3とが異なる。空気清浄機1は、当該構成を有することで、浮遊ダストを減らしながら放電生成物DPを発生させ、空間S内に散布することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本開示の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 空気清浄機、2 発生部、3 送風部、4 推定部、5 制御部、6 捕集機構、7 高電圧変換部、8 計時部、9 ダストセンサー、9a 第2のダストセンサー、10 ケース、10a 通風路、10a1 第2の通風路、11 吸気口、12 送風口、19 人感センサー、19a 第2の人感センサー、21 放電極、21a 放電極、21b 放電極、23 計測部、31 送風装置、31a ファン、31b モーター、31c 第2の送風装置、32 グリル、32a フィン、32a1 内端部、32a2 外端部、33 駆動装置、50 通信モジュール、51 通信ハーネス、61 捕捉部、70 空気調和装置、71 熱交換器、100 空気清浄機システム、110 他の機器、DP 放電生成物、O 中心部、S 空間、W 送風方向、О 中心部。

Claims (11)

  1. 高電圧が印加されることで放電を行い、少なくとも一種はダストとの結合で量が減少する複数種類の放電生成物を発生させ、該放電生成物の発生特性が異なる複数の発生部と、
    空気の流れを形成し、前記発生部から発生した前記複数種類の放電生成物を空間内に散布する送風装置と、
    前記空間内に浮遊するダストの量が、予め定められた閾値未満の量である第1推定量であるか、あるいは、予め定められた閾値以上の量であり、前記第1推定量よりも多い第2推定量であるかを選択して、前記空間内に浮遊するダストの量を推定する推定部と、
    前記推定部によって推定されたダスト量に基づき、前記発生部から発生する前記複数種類の放電生成物の発生量を、前記放電生成物の発生特性が異なる前記複数の発生部毎に制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記ダストの量が前記第1推定量であると前記推定部が推定した場合に、前記複数の発生部が前記放電を行い、前記ダストの量が前記第1推定量を超えて前記第1推定量よりも多い前記第2推定量であると前記推定部が推定した場合に、前記複数の発生部が行う前記放電を停止する制御を行う
    空気清浄機。
  2. 前記空間内の前記ダスト量を測定するダストセンサーを更に有し、
    前記推定部は、前記ダストセンサーにより測定された前記ダスト量に基づき、前記空間内の前記ダスト量を推定する請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 前記空間内の、人の存在の有無を検知する人感センサーを更に有し、
    前記推定部は、前記人感センサーによって検知された人の存在の有無に基づき、前記空間内の前記ダスト量を推定する請求項1に記載の空気清浄機。
  4. 前記推定部は、
    自機の運転状態に基づき、前記空間内の前記ダスト量を推定する請求項1に記載の空気清浄機。
  5. 前記複数の発生部のそれぞれに対応して設けられており、前記複数の発生部のそれぞれに風量を変えて送風可能な複数の前記送風装置を備え、
    前記制御部は、
    前記推定部によって推定されたダスト量に応じて、前記複数の発生部のそれぞれに送風する風量を変えることによって装置外に放出する前記放電生成物の発生量を変える請求項1~4のいずれか1項に記載の空気清浄機。
  6. 前記空間内のダストを捕集する捕集機構を更に有し、
    前記制御部は、
    前記推定部が前記空間内に浮遊する前記ダスト量が前記第2推定量であると推定した場合に、前記捕集機構にダストを捕集する除塵運転を行う請求項1~5のいずれか1項に記載の空気清浄機。
  7. 前記捕集機構は、フィルタであり、
    前記制御部は、
    前記推定部が前記空間内に浮遊する前記ダスト量が前記第2推定量であると推定した場合に、前記除塵運転において、前記送風装置の運転を行うことによって前記フィルタに前記ダストを捕集する請求項6に記載の空気清浄機。
  8. 前記発生部が配置される通風路と、前記捕集機構が配置される第2の通風路とを形成するケースと、
    空気の流れを形成する第2の送風装置と、
    を有し、
    前記送風装置は、前記通風路に配置されており、前記第2の送風装置は、前記第2の通風路に配置されている請求項6又は7に記載の空気清浄機。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の空気清浄機と、
    前記空気清浄機が配置された前記空間内に配置された他の機器と、
    を有し、
    前記空気清浄機及び前記他の機器は、互いに通信を行うことができる通信モジュールをそれぞれ有し、
    前記推定部は、
    前記通信モジュールを介して受信した前記他の機器の運転状態に基づき、前記空間内の前記ダスト量を推定する空気清浄機システム。
  10. 請求項1~8のいずれか1項に記載の空気清浄機と、
    前記空気清浄機が配置された前記空間内に配置された他の機器と、
    を有し、
    前記空気清浄機及び前記他の機器は、互いに通信を行うことができる通信モジュールをそれぞれ有し、
    前記他の機器は、
    前記空間内の前記ダスト量を測定する第2のダストセンサーを更に有し、
    前記推定部は、
    前記第2のダストセンサーにより測定された前記ダスト量を、前記通信モジュールを介して受信して前記空間内の前記ダスト量を推定する空気清浄機システム。
  11. 請求項1~8のいずれか1項に記載の空気清浄機と、
    内部を流れる冷媒と周囲に存在する空気との間で熱交換を行う熱交換器と、
    を有し、
    前記送風装置によって供給される空気が前記熱交換器を通過し、前記熱交換器を通過して空気調和された空気によって前記複数種類の放電生成物を前記空間内に供給する空気調和装置。
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