JP7170663B2 - インドリノベンゾジアゼピン誘導体の調製方法 - Google Patents
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Description
本出願は、その内容全体が参照によって本明細書に組み入れられる2017年4月20日に出願された米国仮特許出願番号62/487,695の米国特許法第119条(e)のもとでの出願日の利益を主張する。
本発明はインドリノベンゾジアゼピン誘導体の新規の調製方法に関する。
式中、
R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、-(CH2CH2X)n-Rc、ハロゲン、-NH(C=NH)NH2、-OR、-NR’R”、-NCO、-NR’COR”、-SR、-SOR’、-SO2R’、-SO3H、-OSO3H、-SO2NR’R”、シアノ、アジド、-COR’、-OCOR’、及び-OCONR’R”から選択され;
XはO、NHまたはSであり;
R5は-H、-R、-OR、-SR、-NR’R”、またはハロゲンであり;
Rは各存在について、-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、6~18の炭素原子を有する任意で置換されたアリール、窒素、酸素、及びイオウから独立して選択される1以上のヘテロ原子を含有する任意で置換された5~18員のヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を含有する任意で置換された3~18員の複素環から独立して選択され;
R’及びR”はそれぞれ独立して-H、-OH、-OR、-NHR、-NR2、-COR、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、及びO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を有する任意で置換された3~18員の複素環から選択され;
Rcは、-Hまたは1~4の炭素原子を有する置換されたまたは非置換の直鎖または分岐鎖のアルキルであり;且つ
nは1~24の整数である。
a)NH4Clの存在下で式(II):
b)パラジウム触媒の存在下で式(I)の化合物を水素化試薬と反応させて式(III)の化合物を形成する工程とを含み、
その際、変数は上記で定義されたとおりである。
「アルキル」は本明細書で使用されるとき、飽和の直鎖または分岐鎖の一価の炭化水素ラジカルを指す。好まれる実施形態では、直鎖または分岐鎖のアルキルは30以下の炭素原子(たとえば、直鎖アルキル基についてはC1-C30及び分岐鎖アルキルについてはC3-C30)、さらに好ましくは20以下の炭素原子を有する。一層さらに好ましくは、直鎖または分岐鎖のアルキルは10以下の炭素原子(たとえば、直鎖アルキル基についてはC1-C10及び分岐鎖アルキルについてはC3-C10)を有する。他の実施形態では、直鎖または分岐鎖のアルキルは6以下の炭素原子(たとえば、直鎖アルキル基についてはC1-C6及び分岐鎖アルキルについてはC3-C6)を有する。アルキルの例には、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、1-ブチル、2-メチル-1-プロピル、-CH2CH(CH3)2)、2-ブチル、2-メチル-2-プロピル、1-ペンチル、2-ペンチル、3-ペンチル、2-メチル-2-ブチル、3-メチル-2-ブチル、3-メチル-1-ブチル、2-メチル-1-ブチル、1-ヘキシル)、2-ヘキシル、3-ヘキシル、2-メチル-2-ペンチル、3-メチル-2-ペンチル、4-メチル-2-ペンチル、3-メチル-3-ペンチル、2-メチル-3-ペンチル、2,3-ジメチル-2-ブチル、3,3-ジメチル-2-ブチル、1-ヘプチル、1-オクチル、等が挙げられるが、これらに限定されない。さらに、用語「アルキル」は本明細書、実施例及びクレームの全体を通して使用されるとき、「非置換のアルキル」及び「置換されたアルキル」の双方を含むように意図され、その後者は炭化水素主鎖の1以上の炭素原子上の水素を置き換える置換基を有するアルキル部分を指す。本明細書で使用されるとき、(Cx-Cxx)アルキルまたはCx-xxアルキルはx~xxの炭素原子を有する直鎖または分岐鎖のアルキルを意味する。
第1の実施形態では、本発明は、式(I):
NH4Clの存在下で式(II):
式中、
R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、-(CH2CH2X)n-Rc、ハロゲン、-NH(C=NH)NH2、-OR、-NR’R”、-NCO、-NR’COR”、-SR、-SOR’、-SO2R’、-SO3H、-OSO3H、-SO2NR’R”、シアノ、アジド、-COR’、-OCOR’、及び-OCONR’R”から選択され;
XはO、NHまたはSであり;
R5は-H、-R、-OR、-SR、-NR’R”、またはハロゲンであり;
Rは各存在について、-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、6~18の炭素原子を有する任意で置換されたアリール、窒素、酸素、及びイオウから独立して選択される1以上のヘテロ原子を含有する任意で置換された5~18員のヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を含有する任意で置換された3~18員の複素環から独立して選択され;
R’及びR”はそれぞれ独立して-H、-OH、-OR、-NHR、-NR2、-COR、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、及びO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を有する任意で置換された3~18員の複素環から選択され;
Rcは、-Hまたは1~4の炭素原子を有する置換されたまたは非置換の直鎖または分岐鎖のアルキルであり;且つ
nは1~24の整数である。
a)NH4Clの存在下で式(II):
b)パラジウム触媒の存在下で式(I)の化合物を水素化試薬と反応させて式(III)の化合物を形成する工程とを含み、その際、変数は第1の実施形態にて上記で定義されたとおりである。
a)NH4Clの存在下で式(IIA):
b)パラジウム触媒の存在下で式(IA)の化合物を水素化試薬と反応させて式(IIIA)の化合物を形成する工程とを含む。
(たとえば、アンモニアボラン(またはボラザン)、ボラントリメチルアミン錯体、ボランN,N-ジイソプロピルエチルアミン錯体、またはボランtert-ブチルアミン錯体)、9-ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(9-BBN)、水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL)、水素化ホウ素リチウム(LiBH4)、水素化ホウ素カリウム(KBH4)、水素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム(Red-Al)、ケイ素系還元剤(たとえば、PhSiH3、Ph2SiH2またはEt3SiH)が挙げられるが、これらに限定されない。一部の実施形態では、還元は触媒、たとえば、ルテニウム触媒、ロジウム触媒、またはイリジウム触媒、等の存在下で行われる。さらに具体的な実施形態では、式(III)の化合物はBH3(たとえば、BH3・THF溶液)と反応して式(VI)の化合物またはその塩を形成する。一層さらに具体的な実施形態では、式(III)の化合物に対して過剰量のBH3が使用される。たとえば、1.0~2.0当量、1.0~1.5当量または1.1~1.3当量のBH3を使用することができる。一実施形態では、1.2当量のBH3が使用される。還元反応は好適な有機溶媒中で行われる。一実施形態では、還元反応はTHF中で行われる。反応は好適な温度、たとえば、10℃~30℃の間、または15℃~25℃の間で行うことができる。一実施形態では、反応は20℃で行われる。還元反応は10分間~10時間、たとえば、30分間~5時間、30分間~3時間、または30分間~2時間行われる。別の実施形態では、反応は1時間または2時間行われる。別の実施形態では、完了の際、反応は飽和NH4Cl溶液によって止められる。さらに別の実施形態では、式(VI)の化合物またはその塩は、ヘプタンを用いてその化合物を含有する2-メチルテトラヒドロフラン(MeTHF)溶液からその化合物を沈殿させることによって精製することができる。一部の実施形態では、式(VI)の化合物はMeTHFによる共沸蒸留によって水を取り除いて精製することができる。
a)式(IV):
b)式(V)の化合物を酸化剤で酸化して式(II)の化合物を形成すること、とを含む方法によって調製される。
(a)還元剤によって式(IVA):
(b)酸化剤によって式(VA)の化合物を酸化して式(IIA)の化合物を形成すること、とを含む方法によって調製される。
本発明は本明細書に記載されている化合物も提供する。一実施形態では、本発明は式(IV)、(IVA)、(V)または(VA)の化合物またはその塩に関する。
aq=水性
Bn=ベンジル
BnBr=臭化ベンジル
CH3CN=アセトニトリル
DCMまたはCH2Cl2=ジクロロメタン
DMF=ジメチルホルムアミド
DMP=Dess-Martinペリオジナン
EtOAc=酢酸エチル
Et3N=トリエチルアミン
g=グラム
h=時間
HPLC=高速液体クロマトグラフィー
LC=液体クロマトグラフィー
LCMS=液体クロマトグラフィー質量分光分析
min=分
mg=ミリグラム
mL=ミリリットル
mmol=ミリモル
mol=モル
Me=メチル
MeOH=メタノール
MS=質量分光分析
NMR=核磁気共鳴分光法
RTまたはrt=室温(周囲、約25℃)
satまたはsat’d=飽和
SFC=超臨界流体クロマトグラフィー
THF=テトラヒドロフラン
TLC=薄層クロマトグラフィー
工程1
1HNMR:(CDCl3,400MHz):δ7.62-7.59(dd,J1=2.0Hz,J2=8.4Hz,1H),7.57-7.56(d,J=2.0Hz,1H),7.44-7.26(m,5H),6.91-6.89(d,J=8.4Hz,1H),5.21(s,2H),3.94(s,3H),3.88(s,3H)
1HNMR:(DMSO-d6,400MHz):δ7.69(s,1H),7.47-7.36(m,5H),7.30(s,1H),5.23(s,2H),3.91(s,3H)
1HNMR:(DMSO-d6,400MHz):δ8.12-7.91(m,1H),7.52-6.89(m,8H),5.33-5.29(m,2H),5.1-4.7(m,1H),3.94-3.91(m,2H),3.76-3.64(m,2H),3.61(s,3H),3.19-3.13(m,1H).HPLC:99.16%.LC-MS:MS(ESI,m/z):485.1(M+23)+.SFC:100%ee
1HNMR:(CDCl3,400MHz):δ8.28-8.26(d,J=8.0Hz,1H),7.86-7.85(d,J=4.0Hz,1H),7.58(s,1H),7.47-7.25(m,7H),7.13-7.09(m,1H),6.87(s,1H),5.27-5.19(m,2H),4.49-4.44(m,1H),3.98(s,3H),3.74-3.67(m,1H),3.51-3.46(m,1H).HPLC純度:96.38%
(12aS)-9-ベンジルオキシ-8-メトキシ-12a,13-ジヒドロインドロ[2,1-c][1,4]ベンゾジアゼピン-6-オン(化合物IA、80g、188.02mmol)とDMSO(1.32g、16.92mmol、1.32mL、0.09当量)のEtOH(200mL)における懸濁液に25℃でN2雰囲気下にてPd/Alox(40.02g、18.80mmol、5%純度、0.10当量)とシクロヘキサ-1,4-ジエン(25g、312.12mmol、29.42mL、1.66当量)を加えた。添加の後、反応物を50℃に加熱し、N2雰囲気下で50℃にて2時間撹拌した。HPLC分析は出発物質が完全に消費されたことを示した。
化合物IIIA(23.25g、1当量)をTHF(233mL、10V)中に懸濁した。BH3・THF(1.05M、90.3mL、1.2当量)を約21℃でゆっくり加えた。反応混合物を20℃±5℃で1時間撹拌した。飽和NH4Cl(5V)を添加し、その後水(5V)を添加して反応混合物の反応を止めた。有機相を15%NaCl(2×5V)で洗浄した。次いで有機層をMe-THF(40V)で希釈し、水(5V)で洗浄した。有機層を単離し、真空下で10Vに濃縮した。MeTHFとの共蒸発を行って水を取り除いた(3×10V)。得られた懸濁液を5Vに濃縮し、その後ヘプタン(40V)を加えた。得られたスラリーを20℃で撹拌し、次いで濾過し、ヘプタンですすぎ、30℃にて真空下で乾燥させて淡黄色の固形物(19.5g、99.14%純度)を得た。
[態様1]
式(I):
NH4Clの存在下で式(II):
式中、
R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、-(XCH2CH2)n-Rc、ハロゲン、-NH(C=NH)NH2、-OR、-NR’R”、-NCO、-NR’COR”、-SR、-SOR’、-SO2R’、-SO3H、-OSO3H、-SO2NR’R”、シアノ、アジド、-COR’、-OCOR’、及び-OCONR’R”から選択され;
XはO、NH及びSから選択され;
R5は-H、-R、-OR、-SR、-NR’R”、またはハロゲンであり;
Rは各存在について、-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、6~18の炭素原子を有する任意で置換されたアリール、窒素、酸素、及びイオウから独立して選択される1以上のヘテロ原子を含有する任意で置換された5~18員のヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を含有する任意で置換された3~18員の複素環から独立して選択され;
R’及びR”はそれぞれ独立して-H、-OH、-OR、-NHR、-NR2、-COR、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、及びO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を有する任意で置換された3~18員の複素環から選択され;
Rcは、-Hまたは1~4の炭素原子を有する置換されたまたは非置換の直鎖または分岐鎖のアルキルであり;且つ
nは1~24の整数である、前記方法。
[態様2]
前記反応が、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン(MeTHF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジクロロメタン、ジクロロエタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)、酢酸エチル、水、及びそれらの組み合わせから選択される溶媒中で行われる態様1に記載の方法。
[態様3]
前記反応が、水と1以上の有機溶媒との混合物中で行われる態様2に記載の方法。
[態様4]
前記反応が、THFとメタノールと水との混合物中で行われる態様1~3のいずれか1項に記載の方法。
[態様5]
前記反応が、40℃~90℃の間の温度で行われる態様1~4のいずれか1項に記載の方法。
[態様6]
前記反応が、50℃~80℃の間の温度で行われる態様5に記載の方法。
[態様7]
前記反応が、60℃~70℃の間の温度で行われる態様6に記載の方法。
[態様8]
前記反応が、65℃で行われる態様7に記載の方法。
[態様9]
前記反応が、1時間~1週間行われる態様1~8のいずれか1項に記載の方法。
[態様10]
前記反応が、24時間~72時間行われる態様9に記載の方法。
[態様11]
前記反応が48時間行われる態様9に記載の方法。
[態様12]
前記反応が不活性な雰囲気下にて行われる態様1~11のいずれか1項に記載の方法。
[態様13]
前記反応がN2雰囲気下で行われる態様12に記載の方法。
[態様14]
式(I)の前記化合物が、1以上の沈殿、再結晶化、またはそれらの組み合わせによって精製される態様1~13のいずれか1項に記載の方法。
[態様15]
式(I)の前記化合物が、ジクロロメタンとエタノールとの混合物にて再結晶化されるまたは沈殿される態様14に記載の方法。
[態様16]
ジクロロメタンとエタノールの体積比が1:1である態様15に記載の方法。
[態様17]
式(I)の前記化合物が、再結晶化または沈殿によってさらに精製される態様14~16のいずれか1項に記載の方法。
[態様18]
式(I)の前記化合物が、トルエンとアセトニトリルとの混合物にて再結晶化されるまたは沈殿される態様17に記載の方法。
[態様19]
式(I)の前記化合物が、高温にてトルエン中に前記化合物を溶解させ、アセトニトリルを添加することによって再結晶化される態様18に記載の方法。
[態様20]
式(I)の前記化合物が、80℃にてトルエンに前記化合物を溶解することとその後の濾過とアセトニトリルの添加とによって再結晶化される態様19に記載の方法。
[態様21]
式(III):
パラジウム触媒の存在下で式(I):
式中、
R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、-(CH2CH2X)n-Rc、ハロゲン、-NH(C=NH)NH2、-OR、-NR’R”、-NCO、-NR’COR”、-SR、-SOR’、-SO2R’、-SO3H、-OSO3H、-SO2NR’R”、シアノ、アジド、-COR’、-OCOR’、及び-OCONR’R”から成る群から選択され;
XはO、NH及びSから選択され;
R5は-H、-R、-OR、-SR、-NR’R”、またはハロゲンであり;
Rは各存在について、-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、6~18の炭素原子を有する任意で置換されたアリール、窒素、酸素、及びイオウから独立して選択される1以上のヘテロ原子を含有する任意で置換された5~18員のヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を含有する任意で置換された3~18員の複素環から成る群から独立して選択され;
R’及びR”はそれぞれ独立して-H、-OH、-OR、-NHR、-NR2、-COR、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、及びO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を有する任意で置換された3~18員の複素環から選択され;
Rcは、-Hまたは1~4の炭素原子を有する置換されたまたは非置換の直鎖または分岐鎖のアルキルであり;且つ
nは1~24の整数である、前記方法。
[態様22]
前記パラジウム触媒がPd/Alox触媒である態様21に記載の方法。
[態様23]
前記パラジウム触媒が5重量%のPd/Aloxである態様22に記載の方法。
[態様24]
前記パラジウム触媒がPd/C触媒である態様21に記載の方法。
[態様25]
式(I)の前記化合物の1当量につき、0.05~0.5当量のPdが使用される態様21~24のいずれか1項に記載の方法。
[態様26]
式(I)の前記化合物の1当量につき、0.075~0.15当量のPdが使用される態様25に記載の方法。
[態様27]
式(I)の前記化合物の1当量につき、0.09または0.1当量のPdが使用される態様25に記載の方法。
[態様28]
前記水素化試薬が1,4-シクロヘキサジエンである態様21~27のいずれか1項に記載の方法。
[態様29]
式(I)の前記化合物の1当量につき、1.0~5.0当量の1,4-シクロヘキサジエンが使用される態様28に記載の方法。
[態様30]
式(I)の前記化合物の1当量につき、1.1~2.0当量の1,4-シクロヘキサジエンが使用される態様28に記載の方法。
[態様31]
式(I)の前記化合物の1当量につき、1.3~1.8当量の1,4-シクロヘキサジエンが使用される態様28に記載の方法。
[態様32]
式(I)の前記化合物の1当量につき、1.5~1.7当量の1,4-シクロヘキサジエンが使用される態様28に記載の方法。
[態様33]
前記方法が、5重量%のPd/Aloxの存在下で式(1)の前記化合物を1,4-シクロヘキサジエンと反応させることを含み、その際、式(I)の前記化合物の1当量につき、1.5~1.7当量の1,4-シクロヘキサジエンと0.075~0.15当量のPdが使用される態様21に記載の方法。
[態様34]
前記反応が溶媒または溶媒混合物中で行われる態様21~33のいずれか1項に記載の方法。
[態様35]
前記溶媒が、ジメチルスルホキシド(DMSO)、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン(MeTHF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジクロロメタン、ジクロロエタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)、酢酸エチル、水、及びそれらの組み合わせから選択される態様34に記載の方法。
[態様36]
前記反応がDMSOとエタノールとの混合物中で行われる態様35に記載の方法。
[態様37]
前記反応が30℃~90℃の間の温度で行われる態様21~36のいずれか1項に記載の方法。
[態様38]
前記反応が40℃~70℃の間の温度で行われる態様37に記載の方法。
[態様39]
前記反応が40℃~60℃の間の温度で行われる態様37に記載の方法。
[態様40]
前記反応が45℃~55℃の間の温度で行われる態様37に記載の方法。
[態様41]
前記反応が50℃で行われる態様37に記載の方法。
[態様42]
式(III):
a)NH4Clの存在下で式(II):
b)パラジウム触媒の存在下で式(I)の前記化合物を水素化試薬と反応させて式(III)の前記化合物を形成する工程とを含み、
式中、
R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、-(CH2CH2X)n-Rc、ハロゲン、-NH(C=NH)NH2、-OR、-NR’R”、-NCO、-NR’COR”、-SR、-SOR’、-SO2R’、-SO3H、-OSO3H、-SO2NR’R”、シアノ、アジド、-COR’、-OCOR’、及び-OCONR’R”から成る群から選択され;
XはO、NH及びSから選択され;
R5は-H、-R、-OR、-SR、-NR’R”、またはハロゲンであり;
Rは各存在について、-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、6~18の炭素原子を有する任意で置換されたアリール、窒素、酸素、及びイオウから独立して選択される1以上のヘテロ原子を含有する任意で置換された5~18員のヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を含有する任意で置換された3~18員の複素環から成る群から独立して選択され;
R’及びR”はそれぞれ独立して-H、-OH、-OR、-NHR、-NR2、-COR、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、及びO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を
有する任意で置換された3~18員の複素環から選択され;
Rcは、-Hまたは1~4の炭素原子を有する置換されたまたは非置換の直鎖または分岐鎖のアルキルであり;且つ
nは1~24の整数である、前記方法。
[態様43]
前記溶媒が、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン(MeTHF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジクロロメタン、ジクロロエタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)、酢酸エチル、水、及びそれらの組み合わせから選択される態様42に記載の方法。
[態様44]
工程(a)の前記反応が水と1以上の有機溶媒との混合物中で行われる態様43に記載の方法。
[態様45]
工程(a)の前記反応がTHFとメタノールと水との混合物中で行われる態様42~44のいずれか1項に記載の方法。
[態様46]
工程(a)の前記反応が40℃~90℃の間の温度で行われる態様42~45のいずれか1項に記載の方法。
[態様47]
工程(a)の前記反応が50℃~80℃の間の温度で行われる態様46に記載の方法。
[態様48]
工程(a)の前記反応が60℃~70℃の間の温度で行われる態様47に記載の方法。
[態様49]
工程(a)の前記反応が65℃で行われる態様48に記載の方法。
[態様50]
工程(a)の前記反応が1時間~1週間行われる態様42~49のいずれか1項に記載の方法。
[態様51]
工程(a)の前記反応が24時間~72時間行われる態様50に記載の方法。
[態様52]
工程(a)の前記反応が48時間行われる態様51に記載の方法。
[態様53]
工程(a)の前記反応が不活性雰囲気下で行われる態様42~52のいずれか1項に記載の方法。
[態様54]
工程(a)の前記反応がN2雰囲気下で行われる態様53に記載の方法。
[態様55]
工程(b)の前記反応が行われる前に、式(I)の前記化合物が1以上の沈殿、再結晶化またはそれらの組み合わせによって精製される態様42~54のいずれか1項に記載の方法。
[態様56]
式(I)の前記化合物がジクロロメタンとエタノールとの混合物にて再結晶化されるまたは沈殿される態様55に記載の方法。
[態様57]
ジクロロメタンとエタノールの体積比が1:1である態様56に記載の方法。
[態様58]
式(I)の前記化合物が再結晶化または沈殿によってさらに精製される態様55~57のいずれか1項に記載の方法。
[態様59]
式(I)の前記化合物がトルエンとアセトニトリルとの混合物にて再結晶化されるまたは沈殿される態様58に記載の方法。
[態様60]
式(I)の前記化合物が、高温にてトルエン中に前記化合物を溶解させてアセトニトリルを添加することによって再結晶化される態様59に記載の方法。
[態様61]
式(I)の前記化合物が、80℃にてトルエンに前記化合物を溶解させて、その後濾過し、アセトニトリルを添加することによって再結晶化される態様59に記載の方法。
[態様62]
工程(b)における前記パラジウム触媒がPd/Alox触媒である態様42~61のいずれか1項に記載の方法。
[態様63]
工程(b)における前記パラジウム触媒が5重量%のPd/Aloxである態様62に記載の方法。
[態様64]
前記パラジウム触媒がPd/C触媒である態様42~61のいずれか1項に記載の方法。
[態様65]
式(I)の前記化合物の1当量につき、0.05~0.2当量のPdが使用される態様62~64のいずれか1項に記載の方法。
[態様66]
式(I)の前記化合物の1当量につき、0.075~0.15当量のPdが使用される態様65に記載の方法。
[態様67]
式(I)の前記化合物の1当量につき、0.09または0.1当量のPdが使用される態様65に記載の方法。
[態様68]
工程(b)における前記水素化試薬が1,4-シクロヘキサジエンである態様42~67のいずれか1項に記載の方法。
[態様69]
式(I)の前記化合物の1当量につき、1.0~5.0当量の1,4-シクロヘキサジエンが使用される態様68に記載の方法。
[態様70]
式(I)の前記化合物の1当量につき、1.1~2.0当量の1,4-シクロヘキサジエンが使用される態様69に記載の方法。
[態様71]
式(I)の前記化合物の1当量につき、1.3~1.8当量の1,4-シクロヘキサジエンが使用される態様69に記載の方法。
[態様72]
式(I)の前記化合物の1当量につき、1.5~1.7当量の1,4-シクロヘキサジエンが使用される態様69に記載の方法。
[態様73]
工程(b)の前記反応が、5重量%のPd/Aloxの存在下で式(I)の前記化合物を1,4-シクロヘキサジエンと反応させることを含み、その際、式(I)の前記化合物の1当量につき、1.5~1.7当量の1,4-シクロヘキサジエンと0.075~0.15当量のPdが使用される態様42~61のいずれかに記載の方法。
[態様74]
工程(b)の前記反応が溶媒または溶媒混合物中で行われる態様42~73のいずれか1項に記載の方法。
[態様75]
前記溶媒が、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン(MeTHF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジクロロメタン、ジクロロエタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)、酢酸エチル、水、及びそれらの組み合わせから選択される態様74に記載の方法。
[態様76]
前記反応がDMSOとエタノールとの混合物中で行われる態様74に記載の方法。
[態様77]
工程(b)の前記反応が30℃~90℃の間の温度で行われる態様42~76のいずれか1項に記載の方法。
[態様78]
前記反応が40℃~70℃の間の温度で行われる態様77に記載の方法。
[態様79]
前記反応が40℃~60℃の間の温度で行われる態様77に記載の方法。
[態様80]
前記反応が45℃~55℃の間の温度で行われる態様77に記載の方法。
[態様81]
前記反応が50℃で行われる態様77に記載の方法。
[態様82]
式(II)の前記化合物が、以下の工程:
a)式(IV):
b)式(V)の前記化合物を酸化剤で酸化して式(II)の前記化合物を形成すること、とを含む方法によって調製される態様1~20及び42~81のいずれか1項に記載の方法。
[態様83]
前記還元剤が水素化物還元剤である態様82に記載の方法。
[態様84]
前記還元剤が、水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、水素ガス、ギ酸アンモニウム、ボラン、9-ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(9-BBN)、水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL)、水素化ホウ素リチウム(LiBH4)、水素化ホウ素カリウム(KBH4)、または水素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム(Red-Al)である態様82に記載の方法。
[態様85]
前記還元剤が水素化ホウ素ナトリウムである態様82に記載の方法。
[態様86]
前記酸化剤が、Dess-Martinペリオジナン(DMP)、2-ヨードキシ安息香酸、コリン試薬(CrO3・Py2)、ニクロム酸ピリジニウム(PDC)、クロロクロム酸ピリジニウム(PCC)、過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウム(TPAP)/N-メチルモルフォリンN-オキシド(NMO)、(2,2,6,6-テトラメチルピぺリジン-1-イル)オキシル(TEMPO)/NaClO、DMSO/塩化オキサリル、DMSO/カルボジイミドまたはDMSO/SO3・Pyである態様82~85のいずれか1項に記載の方法。
[態様87]
前記酸化剤がDMPである態様86に記載の方法。
[態様88]
R1、R2、R3、及びR4がそれぞれ独立して-H、(C1-C3)アルキル、ハロゲン、-OH、(C1-C3)アルコキシ、及びシアノから成る群から選択される態様1~87のいずれか1項に記載の方法。
[態様89]
R1、R2、R3、及びR4がすべてHである態様88に記載の方法
[態様90]
R5が(C1-C3)アルコキシである態様1~89のいずれか1項に記載の方法。
[態様91]
R5が-OMeである態様90に記載の方法。
[態様92]
R1、R2、R3、及びR4がすべてHであり、且つR5が-OMeである態様1~87のいずれか1項に記載の方法。
Claims (22)
- 式(I):
NH4Clの存在下で式(II):
式中、
R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、-(XCH2CH2)n-Rc、ハロゲン、-NH(C=NH)NH2、-OR、-NR’R”、-NCO、-NR’COR”、-SR、-SOR’、-SO2R’、-SO3H、-OSO3H、-SO2NR’R”、シアノ、アジド、-COR’、-OCOR’、及び-OCONR’R”から選択され;
XはO、NH及びSから選択され;
R5は-H、-R、-OR、-SR、-NR’R”、またはハロゲンであり;
Rは各存在について、-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、6~18の炭素原子を有する任意で置換されたアリール、窒素、酸素、及びイオウから独立して選択される1以上のヘテロ原子を含有する任意で置換された5~18員のヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を含有する任意で置換された3~18員の複素環から独立して選択され;
R’及びR”はそれぞれ独立して-H、-OH、-OR、-NHR、-NR2、-COR、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、及びO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を有する任意で置換された3~18員の複素環から選択され;
Rcは、-Hまたは1~4の炭素原子を有する置換されたまたは非置換の直鎖または分岐鎖のアルキルであり;且つ
nは1~24の整数である、前記方法。 - 前記反応が、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン(MeTHF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジクロロメタン、ジクロロエタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)、酢酸エチル、水、及びそれらの組み合わせから選択される溶媒中で行われる請求項1に記載の方法。
- 前記反応が、40℃~90℃の間の温度で行われる請求項1または2に記載の方法。
- 式(I)の前記化合物が、1以上の沈殿、再結晶化、またはそれらの組み合わせによって精製される請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
- 式(I)の前記化合物が、ジクロロメタンとエタノールとの混合物にて再結晶化されるまたは沈殿される請求項4に記載の方法。
- ジクロロメタンとエタノールの体積比が1:1である請求項5に記載の方法。
- 式(I)の前記化合物が、再結晶化または沈殿によってさらに精製される請求項4~6のいずれか1項に記載の方法。
- 式(I)の前記化合物が、トルエンとアセトニトリルとの混合物にて再結晶化されるまたは沈殿される請求項7に記載の方法。
- 式(I)の前記化合物が、高温にてトルエン中に前記化合物を溶解させ、アセトニトリルを添加することによって再結晶化される請求項7に記載の方法。
- 式(I)の前記化合物が、80℃にてトルエンに前記化合物を溶解することとその後の濾過とアセトニトリルの添加とによって再結晶化される請求項9に記載の方法。
- 式(III):
パラジウム触媒の存在下で式(I):
式中、
R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、-(CH2CH2X)n-Rc、ハロゲン、-NH(C=NH)NH2、-OR、-NR’R”、-NCO、-NR’COR”、-SR、-SOR’、-SO2R’、-SO3H、-OSO3H、-SO2NR’R”、シアノ、アジド、-COR’、-OCOR’、及び-OCONR’R”から成る群から選択され;
XはO、NH及びSから選択され;
R5は-H、-R、-OR、-SR、-NR’R”、またはハロゲンであり;
Rは各存在について、-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、6~18の炭素原子を有する任意で置換されたアリール、窒素、酸素、及びイオウから独立して選択される1以上のヘテロ原子を含有する任意で置換された5~18員のヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を含有する任意で置換された3~18員の複素環から成る群から独立して選択され;
R’及びR”はそれぞれ独立して-H、-OH、-OR、-NHR、-NR2、-COR、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、及びO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を有する任意で置換された3~18員の複素環から選択され;
Rcは、-Hまたは1~4の炭素原子を有する置換されたまたは非置換の直鎖または分岐鎖のアルキルであり;且つ
nは1~24の整数である、前記方法。 - 式(I)の前記化合物の1当量につき、0.05~0.5当量のPdが使用される、請求項11に記載の方法。
- 式(I)の前記化合物の1当量につき、1.0~5.0当量の1,4-シクロヘキサジエンが使用される、請求項11または12に記載の方法。
- 前記方法が、5重量%のPd/Aloxの存在下で式(1)の前記化合物を1,4-シクロヘキサジエンと反応させることを含み、その際、式(I)の前記化合物の1当量につき、1.5~1.7当量の1,4-シクロヘキサジエンと0.075~0.15当量のPdが使用される請求項11に記載の方法。
- 前記反応が溶媒または溶媒混合物中で行われる請求項11~14のいずれか1項に記載の方法であって、前記溶媒が、ジメチルスルホキシド(DMSO)、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン(MeTHF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジクロロメタン、ジクロロエタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)、酢酸エチル、水、及びそれらの組み合わせから選択される、方法。
- 前記反応がDMSOとエタノールとの混合物中で行われる請求項15に記載の方法。
- 前記反応が30℃~90℃の間の温度で行われる請求項11~16のいずれか1項に記載の方法。
- 式(III):
a)NH4Clの存在下で式(II):
b)パラジウム触媒の存在下で式(I)の前記化合物を水素化試薬と反応させて式(III)の前記化合物を形成する工程であって、ここで前記水素化試薬は1,4-シクロヘキサジエンであり、前記パラジウム触媒は5重量%のPd/Aloxである、前記工程とを含み、
式中、
R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ独立して-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、-(CH2CH2X)n-Rc、ハロゲン、-NH(C=NH)NH2、-OR、-NR’R”、-NCO、-NR’COR”、-SR、-SOR’、-SO2R’、-SO3H、-OSO3H、-SO2NR’R”、シアノ、アジド、-COR’、-OCOR’、及び-OCONR’R”から成る群から選択され;
XはO、NH及びSから選択され;
R5は-H、-R、-OR、-SR、-NR’R”、またはハロゲンであり;
Rは各存在について、-H、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、6~18の炭素原子を有する任意で置換されたアリール、窒素、酸素、及びイオウから独立して選択される1以上のヘテロ原子を含有する任意で置換された5~18員のヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を含有する任意で置換された3~18員の複素環から成る群から独立して選択され;
R’及びR”はそれぞれ独立して-H、-OH、-OR、-NHR、-NR2、-COR、1~10の炭素原子を有する任意で置換された直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニルまたはアルキニル、ポリエチレングリコール単位-(CH2CH2X)n-Rc、及びO、S、N及びPから独立して選択される1~6のヘテロ原子を有する任意で置換された3~18員の複素環から選択され;
Rcは、-Hまたは1~4の炭素原子を有する置換されたまたは非置換の直鎖または分岐鎖のアルキルであり;且つ
nは1~24の整数である、前記方法。 - R1、R2、R3、及びR4がそれぞれ独立して-H、(C1-C3)アルキル、ハロゲン、-OH、(C1-C3)アルコキシ、及びシアノから成る群から選択される請求項1~18のいずれか1項に記載の方法。
- R1、R2、R3、及びR4がすべてHである請求項19に記載の方法。
- R5が(C1-C3)アルコキシである請求項1~20のいずれか1項に記載の方法。
- R5が-OMeである請求項21に記載の方法。
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