JP7154032B2 - 連携システム - Google Patents

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Description

本発明は、連携システムに関する。
従来、電気的に施錠又は解錠することができる電気錠が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-35511号公報
ところで、特許文献1の電気錠の如き電気錠を、当該電気錠から離れた位置から遠隔操作により、施錠又は解錠の制御を行う制御システムが提案されていたが、当該制御システムにおいては、制御対象となる電気錠が複数存在する場合、意図した電気錠以外の電気錠を取り違えてしまい、誤って制御してしまう可能性があった。
そこで、本願発明者は、電気錠を制御する制御システムと共に、当該電気錠が設けられている部屋を撮像する撮像システムを用いて、当該撮像システムで撮像した画像を確認しつつ制御システムにて電気錠を制御することにより、誤制御を防止することに想到した。
しかしながら、2種類のシステムを用いる場合、各システムを別個に管理する必要があるので、当該システムの管理が煩雑となる可能性があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、管理性を向上させることが可能な連携システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の連携システムは、制御対象を制御する制御システムと、前記制御対象に関連する撮像対象を撮像する撮像システムであって、前記制御システムを介して前記制御対象を制御する前記撮像システムと、を備え、前記制御システムと前記撮像システムを相互に連携させて動作させる連携システムであって、前記制御対象を制御するための制御命令を受け付けた場合、前記撮像システム側から前記制御命令を受け付けたか、前記制御システム側から前記制御命令を受け付けたかを特定する処理を行う管理手段、を備え、前記管理手段は、前記撮像システム側と前記制御システム側のいずれから前記制御命令を受け付けたかを特定する情報を含む格納情報を、制御履歴として前記連携システムに格納する処理を行い、前記制御履歴によりユーザに前記制御対象を制御した主体を把握させることを特徴とする。
請求項1に記載の連携システムによれば、制御システムと撮像システムとを相互に連携させて動作させることにより、例えば、2種類のシステムである制御システムと撮像システムとを連携させることができるので、各システムを統合して管理することができ、システムの管理効率を向上させることが可能となる。また、撮像システム側から制御命令を受け付けたか、制御システム側から制御命令を受け付けたかを特定する処理を行うことにより、例えば、制御対象を制御した主体を把握することができるので、当該把握の結果に基づいてシステムの運用方針の検討又は見直し(例えば、撮像システム側からの制御が多いので、撮像システム側の装置を増やす必要がある等の検討又は見直し等)等に役立てることが可能となる。
また、いずれから前記制御命令を受け付けたかを特定する情報を含む格納情報を格納することにより、例えば、制御対象を制御した主体を履歴として把握することができるので、当該把握の結果に基づいてシステムの運用方針の検討又は見直し(例えば、撮像システム側からの制御が多いので、撮像システム側の装置を増やす必要がある等の検討又は見直し、ユーザ端末側からの制御が多いので、ユーザ端末を増やす必要がある、あるいは、ユーザ端末との通信速度を上げる必要がある等の検討又は見直し等)等に役立てることが可能となる。また、どこから制御されたものか動作の原因が明確化できるため、責任の所在を明確化することが可能となる。例えば、制御システムと撮像システムの管理担当が異なる物件で、意図せず重要な部屋の扉が開いており被害が起きた場合、どちらのシステムの操作/運用に問題があったか切り分けることが可能となる。また、制御が正常に行われなかったときどの場所に原因があるのか調査することが可能となる。例えば、撮像システムから電気錠解錠のボタンを押したが実際には解錠できなかったときを考える。撮像システムから操作された履歴が制御システムに残っている場合は、通信経路やカメラシステムに問題があると判断でき、カメラシステムから操作された履歴が入退システムに表示されている場合は、入退室システムに問題があると判断できる。
実施の形態1及び2に係る管理システムを示す全体図である。 建物におけるカメラ及び電気錠の配置図である。 端末装置を示すブロック図である。 制御側サーバ装置を示すブロック図である。 カメラ情報を例示した図である。 設備情報を例示した図である。 関連付け情報を例示した図である。 装置情報を例示した図である。 認証情報を例示した図である。 実施の形態1の撮像側管理処理のフローチャートである。 撮像側サーバ装置等の画面に表示される情報の表示例である。 撮像側サーバ装置等の画面に表示される情報の表示例である。 撮像側サーバ装置等の画面に表示される情報の表示例である。 実施の形態2の撮像側管理処理のフローチャートである。 制御対象の制御に関する情報の表示例である。
以下に、本発明に係る連携システムの各実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この各実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔各実施の形態の基本的概念〕
まずは、各実施の形態の基本的概念について説明する。各実施の形態は、概略的に、連携システムに関するものである。
ここで、「連携システム」とは、制御対象について管理するシステムであり、例えば、制御対象について管理する専用システム、汎用装置(例えば、汎用的に用いられるコンピュータ等)に対して制御対象について管理する機能を実装することにより実現されるシステム等を含む概念である。この連携システムは、制御システムと撮像システムとを相互に連携させて動作させるシステム等を含む概念であり、例えば、当該制御システム、及び撮像システムを備えており、一例としては、管理手段を備える。
また、「制御システム」とは、制御対象を制御するシステムであり、また、「撮像システム」とは、制御対象に関連する撮像対象を撮像するシステムであり、具体的には、制御システムを介して制御対象を制御するシステムである。「制御システムと撮像システムとを相互に連携させる」とは、各システムを相互に電気的に接続した状態で動作させることを含む概念であり、例えば、各システム間にて有線又は無線の通信を行いつつ動作させること等を含む概念である。
また、「撮像画像」とは、撮像対象が写っている画像であり、例えば、静止画像又は動画像等を含む概念である。「撮像対象」とは、撮像の対象となる物、人、又は動物であり、例えば、制御対象に関連する対象であり、一例としては、入退室管理システムによって入退室の管理が行われる部屋、地区、又は区画等(以下、「部屋、地区、又は区画等」を単に「部屋等」とも称する)、あるいは、警備システム自体、又は、当該警備システムが警備している部屋等、あるいは、電気錠を備える扉自体、又は、当該扉が設けられている部屋等、あるいは、自動ドア自体、又は、自動ドアが設けられている部屋等、あるいは、人感センサ等の任意のセンサ自体、又は、当該センサが設けられている部屋等を含む概念である。なお、「入退室管理システム」とは、人又は動物の入退室を管理するシステムであり、例えば、任意の入退室管理装置(例えば、カードリーダ、及び当該カードリーダで読み取った情報に基づいて任意の処理を行うサーバコンピュータ等)を備えるシステムである。なお、この入退室管理装置としては、ここで例示したもの以外の公知の装置を採用してもよいが、ここでは、例えば、このようにカードリーダ及びサーバコンピュータを用いる場合を例示する(後述する警備装置も同様とする)。また、「警備システム」とは、警備を行って異常が発生した場合に警報を行うシステムであり、例えば、任意の警備装置(例えば、人感センサ、及び当該人感センサで検出した情報に基づいて任意の処理を行うサーバコンピュータ等)を備えるシステムである。また、警備システムを兼ねる入退室システムとして入退室管理システムと警備システムを一つのシステムとして構成しても良い。以降、入退室管理システムを入退室管理システムと警備システム両方を指すものとして使用する場合がある。
また、「制御対象」とは、制御の対象であり、具体的には、撮像対象に関連する物又は事象(状態や設定等を含む)であり、例えば、撮像対象自体、あるいは、撮像対象と何らかの関係を有する対象等を含む概念であり、一例としては、入退室管理システムを構成する少なくとも1つの入退室管理装置(つまり、カードリーダ及び/又はサーバコンピュータ等の任意の装置)、電気錠、及び警備システムを構成する少なくとも1つの警備装置(つまり、人感センサ、及び/又はサーバコンピュータ等の任意の装置)、入退室管理システムで管理する種々の監視状態や制御設定(つまり、入退室情報から管理される室内に人がいるかどうかを監視する在室状態、特定の区域の警備を行うか否かを設定する警備設定等の種々の変数)等を含む概念である。
また、「管理手段」とは、連携システムを管理する管理処理を行う手段である。「管理処理」とは、連携システムを管理する処理であり、例えば、第1~第6管理処理等を含む概念である。
また、「第1管理処理」とは、制御履歴を管理する処理であり、具体的には、制御対象を制御するための制御命令を受け付けた場合、撮像システム側から制御命令を受け付けたか、制御システム側から制御命令を受け付けたかを特定する処理等を含む概念である。なお、「制御命令」とは、制御対象を制御するための命令であり、例えば、電気信号(電波を含む)等を含む概念である。
また、「第2管理処理」とは、制御履歴を管理する処理であり、具体的には、ユーザ端末から制御命令を受け付けた場合、当該ユーザ端末を特定する処理等を含む概念である。
また、「第3管理処理」とは、制御履歴を管理する処理であり、具体的には、いずれから制御命令を受け付けたかを特定する情報を含む格納情報を連携システムに格納する処理等を含む概念である。「格納情報」とは、いずれから制御対象の制御命令を受け付けたかを特定する情報を含む情報であり、例えば、撮像システム側から制御命令を受け付けたか、又は、制御システム側から制御命令を受け付けたか、又は、ユーザ端末から制御命令を受け付けたかを特定する情報を含む情報である。なお、「撮像システム側から制御命令を受け付ける」とは、例えば、ユーザが撮像システムに含まれる任意の装置を操作することを契機として出力される制御命令を連携システムが受け付けることを示しており、また、「制御システム側から制御命令を受け付ける」とは、例えば、ユーザが制御システムに含まれる任意の装置を操作することを契機として出力される制御命令を連携システムが受け付けることを示しており、また、「ユーザ端末から制御命令を受け付ける」とは、例えば、ユーザがユーザ端末を操作することを契機として出力される制御命令を連携システムが受け付けることを示している。
「第4管理処理」とは、制御を禁止する処理であり、具体的には、制御システム側以外からの制御対象の制御を禁止する処理等を含む概念であり、例えば、撮像システム側から制御命令を受け付けた場合に制御対処の制御を行わないこと等を含む概念である。「第5管理処理」とは、情報を出力する処理であり、具体的には、制御対象の制御に関する情報を出力する処理等を含む概念であり、例えば、制御システム側以外から制御命令を受け付けた場合、制御システムの表示部に制御対象の制御に関する情報を表示する処理等を含む概念である。「第6管理処理」とは、ユーザの認証を行う処理であり、具体的には、連携システムへアクセスするユーザの認証を行う処理等を含む概念である。
また、「ユーザ端末」とは、ユーザによって携帯される端末装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、あるいは、ノート型パーソナルコンピュータ等を含む概念である。「制御対象の制御に関する情報」とは、制御対象を制御することに関連する情報であり、例えば、制御対象を制御している主体に関する情報(一例としては、ユーザ端末を用いて遠隔制御を行っていることを示す情報)、制御対象を制御する命令を実行中であることを示す情報、及び当該命令を実行した結果を示す情報等を含む概念である。「ユーザの認証」とは、ユーザの正当性を確認することであり、例えば、連携システムへアクセスするユーザが、連携システムへのアクセスを許可されているユーザであることを確認すること等を含む概念である。
また、管理手段については、制御システム又は撮像システムの何れか一方のシステムに設けてもよいし、あるいは、両方のシステムに設けてもよいが、以下の各実施の形態では、管理手段を制御システムに設ける場合について例示して説明する。また、各実施の形態では、第1~第3管理処理、第6管理処理を行う場合を説明し、特に、実施の形態1では、制御システム側からの制御命令を受け付ける場合、及び撮像システム側からの制御命令を受け付ける場合を例示して説明し、また、実施の形態2においては、ユーザ端末が撮像システム側に所属している場合において、当該ユーザ端末側からの制御命令を受け付ける場合、及び制御システム側からの制御命令を受け付ける場合を例示して説明する。なお、第4、及び第5管理処理については、変形例において説明する。
[実施の形態の具体的内容]
次に、各実施の形態の具体的内容について説明する。
(実施の形態1)
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態1では、制御システム側からの制御命令を受け付ける場合、及び撮像システム側からの制御命令を受け付ける場合を例示して説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る管理システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る管理システムを示す全体図であり、図2は、建物におけるカメラ及び電気錠の配置図である。
図1の本実施の形態の管理システム900は、連携システムであり、相互に連携するように電気的に接続されている撮像システム100、及び制御システム300を備える。なお、管理システム900に含まれている各装置の個数については、任意に設定することができるが、ここでは、例えば、特記する場合を除いて、図1に図示されている各装置を代表して説明する。
(構成-撮像システム)
撮像システム100は、例えば、撮像側サーバ装置11、通信装置12、カメラ13、及び端末装置2を備える。なお、制御システム300には、後述する制御側クライアント装置3と同様に構成されている撮像側クライアント装置も設けられているが、ここでは、説明の便宜上、不図示とされている。
(構成-撮像システム-撮像側サーバ装置)
撮像側サーバ装置11は、撮像システム100側のサーバとして機能する装置であり、例えば、通信装置12を介して端末装置2と通信可能となり、また、カメラ13、制御側クライアント装置3、及び制御側サーバ装置5と通信可能となり、また、カメラ13を制御可能となるように接続されている装置である。この撮像側サーバ装置11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、制御システム300の制御側サーバ装置5の各部と同様な各部を有するコンピュータを用いて構成することができる。
(構成-撮像システム-通信装置)
通信装置12は、端末装置2との間の無線通信を中継する中継装置である。この通信装置12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の無線通信を行うルータ等の技術を用いて構成することができる。
(構成-撮像システム-カメラ)
カメラ13は、撮像対象を撮像する撮像手段であり、例えば、動画像を撮像する装置である。このカメラ13の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の撮像素子等を用いて構成することができる。そして、ここでは、例えば、カメラ13としては、図2に示すカメラ131~134を用いる場合を例示して説明する。なお、カメラ131は、1階A地区に設置されて同階同地区内を撮像対象として撮像するように構成されており、また、カメラ132は、1階B地区に設置されて同階同地区内を撮像対象として撮像するように構成されており、また、カメラ133は、2階A地区に設置されて同階同地区内を撮像対象として撮像するように構成されており、また、カメラ134は、2階B地区に設置されて同階同地区内を撮像対象として撮像するように構成されていることとして、以下説明する。
(構成-撮像システム-端末装置)
図3は、端末装置を示すブロック図である。図1の端末装置2は、ユーザ端末であり、例えば、図3の通信部21、タッチパッド22、ディスプレイ23、記録部24、及び制御部25を備える。
(構成-撮像システム-端末装置-通信部)
通信部21は、ネットワークを介して外部装置との間で通信するための通信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の移動体無線通信手段等を用いて構成することができる。
(構成-撮像システム-端末装置-タッチパッド)
タッチパッド22は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段(操作部)である。このタッチパッド22の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
(構成-撮像システム-端末装置-ディスプレイ)
ディスプレイ23は、制御部25の制御に基づいて各種の画像を表示する画像表示手段(表示部)である。このディスプレイ23の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いて構成することができる。なお、上記のタッチパッド22とディスプレイ23とをタッチパネルとして一体形成しても構わない。
(構成-撮像システム-端末装置-記録部)
記録部24は、端末装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのフラッシュメモリ(図示省略)を用いて構成されている。ただし、フラッシュメモリに代えてあるいはフラッシュメモリと共に、ハードディスク、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
(構成-撮像システム-端末装置-制御部)
制御部25は、端末装置2を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係るプログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して端末装置2にインストールされることで、制御部25の各部を実質的に構成する。なお、この制御部25の各部により行われる処理については、後述する。
(構成-制御システム)
制御システム300は、例えば、制御側クライアント装置3、制御盤4、カードリーダ41、電気錠42、センサ43、及び制御側サーバ装置5を備える。
(構成-制御システム-制御側クライアント装置)
制御側クライアント装置3は、制御システム300側のクライアントとして機能する装置であり、例えば、制御側サーバ装置5、及び撮像側サーバ装置11と通信可能となり、また、通信装置12を介して端末装置2と通信可能となるように接続されている装置である。この制御側クライアント装置3の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、制御側サーバ装置5の各部と同様な各部を有するコンピュータを用いて構成することができる。
(構成-制御システム-制御盤)
制御盤4は、制御側サーバ装置5からの命令に基づいて制御対象を制御する制御手段である。制御盤4の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の制御回路を用いて構成することができ、カードリーダ41、電気錠42、及びセンサ43を制御するように構成されている。
(構成-制御システム-カードリーダ)
カードリーダ41は、制御対象であり、例えば、前述の入退室管理装置である。このカードリーダ41の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、近距離無線通信の技術を用いていわゆるICカードの情報を読み取る読み取り回路の技術等を用いて構成することができる。なお、カードリーダ41については、実際には、図2の建物の任意の場所に設置されるが、ここでは、説明の便宜上、制御対象としては電気錠42のみを例示して説明することとし、図2では、不図示となっている(センサ43も同様とする)。
(構成-制御システム-電気錠)
電気錠42は、制御対象であり、例えば、電気的に施錠又は解錠を行うことが可能となっている錠前である。この電気錠42の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、遠隔操作により電気的に施錠又は解錠を行うことを可能にする電気回路を備えて構成することができる。そして、ここでは、例えば、電気錠42としては、図2に示す電気錠421~424を用いる場合を例示して説明する。なお、電気錠421は、1階A地区内の扉(カメラ131にて撮像される扉)に設置されており、また、電気錠422は、1階B地区内の扉(カメラ132にて撮像される扉)に設置されており、電気錠423は、2階A地区内の扉(カメラ133にて撮像される扉)に設置されており、電気錠424は、2階B地区内の扉(カメラ134にて撮像される扉)に設置されていることとして、以下説明する。
(構成-制御システム-センサ)
センサ43は、制御対象であり、例えば、前述の人感センサである。このセンサ43の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、赤外線、超音波、あるいは可視光等を用いて人を検出する検出回路等を用いて構成することができる。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置)
図4は、制御側サーバ装置を示すブロック図である。図1の制御側サーバ装置5は、制御システム300側のサーバとして機能する装置であり、例えば、通信装置12を介して端末装置2と通信可能となり、また、制御側クライアント装置3、制御盤4、及び制御側サーバ装置5と通信可能となり、また、制御盤4を介してカードリーダ41、電気錠42、及びセンサ43を制御可能となるように接続されている装置である。制御側サーバ装置5は、例えば、図4の通信部51、操作部52、表示部53、記録部54、及び制御部55を備える。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-通信部)
通信部51は、ネットワークを介して外部装置との間で通信するための通信手段である。この通信部51の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-操作部)
操作部52は、ユーザからの各種操作入力を受け付ける操作手段である。この操作部52の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、キーボードやマウス等を用いて構成することができる。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-表示部)
表示部53は、制御部55の制御に基づいて各種の画像を表示する画像表示手段である。この表示部53の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いて構成することができる。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-記録部)
記録部54は、制御側サーバ装置5の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段(格納手段)であり、例えば、端末装置2の記録部24と同様にして構成することができる。この記録部54には、例えば、カメラ情報、設備情報、関連付け情報、装置情報、及び認証情報が格納されている。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-記録部-カメラ情報)
「カメラ情報」とは、カメラを特定する情報である。図5は、カメラ情報を例示した図である。この図5に示すように、カメラ情報は、例えば、項目「カメラID」、項目「カメラ場所情報」、及び項目「カメラ名称情報」と、各項目に対応する情報とを相互に対応付けて格納している。項目「カメラID」に対応する情報は、カメラを一意に識別するカメラ識別情報(以下、識別情報を「ID」と称する)である(図5では、図2のカメラ131~134のカメラIDである「IDc1」~「IDc4」等)。項目「カメラ場所情報」に対応する情報は、カメラが設置されており撮像する場所を特定するカメラ場所情報である(図5では、図2の「1階A地区」等)。項目「カメラ名称情報」に対応する情報は、カメラの名称を特定するカメラ名称情報である(図5では、ユーザが認識してカメラを特定できる名称であり、具体的には、カメラ場所情報を含む名称であり「1階A地区カメラ」等)。そして、このようなカメラ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、通信部51又は操作部52を介して情報を受け付けることにより、制御部55によって格納されることとする(設備情報、関連付け情報、装置情報も同様とする)。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-記録部-設備情報)
「設備情報」とは、設備としての制御対象を特定する設備情報である。図6は、設備情報を例示した図である。この図6に示すように、設備情報は、例えば、項目「設備ID」、項目「設備場所情報」、項目「設備種別情報」、項目「設備名称情報」、及び項目「設備制御候補情報」と、各項目に対応する情報とを相互に対応付けて格納している。項目「設備ID」に対応する情報は、設備を一意に識別する設備IDである(図6では、図2の電気錠421~424の設備IDである「IDf1」~「IDf4」等)。項目「設備場所情報」に対応する情報は、設備の設置場所又は設備が管理する場所を特定する設備場所情報である(図6では、図2の「1階A地区」等)。項目「設備種別情報」に対応する情報は、設備の種類を特定する設備種別情報である(図6では、「電気錠」等)。項目「設備名称情報」に対応する情報は、設備の名称を特定する設備名称情報である(図6では、ユーザが認識して設備を特定できる名称であり、具体的には、設備場所情報と設備種別情報とを含む名称であり「1階A地区電気錠」等)。項目「設備制御候補情報」に対応する情報は、設備に対して行うことが可能となる制御内容を特定する設備制御候補情報である(図6では、解錠と施錠とを行うことが可能であることを特定する「解錠、施錠」等)。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-記録部-関連付け情報)
「関連付け情報」とは、画像制御対象関連情報である。なお、「画像制御対象関連情報」とは、撮像対象を撮像した撮像画像と、撮像画像の撮像対象に関連する制御対象とを相互に関連付けるための情報であり、例えば、撮像画像自体と制御対象とを相互に関連付ける情報、及び撮像画像を撮像するカメラの如き撮像手段と制御対象とを相互に関連付ける情報等を含む概念である。図7は、関連付け情報を例示した図である。この図7に示すように、関連付け情報は、項目「カメラID」、項目「設備ID」、項目「設備制御情報」、及び項目「設備制御特定情報」と、各項目に対応する情報とを相互に対応付けて格納している。なお、項目「カメラID」に対応する情報、及び項目「設備ID」に対応する情報は、図5及び図6の同一名称の情報と同様である。項目「設備制御情報」に対応する情報は、設備に対して行う制御内容を特定する設備制御情報である(図7では、図6の設備制御候補情報に含まれる1つの情報であり、例えば、「施錠」、「解錠」等)。項目「設備制御特定情報」に対応する情報は、制御対象となる設備と制御内容とを特定する設備制御特定情報である(図7では、ユーザが認識して制御対象となる設備と制御内容とを特定できる名称の情報であり、具体的には、図6の設備名称情報と図7の設備制御情報とを含む名称の情報であり、「1階A地区電気錠施錠」等)。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-記録部-装置情報)
「装置情報」とは、管理システム900の各種装置のうちの制御対象以外の装置を特定する情報である。図8は、装置情報を例示した図である。この図8に示すように、装置情報は、項目「装置ID」、項目「所属情報」、及び項目「装置種別情報」と、各項目に対応する情報とを相互に対応付けて格納している。なお、項目「装置ID」に対応する情報は、各種装置を識別する装置IDである。この装置IDとしては任意であるが、例えば、図1の撮像側サーバ装置11に装置IDとして「IDa11」が設定されており、また、端末装置2に装置IDとして「IDa2」が設定されており、制御側クライアント装置3に装置IDとして「IDa3」が設定されており、また、制御側サーバ装置5に装置IDとして「IDa5」が設定されていることとして、図8の装置IDとしてはこれら「IDa11」等が格納されている。なお、装置IDが設定されているとは、各装置の記録部に装置IDが記録されていること等を含む概念である。項目「所属情報」に対応する情報は、各装置が所属しているシステムを特定する所属情報である(図8では、所属するシステムが撮像システム100であることを特定する「撮像」、及び所属するシステムが制御システム300であることを特定する「制御」)。項目「装置種別情報」に対応する情報は、各装置の種類を特定する装置種別情報である(図8では、サーバであることを特定する「サーバ」、クライアント(一例としては、サーバと有線通信する装置)であることを特定する「クライアント」、及びユーザ端末(一例としては、サーバと無線通信する装置であって、遠隔操作を行う装置)であることを特定する「端末装置」)。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-記録部-認証情報)
「認証情報」とは、ユーザを認証するために用いられる情報である。図9は、認証情報を例示した図である。この図9に示すように、認証情報は、項目「ユーザID」、及び項目「パスワード情報」と、各項目に対応する情報とを相互に対応付けて格納している。項目「ユーザID」に対応する情報は、管理システム900のユーザを一意に識別するユーザIDである(図9では、「IDu1」等)。項目「パスワード情報」に対応する情報は、認証のために用いられるパスワードを特定するパスワード情報である(図9では、「passwd1」等)。そして、このような認証情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、ユーザからの申請等に基づいて管理者が各情報を決定した上で、通信部51又は操作部52を介して情報を入力し、入力した当該情報を受け付けることにより、制御部55によって格納されることとする。
(構成-制御システム-制御側サーバ装置-制御部)
制御部55は、制御側サーバ装置5を制御する制御手段であり、例えば、端末装置2の制御部25と同様にして構成することができる。この制御部55は、機能概念的には、管理部551を備える。管理部551は、管理システム900を管理する管理処理を行う管理手段であり、具体的には、制御対象を制御するための制御命令を受け付けた場合、撮像システム側から制御命令を受け付けたか、制御システム側から制御命令を受け付けたかを特定する処理を行う手段である。なお、この制御部55の各部により行われる処理については、後述する。
(処理)
次に、このように構成され管理システム900によって実行される撮像側管理処理、及び制御側管理処理について説明する。
(処理-撮像側管理処理)
まず、撮像側管理処理について説明する。図10は、撮像側管理処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図11~図13は、撮像側サーバ装置等の画面に表示される情報の表示例である。「撮像側管理処理」とは、概略的には、制御側サーバ装置5と撮像システム100の任意の装置とが実行する処理であり、例えば、ユーザが撮像システム100に所属する装置を操作することにより、制御側サーバ装置5を介して制御対象を制御する処理である。なお、ここでは、例えば、撮像側管理処理について、制御側サーバ装置5と撮像システム100の撮像側サーバ装置11が実行する場合を例示して説明する。この撮像側管理処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、管理システム900の各装置の電源をオンした後に、起動して実行を開始するものとし、実行が開始されたところから説明する(実施の形態2も同様とする)。
図10のSA1において撮像側サーバ装置11の制御部は、ログインを受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、ユーザが撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作を行うことにより、当該ユーザによるログインを受け付ける。
図10のSA2において撮像側サーバ装置11の制御部は、制御システム300側との連携を行うか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作(例えば、連携ボタンを押下する操作等)を受け付けたか否かに基づいて判定する。そして、所定操作を受け付けていない場合、連携を行わないものと判定し(SA2のNO)、SA5に移行する。また、所定操作を受け付けた場合、連携を行うものと判定し(SA2のYES)、SA3に移行する。ここでは、例えば、ユーザが連携ボタンを押下する操作を行った場合、連携を行うもの判定する。
図10のSA3において撮像側サーバ装置11の制御部は、ログインを行う。具体的には任意であるが、例えば、ユーザが撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作を行うことにより、自己に設定されているユーザIDとパスワードを入力し、撮像側サーバ装置11の制御部が、当該入力されたユーザIDとパスワード情報を取得し、また、自己の記録部の装置IDを取得した上で、取得したこれらの情報を、自己の通信部を介して、制御側サーバ装置5に送信する。ここでは、例えば、図9の「IDu1」が設定されているユーザは、「ユーザID」=「IDu1」及び「パスワード情報」=「passwd1」を入力するが、撮像側サーバ装置11の制御部は、これらの情報及び自己の装置IDである「IDa11」を取得し、「ユーザID」=「IDu1」、「パスワード情報」=「passwd1」、及び「装置ID」=「IDa11」を制御側サーバ装置5に送信する。なお、ここでは、説明の便宜上、このSA3でユーザが入力したユーザIDとパスワードを送信する場合を例示したが、例えば、SA1においてユーザIDとパスワードを入力させるようにした上で、このSA1で入力された情報を送信するように構成してもよい。
一方、図10のSB1において制御側サーバ装置5の管理部551は、認証を行う。具体的には任意であり、例えば、登録されているパスワードにて認証する手法や、2種類以上のパスワード(例えば、登録されているパスワードと、ランダムに適宜発行されるワンタイムパスワード等)を用いて行ういわゆる多段階認証の手法を用いることができるが、ここでは、前者を用いる場合について説明する。具体的には、例えば、SA3にてログインの処理を行うために撮像側サーバ装置11を操作しているユーザが正当であるか否かを判定する。詳細には、SA3で送信された各情報を、通信部51を介して受信し、受信した情報からユーザID及びパスワード情報を取得し、図9の認証情報を参照した上で、当該認証情報において、取得したユーザID及びパスワード情報の組み合わせに合致する組み合わせが存在するか否かに基づいて判定する。そして、合致する組み合わせがない場合、ユーザが正当でないものと判定し(SB1のNO)、以降の処理を実行することを禁止して、処理を終了する。この場合、撮像側サーバ装置11側にユーザが正当でないことを示す情報を送信して、当該情報を撮像側サーバ装置11に表示した上で、処理を終了してもよい。また、合致する組み合わせがある場合、ユーザが正当であるものと判定し(SB1のYES)、SB2に移行する。ここでは、例えば、「ユーザID」=「IDu1」、「パスワード情報」=「passwd1」、及び「装置ID」=「IDa11」を受信し、「IDu1」及び「passwd1」の組み合わせが、図9が最上段の情報の組み合わせと合致するので、ユーザが正当であるものと判定する。
図10のSB2において制御側サーバ装置5の管理部551は、処理を許可する。具体的には任意であるが、例えば、ユーザが正当であるので以降の処理を許可することを示す情報を、通信部51を介して撮像側サーバ装置11に送信する。
一方、図10のSA4において撮像側サーバ装置11の制御部は、ログイン状態とする。具体的には任意であるが、例えば、制御側サーバ装置5にログインしたとこを特定する情報であるログイン済情報を、自己の記録部に記録する。
図10のSA2において連携を行わないものと判定し(SA2のNO)した後、又は、SA4の後のSA5において撮像側サーバ装置11の制御部は、情報を表示する。具体的には任意であるが、例えば、ユーザによる初期設定に従って、図11の表示画面を生成して、生成した表示画面を自己の表示部に表示する。なお、図11の表示画面は、カメラを選択するための表示画面であり、全てのカメラを選択する「すべてのカメラ」画像、1階のカメラのみを選択する「1階カメラ」画像、2階のカメラのみを選択する「2階カメラ」画像が、ユーザによって選択可能に表示されている表示画面である。ここでは、例えば、撮像側サーバ装置11の制御部は、撮像側サーバ装置11の表示部に図11の表示画面を表示する。
図10のSA6において撮像側サーバ装置11の制御部は、撮像画像を表示する要求を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、SA5で表示した表示画面に対する、ユーザからの撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作を受け付けることにより、撮像画像を表示する要求を受け付ける。詳細には、例えば、撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作により、ユーザが、各画像のうちの1つを選択した状態で、決定ボタンG11をクリックした場合に、選択した1つの画像に対応するカメラで撮像した撮像画像を表示する要求を受け付ける。ここでは、例えば、図11の「1階カメラ」画像を選択した状態で、決定ボタンG11をクリックした場合、1階のカメラであるカメラ131、132の撮像画像を表示する要求を受け付ける。
図10のSA7において撮像側サーバ装置11の制御部は、情報を表示する。具体的には任意であるが、例えば、SA6で受け付けた要求に対応するカメラ13を特定し、特定したカメラ13が撮像している動画像を撮像画像として繰り返し取得し、繰り返し取得した撮像画像を、自己の表示部に表示を開始する。なお、ここでは、後の処理で動画像を撮像したカメラ13を特定できるように、当該動画像を撮像したカメラ13を識別するカメラIDを撮像画像と共に取得することとする。ここでは、例えば、撮像側サーバ装置11の制御部は、1階のカメラであるカメラ131、132を特定し、図12に示すように、第1画像表示領域R1に特定したカメラ131で撮像した動画像(つまり、1階A地区の動画像)を表示し、また、第2画像表示領域R2に特定したカメラ132で撮像した動画像(つまり、1階B地区の動画像)を表示する。なお、ここでは、例えば、図5のカメラ情報が撮像側サーバ装置11の記録部に記録されていることとし、表示する動画像がいずれのカメラ13で撮像されたものかを特定するために、当該カメラ情報を参照して、前述の動画像と共に取得したカメラIDに対応する図5のカメラ名称情報を特定し、特定したカメラ名称情報を、図12の「1階A地区カメラ」又は「1階B地区カメラ」という表示のように、各表示欄の周辺に表示することとする。
図10のSA8において撮像側サーバ装置11の制御部は、設備制御特定情報を表示する要求を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、SA6の場合と同様にして、SA7で表示した表示画面に対する、ユーザからの撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作を受け付けることにより、設備制御特定情報を表示する要求を受け付ける。詳細には、例えば、撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作により、ユーザが、SA7で表示が開始された撮像画像である動画像を選択した状態で、決定ボタンG21をクリックした場合に、選択した撮像画像に対応する設備制御特定情報を表示する要求を受け付ける。ここでは、例えば、ユーザが撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作を行うことにより、図12の第1画像表示領域R1をクリックして1階A地区の動画像を選択した状態で、決定ボタンG21をクリックした場合、1階A地区に対応する設備制御特定情報を表示する要求を受け付ける。
図10のSA9において撮像側サーバ装置11の制御部は、制御側サーバ装置5にログインした状態であるか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、自己の記録部にログイン済情報が記録されているか否かに基づいて判定する。そして、ログイン済情報が記録されていない場合、制御側サーバ装置5にログインした状態でないものと判定し(SA9のNO)、SA2に移行する。なお、この場合、ログインすることを促すために、「制御システムログインされておりません。ログインする操作を行って下さい」等の案内情報を表示部に表示した上で、SA2に移行してもよい。また、ログイン済情報が記録されている場合、制御側サーバ装置5にログインした状態であるものと判定し(SA9のYES)、SA10に移行する。ここでは、例えば、ユーザが既にログインを行っており、ログイン済情報が記録されている場合、ログインした状態であるものと判定する。
図10のSA10において撮像側サーバ装置11の制御部は、画像特定情報を送信する。「画像特定情報」とは、設備制御特定情報を表示する要求を受け付ける場合に選択された画像を特定する情報であり、例えば、SA8で選択された画像を特定する情報である。ここでは、例えば、SA7にてカメラIDを撮像画像と共に取得することに着目して、SA8で選択された画像に対応するカメラIDを特定し、特定したカメラIDを含む画像特定情報を生成し、生成した画像特定情報を、制御側サーバ装置5に送信する。ここでは、例えば、SA8で図12の第1画像表示領域R1をクリックして1階A地区の動画像を選択したので、第1画像表示領域R1に表示されている1階A地区の動画像(つまり、カメラ131で撮像した動画像)と共に送信されたカメラIDとして「IDc1」を含む画像特定情報を生成して送信する。
一方、図10のSB3において制御側サーバ装置5の管理部551は、画像特定情報を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、SA10で送信された画像特定情報を、通信部51を介して受信して受け付ける。ここでは、例えば、「IDc1」を含む画像特定情報を受け付ける。
図10のSB4において制御側サーバ装置5の管理部551は、設備制御特定情報を取得する。具体的には任意であるが、例えば、SB3で受け付けた画像特定情報を取得し、取得した画像特定情報に含まれているカメラIDを特定し、図7の関連付け情報において、当該特定したカメラIDに対応付けられている設備制御特定情報を制御情報として特定し、特定した設備制御特定情報を取得する。ここでは、例えば、SB3で「IDc1」を含む画像特定情報を受け付けたので、図7の関連付け情報において、当該特定した「IDc1」に対応する設備制御特定情報として「1階A地区電気錠施錠」及び「1階A地区電気錠解錠」を取得する。
図8のSB5において制御側サーバ装置5の管理部551は、設備制御特定情報を送信する。具体的には任意であるが、例えば、SB4にて取得した設備制御特定情報を取得し、取得した設備制御特定情報を、通信部51を介して撮像側サーバ装置11に送信して出力する。ここでは、例えば、「1階A地区電気錠施錠」及び「1階A地区電気錠解錠」を、端末装置2に送信する。
一方、図10のSA11において撮像側サーバ装置11の制御部は、情報を表示する。具体的には任意であるが、例えば、SB5で送信された設備制御特定情報を、自己の通信部を介して受信し、受信した設備制御特定情報を自己の表示部に表示する。ここでは、例えば、「1階A地区電気錠施錠」及び「1階A地区電気錠解錠」を受信して、図13に示すように、「1階A地区電気錠施錠」の画像、及び「1階A地区電気錠解錠」の画像をリスト表示する。なお、図13の表示画面は、設備制御特定情報を表示して選択するための表示画像であり、各情報と決定ボタンG31が表示されている表示画面である。
図10のSA12において撮像側サーバ装置11の制御部は、設備制御特定情報を送信する。具体的には任意であるが、例えば、SA11で表示した表示画面に対する自己の操作部を介する所定操作を受け付けた場合に、設備制御特定情報を、自己の通信部を介して制御側サーバ装置5に送信する。ここでは、例えば、ユーザが撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作を行うことにより、SA11で撮像側サーバ装置11の表示部に表示された設備制御特定情報を選択した場合に、撮像側サーバ装置11の制御部は、当該選択した設備制御特定情報を、通信部21を介して制御側サーバ装置5に送信することとする。詳細には、ユーザが撮像側サーバ装置11の操作部を介する所定操作を行うことにより、図13の「1階A地区電気錠施錠」の画像をクリックして選択した状態で、決定ボタンG31をクリックした場合、撮像側サーバ装置11の制御部は、「1階A地区電気錠施錠」の画像に対応する「1階A地区電気錠施錠」を送信する。
一方、図10のSB6において制御側サーバ装置5の管理部551は、設備制御特定情報を受け付ける。具体的には任意であるが、例えばSA12で送信された設備制御特定情報を、通信部51を介して受信して受け付ける。ここでは、例えば、「1階A地区電気錠施錠」を受け付ける。なお、ここで管理部551が受け付ける設備制御特定情報が、「制御命令」に対応する。
図10のSB7において制御側サーバ装置5の管理部551は、制御を行う。具体的には任意であるが、例えば、SB6にて受け付けた設備制御特定情報を取得し、図7の関連付け情報を参照して、取得した設備制御特定情報に対応する設備ID及び設備制御情報を特定し、特定した設備IDが識別する設備を制御対象として特定し、また、特定した設備制御情報が特定する制御内容を特定した上で、制御盤4を介して、特定した制御対象に対して特定した制御内容の制御を行う。ここでは、例えば、SB6にて受け付けた設備制御特定情報が「1階A地区電気錠施錠」であるので、図7の関連付け情報を参照して、取得した設備制御特定情報である「1階A地区電気錠施錠」に対応する「設備ID」=「IDf1」及び「設備制御情報」=「施錠」を特定し、「設備ID」=「IDf1」が識別する図2の電気錠421を制御対象として特定し、また、特定した「設備制御情報」=「施錠」が特定する制御内容である「施錠」を特定した上で、制御盤4を介して、電気錠421を施錠する。
図10のSB8において制御側サーバ装置5の管理部551は、情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、少なくとも前述の格納情報を記録部54に記録する。詳細には、まず、SB1で受信した情報(つまり、SA3で送信された情報)に含まれる装置IDを取得し、図8の装置情報を参照した上で、取得した装置IDに対応付けられている所属情報を取得する。次に、取得した所属情報が「撮像」である場合、撮像システム100側からの制御命令を受け付けたことを特定し、撮像システム100側からの制御命令を受け付けたことを示す情報を格納情報として記録部54に格納する。なお、図10の撮像側管理処理は、制御側サーバ装置5と撮像システム100との間で行われる処理である点に着目すると、撮像システム100側からの制御命令を受け付けることになるので、SB8を実行する時点で即座に、撮像システム100側からの制御命令を受け付けたことを特定する情報を格納情報として格納してもよい。次に、SB6で受け付けた設備制御特定情報を取得し、取得した設備制御特定情報を制御履歴として格納する。
ここでは、例えば、SB1で受信した情報に含まれる「装置ID」=「IDa11」を取得し、図8の装置情報を参照した上で、取得した「装置ID」=「IDa11」に対応付けられている「所属情報」=「撮像」を取得する。次に、取得した所属情報が「撮像」であるために、撮像システム100側からの制御命令を受け付けたことを特定する情報を格納情報として格納し、また、SB6で受け付けた「設備制御特定情報」=「1階A地区電気錠施錠」を取得し、取得した「設備制御特定情報」=「1階A地区電気錠施錠」を制御履歴として格納する。
なお、ここでは、上述の各情報を全て格納してもよいし、あるいは、一部のみを格納するように変更してもよいし、あるいは、追加で現在の日時を示す情報、あるいは、SB1で受信したユーザID又はパスワードを追加で格納するように変更してもよい。このように、各情報を格納することにより、当該情報を後で参照することにより、制御に関する履歴を確認することができ、今後のシステム運用等に役立てることができる。これにて、撮像側管理処理を終了する。
(処理-制御側管理処理)
次に、制御側管理処理について説明する。「撮像側管理処理」とは、概略的には、制御側サーバ装置5が実行する処理であり、具体的には、ユーザが制御システム300に所属する装置を操作することにより、制御側サーバ装置5を介して制御対象を制御する処理である。なお、この撮像側管理処理については、制御システム300側で行う従来の処理と同様にして実行することができるので、ユーザが制御側サーバ装置5を操作する場合を例示して、概略のみ説明する。この制御側管理処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、管理システム900の各装置の電源をオンした後に、起動して実行を開始するものとし、実行が開始されたところから説明する(実施の形態2も同様とする)。
まず、制御側サーバ装置5の管理部551は、制御対象と制御内容とを含む制御実行命令を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、従来と同様にして、ユーザが操作部52を介する所定操作を行うことにより、制御実行命令が入力されることとし、入力された制御実行命令を受け付ける。詳細には、制御対象の位置を特定する地図が表示部53に表示されることとし、この地図上の制御対象及び当該制御対象に対する制御内容をユーザが選択した場合、選択した制御態様及び制御内容が入力され、これらの各情報を含む制御実行命令を受け付ける。ここでは、例えば、電気錠421を施錠する制御実行命令を受け付ける。なお、ここで受け付ける制御実行命令が、「制御命令」に対応する。
次に、制御側サーバ装置5の管理部551は、制御を行う。具体的には任意であるが、例えば、前述の受け付けた制御実行命令を取得し、取得した制御実行命令に含まれている制御対象及び制御内容を特定し、特定した制御対象に対して特定した制御内容の制御を、制御盤4を介して行う。ここでは、例えば、電気錠421を施錠する。
次に、制御側サーバ装置5の管理部551は、情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、図10のSB8と同様にして、例えば、少なくとも前述の格納情報を記録部54に記録するが、制御システム300側からの制御命令を受け付けたことを特定し、制御システム300側からの制御命令を受け付けたこと示す情報を格納情報として格納する。なお、ここでは、例えば、図10のSB8と同様にして、現在の日時を示す情報等も格納してもよい。これにて、制御側管理処理を終了する。
(誤操作防止について)
前述のように、図10の撮像側管理処理にて、ユーザは、図12の撮像画像にて制御対象に関連する画像を確認した上で、撮像画像を選択し、選択した撮像画像に対応する設備制御特定情報を図13にて選択することにより、制御対象を制御することができるので、意図していない制御対象を誤って制御する誤操作を防止することが可能となる。
(制御命令について)
前述のように、撮像側管理処理が実行された場合、撮像システム100側からの制御命令を受け付けたことを特定する情報が格納され、また、制御側管理処理が実行された場合、制御システム300側からの制御命令を受け付けたことを特定する情報が格納されるので、いずれのシステム側から制御命令を受け付けたかを特定することが可能となる。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、制御システム300と撮像システム100とを相互に連携させて動作させることにより、例えば、2種類のシステムである制御システム300と撮像システム100とを連携させることができるので、各システムを統合して管理することができ、システムの管理効率を向上させることが可能となる。また、撮像システム100側から制御命令を受け付けたか、制御システム300側から制御命令を受け付けたかを特定する処理を行うことにより、例えば、制御対象を制御した主体を把握することができるので、当該把握の結果に基づいてシステムの運用方針の検討又は見直し(例えば、撮像システム100側からの制御が多いので、撮像システム100側の装置を増やす必要がある等の検討又は見直し等)等に役立てることが可能となる。
また、いずれから制御命令を受け付けたかを特定する情報を含む格納情報を格納することにより、例えば、制御対象を制御した主体を履歴として把握することができるので、当該把握の結果に基づいてシステムの運用方針の検討又は見直し(例えば、撮像システム100側からの制御が多いので、撮像システム100側の装置を増やす必要がある等の検討又は見直等)等に役立てることが可能となる。
また、アクセスする(つまり、ログインする)ユーザの認証を行うことにより、例えば、管理システム900への不正アクセスを防止することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態2では、ユーザ端末が撮像システム側に所属している場合において、当該ユーザ端末側からの制御命令を受け付ける場合、及び制御システム側からの制御命令を受け付ける場合を例示して説明する。実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る管理システムの構成について説明する。図1の本実施の形態の管理システム901は、連携システムであり、相互に連携するように電気的に接続されている撮像システム101、及び制御システム300を備える。
(構成-撮像システム)
撮像システム101は、例えば、撮像側サーバ装置111、通信装置12、カメラ13、及び端末装置2を備える。
(構成-撮像システム-撮像側サーバ装置)
撮像側サーバ装置111は、撮像システム100側のサーバとして機能する装置である。この撮像側サーバ装置111の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、特記する場合を除いて、実施の形態1の撮像側サーバ装置11と同様に構成されているが、特に、端末装置2と制御システム300の制御側サーバ装置5との間の通信を仲介(中継)したり、また、端末装置2のユーザの認証を行ったりするように構成されている。なお、認証を行うために、図9の認証情報が撮像側サーバ装置111の記録部に格納されていることとして、以下説明する。
(処理)
次に、このように構成され管理システム901によって実行される撮像側管理処理、及び制御側管理処理について説明する。なお、管理システム901によって実行される制御側管理処理は、実施の形態1の管理システム900によって実行されるものと同様であるので、説明を省略する。
(処理-撮像側管理処理)
撮像側管理処理について説明する。図14は、撮像側管理処理のフローチャートである。「撮像側管理処理」とは、概略的には、制御側サーバ装置5と撮像システム100の任意の装置とが実行する処理であり、例えば、ユーザが撮像システム100に所属する端末装置2を操作することにより、制御側サーバ装置5を介して制御対象を制御する処理である。なお、ここでは、例えば、撮像側管理処理について、制御側サーバ装置5と撮像システム100の端末装置2が実行する場合を例示して説明する。
図14のSC1において端末装置2の制御部25は、ログインを行う。具体的には任意であるが、例えば、図10のSA3と同様であり、ユーザが端末装置2のタッチパッド22を介する所定操作を行うことにより、自己に設定されているユーザIDとパスワードを入力し、端末装置2の制御部25が、当該入力されたユーザIDとパスワード情報を取得し、また、記録部24の装置IDを取得した上で、取得したこれらの情報を、通信部21を介して、撮像側サーバ装置111に送信する。なお、実際には、端末装置2と他の装置との間の通信は、通信装置12を介して行われるが、この通信装置12を介する具体的な通信については、従来と同様であるので、その説明を省略する。ここでは、例えば、図9の「IDu2」が設定されているユーザは、「ユーザID」=「IDu2」及び「パスワード情報」=「passwd2」を入力するが、端末装置2の制御部25は、これらの情報及び自己の装置IDである「IDa2」を取得し、「ユーザID」=「IDu2」、「パスワード情報」=「passwd2」、及び「装置ID」=「IDa2」を撮像側サーバ装置111に送信する。
一方、図14のSD1において撮像側サーバ装置111の制御部は、認証を行う。具体的には任意であるが、例えば、図10のSB1と同様であり、SC1で送信された各情報を、自己の通信部を介して受信し、受信した情報からユーザID及びパスワード情報を取得し、自己の記録部の図9の認証情報を参照した上で、当該認証情報において、取得したユーザID及びパスワード情報の組み合わせに合致する組み合わせが存在するか否かに基づいて判定する。そして、合致する組み合わせがない場合、ユーザが正当でないものと判定し(SD1のNO)、以降の処理を実行することを禁止して、処理を終了する。この場合、端末装置2側にユーザが正当でないことを示す情報を送信して、当該情報を端末装置2に表示した上で、処理を終了してもよい。また、合致する組み合わせがある場合、ユーザが正当であるものと判定し(SD1のYES)、SD2に移行する。ここでは、例えば、「ユーザID」=「IDu2」、「パスワード情報」=「passwd2」、及び「装置ID」=「IDa2」を受信し、「IDu2」及び「passwd2」の組み合わせが、図9が2段目の情報の組み合わせと合致するので、ユーザが正当であるものと判定する。
図14のSD2において撮像側サーバ装置111の制御部は、処理を許可する。具体的には任意であるが、例えば、図10のSB2と同様であり、ユーザが正当であるので以降の処理を許可することを示す情報を、自己の通信部を介して端末装置2に送信する。
一方、図14のSC2において端末装置2の制御部25は、制御システム300側との連携を行うか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、図10のSA2と同様であり、タッチパッド22を介する所定操作(例えば、連携ボタンを押下する操作等)を受け付けたか否かに基づいて判定する。そして、所定操作を受け付けていない場合、連携を行わないものと判定し(SC2のNO)、SC5に移行する。また、所定操作を受け付けた場合、連携を行うものと判定し(SC2のYES)、SC3に移行する。ここでは、例えば、ユーザが連携ボタンを押下する操作を行った場合、連携を行うもの判定する。
図14のSC3において端末装置2の制御部25は、ログインを行う。具体的には任意であるが、例えば、図14のSC1と同様であり、SC1でユーザによって入力されたユーザIDとパスワード情報を取得し、また、記録部24の装置IDを取得した上で、取得したこれらの情報を、通信部21を介して、撮像側サーバ装置111に送信する。ここでは、例えば、「ユーザID」=「IDu2」、「パスワード情報」=「passwd2」、及び「装置ID」=「IDa2」を撮像側サーバ装置111に送信する。
一方、図14のSD3において撮像側サーバ装置111の制御部は、通信を中継する。具体的には任意であるが、例えば、SC3で送信された情報を受信し、受信した情報を制御側サーバ装置5に送信することにより中継する。ここでは、例えば、「ユーザID」=「IDu2」、「パスワード情報」=「passwd2」、及び「装置ID」=「IDa2」を端末装置2から受信し、受信した当該情報を制御側サーバ装置5に送信することにより中継する。
一方、図14のSE1において制御側サーバ装置5の管理部551は、認証を行う。具体的には任意であり、例えば、図10のSB1と同様であり、SD3で中継された情報(ユーザID、パスワード情報、装置ID)を受信して認証を行うが、ユーザが正当でないものと判定した場合(SE1のNO)、以降の処理を実行することを禁止して、処理を終了する。この場合、端末装置2側にユーザが正当でないことを示す情報を送信して、当該情報を端末装置2に表示した上で、処理を終了してもよい。また、ユーザが正当であるものと判定した場合(SE1のYES)、SE2に移行する。ここでは、例えば、「ユーザID」=「IDu2」、「パスワード情報」=「passwd2」、及び「装置ID」=「IDa2」を受信し、「IDu2」及び「passwd2」の組み合わせが、図9の2段目の情報の組み合わせと合致するので、ユーザが正当であるものと判定する。
図14のSE2におい制御側サーバ装置5の管理部551は、処理を許可する。具体的には任意であるが、例えば、図10のSB2と同様であり、ユーザが正当であるので以降の処理を許可することを示す情報を、通信部51を介して撮像側サーバ装置11に送信する。
一方、図14のSD4において撮像側サーバ装置111の制御部は、通信を中継する。具体的には任意であるが、例えば、SE2で送信された情報を受信し、受信した情報を端末装置2に送信することにより中継する。ここでは、例えば、ユーザが正当であるので以降の処理を許可することを示す情報を制御側サーバ装置5から受信し、受信した当該情報を端末装置2に送信することにより中継する。
図14のSC4において端末装置2の制御部25は、ログイン状態とする。具体的には任意であるが、例えば、制御側サーバ装置5にログインしたとこを特定する情報であるログイン済情報を、記録部24に記録する。
図14のSC2において連携を行わないものと判定し(SC2のNO)した後、又は、SC4の後のSC5において端末装置2の制御部25は、情報を表示する。具体的には任意であるが、例えば、図10のSA5と同様であり、ディスプレイ23に図11の表示画面を表示する。
図14のSC6において端末装置2の制御部25は、撮像画像を送信することを要求する。具体的には任意であるが、例えば、SC5で表示した表示画面に対する、ユーザからのタッチパッド22を介する所定操作を受け付け、受け付けた所定操作に対応する撮像画像を送信する要求を、通信部21を介して撮像側サーバ装置111に送信する。詳細には、例えば、タッチパッド22を介する所定操作により、ユーザが、各画像のうちの1つを選択した状態で、決定ボタンG11をクリックした場合に、選択した1つの画像に対応するカメラで撮像した撮像画像を送信する要求を、撮像側サーバ装置111に送信する。ここでは、例えば、図11の「1階カメラ」画像を選択した状態で、決定ボタンG11をクリックした場合、1階のカメラであるカメラ131、132の撮像画像を送信する要求を送信する。
一方、図14のSD5において撮像側サーバ装置111の制御部は、撮像画像を送信する要求を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、SC6で送信された要求を、自己の通信部を介して受信して受け付ける。ここでは、例えば、1階のカメラであるカメラ131、132の撮像画像を送信する要求を受け付ける。
図14のSD6において撮像側サーバ装置111の制御部は、撮像画像の送信を開始する。具体的には任意であるが、例えば、SD5で受け付けた要求に対応するカメラ13を特定し、特定したカメラ13が撮像している動画像を撮像画像として繰り返し取得し、繰り返し取得した撮像画像を、端末装置2に繰り返し送信することを開始する。なお、ここでは、後の処理で動画像を撮像したカメラ13を特定できるように、当該動画像を撮像したカメラ13を識別するカメラIDを撮像画像と共に取得して端末装置2に送信することとする。
一方、SC7において端末装置2の制御部25は、情報を表示する。具体的には任意であるが、例えば、図10のSA7と同様であり、SD6で送信を開始された動画像を、通信部21を介して受信し、受信した動画像をディスプレイ23に表示する。ここでは、例えば、図12に示す情報を表示する。
この後、端末装置2の制御部25は、図14のSC8~SC12において、図10のSA8~SA12と同様な処理を行い、また、制御側サーバ装置5の管理部551は、SE3~SE8において、図10のSB3~SB8と同様な処理を行う。なお、この各処理では、端末装置2と制御側サーバ装置5との間の通信については、撮像側サーバ装置111が当該通信を中継することとする。
また、特に、図14のSE8において制御側サーバ装置5の管理部551は、情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、少なくとも前述の格納情報を記録部54に記録する。詳細には、まず、SE1で受信した情報に含まれる装置IDを取得し、図8の装置情報を参照した上で、取得した装置IDに対応付けられている所属情報及び装置種別情報を取得する。次に、取得した所属情報が「撮像」である場合、撮像システム100側からの制御命令を受け付けたことを特定する情報を格納情報として記録部54に格納する。また、取得した装置種別情報が「端末装置」である場合、制御命令を送信した端末装置2を特定する情報としてSE1で受信した情報に含まれている装置ID(ここでは、例えば、「IDa2」)を格納情報として記録部54に格納する。次に、SE6で受け付けた設備制御特定情報を取得し、取得した設備制御特定情報を制御履歴として格納する。
ここでは、例えば、SE1で受信した情報に含まれる「装置ID」=「IDa2」を取得し、図8の装置情報を参照した上で、取得した「装置ID」=「IDa2」に対応付けられている「所属情報」=「撮像」及び「装置種別情報」=「端末装置」を取得する。次に、取得した所属情報が「撮像」であるために、撮像システム101側からの制御命令を受け付けたことを特定し、撮像システム101側からの制御命令を受け付けたことを示す情報を格納情報として格納し、また、取得した装置種別情報が「端末装置」であるために、制御命令を送信した端末装置2を特定し、端末装置2を特定する「IDa2」を格納情報として格納する。次に、実施の形態1の場合と同様にして、SE6で受け付けた設備制御特定情報を格納する。これにて、撮像側管理処理を終了する。
(制御命令について)
前述のように、撮像側管理処理が実行された場合、撮像システム101側からの制御命令を受け付けたことを特定する情報が格納され、更に、制御命令を送信した端末装置2を特定する情報が格納され、また、制御側管理処理が実行された場合、制御システム300側からの制御命令を受け付けたことを特定する情報が格納されるので、いずれのシステム側から制御命令を受け付けたかを特定することが可能となり、また、いずれの端末装置2から制御命令を受けたかも特定することが可能となる。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、端末装置2を特定する処理を行うことにより、例えば、制御対象の制御が端末装置2による遠隔操作によって行われたことを把握することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
(管理処理について(その1))
また、各実施の形態では、制御側サーバ装置5の管理部551が管理手段として動作して各管理処理を実行する場合について説明したが、これに限らず、撮像側サーバ装置の制御部が管理手段として各管理処理を実行してもよい。具体的には、制御側サーバ装置5の各部の機能の少なくとも一部を撮像側サーバ装置に設けたり、逆に、撮像側サーバ装置の各部の機能の少なくとも一部を制御側サーバ装置5に設けたりしてもよい。また、各実施の形態では、装置IDを用いて制御命令を送信した装置を特定する場合を例示したが、装置IDの代わりに又は当該装置IDと共に、システムID(例えば、撮像システム100を特定するシステムID、及び制御システム300を特定するシステムID)を用いて制御命令を送信したシステムを特定してもよい。
(管理処理について(その2))
また、各実施の形態では、ユーザ端末が端末装置2である場合について説明したが、これに限らず、管理システムにおける端末装置2以外の装置(例えば、制御側クライアント装置3等)をユーザ端末として用いてもよい。また、ユーザ端末については、撮像システムに所属する装置であることとしてもよいし、あるいは、制御システムに所属するシステムであることとしてもよい。
(管理処理について(その3))
また、各実施の形態の各管理処理で実行する処理を任意に変更してもよく、例えば、実施の形態1において、図10の撮像側管理処理のSB6とSB7の間のタイミング(つまり、制御を実行する前のタイミング)に、撮像システム100側からの制御命令を受け付けたことを特定してもよく、あるいは、制御側管理処理についても同様なタイミングで、制御システム300側からの制御命令を受け付けたことを特定してもよい。また、その制御命令の受け付けを行うタイミングも任意である。また、実施の形態2についても同様に変更してもよい。
(管理処理について(その4))
また、管理処理として、第4管理処理を行ってもよい。具体的には任意であるが、例えば、制御システム300のセキュリティレベルを多段階(例えば、「低」、「中」、「高」の順に高くなる3段階等)設けて、当該セキュリティレベルを制御側サーバ装置5に設定できるように構成した上で、設定されたセキュリティレベルに応じて、管理部551が、制御対象の制御を許可又は禁止してもよい。なお、「制御を許可する」とは、制御を行うことに対応する概念であり、また、「制御を禁止する」とは、制御を行わないことに対応する概念である。詳細には、例えば、「低」が設定されている場合には、管理システム900の各装置による制御対象(電気錠42等)の制御を許可し、また、「中」が設定されている場合、制御システム300に所属している各装置、及び、撮像システム100に所属している各装置のうちの端末装置2以外の装置による制御対象の制御を許可し、且つ、端末装置2による制御対象の制御を禁止し、また、「高」が設定されている場合、制御システム300に所属している各装置による制御対象の制御を許可し、且つ、撮像システム100に所属している各装置による制御対象の制御を禁止してもよい。より詳細には、例えば、記録部54に現在設定されているセキュリティレベルを格納した上で、図10のSB1のように制御側サーバ装置5の管理部551が装置IDを受信して、受信した装置IDと図8の装置情報と基づいて、上述の許可又は禁止を行ってもよい。
また、例えば、セキュリティレベルに関わらず、制御を許可する装置の装置ID、及び制御を許可する装置の装置IDを記録部54に予め記録しておき、この記録されている情報と、図10のSB1のように制御側サーバ装置5の管理部551が受信する装置IDとに基づいて、制御の禁止又は許可を行ってもよい。この場合、制御システム300の各装置を、制御を許可する装置とし、一方、撮像システム100の各装置を、制御を禁止する装置としてもよい。このように構成した場合、制御システム300側以外からの制御対象の制御を禁止することにより、例えば、制御対象を制御する主体となる装置を制限することができるので、セキュリティを向上させることが可能となる。
(管理処理について(その5))
また、管理処理として、第5管理処理を行ってもよい。具体的には任意であるが、例えば、図10の「SB」の各処理において、管理部551が、制御対象の制御に関する情報を、制御側サーバ装置5の表示部53に表示してもよい。なお、当該情報の表示位置は任意であるが、例えば、表示部53の表示画面の中央付近には、従来と同様にして、制御対象の地図又は制御対象の状態等を特定する画像が表示されることとし、当該表示画面の端(例えば、右下等)に表示してもよい。図15は、制御対象の制御に関する情報の表示例である。
具体的には任意であるが、例えば、制御システム300側以外から(つまり、撮像システム100から)制御命令を受け付けた場合にのみ、制御対象の制御に関する情報を表示してもよいし、あるいは、当該場合に限らずに任意の場合に、当該情報を表示してもよいが、ここでは、例えば、制御システム300側以外から(つまり、撮像システム100から)制御命令を受け付けた場合にのみ、制御対象の制御に関する情報を表示する場合について説明する。具体的には、撮像側管理処理が実行された場合、制御システム300側以外から制御命令を受け付けることになるので、この場合、例えば図10のSB6で受け付けた設備制御特定情報に基づいて、図15の画面右下に「カメラシステムより電気錠1の解錠命令受付」というテキスト情報を表示したり、あるいは、SB7の制御内容に基づいて図15の画面左下に制御を行った日時を特定する情報「発生日時」欄の情報、制御対象の場所を特定する情報「場所」欄の情報、及び制御内容を特定する「制御内容」欄の情報を生成して表示したりしてもよい。
なお、この表示例に限らず、例えば、ユーザが端末装置2を操作して制御側サーバ装置5にアクセスしている場合又は撮像システム100の他の装置を操作して制御側サーバ装置5にアクセスしている場合、遠隔操作されているので、「遠隔操作中」の文字情報を表示してもよく、また、制御を実行している際中に、「コマンド実行中」の文字情報を表示し、当該制御が終了したことを任意の手法(例えば、制御対象からのレスポンスにて確認する手法等)で確認した場合、「コマンド実行確認」の文字情報を表示してもよい。なお、「コマンド実行中」及び「コマンド実行確認」については、受け付けた設備制御特定情報を参照することにより、より詳細な情報である「1階A地区電気錠施錠コマンド実行中」及び「1階A地区電気錠施錠コマンド実行確認」等の文字情報を表示してもよい。なお、文字情報に代えて、あるいは、文字情報と共にイメージ画像の情報を表示してもよい。このように構成した場合、制御対象の制御に関する情報を出力することにより、例えば、制御対象の制御に関する状態をユーザに知らせることができるので、システムの利便性を向上させることが可能となる。
(制御対象について)
また、各実施の形態では、図1のカードリーダ41、電気錠42、及びセンサ43が制御対象である場合について説明したが、例えば、カメラ13について、パン、チルト、ズーム等の各種制御を行えるように構成した上で、当該カメラ13を制御対象として各種制御を行ってもよい。具体的には、電気錠42の解錠が行われた場合に、当該解錠が行われた電気錠42が設置されている扉にフォーカスにして撮像するように、カメラ13を制御してもよい。この場合の制御主体は任意であり、例えば、管理手段を撮像側サーバ装置11に設けた上で、当該管理手段が上述の制御を行い、当該管理手段が管理処理を行うように構成してもよい。
(端末装置について)
また、各実施の形態の図1の端末装置2と同様な端末装置を、制御システム300側に設けてもよい。
(適用について)
また、本願で説明した技術を、様々な場面に適用してもよい。具体的には、結婚式の会場の内部を撮像画像として表示した上で、当該会場の扉の電気錠を遠隔操作する場面に適用してもよく、あるいは、任意の部屋の自動扉を開閉する場面に適用してもよく、あるいは、建物の警備を行う場面に適用してもよい。建物の警備を行う場面に適用する場合、警備員が入り難い部屋(例えば、実験室等)を外部から確認しつつ制御対象を制御することが可能となる。また、建物の警備を行う場面に適用する場合、電気錠を全て施錠した場合に、警備システムを自動的にオンしてもよいし、また、電気錠を少なくとも1個解錠した場合に、警備システムを自動的にオフしてもよい。また、制御側管理処理においても、図11~13の情報を表示して制御を行うように構成してもよい。
(ユーザ端末について)
ユーザ端末を持ち運び可能な携帯端末としているが、例えばデスクトップパソコンのようなシステムと有線で接続した機器としても良い。
(特徴について)
また、各実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組み合わせてもよい。例えば、図10と図14のフローチャートを組み合わせてもよい。
(付記)
付記1の連携システムは、制御対象を制御する制御システムと、前記制御対象に関連する撮像対象を撮像する撮像システムであって、前記制御システムを介して前記制御対象を制御する前記撮像システムと、を備え、前記制御システムと前記撮像システムを相互に連携させて動作させる連携システムであって、前記制御対象を制御するための制御命令を受け付けた場合、前記撮像システム側から前記制御命令を受け付けたか、前記制御システム側から前記制御命令を受け付けたかを特定する処理を行う管理手段、を備える。
付記2の連携システムは、付記1に記載の連携システムにおいて、前記管理手段は、ユーザ端末から前記制御命令を受け付けた場合、当該ユーザ端末を特定する処理を行う。
付記3の連携システムは、付記1又は2に記載の連携システムにおいて、前記管理手段は、いずれから前記制御命令を受け付けたかを特定する情報を含む格納情報を前記連携システムに格納する処理を行う。
付記4の連携システムは、付記1から3の何れか一項に記載の連携システムにおいて、前記管理手段は、前記制御システム側以外からの前記制御対象の制御を禁止する処理を行う。
付記5の連携システムは、付記1から4の何れか一項に記載の連携システムにおいて、前記管理手段は、前記制御システム側以外から前記制御命令を受け付けた場合、前記制御システムの表示部に前記制御対象の制御に関する情報を出力する処理を行う。
付記6の連携システムは、付記1から5の何れか一項に記載の連携システムにおいて、前記管理手段は、前記連携システムへアクセスするユーザの認証を行う処理を行う。
(付記の効果)
付記1に記載の連携システムによれば、制御システムと撮像システムとを相互に連携させて動作させることにより、例えば、2種類のシステムである制御システムと撮像システムとを連携させることができるので、各システムを統合して管理することができ、システムの管理効率を向上させることが可能となる。また、撮像システム側から制御命令を受け付けたか、制御システム側から制御命令を受け付けたかを特定する処理を行うことにより、例えば、制御対象を制御した主体を把握することができるので、当該把握の結果に基づいてシステムの運用方針の検討又は見直し(例えば、撮像システム側からの制御が多いので、撮像システム側の装置を増やす必要がある等の検討又は見直し等)等に役立てることが可能となる。
付記2に記載の連携システムによれば、ユーザ端末を特定する処理を行うことにより、例えば、制御対象の制御がユーザ端末による遠隔操作によって行われたことを把握することが可能となる。
付記3に記載の連携システムによれば、いずれから前記制御命令を受け付けたかを特定する情報を含む格納情報を格納することにより、例えば、制御対象を制御した主体を履歴として把握することができるので、当該把握の結果に基づいてシステムの運用方針の検討又は見直し(例えば、撮像システム側からの制御が多いので、撮像システム側の装置を増やす必要がある等の検討又は見直し、ユーザ端末側からの制御が多いので、ユーザ端末を増やす必要がある、あるいは、ユーザ端末との通信速度を上げる必要がある等の検討又は見直し等)等に役立てることが可能となる。また、どこから制御されたものか動作の原因が明確化できるため、責任の所在を明確化することが可能となる。例えば、制御システムと撮像システムの管理担当が異なる物件で、意図せず重要な部屋の扉が開いており被害が起きた場合、どちらのシステムの操作/運用に問題があったか切り分けることが可能となる。また、制御が正常に行われなかったときどの場所に原因があるのか調査することが可能となる。例えば、撮像システムから電気錠解錠のボタンを押したが実際には解錠できなかったときを考える。撮像システムから操作された履歴が制御システムに残っている場合は、通信経路やカメラシステムに問題があると判断でき、カメラシステムから操作された履歴が入退システムに表示されている場合は、入退室システムに問題があると判断できる。
付記4に記載の連携システムによれば、制御システム側以外からの制御対象の制御を禁止することにより、例えば、制御対象を制御する主体となる装置を制限することができるので、セキュリティを向上させることが可能となる。また、例えば、遠隔制御を禁止することができるので、例えば撮像システムのメンテナンス中や故障に伴う異常制御信号を受信するおそれのあるときに制御命令を無視することができるため、システムを切り分けて制御システムを通常に運用することが可能となる。
付記5に記載の連携システムによれば、制御システム側以外から前記制御命令を受け付けた、制御システムの表示部に制御対象の制御に関する情報を出力することにより、例えば、制御対象の制御に関する状態をユーザに知らせることができるので、システムの利便性を向上させることが可能となる。また、例えば、制御システムを監視している監視者に外部システムからの制御命令を受け付けたことを知覚させることが可能となり、適切な制御命令かどうか判断させることが可能となる。不適切な制御命令だと判断した場合、当該制御を元に戻したり一時的に遠隔制御命令を受け付けない状態に制御システムの設定を変更したりすることが可能となる。
付記6に記載の連携システムによれば、アクセスするユーザの認証を行うことにより、例えば、連携システムへの不正アクセスを防止することが可能となる。
2 端末装置
3 制御側クライアント装置
4 制御盤
5 制御側サーバ装置
11 撮像側サーバ装置
12 通信装置
13 カメラ
21 通信部
22 タッチパッド
23 ディスプレイ
24 記録部
25 制御部
41 カードリーダ
42 電気錠
43 センサ
51 通信部
52 操作部
53 表示部
54 記録部
55 制御部
100 撮像システム
101 撮像システム
111 撮像側サーバ装置
131 カメラ
132 カメラ
133 カメラ
134 カメラ
300 制御システム
421 電気錠
422 電気錠
423 電気錠
424 電気錠
551 管理部
900 管理システム
901 管理システム
G11 決定ボタン
G21 決定ボタン
G31 決定ボタン
R1 第1画像表示領域
R2 第2画像表示領域

Claims (1)

  1. 制御対象を制御する制御システムと、
    前記制御対象に関連する撮像対象を撮像する撮像システムであって、前記制御システムを介して前記制御対象を制御する前記撮像システムと、を備え、
    前記制御システムと前記撮像システムを相互に連携させて動作させる連携システムであって、
    前記制御対象を制御するための制御命令を受け付けた場合、前記撮像システム側から前記制御命令を受け付けたか、前記制御システム側から前記制御命令を受け付けたかを特定する処理を行う管理手段、を備え、
    前記管理手段は、
    前記撮像システム側と前記制御システム側のいずれから前記制御命令を受け付けたかを特定する情報を含む格納情報を、制御履歴として前記連携システムに格納する処理を行い、
    前記制御履歴によりユーザに前記制御対象を制御した主体を把握させることを特徴とする連携システム。
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