JP7061503B2 - 管理システム - Google Patents
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Description
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、管理システムに関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
まず、本実施の形態に係る管理システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る管理システムを示す全体図であり、図2は、建物におけるカメラ及び電気錠の配置図である。
撮像システム100は、例えば、撮像側サーバ装置11、通信装置12、カメラ13、及び端末装置2を備える。なお、撮像システム100のカメラの個数については、任意に設定することができるが、ここでは、例えば、特記する場合を除いて、カメラ13を代表して説明する(端末装置2、制御システム300の制御盤4、カードリーダ41、電気錠42、及びセンサ43も同様とする)。
撮像側サーバ装置11は、撮像システム100側のサーバとして機能する装置であり、例えば、通信装置12を介して端末装置2と通信可能となり、また、カメラ13、制御側クライアント装置3、及び制御側サーバ装置5と通信可能となり、また、カメラ13を制御可能となるように接続されている装置である。この撮像側サーバ装置11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、制御システム300の制御側サーバ装置5の各部と同様な各部を有するコンピュータを用いて構成することができる。
通信装置12は、端末装置2との間の無線通信を中継する中継装置である。この通信装置12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の無線通信を行うルータ等の技術を用いて構成することができる。
カメラ13は、撮像対象を撮像する撮像手段であり、例えば、動画像を撮像する装置である。このカメラ13の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の撮像素子等を用いて構成することができる。そして、ここでは、例えば、カメラ13としては、図2に示すカメラ131~134を用いる場合を例示して説明する。なお、カメラ131は、1階A地区に設置されて同階同地区内を撮像対象として撮像するように構成されており、また、カメラ132は、1階B地区に設置されて同階同地区内を撮像対象として撮像するように構成されており、また、カメラ133は、2階A地区に設置されて同階同地区内を撮像対象として撮像するように構成されており、また、カメラ134は、2階B地区に設置されて同階同地区内を撮像対象として撮像するように構成されていることとして、以下説明する。
図3は、端末装置を示すブロック図である。図1の端末装置2は、ユーザ端末であり、例えば、図3の通信部21、タッチパッド22、ディスプレイ23、記録部24、及び制御部25を備える。
通信部21は、ネットワークを介して外部装置との間で通信するための通信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の移動体無線通信手段等を用いて構成することができる。
タッチパッド22は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド22の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
ディスプレイ23は、制御部25の制御に基づいて各種の画像を表示する画像表示手段である。このディスプレイ23の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いて構成することができる。なお、上記のタッチパッド22とディスプレイ23とをタッチパネルとして一体形成しても構わない。
記録部24は、端末装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのフラッシュメモリ(図示省略)を用いて構成されている。ただし、フラッシュメモリに代えてあるいはフラッシュメモリと共に、ハードディスク、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
制御部25は、端末装置2を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係るプログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して端末装置2にインストールされることで、制御部25の各部を実質的に構成する。なお、この制御部25の各部により行われる処理については、後述する。
制御システム300は、例えば、制御側クライアント装置3、制御盤4、カードリーダ41、電気錠42、センサ43、及び制御側サーバ装置5を備える。
制御側クライアント装置3は、制御システム300側のクライアントとして機能する装置であり、例えば、制御側サーバ装置5、及び撮像側サーバ装置11と通信可能となり、また、通信装置12を介して端末装置2と通信可能となるように接続されている装置である。この制御側クライアント装置3の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、制御側サーバ装置5の各部と同様な各部を有するコンピュータを用いて構成することができる。
制御盤4は、制御側サーバ装置5からの命令に基づいて制御対象を制御する制御手段である。制御盤4の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の制御回路を用いて構成することができ、カードリーダ41、電気錠42、及びセンサ43を制御するように構成されている。
カードリーダ41は、制御対象であり、例えば、前述の入退室管理装置である。このカードリーダ41の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、近距離無線通信の技術を用いていわゆるICカードの情報を読み取る読み取り回路の技術等を用いて構成することができる。なお、カードリーダ41については、実際には、図2の建物の任意の場所に設置されるが、ここでは、説明の便宜上、制御対象としては電気錠42のみを例示して説明することとし、図2では、不図示となっている(センサ43も同様とする)。
電気錠42は、制御対象であり、例えば、電気的に施錠又は解錠を行うことが可能となっている錠前である。この電気錠42の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、遠隔操作により電気的に施錠又は解錠を行うことを可能にする電気回路を備えて構成することができる。そして、ここでは、例えば、電気錠42としては、図2に示す電気錠421~424を用いる場合を例示して説明する。なお、電気錠421は、1階A地区内の扉(カメラ131にて撮像される扉)に設置されており、また、電気錠422は、1階B地区内の扉(カメラ132にて撮像される扉)に設置されており、電気錠423は、2階A地区内の扉(カメラ133にて撮像される扉)に設置されており、電気錠424は、2階B地区内の扉(カメラ134にて撮像される扉)に設置されていることとして、以下説明する。
センサ43は、制御対象であり、例えば、前述の人感センサである。このセンサ43の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、赤外線、超音波、あるいは可視光等を用いて人を検出する検出回路等を用いて構成することができる。
図4は、制御側サーバ装置を示すブロック図である。図1の制御側サーバ装置5は、制御システム300側のサーバとして機能する装置であり、例えば、通信装置12を介して端末装置2と通信可能となり、また、制御側クライアント装置3、制御盤4、及び制御側サーバ装置5と通信可能となり、また、制御盤4を介してカードリーダ41、電気錠42、及びセンサ43を制御可能となるように接続されている装置である。制御側サーバ装置5は、例えば、図4の通信部51、操作部52、表示部53、記録部54、及び制御部55を備える。
通信部51は、ネットワークを介して外部装置との間で通信するための通信手段である。この通信部51の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
操作部52は、ユーザからの各種操作入力を受け付ける操作手段である。この操作部52の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、キーボードやマウス等を用いて構成することができる。
表示部53は、制御部55の制御に基づいて各種の画像を表示する画像表示手段である。この表示部53の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いて構成することができる。
記録部54は、制御側サーバ装置5の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段(格納手段)であり、例えば、端末装置2の記録部24と同様にして構成することができる。この記録部54には、例えば、カメラ情報、設備情報、及び関連付け情報が格納されている。
「カメラ情報」とは、カメラを特定する情報である。図5は、カメラ情報を例示した図である。この図5に示すように、カメラ情報は、例えば、項目「カメラID」、項目「カメラ場所情報」、及び項目「カメラ名称情報」と、各項目に対応する情報とを相互に対応付けて格納している。項目「カメラID」に対応する情報は、カメラを一意に識別するカメラ識別情報(以下、識別情報を「ID」と称する)である(図5では、図2のカメラ131~134のカメラIDである「IDc1」~「IDc4」等)。項目「カメラ場所情報」に対応する情報は、カメラが設置されており撮像する場所を特定するカメラ場所情報である(図5では、図2の「1階A地区」等)。項目「カメラ名称情報」に対応する情報は、カメラの名称を特定するカメラ名称情報である(図5では、ユーザが認識してカメラを特定できる名称であり、具体的には、カメラ場所情報を含む名称であり「1階A地区カメラ」等)。そして、このようなカメラ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、通信部51又は操作部52を介して情報を受け付けることにより、制御部55によって格納されることとする(設備情報、及び関連付け情報も同様とする)。
「設備情報」とは、設備としての制御対象を特定する設備情報である。図6は、設備情報を例示した図である。この図6に示すように、設備情報は、例えば、項目「設備ID」、項目「設備場所情報」、項目「設備種別情報」、項目「設備名称情報」、及び項目「設備制御候補情報」と、各項目に対応する情報とを相互に対応付けて格納している。項目「設備ID」に対応する情報は、設備を一意に識別する設備IDである(図6では、図2の電気錠421~424の設備IDである「IDf1」~「IDf4」等)。項目「設備場所情報」に対応する情報は、設備の設置場所又は設備が管理する場所である管理場所を特定する設備場所情報である(図6では、図2の「1階A地区」等)。項目「設備種別情報」に対応する情報は、設備の種類を特定する設備種別情報である(図6では、「電気錠」等)。項目「設備名称情報」に対応する情報は、設備の名称を特定する設備名称情報である(図6では、ユーザが認識して設備を特定できる名称であり、具体的には、設備場所情報と設備種別情報とを含む名称であり「1階A地区電気錠」等)。項目「設備制御候補情報」に対応する情報は、設備に対して行うことが可能となる制御内容を特定する設備制御候補情報である(図6では、解錠と施錠とを行うことが可能であることを特定する「解錠、施錠」等)。
「関連付け情報」とは、前述の画像制御対象関連情報である。図7は、関連付け情報を例示した図である。この図7に示すように、関連付け情報は、項目「カメラID」、項目「設備ID」、項目「設備制御情報」、及び項目「設備制御特定情報」と、各項目に対応する情報とを相互に対応付けて格納している。なお、項目「カメラID」に対応する情報、及び項目「設備ID」に対応する情報は、図5及び図6の同一名称の情報と同様である。項目「設備制御情報」に対応する情報は、設備に対して行う制御内容を特定する設備制御情報である(図7では、図6の設備制御候補情報に含まれる1つの情報であり、例えば、「施錠」、「解錠」等)。項目「設備制御特定情報」に対応する情報は、制御対象となる設備と制御内容とを特定する設備制御特定情報である(図7では、ユーザが認識して制御対象となる設備と制御内容とを特定できる名称の情報であり、具体的には、図6の設備名称情報と図7の設備制御情報とを含む名称の情報であり、「1階A地区電気錠施錠」等)。
制御部55は、制御側サーバ装置5を制御する制御手段であり、例えば、端末装置2の制御部25と同様にして構成することができる。この制御部55は、機能概念的には、受付部551、及び管理部552を備える。受付部551は、ユーザによって選択された撮像画像を特定する画像特定情報を受け付ける受付手段である。管理部552は、記録部54が格納している画像制御対象関連情報に基づいて、受付部551が受け付けた画像特定情報が特定する撮像画像に関連付けられている制御対象を特定し、特定した制御対象を制御するための情報である制御情報を出力する管理手段である。なお、この制御部55の各部により行われる処理については、後述する。
次に、このように構成され管理システム900によって実行される管理処理について説明する。図8は、管理処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図9~図11は、端末装置の画面に表示される情報の表示例である。「管理処理」とは、概略的には、管理システム900の制御側サーバ装置5が実行する処理であり、具体的には、制御対象を制御する処理である。この管理処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、制御側サーバ装置5の電源をオンした場合に、起動して実行を開始するものとし、実行が開始されたところから説明する。
前述のように、ユーザは、図10の撮像画像にて制御対象に関連する画像を確認した上で、撮像画像を選択し、選択した撮像画像に対応する設備制御特定情報を図11にて選択することにより、制御対象を制御することができるので、意図していない制御対象を誤って制御する誤操作を防止することが可能となる。
このように本実施の形態によれば、受け付けた画像特定情報が特定する撮像画像に関連付けられている制御対象を特定し、特定した制御対象を制御するための情報である設備制御特定情報を出力(表示)することにより、例えば、ユーザが視認した撮像画像に対応する制御対象を制御することができるので、意図した制御対象を確実に制御することが可能となる。また、出力した設備制御特定情報のうちの、ユーザによって選択された設備制御特定情報を受け付け、受け付けた当該設備制御特定情報に基づいて、制御対象を制御することにより、例えば、意図した制御対象について意図した制御内容の制御を行うことが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
また、上記実施の形態では、制御側サーバ装置5が管理処理の主体として動作する場合について説明したが、これに限らず、撮像側サーバ装置11が管理処理の主体となってもよい。具体的には、制御側サーバ装置5の各部の機能の少なくとも一部を撮像側サーバ装置11に設けた上で、撮像側サーバ装置11が管理処理の少なくとも一部の処理の主体となってもよい。
また、上記実施の形態では、ユーザ端末が端末装置2である場合について説明したが、これに限らず、管理システム900における端末装置2以外の装置(例えば、制御側クライアント装置3等)をユーザ端末として用いてもよい。
また、上記実施の形態では、関連付け情報が画像制御対象関連情報であるものと解釈する場合について説明したが、これに限らず、カメラ情報及び設備情報も画像制御対象関連情報であるものと解釈してもよい。また、図5~図7の各情報を相互に統合して格納してもよい。
また、上記実施の形態では、カメラIDと設備ID等とを相互に関連付けることにより、撮像画像と制御対象とを相互に関連付ける場合について説明したが、これに限らず、撮像対象に制御対象等を特定するQRコード(登録商標)を含めるように構成し、当該QRコードが撮像画像に含まれるように撮像し、撮像画像中のQRコードを解析することにより、制御対象等を特定して制御を行うように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、図8のSA3にて1つの撮像画像を特定する情報を画像特定情報として受け付ける場合について説明したが、これに限らず、SA3にて複数の撮像画像を特定する情報を、受付部551が、画像特定情報として受け付けることも考えられ、この場合、管理部552が、以下の第1の処理又は第2の処理を行うように構成してもよい。
また、本願で説明した技術を、様々な場面に適用してもよい。具体的には、結婚式の会場の内部を撮像画像として表示した上で、当該会場の扉の電気錠を遠隔操作する場面に適用してもよく、あるいは、任意の部屋の自動扉を開閉する場面に適用してもよく、あるいは、建物の警備を行う場面に適用してもよい。建物の警備を行う場面に適用する場合、警備員が入り難い部屋(例えば、実験室等)を外部から確認しつつ制御対象を制御することが可能となる。また、建物の警備を行う場面に適用する場合、電気錠を全て施錠した場合に、警備システムを自動的にオンしてもよいし、また、電気錠を少なくとも1個解錠した場合に、警備システムを自動的にオフしてもよい。
図13は、他の設備情報を例示した図である。そして、図6の設備情報の代わりに図13の設備情報を用いたり、あるいは、図13の設備情報のうちの一部の情報のみを用いたりして処理を行ってもよい。なお、図13の設備情報は、基本的には図6の設備情報と同様であるので、相違する具体的な情報のみ説明する。図3の「設備ID」=「ZAISITU1」は、1階A地区を管理している入退室管理装置(例えば、カードリーダ41の如きカードリーダ及びサーバコンピュータ等、または入退室管理装置のサーバコンピュータ等における監視項目)を一意に識別しており、また、「設備ID」=「ZAISITU2」は、1階B地区を管理している入退室管理装置を一意に識別しており、また、「設備ID」=「KEIBI1」は、1階A地区及び1階B地区を管理している警備装置(例えば、センサ43の如き人感センサ及びサーバコンピュータ等、または入退室管理装置のサーバコンピュータ等における設定項目)を一意に識別しており、「設備ID」=「KEIBI2」は、2階A地区及び2階B地区を管理している警備装置を一意に識別している。また、図13の「設備種別情報」=「在室状態」は、在室状態を管理する装置の種類を特定しており、つまり、入退室管理装置に対応する種類を特定しており、また、「設備種別情報」=「警備設定」は、警備を設定する装置の種類を特定しており、つまり、警備装置に対応する種類を特定している。また、図13の「設備制御候補情報」=「在室状態クリア」は、入退室管理装置であるサーバコンピュータに記録されている在室状態を削除又はリセット可能であることを特定しており、「設備制御候補情報」=「警戒セット・警戒解除」は、警備装置による警備を有効にすること、及び、警備装置による警備を無効にすることが可能であることを特定している。なお、ここでの入退室管理システムを構成する入退室管理装置としてのサーバコンピュータについては、制御側サーバ装置5を用いてもよいし、他の装置を用いてもよく、また、同様に、警備システムを構成する警備装置としてのサーバコンピュータについても、制御側サーバ装置5を用いてもよいし、他の装置を用いてもよいが、各システムのサーバコンピュータとして用いられる装置を制御対象と解釈する。
ユーザ端末を持ち運び可能な携帯端末としているが、例えばデスクトップパソコンのようなシステムと有線で接続した機器としても良い。
カメラ映像とは別に制御情報を一覧表示しているが、表示方法はこれに限らない。カメラ映像に重ねてイベントを動作させるボタンを配置するようにしてもよい。ボタンの押下によって制御対象を動作させるようにしても良い。例えば、カメラ1の映像枠内の端に電気錠解錠のボタンを置くなど、映像によって邪魔とならない位置にボタンを配置する。
また、カメラ映像と同一の画面上に関連する設備の状態情報と、制御情報を表示するようにしても良い。ここでいう同一の画面上とは同時に表示することだけでなく、画面のスクロールにより表示可能とすることも含む。図14は、端末装置の画面に表示される情報の表示例である。この図14に示すように各情報を表示してもよい。具体的には、関連する設備の状態情報(図14の「制御状態」の欄に記載されている情報)をユーザ端末で表示するため、管理システムは画像が選択されたとき、ユーザ端末に対して関連する設備情報を送信する。例えば、管理システムは1階A地区カメラが選択された情報を受け付けたとき、1階A地区カメラに関連付けられた1階A地区電気錠の施解錠状態・A地区の警備状態・A地区の在室状態などをユーザ端末に送信し、ユーザ端末は当該設備情報を表示する。また、受信した設備情報に応じて制御情報の表示方法を異ならせるようにしても良い。例えば、1階A地区電気錠が施錠状態のときは1階A地区電気錠施錠コマンドを暗くするもしくは非表示とするなどして無効または不要な制御について見えづらくしても良い。
管理システムで画像と制御対象を紐づけている(関連付けている)が、この紐付は手動でデータベースの編集として行っても良いし、画像から読み取るようにしても良い。例えば、カメラID等の情報をQRコード等の情報に記載した情報体を撮像空間に貼り付けておくことで、カメラが情報体を撮像することにより自身のカメラIDを認識することでカメラIDと画像の紐づけを自動で行うことが可能となる。また、情報体に含める情報として、制御対象と制御情報を含めることで画像から任意の設備の制御情報を読み取ることが可能となる。
また、管理手段が、ユーザ端末から受け付けたログイン情報により、当該ログイン情報に応じたアクセス権限によりユーザ端末の表示画像(つまり、ユーザ端末に表示される画像)及び/又は制御情報を制限するように構成してもよい。なお、「ログイン情報」とは、ユーザ端末を用いて管理システムにアクセスするための情報であり、具体的には、ユーザ端末を用いるユーザ毎に定められているログインID及びパスワード等を含む概念であって、アクセス権限と対応付けられている情報である。「アクセス権限」とは、ユーザが管理システムの各要素にアクセスして情報を取得する権限であり、例えば、レベル1~レベル3等のように複数レベルに分けられている権限、あるいは、1階部分のみ、2階部分のみ等のようにアクセスして取得する情報を基準に複数に分けられている権限等を含む概念である。
また、実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組み合わせてもよい。
付記1の管理システムは、撮像対象を撮像した撮像画像と、前記撮像画像の前記撮像対象に関連する制御対象とを相互に関連付けるための画像制御対象関連情報を格納する格納手段と、ユーザによって選択された前記撮像画像を特定する画像特定情報を受け付ける受付手段と、前記格納手段が格納している前記画像制御対象関連情報に基づいて、前記受付手段が受け付けた前記画像特定情報が特定する前記撮像画像に関連付けられている前記制御対象を特定し、特定した前記制御対象を制御するための情報である制御情報を出力する管理手段と、を備え、前記管理手段は、出力した前記制御情報のうちの、ユーザによって選択された前記制御情報を受け付け、受け付けた当該制御情報に基づいて、前記制御対象を制御する。
付記1に記載の管理システムによれば、受け付けた画像特定情報が特定する撮像画像に関連付けられている制御対象を特定し、特定した制御対象を制御するための情報である制御情報を出力することにより、例えば、ユーザが視認した撮像画像に対応する制御対象を制御することができるので、意図した制御対象を確実に制御することが可能となる。また、出力した制御情報のうちの、ユーザによって選択された制御情報を受け付け、受け付けた当該制御情報に基づいて、制御対象を制御することにより、例えば、意図した制御対象について意図した制御内容の制御を行うことが可能となる。また、撮像対象の状況に応じて制御を行うことが可能となる。例えば、営業時間の異なる複数の店舗が入っているショッピングモール等で営業時間終了後、店舗内が空になったことを撮像画像から確認した店舗のみ施錠する、といったことが可能となる。本願によれば店舗内の状態を確認しつつ確実に当該店舗の施錠が可能となるから、まだスタッフが中にいる状態で施錠したり、営業時間中の他の店舗に誤って施錠することが無い。
3 制御側クライアント装置
4 制御盤
5 制御側サーバ装置
11 撮像側サーバ装置
12 通信装置
13 カメラ
21 通信部
22 タッチパッド
23 ディスプレイ
24 記録部
25 制御部
41 カードリーダ
42 電気錠
43 センサ
51 通信部
52 操作部
53 表示部
54 記録部
55 制御部
100 撮像システム
131 カメラ
132 カメラ
133 カメラ
134 カメラ
300 制御システム
421 電気錠
422 電気錠
423 電気錠
424 電気錠
551 受付部
552 管理部
900 管理システム
G11 決定ボタン
G21 決定ボタン
G31 決定ボタン
R1 第1画像表示領域
R2 第2画像表示領域
Claims (1)
- 入退室の管理が行われる部屋等の少なくとも一部、及び、当該部屋等に対する入退室を行うための扉の少なくとも一部を撮像した撮像画像と、前記扉の施開錠を行う電子錠と、を相互に関連付けるための画像制御対象関連情報を格納する格納手段と、
複数の前記撮像画像を表示する表示手段と、
前記複数の前記撮像画像のうち2以上の前記撮像画像の選択、及び、施錠又は開錠の制御指示を受け付ける操作部と、
前記複数の前記撮像画像のうちユーザによって選択された2以上の前記撮像画像を特定する画像特定情報を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた前記画像特定情報が特定する前記2以上の撮像画像に関連付けられている2以上の電子錠を特定し、特定した前記2以上の電子錠を前記制御指示に基づいて制御するための情報である制御情報を出力する管理手段と、を備え、
前記管理手段は、出力した前記制御情報のうちの、ユーザによって選択された前記制御情報を受け付け、受け付けた当該制御情報に基づいて、前記2以上の電子錠を制御する、
管理システム。
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