JP7150187B1 - 環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法 - Google Patents

環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7150187B1
JP7150187B1 JP2021544216A JP2021544216A JP7150187B1 JP 7150187 B1 JP7150187 B1 JP 7150187B1 JP 2021544216 A JP2021544216 A JP 2021544216A JP 2021544216 A JP2021544216 A JP 2021544216A JP 7150187 B1 JP7150187 B1 JP 7150187B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
environment
value
parameter
environmental
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021544216A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022190258A1 (ja
Inventor
政郎 弓削
幸大 栗原
幸治 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2022190258A1 publication Critical patent/JPWO2022190258A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7150187B1 publication Critical patent/JP7150187B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/62Control or safety arrangements characterised by the type of control or by internal processing, e.g. using fuzzy logic, adaptive control or estimation of values
    • F24F11/63Electronic processing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2110/00Control inputs relating to air properties
    • F24F2110/10Temperature
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2110/00Control inputs relating to air properties
    • F24F2110/20Humidity
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2120/00Control inputs relating to users or occupants
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2120/00Control inputs relating to users or occupants
    • F24F2120/20Feedback from users
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/20Controlling the colour of the light
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/105Controlling the light source in response to determined parameters
    • H05B47/115Controlling the light source in response to determined parameters by determining the presence or movement of objects or living beings
    • H05B47/125Controlling the light source in response to determined parameters by determining the presence or movement of objects or living beings by using cameras

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fuzzy Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

環境制御システムは、人体センサ、環境測定装置、環境調整装置、および環境制御装置を備える。人体センサは、ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する。環境測定装置は、ユーザが存在する対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する。環境制御装置は、対象空間の環境の状態を調整する。環境制御装置は、環境調整装置を制御するものであって変換部と制御部とを備える。変換部は、人体センサからの生体情報を、生体パラメータの値に変換する。制御部は、生体パラメータの値、および、環境パラメータの値に基づいて、環境調整装置への制御内容を決定し、決定した制御内容を示す制御信号を環境調整装置に送信する。環境調整装置は、受信した制御信号に基づいて動作する。

Description

本開示は、ユーザの周囲の環境の状態を調整して、ユーザの快適度を向上させる、環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法に関するものである。
従来、脈波など、人の身体状態を示す生体情報を用いて、人の温冷感を推定し、推定結果に基づいて、環境を制御する環境制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されている当該環境制御装置は、脈波の測定結果から得られるパラメータを用いて推定される温冷感に基づいて、空調機器など、ユーザの居住環境を構成する機器を制御する。
国際公開第2007/007632号
ここで、特許文献1には、人の温冷感を推定する際に用いるパラメータとして、最大リアプノフ指数の変動、脈波波高最大値の変動、および軌道平行測度中央値の変動等が示されている。ここで、当該最大リアプノフ指数、当該脈波波高最大値、および軌道平行測度中央値等は、一定の時間における時系列の脈波データを解析することによって得られる。そして、温冷感の推定は、当該最大リアプノフ指数、当該脈波波高最大値、および軌道平行測度中央値等の時間的変動に基づいて行われている。従って、ユーザの快適度を向上させるための温冷感の推定には、当該一定の時間における時系列の脈波データの収集と、当該時系列の脈波データから得られる当該最大リアプノフ指数および当該脈波波高最大値等の時間的変化量の算出が必要になる。このため、温冷感の推定に時間がかかる虞があり、結果として、当該温冷感に基づく、ユーザの快適度の向上のための制御の開始に時間がかかってしまう虞がある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザの快適度を迅速に向上させる環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法を提供することを目的とする。
本開示に係る環境制御システムは、ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する人体センサと、前記ユーザが存在する対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置と、前記対象空間の環境の状態を調整するための複数の環境調整装置と、前記複数の環境調整装置を制御する環境制御装置と、を有し、前記環境制御装置は、前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶する記憶部と、前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針、および前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を決定し、決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を、前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信する制御部と、を備え、前記複数の環境調整装置の各々は、受信した前記制御信号に基づいて、前記ユーザの快適度を向上させるための動作を行い、前記制御部は、前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度未満である場合には、新たに得られた前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つへの制御方針を再決定し、再決定した前記制御方針と、新たに得られた前記環境パラメータの値とに基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を再決定し、再決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信するものである。
本開示に係る環境制御装置は、ユーザが存在する対象空間の環境の状態を調整する複数の環境調整装置を制御する環境制御装置であって、前記ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する人体センサから、該生体情報を取得し、該生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶する記憶部と、前記対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置から、該環境パラメータの値を取得する制御部と、を備え、前記制御部は、前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針、および前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を決定し、決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信し、前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度未満である場合には、新たに得られた前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つへの制御方針を再決定し、再決定した前記制御方針と、新たに得られた前記環境パラメータの値とに基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を再決定し、再決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信するものである。
本開示に係る環境制御方法は、ユーザが存在する対象空間の環境を制御する環境制御システムによる環境制御方法であって、前記ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する生体情報取得ステップと、前記環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定ステップと、前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換ステップと、前記生体パラメータの値に基づいて、前記環境の状態を調整する複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針、および前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を決定し、決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つを制御する制御ステップと、を含み、前記環境制御システムは、前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶し、前記生体情報取得ステップ、前記変換ステップ、および、前記環境測定ステップは、前記制御ステップが実行されてから予め定められた定常化時間の経過以後に再実行され、前記環境制御方法は、更に、再実行された前記生体情報取得ステップおよび前記変換ステップによって得られた前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度以上であるか否かを判定する判定ステップを含み、前記制御ステップは、前記判定ステップにおいて前記快適度が前記目標快適度未満であると判定された場合に再実行され、再実行される前記制御ステップでは、新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つが制御されるものである。
本開示に係る環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法によれば、環境パラメータの値と、生体情報から得られる生体パラメータの値とに基づいて制御情報が決定され、当該制御情報に基づいて環境が制御される。従って、制御情報を決定するための、長時間に亘るデータの収集が不要となり、環境制御システムは、迅速に環境を制御し、ユーザの快適度を向上させることができる。
実施の形態1に係る環境制御システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る環境制御システムによる環境制御処理を例示するフローチャートである。 実施の形態2に係る環境制御システム200の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る環境制御システムによる環境制御方法を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照し、実施の形態に係る環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法について詳述する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る環境制御システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態1に係る環境制御システム100は、ユーザの身体の状態と、ユーザの周囲の環境の状態とに基づいて、ユーザにとって最適な環境を生成するためのものである。環境制御システム100は、1以上の人体センサ1、1以上の環境測定装置2、1以上の環境調整装置3、および環境制御装置4を有する。
人体センサ1は、ユーザの身体の状態を示す生体情報を、ユーザに接触した状態、または、ユーザに接触しない状態において、ユーザから取得する。生体情報としては、例えば、顔または手等の皮膚温、瞬きの回数、体の揺れなどの体動に関する情報、または脈拍数等が挙げられる。
人体センサ1としては、例えば、室内に設置される固定センサ、または、ユーザが保持するウェアラブルセンサなどが挙げられる。実施の形態1における当該固定センサは、赤外線を受光して温度検出を行う赤外線センサである。当該赤外線センサは、例えばステッピングモータなどのモータによって、上下方向および左右方向において向きを変更させることが可能なものである。これにより、室内の天井または壁等に設置された当該赤外線センサは、モータの駆動によって走査可能な範囲内の在室者の身体の状態を示す生体情報を、当該在室者に接触することなく取得できる。このような固定センサまたはウェアラブルセンサによって、ユーザに負担をかけることなく、生体情報の取得が可能となる。人体センサ1は、カメラを備え、ユーザの顔または上半身等を認識するセンサであってもよい。
人体センサ1は、取得した生体情報を、環境制御装置4に送信する。なお、環境制御システム100は1以上の人体センサ1を有するため、環境制御装置4は、1以上の人体センサ1から、1以上の生体情報を取得する。
環境測定装置2は、ユーザの周囲の環境の状態を示す指標となるパラメータの値を測定する。環境測定装置2としては、例えば、温度計、湿度計、風速計、照度計、色温度計、または騒音計等が挙げられる。環境の状態を示す当該パラメータとしては、例えば、気温、湿度、風速、照度、色温度、または騒音値等が挙げられる。以下では、当該環境の状態を示すパラメータを、環境パラメータと記載する。1以上の環境測定装置2は、測定した、1つ以上の環境パラメータの値を、環境制御装置4に送信する。
環境調整装置3は、対象空間における、気温、湿度、風量、風向、光、照度、色温度、音、および音量のうちの少なくともいずれかが1つを調整する。環境調整装置3は、例えば、気温、湿度、風量、および風向の少なくともいずれかを調整する空気調和機である。あるいは、環境調整装置3は、点灯または消灯を行う照明などの光制御装置である。環境調整装置3が光制御装置である場合、照度および色温度の少なくともいずれかを調整するものであってもよい。または、環境調整装置3は、音を発生するものであって、音量を調整する、オーディオ機器などの音制御装置等である。
環境制御装置4は、生体情報と環境パラメータの値に基づいて、ユーザの快適度を向上させるため、環境調整装置3を制御するものである。環境制御装置4は、変換部40、記憶部41、および制御部42を備える。
変換部40は、1以上の人体センサ1から、1以上の生体情報を取得する。そして、変換部40は、取得した当該1以上の生体情報を、以下に説明する1つ以上の生体パラメータの値に変換する。
生体パラメータは、人の身体の状態を示す指標となるパラメータであって、人の快適度と相関するものである。生体パラメータとしては、例えば、皮膚温の変化量、皮膚温の差、瞬き回数の変化量、体動の変化量、および心拍変動パラメータの値等が挙げられる。
ここで、皮膚温の変化量とは、予め定められた時間の経過前後における皮膚温の差分、皮膚温の時間微分、または、予め定められた基準の皮膚温からの変化量等である。なお、基準の皮膚温とは、ユーザの快適度が高い場合、または、ユーザが安静状態にある場合等における皮膚温であって、予め取得されているものである。以下では、皮膚温の変化量を、皮膚温変化量と記載する場合もある。
皮膚温の差とは、顔と手の温度差、または、額と頬の温度差など、身体における2つの部位の表面温度の差分である。当該2つの部位は、その表面温度の差分が、ユーザの快適度を推定する際に有効な部分であって、予め定められている。以下では、皮膚温の差を、皮膚温度差と記載する場合もある。
瞬き回数の変化量とは、予め定められた時間の経過前後における瞬き回数の差分、瞬き回数の時間微分、または、予め定められた基準の瞬き回数からの変化量等である。なお、基準の瞬き回数とは、ユーザの快適度が高い場合、または、ユーザが安静状態にある場合等における、瞬き回数であって、予め取得されている。以下では、瞬き回数の変化量を、瞬き回数変化量と記載する場合もある。
体動の変化量とは、例えば、体の揺れの振幅、または、単位とする時間内に揺れた回数等の、予め定められた時間の経過前後における差分、時間微分、または、予め定められた基準値からの変化量等である。なお、当該基準値とは、例えば、ユーザの覚醒時における、体の揺れの振幅、または、単位とする時間内に揺れた回数等であって、予め取得されている。以下では、体動の変化量を、体動変化量と記載する場合もある。
心拍変動パラメータは、例えば、HRV(Heart Rate Variability)、またはSDNN(Standard Deviation of the Normal to Normal Interval)等である。
変換部40は、1以上の生体情報を変換して取得した、1つ以上の生体パラメータの値を、制御部42に送信する。
記憶部41は、1つ以上の生体パラメータの値と、人の快適度との相関を示す相関情報を記憶する。例えば、記憶部41は、皮膚温変化量α[℃]と、皮膚温変化量が当該α[℃]の場合における人の快適度と、を関連付けた相関情報を記憶する。なお、実施の形態1では、人の快適度は、数値によって示されるものとする。
相関情報は、1つ以上の生体パラメータの値と、人の快適度と、を関係付ける1以上の数式であってもよい。例えば、相関情報は、皮膚温変化量と快適度との相関を示す数式、および、心拍変動パラメータと快適度との相関を示す数式の組み合わせであってもよいし、皮膚温変化量および心拍変動パラメータの組み合わせと、快適度との相関を示す数式であってもよい。相関情報は、1つ以上の生体パラメータの値と、人の快適度とを関係付ける、例えば表形式のデータベースであってもよい。例えば、相関情報は、皮膚温変化量の値と快適度を示す値とを関係付ける表形式のデータベース、および、心拍変動パラメータの値と快適度を示す値とを関係付ける表形式のデータベースの組み合わせであってもよい。あるいは、相関情報は、皮膚温変化量および心拍変動パラメータの各々の値の組み合わせと、快適度を示す値とを関係付ける表形式のデータベースであってもよい。
記憶部41は、環境制御装置4による環境調整装置3への指示を示す情報を記憶する。記憶部41は、環境調整装置3が例えば空気調和機である場合には、対象空間における、気温の上昇もしくは下降、湿度の上昇もしくは下降、風向の変化、または、風量の上昇もしくは下降等の指示を示す情報を記憶する。なお、当該情報は、設定温度、設定湿度、設定風向、または設定風量等の、空気調和機の設定パラメータの値の変更指示を示す情報に対応する。記憶部41は、環境調整装置3が例えば光制御装置である場合には、対象空間における照度または色温度等の変更指示を示す情報を記憶する。当該情報は、当該光制御装置の、点灯もしくは消灯の状態を示す設定パラメータの値、または、設定照度もしくは設定色温度等の設定パラメータの値の、変更指示を示す情報に対応する。上述の、環境制御装置4による環境調整装置3への指示を示す情報は、ユーザにとって快適な環境を生成するための情報であって、環境制御装置4による環境調整装置3への制御方針を示す情報である。以下では、当該制御方針を示す当該情報を、制御方針情報と記載する場合もある。
記憶部41は、1つ以上の生体パラメータと、複数の制御方針情報とを関連付けて記憶する。記憶部41は、環境調整装置3が例えば空気調和機である場合には、皮膚温変化量および皮膚温度差の少なくとも一方と、気温、湿度、風向、および風量等の各々の変更指示を示す制御方針情報と、を関連づけて記憶する。すなわち、記憶部41は、ユーザの生体パラメータの値と相関する快適度を向上させるための制御方針を示す制御方針情報を、当該生体パラメータと関連付けて記憶する。
制御部42は、変換部40から1つ以上の生体パラメータの値を取得し、1以上の環境測定装置2から1つ以上の環境パラメータの値を取得する。制御部42は、ユーザの快適度を、目標とする快適度まで上昇させるための制御方針を示す1以上の制御方針情報を、記憶部41が記憶する制御方針情報の中から選択する。以下では、目標とする快適度を目標快適度と記載し、記憶部41において当該目標快適度と関連付けられている生体パラメータの値を目標値と記載する。目標快適度または目標値は予め定められていてもよいし、1以上の生体情報が測定され、1つ以上の生体パラメータの値が算出される度に定められてもよい。
制御部42は、変換部40から取得した1つ以上の生体パラメータの値と、当該1つ以上の生体パラメータの目標値との差分を演算する。制御部42は、変換部40から2つ以上の生体パラメータの値を取得した場合には、当該2つ以上の生体パラメータの各々の値と、当該2つ以上の生体パラメータの各々の目標値との差分を演算する。
制御部42は、1つ以上の生体パラメータのうちのいずれかの生体パラメータの値と、当該いずれかの生体パラメータの目標値との差分が閾値以上である場合には、当該いずれかの生体パラメータと関連付けられている制御方針情報を抽出する。具体的には、制御部42は、変換部40から取得した皮膚温変化量と、当該皮膚温変化量の目標値との差分が閾値以上である場合には、当該皮膚温変化量と関連付けられている、例えば、気温または風量等の変更指示を示す制御方針情報を抽出する。あるいは、制御部42は、変換部40から取得した瞬き回数変化量と、当該瞬き回数変化量の目標値との差分が閾値以上である場合には、当該瞬き回数変化量と関連付けられている、例えば、照度または色温度の変更指示を示す制御方針情報を抽出する。
制御部42は、抽出した制御方針情報と、1つ以上の環境パラメータのいずれかの値とに基づいて、制御内容の詳細を決定する。すなわち、制御部42は、抽出した制御方針情報と、1つ以上の環境パラメータのいずれかの値とに基づいて、環境調整装置3の上記設定パラメータの値を決定する。具体的には、制御部42は、設定温度の変更を空気調和機に指示する制御方針情報を選択した場合には、環境測定装置2から取得した気温または湿度等に基づき、設定温度を決定する。なお、空気調和機の設定温度の候補は複数あるため、制御部42は、当該複数の設定温度の中から、当該気温または湿度等の環境パラメータの値に基づいて、いずれかの設定温度を選択する。制御部42は、設定照度の変更を光制御装置に指示する制御方針情報を選択した場合には、環境測定装置2から取得した照度に基づき、設定照度を決定する。なお、光制御装置の設定照度の候補は複数あるため、制御部42は、環境測定装置2から取得した照度に基づき、当該複数の設定照度の中からいずれかの設定温度を選択する。以下では、制御部42が決定する設定温度、設定湿度、設定風量、設定風向、設定照度、設定色温度、および設定音量等の設定パラメータの値を、制御詳細情報と記載する場合もある。また、以下では、制御方針情報および制御詳細情報を含む情報を、制御情報と記載する場合もある。制御情報は、決定した設定パラメータの値に基づいて動作を行うよう環境調整装置3に指示する情報であって、環境制御装置4による環境調整装置3への制御内容を示す情報である。
制御部42は、上述の他、以下のように制御情報を決定してもよい。この場合において記憶部41は、人が快適と感じる、気温、湿度、風量、照度、もしくは色温度等の、環境パラメータの値を、予め記憶しているものとする。以下では、人が快適と感じる環境パラメータの値を、快適環境値と記載する場合もある。この場合において記憶部41は、1つ以上の環境パラメータと、1つ以上の生体パラメータと、複数の制御方針情報とを関連付けて記憶する。記憶部41は、気温、湿度、または風量等の環境パラメータと、皮膚温変化量または皮膚温度差等の生体パラメータと、設定温度または設定湿度等の変更を空気調和機に実行させるための制御方針情報と、を関連づけて記憶する。すなわち、記憶部41は、ユーザの身体の状態を示す生体パラメータに影響を与える環境パラメータと、当該生体パラメータと、当該生体パラメータの値と相関する快適度を向上させるための制御方針を示す制御方針情報と、を関連付けて記憶する。
この場合において制御部42は、制御方針情報を選択する際に、環境測定装置2から取得した1つ以上の環境パラメータの値と、1つ以上の環境パラメータの快適環境値との差分を用いる。具体的には、制御部42は、目標値との差分が閾値以上である生体パラメータと、快適環境値との差分が閾値以上である環境パラメータと、に関連付けられている1以上の制御方針情報を、記憶部41が記憶する制御方針情報の中から選択する。制御部42は、選択した制御方針情報と、1つ以上の環境パラメータのいずれかの値とに基づいて、制御詳細情報を決定する。具体的には、制御部42は、空気調和機の設定温度の変更を決定した場合には、気温に基づいて設定温度を決定する。なお、制御部42は、制御詳細情報として快適環境値を用いてもよい。この場合において制御部42は、環境快適値に範囲がある場合には、1つ以上のいずれかの環境パラメータの値に基づいて、制御詳細情報を決定してもよい。例えば、気温の快適環境値が20[℃]~25[℃]である場合において、制御部42は、環境測定装置2が測定した気温に基づいて、20[℃]~25[℃]の範囲内のいずれかの温度を、空気調和機の設定温度としてもよい。
制御部42は、快適度が目標快適度に達していない場合、1つの制御方針情報を選択してもよいし、2つ以上の制御方針情報を選択してもよい。制御部42は、1つの制御方針情報を選択する場合には、快適度の上昇率が最も高い制御方針情報を選択してもよい。制御部42による制御方針情報の選択方法は、上述のものに限定されない。
制御部42は、決定した1以上の制御情報に基づいて、1以上の環境調整装置3を制御する。なお、制御情報の数は、制御方針情報の数に相当する。制御部42は、当該1以上の制御情報を示す1以上の制御信号を、制御対象である1以上の環境調整装置3に送信する。制御信号を受信した環境調整装置3は、当該制御信号に応じて動作する。以下、具体的に説明する。
制御部42は、決定した制御情報が、設定温度または設定湿度との変更を指示するものである場合には、当該制御情報を示す制御信号を、ユーザから予め定められた距離の範囲内に設置された空気調和機に送信し、当該空気調和機に設定温度または設定湿度を変更させる。制御部42は、決定した制御情報が、風向または風量の変更を指示するものである場合には、ユーザへの風当たりを制御すべく、ユーザから予め定められた距離の範囲内に設置された空気調和機に当該制御情報を示す制御信号を送信し、例えば、当該空気調和機からの風の吹き出し部分のルーバの向きの変更を、当該空気調和機に行わせる。制御部42は、決定した制御情報が、音の発生、または、音量の調整等を指示するものである場合には、対象空間内の音制御装置に当該制御情報を示す制御信号を送信し、音制御装置に、音の発生、または、音量の調整等を行わせる。なお、音の発生とは、例えば、リラックス用もしくは集中力向上用の音楽を発すること、または、アラーム音もしくは目覚まし音を発すること等を指す。制御部42は、決定した制御情報が点灯を指示するものである場合には、対象空間内の光制御装置に当該制御情報を示す制御信号を送信し、当該光制御装置に点灯させる。制御部42は、決定した制御情報が、或る照度への変更を指示するものである場合には、対象空間内の光制御装置に当該制御情報を示す制御信号を送信し、当該光制御装置の照度を、制御情報が示す当該或る照度へ変更させる。
以下、実施の形態に係る環境制御装置4のハードウェア構成について説明する。環境制御装置4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリ、HDD(Hard Disk Drive)およびリムーバブルディスク等の記憶装置、入力インターフェース回路、および出力インターフェース回路等によって構成可能である。制御部42による制御情報の選択機能と、変換部40による生体情報の変換機能は、プロセッサが、メモリに記憶されている環境制御プログラム等の各種プログラムを読み出して実行することにより実現できる。変換部40が人体センサ1から生体情報を取得する機能は、入力インターフェース回路によって実現できる。記憶部41の機能は、記憶装置により実現できる。制御部42が、制御信号を環境調整装置3に送信する機能は、出力インターフェース回路によって実現できる。なお、環境制御装置4の全部または一部の機能は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。
図2は、実施の形態1に係る環境制御システムによる環境制御処理を例示するフローチャートである。ステップS1において変換部40は、1以上の人体センサ1が取得した1以上の生体情報を、当該1以上の人体センサ1から取得する。ステップS2において変換部40は、当該1以上の生体情報を、1つ以上の生体パラメータの値に変換する。制御部42は、変換部40から、当該1つ以上の生体パラメータの値を取得する。
ステップS3において制御部42は、1以上の環境測定装置2が測定した1つ以上の環境パラメータの値を、当該1以上の環境測定装置2から取得する。なお、ステップS1~ステップS2の処理と、ステップS3の処理は、並行して実行されてもよいし、逆の順番で実行されてもよい。
ステップS4において制御部42は、変換部40から取得した1つ以上の生体パラメータの値と、1以上の環境測定装置2から取得した1つ以上の環境パラメータの値と、に基づいて、1以上の環境調整装置3への1以上の制御内容を決定する。ステップS5において制御部42は、当該1以上の制御内容を示す1以上の制御信号を、制御対象の1以上の環境調整装置3に送信する。制御信号を受信した環境調整装置3は、制御信号に基づき動作する。
実施の形態1に係る環境制御システム100は、ステップS5の後において、環境制御処理を終了してもよいが、以下に説明するステップS6以降の処理を行ってもよい。ステップS6において制御部42は、予め定められた定常化時間が経過したか否かを判定する。ここで、定常化時間とは、環境の制御が反映され、環境の状態が変化しなくなった状態、または、現時点からの環境パラメータの変化量が閾値以下となった状態を指す。定常化時間が経過しない間(ステップS6:NO)、環境制御装置4は処理をステップS6に留め、制御信号に従って動作している環境調整装置3は、継続して当該制御信号に従って動作する。
ステップS6において定常化時間が経過した場合には(ステップS6:YES)、ステップS7において変換部40は、1以上の人体センサ1が取得した1以上の生体情報を、当該1以上の人体センサ1から取得する。ステップS8において変換部40は、当該1以上の生体情報を、1つ以上の生体パラメータの値に変換する。制御部42は、変換部40から、当該1つ以上の生体パラメータの値を取得する。
ステップS9において制御部42は、ステップS8において取得した1つ以上の生体パラメータの値と、相関情報において関連付けられている快適度に基づいて、現時点における制御内容が妥当か否かを判定する。具体的には、制御部42は、当該快適度が目標快適度以上となっているか否かを判定する。あるいは、制御部42は、ステップS8において取得した1つ以上の生体パラメータの値が目標値か否かを判定する。
制御部42は、現時点での制御内容が妥当ではないと判定した場合には(ステップS9:NO)、処理をステップS3に移す。ステップS9の後のステップS3に続くステップS4において制御部42は、前回のステップS4において決定した1以上の制御内容以外の制御内容を選択してもよい。具体的には、制御部42は、前回のステップS4において選択した1以上の制御方針情報以外の制御方針情報を選択してもよいし、前回のステップS4において決定した制御詳細情報を変更してもよい。制御部42は、前回のステップS4において選択した1以上の制御内容と共に、他の制御内容を選択してもよい。具体的には、制御部42は、前回のステップS4において選択した1以上の制御方針情報と共に、他の制御方針情報を選択してもよい。ステップS9において制御部42が、現時点での制御内容が妥当であると判定した場合には(ステップS9:YES)、環境制御システム100は、環境制御処理を終了する。
なお、ステップS9において制御部42は、ステップS4で決定した1以上の制御内容を示す1以上の制御情報と、ステップS8で取得した1つ以上の生体パラメータの値とを対応付けて記憶部41に記憶してもよい。すなわち、制御部42は、ステップS4の処理の実行毎に決定した1以上の制御情報と、当該ステップS4の処理の実行毎にステップS8で取得した1つ以上の生体パラメータの値とを対応付けて、記憶部41に累積的に記憶してもよい。これにより、制御部42は、ステップS4における1以上の制御情報の決定毎にステップS8で取得した1つ以上の生体パラメータの値と、当該1つ以上の生体パラメータの目標値との差分を用いて、どの制御情報によれば最も早く快適度を向上させるのかを把握可能となる。このため、環境制御装置4は、次回の環境制御処理において、例えば、快適度の上昇度合いが最も大きかった1以上の制御内容への決定を迅速に行うことができる。
ステップS9において制御部42は、ステップS4で決定した1以上の制御情報と、1つ以上の生体パラメータの変化量とを対応付けて記憶部41に記憶してもよい。なお、1つ以上の生体パラメータの変化量は、ステップS9からステップS3へ1回以上戻っている場合には、今回のステップS8において制御部42が取得した1以上の生体パラメータの値と、前回のステップS8において制御部42が取得した1つ以上の生体パラメータの値との差分である。また、1つ以上の生体パラメータの変化量は、ステップS9からステップS3へ一度も戻っていない場合には、ステップS8において制御部42が取得した1つ以上の生体パラメータの値と、ステップS3において制御部42が取得した1つ以上の生体パラメータの値との差分である。制御部42は、ステップS4において決定した1以上の制御情報と、当該差分とを対応付けて記憶部41に記憶することにより、決定した1以上の制御内容によって、当該1つ以上の生体パラメータの値、および快適度がどのように変化したかを把握できる。このため、環境制御装置4は、次回の環境制御処理において、例えば、快適度の上昇度合いが最も大きかった1以上の制御内容への決定を迅速に行うことができる。
環境制御システム100は、環境の制御の対象となる対象空間に1人のユーザが存在する場合において、当該ユーザの快適度を向上させるよう環境制御処理を行ってもよい。あるいは、環境制御システム100は、当該対象空間に複数のユーザが存在する場合において、当該複数のユーザの快適度を向上させるよう環境制御処理を行ってもよいし、当該複数のユーザのうちの少なくとも1人の快適度を向上させるよう制御を行ってもよい。なお、環境制御システム100は、当該複数のユーザのうちの少なくとも1人の快適度を向上させるよう制御を行う場合には、カメラを用いた顔認証によって当該少なくとも1人を選択してもよいし、当該複数のユーザの各々の端末のID(Identifier)を用いて、当該少なくとも1人を選択してもよい。環境制御システム100は、当該複数のユーザの快適度を向上させるよう制御を行う場合には、以下のように処理を行ってもよい。環境制御システム100における1以上の人体センサ1は、当該複数のユーザから複数の生体情報を取得し、変換部40は、当該複数の生体情報から、複数の生体パラメータの値を得る。制御部42は、当該複数の生体パラメータの値のうち、互いの差が閾値以下である2つ以上の生体パラメータの値の、元となった2以上の生体情報の取得元の2以上のユーザを示す情報をグループ化する。なお、ユーザを示す情報とは、例えば、上記顔認証による、当該ユーザを識別する情報であってもよいし、当該ユーザの端末のIDであってもよい。制御部42は、上述のグループ化の処理に代え、目標値との差分の値が近い2つ以上の生体パラメータの値の、元となった2以上の生体情報の取得元の2以上のユーザを示す情報をグループ化してもよい。ここで、目標値との差分の値が近い2つ以上の生体パラメータの値とは、目標値との差分の、互いの差が閾値以下であるものを指す。なお、ここでの当該閾値は、予め実験などによって得られているものとする。制御部42は、グループ化された2以上のユーザに対し、同一の制御方針によって制御を行うべく、制御情報を決定する。そして、制御部42は、決定した当該制御情報に基づき環境調整装置3を制御する。なお、当該グループ化された2以上のユーザの位置は、カメラによる顔認証を用いて検出されてもよいし、当該グループ化された2以上のユーザの端末の電波強度に基づいて検出されてもよい。
以下、実施の形態1に係る環境制御システム100による効果について述べる。実施の形態1に係る環境制御システム100は、人体センサ1、環境測定装置2、環境調整装置3、および環境制御装置4を有する。人体センサ1は、ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する。環境調整装置3は、ユーザが存在する対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する。環境調整装置3は、対象空間の環境の状態を調整する。環境制御装置4は、環境調整装置3を制御するものであって、変換部40と制御部42とを備える。変換部40は、生体情報を、生体パラメータの値に変換する。制御部42は、生体パラメータの値、および、環境パラメータの値に基づいて、環境調整装置3への制御内容を決定する。そして、制御部42は、決定した制御内容を示す制御信号を環境調整装置3に送信する。環境調整装置3は、受信した制御信号に基づいて動作する。当該構成によれば、環境制御システム100は、環境調整装置3への制御内容を決定するために、長期間に亘って生体情報を取得し続ける必要はない。従って、環境制御システム100は、迅速に環境調整装置3への制御内容の決定することができ、ユーザに快適な環境を迅速に実現できる。
実施の形態1における制御部42は、生体パラメータの値、および、環境パラメータの値に基づいて、環境調整装置3への複数の制御内容の中から制御内容を選択することによって、環境調整装置3への制御内容を決定する。環境調整装置3への複数の制御内容が予め定められ、制御部42が、当該複数の制御内容の中から制御内容を選択することにより、環境制御システム100は、ユーザにとって快適な環境を、更に迅速に実現できる。
実施の形態1における制御部42は、生体パラメータの値に基づいて、環境調整装置3をどのように制御するかを示す制御方針を決定する。そして、制御部42は、決定した制御方針と、環境パラメータの値とに基づいて、環境調整装置3の設定パラメータの値を決定する。制御部42は、決定した制御方針と設定パラメータの値とを示す制御信号を環境調整装置3に送信する。環境制御システム100は、生体パラメータの値に基づいて決定した制御方針と、環境パラメータの値に基づいて決定した設定パラメータの値とを示す制御信号によって環境調整装置3を制御するため、ユーザの身体の状態と環境の状態とに応じた環境制御が可能となる。従って、環境制御システム100は、ユーザの快適度を高精度に向上できる。
実施の形態1に係る環境制御装置4は、環境調整装置3への複数の制御方針の各々を示す制御方針情報を記憶する記憶部41を更に備える。制御部42は、生体パラメータの値に基づいて、記憶部41に記憶されている複数の制御方針情報の中から、いずれかの制御方針情報を選択する。そして、制御部42は、選択した当該いずれかの制御方針情報と、決定した設定パラメータの値とを示す制御信号を、環境調整装置3に送信する。これにより、制御部42は、迅速に制御方針を決定することができる。従って、環境制御システム100は、ユーザの快適度を迅速に向上できる。
実施の形態1における制御部42は、生体パラメータの値と環境パラメータの値とに基づいて、環境調整装置3をどのように制御するかを示す制御方針を決定する。制御部42は、決定した制御方針と、環境パラメータの値とに基づいて、環境調整装置3の設定パラメータの値を決定する。制御部42は、決定した制御方針と設定パラメータの値とを示す制御信号を、環境調整装置3に送信する。環境制御システム100は、生体パラメータと環境パラメータの各値に基づいて決定した制御方針と、環境パラメータの値に基づいて決定した設定パラメータの値とを示す制御信号によって環境調整装置3を制御するため、ユーザの身体の状態と環境の状態とに応じた環境制御が可能となる。従って、環境制御システム100は、ユーザの快適度を高精度に向上できる。
実施の形態1に係る環境制御装置4は、環境調整装置3への複数の制御方針の各々を示す制御方針情報を記憶する記憶部41を更に備える。制御部42は、生体パラメータの値と環境パラメータとに基づいて、記憶部41に記憶されている複数の制御方針情報の中から、いずれかの制御方針情報を選択する。そして、制御部42は、選択した当該いずれかの制御方針情報と、決定した設定パラメータの値とを示す制御信号を、環境調整装置3に送信する。これにより、制御部42は、迅速に制御方針を決定することができる。従って、環境制御システム100は、ユーザの快適度を迅速に向上できる。
実施の形態1における環境調整装置3は、対象空間における、気温、湿度、風量、および風向のうちの少なくともいずれかを制御する空気調和機である。これにより、環境制御システム100は、ユーザの温冷感に基づく快適度を向上させることができる。
実施の形態1における環境調整装置3は、対象空間における光を制御する光制御装置である。これにより、環境制御システム100は、対象空間の照度または色温度等による、ユーザの快適度を向上させることができる。
実施の形態1における環境調整装置3は、対象空間における音を制御する音制御装置である。これにより、環境制御システム100は、対象空間における、騒音値の低減、または、快適度の向上のための音楽の出力等を行うことができ、音に基づくユーザの快適度の向上を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る環境制御システム200は、ユーザに快適度の向上のための行動を促すものである。以下、実施の形態2について説明する。なお、実施の形態2では、上記実施の形態1における構成要素と同様の構成要素に対し、同一の符号を付すものとする。また、実施の形態2において、実施の形態1における構成内容と同様の構成内容、および、実施の形態1における機能と同様の機能等については、特段の事情がない限り、説明を省略する。
図3は、実施の形態2に係る環境制御システム200の構成例を示すブロック図である。環境制御システム200は、上記実施の形態1に係る環境制御システム100に含まれる構成要素に加え、更に案内装置5を備える。
案内装置5は、ユーザに快適度の向上と、不快さの低減のための行動を促すための装置である。案内装置5は、例えば、端末装置、照明装置、音出力装置、または表示装置である。なお、当該端末装置は、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、またはタブレット端末である。当該照明装置は、1以上の照明を含むものである。当該音出力装置は、例えばスピーカである。当該表示装置は、例えば液晶ディスプレイまたはCRT(Cathode Ray Tube)である。案内装置5は、制御部42からの指示に従い、ユーザに場所の移動もしくは帰宅、または、運動もしくは休憩の取得などの行動を促す案内を行う。
案内装置5が端末装置の場合には、環境制御装置4は、案内情報の表示、または、当該案内情報の音声出力を、当該端末装置に行わせる。環境制御装置4は、当該端末装置に、当該案内情報をアラーム音として出力させてもよい。なお、案内情報とは、ユーザに行動を促す情報である。案内装置5が照明装置の場合には、環境制御装置4は、光の点滅、特定の照明の点灯、または、照度もしくは色温度の変更等を、当該照明装置に行わせることによって、ユーザに案内を行う。案内装置5が音出力装置の場合には、環境制御装置4は、案内情報の音声出力、または、アラーム音の発生を、当該音出力装置に行わせる。案内装置5が表示装置の場合には、環境制御装置4は、案内情報の表示、または、特定の色もしくは画像の表示を、当該表示装置に行わせる。
制御部42は、ユーザに案内を行うか否かを決定する。制御部42は、ユーザに案内を行うことを決定した場合には、ユーザに案内を行うよう指示する案内信号を案内装置5に送信する。案内装置5は、受信した案内信号に応じて、ユーザに案内を行う。
図4は、実施の形態2に係る環境制御システムによる環境制御方法を例示するフローチャートである。ステップS11~ステップS13における処理は、ステップS1~ステップS3における処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS14において制御部42は、環境を制御するか、ユーザに案内を行うかを決定する。制御部42は、例えば、環境制御システム200における全ての環境調整装置3によって、環境の状態を調整しても、ユーザの快適度が向上しないと判定される場合などにおいて、ユーザに案内を行うことを決定する。あるいは、制御部42は、環境調整装置3が、動作を開始した場合、または、動作を変更した場合等に比べて、ユーザの例えば移動により、ユーザの快適度が向上すると判定される場合には、ユーザに案内を行うことを決定する。または、制御部42は、環境調整装置3が、動作を開始した場合、または、動作を変更した場合等に比べて、ユーザの例えば移動により、ユーザの快適度が向上し、且つ、省電力が実現されると判定される場合には、ユーザに案内を行うことを決定する。
なお、全ての環境調整装置3の動作によってもユーザの快適度が向上しない場合における1つ以上の生体パラメータの値は、記憶部41に記憶されている。以下では、当該1つ以上の生体パラメータの値を、案内必要値と記載する場合もある。1つ以上の生体パラメータの案内必要値は、実験などによって予め得られているものとする。制御部42は、変換部40から取得した1つ以上の生体パラメータの全部または一部の値が、案内必要値である場合には、ユーザに、例えば運動、休息、または退室等の案内を行うことを決定する。制御部42は、変換部40から取得した1つ以上の生体パラメータの値が案内必要値ではない場合には、当該1つ以上の生体パラメータの値と、環境測定装置2から取得した1つ以上の環境パラメータの値とに基づき、環境を制御するか、ユーザに案内を行うかを決定する。
制御部42は、ステップS14において環境の制御の実行を決定した場合には(ステップS14:環境の制御)、ステップS15に処理を移す。ステップ15の処理は、ステップS4の処理と同様であるため、説明を省略する。制御部42は、ステップS15の処理後、ステップS16に処理を移す。ステップS16の処理は、ステップS5と同様であるため、説明を省略する。制御部42は、ステップS16の処理後、ステップS17に処理を移す。ステップS17の処理は、ステップS6と同様であるため、説明を省略する。
制御部42は、ステップS14においてユーザへの案内の実行を決定した場合には(ステップS14:ユーザへの案内)、ステップS18において案内装置5に案内を行うよう指示する案内信号を送信する。案内装置5は、案内信号を受信した場合には、当該案内信号に応じて、ユーザに案内を行う。ステップS19において制御部42は、行動時間が経過したか否かを判定する。なお、行動時間とは、ユーザによる、休養、運動、対象空間内の移動、または退出等に必要な時間であり、実験等によって予め定められているものとする。
ステップS19において行動時間が経過しない間(ステップS19:NO)、制御部42は、処理をステップS19に戻す。ステップS19において行動時間が経過した場合には(ステップS19:YES)、制御部42は、処理をステップS20に移す。なお、ステップS19において行動時間の経過以前にユーザが退出した場合には、ステップS19の後、環境制御システム200は環境制御処理を終了する。ステップS19において行動時間の経過後にユーザが対象空間内に存在する場合には、環境制御システム200は、ステップS20における処理を実行する。ステップS20~ステップS21の処理は、ステップS7~ステップS8の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS22において制御部42は、ステップS15で決定した1以上の制御内容が妥当か、または、ステップS18で行った案内が妥当かを判定する。なお、ステップS22における、ステップS15で決定した1以上の制御内容が妥当か否かの判定処理は、ステップS9における処理と同様となる。ステップS22における、ステップS18で行った案内が妥当か否かの判定は、ステップS21において制御部42が変換部40から取得した1つ以上の生体パラメータの値が目標値と等しいか、または、当該1つ以上の生体パラメータの値と相関情報において関連付けられている快適度が目標快適度以上であるかを判定することによって行われる。ステップS22において、ステップS15で決定した1以上の制御内容が妥当である場合、または、ステップS18で行った案内が妥当である場合には(ステップS22:YES)、環境制御システム200は、環境制御処理を終了する。ステップS22において、ステップS15で決定した1以上の制御内容が妥当ではない場合、または、ステップS18で行った案内が妥当ではない場合には(ステップS22:NO)、制御部42は、処理をステップS13に戻す。
なお、ステップS22において制御部42は、ステップS14で決定した、ユーザへの案内を示す情報と、ステップS21で取得した1つ以上の生体パラメータの値とを対応付けて記憶部41に記憶してもよい。すなわち、制御部42は、ステップS14の処理の実行毎に決定した案内を示す情報と、当該ステップS14の処理の実行毎にステップS21で取得した1つ以上の生体パラメータの値とを対応付けて、記憶部41に累積的に記憶してもよい。これにより、制御部42は、ステップS14において案内の実行を決定する毎にステップS20で取得した1つ以上の生体パラメータの値と、当該1つ以上の生体パラメータの目標値との差分を用いて、どのような案内によれば最も早く快適度を向上させるのかを把握可能となる。このため、環境制御装置4は、次回の環境制御処理におけるステップS14において、例えば、快適度の上昇度合いが最も大きかった案内を行うことができ、これにより、迅速にユーザの快適度を向上させることができる。
環境制御システム200は、対象空間に1人のユーザが存在する場合において、当該ユーザに案内を行うものでもよい。あるいは、環境制御システム200は、当該対象空間に複数のユーザが存在する場合において、当該複数のユーザのうちの1以上のユーザに案内を行うものでもよい。環境制御システム200は、当該1以上のユーザに案内を行う場合には、以下のように処理を行ってもよい。環境制御システム200における1以上の人体センサ1は、当該複数のユーザから複数の生体情報を取得し、変換部40は、当該複数の生体情報から、複数の生体パラメータの値を得る。制御部42は、当該複数の生体パラメータの値のうち、1つ以上の生体パラメータの値が案内必要値である場合には、当該1つ以上の生体パラメータの値の元となった、1以上の生体情報の取得元である1以上のユーザに案内を行うことを決定する。あるいは、制御部42は、当該複数の生体パラメータの値のうちの1つ以上の生体パラメータの値と、環境パラメータの値とに基づき、当該1つ以上の生体パラメータの値の元となった、1以上の生体情報の取得元である1以上のユーザに、場所の移動などの案内を行うことを決定する。なお、当該1以上のユーザの位置は、カメラによる顔認証を用いて検出されてもよいし、当該1以上のユーザの端末の電波強度に基づいて検出されてもよい。制御部42は、当該1以上のユーザに案内を行うよう案内装置5を制御する。なお、制御部42は、案内装置5が、個々のユーザに割り当てられた端末装置である場合には、当該1以上のユーザの当該端末装置に案内を行わせてもよい。
以下、実施の形態2に係る環境制御システム200による効果について説明する。実施の形態2に係る環境制御システム200は、ユーザに、予め定められた行動を促す案内装置5を更に含む。制御部42は、生体パラメータの値、または、生体パラメータの値および環境パラメータの値に基づいて、ユーザに当該行動を促す案内が必要かを判定する。制御部42は、当該案内が必要と判定した場合には、案内装置5に案内を指示する案内信号を送信する。案内装置5は、案内信号を受信した場合には、案内信号に基づいてユーザに案内を行う。これにより、環境制御システム200は、ユーザの移動によって快適度が向上する場合、または、環境の制御を行ってもユーザの快適度が向上するものではない場合においても、ユーザの快適度の向上を図ることができる。
案内装置5は、光、音、画像、および色のうちの少なくともいずれかを用いて案内を行う。これにより、ユーザは案内に気づきやすくなり、当該案内に応じた行動により、快適度を向上させることができる。
以上、実施の形態について説明したが、本開示の内容は、実施の形態に限定されるものではなく、想定しうる均等の範囲を含む。
1 人体センサ、2 環境測定装置、3 環境調整装置、4 環境制御装置、5 案内装置、40 変換部、41 記憶部、42 制御部、100、200 環境制御システム。

Claims (25)

  1. ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する人体センサと、
    前記ユーザが存在する対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置と、
    前記対象空間の環境の状態を調整するための複数の環境調整装置と、
    前記複数の環境調整装置を制御する環境制御装置と、
    を有し、
    前記環境制御装置は、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶する記憶部と、
    前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針、および前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を決定し、決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を、前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信する制御部と、
    を備え、
    前記複数の環境調整装置の各々は、
    受信した前記制御信号に基づいて、前記ユーザの快適度を向上させるための動作を行い、
    前記制御部は、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度未満である場合には、新たに得られた前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つへの制御方針を再決定し、再決定した前記制御方針と、新たに得られた前記環境パラメータの値とに基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を再決定し、再決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信する、 環境制御システム。
  2. ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する人体センサと、
    前記ユーザが存在する対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置と、
    前記対象空間の環境の状態を調整するための複数の環境調整装置と、
    前記複数の環境調整装置を制御する環境制御装置と、
    を有し、
    前記環境制御装置は、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針、および前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を決定し、決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を、前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信する制御部と、
    を備え、
    前記複数の環境調整装置の各々は、
    受信した前記制御信号に基づいて、前記ユーザの快適度を向上させるための動作を行い、
    前記制御部は、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値が、予め定められた目標値と異なる場合には、新たに得られた前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つへの制御方針を再決定し、再決定した前記制御方針と、新たに得られた前記環境パラメータの値とに基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を再決定し、再決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信する、環境制御システム。
  3. 前記制御部は、
    前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す前記制御方針を決定する、請求項1または請求項2に記載の環境制御システム。
  4. 前記複数の環境調整装置のうちの少なくとも1つは、
    前記対象空間における、気温、湿度、風量、および風向のうちの少なくともいずれかを制御する空気調和機である、請求項1請求項3のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  5. 前記複数の環境調整装置のうちの少なくとも1つは、
    前記対象空間における光を制御する光制御装置である、請求項1請求項4のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  6. 前記複数の環境調整装置のうちの少なくとも1つは、
    前記対象空間における音を制御する音制御装置である、請求項1請求項5のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  7. ユーザの瞬き回数または体動を示す生体情報を取得する人体センサと、
    前記ユーザが存在する対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置と、
    前記対象空間の環境の状態を調整するための環境調整装置と、
    前記環境調整装置を制御する環境制御装置と、
    を有し、
    前記環境調整装置は、
    前記対象空間における光を制御する光制御装置であって、
    前記環境制御装置は、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶する記憶部と、
    前記生体パラメータの値、および、前記環境パラメータの値に基づいて、前記環境調整装置への制御内容を決定し、決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する制御部と、
    を備え、
    前記環境調整装置は、
    受信した前記制御信号に基づいて、前記ユーザの快適度を向上させるため、前記光を制御する動作を行
    前記制御部は、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度未満である場合には、新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記制御内容を再決定し、再決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する、 環境制御システム。
  8. ユーザの瞬き回数または体動を示す生体情報を取得する人体センサと、
    前記ユーザが存在する対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置と、
    前記対象空間の環境の状態を調整するための環境調整装置と、
    前記環境調整装置を制御する環境制御装置と、
    を有し、
    前記環境調整装置は、
    前記対象空間における光を制御する光制御装置であって、
    前記環境制御装置は、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記生体パラメータの値、および、前記環境パラメータの値に基づいて、前記環境調整装置への制御内容を決定し、決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する制御部と、
    を備え、
    前記環境調整装置は、
    受信した前記制御信号に基づいて、前記ユーザの快適度を向上させるため、前記光を制御する動作を行い、
    前記制御部は、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値が、予め定められた目標値と異なる場合には、新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記制御内容を再決定し、再決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する、環境制御システム。
  9. ユーザの瞬き回数または体動を示す生体情報を取得する人体センサと、
    前記ユーザが存在する対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置と、
    前記対象空間の環境の状態を調整するための環境調整装置と、
    前記環境調整装置を制御する環境制御装置と、
    を有し、
    前記環境調整装置は、
    前記対象空間における音を制御する音制御装置であって、
    前記環境制御装置は、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶する記憶部と、
    前記生体パラメータの値、および、前記環境パラメータの値に基づいて、前記環境調整装置への制御内容を決定し、決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する制御部と、
    を備え、
    前記環境調整装置は、
    受信した前記制御信号に基づいて、前記ユーザの快適度を向上させるため、前記音を制御する動作を行
    前記制御部は、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度未満である場合には、新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記制御内容を再決定し、再決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する、 環境制御システム。
  10. ユーザの瞬き回数または体動を示す生体情報を取得する人体センサと、
    前記ユーザが存在する対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置と、
    前記対象空間の環境の状態を調整するための環境調整装置と、
    前記環境調整装置を制御する環境制御装置と、
    を有し、
    前記環境調整装置は、
    前記対象空間における音を制御する音制御装置であって、
    前記環境制御装置は、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記生体パラメータの値、および、前記環境パラメータの値に基づいて、前記環境調整装置への制御内容を決定し、決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する制御部と、
    を備え、
    前記環境調整装置は、
    受信した前記制御信号に基づいて、前記ユーザの快適度を向上させるため、前記音を制御する動作を行い、
    前記制御部は、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値が、予め定められた目標値と異なる場合には、新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記制御内容を再決定し、再決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する、環境制御システム。
  11. 前記制御部は、
    前記生体パラメータの値に基づいて、前記環境調整装置をどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針と、前記環境パラメータの値とに基づいて、前記環境調整装置の設定パラメータの値を決定し、決定した前記制御方針と前記設定パラメータの値とを示す前記制御信号を、前記環境調整装置に送信する、請求項7~請求項10のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  12. 前記制御部は、
    前記環境パラメータの値に基づいて、前記環境調整装置をどのように制御するかを示す前記制御方針を決定する、請求項11に記載の環境制御システム。
  13. 前記環境制御装置は、
    前記環境調整装置への複数の制御方針の各々を示す制御方針情報を記憶し、
    記制御部は、
    前記生体パラメータの値に基づいて、記憶された複数の前記制御方針情報の中から、いずれかの前記制御方針情報を選択し、選択した前記いずれかの制御方針情報と、決定した前記設定パラメータの値とを示す前記制御信号を、前記環境調整装置に送信する、請求項1、請求項2、および請求項11のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  14. 前記環境制御装置は、
    前記環境調整装置への複数の制御方針の各々を示す制御方針情報を記憶し、
    記制御部は、
    前記生体パラメータの値と前記環境パラメータとに基づいて、記憶された複数の前記制御方針情報の中から、いずれかの前記制御方針情報を選択し、選択した前記いずれかの制御方針情報と、決定した前記設定パラメータの値とを示す前記制御信号を、前記環境調整装置に送信する、請求項または請求項12に記載の環境制御システム。
  15. 前記制御部は、前記生体パラメータの値、および、前記環境パラメータの値に基づいて、前記環境調整装置への複数の制御内容の中から、前記制御内容を選択することによって、前記環境調整装置への前記制御内容を決定する、請求項1~請求項14のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  16. 前記ユーザに、予め定められた行動を促す案内装置を更に含み、
    前記制御部は、
    前記生体パラメータの値、または、前記生体パラメータの値および前記環境パラメータの値に基づいて、前記ユーザに前記行動を促す案内が必要かを判定し、
    前記案内が必要と判定した場合には、前記案内装置に前記案内を指示する案内信号を送信し、
    前記案内装置は、
    前記案内信号を受信した場合には、当該案内信号に基づいて前記ユーザに案内を行う、請求項1~請求項15のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  17. 前記案内装置は、
    光、音、画像、および色のうちの少なくともいずれかを用いて案内を行う、請求項16に記載の環境制御システム。
  18. ユーザが存在する対象空間の環境の状態を調整する複数の環境調整装置を制御する環境制御装置であって、
    前記ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する人体センサから、該生体情報を取得し、該生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶する記憶部と、
    前記対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置から、該環境パラメータの値を取得する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針、および前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を決定し、決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信し、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度未満である場合には、新たに得られた前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つへの制御方針を再決定し、再決定した前記制御方針と、新たに得られた前記環境パラメータの値とに基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を再決定し、再決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信 する、環境制御装置。
  19. ユーザが存在する対象空間の環境の状態を調整する複数の環境調整装置を制御する環境制御装置であって、
    前記ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する人体センサから、該生体情報を取得し、該生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置から、該環境パラメータの値を取得する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針、および前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を決定し、決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信し、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値が、予め定められた目標値と異なる場合には、新たに得られた前記生体パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つへの制御方針を再決定し、再決定した前記制御方針と、新たに得られた前記環境パラメータの値とに基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を再決定し、再決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容を示す制御信号を前記複数の環境調整装置のうちの1つに送信する、環境制御装置。
  20. ユーザが存在する対象空間の環境の状態を調整する環境調整装置を制御する環境制御装置であって、
    前記ユーザの瞬き回数または体動を示す生体情報を取得する人体センサから、該生体情報を取得し、該生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶する記憶部と、
    前記対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置から、該環境パラメータの値を取得する制御部と、
    を備え、
    前記環境調整装置は、
    前記対象空間における光を制御する光制御装置、または、前記対象空間における音を制御する音制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記生体パラメータの値、および、前記環境パラメータの値に基づいて、前記環境調整装置への制御内容を決定し、決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信し、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度未満である場合には、新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記制御内容を再決定し、再決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する、 環境制御装置。
  21. ユーザが存在する対象空間の環境の状態を調整する環境調整装置を制御する環境制御装置であって、
    前記ユーザの瞬き回数または体動を示す生体情報を取得する人体センサから、該生体情報を取得し、該生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換部と、
    前記対象空間の環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定装置から、該環境パラメータの値を取得する制御部と、
    を備え、
    前記環境調整装置は、
    前記対象空間における光を制御する光制御装置、または、前記対象空間における音を制御する音制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記生体パラメータの値、および、前記環境パラメータの値に基づいて、前記環境調整装置への制御内容を決定し、決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信し、
    前記制御信号を送信してから予め定められた定常化時間の経過以後において前記人体センサが取得した前記生体情報に基づく前記生体パラメータの値が、予め定められた目標値と異なる場合には、新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記制御内容を再決定し、再決定した前記制御内容を示す制御信号を前記環境調整装置に送信する、環境制御装置。
  22. ユーザが存在する対象空間の環境を制御する環境制御システムによる環境制御方法であって、
    前記ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    前記環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定ステップと、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換ステップと、
    前記生体パラメータの値に基づいて、前記環境の状態を調整する複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針、および前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を決定し、決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つを制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記環境制御システムは、前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶し、
    前記生体情報取得ステップ、前記変換ステップ、および、前記環境測定ステップは、前記制御ステップが実行されてから予め定められた定常化時間の経過以後に再実行され、
    前記環境制御方法は、更に、
    再実行された前記生体情報取得ステップおよび前記変換ステップによって得られた前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度以上であるか否かを判定する判定ステップを含み、
    前記制御ステップは、
    前記判定ステップにおいて前記快適度が前記目標快適度未満であると判定された場合に再実行され、
    再実行される前記制御ステップでは、
    新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つが制御される、 環境制御方法。
  23. ユーザが存在する対象空間の環境を制御する環境制御システムによる環境制御方法であって、
    前記ユーザの身体の状態を示す生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    前記環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定ステップと、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換ステップと、
    前記生体パラメータの値に基づいて、前記環境の状態を調整する複数の環境調整装置のうちの1つをどのように制御するかを示す制御方針を決定し、決定した前記制御方針、および前記環境パラメータの値に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つの設定パラメータの値を決定し、決定した前記設定パラメータの値を含む制御内容に基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つを制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記生体情報取得ステップ、前記変換ステップ、および、前記環境測定ステップは、前記制御ステップが実行されてから予め定められた定常化時間の経過以後に再実行され、
    前記環境制御方法は、更に、
    再実行された前記生体情報取得ステップおよび前記変換ステップによって得られた前記生体パラメータの値が、予め定められた目標値と等しいか否かを判定する判定ステップを含み、
    前記制御ステップは、
    前記判定ステップにおいて前記生体パラメータの値が前記目標値と異なると判定された場合に再実行され、
    再実行される前記制御ステップでは、
    新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記複数の環境調整装置のうちの1つが制御される、環境制御方法。
  24. ユーザが存在する対象空間の環境を制御する環境制御システムによる環境制御方法であって、
    前記ユーザの瞬き回数または体動を示す生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    前記環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定ステップと、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換ステップと、
    前記対象空間における光または音を制御する環境調整装置への制御内容を、前記生体パラメータの値、および前記環境パラメータの値に基づいて決定し、決定した前記制御内容に基づいて前記環境調整装置を制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記環境制御システムは、前記生体パラメータの値と人の快適度との相関を示す相関情報を記憶し、
    前記生体情報取得ステップ、前記変換ステップ、および、前記環境測定ステップは、前記制御ステップが実行されてから予め定められた定常化時間の経過以後に再実行され、
    前記環境制御方法は、更に、
    再実行された前記生体情報取得ステップおよび前記変換ステップによって得られた前記生体パラメータの値に対し、前記相関情報において関連付けられている前記快適度が、予め定められた目標快適度以上であるか否かを判定する判定ステップを含み、
    前記制御ステップは、
    前記判定ステップにおいて前記快適度が前記目標快適度未満であると判定された場合に再実行され、
    再実行される前記制御ステップでは、
    新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記環境調整装置が制御される、 環境制御方法。
  25. ユーザが存在する対象空間の環境を制御する環境制御システムによる環境制御方法であって、
    前記ユーザの瞬き回数または体動を示す生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    前記環境の状態を示す環境パラメータの値を測定する環境測定ステップと、
    前記生体情報を、生体パラメータの値に変換する変換ステップと、
    前記対象空間における光または音を制御する環境調整装置への制御内容を、前記生体パラメータの値、および前記環境パラメータの値に基づいて決定し、決定した前記制御内容に基づいて前記環境調整装置を制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記生体情報取得ステップ、前記変換ステップ、および、前記環境測定ステップは、前記制御ステップが実行されてから予め定められた定常化時間の経過以後に再実行され、
    前記環境制御方法は、更に、
    再実行された前記生体情報取得ステップおよび前記変換ステップによって得られた前記生体パラメータの値が、予め定められた目標値と等しいか否かを判定する判定ステップを含み、
    前記制御ステップは、
    前記判定ステップにおいて生体パラメータの値が前記目標値と異なると判定された場合に再実行され、
    再実行される前記制御ステップでは、
    新たに得られた、前記生体パラメータの値と前記環境パラメータの値とに基づいて、前記環境調整装置が制御される、環境制御方法。
JP2021544216A 2021-03-10 2021-03-10 環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法 Active JP7150187B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/009529 WO2022190258A1 (ja) 2021-03-10 2021-03-10 環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022190258A1 JPWO2022190258A1 (ja) 2022-09-15
JP7150187B1 true JP7150187B1 (ja) 2022-10-07

Family

ID=83227568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021544216A Active JP7150187B1 (ja) 2021-03-10 2021-03-10 環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20240035698A1 (ja)
JP (1) JP7150187B1 (ja)
CN (1) CN116897264B (ja)
DE (1) DE112021006775T5 (ja)
WO (1) WO2022190258A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194540A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Kansai Electric Power Co Inc:The 温冷感予測値を用いた空調制御方法、空調装置、空調装置用プログラム及びサーバ装置
JP2014234934A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 学校法人東海大学 体感温度制御システム
WO2018179320A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 三菱電機株式会社 空気調和装置、空気調和システム、および、制御方法
WO2019078269A1 (ja) * 2017-10-18 2019-04-25 清華大学 空気調和制御装置
JP2020054567A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 三菱電機株式会社 生体情報解析装置、これを備えた家庭用電気機器及び生体情報解析システム
JP2020186873A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 三菱電機株式会社 空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5259553A (en) * 1991-04-05 1993-11-09 Norm Pacific Automation Corp. Interior atmosphere control system
JP2003278013A (ja) * 2002-03-14 2003-10-02 Descente Ltd 精神集中用衣服
KR20080074129A (ko) * 2005-12-05 2008-08-12 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 환경 제어 장치, 환경 제어 방법, 환경 제어 프로그램 및환경 제어 시스템
US10393394B2 (en) * 2013-09-25 2019-08-27 Vaidyanathan Anandhakrishnan System, method and device to record personal environment, enable preferred personal indoor environment envelope and raise alerts for deviation thereof
US11651258B2 (en) * 2014-01-08 2023-05-16 Yechezkal Evan Spero Integrated docking system for intelligent devices
EP3111411A4 (en) * 2014-02-28 2017-08-09 Delos Living, LLC Systems, methods and articles for enhancing wellness associated with habitable environments
US9900173B2 (en) * 2014-08-14 2018-02-20 Echostar Technologies International Corporation Personalized ambient temperature management
US10345768B2 (en) * 2014-09-29 2019-07-09 Microsoft Technology Licensing, Llc Environmental control via wearable computing system
CN104633866B (zh) * 2015-02-15 2017-06-16 重庆大学 基于环境参数和人体生理参数的热舒适度测评***
US9915438B2 (en) * 2015-03-04 2018-03-13 Elwha Llc System and methods for regulating an environmental variable within a target zone having multiple inhabitants
CN108444080A (zh) * 2018-03-29 2018-08-24 广东美的制冷设备有限公司 空调器的控制方法以及空调器
JP2023527717A (ja) * 2020-05-28 2023-06-30 レズメド センサー テクノロジーズ リミテッド ユーザ活動を監視するためのシステムおよび方法
US20230355169A1 (en) * 2020-07-08 2023-11-09 Google Llc Using ambient light sensors and ambient audio sensors to determine sleep quality

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194540A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Kansai Electric Power Co Inc:The 温冷感予測値を用いた空調制御方法、空調装置、空調装置用プログラム及びサーバ装置
JP2014234934A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 学校法人東海大学 体感温度制御システム
WO2018179320A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 三菱電機株式会社 空気調和装置、空気調和システム、および、制御方法
WO2019078269A1 (ja) * 2017-10-18 2019-04-25 清華大学 空気調和制御装置
JP2020054567A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 三菱電機株式会社 生体情報解析装置、これを備えた家庭用電気機器及び生体情報解析システム
JP2020186873A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 三菱電機株式会社 空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20240035698A1 (en) 2024-02-01
WO2022190258A1 (ja) 2022-09-15
DE112021006775T5 (de) 2023-11-02
CN116897264A (zh) 2023-10-17
JPWO2022190258A1 (ja) 2022-09-15
CN116897264B (zh) 2024-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108292173B (zh) 用于基于生物特征信息控制装备的设备及其方法
US20220338774A1 (en) Method for predicting arousal level and arousal level prediction apparatus
CN109506342B (zh) 空调的控制方法、装置和空调
CN110410964B (zh) 空调器的控制方法及控制***
JP6837199B2 (ja) 覚醒誘導装置及び覚醒誘導システム
US11412970B2 (en) Method for predicting arousal level and arousal level prediction apparatus
JP7390594B2 (ja) 情報処理方法及び情報処理装置
JP2013213642A (ja) 室内環境制御システムおよび空気調和機
WO2023035678A1 (zh) 用于控制空调的方法及装置、空调、存储介质
WO2018211962A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN109186048A (zh) 一种家电控制方法、装置和介质
JP2016169925A (ja) 室内環境制御装置、室内環境制御方法及びコンピュータプログラム
US20220268643A1 (en) Dynamic set point temperature adjustment techniques
WO2021155366A1 (en) Temperature regulation based on thermal imaging
JP6346010B2 (ja) 温熱快適感評価方法および温熱環境コントロールシステム。
JPWO2018179289A1 (ja) エリア別環境管理システム及び方法とプログラム
JP7150187B1 (ja) 環境制御システム、環境制御装置、および環境制御方法
JP7369985B2 (ja) 環境制御システム、及び、環境制御方法
KR20120043848A (ko) 유비쿼터스 스마트 실내환경 제어방법
JP2014159916A (ja) 環境制御装置、方法、及びプログラム
WO2019022079A1 (ja) 環境設備制御装置
JP7296626B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP6846604B2 (ja) 空気調和システム
JP2021033676A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2021087649A (ja) 情報処理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210728

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210728

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7150187

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150