JP7149563B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に発光装置に関し、より詳細には、紫外線を放射する発光素子を備える発光装置に関する。
従来、実装基板と、紫外線発光素子と、スペーサと、カバーと、を備える発光装置が提案されている(特許文献1)。紫外線発光素子は、実装基板に実装されている。スペーサは、実装基板上に配置されている。スペーサは、紫外線発光素子を露出させる貫通孔が形成されている。カバーは、スペーサの貫通孔を塞ぐようにスペーサ上に配置されている。
発光装置は、実装基板とスペーサとカバーとで、紫外線発光素子を収納するパッケージを構成している。
特開2016-127249号公報
紫外線発光素子を備える発光装置において、紫外線発光素子から放射される紫外線の配光をパッケージ外に配置したレンズ等の光学部材により制御することが望まれる場合がある。しかしながら、紫外線発光素子を備える発光装置では、レンズが他の部材に接着剤により固定されている場合、レンズと他の部材とを接着している接着部が、紫外線発光素子から放射される紫外線により経時劣化して信頼性が低下してしまう懸念がある。
本発明の目的は、光学部材を備えかつ信頼性の向上を図ることが可能な発光装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る発光装置は、実装基板と、発光素子と、スペーサと、カバーと、光学部材と、接合部と、を備える。前記発光素子は、前記実装基板上に配置されており、紫外線を放射する。前記スペーサは、枠状であり、前記実装基板上に配置され前記発光素子を囲んでいる。前記カバーは、前記発光素子を覆うように前記スペーサ上に配置されている。前記カバーは、前記発光素子から放射された紫外線を透過する。前記光学部材は、前記カバー上に配置されている。前記光学部材は、光学的機能部と、突出部と、を有する。前記光学的機能部は、前記実装基板の厚さ方向において前記発光素子に重なり前記発光素子から放射された紫外線を透過する。前記突出部は、前記厚さ方向からの平面視において前記光学的機能部から外側に突出し、かつ前記厚さ方向において少なくとも一部が前記スペーサに重なっている。前記接合部は、前記厚さ方向において前記突出部と前記カバーとの間に介在し、前記突出部と前記カバーとを接合している。前記接合部は、接着層と、前記接着層と前記カバーとの間に介在しており、前記発光素子から放射された紫外線を遮光する第1遮光層と、前記接着層と前記突出部との間に介在しており、前記発光素子から放射された紫外線を遮光する第2遮光層と、を含む。
本発明の別の一態様に係る発光装置は、実装基板と、発光素子と、スペーサと、カバーと、光学部材と、接合部と、を備える。前記発光素子は、前記実装基板上に配置されており、紫外線を放射する。前記スペーサは、枠状であり、前記実装基板上に配置され前記発光素子を囲んでいる。前記カバーは、前記発光素子を覆うように前記スペーサ上に配置されている。前記カバーは、前記発光素子から放射された紫外線を透過する。前記光学部材は、前記カバー上に配置されている。前記光学部材は、光学的機能部と、突出部と、を有する。前記光学的機能部は、前記実装基板の厚さ方向において前記発光素子に重なり前記発光素子から放射された紫外線を透過する。前記突出部は、前記厚さ方向からの平面視において前記光学的機能部から外側に突出し、かつ前記厚さ方向において少なくとも一部が前記スペーサに重なっている。前記接合部は、前記厚さ方向において前記突出部と前記カバーとの間に介在し、前記突出部と前記カバーとを接合している。前記接合部は、低融点ガラス又は半田からなる。
本発明の他の一態様に係る発光装置は、実装基板と、発光素子と、スペーサと、カバーと、光学部材と、接合部と、を備える。前記発光素子は、前記実装基板上に配置されており、紫外線を放射する。前記スペーサは、枠状であり、前記実装基板上に配置され前記発光素子を囲んでいる。前記カバーは、前記発光素子を覆うように前記スペーサ上に配置されている。前記カバーは、前記発光素子から放射された紫外線を透過する。前記光学部材は、前記カバー上に配置されている。前記光学部材は、光学的機能部と、突出部と、を有する。前記光学的機能部は、前記実装基板の厚さ方向において前記発光素子に重なり前記発光素子から放射された紫外線を透過する。前記突出部は、前記厚さ方向からの平面視において前記光学的機能部から外側に突出し、かつ前記厚さ方向において少なくとも一部が前記スペーサに重なっている。前記接合部は、前記厚さ方向において前記突出部と前記カバーとの間に介在し、前記突出部と前記カバーとを接合している。前記接合部は、前記実装基板の前記厚さ方向に重なって互いに接合されている複数の金属層からなる。
本発明の発光装置では、光学部材を備えかつ信頼性の向上を図ることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る発光装置の平面図である。 図2は、同上の発光装置を示し、図1のX-X線断面図である。 図3は、同上の発光装置における発光素子の断面図である。 図4は、同上の発光装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 図5は、本発明の一実施形態の変形例1に係る発光装置の断面図である。 図6は、本発明の一実施形態の変形例2に係る発光装置の断面図である。 図7は、本発明の一実施形態の変形例3に係る発光装置の断面図である。 図8は、本発明の一実施形態の変形例4に係る発光装置の断面図である。 図9は、本発明の一実施形態の変形例5に係る発光装置の断面図である。
下記の実施形態等において説明する各図は、模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態)
(1)発光装置の全体構成
以下、実施形態に係る発光装置1について、図面を参照して説明する。
実施形態に係る発光装置1は、図1及び2に示すように、実装基板2と、発光素子3と、スペーサ4と、カバー5と、光学部材9と、接合部10と、を備える。発光素子3は、実装基板2上に配置されている。スペーサ4は、枠状であり、実装基板2上に配置され発光素子3を囲んでいる。カバー5は、発光素子3を覆うようにスペーサ4上に配置されている。カバー5は、発光素子3から放射される紫外線を透過する。光学部材9は、カバー5上に配置されている。
発光装置1では、スペーサ4とカバー5とでパッケージ用カバー部材6を構成している。パッケージ用カバー部材6では、スペーサ4とカバー5とが接合されている。発光装置1は、実装基板2とパッケージ用カバー部材6とを含むパッケージ7を備えている。発光装置1は、実装基板2とスペーサ4とカバー5とで囲まれた空間8を不活性ガス雰囲気としてある。不活性ガス雰囲気は、例えば、N2ガス雰囲気である。発光装置1では、光学部材9とカバー5とが接合部10により接合されている。
実装基板2は、発光素子3を実装する実装基板であり、第1導体部21及び第2導体部22を有する。また、実装基板2は、パッケージ用カバー部材6と接合するための第1接合用金属層23を有する。発光素子3は、第1導体部21に電気的に接続された第1電極31と第2導体部22に電気的に接続された第2電極32と、を有する。発光素子3は、実装基板2にフリップチップ実装されている。
発光装置1では、第1電極31と第1導体部21とが、第1接合部61により接合され、第2電極32と第2導体部22とが、第2接合部62により接合されている。また、発光装置1では、スペーサ4に設けられた第2接合用金属層46と実装基板2の第1接合用金属層23とが、第3接合部63により接合されている。発光装置1では、スペーサ4が全周に亘って第3接合部63を介して実装基板2と接合されている。発光装置1では、第1接合部61、第2接合部62及び第3接合部63の各々がAuSnにより形成されている。
発光装置1は、例えば、配線基板に実装して用いることができる。配線基板は、マザー基板である。配線基板は、例えば、金属ベースプリント配線板により形成することができる。
(2)発光装置の各構成要素
次に、発光装置1の各構成要素について、図面を参照して説明する。
(2.1)実装基板
実装基板2は、発光素子3を実装する基板である。発光装置1では、実装基板2に1つの発光素子3が実装されている。実装基板2は、平面視において発光素子3よりも大きい。
実装基板2は、支持体20と、支持体20に支持された第1導体部21、第2導体部22及び第1接合用金属層23と、を含んでいる。
支持体20は、平板状であり、厚さ方向において互いに反対側にある表面201及び裏面202を有する。支持体20の外周形状は、例えば、正方形状である。実装基板2は、セラミック基板であり、支持体20は、AlNセラミックにより形成されている。支持体20は、第1導体部21、第2導体部22及び第1接合用金属層23を支持する機能を有する。
第1導体部21、第2導体部22及び第1接合用金属層23は、支持体20の表面201上に形成されている。
第1導体部21は、発光素子3の第1電極31と電気的に接続される導電層である。第2導体部22は、発光素子3の第2電極32と電気的に接続される導電層である。
第1接合用金属層23は、平面視において第1導体部21及び第2導体部22を囲んでいる。第1接合用金属層23は、支持体20の外周に沿って形成されている。第1接合用金属層23の平面視形状は、矩形枠状である。
第1導体部21、第2導体部22及び第1接合用金属層23の各々は、例えば、支持体20の表面201上のTi膜と、このTi膜上のPt膜と、このPt膜上のAu膜と、の積層膜により構成されている。
実装基板2は、第1外部接続電極24及び第2外部接続電極25と、支持体20の厚さ方向に貫通して形成された第1貫通配線26及び第2貫通配線27と、を更に含んでいる。第1外部接続電極24及び第2外部接続電極25は、支持体20の裏面202に形成されている。第1外部接続電極24は、第1貫通配線26を介して第1導体部21と電気的に接続されている。第2外部接続電極25は、第2貫通配線27を介して第2導体部22と電気的に接続されている。第1外部接続電極24及び第2外部接続電極25の各々は、例えば、支持体20の裏面202上のTi膜と、このTi膜上のPt膜と、このPt膜上のAu膜と、の積層膜により構成することができる。第1貫通配線26及び第2貫通配線27の各々の材料は、例えば、W、Cu等である。
(2.2)発光素子
発光素子3は、UV-Cの波長域の紫外線を放射する紫外線LEDチップである。紫外線LEDチップの発光ピーク波長は、例えば、275nmである。紫外線LEDチップのチップサイズは、例えば、1mm□(1mm×1mm)である。紫外線LEDチップの厚さは、例えば、100μmである。
発光素子3は、図3に示すように、基板30と、半導体多層膜39と、第1電極31と、第2電極32と、を備える。
基板30は、その厚さ方向において互いに反対側にある第1面301及び第2面302を有する。基板30の外周形状は、正方形状である。基板30は、半導体多層膜39を支持している。
半導体多層膜39は、基板30の第1面301上に形成されている。半導体多層膜39は、第1導電型半導体層33と、発光層34と、第2導電型半導体層35と、を含んでいる。半導体多層膜39では、基板30側から第1導電型半導体層33、発光層34及び第2導電型半導体層35が、この順に並んでいる。第1導電型半導体層33の外周形は、基板30の外周形と大きさが同じである。発光層34及び第2導電型半導体層35それぞれの外周形は、第1導電型半導体層33の外周形よりも小さい。
発光素子3では、第1電極31が第1導電型半導体層33と電気的に接続され、第2電極32が第2導電型半導体層35と電気的に接続されている。第1電極31は、第1オーミック電極層31Aと、第1パッド電極層31Bと、を含む。
第1オーミック電極層31Aは、第1導電型半導体層33とオーミック接触を得るために、第1導電型半導体層33の表面331上に形成されている。第1パッド電極層31Bは、例えばAuSnからなる第1接合部61を介して実装基板2と接合するために、第1オーミック電極層31Aを覆うように形成されている。
第2電極32は、第2オーミック電極層32Aと、第2パッド電極層32Bと、を含む。第2オーミック電極層32Aは、第2導電型半導体層35とオーミック接触を得るために、第2導電型半導体層35の表面351上に形成されている。第2パッド電極層32Bは、例えばAuSnからなる第2接合部62を介して実装基板2と接合するために、第2オーミック電極層32Aを覆うように形成されている。
発光素子3では、基板30は、例えば、サファイア基板である。第1導電型半導体層33は、例えば、n型Al0.60Ga0.40N層である。発光層34は、例えば、基板30の厚さ方向において、複数(例えば、4つ)の障壁層と複数(例えば、4つ)の井戸層とが交互に並んでいる多重量子井戸構造を有する。複数の井戸層の各々は、例えば、Al0.45Ga0.55N層である。複数の障壁層の各々は、例えば、Al0.60Ga0.40N層である。第2導電型半導体層35は、例えば、p型Al0.80Ga0.20N層と、p型GaN層と、を含む。半導体多層膜39は、基板30と第1導電型半導体層33との間に介在するバッファ層(例えば、AlN層)を含んでいる。発光素子3の光取り出し面は、基板30の第2面302を含む。
(2.3)パッケージ用カバー部材
パッケージ用カバー部材6は、上述のように、スペーサ4と、カバー5と、を含む。
スペーサ4は、カバー5に対向する第1面41と、カバー5とは反対側の第2面42と、を含む。発光装置1においては、スペーサ4は、実装基板2とカバー5との間に介在する部材である。したがって、スペーサ4の第2面42は、実装基板2に対向する。発光装置1では、スペーサ4の内側に発光素子3が配置されている。実装基板2の厚さ方向D1におけるスペーサ4の厚さ(高さ)は、発光素子3の厚さよりも大きい。
スペーサ4は、枠状である。スペーサ4の平面視での外周形状(実装基板2の厚さ方向から見たスペーサ4の外周形状)は、正方形状である。スペーサ4は、平面視において実装基板2よりも小さい。より詳細には、スペーサ4の平面視における外周形は、実装基板2の平面視における外周形よりも小さい。言い換えれば、スペーサ4の平面視における外周線は、実装基板2の平面視における外周線よりも内側にある。
スペーサ4は、第1面41と、第2面42と、内周面43と、外周面44と、を有する。第1面41は、厚さ方向D1においてカバー5に対向する。第2面42は、厚さ方向D1において実装基板2に対向する。内周面43は、第1面41の内周と第2面42の内周とつないでいる。外周面44は、第1面41の外周と第2面42の外周とをつないでいる。内周面43は、第2面42とのなす内角が鋭角である傾斜面430を含む。内周面43は、傾斜面430を4つ含んでいる。4つの傾斜面430は、スペーサ4の第2面42の内周に沿って並んでいる。これにより、スペーサ4は、実装基板2の厚さ方向D1において第2面42から離れて第1面41に近づくにつれて開口面積が漸次増加している。スペーサ4は、実装基板2の厚さ方向D1において実装基板2から離れるにつれて開口面積が漸次増加している。発光装置1では、スペーサ4が、シリコンにより形成されており、スペーサ4の内周面43が、発光素子3から放射された紫外線をカバー5側へ反射する反射面の機能を有する。言い換えれば、発光装置1では、スペーサ4は、発光素子3から放射された紫外線をカバー5側へ反射するリフレクタを兼ねている。
スペーサ4の4つの傾斜面430は、シリコン基板に対して、シリコン基板のエッチング速度の結晶面方位依存性を利用した異方性エッチングにより形成されている。スペーサ4の第1面41が(100)面であり、4つの傾斜面430は、{111}面である。ここにおいて異方性エッチングを行うときのエッチング液は、例えば、所定温度(例えば、85℃)に加熱したTMAH溶液である。エッチング液は、TMAH溶液に限らず、他のアルカリ系溶液(例えば、KOH溶液など)を用いてもよい。
発光装置1は、スペーサ4の第2面42と第2接合用金属層46との間に介在するシリコン酸化膜45を含んでいる。第2接合用金属層46は、例えば、Al膜461とAu膜462との積層膜により構成されている。
カバー5は、平板状である。カバー5は、スペーサ4側の第1主面51と、スペーサ4とは反対側の第2主面52と、を有している。カバー5の平面視での外周形状(カバー5の厚さ方向から見たカバー5の外周形状)は、例えば、正方形状である。カバー5は、平面視において実装基板2よりも小さい。より詳細には、カバー5の平面視における外周形は、実装基板2の平面視における外周形よりも小さい。言い換えれば、カバー5の平面視における外周線は、実装基板2の平面視における外周線よりも内側にある。
カバー5は、ガラスにより形成されている。より詳細には、カバー5は、発光素子3である紫外線LEDチップから放射される紫外線を透過するガラスにより形成されている。
カバー5を形成するガラスは、アルカリ成分を含んでいる。アルカリ成分は、例えば、Na、K、Na2O、K2O等である。ここにおいて、カバー5を形成するガラスは、硼珪酸ガラスである。
パッケージ用カバー部材6では、スペーサ4とカバー5とが直接接合されている。「直接接合されている」とは、接合材等を用いることなく接合されていることを意味する。スペーサ4とカバー5とは、陽極接合によって直接接合されている。スペーサ4とカバー5とが陽極接合によって直接接合されていることは、例えば、断面TEM像(Cross-Sectional Transmission Electron Microscope Image)の観察結果、EDX法(Energy Dispersive X-ray Spectroscopy)による組成分析の結果、SIMS(Secondary Ion Mass Spectroscopy)によって測定した元素の深さプロファイル等によって確認することができる。
(2.4)光学部材
光学部材9は、カバー5上に配置されている。言い換えれば、光学部材9は、カバー5の第2主面52側(スペーサ4側とは反対側)に配置されている。要するに、光学部材9は、パッケージ7の外側に配置されている。光学部材9は、発光素子3から放射される紫外線に対して透光性を有する。ここにおいて、「透光性を有する」とは、発光素子3から放射される紫外線に対する透過率が50%以上、好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上であることを意味する。光学部材9の材料は、無機材料である。より詳細には、光学部材9は、例えば、合成石英により形成されている。
光学部材9は、発光素子3から放射される紫外線の配光を制御する。光学部材9は、光学的機能部90と、突出部93と、を有する。光学的機能部90と突出部93とは、同じ材料で形成されており、一体である。光学的機能部90は、実装基板2の厚さ方向D1において発光素子3に重なり発光素子3から放射された紫外線を透過する。突出部93は、厚さ方向D1からの平面視において光学的機能部90から外側に突出し、かつ厚さ方向D1においてスペーサ4に重なっている。接合部10は、実装基板2の厚さ方向D1において突出部93とカバー5との間に介在し、突出部93とカバー5とを接合している。
光学的機能部90は、レンズとしての機能を有する部分である。実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、光学的機能部90の外周形状は、略円形状である。光学的機能部90は、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、発光素子3よりも大きい。また、光学的機能部90は、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、スペーサ4の第2面42の内周形状よりも大きい。光学的機能部90は、カバー5側の第1面91と、カバー5とは反対側の第2面92と、を有する。レンズは、集光レンズである。より詳細には、レンズは、平凸型の非球面レンズである。したがって、光学的機能部90では、第1面91が平面、第2面92が凸曲面(非球面)である。
突出部93は、例えば、光学部材9とカバー5とを接合するために利用される部分である。突出部93は、光学的機能部90の外周の全周から突出している。実装基板2の厚さ方向D1における突出部93の厚さは、実装基板2の厚さ方向D1における光学的機能部90の最大厚さよりも薄い。突出部93は、カバー5側の第1面931と、カバー5とは反対側の第2面932と、を有している。突出部93では、第1面931及び第2面932の各々は、平面である。光学部材9では、突出部93の第1面931と光学的機能部90の第1面91とがつながっており、第1面931と第1面91とが同一平面上に位置している(面一である)。また、光学部材9では、突出部93の第2面932と光学的機能部90の第2面92とがつながっており、第2面932と第2面92との境界は、光学的機能部90の第2面92の外周形状によって決まっている。
実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、突出部93の外周形状は、例えば、正方形状である。突出部93の外周形状は、カバー5の外周形状と同じである。したがって、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、光学部材9の外周形状は、カバー5の外周形状と同じである。
(2.5)接合部
接合部10は、実装基板2の厚さ方向D1において光学部材9の突出部93とカバー5との間に介在し、突出部93とカバー5とを接合している。発光装置1は、接合部10を複数(4つ)備える。複数の接合部10は、カバー5の第2主面52上においてカバー5の外周に沿った方向において互いに離れて配置されている。より詳細には、複数の接合部10は、カバー5の第2主面52の四隅に一対一に対応するように配置されている。これにより、発光装置1では、実装基板2の厚さ方向D1において光学部材9の光学的機能部90が、空間S1のみを介してカバー5と対向している。
実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、複数の接合部10の各々の外周形状は、例えば、円形状である。複数の接合部10は、厚さ方向D1からの平面視で同じ大きさであるが、互いに異なる大きさであってもよい。
接合部10は、接着層13を含んでいる。接着層13は、樹脂を含む。ここにおいて、接着層13は、樹脂系の接着剤を用いて形成されている。樹脂系の接着剤は、例えば、エポキシ樹脂系の接着剤である。
接合部10は、第1遮光層11と、第2遮光層12と、を含む。第1遮光層11は、接着層13とカバー5との間に介在しており、発光素子3から放射された紫外線を遮光する。第2遮光層12は、接着層13と突出部93との間に介在しており、発光素子3から放射された紫外線を遮光する。紫外線を遮光する機能は、例えば、紫外線の反射、吸収及び散乱等のうち少なくとも1つの現象によって実現される。
第1遮光層11及び第2遮光層12の各々は、金属である。第1遮光層11は、カバー5及び接着層13それぞれとの密着性の良い金属により形成されているのが好ましい。第2遮光層12は、光学部材9の突出部93及び接着層13それぞれとの密着性の良い金属により形成されているのが好ましい。第1遮光層11及び第2遮光層12の各々の金属は、例えば、Crである。発光素子3から放射される紫外線に対するCrの反射率は、50%未満である。接合部10では、第1遮光層11の厚さと第2遮光層12の厚さとが同じである。
接合部10に関し、接着層13は、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で第1遮光層11内及び第2遮光層12内に収まっている。ここにおいて、「第1遮光層11内及び第2遮光層12内に収まっている」とは、接着層13と第1遮光層11とが同じ形状である場合、接着層13と第2遮光層12とが同じ形状である場合を含む。実施形態に係る発光装置1では、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において、接着層13の面積と第1遮光層11の面積とが同じである。また、発光装置1では、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において、接着層13の面積と第2遮光層12の面積とが同じである。
接着層13は、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において突出部93内に収まっている。これにより、接着層13は、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において光学的機能部90と重ならず、スペーサ4の第1面41の内周よりも外側に位置している。
(3)発光装置の製造方法
以下では、発光装置1の製造方法について図4に基づいて簡単に説明する。
発光装置1の製造方法では、カバー5の第2主面52上に複数(4つ)の第1遮光層11を形成する。その後、スペーサ4とカバー5とを接合することでパッケージ用カバー部材6を形成する。そして、パッケージ用カバー部材6と、実装基板2と、を接合する前に、図4に示すように、予め、スペーサ4の第2面42にシリコン酸化膜45と第2接合用金属層46との積層構造を設ける。その一方で、実装基板2の第1導体部21、第2導体部22及び第1接合用金属層23上に第1接合部61、第2接合部62及び第3接合部63それぞれの元になる第1AuSn層71、第2AuSn層72及び第3AuSn層73を設ける。ここにおいて、第1導体部21、第2導体部22及び第1接合用金属層23と第1AuSn層71、第2AuSn層72及び第3AuSn層73との間に、第1バリア層81、第2バリア層82及び第3バリア層83を設ける。第1バリア層81、第2バリア層82及び第3バリア層83の材料は、例えば、Ptである。また、第1AuSn層71、第2AuSn層72及び第3AuSn層73上に、第1Au層121、第2Au層122及び第3Au層123をそれぞれ設ける。第1Au層121、第2Au層122及び第3Au層123は、第1AuSn層71、第2AuSn層72及び第3AuSn層73のSnの酸化を抑制するために設ける層である。第1Au層121、第2Au層122及び第3Au層123の厚さは、第1AuSn層71、第2AuSn層72及び第3AuSn層73が溶融したときに、第1AuSn層71、第2AuSn層72及び第3AuSn層73へAuが熱拡散され、第1導体部21、第2導体部22及び第1接合用金属層23と第1電極31、第2電極32及び第2接合用金属層46との接合が行われるように決められている。以下では、第1バリア層81と第1AuSn層71と第1Au層121との積層膜を第1接合用層131と称し、第2バリア層82と第2AuSn層72と第2Au層122との積層膜を第2接合用層132と称する。また、以下では、第3バリア層83と第3AuSn層73と第3Au層123との積層膜を第3接合用層133と称する。第1接合用層131は、少なくとも第1AuSn層71を備えていればよく、積層膜に限らず、単層膜でもよい。第2接合用層132は、少なくとも第2AuSn層72を備えていればよく、積層膜に限らず、単層膜でもよい。第3接合用層133は、少なくとも第3AuSn層73を備えていればよく、積層膜に限らず、単層膜でもよい。
また、発光装置1の製造方法では、パッケージ用カバー部材6と実装基板2とを接合する前に発光素子3を実装基板2に実装し、引き続き、パッケージ用カバー部材6と実装基板2とを接合する。
発光素子3を実装基板2に実装する際には、発光素子3の第1電極31、第2電極32と実装基板2上の第1接合用層131、第2接合用層132とが接触するように重ね合わせた状態で、適宜の加熱及び加圧を行いながら第1AuSn層71及び第2AuSn層72を溶融させてから、冷却凝固させることで第1接合部61及び第2接合部62を形成する。ここにおいて、第1AuSn層71が溶融すると、溶融したAuSnに、第1Au層121からAuが拡散し、溶融したAuSnにおけるAuの組成比が増加する。また、第2AuSn層72が溶融すると、溶融したAuSnに、第2Au層122からAuが拡散し、溶融したAuSnにおけるAuの組成比が増加する。
パッケージ用カバー部材6と実装基板2とを接合する際には、パッケージ用カバー部材6に設けた第2接合用金属層46と実装基板2上の第3接合用層133とが接触するように重ね合わせた状態で、適宜の加熱及び加圧を行いながら第3AuSn層73を溶融させてから、冷却凝固させることで第3接合部63を形成する。第3AuSn層73が溶融すると、溶融したAuSnに、第3Au層123からAuが拡散し、溶融したAuSnにおけるAuの組成比が増加する。
上述のようにパッケージ用カバー部材6と実装基板2とを接合した後、カバー5の複数の第1遮光層11の各々の上に接着層13の元になる接着剤を塗布し、複数の第2遮光層12を突出部93の第1面931に形成した光学部材9をカバー5と接合する。
(4)効果
実施形態に係る発光装置1は、実装基板2と、発光素子3と、スペーサ4と、カバー5と、光学部材9と、接合部10と、を備える。発光素子3は、実装基板2上に配置されており、紫外線を放射する。スペーサ4は、枠状であり、実装基板2上に配置され発光素子3を囲んでいる。カバー5は、発光素子3を覆うようにスペーサ4上に配置されている。カバー5は、発光素子3から放射された紫外線を透過する。光学部材9は、カバー5上に配置されている。光学部材9は、光学的機能部90と、突出部93と、を有する。光学的機能部90は、実装基板2の厚さ方向D1において発光素子3に重なり発光素子3から放射された紫外線を透過する。突出部93は、厚さ方向D1からの平面視において光学的機能部90から外側に突出し、かつ厚さ方向D1において少なくとも一部がスペーサ4に重なっている。接合部10は、厚さ方向D1において突出部93とカバー5との間に介在し、突出部93とカバー5とを接合している。
実施形態に係る発光装置1では、光学部材9を備えかつ信頼性の向上を図ることが可能となる。ここにおいて、発光装置1は、発光素子3から放射される紫外線の配光を光学部材9の光学的機能部90により制御できる。また、発光装置1では、実装基板2とスペーサ4とカバー5とで囲まれた空間内に接着剤等のように発光素子3からの紫外線によって経時劣化する部分がない。これにより、発光装置1は、信頼性を向上させることが可能となる。
また、実施形態1に係る発光装置1では、接合部10が接着層13を含むので、突出部93とカバー5とを接着層13により接合することができる。
また、実施形態1に係る発光装置1では、接合部10が、第1遮光層11と、第2遮光層12と、を更に含んでいる。これにより、発光装置1は、発光素子3から放射されて他の部材(実装基板2、スペーサ4、カバー5、光学部材9等)で反射された紫外線が接着層13に入射しにくくなる。したがって、実施形態1に係る発光装置1は、第1遮光層11及び第2遮光層12を備えていない場合と比べて、紫外線による接着層13の劣化をより抑制することが可能となり、信頼性の更なる向上を図れる。
(変形例)
上記の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(変形例1)
以下、実施形態の変形例1に係る発光装置1aについて、図5を参照して説明する。
変形例1に係る発光装置1aの基本構成は、実施形態に係る発光装置1と同じである。変形例1に係る発光装置1aに関し、実施形態に係る発光装置1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
変形例1に係る発光装置1aでは、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において、接着層13の面積が第1遮光層11の面積及び第2遮光層12の面積よりも小さい。
また、変形例1に係る発光装置1aでは、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において、接着層13と光学的機能部90の中心との距離L3が、第1遮光層11と光学的機能部90の中心との距離L1よりも長い。これにより、変形例1に係る発光装置1aは、実施形態に係る発光装置1と比べて、発光素子3から放射された紫外線が接着層13へ入射しにくくなる。
(変形例2)
以下、実施形態の変形例2に係る発光装置1bについて、図6を参照して説明する。
変形例2に係る発光装置1bの基本構成は、実施形態の変形例1に係る発光装置1aと同じである。変形例2に係る発光装置1bに関し、実施形態の変形例1に係る発光装置1aと同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
変形例2に係る発光装置1bでは、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において、接着層13と光学的機能部90(の外周)との距離(最短距離)L13が、第1遮光層11と光学的機能部90(の外周)との距離(最短距離)L11よりも長い。これにより、変形例2に係る発光装置1bは、実施形態に係る発光装置1と比べて、発光素子3から放射された紫外線が接着層13へ入射しにくくなる。
(変形例3)
以下、実施形態の変形例3に係る発光装置1cについて、図7を参照して説明する。
変形例3に係る発光装置1cの基本構成は、実施形態1の変形例2に係る発光装置1bと同じである。変形例3に係る発光装置1cに関し、実施形態の変形例2に係る発光装置1bと同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
変形例3に係る発光装置1cでは、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において、第1遮光層11の面積が第2遮光層12の面積よりも大きい。これにより、変形例3に係る発光装置1cでは、実施形態の変形例1に係る発光装置1aと比べて、発光素子3から放射された紫外線が接着層13へ入射しにくくなる。
(変形例4)
以下、実施形態の変形例4に係る発光装置1dについて、図8を参照して説明する。
変形例4に係る発光装置1dの基本構成は、実施形態1の変形例1に係る発光装置1aと同じである。変形例4に係る発光装置1dに関し、実施形態の変形例1に係る発光装置1aと同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
変形例4に係る発光装置1dでは、第1遮光層11の厚さが、第2遮光層12の厚さよりも厚い。これにより、変形例4に係る発光装置1dでは、実施形態の変形例1に係る発光装置1aと比べて、発光素子3から放射された紫外線が接着層13へ入射しにくくなる。
(変形例5)
以下、実施形態の変形例5に係る発光装置1eについて、図9を参照して説明する。
変形例5に係る発光装置1eの基本構成は、実施形態1に係る発光装置1と同じである。変形例5に係る発光装置1eに関し、実施形態に係る発光装置1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
変形例5に係る発光装置1eでは、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、接着層13の一部が第1遮光層11及び第2遮光層12から、光学的機能部90側とは反対側にはみ出している。これにより、変形例5に係る発光装置1eでは、製造が容易になる。また、変形例5に係る発光装置1eでは、接着層13の面積が小さくなりすぎるのを抑制することができる。
(その他の変形例)
例えば、パッケージ用カバー部材6では、カバー5がアルカリ成分を含むガラスに限らず、例えば、石英ガラス等によって形成されていてもよい。この場合、スペーサ4とカバー5とが、例えば、低融点ガラスにより形成された接合部により接合されていてもよい。低融点ガラスは、軟化点が600℃以下のガラスであり、軟化点が500℃以下のガラスが好ましく、軟化点が400℃以下のガラスが更に好ましい。低融点ガラスは、例えば、主成分として酸化鉛(PbO)と無水ほう酸(B23)とを含むガラスである。
また、ガラスは、硼珪酸ガラス、石英ガラスに限らず、例えば、ソーダライムガラス、無アルカリガラス等であってもよい。
また、発光素子3は、UV-Cの波長域の紫外線を放射する紫外線LEDチップに限らず、例えば、UV-Bの波長域の紫外線を放射する紫外線LEDチップであってもよい。また、発光素子3は、例えば、UV-Aの波長域の紫外線を放射する紫外線LEDチップであってもよい。
また、実装基板2上においてスペーサ4の内側に配置される発光素子3の数は、1つに限らず、複数であってもよい。また、発光装置1、1a~1eでは、スペーサ4の内側に配置される複数の発光素子3を備えている場合、複数の発光素子3が同じ種類の発光素子でもよいし、複数の発光素子3のうちの少なくとも1つの発光素子3が残りの発光素子3と異なる種類の素子であってもよい。例えば、発光装置1、1a~1eは、4つの発光素子3として、UV-Cの波長域の紫外線を放射する1つの第1紫外線LEDチップと、UV-Bの波長域の紫外線を放射する3つの第2紫外線LEDチップとを備えていてもよい。
また、発光装置1、1a~1eに関し、発光素子3は、実装基板2に対して導電性バンプによって接合されていてもよい。
また、スペーサ4とカバー5との接合方法は、陽極接合に限らず、例えば、表面活性化接合法によって直接接合されていてもよい。また、スペーサ4とカバー5とは、例えば、共晶接合法によって接合されていてもよい。
また、スペーサ4の材料は、シリコンに限らず、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等であってもよい。
また、スペーサ4は、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において実装基板2よりも小さい場合に限らず、例えば、平面視において実装基板2と同じ大きさであってもよいし、平面視において実装基板2よりも大きくてもよい。
また、スペーサ4は、実装基板2の厚さ方向D1において第2面42から離れて第1面41に近づくにつれて開口面積が漸次増加している構成に限らず、例えば、開口面積が段階的に増加していてもよい。また、スペーサ4は、例えば、実装基板2の厚さ方向D1の位置によらず開口面積が略一定であってもよい。
また、光学部材9の光学的機能部90を構成するレンズは、平凸型のレンズに限らず、例えば、フレネルレンズであってもよい。また、レンズは、非球面レンズに限らず、例えば、球面レンズであってもよい。また、レンズは、平凸型のレンズに限らず、例えば、両凸型のレンズ、平凹型のレンズ等であってもよい。また、光学的機能部90は、レンズに限らず、例えば、レンズアレイ、プリズム等であってもよい。
また、光学部材9は、合成石英に限らず、例えば、石英ガラス、硼珪酸ガラス等であってもよい。
また、光学部材9の突出部93は、実装基板2の厚さ方向D1において突出部93全体がスペーサ4に重なっている場合だけに限らず、少なくとも一部がスペーサ4に重なっていればよい。
また、発光装置1では、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視において、光学部材9の光学的機能部90と接合部10とが必ずしも離れていなくてもよいし、接合部10の一部が光学的機能部90と重なっていてもよい。また、発光装置1では、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、接着層13の一部が第1遮光層11及び第2遮光層12から光学的機能部90側へはみ出していてもよい。
また、第1遮光層11及び第2遮光層12の各々の金属は、Crに限らず、例えば、Ti、Mo等であってもよい。また、第1遮光層11と第2遮光層12とは互いに異なる金属であってもよい。また、第1遮光層11及び第2遮光層12の各々は、合金でもよい。また、第1遮光層11及び第2遮光層12の各々は、発光素子3からの紫外線を吸収するガラスであってもよい。
また、接合部10は、低融点ガラスであってもよい。また、接合部10は、半田を含んでいてもよい。また、接合部10は、実装基板2の厚さ方向D1に重なって互いに接合されている複数の金属層により構成されていてもよい。
また、発光装置1、1a~1eは、発光素子3に逆並列に接続されたツェナダイオードを備えていてもよい。これにより、発光装置1、1a~1eは、静電気耐性を向上させることが可能となる。ツェナダイオードは、例えば、パッケージ7内で実装基板2に実装されているのが好ましい。
(まとめ)
以上説明した実施形態等から以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)は、実装基板(2)と、発光素子(3)と、スペーサ(4)と、カバー(5)と、光学部材(9)と、接合部(10)と、を備える。発光素子(3)は、実装基板(2)上に配置されており、紫外線を放射する。スペーサ(4)は、枠状であり、実装基板(2)上に配置され発光素子(3)を囲んでいる。カバー(5)は、発光素子(3)を覆うようにスペーサ(4)上に配置されている。カバー(5)は、発光素子(3)から放射された紫外線を透過する。光学部材(9)は、カバー(5)上に配置されている。光学部材(9)は、光学的機能部(90)と、突出部(93)と、を有する。光学的機能部(90)は、実装基板(2)の厚さ方向(D1)において発光素子(3)に重なり発光素子(3)から放射された紫外線を透過する。突出部(93)は、厚さ方向(D1)からの平面視において光学的機能部(90)から外側に突出し、かつ厚さ方向(D1)において少なくとも一部がスペーサ(4)に重なっている。接合部(10)は、厚さ方向(D1)において突出部(93)とカバー(5)との間に介在し、突出部(93)とカバー(5)とを接合している。
第1の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)では、光学部材(9)を備えかつ信頼性の向上を図ることが可能となる。
第2の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)は、第1の態様において、接合部(10)は、接着層(13)を含む。
第2の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)では、突出部(93)とカバー(5)とを接着層(13)により接合することができる。
第3の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)は、第2の態様において、接合部(10)は、第1遮光層(11)と、第2遮光層(12)と、を含む。第1遮光層(11)は、接着層(13)とカバー(5)との間に介在しており、発光素子(3)から放射された紫外線を遮光する。第2遮光層(12)は、接着層(13)と突出部(93)との間に介在しており、発光素子(3)から放射された紫外線を遮光する。
第3の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)では、第1遮光層(11)及び第2遮光層(12)を備えていない場合と比べて、紫外線による接着層(13)の劣化をより抑制することが可能となり、信頼性の更なる向上を図れる。
第4の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)は、第3の態様において、第1遮光層(11)及び第2遮光層(12)の各々は、金属である。
第4の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)では、紫外線による第1遮光層(11)及び第2遮光層(12)の劣化を抑制することが可能となる。
第5の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)は、第3又は4の態様のいずれか一つにおいて、接着層(13)は、樹脂を含む。
第5の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)では、突出部(93)とカバー(5)とを樹脂接合法により接合することができる。
第6の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d)では、第3~5の態様のいずれか一つにおいて、接着層(13)は、厚さ方向(D1)からの平面視で第1遮光層(11)内及び第2遮光層(12)内に収まっている。
第6の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d)では、発光素子(3)から放射された紫外線が接着層(13)に入射しにくい。
第7の態様に係る発光装置(1a;1b;1c;1d)では、第6の態様において、厚さ方向(D1)からの平面視において、接着層(13)の面積が第1遮光層(11)の面積及び第2遮光層(12)の面積よりも小さい。
第7の態様に係る発光装置(1a;1b;1c;1d)では、発光素子(3)から放射された紫外線が接着層(13)に入射しにくい。
第8の態様に係る発光装置(1a;1b;1c;1d;1e)では、第3~7の態様のいずれか一つにおいて、厚さ方向(D1)からの平面視において、接着層(13)と光学的機能部(90)の中心との距離(L13)が、第1遮光層(11)と光学的機能部(90)の中心との距離(L11)よりも長い。
第8の態様に係る発光装置(1a;1b;1c;1d;1e)では、発光素子(3)から放射された紫外線が接着層(13)に入射しにくい。
第9の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)では、第2~8の態様のいずれか一つにおいて、接着層(13)は、厚さ方向(D1)からの平面視において突出部(93)内に収まっている。
第9の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)では、例えば、接着層(13)の一部が厚さ方向(D1)からの平面視において突出部(93)からはみ出して光学的機能部(90)と重なっている場合と比べて、発光素子(3)から放射された紫外線が接着層(13)に入射しにくい。
第10の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)では、第1~9の態様のいずれか一つにおいて、発光素子(3)は、UV-C又はUV-Bの波長域の紫外線を放射する紫外線LEDチップである。
第10の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)では、発光素子(3)としてUV-C又はUV-Bの波長域の紫外線を放射する紫外線LEDチップを備えた構成において、紫外線の配光を光学部材(9)により制御できかつ信頼性の向上を図ることが可能となる。第10の態様に係る発光装置(1;1a;1b;1c;1d;1e)は、例えば、殺菌、医療、環境汚染物質を高速で処理する用途等の分野で、利用することができる。
1 発光装置
2 実装基板
3 発光素子
4 スペーサ
5 カバー
9 光学部材
90 光学的機能部
93 突出部
10 接合部
11 第1遮光層
12 第2遮光層
13 接着層
L1 距離
L3 距離
L11 距離
L13 距離

Claims (10)

  1. 実装基板と、
    前記実装基板上に配置されており、紫外線を放射する発光素子と、
    前記実装基板上に配置され前記発光素子を囲んでいる枠状のスペーサと、
    前記発光素子を覆うように前記スペーサ上に配置されており、前記発光素子から放射された紫外線を透過するカバーと、
    前記カバー上に配置されており、前記実装基板の厚さ方向において前記発光素子に重なり前記発光素子から放射された紫外線を透過する光学的機能部と、前記厚さ方向からの平面視において前記光学的機能部から外側に突出し、かつ前記厚さ方向において少なくとも一部が前記スペーサに重なっている突出部と、を有する光学部材と、
    前記厚さ方向において前記突出部と前記カバーとの間に介在し、前記突出部と前記カバーとを接合している接合部と、を備え
    前記接合部は、
    接着層と、
    前記接着層と前記カバーとの間に介在しており、前記発光素子から放射された紫外線を遮光する第1遮光層と、
    前記接着層と前記突出部との間に介在しており、前記発光素子から放射された紫外線を遮光する第2遮光層と、を含む、
    発光装置。
  2. 前記第1遮光層及び前記第2遮光層の各々は、金属である、
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記接着層は、樹脂を含む、
    請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記接着層は、前記厚さ方向からの平面視で前記第1遮光層内及び前記第2遮光層内に収まっている、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 前記厚さ方向からの平面視において、前記接着層の面積が前記第1遮光層の面積及び前記第2遮光層の面積よりも小さい、
    請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記厚さ方向からの平面視において、前記接着層と前記光学的機能部の中心との距離が、前記第1遮光層と前記光学的機能部の中心との距離よりも長い、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 前記接着層は、前記厚さ方向からの平面視において前記突出部内に収まっている、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の発光装置。
  8. 前記発光素子は、UV-C又はUV-Bの波長域の紫外線を放射する紫外線LEDチップである、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の発光装置。
  9. 実装基板と、
    前記実装基板上に配置されており、紫外線を放射する発光素子と、
    前記実装基板上に配置され前記発光素子を囲んでいる枠状のスペーサと、
    前記発光素子を覆うように前記スペーサ上に配置されており、前記発光素子から放射された紫外線を透過するカバーと、
    前記カバー上に配置されており、前記実装基板の厚さ方向において前記発光素子に重なり前記発光素子から放射された紫外線を透過する光学的機能部と、前記厚さ方向からの平面視において前記光学的機能部から外側に突出し、かつ前記厚さ方向において少なくとも一部が前記スペーサに重なっている突出部と、を有する光学部材と、
    前記厚さ方向において前記突出部と前記カバーとの間に介在し、前記突出部と前記カバーとを接合している接合部と、を備え、
    前記接合部は、低融点ガラス又は半田からなる、
    発光装置。
  10. 実装基板と、
    前記実装基板上に配置されており、紫外線を放射する発光素子と、
    前記実装基板上に配置され前記発光素子を囲んでいる枠状のスペーサと、
    前記発光素子を覆うように前記スペーサ上に配置されており、前記発光素子から放射された紫外線を透過するカバーと、
    前記カバー上に配置されており、前記実装基板の厚さ方向において前記発光素子に重なり前記発光素子から放射された紫外線を透過する光学的機能部と、前記厚さ方向からの平面視において前記光学的機能部から外側に突出し、かつ前記厚さ方向において少なくとも一部が前記スペーサに重なっている突出部と、を有する光学部材と、
    前記厚さ方向において前記突出部と前記カバーとの間に介在し、前記突出部と前記カバーとを接合している接合部と、を備え、
    前記接合部は、前記実装基板の前記厚さ方向に重なって互いに接合されている複数の金属層からなる、
    発光装置。
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