JP7140539B2 - ワンウェイクラッチ及びシート搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内接歯車式のワンウェイクラッチ、及び、シートを搬送するシート搬送装置に関する。
従来、内接歯車式のワンウェイクラッチとして、特許文献1に記載されたものが知られている。このワンウェイクラッチは、内周部に内歯車を有する筒状のアウタ部材と、内歯車に噛み合う遊星歯車と、アウタ部材の内側に収容されるインナ部材とを有する。インナ部材には遊星歯車の歯に噛み合う係止エッジ部が設けられ、遊星歯車と係止エッジ部とが噛み合うことでインナ部材とアウタ部材との相対回転が規制される。一方、インナ部材を基準としてアウタ部材が特定の方向に回転しようとする場合は、遊星歯車が係止エッジ部から離脱することにより、インナ部材とアウタ部材との相対回転が許容される。
特開2017-198295号公報
しかしながら、特許文献1の構成において、インナ部材及びアウタ部材が相対回転する場合に、インナ部材の係止エッジ部に遊星歯車の歯が衝突して衝突音が発生することがあった。
そこで、本発明は、衝突音の発生を低減可能なワンウェイクラッチ及びこれを備えたシート搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、内歯車を有し、回転する第1回転部材と、前記内歯車に噛み合い、自転軸を中心に自転し、前記自転軸が前記第1回転部材の軸線の周りで公転するように配置された遊星歯車と、前記遊星歯車と係合して自転を停止させる係止部を有し、前記軸線を中心に回転する第2回転部材と、を備え、前記遊星歯車と前記係止部とが係合した状態で、前記第1回転部材及び前記第2回転部材の第1方向の相対回転が規制され、前記遊星歯車と前記係止部とが離脱した状態で、前記第1回転部材及び前記第2回転部材の前記第1方向とは反対の第2方向の相対回転が許容される、ワンウェイクラッチであって、前記第1回転部材及び前記第2回転部材が前記第2方向に相対回転する場合に、前記遊星歯車と前記係止部とが接触しないように前記遊星歯車を付勢する付勢手段をさらに備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、衝突音の発生を低減することができる。
実施例1に係るワンウェイクラッチの分解図。 実施例1に係るワンウェイクラッチの連結状態(a)及び解除状態(b)を表す概略図。 実施例1における遊星歯車の可動範囲を説明するための模式図(a)及び解除状態と連結状態との間で遷移する場合の力の関係を説明するための模式図(b、c)。 実施例2における遊星歯車の可動範囲を説明するための模式図(a)及び解除状態と連結状態との間で遷移する場合の力の関係を説明するための模式図(b、c)。 内接歯車式のワンウェイクラッチの構成例を示す概略図。 画像形成装置の概略図。 実施例1又は2に係るワンウェイクラッチを含む、画像形成装置のシート搬送系を表す模式図。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
まず、内接歯車式のワンウェイクラッチの基本的な構成について説明する。図5に示すワンウェイクラッチ100は、内歯車114を有するアウタ部材110と、アウタ部材110に相対回転可能なインナ部材120と、内歯車114に噛み合う遊星歯車130と、を備えている。インナ部材120は、円筒状であるアウタ部材110の内側に配置され、インナ部材120に設けられた凹部126に遊星歯車130が収容されている。また、インナ部材120は、遊星歯車130の歯に係合可能な係止エッジ127を有する。
以下で説明するように、ワンウェイクラッチ100は、同軸上の回転部材であるアウタ部材110及びインナ部材120を、特定方向への相対回転を許容した状態で連結する。以下、インナ部材120に対するアウタ部材110の回転方向を「第1方向R1」又は「第2方向R2」とする。
ただし、「インナ部材120に対するアウタ部材110の回転方向」とは、インナ部材120を基準とした場合のインナ部材120及びアウタ部材110の相対回転の方向を指す。従って、インナ部材120に対してアウタ部材110が回転する場合には、インナ部材120が回転しアウタ部材110が停止している場合、及び両者が異なる角速度で回転している場合が含まれる。第1方向R1は、図5における時計回り方向であり、第2方向R2は第1方向R1とは反対の回転方向、つまり図5における反時計回り方向である。
インナ部材120に対してアウタ部材110が第1方向R1に回転しようとするとき、ワンウェイクラッチ100は連結される。即ち、第1方向R1に回転する内歯車114に伴って遊星歯車130が係止エッジ127に係合し(破線位置)、遊星歯車130の自転が停止する。遊星歯車130の自転が規制されることにより、係止エッジ127と、遊星歯車130に噛み合っている内歯車114の歯との相対位置が固定される。即ち、インナ部材120に対してアウタ部材110は第1方向R1に相対回転することを規制されている。
インナ部材120に対してアウタ部材110が第2方向R2に回転するとき、ワンウェイクラッチ100の連結は解除される。即ち、遊星歯車130が、係止エッジ127から離間した位置で(実線位置)、第2方向R2に回転する内歯車114に伴って自転する。これにより、係止エッジ127に対して内歯車114が回転できるようになり、インナ部材120に対してアウタ部材110が第2方向R2に相対回転することが許容される。
ところで、図5に示す構成では、インナ部材120に対してアウタ部材110が第方向に回転する場合に、遊星歯車130が係止エッジ127に衝突して衝突音が発生することがあった。例えば、係止エッジ127が図5の位置にある状態でアウタ部材110が第方向に回転するとき、本来は遊星歯車130が係止エッジ127から離れた実線位置で自転することが期待される。しかし、実際には重力の作用によって遊星歯車130が破線位置まで落下することで係止エッジ127と干渉してしまい、内歯車114の回転に伴って遊星歯車130の歯が係止エッジ127に繰り返し衝突することがあった。
そこで、本実施の形態では、遊星歯車を付勢する付勢手段を配置することにより、このような衝突音の発生を低減する。以下、付勢手段を有するワンウェイクラッチの構成例について説明する。
まず、第1の実施例(実施例1)に係るワンウェイクラッチについて、図1~図3を用いて説明する。図1はワンウェイクラッチ1の分解図である。図2(a)、(b)は、それぞれ連結状態、解除状態におけるクラッチ内部の様子を表す概略図である。図3(a)は遊星歯車30の可動範囲を説明するための模式図であり、図3(b)、(c)は、連結状態、解除状態の一方から他方へ遷移する際に遊星歯車30に作用する力を説明するための模式図である。
図1に示すように、ワンウェイクラッチ1は、アウタ部材10、インナ部材20、遊星歯車30、及び付勢バネ40を備えている。アウタ部材10は本実施例の第1回転部材であり、インナ部材20は本実施例の第2回転部材である。付勢バネ40は本実施例の付勢手段である。なお、本実施例において遊星歯車30及び付勢バネ40は2つずつ配置されるが、図1では図中奥側の遊星歯車30及び付勢バネ40の図示を省略している。
アウタ部材10及びインナ部材20は、同軸上に、つまり共通の軸線X1の上に配置される。以下、特に断らない限り、軸線X1の方向を「軸方向」とする。また、軸方向から視て、軸線X1を通る直線に沿った方向を「径方向」とし、軸線X1を中心とする円弧に沿った方向を「周方向」とする。
アウタ部材10及びインナ部材20は、それぞれ他の歯車と噛み合う外歯車15,25を備えている。通常、外歯車15,25のいずれか一方がモータ等の駆動源によって駆動される駆動歯車に噛み合い、外歯車15,25の他方が駆動対象に連結された従動歯車に噛み合うように構成される。アウタ部材10及びインナ部材20のどちらを駆動伝達経路における上流側(駆動源側)とするかは任意である。
アウタ部材10及びインナ部材20は、ワンウェイクラッチ1の主要な構成を内蔵するクラッチケースを構成している。即ち、アウタ部材10は、軸方向における一方の端部に円板状の側壁11を有する有底円筒状の形状を有する。インナ部材20は、組み立て後の状態でアウタ部材10の内側の空間を覆う円板状の側壁21を有している。インナ部材20は側壁21から軸方向に延びるボス23を有し、アウタ部材10の側壁11にはボス23が嵌合する嵌合穴13が形成されている。アウタ部材10及びインナ部材20は、ボス23と嵌合穴13との嵌合により、軸線X1を中心に相対回転可能に係合している。
ボス23の内周部には軸方向に貫通する穴が形成されている。ワンウェイクラッチ1は、例えば、駆動伝達装置の装置本体に固定された軸部材をボス23の穴に挿通することで、駆動伝達装置に組み付けられる。
遊星歯車30は、アウタ部材10の内歯車14(図2(a)、(b)参照)に噛み合う歯31を有し、アウタ部材10及びインナ部材20の側壁11,21の間に収容される。遊星歯車30は、軸方向に突出するように設けられたボス部33(図3(a)参照)を有し、ボス部33がインナ部材20の側壁21に形成された長穴22に嵌合している。長穴22は、軸線X1を中心とする周方向に延びており、遊星歯車30を、軸線X1に平行な自転軸X2を中心に自転可能、かつ軸線X1を中心に公転可能な状態で保持する。長穴22は、本実施例の開口部である。なお、開口部は貫通穴に限らず、ボス部33が嵌合可能な深さの溝であってもよい。
インナ部材20には、図1に示すように遊星歯車30に係合可能な係止エッジ27が設けられている。インナ部材20は、側壁21から軸方向に突出すると共にボス23から径方向に突出する凸部28を有し、係止エッジ27は凸部28の径方向外側の端部に設けられている。遊星歯車30は、係止エッジ27に係合する位置(係合位置)と、係止エッジ27から離脱する位置(離脱位置)との間で、インナ部材20に対して移動可能である。係止エッジ27は、本実施例の係止部である。係止部は、図示した係止エッジ27の形状に限らず、遊星歯車30に係合した際にその自転を停止させるものであればよい。
本実施例の付勢バネ40は、ねじりコイルばねである。付勢バネ40は、インナ部材20の側壁21から軸方向に突出する支持軸29にコイル部を支持されている。付勢バネ40の一方の端部41はインナ部材20に係合し、他方の端部42は遊星歯車30の内周部に設けられた凹部32に係合している。付勢バネ40の作用については後述する。
図2に示すように、本実施例において遊星歯車30,30は2つ配置され、凸部28,28及び付勢バネ40,40も、軸線X1を挟んで互いに反対となる位置に2つ配置される。各付勢バネ40は、アウタ部材10及びインナ部材20によって形成される収容空間を有効に活用するため、2つの凸部28,28の間の空間に配置される。つまり、付勢バネ40の端部41は、付勢対象の遊星歯車30に係合する係止エッジ27が設けられた凸部28とは別の凸部28に係合している。また、遊星歯車30、係止エッジ27、及び付勢バネ40を、軸方向の位置が互いに重なるように配置される。このような配置により、ワンウェイクラッチ1がコンパクトに構成される。なお、2つの部材の所定方向の位置が重なるとは、各部材を所定方向に延びる仮想直線に投影したときに、一方の部材の投影範囲の少なくとも一部が他方の部材の投影範囲と重複することを指す。
一方の遊星歯車30を第1遊星歯車としたとき、他方の遊星歯車30が本実施例の第2遊星歯車に相当する。また、付勢バネ40,40のうち第1遊星歯車を付勢するものが本実施例の第1付勢手段に相当し、他方の付勢バネ40が本実施例の第2付勢手段に相当する。同様に、係止エッジ27,27のうち第1遊星歯車に係合するものが本実施例の第1係止部に相当し、他方の係止エッジ27が本実施例の第2係止部に相当する。
図2を用いて、ワンウェイクラッチ1の動作を説明する。図2(a)は、アウタ部材10とインナ部材20とが連結された連結状態を表している。この状態では、遊星歯車30が係止エッジ27に係合することで自転を停止しており、アウタ部材10とインナ部材20とが遊星歯車30を介して連結される。つまり、ワンウェイクラッチ1は、アウタ部材10がインナ部材20に対して第1方向R1に回転するような相対回転を規制するように構成されている。
図2(b)は、アウタ部材10とインナ部材20との連結が解除された解除状態を表している。この状態では、遊星歯車30は係止エッジ27から離脱している。アウタ部材10がインナ部材20に対して第2方向R2に回転する場合、内歯車14の回転に伴って、遊星歯車30が係止エッジ27から離間した状態で自転し、アウタ部材10はインナ部材20に対して空転する。つまり、ワンウェイクラッチ1は、アウタ部材10がインナ部材20に対して第2方向R2に回転するような相対回転を許容するように構成されている。
次に、連結状態と解除状態との間で遷移する場合の動作、及び付勢バネ40の作用について説明する。
図3(a)に示すように、遊星歯車30は、ボス部33が長穴22に嵌合した状態でインナ部材20に保持されている。遊星歯車30の自転軸X2は、インナ部材20に対して、軸線X1を中心とする公転軌道C1に沿って移動可能である。遊星歯車30の可動範囲の内、軸線X1に対する周方向において係止エッジ27に近い方の端部が係合位置であり、係止エッジ27から遠い方の端部が離脱位置である。
図3(b)に示すように、遊星歯車30が離脱位置にある状態でアウタ部材10がインナ部材20に対して第1方向R1に回転しようとすると、ワンウェイクラッチ1は解除状態から連結状態に遷移する。このとき、遊星歯車30は、内歯車14との噛み合い面から受ける力F11と、付勢バネ40の付勢力F12とを受ける。これらの力F11,F12の合力F13が、遊星歯車30を係止エッジ27に近付けるように作用すると、遊星歯車30は係止エッジ27に係合する。つまり、遊星歯車30に作用する力の方向が、遊星歯車30が離脱位置から係合位置に移動する場合の移動方向に近い程、ワンウェイクラッチ1は容易に連結される。
ここで、本実施例の付勢バネ40が遊星歯車30に付与する付勢力F12は、軸方向から視て、軸線X1に対する求心方向の成分と、周方向において遊星歯車30を係止エッジ27に接近させる方向の成分とを含む。ただし、軸線X1に対する求心方向とは、軸線X1と遊星歯車30の自転軸X2とを結ぶ直線L1に沿った方向であって、自転軸X2から軸線X1に向かう方向を指す。また、遊星歯車30を係止エッジ27に接近させる方向とは、自転軸X2の位置における公転軌道C1の接線L2(直線L1に垂直な直線)に沿った方向であって、自転軸X2を係止エッジ27に近付ける方向を指す。
付勢バネ40の付勢力F12が、遊星歯車30を係止エッジ27に接近させる方向の成分を含むことから、遊星歯車30は係止エッジ27に速やかに接近して係止エッジ27に係合する。つまり、本実施例の付勢バネ40を用いることで、解除状態のワンウェイクラッチ1を連結する場合の応答速度を向上可能である。
図3(c)に示すように、遊星歯車30が係合位置にある状態でアウタ部材10がインナ部材20に対して第2方向R2に回転しようとする場合、ワンウェイクラッチ1は連結状態から解除状態に遷移する。このとき、遊星歯車30が受ける力F16には、内歯車14との噛み合い面から受ける力F14と、付勢バネ40の付勢力F12との合力F15が含まれる。遊星歯車30に作用する力の方向が、遊星歯車30が係合位置から離脱位置に移動する場合の移動方向に近い程、ワンウェイクラッチ1の連結は容易に解除される。
ここで、遊星歯車30に対して係止エッジ27が下方となる位置関係であるときに遊星歯車30に作用する重力Fgは、遊星歯車30を係止エッジ27に接近させようとする力として働く。従って、遊星歯車30に作用する力F16の鉛直方向上向きの成分をFaとしたとき、
Fa>Fg (ただし、Fa,Fgの符号は常に正とする)
となればよい。この関係が成立するとき、重力Fgが連結解除に対して不利に働く図3(c)に示すような位置関係であっても、遊星歯車30が離脱位置に移動し、離脱位置に保持される。
本実施例の付勢バネ40の付勢力F12は、遊星歯車30を係止エッジ27に接近させる方向の成分を含んでいるが、その割合は、付勢力F12の求心方向の成分よりも小さく抑えられている。そのため、合力F15は鉛直方向に関して上向きの成分を多く含んだものとなり、重力Fgに抗して遊星歯車30を離脱位置へ移動させることができる。
また、遊星歯車30に作用する力には、遊星歯車30のボス部33と長穴22の壁面との摺動摩擦も含まれる。アウタ部材10がインナ部材20に対して第2方向R2に回転するとき、遊星歯車30はこれに沿った方向(図3(c)における反時計回り方向)に自転する。このとき、遊星歯車30が付勢バネ40によって軸線X1の方へ付勢されていることから、ボス部33は、長穴22の径方向内側の壁面22a(図3(a)参照)に当接した状態で回転する。ボス部33が長穴22の壁面22aから受ける垂直抗力の大きさは、付勢バネ40の付勢力F12の求心方向の成分に対応する。
そして、遊星歯車30に対して係止エッジ27が下方となる図3(a)、(c)のような位置関係のとき、ボス部33は、壁面22aを下向きに擦りながら回転する。その結果、遊星歯車30は、壁面22aから上向きの摩擦力を受け取る。つまり、付勢バネ40の付勢力F12の求心方向の成分が、ボス部33と長穴22の壁面22aとの摩擦現象を介して、係止エッジ27との接触を避けようとする上向きの力として遊星歯車30に作用する。そして、遊星歯車30に作用する力F16は、合力F15よりも鉛直方向上向きの成分を多く含むことになり、遊星歯車30を容易に離脱位置に移動させることができる。また、このような力は遊星歯車30が離脱位置に移動した後も継続的に作用するため、重力Fgに抗して遊星歯車30は離脱位置に保持される。
このように、本実施例では、遊星歯車30を軸線X1に近付けるように付勢する付勢バネ40を設けたことで、アウタ部材10及びインナ部材20が相対回転する場合に、遊星歯車30と係止エッジ27との衝突を回避可能である。これにより、衝突音の発生を低減することができる。また、遊星歯車30と係止エッジ27との衝突が回避されるから、遊星歯車30の歯31又は係止エッジ27の欠損も低減することができる。
なお、アウタ部材10及びインナ部材20が相対回転する場合の遊星歯車30と係止エッジ27との衝突を回避する他の方法として、遊星歯車30にグリスを塗布することが挙げられる。グリスの塗布により、遊星歯車30と内歯車14又はインナ部材20との粘着性が高まるため、遊星歯車30が重力等により離脱位置から係合位置へ移動してしまう可能性を低減することができる。しかしながら、この方法では、グリスの塗布量を精確に管理する必要があり製造工数及びコストの増大につながる他、グリスの気化又は劣化が生じた場合にワンウェイクラッチ1の動作が不安定となる懸念がある。また、グリスを塗布することで、遊星歯車30の回転抵抗も大きくなるため、ワンウェイクラッチ1が滑る際の動力損失が大きくなる懸念もある。
一方、本実施例では、遊星歯車30と係止エッジ27との衝突を回避する目的でグリスを用いる必要がないため、このような不都合を回避又は低減することができる。ただし、本実施例の構成にグリスを併用しても構わない。
(変形例)
上記実施例では、長穴22が軸線X1に対する周方向(遊星歯車30の公転方向)に沿って延びているものとして説明したが、長穴22の形状を次のように変更してもよい。即ち、図3(a)に破線で示すように、長穴22の内、係止エッジ27から遠い側の部分を、遊星歯車30の公転軌道C1に比べて求心方向に湾曲させた形状としてもよい。この場合、長穴22の径方向内側の壁面22aは、係止エッジ27から遠ざかるにつれて、軸線X1を中心とする円弧C2よりも軸線X1に近付くように延びるものとする。このように構成することで、遊星歯車30のボス部33が壁面22aに摩擦しながら回転する際に、壁面22aから受ける摩擦力の上向きの成分が上記実施例に比べて大きくなる。従って、上記実施例に比べて、アウタ部材10及びインナ部材20が相対回転する場合に遊星歯車30が離脱位置から係合位置に移動することをより強く規制することができる。
また、上記実施例では付勢手段としてねじりコイルバネを用いているが、他の種類の弾性部材を用いてもよい。例えば、径方向に沿った姿勢(つまりX1,X2を結ぶ直線L1に沿った姿勢)で配置したコイルバネにより、インナ部材20のボス23と遊星歯車30とを接続することで、遊星歯車30を求心方向に付勢することが考えられる。また、弾性部材に限らず、例えば永久磁石を用いて、磁力により遊星歯車30を軸線X1に近付けるように付勢してもよい。
また、上記実施例では、付勢バネ40の付勢力F12が、遊星歯車30を係止エッジ27に接近させる方向の成分を含んでいるが、遊星歯車30を係止エッジ27から遠ざける方向の成分を含むようにしてもよい。その場合、付勢バネ40の付勢力F12は、直接的に遊星歯車30と係止エッジ27との接触を避けるように働くから、本実施例と同様に衝突音の発生を低減可能である。
次に、第2の実施例(実施例2)に係るワンウェイクラッチの構成について説明する。本実施例は、付勢手段による遊星歯車の付勢方向が上記実施例1と異なっている。その他、実施例1と同様に構成される要素については、実施例1と共通の符号を付して説明を省略する。
図4(a)は、本実施例に係る遊星歯車30の可動範囲を説明するための模式図であり、図4(b)、(c)は、連結状態、解除状態の一方から他方へ遷移する際に遊星歯車30に作用する力を説明するための模式図である。
図4(a)に示すように、本実施例の遊星歯車30は、インナ部材20に形成された凹部26に収容されている。凹部26は、軸方向から視て、インナ部材20の円筒状の外周面から軸線X1の方へ凹んだ形状である。係止エッジ27は、軸線X1に対する周方向において凹部26の一方の端部に配置されている。遊星歯車30は、凹部26の内側で、軸線X1を中心とする公転軌道C1に沿って、係止エッジ27から離脱する離脱位置(図4(a)、(b))と係止エッジ27に係合する係合位置(図4(c))との間でインナ部材20に対して移動可能である。つまり、本実施例の場合、凹部26の周方向の幅により遊星歯車30の可動範囲が規定されている。
実施例1と同様に、遊星歯車30が係合位置にあるとき、ワンウェイクラッチ1は解除連結となる。この場合、アウタ部材10がインナ部材20に対して第1方向R1に回転するような相対回転は規制される。遊星歯車30が離脱位置にあるとき、ワンウェイクラッチ1は解除状態となる。この場合、アウタ部材10がインナ部材20に対して第2方向R2に相対回転することが許容される。
本実施例の付勢バネ40が遊星歯車30に付与する付勢力F22は、軸方向から視て、軸線X1に対する遠心方向の成分と、周方向において遊星歯車30を係止エッジ27から遠ざける方向の成分とを含む。ただし、軸線X1に対する遠心方向とは、軸線X1と遊星歯車30の自転軸X2とを結ぶ直線L1に沿った方向であって、軸線X1から自転軸X2に向かう方向を指す。また、遊星歯車30を係止エッジ27から遠ざける方向とは、自転軸X2の位置における公転軌道C1の接線L2に沿った方向であって、自転軸X2を係止エッジ27から遠ざける方向を指す。
図4(b)に示すように、遊星歯車30が離脱位置にある状態でアウタ部材10がインナ部材20に対して第1方向R1に回転しようとする場合、ワンウェイクラッチ1は解除状態から連結状態に遷移する。このとき、遊星歯車30は、内歯車14との噛み合い面から受ける力F21と、付勢バネ40の付勢力F22とを受ける。これらの力F21,F22の合力F23が、周方向において遊星歯車30を係止エッジ27に近付ける方向であるとき、遊星歯車30は係止エッジ27に接近し係合する。
付勢バネ40の付勢力F22は、周方向において遊星歯車30を係止エッジ27から遠ざける方向の成分を含んでいるが、その割合は、付勢力F22の遠心方向の成分よりも小さく抑えられている。そのため、合力F25は、周方向において遊星歯車30を係止エッジ27に近付ける方向に作用し、遊星歯車30は離脱位置から係合位置へと移動する。
図4(c)に示すように、遊星歯車30が係合位置にある状態でアウタ部材10がインナ部材20に対して第2方向R2に回転しようとする場合、ワンウェイクラッチ1は連結状態から解除状態に遷移する。このとき、遊星歯車30が受ける力F25には、内歯車14との噛み合い面から受ける力F24と、付勢バネ40の付勢力F22との合力が含まれる。
ここで、遊星歯車30に対して係止エッジ27が下方となる位置関係であるときに遊星歯車30に作用する重力Fgは、遊星歯車30を係止エッジ27に接近させようとする力として働く。従って、遊星歯車30に作用する力F25の鉛直方向上向きの成分をFaとしたとき、
Fa>Fg (ただし、Fa,Fgの符号は常に正とする)
の関係が成立すれば、重力Fgに抗して遊星歯車30が離脱位置に移動し、離脱位置に保持される。
本実施例の付勢バネ40の付勢力F22は、遊星歯車30を係止エッジ27から遠ざける方向の成分を含んでいる。そのため、図4(c)のように遊星歯車30に対して係止エッジ27が下方となる位置関係のとき、付勢力F22は遊星歯車30を上方に持ち上げようとする力として働く。従って、遊星歯車30に作用する力がギヤの噛み合いによる力F24だけである場合に比べて、合力F25の鉛直方向上向きの成分が大きなものとなり、重力Fgに抗して遊星歯車30を容易に離脱位置に移動させることができる。また、このような力は遊星歯車30が離脱位置に移動した後も継続的に作用するため、重力Fgに抗して遊星歯車30は離脱位置に保持される。
このように、本実施例では、遊星歯車30を付勢する付勢バネ40を設けたことで、アウタ部材10及びインナ部材20が相対回転する場合に、遊星歯車30と係止エッジ27との衝突を回避可能である。これにより、衝突音の発生を低減することができる。
なお、付勢バネ40による遊星歯車30の付勢方向及び付勢力F22の大きさは、付勢力F22のみによって遊星歯車30の重量を支えられるように設定すると好適である。つまり、軸線X1と自転軸X2とが水平方向に並んだ状態において、付勢力F22の鉛直方向上向きの成分が、遊星歯車30に作用する重力Fgと同じ又はそれ以上であると好適である。これにより、アウタ部材10及びインナ部材20が相対回転する場合に、遊星歯車30と係止エッジ27との衝突をより高い確実性で回避可能である。
(変形例)
本実施例では、付勢バネ40の付勢力F22が、遠心方向の成分と、遊星歯車30を係止エッジ27から遠ざける方向の成分との両方を含むものとして説明した。しかしながら、例えば付勢力F22が遊星歯車30を係止エッジ27から遠ざける方向の成分のみを含む場合であっても、アウタ部材10及びインナ部材20が相対回転する場合に、遊星歯車30と係止エッジ27との衝突を回避することができる。
また、付勢力F22が遠心方向の成分を含む場合、付勢力F22によって遊星歯車30と内歯車14との当接圧が高まる。その結果、ギヤの噛み合い面において内歯車14から遊星歯車30が受ける力F24も大きくなり、この力F24が含む、係止エッジ27から遠ざかる方向の成分も大きくなる。従って、付勢バネ40の付勢力F22が、遠心方向の成分の他に、係止エッジ27に接近する方向の成分を含んでいても、アウタ部材10及びインナ部材20が相対回転する場合の遊星歯車30と係止エッジ27との衝突を低減可能な場合がある。即ち、付勢バネ40の付勢力F22とギヤの噛み合いによる力F24とを含めた遊星歯車30が受ける力の合計が、アウタ部材10及びインナ部材20が相対回転する場合に上記の関係(Fa>Fg)を満たしていればよい。
実施例1,2で説明した通り、付勢バネ40による遊星歯車30の付勢方向は、アウタ部材10及びインナ部材20が相対回転する場合に遊星歯車30が係止エッジ27に接触しないようになっていれば、適宜変更可能である。ただし、付勢バネ40の付勢方向が、例えば遊星歯車30を係止エッジ27に接近させる方向の成分のみを含む場合(図4(c)において付勢力F24が接線L2に沿った下向きの矢印となる場合)は不適当である。この場合、実施例1又は2で説明したように遊星歯車30を係止エッジ27に接触しないようにする効果は得られないためである。付勢方向の目安としては、軸方向から視て、遊星歯車30を係止エッジ27に接近させる方向を中心とする45度の範囲の外側(図3(c)、図4(c)において接線L2に沿った下向き方向に対して左右22.5度の範囲より外側)であればよいものとする。
[画像形成装置への適用例]
上記実施例1,2で説明したワンウェイクラッチ1を含む駆動伝達装置の例として、画像形成装置の内部において、シートを搬送するためのローラ部材にモータの動力を伝達する装置について説明する。画像形成装置とは、プリンタ、複写機、及び複合機等の、記録媒体であるシートを搬送し、シートに画像を形成する装置一般を指す。
図6に示す画像形成装置200は、記録媒体であるシートPに画像を形成する電子写真方式のフルカラーレーザープリンタである。シートPとしては、普通紙及び封筒等の紙、光沢紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、並びに布等を用いることができる。画像形成装置200の装置本体201には、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックのトナー像を形成する4つの画像形成部PY,PM,PC,PKと、中間転写ベルト221とを備えた画像形成エンジン210が収容されている。画像形成部PY~PKは、像担持体である感光ドラム211を有し、感光ドラム211にトナー像を形成する。感光ドラム211に担持されたトナー像は中間転写体である中間転写ベルト221を介してシートPに転写される。
画像形成部PY~PKは、現像に用いるトナーの色が異なる以外は同様に構成されるため、イエローの画像形成部PYを例に画像形成部の構成及びトナー像の形成プロセス(画像形成動作)について説明する。画像形成部PYは、感光ドラム211の他に、帯電手段としての帯電ローラ212、露光手段としての露光装置213Y、現像手段としての現像装置214、及びドラムクリーナを有する。感光ドラム211は、外周部に感光層を有するドラム状の感光体であり、中間転写ベルト221の回転方向R1に沿った方向に回転する。帯電ローラ212は、感光ドラム211の表面を一様に帯電させ、露光装置213Yは、画像情報に応じて変調されたレーザ光を感光ドラム211に照射して感光ドラム211の表面に静電潜像を書き込む画像書き込み動作を行う。現像装置214は、トナーを含む現像剤を収容し、感光ドラム211にトナーを供給することで静電潜像をトナー像に現像する。感光ドラム211に形成されたトナー像は、一次転写装置である一次転写ローラ225によって中間転写ベルト221に一次転写される。転写後に感光ドラム211に残留した残トナーは、ドラムクリーナによって除去される。
中間転写ベルト221は、二次転写内ローラ222、張架ローラ223、テンションローラ224、及び一次転写ローラ225に巻き掛けられ、図中反時計回り方向に回転駆動される。上述の画像形成動作は各画像形成部PY~PKにおいて並行して進められ、4色のトナー像が互いに重なるように多重転写されることで、中間転写ベルト221にフルカラーのトナー像が形成される。このトナー像は、中間転写ベルト221に担持されて、二次転写ローラ243と二次転写内ローラ222の間のニップ部として構成される転写部(二次転写部)に搬送される。転写手段としての二次転写ローラ243にトナーの帯電極性とは逆極性のバイアス電圧が印加されると、中間転写ベルト221に担持されたトナー像がシートPに二次転写される。転写後に中間転写ベルト221に残留した残トナーは、ベルトクリーナ226によって除去される。
トナー像を転写されたシートPは、定着装置250へと受け渡される。定着装置250は、シートPを挟持して搬送する定着ローラ対251と、ハロゲンランプ等の熱源とを有し、シートPに担持されたトナー像に圧力及び熱を加える。これにより、トナー粒子が溶融・固着して、シートPに定着した定着画像が得られる。
次に、画像形成装置200によるシートPを搬送動作について説明する。給送カセット231,232は、シートPを収納し、装置本体201に引抜可能に装着される。給送カセット231,232に収納されたシートPは、給送ユニット240によって1枚ずつ給送される。給送ユニット240は、シートPを給送カセット231,232から送り出すピックアップローラ40aと、ピックアップローラ40aからシートPを受取って搬送する給送ローラ40bとを備える。また、給送ユニット240は、給送ローラ40bによって搬送されるシートPを他のシートPから分離する分離ローラ40cを備える。なお、給送ユニット240はシートPを給送する給送手段の一例であり、吸引ファンによってベルト部材にシートPを吸着して搬送するベルト方式や、パッドを用いた摩擦分離方式の給送手段を用いてもよい。また、装置本体201の側部に設けられた手差しトレイ233に対してユーザは直接シートPをセット可能であり、手差しトレイ233にセットされたシートPは給送ユニットによって給送される。
給送ユニット240から送り出されたシートPは、プレレジストレーションローラ対(以下、プレレジローラ対とする)241を介してレジストレーションローラ対(以下、レジローラ対とする)242に搬送される。レジストレーション手段の一例であるレジローラ対242は、シートPの前端、つまりシートの搬送方向における下流端に当接することでシートPの斜行を補正する。その後、レジローラ対242は画像形成部PY~PKによる画像形成動作の進行度に合わせたタイミングでシートPを二次転写部に送り込む。二次転写部においてトナー像を転写され、定着装置250によって画像の定着が行われたシートPはシート排出部260に受け渡され、定着後ローラ対261によってシートPの搬送経路を切換可能な切換部材264に向けて搬送される。
シートPに対する画像形成が完了している場合には、第1面(表面)に画像を形成されたシートPは排出ローラ対262によって排出トレイ280に排出される。シートPの第2面(裏面)に画像を形成する場合、シートPは切換部材264によって搬送ローラ対263を介して反転搬送部270に受け渡される。反転搬送部270は、シートPを反転搬送(スイッチバック)する反転ローラ対271と、反転ローラ対271によってスイッチバックされたシートPをレジローラ対242へ向けて案内する両面パス279とを備える。反転ローラ対271は、シートPを排出トレイ280の上方の排出空間に向けて所定距離搬送した後、逆方向にシートPを搬送することで、シートPを両面パス279に送り込む。両面パス279には、詳しくは後述するように複数の搬送ローラ対(272,273,274)が配置され、シートPを再びレジローラ対242へ向けて搬送する。そして、二次転写部及び定着装置250を通過することで第2面に画像を形成されたシートPは、排出ローラ対262によって排出トレイ280に排出される。
なお、上記画像形成エンジン210は画像形成手段の一例であり、例えば、感光体に形成したトナー像を転写部においてシートに直接転写する直接転写方式であってもよい。また、画像形成手段の構成は、インクジェット方式やオフセット印刷方式であってもよい。
図7に示すように、画像形成装置200は、シートPを給送・搬送するためのシート搬送系として、給送パス249と、画像形成パス259と、両面パス279とを含む。これらのパスにおけるシートの搬送空間は装置本体201に支持されるガイド部材によって構成される。
給送パス249は、シートPを給送するための搬送路であり、給送ユニット240及びプレレジローラ対241が配置される。給送ユニット240は給送モータM1によって駆動され、プレレジローラ対241はプレレジモータM2によって駆動される。
画像形成パス259は、シートPを搬送しながら画像形成を行うための搬送路であり、レジローラ対242、二次転写ローラ243及び二次転写内ローラ222、並びに定着ローラ対251が配置される。レジローラ対242はレジモータM3によって駆動され、二次転写内ローラ222はITB(Intermediate transfer belt)モータM4によって駆動され、定着ローラ対251は定着モータM5によって駆動される。
両面パス279は、両面印刷を行う場合に画像形成パス259から送り出されたシートPを画像形成パス259へ向けて再度搬送するための搬送路であり、第1両面ローラ対272、第2両面ローラ対273、及び第3両面ローラ対274が配置される。反転ローラ対271は、画像形成パス259からのシートPを受取って反転させ、両面パス279に送り込む。また、反転ローラ対271は、排出ローラ対262がシートPを排出する排出トレイ280より上段の排出トレイ280にシートPを排出することもできる。第1~第3の両面ローラ対272~274は、両面パス279において反転ローラ対271からレジローラ対242に向かう方向(以下、特に断らない限り「シート搬送方向」とする)に沿ってこの順に配置される。
反転ローラ対271及び第1両面ローラ対272は反転モータM7によって駆動され、第2両面ローラ対273及び第3両面ローラ対274は両面モータM8によって駆動される。シート搬送方向において第1両面ローラ対272と第2両面ローラ対273の間には、シートを検知可能な検知手段として両面センサ276が配置されている。また、レジローラ対242の上流側の近傍位置には、他の検知手段としてレジセンサ244が配置されている。これらのセンサは、例えばシートによって遮光されたことを検知可能な光電センサを用いることができる。
上記実施例1又は2のワンウェイクラッチ1は、反転モータM7から第1両面ローラ対272に駆動力を伝達する駆動伝達装置の一部として好適に配置することができる。
反転モータM7が正転方向に回転すると、反転ローラ対271はシートを排出トレイへ向けて搬送する。このとき、反転モータM7からの駆動力は、ワンウェイクラッチ1の作用により第1両面ローラ対272へ伝達されない。反転モータM7が逆転方向に回転すると、反転ローラ対271は第1両面ローラ対272へ向けてシートを搬送する。このとき、反転モータM7からの駆動力はワンウェイクラッチ1を介して第1両面ローラ対272に伝達され、第1両面ローラ対272はシートを図中下方に向かって搬送する。
このような動作を実現するには、ワンウェイクラッチ1を、反転モータM7が正転方向に回転するときに解除状態となり、反転モータM7が逆転方向に回転するときに連結状態となるように配置すればよい。例えば、アウタ部材10を反転モータM7に連結し、インナ部材20を第1両面ローラ対272に連結すると共に、反転モータM7が正転方向に回転する場合に、アウタ部材10がインナ部材20に対して上記第2方向R2に回転するような配置とすればよい。ただし、上述した通り、インナ部材20を駆動源である反転モータM7に連結し、アウタ部材10を駆動対象である第1両面ローラ対272に連結することも可能である。
ここで、反転モータM7と第1両面ローラ対272との間にワンウェイクラッチ1を配置することで、次のような動作が可能となる。反転モータM7の逆転により第1両面ローラ対272に搬送される先行シートP1の先端が第2両面ローラ対273に受け渡され、かつ、先行シートP1の後端が反転ローラ対271のニップ部を抜けた状態で、反転モータM7を正転させる。すると、両面モータM8により第2両面ローラ対273が駆動されて先行シートP1の搬送が行われている状態で、反転ローラ対271による後続シートP2の搬送が開始する。このとき、ワンウェイクラッチ1は解除状態となっており、先行シートP1は第2両面ローラ対273によって第1両面ローラ対272から引き抜かれるようにして搬送される。
つまり、先行シートP1が第1両面ローラ対272にまだ挟持されている段階で反転モータM7を正転させても、ワンウェイクラッチ1が滑ることで第1両面ローラ対272と第2両面ローラ対273による先行シートの引張り合いが防がれる。このため、ワンウェイクラッチ1を配置しない場合に比べて、先行シートP1が第1両面ローラ対272のニップ部を抜けるまで反転モータM7の正転を継続させる必要がなく、反転ローラ対271による後続シートP2の搬送開始を早めることができる。従って、両面印刷において反転ローラ対271が後続シートP2を反転させる場合、及び反転ローラ対271が後続シートP2をそのまま排出トレイに排出する場合のそれぞれにおいて、画像形成装置200の生産性を向上可能である。
なお、上述の構成はワンウェイクラッチ1の画像形成装置における一つの適用例であり、画像形成装置の他の部位に適用することもできる。例えば、給送モータM1と給送ユニット240のピックアップローラ40a及び給送ローラ40bの各々との間にワンウェイクラッチ1を配置することが考えられる(図6、図7参照)。これにより、例えば、シートが給送ローラ40bより下流のローラ対(例えばプレレジローラ対241)に到達した後に給送モータM1の駆動を停止しても、ワンウェイクラッチ1を滑らせてシートの搬送を継続させることが可能となる。
また、画像形成装置は、画像形成手段を含む装置本体に、画像形成されたシートに綴じ処理等の処理を施すシート処理装置や、原稿となるシートを搬送しながら原稿画像を読み取る画像読取装置が付属する場合がある。このような付属機器において、シートを搬送するためのローラ等の駆動対象に駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達経路に、本実施例のワンウェイクラッチを配置してもよい。
さらに、本開示に係るワンウェイクラッチは、画像形成装置以外の装置を含む任意の機械において、所定方向の相対回転を許容した状態で2つの回転部材を連結する装置として適用可能である。
1…ワンウェイクラッチ/10…第1回転部材(アウタ部材)/14…内歯車/20…第2回転部材(インナ部材)/22…開口部(長穴)/27…係止部(係止エッジ)/29…支持軸/30…遊星歯車/32…凹部/40…付勢手段(付勢バネ)/X1…軸線/X2…遊星歯車の自転軸

Claims (12)

  1. 内歯車を有し、回転する第1回転部材と、
    前記内歯車に噛み合い、自転軸を中心に自転し、前記自転軸が前記第1回転部材の軸線の周りで公転するように配置された遊星歯車と、
    前記遊星歯車と係合して自転を停止させる係止部を有し、前記軸線を中心に回転する第2回転部材と、を備え、
    前記遊星歯車と前記係止部とが係合した状態で、前記第1回転部材及び前記第2回転部材の第1方向の相対回転が規制され、
    前記遊星歯車と前記係止部とが離脱した状態で、前記第1回転部材及び前記第2回転部材の前記第1方向とは反対の第2方向の相対回転が許容される、ワンウェイクラッチであって、
    前記第1回転部材及び前記第2回転部材が前記第2方向に相対回転する場合に、前記遊星歯車と前記係止部とが接触しないように前記遊星歯車を付勢する付勢手段をさらに備える、
    ことを特徴とするワンウェイクラッチ。
  2. 前記付勢手段が前記遊星歯車に付与する付勢力が、前記軸線に対する求心方向の成分を含むように前記付勢手段が配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  3. 前記遊星歯車は、前記自転軸に沿って延びる軸部を有し、
    前記第2回転部材は、前記軸線を中心とする周方向に延び、前記遊星歯車の前記軸部を回転可能に保持する開口部を有し、
    前記付勢手段の付勢力により、前記軸部が、前記開口部の前記軸線に近い側の壁面に当接する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のワンウェイクラッチ。
  4. 前記遊星歯車は、前記自転軸に沿って延びる軸部を有し、
    前記第2回転部材は、前記遊星歯車の前記軸部を回転可能に保持する開口部を有し、
    前記開口部は、前記遊星歯車が前記係止部と係合する際の前記軸部の位置から前記軸線を中心とする周方向に延びる第1部分と、前記第1部分に連通し、前記周方向において前記係止部から遠ざかるほど前記軸線に近付くように延びる第2部分と、を含み、
    前記付勢手段は、前記第1回転部材及び前記第2回転部材が前記第2方向に相対回転する場合に、前記軸部が前記第2部分から前記第1部分へ移動することを規制する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  5. 前記付勢手段が前記遊星歯車に付与する付勢力が、前記軸線に対する遠心方向の成分を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  6. 前記付勢手段が前記遊星歯車に付与する付勢力が、前記軸線の軸方向から視て前記軸線と前記遊星歯車の自転軸とを結ぶ直線に垂直な方向であって、前記遊星歯車を前記係止部から遠ざける方向の成分を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のワンウェイクラッチ。
  7. 前記第1回転部材の前記軸線と前記遊星歯車の前記自転軸とが水平方向に並んだ状態において、前記付勢手段が前記遊星歯車に付与する付勢力の鉛直方向上向きの成分は、前記遊星歯車に作用する重力より大きい、
    ことを特徴とする請求項6に記載のワンウェイクラッチ。
  8. 前記付勢手段は、一方の端部において前記第2回転部材に係合し、他方の端部において前記遊星歯車に係合するバネである、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。
  9. 前記第2回転部材は、前記軸線の軸方向に延びる支持軸を有し、
    前記バネは、前記支持軸に支持されたねじりコイルバネであり、前記遊星歯車の内周部に設けられた凹部に係合している、
    ことを特徴とする請求項8に記載のワンウェイクラッチ。
  10. 前記遊星歯車は、前記軸線に対する周方向において互いに異なる位置に設けられ、各々が前記内歯車に噛み合う第1遊星歯車及び第2遊星歯車を含み、
    前記係止部は、前記第1遊星歯車に係合する第1係止部及び前記第2遊星歯車に係合する第2係止部を含み、
    前記付勢手段は、前記第1遊星歯車を付勢する第1付勢手段及び前記第2遊星歯車を付勢する第2付勢手段を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。
  11. 前記第1遊星歯車、前記第2遊星歯車、前記第1係止部、前記第2係止部、前記第1付勢手段、及び前記第2付勢手段の軸方向の位置が互いに重なっており、
    前記第1付勢手段及び前記第2付勢手段は、それぞれ、前記軸線に対する周方向において前記第1係止部と前記第2係止部との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項10に記載のワンウェイクラッチ。
  12. 駆動源と、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチと、
    前記駆動源から前記ワンウェイクラッチを介して伝達される駆動力によって駆動されてシートを搬送する搬送部材と、
    を備えることを特徴とするシート搬送装置。
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