JP7132482B2 - シートフレーム - Google Patents
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こうすることで、パンフレームの第1凸部の裏側の第1凹状部に脚部材の第2凸部が当接した状態で、パンフレームと脚部材が固定されるため、パンフレームと脚部材の取り付け剛性を向上できる。すなわち、上記のシートフレームによれば、シートクッションフレームと脚部材の取り付け剛性を向上できる。
また、第1凸部と脚部材の第2凸部とが係合するため、シートクッションフレームのパンフレームと脚部材との位置決めが容易となる。これにより、パンフレームと脚部材の組付けの作業性を向上できる。
こうすることで、パンフレームと脚部材との位置ずれを抑制できる。
こうすることで、パンフレームと脚部材との位置ずれを更に抑制できる。
こうすることで、第1凸部と第2凸部が係合しやすくなる。また、第1凸部と第2凸部との隙間が小さくなるため、パンフレームと脚部材との位置ずれをより一層抑制できる。
こうすることで、パンフレームと脚部材に掛かる応力を効率よく分散できる。
こうすることで、パンフレームと脚部材の締結部付近の剛性を向上できる。
こうすることで、パンフレームと脚部材に入力される前方からの荷重を効率よく受け止めることができる。
こうすることで、パンフレームの剛性を向上できる。
こうすることで、脚部材の剛性を向上することができる。またリンク部材の傾きに応じてパンフレームの高さを調整できる。
こうすることで、脚部材とパンフレームに加えられる荷重を効率よく受け止めることができる。これにより、シートフレームの剛性を向上できる。
本発明によれば、パンフレームと脚部材との位置ずれを抑制できる。
本発明によれば、第1凸部と第2凸部が係合しやすくなる。
本発明によれば、パンフレームと脚部材に掛かる応力を効率よく分散できる。
本発明によれば、パンフレームと脚部材の締結部付近の剛性を向上できる。
本発明によれば、パンフレームと脚部材に入力される前方からの荷重を効率よく受け止めることができる。
本発明によれば、パンフレームの剛性を向上できる。
本発明によれば、脚部材の剛性を向上することができる。
本発明によれば、脚部材とパンフレームに加えられる荷重を効率よく受け止めることができる。
本実施形態では、シートSとして、自動車に搭載されるシートを例に挙げて説明することとするが、本発明は自動車・鉄道など車輪を有する地上走行用乗物に搭載される車両用シートに限定されるものではなく、地上以外を移動する航空機や船舶などの乗物一般に搭載される乗物用シートにも適用可能である。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
「シート幅方向」とは、シートSの横幅方向を意味し、シートSの着座者から見たときの左右方向と一致する。また、シートSのシート幅方向の中心に近づく方向を内方向、遠ざかる方向を外方向とする。
また、「上下方向」とは、シートSの高さ方向を意味し、シートSを正面から見たときの上下方向と一致する。
本実施形態に係るシートSは、図1に図示した外観を有している。なお、図1中、シートSの一部(具体的には、シートバックS2の前端角部)については、図示の都合上、表皮材1を外した構成にて図示している。
シートバックS2は図2に示すシートバックフレーム30にクッション材2を載置して、表皮材1で覆うことで構成されている。
ヘッドレストS3は、不図示の芯材に不図示のクッション材を配して、表皮材1で被覆して構成されている。
なお、シートSに設けられる表皮材1は、例えばクロスや革等の素材からなる。
また、クッション材2は、例えばウレタン発泡材を用いて、発泡成型により成型されたウレタンフォーム材である。
図2に示されるように、シートフレーム10は主要な構成としてシートクッションフレーム20と、シートバックフレーム30を有する。シートクッションフレーム20は、シートクッションS1の骨格を構成し、シートバックフレーム30はシートバックS2の骨格を構成する。
まず、シートバックフレーム30の主要な構成について説明する。
図2に示されるように、シートバックフレーム30は、主要な構成として、枠状フレーム31、バックパネル32、及びシートバックサイドフレーム33を備える。
シートバックサイドフレーム33は、断面がシート内側に向けて開口したコの字状の板状フレームであり、上部が枠状フレーム31の側部に溶接される。
連結ブラケット34は、断面がシート外側に向けて開口したコの字状の板状フレームであり、上部がシートバックサイドフレーム33に取り付けられ、下部が後方脚部45に取り付けられる。
次に、シートクッションフレーム20の主要な構成について説明する。
シートクッションフレーム20は、シートクッションS1の骨格を構成し、上方から見たときに略方形枠状の外形形状をなす。具体的には、シートクッションフレーム20は、シート幅方向の側部をそれぞれ構成する一対の第1サイドフレーム21及び第2サイドフレーム22と、シートクッションフレーム20の前部を構成するパンフレーム23と、シートクッションフレーム20の後部を構成する後部フレーム24を備える。
そして、第1サイドフレーム21及び第2サイドフレーム22の後方側には、屈曲したパイプである後部フレーム24が取り付けられており、後部フレーム24によって左右の第1サイドフレーム21及び第2サイドフレーム22が後方側で連結される。
また、パンフレーム23の前方にはカバー部材26が設けられ、シートクッションS1の外形形状を構成している。
以下においては、図3乃至図9を参照しながら、パンフレーム23と脚部材50の取付構造について説明する。
図3には、パンフレーム23をシート幅方向の中央部で切断した場合の右側の構成を示している。なお、左側の構成は右側の構成と左右対称である。
パンフレーム23は、断面が略コ字状をなしている。具体的には、パンフレーム23は、上面を構成する上面部23A、前面を構成する前面部23B、後面を構成する後面部23Cを有する。
また、傾斜部23Acには、パンフレーム23を下方から支持する脚部材50を取り付けるためのボルト挿通孔23Adが設けられている。
図5及び図6に示されるように、ボルト挿通孔23AdにはボルトBが通され、ナットNを用いて、パンフレーム23に対して脚部材50が締結固定される。
なお、第1凸部23Abとボルト挿通孔23Adの位置関係について説明すると、第1凸部23Abの湾曲した外周の中心位置に、ボルト挿通孔23Adが位置するようになっている。こうした配置により、ボルト挿通孔23Adの周辺を第1凸部23Abにより効果的に補強することができる。
図4に示されるように、シートフレーム10には、左右一対の脚部材50が設けられる。左右の脚部材50は、左右のアッパーレール41にそれぞれ取り付けられるものであり、左右の脚部材50は棒状部材54により互いに連結されている。
具体的には、図8に示すように、ベース部材51は、リンク部材52が取り付けられるリンク取付部51Aと、アッパーレール41に固定されるレール取付部51Bを有する。
リンク取付部51Aは、レール取付部51Bからフランジ状に立ち上がった壁部であり、リンク取付部51Aに対しては第1回転軸部55によってリンク部材52が回動可能に取り付けられる。すなわち、ベース部材51に対して、第1回転軸部55を回転中心としてリンク部材52が回動可能となっている。
また、レール取付部51Bは、ボルトを挿通する挿通孔が形成された板状部であり、挿通孔に通されるボルトによりアッパーレール41に対してレール取付部51Bが固定される。
具体的には、リンク部材52は第1回転軸部55によりベース部材51に対して回動可能に取り付けられ、第2回転軸部56により連結部材53に対して回動可能に取り付けられる。
このように、リンク部材52がベース部材51と連結部材53のそれぞれに対して回動可能に取り付けられることにより、リンク部材52が第1回転軸部55を中心に回動すると、それに伴って、連結部材53が回動して高さが変化することとなる。そして、連結部材53の高さの変化に伴って、連結部材53に固定されたパンフレーム23を含むシートクッションフレーム20の高さが変化することとなる。
このように、リンク部材52に対してベース部材51と連結部材53とを互いに反対側に取り付けるようにしたことで、リンク部材52に入力される荷重を効率よく分散させることができる。
このとき、固定部53Bの締結部53Bbと、パンフレーム23のボルト挿通孔23Adとは上下に対向する位置に配される。そして、図6及び図7に示されるように、上下に揃った締結部53Bbとボルト挿通孔23AdとにボルトBを通し、ナットNにより締結することで、固定部53Bに対してパンフレーム23が固定されることとなる。
以上説明した本実施形態に係るシートフレーム10の主な特徴は以下の通りである。
こうすることで、パンフレーム23の第1凸部23Abと、脚部材50の第2凸部53Baとが重ね合わさった状態で、パンフレーム23と脚部材50が固定されるため、パンフレーム23と脚部材50の取り付け剛性を向上できる。すなわち、上記のシートフレーム10によれば、シートクッションフレーム20と脚部材50の取り付け剛性を向上できる。
また、第1凸部23Abと脚部材50の第2凸部53Baとが係合するため、シートクッションフレーム20のパンフレーム23と脚部材50との位置決めが容易となる。これにより、パンフレーム23と脚部材50の組付けの作業性を向上できる。
こうすることで、パンフレーム23と脚部材50との位置ずれを抑制できる。
こうすることで、パンフレーム23と脚部材50との位置ずれを更に抑制できる。
こうすることで、第1凸部23Abと第2凸部53Baが係合しやすくなる。また、第1凸部23Abと第2凸部53Baの隙間が小さくなるため、パンフレーム23と脚部材50との位置ずれをより一層抑制できる。
こうすることで、パンフレーム23と脚部材50に掛かる応力を効率よく分散できる。
こうすることで、パンフレーム23と脚部材50の締結部53Bb付近の剛性を向上できる。
こうすることで、パンフレーム23と脚部材50に入力される前方からの荷重を効率よく受け止めることができる。
こうすることで、パンフレーム23の剛性を向上できる。
こうすることで、脚部材50の剛性を向上することができる。またリンク部材52の傾きに応じてパンフレーム23の高さを調整できる。
こうすることで、脚部材50とパンフレーム23に加えられる荷重を効率よく受け止めることができる。これにより、シートフレーム10の剛性を向上できる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、パンフレーム23において、1つの脚部材50に対して係合する第1凸部23Abを複数設けてもよい。この場合に、脚部材50には複数の第2凸部53Baを設けることとしてよい。
また例えば、上記の実施形態では第1凸部23Abと第2凸部53Baが上方に凸状の形状としたが、下方に凸状の形状としてもよい。
N ナット
S シート
S1 シートクッション
S2 シートバック
S3 ヘッドレスト
1 表皮材
2 クッション材
10 シートフレーム
20 シートクッションフレーム
21 第1サイドフレーム
22 第2サイドフレーム
23 パンフレーム
23A 上面部
23Aa 凹部
23Ab 第1凸部
23Ac 傾斜部
23Ad ボルト挿通孔
23Ae 前方端部
23B 前面部
23C 後面部
24 後部フレーム
25 連結パイプ
26 カバー部材
27 受圧部材
30 シートバックフレーム
31 枠状フレーム
32 バックパネル
33 シートバックサイドフレーム
34 連結ブラケット
40 ロアーレール
41 アッパーレール
45 後方脚部材
50 脚部材
51 ベース部材
51A リンク取付部
51B レール取付部
52 リンク部材
52A 内面
52B 外面
53 連結部材
53A 取付部
53Aa 回転軸取付孔
53B 固定部
53Ba 第2凸部
53Bb 締結部
53C フランジ部
54 棒状部材
55 第1回転軸部
56 第2回転軸部
Claims (10)
- シートクッションを備える乗物用シートの骨格を構成するシートフレームであって、
前記シートクッションの骨格を構成するシートクッションフレームと、
前記シートクッションフレームを下方から支持する脚部材と、を備え、
前記シートクッションフレームは、前記シートクッションフレームの前部を構成するパンフレームを有し、
前記パンフレームは、凸状に形成された第1凸部と、該第1凸部の裏側において凹状に形成された第1凹状部と、を有し、
前記脚部材は、凸状に形成された第2凸部と、該第2凸部の裏側において凹状に形成された第2凹状部と、を有し、
前記第1凸部の裏側の前記第1凹状部に前記第2凸部が当接した状態で前記パンフレームと前記脚部材が固定される、又は、前記第1凸部が前記第2凸部の裏側の前記第2凹状部に当接した状態で前記パンフレームと前記脚部材が固定されることを特徴とするシートフレーム。 - 前記第1凸部と前記第2凸部はそれぞれ円弧状に形成されたビードであることを特徴とする請求項1に記載のシートフレーム。
- 前記第1凸部と前記第2凸部のそれぞれの断面は湾曲していることを特徴とする請求項2に記載のシートフレーム。
- 前記第2凸部は、前記第1凸部に追従するように湾曲していることを特徴とする請求項3に記載のシートフレーム。
- 前記脚部材は、前記パンフレームに締結される締結部を有し、
前記第1凸部と前記第2凸部はそれぞれ、前記締結部の前方に設けられ、シート幅方向に延出していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のシートフレーム。 - 前記締結部は、前記第2凸部の円弧の中心側に設けられることを特徴とする請求項5に記載のシートフレーム。
- 前記パンフレームは、上面部を有し、
前記上面部は、前方から後方に向けて下方に傾斜した傾斜部を有し、
前記第1凸部は、前記傾斜部に形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシートフレーム。 - 前記上面部は、シート幅方向に延出した凹部を有し、
前記第1凸部は、前記凹部の後方に設けられることを特徴とする請求項7に記載のシートフレーム。 - 前記脚部材は、
リンク部材と、
前記リンク部材と前記パンフレームとを連結し、前記リンク部材に対して回動可能に取り付けられる連結部材と、を有し、
前記連結部材は、
前記リンク部材に対し回動可能に取り付けられる取付部と、
前記取付部に接続し、前記パンフレームに固定される固定部と、
前記固定部の後方に設けられるフランジ部と、を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のシートフレーム。 - 前記脚部材は、前記リンク部材の下端に取り付けられるベース部材を有し、
前記連結部材は、前記リンク部材のシート幅方向の内面側に取り付けられ、
前記ベース部材は、前記リンク部材のシート幅方向の外面側に取り付けられることを特徴とする請求項9に記載のシートフレーム。
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