JP7130186B2 - 水栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水栓装置に係り、特に、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水可能にする水栓装置に関する。
従来から、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水可能にする水栓装置として、様々なタイプの構造が知られている。
例えば、特許文献1に記載された水栓装置は、当該水栓装置が設置される設置面に固定される台座部材と、当該台座部材に固定されて吐止水制御及び/または温調制御を行う機能部ユニットと、を備えている。
そして、台座部材は、湯及び水をそれぞれ供給する通湯路及び通水路を有しており、機能部ユニットは、台座部材の通湯路及び通水路の各々に連通する湯供給流路及び水供給流路を有する通水路形成部材と、通水路形成部材の湯供給流路及び水供給流路から供給される湯水の混合比と流量を調整するカートリッジと、を有している。
特開2013-189748
特許文献1に記載された構成では、台座部材の通湯路と通水路形成部材の湯供給流路とが、軸シールを介して接続されている。同様に、台座部材の通水路と通水路形成部材の水供給流路とについても、軸シールを介して接続されている。すなわち、湯用の軸シールと水用の軸シールとが、それぞれ独立に設けられている。
このような構成は、湯及び水の漏洩防止という観点では、非常に優れている。しかしながら、軸シール構造は、シール部材を保持(挟持)する構造が径方向に所定の厚みを必要とする。従って、細い水栓装置を設計しようとする際には、支障が生じる場合がある。
本件発明者は、径方向によりコンパクトな構成の実現を可能とするために、軸シールの代わりに面シールを採用することについて鋭意検討を重ねてきた。面シールは、台座部材と通水路形成部材との対向面間に介在させるだけでシール効果を発揮し、径方向に広がる構成を要しない。従って、径方向のコンパクト化を図る上では好都合である。
しかしながら、軸シールを単純に面シールに置換しただけでは、湯及び水の漏洩防止効果が不十分な場合があることが知見された。面シールには、密着対象の部材に傾斜がある場合にシール性能が顕著に低下してしまうという弱点がある。このため、水栓装置の各部材に僅かな製造誤差が含まれ得る場合等には、湯及び水の漏洩の懸念を完全に払拭することが難しい。
そこで、本件発明者は、面シールを採用した場合の「密着対象の部材の傾斜に弱い」という弱点を補うべく、更に検討を重ね、その結果、台座部材の通湯路及び通水路、あるいは、通水路形成部材の湯供給流路及び水供給流路、を共に取り囲む共通の軸シール部材を配置する構成を付加することで、実用上十分な程度に漏洩防止効果を高められることを確認した。
本発明は、以上のような背景に基づいて創案されたものである。本発明は、台座部材と通水路形成部材とが互いに固定された水栓装置であって、湯及び水の漏洩の懸念が顕著に小さく、且つ、より細い形態に設計することが可能な水栓装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水可能にする水栓装置であって、当該水栓装置が設置される設置面に固定される台座部材と、上記台座部材に固定され、吐止水制御及び/または温調制御を行う機能部ユニットと、を備え、上記台座部材は、湯及び水をそれぞれ供給する通湯路及び通水路を有しており、上記機能部ユニットは、上記台座部材の上記通湯路及び上記載通水路の各々に連通する湯供給流路及び水供給流路を有する通水路形成部材と、上記湯供給流路及び上記水供給流路から供給される湯水の混合比と流量を調整するカートリッジと、を有しており、上記台座部材の上記通湯路と上記通水路形成部材の上記湯供給流路とは、台座側湯用面シール部を介して水密に接続されており、上記台座部材の上記通水路と上記通水路形成部材の上記水供給流路とは、台座側水用面シール部を介して水密に接続されており、上記通水路形成部材の上記台座部材側の端部が、上記通水路形成部材内の上記湯供給流路及び上記水供給流路を取り囲む共通軸シール部材を介して、上記台座部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっているか、あるいは、上記台座部材の上記通水路形成部材側の端部が、上記台座部材内の上記通湯路及び上記通水路を取り囲む共通軸シール部材を介して、上記通水路形成部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっていることを特徴とする水栓装置である。
本発明によれば、台座部材の通湯路と通水路形成部材の湯供給流路とが、台座側湯用面シール部を介して水密に接続されており、台座部材の通水路と通水路形成部材の水供給流路とが、台座側水用面シール部を介して水密に接続されている。
そして、通水路形成部材の台座部材側の端部が、通水路形成部材内の湯供給流路及び水供給流路を取り囲む共通軸シール部材を介して、台座部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっているか、あるいは、台座部材の通水路形成部材側の端部が、台座部材内の通湯路及び通水路を取り囲む共通軸シール部材を介して、通水路形成部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっている。
これにより、共通軸シール部材が湯及び水の漏洩防止効果を高めるため、湯及び水の漏洩の懸念が顕著に小さい。一方、共通軸シール部材が湯及び水に共通に設けられているため、湯用の軸シールと水用の軸シールとが独立に設けられていた従来構成と比較して、より細い形態に設計することが可能である。
本発明において、好ましくは、上記台座側湯用面シール部及び上記台座側水用面シール部は、それぞれ、共通の台座側面シール部材の一部である。
これによれば、部品種類の数を低減できることに加えて、台座側湯用面シール部及び台座側水用面シール部の面シール力のバランスの調整が容易である。
また、本発明において、上記通水路形成部材と上記台座部材とが対向する領域内において、上記台座側湯用面シール部及び上記台座側水用面シール部の配置に偏りが存在している場合には、当該偏りを補償するための補助弾性部が更に設けられていることが好ましい。
これによれば、台座側湯用面シール部及び台座側水用面シール部の面シール力のバランスの調整が容易である。また、台座側湯用面シール部及び/または台座側水用面シール部に起因して通水路形成部材及び/または台座部材に傾斜が生じてしまうことも効果的に抑制され得る。
また、本発明において、上記台座部材は、金属製であり、上記通水路形成部材の上記台座部材側の端部が、上記通水路形成部材内の上記湯供給流路及び上記水供給流路を取り囲む共通軸シール部材を介して、上記台座部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっていることが好ましい。
金属製であれば、台座部材の製造誤差は小さく抑えられ、台座部材が傾斜することは顕著に抑制される。また、金属製の台座部材の嵌合穴内に通水路形成部材の台座部材側の端部が嵌合されることにより、通水路形成部材の傾斜も効果的に抑制される。通水路形成部材は、各流路等の加工性を重視して、樹脂製であることが好ましい。
また、本発明において、上記通水路形成部材と上記台座部材とは、機械的係合ピンを用いて固定されており、上記共通軸シール部材は、上記機械的係合ピンよりも台座部材側に配置されていることが好ましい。
これによれば、機械的係合ピンによる固定性能と共通軸シール部材による封止性能とが互いに干渉することがない。
また、この場合、上記通水路形成部材の上記共通軸シール部材が配置される部分は、上記通水路形成部材の上記機械的係合ピンが配置される部分よりも細いことが更に好ましい。
これによれば、通水路形成部材と台座部材とを嵌合させる作業中、機械的係合ピン貫通のための台座部材のピン係合穴の側方を共通軸シール部材が通過する際に、当該共通軸シール部材が損傷してしまう可能性を低減することができる。
また、本発明において、上記台座部材には、上記嵌合穴に隣接した切欠部が設けられており、上記通水路形成部材の外周面には、上記切欠部と嵌合する突出部が設けられており、上記切欠部と上記突出部とが互いに嵌合することによって、上記台座部材と上記通水路形成部材とが周方向に位置決めされるようになっていることが好ましい。
これによれば、台座部材と通水路形成部材との周方向の位置決めを、容易かつ確実に実現することができる。
本発明によれば、台座部材の通湯路と通水路形成部材の湯供給流路とが、台座側湯用面シール部を介して水密に接続されており、台座部材の通水路と通水路形成部材の水供給流路とが、台座側水用面シール部を介して水密に接続されている。
そして、通水路形成部材の台座部材側の端部が、通水路形成部材内の湯供給流路及び水供給流路を取り囲む共通軸シール部材を介して、台座部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっているか、あるいは、台座部材の通水路形成部材側の端部が、台座部材内の通湯路及び通水路を取り囲む共通軸シール部材を介して、通水路形成部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっている。
これにより、共通軸シール部材が湯及び水の漏洩防止効果を高めるため、湯及び水の漏洩の懸念が顕著に小さい。一方、共通軸シール部材が湯及び水に共通に設けられているため、湯用の軸シールと水用の軸シールとが独立に設けられていた従来構成と比較して、より細い形態に設計することが可能である。
本発明の一実施形態による水栓装置を斜め前方から見た概略斜視図である。 本発明の一実施形態による水栓装置全体の分解斜視図である。 本発明の一実施形態による水栓装置の中央側面断面図である。 本発明の一実施形態による水栓装置の機能部ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態による水栓装置の正面断面図であり、湯側及び水側のそれぞれの一次側流路の縦断面を示す。 図3に示す本発明の一実施形態による水栓装置の中央側面断面図において、機能部ユニットの上方部分を拡大した部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態による水栓装置の台座側面シール部材を下方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態による水栓装置のケーシング部材の分解斜視図である。 図8のIX-IX線に沿った断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態による水栓装置について説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による水栓装置を斜め前方から見た概略斜視図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態による水栓装置1は、給湯源(図示せず)から供給される湯と給水源(図示せず)から供給される水とを混合して吐止水する、いわゆる、「シングルレバー式」と呼ばれる水栓装置であり、台所のシンク又は洗面台のカウンター等の設置面F1上に設置されている。
すなわち、このシングルレバー式の水栓装置1においては、いわゆる、「シングルレバー」と呼ばれる単一の操作ハンドル2が手動で回動操作されることにより、流量と温度が調整された湯水がスパウト4の吐水口6から吐止水されるようになっている。
例えば、図1に示すように、本実施形態の水栓装置1において、まず、操作ハンドル2が最下方の止水操作位置に設定されている場合には、スパウト4の吐水口6から吐出される湯水が止水されるようになっている。
また、図1に示すように、操作ハンドル2が止水操作位置から上方の操作位置に回動操作された場合には、スパウト4の吐水口6から吐出される湯水が吐水状態に設定されるようになっている。
すなわち、操作ハンドル2は、吐水状態において、より上方(図1に示す矢印「開」の方向)に回動操作される程、湯水の流量が大きく設定され、より下方(図1に示す矢印「閉」の方向)に回動操作される程、湯水の流量が小さく設定されるようになっている。
さらに、図1に示すように、操作ハンドル2は、水栓装置1の鉛直方向に延びる中心軸線(回転中心軸線A1)を中心に水側(図1に示す矢印「C」側)に回動操作された場合には、スパウト4の吐水口6から吐出される湯水の温度が低温側に設定されるようになっている。
一方、図1に示すように、操作ハンドル2が回転中心軸線A1を中心に湯側(図1に示す矢印「H」側)に回動操作された場合には、スパウト4の吐水口6から吐出される湯水の混合比を湯が大きく設定されるようになっている。
つぎに、図2~図7により、本発明の一実施形態による水栓装置の内部構造について具体的に説明する。
図2は、本発明の一実施形態による水栓装置全体の分解斜視図である。また、図3は、本発明の一実施形態による水栓装置の中央側面断面図である。また、図4は、本発明の一実施形態による水栓装置の機能部ユニットの斜視図である。
まず、図2及び図3に示すように、本実施形態の水栓装置1は、その種類又は仕様に応じた形状に形成された中空の外殻部材8(外殻ユニットの一要素)を備えている。この外殻部材8は、上下方向に概ね筒状に延びる支柱部8a、及び、この支柱部8aの側面から外側に延びるスパウト部8bをそれぞれ備えている。また、本実施形態では、支柱部8aの内部に概ね筒状の二次側アダプタ部材64(外殻ユニットの一要素)が設けられている。
外殻部材8は、美観に優れた材料で形成されることが好ましく、例えば金属材料や特殊な樹脂材料で形成され得る。
二次側アダプタ部材64は、通常は樹脂製で、図2に示すように、軽量化及び材料コスト低減等のため、外周面側に空洞室が設けられている(強度維持のため所定間隔のリブ壁で区画され得る:図5参照)。
つぎに、図2及び図3に示すように、本実施形態の水栓装置1は、外殻部材8の下方側(上流側)において、湯供給管10、水供給管12、及び、台座部材16をそれぞれ備えている。
また、図1乃至図3に示すように、台座部材16は、水栓装置1の設置面F1に配置された状態で、例えば馬蹄形の把持金具及び締結金具により固定されるようになっている。
また、図2乃至図4に示すように、本実施形態の水栓装置1は、二次側アダプタ部材64の内部において、詳細は後述する機能部ユニット19を備えている。
つぎに、図5は、本発明の一実施形態による水栓装置の正面断面図であり、湯側及び水側のそれぞれの一次側流路の縦断面を示す。
図5に示すように、台座部材16には、縦方向に貫く通湯路16a及び通水路16bがそれぞれ形成されている。通湯路16aには、給湯器等の給湯源(図示せず)から湯を供給する湯供給管10が下方から接続されている。同様に、通水路16bには、水道等の給水源(図示せず)から水を供給する水供給管12が下方から接続されている。
つぎに、図6は、図3に示す本発明の一実施形態による水栓装置1の中央側面断面図において、機能部ユニット19の上方部分を拡大した部分拡大断面図である。
図2~図6に示すように、本実施形態の水栓装置1の機能部ユニット19は、二次側アダプタ部材64(外殻ユニットの一要素)の内部において、下方から上方に向って(上流側から下流側に向って)、通水路形成部材50、金属製のケーシング部材40、シングルレバーカートリッジ54(固定弁体54a、可動弁体54b、単一のレバー54c)、及び、カートリッジ押さえ部材56をそれぞれ備えている。
通水路形成部材50は、例えば樹脂製であって、図5に示すように、台座部材16の通湯路16aと連通して縦方向に貫く湯供給流路44と、台座部材16の通水路16bと連通して縦方向に貫く水供給流路46と、を有している。
台座部材16の通湯路16aと通水路形成部材50の湯供給流路44とは、台座側面シール部材81の台座側湯用面シール部81aを介して水密に接続されている。図7は、本発明の一実施形態による水栓装置1の台座側面シール部材81を下方から見た斜視図である。台座側湯用面シール部81aには、通湯路16aと湯供給流路44とを連通させる湯用開口81dが設けられている。
同様に、台座部材16の通水路16bと通水路形成部材50の水供給流路46とは、台座側面シール部材81の台座側水用面シール部81bを介して水密に接続されている。台座側水用面シール部81bには、通水路16bと水供給流路46とを連通させる水用開口81eが設けられている。
以上の通り、台座側湯用面シール部81a及び台座側水用面シール部81bは、それぞれ、共通の台座側面シール部材81の一部によって提供されている。
図2~図7に示すように、通水路形成部材50と台座部材16とが対向する領域内において、台座側湯用面シール部81a及び台座側水用面シール部81bの配置に偏りが存在している。具体的には、略筒状の通水路形成部材50及び台座部材16の共通の軸線に対して、台座側湯用面シール部81aと台座側水用面シール部81bとは軸対称に配置されていない。
しかしながら、本実施形態の台座側面シール部材81は、このような偏りを補償するべく、補助開口81fを有する補助弾性部81cを更に有している。
これによって、台座側湯用面シール部81a及び台座側水用面シール部81bの面シール力のバランスが好適に調整されている。また、台座側湯用面シール部81a及び/または台座側水用面シール部81bに起因して通水路形成部材50及び/または台座部材167に傾斜が生じてしまうことも効果的に抑制されている。
また、本実施形態の台座部材16は、金属製であり、上端側に嵌合穴16hが設けられている(図2参照)。
そして、通水路形成部材50の台座部材16側の端部(下端部)が、通水路形成部材50内の湯供給流路44及び水供給流路46を取り囲む共通軸シール部材42を介して、台座部材16の嵌合穴16h内に嵌合されている。共通軸シール部材42は、通水路形成部材50の外周面上に形成された、軸シール部材保持溝50gに保持されている。
更に、本実施形態の台座部材16は、嵌合穴16hに隣接した切欠部16cが設けられており(図2参照)、通水路形成部材50の外周面には、当該切欠部16cと嵌合する突出部50pが設けられている(図2参照)。そして、これらの切欠部16cと突出部50pとが互いに嵌合することによって、台座部材16と通水路形成部材50とが周方向に位置決めされるようになっている(図4参照)。
また、本実施形態の台座部材16は、機械的係合ピン58を用いて、台座部材16に固定されている。具体的には、機械的係合ピン58は、台座部材16に設けられた下方ピン係合穴16eに対して外側から挿入されるようになっている。そして、この機械的係合ピン58は、下方ピン係合穴16e(図2参照)に係合した後、その内側端部が通水路形成部材50の側面の係合穴50e(図2参照)に係合するようになっている。
共通軸シール部材42は、軸方向に見て、機械的係合ピン58よりも台座部材16側に配置されている。
また、通水路形成部材50の共通軸シール部材42が配置される部分は、通水路形成部材50の機械的係合ピン58が配置される部分よりも細くなっている。
つぎに、図8は、本発明の一実施形態による水栓装置1のケーシング部材40の分解斜視図であり、図9は、図8のIX-IX線に沿った断面図である。
図2、図8及び図9に示すように、本実施形態による水栓装置1のケーシング部材40は、金属製であって、下方から上方に向って、下側ケーシング部材72、上側ケーシング部材74、及び、上部円環部材76をそれぞれ備えている。
これらの各部材72,74,76の金属材料としては、通常は、耐食性が比較的高く、耐久性や強度等も比較的高いステンレス材料(例えば、SUS304等)等が用いられ得る。もっとも、耐食性が比較的高く、耐久性や強度等も比較的高い材料であれば、ステンレス材料以外の他の金属材料が用いられてもよい。
そして、図2、図8及び図9に示すように、下側ケーシング部材72の上端と上側ケーシング部材74の下端とは、溶接加工等により互いに一体的に接続されていると共に、上側ケーシング部材74の上端と上部円環部材76の下端とは、溶接加工等により互いに一体的に接続されている。
ここで、図8及び図9に示すように、上側ケーシング部材74と溶接される前の状態の下側ケーシング部材72においては、二次側アダプタ部材64内に挿入可能な寸法で金属製の板材又は管材によってほぼ円筒状に形成されている。
例えば、ほぼ円筒状の金属製の下側ケーシング部材72を成形する際には、金属製の薄板材について、ロール成形等の曲げ加工を行うことにより湾曲状に成形し、最終的には、二次側アダプタ部材64内に挿入可能な寸法でほぼ円筒状に形成する。
或いは、予め二次側アダプタ部材64内に挿入可能な寸法径の金属製の管材を用意し、この管材について、切断加工又は切削加工を行うことにより、二次側アダプタ部材64内に挿入可能な所望の軸方向の長さ寸法に調整する。
すなわち、金属製の下側ケーシング部材72を成形する際には、鋳型等を用いる鋳造加工は採用されていないため、水栓装置1の種類に応じた外殻部材8及び二次側アダプタ部材64の形状毎に下側ケーシング部材72の成形用の型を用意する必要がない。
また、図2、図8及び図9に示すように、下側ケーシング部材72の側面の下方において、穴開け加工等により径方向に貫く上方ピン係合穴72bが周方向に間隔を置いて複数形成されている。
これにより、図2、図8及び図9に示すように、機械的係合ピン60が、上方ピン係合穴72bに対して外側から挿入されるようになっている。そして、この機械的係合ピン60は、上方ピン係合穴72bに係合した後、その内側端部が通水路形成部材50の側面の係合穴50bに係合するようになっている。
また、下側ケーシング部材72の側面には、切欠部72cが設けられており、通水路形成部材50の外周面には、当該切欠部72cと嵌合する突出部50cが設けられていて、切欠部72cと突出部50cとが互いに嵌合することによって下側ケーシング部材72と通水路形成部材50とが周方向に位置決めされるようになっている。
続いて、図8及び図9に示すように、下側ケーシング部材72と溶接される前の状態の上側ケーシング部材74は、底部74aを備えており、その上方が開放された有底のカップ状の部材である。
また、図8及び図9に示すように、上側ケーシング部材74は、その底部74aから上方にほぼ円筒状に延びるように形成されている。
さらに、上側ケーシング部材74の上縁には、外側に突出するフランジ部74bが形成されている。
例えば、このような有底のカップ状の上側ケーシング部材74を成形する際には、金属製の薄板材について絞り加工等を行うことにより、二次側アダプタ部材64内に挿入可能な寸法で有底のカップ状に成形する。
すなわち、金属製の上側ケーシング部材74を成形する際には、鋳型等を用いる鋳造加工は採用されていないため、水栓装置1の種類に応じた外殻部材8及び二次側アダプタ部材64の形状毎に上側ケーシング部材74の成形用の型を用意する必要がない。
つぎに、図6、図7及び図9に示すように、上側ケーシング部材74の底部74aにおいて、湯側連通穴74d、水側連通穴74e、及び、湯水連通穴74fのそれぞれが穴開け加工により形成されている。
そして、図5に示すように、上側ケーシング部材74の底部74aの湯側連通穴74dにより、その下方の通水路形成部材50の湯供給流路44と上方のシングルレバーカートリッジ54の通湯路54dとが連通可能となっている。
同様に、図5に示すように、上側ケーシング部材74の底部74aの水側連通穴74eにより、その下方の通水路形成部材50の水供給流路46と上方のシングルレバーカートリッジ54の通水路54eとが連通可能となっている。
シングルレバーカートリッジ54の構造については、周知のシングルレバーカートリッジの構造と同様であるため、詳細な説明は省略するが、代表的には、下方から上方に向って、固定弁体54a、可動弁体54b、及び、レバー54cをそれぞれ備えている。
図5及び図6に示すように、固定弁体54aは、シングルレバーカートリッジ54内の底部に固定されており、可動弁体54bは、固定弁体54aの上面に対して、並進及び回転する摺動が可能に配置されている。
さらに、レバー54cは、その下端が可動弁体54bに連結されており、上端が操作ハンドル2に連結されている単一の軸部材となっている。
そして、図5に示すように、固定弁体54a及び可動弁体54bのそれぞれに、通水路形成部材50の湯供給流路44及び水供給流路46のそれぞれと連通する一次側流路である通湯路54d及び通水路54eがそれぞれ形成されている。
また、図3及び図6に示すように、固定弁体54a及び可動弁体54bのそれぞれに、通湯路54d及び通水路54eのそれぞれから供給された湯と水とが混合された湯水を供給する湯水供給路54fがそれぞれ形成されている。通湯路54d及び通水路54eから湯水供給路54fに供給される湯水の混合比と流量は、可動弁体54bの位置に応じて調整されるようになっている。
そして、図3及び図6に示すように、シングルレバーカートリッジ54の湯水供給路54fは、シングルレバーカートリッジ54の下端面において開口しており、上側ケーシング部材74の底部74aの湯水連通穴74fを介して、通水路形成部材50内の湯水通過路50fと連通している。
本実施形態では、上側ケーシング部材74の底部74aの下面と通水路形成部材50との間を面シールするために、第2面シール部材82が設けられており、上側ケーシング部材74の底部74aの上面とシングルレバーカートリッジ54の底面との間を面シールするために、第3面シール部材83が設けられている。
本実施形態においては、第2面シール部材82及び第3面シール部材83は、台座側面シール部材81と同一の部材(材質、形状及びサイズが同一の部材)であり、平面視で互いに同一の向きに配置されている。
通水路形成部材50の湯供給流路44と上側ケーシング部材74の底部74aの湯側連通穴74dとは、第2面シール部材82の湯用面シール部82aを介して水密に接続されている(図7参照)。湯用面シール部82aには、湯供給流路44と湯側連通穴74dとを連通させる湯用開口82dが設けられている。
同様に、通水路形成部材50の水供給流路46と上側ケーシング部材74の底部74aの水側連通穴74eは、第2面シール部材82の水用面シール部82bを介して水密に接続されている。水用面シール部82bには、水供給流路46と水側連通穴74eとを連通させる水用開口82eが設けられている。
更に、上側ケーシング部材74の底部74aの湯水連通穴74fと通水路形成部材50の湯水通過路50fとは、第2面シール部材82の補助弾性部82cを介して水密に接続されている。補助弾性部82cには、湯水連通穴74fと湯水通過路50fとを連通させる補助開口82fが設けられている。
上側ケーシング部材74の底部74aの湯側連通穴74dとシングルレバーカートリッジ54の通湯路54dとは、第3面シール部材83の湯用面シール部83aを介して水密に接続されている(図7参照)。湯用面シール部83aには、湯側連通穴74dと通湯路54dを連通させる湯用開口83dが設けられている。
同様に、上側ケーシング部材74の底部74aの水側連通穴74eとシングルレバーカートリッジ54の通水路54eとは、第3面シール部材83の水用面シール部83bを介して水密に接続されている。水用面シール部83bには、水側連通穴74eと通水路54eとを連通させる水用開口83eが設けられている。
更に、シングルレバーカートリッジ54の湯水供給路54fと上側ケーシング部材74の底部74aの湯水連通穴74fとは、第3面シール部材83の補助弾性部83cを介して水密に接続されている。補助弾性部83cには、湯水供給路54fと湯水連通穴74fとを連通させる補助開口83fが設けられている。
つぎに、図8及び図9に示すように、上側ケーシング部材74と溶接される前の状態の上部円環部材76は、二次側アダプタ部材64内に挿入可能な寸法で金属製の板材又は管材によってほぼ円環状に形成されている。
例えば、ほぼ円環状の金属製の上部円環部材76を成形する際には、予め二次側アダプタ部材64内に挿入可能な寸法径の金属製の管材を用意し、この管材について切断加工又は切削加工を行うことにより、二次側アダプタ部材64内に挿入可能な軸方向の長さ寸法に調整する。
すなわち、金属製の上部円環部材76を成形する際には、鋳型等を用いる鋳造加工は採用されていないため、水栓装置1の種類に応じた外殻部材8及び二次側アダプタ部材64の形状毎に上部円環部材76の成形用の型を用意する必要がない。
つぎに、図8及び図9に示すように、上部円環部材76の内周面において、雌ねじ加工により雌ねじ76aが形成されている。
また、図6に示すように、上部円環部材76の雌ねじ76aにより、カートリッジ押さえ部材56の外周面に形成された雄ねじ56aが螺合可能であり、カートリッジ押さえ部材56がケーシング部材40の上端部(上部円環部材76)に対して固定されるようになっている。
このような雌ねじ加工の後、図8及び図9に示すように、上部円環部材76の下縁部分と上側ケーシング部材74のフランジ部74bの外縁部分とが互いに溶接加工され、上側ケーシング部材74の上端と上部円環部材76の下端とが互いに一体的に接続されている。
なお、本実施形態の水栓装置1では、上部円環部材76の内周面に雌ねじ76aを形成して雌側部材とし、カートリッジ押さえ部材56の外周面に雄ねじ56aを形成して雄側部材として互いに螺合させる形態を採用している。しかしながら、このような形態に限られず、上部円環部材76の外周面に雄ねじを形成して雄側部材とし、カートリッジ押さえ部材56の内周面に雌ねじを形成して雌側部材として互いに螺合させる形態を採用してもよい。
図3及び図6に示すように、シングルレバーカートリッジ54の上方において、カートリッジ押さえ部材56の雄ねじ56aが上部円環部材76の雌ねじ76aに螺合されることにより、シングルレバーカートリッジ54が上側ケーシング部材74内において押圧された状態で保持されている。
つぎに、図3及び図6に示すように、通水路形成部材50の外周面上に、筒状の二次側流路78が形成されている。より詳細には、台座部材16の上端と下側ケーシング部材72の下端との間の通水路形成部材50の外周面上に、上方シール部材保持溝50uと、下方シール部材保持溝50dと、がそれぞれ突設されており(図2参照)、それらの間に筒状の二次側流路78が形成されている。通水路形成部材50の内部において、湯水通過路50fと二次側流路78とが連通している。
上方シール部材保持溝50uには、Oリング等の環状の弾性シールである上方シール部材28が保持されており、下方シール部材保持溝50dにも、同様のOリング等の環状の弾性シールである下方シール部材22が保持されている。
上方シール部材28及び下方シール部材22は、それぞれ、通水路形成部材50と二次側アダプタ部材64との間を水密に接続して、筒状の二次側流路78を封止している。
本実施形態では、上方シール部材保持溝50uを補強するために上方補強リング30が設けられており、同様に、下方シール部材保持溝50dを補強するために下方補強リング20が設けられている。
また、図2及び図3に示すように、本実施形態の水栓装置1は、外殻部材8のスパウト部8b内において、二次側アダプタ部材64の側面に形成された開口部64a内に固定されスパウト流路68aを形成するスパウト側流路形成部材68と、吐水口6を形成する吐水口形成部材70と、をそれぞれ備えている。
二次側流路78は、二次側アダプタ部材64の側面に形成された開口部64aを介して、スパウト側流路形成部材68のスパウト流路68aと連通している。
外殻部材8に、二次側アダプタ部材64、スパウト側流路形成部材68、及び、吐水口形成部材70等を装着させた構成が、本実施形態の外殻ユニットである。
外殻ユニットの各要素は、機能部ユニット19に装着する前に互いに組み付けられることが通常であるが、幾つかのサブユニットが機能部ユニット19に順次に装着されながら互いに組み付けられてもよい。
また、図2及び図3に示すように、本実施形態の水栓装置1は、外殻部材8とその上方の操作ハンドル2との上下方向の間において、下方から上方に向って、Cリング32、シール部材34、固定部材36、及び、留め具38(ビス38a、キャップ38b)をそれぞれ備えている。
これらの部材32,34,36,38については、二次側アダプタ部材64内に挿入された機能部ユニット19について、上方から水密に保持するものである。
また、図2に示すように、外殻部材8と二次側アダプタ部材64との間に、概ね半筒状の係止部材62が設けられている。係止部材62には、スパウト側流路形成部材68に嵌合する嵌合溝62gが設けられている。また、係止部材62の対向する端縁部には、内側に折り返された嵌合突縁部62fが形成されており、当該嵌合突縁部62fが二次側アダプタ部材64の外周面上に形成された対応する収容溝64g内に収容されることで、係止部材62は二次側アダプタ部材64に固定されるようになっている。係止部材62は、十分な強度を担保するべく、例えば金属製である。
スパウト側流路形成部材68の二次側アダプタ部材64側の端部は、例えばOリングであるシール部材68sを介して、二次側アダプタ部材64の側方に設けられた開口部64a内に、挿入されて固定されている。
また、スパウト側流路形成部材68の二次側アダプタ部材64側の端部の近傍において、スパウト側流路形成部材68の外周面に、フランジ状の突出部68fが設けられている。
そして、係止部材62は、フランジ状の突出部68fの吐水口側の面(下方側の面は除く)を係止することによって、スパウト側流路形成部材68が二次側アダプタ部材64から抜け出ることを防止するようになっている。具体的には、係止部材62の嵌合溝62gが、スパウト側流路形成部材68の突出部68fに対して吐水口側に隣接する部分(嵌合溝68g)との嵌合を許容する一方で、突出部68fの通過は許容しない形状ないしサイズで形成されている。
更に、スパウト側流路形成部材68の二次側アダプタ部材64側の端部の近傍において、スパウト側流路形成部材68の下方側の外周面にリブ部68rが設けられている。リブ部68rの下方側領域は、二次側アダプタ部材64の方へ延出して(スパウト側流路形成部材68の二次側アダプタ部材64側の端部の方へ延びて)、二次側アダプタ部材64に当接している。
これによって、二次側アダプタ部材64と当接するリブ部68rが「つっかえ棒」のように機能して、スパウト側流路形成部材68の吐水口側が下方側へ撓む(「おじぎ」をする)事象の発生を効果的に抑制するようになっている。
以上のような構成からなる本実施形態による水栓装置1においては、前述のように、台座部材16の通湯路16aと通水路形成部材50の湯供給流路44とが、台座側湯用面シール部81aを介して水密に接続されており、台座部材16の通水路16bと通水路形成部材50の水供給流路46とが、台座側水用面シール部81bを介して水密に接続されている。
そして、通水路形成部材50の台座部材16側の端部が、通水路形成部材50内の湯供給流路44及び水供給流路46を取り囲む共通軸シール部材42を介して、台座部材16に設けられた嵌合穴16h内に嵌合するようになっている。
これにより、共通軸シール部材42が湯及び水の漏洩防止効果を高めるため、湯及び水の漏洩の懸念が顕著に小さい。一方、共通軸シール部材42が湯及び水に共通に設けられているため、湯用の軸シールと水用の軸シールとが独立に設けられていた従来構成と比較して、より細い形態に設計することが可能である。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、台座側湯用面シール部81a及び台座側水用面シール部81bは、それぞれ、共通の台座側面シール部材81の一部である。
これにより、部品種類の数が低減されている。
また、台座側湯用面シール部81a及び台座側水用面シール部81bの面シール力のバランスの調整が容易である(バランスが乱れる心配が小さい)。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、前述のように、通水路形成部材50と台座部材16とが対向する領域内において、台座側湯用面シール部81a及び台座側水用面シール部81bの配置に偏りが存在している。具体的には、略筒状の通水路形成部材50及び台座部材16の共通の軸線に対して、台座側湯用面シール部81aと台座側水用面シール部81bとは軸対称に配置されていない。
しかしながら、本実施形態の台座側面シール部材81は、このような偏りを補償するべく、補助開口81fを有する補助弾性部81cを更に有している。
これによって、台座側湯用面シール部81a及び台座側水用面シール部81bの面シール力のバランスが好適に調整されている。また、台座側湯用面シール部81a及び/または台座側水用面シール部81bに起因して通水路形成部材50及び/または台座部材167に傾斜が生じてしまうことも効果的に抑制されている
また、本実施形態による水栓装置1によれば、台座部材16は、金属製である。
これにより、台座部材16の製造誤差が小さく抑えられ、台座部材16が傾斜することは顕著に抑制される。
また、金属製の台座部材16の嵌合穴16h内に通水路形成部材50の台座部材側の端部が嵌合されることにより、通水路形成部材50の傾斜も効果的に抑制される。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、通水路形成部材50と台座部材16とは機械的係合ピン58を用いて固定されており、共通軸シール部材42は、機械的係合ピン58よりも台座部材16側に配置されている。
これにより、機械的係合ピン58による固定性能と共通軸シール部材42による封止性能とが互いに干渉しない。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、通水路形成部材50の共通軸シール部材42が配置(保持)される部分(軸シール部材保持溝50gが形成された部分)は、通水路形成部材50の機械的係合ピン58が配置(係止)される部分(係合穴50eが形成された部分)よりも細いことが更に好ましい。
これによれば、通水路形成部材50と台座部材16とを嵌合させる作業中、機械的係合ピン58を貫通させるための台座部材16のピン係合穴16eの側方を共通軸シール部材42が通過する際に、当該共通軸シール部材42が損傷してしまう可能性を低減することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、台座部材16には、嵌合穴16hに隣接した切欠部16cが設けられており、通水路形成部材50の外周面には、当該切欠部16cと嵌合する突出部50pが設けられていて、切欠部16cと突出部50pとが互いに嵌合することによって台座部材16と通水路形成部材50とが周方向に位置決めされるようになっている。
これによれば、台座部材16と通水路形成部材50との周方向の位置決めを、容易かつ確実に実現することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、金属製のケーシング部材40に関して、水栓装置1の種類に応じた形状の外殻部材8及び通水路形成部材50等に適合するように、金属製の板材又は管材によって概ね円筒状に形成することができる。
これにより、ケーシング部材40が樹脂材料で射出成形される場合や金属材料で鋳造成形される場合に比べて、比較的安価な加工方式でケーシング部材40の寸法や形状を容易に調整することができる。
また、ケーシング部材40が金属製の板材又は管材によって概ね円筒状に形成されるため、ケーシング部材40について、必要な強度を保ちながら、薄く形成することもできる。これにより、水栓装置1の内部寸法を抑制することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、図3及び図6に示すように、上側ケーシング部材74の底部74a上にシングルレバーカートリッジ54を配置することができる。これにより、有底の上側ケーシング部材74でシングルレバーカートリッジ54を確実に保持することができる。
さらに、本実施形態による水栓装置1によれば、有底状の上側ケーシング部材74を形成する際に、金属製の板材について絞り加工が行われることにより、溶接等による継ぎ目箇所がない状態で、有底のカップ状に一体的に形成することができる。
これにより、上側ケーシング部材74に保持されるシングルレバーカートリッジ54の周辺の水により上側ケーシング部材74の溶接等の継ぎ目箇所が接水されるおそれがない。
したがって、金属製の上側ケーシング部材74が腐食されるリスクを軽減することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、下側ケーシング部材72の側面に切欠部72cが設けられており、通水路形成部材50の外周面に当該切欠部72cと嵌合する突出部50cが設けられていて、切欠部72cと突出部50cとが互いに嵌合することによって下側ケーシング部材72と通水路形成部材50とが周方向に位置決めされるようになっている。
これによれば、下側ケーシング部材72と通水路形成部材50との周方向の位置決めを、容易かつ確実に実現することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、通水路形成部材50の外周面上に、筒状の二次側流路78が形成されている。
これにより、シングルレバーカートリッジ54から通水路形成部材50の内部にまで案内された湯水を、筒状の二次側流路78を介して、外殻部材8の支柱部8aの側面に設けられたスパウト部8bの方へ更に導くことが容易である。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、筒状の二次側流路78の上側を封止する環状の上方シール部材28と、筒状の二次側流路78の下側を封止する環状の下方シール部材22と、が更に設けられている。
これにより、筒状の二次側流路78を高い自由度で設計することができ、特に、スパウト部8bの配置等を高い自由度で設計することができる。また、支柱部8aに対してスパウト部8bが回転する態様等の採用についても、高い自由度で設計することができる。
そして、本実施形態による水栓装置1によれば、通水路形成部材50及びケーシング部材40と外殻部材8との間に二次側アダプタ部材64が設けられており、二次側アダプタ部材64は通水路形成部材50及びケーシング部材40を介して台座部材16によって支持されており、スパウト側流路形成部材68は二次側アダプタ部材64によって固定されている。
これにより、スパウト側流路形成部材68は、二次側アダプタ部材64を介して台座部材16によって支持される。従って、スパウト側流路形成部材68の支持(の少なくとも一部)を外殻部材8から解放することができ、外殻部材8に求められる強度を低減することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、スパウト側流路形成部材68の二次側アダプタ部材64側の端部が、Oリングのようなシール部材68sを介して、二次側アダプタ部材64に設けられた開口部64aに挿入されて固定されている。
これにより、二次側アダプタ部材64によってスパウト側流路形成部材68を効果的に支持することができる。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、スパウト側流路形成部材68の二次側アダプタ部材64側の端部の近傍において、スパウト側流路形成部材68の外周面にフランジ状の突出部64fが設けられており、当該突出部64fの吐水口側の面を係止することによってスパウト側流路形成部材68が二次側アダプタ部材64から抜け出ることを防止する係止部材62が、二次側アダプタ部材64に支持されている。
これにより、スパウト側流路形成部材68が二次側アダプタ部材64から抜け出ることを効果的に防止することができる。
また、係止部材62が二次側アダプタ部材64に支持(例えば固定)されていることによって、係止の際の力も、二次側アダプタ部材64を介して台座部材16によって支持され、外殻部材8に不所望の負荷が生じることがない。
突出部64fの形状としては、製造が容易であるためにフランジ状であることが好ましいが、本件出願の時点では他の形態も排除されない。
係止部材62は、二次側アダプタ部材64の外周面に沿うような筒状部材または断面円弧状(例えば断面C字状)の壁状部材で構成される場合、水栓装置1の小型化が阻害されない(水栓装置1が大径化してしまうことが抑制される)。
また、本実施形態の係止部材62の嵌合溝62gは、図2に示すように、溝正面から見て上側が半円形で下側が矩形の形態であるが、スパウト側流路形成部材68の突出部64fに対して吐水口側に隣接する部分の嵌合を許容し且つ当該突出部64fの通過は許容しない形状ないしサイズであれば、他の形態も排除されない。
また、本実施形態による水栓装置1によれば、スパウト側流路形成部材68の二次側アダプタ部材64側の端部の近傍において、当該スパウト側流路形成部材68の下方側の外周面にリブ部68rが設けられており、当該リブ部68rの下方側領域が、二次側アダプタ部材64の方へ延出して(スパウト側流路形成部材68の二次側アダプタ部材64側の端部の方へ延びて)、二次側アダプタ部材64に当接している。
これにより、二次側アダプタ部材64と当接するリブ部68rが「つっかえ棒」のように機能して、スパウト側流路形成部材68の吐水口側が下方側へ撓む(「おじぎ」をする)事象の発生を効果的に抑制することができる。
なお、以上の実施形態においては、通水路形成部材50の台座部材16側の端部が、通水路形成部材50内の湯供給流路44及び水供給流路46を取り囲む共通軸シール部材42を介して、台座部材16に設けられた嵌合穴16h内に嵌合するようになっているが、この態様に限定されず、凹凸関係を逆にして、台座部材16の通水路形成部材50側の端部が、台座部材16内の通湯路16a及び通水路16bを取り囲む共通軸シール部材42を介して、通水路形成部材50に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっていてもよい。
1 本発明の一実施形態による水栓装置
2 操作ハンドル
4 スパウト
6 吐水口
8 外殻部材
8a 支柱部
8b スパウト部
10 湯供給管(一次側流路)
12 水供給管(一次側流路)
16 台座部材
16a 通湯路
16b 通水路
16e 係合穴
16h 嵌合穴
19 機能部ユニット
20 下方補強リング
22 下方シール部材
28 上方シール部材
30 上方補強リング
32 Cリング
34 シール部材
36 固定部材
38 留め具
38a ビス
38b キャップ
40 ケーシング部材
42 軸シール部材
44 湯供給流路(一次側流路)
46 水供給流路(一次側流路)
50 通水路形成部材
50f 湯水通過路
50c 突出部
50b 係合穴
50u 上方シール部材保持溝
50d 下方シール部材保持溝
50e 係合穴
50p 突出部
50g 軸シール部材保持溝
54 シングルレバーカートリッジ
54a シングルレバーカートリッジの固定弁体
54b シングルレバーカートリッジの可動弁体(開閉弁)
54c シングルレバーカートリッジのレバー
54d シングルレバーカートリッジ内の通湯路(一次側流路)
54e シングルレバーカートリッジ内の通水路(一次側流路)
54f シングルレバーカートリッジ内の湯水混合路(二次側流路)
56 カートリッジ押さえ部材(固定部材)
56a 雄ねじ
58 台座部材保持用の機械的係合ピン
60 ケーシング部材保持用の機械的係合ピン
62 係止部材
62g 嵌合溝
62f 嵌合突縁部
64 二次側アダプタ部材
64a 開口部
64g 収容溝
68 スパウト側流路形成部材
68a スパウト流路
68f 突出部(フランジ状)
68g 嵌合溝
68s シール部材(例えばOリング)
68r リブ部
70 吐水口形成部材
72 下側ケーシング部材
72b 上方ピン係合穴
72c 切欠部
74 上側ケーシング部材
74a 上側ケーシング部材の底部
74b 上側ケーシング部材のフランジ部
74d 上側ケーシング部材の底部の湯側連通穴
74e 上側ケーシング部材の底部の水側連通穴
74f 上側ケーシング部材の底部の湯水連通穴
76 上部円環部材
76a 雌ねじ
78 二次側流路
81 台座側面シール部材
81a 台座側湯用面シール部
81b 台座側水用面シール部
81c 補助弾性部
81d 湯用開口
81e 水用開口
81f 補助開口
82 第2面シール部材
82a 湯用面シール部
82b 水用面シール部
82c 補助弾性部
82d 湯用開口
82e 水用開口
82f 補助開口
83 第3面シール部材
83a 湯用面シール部
83b 水用面シール部
83c 補助弾性部
83d 湯用開口
83e 水用開口
83f 補助開口
A1 回転中心軸線、下側ケーシング部材の軸方向の中心軸線
F1 設置面

Claims (7)

  1. 給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水可能にする水栓装置であって、
    当該水栓装置が設置される設置面に固定される台座部材と、
    上記台座部材に固定され、吐止水制御及び/または温調制御を行う機能部ユニットと、
    を備え、
    上記台座部材は、湯及び水をそれぞれ供給する通湯路及び通水路を有しており、
    上記機能部ユニットは、上記台座部材の上記通湯路及び上記通水路の各々に連通する湯供給流路及び水供給流路を有する通水路形成部材と、上記湯供給流路及び上記水供給流路から供給される湯水の混合比と流量を調整するカートリッジと、を有しており、
    上記台座部材の上記通湯路と上記通水路形成部材の上記湯供給流路とは、台座側湯用面シール部を介して水密に接続されており、
    上記台座部材の上記通水路と上記通水路形成部材の上記水供給流路とは、台座側水用面シール部を介して水密に接続されており、
    上記通水路形成部材の上記台座部材側の端部が、上記通水路形成部材内の上記湯供給流路及び上記水供給流路を取り囲む共通軸シール部材を介して、上記台座部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっているか、あるいは、上記台座部材の上記通水路形成部材側の端部が、上記台座部材内の上記通湯路及び上記通水路を取り囲む共通軸シール部材を介して、上記通水路形成部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっている
    ことを特徴とする水栓装置。
  2. 上記台座側湯用面シール部及び上記台座側水用面シール部は、それぞれ、共通の台座側面シール部材の一部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の水栓装置。
  3. 上記通水路形成部材と上記台座部材とが対向する領域内において、上記台座側湯用面シール部及び上記台座側水用面シール部の配置に偏りが存在しており、当該偏りを補償するための補助弾性部が更に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水栓装置。
  4. 上記台座部材は、金属製であり、
    上記通水路形成部材の上記台座部材側の端部が、上記通水路形成部材内の上記湯供給流路及び上記水供給流路を取り囲む共通軸シール部材を介して、上記台座部材に設けられた嵌合穴内に嵌合するようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水栓装置。
  5. 上記通水路形成部材と上記台座部材とは、機械的係合ピンを用いて固定されており、
    上記共通軸シール部材は、上記機械的係合ピンよりも台座部材側に配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の水栓装置。
  6. 上記通水路形成部材の上記共通軸シール部材が配置される部分は、上記通水路形成部材の上記機械的係合ピンが配置される部分よりも細い
    ことを特徴とする請求項5に記載の水栓装置。
  7. 上記台座部材には、上記嵌合穴に隣接した切欠部が設けられており、
    上記通水路形成部材の外周面には、上記切欠部と嵌合する突出部が設けられており、
    上記切欠部と上記突出部とが互いに嵌合することによって、上記台座部材と上記通水路形成部材とが周方向に位置決めされるようになっている
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の水栓装置。
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