JP7129385B2 - 減衰力調整式緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、ピストンロッドのストロークに伴う作動流体の流れを制御して減衰力を調整する減衰力調整式緩衝器に関する。
特許文献1には、伸縮作動を呈すると、必ずシリンダ内から排出通路(環状通路)を介して作動油をリザーバへ排出し、作動油がピストン側室(シリンダ下室)、ロッド側室(シリンダ上室)、リザーバを順に一方通行で循環するユニフロー型の減衰力調整式緩衝器が開示されている。
特許第6130684号公報
ところで、近年開発される車両においては、車体及びサスペンション装置の高剛性化が進んでいる。さらに、ホイールが大径化してタイヤの扁平率が低下する傾向にある。これにより、ピストンが動き始める極めて初期の極微低速域のピストン速度で、従来伝達されることがなかった微小な振動が、減衰力調整式緩衝器に入力されるようになった。このような極微低速域のピストン速度で発生する振動は、車両の乗り心地を悪化させる。しかし、極微低速域のピストン速度に対する減衰力応答性が低く、極微低速域における減衰力の制御が困難であった。
本発明は、極微低速域の減衰力を制御可能な減衰力調整式緩衝器を提供することを課題とする。
本発明の減衰力調整式緩衝器は、外筒と、該外筒の内側に設けられて作動流体が封入されるシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌合されるピストンと、一端が前記ピストンに連結されて他端が前記シリンダの外部へ突出するピストンロッドと、前記シリンダの外周に設けられるセパレータチューブと、該セパレータチューブと前記シリンダとの間に形成される環状油路と、前記外筒と前記セパレータチューブとの間に形成されるリザーバと、前記セパレータチューブの側壁に設けられる開口と、該開口に対向するように前記外筒に設けられる取付孔と、該取付孔に取り付けられて前記環状油路と前記リザーバとの間の作動流体の流れを制御して発生させる減衰力を調整する減衰力調整機構と、該減衰力調整機構と前記開口との間に設けられて内部が前記環状油路と前記減衰力調整機構との間の流路となるとともに外部が前記減衰力調整機構と前記リザーバとの間の流路となる通路部材と、を備える減衰力調整式緩衝器であって、前記減衰力調整機構は、前記ピストンの移動に伴う作動流体の流れを前記通路部材に設けられた主流路を介して導入して減衰力を発生させるメインバルブと、該メインバルブに対して閉弁方向に内圧を作用させるパイロット室と、該パイロット室に作動流体を導入する導入通路と、前記パイロット室と前記メインバルブの下流側とを連通するパイロット通路と、該パイロット通路に設けられて前記パイロット室の作動流体を排出するパイロットバルブと、を備え、前記通路部材には、前記主流路と前記導入通路とへの作動流体の流入を制限するバルブ機構が設けられ、前記通路部材は、一端側に形成された前記開口に嵌合される筒部と、該筒部の他端側に設けられて前記減衰力調整機構が当接する当接面と、を有し、前記バルブ機構は、一端にフランジ部、他端に軸部を有する円筒形のスクリュと、前記スクリュに形成されるスクリュ連通路と、前記スクリュ連通路を開閉する弁体と、を有し、ピストン速度が低速の領域では、前記メインバルブが閉弁した状態で前記弁体が開弁し、低速よりも大きい速度領域では、前記メインバルブ及び前記弁体が開弁することを特徴とする。
本発明によれば、極微低速域の減衰力を制御可能な減衰力調整式緩衝器を提供することができる。
第1実施形態に係る減衰力調整式緩衝器の断面図である。 図1における減衰力調整機構の拡大図である。 図2におけるバルブ機構の拡大図である。 第1実施形態に係る減衰力調整式緩衝器の減衰力特性を表す線図である。 第2実施形態の説明図であって、減衰力調整機構の断面図である。 図5におけるバルブ機構の拡大図である。 第3実施形態の説明図であって、減衰力調整機構の断面図である。 図7におけるバルブ機構の拡大図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を添付した図を参照して説明する。便宜上、図1における上下方向をそのまま「上下方向」と称する。また、図2における左側を「一端側」及び右側を「他端側」と称する。
図1に示されるように、第1実施形態は、減衰力調整機構31が外筒3の側壁に横付けされた、所謂、制御バルブ横付け型の減衰力調整式油圧減衰力調整式緩衝器1に関する。当該減衰力調整式緩衝器1は、外筒3の内側にシリンダ2が設けられた複筒構造をなし、外筒3とシリンダ2との間にはリザーバ4が形成される。シリンダ2内には、当該シリンダ2内をシリンダ上室2Aとシリンダ下室2Bとの2室に区画するピストン5が摺動可能に嵌装される。ピストン5には、ピストンロッド6の下端部(一端)が連結される。ピストンロッド6の上端側(他端)は、シリンダ上室2Aを通過し、外筒3及びシリンダ2の上端部に取り付けられたロッドガイド8及びオイルシール9に挿通されてシリンダ2の外部へ突出する。
ピストン5には、シリンダ上室2Aとシリンダ下室2Bとを連通させる通路11,12が設けられる。縮み側の通路12には、シリンダ下室2Bからシリンダ上室2Aへの作動流体の流通を許容する逆止弁13が設けられる。他方、伸び側の通路11には、シリンダ上室2A側の圧力が設定圧力に達したときに開弁し、当該シリンダ上室2A側の圧力をシリンダ下室2B側へリリーフする(逃がす)ディスクバルブ14が設けられる。
シリンダ2の下端部には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを区画するベースバルブ10が設けられる。ベースバルブ10には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを連通する通路15,16が設けられる。伸び側の通路15には、リザーバ4側からシリンダ下室2B側への作動流体の流通を許容する伸び側ディスクバルブ17が設けられる。他方、縮み側の通路16には、シリンダ下室2B側の圧力が設定圧力に達したときに開弁し、当該シリンダ下室2B側の圧力をリザーバ4側へリリーフする(逃す)縮み側ディスクバルブ18が設けられる。なお、作動流体として、シリンダ2内には油液が封入され、リザーバ4内には油液及びガスが封入される。
図1に示されるように、シリンダ2の外周には、一対のシール部材19,19を介してセパレータチューブ20が取り付けられる。セパレータチューブ20とシリンダ2との間には、環状油路21が形成される。環状油路21は、シリンダ2の上端側の側壁に設けられた通路22によってシリンダ上室2Aに連通される。セパレータチューブ20の下端側の側壁には、側方に突出されて先端が開口する円筒形の接続口23(開口)が設けられる。外筒3の側壁には、接続口23と対向する位置に取付孔24が設けられる。取付孔24は、接続口23と同軸に配置され、且つ接続口23の外径よりも大きい内径を有する。外筒3の側壁には、取付孔24を囲む略円筒形のケース25が設けられる。ケース25には、減衰力調整機構31が収容される。
図2を参照すると、減衰力調整機構31は、背圧型のメインバルブ32、該メインバルブ32の開弁圧力を制御するパイロットバルブ33、及びパイロットバルブ33の下流側に設けられるフェイルセーフバルブ34が組み込まれて一体化されたバルブブロック35と、パイロットバルブ33を作動させる機構が組み込まれたソレノイドブロック40と、を備える。
バルブブロック35は、取付孔24に挿通されるジョイント部材37を有する。該ジョイント部材37は、一端側が接続口23(開口)に挿入される円筒形の筒部38と、該筒部38の他端側に形成されてケース25内に挿入されるフランジ部39(当接面)と、を有する。ジョイント部材37は、シール部材によって被覆され、これにより、接続口23及びメインボディ41(着座部材)との当接部がシールされる。なお、バルブブロック35の外側(減衰力調整機構31の外側)の流路36とリザーバ4とは、ケース25の底部(内フランジ部)に設けられた複数本の通路26(溝)によって連通される。また、通路部材は、ジョイント部材37とメインボディ41とからなる。
バルブブロック35は、環状のメインボディ41、環状のパイロットボディ42、及びメインボディ41とパイロットボディ42とを結合させるパイロットピン43を有する。メインボディ41の一端側の外周縁部は、ジョイント部材37のフランジ部39の外周縁部に当接する。メインボディ41の他端側(端面)の外周縁部には、環状のシート部45(メインバルブ32の座面、減衰力調整機構31が当接する当接面)が形成される。該シート部45には、メインディスクバルブ47(メインバルブ32)の外周縁部が着座する。
メインディスクバルブ47の内周縁部は、パイロットピン43の大径部54とメインボディ41のクランプ部46との間でクランプされる。メインディスクバルブ47の背面(図2における「右側面」。)の外周縁部には、環状のパッキン48が固着される。メインボディ41の他端側には、環状凹部52が設けられる。これにより、メインディスクバルブ47がシート部45に着座することで、環状通路49(弁室)が形成される。他方、メインボディ41の一端側には、凹部50が形成される。該凹部50と他端側の環状凹部52(環状通路49)とは、複数本の通路51によって連通される。
パイロットピン43は、他端側が開口した有底円筒形に形成される。パイロットピン43の一端側の底部には、導入オリフィス53が形成される。パイロットピン43の軸方向中間位置には、大径部54が形成される。パイロットピン43の一端側は、メインボディ41の軸孔55に圧入される。他方、パイロットピン43の他端側は、パイロットボディ42の軸孔56に圧入される。パイロットピン43の他端側の外周面には、軸方向(図2における「左右方向」。)へ延びる複数本の溝58が形成される。パイロットピン43とパイロットボディ42との間には、複数本の通路57(導入通路)が形成される。
パイロットボディ42は、他端側が開口した略有底円筒形に形成される。パイロットボディ42の一端側には、パイロットピン43の大径部54によってクランプされる可撓性ディスク59が設けられる。パイロットボディ42の一端側の外周縁部には、当該パイロットボディ42と同軸の円筒部60が形成される。該円筒部60の内周面には、メインバルブ32のパッキン48が摺動可能に当接される。これにより、メインディスクバルブ47の背面側には、パイロット室61が形成される。パイロット室61の圧力は、メインディスクバルブ47(メインバルブ32)に対して閉弁方向に作用する。
パイロットボディ42には、底部を軸方向へ貫通する複数本の通路65が形成される。パイロットボディ42の底部の一端側(端面)には、可撓性ディスク59が着座する環状のシート部(符号省略)が設けられる。パイロットボディ42の底部と可撓性ディスク59との間には、通路65の一端側が開口する環状通路(符号省略)が形成される。可撓性ディスク59は、パイロット室61の内圧を受けて撓むことにより、パイロット室61に体積弾性を付与する。
可撓性ディスク59は、複数枚のディスクを積層することで構成され、当該複数枚のディスクのうち、パイロットピン43の大径部54に当接するディスクには、切欠き66が設けられる。該切欠き66は、パイロットボディ42とパイロットピン43との間の通路57に連通する。そして、環状油路21の油液は、接続口23(開口)及びジョイント部材37内の流路63を介して減衰力調整機構31内に導入され、導入通路、即ち、導入オリフィス53、パイロットピン43の流路44、通路57、及び切欠き66を介して、パイロット室61に導入される。
パイロットボディ42の内側には、弁室68が形成される。パイロットボディ42の底部中央には、軸孔56の他端側の開口周縁に形成される環状のシート部69(パイロットバルブ)が設けられる。シート部69には、弁室68内に設けられた弁体71(パイロットバルブ)が離着座する。弁体71は、略円筒形に形成され、シート部69に離着座する側の端部がテーパ状に形成される。弁体71の他端側には、外フランジ形のばね受部72が形成される。弁体71は、パイロットばね73、フェイルセーフばね74、及びフェイルセーフディスク79により、シート部69に対向して軸方向(図2における「左右方向」。)へ移動可能に弾性支持される。なお、パイロットばね73とフェイルセーフばね74とは、単一の非線形ばねに形成される。
パイロットボディ42の他端側、即ち、円筒部60側とは反対側には、円筒部75が形成される。該円筒部75には、開口側(他端側)に向かって段階的に内径が大きくなる段部76,77が形成される。パイロットばね73の外周縁部は、段部76によって支持される。フェイルセーフばね74、スペーサ78、フェイルセーフディスク79、リテーナ80、スペーサ81、及びワッシャ82は、段部77に重ねられた状態でキャップ83によって固定される。キャップ83とパイロットボディ42の円筒部75との間には、弁室68とバルブブロック35の外側(通路部材の外部)の流路36とを連通する流路84が形成される。
ソレノイドブロック40は、ソレノイドケース85内に、コイル86、コア87,88、プランジャ89、該プランジャ89に連結された中空の作動ロッド90が組み込まれて一体化されたものである。ソレノイドケース85の他端側には、スペーサ92及びカバー93が挿入され、当該ソレノイドケース85の他端側周縁部を塑性加工することにより、ソレノイドケース85内の部品に軸力が作用する。プランジャ89は、リード線94を介してコイル86に通電すると、電流値に応じた軸方向の推力を発生する。
ソレノイドケース85は、一端側がケース25の他端側の開口から挿入され、ケース25との間がシール部材95によってシールされる。作動ロッド90の一端側は、弁室68内に突出し、端部に弁体71が取り付けられる。ケース25に螺合されたナット97を締め付けて環状溝に装着された止め輪96を圧縮すると、ソレノイドケース85とケース25とが固定され、延いては、バルブブロック35とソレノイドブロック40とが結合(一体化)される。
そして、コイル86への非通電時(図2における軸線の上半分)には、弁体71は、フェイルセーフばね74のばね力により、弁体71の離座方向(図2における「右方向」。)へ付勢される。これにより、弁体71のばね受部72は、フェイルセーフディスク79に当接(着座)する。このとき、パイロットばね73は、段部76から離間する。他方、コイル86への通電時(図2における軸線の下半分)には、作動ロッド90が弁体71の着座方向(図2における「左方向」。)へ付勢される。
これにより、パイロットばね73が段部76に当接し、弁体71がパイロットばね73及びフェイルセーフばね74のばね力に抗してシート部69に着座される。弁体71の開弁圧力は、コイル86へ通電する電流値を変化させることで制御される。なお、パイロットバルブ33は、コイル86に通電する電流値が小さいソフトモード時に、パイロットばね73のばね力とプランジャ89の推力とがつり合い、弁体71がシート部69から離間した状態となる。
便宜的に、減衰力調整機構31における油液の流れを、メイン流れとパイロット流れとに大別する。メイン流れは、メインバルブ32の上流側と下流側とを連通するメイン通路(主流路)を流通する油液の流れである。メイン通路は、メインボディ41の複数本の通路51と環状通路49とを含み、接続口23(開口)から複数本の通路51を介して環状通路49(弁室)に導入された油液を、メインバルブ32を介して流路36(通路部材の外部)へ排出する。
他方、パイロット流れは、前述した導入通路を流通する油液の流れ、及びパイロット室61とメインバルブ32の下流側(バルブブロック35の外側)の流路36とを連通するパイロット通路を流通する油液の流れである。パイロット通路は、可撓性ディスク59の切欠き66、通路57、パイロットピン43の流路44、弁室68、及びキャップ83の流路84を含み、導入通路を介してパイロット室61に導入された油液を、流路36(通路部材の外部)へ排出する。
減衰力調整式緩衝器1は、接続口23(開口)及びジョイント部材37内の流路63から導入された油液(作動液)の、メイン通路(主流路)及びパイロット通路(導入通路)への流入を制限するバルブ機構101を備える。バルブ機構101は、メイン流れ(通路51)及びパイロット流れ(導入オリフィス53)の上流側に設けられる。バルブ機構101は、極微低速域のピストン速度、即ち、ピストン5が動き始める極めて初期のピストン速度(第1実施形態では「0.002m/s」。)における減衰力を調整可能な極微低速バルブ113(弁体)を備える。
図2、図3を参照すると、バルブ機構101は、略円筒形のスクリュ102を有する。該スクリュ102の一端側の端部には、フランジ部103が形成される。スクリュ102の他端側の端部は、メインボディ41(着座部材)の軸孔55に圧入される。スクリュ102の他端側の端面104は、パイロットピン43の一端側の端面105に当接される。この状態で、ジョイント部材37(通路部材)の開口部106とスクリュ102のフランジ部103との間には、軸方向に隙間が形成される。換言すれば、ジョイント部材37内の流路63とメインボディ41の凹部50とは、当該隙間によって形成される環状流路107を介して連通される。なお、ジョイント部材37の開口部106の内径は、スクリュ102のフランジ部103の外径よりも小さい。なお、第1実施形態では、開口部106の内径はフランジ部103の外径よりも小さいとしたが、それに限らず、フランジ部103の外径は、開口部106の内径よりも小さくしてもよい。
スクリュ102のフランジ部103の他端側の端面には、環状のシート面109が形成される。該シート面109とメインボディ41の凹部50の底面110との間には、軸方向に隙間が形成される。便宜上、スクリュ102の、メインボディ41の軸孔55に圧入された円柱部分を圧入部111と称し、フランジ部103のシート面109からメインボディ41の底面110までの円柱部分を非圧入部112と称する。
極微低速バルブ113は、環状のディスクバルブからなる。極微低速バルブ113の軸孔114には、スクリュ102の非圧入部112が摺動可能に挿入される。極微低速バルブ113の外周縁部は、メインボディ41の凹部50の底面110に形成された環状のバルブ支持部115によって支持される。他方、極微低速バルブ113の内周縁部は、スクリュ102のシート面109に離着座可能に当接する。そして、極微低速バルブ113の閉弁時、即ち、極微低速バルブ113の内周縁部がシート面109に着座した状態では、バルブ支持部115の内周側に、通路51の他端側が開口する環状通路116が形成される。換言すれば、通路51は、メインボディ41の一端側の環状通路116と他端側の環状通路49とを連通する。
極微低速バルブ113の内周縁部には、周方向に間隔をあけて設けられた複数個の切欠き117が形成される。極微低速バルブ113の閉弁時、即ち、極微低速バルブ113の内周縁部がシート面109に当接(密着)すると、スクリュ102のフランジ部103の外周に形成された環状通路118(環状流路107)と、バルブ支持部115の内周に形成された環状通路116との連通が遮断される。他方、極微低速バルブ113の開弁時、即ち、極微低速バルブ113の内周縁部がシート面109から離間すると、切欠き117を介して、上流側の環状通路118(環状流路107)と下流側の環状通路116とが連通される。
スクリュ102には、端面104から軸方向(図3における「左方向」。)へ延びる切欠き119(スクリュ連通路)が形成される。該切欠き119は、非圧入部112の外周面に開口し、環状通路116と導入オリフィス53とを連通する。メインボディ41の底面110には、半径方向へ延びる溝120が設けられる。該溝120は、内周側がスクリュ102の切欠き119に開口し、外周側が当該メインバルブ41の通路51に開口する。即ち、溝120は、切欠き119と通路51とを連通する。言い換えると、バルブ機構101は、一端にフランジ部103、他端に軸部を有する円筒形のスクリュ102と、スクリュ102に形成されるスクリュ連通路119と、スクリュ連通路119を開閉する弁体としての極微低速バルブ113と、を有する。
そして、極微低速バルブ113の開弁時には、上流側の環状通路118は、シート面109と極微低速バルブ113の内周縁部との間に形成された流路121(環状の隙間)、極微低速バルブ113の切欠き117、及びメインボディ41の溝120を介して、メインボディ41の通路51(メイン通路)に連通されるとともに、流路121、切欠き117、及びスクリュ102の切欠き119を介して、導入オリフィス53(導入通路)に連通される。換言すれば、バルブ機構101は、環状通路118(流路63及び環状流路107)から、メイン通路(主通路)及び導入通路への油液の流入を制御する。
次に、図4を参照して第1実施形態の作用を説明する。
図4は、第1実施形態に係る減衰力調整式緩衝器1のソフトモードにおける減衰力特性を表す線図である。なお、ソフトモードでは、弁体71は、シート部69から離間されている。
ソフト特性の減衰力を発生するソフトモードにおいて、ピストン速度が0から0.002m/sまでのフリクション領域では、摺動部の摩擦力による減衰力(軸力)が発生する。ピストン速度が0.002m/sに達して、減衰力調整機構31における極微低速バルブ113の上流側(環状通路118)と下流側(環状通路116)との間の差圧が、当該極微低速バルブ113の開弁圧力に達すると、極微低速バルブ113の内周縁部がスクリュ102のシート面109から離座して極微低速バルブ113が開弁する。これにより、ピストン速度の極微低速域では、極微低速バルブ113の開度に応じたバルブ特性の減衰力が発生する。
極微低速バルブ113の開弁により、接続口23(開口)及び環状流路107を介して環状通路118に流入した油液は、流路121、極微低速バルブ113の切欠き117、及び溝120を介してメイン通路(主流路)へ流れる。即ち、油液は、通路51を介して環状通路49に導入される。他方、環状通路118に流入した油液は、流路121、切欠き117、及びスクリュ102の切欠き119を介して導入通路へ流れる。即ち、油液は、導入オリフィス53を介してパイロット室61に導入される。
減衰力調整機構31の極微低速バルブ133が開弁(飽和)してからメインバルブ32が開弁するまでの微低速域では、導入オリフィス53によるオリフィス特性の減衰力が発生する。そして、減衰力調整機構31の導入オリフィス53で生じる圧力差によって減衰力調整機構31のメインバルブ32が開弁した後の低速域では、当該メインバルブ32によるバルブ特性の減衰力が発生する。なお、ピストン速度の中速域では、ピストン5の逆止弁13(縮み側)又はディスクバルブ14(伸び側)が開弁することにより、バルブ特性の減衰力が発生する。
ここで、従来のユニフロー型の減衰力調整式緩衝器では、極微低速域のピストン速度に対する減衰力応答性が低く、極微低速域における減衰力の制御が困難であった。このため、減衰力調整式緩衝器に入力される微小な振動が運転者に伝わり、乗り心地が悪化する原因になっていた。
これに対し、第1実施形態では、ジョイント部材37の筒部38の一端側が接続口23(開口)に嵌合され、メインボディ41(着座部材)の他端側のシート部45が減衰力調整機構31のメインバルブ32に当接される。ジョイント部材37とメインボディ41との間には、メイン通路(主流路)と導入通路とへの油液(作動流体)の流入を制限するバルブ機構101が設けられる。該バルブ機構101には、極微低速域のピストン速度(例えば「0.002m/s」。)で開弁する極微低速バルブ113が設けられる。
極微低速バルブ113は、閉弁時には、上流側の接続口23(開口)と、下流側のメインバルブ41に形成された複数本の通路51(メイン通路)及びパイロットピン43に形成された導入オリフィス53(導入通路)との間の連通を遮断し、開弁時には、接続口23と複数本の通路51及び導入オリフィス53とを連通する。これにより、極微低速域における減衰力応答性を高めることが可能であり、当該極微低速域においても極微低速バルブ113の開度に応じたバルブ特性の減衰力を発生させることができる。その結果、極微低速域の減衰力の制御が可能となり、極微低速域における車両の乗り心地を向上させることができる。
なお、第1実施形態では、ピストン速度が0.002m/sのときに、極微低速バルブ113が開弁するとしているが、チューニングによっては0.001m/s、或いは0.005m/sで開弁する。要は、ピストン速度の微低速域よりも低いピストン速度域で開弁することを意味する。
(第2実施形態)
次に、図5、図6を参照して第2実施形態を説明する。ここでは、第1実施形態との相違部分について説明する。なお、第1実施形態との共通部分については、同一の称呼及び符号を用い、重複する説明を省略する。
第1実施形態では、極微低速バルブ113の外周縁部を、メインボディ41(着座部材)に形成された環状のバルブ支持部115によって支持し、極微低速バルブ113の内周縁部を、スクリュ102のフランジ部130に形成されたシート面109に離着座可能に当接させて、バルブ機構101を構成した。
これに対し、第2実施形態では、極微低速バルブ113の内周縁部を、メインボディ(着座部材)の内周縁部に形成された環状のバルブ支持部115によって支持し、極微低速バルブ113の外周縁部を、スクリュ102のフランジ部103の外周縁部に形成された環状のシート部132に離着座可能に当接させて、バルブ機構131を構成した。
スクリュ102のフランジ部103の外周側の端面は、メインボディ41の凹部50に液密に当接される。スクリュ102のフランジ部103とジョイント部材37のフランジ部39とは、軸方向に一定の隙間139をあけて対向する。極微低速バルブ113の閉弁時、即ち、極微低速バルブ113がシート部132に着座した状態で、シート部132の内周側には、環状通路133が形成される。該環状通路133は、フランジ部103に設けられた複数個の切欠き134を介して、ジョイント部材37の内側の流路63及び接続口23(開口)に連通される。
メインボディ41の凹部50の内側であって、且つ極微低速バルブ113の下流側には、環状流路135が形成される。該環状流路135には、複数本の通路51(メイン通路)の一端側が開口する。また、環状流路135は、バルブ支持部115に形成された切欠き136、及びスクリュ102の切欠き119を介して、導入オリフィス53(導入通路)に連通される。なお、極微低速バルブ113の外径は、環状のシート部132(シート面)の外径よりも大きく、且つメインボディ41の凹部50の内径よりも小さい。即ち、極微低速バルブ113の外周側の端面と凹部50との間には、径方向(図6における「上下方向」。)に隙間137が形成される。
そして、極微低速バルブ113の開弁時には、上流側の環状通路133は、極微低速バルブ113と凹部50との隙間137、及び凹部50の底面110の外周縁部に形成された複数本の溝138を介して、メインボディ41の通路51(メイン通路)に連通されるとともに、隙間137、複数本の溝138、環状流路135、切欠き136、及びスクリュ102の切欠き119を介して、導入オリフィス53(導入通路)に連通される。換言すれば、バルブ機構131は、環状通路133(接続口23及び流路63)から、メイン通路(主通路)及び導入通路への油液の流入を制御する。
第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、図7、図8を参照して第3実施形態を説明する。ここでは、第1実施形態との相違部分について説明する。なお、第1実施形態との共通部分については、同一の称呼及び符号を用い、重複する説明を省略する。
第1実施形態では、メインボディ41の軸孔55にスクリュ102を圧入するとともに極微低速バルブ113の軸孔114に、スクリュ102の非圧入部112を摺動可能に嵌合させ、極微低速バルブ113の外周縁部を、メインボディ41(着座部材)に形成された環状のバルブ支持部115によって支持し、極微低速バルブ113の内周縁部を、スクリュ102のフランジ部130に形成されたシート面109に離着座可能に当接させて、バルブ機構101を構成した。
これに対し、第3実施形態では、バルブ機構141をジョイント部材37(通路部材の筒部)の内周に設けた。ジョイント部材37の筒部38の一端側の開口には、スクリュ142が圧入される。該スクリュ142は、一端側の端部に形成されたフランジ部145をジョイント部材37の開口縁部に当接させることで、ジョイント部材37に対して軸方向へ位置決めされる。スクリュ142には、接続口23(開口)とジョイント部材37内の流路63とを連通する軸孔146が形成される。
スクリュ142の他端側の端面に開口した軸孔146の周縁部には、ディスク状の極微低速バルブ143が離着座可能に当接する環状のシート部147が形成される。該シート部147に極微低速バルブ143が着座した状態で、シート部147の内側に弁室148が形成される。極微低速バルブ143の外径は、ジョイント部材37の筒部38の内径よりも小さい。即ち、極微低速バルブ143の外周側の端面と筒部38との間には、径方向(図8における「上下方向」。)に隙間149が形成される。極微低速バルブ143は、筒部38内に設けられた弁ばね150によってシート部147に押し付けられる。弁ばね150の他端側は、メインボディ41の凹部50の底面110に開口する軸孔55の開口縁部に形成されたばね受部151によって受けられる。
極微低速バルブ143は、上流側(弁室148)と下流側(流路63)との差圧が開弁圧力に達することで開弁する。当該極微低速バルブ143の開弁時には、上流側の弁室148は、極微低速バルブ143と筒部38との隙間149、流路63、及びメインバルブ41の凹部50を介して、メインボディ41の通路51(メイン通路)に連通されるとともに、隙間149、流路63、凹部50、及びメインバルブ41の軸孔55を介して、導入オリフィス53(導入通路)に連通される。換言すれば、バルブ機構141は、接続口23から、メイン通路(主通路)及び導入通路への油液の流入を制御する。
第3実施形態によれば、前述した第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
1 減衰力調整式緩衝器、2 シリンダ、3 外筒、4 リザーバ、5 ピストン、6 ピストンロッド、20 セパレータチューブ、21 環状油路、23 開口(接続口)、24 取付孔、31 減衰力調整機構、32 メインバルブ、33 パイロットバルブ、37 ジョイント部材(通路部材、筒部)、41 メインボディ(通路部材、着座部材)、45 シート部(当接面)、51 通路(主流路)、53 導入オリフィス(導入通路)61 パイロット室、101 バルブ機構

Claims (4)

  1. 外筒と、
    該外筒の内側に設けられて作動流体が封入されるシリンダと、
    該シリンダ内に摺動可能に嵌合されるピストンと、
    一端が前記ピストンに連結されて他端が前記シリンダの外部へ突出するピストンロッドと、
    前記シリンダの外周に設けられるセパレータチューブと、
    該セパレータチューブと前記シリンダとの間に形成される環状油路と、
    前記外筒と前記セパレータチューブとの間に形成されるリザーバと、
    前記セパレータチューブの側壁に設けられる開口と、
    該開口に対向するように前記外筒に設けられる取付孔と、
    該取付孔に取り付けられて前記環状油路と前記リザーバとの間の作動流体の流れを制御して発生させる減衰力を調整する減衰力調整機構と、
    該減衰力調整機構と前記開口との間に設けられて内部が前記環状油路と前記減衰力調整機構との間の流路となるとともに外部が前記減衰力調整機構と前記リザーバとの間の流路となる通路部材と、を備える減衰力調整式緩衝器であって、
    前記減衰力調整機構は、
    前記ピストンの移動に伴う作動流体の流れを前記通路部材に設けられた主流路を介して導入して減衰力を発生させるメインバルブと、
    該メインバルブに対して閉弁方向に内圧を作用させるパイロット室と、
    該パイロット室に作動流体を導入する導入通路と、
    前記パイロット室と前記メインバルブの下流側とを連通するパイロット通路と、
    該パイロット通路に設けられて前記パイロット室の作動流体を排出するパイロットバルブと、を備え、
    前記通路部材には、前記主流路と前記導入通路とへの作動流体の流入を制限するバルブ機構が設けられ、
    前記通路部材は、一端側に形成された前記開口に嵌合される筒部と、該筒部の他端側に設けられて前記減衰力調整機構が当接する当接面と、を有し、
    前記バルブ機構は、一端にフランジ部、他端に軸部を有する円筒形のスクリュと、前記スクリュに形成されるスクリュ連通路と、前記スクリュ連通路を開閉する弁体と、を有し、
    ピストン速度が低速の領域では、前記メインバルブが閉弁した状態で前記弁体が開弁し、低速よりも大きい速度領域では、前記メインバルブ及び前記弁体が開弁することを特徴とする減衰力調整式緩衝器。
  2. 前記バルブ機構は、前記筒部の内周に設けられることを特徴とする請求項1に記載の減衰力調整式緩衝器。
  3. 前記通路部材は、前記メインバルブの座面を形成する着座部材と、一端側に形成された前記開口に嵌合される筒部と該筒部の他端側に設けられて前記着座部材が当接する当接面とを有するジョイント部材と、からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の減衰力調整式緩衝器。
  4. 前記バルブ機構は、前記ジョイント部材と前記着座部材との間に設けられることを特徴とする請求項3に記載の減衰力調整式緩衝器。
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