JP7121985B2 - レンジフード - Google Patents

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Description

本発明はレンジフードに関する。
レンジフードは排気風量を制御できるものが種々提案されている(たとえば特許文献1および特許文献2)。
特開2013-228114号公報 特開2018-105517号公報
このようなレンジフードは、ガス調理器でもIH(Induction Heating)調理器でも適用可能としている(たとえば、特許文献1の段落0014、特許文献2の段落0019参照)。
しかしながら、ガス調理器とIH調理器は、加熱の方式が異なるため、ガス調理器とIH調理器とでは周囲の環境に与える影響が異なる。このためガス調理器とIH調理器とを区別することなく風量制御を行うと、効率が悪くなったり、適切な排気ができなかったりという問題があった。
そこで、本発明の目的は、ガス調理器とIH調理器のどちらにも用いることができ、しかも、それぞれの調理器に合った風量制御を行うことのできるレンジフードを提供することである。
上記目的を達成するための本発明のレンジフードは、排気ファンを有していて、調理器の上方に設置されるレンジフードであって、前記調理器がガス調理器かIH調理器かを選択する選択スイッチと、それぞれ風量が設定されている複数の段階のなかのいずれかの段階に応じた風量となるように前記排気ファンを制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記選択スイッチによって前記ガス調理器が選択されている場合には、段階ごとに前記ガス調理器用に決められた風量となるように、前記排気ファンを制御し、
前記選択スイッチによって前記IH調理器が選択されている場合には、段階ごとに前記IH調理器用に決められた風量となるように、前記排気ファンを制御し、
前記複数の段階は、前記ガス調理器と前記IH調理器とで同じ段階に分けられており、かつ、少なくとも1つの同じ段階において、前記ガス調理器用に決められた風量と、前記IH調理器用に決められた風量が異なる
本発明によれば、レンジフードを、ガス調理器に使用した場合と、IH調理器に使用した場合とで、排気風量を違えるようにしたので、それぞれの調理器にあった排気風量が得られ、無駄なくかつ効率よく、調理中に出る臭気や油煙を排気することができる。
実施形態に係るレンジフードをガス調理器に設置した例を示す斜視図である。 実施形態に係るレンジフードをIH調理器に設置した例を示す斜視図である。 実施形態に係るレンジフードの内部構成を示すために内部を透視した側面図である。 レンジフードが備える操作パネル120の正面図である。 実施形態のレンジフードの制御系のブロック図である。 風量制御例1の閾値温度(温域)と排気風量の対応関係を示すテーブル図である。 風量制御例2の閾値温度(温域)と排気風量の対応関係を示すテーブル図である。 風量制御例3の閾値温度(温域)と排気風量の対応関係を示すテーブル図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。しかし、本発明は、以下の実施形態のみに限定されない。なお、各図面は説明の便宜上誇張されて表現されている。したがって、各図面における各構成要素の寸法比率は実際とは異なる。また、図面において同一の要素には同一の符号を付し、明細書において重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係るレンジフードをガス調理器に設置した例を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態に係るレンジフードをIH調理器に設置した例を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係るレンジフードの内部構成を示すために内部を透視した側面図である。
本実施形態のレンジフード100は、図1に示すように、ガス調理器200の上方に設置されるか、または、図2に示すように、IH調理器300の上方に設置される。つまり、本実施形態のレンジフード100は、ガス調理器200でもIH調理器300でもどちらに対しても設置可能である。レンジフード100はガス調理器200またはIH調理器300による調理時に生じる臭い、煙、油などを含む臭気や油煙を吸い込み外部に排気する。図1および2においては、壁面600に沿って設置した例を示しているが、壁面に沿わせずに設置されてもよい。たとえば、アイランド型キッチンに対しても設置可能である。
図1に示しているガス調理器200は、ガス調理器200の天面250に、熱源として3つのガスバーナー210(ガスコンロとも称される)を有する。図示していないがガスグリルが設けられていてもよく、その場合、天面250には吹出口(不図示)がある。
一方、図2に示しているIH調理器300は、IH調理器300の天面350に、熱源として3つのIHクッキングヒーター(以下単にIHヒーター310と称する)を有する。図示していないが電熱ヒーターによるグリルが設けられていてもよく、その場合、天面350には吹出口(不図示)がある。
図3に示すように、レンジフード100は、その中央部より左側の前面側の下面に、調理器の天面500の温度を検知する温度センサー400を有する。温度センサー400は、たとえば、単眼または複眼の赤外線センサー、または赤外線カメラを用いることができる。複眼の赤外線センサーや赤外線カメラを用いた場合は、温度と共に、天面500の温度分布を検知することができる。温度センサー400の位置は天面500の温度を検知できる位置であれば特に限定されない。なお、図3はレンジフード100を説明するための図であり、図3においては、調理器の天面500として、ガス調理器200、IH調理器300の区別なく符号500として示した(以下、同様にガス調理器200、IH調理器300の区別なく天面を説明する場合は天面500とする)。
レンジフード100は、その上部に排気部110を備えている。排気部110は、調理器からの臭気や油煙を排気する。排気部110は、調理器からの油煙を吸い込む吸気口112、屋外と連通する排気口114、吸気口112と排気口114とを結ぶ通路内に吸気口112から吸い込んだ油煙を排気口114に排気させる排気ファン116を備えている。排気ファン116はファンモータ115によって駆動される。
また、このレンジフード100は、油煙中の油を捕獲するディスク119を有する。ディスク119は専用のディスクモーター118によって駆動する。ディスク119は回転することで油煙から油を捕獲するフィルターである。
レンジフード100は、その上部の前面側に、レンジフード100の動作を指示するための操作パネル120を備えている。
図4は、レンジフード100が備える操作パネル120の正面図である。操作パネル120は、運転スイッチ121、風量スイッチ122、風量自動スイッチ123、タイマースイッチ124、照明スイッチ125、および常時換気スイッチ126を有する。運転スイッチ121は、レンジフード100を動作させる。運転スイッチ121は、停止中に押されると前回停止時の風量(モード)で運転を開始し、運転中に押されると運転を停止する。
風量スイッチ122は、排気ファン116の排気風量を、弱、中、強に手動で切り換える。手動で切り換えて運転するモードを手動モードという。
風量自動スイッチ123は、自動モードに切り換える。自動モードは、温度センサー400が検知する天面500の温度に応じて排気ファン116の排気風量およびディスク119の回転数を最適なものとなるようにする。
タイマースイッチ124は、排気ファン116を調理終了後に回転させる時間を設定するためのスイッチである。
照明スイッチ125は、調理器の上面を照らす照明器具(不図示)を点灯/消灯させる。
常時換気スイッチ126は、排気ファン116を手動で回転/停止させることで常時換気の運転/停止を行う。
図5は、本実施形態のレンジフード100の制御系のブロック図である。レンジフード100は、ファンモータ115、排気ファン116、ディスクモーター118、ディスク119、操作パネル120、制御装置130、および温度センサー400を有する。ファンモータ115、排気ファン116、ディスクモーター118、ディスク119、操作パネル120、および温度センサー400は上記のとおりである。
制御装置130は、レンジフード100に内蔵されている。制御装置130は、ガス/IH選択スイッチ132、閾値温度記憶部134、制御部136、およびタイマー137を有する。
ガス/IH選択スイッチ132は、レンジフード100が設置されるキッチンの調理器の種類がガス調理器200かIH調理器300かを選択する。ガス/IH選択スイッチ132は、操作パネル120に設けても良い。ガス/IH選択スイッチ132は、レンジフード100を現場に設置するときに作業者が、または、レンジフード100の使用開始前に使用者(ユーザー)が操作する。
閾値温度記憶部134は、排気部110の排気風量を選択するための閾値温度を温度センサー400が検知する天面500の温度の領域ごとに対応させて記憶する。閾値温度記憶部134に記憶されている閾値温度は、複数の温度領域に対して、それぞれ排気風量が設定されている。閾値温度として設定されている温度領域は、ガス調理器200であってもIH調理器300であっても同じである。一方、それら温度領域に対応する排気風量は、ガス調理器200かIH調理器300かで異なる。
制御部136は、ガス/IH選択スイッチ132により選択された設定に基づいて、閾値温度記憶部134の閾値(温域)に対応した自動モードによる風量となるように排気ファンを制御する。また、制御部136はディスク119の回転速度も制御する。
タイマー137は、設定された時間を計時する。
次に、レンジフードの風量制御例を説明する。
(風量制御例1)
図6は、風量制御例1の閾値温度(温域)と排気風量の対応関係を示すテーブル図である。
図6に示すように、閾値となる温度範囲は、低温域、中温域、高温域である。排気風量は、これら温域に対応して、ガス調理器用の風量はGs1<Gs2<Gs3のように強くなり、IH調理器用の風量はHs1<Hs2<Hs3のように強くなる。排気風量は、ガス調理器200かIH調理器300かで異なる。
低温域においては、Gs1>Hs1である。つまり、ガス調理器用の最小風量Gs1がIH調理器用の最小風量Hs1より多くなるようにしている。この低温域においては、IH調理器用の最小風量Hs1は風量0(すなわち排気ファン停止)としてもよい。これは、IH調理器300では、調理の初めに温度が低く、臭気や油煙がほぼない状態では排気は必要ないためである。これにより、排気ファン116を停止することができるので、騒音がなく、省エネ効果を向上させることが可能である。なお、ガス調理器200は、天面250の温度が低くてもガスを燃焼させているため、排気を止めること(すなわち排気ファン停止)は好ましくない。
中温域では、Gs2<Hs2である。つまり、ガス調理器用の風量Gs2がIH調理器用の風量Hs2より少なくなるようにしている。これは、ガス調理器200の場合、ガスの燃焼により、ガスバーナー210の周囲も温まって、ある程度の上昇気流が発生する。これに対して、IH調理器300の場合、調理器具に加えられている熱量はガスの場合と同程度であっても、その周囲の温度はガス調理器200ほど上がらない。このため、中温域ではIH調理器300はガス調理器200より上昇気流が少ないので、風量Hs2をガス調理器200の風量Gs2より多くすることが好ましい。これによりIH調理器300においても、臭気や油煙が発生した場合に、上昇気流に頼らずに確実に排気できる。
高温域では、Gs3=Hs3である。つまり、ガス調理器用の風量Gs3もIH調理器用の風量Hs3も共に、排気ファン116の排気性能としての最大風量となるようにしている。これは、ガス調理器200でもIH調理器300でも温度が高くなっている場合、臭気や油煙が多く発生している可能性があるため、排気ファン116の排気性能としての最大の風量で排気するためである。
このような制御とすることで、本実施形態のレンジフード100をガス調理器200に設置した場合もIH調理器300に設置した場合も、調理器の特性と温度に応じた適切な風量となるので、臭気および油煙の捕集効率を向上させ、省エネ効果も得ることができる。
(風量制御例2)
図7は、風量制御例2の閾値温度(温域)と排気風量の対応関係を示すテーブル図である。
風量制御例2においても、閾値となる温度範囲は、低温域、中温域、高温域である。排気風量は、これら温域に対応して、ガス調理器用の風量はGs1<Gs2<Gs3のように強くなり、IH調理器用の風量はHs1<Hs2<Hs3のように強くなる。排気風量は、ガス調理器200かIH調理器300かで異なる。
そして、風量制御例2では、図7に示すように、すべての温域で、常にガス調理器用の風量Gs1~Gs3がIH調理器用の風量Hs1~Hs3よりも多くなるようにしている。
これは、ガス調理器200は燃焼に伴いガスが発生し、そのガスを排気するために、安全面から必要換気量となるような排気が必要である。一方、IH調理器300はガスの発生はない。このため必要換気量は定められておらず排気風量を落としても問題ない。
また、ガス調理器200はIH調理器300と比較するとより多くの熱が発生するため、熱を排気しないと、ユーザーが熱さから不快に感じてしまうことが多くなる。逆に、IH調理器300はガス調理器200と比較すると熱の発生は少ないため、風量を落としても熱によって不快に感じることは少ない。
このような制御とすることで、本実施形態のレンジフード100をガス調理器200に設置した場合は確実に排気を行うことができ、かつユーザーが快適な空間で使用することができるようになり、IH調理器300に設置した場合は騒音を抑制し、省エネ効果も得ることができる。
なお、風量制御例2においても、たとえばIH調理器用の最小風量Hs1=風量0(排気ファン116停止)としてもよい。また、一部の風量は、ガス調理器用とIH調理器用で同じになるようにしてもよい。つまり、Gs>Hsとなる温域とGs=Hsとなる温域が混在してもよい。たとえば、低温域の風量だけが同じ(Gs1=Hs1)で他の温域の風量はガス調理器用がIH調理器用より多くなるようにしたり(Gs2>Hs2,Gs3>Hs3)、中温域の風量だけが同じ(Gs2=Hs2)で他の温域の風量はガス調理器用がIH調理器用より多くなるようにしたり(Gs1>Hs1,Gs3>Hs3)、高温域の風量だけが同じ(Gs3=Hs3)で他の温域の風量はガス調理器用がIH調理器用より多くなるようにしたり(Gs1>Hs1,Gs2>Hs2)、してもよい。
(風量制御例3)
図8は、風量制御例3の閾値温度(温域)と排気風量の対応関係を示すテーブル図である。
風量制御例3においても、閾値となる温度範囲は、低温域、中温域、高温域である。排気風量は、これら温域に対応して、ガス調理器用の風量はGs1<Gs2<Gs3のように強くなり、IH調理器用の風量はHs1<Hs2<Hs3のように強くなる。排気風量は、ガス調理器200かIH調理器300かで異なる。
そして、風量制御例3では、図8に示すように、すべての温域で、常にガス調理器用の風量Gs1~Gs3がIH調理器用の風量Hs1~Hs3よりも少なくなるようにしている。
これは、IH調理器300は、IHヒーター310上の調理器具のみを加熱することができるため、その周囲の温度が上がりにくいため、天面350全体としては、ガス調理器200と比較して上昇気流が弱い。このために、ある一定の風量で排気を行わないと臭気や油煙などの捕集効率が悪くなる場合がある。一方、ガス調理器200は、IH調理器300と同じ熱量を調理器具に加えようとした場合、ガスバーナー210によって周囲の空気も温められて上昇気流がIH調理器300と比較して強い。このため風量を落としても、臭気や油煙などの捕集効率を上昇気流によって上げることができる。
このような制御とすることで、本実施形態のレンジフード100をIH調理器300に設置した場合は臭気および油煙の捕集効率を向上させることができ、ガス調理器200に設置した場合は風量を落とすことで騒音を抑制し、省エネ効果も得ることができる。
なお、風量制御例3においても、一部の風量は、ガス調理器用とIH調理器用で同じになるようにしてもよい。つまり、Gs<Hsとなる温域とGs=Hsとなる温域が混在してもよい。たとえば、低温域の風量だけが同じ(Gs1=Hs1)で他の温域の風量はガス調理器用がIH調理器用より少なくなるようにしたり(Gs2<Hs2,Gs3<Hs3)、中温域の風量だけが同じ(Gs2=Hs2)で他の温域の風量はガス調理器用がIH調理器用より少なくなるようにしたり(Gs1<Hs1,Gs3<Hs3)、高温域の風量だけが同じ(Gs3=Hs3)で他の温域の風量はガス調理器用がIH調理器用より少なくなるようにしたり(Gs1<Hs1,Gs2<Hs2)、してもよい。
以上、3つの制御例を説明したが、既に説明したとおり、各制御例において、ガス調理器用の風量とするか、IH調理器用の風量とするかは、ガス/IH選択スイッチ132の選択によって、レンジフード設置時(または使用開始時)に設定することになる。
次に、ディスク119の制御について説明する。ディスク119の制御についても、排気ファン116と同様に、温度センサー400が検知した温度に対応させてその回転数(回転速度)を変更する。つまり、風量の変更と同時にディスク119の回転数を変更するように制御する。この場合、風量変更時の閾値温度(温域)とディスク119の回転数変更のための閾値温度(温域)とを同じにする。たとえば、油煙発生の可能性が低い、低温域(排気ファン116の排気風量を最小または停止している)では、ガス調理器200でもIH調理器300でも、ディスク119の回転を最低速または停止にする。中温域では、ディスク119の回転を最低速よりも速い回転数(中速)とする。そして高温域では、ディスク119を最高速の回転数にする。油煙中の油成分は、調理温度が高くなるほど多くなる。このため、高い温域ほど(温度センサー400の検知温度が高くなるほど)、ディスク119を高速で回転させることで油煙中の油成分をより多く捕獲して除去することができる。
ディスク119の制御は、ほかにも、たとえば、排気ファン116による風量制御のための閾値温度(温域)とは別に、温度センサー400の検知温度からディスク119の回転数を多段階または無段階に変えるようにしてもよい。この場合も検知温度が高いほど高速回転とすることが好ましい。また、排気ファン116による風量制御とは別に、温度センサー400の検知値が規定値以上の場合は、ディスク119を一定回転数となるようにしてもよい。
また、ディスク119の制御は、温域や温度センサー400の検知温度によらず、ディスク119を常に一定回転数で回転させるようにしてもよい。この場合、制御部136は、排気ファン116を回転させているときはディスク119も一定回転数で回転させ、排気ファン116を停止させているときはディスク119も停止する(単に、運転スイッチの入/切と連動させてディスク119を回転/停止させるようにしてもよい)。
もちろん、ディスク119の制御においても、ガス調理器200とIH調理器300とでディスク119の回転数を変えてもよい。つまり、ガス調理器200とIH調理器300とで、既に説明した調理器ごとの風量設定に合わせて、ディスク119の回転数も変えるのである。
次に、手動モードについて説明する。手動モードの場合は、制御部136が風量スイッチ122の操作に合わせて、排気ファン116を制御する。手動モードにおいても自動モード同様に、ガス調理器用の風量をGs1<Gs2<Gs3とし、IH調理器用の風量をHs1<Hs2<Hs3とする。
そして手動モードにおいても、上述した風量制御例1~3と同様の制御とする。
すなわち風量制御例1と同様に、風量スイッチ122の操作により、「弱」の場合はGs1>Hs1、「中」の場合Gs2<Hs2、「強」の場合はGs3=Hs3としてもよい。さらに、「弱」の場合のIH調理器用の風量Hs1は風量0(すなわち排気ファン停止)としてもよい。
また、風量制御例2と同様に、風量スイッチ122の操作により、「弱」、「中」、「強」のいずれでも、ガス調理器用の風量Gs1~Gs3がIH調理器用の風量Hs1~Hs3よりも多くなるようにしてもよい。さらにこの制御では、「弱」の場合のIH調理器用の風量Hs1は風量0(すなわち排気ファン停止)としてもよい。
手動モードにおいて、ユーザーからの指示によって「弱」が選択されて、IH調理器用の最小風量Hs1=風量0(排気ファン116停止)となる設定の場合、調理器具の温度が高くなっても、そのまま風量0が続いてしまうことになる。そこで、このような設定の場合は、さらに、タイマー137によって、所定時間経過後に手動モードから自動モードに切り換えることが好ましい。これにより、ユーザーが「弱」運転を選択していても、その後、自動モードに切り換わるため、臭気や油煙が発生してしまう温度になれば、運転を開始して臭気や油煙を排気することができる。この所定時間はレンジフード100の設計段階で決めておいてもよいし、ユーザーが後から設定できるようにしてもよい。たとえば、IHヒーター310の出力にもよるが、500ミリリットルの水が沸騰する程度の時間である1~5分程度で自動モードに切り換わるようにする。このタイマー137による計時は、ユーザーによって「弱」が選択された時点で開始する。
もちろん、「弱」が選択されていて排気ファン116が停止している場合に、所定時間の計時が終了する前であっても、「中」や「強」が選択されれば、制御部136は排気ファン116を「中」や「強」として設定されている風量となるように運転を開始する。この場合、「中」や「強」が選択された時点で、「弱」(排気ファン116停止)は選択されていないことになるので、タイマー137により所定時間が経過しても自動モードへは切り換わらない(「中」や「強」が選択された時点で計時を停止してもよい)。そして次に「弱」が選択された時点で、タイマー137による所定時間の計時が最初からスタートすることになる。
さらに手動モードにおいては、風量制御例3と同様に、風量スイッチ122の操作により、「弱」、「中」、「強」のいずれでも、ガス調理器用の風量Gs1~Gs3がIH調理器用の風量Hs1~Hs3よりも少なくなるようにしてもよい。
また、自動モードと手動モードで設定を変えてもよい。たとえば、IH調理器用の設定として、自動モードでは最小風量Hs1=風量0とし、手動モードの「弱」では排気ファン116の動作可能な最小風量とするなどである(この場合、上記の手動モードの「弱」から自動モードへの切り換えはなくてもよい)。
なお、手動モードの場合のディスク119の制御は、「弱」、「中」、「強」に合わせてディスク119の回転数を変えてもよい。たとえば、「弱」が選択された場合はディスク119の回転数を最低速度(または停止)とする。「中」が選択された場合はディスク119の回転数を最低速度より速い中速度とする。「強」が選択された場合はディスク119の回転数を最高速度とする。また、手動モードの場合も「弱」、「中」、「強」のいずれが選択された場合でも、常に一定回転数としてもよいし、「弱」のときは停止、「中」、「強」では一定回転数としてもよい。また、手動モードにおいては、風量はユーザーの任意の選択(ここでは「弱」、「中」、「強」のいずれか)とするが、ディスク119の制御は、既に説明した自動モードの場合のように、常に温度センサー400の検知温度に応じて変更するようにしてもよい。
以上説明した実施形態によれば、レンジフード100を、ガス調理器200に使用した場合と、IH調理器300に使用した場合で、排気風量を違えるように排気ファン116を制御する。これにより、それぞれの調理器にあった排気風量が得られ、無駄なくかつ効率よく、調理中に出る臭気や油煙を排気することができる。
以上、本発明の実施形態を述べたが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。たとえば、実施形態では、自動モードを備えたレンジフード100を説明したが、自動モードを備えず、手動モードのみのレンジフードでも本発明は適用可能である。
また、実施形態では、油煙を取るための回転するフィルター(ディスク119)を設けたレンジフード100の例を示したが、回転するフィルター(ディスク)がないレンジフードでも本発明は適用可能である。
また、実施形態では、ガス調理器200の場合もIH調理器300の場合も、いずれも3段階の風量として説明したが、2段階でもよいし、4段階以上の多くの風量設定としてもよい。また、無段階で風量が変化するようにしてもよい。これらの場合も、実施形態同様に、ガス調理器200の場合とIH調理器300の場合で、風量を違えるようにする。つまり、風量の段階によらず、すべての風量でガス調理器200の方がIH調理器300よりも多くなるようにしてもよいし、逆に、すべての風量でガス調理器200の方がIH調理器300よりも少なくなるようにしてもよい。また、ガス調理器200とIH調理器300とで温域や段階ごとに風量を違えるようにしてもよい。
また、実施形態では、外部へ排気するレンジフードの例を示したが、本発明は、室内循環式のレンジフードにも適用可能である。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された技術的思想に基づいて様々な形態として実施可能であり、それらもまた本発明の範疇であることは言うまでもない。
100 レンジフード、
116 排気ファン、
119 ディスク(回転するフィルター)、
120 操作パネル、
122 風量スイッチ、
123 風量自動スイッチ、
130 制御装置、
200 ガス調理器、
210 ガスバーナー、
300 IH調理器、
310 IHヒーター、
400 温度センサー、
250、350、500 天面。

Claims (12)

  1. 排気ファンを有していて、調理器の上方に設置されるレンジフードであって、
    前記調理器がガス調理器かIH調理器かを選択する選択スイッチと、
    それぞれ風量が設定されている複数の段階のなかのいずれかの段階に応じた風量となるように前記排気ファンを制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記選択スイッチによって前記ガス調理器が選択されている場合には、段階ごとに前記ガス調理器用に決められた風量となるように、前記排気ファンを制御し、
    前記選択スイッチによって前記IH調理器が選択されている場合には、段階ごとに前記IH調理器用に決められた風量となるように、前記排気ファンを制御し、
    前記複数の段階は、前記ガス調理器と前記IH調理器とで同じ段階に分けられており、かつ、少なくとも1つの同じ段階において、前記ガス調理器用に決められた風量と、前記IH調理器用に決められた風量が異なる、レンジフード。
  2. 前記ガス調理器用に決められた風量は、前記IH調理器用に決められた風量より多い、請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記ガス調理器用に決められた風量は、前記IH調理器用に決められた風量より少ない、請求項1に記載のレンジフード。
  4. 前記IH調理器用に決められた風量のうち、最小風量となる段階は、前記ガス調理器用に決められた同じ段階の風量より少ない、請求項1または2に記載のレンジフード。
  5. 前記IH調理器用に決められた風量のうち、最小風量となる段階の風量は、前記排気ファンを停止させた風量0である、請求項2または4に記載のレンジフード。
  6. 前記調理器の天面の温度を検出する温度センサーを有し、
    前記制御部は、前記温度センサーが検出した温度に対応した段階に応じた風量となるように前記排気ファンを制御する、請求項1~5のいずれか1つに記載のレンジフード。
  7. 前記調理器の天面の温度を検出する温度センサーと、
    所定時間を計時するタイマーと、を有し、
    ユーザーからの指示により前記排気ファンを停止させる風量0となる段階が選択されている場合に、前記タイマーによる所定時間計時後、前記制御部は、前記温度センサーが検出した温度に対応した段階に応じた風量となるように前記排気ファンを制御する運転を開始する、請求項5に記載のレンジフード。
  8. 風量の段階を切り換えるための風量スイッチを有し、
    前記制御部は、前記風量スイッチによって切り換えられた段階によって、風量の段階を選択する、請求項1~5のいずれか1つに記載のレンジフード。
  9. さらに、回転するフィルターを有する、請求項1~のいずれか1つに記載のレンジフード。
  10. 前記制御部は、前記排気ファンの風量を最小風量に制御しているときには、前記フィルターを回転させる、請求項に記載のレンジフード。
  11. 前記制御部は、前記排気ファンの風量を最小風量に制御しているときには、前記フィルターの回転を停止させる、請求項に記載のレンジフード。
  12. 前記調理器の天面の温度を検出する温度センサーを有し、
    前記制御部は、前記温度センサーが検出した温度に対応させて前記フィルターの回転数を変更する、請求項~11のいずれか1つに記載のレンジフード。
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