JP7121042B2 - 静止ブレード、ブレードセット、及び製造方法 - Google Patents

静止ブレード、ブレードセット、及び製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、毛切断装置(hair cutting appliance)のブレードセット用の静止ブレードに関し、静止ブレードは、上壁、底壁、及びそれらの間に可動ブレードを収容するために形成されたガイドスロットを有し、複数の静止ブレード歯がそれぞれ前面端部(frontal end)を有し、上壁及び底壁は、前面端部で相互に結合される。本開示はまた、毛切断装置用のブレードセット、及び毛切断装置に関する。本開示は、さらに、毛切断装置のブレードセット用の静止ブレードの製造方法、及び対応するブレードセットの製造方法に関する。
特許文献1は、電動毛切断装置のブレードセット用の静止ブレードを開示し、ブレードは、第1の壁及び第2の壁を含み、各壁は、第1の表面、第1の表面から離れる方を向く第2の表面、及び複数の横方向に離間した長手方向に延びる突起部を画定する横方向に延びる前縁部を画定し、第1の壁部及び第2の壁部の第1の表面は、少なくともそれらの前縁部において互いに向かい合い、向かい合っている間、第1の壁部及び第2の壁部の前縁部に沿った突起部は、それらの先端部において相互に接続されて、複数の略U字形の歯を画定し、第1の壁部及び第2の壁部の第1の表面は、それらの間のブレードセットの可動ブレード用の横方向に延びるガイドスロットを画定し、第1の壁部の突起部は、第2の壁部の突起部の平均厚さよりも小さい平均厚さを有する。
二重壁静止ブレードの製造アプローチが、少なくとも静止ブレードの上壁が少なくとも実質的に板金材料から作られている構成を記載する特許文献2及び特許文献3に開示されている。
特許文献4は、シェービング装置用の板金から作られた波形フェイスプレートを開示し、フェイスプレートは、皮膚と同時に接触するように適合された複数の一連のカッターバーを有し、最も内側の一連のカッターバーは、両端で支持されたくし歯の形態であり、外側の一連のカッターバーは、外側に突出する尖ったくし歯の形態で前記フェイスプレートの中央部から離れて突出している。特許文献5は、ヘアクリッパの同様の構成を示し、板金静止ブレードの横方向端部を保持する横方向クリップ部材が設けられている。
切断装置は、当該技術分野において知られている。切断装置は、特に、毛切断装置を含むことがある。より一般的な文脈において、本開示は、パーソナルケア装置、特にグルーミング装置を扱う。グルーミング装置は、限定されるものではないが、毛切断装置、特にトリミング装置、シェービング装置、及び複合(二重目的又は多目的)装置を含む。
毛切断装置は、ヒトの毛、ときには動物の毛を切断するために使用される。毛切断装置は、顔の毛を切るために、特にひげ剃り及び/又はひげトリミングのために使用することができる。さらに、切断装置は、頭髪及び体毛を切る(ひげそりやトリミングを含む)ためにも使用される。
トリミングモードでは、毛切断装置は、典型的には、毛切断装置のブレードセットを皮膚から離間させるように配置された、いわゆるスペーシングコーム(spacing comb)を備える。スペーシングコームの有効(オフセット)長さに応じて、トリミング操作後の残りの毛の長さが規定されることができる。
本開示の文脈における毛切断装置は、典型的には、処理ヘッド(processing head)と称されることがある切断ヘッドを有する。切断ヘッドには、ブレードセットが設けられ、ブレードセットは、いわゆる静止ブレードといわゆる可動ブレードとを有する。毛切断装置が作動されるとき、可動ブレードは、静止ブレードに対して動かされ、これは、それぞれの切断エッジ(cutting edges)が互いに協働して毛をカットすることを含み得る。
従って、本開示の文脈では、静止ブレードは、毛切断装置の駆動ユニットが静止ブレードと協働しないような方法で毛切断装置に取り付けられるように構成される。むしろ、駆動ユニットは、典型的には、可動ブレードに結合され、可動ブレードを静止ブレードに対して可動に設定するように構成される。従って、静止ブレードは、いくつかの実施形態では、毛切断装置のハウジングに固定して取り付けることができる。
しかし、代替実施形態では、静止ブレードは、ピボット可能(pivotable)な態様で、毛切断装置のハウジングに配置される。これは、例えば、毛切断装置の切断ヘッドの輪郭追従(contour-following)機能を可能にすることができる。従って、本明細書で使用するとき、静止ブレードという用語は、限定的な意味では解釈されないものとする。さらに、言うまでもなく、毛切断装置そのものが移動すると、静止ブレードも移動する。しかし、静止ブレードは、切断作用を引き起こすように能動的に作動されるように配置されていない。むしろ、可動ブレードが、静止ブレードに対して移動するように配置される。
静止ブレードは、ガードブレードとも呼ばれることがある。典型的には、毛切断装置が毛を切るように操作される場合、静止ブレードは、少なくとも部分的に、可動ブレードとユーザの毛又は皮膚との間に配置される。本明細書で使用されるとき、ユーザという用語は、毛が処理又は切られている個人又は対象を指すものとする。言い換えれば、毛切断装置のユーザ及びオペレータは、必ずしも同一人物ではない。ユーザという用語はまた、理容師又は理容店のクライアントを含んでもよい。
いくつかの態様では、本開示は、トリミング動作及びシェービング動作の両方を可能にする毛切断装置に関する。この文脈では、トリミングのために適切に構成された第1のブレードセットと、シェービングのために適切に構成された第2のブレードセットとを含むデュアル切断構成(dual cutting arrangement)を組み込んだ毛切断装置が知られている。例えば、シェービングブレードセットは、可動切断要素と協働する孔あき箔(perforated foil)を含んでもよい。むしろ、トリミングブレードセットは、互いに協働する歯をそれぞれ備える2つのブレードを含んでもよい。原理的には、シェービングブレードセットの静止部分を形成する孔あき箔は、主として強度上の理由から従来の装置ではかなり厚くなければならないトリミングブレードセットの静止ブレードよりもはるかに薄いことがある。
上記の特許文献1は、静止ブレードに2つの壁を設けることを提案し、一方はユーザの皮膚に面し、他方はユーザから離れる方に面している。2つの壁は互いに接続されており、側面視において、可動カッターブレードのガイドスロットを形成するU字形の輪郭を画定している。従って、静止ブレードは二重壁ブレードである。これは、第2の壁が静止ブレードに十分な強度を与えるので、第1の壁をかなり薄く構成することができるという利点を有する。従って、このような構成は、それぞれの歯が静止ブレード及び可動ブレードに設けられ得るので、トリミングに適している。さらに、ブレードセットは、静止ブレードの第1の壁の有効厚さがかなり減少されるので、シェービングに適している。
従って、二重壁静止ブレード及びそれぞれのブレードセットの製造に対するいくつかのアプローチが提案されている。しかし、上記のアプローチの少なくともいくつかは、依然として、比較的高い製造コスト、特に、成形コスト及びツーリング(tooling)コストを伴う。特に、インサート成形又はオーバーモールディング技術を伴う、板金及び射出成形の組合せアプローチは、特定の工具及び製造設備を必要とする。さらに、例えば、研削(grinding)、ラッピング(lapping)、バリ取り(deburring)などの比較的複雑且つコストを増加させる補助プロセスが必要になることがある。
従って、この点に関して、毛切断装置用のブレードセットの製造には、まだ改善の余地がある。
国際公開2013/150412A1号 国際公開2016/001019A1号 国際公開2016/042158A1号 米国特許第2,273,739A号 米国特許第2,151,965A号
上記の観点から、本開示の目的は、上述のような二重壁設計の利点を維持しつつ、コスト効率の良い製造を可能にする、毛切断装置のブレードセットのための静止ブレード、及び、対応する静止ブレードを製造する方法を提供することである。より詳細には、高価なツーリング(tooling)及び複雑な後処理及び/又は組立手順を好ましくは必要としない、かなり単純な製造アプローチに主として依存する静止ブレードを製造する方法を提供することが有益であろう。さらに、2つ以上のむしろ別個の異なる製造方法(例えば、シート金属構成要素のインサート成形及び/又はオーバーモールディングなど)を組み合わせるハイブリッド製造アプローチを省略することが有益であろう。
換言すれば、従来の製造方法に基づくが、上述の新規な設計アプローチに従った静止ブレード及びブレードセットの製造を可能にする製造アプローチを提示することが有益であろう。
本開示のさらなる目的は、それぞれの静止ブレードと静止ブレード内に移動可能に保持される可動ブレードとを備えたブレードセットを提供することである。さらに、それぞれのブレードセットを取り付けることができる毛切断装置を提供することが望ましい。
本開示の第1の態様では、毛切断装置のブレードセットのための静止ブレードが提供され、静止ブレードは:
‐ 上壁と、底壁と、それらの間に形成されて可動ブレードを収容するためのガイドスロットと、
‐ 各々が前面端部を有する複数の静止ブレード歯と、
を有し、
上壁及び底壁は前面端部で互いに接合され、
上壁及び底壁は、少なくとも前面端部において、板金材料から作られ、
前記前面端部には、2つ以上の板金折り曲げエッジ(sheet metal folded edges)が存在する。
この態様は、比較的単純で、比較的確立された製造アプローチにおいても、上壁及び底壁を提供する比較的複雑な静止ブレードが形成されることができ、前面端部に2つ以上の板金折り曲げエッジを設けることにより、設計の自由度が大幅に増大するという洞察に基づいている。
その結果、いくつかの例示的な実施形態では、上壁は底壁よりもかなり薄くすることができ、これは、一方ではシェービング性能を改善し、他方では、静止ブレードの所望の最小強度を維持する。
さらなる例示的な実施形態では、静止ブレードの歯の前面端部における2つ以上の板金折り曲げエッジは、基本的に、静止ブレードの板金ベースの歯のための標準的な設計よりも高い剛性を提供する複数の層が提供され得るので、静止ブレードの強度の増大を可能にする。
従って、上述した態様によれば、静止ブレードの製造のためのツーリングは、折り曲げ装置、及びいくつかの例示的な実施形態では、板金ブランク(sheet metal blank)のための比較的単純なパンチング/切断ジグを含む、むしろ従来型のものであってもよい。
より詳細には、少なくともいくつかの例示的な実施形態では、複雑な成形ツール(インサート成形及びオーバーモールディングのための射出成形型を含む)及びそれぞれのハンドリング装置の提供を省くことができる。
以下では、本開示の主要な実施形態の理解を容易にする定義を提供する。定義は、主に、明確化及び説明目的のために提供され、本開示の範囲を限定することを意図しない。
本明細書で使用されるとき、本開示による折り曲げエッジは、折り曲げゾーンと称され得る。すなわち、折り曲げエッジ又は折り曲げゾーンでは、曲げ/折り曲げによって板金材料の2つの脚部が形成される。いくつかの実施態様において、折り曲げエッジを形成する2つの脚部は、折り曲げ手順の後に互いに接触する。特定の実施形態では、折り曲げエッジの2つの脚部は互いに接触しない、すなわち、折り曲げエッジに直接属しない板金属材料のさらなる部分がそれらの間に配置される。概して、主要な実施形態では、折り曲げエッジ又は折り曲げゾーンの2つの脚部は、折り曲げ手順の後に互いに平行である。
本開示の文脈では、壁、層及びシートという用語は、静止ブレードの板金設計(sheet metal design)を説明するために使用される。シートは、1つ又は複数の層を形成することができる。1つ又は複数の折り曲げエッジが設けられている場合、シートの2つ以上の層が存在する。2つの層を有するシートは、1つのそれぞれの折り曲げエッジを有する。4層を有するシートは、3つの隣接した折り曲げエッジを有する。さらに、それとは対照的に、層は、2つ以上のシートを形成することができない。1つのシートは、前述のように、2つ以上の隣接(接触又は離間した)層を形成することができる。壁は、1つの層、2つの層、又はさらに多くの層を含み得る。いくつかの実施態様では、壁は、単一のシートによって形成される。他の実施形態では、壁は、2つ又はさらに多くのシートで形成される。
いくつかの実施態様において、曲げられた内側シート及び曲げられた外側シートが提供され、内側シート及び外側シートの両方が、それぞれ、上壁及び底壁に存在する。代替的な例示的な実施形態では、単一の多重折り曲げシートが、静止ブレードの上壁及び底壁の両方を形成する。静止ブレード歯の前面端部では、多重折り曲げシートは、歯の前面端部で4重(fourfold)又は小文字のオメガ型構成を形成し得る。この設計は、M字型(横たわるM)とも呼ばれ得る。
前面端部における複数の折り曲げエッジは、歯、より一般的には、静止ブレードを強化する。各歯は、互いに隣接した2つ以上の折り曲げエッジを有している。
静止ブレードの例示的な実施形態では、可動ブレードの向かい合った(opposite)歯に面している前面端部の後方部分において、板金材料によって形成された4つの層を含む層構造が設けられる。
これは、静止ブレードの明確に定義された全体の高さ又は厚さが規定されるという利点を有する。さらなる結果として、ガイドスロットの高さが、層構造のそれぞれの層を形成する板金材料の厚さによって正確に規定される。従って、高精度で製造され得る層が、ガイドスロットの高さ延長部、従って、組み立てられたブレードセット内に設けられる可動ブレードのために設けられた空間を規定する。
従って、ガイドスロット内の可動ブレードのための全体的なクリアランスは、非常に正確であり且つタイトであることができ、これは、改善された切断及び作動(running)性能をもたらす。
さらなる例示的な実施形態では、静止ブレードは、内側シート及び外側シートを有し、内側シートは、外側シートの内側に配置される。従って、内側シートと外側シートの両方は、上壁と底壁の各々に存在する。それぞれの先端が形成されている歯の前面端部でさえ、内側シートと外側シートの両方が存在する。
静止ブレードのさらなる例示的実施形態では、外側シートは、内側シートの周囲に巻かれる。これは、特に静止ブレード歯の前面端部に当てはまる。これは、静止ブレード歯が剛性があり硬いという効果がある。更に、静止ブレード歯及び上壁の後方部分の内側シートのそれぞれの部分を省略(除去)することによって、ガイドスロットを規定することができる。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、内側シートは、前面端部において単一の折り曲げエッジを有し、外側シートは、前面端部において単一の折り曲げエッジを有し、内側シート折り曲げエッジは、外側シート折り曲げエッジに入れられ(nestled in)ている。換言すれば、外側シート折り曲げエッジは、内側シート折りエッジに巻き付けられる。内側シート折り曲げエッジでは、それぞれの脚部が互いに接触する。対照的に、外側シート折り曲げエッジのそれぞれの脚部は、互いに離間されている。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、内側シートは、折り曲げエッジに隣接して、互いに接触する上層及び底層を有する。言い換えると、内側シートの上層と底層は互いの上に配置されている。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、内側シートの上層は、ガイドスロットの前面端部を画定する。従って、内側シートの上層は、可動ブレードを収容するためのガイドスロットのためにブランクのままである領域内には延びない。
この方策は、ガイドスロットの高さが、内側シートの上層の厚さによって正確に規定されるという結果を生じる。内側シートのそれぞれの面は、ガイドスロットに収容される可動ブレードの可動ブレード歯の先端に面している。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、外側シートは、折り曲げエッジに隣接して、内側シートによって互いに離間された上層及び底層を有する。したがって、側面視では、外側シートは、U字形(横向きU)であり、上層、底層、及び、上層と底層とを相互接続する折り曲げエッジを形成する。
さらに、静止ブレードのいくつかの例示的な実施形態では、可動ブレードのためのガイドスロットは、外側シートの上層と内側シートの底層との間に延びる。これは、上壁が、特にガイドスロットの近傍において、かなり薄くてもよいが、底層は、基本的に同じ領域(すなわち、ガイドスロットの近傍)において、内側シートの底層及び外側シートの底層の両方が基本的に存在し得るので、少なくとも部分的に著しく厚くてもよいという効果を有する。
さらに別の例示的な実施形態では、静止ブレードは、第1の前縁部の第1の一連の歯と、第2の前縁部の第2の一連の歯とを有し、内側シートは、底壁において第1の前縁部と第2の前縁部とを接続し、外側シートは、上壁において第1の前縁部と第2の前縁部とを接続する。
一般に、他の例示的な実施形態とも関連して、静止ブレードは、第1の前縁部の第1の一連の歯、及び第2の前縁部の第2の一連の歯を有し得る。この方法では、静止ブレード及びそれぞれ装備されたブレードセットは、押し及び引き運動の両方で髪を切るように動作可能である。さらに、装置のトリミング及びスタイリング(styling)性能を向上させることができる。より一般的には、手の届きにくい領域に到達する能力が向上し得る。
概して、第1の前縁部及び第2の前縁部が設けられる場合、静止ブレードは、特にそれぞれの歯に関して、基本的に対称的に配置され得る。
しかし、代替の実施形態では、単一の前縁部のみが設けられる。また、そのような実施形態は、本開示の少なくともいくつかの洞察及び態様から利益を得ることができる。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、歯の前面端部で多重折り曲げられた単一のシートが設けられる。従って、歯の前面端部における2つ以上の折り曲げエッジが、この実施形態に従って単一のシートによって規定される。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、歯の前面端部は、外側に面する第1の折り曲げエッジ、外側に面する第2の折り曲げエッジ、及び内側に面する第3の折り曲げエッジを有する3つの折り曲げエッジによって形成される。概して、内側に面する第3の折り曲げエッジは、外側に面する第1の折り曲げエッジと第2の折り曲げエッジとの間に配置される。従って、全体として、前面端部の小文字のオメガ形又はM形の設計が提供される。
また、この実施形態によれば、前面端部での歯のかなりの強化を達成することができる。
さらに別の例示的な実施形態では、静止ブレードは、上層、底層、第1の内側層及び第2の内側層を有し、第1の内側層及び第2の内側層は、上層と底層との間に配置され、第1の内側層は、第1の折り曲げエッジと第3の折り曲げエッジとの間に延び、第2の内側層は、第3の折り曲げエッジと第2の折り曲げエッジとの間に延びる。
その結果、少なくともいくつかのより具体的な実施形態では、ガイドスロットの高さは、上層と下層との間のそれぞれの空間がブランクのままであるとき、第1の内側層及び第2の内側層によって規定され得る。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、歯から離間した後方部分において、底壁は、第1の内側に面する折り曲げエッジと、第1の後方内側層及び第2の後方内側層を規定する第2の外側に面する折り曲げエッジとを有する内側折り曲げセクションを有し、第1の後方内側層は上層と接触し、第2の後方内側層は底層と接触し、第1の後方内側層を形成する単一のシートの部分は、折り曲げられていない状態において、上層を形成する単一のシートの部分から離間している。
従って、歯から離れる方を向いている後方(又は中央)部分においても、上壁と底壁との間の接続部又は支持部が、全く同じ単一のシートによって規定され得る。
概して、単一のシートの実施形態にも関連して、静止ブレードは、第1の前縁部の第1の一連の歯、及び第2の前縁部の第2の一連の歯を有することができ、上層は、第1の前縁部と第2の前縁部とを接続する。
本開示の別の態様では、毛切断装置用のブレードセットが提供され、ブレードセットは:
‐ 本明細書に記載される少なくとも1つの実施形態による静止ブレード、及び
‐ 複数の可動ブレード歯を有する可動ブレード、
を有し、
静止ブレードのガイドスロットには、中間ガイド要素が上壁と底壁との間に配置され、
可動ブレードには、ガイド凹部が形成され、
中間ガイド要素は、可動ブレードが移動可能に、特に離脱不可能に保持されるようにガイドスロット内に延び、
可動ブレードは、静止ブレード対して動くように配置されている。
いくつかの特定の実施形態では、中間ガイド要素は、別個の構成要素によって形成される。この実施形態によれば、このようにして形成されるサブアセンブリをガイドスロットに挿入する前に、可動ブレードと中間ガイドエレメントを接合する必要がある。
代替的な実施形態では、中間ガイド要素は、本明細書に記載される静止ブレードの少なくとも1つの実施形態に従って、上壁及び底壁を形成するシート材料の一体部品である。
本開示のさらに別の態様では、毛を通して移動されて毛を切るように構成された毛切断装置が提供され、装置は:
‐ ハンドル部を有するハウジング、
‐ ハウジング内に配置された駆動ユニット、及び
‐ 本明細書に記載される少なくとも1つの実施形態によるブレードセットを有する切断ヘッド、
を有する。
概して、ブレードセットは、それぞれの一連の静止ブレード歯(及び可動ブレード歯)によって規定される基本的に直線的な前縁部を有し得る。この実施形態によれば、可動ブレードと静止ブレードとの間に基本的に往復の実質的に直線的な相対運動が存在する。しかし、これは、静止ブレードに対する可動ブレードの少なくとも幾分湾曲した(振動する)移動経路が存在する実施形態を除外するものではない。これは、例えば、可動ブレードのためのそれぞれの案内リンク機構によって引き起こされ得る。
さらに、ブレードセットの基本的に直線的な構成に加えて、ブレードセットの湾曲した又はさらに円形の構成も想定され得る。従って、静止ブレード歯(及び可動ブレード歯)のそれぞれの構成によって規定される幾分湾曲した又は円形の前縁部が設けられ得る。したがって、本明細書において長手方向、横方向及び/又は高さ方向を参照する場合、これは限定的な意味で解釈されないものとする。湾曲又は円形のブレードセットは、同様の方向に関連して定義及び説明されてもよいが、極方向及び/又はさらに適切な方向情報に関連してもよい。従って、デカルト座標系だけでなく、極座標系及びさらに適切な座標系も、ブレードセットの直線及び/又は湾曲設計を記述するために使用することができる。
いくつかの実施形態では、ブレードセットは、2つの反対側の前縁部、すなわち、2つの反対側の一連の静止ブレード歯及び可動ブレード歯を備える。この方法では、ブレードセットの引っ張り運動と押し運動の両方が、切断動作に使用され得る。さらに、この方法では、毛切断装置はより柔軟であり、これは、手の届きにくい領域でのスタイリング操作及び毛切断操作を容易にし得る。
本開示のさらに別の態様では、毛を通して移動されて毛を切るように構成された毛切断装置が提供され、装置は:
‐ ハンドル部を有するハウジング、
‐ ハウジング内に配置された駆動ユニット、及び
‐ 本明細書に記載の少なくとも1つの実施形態によるブレードセットを有する切断ヘッド、
を有する。
一般に、切断ヘッドは、処理ヘッドとも呼ばれ得る。一般に、毛切断装置は、グルーミング装置とも呼ばれ得る。毛切断装置は、トリミング装置、シェービング装置、及び/又はトリミングとシェービングの組み合わせ装置として構成され得る。
装置は、電動装置として構成され得る。装置は、内蔵バッテリによって電力供給される、ワイヤレス装置として、又は電線で電力供給される装置として構成され得る。
本開示のさらに別の例示的な実施形態では、毛切断装置用のブレードセットの板金ベースの静止ブレードを製造する方法が提供され、その方法は:
‐ 板金ブランクを提供するステップと、
‐ 基本的に平坦な板金構成要素を形成するステップと、
‐ 板金構成要素内に少なくとも1つのスロットのパターンを形成するステップであって、それによって、少なくとも1つの歯付き前縁部を画定する、ステップと、
‐ 板金構成要素を多重に折り曲げるステップであって、それによって:
‐ 上壁、底壁、及びそれらの間に形成されて可動ブレードを収容するガイドスロット、
‐ 各々が前面端部を有する複数の静止ブレード歯、
を形成し、
上壁と底壁は前面端部で互いに接合され、
前面端部には、2つ以上の板金の折り曲げエッジが形成されている、
ステップと、
を含む。
上に示したステップの順序は、必ずしも固定されたものではない。換言すれば、少なくともいくつかのステップは、それぞれの実施形態に従って交換可能であり得る。
より詳細には、板金構成要素を多重に折り曲げるステップは、外側シートを形成する第1の板金ブランクを折り曲げるステップと、内側シートを形成する第2の板金ブランクを折り曲げるステップとを含み得る。したがって、この実施形態によれば、板金ブランクを提供するステップは、内側シート及び外側シートを形成する2つ以上の基本的に平坦な板金構成要素を提供し、形成するステップを含む。
さらに、本方法は、内側シートと外側シートとを接合するステップを含むことができ、外側シートは、静止ブレード歯の前面端部で内側シートの周囲に巻き付けられる。
本発明の好ましい実施形態は、従属請求項において定義される。請求項に記載された方法は、請求項に記載された装置と同様の及び/又は同一の好ましい実施形態を有し、従属請求項において定義されていることを理解されたい。
本開示のこれら及び他の態様は、以下に記載する実施形態から明らかになり、以下に記載する実施形態を参照して説明される。
毛切断装置の例示的な実施形態の斜視正面図を示す。 毛切断装置用のブレードセットの例示的な実施形態の斜視上面図を示す。 毛切断装置用のブレードセットの例示的な実施形態の斜視底面図を示す。 図3の構成の底面図を分解状態で示す。 隠れたエッジ表示を含む、図3の構成の部分的な上面図である。 図5の構成の拡大側面図である。 図5の線VII-VIIに沿った拡大横断面図である。 図5の構成の拡大側面分解図である。 部分的に分離された状態の図3の構成の部分図である。 隠れたエッジ表示の図3~9の構成の斜視上面図であり、例示のために外側シートは部分的に省略されている。 毛切断装置用のブレードセットのさらなる例示的実施形態の斜視図である。 図11の構成の分解図である。 図11及び図12の構成においてその静止ブレードを形成するために使用される単一シートを形成するブランクの折り曲げられていない図である。 部分的に分離された状態における図11の構成の拡大斜視底面図である。 図11~14に示された実施形態の静止ブレードの拡大斜視底面詳細図である。 隠れたエッジ表示を含む、図11の構成の部分上面図である。 図16の線XVII-XVIIに沿った拡大横断面図である。 図16の構成の拡大分解側面図である。 図17及び図18に示す静止ブレードのさらに拡大した部分詳細側面図である。 ブレードセットの静止ブレードを製造する方法の例示的な実施形態を示すブロック図である。 毛切断装置用のブレードセットを製造する方法の例示的な実施形態を示すブロック図である。 毛切断装置用のブレードセットを製造する方法のさらに別の実施形態のブロック図である。
図1は、毛切断装置10の斜視正面図を示す。毛切断装置10は、トリミングとシェービングの両方を行うことができる装置として構成されている。
装置10は、細長い形態で構成されたハウジング12を有する。ハウジング12には、ハンドル部14が規定されている。ハウジング12内には、駆動ユニット16が配置されている。さらに、バッテリ18は、ハウジング12内に配置され得る。図1において、駆動ユニット16及びバッテリ18は、破線のブロックで示されている。ハウジング12には、オン/オフボタン等のようなオペレータ制御装置20が設けられ得る。
その上端において、装置10は、ハウジング12に取り付けられた処理ヘッド24を有する。処理ヘッド24は、ブレードセット26を有する。ブレードセット26、特にその可動ブレードは、図1の二重矢印28も参照して、駆動ユニット16によって往復動する方法で、駆動される。その結果、ブレードセット26のブレードのそれぞれの歯が互いに対して動き、それによって切断作用をもたらす。ブレードセット26の上側又は上面は、図1において30で示されている。
ブレードセット26のブレードは、第1の前縁部32、及び、少なくとも一部の実施形態では、第1の前縁部32と反対側の第2の前縁部34に配置され得る。第1の前縁部32は、前方前縁部とも呼ばれ得る。第2の前縁部34は、後方前縁部とも呼ばれ得る。
さらに、図1に、装置10の一般的な前進方向又は移動方向を二重矢印38で示す。図1の例示的な実施形態のブレードセット26は2つの前縁部32、34を備えているので、押し及び引き運動が毛を切るために用いられ得る。
以下では、静止ブレード及びブレードセット26の例示的な実施形態が明らかにされ、より詳細に説明される。ブレードセット26は、装置10又は類似の装置に取り付けることができる。言うまでもなく、各実施形態に関連して開示された単一の特徴は、分離された方法で、他の実施形態のいずれかと組み合わされてもよく、それによって、本開示の範囲に依然として含まれるさらなる実施形態を形成する。
本明細書に示されるいくつかの図において、例示的な座標系は、説明目的のために示される。本明細書で使用されるとき、X軸は、長手方向に割り当てられる。さらに、Y軸が横方向に割り当てられる。従って、Z軸は、垂直方向(高さ方向)に割り当てられる。ブレードセット26のそれぞれの特徴及び伸長部分との軸/方向X、Y、Zのそれぞれの関連は、これらの図から導くことができる。座標系X、Y、Zは、主として説明目的のために提供されるものであり、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。これは、当業者が、さらなる実施形態、図示及び表示方向のずれに直面したときに、座標系を容易に変える及び変換することができることを含む。また、デカルト座標系の極座標系への変換が、特に円形又は湾曲したブレードセットの文脈において、想定され得る。
図2には、毛切断装置10の処理ヘッド又は切断ヘッド24用のブレードセット26の斜視図が示されている。図1に示す実施形態と同様に、ブレードセット26のブレードの切断方向及び/又は相対運動の方向が矢印28で示されている。装置10が操作されるときにユーザに向いているブレードセット26の上面は30で示されている。図2に示す例示的な実施形態では、ブレードセット26は、第1の前縁部32及び第2の前縁部34を備える。図2には、ブレードセット26の静止ブレード42が示されている。可動ブレード(カッターブレード)は、図2の静止ブレード42によって覆われている。静止ブレードの歯は44で示されている。
図2では見えないブレードセット26の可動ブレードは、駆動ブリッジとも呼ばれ得る駆動係合要素48を介して操作されるとともに作動される。要素48には、駆動軸52の駆動ピン50によって係合される駆動又は係合スロットが形成される。駆動軸52は、湾曲した矢印56を参照して、駆動軸54の周りに回転される。駆動ピン50は、駆動軸54に対して偏心している。その結果、駆動ピン50が回転すると、静止ブレード42に対する可動ブレードの往復運動が行われる。
図2には、輪郭追従機構(contour following feature)とも呼ばれ得るピボット(pivot)機構58がさらに示されている。機構58は、Y軸周りのブレードセット26の特定のピボット運動を可能にする。
図3~図19を参照すると、図1に示すような装置10及び図2に示すような処理ヘッド24内で動作可能なブレードセットの例示的な実施形態が、より詳細に図示され、説明される。
図3は、本開示によるブレードセット64の第1の実施形態の斜視底面図である。図2に例示的に示すブレードセット26と同様に、ブレードセット64は、ガードとも呼ばれ得る静止ブレード66と、カッターとも呼ばれ得る可動ブレード68とを有する。図3において、可動ブレード68は、静止ブレード66によって大部分が覆われている。
ブレードセット64は、第1の前縁部70及び第2の前縁部72を有する。静止ブレード66には、第1の前縁部70と第2の前縁部72の両方に静止ブレード歯74が設けられている。
図3を参照し、さらに図4~10を参照して、ブレードセット64の態様及び特徴を図示し、さらに詳細に説明する。
静止ブレード66は、上壁76と、底壁78と、その間に形成されたガイドスロット80とを有する。上壁76は、ブレードセット64を実装する装置が毛を切るために操作されるときに、ユーザに面し、接触する。従って、底壁78は、ユーザから離れる方に面し、ハウジング(図1の参照番号12)に面している。
図4は、図3~図10に記載した実施形態に従って、静止ブレード66が、可動ブレード68におけるそれぞれのスロット又はウィンドウ(ガイド凹部94)にマッチし、ガイドスロット80内に可動ブレード68をガイド及び保持する、いわゆる中間ガイド要素82を有することを示す。組み立てられた状態では、中間ガイド要素82は静止ブレード66の一部を形成する。
従って、中間ガイド要素82及び可動ブレード68は、接合状態においてガイドスロット80に取り付けられなければならない。
外側シート86は、外側シェルと見なすことができる。内側シート84は、内側シェルとみなすことができる。外側シート86は、内側シート84の周囲に巻き付けられる。外側シート86と内側シート84とは、上壁と底壁78と、それらの間に延びるガイドスロット80とを合わせて画定する。
図4において、可動ブレード歯は、参照番号68によって示される。さらに、ブレードセット64の構成要素のいくつかには、いわゆるアライメント機構(alignment features)90が設けられている。凹部又は孔として形成されたアライメント機構90は、中間ガイド要素82、内側シート84及び外側シート86に設けられている。いくつかの実施形態では、アライメント機構は、それぞれの層もしくはシートの適切かつ正確な位置合わせを保証する。
可動ブレード68に形成されたガイド凹部94には、接触突起として配置された接触要素96が設けられている。接触要素96は、可動ブレード68が静止ブレード66のガイドスロット80内で往復駆動されるときに、中間ガイド要素82においてガイド面に接触するように配置される。
図4では、取り付け凹部として配置されたコネクタゾーン92が可動ブレード68に設けられている。コネクタゾーン92は、駆動要素(図2の駆動要素48を参照)と接触又は係合して可動ブレード68を動作させるように構成されている。
特に、図5、図6、図7及び図8を参照する。図5は、ブレードセット64の組み立てられた状態を示し、隠れた構成要素は隠れエッジモードで示されている。静止ブレード66の歯74は、それぞれの先端を形成する前面端部100を有する。図6~図8から最もよく分かるように、前面端部100は、上壁76と底壁78との間の接触によって相互に形成される。
内側シート84には、折り曲げエッジ106が歯74の前面端部100に設けられている。外側シート86には、折り曲げエッジ108が歯74の前面端部100に設けられている。折り曲げエッジ106は、折り曲げエッジ108に入れられている。これは、ブレードセット64の両側における第1の前縁部70及び第2の前縁部72の両方に適用され、図3を参照されたい。
図5、図6及び図7のいずれにおいても、歯74の後方部分が112によって示されている。後方部分112において、内側シート84は、互いに接触する上層114及び底層116を形成する。さらに、外側シート86は、後方部分112において、内側シート84の上層114及び底層116によって互いに離間された上層120及び底層122を形成する。内側シート84の上層114は、可動ブレード86のために設けられたガイドスロット80の前面端部を画定する。
全体として、内側シート84と外側シート86は、歯74の後方部分112において互いに上に配置された4つの層114、116、120、122を有する層状構成を規定する。上層114及び上層120は、上壁76を共に画定する。底層116及び底層122は、底壁78を共に画定する。
従って、図6及び図7に最もよく見られるように、底壁78は、静止ブレード66の上壁76よりも厚い。ガイドスロット80は、外側シート86の上層120と内側シート84の底層116との間に形成される。
図9は、ブレードセット64の構成要素の層状配置を示す。同様に、図10は、装着状態のブレードセット64を示しており、例示のために、外側シート86は部分的に省略されている。
2つの折り曲げられたシート84、86を提供することによって、設計の自由度を大幅に拡大されることができ、静止ブレード66の上部及び底部に異なるサイズの壁をもたらす。
図11~図19を参照すると、板金ベースのブレードセット164のさらなる例示的な実施形態が図示され、さらに詳細に説明される。図11は、ブレードセット164の斜視底面図である。図12は対応する分解図である。ブレードセット164は、静止ブレード166と可動ブレード168とを有する。ブレードセット164は、第1の前縁部170及び第2の前縁部172を形成する。第1の前縁部170及び第2の前縁部172の各々に、静止ブレード166の歯174が設けられる。静止ブレード166は、上壁176及び底壁178を有し、これらは、その間に可動ブレード168を収容するためのガイドスロット180を画定する。静止ブレード166を形成するために、単一のシート184が使用される。さらに、図11~図19の例示的実施形態によれば、別個の中間ガイド要素(図3~図10の参照番号82を参照)は存在しない。可動ブレード168の歯は、図12において188によって示される。さらに、本明細書で前述した静止ブレード66と同様に、静止ブレード166はまた、ガイドウィンドウ又はガイド凹部194を有し、単一のシート静止ブレード166の対応するガイド輪郭と協働する接触要素196が設けられる。接触要素196は、静止ブレード166のガイドスロット180内の対応するガイド壁又はガイド面に接触する接触突起とも称され得る。
さらに、アライメント機構190が、図12に示されており、この文脈では図13も参照されたい。アライメント機構190は、静止ブレード166を形成する単一のシート184の最終的に正確に折り曲げられた形状に寄与する。
さらに、図3~図10に示す実施形態と同様に、図12に示す可動ブレード168もまた、それぞれの駆動要素に対するコネクタゾーン192又はコネクタ幾何学形状を備える。
図13は平坦なブランク198を示し、そこから、パンチング又はスタンピングによって単一のシート184を得ることができる。折り曲げられていない状態では、歯174、上壁176、及び底壁178を最終折り曲げ状態で画定する各部分は、直列に配置される。さらに、先端又は前面端部200が図13に示されており、各歯174において、折り曲げられていない状態で、2つの前面端部200が設けられ、その間に内側部分202が形成される。一連の歯174は、図13に示されているブランク198内の第1の前縁部170及び第2の前縁部172の両方のためのそれぞれのパターンで設けられている。一連の歯174は、隣接する歯の間にそれぞれのスロット204を形成することによって画定され得る。図14及び図15をさらに参照し、折り曲げられた状態の静止ブレード166を説明する。図14では、可動ブレード168が静止ブレード166のガイドスロット180に配置されている。可動ブレード168のためのガイドは、静止ブレード166の中央又は背面部分218内の折り曲げエッジ214、216によって提供される。これに関連して、図17、図18、及び図19をさらに参照する。
図14及び図15は、静止ブレード166の歯174の前面端部200が、単一のシート184を多重折り曲げることによって形成されることを示す。この方法では、折り曲げエッジ206、208、210が前面端部200に形成される。折り曲げエッジ206は、上側折り曲げエッジと称され得る。折り曲げエッジ208は、底部折り曲げエッジと称され得る。折り曲げエッジ210は、中間折り曲げエッジと称され得る。全体的に、歯174の前面端部200は、M字形又は小文字のオメガ形である。
図16、図17及び図18において、歯174の後方部分は、破線のボックスで示されている。後方部分212では、折り曲げエッジ206、208、210がガイドスロット180の前面端部を画定する。
さらに、より詳細に図19に示すように、静止ブレード166の背面部分218には、上壁176と底壁178との間の接触又は接続を提供する折り曲げエッジ214、216が存在する。折り曲げエッジ214は、後方に面する曲げエッジである。折り曲げエッジ216は、前面折り曲げエッジである。可動ブレード168は、折り曲げエッジ210、216の間に案内される。
単一のシート184は、上層230、底層232、第1の内側層234、及び第2の内側層236を形成する。この方法では、単一のシート184のみを使用して、二重壁の静止ブレード166と、可動ブレード168のための正確に成形され且つ境界が定められたガイドスロット180とを形成することができる。さらに、ガイドスロット180の高さは、シート180全体にわたって基本的に一定である内側層234、236のそれぞれの高さ(厚さ)によって正確に規定される。
図20を参照すると、毛切断装置のブレードセット用静止ブレードを形成する方法の例示的な実施形態が示されている。第1のステップS10において、板金ブランクが提供される。次のステップS12において、板金構成要素がそこから得られる。ステップS12は、打ち抜き又は切断操作を含み得る。さらに、ステップS14において、静止ブレードの最終状態において一連の歯を画定する一連のスロットが、板金構成要素内に形成される。ステップS12及びS14は、同時に実行されてもよい。
このようにして半完成品を準備すると、折り曲げステップS16を開始することができる。図20に示すように、以下のステップS16は、それぞれが1つの折り曲げエッジの形成を含むサブステップS18、S20を含む。この方法では、シート金属構成要素は、2回以上折り畳まれて、ガイドスロットを画定する二重壁静止ブレードを形成することができ、複数の歯を有する少なくとも1つの前縁部が設けられ、歯は、その前面端部において、シート金属材料の2つ以上の折り曲げエッジによって画定される。
さらに、図21を参照し、毛切断装置用のブレードセットを製造する関連する方法を示す。
この方法は、内側シートブランクの提供に関連するステップS50を含む。次のステップS52において、例えば、切断によって、板金構成要素が形成される。次のステップS54において、一連の歯を画定するスロットが、板金構成要素において加工される。さらに、折り曲げステップS56が続き、シート金属構成要素内の少なくとも1つの折り曲げエッジが形成され得る。同様に、ステップS60、S62、S64、S66を含む並列シーケンスにおいて、外側シートが形成される。ステップS60において、外側シートブランクが提供される。次のステップS62において、外側シートのためのシート金属構成要素が、切断又は型抜きによって形成される。さらなるステップS64において、一連のスロットがその中に加工されて一連の歯を画定する。さらに、ステップS66において、板金構成要素が折り曲げられる。
ステップS52/S54及びステップS62/S64は、それぞれ、同時に実行されてもよい。
内側シートと外側シートの両方が接合ステップS70において接合される。最終的に、外側シートは、内側シートに巻き付けられる。
さらに、提供(provision)ステップS72、S74が与えられている。ステップS72において、可動ブレードが提供される。ステップS74において、中間ガイド要素が提供される。可動ブレード及び中間ガイド要素は、それらが内側シート及び外側シートによって画定されるガイドスロットに一緒に挿入されなければならないように配置される。したがって、組み立てステップS76が続き、そこれは、内側シート、外側シート、可動ブレード及び中間ガイド要素が接合され、組み立てられる。
さらに、その後のステップS78において、内側シート、外側シート及び中間ガイド要素は、例えば、ボンディングによって、互いに固定して取り付けられる。
図22を参照すると、毛切断装置用のブレードセットを製造する方法の代替実施形態が示されている。この方法は、板金ブランクの提供に関するステップS100を含む。次のステップS102において、例えば、切断又はスタンピングによって、ブランクからシート金属成分が得られる。さらなるステップS104において、一連のスロットが、複数の静止ブレード歯を画定するために、シート金属構成要素において加工される。ステップS100及びS102は、同時に実行されてもよい。
次の折り曲げステップS106において、3つ以上の折り曲げ(サブ)ステップS108、S110、S112が実行される。従って、図22に示される実施形態に従って、静止ブレードの歯の前面端部を画定するために、互いに隣接する3つの折り曲げエッジが加工される。
いくつかの実施形態では、折り曲げステップS106は、ブレードセットの可動ブレードのための中間ガイド要素又はガイド構造が形成され得るように、静止ブレードの中央領域における折り曲げエッジの形成をさらに含む。
ステップS114において、それぞれの可動ブレードが提供される。したがって、組み立てステップS116において、可動ブレード及び静止ブレードが接合され、組み立てられ得る。これは、静止ブレードの中間ガイド部が、可動ブレードの案内凹部と係合して静止ブレードのガイドスロット内に可動ブレードを取り外しできない方法で保持することを含み得る。
さらなるステップS118が続き、そこでは、折り曲げステップS106の結果として形成される静止ブレードの上壁と底壁が、例えば、ボンディングによって互いに対して取り付けられ得る。ボンディングは、はんだ付け、溶接、レーザ溶接、カシメ(clinching)等を含み得る。
本開示は、図面及び前述の説明において詳細に図示及び説明されているが、このような図示及び説明は、説明的又は例示的であり、限定的ではなく、本発明は、開示された実施形態に限定されない。開示された実施形態に対する他の変形は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、当業者が請求項に記載された発明を実施する際に理解し、実施することができる。
請求項において、語「有する、含む」は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞「1つの(“a”又は“an”)」は、複数を除外しない。単一の要素又は他のユニットは、請求項に記載されたいくつかのアイテムの機能を満たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に利用できないことを示すものではない。
請求項中の引用符号は、その範囲を限定するものと解釈してはならない。

Claims (15)

  1. 毛切断装置のブレードセットのための静止ブレードであって:
    ‐ 上壁と、底壁と、それらの間に形成されて可動ブレードを収容するためのガイドスロットと、
    ‐ 各々が前面端部を有する複数の静止ブレード歯と、
    を有し、
    前記上壁及び前記底壁は前記前面端部で互いに接合され、
    前記上壁及び前記底壁は、少なくとも前記前面端部において、板金材料から作られ、
    前記前面端部には、2つ以上の板金折り曲げエッジが存在する、
    静止ブレード。
  2. 前記可動ブレードの向かい合った歯に面している前記前面端部の後方部分において、板金材料によって形成された4つの層を含む層構造が設けられる、
    請求項1に記載の静止ブレード。
  3. 内側シート及び外側シートを有し、前記外側シートは、前記上壁及び前記底壁を画定し、前記内側シートは、前記外側シートの内側に配置される、
    請求項1又は2に記載の静止ブレード。
  4. 前記外側シートは、前記内側シートの周囲に巻かれる、
    請求項3に記載の静止ブレード。
  5. 前記内側シートは、前記前面端部において単一の折り曲げエッジを有し、前記外側シートは、前記前面端部において単一の折り曲げエッジを有し、前記内側シートの前記折り曲げエッジは、前記外側シートの前記折り曲げエッジに入れられている、
    請求項3又は4に記載の静止ブレード。
  6. 前記内側シートは、前記内側シートの前記折り曲げエッジに隣接して、互いに接触する上層及び底層を有する、
    請求項5に記載の静止ブレード。
  7. 前記内側シートの前記上層は、前記ガイドスロットの前面端部を画定する、
    請求項6に記載の静止ブレード。
  8. 前記外側シートは、前記外側シートの前記折り曲げエッジに隣接して、前記内側シートによって互いに離間された上層及び底層を有する、
    請求項5乃至7のいずれか1項に記載の静止ブレード。
  9. 前記複数の静止ブレード歯は、前記静止ブレードの第1の前縁部の第1の一連の歯と、前記第1の前縁部と反対側の前記静止ブレードの第2の前縁部の第2の一連の歯とを有し、前記内側シートは、前記底壁において前記第1の前縁部と前記第2の前縁部とを接続し、前記外側シートは、前記上壁において前記第1の前縁部と前記第2の前縁部とを接続する、
    請求項5乃至8のいずれか1項に記載の静止ブレード。
  10. 前記歯の前記前面端部で多重折り曲げられた単一のシートを有する、
    請求項1又は2に記載の静止ブレード。
  11. 前記歯の前記前面端部は、外側に面する第1の折り曲げエッジ、外側に面する第2の折り曲げエッジ、及び内側に面する第3の折り曲げエッジを有する3つの折り曲げエッジによって形成される、
    請求項10に記載の静止ブレード。
  12. 上層、底層、第1の内側層及び第2の内側層を有し、前記第1の内側層及び前記第2の内側層は、前記上層と前記底層との間に配置され、前記第1の内側層は、前記第1の折り曲げエッジと前記第3の折り曲げエッジとの間に延び、前記第2の内側層は、前記第3の折り曲げエッジと前記第2の折り曲げエッジとの間に延びる、
    請求項11に記載の静止ブレード。
  13. 前記歯から離間した後方部分において、前記底壁は、第1の内側に面する折り曲げエッジと、第1の後方内側層及び第2の後方内側層を規定する第2の外側に面する折り曲げエッジとを有する内側折り曲げセクションを有し、前記第1の後方内側層は上層と接触し、前記第2の後方内側層は底層と接触し、前記第1の後方内側層を形成する前記単一のシートの前記部分は、折り曲げられていない状態において、前記上層を形成する前記単一のシートの前記部分から離間している、
    請求項10乃至12のいずれか1項に記載の静止ブレード。
  14. 毛切断装置用のブレードセットであって:
    ‐ 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の静止ブレード、及び
    ‐ 複数の可動ブレード歯を有する可動ブレード、
    を有し、
    前記静止ブレードの前記ガイドスロットには、中間ガイド要素が前記上壁と前記底壁との間に配置され、
    前記可動ブレードには、ガイド凹部が形成され、
    前記中間ガイド要素は、前記可動ブレードが移動可能に、特に離脱不可能に保持されるように、前記ガイドスロット内に延び、
    前記可動ブレードは、前記静止ブレードに対して動くように配置されている、
    ブレードセット。
  15. 毛切断装置用のブレードセットの板金ベースの静止ブレードを製造する方法であって:
    ‐ 板金ブランクを提供するステップと、
    ‐ 基本的に平坦な板金構成要素を形成するステップと、
    ‐ 前記板金構成要素内に少なくとも1つのスロットのパターンを形成するステップであって、それによって、少なくとも1つの歯付き前縁部を画定する、ステップと、
    ‐ 前記板金構成要素を多重に折り曲げるステップであって、それによって:
    ‐ 上壁と、底壁と、それらの間に形成されて可動ブレードを収容するガイドスロットと、
    ‐ 各々が前面端部を有する複数の静止ブレード歯と、
    を形成し、
    前記上壁と前記底壁は前記前面端部で互いに接合され、
    前記前面端部には、2つ以上の板金の折り曲げエッジが形成されている、
    ステップと、
    を含む、
    方法。
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