JP7168587B2 - 静止ブレード、ブレードセット、及び製造方法 - Google Patents

静止ブレード、ブレードセット、及び製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7168587B2
JP7168587B2 JP2019565539A JP2019565539A JP7168587B2 JP 7168587 B2 JP7168587 B2 JP 7168587B2 JP 2019565539 A JP2019565539 A JP 2019565539A JP 2019565539 A JP2019565539 A JP 2019565539A JP 7168587 B2 JP7168587 B2 JP 7168587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
metal component
blade
support insert
stationary blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019565539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020521570A (ja
Inventor
ファット フーン,キン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2020521570A publication Critical patent/JP2020521570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7168587B2 publication Critical patent/JP7168587B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/06Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof involving co-operating cutting elements both of which have shearing teeth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/12Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the oscillating- cutter type; Cutting heads therefor; Cutters therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/3846Blades; Cutters

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

本開示は、毛切断装置(hair cutting appliance)のブレードセット用の静止ブレード、ブレードセット、及びそれぞれ装備する毛切断装置に関する。さらに、本開示は、毛切断装置用のブレードセットを製造する方法に関する。
特許文献1は、電動毛切断装置のブレードセット用の静止ブレードを開示し、ブレードは、第1の壁及び第2の壁を含み、各壁は、第1の表面、第1の表面から離れる方を向く第2の表面、及び複数の横方向に離間した長手方向に延びる突起部を画定する横方向に延びる前縁部を画定し、第1の壁部及び第2の壁部の第1の表面は、少なくともそれらの前縁部において互いに向かい合い、向かい合っている間、第1の壁部及び第2の壁部の前縁部に沿った突起部は、それらの先端部において相互に接続されて、複数の略U字形の歯を画定し、第1の壁部及び第2の壁部の第1の表面は、それらの間のブレードセットの可動ブレード用の横方向に延びるガイドスロットを画定し、第1の壁部の突起部は、第2の壁部の突起部の平均厚さよりも小さい平均厚さを有する。
二重壁静止ブレードの製造アプローチが、少なくとも静止ブレードの上壁が少なくとも実質的に板金材料から作られている構成を記載する特許文献2及び特許文献3に開示されている。両文献において、金属構成要素と非金属構成要素の統合設計が提案され、板金と射出成形部品を一体的に製造することを含む。従って、金属構成要素と非金属成形部品の利点を組み合わせるために、インサート成形及び/又はオーバーモールディングが提案されている。
特許文献4は、シェーバのカッタヘッド用のブレードセットを開示し、ブレードセットは、歯付き前縁部を備える静止ブレードと、静止ブレードを支持し且つ固定する静止ブレードブラケットと、静止ブレードの内側において、対応する歯を有する移動ブレードとを有し、移動ブレードは、静止ブレードに対して往復して移動して毛を切断することができ、静止ブレードは、静止ブレードブラケットに緊張して固定された可撓性金属シートである。特許文献4は、さらに、弓の弦と同様に静止ブレードブラケットによって可撓性金属シートを引っ張ることを提案する。この目的のために、静止ブレードブラケットの前縁部と後縁部の周りに可撓性金属シートを折り曲げ、静止ブレードブラケットに折り曲げられた可撓性金属シートを、溶接、リベット留め、ボンディングのいずれかにより固定することをさらに提案している。
切断装置は、当該技術分野において知られている。切断装置は、特に、毛切断装置を含むことがある。より一般的な文脈において、本開示は、パーソナルケア装置、特にグルーミング装置を扱う。グルーミング装置は、限定されるものではないが、特にトリミング装置、シェービング装置、及び複合(二重目的又は多目的)装置を含む。
毛切断装置は、ヒトの毛、ときには動物の毛のカットに使用される。毛切断装置は、顔の毛をカットするために、特にひげ剃り及び/又はひげトリミングのために使用することができる。また、カット装置は、頭髪や体毛のカット(ひげそりやトリミングを含む)にも使用される。
トリミングモードでは、毛切断装置は、典型的には、毛切断装置のブレードセットを皮膚から離間させるように配置された、いわゆるスペーシングコーム(spacing comb)を備える。スペーシングコームの有効(オフセット)長さに応じて、トリミング操作後の残りの毛の長さが規定されることができる。
本開示の文脈における毛切断装置は、典型的には、処理ヘッド(processing head)と称されることがある切断ヘッドを有する。切断ヘッドには、ブレードセットが設けられ、ブレードセットは、いわゆる静止ブレードといわゆる可動ブレードとを有する。毛切断装置が作動されるとき、可動ブレードは、静止ブレードに対して動かされ、これは、それぞれの切断エッジ(cutting edges)が互いに協働して毛をカットすることを含み得る。
従って、本開示の文脈では、静止ブレードは、毛切断装置の駆動ユニットが静止ブレードと協働しないように、毛切断装置に取り付けられるように構成される。むしろ、駆動ユニットは、典型的には、可動ブレードに結合され、可動ブレードを静止ブレードに対して可動に設定するように構成される。従って、静止ブレードは、いくつかの実施形態では、毛切断装置のハウジングに固定して取り付けることができる。
しかし、代替実施形態では、静止ブレードは、ピボット可能(pivotable)な態様で、毛切断装置のハウジングに配置される。これは、例えば、毛切断装置の切断ヘッドの輪郭追従(contour-following)機能を可能にすることができる。従って、本明細書で使用するとき、静止ブレードという用語は、限定的な意味では解釈されないものとする。さらに、言うまでもなく、毛切断装置そのものが移動すると、静止ブレードも移動する。しかし、静止ブレードは、切断作用を引き起こすように能動的に作動するように配置されていない。むしろ、可動ブレードが、静止ブレードに対して移動するように配置される。
静止ブレードは、ガードブレードとも呼ばれることがある。典型的には、毛切断装置が毛を切るように操作される場合、静止ブレードは、少なくとも部分的、可動ブレードとユーザの毛又は皮膚との間に配置される。本明細書で使用されるとき、「ユーザ」という用語は、毛が処理又は切断されている個人又は対象を指すものとする。言い換えれば、毛切断装置のユーザ及びオペレータは、必ずしも同一人物ではない。ユーザという用語はまた、理容師又は理容店のクライアントを含んでもよい。
いくつかの態様では、本開示は、トリミング動作及びシェービング動作の両方を可能にする毛切断装置に関する。この文脈では、トリミングのために適切に構成された第1のブレードセットと、シェービングのために適切に構成された第2のブレードセットとを含むデュアル切断構成(dual cutting arrangement)を組み込んだ毛切断装置が知られている。例えば、シェービングブレードセットは、可動切断要素と協働する孔あき箔(perforated foil)を含んでもよい。むしろ、トリミングブレードセットは、互いに協働する歯をそれぞれ備える2つのブレードを含んでもよい。原理的には、シェービングブレードセットの静止部分を形成する孔あき箔は、主として強度上の理由から従来の装置ではかなり厚くなければならないトリミングブレードセットの静止ブレードよりもはるかに薄いことがある。
上記の特許文献1は、静止ブレードに2つの壁を設けることを提案し、一方はユーザの皮膚に面し、他方はユーザから離れる方に面している。2つの壁は互いに接続されており、側面視において、可動カッターブレードのガイドスロットを形成するU字形の輪郭を画定している。従って、静止ブレードは二重壁ブレードである。これは、第2の壁が静止ブレードに十分な強度を与えるので、第1の壁をかなり薄く構成することができるという利点を有する。従って、このような構成は、それぞれの歯が静止ブレード及び可動ブレードに設けられ得るので、トリミングに適している。さらに、ブレードセットは、静止ブレードの第1の壁の有効厚さがかなり減少されるので、シェービングに適している。
従って、二重壁静止ブレード及びそれぞれのブレードセットの製造に対するいくつかのアプローチが提案されている。しかし、上記のアプローチの少なくともいくつかは、依然として、比較的高い製造コスト、特に、成形コスト及び工具コストを伴う。特に、インサート成形又はオーバーモールディング技術を伴う、板金及び射出成形の組合せアプローチは、特定の工具及び製造設備を必要とする。さらに、例えば、研削(grinding)、ラッピング(lapping)、バリ取り(deburring)などの比較的複雑かつコストを増加させる補助プロセスが必要になることがある。
従って、この点に関して、毛切断装置用のブレードセットの製造には、まだ改善の余地がある。
国際公開2013/150412A1号 国際公開2016/001019A1号 国際公開2016/042158A1号 中国特許出願公開第106346519号
上記の観点から、本開示の目的は、上述のような二重壁設計の利点を維持しつつ、コスト効率の良い製造を可能にする、毛切断装置のブレードセットのための静止ブレード、及び、対応する静止ブレードを製造する方法を提供することである。より詳細には、高価なツーリング(tooling)及び複雑な後処理及び/又は組立手順を好ましくは必要としない、かなり単純な製造アプローチに主として依存する静止ブレードを製造する方法を提供することが有益であろう。さらに、2つ以上のむしろ別個の異なる製造方法(例えば、シート金属構成要素のインサート成形及び/又はオーバーモールディングなど)を組み合わせるハイブリッド製造アプローチを省略することが有益であろう。
換言すれば、従来の製造方法に基づくが、上述の新規な設計アプローチに従った静止ブレード及びブレードセットの製造を可能にする製造アプローチを提示することが有益であろう。
本開示のさらなる目的は、それぞれの静止ブレードを備えたブレードセットと、静止ブレード内に移動可能に保持される可動ブレードとを提供することである。さらに、それぞれのブレードセットを取り付けることができる毛切断装置を提供することが望ましい。
本開示の第1の態様では、毛切断装置のブレードセットのための静止ブレードが提供され、前記ブレードセットは、毛を切断するように移動方向に毛を通って移動するように構成され、前記静止ブレードは:
‐ 支持インサート、及び
‐ 二重壁静止ブレード歯を有する歯付き前縁部(toothed leading edge)を画定するように少なくとも部分的に変形された金属構成要素、
を有し、
金属構成要素は、動作するときに皮膚に面する(skin-facing)壁として機能するように配置された第1の壁と、前記第1の壁から離れる方を向いている第2の壁とを形成し、
第1の壁及び第2の壁は歯付き前縁部でつなげられ(joined)、
支持インサートは、第1の壁及び第2の壁を接続し、
金属構成要素は、支持インサートによって所定の位置に保持され、
金属構成要素及び支持インサートは、可動ブレードのためのガイドスロットを共に形成する。
この態様は、静止ブレードが、板金加工、射出成形等のような比較的単純で確立された製造技術を用いて製造され得るという洞察に基づいている。好ましくは、静止ブレードは、2K射出成形、インサート成形、オーバーモールディング、及び/又は、溶接、はんだ付け、接着等を含む複雑なボンディング技術などの複雑な製造技術の必要性を排除し得る、ブレードセットの組み立て部品である。
従って、特許文献4の教示とは対照的に、支持インサートが、取り付け位置(mounted position)を十分に固定する(secure)金属構成要素にプレテンション力(pretensioning force)を加え得るので、接着、溶接、リベット留め、はんだ付けなどを含む追加の接合技術を適用する必要はない。最終的に、金属構成要素及び支持インサートは、ジョイントサブアセンブリ(joint subassembly)を形成する。さらに、第1の壁及び第2の壁を形成するために、金属構成要素は、支持インサート及び少なくともわずかにプレテンションをかけられた(pretensioned)金属構成要素を含むジョイントアセンブリをもたらす挿入プロセスが行われる前に既に変形される。
好ましくは、静止ブレードの少なくとも基本部分を形成する支持インサート及び金属構成要素は、それぞれ、製造が容易であり、静止ブレードを形成するために、組み立てが容易である。さらに、ブレードセットの組み立て状態において可動ブレードが収容されるガイドスロットは、支持インサートと金属構成要素とを組み立てることによって達成される。従って、可動ブレードのための確実な嵌合取り付けが提供され得る。
支持インサートは、金属構成要素の取り付け位置を固定するように配置される。支持インサートは、金属構成要素の第1の壁と第2の壁との間に延び、取り付け状態における第1の壁と第2の壁との相対的位置を規定する第1の壁と第2の壁との間に垂直接続部を形成する。
さらに、金属構成要素と支持インサートが互いに取り付けられるときの取り付け手順の結果として、金属構成要素と支持インサートの取り付けられた相対位置を固定する特定の保持力を規定するための支持インサートの形状のために、金属構成要素は少なくとも部分的に与圧をかけられ得る。
概して、第1の壁及び第2の壁は、互いに平行であってもよく、及び/又は互いに対して傾いていてもよい。さらに、第1の壁及び第2の壁のうちの少なくとも1つにおいて少なくとも部分的に湾曲した形状を想定することもできる。これらの代替は全て、互いに離れる方を向いている第1の壁及び第2の壁を有する二重壁構成を形成することができる。
いくつかの実施態様では、金属構成要素は、それぞれの歯付き前縁部においてU字形又はV字形の構成を形成するように変形されるシート金属ブランクに基づく。これは、元の平坦化されたシート金属構成要素のそれぞれのセクションを曲げること(bending)又は折り曲げること(folding)を含み得る。換言すれば、少なくともいくつかの実施態様において、元のシート金属ブランクの部分は、支持インサートの周囲に巻かれ、それによって、第1の壁、第2の壁、及びそれらの間の移行部(transition)における前縁部を形成する。
概して、静止ブレードは、ガードブレードとも呼ばれ得る。概して、可動ブレードは、カッターブレードとも呼ばれ得る。
支持インサートは、金属構成要素を強化し、金属構成要素の最終的な組み立てられた形状を規定するインレー(inlay)と見なされ得る。換言すれば、少なくとも静止ブレードの接触領域において、支持インサートは、金属構成要素の第1の壁と第2の壁との間の接続部又はリンクを提供し得る。
上述のように、金属構成要素を変形させるアプローチは、曲げ、折り曲げ等を含み得る。各材料加工方法は、概して、一定の許容誤差の影響下にある。言い換えれば、板金部品のための曲げ、折り曲げ、及び同様の加工方法は、しばしば、高精度の部品をもたらさないが、ある程度の比較的大きい許容誤差を含む。
しかし、高い精度及び優れた正確さを可能にする製造方法を用いて製造され得る支持インサートを提供することにより、金属構成要素用のゲージが提供され得る。金属構成要素は好ましくは、組み立て状態で一定のプレロードが存在するように成形されるので、主として、支持インサートの形状は、静止ブレードの結果として得られる形状を、特に切断性能に重要なその部分において規定する。
ブレードセットが作動しているときに皮膚に面しているガイドスロットの上側(top side)は、静止ブレードの第1の壁によって区切られている。換言すれば、可動ブレードは、第1の壁、特に、第1の壁に形成された静止ブレード歯の部分と協働して、毛を切断する。
支持インサートは、第1の壁と第2の壁との間、特に、その歯から離間された静止ブレードの中央領域に垂直接続部を提供する。概して、垂直方向は、第1の壁の主延長面に対して垂直である。従って、支持インサートは、静止ブレードにおいてガイドスロットの高さを規定し得る。ガイドスロットの垂直方向の伸長部分(extension)(高さ)は、主として、比較的小さい許容誤差で製造され得る支持インサートの形状によって規定される。これは、静止ブレードを組み込むブレードセットの全体的な精度及び性能に有益な効果をもたらす。
支持インサートは、成形プロセス、特に射出成形から得ることができる。しかし、いくつかの代替実施形態では、支持インサートは、金属材料を加工する鋳造プロセスから得ることができる。さらに、支持インサートは、所望の最終形状を形成するために中間部を機械加工することによって得ることができる。
しかし、本開示の主要な実施形態では、支持インサートは、比較的単純な射出成形手順から得られるプラスチック部品である。好ましくは、インサート成形、オーバーモールディング、多成分成形等のような複雑な組み合わされた製造手順を回避することができる。
概して、支持インサートは、プラスチック材料、アルミニウム合金などの軽金属を含む金属材料、又は、かなり硬く寸法的に安定な別の適切な材料から製造することができる。
静止ブレードの例示的な実施形態では、静止ブレード歯は、横方向に垂直な断面で見たとき、実質的にU字形又はV字形であり、第1の壁によって形成された第1の脚部と第2の壁によって形成された第2の脚部とを有し、第1の脚部と第2の脚部は互いに合体して静止ブレード歯の先端部を形成する。
この方法では、上述したように、第2の壁によって画定される第2の脚部は、静止ブレード歯部に、増大した強度及び安定性を提供することができ、一方、最小切断長は、第1の脚部のみによって規定される。
静止ブレードのさらなる例示的な実施形態では、金属構成要素は、皮膚に面する第1の壁において基本的に平面である。これは、操作の快適性を改善し、ユーザの操作力を低減する。
静止ブレードのさらなる例示的な実施形態では、第1の壁及び第2の壁は、支持インサートによって互いから離間される。従って、上述のように、支持インサートは、特に、第1の脚部と第2の脚部との間の間隔を画定するための、第1の壁と第2の壁との間のスペーサ又はゲージとして作用し得る。さらに、支持インサートは、ガイドスロットの垂直伸長部分(高さ)を規定するために使用され得る。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、金属構成要素及び支持インサートは、静止ブレードの組み立て状態において互いに圧入される(force-fitted)。従って、金属構成要素を支持インサートに取り付けるために必要なプレテンションをかける(pretensioning)又はプレロードをかける(preloading)ために、金属構成要素を意図された組立位置に保持する一定の力が発生する。このように、金属構成要素及び支持インサートから構成されるアセンブリは、自己保持性(self-retaining)である。しかし、取り付けられた状態を固定するための更なる措置が講じられることを除外するものではない。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、金属構成要素及び支持インサートは、締りばめ(interference-fitted)アセンブリを形成する。この場合も同様に、取り付け手順を可能にするために、金属構成要素を(弾性的に)変形させる必要がある。取り付け状態では、弾性変形による金属構成要素の内部応力が保持力をもたらす。
静止ブレードのさらなる例示的な実施形態では、金属構成要素の第1の壁及び第2の壁は、組み立てられていない状態では、組み立て状態における接触領域の支持インサートに存在する間隔オフセットα、lより小さいクリアランスαcl、lclだけ、接触領域において互いから離間されている。従って、間隔オフセットα、lは、支持インサートの製造によって規定され、取り付け中には大きく変化しない。対照的に、金属構成要素は、クリアランスが間隔オフセットα、lに近づくように、取り付け状態で少なくともわずかに変形するので、金属構成要素におけるクリアランスは組立てられていない状態でのみ存在する。
静止ブレードのさらなる例示的な実施形態では、クリアランスは、垂直間隔距離lcl及び接触領域の第1の壁と第2の壁との間の間隔開放角αclのうちの1つである。概して、接触領域では、第1の壁と第2の壁との間に、支持インサートに形成された対応するオフセットよりも小さい一定のギャップが設けられる。オフセットとギャップとの間の干渉のために、金属構成要素は、取り付け状態でプレロードをかけられる(preloaded)/プレテンションをかけられる(pretensioned)。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、金属構成要素は、板金構成要素であり、支持インサートは、別個に形成された射出成形プラスチック部品である。好ましくは、金属構成要素及び支持インサートは、多成分射出成形、インサート成形、オーバーモールディングなどのいずれによっても、一緒に製造されない。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、支持インサートは、可動ブレードのための横方向に延びるガイド輪郭を画定する。従って、支持インサートは、金属構成要素を加工することによって形成することが容易ではない静止ブレードのさらなる機構(features)を形成するために使用され得る。支持インサートは好ましくは成形されるので、その中にさらなる機構を含めることは容易である。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、支持インサートには、ガイドスロットの長手方向の境界を形成し、金属構成要素の第1の壁と接触する横方向に延びるガイド突出部が形成される。横方向に延びるガイド突出部は、静止ブレードに対する可動ブレードの横方向の移動を可能にし、静止ブレードに対する可動ブレードの長手方向の位置を規定することができる。従って、横方向に延びるガイド突出部は、可動ブレードの歯の先端部と静止ブレードの歯の先端部との間の先端部から先端部までの距離を規定することもできる。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、支持インサートは、ガイドスロットの前方長手方向境界及び後方長手方向境界を形成する。後方長手方向境界は、横方向に延びるガイド突出部によって形成され得る。さらに、ガイドスロットは、その上側において第1の壁によって境界付けされている(bounded)。最終的に、ガイドスロットを形成する静止ブレードは、完全に又はほぼ完全に可動ブレードを包囲する又は取り囲むことができる。従って、可動ブレードは、静止ブレード内に固定され、保護される。
さらに、静止ブレードの別の例示的な実施形態では、支持インサートは、ガイドスロットの底部境界を形成する。ガイドスロットの反対側の上部境界は、第1の壁によって形成される。従って、いくつかの実施形態では、可動ブレードは、支持インサートと第1の壁との間に収容される。いくつかの実施形態では、支持インサートはプラスチック部品であるので、これは可動ブレードの移動の容易さに有益な効果を有し得る。摩擦力が大幅に減少する。可動ブレード歯及び静止ブレード歯の切断エッジが存在する側では、金属部分が互いに接触している。
しかし、いくつかの代替実施形態では、ガイドスロットの底部境界は、少なくとも部分的に、金属構成要素の第2の壁によって形成される。従って、これらの実施形態では、可動ブレードは、金属構成要素によって画定される2つの金属層の間の垂直方向に少なくとも部分的に保持される。
さらに別の例示的な実施形態では、静止ブレードは、第1の歯付き前縁部と、金属構成要素の第1の壁とは反対側の第2の歯付き前縁部とを有し、第1の歯付き前縁部から第2の歯付き前縁部に延びる。従って、デュアルサイド静止ブレード及び対応するブレードセットを形成することができる。これは、それぞれに装備された毛切断装置の性能と適用分野を増加させる。
上記の例示的な実施形態は、静止ブレードにおける歯付き前縁部が湾曲している又は円形にさえなっていることを除外していない。従って、可動ブレードと静止ブレードとの間の相対運動は、往復運動、振動運動、及び/又は回転運動を含み得る。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、第1の歯付き前縁部と第2の歯付き前縁部との間に横方向に延びるガイド突出部が形成される。従って、静止ブレードの中央領域を、静止ブレードに対する可動ブレードの長手方向相対位置を規定するガイド構成に使用することができる。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、底面において、支持インサートは金属構成要素を越えて延在し、支持インサートの底面において取り付け機構(mounting features)が形成される。好ましくは、取り付け機構は、支持インサートと一体的に形成される。従って、静止ブレードに別個の取り付け部品を追加する必要なく、スナップ式取り付け(snap-on mounting)又は類似の取り付けを提供することができる。
静止ブレードのさらに別の例示的な実施形態では、取り付け状態において、静止ブレード歯の少なくともいくつかにおいて支持インサートと金属構成要素との間のクリアランスを規定する長手方向の先端部オフセットが、支持インサートの歯部の先端部と金属構成要素の歯部の先端部との間に設けられる。これは、いくつかの例示的な実施形態では、支持インサートが金属構成要素内に挿入されるときに、それらの間の横方向の相対的な摺動運動を含む、金属構成要素と支持インサートとの組み立てを容易にする。
本開示の別の態様では、毛切断装置用のブレードセットが提供され、ブレードセットは:
‐ 本明細書に記載される少なくとも1つの実施形態による静止ブレード、及び
‐ 複数の可動ブレード歯を有する可動ブレード、
を有し、
可動ブレードは、組み立て状態において金属構成要素と支持インサートとの間に移動可能に固定され、
可動ブレード及び静止ブレードは、毛を切るように互いに対して動くように構成される。
概して、ブレードセットは、金属構成要素及び支持インサートによって相互に画定されるガイドスロットにおいて可動ブレードのためのポジティブフィット(positive-fit)取り付けを提供することができる。
いくつかの例示的な実施形態では、可動ブレードの垂直位置を規定するために、金属構成要素及び支持インサートは、ガイドスロット内の可動ブレードのための密な(垂直)取り付けクリアランスをそれらの間に画定する。
しかし、代替実施形態では、金属構成要素及び支持インサートは、ガイドスロット内の可動ブレードのためのかなり大きな(垂直)取り付けクリアランスをそれらの間に画定する。この実施形態によれば、少なくとも1つの力発生要素(例えば、バネ)が、ガイドスロットの下端部に設けられており、これは、ガイドスロットの上端部に対して可動ブレードを付勢する。従って、ガイドスロット内の可動ブレードの強制閉鎖(force-closed)又は強制支持(force-supported)アセンブリも考えられる。可動ブレードは、ガイドスロットにおいてバネ荷重をかけられ(spring loaded)得る。
好ましくは、可動ブレードは、組み立て状態において分離できない方法で金属構成要素と支持インサートとの間に保持される。
ブレードセットの例示的な実施形態では、可動ブレードにおいて、ガイド凹部が形成され、支持インサートのガイド突出部がガイド凹部内に延在して、静止ブレードにおける可動ブレードのためのポジティブフィット取り付けを提供する。ガイド凹部とガイド突出部は、静止ブレードにおける可動ブレードの長手方向位置を一緒に規定する。
ブレードセットの別の例示的な実施形態では、金属構成要素及び支持インサートはアセンブリを形成し、金属構成要素及び支持インサートは別々に形成される。好ましくは、金属構成要素及び支持インサートは、互いに直接接合されない。換言すれば、金属構成要素及び支持インサートは、静止ブレードを形成するように互いに対して組み立てられ得る。
さらに別の例示的な実施形態では、ブレードセットは、それを介して金属構成要素がそれに組み立てられる支持インサートの横方向端部に接触する横方向エンドキャップをさらに有する。従って、静止ブレードのアセンブリを固定し、ガイドスロット内の可動ブレードの横方向のリミットストップ(limit stop)をさらに画定する、単純な形状の取り付け部が設けられ得る。
本開示のさらなる態様では、毛切断装置用のブレードセットを製造する方法が提供され、その方法は:
‐ 金属構成要素を提供するステップであって:
‐ 金属構成要素内にスロットの少なくとも1つのパターンを形成するステップと、
‐ 金属構成要素を変形させ、それによって第1の壁及び第2の壁を形成するステップであって、スロットの少なくとも1つのパターンは、第1の壁及び第2の壁によって一緒に形成される歯付き前縁部に配置された一連の静止ブレード歯を規定する、ステップと、
を含む、ステップと、
‐ 支持インサートと金属構成要素との間の接触領域において、第1の壁と第2の壁との間の取り付けクリアランスαcl、lclよりも大きい取り付け伸長部分α、lを有する支持インサートを提供するステップと、
‐ 可動ブレード歯を有する可動ブレードを提供するステップと、
‐ 可動ブレードを支持インサートに配置するステップと、
‐ 金属構成要素と支持インサートを接合するステップであって、金属構成要素に支持インサートを横方向に挿入することを含む、ステップと、
を含み、
取り付け状態において、金属構成要素は、接触領域内の支持インサートによって所定の位置に保持される。
換言すれば、金属構成要素と支持インサートを接合するステップは、金属構成要素を一時的に変形させて(取り付けクリアランスを拡大させて)、支持インサートのその中への挿入を可能にすることを含む。取り付け状態では、金属構成要素は、第1の壁と第2の壁を互いから離れるように付勢する支持インサートによってプレテンションをかけられ、固定される。
金属構成要素の変形は、第2の壁を第1の壁から離して外方に曲げること、すなわち、取り付けクリアランスを増加させるように第2の壁を第1の壁から離れて付勢することを含み得る。従って、取り付けられた状態では、残りのバイアス(bias)が第2の壁を内方に、すなわち第1の壁に向かって付勢又は曲げる又は屈曲させる。すなわち、第1の壁と第2の壁がそれらの間に配置された支持インサートと接触するとき、プレロード力が発生する。
製造方法の例示的な実施形態では、金属構成要素と支持インサートとを接合するステップは、金属構成要素と支持インサートとの圧入接合(force-fitted joining)を含む。
製造方法のさらに別の例示的な実施形態では、金属構成要素を提供するステップは、接触領域内の支持インサートの取り付け伸長部分α、lより小さい金属構成要素の第1の壁と第2の壁との間の取り付けクリアランスαcl、lclを規定することを含む。従って、金属構成要素と支持インサートとの間の干渉を意図的に規定することによって、2つの部品のアセンブリが固定され得る。
製造方法のさらに別の例示的な実施形態では、取り付けクリアランスは、垂直間隔距離lcl及び接触領域の第1の壁と第2の壁との間の間隔開口角αclのうちの1つである。
本開示のさらに別の態様では、毛を切るために毛を通って動かされるように構成された毛切断装置が提供され、装置は:
‐ ハンドル部を有するハウジングと、
‐ ハウジング内に配置された駆動ユニットと、
‐ 本明細書に記載される少なくとも1つの実施形態によるブレードセットを有する切断ヘッドと、
を有する。
概して、ブレードセットは、それぞれの一連の静止ブレード歯(及び可動ブレード歯)によって画定される基本的に直線の前縁部を有し得る。この実施形態によれば、可動ブレードと静止ブレードとの間には、基本的に往復の実質的に直線的な相対運動が存在する。しかし、これは、静止ブレードに対する可動ブレードの少なくとも幾分湾曲した(振動する)移動経路が存在する実施形態を除外するものではない。これは、例えば、可動ブレードに対するそれぞれの案内リンク機構によって引き起こされ得る。
さらに、ブレードセットの基本的に直線の構成に加えて、ブレードセットの湾曲した又は円形の配置も想定され得る。従って、静止ブレード歯(及び可動ブレード歯)のそれぞれの構成によって規定される幾分湾曲した又は円形の前縁部を設けることができる。従って、本明細書において長手方向、横方向及び/又は高さ方向を参照する場合、これは限定的な意味で解釈されないものとする。湾曲した又は円形のブレードセットは、同様の方向に関連して定義及び説明されてもよいが、極方向及び/又はさらに適切な方向情報に関連してもよい。従って、デカルト座標系だけでなく、極座標系及びさらに適切な座標系も、ブレードセットの直線及び/又は湾曲設計を記述するために使用することができる。
いくつかの実施形態では、ブレードセットは、2つの反対側の前縁部、すなわち、2つの反対側の一連の静止ブレード歯及び可動ブレード歯を備える。この方法では、ブレードセットの引っ張り運動と押し運動の両方が、切断動作に使用され得る。さらに、この方法では、毛切断装置は、より柔軟に展開することができ、これにより、手の届きにくい領域でのスタイリング操作及び毛切断操作を容易にすることができる。
さらに好ましい実施形態は、従属請求項において定義される。請求項に記載された方法は、請求項に記載された装置と同様の及び/又は同一の好ましい実施形態を有し、従属請求項において定義されていることを理解されたい。
本開示のこれら及び他の態様は、以下に記載する実施形態から明らかになり、以下に記載する実施形態を参照して説明される。
毛切断装置の例示的な実施形態の斜視正面図を示す。 毛切断装置用のブレードセットの例示的な実施形態の斜視図を示す。 本開示によるブレードセットの例示的な実施形態の斜視上面図を示す。 図3の構成の斜視底面図である。 図3及び図4に示すブレードセットの構成要素の上面図を分解状態で示す。 図3の構成の斜視分解上面図を示す。 図6の構成の斜視分解底面図を示す。 構成要素が分離された状態で示されている、ブレードセットの一実施形態の斜視図を示す。 本開示によるブレードセットの実施形態の部分上面図を示す。 図9のX-X線に沿った横断面図を示す。 図9の線XI-XI線に沿った横断面図を示す。 図9の線XII-XIIに沿った横断面図を示す。 静止ブレードの構成要素が分離状態で示される、図10に示される構成の静止ブレードの横断面図を示す。 概略的な単純化された断面図で本開示によるブレードセットのさらなる実施形態を示す。 概略的な単純化された断面図で、本開示によるブレードセットのさらなる実施形態を示す。 概略的な単純化された断面図で、本開示によるブレードセットのさらなる実施形態を示す。 本開示による毛切断装置用のブレードセットを製造する方法の例示的実施形態を示すブロック図を示す。
図1は、毛切断装置10の斜視正面図を示す。毛切断装置10は、トリミングとシェービングの両方を行うことができる装置として構成されている。
装置10は、細長い形態で構成されたハウジング12を有する。ハウジング12には、ハンドル部14が規定されている。ハウジング12には、駆動ユニット16が配置されている。さらに、バッテリ18は、ハウジング12内に配置され得る。図1において、駆動ユニット16及びバッテリ18は、破線のブロックで示されている。ハウジング12には、オン/オフボタン等のようなオペレータ制御装置20が設けられ得る。
その上端において、装置10は、ハウジング12に取り付けられた処理ヘッド24を有する。処理ヘッド24は、ブレードセット26を有する。ブレードセット26、特にその可動ブレードは、図1の二重矢印28も参照して、駆動ユニット16によって往復動する方法で、駆動される。その結果、ブレードセット26のブレードのそれぞれの歯が互いに対して動き、それによって切断作用をもたらす。ブレードセット26の上側又は上面は、図1において30で示されている。
ブレードセット26のブレードは、第1の前縁部32に配置され得るとともに、少なくとも一部の実施形態では、第1の前縁部32と反対側の第2の前縁部34に配置され得る。第1の前縁部32は、前方前縁部とも呼ばれ得る。第2の前縁部34は、後方前縁部とも呼ばれ得る。
さらに、図1に、装置10の一般的な前進方向又は移動方向を二重矢印38で示す。図1の例示的な実施形態のブレードセット26は2つの前縁部32、34を備えているので、押し及び引き運動が毛を切るために用いられ得る。
以下では、静止ブレード及びブレードセット26の例示的な実施形態が明らかにされ、より詳細に説明される。ブレードセット26は、装置10又は類似の装置に取り付けることができる。言うまでもなく、各実施形態に関連して開示された単一の特徴は、分離された方法で、他の実施形態のいずれかと組み合わされてもよく、それによって、本開示の範囲に依然として含まれるさらなる実施形態を形成する。
本明細書に示されるいくつかの図において、例示的な座標系は、説明目的のために示される。本明細書で使用される場合、X軸は、長手方向に割り当てられる。さらに、Y軸が横方向に割り当てられる。従って、Z軸は、垂直方向(高さ方向)に割り当てられる。ブレードセット26のそれぞれの特徴及び伸長部分との軸/方向X、Y、Zのそれぞれの関連は、これらの図から導くことができる。座標系X、Y、Zは、主として説明目的のために提供されるものであり、本開示の範囲を制限することを意図するものではないことを理解されたい。これは、当業者が、さらなる実施形態、図示及び表示方向のずれに直面したときに、座標系を容易に変える及び変換することができることを含む。また、デカルト座標系の極座標系への変換が、特に円形又は湾曲したブレードセットの文脈において、想定され得る。
図2には、毛切断装置10の処理ヘッド又は切断ヘッド24用のブレードセット26の斜視図が示されている。図1に示す実施形態と同様に、ブレードセット26のブレードの切断方向及び/又は相対運動の方向が矢印28で示されている。装置10が操作されるときにユーザに向いているブレードセット26の上面は30で示されている。図2に示す例示的な実施形態では、ブレードセット26は、第1の前縁部32及び第2の前縁部34を備える。図2には、ブレードセット26の静止ブレード42が示されている。可動ブレード(カッターブレード)は、図2の静止ブレード42によって覆われている。静止ブレードの歯は44で示されている。
図2では見えないブレードセット26の可動ブレードは、駆動ブリッジとも呼ばれ得る駆動係合要素48を介して操作されるとともに作動される。要素48には、駆動軸52の駆動ピン50によって係合される駆動又は係合スロットが形成される。駆動軸52は、湾曲した矢印56を参照して、駆動軸54の周りに回転される。駆動ピン50は、駆動軸54に対して偏心している。その結果、駆動ピン50が回転すると、静止ブレード42に対する可動ブレードの往復運動が行われる。
図2には、輪郭追従機構(contour following feature)とも呼ばれ得るピボット(pivot)機構58がさらに示されている。機構58は、Y軸周りのブレードセット26の特定のピボット運動を可能にする。
図3~図15を参照すると、図1に示すような装置10及び図2に示すような処理ヘッド24内で動作可能なブレードセットの例示的な実施形態が、より詳細に図示され、説明される。
図3及び図4は、本開示によるブレードセット26の例示的な実施形態の斜視図を示す。説明目的のために、静止ブレード42によって図3及び図4の図において完全に覆われているブレードセット26の可動ブレード62が、破線提示で示されている。可動ブレード62は、図6及び図7の分解図に明示的に示されている。
可動ブレード62は、静止ブレード42によって画定されるガイドスロット60に収容される。ガイドスロット60において、可動ブレード62は往復運動可能であり、図3の二重矢印28を参照されたい。従って、可動ブレード62の歯64は、静止ブレード42の歯44と協働して毛を切ることができる。可動ブレード歯64の間には、歯溝66が形成され、図8及び図9も参照されたい。
本開示の主な態様によれば、静止ブレード42は、金属構成要素68及び支持インサート70を含むアセンブリである。ここでは、図5の分解上面図を参照する。図示のように、静止ブレード42は、互いに取り付けられた少なくとも2つの別々の構成要素から構成される。図3~図5のいずれかに示すように、静止ブレード42の第1の横方向端部は、エンドピース(end piece)74によって形成される。
例示的な実施形態では、静止ブレード42の第2の、反対側の端部が、エンド(端部(end))キャップ76によって形成される。図5に示すように、例示的な実施形態のエンドキャップ76は、支持インサート70に取り付けられるように構成された別個の部品である。対照的に、エンドピース74は、支持インサートと一体的に形成される。図3及び図4に示すような組み立て状態では、金属構成要素68及びまた可動ブレード62は、エンドピース74とエンドキャップ76との間の支持インサート70に保持される。従って、エンドピース74とエンドキャップ76は、ブレードセット26の横方向端部を形成する。取り付け状態では、金属構成要素68の横方向端部78は、エンドピース74及びエンドキャップ76にそれぞれ接触する。
少なくともいくつかの実施態様において、支持インサート70は、成形部品である。一例として、支持インサート70は射出成形プラスチック部品である。従って、さらなる機構及び要素が、支持インサート70と一体的に形成され得る。一例として、図4及び図7に見える支持インサート70の底面において、取り付け機構80がその上に形成される。取り付け機構80は、処理ヘッド24の対応するロック機構、例えば、図2に示される輪郭追従機構58に存在するロック機構に係合するように構成される取り付けフックとして構成され得る。
取り付け状態においてエンドキャップ76に係合された支持インサート70の横方向端部は、図5及び図6において82で示されている。横方向端部82は、取り付けられた状態でエンドキャップ76に接触する。さらに、支持インサート70は、横方向端部82とエンドピース74との間に延びる支持壁84を有する。
図3~図12に関連して論じる例示的な実施形態では、静止ブレード42の歯44は、金属構成要素68及び支持インサート70の歯部88、90によって一緒に規定される。歯部88は、金属構成要素68に形成される。歯部90は、支持インサート70に形成される。歯部88の間には、歯溝92が形成される。歯部90の間には、歯溝94が形成され、図5を参照されたい。
歯部90は、支持インサート70の支持壁84から長手方向に延びる。金属構成要素68の歯部88は、その第1の壁100及び第2の壁102によって一緒に規定される。ここでは、図6、図7を参照する。そこに示されているように、金属構成要素68は、曲げ又は折り曲げによって板金材料から得られる。従って、単一の平坦なシート金属ブランクに基づいて、U字形又はV字形の歯部88が得られ、その間にそれぞれの溝92が形成される。金属構成要素68を曲げる又は折り曲げることによって、静止ブレード42の第1の前縁部32及び第2の前縁部34が画定される。
図3~図12の例示的な実施形態では、金属構成要素68の歯部88及び支持インサート70の歯部90は互いに整列され、歯部88はそれぞれの歯部90を覆う。
前縁部32、34では、折り曲げ/曲げエッジ104が、第1の壁100と第2の壁102との間の移行部に設けられる。換言すれば、第2の壁102を形成する元の平坦なシート金属ブランクの部分は、約150°~180°(度)だけ曲げられて歯部88のU字形又はV字形及び結果として得られる歯44を画定する。折り曲げ/曲げエッジ104には、それぞれの丸みが設けられ得る。
さらに、図6及び図7に示すように、可動ブレード62には、ガイド窓を形成するガイド凹部106が形成されている。ガイド凹部106は、支持インサート70においてガイド突出部108と協働する。その結果、ガイドスロット60内の可動ブレード62に対するポジティブフィット案内機能が形成される。従って、ガイドスロット60内の可動ブレード62の長手方向位置が正確に規定される。動作時には、可動ブレード62は、横方向に移動され、ガイド凹部106とガイド突出部108との間の摺動運動を伴う。
可動ブレード62のガイド凹部106は、第1の支持壁110と第2の支持壁112との間に形成される。支持壁110、112からは、可動ブレード歯64が長手方向に延びる。さらに、支持壁110、112は、可動ブレード62の横方向端部に接続され、それによってガイド凹部106を画定する。
例示的な実施形態では、エンドキャップ76は、支持インサート70に/支持インサート70上に嵌合するように配置される。この目的のために、取り付け凹部114が、支持インサート70の横方向の端部82に形成され、図6を参照されたい。エンドキャップ76には、取り付けピン116が形成され、図5及び図7を参照されたい。取り付けピン116は、取り付け凹部114と係合するように配置され、それによって、エンドキャップ76を支持インサート70に取り付ける。
言うまでもなく、エンドキャップ76を支持インサート70に取り付ける別の方法がある。さらに、代替実施形態では、別個のエンドキャップ76は不要である。エンドキャップ76の取り付けは、スナップ式ロック、ボンディング手順、及び/又は同様の接続技術を含み得る。
図6では、静止ブレード42におけるガイドスロット60内の可動ブレード62のガイド面又はガイド輪郭が118で示されている。ガイド輪郭は、可動ブレード62のための少なくとも底部ガイド面を含む。従って、取り付け状態では、可動ブレード62は、金属構成要素68の第1の壁100と支持インサート70に形成されたガイド輪郭118との間に保持される。
図6及び図7には、駆動係合要素48も示されている。要素48は、駆動コネクタ120に取り付けられるように構成される。駆動コネクタ120は、駆動ブリッジとも呼ばれ得る。駆動コネクタ120は、駆動係合要素48と可動ブレード62とを接続する。従って、駆動コネクタ120を介して、駆動運動が可動ブレード62に伝達され得る。支持インサート70には、駆動コネクタ120のための駆動スロット122が形成される。従って、静止ブレード42における駆動コネクタ120のための規定された横方向に移動可能な取り付けが提供される。
図6には、支持インサート70の横方向端部82に形成されたガイドスタブ(guide stub)124がさらに示されている。取り付け状態では、ガイドスタブ124は、エンドキャップ76の嵌合凹部(mating recess)126と協働する。従って、ガイドスタブ124は、エンドキャップ76の取り付け位置を規定する。
図8に示すように、静止ブレード42におけるガイドスロット60内の可動ブレード62の移動のための横方向リミットストップ128、130が設けられている。リミットストップ128は、エンドピース74に形成される。リミットストップ130は、エンドキャップ76に形成される。
図9の部分上面図、並びに図10、図11、及び図12の対応する断面側面図をさらに参照する。加えて、図13の拡大側面断面図を参照する。図10は、図9のX-X線に沿った断面図である。図11は、図9のXI-XI線に沿った断面図である。図12は、図9の線XII-XIIに沿った断面図である。図13は、図10の断面図の配置による、静止ブレード42の例示的な実施形態の分解図を示す。
図10の断面図では、静止ブレード歯44と可動ブレード歯64の断面が示されている。図11には、可動ブレード62の歯溝66及び静止ブレード42の歯溝92、94を通る断面図が示されている。図12には、可動ブレード歯64及び静止ブレード42の歯溝92、94の断面図が示されている。
図13に最もよく示されるように、支持インサート70は、ガイドスロット60の前方長手方向境界138、後方長手方向境界140、及び底部境界142を画定する。ガイドスロット60の上部境界は、第1の壁100によって画定される。底部境界142は、支持壁84によって形成される。支持インサート70は、少なくともいくつかの実施態様において成形されるので、可動ブレード62がそこに正確に収容されるようにガイドスロット60を画定することは容易である。可動ブレード歯64と静止ブレード歯44との間に規定された接触が与えられるような方法でガイドスロット60内に可動ブレード62を受け入れることが重要である。従って、可動ブレード62の動きをある程度容易にするためには、規定の垂直クリアランスが必要である。一方、ガイドスロット60内の垂直クリアランスは、可動ブレード歯64と静止ブレード歯との間の密接な接触が確保されないので、あまり大きくない。基本的には、前方長手方向境界138及び/又は後方長手方向境界140によって画定されるガイドスロット60内の可動ブレード62の長手方向位置にも基本的に同様のことが適用される。
図9及び図10には、静止ブレード歯44の先端部が144で示されている。先端部144は、先端部144において互いに合流する第1の壁100及び第2の壁102によって主に画定される。
第1の壁100と第2の壁102との間に、ガイドスロット60に隣接して、コネクタアーム148が支持インサート70に形成される。コネクタアーム148は、第1の壁100と第2の壁102との間に延びる。コネクタアーム148は、前方長手方向境界138、後方長手方向境界140、及び底部境界142を形成する。さらに、コネクタアーム148は、支持インサート70と、金属構成要素68の第1の壁100及び第2の壁102との間の取り付け状態での堅く且つ密接な接触を確実にするオフセットを画定する。
いくつかの実施態様において、図10に示すように、金属構成要素68の歯部88と支持インサート70の歯部90との間に先端部オフセット(tip offset)152が存在する。先端部オフセット152は、金属構成要素68及び支持インサート70のプレテンションをかけられた明確に規定された取り付けに寄与する第1の壁100に対する第2の壁102の一定の可撓性を可能にする。
更に、先端部オフセット152は、金属構成要素68及び支持インサート70の取り付けを容易にする。取り付け手順は、典型的には、金属構成要素68と支持インサート70との間の相対的な横方向の摺動を含む。支持インサート70の歯部90が金属構成要素歯部88によって規定されたギャップを長手方向に完全に満たす場合、歯部90を損傷し、破損さえするある程度の可能性がある。従って、金属構成要素68の凸形状の歯部88によって提供される内部空間が完全に満たされないように、支持インサート70の歯部90を長手方向に形成することが有益である。
図10~図13では、金属構成要素68と支持インサート70との間の接触領域156が156によって示されている。本明細書で使用されるとき、接触領域156は、金属構成要素68と支持インサート70との間の接触が可能であり、ガイド60スロット80の少なくとも一部が形成される領域である。接触領域156には、金属構成要素68と支持インサート70との間に、きつい(tight)、少なくともわずかにプレロードをかけられた接触が提供される。支持インサート70、特にそのコネクタアーム148は、第1の壁100と第2の壁102との間に配置される。
上述したように、金属構成要素68は、未組み立て状態では、接触領域156の第1の壁100と第2の壁102との間の距離又はギャップが、支持インサート70のコネクタアーム148の対応する嵌合輪郭(mating contour)よりも小さくなるように構成される。従って、取り付け状態では、第1の壁100及び第2の壁102が接触領域156において少なくともわずかに互いに離れる方に付勢されるので、特定のプレロードが金属構成要素68に誘起される。
前述のように、静止ブレード歯44のかなりの部分を形成する金属構成要素68の歯部88は、U字形又はV字形である。すなわち、歯部88は、先端部144を形成するように互いに接触する第1の脚部160及び第2の脚部162を有する。第1の脚部160は、第1の壁100によって形成される。第2の脚部162は、第2の壁102によって形成される。
図13では、支持インサート70と金属構成要素68とのそれぞれの嵌合寸法が示されている。金属構成要素68において、垂直クリアランスlcl及び/又はクリアランス角αcl(アルファcl)のうちの少なくとも1つが、第1の壁100(又は第1の脚部160)と第2の壁102(又は第2の脚部162)との間に存在する。
支持インサート70において、特にコネクタアーム148において、垂直オフセットl又は垂直取り付け角αoのうちの少なくとも1つが、取り付けられた状態でそれぞれ第1の壁100及び第2の壁102と接触するように配置された対向する表面に存在する。
図13に示すような分離状態では、第1の脚部160と第2の脚部162は、組み立て状態のように(図10~12に示すような)組み立て状態よりも互いに近接している。第1の壁100と第2の壁102との間の相対位置は、コネクタアーム148によって規定される。換言すれば、垂直クリアランスlclは、垂直オフセットlより小さい、及び/又はクリアランス角αclは、少なくともわずかに、オフセット角αより小さい。
その結果、金属構成要素68及び支持インサート70の圧入又は締りばめ取り付けが可能となる。好ましくは、第1の脚部160と第2の脚部162のいずれかと、コネクタアーム148の対応する表面との間の密着が可能である。従って、取り付け手順後に生じるギャップは、好ましくは回避される。
上述の図1~図13に関連して、本開示のいくつかの態様及び実施形態を、比較的詳細な実施形態を参照して議論した。それに基づいて、それぞれ、上述の特徴、構成要素、及びサブアセンブリの少なくともいくつかを利用することができるが、代替の実施形態を概略的に示す図13、図14、及び図15を参照する。従って、以下では、主に変更が強調され、明示的に論じられる。それとは別に、図14、図15、及び図16のいずれかの構成は、上述の実施形態に従って構成されてもよい。
図14は、ブレードセット226の横断面図を概略的に示す。図14では、金属構成要素268の図が分離して提供されている。さらに、金属構成要素268及び対応する支持インサート270を実装する静止ブレード242の対応する図が示されている。加えて、ブレードセット226の組み立て状態が示されており、可動ブレード262が静止ブレード242に取り付けられている。
前述のように、金属構成要素268は、第1の壁300及び第2の壁302を有する。静止ブレード242の取り付け状態では、支持インサート270は、第1の壁300と第2の壁302との間に配置されて、ブレードセット226を形成し、その中にガイドスロット260を画定する。取り付け状態では、可動ブレード262はガイドスロット260に収容され、可動ブレード262の各支持壁を示す参照番号310、312を参照されたい。さらに、金属構成要素268と支持インサート270との間の接触領域は、破線のボックス356によって示されている。
図15は、ブレードセット426のさらなる例示的な構成の横断面図を概略的に示す。図15では、金属構成要素468の図が分離して提供されている。さらに、金属構成要素468及び対応する支持インサート470を実装する静止ブレード442の対応する図が示されている。加えて、ブレードセット426の組み立て状態が示され、可動ブレード462が静止ブレード442に取り付けられている。
金属構成要素268は、第1の壁500及び第2の壁502を有する。静止ブレード442の取り付け状態では、支持インサート570は、第1の壁500と第2の壁502との間に配置されて、ブレードセット426を形成し、その中にガイドスロット460を画定する。取り付け状態では、可動ブレード462は、ガイドスロット460に収容され、可動ブレード562のそれぞれの支持壁を示す参照番号510、512を参照されたい。さらに、金属構成要素568と支持インサート570との間の接触領域は、破線のボックス556によって示される。
図16は、ブレードセット626のさらなる例示的な配置の横断面図を概略的に示す。図16では、金属構成要素668の図が分離して提供されている。さらに、金属構成要素668及び対応する支持インサート670を実装する静止ブレード642の対応する図が示されている。加えて、ブレードセット626の組み立て状態が示され、可動ブレード662が静止ブレード642に取り付けられている。
金属構成要素668は、第1の壁700及び第2の壁702を有する。静止ブレード642の取り付け状態では、支持インサート670は、第1の壁700と第2の壁702との間に配置されて、ブレードセット626を形成し、その中にガイドスロット660を画定する。取り付け状態では、可動ブレード662はガイドスロット760に収容され、可動ブレード762のそれぞれの支持壁を示す参照番号710、712を参照されたい。さらに、金属構成要素668と支持インサート670との間の接触領域は、破線のボックス756によって示される。
図14、図15、及び図16のいずれにおいても、金属構成要素268、468、668の第1の壁300、500、700、及び第2の壁302、502、702は、静止ブレード242、442、642の取り付け状態よりも、分離された孤立状態において互いに近接している。
従って、図14では、第1の壁300と第2の壁302との間のクリアランス角度は、接触領域356における支持インサート270のオフセット角度αよりも小さい。図15では、金属構成要素468の第1の壁500と第2の壁502との間の垂直クリアランスlclは、接触領域556における支持インサート470によって提供される取り付けオフセットlよりも小さい。
同様に、図16では、金属構成要素部分668の第1の壁700と第2の壁702との間のクリアランス角αclは、接触領域756における支持インサート670によって提供されるオフセット角αよりも小さい。さらに、図16では、歯のそれぞれの先端部に向かう支持インサート670の長手方向の伸長部分は、図14及び図15の支持インサート370、570のいずれよりも小さい。しかし、図16に概略的に示す実施形態においても、金属構成要素668と支持インサート670との間にガイドスロット670を画定するための金属構成要素668及び支持インサート670の締りばめ取り付け又は圧入取り付けが可能である。
さらに図17を参照すると、毛切断装置用のブレードセットを製造する方法の例示的な実施形態が概略的に示されている。この方法は、金属構成要素、及び可動ブレードが収容される静止ブレードを共に形成する支持インサートの提供を含む。
第1のステップS10では、金属構成要素が形成されるベースとなるシート金属ブランクが提供される。次のステップS12では、一連の歯のスロットが、好ましくは折り曲げが解除された状態で、シート金属ブランク内で加工される。従って、比較的単純な製造方法を用いることができる。さらなるステップS14において、元来平坦なシート金属ブランクが変形される。これは、一連の歯のスロットに平行で交差する折り曲げエッジの周囲で、シート金属材料を曲げる又は折り曲げることを含み得る。従って、一連の静止ブレード歯を規定するように接続される第1の壁及び第2の壁が形成される。
さらなるステップS20では、ステップS10~S14で加工された金属構成要素に挿入されるように構成された支持インサートが提供される。支持インサートは、成形によって、特に射出成形によって、得ることができる。従って、支持インサートは、例えば、プラスチック材料から作ることができる。支持インサートでは、例えば、ガイド突出部、取り付け機構、横方向エンドピース等のさらなる機構を一体的に形成することができる。
また、ステップS30では、ブレードセット用の可動ブレードが提供される。一般に、可動ブレードは、金属構成要素及び支持インサートによって一緒に画定されるガイドスロット内に収容されるように適合される。
ブレードセットを組み立てるために、第1のアセンブリ(組み立て)ステップS40では、可動ブレードは、支持インサートに取り付け位置に配置される。ステップS40により得られた接合状態では、支持インサートと可動ブレードとのサブアセンブリは、別のアセンブリステップS50で金属構成要素に挿入され得る。金属構成要素の第1の壁及び第2の壁は、支持インサート及び可動ブレードを少なくとも部分的に包含又はカバーする。金属構成要素と支持インサートの両方が静止ブレードを形成する。
好ましくは、金属構成要素及び支持インサートは、圧入又は締りばめされる。従って、保持力を発生する金属構成要素には、一定のプレロード又はプレテンションが誘起される。得られた組み立てられたブレードセットにおいて、可動ブレードは、金属構成要素と支持インサートとの間に形成されたガイドスロット内に移動可能に収容される。
破線ブロックによって示されるような、さらなるオプションのステップS60及びS70が、続き得る。オプションのステップS60は、静止ブレードのためのエンドキャップの提供を含む。エンドキャップは、射出成形プラスチック部品であり得る。
ステップS70では、エンドキャップは、支持インサートに取り付けられて、金属構成要素及び支持インサートのアセンブリを固定し、静止ブレードのそれぞれの横方向端部の間に可動ブレードを保持する。
代替実施形態では、金属構成要素及び支持インサートの取り付け状態では、ガイドスロット内の可動ブレードの規定された可動構成が、その他の方法で固定される。
本開示は、図面及び前述の説明において詳細に図示及び説明されているが、このような図示及び説明は、説明的又は例示的であり、限定的ではなく、本発明は、開示された実施形態に限定されない。開示された実施形態に対する他の変形は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、当業者が請求項に記載された発明を実施する際に理解し、実施することができる。
請求項において、語「有する、含む」は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞「1つの(“a”又は“an”)」は、複数を除外しない。単一の要素又は他のユニットは、請求項に記載されたいくつかのアイテムの機能を満たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に利用できないことを示すものではない。
請求項中の引用符号は、その範囲を限定するものと解釈してはならない。

Claims (14)

  1. 毛切断装置のブレードセットのための静止ブレードであって、前記ブレードセットは、毛を切断するように移動方向に毛を通って移動するように構成され、前記静止ブレードは:
    ‐ 支持インサート、及び
    止ブレード歯を有する2つの歯付き前縁部を画定するように少なくとも部分的に変形された金属構成要素、
    を有し、
    前記金属構成要素は、動作するときに皮膚に面する壁として機能するように配置された第1の壁と、前記第1の壁から離れる方を向いている第2の壁とを形成し、
    前記第1の壁及び前記第2の壁は前記歯付き前縁部でつなげられ、
    前記支持インサートは、前記第1の壁前記第2の壁との間に配置され
    前記金属構成要素は、前記支持インサートによって所定の位置に保持され、
    前記金属構成要素及び前記支持インサートは、可動ブレードを受けるガイドスロットを共に形成し、
    前記支持インサートには、前記ガイドスロットの長手方向境界を形成するとともに前記金属構成要素の前記第1の壁と接触する横方向に延びるガイド突出部が形成される、
    静止ブレード。
  2. 前記静止ブレード歯は、横方向に垂直な断面で見たとき、実質的にU字形又はV字形であり、前記第1の壁によって形成された第1の脚部と前記第2の壁によって形成された第2の脚部とを有し、前記第1の脚部及び前記第2の脚部は互いに合体して前記静止ブレード歯の先端部を形成する、
    請求項1に記載の静止ブレード。
  3. 前記第1の壁及び前記第2の壁は、前記支持インサートによって互いから離間される、
    請求項1又は2に記載の静止ブレード。
  4. 前記金属構成要素及び前記支持インサートは、互いに圧入されている、及び/又は、前記金属構成要素及び前記支持インサートは、締りばめによって形成されている
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の静止ブレード。
  5. 前記金属構成要素は、板金構成要素であり、前記支持インサートは、別個に形成された射出成形プラスチック部品である、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の静止ブレード。
  6. 前記支持インサートは、前記可動ブレードのための横方向に延びるガイド輪郭を画定する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の静止ブレード。
  7. 前記支持インサートは、前記ガイドスロットのための前方長手方向境界及び後方長手方向境界を形成し、前記ガイドスロットは、上側において前記第1の壁によって境界付けされ
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の静止ブレード。
  8. 前記2つの歯付き前縁部は、第1の歯付き前縁部と、前記第1の歯付き前縁部とは反対側の第2の歯付き前縁部とを有し、前記金属構成要素の前記第1の壁は、前記第1の歯付き前縁部から前記第2の歯付き前縁部に延びる、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の静止ブレード。
  9. 前記静止ブレード歯は、前記金属構成要素及び前記支持インサートの歯部によって一緒に規定され、前記静止ブレード歯の少なくともいくつかにおいて前記支持インサートと前記金属構成要素との間のクリアランスを規定する長手方向の先端部オフセットが、前記支持インサートの前記歯部の先端部と前記金属構成要素の前記歯部の先端部との間に設けられる、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の静止ブレード。
  10. 毛切断装置用のブレードセットであって:
    - 請求項1乃至のいずれか1項に記載の静止ブレードと、
    - 複数の可動ブレード歯を有する可動ブレードと、
    を有し、
    前記可動ブレードは、組み立て状態において前記金属構成要素と前記支持インサートとの間に、移動可能に固定され、
    前記可動ブレード及び前記静止ブレードは、毛を切るように互いに対して動くように構成される、
    ブレードセット。
  11. 前記可動ブレードにおいて、ガイド凹部が形成され、前記支持インサートのガイド突出部が前記ガイド凹部内に延在して、前記静止ブレードにおける前記可動ブレードのためのポジティブフィット取り付けを提供する、
    請求項10に記載のブレードセット。
  12. 毛切断装置用のブレードセットを製造する方法であって、前記方法は:
    ‐ 金属構成要素を提供するステップであって:
    ‐ 前記金属構成要素内にの少なくとも1つのパターンを形成するステップと、
    ‐ 前記金属構成要素を変形させ、それによって第1の壁及び第2の壁を形成するステップであって、前記の少なくとも1つのパターンは、前記第1の壁及び前記第2の壁によって一緒に形成される2つの歯付き前縁部に配置された一連の静止ブレード歯を規定する、ステップと、
    を含む、ステップと、
    記金属構成要素の前記第1の壁と前記第2の壁との間に配置される支持インサートと前記金属構成要素との間の接触領域において、前記第1の壁と前記第2の壁との間の取り付けクリアランスよりも大きい取り付け伸長部分を有する前記支持インサートを設けるステップと、
    ‐ 可動ブレード歯を有する可動ブレードを提供するステップと、
    ‐ 前記可動ブレードを前記支持インサートに配置するステップと、
    ‐ 前記金属構成要素と前記支持インサートを接合するステップであって、前記金属構成要素に前記支持インサートを横方向に挿入することを含む、ステップと、
    を含み、
    取り付け状態において、前記金属構成要素は、前記接触領域内の前記支持インサートによって所定の位置に保持され、
    前記金属構成要素及び前記支持インサートは、前記可動ブレードを受けるガイドスロットを共に形成し、
    前記支持インサートには、前記ガイドスロットの長手方向境界を形成するとともに前記金属構成要素の前記第1の壁と接触する横方向に延びるガイド突出部が形成される、
    方法。
  13. 前記金属構成要素と前記支持インサートを接合するステップは、前記金属構成要素と前記支持インサートとの圧入接合を含む、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記金属構成要素の前記第1の壁及び前記第2の壁は、組み立てられていない状態では、組み立て状態における前記接触領域の前記支持インサートに存在する間隔オフセットより小さいクリアランスだけ、前記接触領域において互いから離間されている、
    請求項12又は13に記載の方法。
JP2019565539A 2017-05-30 2018-05-22 静止ブレード、ブレードセット、及び製造方法 Active JP7168587B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP17173561.6A EP3409432A1 (en) 2017-05-30 2017-05-30 Stationary blade, blade set, and manufacturing method
EP17173561.6 2017-05-30
PCT/EP2018/063286 WO2018219704A1 (en) 2017-05-30 2018-05-22 Stationary blade, blade set, and manufacturing method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020521570A JP2020521570A (ja) 2020-07-27
JP7168587B2 true JP7168587B2 (ja) 2022-11-09

Family

ID=58873699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019565539A Active JP7168587B2 (ja) 2017-05-30 2018-05-22 静止ブレード、ブレードセット、及び製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20200164533A1 (ja)
EP (2) EP3409432A1 (ja)
JP (1) JP7168587B2 (ja)
CN (2) CN208759623U (ja)
RU (1) RU2763503C2 (ja)
WO (1) WO2018219704A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3409432A1 (en) * 2017-05-30 2018-12-05 Koninklijke Philips N.V. Stationary blade, blade set, and manufacturing method
USD952946S1 (en) 2017-09-01 2022-05-24 Church & Dwight Co., Inc. Hair removal device
EP3461602A1 (en) * 2017-10-02 2019-04-03 Koninklijke Philips N.V. Stationary blade and manufacturing method
EP3466619A1 (en) * 2017-10-05 2019-04-10 Koninklijke Philips N.V. Blade set and manufacturing method
ES2904247T3 (es) * 2018-03-23 2022-04-04 Koninklijke Philips Nv Conjunto de afeitado y aparato para cortar pelo
CN110091364A (zh) * 2019-04-22 2019-08-06 浙江朗威电器科技有限公司 一种毛发切割器具、切割单元、静刀结构及静刀结构的加工工艺
USD925830S1 (en) 2019-07-19 2021-07-20 Church & Dwight Co., Inc. Head assembly for hair removal apparatus
USD914977S1 (en) 2019-07-19 2021-03-30 Church & Dwight Co., Inc. Handle for hair removal apparatus
USD914978S1 (en) 2019-10-18 2021-03-30 Church & Dwight Co., Inc. Hair removal apparatus
USD936899S1 (en) 2019-10-18 2021-11-23 Church & Dwight Co., Inc. Hair removal apparatus
USD942687S1 (en) 2019-11-18 2022-02-01 Church & Dwight Co., Inc. Articulating blade assembly for hair removal device
USD940958S1 (en) 2019-11-18 2022-01-11 Church & Dwight Co., Inc. Articulating blade assembly for hair removal device
EP3854538A1 (en) * 2020-01-23 2021-07-28 Braun GmbH Electric beard trimmer
EP3854542B1 (en) 2020-01-23 2023-12-13 Braun GmbH Electric beard trimmer
EP3854541B1 (en) 2020-01-23 2024-06-26 Braun GmbH Electric beard trimmer
EP3854540A1 (en) 2020-01-23 2021-07-28 Braun GmbH Electric beard trimmer
EP3928932A1 (en) * 2020-06-23 2021-12-29 Koninklijke Philips N.V. Methods of manufacturing a hair trimmer attachment

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106346519A (zh) 2016-10-12 2017-01-25 吴让攀 一种往复式电动剃毛刀头

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2102529A (en) * 1935-02-07 1937-12-14 Clipshave Inc Hair clipper
US2296094A (en) * 1937-07-23 1942-09-15 American Safety Razor Corp Shaving device
US2114219A (en) * 1937-10-22 1938-04-12 Florman Irving Electric dry shaver
US2323655A (en) * 1939-10-16 1943-07-06 Gillette Safety Razor Co Mount for shearing heads
US3477127A (en) * 1967-11-15 1969-11-11 Malachy J Regan Emollient applicator for attachment to an electric shaver
DD111043A1 (ja) * 1973-12-21 1975-01-20
US4403412A (en) * 1980-08-07 1983-09-13 The Gillette Company Razor blade assembly
US4337575A (en) * 1980-08-07 1982-07-06 The Gillette Company Razor blade assembly
US4549352A (en) * 1982-11-10 1985-10-29 Kyushu Hitachi Maxell, Ltd. Washable electric shaver
GB2266259B (en) * 1992-04-14 1995-08-16 Specialife Ind Ltd Hair trimmer for nose or ears
CN2145688Y (zh) * 1992-12-26 1993-11-10 李刚 保安剃须刀
JP2000005460A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Sanyo Electric Co Ltd 往復式電気かみそり
US6499218B2 (en) * 1998-12-28 2002-12-31 Manual Antonio Rocha Four sided dual blade shaver
US6418623B1 (en) * 1999-07-16 2002-07-16 Michael A. Marcarelli Dual-blade razor head with adjustable spacer
GB2425277B (en) * 2005-02-11 2009-12-02 Gillette Co Electric razor assembly
KR100749925B1 (ko) * 2006-06-29 2007-08-16 주식회사 도루코 면도기
JP4912074B2 (ja) * 2006-08-11 2012-04-04 株式会社泉精器製作所 ロック装置
JP5010896B2 (ja) * 2006-10-31 2012-08-29 株式会社貝印刃物開発センター 剃刀
US20080168658A1 (en) * 2007-01-12 2008-07-17 Tzeng Fong Industrial Corporation Reciprocative electric hair trimmer
EP2207651A4 (en) * 2007-10-12 2012-02-15 American Safety Razor RAZOR WITH PAIR OF MODULAR BLADES
DE102008031132A1 (de) * 2008-07-01 2010-01-07 Braun Gmbh Elektrisches Kleingerät zum Entfernen von Haaren
CN201446542U (zh) * 2009-08-06 2010-05-05 任向荣 剃须刀刀头及其外框体
KR101068271B1 (ko) * 2010-09-17 2011-09-28 주식회사 도루코 왕복 리니어 면도기
US20130205595A1 (en) * 2012-02-13 2013-08-15 Eveready Battery Company Inc. Razor Cartridge
EP2834052B1 (en) * 2012-04-03 2017-09-06 Koninklijke Philips N.V. Blade set for hair cutting appliance and method for its manufacture
CN102744736B (zh) * 2012-07-26 2014-11-12 珠海新秀丽家居用品有限公司 双刀体毛修剪器
EP2875917A1 (en) * 2013-11-22 2015-05-27 Koninklijke Philips N.V. Hair cutting appliance and blade set
USD850721S1 (en) * 2014-03-05 2019-06-04 Mack-Ray, Inc. Razor cartridge
US10124498B2 (en) * 2014-04-18 2018-11-13 Koninklijke Philips N.V. Blade set, hair cutting appliance, and related manufacturing method
CN106470807B (zh) * 2014-07-04 2019-03-15 皇家飞利浦有限公司 刀片组、毛发切割器具及相关的制造方法
CN205238089U (zh) 2014-09-18 2016-05-18 皇家飞利浦有限公司 固定刀片和刀片组
US10406702B2 (en) * 2014-09-18 2019-09-10 Koninkliike Philips N.V. Blade set, cutting appliance, and related manufacturing method
WO2017092881A1 (en) * 2015-12-01 2017-06-08 Bic-Violex Sa Shaving razors and shaving cartridges
CA3001660A1 (en) * 2015-12-17 2017-06-22 Bic Violex S.A. Shaving head
US10913172B2 (en) * 2015-12-17 2021-02-09 Bic-Violex Sa Shaving head
WO2017103883A1 (en) * 2015-12-17 2017-06-22 Bic Violex S.A. Shaving head
KR101746387B1 (ko) * 2016-11-24 2017-06-14 주식회사 도루코 일체형 면도기 카트리지
EP3409432A1 (en) * 2017-05-30 2018-12-05 Koninklijke Philips N.V. Stationary blade, blade set, and manufacturing method
EP4067024A1 (en) * 2021-03-31 2022-10-05 BIC Violex Single Member S.A. Shaving razor cartridge

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106346519A (zh) 2016-10-12 2017-01-25 吴让攀 一种往复式电动剃毛刀头

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018219704A1 (en) 2018-12-06
JP2020521570A (ja) 2020-07-27
EP3630426A1 (en) 2020-04-08
RU2019144735A3 (ja) 2021-07-02
RU2019144735A (ru) 2021-07-02
CN108972635B (zh) 2022-05-06
EP3630426B1 (en) 2022-07-20
CN108972635A (zh) 2018-12-11
RU2763503C2 (ru) 2021-12-29
CN208759623U (zh) 2019-04-19
US20200164533A1 (en) 2020-05-28
EP3409432A1 (en) 2018-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7168587B2 (ja) 静止ブレード、ブレードセット、及び製造方法
CN109623884B (zh) 刀片组及其制造方法
US11772290B2 (en) Stationary blade and manufacturing method
US11472049B2 (en) Blade set, hair cutting appliance, and related manufacturing method
CN108687803B (zh) 固定刀片、刀片组及制造方法
JP6118475B1 (ja) 刃のセット、ヘアカッティング機器、及び、関連する製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191203

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7168587

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150