JP6585735B2 - 静止ブレードの製造方法及び静止ブレード - Google Patents

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Description

本開示は、毛切断器具の分野、具体的には、毛切断器具のためのブレードセット用の静止ブレードに関する。より具体的には、本開示は、第1の壁及び第2の壁を含み、第1の壁及び第2の壁は、それらの間に、可動カッタブレードを少なくとも部分的に取り囲み且つ案内できるガイドスロットを定める、静止ブレードの製造についての製造アプローチに関する。
欧州特許出願公開第2857155A1号明細書は、静止ブレードを製造する方法と、毛切断器具のブレードセット用の静止ブレードとを開示しており、静止ブレードは、第1の壁部分と、中間壁部分と、第2の壁部分とを含み、第1の壁部分及び第2の壁部分は、互いに対向し合い、中間壁部分は、第1の壁部分と第2の壁部分との間に配置され、第1の壁部分及び第2の壁部分に沿う対向する突出部は、それらの前縁で中間壁部分を介して仲介的に接続されて、複数の静止ブレード歯を定める。
国際公開第2013/150412A1号は、毛切断器具と、毛切断器具のためのブレードセットと、静止ブレードの対応する製造方法とを開示している。製造方法は、第1の横方向に延びる前縁を有する第1の金属プレートを提供するステップと、第2の横方向に延びる前縁を有する第2の金属プレートを提供するステップと、第1及び第2の金属プレートの前縁の横方向寸法に対応する横方向寸法を有し、第1及び第2の金属プレートの縦方向寸法よりも小さい縦方向寸法を有する、金属ストリップを提供するステップと、積み重ねられて配置される構成の縦断面が略U形状であるよう、第1及び第2の金属プレートの前縁の間に金属ストリップを配置しながら、第1の金属プレートの上に第2の金属プレートを積み重ねるステップと、第1の前縁と第2の前縁との間に金属ストリップを溶接することによって、積み重ねられた構成を固定するステップと、スロットが金属ストリップを超えて長手方向に延びるよう、構成の前縁に複数の横方向に離間させられたスロットを機械加工することによって、U形状の歯を創り出すステップとを含む。
上記方法に従って製造される静止ブレードを含むブレードセットは、トリミング作業及びシェービング作業の両方を可能にするのに特に適する。
体毛を切断する目的のために、2つの慣習的に区別された種類の電動器具、即ち、かみそり(razor)及びヘアトリマ(hair trimmer)又はクリッパ(clipper)が基本的に存在する。一般的に、かみそりは、シェービング、即ち、無精髭のない滑らかな皮膚を得るよう皮膚のレベルで体毛を切る(スライス)するために用いられる。ヘアトリマは、典型的に、皮膚からの選択的な距離で毛を剪断するために、即ち、毛を所望の長さに切断するために用いられる。用途の相違は、両方の器具で実装される切断ブレード構成の異なる構造及びアーキテクチャに反映される。
電気かみそりは、典型的に、フォイル、即ち、極薄穿孔スクリーンと、フォイルの内側に沿ってフォイルに対して移動可能なカッタブレードとを含む。使用中、フォイルの外側は、フォイルを貫通する毛がフォイルの内側に対して動くカッタブレードによって切り落とされて、かみそりの内側の中空の毛収集部分内に落ちるように、皮膚に対して配置され且つ押し付けられる。
他方、電気ヘアトリマは、典型的に、歯付き縁(エッジ)を有する2つのカッタブレードを含み、一方のカッタブレードは、それぞれの歯付き縁が重なり合うよう、他方のカッタブレードの上に配置される。動作中、カッタブレードは互いに対して往復動して、それらの歯の間に捕捉されるあらゆる毛を鋏作用において切り落とす。毛を切断する皮膚より上の精密な高さ(level)は、通常、(スペーサ)ガードまたはコームと呼ばれる追加的な取付け可能な部分を用いて決定される。
その上、シェービング及びトリミングの両方の目的に基本的に適合させられた組み合わせデバイスが知られている。しかしながら、これらのデバイスは、2つの分離した別個の切断区画、即ち、上述のような動力カミソリの着想と一致する構成を含むシェービング区画と、他方ではヘアトリマの着想と一致する構成を含むトリミング区画とを含むに過ぎない。
一般的な電気カミソリは、毛を皮膚より上の所望の異なる長さに切断すること、即ち、精密なトリミング作業に特に適していない。これは、少なくとも部分的には、電気かみそりが、フォイル、結果的に、カッタブレードを皮膚から離間させる機構を含まないという事実によって説明され得る。しかしながら、例えば、アタッチメント間隔コームのようなアタッチメントスペーサ部品を追加することによって、電気かみそりがそのような機構を含むとしても、多数の小さな穿孔を含むのが典型的なフォイルの構成は、毛のうちの最も短く硬いもの以外を効率的に捕捉することを減少させる。
同様に、一般的なヘアトリマは、シェービングに特に適していない。何故ならば、第1に、別個のカッタブレードは、変形しないで鋏作用を実行するために、特定の剛性、従って、厚さを必要とするからである。それは、毛が皮膚の近くで切り落とされるのを防止する、カッタブレードのうちの皮膚に面するブレードの最低限必要とされる刃厚である。結果的に、彼/彼女の体毛を剃る(shave)及び整える(trim)ことの両方を望む使用者は、2つの別個の器具を購入して適用することを必要とする場合がある。
その上、組み合わせシェービング及びトリミングデバイスは、幾つかの欠点を示す。何故ならば、それらは、基本的に、2つの切断ブレードセット及びそれぞれの駆動機構を必要とするからである。その結果、これらのデバイスは、標準タイプの単一目的の毛切断器具よりも重くて摩耗し易く、高価な製造及び組立てプロセスも必要とする。同様に、これらの組み合わせデバイスを操作することは、しばしば、幾分不快で複雑であると感じられる。2つの別個の切断区画を備える従来的な組み合わせシェービング及びトリミングデバイスが利用される場合でさえも、デバイスを取り扱い、異なる動作モードの間で切り替えることは、時間がかかり、ユーザフレンドリでないと考えられることがある。切断区画は典型的にデバイスの異なる場所に設けられるので、案内精度(従って、切断精度)は低下させられることがある。何故ならば、使用者は操作中に2つの別個の支配的な保持位置に慣れる必要があるからである。
上記国際公開第2013/150412A1号は、静止ブレードの第1の部分が、シェービングのために用いられるときに、皮膚に面する可動ブレードの側に配置されるように、並びに静止ブレードの第2の部分が、使用中に、皮膚から離れる方向に面する可動ブレードの側に配置されるように、可動ブレードを収容する、静止ブレードを含む、ブレードセットを提供することによって、これらの問題の一部に取り組んでいる。その上、静止ブレードの第1の部分及び第2の部分は、歯付き切断縁(切断エッジ)で接続され、それにより、可動ブレードのそれぞれの歯を覆う複数の静止歯を形成する。結果的に、可動ブレードは、静止ブレードによって保護される。
この構成は、静止ブレードが強度及び剛性の増大を伴うブレードセットを提供することがある限り有利である。何故ならば、静止ブレードは、皮膚から離れる方向に面する可動ブレードの側にも存在するからである。これは、一般的に、可動ブレードの皮膚に面する側で静止ブレードの第1の部分の厚さを減少させることを可能にする。結果的に、このようにして、可動ブレードは動作中に皮膚により近づくことがあるので、上記ブレードセットは、ヘアシェービング作業に適する。それとは別に、ブレードセットは、ヘアトリミング作業にも特に適する。何故ならば、スロットと交互のそれぞれの歯を含む切断縁の構成は、より長い毛がスロットに入ることも可能にし、結果的に、それらが可動ブレードと静止ブレードとの間の相対的な切断運動によって切断されることも可能にするからである。
しかしながら、毛切断器具及びそれぞれのブレードセットの改良についての必要が依然としてある。これは、上記の一般的な構造的構成に従った、製造に関連する特徴、連続製造又は大量生産についての特別な適性、及びブレードセット、特に静止ブレードの形成のための新規な製造及び/又は材料アプローチによって可能にされる設計構成の提供を特に含むことがある。
シェービング操作及びトリミング操作の両方に特に適した静止ブレード及びブレードセットを製造するための代替的な方法を提供することが、本開示の目的である。その上、対応する静止ブレードも提供される。製造方法に関して、比較的少ない努力及び比較的少ない材料支出で製造し得る二重壁静止ブレードの製造を可能にする製造方法を提供することが有利である。その上、好ましくは、製造方法は、バネ等のような追加的な部品を必要とせずに、静止ブレード内に可動カッタを受け入れる能力を特に含んでよいそれぞれの静止ブレードを含むブレードセットの比較的単純な設計及び構造を可能にする。
静止ブレードに関して、静止ブレードを提供すること及び対応する静止ブレードを含むそれぞれのブレードセットを備える毛切断器具を提供することが更に好ましく、毛切断器具は、トリミング作業及びシェービング作業について動作性能の改良を示すと同時に、好ましくは、グルーミング作業に必要な時間を減少させる。
本開示の第1の特徴において、毛切断器具のブレードセットのためのシートメタルベースの二重壁静止ブレードを形成する方法が提示され、静止ブレードは、第1の壁及び第2の壁を含み、第1の壁及び第2の壁は、可動カッタを受け入れるように構成されるガイドスロットを、それらの間に定め、第1の壁及び第2の壁は、それらの長手方向端で共に接続され、それにより、カッタのそれぞれのカッタ歯を保護する静止ブレード歯を形成し、
当該方法は、
− 第1のプレ製品層(first pre-product layer)を提供するステップと、
− 第1のプレ製品層とは別個の第2のプレ製品層(second pre-product layer)を提供するステップとを含み、
第1のプレ製品層を提供するステップ及び第2のプレ製品層を提供するステップは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のみを提供するステップを含み、
当該方法は、
− 第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との間に、カッタのための、ガイドスロットを提供するステップであって、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方は、材料除去様式において変形させられ或いは機械加工され、それにより、カッタを受け入れるように構成され且つガイドスロットの少なくとも部分を形成する少なくとも1つの窪んだガイド凹部を形成するステップと、
− 第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層が、取り付けられるべきカッタを共同して受け入れるように構成されるよう、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を互いに結合させるステップとを含み、
第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層は、結合状態において、互いに少なくとも部分的にオフセット(offset)されて、取り付けられるべきカッタのための所定の適合隙間嵌め(mating clearance fit)をもたらし、
第1のプレ製品層の長手方向端及び第2のプレ製品層の長手方向端は、静止ブレード歯が第1のプレ製品層によって部分的に形成され且つ第2のプレ製品層によって部分的に形成されるように、互いに結合させられ、
静止ブレード歯の先端が、第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との間の移行ゾーンに隣接して配置される。
この特徴は、上記参照した国際公開第2013/150412A1号に開示されているような既知の製造方法とは対照的に、静止ブレードの二重壁構成が、2つの別個の分離されたプレ製品層、具体的には、2つのシートメタルベースのプレ製品層に基づいて達成されてもよいという洞察に基づく。従来的な製造方法は、国際公開第2013/150412A1号に開示されているように、3つの別個の層を組み合わせることを必要とするか、或いは、単一のシートメタル層に適用される曲げ操作に基づき、その場合、シートメタル層の2つの脚部は、単一の層のみに基づきU形状断面を形成するように、約180°だけ曲げられる。
上記特徴によれば、第1の層及び第2の層のみが、静止ブレードの所望の保護又は包囲幾何学的構成を形成するために必要である。この目的を達成するために、ガイドスロットの形成も必要とされ、それは切断性能を保証するために所定の仕方(様式)で可動カッタを受け入れるのに重要である。
静止ブレードの歯が、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層、そして、もし存在するならば、それらの間の移行ゾーン又は結合ゾーンによって定められる、U形状断面を含むことが特に好ましい。換言すると、完成した静止ブレードには、第3の又は中間のシートメタルベースのプレ製品層は必要でなく、存在しない。
少なくとも幾つかの例示的な実施形態によれば、ガイドスロットは、従来的な仕方(様式)によって、例えば、一般的な材料除去作業によって加工されないことが好ましい。従って、ガイドスロットは、標準的な従来的な(材料除去)機械加工、具体的には、研削(grinding)又は切削(milling)によって加工されないことが好ましい。更に、ガイドスロットは、切断又は打抜き作業によって形成されないことが好ましい。
代替的な例示的な実施形態によれば、ガイドスロットは、切削、研削、化学的切削(エッチング)、電気化学的機械加工(ECM)、又は放電加工(EDM)のような、材料除去機械加工作業を用いて加工されてよい。これらの実施形態においても、2つの層のみが静止ブレードを形成するために必要とされる。
そのようなガイドスロットは、受け入れられるべきカッタのためのシェルを定める。結果として、ガイドスロットは、カッタの所定の又は予め設定された垂直方向及び長手方向の向きに寄与することがある。一般的に、カッタはガイドスロット内に摺動的に(又は摺動可能に)受け入れられ、カッタと静止ブレードとの間の相対的な横方向の動きが可能とされる。
上記方法によれば、シートメタルベースの二重壁静止ブレードをもたらすことがある有益で低コストの代替的な製造アプローチが提供される。そのような静止ブレードでは、(皮膚に面する壁と呼ぶことがある)第1の壁及び(皮膚から離れる方向に面する壁と呼ぶことがある)第2の壁の両方が存在してよい。第1の壁及び第2の壁の両方は、それらの長手方向端で接続され、歯付き前縁(toothed leading edges)が形成されるので、かなり剛的な構成が提供されることがある。これは、皮膚に非常に近接して、好ましくは、皮膚のレベルで、毛を切り落とし或いは切断することを可能にするよう、第1の壁が特に薄くてよいという利点を有することがある。結果的に、シェービング性能は向上させられる。静止ブレードの全体的な剛性又は強度は、ブレードセットが作動しているときに、概ね皮膚から離れる方向に面するカッタの側に設けられる第2の壁によって支持される。結果として、第2の壁は、第1壁よりも厚くなるように選択されてよい。これは基本的にシェービング性能に対して悪影響を有さないが、かなりの剛性を備えるブレードセットを提供する。
1つの例示的な実施態様において、
方法は、
− 一連の静止ブレード歯を形成するステップを含む、静止ブレードで歯付き前縁を加工するステップを更に含み、
それぞれの静止ブレード歯は、第1のプレ製品層によって定められる第1の脚部と、第2のプレ製品層によって定められる第2の脚部とを含み、
静止ブレード歯の先端が、第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との間の移行ゾーンによって定められる。
歯付き前縁を加工するステップは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を結合させるステップに続いて行われてよい。しかしながら、代替的に、歯付き前縁を加工するステップは、結合させるステップの前に行われてもよい。その上、更なる代替として、歯付き前縁を加工するステップは、幾つかのサブステップを含んでよく、それらのうちの一部は、結合ステップの前に行われ、それらのうちの一部は、結合ステップに続いて行われてよい。
歯付き前縁を加工することは、一般的に、切断、打抜き、機械加工、研削、切削等のような、材料除去プロセスを含んでよい。その上、材料を除去するための電気化学的プロセス、例えば、電気化学的機械加工(ECM)又は電気化学的エッチングが利用されてよい。
好ましくは、歯付き前縁を加工するステップは、静止ブレードにある第1の歯付き前縁及び第2の歯付き前縁を加工することを含み、第1の歯付き前縁及び第2の歯付き前縁は、静止ブレードの対向する長手方向端に配置される。一般的に、少なくとも1つの歯付き前縁は横方向に延び、横方向に配置された一連の歯を含む。
本方法の更なる例示的な実施態様において、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を提供するステップは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のみを提供するステップを含み、静止ブレードは、結合させられた状態において、第1のプレ製品層と、第2のプレ製品層と、それらの間の移行ゾーンとから成る。これは静止ブレードのあらゆる金属コンポーネントに特に当て嵌まる。換言すれば、歯の先端での第1の壁、第2の壁、及び第1の壁と第2の壁との間のあらゆる中間ゾーンは、好ましくは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層、そして、もし存在するならば、それらの間の移行ゾーン又は結合ゾーンのみで構成される。
言うまでもなく、少なくとも幾つかの実施形態では、更なる構成要素が静止ブレードのシートメタルベースの主構造に取り付けられてよい。これは金属コンポーネントに成形される或いは他の方法で取り付けられるプラスチックコンポーネントを特に含んでよい。しかしながら、本明細書で開示する少なくとも幾つかの例示的な実施形態によれば、切断作業に関与する、特にカッタを直接的に取り囲む或いは包囲する、静止ブレードのあらゆるコンポーネントは、好ましくは、金属材料で作られ、シートメタル材料をベースとする。これらのコンポーネントは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層、そして、もし存在するならば、それらの間の結合ゾーン又は移行ゾーン内の任意の材料のみから成る。
換言すれば、少なくとも幾つかの例示的な実施態様では、二重壁静止ブレードを二層ベースの静止ブレード、具体的には、シートメタル層ベースの静止ブレードと呼ぶことがある。従来的な静止ブレード製造方法では、歯付き前縁を定める曲げ操作が必要とされるか、或いは、少なくとも3つの層のシートメタル材料の積重ねが必要とされる。従って、互いに結合されてよい、並びに、ガイドスロットが得られることもある基礎として更に作用することがある、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のみから成る構成を提供することが有益である。この点に関して更に述べるに値することは、ガイドスロットが、基本的に平坦な又は平面的なカッタ、具体的には、シートメタルベースの可動カッタブレードを受けるよう特に構成されることである。従って、ガイドスロットは、少なくとも部分的に、互いからオフセットされる、並びに、それらの間にカッタを受ける所望の間隙(垂直間隙)を定める、基本的に平行なガイド表面を提供するのが好ましい。
本方法の更に他の実施態様において、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を互いに結合させるステップは、好ましくは、レーザ溶接によって、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を互い直接的に結合させるステップを含む。一般的には、第1のプレ製品層及び第1のプレ製品層のうちの少なくとも一方を加熱して軟化させて、両方の層を互いに結合させるために、レーザ溶接が利用される。更なる結合アプローチ、例えば、鑞接、従来的な溶接、摩擦溶接等が想定されてよい。好ましくは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を結合させるために用いられる結合材料は、層自体の固有の材料であるか、或いは、特に、形成されるべき歯の先端に隣接して、第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との間のいずれかの結合ゾーンに適用される、付加的であるが幾分類似する、結合材料である。
本方法の更に他の例示的な実施態様において、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を互いに結合させるステップは、移行ゾーンに材料を堆積させ、それにより、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を互いに接続する静止ブレード歯の先端を形成するステップを含む。堆積させられ得る材料は、好ましくは、第1のプレ製品層及び/又は第2のプレ製品層が形成される材料と類似であり或いは基本的に同じである。一例として、レーザ溶接又は他の適切な溶接プロセスが用いられてよく、溶接材料、具体的には、軟化された材料又は溶解された材料の堆積物と組み合わせられてよい。このようにして、溶接シーム又は少なくとも溶接スポットが生成されることがある。好ましくは、少なくとも幾つかの例示的な実施態様では、堆積された材料の中間層が生成され、それは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を、両方の層が所定の仕方(様式)で互いに離間させられる所定の向きにおいて接続する。
これは、堆積させられた材料によって生成されることがある移行ゾーン又は結合ゾーンが、第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との間に所望の間隙を形成し且つ固定することがあるという利点を有することがある。故に、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層は、互いからの指定されたオフセットで配置されてよく、堆積させられた材料は、オフセット又は間隙を「架橋し」(“bridge”)、それにより、歯の先端を形成してよい。
本方法の更に他の例示的な実施態様において、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を互いに結合させるステップは、移行ゾーンで材料を溶解させ、それにより、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を互いに接続する静止ブレード歯の先端を形成するステップを含む。また、この実施態様によれば、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層は、互いから離間させられた所定のオフセットで配置されてよく、材料を軟化させ或いは溶解させるために、熱が層のうちの少なくとも1つに適用されてよく、その場合、材料は、層をそれぞれの対向する層と接続するように変形させられてよい。好ましくは、材料は、結合ステップの後に歯の先端を定めるように、加工されるべき歯の長手方向端に隣接する所定のスポットだけで溶解され或いは軟化される。
本方法の更に他の実施態様では、ガイドスロットの頂側及び底側にある第1のプレ製品層の内向きに面する表面及び第2のプレ製品層の内向きに面する表面が、所定の緊密な隙間嵌め適合様式(tight clearance fit mating fashion)において、それらの間でカッタを直接的に受けるように構成されるように、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層の間でガイドスロットを加工するステップは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を互いに離間させられた所定の仕方(様式)で配置するステップを含む。この目的を達成するために、計測ツール(gaging tool)又は類似の構成が利用されてよい。結果的に、所望のオフセット寸法lが、大きな制限性を伴って高精度に達成されることがある。
本方法の更に他の例示的な実施態様において、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層が、静止ブレード歯の先端に隣接して、互いに接触するよう、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層は、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を互いに結合させる前に直接的に面接触させられる。この実施態様は、具体的には、ガイドスロットの先行する形成又は加工を含む。
本方法の実施態様によれば、第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との間にガイドスロットを加工するステップは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方を変形させ、それにより、カッタを受け入れるように構成され且つガイドスロットの少なくとも部分を形成する少なくとも1つの窪んだガイド凹部を形成するステップを含んでよい。換言すれば、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方は、それらのうちにガイド凹部を形成するように変形させられてよい。これは、好ましくは、研削、切断、又は切削のような、従来的な材料除去プロセスを含まない。
この実施態様の例示的な改良において、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方にあるガイド凹部は、冷間成形、鍛造、精密鍛造、熱間加工、圧印加工、精密打抜き加工、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される、変形プロセスによって形成される。故に、ガイド凹部の所望の形状のネガ形態を実際に提供するダイ又はツールが利用されてよい。結果的に、ダイは、そのうちに凹部を定めるよう、それぞれのプレ製品層に適用されてよい。好ましくは、変形プロセスは、後処理を全く必要とせず、或いは後処理を殆ど必要としない。
変形プロセスは、加工されるプレ製品層が更に剛化されることがあるという更なる利点を有することがある。変形プロセスの他の利点は、完成した静止ブレードのそれぞれの壁部分の高さがより一層小さくなるような方法において、プレ製品層が更に一層薄くされる場合があることである。
上記実施態様の更に他の例示的な改良において、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方にあるガイド凹部は、正味形状(net-shape)又は略正味形状(near-net-shape)プロセスによって形成される。結果的に、かなりの後加工又は後機械加工は必要とされない。
一般的に、変形プロセスによって形成されるガイド凹部は、基本的に長方形であってよく、カッタのための少なくとも1つの横方向に延在する長手方向ガイドを含んでよい。
本方法の実施態様において、第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との間にガイドスロットを加工するステップは、材料除去様式において第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方を機械加工し、それにより、カッタを受け入れるように構成され且つガイドスロットの少なくとも部分を形成する少なくとも1つの窪んだガイド凹部を形成するステップを含んでよい。この目的を達成するために、少なくとも1つの窪んだガイド凹部は、切削、研削、化学的切削、電気化学的機械加工(ECM)、又は放電加工(EDM)のような、材料除去機械加工を用いて加工されてよい。また、これらの実施形態によれば、ガイドスロットを含む静止ブレードを形成するためには、2つの層のみが必要とされる。
更に他の例示的な実施形態において、当該方法は、静止ブレード歯の先端で保護被膜を堆積させる、好ましくは、静止ブレード歯の先端を浸漬コーティングするステップを更に含む。保護コーティングは、例えば、非金属コーティング材料を静止ブレードの先端に塗布することを含んでよい。一例として、液体コーティング材料が利用されてよい。その上、粉体コーティング材料が塗布されてもよい。静止ブレードの先端をコーティングすることによって、静止ブレードは、一層更に皮膚に優しい方法において配置されることがある。結果的に、皮膚刺激は大幅に減少させられる。その上、保護コーティングの潜在的に滑らかで丸く湾曲した表面の故に、静止ブレードの摺動能力は、一層更に増大させられることがある。これはシェービング作業を容易にすることがある。
保護コーティングは、先端にある鋭い縁を覆うことがあり、それは切断作業に寄与しない。静止ブレードの歯及びその先端の実際の加工に依存して、幾つかの場合には、比較的鋭い要素、縁及びピーク(peaks)が、ある程度避けられない。先端での保護コーティング、特に浸漬コーティングは、静止ブレードの皮膚への優しさを向上させるために、鋭い要素を基本的に「弱める」(“defuse”)ことがある。
本開示の他の特徴によれば、毛切断器具のブレードセットのためのシートメタルベースの二重壁の二層静止ブレードが提示され、
二層静止ブレードは、
− 第1の層、具体的には、第1のシートメタル層によって定められる第1の壁と、
− 第2の層、具体的には、第2のシートメタル層によって定められる第2の壁と、
− 第1の壁及び第2の壁によって共同して定められる、カッタのための、ガイドスロットとを含み、
第1の層及び前記第2の層は、二層構成を定め、
少なくとも1つの歯付き前縁が提供され、少なくとも1つの歯付き前縁は、一連の静止ブレード歯を含み、
それぞれの静止ブレード歯が、第1の壁によって定められる第1の脚部と、第2の壁によって定められる第2の脚部と、第1の壁と前記第2の壁との間の移行ゾーンにある先端とを含み、
第1の壁及び前記第2の壁が、所定の緊密な隙間嵌め適合様式において、それらの間に直接的に、取り付けられるべきカッタを共同して受けるように構成されるよう、第1の壁及び第2の壁は、互いに結合させられる。
好ましくは、この特徴に従った静止ブレードは、本明細書で開示するような少なくとも幾つかの実施態様に従った製造方法に従って製造される。好ましくは、静止ブレードの対向する横方向に延びる長手方向の両端部に配置された第1の歯付き前縁及び第2の歯付き前縁が設けられる。好ましくは、横方向に対して垂直な平面において見られるとき、静止ブレードの歯は、U形状プロファイルを含み、第1の脚部及び第2の脚部は、Uのそれぞれの腕部を定め、移行ゾーンにある先端は、両方の腕部を接続するUの底を定める。
本明細書に開示する少なくとも幾つかの例示的な実施態様によれば、少なくとも1つの歯付き前縁は、第1の層によって定められる第1の壁及び第2の層によって定められる第2の壁、そして、もし存在するならば、それらの間の移行ゾーンのみから成る。換言すれば、好ましくは、歯付き前縁は、第1の層によって定められる第1の壁及び第2の層によって定められる第2の壁、そして、もし存在するならば、それらの間に配置される結合材料だけで構成される。
静止ブレードの第1の壁及び第2の壁は、静止ブレード歯の先端で互いに直接的に接触し、ガイドスロットは、カッタを受け入れるよう構成される少なくとも1つの窪んだガイド凹部を含み、窪んだガイド凹部は、第1の壁又は第2の壁の内向きに面する表面に設けられる。好ましくは、窪んだガイド凹部は、一体的に形成された深み(deepening)又は窪み(depression)である。換言すれば、窪んだガイド凹部は、それぞれの材料除去プロセスによって機械加工されないのが好ましい。
静止ブレードの更に他の例示的な実施態様において、静止ブレード歯は、少なくともその先端で浸漬コーティングされる。
本明細書に開示する方法及びデバイスは、類似の実施形態及び改良を有することがある。その上、本明細書に開示する製造方法の実施形態のうちのいずれかによって形成される静止ブレードは、本開示の範囲に含まれる。本開示の更に他の特徴によれば、対応する静止ブレードを含むブレードセット及びそれに取り付けられるカッタが提示される。
本発明のこれらの及び他の特徴は、以下に記載する実施態様から明らかであり、それらを参照して解明される。
ブレードセットを実装する切断ヘッドを含む毛切断器具の例示的な構成の図式的な斜視図を示している。 静止ブレードと可動カッタブレードとを含むブレードセットの分解部分斜視底面図を示しており、可動カッタブレードを部分的にのみ示しており、静止ブレードへの可塑性取付けを断面状態において部分的に示している。 本開示に従った二重壁静止ブレードを形成する方法の例示的な実施態様の幾つかの段階を簡略化された図式的な側断面図において例示している。 図3に例示する方法に従って形成される静止ブレードの図式的な部分側断面図を示している。 図4の構成の簡略された図式的な部分底面図を示しており、図4における線V−Vは、図5の図の対応する向きを示している。 本開示に従って二重壁静止ブレードを形成する方法の他の例示的な実施態様の幾つかの段階を簡略された図式的な側断面図において例示している。 図6に例示するような方法に従って形成されたブレードセットの例示的な実施態様の簡略化された図式的な破断された側断面図を示している。 静止ブレードの他の例示的な実施態様の簡略化された破断された断面図を示している。 静止ブレードの更に他の例示的な実施態様の簡略化された破断された断面図を示している。 2つの歯付き前縁を含む静止ブレードの簡略化された図式的な底面図を示している。 図10の構成の簡略化された部分詳細図を示している。 単一の歯付き前縁を含む静止ブレードの簡略化された図式的な底面図を示している。 他の例示的な実施態様に従った静止ブレードの円形構成の斜視頂面図を示している。 本開示に従った例示的な製造方法の実施態様の幾つかのステップを表す例示的なブロック図を示している。 本開示に従った例示的な製造方法の実施態様の更なるステップを表す更なる例示的なブロック図を示している。 本開示に従った例示的な製造方法の実施態様の更なるステップを表す更に他の例示的なブロック図を示している。
図1は、毛切断器具10、具体的には、電気毛切断器具の例示的な実施態様を、簡略的な斜視図で図式的に例示している。毛切断器具10は、ハウジング、より具体的には、ハウジング部分12と、ハウジング部分12内に破線ブロック14によって示すモータと、ハウジング部分12内に破線ブロック16によって示す駆動機構又はドライブトレーンとを含んでよい。モータ14に電力供給するために、毛切断器具10の少なくとも幾つかの実施態様では、例えば、充電式電池、交換可能な電池等のような、ハウジング部分12内に破線ブロック18によって示す電気バッテリが提供されてよい。しかしながら、幾つかの実施態様において、切断器具10は、電源を接続するための電力ケーブルを更に備えてよい。(内部)電気バッテリ18に加えて又はその代わりに、電源コネクタが設けられてよい。
毛切断器具10は、切断ヘッド20を更に含んでよい。切断ヘッド20で、ブレードセット22が毛切断器具10に取り付けられてよい。駆動機構又はドライブトレーンを介してモータ14によってブレードセット22を駆動させて切断運動を可能にしてよい。切断運動は、以下に更に記載し且つ議論する、静止ブレードと可動カッタブレードとの間の相対的な運動と概ね考えられてよい。一般的に、使用者は、切断器具10を把持し、保持し、且つ毛を切る移動方向30において毛を通じて手動で案内してよい。毛切断器具10は、一般的に、手で案内される或いは手動操作される電気的に動力供給されるデバイスと考えられてよい。その上、切断ヘッド20、より具体的には、ブレードセット22を、枢動可能な方法おいて、切断器具10のハウジング部分12に接続することができる。図1に参照番号28によって示す湾曲した両矢印を参照のこと。幾つかの用途では、切断器具10を皮膚に沿って移動させて、皮膚で成長する毛を切ることができる。皮膚に接近して毛を切るときには、基本的に皮膚のレベルで毛を切断すること(cutting)或いは剪断すること(chopping)を目的としてシェービング作業を行うことができる。しかしながら、ブレードセット22を含む切断ヘッド20が皮膚に対して所望の距離にある経路に沿って進められる、クリッピング(又はトリミング)作業も想定されてよい。
毛を通じて案内されるとき、ブレードセット22を含む切断器具10は、典型的に、図1に参照番号30によって示す共通の移動方向に沿って動かされる。これに関連して述べるに値することは、毛切断器具10が、典型的に手動で案内され且つ動かされることを考慮すれば、移動方向30は、毛切断器具10及びその切断ヘッド20の向きに対して固定された定義及び関係を有する精密な幾何学的基準として必ずしも解釈されなくてよいことである。即ち、皮膚で切断されるべき毛に対する毛切断器具10の全体的な向きは、幾分不安定であると解釈されてよい。しかしながら、例示的な目的のために、(仮想)移動方向30は、毛切断器具10の構造的構成を記述するための手段としての機能を以下において果たすことがある座標系の主中心平面と平行(又は略平行)であると適切に仮定されてよい。
参照の容易さのために、ここでは、座標系が幾つかの図面に示されている。一例として、デカルト座標系X−Y−Zが図1に示されている。それぞれの座標系の軸Xは、この開示の目的のために、長さと概ね関連付けられる略長手方向に延びている。座標系の軸Yは、この開示の目的のために、幅と関連付けられる横(又は横断)方向に延びている。座標系の軸Zは、例示的な目的のために、少なくとも幾つかの実施態様において、概ね垂直方向と呼ぶことがある高さ(又は垂直)方向に延びている。毛切断器具10の特徴的な構成及び/又は実施態様への座標系X−Y−Zの関連付けは、主に例示的な目的のために提供されており、限定的な方法において解釈されてならないことは言うまでもない。当業者は、代替的な向きを含む代替的な実施態様、それぞれの図及び例示に直面するときに、本明細書において提供される座標系を容易に変換し且つ/或いは移動する場合があることが、理解されるべきである。更に述べるに値することは、本開示の目的のために、座標系X−Y−Zが、切断ヘッド20の、特にそのブレードセット22の主方向及び向きと概ね整列させられることである。
本開示の1つの特徴によれば、二重壁構成の、具体的には、カッタを滑動的に/滑動可能に受け入れる静止ブレードによって提供されるガイドスロットの所要の機能を維持しながら、静止ブレードを製造するためのコストを削減し且つ材料を節約するプロセスを目標とする製造アプローチが提示される。
本開示の少なくとも幾つかの特徴に従って成形されるブレードセット22の構成が、斜視分解図及び部分断面図において図2に示されている。ブレードセット22は、静止ブレード24と、カッタ26とで構成される。一般的に、カッタ26を可動カッタブレードと呼ぶことがある。カッタ26は、図2に部分的に示されているに過ぎない。更に、図2において、カッタ26及び静止ブレード24は、分解状態、即ち、互いに引き離された状態において示されている。
図1において既に示したように、ブレードセット22は、好ましくは、第1の前縁32と、第1の前縁32の反対に配置された第2の前縁34とを備える。図2から更に見ることができるように、静止ブレード24は、第1の壁40及び第2の壁42で構成される(composed of)、好ましくは、第1の壁40及び第2の壁42から成る(consists of)。第1の壁40を、皮膚に面する壁と呼ぶことがある。第2の壁42を、毛切断器具10が毛を剃るために作動しているときに皮膚から離れる方向に面する壁と呼ぶことがある。第1の壁40及び第2の壁42を、それぞれ、頂壁及び底壁と呼ぶこともある。
第1の壁40及び第2の壁42は、前縁32,34で接続される。前縁32,34の間で、第1の壁40及び第2の壁42は、ガイドスロット44、具体的には、概ね横方向に延びるガイドスロットを定める。ガイドスロット44は、所定の様式においてカッタ26を収容するよう配置される。これは垂直方向Zにおけるカッタ26の適切な案内及び位置決めを特に含むことがある。その上、少なくとも幾つかの実施形態において、ガイドスロット44は、長手方向Xにおいてカッタ26を案内し且つ位置決めするために配置されてもよい
1つの例示的な実施態様において、カッタ26は、相応して加工されてよいシートメタル層48で基本的に構成される。一例として、それぞれの切断縁(切断エッジ)を提供する、少なくとも1つの一連の、好ましくは、2つの一連の可動カッタ歯50が加工されてよい。
静止ブレード24では、静止ブレード歯54が少なくとも1つの前縁32,34に設けられてよい。静止ブレード24の歯54は、第1の壁40及び第2の壁42によって共同で定められる。静止ブレードのそれぞれの長手方向端で、歯50は、先端56を形成する、或いは、換言すれば、先端56おいて突き出る(run out)。静止ブレード24の歯54及びカッタ26の歯50は協働して毛を切断することがある。
第1の壁40及び第2の壁42の両方は、シートメタル材料から得られてよい。図2の例示的な実施態様において、第1の壁40は、基本的に平面的な又は平坦な延長壁として構成されている(arranged)。第2の壁42は、その中央領域に変位部分46を含んでよい。変位部分46は、中央の長手方向に延びる壁と、中央の長手方向に延びる壁と歯54とを接続する、2つの隣接する基本的に垂直に延びる壁とで基本的に構成される、断面を含んでよい。変位部分46は、適切な曲げプロセスによって形成されてよい。変位部分46の垂直に延びる壁を利用して。カッタ26の長手方向位置を定めてよい。言うまでもなく、幾つかの例示的な実施形態では、第2の壁42は、基本的に平面的な様式において配置されてよい。結果的に、変位部分46は設けられない。
1つの例示的な実施態様において、静止ブレード24は、第2の壁42に配置される、好ましくは、第2の壁42の中央領域に配置される、係合凹部58を含む。係合凹部58を通じて、ドライブトレーン16(図1を参照)はカッタ26と係合して、カッタ26を静止ブレード24に対して往復運度させてよい。このようにして、切断作用が生成されてよい。図2に参照番号60によって示す両矢印は、静止ブレード24とカッタ26との間の相対的な往復する切断運動を示している。
好ましくは、静止ブレード24は、カッタ26のためのガイドスロット44を取り囲む或いは包囲する金属シェルを提供する。換言すると、金属シェルは、好ましくは、第1の壁40及び第2の壁42、並びに、もし存在するならば、第1の壁40と第2の壁42とを接続する先端56に隣接する結合材料で構成され、或いは、第1の壁40及び第2の壁42、並びに、もし存在するならば、第1の壁40と第2の壁42とを接続する先端56に隣接する結合材料から成る。
図2は、インターフェース部分64が静止ブレード24に取り付けられている、静止ブレード24の実施態様を更に例示している。インターフェース部分64は、スナップオン要素66の構成、例えば、フック、凹部、又は類似の取付け要素を備えてよい。一例として、インターフェース部分64は、射出成形されたプラスチックインターフェース部分64として構成されてよい。インターフェース部分64は、静止ブレード24の第2の壁42に取り付けられ或いは結合されてよい。この目的を達成するために、適切な成形プロセス、例えば、インサート成形(insert-molding)、オーバーモールディング(overmolding)、アウトサート成形(outsert-molding)等が利用されてよい。本開示によれば、インターフェース部分64は、第1の壁40及び第2の壁42から成る金属シェルに取り付けられてよいアドオンコンポーネント(add-on component)である。インターフェース部分64は、ガイドスロット44の実質的な構造部分を必ずしも形成しなくてよい。
図3を参照して、本開示に従った静止ブレードを生産する製造方法についての例示的なアプローチを提供しる。図3は、製造プロセスの幾つかの段階I乃至Vを例示している。
第1の段階Iでは、第1のプレ製品層70(first pre-product layer)及び第2のプレ製品層72(second pre-product layer)が提供される(以下、第1の層70及び第2の層72と呼ぶ)。第1の層70は、第1の厚さlt1を含む。第2の層72は、第2の厚さlt2を含む。第2の層72の厚さlt2は、第1の層70の厚さlt1と異なってよい。第1の層70及び第2の層72の両方は、基本的に平面的なシートメタル材料から得られてよい。第1の層70及び第2の層72は、例えば、中間歯部分を形成するように、前加工されて(pre-processed)よい。
第2の段階IIにおいて、第1の層70及び第2の層72は、所定の(defined)相対的な位置及び/又は向きに配置されてよい。これは、第1の層70及び第2の層72が互いに接近するが、所定のオフセットlで離間させられることを含む。この目的を達成するために、取付具(fixture)又は適切なツールによって実施されてもよい、オフセットゲージ76(offset gauge)が利用されてよい。従って、図3−IIに示すオフセットゲージ76は、多種多様な位置配置手段及びツールの代表として主にみなされる。
製造プロセスの更なる段階IIIにおいて、第1の層70及び第2の層72は、適切な結合ツール78を用いて互いに結合される。結合(ボンディング)は、具体的には、溶接、好ましくは、レーザ溶接を含んでよい。好ましくは、結合ツール78は、第1の層70と第2の層72とを接続する結合ゾーン又は移行ゾーン84に接合材料86を堆積させるために配置される。このようにして、中間ブレード80が得られてよい。好ましくは、移行ゾーン84に配置される結合材料86は、第1の層70と第2の層72との間の所定のオフセットlと重なり合う或いはそのようなオフセットlを架橋するように配置される。このようにして、第1の層70及び第2の層72は、第3の中間のシートメタルベースの層を設ける必要なしに所望の金属シェルを形成するために、互いに結合されてよい。
更なる段階IVにおいて、オフセットゲージ76は、中間ブレード80から取り外される。従って、ガイドスロット44が提供され或いは加工される。ガイドスロット44は、オフセット寸法lに正確に対応する高さを含む。従って、ガイドスロット44は、高精度に形成されることがある。結果的に、挿入されるべきカッタ26(図2を参照)が、形成されるべき静止ブレード24に対する相対的な横方向移動のために、所定の緊密な隙間嵌め(tight clearance fit)様式において、ガイドスロット44内に受け入れられてよい。
第1の層70に基づき、第1の壁40が得られてよい。第2の層72に基づき、第2の壁42が得られてよい。その上、中間ブレード80が更に加工されてよい。これは静止ブレード24の歯54及び歯先端56の形成又は更なる加工を含んでよい。
製造プロセスの更なる段階Vでは、コーティング材料90が歯54に、具体的には、その先端56に塗布されてよい。コーティングは、浸漬コーティングプロセスを含んでよい。コーティング材料90は先端56を保護してよく、鋭利な縁及びその尖った又は鋭い輪郭を覆ってよい。
最終的に、第1の壁40と、第2の壁42と、前縁32,34で第1の壁40及び第2の壁42を接続するそれらの間の移行ゾーン84にある結合材料86とから成る、金属シェルを含む、静止ブレード24が得られてよい。
この点に関して、図4及び図5を更に参照する。図4は、図3の段階Vに従った構成の部分横断面図である。図5は、図4の構成の部分底面図であり、視線の向きが線V−Vによって図4に示されている。
図5は、製造プロセスの過程における静止ブレード24の歯54の幾つかの段階を示している。参照符号Iは、図3の状態Iに対応する歯54の状態を示している。参照符号IIIは、図3の段階IIIに対応する歯54の状態を示している。参照符号Vは、図3の段階Vに対応する歯54の状態を示している。
図4から最良に見ることができるように、各歯54は、完成状態において、第1の壁40によって定められる第1の脚部94と、第2の壁42によって定められる第2の脚部96と、第1の脚部94と第2の脚部96とを接続する移行ゾーン84とから成ってよい。第1の脚部94、第2の脚部96、及び移行ゾーン84は、ガイドスロット44を境界付ける。1つの例示的な実施態様では、コーティング90又は浸漬コーティングが歯54に、具体的には、その先端56に塗布される。
図5から更に見ることができるように、隣接する歯54の間に、それぞれの歯スロット98が加工されてよい。毛は歯スロット98に入ってよく、静止ブレード24と対応するカッタ26との接合切断作用(jointed cutting action)において歯スロット98内で切断されてよい。
図5に示す歯54の異なる状態I、III、及びVは、同時に静止ブレード24に存在するものとして、例示的な目的のために主として提示されていることが理解されるべきである。図5が静止ブレード24の幾分説明的な図であることは言うまでもない。具体的には、完成状態において、前縁32の各歯54は、参照符号Vによって図5に示されるような状態にある。
一般的に、(歯ステム部分と呼ぶこともある)脚部94,96及び各壁40,42においてそれらの間に配置されるスロット98の形成は、参照符号IIIによって図3に示すような結合作業の前に又は後に行われてよい。
第1の壁40及び第2の壁42、そして、もし存在するならば、結合材料86を含んでよい移行ゾーン84で構成され、好ましくは、第1の壁40及び第2の壁42、そして、もし存在するならば、結合材料を含んでよい移行ゾーン84から成る、内側金属シェルを含む、静止ブレード24の製造の代替的なアプローチが、図6に例示されている。図6は、製造方法の幾つかの例示的な段階I−Vを例示している。
参照符号Iによって示す第1の段階では、第1のプレ製品層70(以下、第1の層70)及び第2のプレ製品層72(以下、第2の層)が提供される。一例として、第1の層70は、中間の厚さltiを含む。第2の層72は、第2の厚さlt2を含む。第1の層70及び第2の層72の両方は、シートメタルベースの層であってよい。
更なる段階IIでは、一例として、所望のガイドスロット44を提供するために、第1の層70は加工されてよい。この目的を達成するために、第1の層70は、変形ツール102内に配置されてよい。例えば、変形ツール102は、鍛造品、具体的には、精密鍛造ツールとして構成されてよい。変形ツール102は、第1のダイ104と、第2のダイ106とを含む。一例として、第2のダイ106に、完成した静止ブレード24にあるガイドスロット44の部分を形成する第1の層にある加工されるべき凹部の形状に基本的に対応する突起108が設けられてよい。変形ツール102のダイ104,106は、第1の層70に対して付勢されて(biased)よく、推進されて(urged)よい。
変形プロセス又は段階は、図6に参照符号IIIによって示されている。相応して、押圧力又は圧縮力(ブロック矢印110,112)が第1の層70に加えられてよい。副作用として、第1の層70は、ブロック矢印114,116によって図6に示すように、伸び(elongation)を受けることもある。
変形プロセスの主な目標は、段階IVによって示す第1のプレ製品層70の窪んだガイド凹部120の形成である。ガイド凹部120は、カッタ26のためのガイドスロット44の少なくとも一部を形成することがある。その上、変形させられた第1の層70及び第2の層72は、段階IVにおいて互いに直接的に取り付けられてよい。この目的を達成するために、結合ツール78が利用されてよい。第1の壁70及び第2の壁72は、例えば、適切な溶接プロセスによって、好ましくは、レーザ溶接プロセスによって、互いに結合させられてよい。はんだ付けプロセス及び類似の結合プロセスが想定されてもよい。結合状態において、ガイドスロット44は、第1の壁40及び第2の壁42を基礎付ける層70,72の間の所望のオフセットに対応する垂直高さを含む。オフセットlは、ダイ106の突起108の垂直方向延伸に基本的に対応する。図6の段階IIも参照のこと。
更に、変形プロセスの故に、第1の層70は、ガイドスロット44に隣接して薄くされる。第1の層70又は第1の壁40の結果として得られる厚さ又は高さは、ltlによって示されている。図3の実施態様と同様に、第2の層72又は第2の壁42は、その厚さlt2を維持してよい。最終的には、図6に段階Vにおいて示すように、カッタ26は、ガイドスロット44に受け入れられてよい。層1の層40及び第2の層42は、基本的に、互いに直接的に取り付けられてよい。言うまでもなく、第1の壁40と第2の壁42との間の結合ゾーン又は移行ゾーン84に、少なくとも幾つかの結合材料が配置されてよい。
図3の実施態様と同様に、変形及び結合プロセスの前又は後に、静止ブレード24の前縁32,34にある歯54のそれぞれの機械加工が行われてよい。同様に、図3の実施態様と同様に、浸漬コーティング90が歯54に、具体的には、その先端56(図6には示されていない)に塗布されてよい。
図7、図8及び図9は、図6に例示した製造方法に従って形成された静止ブレード24の破断側断面図を例示している。図7は、図6の静止ブレード24の構成に基本的に対応する静止ブレード24の実施形態を例示している。従って、第1の層70から得られる第1の壁40で、窪んだガイド凹部120が加工されている。歯54は、第1の壁40によって提供される第1の脚部94と、第2の壁42によって提供される第2の脚部96と、それらの間に延在する移行ゾーン84とで構成される。移行ゾーン84に隣接して、歯54の先端56が形成されてよい。具体的には、第1の脚部94と第2の脚部96との間に、所定のオフセット寸法lがもたらされ、それはカッタ26(図2を参照)が所定の緊密な隙間嵌め様式において受け入れられることを保証する。
図8は、第1の壁40と第2の壁42とで構成される静止ブレード24の類似の構成を例示しており、第1の壁40及び第2の壁42は、それらの間に配置されたガイドスロット44を取り囲み且つ定める。しかしながら、図7の実施態様とは対照的に、図8のガイドスロット44は、第1の壁40にあるガイド凹部120によって部分的に形成され、第2の壁42に形成されたガイド凹部122によって部分的に形成される。ガイド凹部120,122は、ガイドスロット44を共同して定める。ガイドスロット44で、第1の壁40及び第2の壁42は、互いからのオフセットlで少なくとも部分的に配置される。第1の壁40にあるガイド凹部120及び第2の壁42にあるガイド凹部122の両方は、第1の壁40が得られる第1の層70及び第2の壁42が得られる第2の層72にそれぞれ適用される、適切な変形プロセスを通じて得られてよい。これに関しては、図6を参照のこと。
図9は、本開示に従った静止ブレード24の更なる代替的な実施態様を例示している。図9の実施態様は、ガイドスロット44が第2の壁42にあるガイド凹部122によって主に提供されている点において、図7の実施態様と異なる。対照的に、第1の壁40は、それぞれのガイド凹部を含まない。第2の壁42が得られる第2の層72を適切に加工し或いは変形させることによって、ガイド凹部122を得ることができる。ガイド凹部122は、第1の壁40及び第2の壁42が互いからのオフセットlで少なくとも部分的に配置されることを保証する。結果的に、再び、可動ブレード26は、所望の緊密な隙間嵌め様式においてガイドスロット44内に受け入れられてよい。図9の構成は、達成可能なシェービング近接性を基本的に定める第1のブレード40が、変形プロセスによって影響を受けず、むしろ第2のブレード42が変形プロセスの影響を受ける、という利点を有することがある。故に、第1のブレード40は、提供される第1の層70の正確に定さられる厚さに対応してよい、その元の厚さlt1を維持することがある。
幾つかの例示的な代替的な実施態様によれば、本明細書で議論するガイド凹部120,122のいずれも、研削(grinding)、切削(milling)、及び/又は電気化学的機械加工(electrochemical machining)のような、材料除去によって形成されてよい。
図10は、図6に例示するような製造方法の例示的な実施態様に従って形成した静止ブレード24の簡略化された図式的な底面図を例示している。図10において、(半分のビューで示されている)破線ブロック120,124は、静止ブレード24のガイド凹部120,122の代替的な構成を図式的に例示している。ガイド凹部120は、静止ブレード24の、具体的には、その第1の壁40及び第2の壁42の横方向延伸全体を通じて延在している。対照的に、ガイド凹部124は、静止ブレード24の横方向延伸全体を通じて延在していない。換言すれば、図10に例示するように、ガイド凹部120は、貫通孔として構成されてよいのに対し、ガイド凹部124は、静止ブレード24の長手方向端で境界付けられる静止ブレード24の内部空洞として配置されてよい。ガイド凹部120の貫通孔構成は、カッタ26の横方向挿入を可能にする。対照的に、ガイド凹部124の内部空洞構成は、第1の壁40及び第2の壁42を結合させるステップの前に、カッタ26がガイドスロット44内に配置されることを基本的に必要とする。
図11は、図10に従った構成の部分的な詳細な底面図を例示している。従って、静止ブレード24は、一連の歯54を含み、それぞれの歯スロット98が、隣接する歯54の間に配置され且つ/或いは加工されている。歯54は、第1の壁40及び第2の壁42によって共同して形成され、それらの先端56で互いに接続されている。先端56で又は先端56に隣接して、結合ゾーン又は移行ゾーン84が設けられ、それは長手方向Xにおいてガイドスロット44を境界付ける。再び、図6乃至図11に例示するような実施態様も、先端56に塗布される浸漬コーティングを含んでよい。更に、適切な歯形成及び切断縁形成手段が適用されてよい。
図12は、他の例示的な実施態様に従った静止ブレード24の簡略化された図式的な底面図を示している。静止ブレード24は、本明細書で開示するような少なくとも幾つかの例示的な製造特徴に従って基本的に形成される。静止ブレード24は、単一の歯付き前縁32を含む。この実施態様によれば、第2の歯付き前縁34は必要とされない。それとは別に、図12に例示する静止ブレード24は、図1乃至図11に示すような2つの前縁32,34を含む実施態様に基本的に対応してよい。故に、第1の壁40及び第2の壁42が設けられてよく、ガイドスロット44がそれらの間に設けられて、1つの歯付き前縁だけを同様に含むカッタ26を受け入れて案内してよい。
図13は、本開示の他の例示的な実施態様に従ったブレードセット22の静止ブレード24の円形構成の斜視頂面図を示している。図12の実施態様と同様に、図13の静止ブレード24も、1つの歯付き前縁32だけを実装する。既に示したように、座標系X−Y−Zは、主に例示的な目的のために提示されている。図13において最良に見ることができるように、(デカルト)座標系X−Y−Zの垂直軸又は高さを示す軸Zに基本的に対応する中心軸Lを有する極座標系を用いて、静止ブレードの円形構成を記述し得る。中心軸Lは、回転の中心軸と考えられてもよい。その上、中心軸Lから生じる径方向又は距離rが示されている。加えて、基準径方向と目下の径方向との間の角度を描く角位置を示す座標δ(デルタ)が提供されてよい。その上、(仮想)移動方向30に対して並びに目下のところ観察されている歯54の径方向rに対して基本的に垂直である接線方向が、図13においてtによって示されている。加えて、円周及び/又は接線方向を示す円周方向t’が、図13に例示されている。換言すれば、接線方向は、実際の角度δによって描かれるその異なる点での円周方向t’に対する接線である。
上述のような実施態様のうちの少なくとも1つに関連して記載した本開示の幾つかの特徴は、特定の開示された(直線的な)実施形態に限定されず、従って、それらがデカルト座標系又は円筒座標系に関連して導入され且つ提示されるかどうかに拘わらず、他の実施態様に容易に移転され且つ適用されてよいことが、当業者によって容易に理解されるであろう。円形の静止ブレード24及び対応する円形のカッタ26を実装するブレードセット22の切断動作は、可動カッタブレード26(図13には示されていない)と静止ブレード24との間の相対的な回転運動によってもたらされてよい。換言すれば、それぞれの切断動作は、一方向回転運動又は振動運動であってよい。
また、静止ブレード24は、動作時に皮膚に面する頂面36を定める。それとは別に、単一の円形の歯付き前縁32に配置されてよいそれぞれの歯54が設けられてよい。また、円形の静止ブレード24が、本明細書で開示するような少なくとも1つの特徴に従って形成される二重壁静止ブレードとして構成されてよいときには、第1の壁部分40及び第2の壁部分42が存在してよい。第1の壁部40と第2の壁部42との間には、ガイドスロット44が設けられてよい。
従って、この点に関して述べるに値することは、特に、かなり大きな半径を有する図13に示すような円形の静止ブレード24を実装する円形のブレードセット22が、特に、円形の静止ブレード24の部分又は円形セグメントのみが観察されるときに、理解のために、略直線的な形状のブレードセットとして解釈されてよいことが、当業者によって理解されることである。結果的に、線形の実施形態を定義し且つ説明するために本明細書で用いるデカルト座標系X,Y,Zも、図13の実施形態に移転されて適用されてよい。
図14は、第1のシートメタル層と第2のシートメタル層のみで基本的に構成された毛切断器具のための二重壁静止ブレードを生産する例示的な製造方法を図式的に例示するブロック図である。この方法は、第1のプレ製品層の提供を含むステップS10を含む。従って、第2のプレ製品層の提供を含むステップS12が提供されてよい。後続のステップS14で、ガイドスロットが加工され或いは提供されてよい。これは第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を適切に配置することを含んでよい。しかしながら、これは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方を加工すること、具体的には、変形させることを含んでよい。
更なるステップS16において、第1の横方向に延びる前縁、そして、もし存在するならば、第2の横方向に延びる前縁を定めるために、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層が、好ましくは、それらの長手方向端で互いに接続される、結合作業が行われてよい。
ステップS16において得られてよい中間ブレードを加工することを含んでよい更なるステップS18が行われてよい。ステップS18は、例えば、歯機械加工作業を含んでよい。結果的に、静止ブレードの完成状態又は略完成状態が達成されることがある。
任意的なステップS20では、静止プレートの歯に、具体的には、その先端に、コーティングが塗布されてよい。コーティングステップは、浸漬コーティングプロセスを含んでよい。コーティングは、歯の先端で特に鋭い縁又はスポットを覆ってよく、それは使用者の快適性を高めることがある。
既に上述したように、特に、適切なガイドスロットの提供及び第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との接続のための結合作業を含むステップS14及びS16は、代替的なアプローチ及び下位ステップを更に含んでよい。
一例として、図15は、ガイドスロット形成プロセスの第1の例示的な実施態様を概略的に例示するブロック図を示している。第1のサブステップS50において、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層は、互いに所望のオフセットで配置されてよい。この目的を達成するために、例えば、オフセットゲージ又は位置決めツールが利用されてよい。好ましくは、サブステップS50は、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層が、それらの間に直接的な接触がないような方法において互いに離間することを含む。
第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との間の間隙での材料を堆積させて、両方のプレ製品層を接続することを含む、更なるサブステップS52が続いてよい。これは、一方では、第1のプレ製品層と第2のプレ製品層との間の隙間を架橋するために結合材料を堆積させることを含んでよい。他方では、これは、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を直接的に接触させるために、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方を軟化させることを含んでよい。
図16は、二層構成に基づく所望のガイドスロットの形成についての代替的なアプローチを例示するブロック図を示している。このアプローチによれば、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方を変形させて、そこに窪んだガイド凹部を形成する、サブステップS100が提供されてよい。ガイド凹部は、ガイドスロットの少なくとも部分を形成する。
更なるサブステップS102が、第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を直接的に接触させることを含む。第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方はガイド凹部を備えるので、ガイドスロットはそれらの間に形成されてよい。
第1のプレ製品層及び第2のプレ製品層を結合させて、それらの相対的な向きを固定することを含む、更なるサブステップS104が続いてよい。結合は、前縁で溶接すること、具体的には、レーザ溶接することを含んでよい。
図面及び前述の記述において本発明を詳細に図示し且つ記載したが、そのような例示及び記述は、例示的又は例証的であると考えられるべきであり、制限的であると考えられるべきでない。本発明は開示の実施形態に限定されない。請求する発明を実施する当業者は、図面、本開示、及び添付の請求項の研究から、開示の実施形態に対する他の変更を理解し且つ達成し得る。
請求項において、「含む」(“comprising”)という単語は他の要素又はステップを排除せず、単数形の表現は複数を排除しない。単一の要素又は他のユニットが、請求項において列挙される幾つかの項目の機能を充足することがある。特定の手段が相互に異なる従属項において列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に用い得ないことを示さない。
請求項中の如何なる参照符号も、その範囲を限定するものと解釈されてならない。

Claims (17)

  1. 毛切断器具のブレードセットのためのシートメタルベースの二重壁の二層の静止ブレードを形成する方法であって、
    前記静止ブレードは、第1の壁と、第2の壁とを含み、前記第1の壁及び前記第2の壁は、前記毛切断器具の移動方向に対する可動カッタと前記静止ブレードとの間の相対的な横方向の動きを可能にするために前記可動カッタを摺動可能に受け入れるように構成される少なくとも1つの窪んだガイド凹部を含むガイドスロットを、それらの間に定め、前記第1の壁及び前記第2の壁は、前記毛切断器具の前記移動方向におけるそれらの端で共に接続され、それにより、前記可動カッタのそれぞれのカッタ歯を保護する第1及び第2の複数の静止ブレード歯を形成し、前記静止ブレードは、前記第1の壁と前記第2の壁との間の移行ゾーンによって定められる先端を更に含み、前記横方向に対して垂直な平面において見られるときに、前記静止ブレード歯は、U形状プロファイルを含み、1の脚部及び第2の脚部前記Uのそれぞれのアームを定め、前記移行ゾーンの前記先端は、両方のアームを接続する前記Uの底部を定め、
    当該方法は、
    − 第1のプレ製品層を提供するステップと、
    − 前記第1のプレ製品層とは別個の第2のプレ製品層を提供するステップと、
    − 前記第1のプレ製品層と前記第2のプレ製品層との間にガイドスロットを提供するステップであって、前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層のうちの少なくとも一方は、材料除去の仕方で変形させられ或いは機械加工され、それにより、前記可動カッタを受け入れるように構成され且つ前記ガイドスロットの少なくとも部分を形成する少なくとも1つの窪んだガイド凹部を形成するステップと、
    − 前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層が、前記ガイドスロット内に前記可動カッタを共同して受け入れるように構成されるよう、前記ガイドスロットを形成するために互いからオフセットして前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層を結合させるステップとを含み、該結合させるステップは、前記オフセットを架橋する移行ゾーンで材料を堆積させることにより、前記第1のプレ製品層と前記第2のプレ製品層とを互いに接続する前記静止ブレードの前記先端を形成するステップを含み、
    前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層は、合状態において、互いから少なくとも部分的にオフセットさせられて、前記可動カッタのための所定の適合する隙間嵌めをもたらし、
    前記第1のプレ製品層の第1及び第2の長手方向端及び前記第2のプレ製品層のそれぞれの第1及び第2の長手方向端は、前記第1及び第2の静止ブレード歯が前記第1のプレ製品層によって部分的に形成され且つ前記第2のプレ製品層によって部分的に形成されるよう、互いに結合させられ、
    前記静止ブレード歯の先端が、前記第1のプレ製品層と前記第2のプレ製品層との間の移行ゾーンに隣接して配置される、
    方法。
  2. − 前記複数の静止ブレード歯を形成するステップを含む、前記静止ブレードで歯付き前縁を加工するステップを更に含み、
    それぞれの静止ブレード歯は、前記第1のプレ製品層によって定められる第1の脚部と、前記第2のプレ製品層によって定められる第2の脚部とを含み、
    前記静止ブレード歯の先端が、前記第1のプレ製品層と前記第2のプレ製品層との間の前記移行ゾーンによって定められる、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記静止ブレードは、前記結合状態において、前記第1のプレ製品層と、前記第2のプレ製品層と、それらの間の移行ゾーンとから成る、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層を互いに結合させるステップは、前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層を互い直接的に結合させるステップを含む、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層を互いに結合させるステップは、前記移行ゾーンに材料を堆積させ、それにより、前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層を互いに接続する前記静止ブレード歯の先端を形成するステップを含む、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層を互いに結合させるステップは、前記移行ゾーンで材料を溶解させ、それにより、前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層を互いに接続する前記静止ブレード歯の先端を形成するステップを含む、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層が、前記静止ブレード歯の前記先端に隣接して、互いに接触するよう、前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層は、前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層を互いに結合させる前に直接的に面接触させられる、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第1のプレ製品層及び前記第2のプレ製品層のうちの前記少なくとも一方にある前記ガイド凹部は、冷間成形、鍛造、精密鍛造、熱間加工、圧印加工、精密打抜き加工、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される、変形プロセスによって形成される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記静止ブレード歯の前記先端で保護被膜を堆積させるステップを更に含む、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載の方法。
  10. 毛切断器具のブレードセットのためのシートメタルベースの二重壁の二層の静止ブレードであって、
    − 第1の層、具体的には、第1のシートメタル層によって定められる、第1の壁と、
    − 第2の層、具体的には、第2のシートメタル層によって定められる、第2の壁と、
    − 前記第1の壁及び前記第2の壁によって共同して定められる、カッタのための、ガイドスロットとを含み、
    前記第1の層及び前記第2の層は、二層構成を定め、
    少なくとも1つの歯付き前縁が提供され、該少なくとも1つの歯付き前縁は、一連の静止ブレード歯を含み、
    それぞれの静止ブレード歯が、前記第1の壁によって定められる第1の脚部と、前記第2の壁によって定められる第2の脚部と、前記第1の壁と前記第2の壁との間の移行ゾーンにある先端とを含み、
    前記毛切断器具の移動方向に対する横方向に対して垂直な平面において見られるときに、前記静止ブレード歯は、U形状プロファイルを含み、前記第1の脚部及び前記第2の脚部は、前記Uのそれぞれのアームを定め、前記移行ゾーンの前記先端は、両方のアームを接続する前記Uの底部を定め、
    前記第1の壁及び前記第2の壁は、前記第1の壁及び前記第2の壁が、所定の緊密な隙間嵌め適合様式において、それらの間に直接的に取り付けられるように構成されるカッタを共同して受けるように構成されるよう、互いに結合させられ、
    前記第1の壁及び前記第2の壁は、前記第1の層と前記第2の層との間のオフセットを架橋する移行ゾーンで材料を堆積させることにより、前記静止ブレード歯の前記先端を形成することによって、互いに結合させられ、
    前記第1の壁及び前記第2の壁は、前記静止ブレード歯の前記先端で互いに直接的に接触し、前記ガイドスロットは、前記カッタを受け入れるよう構成される少なくとも1つの窪んだガイド凹部を含み、該窪んだガイド凹部は、前記第1の壁又は前記第2の壁の内向きに面する表面に設けられる、
    静止ブレード。
  11. 前記結合させるステップは、レーザ溶接するステップを含む、請求項4に記載の方法。
  12. 前記ガイド凹部は、好ましくは、正味形状又は略正味形状プロセスによって形成される、請求項1に記載の方法。
  13. 前記保護被膜は、浸漬コーティングである、請求項に記載の方法。
  14. 前記第1の壁は、平面的に延びる壁として構成される、請求項1に記載の方法。
  15. 前記第2の壁は、中央領域に変位部分を含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記第2の壁は、前記第1の壁よりも厚い、請求項1に記載の方法。
  17. 前記窪んだガイド凹部は、一体的に形成された窪みであり、前記窪んだガイド凹部は、前記第1の壁及び第2の壁の少なくとも一方の内向きに面する表面に設けられる、請求項1に記載の方法。
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