JP7119813B2 - 粘着シート基材及びその製造方法、並びに、粘着シート - Google Patents
粘着シート基材及びその製造方法、並びに、粘着シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP7119813B2 JP7119813B2 JP2018172786A JP2018172786A JP7119813B2 JP 7119813 B2 JP7119813 B2 JP 7119813B2 JP 2018172786 A JP2018172786 A JP 2018172786A JP 2018172786 A JP2018172786 A JP 2018172786A JP 7119813 B2 JP7119813 B2 JP 7119813B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive sheet
- pressure
- sensitive adhesive
- base material
- sheet base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J7/00—Adhesives in the form of films or foils
- C09J7/20—Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
- C09J7/22—Plastics; Metallised plastics
- C09J7/24—Plastics; Metallised plastics based on macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C09J7/245—Vinyl resins, e.g. polyvinyl chloride [PVC]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L53/00—Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L53/02—Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers of vinyl-aromatic monomers and conjugated dienes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L2205/00—Polymer mixtures characterised by other features
- C08L2205/02—Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
- C08L2205/025—Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group containing two or more polymers of the same hierarchy C08L, and differing only in parameters such as density, comonomer content, molecular weight, structure
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J2301/00—Additional features of adhesives in the form of films or foils
- C09J2301/10—Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet
- C09J2301/12—Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet by the arrangement of layers
- C09J2301/122—Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet by the arrangement of layers the adhesive layer being present only on one side of the carrier, e.g. single-sided adhesive tape
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J2301/00—Additional features of adhesives in the form of films or foils
- C09J2301/40—Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the presence of essential components
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J2453/00—Presence of block copolymer
- C09J2453/006—Presence of block copolymer in the substrate
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
<1> 粘着シート基材用材料を用いてシート状に成形した成形物の少なくとも一方の表面に、表面の算術平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写部材を当接させ剥離させることにより、表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材を形成する粘着シート基材形成工程と、
前記粘着シート基材の表面に搬送手段を当接させて前記粘着シート基材を搬送する搬送工程と、
を含むことを特徴とする粘着シート基材の製造方法である。
<2> 表面のクルトシス(Sku)が3~20であることを特徴とする粘着シート基材である。
<3> 前記<2>に記載の粘着シート基材と、前記粘着シート基材の表面に配された粘着層とを有することを特徴とする粘着シートである。
本発明の粘着シート基材の製造方法は、粘着シート基材形成工程と、搬送工程とを少なくとも含み、更に、巻取工程を含むことが好ましく、必要に応じて更にその他の工程を含む。
本発明の粘着シート基材は、表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材である。前記粘着シート基材は、本発明の前記粘着シート基材の製造方法により好適に製造することができる。
以下に、粘着シート基材の製造方法の説明と併せて、前記粘着シート基材について説明する。
前記粘着シート基材形成工程は、粘着シート基材用材料を用いてシート状に成形した成形物の少なくとも一方の表面に、表面の算術平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写部材を当接させ剥離させることにより、表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材を形成する工程である。
前記転写部材としては、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ロール、転写シートなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記転写シートが、使用性に優れる点で好ましい。
また、前記転写部材の数としても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
本明細書において、前記転写部材の中心線平均粗さ(Ra)は、小形表面粗さ測定機(サーフテスト SJ-310、株式会社ミツトヨ製)を用い、JIS B 0601に準拠して測定した値を指す。
前記転写シートの厚みとしても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記転写シートの表面をサンドブラスト法で処理する方法としては、特に制限はなく、公知の方法の中から適宜選択することができる。
例えば、前記転写部材が前記ロールの場合は、前記粘着シート基材用材料を、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである成形ロール等のロールに当接させ剥離させる方法などが挙げられる。
前記転写部材が前記転写シートの場合は、例えば、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写シートをロールに巻きつけ、更に必要に応じて該転写シートを接着させたロールを、前記粘着シート基材用材料に当接させ剥離させる方法;前記粘着シート基材用材料と、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写シートとをロールに同時に巻き込んで当接させることにより、前記粘着シート基材用材料を用いてシート状に成形した成形物と、前記転写シートとの積層物とした後、該積層物から該転写シートを剥離させる方法;ロールを使用せず、単に前記粘着シート基材用材料と、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写シートとをプレスさせて当接させ剥離させる方法などが挙げられる。
例えば、前記転写部材が前記ロールの場合は、公知の方法により前記粘着シート基材用材料をシート状に成形した成形物を得た直後に、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmであるロールに該成形物を当接させ剥離させる方法などが挙げられる。
前記転写部材が前記転写シートの場合は、例えば、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写シートをロールに巻きつけ、更に必要に応じて該転写シートを接着させたロールを、公知の方法により前記粘着シート基材用材料をシート状に成形した成形物に当接させ剥離させる方法;公知の方法により前記粘着シート基材用材料をシート状に成形した成形物を得た直後に、該成形物と、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写シートとをロールに同時に巻き込んで当接させることにより、前記成形物と前記転写シートとの積層物とした後、該積層物から該転写シートを剥離させる方法;ロールを使用せず、単に公知の方法により前記粘着シート基材用材料をシート状に成形した成形物を得た直後に、該成形物と、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写シートとをプレスさせて当接させ剥離させる方法などが挙げられる。
なお、本明細書において、「成形物を得た直後」とは、前記粘着シート基材用材料をシート状に成形した成形物が流動性を持っている限り、特に制限はなく、該粘着シート基材用材料に応じて適宜選択することができるが、前記成形物の温度が100℃~200℃であることが、前記転写部材の形状を前記粘着シート基材に容易に転写することができ、前記粘着シート基材の表面のクルトシス(Sku)や厚みを安定化させ易い点で好ましい。
ただし、後述する搬送工程において、少なくとも1つの搬送手段と、前記粘着シート基材とが、前記粘着シート基材の一方の表面としか当接しない場合は、前記成形物の一方の表面に、前記転写部材を当接させ剥離させることにより、一方の表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材を形成すれば、前記粘着シート基材の前記搬送ロールに対するブロッキングを抑制することが可能である。
前記粘着シート基材形成工程により形成された粘着シート基材の少なくとも一方の表面のクルトシス(Sku)は、3~20である。前記粘着シート基材の表面クルトシスは、前記転写部材の形状と、前記粘着シート基材用材料の粘稠性との複合効果で決定されると考えられる。
前記粘着シート基材の表面のクルトシス(Sku)は、3~20である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5~15が好ましく、5~12がより好ましい。前記クルトシス(Sku)が、3未満であると、前記搬送手段に対するブロッキングを抑制する効果が十分に得られず、20を超えると、前記粘着シート基材に粘着層を積層した際に、前記粘着シート基材と前記粘着層との界面に密着性を得ることが難しくなる。
前記式(1)で算出されるSkuが3であると表面凹凸は正規分布を示し、Sku<3であると表面凹凸の高さ分布がつぶれているような形状になり、Sku>3であると高さ分布が尖っているとされる。
-測定条件-
・ カメラ:XC-HR50、1/3型IT方式プログレッシブスキャンCCD搭載
(ソニー株式会社製)
・ 対物レンズ:5倍
・ 鏡筒:単眼鏡筒
・ 波長フィルター:530nm、WHITE
・ 表面測定モード:WAVE
・ 視野サイズ:640×480pixels
前記粘着シート基材の平均算術粗さ(Sa)は、ISO25178に規定された表面性状パラメータで、二次元における算術平均粗さ(Ra)を三次元に拡張したパラメータである。前記粘着シート基材の平均算術粗さ(Sa)は、ISO25178に準拠して、前記クルトシス(Sku)と同様の装置を用いて測定することができるが、本明細書において平均算術粗さ(Sa)は、非接触表面・層断面形状計測システム VertScan(登録商標)2.0(型番:R3300G Lite、株式会社菱化システム製)を使用し、前記クルトシス(Sku)の測定条件と同様の測定条件で前記粘着シート基材の表面を観察することにより測定した値を指す。
前記粘着シート基材のタイプA硬度(ショアA)は、デュロメータ(スプリング式ゴム硬度計)(型式:GS-719G、株式会社テクロック製)を用い、JIS K 6253に準拠して測定した値を指す。
前記粘着シート基材の25%伸長時応力は、前記粘着シート基材を、標線長さ20mm、幅10mmのダンベル状に打ち抜き、測定雰囲気23℃、50%RHの条件で、テンシロン万能材料試験機(型式:RTF-1210、株式会社エー・アンド・デイ製)を用い、引張速度300mm/分間で長さ方向に引っ張り、25%伸長したときに測定した応力値を指す。
前記粘着シート基材の破断点応力は、前記粘着シート基材を、標線長さ20mm、幅10mmのダンベル状に打ち抜き、測定雰囲気23℃、50%RHの条件で、テンシロン万能材料試験機(型式:RTF-1210、株式会社エー・アンド・デイ製)を用い、引張速度300mm/分間で長さ方向に引っ張り、破断したときに測定した応力値を指す。
前記粘着シート基材の破断点伸度は、前記粘着シート基材を、標線長さ20mm、幅10mmのダンベル状に打ち抜き、測定雰囲気23℃、50%RHの条件で、テンシロン万能材料試験機(型式:RTF-1210、株式会社エー・アンド・デイ製)を用い、引張速度300mm/分間で長さ方向に引っ張り、破断したときに測定した引張伸び率を指す。
なお、本明細書において、「粘着シート基材の平均厚み」とは、前記粘着シート基材を、長さ方向(「搬送方向」と称することもある)に100mm間隔で5箇所、長さ方向に対して垂直な方向(「幅方向と称することもある」)に切断し、前記各切断面において幅方向に100mm間隔で5点の厚みをTH-104 紙・フィルム用厚さ測定機(テスター産業株式会社製)を用いて測定した、合計25点の厚みの平均値を指す。
なお、本明細書において、「粘着シート基材の平均幅」とは、前記粘着シート基材を、長さ方向に100mm間隔で5箇所の幅を、直尺(スケール)、巻尺、コンベックス等の公知のメジャーを用いて測定した、合計5点の幅の平均値を指す。
前記粘着シート基材用材料のメルトインデックスとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5g/10分間~50g/10分間のものを使用することが好ましく、5g/10分間~45g/10分間のものを使用することがより好ましく、5g/10分間~30g/10分間のものを使用することが更に好ましく、5g/10分間~20g/10分間のものを使用することが特に好ましい。前記メルトインデックスが、前記好ましい範囲内であると、前記粘着シート基材用材料を成形する際に、前記粘着シート基材の表面のクルトシス(Sku)や厚みを安定化させ易く、また、前記粘着シート基材と粘着層とを積層して粘着シートとして使用する際に、比較的高温環境下で使用した場合でも優れた保持力を得ることが可能となる。一方、前記メルトインデックスが、5g/10分間未満であると、前記粘着シート基材と粘着層とを積層して粘着シートとして使用する際に、比較的高温環境下で使用した場合に十分な保持力を得ることが難しいことがあり、50g/10分間を超えると、前記粘着シート基材用材料を成形する際に、前記粘着シート基材の表面のクルトシス(Sku)や厚みを安定化させることが難しくなることがある。
前記粘着シート基材用材料のメルトインデックスは、TP-401 メルトインデクサーI型(テスター産業株式会社製)を用い、JIS K 7210(200℃、5kg荷重)に準拠して測定することができる。
前記粘着シート基材用材料のタイプA硬度(ショアA)は、デュロメータ(スプリング式ゴム硬度計)(型式:GS-719G、株式会社テクロック製)を用い、常温(23℃)にて、JIS K 6253に準拠して測定することができる。
これらの中でも、前記スチレン系樹脂や、前記ポリウレタン樹脂は、好適な破断点伸度や破断点応力を得易いため好ましく、前記スチレン系樹脂がより好ましく、スチレン-イソプレン共重合体とスチレン-イソプレン-スチレン共重合体とを組み合わせて使用することが特に好ましい。
前記スチレン系樹脂は、熱可塑性を示す樹脂であるため、押出成形や射出成形等の成形性に優れ、前記粘着シート基材を成形し易い。また、前記スチレン系樹脂は、一般的に熱可塑性樹脂と呼ばれる樹脂郡の中でも特に優れた破断点伸度が得られ易く、前記粘着シートの基材として好適に使用できる。
-測定条件-
・ サンプル濃度:0.5質量%(テトラヒドロフラン溶液)
・ サンプル注入量:100μL
・ 溶離液:テトラヒドロフラン
・ 流速:1.0mL/分
・ 測定温度:40℃
・ 本カラム:TSKgel(登録商標) GMHHR-H(20) 2本
・ ガードカラム:TSKgel HXL-H
・ 検出器:示差屈折計
・ 標準ポリスチレン分子量:1万~2,000万(東ソー株式会社製)
より具体的な一態様としては、アニオンリビング重合法により、第一に、重合溶媒中、アニオン重合開始剤を用いてスチレン単量体を重合し、リビング性の活性末端を有するポリスチレンブロックを形成する。第二に、ポリスチレンブロックのリビング性の活性末端からイソプレンを重合し、リビング性の活性末端を有するスチレン-イソプレンジブロック共重合体を得る。第三に、前記リビング性の活性末端を有するスチレン-イソプレンジブロック共重合体の一部とカップリング剤とを反応させ、カップリングしたスチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体を形成する。第四に、前記リビング性の活性末端を有するスチレン-イソプレンジブロック共重合体の残部を、重合停止剤を用いて、そのリビング性の活性末端を失活させ、スチレン-イソプレンジブロック共重合体を形成させる。
前記ポリウレタン樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、40℃以上の軟化点を有するものが好ましく、50℃以上の軟化点を有するものがより好ましい。また、前記軟化点の上限としては、100℃以下であることが好ましい。前記軟化点は、JIS K 2207(乾球式)に準拠して測定した値を指す(以下、軟化点については同様である)。
前記有機溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤;メチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート等のエーテルエステル系溶剤;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記有機溶剤は、前記ポリウレタン樹脂(b1)の製造途中又は前記ポリウレタン(b1)を製造した後、減圧加熱、常圧乾燥等の適切な方法により除去してもよい。
前記粘着シート基材における前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、粘着付与樹脂;前記粘着シート基材用材料以外のポリマー成分;架橋剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤、重合禁止剤、表面調整剤、帯電防止剤、消泡剤、粘度調整剤、耐光安定剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、酸化防止剤、レベリング剤、有機顔料、無機顔料、顔料分散剤、シリカビーズ、有機ビーズ等の添加剤;酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、ジルコニア、五酸化アンチモン等の無機系充填剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記粘着付与樹脂は、粘着シートにおける粘着層と、前記粘着シート基材との密着性を高めることや耐熱性を高める目的で使用することができる。
前記老化防止剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フェノール系老化防止剤、リン系老化防止剤(「加工安定剤」と称することもある)、アミン系老化防止剤、イミダゾール系老化防止剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記フェノール系老化防止剤、リン系老化防止剤が好ましく、これらを組み合わせて使用することが、前記粘着シート基材用材料の耐熱安定性を効果的に向上させることができ、その結果、良好な初期接着性を維持し、かつ、より一層優れた熱耐久性を備えた粘着シートを得ることができるため好ましい。なお、前記リン系老化防止剤は、高温環境下において経時的にわずかに変色(黄変)する場合があるため、その使用量は、前記初期接着性と熱耐久性と変色防止とのバランスを考慮し適宜設定することが好ましい。
前記搬送工程は、前記粘着シート基材の表面に搬送手段を当接させて前記粘着シート基材を搬送する工程である。
前記搬送工程により、前記粘着シート基材を長手方向で直線状に搬送することができる。
前記搬送手段としては、特に制限はなく、搬送方式などに応じて適宜選択することができ、例えば、ロールツーロール方式により搬送する場合は、鏡面金属ロール、ゴムロール等の搬送ロール;バキューム方式により搬送する場合は、吸盤、吸引部材など;コンベヤ方式により搬送する場合は、ベルトなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記巻取工程は、前記搬送工程によって搬送された前記粘着シート基材の一方の表面に剥離シートを当接させて、前記粘着シート基材と前記剥離シートとの積層物をロール状に巻き取る工程である。
前記粘着シート基材の製造方法が前記巻取工程を含むことで、巻取り張力による巻締まりを抑制することができ、また、長期間ロール状に保管した場合においても巻出し安定性を確保することができる。
前記剥離シートとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、クラフト紙、グラシン紙、上質紙等の紙;ポリエチレン、ポリプロピレン(二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、一軸延伸ポリプロピレン(CPP))、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルム;前記紙と樹脂フィルムとを積層したラミネート紙、前記紙にクレーやポリビニルアルコールなどで目止め処理を施したものの片面若しくは両面に、シリコーン系樹脂等の剥離処理を施したものなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記粘着シート基材と前記剥離シートとの積層物をロール状に巻き取るために使用する巻取手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、マンドレル、紙管、プラスチックコアなどが挙げられる。
したがって、本明細書において、「巻出し安定性」は、下記式(3)により算出される、前記搬送工程後の粘着シート基材の平均幅(以下、「搬送後平均幅」と称することがある)に対する、前記巻取工程において前記巻取手段に巻き取った粘着シート基材を巻き出した際の該粘着シート基材の平均幅(以下、「巻出し後平均幅」と称することがある)の寸法変化率Bにより評価することができ、前記寸法変化率Bが、2%未満の場合は、巻出し安定性がより優れているものとする。
なお、前記巻出し後平均幅は、前記巻取工程において前記巻取手段に前記粘着シート基材を長さ300mm巻き取った後、該粘着シート基材を雰囲気23℃、50%RHの条件で24時間静置し、次に、該粘着シート基材を長さ300mm巻き出し、巻き出した際の張力を保持した状態で測定した該粘着シート基材の平均幅を指す。
寸法変化率B(%)=巻出し後平均幅(mm)/搬送後平均幅(mm)×100 ・・・式(3)
前記その他の工程としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリミング工程などが挙げられる。
図1において、成形ロール2及び成形ロール3の少なくともいずれかの表面の中心線平均粗さ(Ra)は、1.5μm~20μmである。
例えば、前記粘着シート基材形成工程において、前記粘着シート基材用材料が前記押し出し成型によるキヤスト法によりシート状に成形される場合、粘着シート基材用材料Aを溶融してTダイ1から押し出し、直後に成形ロール2と、成形ロール3とでニップすることにより当接させ、次いで剥離させることにより、粘着シート基材用材料Aをシート状に成形すると同時に、前記転写部材の形状を粘着シート基材Bの少なくとも一方の表面に転写させ、少なくとも一方の表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材Bを形成することができる。
成形ロール2及び成形ロール3のいずれかの表面の中心線平均粗さ(Ra)を1.5μm~20μmとした場合、一方の表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材Bを形成することができ、成形ロール2及び成形ロール3の両方の表面の中心線平均粗さ(Ra)を1.5μm~20μmとした場合、両方の表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材Bを形成することができる。
ここでは、搬送手段を2つ設けた例を示したが、前述の通り、搬送手段は、搬送手段4及び搬送手段5のいずれか1つ存在していればよく、更に3つ以上存在していてもよい。
例えば、前記粘着シート基材形成工程において、前記粘着シート基材用材料が前記押し出し成型によるキヤスト法によりシート状に成形される場合、粘着シート基材用材料Aを溶融してTダイ1から押し出し、直後に成形ロール201と、成形ロール202とでニップする。この時、転写シート巻出手段101及び転写シート巻出手段103の少なくともいずれかから、表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写シート102及び表面の中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写シート104の少なくともいずれかを巻き出し、これを成形ロール201及び成形ロール202でニップする際に、粘着シート基材用材料Aと同時に巻き込ませて、粘着シート基材用材料Aと、転写シート102及び転写シート104の少なくともいずれかとを当接させる。これにより、粘着シート基材用材料Aをシート状に成形すると同時に、前記転写部材の形状を粘着シート基材の少なくとも一方の表面に転写させ、少なくとも一方の表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材を形成することができるが、ここでは、前記粘着シート基材と、転写シート102及び転写シート104の少なくともいずれかとの積層物Cが形成される。
なお、転写シート102及び転写シート104のいずれか一方を使用した場合、一方の表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材を形成することができ、転写シート102及び転写シート104の両方を使用した場合、両方の表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材を形成することができる。
図2における、巻取工程及びトリミング工程は、図1と同様である。
更に、前記粘着シート基材は、表面のクルトシス(Sku)が3~20であるため、該粘着シート基材に粘着層を積層して前記粘着シートを形成する工程における搬送手段等に対するブロッキングも抑制できるものである。
したがって、本明細書において、「ブロッキング」は、下記式(4)により算出される、前記粘着シート基材形成工程後、かつ、前記搬送工程前の粘着シート基材の平均幅(以下、「初期平均幅」と称することがある)に対する、前記搬送工程後の粘着シート基材の平均幅(搬送後平均幅)の寸法変化率Aにより評価することができ、前記寸法変化率Aが、2%未満の場合は、ブロッキングが生じていないものとする。
寸法変化率A(%)=粘着シート基材の搬送後平均幅(mm)/粘着シート基材の初期平均幅(mm)×100 ・・・式(4)
なお、本明細書において、「シワの発生の有無」は、前記粘着シート基材を、長さ方向に100mm間隔で5箇所において目視にて確認したシワの有無を指す。
本発明の粘着シート(「粘着テープ」と称することもある)は、前記粘着シート基材と、該粘着シート基材の表面に配された粘着層とを少なくとも有し、必要に応じて、更にその他の層を有する。
前記粘着シート基材は、表面のクルトシス(Sku)が3~20であり、本発明の前記粘着シート基材が好適に用いられる。
前記粘着層は、粘着剤を少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
前記粘着層は、前記粘着シート基材の表面に配されている限り、特に制限はなく、使用目的などに応じて適宜選択することができ、前記粘着シート基材の片面のみに配されていてもよく、両面に配されていてもよいが、両面に配されていることが好ましい。
なお、本明細書において、「粘着層の平均厚み」とは、前記粘着シートを、長さ方向に100mm間隔で5箇所、幅方向に切断し、前記各切断面において幅方向に100mm間隔で5点の前記粘着層の厚みをTH-104 紙・フィルム用厚さ測定機(テスター産業株式会社製)を用いて測定した、合計25点の厚みの平均値を指す。
前記粘着層に使用する粘着剤としては、特に制限はなく、公知の物の中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記アクリル系粘着剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリル重合体と、必要に応じて粘着付与樹脂や架橋剤等の添加剤を含有するものなどが挙げられる。
前記(メタ)アクリル単量体としては、例えば、炭素原子数1~12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートなどを使用することができる。
前記炭素原子数1~12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートの具体例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、n-オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記高極性ビニル単量体としては、例えば、水酸基を有する(メタ)アクリル単量体、カルボキシル基を有する(メタ)アクリル単量体、アミド基を有する(メタ)アクリル単量体等の(メタ)アクリル単量体、酢酸ビニル、エチレンオキサイド変性琥珀酸アクリレート、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルフォン酸等のスルホン酸基含有単量体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
-測定条件-
・ サンプル濃度:0.5質量%(テトラヒドロフラン(THF)溶液)
・ サンプル注入量:100μL
・ 溶離液:THF
・ 流速:1.0mL/分
・ 測定温度:40℃
・ 本カラム:TSKgel GMHHR-H(20)2本
・ ガードカラム:TSKgel HXL-H
・ 検出器:示差屈折計
・ 標準ポリスチレン分子量:1万~2,000万(東ソー株式会社製)
ゲル分率(質量%)=(G2-G3)/(G1-G3)×100 ・・・式(5)
前記ゴム系粘着剤としては、特に制限はなく、合成ゴム系粘着剤や天然ゴム系粘着剤等の一般的に粘着剤として使用できるゴム材料と、必要に応じて粘着付与樹脂等の添加剤を含有するものなどが挙げられる。
前記GPC法による前記スチレン-イソプレン共重合体の重量平均分子量の測定は、前記「--スチレン系樹脂--」の項目で記載した方法と同様である。
前記粘着層におけるその他の成分としては、特に制限はなく、前記粘着シートの特性を損なわない範囲で適宜選択することができ、例えば、前記粘着剤以外のポリマー成分、架橋剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤、重合禁止剤、表面調整剤、帯電防止剤、消泡剤、粘度調整剤、耐光安定剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、酸化防止剤、レベリング剤、有機顔料、無機顔料、顔料分散剤、可塑剤、軟化剤、難燃剤、金属不活性剤、シリカビーズ、有機ビーズ等の添加剤;酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、ジルコニア、五酸化アンチモン等の無機系充填剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記その他の層としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、帯電防止層、不燃層、加飾層、導電層、熱伝導層、離型層などが挙げられる。
なお、本明細書において、「粘着シートの平均厚み」とは、前記粘着シートを、長さ方向に100mm間隔で5箇所、幅方向に切断し、前記各切断面において幅方向に100mm間隔で5点の前記粘着層の厚みをTH-104 紙・フィルム用厚さ測定機(テスター産業株式会社製)を用いて測定した、合計25点の厚みの平均値を指す。
なお、本明細書において、「粘着シートの平均幅」とは、前記粘着シートを、長さ方向に100mm間隔で5箇所の幅を、直尺(スケール)、巻尺、コンベックス等の公知のメジャーを用いて測定した、合計5点の幅の平均値を指す。
以下の実施例及び比較例において、粘着シート基材用材料としては、下記表1に記載の樹脂組成物(1)~(6)を使用した。
図1に記載の方法を用いて実施例1の粘着シート基材1を製造した。具体的には、以下に示す方法を用いた。
<粘着シート基材形成工程>
樹脂組成物(1)をTダイ押出機(一軸(単軸)押出機 D2020、D(mm)=20、L/D=20、ダイス:300mm幅コートハンガーダイ、株式会社東洋精機製作所製)を使用して200℃で溶融し、粘着シート基材の平均厚みが1,000μmとなるように押し出し、直後に冷却水を内部循環した中空金属ロール(直径300mm)と、ゴムロール(直径200mm、ショアA硬度80)にサンドブラスト法で中心線平均粗さ(Ra)5μmとしたテフロンシート(GRC、グンゼ株式会社製)(以下、「転写シート」と称することがある)を巻き付けたロールとで、ニップ圧0.3MPaでニップし、無延伸の「粘着シート基材1」を得た。
前記粘着シート基材1を、硬質クロムメッキした鏡面金属ロールにより抱き角90°として搬送した。
前記搬送工程で搬送した前記粘着シート基材1の一方の表面に剥離シート(SB-70WGD(#1912)、住化加工紙株式会社製)を当接させて、前記粘着シート基材1と前記剥離シートとの積層物を巻取り装置にて巻き取った。
実施例1の粘着シート基材形成工程において、樹脂組成物(1)を溶融押し出しする際の条件を、粘着シート基材の平均厚みが200μmとなるように変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い、無延伸の「粘着シート基材2」を得た。
また、実施例1の搬送工程及び巻取工程において、前記粘着シート基材1に替えて、前記粘着シート基材2を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で搬送工程及び巻取工程を行った。
実施例1の粘着シート基材形成工程において、樹脂組成物(1)に替えて樹脂組成物(2)を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い「粘着シート基材3」を得た。
また、実施例1の搬送工程及び巻取工程において、前記粘着シート基材1に替えて、前記粘着シート基材3を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で搬送工程及び巻取工程を行った。
実施例1の粘着シート基材形成工程において、樹脂組成物(1)に替えて樹脂組成物(3)を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い「粘着シート基材4」を得た。
また、実施例1の搬送工程及び巻取工程において、前記粘着シート基材1に替えて、前記粘着シート基材4を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で搬送工程及び巻取工程を行った。
実施例1の粘着シート基材形成工程において、樹脂組成物(1)に替えて樹脂組成物(4)を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い「粘着シート基材5」を得た。
また、実施例1の搬送工程及び巻取工程において、前記粘着シート基材1に替えて、前記粘着シート基材5を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で搬送工程及び巻取工程を行った。
実施例1の粘着シート基材形成工程において、樹脂組成物(1)に替えて樹脂組成物(5)を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い「粘着シート基材6」を得た。
また、実施例1の搬送工程及び巻取工程において、前記粘着シート基材1に替えて、前記粘着シート基材6を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で搬送工程及び巻取工程を行った。
実施例1の粘着シート基材形成工程において、樹脂組成物(1)に替えて樹脂組成物(6)を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い「粘着シート基材7」を得た。
また、実施例1の搬送工程及び巻取工程において、前記粘着シート基材1に替えて、前記粘着シート基材7を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で搬送工程及び巻取工程を行った。
図2に記載の方法を用いて比較例1の粘着シート基材8を製造した。具体的には、以下に示す方法を用いた。
<粘着シート基材形成工程>
実施例1の粘着シート基材形成工程において、前記ゴムロール(直径200mm、ショアA硬度80)に前記転写シート(中心平均粗さ(Ra):5μm)を巻き付けたロールに替えて、ゴムロール(直径200mm、ショアA硬度80)を使用し、前記中空金属ロール(直径300mm)と、ゴムロール(直径200mm、ショアA硬度80)とでニップする際に、転写シート(ポリエチレンテレフタレート(PET)基材剥離シート、フィルムバイナ(登録商標) 50E-0010GT、両面の中心線平均粗さ(Ra):0.05μm、藤森工業株式会社製)を前記ゴムロールと当接させるようにして片側から巻き出し、前記Tダイ押出機から押し出した樹脂組成物(1)と同時にニップして貼り合わせ、樹脂組成物(1)とPET基材剥離シートとの積層物としたこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い、片面にPET基材剥離シートを有する無延伸の「粘着シート基材8」を得た。
前記粘着シート基材8を搬送する際には、硬質クロムメッキした鏡面金属ロールを使用し、搬送中に前記粘着シート基材8から前記PET基材剥離シートを剥離し、該転写シートは巻取装置により巻き取った。前記PET基材剥離シートが剥離された前記粘着シート基材8は、次いで、硬質クロムメッキした鏡面金属ロールにより抱き角90°となるものを使用して搬送した。
前記搬送工程で搬送した前記粘着シート基材8を、巻き取り装置にて巻き取った。
比較例1の粘着シート基材形成工程において、樹脂組成物(1)に替えて樹脂組成物(2)を使用したこと以外は、比較例1と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い片面にPET基材剥離シートを有する無延伸の「粘着シート基材9」を得た。
また、比較例1の搬送工程及び巻取工程において、前記粘着シート基材8に替えて、前記粘着シート基材9を使用したこと以外は、比較例1と同様の方法で搬送工程及び巻取工程を行った。
<粘着シート基材形成工程>
実施例2の粘着シート基材形成工程において、溶融押し出しされた樹脂組成物(1)を、冷却水を内部循環した中空金属ロール(直径300mm)と、前記ゴムロール(直径200mm、ショアA硬度80)に前記転写シート(中心平均粗さ(Ra):5μm)を巻き付けたロールとでニップする際に、2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP;FOR#25、厚み25μm、フタムラ化学株式会社製)を前記中空金属ロール及び前記ゴムロールとそれぞれ当接させるようにして両側から巻き出し、前記Tダイ押出機から押し出した樹脂組成物(1)と同時にニップして貼り合わせ、樹脂組成物(1)とOPPフィルムとの積層物としたこと以外は、実施例2と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い、両面にOPPの表面層を有する無延伸の「粘着シート基材10」を得た。
実施例2の搬送工程において、前記粘着シート基材2に替えて、前記粘着シート基材10を使用したこと以外は、実施例2と同様の方法で搬送工程を行った。
前記搬送工程で搬送した前記粘着シート基材10を、巻き取り装置にて巻き取った。
比較例3の粘着シート基材形成工程において、樹脂組成物(1)を溶融押し出しする際の条件を、粘着シート基材の平均厚みが1,000μmとなるように変更したこと以外は、比較例3と同様の方法で粘着シート基材形成工程を行い、両面にOPPの表面層を有する無延伸の「粘着シート基材11」を得た。
また、比較例3の搬送工程及び巻取工程において、前記粘着シート基材10に替えて、前記粘着シート基材11を使用したこと以外は、比較例3と同様の方法で搬送工程及び巻取工程を行った。
ISO25178に準拠して、非接触表面・層断面形状計測システム VertScan(登録商標)2.0(型番:R3300G Lite、株式会社菱化システム製)を使用し、下記測定条件で各粘着シート基材の表面を観察し、平均算術粗さ(Sa)及びクルトシス(Sku)を測定した。
-測定条件-
・ カメラ:XC-HR50、1/3型IT方式プログレッシブスキャンCCD搭載
(ソニー株式会社製)
・ 対物レンズ:5倍
・ 鏡筒:単眼鏡筒
・ 波長フィルター:530nm、WHITE
・ 表面測定モード:WAVE
・ 視野サイズ:640×480pixels
デュロメータ(スプリング式ゴム硬度計)(型式:GS-719G、株式会社テクロック製)を用い、JIS K 6253に準拠して各粘着シート基材のタイプA硬度(ショアA)を測定した。
各粘着シート基材を、標線長さ20mm、幅10mmのダンベル状に打ち抜き、測定雰囲気23℃、50%RHの条件で、テンシロン万能材料試験機(型式:RTF-1210、株式会社エー・アンド・デイ製)を用い、引張速度300mm/分間で長さ方向に引っ張ることで、各粘着シート基材の25%伸長時応力、破断点応力、及び破断点伸度を測定した。
実施例1~7、並びに、比較例3及び4の粘着シート基材1~7、10、及び11については、粘着シート基材形成工程後、かつ、搬送工程前の各粘着シート基材について、長さ方向に100mm間隔で5箇所の幅を、メジャーを用いて測定し、「初期平均幅」とした。
比較例1及び2の粘着シート基材8及び9については、搬送工程において、PET基材剥離シートの剥離後、硬質クロムメッキした鏡面金属ロールにより抱き角90°で搬送する前の各粘着シート基材について、長さ方向に100mm間隔で5箇所の幅を、メジャーを用いて測定し、「初期平均幅」とした。
前記粘着シート基材1~11の初期平均幅は、50mmであった。
次に、搬送工程において、各粘着シート基材が抱き角90°とした前記硬質クロムメッキした鏡面金属ロールを通過した直後の粘着シート基材について、長さ方向に100mm間隔で5箇所の幅を、メジャーを用いて測定し、「搬送後平均幅」とした。
次に、前記初期平均幅と、前記搬送後平均幅とから、下記式(6)により「寸法変化率A」を算出し、下記評価基準に基づきブロッキングを評価した。
-評価基準-
・ ○:下記式(6)により算出される寸法変化率Aが0%~2%である場合
・ ×:下記式(6)により算出される寸法変化率Aが2%を超える場合
寸法変化率A(%)=各粘着シート基材の搬送後平均幅(mm)/各粘着シート基材の初期平均幅(mm)×100 ・・・式(6)
各粘着シート基材を直径2mmのマンドレルに巻き付けた際のシワの発生の有無を、前記各粘着シート基材の長さ方向に100mm間隔で5箇所において目視にて確認し、下記評価基準に基づき評価した。
-評価基準-
・ ○:粘着シート基材にシワが認められなかった
・ ×:粘着シート基材にシワが認められた
実施例1の巻取工程において、前記剥離シートを使用せずに、前記搬送工程で搬送した前記粘着シート基材1のみを巻取り装置にて巻き取った。
巻取工程においてマンドレルに各粘着シート基材を長さ300mm巻き取った後、各粘着シート基材を雰囲気23℃、50%RHの条件で24時間静置した。
次に、各粘着シート基材を長さ300mm巻き出し、巻き出した際の張力を保持した状態で各粘着シート基材について、長さ方向に100mm間隔で5箇所の幅を、メジャーを用いて測定し、合計5点の幅の平均値を「巻出し後平均幅」とした。
次に、前記巻出し後平均幅と、前記ブロッキングの評価で測定した搬送後平均幅とから、下記式(7)により「寸法変化率B」を算出し、下記評価基準に基づき巻出し安定性を評価した。なお、なお、粘着シート基材1~7の巻出し後平均幅は、50mmであった。
-評価基準-
・ ○:下記式(7)により算出される寸法変化率Bが0%~2%である場合
・ △:下記式(7)により算出される寸法変化率Bが2%を超える場合
寸法変化率B(%)=各粘着シート基材の巻出し後平均幅(mm)/各粘着シート基材の搬送後平均幅(mm)×100 ・・・式(7)
<1> 粘着シート基材用材料を用いてシート状に成形した成形物の少なくとも一方の表面に、表面の算術平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写部材を当接させ剥離させることにより、表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材を形成する粘着シート基材形成工程と、
前記粘着シート基材の表面に搬送手段を当接させて前記粘着シート基材を搬送する搬送工程と、
を含むことを特徴とする粘着シート基材の製造方法である。
<2> 粘着シート基材用材料のメルトインデックスが、5g/10分間~50g/10分間である前記<1>に記載の粘着シート基材の製造方法である。
<3> 搬送工程によって搬送された粘着シート基材の一方の表面に剥離シートを当接させて、前記粘着シート基材と前記剥離シートとの積層物をロール状に巻き取る巻取工程を更に含む前記<1>から<2>のいずれかに記載の粘着シート基材の製造方法である。
<4> 表面のクルトシス(Sku)が3~20であることを特徴とする粘着シート基材である。
<5> ショアA硬度が10~90である前記<4>に記載の粘着シート基材である。
<6> ショアA硬度が20~65である前記<4>から<5>のいずれかに記載の粘着シート基材である。
<7> 前記<4>から<6>のいずれかに記載の粘着シート基材と、前記粘着シート基材の表面に配された粘着層とを有することを特徴とする粘着シートである。
2 成形ロール
3 成形ロール
4 搬送手段
5 搬送手段
6 トリミング用スリッター
7 剥離シート巻出手段
8 剥離シート
9 巻取手段
101 転写シート巻出手段
102 転写シート
103 転写シート巻出手段
104 転写シート
105 転写シート剥離手段
106 転写シート搬送手段
107 転写シート巻取手段
108 転写シート剥離手段
109 転写シート搬送手段
110 転写シート巻取手段
201 成形ロール
202 成形ロール
A 粘着シート基材用材料
B 粘着シート基材
C 積層物
Claims (8)
- ショアA硬度が10~90である粘着シート基材用材料を用いてシート状に成形した成形物の少なくとも一方の表面に、表面の算術平均粗さ(Ra)が1.5μm~20μmである転写部材を当接させ剥離させることにより、表面のクルトシス(Sku)が3~20である粘着シート基材を形成する粘着シート基材形成工程と、
前記粘着シート基材の表面に搬送手段を当接させて前記粘着シート基材を搬送する搬送工程と、
を含むことを特徴とする粘着シート基材の製造方法。 - 前記粘着シート基材用材料のメルトインデックスが、5g/10分間~50g/10分間である請求項1に記載の粘着シート基材の製造方法。
- 前記搬送工程によって搬送された前記粘着シート基材の一方の表面に剥離シートを当接させて、前記粘着シート基材と前記剥離シートとの積層物をロール状に巻き取る巻取工程を更に含む請求項1から2のいずれかに記載の粘着シート基材の製造方法。
- 前記粘着シート基材用材料が、全樹脂成分に対して、スチレン系樹脂を50質量%~100質量%含有する請求項1から3のいずれかに記載の粘着シート基材の製造方法。
- 少なくとも一方の表面のクルトシス(Sku)が3~20であり、少なくとも一方の表面の平均算術粗さ(Sa)が0.30μm~0.80μmであり、かつショアA硬度が10~90であることを特徴とする粘着シート基材。
- 全樹脂成分に対して、スチレン系樹脂を50質量%~100質量%の範囲で含有する請求項5に記載の粘着シート基材。
- 前記ショアA硬度が20~65である請求項5から6のいずれかに記載の粘着シート基材。
- 請求項5から7のいずれかに記載の粘着シート基材と、前記粘着シート基材の表面に配された粘着層とを有することを特徴とする粘着シート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018172786A JP7119813B2 (ja) | 2018-09-14 | 2018-09-14 | 粘着シート基材及びその製造方法、並びに、粘着シート |
CN201910866379.7A CN110903772A (zh) | 2018-09-14 | 2019-09-12 | 粘合片基材及其制造方法、以及粘合片 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018172786A JP7119813B2 (ja) | 2018-09-14 | 2018-09-14 | 粘着シート基材及びその製造方法、並びに、粘着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020045383A JP2020045383A (ja) | 2020-03-26 |
JP7119813B2 true JP7119813B2 (ja) | 2022-08-17 |
Family
ID=69814590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018172786A Active JP7119813B2 (ja) | 2018-09-14 | 2018-09-14 | 粘着シート基材及びその製造方法、並びに、粘着シート |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7119813B2 (ja) |
CN (1) | CN110903772A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006022193A (ja) | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Sekisui Film Kk | 粘着テープ基材及び粘着テープ |
JP2013159617A (ja) | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Mitsui Chemicals Tohcello Inc | 樹脂シート及びその製造方法、この樹脂シートからなる太陽電池封止用樹脂シート、並びに、この樹脂シートを用いた太陽電池モジュール |
WO2017221701A1 (ja) | 2016-06-24 | 2017-12-28 | 東レ株式会社 | 二軸配向熱可塑性樹脂フィルム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004079455A1 (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-16 | Mitsubishi Chemical Corporation | 電子写真感光体用基体、該基体の製造方法および該基体を用いた電子写真感光体 |
JP2009220555A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-10-01 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 表面形状転写樹脂シートの製造方法およびその製造装置 |
JP2016087943A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | シーアイ化成株式会社 | 樹脂シート及びその製造方法 |
-
2018
- 2018-09-14 JP JP2018172786A patent/JP7119813B2/ja active Active
-
2019
- 2019-09-12 CN CN201910866379.7A patent/CN110903772A/zh active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006022193A (ja) | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Sekisui Film Kk | 粘着テープ基材及び粘着テープ |
JP2013159617A (ja) | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Mitsui Chemicals Tohcello Inc | 樹脂シート及びその製造方法、この樹脂シートからなる太陽電池封止用樹脂シート、並びに、この樹脂シートを用いた太陽電池モジュール |
WO2017221701A1 (ja) | 2016-06-24 | 2017-12-28 | 東レ株式会社 | 二軸配向熱可塑性樹脂フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020045383A (ja) | 2020-03-26 |
CN110903772A (zh) | 2020-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6886598B2 (ja) | 粘着テープ | |
JP6798638B2 (ja) | 粘着テープ | |
JP2018111754A (ja) | 粘着シート | |
TW201404854A (zh) | 黏膠帶 | |
KR20190058278A (ko) | 점착 시트 | |
JP7392656B2 (ja) | 粘着シート | |
JP6519825B2 (ja) | 易剥離性粘着テープ、物品及び物品の解体方法 | |
JP7228108B2 (ja) | 粘着テープ | |
CN113943541A (zh) | 粘合带 | |
JP2023181243A (ja) | 電子部品 | |
JP7119813B2 (ja) | 粘着シート基材及びその製造方法、並びに、粘着シート | |
JP7125259B2 (ja) | 粘着シート | |
WO2018101335A1 (ja) | 両面粘着シート、及び両面粘着シートの製造方法 | |
US12037524B2 (en) | Adhesive tape |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190220 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210331 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220303 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20220523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220718 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7119813 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |