JP7118830B2 - 樹脂成形金型及び樹脂成形品の製造方法 - Google Patents
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Description
また、ホットランナーのスプルブッシュは、ホットランナーに極めて近い位置にあるため、高温になっているのが一般的である。そのため、スプルブッシュ先端のアンダーカット部と接する樹脂が十分に固化せず、成形品から分離する際に十分な保持力を発揮できずに破断し、樹脂の一部が型内に取り残されてしまう懸念がある。
以下、図面を参照して、本発明の第一の実施形態である樹脂成形金型及び樹脂成形品の製造方法について説明する。
図1は、第一の実施形態である樹脂成形金型の構成を示すための簡易断面図である。図1において、1は固定側金型、2は可動側金型、3は第1中間金型、4は第2中間金型である。固定側金型1は、固定側ダイセットA部110、固定側ダイセットB部111、固定側取付板112を備えている。可動側金型2は、可動側取付板220、スペーサーブロック221、可動側ダイセット222を備えている。
10はキャビティで、本実施形態の金型は成形品を2個取りするため、2箇所にキャビティ10を備えているが、キャビティの数はこれに限るものではない。
201はキャビティ10に形成された樹脂成形品を離型する際に突出させるエジェクターピン、202はエジェクタープレートである。101は溶融樹脂を射出する射出装置に対して金型を位置決めするためのロケートリング、14は金型各部の接離動作を行うための引っ張りリンクである。
図中右側からホットランナー部に供給される溶融樹脂は、マニホールド500を介して2箇所のキャビティ10に向けて分配される。各キャビティ10に向かうホットランナー5は、先端部がブッシュ7に挟持されて固定側ダイセットA部110に固定されている。バルブピン6は、ホットランナー5内からコールドランナー8に向けて進退可能に、バルブ駆動機構100により保持されている。
バルブピン6は、コールドランナー8内の所定位置まで進出すると溶融樹脂の流路を閉じることができ、逆に所定位置よりもX方向側すなわちホットランナー5の内側にまで後退すると流路を開くことができる。流路を開くと、ホットランナー5内の溶融樹脂をコールドランナーを介してキャビティに充填することができる。
バルブピン6の先端には、図中の点線で囲んだ領域61に示すようにアンダーカット形状部が設けられているが、コールドランナー8内で固化した樹脂とバルブピン6の先端部に噛合い構造を形成することができる。以後の説明では、この噛合い構造の部分をランナーロック部と呼ぶことがある。バルブピン6は、例えば鋼材を用いて作られている。ランナーロック部のアンダーカット形状部では、第1の位置においてバルブピンの軸方向と直交する面に沿って切った断面の断面積よりも、第1の位置よりもキャビティに近い位置においてバルブピンの軸方向と直交する面に沿って切った断面の断面積が大きい。
次に、図1、図4、図5乃至図10を用いて本実施形態の金型装置の一連の動作について説明する。
まず第1の工程は、図1に示す樹脂成形金型に、不図示の射出装置から供給される溶融樹脂を射出充填させる工程である。まず、バルブピン6をX方向に移動させてコールドランナー8の流路を開き、マニホールド500を経由してホットランナー5に注入された溶融樹脂をコールドランナー8、ゲート11を介して各々のキャビティ10に射出する。キャビティ10に溶融樹脂が充填されたらバルブピン6をコールドランナー8に進出させ、コールドランナー8を閉塞する。図4に、キャビティ10に溶融樹脂20が充填された後、バルブピン6がコールドランナー8を閉塞している状態の拡大断面図を示す。
第1中間金型3と第2中間金型4が離間しようとすると、第2中間金型4のテーパー面とバルブピン6のランナーロック部とにより保持されたランナー固化物48はX方向に牽引され、最細部であるゲート11の位置でランナー固化物48は切断される。切断されたランナー固化物48は、第1中間金型3からは離型するが、第2中間金型4のテーパー面とランナーロック部により、引き続き保持される。
図2に示したように、バルブピン6の先端のランナーロック部にはアンダーカット形状部が設けられているが、ランナー固化物48は、第2中間金型4から離型した後は、バルブピン6の軸方向(X方向)以外の力を受ければバルブピン6から簡単に脱離する。すなわち、重力により脱落し、自然落下により金型外に取り出し可能である。また、重力を利用しなくても、バルブピン6の軸方向(X方向)と交差する方向にオートハンドなどを用いて力を加えれば、簡単に取り出し可能である。
以上の工程を繰り返すことにより、本金型を用いて樹脂成形品を連続して製造することが可能である。
以上のように、本実施形態によれば、ランナー固化物の容積を小さくできるとともに、ランナー固化物をランナーロック部で確実に保持して破断することなく簡単に型外に取り出すことができる。
第二の実施形態の樹脂成形金型の基本構成は、図1を参照して説明した第一の実施形態と同様であるが、第一の実施形態とはバルブピンの形態が異なる。また、第二の実施形態の樹脂成形金型の基本動作は、図5乃至図10を参照して説明した第一の実施形態と同様である。第一の実施形態と共通する部分については、説明を省略する。
図24及び図25は、第二の実施形態の樹脂成形金型の一部を拡大した断面図で、第一の実施形態と同一の部品については同一の参照番号を付して示している。
また、本実施形態では、後述する実施例7のように、バルブピンの軸と直交する方向におけるランナー固化物の最大径が、バルブピンのブッシュ当接部6bの径よりも大きくなる。これにより、ランナーロック部6aと噛合する部分のランナー固化物の構造強度を大きくすることができ、図8を参照して説明した第4の工程においてランナー固化物をX+方向に強く牽引することができる。このため、ランナー固化物を第2中間金型4から確実に離型することができる。
以上のように、本実施形態においても、ランナー固化物の容積を小さくできるとともに、ランナー固化物をランナーロック部で確実に保持して破断することなく簡単に型外に取り出すことができる。
以下、本発明の実施例と比較例を説明する。実施例と比較例では、図3に外観形状を示す樹脂成形品9を作成し、その際に生じたランナー固化物を比較した。
実施例および比較例は、全て表1に示す成形条件で樹脂成形品9を作成した。
実施例1では、図1の樹脂成形金型を用いて成形した。樹脂はPBTを用いた。図2に断面形状を示したバルブピン6およびコールドランナー8を用いた。コールドランナーの最大直径D1は4mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は4mmである。コールドランナーはD1を最大とし、D2に向かうにつれ直径は広義単調減少している。すなわち、コールドランナーの直径はバルブピンの直径以下である。
実施例1では、前述した実施形態の第1の工程から第6の工程を実施し、樹脂成形品を作成した。第1の工程において図4に示すように樹脂を注入すると、コールドランナー8内にはランナー固化物48が生ずる。
実施例2では、バルブピンの先端部のランナーロック部の形状を除き、実施例1と同様の方法で樹脂成形品9を作成した。すなわち、実施例1と同様に図1の樹脂成形金型を用いて成形し、樹脂はPBTを用いた。コールドランナーの最大直径D1は4mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は4mmである。コールドランナーはD1を最大とし、D2に向かうにつれ直径は広義単調減少している。また、コールドランナーの直径はバルブピンの直径以下である。
実施例2においても、前述した実施形態の第1の工程から第6の工程を実施し、成形物を作成した。第1の工程において図4に示すように樹脂を注入すると、コールドランナー8内にはランナー固化物48が生ずる。
実施例2におけるランナー固化物の重量は、0.23gであった。
実施例3では、第1中間金型3および第2中間金型4に形成された樹脂流路であるコールドランナーの形状を除き、実施例1と同様の方法で樹脂成形品9を作成した。すなわち、実施例1と同様に図1の樹脂成形金型を用いて成形し、樹脂はPBTを用いた。
図13は、実施例3のコールドランナーの形状を示す断面図である。コールドランナーの最大直径D1は4mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は4mmである。また、コールドランナーの直径はバルブピンの直径以下である。
実施例3においても、前述した実施形態の第1の工程から第6の工程を実施し、成形物を作成した。第1の工程において図4に示すように樹脂を注入すると、コールドランナー8内にはランナー固化物48が生ずる。
実施例3におけるランナー固化物の重量は、0.25gであった。
実施例4では、バルブピンの先端部のランナーロック部の形状及び樹脂流路であるコールドランナーの形状を除き、実施例1と同様の方法で樹脂成形品9を作成した。すなわち、実施例1と同様に図1の樹脂成形金型を用いて成形し、樹脂はPBTを用いた。
コールドランナーの最大直径D1は4mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は4mmである。コールドランナーはD1を最大とし、D2に向かうにつれ直径は広義単調減少している。すなわち、コールドランナーの直径はバルブピンの直径以下である。実施例4においても、前述した実施形態の第1の工程から第6の工程を実施し、成形物を作成した。第1の工程において図4に示すように樹脂を注入するとコールドランナー8内にはランナー固化物48が生ずる。
図18(a)~図18(c)に、実施例5のランナー固化物48の形状を示す。図18(a)はランナー固化物48の全体形状を示す外観斜視図、図18(b)はXY平面図、図18(c)は上面図である。実施例5では、バルブピンの先端部のランナーロック部の形状を除き、実施例4と同様の方法で樹脂成形品9を作成した。すなわち、実施例4と同様に図1の樹脂成形金型を用いて成形し、樹脂はPBTを用いた。コールドランナーの内離間可能な方向の最大直径D1は4mm、離間可能な方向以外の領域での最大直径Dmaxは6mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は4mmである。これら以外は実施例4と同様である。
図19(a)~図19(d)に、実施例6のランナー固化物48の形状を示す。図19(a)はランナー固化物48の全体形状を示す外観斜視図、図19(b)はXY平面図、図19(c)はE-E’に沿って切断した断面図、図19(d)はランナー固化物とバルブピンの噛合状態を示す図である。
実施例6では、バルブピンの先端部のランナーロック部の形状を除き、実施例4と同様の方法で樹脂成形品9を作成した。すなわち、実施例4と同様に図1の樹脂成形金型を用いて成形し、樹脂はPBTを用いた。
コールドランナーの直径D1は2mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は2mmである。これら以外は実施例4と同様である。
図20(a)~図20(d)に、実施例7のランナー固化物48の形状を示す。図20(a)はランナー固化物48の全体形状を示す外観斜視図、図20(b)はXY平面図、図20(c)はF-F’に沿って切断した断面図、図20(d)はランナー固化物とバルブピンの噛合状態を示す図である。
実施例7では、バルブピンの先端部のランナーロック部の大きさを除き実施例6と同様である。コールドランナーの直径D1は3.3mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は2mmである。これら以外は実施例6と同様である。
図21(a)~図21(c)に、実施例8のランナー固化物48の形状を示す。図21(a)はランナー固化物48の全体形状を示す外観斜視図、図21(b)はXY平面図、図21(c)はG-G’に沿って切断した断面図である。
実施例8は、バルブピンの先端部のランナーロック部の形状を除き、実施例6と同様である。コールドランナーの直径D1は3.3mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は2mmである。これら以外は実施例6と同様である。
図22(a)~図22(c)に、実施例9のランナー固化物48の形状を示す。図22(a)はランナー固化物48の全体形状を示す外観斜視図、図22(b)はXY平面図、図22(c)はH-H’に沿って切断した断面図である。
実施例9では、バルブピンの先端部のランナーロック部の形状を除き実施例6と同様である。コールドランナーの直径D1は3.3mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は2mmである。これら以外は実施例6と同様である。
また、バルブピンからの離形の際には、噛合したボルトとナットを開放させるときのように、ランナー固化物48を溝部螺旋形状に沿って回転することで簡単に離型することができる。ランナー固化物48の直径D1はバルブピンの直径より大きいため、ごく一部がブッシュ7に接触するが、接触範囲が十分に小さいため、ランナー固化物48の冷却への影響は無い。実施例9におけるランナー固化物の重量は、0.17gであった。
実施例10では、ランナー固化物の直径以外は実施例7と同様である。コールドランナーの直径D1は6mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は2mmである。これら以外は実施例6と同様である。実施例10におけるランナー固化物の重量は、0.45gであった。
図23(a)~図23(d)に、実施例11のランナー固化物48の形状を示す。図23(a)はランナー固化物48の全体形状を示す外観斜視図、図23(b)はXY平面図、図23(c)はI-I’に沿って切断した断面図、図23(d)はランナー固化物とバルブピンの噛合状態を示す図である。
実施例11では、ランナー固化物の直径とバルブピンの直径を除き、実施例6と同様である。
コールドランナーの直径D1は3.3mm、ゲート側の直径D2は1.2mmであり、バルブピンの直径は4mmである。これら以外は実施例6と同様である。実施例11におけるランナー固化物の重量は、0.17gであった。
比較例1に用いた金型は、特許文献1において第4図を参照して説明されている樹脂成形金型と類似の金型である。すなわち、比較例1として、図14に示す樹脂成形金型を用いて樹脂成形品9を作成した。実施例と同様に、樹脂はPBTを用いた。
比較例1では、コールドランナー部の流路容積が大きいため、ランナー固化物648の容積も大きくなり、ランナー固化物の重量は、4.0gであった。
比較例2に用いた金型は、特許文献1において第1図を参照して説明されている樹脂成形金型と類似の金型である。すなわち、比較例2として、図15に示す樹脂成形金型を用いて樹脂成形品9を作成した。実施例と同様に、樹脂はPBTを用いた。
実施例1~実施例11、比較例1~2の結果を表2に示す。
また、ランナー固化物の離型性の欄に記載された数字は、金型からランナー固化物を離型する際の離型しやすさを示す指標である。数字が1、2、3と大きくなるにつれ、離型が適切に行われる確実性が高いと言いかえることができる。言い換えれば、数字が大きいほどランナーロック部がランナー固化物を保持する保持力が大きく、ランナー固化物はゲート部で切断されやすいといえる。尚、比較例1と比較例2は、ランナー固化物の取り出しにしばしば支障が生じたため、数字は記載していない。
本発明の実施形態は、上述した実施形態および実施例に限られるものではなく、適宜変更したり、組み合わせたりすることが可能である。
また、コールドランナーの流路断面の形状は円形に限らず、例えば楕円形や多角形であってもよい。
Claims (20)
- ホットランナーが設けられた第1金型と、
樹脂成形品に応じたキャビティを形成する第2金型と、
前記第1金型と前記第2金型との間に配され、前記ホットランナーと前記キャビティとを接続し、前記ホットランナーよりも低温なコールドランナーが設けられた中間金型と、
バルブピンと、を備えた樹脂成形金型であって、
前記バルブピンは、前記バルブピンの軸方向に進退することで、前記ホットランナーから前記キャビティに至る溶融樹脂の流路を開閉することが可能であり、
前記バルブピンは、前記コールドランナーで固化した樹脂を保持可能なランナーロック部を備える、
ことを特徴とする樹脂成形金型。 - 前記中間金型は、第1中間金型と、前記第1中間金型と前記第1金型との間に配された第2中間金型と、を含み、
前記コールドランナーは、前記第1中間金型に設けられた第1コールドランナーと、前記第2中間金型に設けられた第2コールドランナーと、を含み、
前記バルブピンが前記流路を閉じたときに、前記ランナーロック部は、前記第2コールドランナーに位置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形金型。 - 前記第1中間金型と前記第2中間金型とを離間させる離間機構を更に備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の樹脂成形金型。 - 前記離間機構は、前記第1中間金型を前記軸方向に沿った方向に移動させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の樹脂成形金型。 - 前記離間機構は、前記第1中間金型と前記第2中間金型との間に配されている、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の樹脂成形金型。 - 前記樹脂成形金型は、前記第2金型と前記第1中間金型とを分離することが可能である、
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記樹脂成形金型は、前記第1中間金型と前記第2中間金型を離間する際に、前記コールドランナーで固化した樹脂を前記ランナーロック部で保持した状態で、前記キャビティの中で固化した樹脂から切断できるように構成されている、
ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記第2コールドランナーは、前記キャビティに向かって断面積が減少してゆく形状を有する、
ことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記第1コールドランナーは、前記キャビティに向かって断面積が減少してゆく形状を有する、
ことを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記第2コールドランナーは、段差部を有する、
ことを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記バルブピンが前記流路を開いたときに、前記ランナーロック部は、前記ホットランナーに位置する、
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記ランナーロック部は、前記コールドランナーで固化した樹脂を、前記軸方向に拘束することが可能な形状を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記ランナーロック部は、前記コールドランナーで固化した樹脂を、前記軸方向と交差する方向に拘束することが可能な形状を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至12の中のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記ランナーロック部は、前記コールドランナーで固化した樹脂を、前記バルブピンの前記軸方向と交差する方向に離間することが可能な形状を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至13の中のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記軸方向における前記ランナーロック部の第1の位置の、前記軸方向と直交する面での断面積よりも、
前記軸方向における前記ランナーロック部の前記第1の位置よりも前記キャビティに近い第2の位置の、前記軸方向と直交する面での断面積が大きい、
ことを特徴とする請求項1乃至14の中のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記ランナーロック部の前記第1の位置および前記第2の位置を含む部分は、円錐台形状を有している、
ことを特徴とする請求項15に記載の樹脂成形金型。 - 前記バルブピンが前記流路を閉じたときに、前記ランナーロック部は、前記コールドランナーの、前記軸方向と直交する面での第1の断面積を有する第3の位置に配され、
前記バルブピンは、前記軸方向における前記ランナーロック部よりも前記キャビティから離れた第4の位置に、前記軸方向と直交する面での第2の断面積を有する部分を含み、
前記第2の断面積は、前記第1の断面積と異なる、
ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 前記コールドランナーは、前記第3の位置よりも前記キャビティに近い第5の位置において、前記第1の断面積よりも小さい第3の断面積を有する、
ことを特徴とする請求項17に記載の樹脂成形金型。 - 前記ランナーロック部は、前記バルブピンが進退する際に、前記中間金型に接触しない、
ことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の樹脂成形金型。 - 請求項1乃至19の中のいずれか1項に記載の樹脂成形金型を用いて前記ホットランナーと前記コールドランナーを経由して前記キャビティに樹脂を注入し、前記コールドランナーで固化した樹脂を前記ランナーロック部で保持した状態で、前記キャビティの中で固化した樹脂から切断する、
ことを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
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