JP7116974B2 - 包装機における紙継ぎ方法及び装置 - Google Patents

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Description

この発明は、包装機、特に縦型製袋充填包装機のような包装機において、例えば包装材ロールから繰り出される帯状包装材を使い切ったような場合、その終端と新しい包装材ロールから繰り出される帯状包装材の始端とを繋ぐ紙継ぎ方法及び装置に関する。
従来、包装機、特に製袋充填包装機としては、図8に概略斜視図として一例を示すような縦型製袋充填包装機50が多用されている。縦型製袋充填機50においては、帯状包装材Fwは、紙管に巻き取られて包装材ロールFrとなっており、包装材ロールFrは、包装機50のフレームに設けられているロールホルダ60に回転可能に装填されている。帯状包装材Fwは、包装機50の包装動作に応じて、包装材ロールFrから適宜の繰り出し装置によって繰り出されてフォーマ51に供給される。フォーマ51に送られた帯状包装材Fwは両側端縁部分fe,feが合掌状に重ね合わされるように略筒状に曲成され、フォーマ51を通過後、縦方向(包装材の送り方向)に走行される中で縦シール装置52によって両側端縁部分fe,feに縦方向のシール(縦シールSc)が施されて筒状包装材Ftに成形される。縦シール装置52は、両側端縁部分fe,feを挟み込んで加圧・加熱をする一対の縦ヒートシールバー52a,52bを備えている。筒状包装材Ftには、ホッパ及び充填用筒体(充填筒)53を通して包装物である製品Sが投入される。横シール・カット装置54が筒状包装材Ftに横方向(包装材の送り方向に交差する方向)に横シールSeを施すことによって、先行して形成され且つ内部に製品Sが包装された袋包装体Bpが製造されると同時に、次に製品Sが投入される袋Bが形成される。充填用筒体53の外周の左右両側には、筒状包装材Ftを挟んで送る吸引ベルトから成る包装材送り装置55,55が配設されている。
横シール・カット装置54を構成する横シールカットブロック54a,54bは、それぞれ筒状包装材Ftに対して互いに接近・離反する作動をする部材であり、接近時に筒状包装材Ftを横断する方向に挟んで、袋Bのための底側の横シールSeと袋包装体Bpの天側の横シールSeを形成する。横シール・カット装置54は、また、筒状包装材Ftを突き破る形態で切断するカッタ刃56を備えている。両横シールカットブロック54a,54bが接近するとき、上下の両横シール部が包装材を挟み込むことで筒状包装材Ftを溶着して横シールSeを形成すると同時に、一方のシールカットブロック54aに取り付けられているカッタ刃56が筒状包装材Ftを突き破って切断し、他方のシールカットブロック54bに形成されている溝57内に入り込む。なお、帯状包装材Fwの供給途上には印字装置61が配設されており、帯状包装材Fwの表面に日付等の所要の印字等を行う。帯状包装材Fwは、ダンサーローラ62によって必要な長さの貯留とテンションが付与されており、幾つかの箇所でガイトローラ63によって走行岐路に案内されている。
このような縦型製袋充填包装機50においては、例えば、包装材ロールFrからの帯状包装材Fwの供給が終了した場合には、ロールホルダ60に新しい包装材ロールを装填し、旧帯状包装材の終端と新帯状包装材の始端とを接続する紙継ぎをする必要がある。作業者は包装機50の後方に回ってロールホルダ60の近傍に立って紙継ぎ作業を行うが、このとき、フォーマ51において帯状包装材Fwはその裏面が筒状内面になるように成形されるので、作業者は、包装材ロールFrからフォーマ51への経路上に延びる帯状包装材Fwを見るときにはその裏面を見ることになる。また、包装材の紙継ぎ作業では、紙継ぎ板を帯状包装材Fwの裏側に置いて行うことになるが、紙継ぎ板を何処に設置しても、新旧の帯状包装材の裏面同士を見ながら紙繋ぎしなければならない。透明フィルムのような包装材であれば、印刷された表面をライトに透かしてみることができる場合もあるが、アルミ蒸着フィルムのような包装材では表面を見ることはできない。
帯状包装材の終端と始端を寸分の狂いもなく紙継ぎがなされる場合には、新旧の帯状包装材についてはピッチを正確に維持した状態で包装材の紙送りを継続することができる。繋いだ帯状包装材からは、安全のため繋ぎ部分から製作される空袋を1~3袋を排出するだけで、ピッチ不良を出すことなく製袋充填包包装を継続して行うことができる。しかしながら、新旧の帯状包装材を正確に紙継ぎされない場合には、例えば、帯状包装材の送り途上に配設されている印字装置による帯状包装材への印字についてもずれが生じてしまい、包装材の繋ぎ部分のある空袋のみならず、その下流にある数袋もロスとなる。
本出願人は、ガイドローラの回転方向で帯状包装材の終端を検出し、表面同士を模様合わせして行う紙つなぎ作業を、包装紙の表面側で行うことを可能にする縦型製袋充填包装機における紙つなぎ方法及び装置を提供している(特許文献1)。この紙つなぎによれば、包装材の繰出し終了が検出されると、制御装置によって包装機の停止処理を行うとともに、包装材の供給途上に設けられているワンウェイ・ストッパ入りゴムロールによって帯状包装材が押さえられる。ワンウェイ・ストッパ入りゴムロールは、包装材の搬送方向へは回転せず、反搬送方向にのみ回転可能である。新包装材ロールを巻き取りホルダにセットし、ワンウェイ・ストッパ入りゴムロールにより固定されている帯状包装材を新包装材ロールのロール面上に引き出し、新包装材ロール上で新旧帯状包装材の表面同士を模様合わせして紙継ぎを行う。この紙継ぎは、帯状包装材の走行経路がシンプルであり、包装材の蛇行が発生することもなく、距離を精密に測定する高価な変位センサを必要とせず、作業効率がよい。
また、別の紙継ぎ方法として、帯状包装材の走行経路をガイドローラで45度の方向転換をさせるなどして旧帯状包装材の表側を上にし、旧帯状包装材の終端を新帯状包装材の始端と表側で紙継ぎを行うことも提案されている(特許文献2)。
図9には紙継ぎ装置の一例が斜視図として示されている。紙継ぎ装置70は、製袋充填包装機50(図8)のロールホルダ60に装填される包装材ロールFrの後方又は上方に固定的に設置されている。帯状包装材Fwの紙継ぎは、旧帯状包装材Fw1の終端Fweと新帯状包装材Fw2の始端Fwsが紙継ぎ装置70上に引き出され、帯状包装材Fwの横幅wよりも広い幅Wを有する吸着板71上に載せられるとともに吸着手段によって吸着された状態で行われる。
吸着板71には、帯状包装材Fwの横断方向に延びてカッタが通過可能なスリット72と、スリット72の両側にスリット72に沿って延びた吸着手段としての吸着孔列73,73とが形成されている。帯状包装材Fwの吸着保持状態で、スリット72にカッタの刃先を沿わせて移動させることで、帯状包装材Fwは、既に供給されている包装機側の旧帯状包装材Fw1と、包装材ロールFrの紙管に付着されて残る包装材とに切断される。各吸着孔列63は、例えば、空気を吹き出すエジェクタに伴って発生された負圧によってウェブ状包装材Fwを吸着して保持する複数の吸着孔74の列となっている。また、吸着板71の上流側と下流側の直近には、帯状包装材Fwの移動を案内するガイドローラ75,76が添設されている。ガイドローラ75,76は、ローラの頂面部分が吸着板71の板面と面一か或いは僅かに高くなるように設定されている。
吸着板71上において、包装機側の旧帯状包装材Fw1の終端Fweに対して、ロールホルダ60に新たに装填した包装材ロールから引き出した新帯状包装材Fw2の始端Fwsを模様合わせした状態でテープT等によって繋ぐことにより、包装機側の旧帯状包装材Fw1に新帯状包装材Fw2が紙継ぎされる。紙継ぎ装置70は、紙継ぎ作業時以外には使用されないものであるので、製袋充填包装機の稼働時では運転状態のチェック等にとってはむしろ邪魔な存在になる。紙継ぎ装置70を使用した後に撤去にするのでは、使用するときに取り付ける必要があり、取付け取外しの作業は煩わしいものとなる。
特開2012-240756号公報 特開2000-245014号公報
そこで、包装機において、例えば、製品の包装のために包装材ロールから繰り出される帯状包装材の消費が尽きた場合に、旧帯状包装材の終端と、ロールホルダに装填された新包装材ロールから引き出される新帯状包装材の始端を繋ぐ紙継ぎにおいて、紙継ぎ作業がし易い作業位置に置かれた紙継ぎ板上で、新旧両方の帯状包装材の表面を上にして紙継ぎを行うことを可能にする点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、上記課題を解決することであり、紙継ぎ作業がし易い作業位置に置かれた紙継ぎ板上で、新旧両方の帯状包装材の表面を上にして紙継ぎをすることで、帯状包装材の表側に現れる印刷等の模様合わせをしながら確実且つ正確に紙継ぎをすることを可能にする包装機における紙継ぎ方法及び装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明による包装機における紙継ぎ方法は、ロールホルダに装填された包装材ロールの上方又は後方の位置であって紙継ぎの作業位置に紙継ぎ板を置き、旧帯状包装材の終端を前記紙継ぎ板の下方から表側面を上にして当該紙継ぎ板の作業面上に置き、新包装材ロールから引き出された新帯状包装材の始端を前記紙継ぎ板の上方から表側面を上にして当該紙継ぎ板の前記作業面に置き、前記旧帯状包装材の終端と前記新帯状包装材の始端とを前記紙継ぎ板の前記作業面上において紙継ぎすることから成っている。
この包装機における紙継ぎ方法によれば、旧帯状包装材の終端については紙継ぎ板の下方から表側面を上にして当該紙継ぎ板の作業面に置かれ、新包装材ロールから引き出された新帯状包装材の始端については、紙継ぎ板の上方から表側面を上にして紙継ぎ板の作業面に置かれる。旧帯状包装材の終端と新帯状包装材の始端は、紙継ぎ板上において印刷等が施された表面側を上にして置かれるので、模様合わせがし易くなり、その後は、通常のとおり、重ね合わされた部分をカッタで切断した上で、テープ等の手段によって紙継ぎされる。
この包装機における紙継ぎ方法において、前記帯状包装材が前記包装材ロールから引き出される際に当該包装材ロールから離れる引き離れ点が当該包装材ロールの天頂位置又はその近傍であり、前記帯状包装材が前記包装材ロールから引き出されるときの当該包装材ロールの回転方向は、前記包装材ロールの引き離れ点から引き出された前記帯状包装材がそのまま順当に前記紙継ぎ板の上方から下方へ移動する方向に倣っているとすることができる。
帯状包装材の包装材ロールからの引き出しの地点とその方向を上記のように定めることにより、帯状包装材をその表面側を上にした状態のままスムーズに紙継ぎ板上へ引き出すことができる。
この包装機における紙継ぎ方法において、前記紙継ぎ板は、紙継ぎ作業が行われる前記作業位置と前記包装材ロールの下方の退避位置との間で移動可能であり、前記紙継ぎ板は、前記退避位置を占めるときには、前記帯状包装材の送りの上流側と下流側とに配設されたガイドローラ間に位置しており、前記紙継ぎ板は、前記退避位置から前記作業位置へ単独で又は前記ガイドローラごと移動され、紙継ぎされた前記帯状包装材は、前記退避位置を占める前記紙継ぎ板と干渉することなく、前記ガイドローラによって走行案内される。 紙継ぎ板については、包装機の包装動作の際には包装材ロールの下方の退避位置を占めており、紙継ぎの際には、退避位置から包装材ロールの上方又は後方の位置である作業位置に移動されて、本来の紙継ぎの機能を発揮する。紙継ぎ板は、退避位置を占めるときには、帯状包装材の送りの上流側と下流側とに配設されたガイドローラ間に位置しているので、包装機の包装動作の際には、帯状包装材はガイドローラで走行案内され、紙継ぎ板が帯状包装材の走行に邪魔になることはない。紙継ぎ板が作業位置へ移動されるときは、単独で又はガイドローラとともに移動される。紙継ぎ板を単独で移動させる場合には、ガイドローラを移動させないので移動する重量を軽くすることができる。また、紙継ぎ板をガイドローラごと移動させる場合には、紙継ぎの際に作業位置においてガイドローラを帯状包装材の紙継ぎ板への案内に活用してその作業性を高めるとともに、退避位置に移動するときは、ガイドローラも作業位置に残らないので帯状包装材の包装材ロールからの繰出しに邪魔になることがない。
上記の課題を解決するため、この発明による包装機における紙継ぎ装置は、ロールホルダに装填された包装材ロールの上方又は後方の位置であって、帯状包装材の紙継ぎのための作業位置を占めることが可能な紙継ぎ板、及び前記帯状包装材を包装機に案内するために、前記包装材ロールの下方に配置されたガイドローラを備えており、新包装材ロールから引き出され且つ前記紙継ぎ板の上方から表側面を上にして送られる新帯状包装材の始端と、前記紙継ぎ板の下方から表側面を上にして送られる旧帯状包装材の終端とが、前記紙継ぎ板の作業面上に置かれて紙継ぎされることから成っている。
この製袋充填包装機における紙継ぎ装置によれば、紙継ぎ板がロールホルダに装填された包装材ロールの上方又は後方の位置を占めるときに、当該紙継ぎ板の作業面上において、旧帯状包装材の終端と新帯状包装材の始端とを紙継ぎすることができる。旧帯状包装材の終端は、包装材ロールの下方を通って紙継ぎ板の下方から紙継ぎ板上に引き戻すことができ、新帯状包装材の始端は紙継ぎ板の上方から紙継ぎ板上に引き出すことができる。紙継ぎ板の作業面上では、旧帯状包装材の終端と新帯状包装材の始端とを印刷等が施された表面を上側にして置くことで、新旧両帯状包装材の模様合わせをしつつ紙継ぎすることができる。したがって、新旧両帯状包装材を模様ずれなく紙継ぎすることが容易となり、多量の包装材が無駄になることを防止できる。また、紙継ぎされた帯状包装材は、包装材ロールの下方に配置されたガイドローラによって、省スペースで簡単な構造で包装機への走行経路に導くことができる。
この包装機における紙継ぎ装置において、前記帯状包装材が前記包装材ロールから引き出される際に当該包装材ロールから離れる引き離れ点が当該包装材ロールの天頂位置又はその近傍であり、前記帯状包装材が前記包装材ロールから引き出されるときの当該包装材ロールの回転方向は、前記包装材ロールの引き離れ点から引き出された前記帯状包装材がそのまま順当に前記紙継ぎ板の上方から下方へ移動する方向に倣っているとすることができる。
帯状包装材の包装材ロールからの引き出しの地点とその方向を上記のように定めることにより、帯状包装材をその表面側を上にした状態のままスムーズに紙継ぎ板上へ引き出すことができる。
この包装機における紙継ぎ装置において、前記紙継ぎ板は、前記紙継ぎが行われる前記作業位置と、前記包装材ロールの下方の退避位置との間で移動可能であり、前記退避位置においては、前記紙継ぎ板は前記帯状包装材の送りの上流側と下流側とに配設された前記ガイドローラ間に位置していて、前記ガイドローラは、紙継ぎされた前記帯状包装材の走行を前記紙継ぎ板と干渉することなく案内可能であり、前記紙継ぎ板は、前記退避位置から単独で又は前記ガイドローラごと前記作業位置へ移動可能である。
紙継ぎ板については、紙継ぎ板を移動させるという簡単な構造により、紙継ぎに必要なときのみ、退避位置から包装材ロールの上方又は後方の位置である作業位置に移動され、引き出した新旧の帯状包装材の端部を印刷面が表側になるように紙継ぎ板上に移動させることができ、それ以外の包装機の包装動作のようなときには、包装材ロールの下方位置に退避する。退避位置を占める紙継ぎ板は、帯状包装材の送りの上流側と下流側とに配設されたガイドローラ間に位置しているので、包装機の包装動作の際には、帯状包装材は包装材ロールの下方においてガイドローラで走行案内され、紙継ぎ板が帯状包装材の走行に邪魔になることはない。紙継ぎ板が作業位置へ移動されるときは、単独で又はガイドローラとともに移動されて、本来の紙継ぎの機能を発揮する。紙継ぎ板を単独で移動させる場合には、ガイドローラを移動させないので移動する重量を軽くすることができる。また、紙継ぎ板をガイドローラごと移動させる場合には、紙継ぎの際に作業位置においてガイドローラを帯状包装材の紙継ぎ板への案内に活用してその作業性を高めるとともに、退避位置に移動するときは、ガイドローラは、紙継ぎ板とともに包装材ロールの下方の退避位置に移動して作業位置に残らないので帯状包装材の包装材ロールからの繰出しに邪魔になることがない。ガイドローラは、退避位置では包装材ロールの下方において紙継ぎされた帯状包装材が包装機に向う際にその走行を案内するローラとして活用することができる。したがって、ガイドローラの機能性を高め、構造の簡素化にも寄与することができる。
この包装機における紙継ぎ装置において、前記紙継ぎ板を移動させるため、前記紙継ぎ板を支持し且つ機械フレームに揺動可能に設けられている揺動板と、前記揺動板に対して自在継ぎ手を介してスライド可能に連結されているとともに、前記機械フレームに対して自在継ぎ手で連結されて起伏可能な操作棒とを備えており、前記紙継ぎ板は、前記操作棒の起伏に応じて前記揺動板が所定の位置まで揺動することにより、前記作業位置を占めることができる。
操作棒のスライドと揺動を組み合わせた動作によって揺動板を簡単に揺動操作することができ、紙継ぎ板単独の場合にはその紙継ぎ板を、またガイドローラを備える紙継ぎ板の場合には紙継ぎ板をガイドローラごと、簡単な構造と操作で、退避位置と作業位置との間で移動させることができる。
この包装機における紙継ぎ装置において、前記紙継ぎ板を移動させるため、前記紙継ぎ板を揺動可能に支持し且つ機械フレームに対して前記包装材ロールの下方位置と前記包装材ロールの後方位置との間でスライド可能に設けられているスライド体を備えており、前記紙継ぎ板は、前記スライド体が前記包装材ロールの後方位置にスライドされたときに前記スライド体対して後方に揺動することにより、前記作業位置を占めることができる。 スライド体は、機械フレームに対して包装材ロールの下方位置と包装材ロールの後方位置との間でスライド可能に設けられている。紙継ぎ板は、包装材ロールの下方位置を取るスライド体対して後方に非揺動状態のときに退避位置を占め、包装材ロールの後方位置を取るスライド体対して後方に揺動状態のときに作業位置を占める。スライドと揺動を組み合わせた動作により、紙継ぎ板を簡単な構造と操作で退避位置と作業位置との間で移動させることができる。
この包装機における紙継ぎ装置において、前記包装材ロールから繰り出された前記帯状包装材に自重又は付勢力によって張力を与える張力付与装置が配設されており、前記張力付与装置は、前記包装機の包装動作の際に前記帯状包装材に張力を与える動作する張力付与モードと、少なくとも前記紙継ぎの際に前記帯状包装材への張力を解除する張力解除モードとの間で切換え可能である、とすることができる。
紙継ぎの際に、退避位置の下流側に設けられている張力付与装置が張力付与モードのままであると、旧帯状包装材をカッタで切断したときに、その終端が張力付与装置の張力によって下流側に持っていかれ、紙継ぎ板での紙継ぎ作業に支障が出るおそれがある。紙継ぎの際に、張力付与装置を張力解除モードに切り換えることにより、カッタで切断された旧帯状包装材の終端は紙継ぎ板上に留まり、紙継ぎ作業に支障が出ることを防ぐことができる。
この包装機における紙継ぎ装置において、前記包装機は、前記包装材ロールから繰り出された前記帯状包装材から袋を形成しつつ当該袋内に製品が投入された袋包装体を連続して製造する製袋充填包装機であるとすることができる。紙継ぎ装置は、高速包装可能な製袋充填包装機において、紙継ぎを迅速に処理することができる。
この発明による製袋充填包装機における紙継ぎ方法及び装置は、上記のように構成されているので、例えば、消費が尽きて帯状包装材の供給が終了した旧帯状包装材の終端については紙継ぎ板の下方から表側面を上にして当該紙継ぎ板の作業面に置くことができ、新包装材ロールから引き出された新帯状包装材の始端については、紙継ぎ板の上方から表側面を上にして紙継ぎ板の作業面に置くことができる。旧帯状包装材の終端と新帯状包装材の始端は、紙継ぎ板上において印刷等が施された表面側を上にして置かれるので、模様合わせがし易くなり、紙継ぎの際に模様のずれが生じるのを防ぐことができ、不良袋又は不良袋包装体として包装材等が数多く無駄になるのを防止することができる。
また、紙継ぎ板については、包装機の包装動作の際には包装材ロールの下方の退避位置を占めており、紙継ぎの際には、退避位置から包装材ロールの上方又は後方の位置である作業位置に移動されて、本来の紙継ぎの機能を発揮する。紙継ぎ板は、退避位置を占めるときには、帯状包装材の送りの上流側と下流側とに配設されたガイドローラ間に位置しているので、包装機の包装動作の際に、帯状包装材はガイドローラで走行案内され、紙継ぎ板が帯状包装材の走行に邪魔になることがない。紙継ぎ板が作業位置へ移動されるときは、単独で又はガイドローラとともに移動される。紙継ぎ板を単独で移動させる場合には、ガイドローラを移動させないので移動する重量を軽くすることができる。また、紙継ぎ板をガイドローラごと移動させる場合には、紙継ぎの際に作業位置においてガイドローラを帯状包装材の紙継ぎ板への案内に活用してその作業性を高めるとともに、退避位置に移動するときは、ガイドローラも作業位置に残らないので帯状包装材の包装材ロールからの繰出しに邪魔になることがない。
図1は、この発明による紙継ぎ装置が適用された包装機の全体の一実施形態の概略を示す側面図である。 図2は、図1に示す紙継ぎ装置の斜視図である。 図3は、図1に示す紙継ぎ装置が作業位置にある状態を示す図である。 図4は、図1に示す紙継ぎ装置が退避位置にある状態を示す図である。 図5は、この発明による紙継ぎ装置の別の実施例を示す図である。 図6は、この発明による紙継ぎ装置に適用される張力付与装置の例を示す図である。 図7は、この発明による紙継ぎ装置の更に別の実施例を示す図である。 図8は、従来の縦型製袋充填包装機の一例を示す斜視図である。 図9は、紙継ぎ装置に用いられる紙継ぎ板の一例を示す斜視図である。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による包装機における紙継ぎ方法及び装置の実施例を説明する。図1はこの発明による紙継ぎ装置が適用された包装機の全体の一実施形態の概略を示す側面概略図である。図2は図1に示す紙継ぎ装置の斜視図であり、図3及び図4は、図1に示す紙継ぎ装置の作動を説明する図である。
図1に示す紙継ぎ装置は、適用される包装機を縦型製袋充填包装機としている。縦型製袋充填包装機それ自体は、図8に示す従来の縦型製袋充填包装機と同等のものであってよい。したがって、縦型製袋充填包装機については、同等の機能を奏する構成要素には図8に用いた符号と同じ符号を付すことで、再度の説明を省略する。
図1を参照すると、縦型の製袋充填包装機50のように、帯状包装材Fwをフォーマ51によって略筒状にまで曲成する包装機では、フォーマに対しては帯状包装材Fwをその裏面を表側にして送り込み、フォーマ51にて帯状包装材Fwの裏面を筒内面とし、帯状包装材Fwの表面を筒外側として略筒状に曲成し、その後、筒状包装材Ftを形成している。したがって、帯状包装材Fwの表面を外側にして巻き取った包装材ロールFrから繰り出された又は引き出された帯状包装材Fwの裏面が表側に向いた状態でフォーマ51に送ることになることから、包装材ロールFrのロールホルダ60への装填態様及び繰り出し又は引き出しの際の包装材ロールFrの回転方向Drは、通常、図示のように自ずと定まっている。
帯状包装材Fwの供給経路を複雑にしてスペースに制限を設けなければ、帯状包装材Fwの紙継ぎに要する制約を弛めることができる。しかしながら、縦型製袋充填包装機50の実際の設置現場では、包装材ロールFrや印字装置61、ダンサーローラ62等の附属設備に配慮する必要もあって帯状包装材Fwの供給経路や設置スペースには制限があるので、幾つかのガイドローラ63,63…を適宜に配置して、全体を可及的にコンパクトに構成することが求められている。
縦型製袋充填包装機50において、繰り出された又は引き出された帯状包装材Fwを紙継ぎする際には、包装材ロールFrの装填態様及び回転方向についての制約から、一般には、帯状包装材Fwの表側を向いている裏面を通して、表面に施されている印刷による模様合わせをすることが強いられる。したがって、紙継ぎの際の模様合わせが正確でなく、ずれを生じるものとなると、その後に幾つかの袋包装体Bpが不良品となる可能性がある。図1においては、ロールホルダ60に装填された包装材ロールFrは、破線で示すものが最大径を有する新品の包装材ロールであり、実線で示すものが包装機稼働によって消費中のものである。また、新旧の帯状包装材Fwを紙継ぐときの紙継ぎ装置1が破線で示されており、包装機が稼働しているときの退避位置を占める紙継ぎ装置1が実線で示されている。
紙継ぎ装置1は、紙継ぎ板及びその上流側と下流側に沿うように付設されたガイドローラについては、図9に示す紙継ぎ装置70と同等の構造であってよい。したがって、紙継ぎ板は図9に示す吸着板と同等の構造で良く、以下の各図においても、上流側と下流側のガイドローラの符号をそれぞれ75,76とする等により、再度の説明を省略する。紙継ぎ板4を含めて紙継ぎを行うための作業位置Pwにある紙継ぎ装置1は、作業員の作業立ち位置である包装材ロールFrの後方(包装機50が存在する前方とは反対方向)から見て包装材ロールFrの上方又は後方の位置であって、作業面が後方斜め上方を向いており、目視し易く且つ、旧帯状包装材Fw1の終端Fweと新帯状包装材Fw2の始端Fwsとを繋ぐ紙継ぎ作業をし易くする位置・姿勢に定められている。紙継ぎ装置1が、包装材ロールFrの下方の退避位置Prを占めるときには、紙継ぎ板4はガイドローラ75,76間にあって、帯状包装材Fwの走行と干渉することはない。
図2は紙継ぎ装置の斜視図であり、図2(a)は紙継ぎ作業時に紙継ぎ装置が取る作業位置を示しており、図2(b)は紙継ぎ装置が退避位置を占めている状態を示している。紙継ぎ装置1は、ロールホルダ60に装填されている包装材ロールFrとともに、縦型製袋充填包装機の後方に設置されている。ロールホルダ60は、縦型製袋充填包装機のフレームから延びる一方の側壁65aに対して回転可能に片持ち支持されていて、帯状包装材Fwの送りに応じて適宜の駆動モータ(サーボモータ;図示せず)によって繰り出し回転駆動されている。ロールホルダ60及び包装材ロールFrの回転方向をDrで示すが、この方向は、図8に示す包装材ロールFrの回転方向と同じ方向である。
紙継ぎ装置1は、一方の側壁65aに対して、揺動軸2(図3及び図4参照)の回りに揺動可能に取り付けられた揺動板3と、揺動板3に対して片側で取り付けられておりロールホルダ60と平行に延びる紙継ぎ板4と、一方の側壁65aと対向して設置される他方の側壁65b(図3及び図4参照)に取り付けられた支持板5と、紙継ぎ板4を揺動するように操作するための操作棒6とを備えている。操作棒6は、紙継ぎ板4に対しては自在継ぎ手7とスライド構造9によって回動且つスライド可能に連結されており、支持板5に対しては自在継ぎ手8で回動可能に連結されている。スライド構造9は、紙継ぎ板4の長手方向に平行に延びる軸に継ぎ手7がスライド自在に嵌合した構造である。揺動軸2はロールホルダ60からオフセットした位置に設けられているので、紙継ぎ板4は、短い揺動半径で、且つ新品の包装材ロールFrの包装材周面に近接したコンパクトな範囲内で揺動する。
操作棒6とスライド連結される紙継ぎ板4は、操作棒6を起立する方向に操作することによって、図2(a)及び図3に示す作業位置を占め、操作棒6を伏せる方向に操作することによって、図2(b)及び図4に示す退避位置を占める。なお、包装材ロールFrから引き出される又は繰り出される帯状包装材Fwは、包装材ロールFrの天頂かその近傍の部分から離れて送られる。
紙継ぎ装置1が作業位置Pwを占めるときには、図1の破線で示すように、包装機側の旧帯状包装材Fw1の切断された終端Fwe(紙継ぎ板4を用いて、スリットにカッタを沿わせて移動することで、横方向に綺麗にカットされる)を紙継ぎ板4の下端側から紙継ぎ板4上に引き戻して、紙継ぎ板4上に接着テープやマグネットラバーで保持する。包装材ロールFr側から引き出された新帯状包装材Fw2の始端Fwsは、紙継ぎ板4の上端側から紙継ぎ板4上に引き出されて、同じく紙継ぎ板4上に接着テープやマグネットラバーで保持される。旧帯状包装材Fw1の終端Fweと新帯状包装材Fw2の始端Fwsは、紙継ぎ板4上において印刷された表面側が表側となって現れているので、目視にて印刷の模様合わせが確実に行われ、ずれが生じることなく確実に紙継ぎを行うことができる。
紙継ぎ装置1が退避位置Prを占めるときには、図1の実線で示すように、紙継ぎ板4は、新品で未消費の包装材ロールFrの下方であって、包装材ロールFr(最大径)の外周になるべく接近していて、省スペースでコンパクトな構造となっている。このように、退避位置Prにある紙継ぎ装置1は、その後の帯状包装材Fwの包装材ロールFrからの繰り出しに邪魔にならない位置を占める。図示の状態では、ガイドローラ75,76が、帯状包装材Fwを紙継ぎ板4と干渉することなく包装機50への供給経路に導く案内の役割を果たしている。
紙継ぎ装置1によれば、紙継ぎ板4を揺動させるという簡単な構造により、紙継ぎに必要なときのみ、退避位置Prから包装材ロールFrの上方又は後方の位置である作業位置Pwに移動させることができる。作業位置Pwでは、引き出した旧帯状包装材Fw1の終端Fweと新帯状包装材Fw2の始端Fw2とを、印刷面が表側になるように紙継ぎ板4上に移動させることができる。包装機が包装動作をするときには、紙継ぎ板4は包装材ロールの下方の退避位置Prに退避する。退避位置Prを占める紙継ぎ板4は、帯状包装材Fwの送りの上流側と下流側とに配設されたガイドローラ75,76間に位置しているので、包装機の包装動作の際に、帯状包装材Fwは包装材ロールFrの下方においてガイドローラ75,76で走行案内され、紙継ぎ板4が帯状包装材Fwの走行に邪魔になることはない。
紙継ぎ装置1が作業位置Pwへ移動されるときは、紙継ぎ板4がガイドローラ75,76とともに移動されるので、紙継ぎの際に、ガイドローラ75,76は、新旧の帯状包装材Fw1,Fw2の紙継ぎ板4への案内に活用され、その作業性が高められる。また、退避位置Prに移動するときは、ガイドローラ75,76は、紙継ぎ板4とともに包装材ロールFrの下方位置に移動するので、作業位置Pwに残らない。したがって、退避位置Prを占めるガイドローラ75,76は、紙継ぎ板4共々、帯状包装材Fwが包装材ロールFrから繰り出されるときに邪魔になることがなく、包装材ロールFrの下方において紙継ぎされた帯状包装材Fwが包装機に向う際にその走行を案内するローラとして活用される。したがって、ガイドローラ75,76は高い機能性を示し、構造の簡素化にも寄与している。
図5は、この発明による紙継ぎ装置の別の実施例を示す図である。紙継ぎ装置10の紙継ぎ板4は揺動するように構成されているが、ガイドローラ75,76は揺動することがなく常に退避位置Prを占める固定式に構成されている。紙継ぎ板4を揺動させる機構は、紙継ぎ装置1の場合と同様であってよい。また、退避位置Prを占めるときの紙継ぎ板4とガイドローラ75,76の相互の配置関係は、紙継ぎ装置1の場合と同じであってもよいが、紙継ぎ板4の揺動の際にガイドローラ75,76との干渉を回避することができるように、ガイドローラ75,76間に嵌まり込む量を浅くしてもよい。また、紙継ぎ板4の揺動を案内するガイド部材を側壁65aの近傍に設けてもよい。紙継ぎ板4を単独で移動させる場合には、ガイドローラ75,76を移動させないので移動する重量を軽くすることができる。固定のガイドローラ75,76は、帯状包装材Fwの繰り出しの際を含めて、常にガイドローラとして機能する。なお、更に簡易な構造として、紙継ぎ板4とガイドローラ75,76を、揺動させることなく作業位置Pwにおいて固定式として構成してもよい。
揺動軸2から操作棒6までの連結・操作機構は、あくまでも例示であり、紙継ぎ板4とガイドローラ75,76を揺動可能にするものであれば、これ以外の構造であってもよいことは明らかである。
図6には、ダンサーローラ62,62による帯状包装材Fwへの張力付与作用を解除可能な張力付与装置20が示されている。即ち、包装材ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwに自重又は付勢力によって張力を与える張力付与装置20が配設されている。張力付与装置20は、包装機の包装動作の際に帯状包装材Fwに張力を与える動作する張力付与モード(図6(a)に示すモード)と、少なくとも紙継ぎの際に帯状包装材Fwへの張力を解除する張力解除モード(図6(b)に示すモード)との間で切換え可能である。張力付与モードは、ダンサーローラ62(この例では2個のダンサーローラを用いているが、これに限られない)が通常のテンション機能を奏するモードである。張力付与モードは、図6(a)に示すように、エアシリンダ等の作動機構21を不作動とすることによって、出力ロッド22とレバー23のローラ25との当接を外し、それによってダンサーローラ62,62とそれらを支持するレバー23の自重の力を利用して、レバー23を回動軸24の回りに回動させることで帯状包装材Fwに張力を付与することができる。なお、固定のガイドローラ63,63は、ダンサーローラ62,62と協働して帯状包装材Fwの貯留機能を備えている。
張力解除モードは、図6(b)に示すように、張力付与装置20のテンション機能を奏することがないように、エアシリンダ等の作動機構21の出力ロッド22でレバー23のローラ25を押し下げ、ダンサーローラ62,62とそれらを支持するレバー23とを持ち上げるなどして得ることができる。紙継ぎ装置による紙継ぎの際に、退避位置の下流側に設けられている張力付与装置20が張力付与モードのままであると、旧帯状包装材Fw1をカッタで切断したときに、その終端Fweが張力付与装置20の張力によって下流側に持っていかれ、紙継ぎ板4での紙継ぎ作業が煩雑になるなどして支障が出る。紙継ぎの際に、作動機構21を作動させて出力ロッド22でレバー23を押し下げることにより、張力付与装置20が張力解除モードに切り換えられ、カッタで切断された旧帯状包装材Fw1の終端Fwe側には張力が掛けられることがなくなるので、終端Fweを紙継ぎ板4上に吸着力で留め置くことができ、紙継ぎ作業に支障が出るのを防ぐことができる。
図7は、この発明による紙継ぎ装置の更別の実施例を示す図である。図7に示す紙継ぎ装置31は、紙継ぎ板34を移動させるためのスライド体32を備えている。スライド体32は、包装材ロールFrの下方にある後退位置(図7(a)に示す位置Pr)と包装材ロールFrの後方にある進出位置(図7(b)に示す位置Pa)との間で、斜め直線状に移動可能である。スライド体32は、帯状包装材Fwの片方のサイド又は両サイドにおいて機械フレーム39に設けられている駆動部材33によってスライド可能とされるスライド杆36(片方のみを示す)と、両スライド杆35の先端に掛け渡されて配置されており且つ紙継ぎ板34を最も先端位置で揺動可能に支持するケース37とを備えている。
紙継ぎ板34は、図7(a)に占める後退位置Prが退避位置でもあり、後退位置Prではガイドローラ75,76で走行案内される帯状包装材Fwと干渉することはない。紙継ぎ板34は、スライド中にあるとき及び後退位置Prを占めるときには、非揺動状態にあってケース37内に収容されている。スライド体32が、駆動部材33によって、包装材ロールFrの後方位置である進出位置Paにまでスライド移動されたとき、紙継ぎ板34がケース37に対して後方(図で左方)に揺動されることで、図7(b)に示すように作業位置Pwを占める。
図7(a)に示すように、例えば包装材ロールFrの帯状包装材Fwを消費し切ったとき、帯状包装材Fwをハサミやカッタ等の切断具Cで切断する。図7(b)に示すように、紙継ぎ板34を後方に揺動させた作業位置Pwに置いた状態で、旧帯状包装材Fw1の終端Fweと新帯状包装材Fw2の始端Fwsとを紙継ぎ板34上に置いて、包装材の表側を上側とした状態で紙継ぎをすることができる。このように、スライドと揺動を組み合わせた動作により、紙継ぎ板34を簡単な構造と操作で退避位置Prと作業位置とPwの間で移動させることができる。
以上、本発明による包装機における紙継ぎ方法及び装置について実施例を挙げて説明したが、本発明は、図示された実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想に従う限り、適宜の工程や構造の追加や変更が可能であることは言うまでもない。
1,10 紙継ぎ装置 2 揺動軸
3 揺動板 4 紙継ぎ板
5 支持板 6 操作棒
7,8 自在継ぎ手 9 スライド構造
20 張力付与装置 21 作動機構
22 出力ロッド 23 レバー 24 回動軸 25 ローラ
31 紙継ぎ装置 32 スライド体
33 駆動部材 34 紙継ぎ板
36 スライド杆 37 ケース
39 機械フレーム
50 縦型製袋充填包装機 51 フォーマ
52 縦シール装置 52a,52b 縦ヒートシールバー
53 充填用筒体(充填筒) 54 横シール・カット装置
54a,54b 横シールカットブロック 55,55 包装材送り装置
56 カッタ刃 57 溝
60 ロールホルダ 61 印字装置
62 ダンサーローラ 63 ガイトローラ
65a,65b 側壁
70 紙継ぎ装置 71 吸着板
72 スリット 73,73 吸着孔列
74 吸着孔 75,75 ガイドローラ
Fr 包装材ロール fe,fe 端縁部分
Fw 帯状包装材 Ft 筒状包装材
Sc 縦シール Se 横シール
B 袋 Bp 袋包装体
Fw1 旧帯状包装材 Fwe Fw1の終端
Fw2 新帯状包装材 Fws Fw2の始端
S 製品 T テープ
Pr 後退位置(退避位置) Pa 進出位置
Pw 作業位置 C 切断具
Dr 包装材ロールの回転方向

Claims (8)

  1. ロールホルダに装填された包装材ロールの上方又は後方の位置であって紙継ぎの作業位置に置かれた紙継ぎ板に対して、旧帯状包装材の終端を前記紙継ぎ板の下方から表側面を上にして当該紙継ぎ板の作業面上に置き、
    新包装材ロールから引き出された新帯状包装材の始端を前記紙継ぎ板の上方から表側面を上にして当該紙継ぎ板の前記作業面に置き、
    前記旧帯状包装材の終端と前記新帯状包装材の始端とを前記紙継ぎ板の前記作業面上において紙継ぎ される包装機における紙継ぎ方法であって、
    前記紙継ぎ板は、紙継ぎ作業が行われる前記作業位置と前記包装材ロールの下方の退避位置との間で移動可能であり、
    前記紙継ぎ板は、前記退避位置を占めるときには、前記帯状包装材の送りの上流側と下流側とに配設されたガイドローラ間に位置しており、
    前記紙継ぎ板は、前記退避位置から前記作業位置へ単独で又は前記ガイドローラごと移動され、
    紙継ぎされた前記帯状包装材は、前記退避位置を占める前記紙継ぎ板と干渉することなく、前記ガイドローラによって走行案内される こと
    から成る包装機における紙継ぎ方法。
  2. 前記帯状包装材が前記包装材ロールから引き出される際に当該包装材ロールから離れる引き離れ点が当該包装材ロールの天頂位置又はその近傍であり、
    前記帯状包装材が前記包装材ロールから引き出されるときの当該包装材ロールの回転方向は、前記包装材ロールの引き離れ点から引き出された前記帯状包装材がそのまま順当に前記紙継ぎ板の上方から下方へ移動する方向に倣っていること
    から成る請求項1に記載の包装機における紙継ぎ方法。
  3. ロールホルダに装填された包装材ロールの上方又は後方の位置であって、帯状包装材の紙継ぎのための作業位置を占めることが可能な紙継ぎ板、及び
    前記帯状包装材を包装機に案内するために、前記包装材ロールの下方に配置されたガイドローラを備えており、
    新包装材ロールから引き出され且つ前記紙継ぎ板の上方から表側面を上にして送られる新帯状包装材の始端と、前記紙継ぎ板の下方から表側面を上にして送られる旧帯状包装材の終端とが、前記紙継ぎ板の作業面上に置かれて紙継ぎされる包装機における紙継ぎ装置 であって、
    前記紙継ぎ板は、前記紙継ぎが行われる前記作業位置と、前記包装材ロールの下方の退避位置との間で移動可能であり、
    前記退避位置においては、前記紙継ぎ板は前記帯状包装材の送りの上流側と下流側とに配設された前記ガイドローラ間に位置していて、前記ガイドローラは、紙継ぎされた前記帯状包装材の走行を前記紙継ぎ板と干渉することなく案内可能であり、
    前記紙継ぎ板は、前記退避位置から単独で又は前記ガイドローラごと前記作業位置へ移動可能である こと
    から成る包装機における紙継ぎ装置。
  4. 前記帯状包装材が前記包装材ロールから引き出される際に当該包装材ロールから離れる引き離れ点が当該包装材ロールの天頂位置又はその近傍であり、
    前記帯状包装材が前記包装材ロールから引き出されるときの当該包装材ロールの回転方向は、前記包装材ロールの引き離れ点から引き出された前記帯状包装材がそのまま順当に前記紙継ぎ板の上方から下方へ移動する方向に倣っていること
    から成る請求項に記載の包装機における紙継ぎ装置。
  5. 前記紙継ぎ板を移動させるため、
    前記紙継ぎ板を支持し且つ機械フレームに揺動可能に設けられている揺動板と、前記揺動板に対して自在継ぎ手を介してスライド可能に連結されているとともに、前記機械フレームに対して自在継ぎ手で連結されて起伏可能な操作棒とを備えており、
    前記紙継ぎ板は、前記操作棒の起伏に応じて前記揺動板が所定の位置まで揺動することにより、前記作業位置を占めること
    から成る請求項3又は4に記載の包装機における紙継ぎ装置。
  6. 前記紙継ぎ板を移動させるため、
    前記紙継ぎ板を揺動可能に支持し且つ機械フレームに対して前記包装材ロールの下方位置と前記包装材ロールの後方位置との間でスライド可能に設けられているスライド体を備えており、
    前記紙継ぎ板は、前記スライド体が前記包装材ロールの後方位置にスライドされたときに前記スライド体対して後方に揺動することにより、前記作業位置を占めること
    から成る請求項3又は4に記載の包装機における紙継ぎ装置。
  7. 前記包装材ロールから繰り出された前記帯状包装材に自重又は付勢力によって張力を与える張力付与装置が配設されており、
    前記張力付与装置は、前記包装機の包装動作の際に前記帯状包装材に張力を与える動作する張力付与モードと、少なくとも前記紙継ぎの際に前記帯状包装材への張力を解除する張力解除モードとの間で切換え可能であること
    から成る請求項3~6のいずれか一項に記載の包装機における紙継ぎ装置。
  8. 前記包装機は、前記包装材ロールから繰り出された前記帯状包装材から袋を形成しつつ当該袋内に製品が投入された袋包装体を連続して製造する製袋充填包装機であること
    から成る請求項3~7のいずれか一項に記載の包装機における紙継ぎ装置。
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