JP7105667B2 - 建具用の開閉体 - Google Patents

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Description

本発明は、建具用の開閉体に関する。
従来、玄関等に設けられるドアを対象として、火災等によってドアを介してドアの一方の側から他方の側に向けて熱が伝導することを抑制できる技術が提案されている。このような技術においては、金属製の四周枠を構成する複数の力骨と、四周枠を覆うように配置された表面材と、表面材における四周枠の見込面側の部分と四周枠の各力骨との相互間に設けられた熱膨張耐火部材であって比較的剛性が低い熱膨張耐火部材とを備えたドアであり、熱膨張耐火部材を介して表面材における四周枠の見込面側の部分と各力骨とをリベットで接合したドアが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-10371号公報
ここで、上記従来のドアにおいては、上述したように、熱膨張耐火部材の剛性が比較的低いため、表面材と各力骨とをリベットで接合する際に熱膨張耐火部材がつぶれることに伴って、表面材におけるリベットの接合部分の近傍に変形(具体的には、窪み変形)が生じやすくなることから、例えば、この表面材の変形量が過大になる場合には、表面材の変形部分(リベットの接合部分の近傍)が目立つことでドアの意匠性を低下させる可能性があった。したがって、意匠性の観点からは改善の余地があった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、意匠性を維持することが可能になる、建具用の開閉体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の建具用の開閉体は、建物の開口部に設けられた建具を構成する開閉体であり、前記開口部を開閉する開閉体であって、前記開閉体の側面のうち、2つの見付面のうち一方の見付面の少なくとも一部及び少なくとも1つ以上の見込面の一部を覆う第1表面材と、前記開閉体の側面のうち、前記2つの見付面のうち他方の見付面の少なくとも一部及び前記少なくとも1つ以上の見込面の他の一部を覆う第2表面材と、前記開閉体の内部に設けられた支持部材と、前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の部分のうち前記開閉体の見込面側の部分である見込側部分と前記支持部材との相互間に設けられた遮熱手段と、前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分と前記遮熱手段との相互間に設けられた変形抑制手段であって、前記第1表面材又は前記第2表面材の変形を抑制するための変形抑制手段と、を備え、前記変形抑制手段は、前記第1表面材の見込側部分を1回のみ折り畳むことにより形成した第1変形抑制手段と、前記第2表面材の見込側部分を1回のみ折り畳むことにより形成した第2変形抑制手段と、を含み、前記開閉体の少なくとも1つ以上の見込面において、前記第1表面材の見込側部分と前記第2表面材の見込側部分とを相互に間隔を隔てて突き合わせて配置し、前記第1表面材の見込側部分を、前記第1変形抑制手段及び前記遮熱手段を介して前記支持部材に対して第1の固定具によって固定すると共に、前記第2表面材の見込側部分を、前記第2変形抑制手段及び前記遮熱手段を介して前記支持部材に対して第2の固定具によって固定し、前記第1の固定具のヘッド部が前記第1変形抑制手段にかかり、且つ前記第1変形抑制手段が前記支持部材よりも見込方向の外側に突出しないように、前記第1変形抑制手段を構成し、前記第2の固定具のヘッド部が前記第2変形抑制手段にかかり、且つ前記第2変形抑制手段が前記支持部材よりも見込方向の外側に突出しないように、前記第2変形抑制手段を構成した。
請求項2に記載の建具用の開閉体は、請求項1に記載の建具用の開閉体において、前記開閉体の少なくとも1つ以上の見込面において、前記第1変形抑制手段が前記第2変形抑制手段及び前記第2表面材の各々と接触しないと共に、前記第2変形抑制手段が前記第1変形抑制手段及び前記第1表面材の各々と接触しないように、前記第1変形抑制手段及び前記第2変形抑制手段を相互に間隔を隔てて突き合わせて配置した。
請求項3に記載の建具用の開閉体は、請求項1又は2に記載の建具用の開閉体において、前記第1の固定具及び前記第2の固定具の各々は、ビスであり、前記第1表面材の見込側部分及び前記第1変形抑制手段の各々に設けられた挿通孔に挿通される前記第1の固定具を前記遮熱手段及び前記支持部材にねじ込むことにより、前記第1表面材の見込側部分を前記支持部材に対して固定し、前記第2表面材の見込側部分及び前記第2変形抑制手段の各々に設けられた挿通孔に挿通される前記第2の固定具を前記遮熱手段及び前記支持部材にねじ込むことにより、前記第2表面材の見込側部分を前記支持部材に対して固定した。
請求項4に記載の建具用の開閉体は、請求項1から3のいずれか一項に記載の建具用の開閉体において、前記第1の固定具のヘッド部が前記第1表面材の見込側部分に略面一となるように、前記第1の固定具を配置すると共に、前記第2の固定具のヘッド部が前記第2表面材の見込側部分に略面一となるように、前記第2の固定具を配置した。
請求項5に記載の建具用の開閉体は、請求項1から4のいずれか一項に記載の建具用の開閉体において、前記遮熱手段の見込方向側の端部のいずれか一方が、前記支持部材の見込方向側の端部のいずれか一方に略面一となり、又はこれよりも見込方向の外側に突出するように、前記遮熱手段及び前記支持部材を構成した。
請求項6に記載の建具用の開閉体は、請求項1から5のいずれか一項に記載の建具用の開閉体において、前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の部分のうち前記開閉体の見付面側の部分である見付側部分と前記支持部材との相互間に設けられた他の遮熱手段を備え、前記遮熱手段は、熱膨張耐火部材であり、前記他の遮熱手段を、熱膨張耐火部材以外の遮熱材料で構成した。
請求項1に記載の建具用の開閉体によれば、第1表面材又は第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分と遮熱手段との相互間に設けられた変形抑制手段であって、第1表面材又は第2表面材の変形を抑制するための変形抑制手段を備え、第1表面材又は第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分を、変形抑制手段及び遮熱手段を介して支持部材に対して固定具によって固定したので、固定具による第1表面材又は第2表面材の固定に伴う第1表面材又は第2表面材の変形(具体的には、窪み変形)を抑制できる。よって、従来技術(表面材における見込面側の部分を熱膨張耐火部材を介して各力骨に対してリベットによって固定する技術)に比べて、上記第1表面材又は第2表面材の変形が過大になることを回避できることから、開閉体の意匠性を維持することが可能となる。
また、開閉体の少なくとも1つ以上の見込面において、第1表面材の見込側部分と第2表面材の見込側部分とを相互に間隔を隔てて突き合わせて配置したので、第1表面材の見込側部分と第2表面材の見込側部分とを間隔を隔てることなく突き合わせて配置する場合に比べて、第1表面材と第2表面材との相互間での熱伝導を回避でき、開閉体の遮熱性能を高めやすくなる。
また、変形抑制手段を、第1表面材又は第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分を1回のみ折り畳むことにより形成したので、変形抑制手段の折り目部を湾曲状に形成でき、第1表面材又は第2表面材と変形抑制手段とを別体に形成した場合に比べて、開閉体の使用上の安全性を確保しやすくなる。また、開閉体の部品数を低減でき、開閉体の製造コストを低減できる。
請求項3に記載の建具用の開閉体によれば、固定具がビスであるので、第1表面材又は第2表面材を支持部材に対して強固に固定できる。また、固定具がビスであっても、変形抑制手段によって固定具による第1表面材又は第2表面材の固定に伴う第1表面材又は第2表面材の変形を抑制できるので、開閉体の意匠性を維持しやすくなる。
請求項5に記載の建具用の開閉体によれば、遮熱手段の見込方向側の端部のいずれか一方が、支持部材の見込方向側の端部のいずれか一方に略面一となり、又はこれよりも見込方向の外側に突出するように、遮熱手段及び支持部材を構成したので、第1表面材、第2表面材、又は変形抑制手段と支持部材との相互間での熱伝導を回避しやすくなることから、開閉体の遮熱性能を一層高めやすくなる。
請求項6に記載の建具用の開閉体によれば、遮熱手段が熱膨張耐火部材であるので、火災の熱で遮熱手段が膨張することにより、第1表面材又は第2表面材と支持部材との相互間の隙間を塞ぐことができ、開閉体の遮熱性能をさらに一層高めやすくなる。また、遮熱手段が熱膨張耐火部材であっても、変形抑制手段によって固定具による第1表面材又は第2表面材の固定に伴う第1表面材又は第2表面材の変形を抑制できるので、開閉体の意匠性を維持しやすくなる。
本発明の実施の形態に係る建具を示す正面図である。 図1の建具のA-A矢視断面図である。 図1の建具のB-B矢視断面図である。 開閉体を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は底面図である。 戸先側縦力骨及び上側横力骨を示す図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図である。 図4の開閉体の所定領域の拡大図であり、(a)は図4(b)のC領域周辺の拡大図、(b)は(a)の建具のD-D矢視断面図である。 開閉体の変形例を示す図であり、(a)は図6(a)に対応する領域を示す図であり、(b)は図6(b)に対応する領域を示す図である。 開閉体の変形例を示す図であり、(a)は図6(a)に対応する領域を示す図であり、(b)は図6(b)に対応する領域を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る建具用の開閉体の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念について説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部に設けられた建具を構成する開閉体であり、開口部を開閉する開閉体に関するものである。
ここで、「建物」とは、その具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、オフィスビル又は工場施設等を含む概念である。また、「建物の開口部」とは、建物の躯体の一部分(例えば、壁、天井、又は床等)において窓や入り口を設置するために形成された開口部である。また、「建具」は、建物の開口部の出入り又は視界を抑制又は制限するための構造体を意味する。また、建具の取り付け位置や用途は任意であるが、例えば玄関に設置される「玄関扉」、勝手口や通用口に設置される「勝手口扉」、建物内部に設置される「室内扉」、建物の壁に設置される「窓装置」等を含む。また、建具の開閉構造は任意であり、例えば、片開式の開き戸、両開式の開き戸(いわゆる親子型の扉)、片開式の引き戸、又は両開式の引き戸として構成することができる。以下、実施の形態では、建具が、ビルの如き建物の避難通路に面する位置に配置された片開式の開き戸であって、この避難通路に隣接する部屋の中で火災が発生した場合に、火災の熱が当該開き戸を介して避難通路側に伝導することを抑制できる開き戸(すなわち、片開式の遮熱扉)である場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、実施の形態に係る開閉体が適用される建具の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を建具の左右方向(-X方向を建具の左方向、+X方向を建具の右方向)、図2のY方向を建具の前後方向(+Y方向を建具の前方向(部屋の室外側の方向)、-Y方向を建具の後方向(部屋の室内側の方向))、図1のZ方向を建具の上下方向(+Z方向を建具の上方向、-Z方向を建具の下方向)と称する。
図1に示すように、建具1は、概略的に、枠体10、開閉体20、及びヒンジ部50を備えている。ただし、建具1に関する特記しない構成については、従来と同様であるものとして説明を省略する。なお、後述する建具1を構成する各種部材同士の取付方法(又は接続方法)については任意であるが、例えば、取付側の部材又は取付相手側の部材に形成された取付孔(例えば、リベット孔、ネジ孔、ビス孔等)を介して、取付側の部材を取付相手側の部材に対して固定具(例えば、リベット、取付ネジ、ビス等)、溶接、接着剤、両面テープ等によって取り付ける(又は接続する)方法が採用されている。
(構成-枠体)
枠体10は、躯体2(具体的には、壁部)に形成された開口部3の周縁に設置されるものであり、図1に示すように、鋼製(一例として、スチール、ステンレス等)の左右一対の縦枠材11、12及び上下一対の横枠材13、14を備えている。これら縦枠材11、12及び横枠材13、14は、それぞれ躯体2に対して固定されており、相互に組み合わせられることによって、正面形状が略矩形環状となるように形成されている。以下では、必要に応じて、左右一対の縦枠材11、12のうち、開口部3の戸尻側に位置する縦枠材11を「戸尻側縦枠材11」と称し、開口部3の戸先側に位置する縦枠材12を「戸先側縦枠材12」と称する。また、上下一対の横枠材13、14のうち、開口部3の上方側に位置する横枠材13を「上側横枠材13」と称し、開口部3の下方側に位置する横枠材14を「くつずり横枠材14」と称する。
また、この戸先側縦枠材12には、デッドボルト受け及びラッチ受けが設けられている(いずれも図示省略)。デッドボルト受けは、開閉体20によって開口部3が閉鎖された状態(以下、「全閉状態」と称する)において、開閉体20に設けられた後述するデッドボルト22aを受けるためのデッドボルト受容手段であり、後述するデッドボルト22aと対応する位置に配置されている。ラッチ受けは、開閉体20に設けられた後述するラッチ23を受けるためのラッチ受容手段であり、ラッチ23と対応する位置に配置されている。なお、枠体10の構成の詳細については後述する。
(構成-開閉体)
開閉体20は、開口部3を開閉するための平板状の開閉体であり、図2から図4に示すように、開閉体枠30、室外側表面材40a、室内側表面材40b、及び芯材(図示省略)を備えている。
(構成-開閉体-開閉体枠)
開閉体枠30は、開閉体20の剛性を主として担うものである。この開閉体枠30は、複数の鋼製の長尺な力骨を組み合わせることによって、正面形状が矩形環状となるように形成されており、具体的には、図4に示すように、左右一対の縦力骨31、32及び上下一対の横力骨33、34から構成されている。このうち、左右一対の縦力骨31、32は、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、上下方向に略沿うように配置されている。また、上下一対の横力骨33、34は、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、左右方向に略沿うように配置されている。以下では、必要に応じて、縦力骨31、32のうち、戸尻側の縦力骨31を「戸尻側縦力骨31」と称し、戸先側の縦力骨32を「戸先側縦力骨32」と称する。また、横力骨33、34のうち、上側の横力骨33を「上側横力骨33」と称し、下側の横力骨34を「下側横力骨34」と称する。なお、これら「戸尻側縦力骨31」、「戸先側縦力骨32」、「上側横力骨33」、及び「下側横力骨34」は、特許請求の範囲における「支持部材」に対応する。
また、図4に示すように、戸尻側縦力骨31と戸先側縦力骨32との相互間には、中間縦力骨35が相互に間隔を隔てて左右方向に沿って複数並設されている。中間縦力骨35は、開閉体枠30を補強するものである。この中間縦力骨35は、鋼製の長尺な力骨を用いて構成されており、具体的には、長手方向(上下方向)の長さが戸尻側縦力骨31(又は戸先側縦力骨32)の長手方向(上下方向)の長さと略同一となるように形成されている。また、この中間縦力骨35は、上下方向に略沿うように配置されており、上側横力骨33又は下側横力骨34に対して固定具又は溶接等によって固定されている。
また、戸尻側縦力骨31、戸先側縦力骨32、上側横力骨33、下側横力骨34、及び中間縦力骨35の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、まず、自己の長手方向に直交する断面の断面形状がコ字状となるように形成されており、具体的には、図2に示すように、中央片36aと、中央片36aよりも部屋の室外側に位置する室外側片36bと、中央片36aよりも部屋の室内側に位置する室内側片36cとをそれぞれ有している。また、図5に示すように、戸先側縦力骨32の中央片36aの上端部及びその近傍部分が室外側片36b及び室内側片36cよりも上方に突出するように形成され、且つ上側横力骨33に対して嵌合可能に形成されている(なお、戸尻側縦力骨31についても略同様とする)。また、戸先側縦力骨32の中央片36aの下端部及びその近傍部分が室外側片36b及び室内側片36cよりも下方に突出するように形成され、且つ下側横力骨34に対して嵌合可能に形成されている(なお、戸尻側縦力骨31についても略同様とする)。
(構成-開閉体-室外側表面材、室内側表面材)
図4に戻り、室外側表面材40aは、開閉体20の側面のうち、2つの見付面のうち一方の見付面の少なくとも一部及び少なくとも1つ以上の見込面の一部を覆う第1表面材であり、実施の形態では、図4に示すように、開閉体20の側面のうち、部屋の室外側の側面全体と、戸尻側側面、戸先側側面、上側側面、及び下側側面の各々における部屋の室外側の部分とを覆うように構成されている。また、室内側表面材40bは、開閉体20の側面のうち、2つの見付面のうち他方の見付面の少なくとも一部及び少なくとも1つ以上の見込面の一部を覆う第2表面材であり、実施の形態では、図4に示すように、開閉体20の側面のうち、部屋の室内側の側面全体と、戸尻側側面、戸先側側面、上側側面、及び下側側面の各々における部屋の室内側の部分とを覆うように構成されている。これら室外側表面材40a及び室内側表面材40bは、例えば薄厚な板状の鋼材(具体的には、スチール、ステンレス)にて形成されており、開閉体枠30を部屋の室外側及び室内側から覆うように設けられ、開閉体枠30に対して固定されている。
(構成-開閉体-芯材)
芯材は、開閉体20の内部に充填されるものである。この芯材は、例えば公知の芯材(一例として、熱伝導性が比較的低い芯材)等を用いて構成されており、開閉体枠30、室外側表面材40a、及び室内側表面材40bによって囲繞された空間(ただし、当該空間のうち、後述する第1遮熱部61、後述する第2室外側遮熱部62、後述する第2室内側遮熱部63、後述する第3室外側遮熱部91、及び後述する第3室内側遮熱部92が設置される部分を除く)に充填されている。
(構成-開閉体-その他の構成)
また、図4(a)、図4(c)に示すように、開閉体20の戸先側には、ユーザが開閉体20の開閉操作を行うための把手部21と、開閉体20を施錠するための施錠装置22であって、デッドボルト22aを備える施錠装置22と、施錠装置22による施錠の有無に関わらず、全閉状態の位置に開閉体20を維持するためのラッチ23とが設けられている。
(構成-ヒンジ部)
ヒンジ部50は、開閉体20を戸尻側縦枠材11に対して回動自在に軸支するためのものである。このヒンジ部50は、公知の旗蝶番等を用いて構成されており、図1、図4(d)に示すように、開閉体20の戸尻側の端部(図4では、右端部)において、相互に間隔を隔てて上下方向に沿って複数並設されており、開閉体20及び戸尻側縦枠材11に対して固定具等によって取り付けられている。
(構成-戸尻側縦枠材及び戸先側縦枠材の構成の詳細)
図2に戻り、次に、枠体10の戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12の構成の詳細について説明する。ただし、戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態において、図2に示すように、戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12の各々は、縦枠材本体11a、固定材11b、及び気密部11cを備えている。
縦枠材本体11aは、戸尻側縦枠材11(又は戸先側縦枠材12)の基本構造体である。この縦枠材本体11aは、X-Y平面に沿った断面形状が左右方向の外側に向けて開放された略コ字状となるように形成された中空状体であり、開口部3の上下方向の略全長にわたって形成されている。また、図2に示すように、縦枠材本体11aには、凹部11d及び気密凹部11eが設けられている。このうち、凹部11dは、開閉体20を収容しながら縦枠材本体11aと開閉体20との干渉を回避するためのものであり(いわゆる相じゃくり構造である凹部)、縦枠材本体11aにおける開閉体20に対応する部分を左右方向の外側に向けて窪ませることにより形成されている。また、気密凹部11eは、気密部11cの一部を収容するためのものであり、凹部11dのうち部屋の室内側の部分(図2では、後側部分)を部屋の室内側に向けて窪ませることにより形成されている。
固定材11bは、縦枠材本体11aを躯体2に対して固定すると共に、縦枠材本体11aを補強するためのものである。この固定材11bは、板状体にて形成されており、具体的には、図2に示すように、当該固定材11bの前後方向の長さが縦枠材本体11aのコ字状の開放端部における前後方向の長さと略同一(又はそれ以上の長さ)であり、当該固定材11bの上下方向の長さが縦枠材本体11aの上下方向の長さよりも短くなるように形成されている。また、この固定材11bは、縦枠材本体11aのコ字状の開放端部側(図2では、縦枠材本体11aの左右方向の外側の端部側)において、所定間隔を隔てて上下方向に沿って複数並設配置されており、縦枠材本体11aに対して溶接等によって固定されている。
気密部11cは、戸尻側縦枠材11又は戸先側縦枠材12と開閉体20との相互間の気密性を高めるための気密手段である。この気密部11cは、例えば公知の長尺な気密材(一例として、エアタイトゴム等)を用いて構成されており(なお、他の気密部についても同様とする)、図2に示すように、気密凹部11eにおいて縦枠材本体11aの上下方向の略全長にわたって埋設されている。
(構成-上側横枠材の構成の詳細)
次に、枠体10の上側横枠材13の構成の詳細について説明する。ただし、上側横枠材13は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態において、図3に示すように、上側横枠材13は、横枠材本体13a、固定材13b、及び気密部13cを備えている。
横枠材本体13aは、上側横枠材13の基本構造体である。この横枠材本体13aは、Y-Z平面に沿った断面形状が上下方向の外側(図3では、上側)に向けて開放された略コ字状となるように形成された中空状体であり、開口部3の左右方向の略全長にわたって形成されている。また、図3に示すように、横枠材本体13aには、凹部13d及び気密凹部13eが設けられている。凹部13dは、開閉体20を収容しながら上側横枠材13と開閉体20との干渉を回避するためのものであり(いわゆる相じゃくり構造である凹部)、横枠材本体13aにおける開閉体20に対応する部分を上下方向の外側(図3では、上側)に向けて窪ませることにより形成されている。また、気密凹部13eは、気密部13cの一部を収容するためのものであり、凹部13dのうち部屋の室内側の部分(図3では、後側部分)を部屋の室内側に向けて窪ませることにより形成されている。
固定材13bは、横枠材本体13aを躯体2に対して固定すると共に、横枠材本体13aを補強するためのものである。この固定材13bは、板状体にて形成されており、具体的には、図3に示すように、当該固定材13bの前後方向の長さが横枠材本体13aのコ字状の開放端部における前後方向の長さと略同一(又はそれ以上の長さ)であり、当該固定材13bの左右方向の長さが横枠材本体13aの左右方向の長さよりも短くなるように形成されている。また、この固定材13bは、横枠材本体13aのコ字状の開放端部側(図3では、横枠材本体13aの上下方向の外側の端部側)において、所定間隔を隔てて左右方向に沿って複数並設配置されており、横枠材本体13aに対して溶接等によって固定されている。
気密部13cは、上側横枠材13と開閉体20との相互間の気密性を高めるための気密手段であり、図3に示すように、気密凹部13eにおいて横枠材本体13aの左右方向の略全長にわたって埋設されている。
(構成-枠体の構成の詳細-くつずり横枠材)
次に、枠体10のくつずり横枠材14の構成の詳細について説明する。ただし、くつずり横枠材14は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態において、図3に示すように、くつずり横枠材14は、部屋の床に埋め込まれており、図3に示すように、横枠材本体14a及び固定材14bを備えている。
横枠材本体14aは、くつずり横枠材14の基本構造体である。この横枠材本体14aは、Y-Z平面に沿った断面形状が上下方向の外側(図3では、下側)に向けて開放された略コ字状となるように形成された中空状体であり、開口部3の左右方向の略全長にわたって形成されている(ただし、図3に示すように、横枠材本体14aの前後方向の長さが上側横枠材13の前後方向の長さよりも短く(又は略同一に)設定されている)。また、図3に示すように、横枠材本体14aは、横枠材本体14aの上端部及びその近傍部分が床面4よりも上方に突出するように設けられている。
固定材14bは、横枠材本体14aを躯体2に対して固定すると共に、横枠材本体14aを補強するためのものであり、上側横枠材13の固定材14bと略同様に構成されている(ただし、固定材14bのY-Z平面に沿った断面形状が上下方向の内側(図3では、上側)に向けて開放された略コ字状となるように形成されている)。
(構成-遮熱構造)
次に、開閉体20の遮熱構造について説明する。この開閉体20は、部屋の室外側又は室内側のいずれか一方で火災が発生した場合に、当該火災の熱が開閉体20を介して部屋の室外側又は室内側のいずれか一方から部屋の室外側又は室内側のいずれか他方へ伝導することを抑制するための遮熱構造を備えている。また、この遮熱構造は、開閉体20の戸尻側の遮熱構造、開閉体20の戸先側の遮熱構造、開閉体20の上側の遮熱構造、開閉体20のくつずり側の遮熱構造、及び開閉体20のその他の部位の遮熱構造を備えている。以下では、これら各遮熱構造について順次説明する。
(構成-遮熱構造-開閉体の戸尻側の遮熱構造、開閉体の戸先側の遮熱構造、開閉体の上側の遮熱構造、開閉体のくつずり側の遮熱構造)
最初に、開閉体20の戸尻側の遮熱構造、開閉体20の戸先側の遮熱構造、開閉体20の上側の遮熱構造、及び開閉体20のくつずり側の遮熱構造について説明する。ここで、開閉体20の戸尻側の遮熱構造、開閉体20の戸先側の遮熱構造、開閉体20の上側の遮熱構造、及び開閉体20のくつずり側の遮熱構造の各々の構成はそれぞれ略同一であるので、以下では、開閉体20の上側の遮熱構造の構成のみについて説明することとする。この開閉体20の上側の遮熱構造の特徴については、実施の形態では、以下に示す通りとなる。
(構成-遮熱構造-開閉体の戸尻側の遮熱構造、開閉体の戸先側の遮熱構造、開閉体の上側の遮熱構造、開閉体のくつずり側の遮熱構造-第1の特徴)
まず、開閉体20の上側の遮熱構造の第1の特徴については、図6(b)に示すように、開閉体20に第1遮熱部61、第2室外側遮熱部62、及び第2室内側遮熱部63が設けられている。
(構成-遮熱構造-開閉体の戸尻側の遮熱構造、開閉体の戸先側の遮熱構造、開閉体の上側の遮熱構造、開閉体のくつずり側の遮熱構造-第1の特徴-第1遮熱部)
第1遮熱部61は、室外側表面材40a及び室内側表面材40bの各々における開閉体20の見込面側の部分41(以下、「見込側部分41」と称する)と上側横力骨33の中央片36aとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段である。この第1遮熱部61は、平坦な略板状体であり、図6(b)に示すように、室外側表面材40a及び室内側表面材40bの各々の見込側部分41と上側横力骨33の中央片36aとの相互間に設けられている。
また、第1遮熱部61の具体的な形状及び大きさについては、室外側表面材40a及び室内側表面材40bの各々における見込側部分41と上側横力骨33の中央片36aとの相互間での熱伝導を抑制できる限り任意に設定することができるが、実施の形態では、以下の通りに設定している。すなわち、第1遮熱部61の平面形状については、略長方形状に設定している。また、第1遮熱部61の左右方向の長さについては、上側横力骨33の中央片36aの左右方向の長さと略同一に設定し、第1遮熱部61の前後方向の長さについては、上側横力骨33の中央片36aの前後方向の長さと略同一に設定し、第1遮熱部61の上下方向の長さについては、上側横力骨33の中央片36aの上下方向の長さよりも長く(又は短く)設定している。
また、第1遮熱部61の材質については、遮熱性を有する材質である限り任意に構成することができるが、実施の形態では、所定温度(具体的には、150℃~250℃の温度)で加熱されることで発泡する熱膨張耐火部材(一例として、フィブロック(登録商標)等)で構成している。これにより、例えば火災の熱で第1遮熱部61が膨張することにより、室外側表面材40a又は室内側表面材40bと上側横力骨33の中央片36aとの相互間の隙間を塞ぐことができ、開閉体20の遮熱性能を高めることができる。ただし、これに限らず、例えば、グラスウール材、ウレタン材、ケイ酸カルシウム材などの他の遮熱材料を用いて構成してもよい。また、第1遮熱部61は、室外側表面材40a又は室内側表面材40bと中央片36aとの相互間の隙間のみを塞ぐように構成されることに限らず、例えば、上記隙間に加えて、開閉体20(具体的には、室外側表面材40a又は室内側表面材40b)と上側横枠材13との隙間も塞ぐように構成されてもよい。
(構成-遮熱構造-開閉体の戸尻側の遮熱構造、開閉体の戸先側の遮熱構造、開閉体の上側の遮熱構造、開閉体のくつずり側の遮熱構造-第1の特徴-第2室外側遮熱部、第2室内側遮熱部)
第2室外側遮熱部62は、室外側表面材40aにおける開閉体20の見付面側の部分42(以下、「見付側部分42」と称する)と上側横力骨33の室外側片36bとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段であり、第2室内側遮熱部63は、室内側表面材40bの見付側部分42と上側横力骨33の室内側片36cとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段である。これら第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63は、平坦な略板状体であり、室外側表面材40a又は室内側表面材40bと上側横力骨33との相互間にそれぞれ設けられている。具体的には、図6(b)に示すように、第2室外側遮熱部62は、室外側表面材40aの見付側部分42と上側横力骨33の室外側片36bとの相互間においてこの見付側部分42と室外側片36b及び第1遮熱部61とに当接するように配置され(又は第1遮熱部61と近接するように配置され)、室外側表面材40a又は上側横力骨33に対して接着剤等によって固定されている(又は接着剤等によって固定されていなくてもよい)。また、第2室内側遮熱部63は、室内側表面材40bの見付側部分42と上側横力骨33の室内側片36cとの相互間においてこの見付側部分42と室内側片36c及び第1遮熱部61とに当接するように配置され(又は第1遮熱部61と近接するように配置され)、室内側表面材40b又は上側横力骨33に対して接着剤等によって固定されている(又は接着剤等によって固定されていなくてもよい)。
また、第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の具体的な形状及び大きさについては、室外側表面材40aにおける見付側部分42と上側横力骨33の室外側片36bとの相互間、及び室内側表面材40bにおける見付側部分42と上側横力骨33の室内側片36cとの相互間での熱伝導を抑制できる限り任意に設定することができるが、実施の形態では以下の通りに設定している。すなわち、第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の平面形状については、略長方形状に設定している。また、第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の左右方向の長さについては、上側横力骨33の室外側片36b(又は室内側片36c)の左右方向の長さと略同一に設定し、第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の前後方向の長さについては、上側横力骨33の室外側片36b(又は室内側片36c)の前後方向の長さよりも長く設定し、第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の上下方向の長さについては、上側横力骨33の室外側片36b(又は室内側片36c)の上下方向の長さよりも長く(又は略同一に)設定している。
また、第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の材質については、遮熱性を有する材質である限り任意に構成することができ、実施の形態では、ケイ酸カルシウム材で構成している(なお、後述する第3室外側遮熱部91及び第3室内側遮熱部92の材質についても同様とする)。これにより、第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の軽量化を図ることができ、開閉体20の重量を低減できる。また、第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の材料コストを低減でき、開閉体20の製造コストを低減できる。ただし、これに限らず、例えば、熱膨張耐火部材、グラスウール材、ウレタン材などの他の遮熱材料で構成してもよい。
このような第1の特徴により、部屋の室内側又は室外側のいずれか一方で火災が発生した場合に、第1遮熱部61、第2室外側遮熱部62、及び第2室内側遮熱部63によって当該火災の熱が開閉体20を介して部屋の室外側又は室内側のいずれか一方から部屋の室外側又は室内側のいずれか他方へ伝導することを抑制できるので、開閉体20の遮熱性能を高めることが可能となる。
(構成-遮熱構造-開閉体の戸尻側の遮熱構造、開閉体の戸先側の遮熱構造、開閉体の上側の遮熱構造、開閉体のくつずり側の遮熱構造-第2の特徴)
次に、開閉体20の上側の遮熱構造の第2の特徴については、図6(b)に示すように、開閉体20に室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72が設けられている。
(構成-遮熱構造-開閉体の戸尻側の遮熱構造、開閉体の戸先側の遮熱構造、開閉体の上側の遮熱構造、開閉体のくつずり側の遮熱構造-第2の特徴-室外側変形抑制部、室内側変形抑制部)
室外側変形抑制部71は、室外側表面材40aの変形を抑制するための変形抑制手段であり、室内側変形抑制部72は、室内側表面材40bの変形を抑制するための変形抑制手段である。これら室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72は、平坦な略板状体であり、室外側表面材40a又は室内側表面材40bと第1遮熱部61との相互間にそれぞれ設けられている。具体的には、図6(b)に示すように、室外側変形抑制部71は、室外側表面材40aの見込側部分41と第1遮熱部61との相互間においてこの見込側部分41と第1遮熱部61とに当接するように配置されている。また、室内側変形抑制部72は、室内側表面材40bの見込側部分41と第1遮熱部61との相互間においてこの見込側部分41と第1遮熱部61とに当接するように配置され、且つ室外側変形抑制部71と間隔を隔てて配置されている。
また、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72の具体的な形状及び大きさについては、室外側表面材40a又は室内側表面材40bの変形を抑制できる限り任意に設定することができるが、実施の形態では以下の通りに設定している。すなわち、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72の平面形状については、略長方形状に設定している。また、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72の左右方向の長さについては、上側横力骨33の中央片36aの左右方向の長さと略同一に設定し、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72の前後方向の長さについては、上側横力骨33の中央片36aの前後方向の長さよりも短く設定し、変形抑制部の上下方向の長さについては、上側横力骨33の中央片36aの上下方向の長さよりも短く(又は略同一に)設定している。このような設定により、後述する室外側固定具81を室外側表面材40aの見込側部分41の任意の部分に固定できると共に、後述する室内側固定具82を室内側表面材40bの見込側部分41の任意の部分に固定でき、後述する室外側固定具81及び室内側固定具82を固定しやすくなる。
また、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72の形成方法については任意であるが、実施の形態では、室外側変形抑制部71については、室外側表面材40aの見込側部分41を1回以上折り畳むことにより形成しており、具体的には、図6(b)に示すように、室外側表面材40aの見込側部分41を1回のみ折り畳むことにより形成している。また、室内側変形抑制部72については、室内側表面材40bの見込側部分41を1回以上折り畳むことにより形成しており、具体的には、図6(b)に示すように、室内側表面材40bの見込側部分41を1回のみ折り畳むことにより形成している。これにより、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72の折り目部を湾曲状に形成でき、室外側表面材40aと室外側変形抑制部71とを別体に形成した場合(又は室内側表面材40bと室内側変形抑制部72とを別体に形成した場合)に比べて、開閉体20の使用上の安全性を確保しやすくなると共に、第1遮熱部61が熱膨張耐火部材である場合に、第1遮熱部61を開閉体20の外側に向けて広がるように膨張させやすくなる。また、開閉体20の部品数を低減でき、開閉体20の製造コストを低減できる。
ここで、室外側表面材40a及び室内側表面材40bの固定方法については任意であるが、実施の形態では、室外側表面材40aについては、図6に示すように、室外側表面材40aの見込側部分41を、室外側変形抑制部71及び第1遮熱部61を介して上側横力骨33の中央片36aに対して室外側固定具81によって固定している。具体的には、複数の室外側固定具81を相互に間隔を隔てて左右方向に沿って室外側表面材40aの見込側部分41、室外側変形抑制部71、及び第1遮熱部61を介して上側横力骨33の中央片36aに対してそれぞれ取り付けることにより、固定している。また、室内側表面材40bについては、図6に示すように、室内側表面材40bの見込側部分41を、室内側変形抑制部72及び第1遮熱部61を介して上側横力骨33の中央片36aに対して室内側固定具82によって固定している。具体的には、複数の室内側固定具82を相互に間隔を隔てて左右方向に沿って室内側表面材40bの見込側部分41、室内側変形抑制部72、及び第1遮熱部61を介して上側横力骨33の中央片36aに対してそれぞれ取り付けることにより、固定している。なお、上述した「室外側固定具81」及び「室内側固定具82」は、特許請求の範囲における「固定具」に対応する。
この場合において、室外側固定具81及び室内側固定具82の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、室外側表面材40a及び室内側表面材40bを上側横力骨33に対して強固に固定するために、ビスを用いて構成されている。また、室外側表面材40a、室内側表面材40b、室外側変形抑制部71、及び室内側変形抑制部72の具体的な構成については任意であるが、例えば、室外側固定具81又は室内側固定具82の取付性を高めるために、以下の通りに構成されてもよい。すなわち、室外側表面材40a、室内側表面材40b、室外側変形抑制部71、及び室内側変形抑制部72の各々に室外側固定具81又は室内側固定具82を挿通するための挿通孔(図示省略)が設けられてもよい。また、室外側表面材40aの見込側部分41及び室外側変形抑制部71の前後方向の長さについては、平面方向から見て室外側固定具81のヘッド部分全体に室外側表面材40aの見込側部分41及び室外側変形抑制部71がかかる程度の長さに設定してもよい(なお、室内側表面材40bの見込側部分41及び室内側変形抑制部72の前後方向の長さについても略同様とする)。なお、室外側固定具81を室外側変形抑制部71の折り目部の近傍に取り付けることで、室外側変形抑制部71の前後方向の長さを短くできることから、室外側変形抑制部71の材料コストを低減できる(なお、室内側固定具82についても同様とする)。
このような第2の特徴により、室外側固定具81による室外側表面材40aの固定に伴う室外側表面材40aの変形(具体的には、窪み変形)を抑制できると共に、室内側固定具82による室内側表面材40bの固定に伴う室内側表面材40bの変形を抑制できる。特に、室外側固定具81及び室内側固定具82がビスであっても上記室外側表面材40aの変形及び上記室内側表面材40bの変形を抑制できる。よって、従来技術(表面材における見込面側の部分を熱膨張耐火部材を介して各力骨に対してリベットによって固定する技術)に比べて、上記室外側表面材40a又は室内側表面材40bの変形が過大になることを回避できることから、開閉体20の意匠性を維持することが可能となる。
(構成-遮熱構造-開閉体の戸尻側の遮熱構造、開閉体の戸先側の遮熱構造、開閉体の上側の遮熱構造、開閉体のくつずり側の遮熱構造-第3の特徴)
次に、開閉体20の上側の遮熱構造の第3の特徴については、図6に示すように、開閉体20の上側側面(見込面)において、室外側表面材40aの見込側部分41と室内側表面材40bの見込側部分41とは、相互に間隔を隔てて突き合わせて配置されている。
具体的には、室外側表面材40aの見込側部分41における部屋の室内側の端部と室内側表面材40bの見込側部分41における部屋の室外側の端部とは、当接しないように対向して配置されている。この場合において、上記間隔の長さについては任意であるが、開閉体20の意匠性を維持する観点からは、室外側表面材40aに室外側固定具81を固定でき、且つ室内側表面材40bに室内側固定具82を固定できる限り、できるだけ短く設定することが望ましい。
このような第3の特徴により、室外側表面材40aの見込側部分41と室内側表面材40bの見込側部分41とを間隔を隔てることなく突き合わせて配置する場合に比べて、室外側表面材40aと室内側表面材40bとの相互間での熱伝導を回避でき、開閉体20の遮熱性能を高めやすくなる。
(構成-遮熱構造-開閉体の戸尻側の遮熱構造、開閉体の戸先側の遮熱構造、開閉体の上側の遮熱構造、開閉体のくつずり側の遮熱構造-第4の特徴)
次に、開閉体20の上側の遮熱構造の第4の特徴については、第1遮熱部61の見込方向側の端部のいずれか一方が、上側横力骨33の中央片36aの見込方向側の端部のいずれか一方に略面一となり、又はこれよりも見込方向の外側に突出するように、第1遮熱部61及び上側横力骨33は構成されている。
具体的には、図6(b)に示すように、第1遮熱部61の見込方向側の端部の一方(図6(b)では、前端部)が、室外側変形抑制部71の見込方向側の端部の一方(図6(b)では、前端部)と、上側横力骨33の中央片36aの見込方向側の端部の一方(図6(b)では、前端部)とに略面一となるように、室外側変形抑制部71及び第1遮熱部61は上側横力骨33の上面に載置されている。また、第1遮熱部61の見込方向側の端部の他方(図6(b)では、後端部)が、室内側変形抑制部72の見込方向側の端部の一方(図6(b)では、後端部)と、上側横力骨33の中央片36aの見込方向側の端部の他方(図6(b)では、後端部)とに略面一となるように、室内側変形抑制部72及び第1遮熱部61は上側横力骨33の上面に載置されている。
このような第4の特徴により、室外側変形抑制部71又は室外側変形抑制部71と上側横力骨33との相互間、及び室内側変形抑制部72又は室内側変形抑制部72と上側横力骨33との相互間での熱伝導を回避しやすくなることから、開閉体20の遮熱性能を一層高めやすくなる。また、第1遮熱部61が第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の各々と当接するように配置されているので、第1遮熱部61が第2室外側遮熱部62及び第2室内側遮熱部63の各々と隙間を隔てて配置されている場合に比べて、上側横力骨33の中央片36aと室外側表面材40a(又は室内側表面材40b)の見込側部分41との相互間、あるいは、上側横力骨33の中央片36aと室外側変形抑制部71(又は室内側変形抑制部72)との相互間での熱伝導を抑制しやすくなる。
(構成-遮熱構造-開閉体のその他の部位の遮熱構造)
図2に戻り、次に、開閉体20のその他の部位の遮熱構造について説明する。この開閉体20のその他の部位の遮熱構造については、図2に示すように、開閉体20に第3室外側遮熱部91及び第3室内側遮熱部92が設けられている。
第3室外側遮熱部91は、室外側表面材40aの見付側部分42と中間縦力骨35の室外側片36bとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段であり、第3室内側遮熱部92は、室内側表面材40bの見付側部分42と中間縦力骨35の室内側片36cとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段である。これら第3室外側遮熱部91及び第3室内側遮熱部92は、平坦な略板状体であり、室外側表面材40a又は室内側表面材40bと横力骨との相互間にそれぞれ設けられている。具体的には、図2に示すように、第3室外側遮熱部91は、室外側表面材40aの見付側部分42と中間縦力骨35の室外側片36bとの相互間においてこの見付側部分42と室外側片36bとに当接するように配置され、室外側表面材40a又は中間縦力骨35に対して接着剤等によって固定されている(又は接着剤等によって固定されていなくてもよい)。また、第3室内側遮熱部92は、室内側表面材40bの見付側部分42と中間縦力骨35の室内側片36cとの相互間においてこの見付側部分42と室内側片36cとに当接するように配置され、室内側表面材40b又は中間縦力骨35に対して接着剤等によって固定されている(又は接着剤等によって固定されていなくてもよい)。
また、第3室外側遮熱部91及び第3室内側遮熱部92の具体的な形状及び大きさについては、室外側表面材40aにおける見付側部分42と中間縦力骨35の室外側片36bとの相互間、及び室内側表面材40bにおける見付側部分42と中間縦力骨35の室内側片36cとの相互間での熱伝導を抑制できる限り任意に設定することができるが、実施の形態では以下の通りに設定している。すなわち、第3室外側遮熱部91及び第3室内側遮熱部92の平面形状については、略長方形状に設定している。また、第3室外側遮熱部91及び第3室内側遮熱部92の左右方向の長さについては、中間縦力骨35の室外側片36b(又は室内側片36c)の左右方向の長さと略同一(又は非同一)に設定し、第3室外側遮熱部91及び第3室内側遮熱部92の前後方向の長さについては、中間縦力骨35の室外側片36b(又は室内側片36c)の前後方向の長さよりも長く(又は短く)設定し、第3室外側遮熱部91及び第3室内側遮熱部92の上下方向の長さについては、中間縦力骨35の室外側片36b(又は室内側片36c)の上下方向の長さと略同一に設定している。
このような第4の特徴により、部屋の室内側又は室外側のいずれか一方で火災が発生した場合に、第3室外側遮熱部91及び第3室内側遮熱部92によって当該火災の熱が開閉体20を介して部屋の室外側又は室内側のいずれか一方から部屋の室外側又は室内側のいずれか他方へ伝導することを抑制できるので、開閉体20の遮熱性能をさらに一層高めやすくなる。
(開閉体の作用)
このように構成された開閉体20の作用について説明する。開閉体20の作用は、部屋の中で火災が発生した場合の作用と、部屋の外で火災が発生した場合の作用とに大別されるが、これら作用はそれぞれ略同一であるので、以下では、部屋の中で火災が発生した場合の作用のみについて説明することとする。
例えば、全閉状態において部屋の中で火災が発生した場合に、当該火災の熱によって室内側表面材40bが加熱される。
この場合において、上記火災の熱の一部が、室内側表面材40bから室外側表面材40aに向けて直接的に伝導しようとしたり、又は室内側表面材40bから戸尻側縦力骨31、戸先側縦力骨32、上側横力骨33、下側横力骨34、及び中間縦力骨35の各々を介して室外側表面材40aに向けて間接的に伝導しようとすると、第1遮熱部61、第2室外側遮熱部62、第2室内側遮熱部63、第3室外側遮熱部91、第3室内側遮熱部92、及び芯材によって、室内側表面材40bと戸尻側縦力骨31、戸先側縦力骨32、上側横力骨33、下側横力骨34、及び中間縦力骨35の各々との相互間、及び戸尻側縦力骨31、戸先側縦力骨32、上側横力骨33、下側横力骨34、及び中間縦力骨35の各々と室外側表面材40aとの相互間での熱伝導が抑制される。
また、上記火災の熱の他の一部が、室内側表面材40bから室外側表面材40aに向けて直接的に伝導しようとすると、開閉体20のすべての見込面において室外側表面材40aの見込側部分41と室内側表面材40bの見込側部分41とを相互に間隔を隔てて突き合わせて配置しているので、室内側表面材40bと室外側表面材40aとの相互間での熱伝導が回避される。
以上のことから、上記火災の熱が室内側表面材40bから室外側表面材40aに向けて直接的又は間接的に伝導することを抑制できるので、上記火災時において人が避難通路を通って避難することが妨げられることを回避できる。
(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、室外側表面材40a又は室内側表面材40bの少なくともいずれか一方の見込側部分41と第1遮熱部61との相互間に設けられた室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72であって、室外側表面材40a又は室内側表面材40bの変形を抑制するための室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72を備え、室外側表面材40a又は室内側表面材40bの少なくともいずれか一方の見込側部分41を、室外側変形抑制部71又は室内側変形抑制部72と第1遮熱部61とを介して支持部材に対して室外側固定具81又は室内側固定具82によって固定したので、室外側固定具81又は室内側固定具82による室外側表面材40a又は室内側表面材40bの固定に伴う室外側表面材40a又は室内側表面材40bの変形(具体的には、窪み変形)を抑制できる。よって、従来技術(表面材における見込面側の部分を熱膨張耐火部材を介して各力骨に対してリベットによって固定する技術)に比べて、上記室外側表面材40a又は室内側表面材40bの変形が過大になることを回避できることから、開閉体20の意匠性を維持することが可能となる。
また、開閉体20の少なくとも1つ以上の見込面において、室外側表面材40aの見込側部分41と室内側表面材40bの見込側部分41とを相互に間隔を隔てて突き合わせて配置したので、室外側表面材40aの見込側部分41と室内側表面材40bの見込側部分41とを間隔を隔てることなく突き合わせて配置する場合に比べて、室外側表面材40aと室内側表面材40bとの相互間での熱伝導を回避でき、開閉体20の遮熱性能を高めやすくなる。
また、第1遮熱部61の見込方向側の端部のいずれか一方が、支持部材の見込方向側の端部のいずれか一方に略面一となり、又はこれよりも見込方向の外側に突出するように、第1遮熱部61及び支持部材を構成したので、室外側表面材40a、室内側表面材40b、又は室外側変形抑制部71(又は室内側変形抑制部72)と支持部材との相互間での熱伝導を回避しやすくなることから、開閉体20の遮熱性能を一層高めやすくなる。
また、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72を、室外側表面材40a又は室内側表面材40bの少なくともいずれか一方の見込側部分41を1回以上折り畳むことにより形成したので、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72の折り目部を湾曲状に形成でき、室外側表面材40a(又は室内側表面材40b)と室外側変形抑制部71(又は室内側変形抑制部72)とを別体に形成した場合に比べて、開閉体20の使用上の安全性を確保しやすくなる。また、開閉体20の部品数を低減でき、開閉体20の製造コストを低減できる。
また、第1遮熱部61が熱膨張耐火部材であるので、火災の熱で第1遮熱部61が膨張することにより、室外側表面材40a又は室内側表面材40bと支持部材との相互間の隙間を塞ぐことができ、開閉体20の遮熱性能をさらに一層高めやすくなる。また、第1遮熱部61が熱膨張耐火部材であっても、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72によって室外側固定具81又は室内側固定具82による室外側表面材40a又は室内側表面材40bの固定に伴う室外側表面材40a又は室内側表面材40bの変形を抑制できるので、開閉体20の意匠性を維持しやすくなる。
また、室外側固定具81及び室内側固定具82がビスであるので、室外側表面材40a又は室内側表面材40bを支持部材に対して強固に固定できる。また、室外側固定具81及び室内側固定具82がビスであっても、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72によって室外側固定具81又は室内側固定具82による室外側表面材40a又は室内側表面材40bの固定に伴う室外側表面材40a又は室内側表面材40bの変形を抑制できるので、開閉体20の意匠性を維持しやすくなる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(開閉体について)
上記実施の形態では、室外側表面材40aが、開閉体20の側面のうち、戸尻側側面、戸先側側面、上側側面、及び下側側面の各々における部屋の室外側の部分を覆うように構成されていると共に、室内側表面材40bが、開閉体20の側面のうち、戸尻側側面、戸先側側面、上側側面、及び下側側面の各々における部屋の室内側の部分とを覆うように構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、室外側表面材40a又は室内側表面材40bが、戸尻側側面、戸先側側面、上側側面、又は下側側面のいずれかの一部又は全体を覆うように構成されてもよい。この場合において、開閉体20の戸尻側の遮熱構造、開閉体20の戸先側の遮熱構造、開閉体20の上側の遮熱構造、及び開閉体20のくつずり側の遮熱構造において、開閉体20の見込面のうち、室外側表面材40a又は室内側表面材40bに覆われている部分のみに、室外側変形抑制部71又は室内側変形抑制部72を設けてもよい。一例として、図7に示すように、開閉体20の上側側面が室外側表面材40aのみによって覆われている場合には、室外側表面材40aと上側横力骨33の中央片36aとの相互間のみに室外側変形抑制部71を設けてもよい。また、この場合には、室外側表面材40aの見込側部分41のみが、室外側変形抑制部71及び第1遮熱部61を介して上側横力骨33の中央片36aに対して室外側固定具81のみによって固定されてもよい。
また、上記実施の形態では、室外側表面材40aが、開閉体20における部屋の室外側の側面全体を覆うように構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、開閉体20が窓付きの開閉体である場合には、開閉体20における部屋の室外側の側面のうち窓部に対応する部分以外の他の部分を覆うように(すなわち、開閉体20における部屋の室外側の側面の一部のみを覆うように)構成されてもよい(なお、室内側表面材40bについても同様とする)。
また、上記実施の形態では、開閉体20が、中間縦力骨35を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、中間縦力骨35を省略してもよい。この場合には、開閉体20のその他の部位の遮熱構造を省略できる。
(遮熱構造について)
上記実施の形態では、開閉体20の戸尻側の遮熱構造、開閉体20の戸先側の遮熱構造、開閉体20の上側の遮熱構造、及び開閉体20のくつずり側の遮熱構造を備えていると説明したが、これに限らない。例えば、開閉体20の遮熱性能が維持できる場合には、開閉体20の戸尻側の遮熱構造、開閉体20の戸先側の遮熱構造、開閉体20の上側の遮熱構造、又は開閉体20のくつずり側の遮熱構造のいずれか1つ、いずれか2つ、又はいずれか3つを省略してもよい。
また、上記実施の形態では、第1遮熱部61の前端部が、室外側変形抑制部71の前端部と、上側横力骨33の中央片36aの前端部とに略面一となるように、室外側変形抑制部71及び第1遮熱部61は上側横力骨33の上面に載置されていると説明したが、これに限らない。例えば、図8に示すように、第1遮熱部61の前端部が、室外側変形抑制部71の前端部及び上側横力骨33の中央片36aの前端部よりも見込方向の外側(前方)に突出するように、室外側変形抑制部71及び第1遮熱部61は上側横力骨33の上面に載置されてもよい(なお、第1遮熱部61の後端部、室内側変形抑制部72の後端部、及び上側横力骨33の中央片36aの後端部の設置関係についても略同様とする)。この場合には、例えば、室外側変形抑制部71の前端部が上側横力骨33の中央片36aの前端部と略面一となるように、室外側変形抑制部71が形成されてもよい。あるいは、図8に示すように、室外側変形抑制部71の材料コストを低減するために、室外側変形抑制部71の前端部が上側横力骨33の中央片36aの前端部よりも見込方向の内側(後方)に位置するように、室外側変形抑制部71が形成されてもよい。
また、上記実施の形態では、室外側変形抑制部71を、室外側表面材40aの見込側部分41を1回のみ折り畳むことにより形成していると説明したが、これに限らず、例えば、室外側表面材40aの見込側部分41を複数回折り畳むことにより形成してもよい(なお、室内側変形抑制部72についても略同様とする)。
(室外側固定具、室内側固定具について)
上記実施の形態では、室外側固定具81及び室内側固定具82がビスであると説明したが、これに限らず、例えば、リベット、ネジ等の他の固定具であってもよい。
(第1遮熱部、第2室外側遮熱部、第2室内側遮熱部について)
上記実施の形態では、第1遮熱部61と、第2室外側遮熱部62(又は第2室内側遮熱部63)とは異なる材質で構成していると説明したが、これに限らず、例えば、第1遮熱部61と、第2室外側遮熱部62(又は第2室内側遮熱部63)とは同じ材質で構成してもよい。この場合には、第1遮熱部61と、第2室外側遮熱部62(又は第2室内側遮熱部63)とを連続状に形成してもよい。
(室外側変形抑制部、室内側変形抑制部について)
上記実施の形態では、室外側変形抑制部71を、室外側表面材40aの見込側部分41を折り畳むことにより形成している、すなわち室外側変形抑制部71と室外側表面材40aとを一体に形成していると説明したが、これに限らない。例えば、室外側変形抑制部71と室外側表面材40aとを別体に形成してもよい(なお、室内側変形抑制部72についても同様とする)。この場合において、室外側変形抑制部71の材質については、室外側表面材40aの変形を抑制できる材料である限り任意に構成することができ、例えば、金属材料、樹脂材料等で構成してもよい。
また、上記実施の形態では、開閉体20の戸尻側の遮熱構造、開閉体20の戸先側の遮熱構造、開閉体20の上側の遮熱構造、及び開閉体20のくつずり側の遮熱構造において、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72が設けられていると説明したが、これに限らない。例えば、開閉体20の戸尻側の遮熱構造及び開閉体20の戸先側の遮熱構造においては、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72が設けられるものの、開閉体20の上側の遮熱構造又は開閉体20のくつずり側の遮熱構造においては、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72を省略してもよい。この場合には、開閉体20によって開口部3の少なくとも一部が開放された状態において、正面方向又は背面方向から開閉体20の上面及び下面が見えにくいことから、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72の省略により生じたが室外側表面材40a又は室内側表面材40bに窪み変形が外部から目立ちにくいため、開閉体20の意匠性が低下することを抑制できる。一方で、開閉体20の戸尻側の遮熱構造又は開閉体20の戸先側の遮熱構造において室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72を省略した場合には、開閉体20によって開口部3の少なくとも一部が開放された状態において、正面方向又は背面方向から開閉体20の戸尻側側面及び戸先側側面が見えやすいことから、室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72の省略により生じた室外側表面材40a又は室内側表面材40bに窪み変形が目立ちやすくなる。よって、開閉体20の意匠性を維持する観点からは、開閉体20の戸尻側の遮熱構造又は開閉体20の戸先側の遮熱構造において室外側変形抑制部71及び室内側変形抑制部72を省略することは好ましくない。
(付記)
付記1の建具用の開閉体は、建物の開口部に設けられた建具を構成する開閉体であり、前記開口部を開閉する開閉体であって、前記開閉体の側面のうち、2つの見付面のうち一方の見付面の少なくとも一部及び少なくとも1つ以上の見込面の一部を覆う第1表面材と、前記開閉体の側面のうち、前記2つの見付面のうち他方の見付面の少なくとも一部及び前記少なくとも1つ以上の見込面の他の一部を覆う第2表面材と、前記開閉体の内部に設けられた支持部材と、前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の部分のうち前記開閉体の見込面側の部分である見込側部分と前記支持部材との相互間に設けられた遮熱手段と、前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分と前記遮熱手段との相互間に設けられた変形抑制手段であって、前記第1表面材又は前記第2表面材の変形を抑制するための変形抑制手段と、を備え、前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分を、前記変形抑制手段及び前記遮熱手段を介して前記支持部材に対して固定具によって固定した。
付記2の建具用の開閉体は、付記1に記載の建具用の開閉体において、前記開閉体の少なくとも1つ以上の見込面において、前記第1表面材の見込側部分と前記第2表面材の見込側部分とを相互に間隔を隔てて突き合わせて配置した。
付記3の建具用の開閉体は、付記1又は2に記載の建具用の開閉体において、前記遮熱手段の見込方向側の端部のいずれか一方が、前記支持部材の見込方向側の端部のいずれか一方に略面一となり、又はこれよりも見込方向の外側に突出するように、前記遮熱手段及び前記支持部材を構成した。
付記4の建具用の開閉体は、付記1から3のいずれか一項に記載の建具用の開閉体において、前記変形抑制手段を、前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分を1回以上折り畳むことにより形成した。
付記5の建具用の開閉体は、付記1から4のいずれか一項に記載の建具用の開閉体において、前記遮熱手段は、熱膨張耐火部材である。
付記6の建具用の開閉体は、付記1から5のいずれか一項に記載の建具用の開閉体において、前記固定具は、ビスである。
(付記の効果)
付記1に記載の建具用の開閉体によれば、第1表面材又は第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分と遮熱手段との相互間に設けられた変形抑制手段であって、第1表面材又は第2表面材の変形を抑制するための変形抑制手段を備え、第1表面材又は第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分を、変形抑制手段及び遮熱手段を介して支持部材に対して固定具によって固定したので、固定具による第1表面材又は第2表面材の固定に伴う第1表面材又は第2表面材の変形(具体的には、窪み変形)を抑制できる。よって、従来技術(表面材における見込面側の部分を熱膨張耐火部材を介して各力骨に対してリベットによって固定する技術)に比べて、上記第1表面材又は第2表面材の変形が過大になることを回避できることから、開閉体の意匠性を維持することが可能となる。
付記2に記載の建具用の開閉体によれば、開閉体の少なくとも1つ以上の見込面において、第1表面材の見込側部分と第2表面材の見込側部分とを相互に間隔を隔てて突き合わせて配置したので、第1表面材の見込側部分と第2表面材の見込側部分とを間隔を隔てることなく突き合わせて配置する場合に比べて、第1表面材と第2表面材との相互間での熱伝導を回避でき、開閉体の遮熱性能を高めやすくなる。
付記3に記載の建具用の開閉体によれば、遮熱手段の見込方向側の端部のいずれか一方が、支持部材の見込方向側の端部のいずれか一方に略面一となり、又はこれよりも見込方向の外側に突出するように、遮熱手段及び支持部材を構成したので、第1表面材、第2表面材、又は変形抑制手段と支持部材との相互間での熱伝導を回避しやすくなることから、開閉体の遮熱性能を一層高めやすくなる。
付記4に記載の建具用の開閉体によれば、変形抑制手段を、第1表面材又は第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分を1回以上折り畳むことにより形成したので、変形抑制手段の折り目部を湾曲状に形成でき、第1表面材又は第2表面材と変形抑制手段とを別体に形成した場合に比べて、開閉体の使用上の安全性を確保しやすくなる。また、開閉体の部品数を低減でき、開閉体の製造コストを低減できる。
付記5に記載の建具用の開閉体によれば、遮熱手段が熱膨張耐火部材であるので、火災の熱で遮熱手段が膨張することにより、第1表面材又は第2表面材と支持部材との相互間の隙間を塞ぐことができ、開閉体の遮熱性能をさらに一層高めやすくなる。また、遮熱手段が熱膨張耐火部材であっても、変形抑制手段によって固定具による第1表面材又は第2表面材の固定に伴う第1表面材又は第2表面材の変形を抑制できるので、開閉体の意匠性を維持しやすくなる。
付記6に記載の建具用の開閉体によれば、固定具がビスであるので、第1表面材又は第2表面材を支持部材に対して強固に固定できる。また、固定具がビスであっても、変形抑制手段によって固定具による第1表面材又は第2表面材の固定に伴う第1表面材又は第2表面材の変形を抑制できるので、開閉体の意匠性を維持しやすくなる。
1 建具
2 躯体
3 開口部
4 床面
10 枠体
11 戸尻側縦枠材
11a 縦枠材本体
11b 固定材
11c 気密部
11d 凹部
11e 気密凹部
12 戸先側縦枠材
13 上側横枠材
13a 横枠材本体
13b 固定材
13c 気密部
13d 凹部
13e 気密凹部
14 くつずり横枠材
14a 横枠材本体
14b 固定材
20 開閉体
21 把手部
22 施錠装置
22a デッドボルト
23 ラッチ
30 開閉体枠
31 戸尻側縦力骨
32 戸先側縦力骨
33 上側横力骨
34 下側横力骨
35 中間縦力骨
36a 中央片
36b 室外側片
36c 室内側片
40a 室外側表面材
40b 室内側表面材
41 見込側部分
42 見付側部分
50 ヒンジ部
61 第1遮熱部
62 第2室外側遮熱部
63 第2室内側遮熱部
71 室外側変形抑制部
72 室内側変形抑制部
81 室外側固定具
82 室内側固定具
91 第3室外側遮熱部
92 第3室内側遮熱部

Claims (6)

  1. 建物の開口部に設けられた建具を構成する開閉体であり、前記開口部を開閉する開閉体であって、
    前記開閉体の側面のうち、2つの見付面のうち一方の見付面の少なくとも一部及び少なくとも1つ以上の見込面の一部を覆う第1表面材と、
    前記開閉体の側面のうち、前記2つの見付面のうち他方の見付面の少なくとも一部及び前記少なくとも1つ以上の見込面の他の一部を覆う第2表面材と、
    前記開閉体の内部に設けられた支持部材と、
    前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の部分のうち前記開閉体の見込面側の部分である見込側部分と前記支持部材との相互間に設けられた遮熱手段と、
    前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の見込側部分と前記遮熱手段との相互間に設けられた変形抑制手段であって、前記第1表面材又は前記第2表面材の変形を抑制するための変形抑制手段と、を備え、
    前記変形抑制手段は、
    前記第1表面材の見込側部分を1回のみ折り畳むことにより形成した第1変形抑制手段と、
    前記第2表面材の見込側部分を1回のみ折り畳むことにより形成した第2変形抑制手段と、を含み、
    前記開閉体の少なくとも1つ以上の見込面において、前記第1表面材の見込側部分と前記第2表面材の見込側部分とを相互に間隔を隔てて突き合わせて配置し、
    前記第1表面材の見込側部分を、前記第1変形抑制手段及び前記遮熱手段を介して前記支持部材に対して第1の固定具によって固定すると共に、前記第2表面材の見込側部分を、前記第2変形抑制手段及び前記遮熱手段を介して前記支持部材に対して第2の固定具によって固定し、
    前記第1の固定具のヘッド部が前記第1変形抑制手段にかかり、且つ前記第1変形抑制手段が前記支持部材よりも見込方向の外側に突出しないように、前記第1変形抑制手段を構成し、
    前記第2の固定具のヘッド部が前記第2変形抑制手段にかかり、且つ前記第2変形抑制手段が前記支持部材よりも見込方向の外側に突出しないように、前記第2変形抑制手段を構成した、
    建具用の開閉体。
  2. 前記開閉体の少なくとも1つ以上の見込面において、前記第1変形抑制手段が前記第2変形抑制手段及び前記第2表面材の各々と接触しないと共に、前記第2変形抑制手段が前記第1変形抑制手段及び前記第1表面材の各々と接触しないように、前記第1変形抑制手段及び前記第2変形抑制手段を相互に間隔を隔てて突き合わせて配置した、
    請求項1に記載の建具用の開閉体。
  3. 前記第1の固定具及び前記第2の固定具の各々は、ビスであり、
    前記第1表面材の見込側部分及び前記第1変形抑制手段の各々に設けられた挿通孔に挿通される前記第1の固定具を前記遮熱手段及び前記支持部材にねじ込むことにより、前記第1表面材の見込側部分を前記支持部材に対して固定し、
    前記第2表面材の見込側部分及び前記第2変形抑制手段の各々に設けられた挿通孔に挿通される前記第2の固定具を前記遮熱手段及び前記支持部材にねじ込むことにより、前記第2表面材の見込側部分を前記支持部材に対して固定した、
    請求項1又は2に記載の建具用の開閉体。
  4. 前記第1の固定具のヘッド部が前記第1表面材の見込側部分に略面一となるように、前記第1の固定具を配置すると共に、前記第2の固定具のヘッド部が前記第2表面材の見込側部分に略面一となるように、前記第2の固定具を配置した、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の建具用の開閉体。
  5. 前記遮熱手段の見込方向側の端部のいずれか一方が、前記支持部材の見込方向側の端部のいずれか一方に略面一となり、又はこれよりも見込方向の外側に突出するように、前記遮熱手段及び前記支持部材を構成した、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の建具用の開閉体。
  6. 前記第1表面材又は前記第2表面材の少なくともいずれか一方の部分のうち前記開閉体の見付面側の部分である見付側部分と前記支持部材との相互間に設けられた他の遮熱手段を備え、
    前記遮熱手段は、熱膨張耐火部材であり、
    前記他の遮熱手段を、熱膨張耐火部材以外の遮熱材料で構成した、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の建具用の開閉体。
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