JP7489840B2 - 開閉装置 - Google Patents
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また、少なくとも上記反りが発生していない状態において、第1制限位置と第2制限位置とが見込方向において相互に異なるように、第1移動制限手段及び第2移動制限手段を構成したので、第1制限位置と第2制限位置とが見込方向において相互に異なるように第1移動制限手段及び第2移動制限手段を構成しているので、上記反りに応じた第1制限位置及び第2制限位置を設定でき、上記反りが生じた場合に全閉状態において第1移動制限手段及び第2移動制限手段によって開閉体の移動を効果的に制限できる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部を開閉する少なくとも1つ以上の開閉体を備える開閉装置に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る開閉体が適用される開閉装置の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を開閉装置の左右方向(-X方向を開閉装置の左方向、+X方向を開閉装置の右方向)、図2のY方向を開閉装置の前後方向(+Y方向を開閉装置の前方向(部屋の室外側の方向)、-Y方向を開閉装置の後方向(部屋の室内側の方向))、図1のZ方向を開閉装置の上下方向(+Z方向を開閉装置の上方向、-Z方向を開閉装置の下方向)と称する。
枠体10は、躯体2(具体的には、壁部)に形成された開口部3の周縁に設置されるものであり、図1、図7に示すように、鋼製(一例として、スチール、ステンレス等)の左右一対の縦枠材11、12及び上下一対の横枠材13、14を備えている。これら縦枠材11、12及び横枠材13、14は、それぞれ躯体2に対して固定されており、相互に組み合わせられることによって、正面形状が略矩形環状となるように形成されている。
図1に戻り、開閉体20は、開口部3を開閉するための平板状の開閉体であり、図1から図3に示すように、開閉体フレーム30、室外側表面材40a、室内側表面材40b、及び芯材(図示省略)を備えている。
開閉体フレーム30は、開閉体20の剛性を主として担うものである。この開閉体フレーム30は、複数の鋼製の長尺な力骨(支持部材)を組み合わせることによって、正面形状が矩形環状となるように形成されており、具体的には、図2、図3に示すように、左右一対の縦力骨31、32(見込面側支持部材)及び上下一対の横力骨33、34(見込面側支持部材)から構成されている。このうち、左右一対の縦力骨31、32は、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、上下方向に略沿うように配置されている。また、上下一対の横力骨33、34は、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、左右方向に略沿うように配置されている。
また、戸尻側縦力骨31、戸先側縦力骨32、上側横力骨33、及び中間縦力骨35の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、自己の長手方向に直交する断面の断面形状がコ字状となるように形成されている。
また、下側横力骨34(見込面側支持部材)の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、図3に示すように、下側横力骨34の少なくとも一部が後述する塞ぎ部22の一部を収納可能な凹状に形成されており、具体的には、室外下側横力骨34a及び室内下側横力骨34bを備えている。
室外側表面材40aは、開閉体20の表面のうち、2つの見付面のいずれか一方又は少なくとも1つ以上の見込面を覆う第1表面材であり、実施の形態では、図2、図3に示すように、開閉体20の表面のうち、部屋の室外側の見付面(以下、「室外側見付面」と称する)全体と、戸尻面、戸先面、上面、及び下面の各々における部屋の室外側の部分とを覆うように構成されている。室内側表面材40bは、開閉体20の表面のうち、2つの見付面のいずれか他方又は少なくとも1つ以上の見込面を覆う第2表面材であり、実施の形態では、図2、図3に示すように、開閉体20の表面のうち、部屋の室内側の見付面(以下、「室内側見付面」と称する)全体と、戸尻面、戸先面、上面、及び下面の各々における部屋の室内側の部分とを覆うように構成されている。これら室外側表面材40a及び室内側表面材40bは、例えば薄厚な板状の鋼材(具体的には、スチール材、ステンレス材)にて形成されており、開閉体フレーム30を部屋の室外側及び室内側から覆うように設けられ、開閉体フレーム30に対して固定されている。
芯材は、開閉体20の内部に充填されるものである。この芯材は、例えば公知の芯材(一例として、熱伝導性が比較的低い芯材)等を用いて構成されており、開閉体フレーム30、室外側表面材40a、及び室内側表面材40bによって囲繞された空間(ただし、当該空間のうち、後述する各種の遮熱部が設置される部分を除く)に充填されている。
また、図1、図3、図5、図6に示すように、開閉体20には、塞ぎ部22が設けられている。
塞ぎ部22は、全閉状態において、下側横力骨34と開口部3の周縁に設けられた枠体10との隙間PG(以下、「見込面側隙間PG」と称する)を塞ぐための塞ぎ手段である。この塞ぎ部22は、例えば公知の開閉装置用のタイト装置等を用いて構成され、図3に示すように、下側横力骨34に対して取り付けられており、塞ぎ側気密部22a、塞ぎ側操作部22b、及び塞ぎ側連動部22cを備えている。
図1に戻り、ヒンジ部50は、開閉体20を戸尻側縦枠材11に対して回動自在に軸支するためのものである。このヒンジ部50は、公知の旗蝶番等を用いて構成され、図1に示すように、開閉体20の戸尻側の端部(図1では、右端部)において、相互に間隔を隔てて上下方向に沿って複数並設されており、開閉体20及び戸尻側縦枠材11に対して固定具等によって取り付けられている。
次に、枠体10の戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12の構成の詳細について説明する。ただし、戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態において、図2に示すように、戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12の各々は、縦枠材本体11a、縦側固定材11b、及び縦側気密部11cを備えている。
縦枠材本体11aは、戸尻側縦枠材11(又は戸先側縦枠材12)の基本構造体である。この縦枠材本体11aは、X-Y平面に沿った断面形状が左右方向の外側に向けて開放された略コ字状となるように形成された中空状体であり、開口部3の上下方向の略全長にわたって形成されている。
縦側固定材11bは、縦枠材本体11aを躯体2に対して固定すると共に、縦枠材本体11aを補強するためのものである。この縦側固定材11bは、板状体にて形成されており、具体的には、図2に示すように、当該縦側固定材11bの前後方向の長さが縦枠材本体11aのコ字状の開放端部における前後方向の長さと略同一(又はそれ以上の長さ)であり、当該縦側固定材11bの上下方向の長さが縦枠材本体11aの上下方向の長さよりも短くなるように形成されている。また、この縦側固定材11bは、縦枠材本体11aのコ字状の開放端部側(図2では、縦枠材本体11aの左右方向の外側の端部側)において、所定間隔を隔てて上下方向に沿って複数並設配置されており、縦枠材本体11aに対して溶接等によって固定されている。
縦側気密部11cは、戸尻側縦枠材11又は戸先側縦枠材12と開閉体20との相互間の気密性を高めるための気密手段である。この縦側気密部11cは、図2に示すように、縦側気密凹部11eにおいて縦枠材本体11aの上下方向の略全長にわたって埋設されている。
次に、枠体10の上側横枠材13の構成の詳細について説明する。ただし、上側横枠材13は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態において、図3に示すように、上側横枠材13は、上側横枠材本体13a、上側固定材13b、及び上側気密部13cを備えている。
上側横枠材本体13aは、上側横枠材13の基本構造体である。この上側横枠材本体13aは、Y-Z平面に沿った断面形状が上下方向の外側(図3では、上側)に向けて開放された略コ字状となるように形成された中空状体であり、開口部3の左右方向の略全長にわたって形成されている。
上側固定材13bは、上側横枠材本体13aを躯体2に対して固定すると共に、上側横枠材本体13aを補強するためのものである。この上側固定材13bは、板状体にて形成されており、具体的には、図3に示すように、当該上側固定材13bの前後方向の長さが上側横枠材本体13aのコ字状の開放端部における前後方向の長さと略同一(又はそれ以上の長さ)であり、当該上側固定材13bの左右方向の長さが上側横枠材本体13aの左右方向の長さよりも短くなるように形成されている。また、この上側固定材13bは、上側横枠材本体13aのコ字状の開放端部側(図3では、上側横枠材本体13aの上下方向の外側の端部側)において、所定間隔を隔てて左右方向に沿って複数並設配置されており、上側横枠材本体13aに対して溶接等によって固定されている。
上側気密部13cは、上側横枠材13と開閉体20との相互間の気密性を高めるための気密手段であり、図3に示すように、上側気密凹部13eにおいて上側横枠材本体13aの左右方向の略全長にわたって埋設されている。
次に、枠体10の下側横枠材14の構成の詳細について説明する。ただし、下側横枠材14は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態において、図3に示すように、下側横枠材14は、部屋の床に埋め込まれており、図3、図8に示すように、下側横枠材本体14a及び下側固定材14bを備えている。
下側横枠材本体14aは、下側横枠材14の基本構造体である。この下側横枠材本体14aは、Y-Z平面に沿った断面形状が上下方向の外側(図3では、下側)に向けて開放された略コ字状となるように形成された中空状体であり、開口部3の左右方向の略全長にわたって形成されている(ただし、図3に示すように、下側横枠材本体14aの前後方向の長さが上側横枠材13の前後方向の長さよりも短く(又は略同一に)設定されている)。また、図3に示すように、下側横枠材本体14aは、当該下側横枠材本体14aの上端部及びその近傍部分が床面4よりも上方に突出するように設けられている。
下側固定材14bは、下側横枠材本体14aを躯体2に対して固定すると共に、下側横枠材本体14aを補強するためのものである。この下側固定材14bは、上側固定材13bと略同様に構成され、下側横枠材本体14aのコ字状の開放端部側において、所定間隔を隔てて左右方向に沿って複数並設配置されており、図8に示すように、下側横枠材本体14aに対して溶接等によって固定されている。
図4に戻り、次に、開閉装置1の移動制限構造について説明する。この開閉装置1は、全閉状態において開閉体20の移動を制限するための移動制限構造を備えている。この移動制限構造の特徴については、実施の形態では、以下に示す通りとなる。
まず、移動制限構造の第1の特徴については、図4、図6、図8に示すように、開閉装置1に第1移動制限部60及び第2移動制限部70が設けられている。
第1移動制限部60は、全閉状態において開閉体20の移動を制限するための第1移動制限手段である。この第1移動制限部60は、例えば公知の施錠装置(一例として、ラッチ錠)を用いて構成されて、図4(a)に示すように、全閉状態において戸先側に位置するように設けられており、第1錠本体61及び第1錠受け部62を備えている。
第1錠本体61は、第1移動制限部60の移動制限操作を行うためのものである。この第1錠本体61は、図4(a)、図6(b)に示すように、開閉体20(具体的には、開閉体20の上下方向の略中央部分)に設けられており、第1本体側収容部61a、第1室外側操作部61b、第1室内側操作部61c、及び第1係合部61dを備えている。
第1錠受け部62は、第1錠本体61にて行われた移動制限操作に応じて開閉体20を移動制限し、又は当該移動制限を解除するためのものである。この第1錠受け部62は、図4(a)、図8に示すように、戸先側縦枠材12(具体的には、戸先側縦枠材12の上下方向の略中央部分)に設けられており、第1受け側収容部62a及び第1被係合部62bを備えている。
第2移動制限部70は、全閉状態において開閉体20の移動を制限するための第2移動制限手段である。この第2移動制限部70は、例えば公知の施錠装置(一例として、反転ラッチ錠)を用いて構成されて、図4(b)に示すように、全閉状態において第1移動制限部60よりも戸先側から戸尻側に至る方向に直交する見付方向(図6(b)では、上下方向。以下、「直交見付方向」と称する。)の外側に位置するように設けられており、第2錠本体71及び第2錠受け部72を備えている。
第2錠本体71は、第2移動制限部70の移動制限操作を行うための錠本体である。この第2錠本体71は、図4(b)、図6(b)に示すように、開閉体20(具体的には、開閉体20における第1錠本体61よりも上側部分又は下側部分)に設けられており、第2本体側収容部71a及び第2係合部71bを備えている。
第2錠受け部72は、第2錠本体71にて行われた移動制限操作に応じて開閉体20を移動制限し、又は当該移動制限を解除するための錠受け部である。この第2錠受け部72は、図4(b)、図8に示すように、戸先側縦枠材12(具体的には、戸先側縦枠材12における第1錠受け部62よりも上側部分又は下側部分)に設けられており、第2受け側収容部72a及び第2被係合部72bを備えている。
また、第1移動制限部60及び第2移動制限部70の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、開閉体20の見込方向への反り(以下、「見込側反り」と称する)が生じているか否かに関わらず、全閉状態において第1移動制限部60及び第2移動制限部70によって開閉体20の移動を制限可能となるように、構成されている。
次に、移動制限構造の第2の特徴については、図6(b)、図8に示すように、開閉装置1には、第2移動制限部70が複数設けられており(具体的には、2つ設けられている)、これら複数の第2移動制限部70は、一方側第2移動制限部70aと他方側第2移動制限部70bとを含んでいる。
一方側第2移動制限部70aは、全閉状態において第1移動制限部60よりも直交見付方向の一方の外側に位置する一方側第2移動制限手段である。この一方側第2移動制限部70aは、全閉状態において第1移動制限部60よりも直交見付方向の一方の外側に1つのみ設けられ、具体的には、図6(b)、図8に示すように、開閉体20の戸先側部分のうち上端部の近傍位置に設けられている。
他方側第2移動制限部70bは、全閉状態において第1移動制限部60よりも直交見付方向の他方の外側に位置する他方側第2移動制限手段である。この他方側第2移動制限部70bは、全閉状態において第1移動制限部60よりも直交見付方向の他方の外側に1つのみ設けられ、具体的には、図6(b)、図8に示すように、開閉体20の戸先側部分のうち下端部の近傍位置に設けられている。
次に、移動制限構造の第3の特徴については、開閉装置1に第1連動部及び第2連動部が設けられている(いずれも図示省略)。
第1連動部は、第1移動制限部60による開閉体20の移動制限と一方側第2移動制限部70aによる開閉体20の移動制限とを連動させると共に、第1移動制限部60による開閉体20の移動制限の解除と一方側第2移動制限部70aによる開閉体20の移動制限の解除とを連動させるための連動手段である。この第1連動部は、例えば公知の連動部材(一例として、施錠装置用の連動部材)を用いて構成されており、開閉体20の内部において第1室外側操作部61b及び第1室内側操作部61cの各々と一方側第2移動制限部70aの第2係合部71bとが連動するように、これら第1室外側操作部61b、第1室内側操作部61c、及び第2係合部71bに対して固定具等によって接続されている。
第2連動部は、第1移動制限部60による開閉体20の移動制限と他方側第2移動制限部70bによる開閉体20の移動制限とを連動させると共に、第1移動制限部60による開閉体20の移動制限の解除と他方側第2移動制限部70bによる開閉体20の移動制限の解除とを連動させるための連動手段である。この第2連動部は、例えば公知の連動部材(一例として、施錠装置用の連動部材)を用いて構成されており、開閉体20の内部において第1室外側操作部61b及び第1室内側操作部61cの各々と他方側第2移動制限部70bの第2係合部71bとが連動するように、これら第1室外側操作部61b、第1室内側操作部61c、及び第2係合部71bに対して固定具等によって接続されている。
図3に戻り、次に、開閉体20の遮熱構造について説明する。この開閉体20は、全閉状態において上記火災が発生した場合に、当該火災の熱が開閉体20を介して見込方向のいずれか一方から他方へ伝導することを抑制するための遮熱構造を備えている。また、この遮熱構造は、戸尻側の遮熱構造、戸先側の遮熱構造、中間側の遮熱構造、上側の遮熱構造、及び下側の遮熱構造を備えている。以下では、これら遮熱構造について順次説明する。
最初に、戸尻側の遮熱構造、戸先側の遮熱構造、及び上側の遮熱構造について説明する。ここで、戸尻側の遮熱構造、戸先側の遮熱構造、及び上側の遮熱構造の各々の構成はそれぞれ略同一であるので、以下では、上側の遮熱構造の構成のみについて説明することとする。この上側の遮熱構造の特徴については、実施の形態では、以下に示す通りとなる。
第1見込面側遮熱部81は、室外側表面材40a及び室内側表面材40bの各々における見込面側部分43(図3では、上面側部分)と上側横力骨33の中央片36aとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段である。この第1見込面側遮熱部81は、例えば公知の遮熱部材(一例として、所定温度(具体的には、150℃~250℃の温度)で加熱されることで発泡する熱膨張耐火部材(例えば、フィブロック(登録商標)等)で構成されており、図3に示すように、室外側表面材40a及び室内側表面材40bの各々の見込面側の部分43(以下、「見込面側部分43」と称する)と上側横力骨33の中央片36aとの相互間に設けられ、室外側表面材40a、室内側表面、又は上側横力骨33に対して接着剤等によって固定されている(又は接着剤等によって固定されていなくてもよい)。
第1室外側遮熱部82は、室外側表面材40aの見付面側の部分44(以下、「見付面側部分44」と称する)と上側横力骨33の室外側片36bとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段である。この第1室外側遮熱部82は、例えば公知の遮熱部材(一例として、ケイ酸カルシウム材等)で構成されており、図3に示すように、室外側表面材40aの見付面側部分44と上側横力骨33の室外側片36bとの相互間に設けられ、室外側表面材40a又は上側横力骨33に対して接着剤等によって固定されている(又は接着剤等によって固定されていなくてもよい)。
第1室内側遮熱部83は、室内側表面材40bの見付面側部分44と上側横力骨33の室内側片36cとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段である。この第1室内側遮熱部83は、例えば公知の遮熱部材(一例として、ケイ酸カルシウム材等)で構成されており、図3に示すように、室内側表面材40bの見付面側部分44と上側横力骨33の室内側片36cとの相互間に設けられ、室内側表面材40b又は上側横力骨33に対して接着剤等によって固定されている(又は接着剤等によって固定されていなくてもよい)。
第1外部熱膨張耐火部材84は、全閉状態において上記火災が発生した際に開閉体20と上側横枠材13との隙間を塞ぐためのものである。この第1外部熱膨張耐火部材84は、例えば公知の熱膨張耐火部材(一例として、フィブロック(登録商標)等)で構成されており、図3に示すように、開閉体20の外部において室外側表面材40a及び室内側表面材40bの各々の見込面側部分43に設けられ、室外側表面材40a及び室内側表面材40bに対して接着剤等によって固定されている。
図2に戻り、次に、中間側の遮熱構造について説明する。この中間側の遮熱構造は、図2に示すように、第2室外側遮熱部91及び第2室内側遮熱部92を備えている。
第2室外側遮熱部91は、室外側表面材40aの見付面側部分44と中間縦力骨35の室外側片36bとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段である。この第2室外側遮熱部91は、例えば公知の遮熱部材(一例として、ケイ酸カルシウム材等)で構成されており、図2に示すように、室外側表面材40aの見付面側部分44と中間縦力骨35の室外側片36bとの相互間に設けられ、室外側表面材40a又は中間縦力骨35に対して接着剤等によって固定されている(又は接着剤等によって固定されていなくてもよい)。
第2室内側遮熱部92は、室内側表面材40bの見付面側部分44と中間縦力骨35の室内側片36cとの相互間での熱伝導を抑制するための遮熱手段である。この第2室外側遮熱部91は、例えば公知の遮熱部材(一例として、ケイ酸カルシウム材等)で構成されており、図2に示すように、室内側表面材40bの見付面側部分44と中間縦力骨35の室内側片36cとの相互間に設けられ、室内側表面材40b又は中間縦力骨35に対して接着剤等によって固定されている(又は接着剤等によって固定されていなくてもよい)。
次に、下側の遮熱構造について説明する。この下側の遮熱構造は、図3に示すように、表面側遮熱部100、塞ぎ側遮熱部110、及び支持側遮熱部120を備えている。
表面側遮熱部100は、室外側表面材40a又は室内側表面材40bの少なくともいずれか一方と下側横力骨34との相互間での熱伝導を抑制するための表面側遮熱手段であり、図3に示すように、第1表面側遮熱部101、第2表面側遮熱部102、及び第3表面側遮熱部103を備えている。
第1表面側遮熱部101は、室外側表面材40a又は室内側表面材40bの見付面側部分44と下側横力骨34との相互間での熱伝導を抑制するための第1表面側遮熱手段である。この第1表面側遮熱部101は、平坦な略板状体であり、室外側表面材40a及び室内側表面材40bの各々の見付面側部分44と下側横力骨34との相互間にそれぞれ設けられている。
第2表面側遮熱部102は、室外側表面材40a又は室内側表面材40bの見込面側部分43と下側横力骨34との相互間での熱伝導を抑制するための第2表面側遮熱手段である。この第2表面側遮熱部102は、平坦な略板状体であり、室外側表面材40a及び室内側表面材40bの各々の見込面側部分43と下側横力骨34との相互間にそれぞれ設けられている。
第3表面側遮熱部103は、室外側表面材40a又は室内側表面材40bの見付面側部分44と下側横力骨34の部屋の室外側又は室内側の先端面との相互間での熱伝導を抑制するための第1表面側遮熱手段である。この第3表面側遮熱部103は、例えば公知の遮熱部材(一例として、フィブロック(登録商標)等)で構成されており、図3に示すように、室外側表面材40a及び室内側表面材40bの各々の見付面側部分44と下側横力骨34の部屋の室外側又は室内側の先端面との相互間の略全体にわたってそれぞれ設けられている。
また、第1表面側遮熱部101及び第2表面側遮熱部102の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、図3に示すように、第1表面側遮熱部101の厚さ(図3では、第1表面側遮熱部の前後方向の長さ)を、第2表面側遮熱部102の厚さ(図3では、第2表面側遮熱部102の上下方向の長さ)よりも厚く設定している。
塞ぎ側遮熱部110は、塞ぎ部22と下側横力骨34との相互間での熱伝導を抑制するための塞ぎ側遮熱手段である。この塞ぎ側遮熱部110は、平坦な略板状体であり、塞ぎ部22と下側横力骨34との相互間に設けられている。
支持側遮熱部120は、上記重複する室外下側横力骨34aの一部と室内下側横力骨34bの一部との相互間での熱伝導を抑制するための支持側遮熱手段である。この支持側遮熱部120は、平坦な略板状体であり、上記重複する室外下側横力骨34aの一部と室内下側横力骨34bの一部との相互間に設けられている。
このように構成された開閉体20の作用について説明する。開閉体20の作用は、火災が発生していない場合の作用(以下、「通常時作用」と称する)と、火災が発生した場合の作用(以下、「火災時作用」と称する)とに大別されるので、以下では各作用について説明する。
まず、通常時作用について説明する。
次に、火災時作用について説明する。火災時作用は、部屋の中で火災が発生した場合の作用と、部屋の外で火災が発生した場合の作用とに大別されるが、これら作用はそれぞれ略同一であるので、以下では、部屋の室外側で火災が発生した場合の作用のみについて説明することとする。
このように実施の形態によれば、全閉状態において少なくとも1つ以上の開閉体20の移動を制限するための第1移動制限部60であり、全閉状態において戸先側に位置する第1移動制限部60と、全閉状態において少なくとも1つ以上の開閉体20の移動を制限するための第2移動制限部70であり、全閉状態において第1移動制限部60よりも戸先側から戸尻側に至る方向に直交する直交見付方向の外側に位置する第2移動制限部70と、を備え、少なくとも1つ以上の開閉体20の見込方向への反りが生じているか否かに関わらず、全閉状態において第1移動制限部60及び第2移動制限部70によって少なくとも1つ以上の開閉体20の移動を制限可能となるように、第1移動制限部60及び第2移動制限部70を構成したので、上記反りが生じているか否かに関わらず、全閉状態において第1移動制限部60及び第2移動制限部70によって開閉体20の移動を制限できる。よって、上記反りが生じているか否かに関わらず、通常時の第1移動制限部60及び第2移動制限部70の使用性を維持しながら、見込方向のいずれか一方で火災が発生した際に、全閉状態において開閉装置1を介して見込方向の一方から他方に向けて当該火災が延焼することを抑制でき、開閉装置1の使用性及び防火性を高めることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、開閉装置1が片開式の開き戸であると説明したが、これに限らない。例えば、両開式の開き戸又は両開式の引き戸であってもよい。
上記実施の形態では、枠体10が、縦側充填材11f、上側充填材13f、及び下側充填材14cを備えていると説明したが、これに限らず、例えば、縦側充填材11f、上側充填材13f、又は下側充填材14cを省略してもよい。
上記実施の形態では、開閉体20が、塞ぎ部22及び遮熱構造を備えていると説明したが、これに限らず。例えば、塞ぎ部22又は遮熱構造を省略してもよい。この場合には、下側横力骨34は、上側横力骨33の構成と略同一に構成されてもよい。また、下側の遮熱構造は、上側の遮熱構造の構成と略同一に構成されてもよい。
上記実施の形態では、室外側表面材40aが、開閉体20の表面のうち、2つの見付面のいずれか一方及び複数の見込面を覆うと説明したが、これに限らない。例えば、2つの見付面のいずれか一方のみを覆うものであってもよく、又は2つの見付面のいずれか一方と1つの見込面のみとを覆うものであってもよい。
上記実施の形態では、下側横力骨34が、2つの部材(室外下側横力骨34a及び室内下側横力骨34b)で構成されていると説明したが、これに限らず、例えば、1つの部材で構成されてもよい(一例として、室外下側横力骨34a及び室内下側横力骨34bを一体形成してもよい)。
上記実施の形態では、塞ぎ部22が、下側横力骨34に対して取り付けられていると説明したが、これに限らず、例えば、下側横力骨34以外の他の力骨(一例として、戸尻側縦力骨31、戸先側縦力骨32、又は上側横力骨33)に対して取り付けられてもよい。この場合において、上記他の力骨側の遮熱構造は、下側の遮熱構造と略同様に構成されてもよい。
上記実施の形態では、第1移動制限部60及び第2移動制限部70が、少なくとも見込側反りが発生していない状態において、第1制限位置LP1と第2制限位置LP2とが見込方向において相互に異なるように、構成されていると説明したが、これに限らず、例えば、第1制限位置LP1と第2制限位置LP2とが見込方向において同一となるように構成されてもよい。
上記実施の形態では、遮熱構造が、戸尻側の遮熱構造、戸先側の遮熱構造、中間側の遮熱構造、上側の遮熱構造、及び下側の遮熱構造を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、戸尻側の遮熱構造、戸先側の遮熱構造、中間側の遮熱構造、上側の遮熱構造、又は下側の遮熱構造を省略してもよい。
上記実施の形態では、下側の遮熱構造が、塞ぎ側遮熱部110及び支持側遮熱部120を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、塞ぎ側遮熱部110又は支持側遮熱部120を省略してもよい。
上記実施の形態では、表面側遮熱部100が、第1表面側遮熱部101、第2表面側遮熱部102、及び第3表面側遮熱部103を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、第1表面側遮熱部101、第2表面側遮熱部102、又は第3表面側遮熱部103のいずれか1つのみ又はいずれか2つのみを備えてもよい。
上記実施の形態では、開閉体20に室外塞ぎ側遮熱部111及び室内塞ぎ側遮熱部112が設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、室外塞ぎ側遮熱部111又は室内塞ぎ側遮熱部112のいずれか一方のみが設けられてもよい。
付記1の開閉装置は、建物の開口部を開閉する少なくとも1つ以上の開閉体を備える開閉装置であって、前記少なくとも1つ以上の開閉体によって前記開口部を全閉した全閉状態において前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動を制限するための第1移動制限手段であり、前記全閉状態において戸先側に位置する第1移動制限手段と、前記全閉状態において前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動を制限するための第2移動制限手段であり、前記全閉状態において前記第1移動制限手段よりも戸先側から戸尻側に至る方向に直交する見付方向の外側に位置する第2移動制限手段と、を備え、前記少なくとも1つ以上の開閉体の見込方向への反りが生じているか否かに関わらず、前記全閉状態において前記第1移動制限手段及び前記第2移動制限手段によって前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動を制限可能となるように、前記第1移動制限手段及び前記第2移動制限手段を構成した。
付記1に記載の開閉装置によれば、全閉状態において少なくとも1つ以上の開閉体の移動を制限するための第1移動制限手段であり、全閉状態において戸先側に位置する第1移動制限手段と、全閉状態において少なくとも1つ以上の開閉体の移動を制限するための第2移動制限手段であり、全閉状態において第1移動制限手段よりも戸先側から戸尻側に至る方向に直交する見付方向の外側に位置する第2移動制限手段と、を備え、少なくとも1つ以上の開閉体の見込方向への反りが生じているか否かに関わらず、全閉状態において第1移動制限手段及び第2移動制限手段によって少なくとも1つ以上の開閉体の移動を制限可能となるように、第1移動制限手段及び第2移動制限手段を構成したので、上記反りが生じているか否かに関わらず、全閉状態において第1移動制限手段及び第2移動制限手段によって開閉体の移動を制限できる。よって、上記反りが生じているか否かに関わらず、通常時の第1移動制限手段及び第2移動制限手段の使用性を維持しながら、見込方向のいずれか一方で火災が発生した際に、全閉状態において開閉装置を介して見込方向の一方から他方に向けて当該火災が延焼することを抑制でき、開閉装置の使用性及び防火性を高めることができる。
2 躯体
3 開口部
4 床面
10 枠体
11 戸尻側縦枠材
11a 縦枠材本体
11b 縦側固定材
11c 縦側気密部
11d 縦側凹部
11e 縦側気密凹部
11f 縦側充填材
12 戸先側縦枠材
12a 戸先側召し合わせ面
12b 当接部分
13 上側横枠材
13a 上側横枠材本体
13b 上側固定材
13c 上側気密部
13d 上側凹部
13e 上側気密凹部
13f 上側充填材
13g 上側召し合わせ面
14 下側横枠材
14a 下側横枠材本体
14b 下側固定材
14c 下側充填材
20 開閉体
22 塞ぎ部
22a 塞ぎ側気密部
22b 塞ぎ側操作部
22c 塞ぎ側連動部
30 開閉体フレーム
31 戸尻側縦力骨
32 戸先側縦力骨
33 上側横力骨
34 下側横力骨
34a 室外下側横力骨
34b 室内下側横力骨
34c 第1下側横力骨片
34d 第2下側横力骨片
34e 第3下側横力骨片
34g 凹状部分
35 中間縦力骨
36a 中央片
36b 室外側片
36c 室内側片
40a 室外側表面材
40b 室内側表面材
41 戸先側召し合わせ部
42 上側召し合わせ部
43 見込面側部分
44 見付面側部分
45 塞ぎ側開口部
50 ヒンジ部
60 第1移動制限部
61 第1錠本体
61a 第1本体側収容部
61b 第1室外側操作部
61c 第1室内側操作部
61d 第1係合部
61e 第1本体側挿通口
62 第1錠受け部
62a 第1受け側収容部
62b 第1被係合部
62c 第1受け側挿通口
70 第2移動制限部
70a 一方側第2移動制限部
70b 他方側第2移動制限部
71 第2錠本体
71a 第2本体側収容部
71b 第2係合部
71c 第2本体側挿通口
72 第2錠受け部
72a 第2受け側収容部
72b 第2被係合部
72c 第2受け側挿通口
81 第1見込面側遮熱部
82 第1室外側遮熱部
83 第1室内側遮熱部
84 第1外部熱膨張耐火部材
91 第2室外側遮熱部
92 第2室内側遮熱部
100 表面側遮熱部
101 第1表面側遮熱部
101a 室外第1表面側遮熱部
101b 室内第1表面側遮熱部
102 第2表面側遮熱部
102a 室外第2表面側遮熱部
102b 室内第2表面側遮熱部
103 第3表面側遮熱部
110 塞ぎ側遮熱部
111 室外塞ぎ側遮熱部
112 室内塞ぎ側遮熱部
120 支持側遮熱部
D1 第1距離
D2 第2距離
D3 第3距離
G1 第1隙間
G2 第2隙間
LP1 第1制限位置
LP2 第2制限位置
PG 見込面側隙間
Claims (4)
- 建物の開口部を開閉する少なくとも1つ以上の開閉体を備える開閉装置であって、
前記少なくとも1つ以上の開閉体によって前記開口部を全閉した全閉状態において前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動を制限するための第1移動制限手段であり、前記全閉状態において戸先側に位置する第1移動制限手段と、
前記全閉状態において前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動を制限するための第2移動制限手段であり、前記全閉状態において前記第1移動制限手段よりも戸先側から戸尻側に至る方向に直交する見付方向の外側に位置する第2移動制限手段と、を備え、
前記少なくとも1つ以上の開閉体の見込方向への反りが生じているか否かに関わらず、前記全閉状態において前記第1移動制限手段及び前記第2移動制限手段によって前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動を制限可能となるように、前記第1移動制限手段及び前記第2移動制限手段を構成し、
少なくとも前記反りが発生していない状態において、前記第1移動制限手段によって前記少なくとも1つ以上の開閉体を制限可能となる第1制限位置と、前記第2移動制限手段によって前記少なくとも1つ以上の開閉体を制限可能となる第2制限位置とが見込方向において相互に異なるように、前記第1移動制限手段及び前記第2移動制限手段を構成し、
前記第1移動制限手段は、
前記少なくとも1つ以上の開閉体に設けられた第1錠本体と、
前記開口部の周縁に設けられた枠体を構成する枠材のうち前記第1錠本体側に位置する枠材に設けられた第1錠受け部であって、前記第1錠本体を構成する第1係合部に係合される第1被係合部を有する第1錠受け部と、を備え、
前記第2移動制限手段は、
前記少なくとも1つ以上の開閉体に設けられた第2錠本体と、
前記第1錠本体側に位置する枠材に設けられた第2錠受け部であって、前記第2錠本体を構成する第2係合部に係合される第2被係合部を有する第2錠受け部と、を備え、
前記第1制限位置は、前記全閉状態において前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合する位置であり、前記第2制限位置は、前記全閉状態において前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合する位置であり、
前記第1係合部が前記少なくとも1つ以上の開閉体における見込方向の外側に位置する見付面から見込方向の内側に向けて第1距離だけ離れて位置するように、前記第1錠本体を構成し、
前記第1被係合部が前記第1錠本体側に位置する枠材における見込方向の外側に位置する召し合わせ面から前記見込方向の内側に向けて第2距離だけ離れて位置するように、前記第1錠受け部を構成し、
前記第2係合部が前記見付面から前記見込方向の内側に向けて前記第1距離だけ離れて位置するように、前記第2錠本体を構成し、
前記第2被係合部が前記召し合わせ面から前記見込方向の内側に向けて第3距離であって前記第2距離よりも短い距離である第3距離だけ離れて位置するように、前記第2錠受け部を構成した、
開閉装置。 - 前記第2移動制限手段を複数備え、
前記複数の第2移動制限手段は、
前記全閉状態において前記第1移動制限手段よりも前記見付方向の一方の外側に位置する一方側第2移動制限手段と、
前記全閉状態において前記第1移動制限手段よりも前記見付方向の他方の外側の位置する他方側第2移動制限手段と、を含む、
請求項1に記載の開閉装置。 - 前記第1移動制限手段による前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動制限と前記第2移動制限手段による前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動制限とを連動させると共に、前記第1移動制限手段による前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動制限の解除と前記第2移動制限手段による前記少なくとも1つ以上の開閉体の移動制限の解除とを連動させるための連動手段を備える、
請求項1又は2に記載の開閉装置。 - 当該開閉装置は、片開式の開き戸であり、
前記全閉状態において前記第2係合部が前記第1制限位置よりも閉鎖方向側に位置するように、前記第2錠本体を構成し、又は/及び
前記全閉状態において前記第2被係合部が前記第1制限位置よりも開放方向側に位置するように、前記第2錠受け部を構成した、
請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉装置。
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