JP7103387B2 - 画像投射システムの調整要否判定方法、画像投射システム、及び画像投射制御装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、第2のプロジェクターが投射する測定パターンと、第1のプロジェクターが投射する測定パターンとの投射位置を比較することで、第2のプロジェクターが投射する映像の投射位置を調整することが記載されている。
本実施形態は、図6~図8を参照して説明する第1実施形態と、図9を参照して説明する第2実施形態と、図10を参照して説明する第3実施形態と、図11を参照して説明する第4実施形態と、図12を参照して説明する第5実施形態と、を含む。
画像投射システム1は、制御装置100と、複数のプロジェクター200と、カメラ300と、を備える。制御装置100は、複数のプロジェクター200の各々、及びカメラ300と、ネットワークNWを介して、通信可能に接続される。ネットワークNWは、例えば、LAN(Local Area Network)であって、Ethernet(登録商標)規格に従って通信が実行される。
第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、互いに略同一の構成を有する。
以下の説明において、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々を特に区別する必要がない場合は、プロジェクター200と記載する場合がある。
また、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、ユーザーの操作を受け付けて、各プロジェクター200が投射する画像の位置を調整する。具体的には、ユーザーは、プロジェクター200の本体の位置の調整、レンズシフトの調整、及びズームの調整等を行うことによって、プロジェクター200が投射する画像の位置を調整する。
また、制御装置100は、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々を調整する必要があるか否かを判定する。例えば、制御装置100は、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々の投射する画像の色を調整する必要があるか否かを判定する。
制御装置100の構成については、後述にて図3及び図5を参照して説明する。
制御装置100は、「画像投射制御装置」の一例に対応する。
また、第1プロジェクター200Aが、第2プロジェクター200B及び第3プロジェクター200Cの各々と、Wi-Fi(登録商標)規格等に従って無線通信可能に構成されてもよい。
スクリーンSCについては、後述にて図2を参照して説明する。
第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、例えば、左右方向に配列される。換言すれば、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、スクリーンSCと平行な方向に沿って配列される。
また、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、画像光PLA~画像光PLCがスクリーンSC上で互いに重畳されるように、画像光PLA~画像光PLCの各々を投射する。
スクリーンSCは、「投射領域」の一例に対応する。
スクリーンSC上は、「投射領域内」の一例に対応する。
画像光PLA、画像光PLB、及び画像光PLCを区別しない場合には、画像光PLと記載する場合がある。
制御装置100は、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200C及びカメラ300と通信可能に接続される。制御装置100は、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々に対して、スクリーンSCに投射する画像データ、種々の設定情報、及び種々の指示情報を送信する。本実施形態では、制御装置100は、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200C及びカメラ300と、ネットワークNWを介して通信可能に接続される。
スクリーンSCに投射する画像データは、例えば、制御装置100から送信されるパターン画像を示す。パターン画像は、例えば、所定色のベタ画像である。所定色は、例えば、赤色、緑色、又は青色である。
また、本実施形態では、制御装置100がスクリーンSCに投射する画像データを、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々に対して送信するが、これに限定されない。図略の画像供給装置が、スクリーンSCに投射する画像データを、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々に対して送信してもよい。画像供給装置は、例えば、パーソナルコンピューターで構成される。
第1記憶部120、第1操作部130、第1表示部140、第1通信部150及び第1インターフェース部160の各々は、第1内部バス170によって、第1制御部110に接続される。
第1メモリー112は、第1プロセッサー111が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。第1メモリー112は、磁気的記憶装置、フラッシュROM(Read Only Memory)等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。
また、第1メモリー112は、第1プロセッサー111のワークエリアを構成するRAM(Random Access Memory)を含んでもよい。第1メモリー112は、第1制御部110により処理されるデータや、第1プロセッサー111が実行する第1制御プログラムを記憶する。
本実施形態では、表示パネル141はタッチパネルとして構成される。すなわち、表示パネル141には、表示パネル141上にペンやユーザーの指等が接触した位置を検出するタッチセンサーが配置される。
換言すれば、本実施形態では、第1制御部110が有線通信で、種々の画像情報、種々の設定情報、及び種々の指示情報を第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200C及びカメラ300の各々に送信するが、第1制御部110が無線通信で種々の設定情報、及び種々の指示情報を第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200C及びカメラ300の各々に送信してもよい。
第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、互いに略同一の構成を有するため、図4を参照して、第1プロジェクター200Aの構成について説明し、第2プロジェクター200B及び第3プロジェクター200Cの各々の構成については、その説明を省略する。
第1プロジェクター200Aは、投射部210と、投射部210を駆動する駆動部220とを備える。投射部210は、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射する。なお、本実施形態では、投射部210は、制御装置100からの画像データに対応するパターン画像をスクリーンSCに投射する。
投射部210は、光源部211、光変調装置212及び投射光学系213を備える。駆動部220は、光源駆動部221及び光変調装置駆動部222を備える。
また、光源部211は、光源が発した光を光変調装置212に導くリフレクター、及び補助リフレクターを備えてもよい。更に、光源部211は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置212に至る経路上で低減させる調光素子等を備えてもよい。
光源駆動部221は、第2内部バス207に接続され、同じく第2内部バス207に接続された第2制御部250の指示に従って、光源部211の光源を点灯及び消灯させる。
光源部211が発する光はRGBの3色の色光に分離され、それぞれ対応する液晶パネル215に入射される。3枚の液晶パネル215の各々は、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光PLAを生成する。各液晶パネル215を通過して変調された画像光PLAは、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系213に射出される。
本実施形態では、光変調装置212が光変調素子として透過型の液晶パネル215を備える場合について説明するが、これに限定されない。光変調素子は反射型の液晶パネルでもよいし、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device)でもよい。
光変調装置駆動部222には、画像処理部245からR,G,Bの各原色に対応する画像データが入力される。光変調装置駆動部222は、入力された画像データを液晶パネル215の動作に適したデータ信号に変換する。光変調装置駆動部222は、変換したデータ信号に基づいて、各液晶パネル215の各画素に電圧を印加し、各液晶パネル215に画像を描画する。
第2メモリー251は、第2プロセッサー253が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。第2メモリー251は、磁気的記憶装置、フラッシュROM等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、第2メモリー251は、第2プロセッサー253のワークエリアを構成するRAMを含んでもよい。第2メモリー251は、第2制御部250により処理されるデータや、第2プロセッサー253が実行する第2制御プログラムを記憶する。
また、画像処理部245は、垂直同期信号の入力フレーム周波数を描画周波数に変換した垂直同期信号を生成する。生成した垂直同期信号を出力同期信号という。画像処理部245は、生成した出力同期信号を光変調装置駆動部222に出力する。
制御装置100の第1制御部110は、投射制御部113と、第1取得部114と、第2取得部115と、判定部116と、を備える。具体的には、第1制御部110の第1プロセッサー111が、第1メモリー112に記憶された第1制御プログラムを実行することによって、投射制御部113、第1取得部114、第2取得部115、及び判定部116、として機能する。
投射制御部113は、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々に対して、投射実行状態と非投射状態とを切り換える。
第1タイミングT1については、図6、及び図9~図12を参照して説明する。
具体的には、第1取得部114は、第1タイミングT1で、スクリーンSCを含む領域をカメラ300に撮像させる。そして、第1取得部114は、カメラ300が生成した第1画像P1を取得する。
具体的には、第2取得部115は、第2タイミングT2で、スクリーンSCを含む領域をカメラ300に撮像させる。そして、第1取得部114は、カメラ300が生成した第2画像P2を取得する。
第2タイミングT2については、図6、及び図9~図12を参照して説明する。
色値は、例えば、色の三属性の1つである「色相」を示す値である。色の三属性は、色相、明度、及び彩度で構成される。
次に、図6~図8を参照して、第1実施形態に係る第1制御部110の処理について説明する。
図6は、第1実施形態における投射状態の変化の一例を示すタイミングチャートである。横軸は、時間であり、縦軸は、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々の状態を示す。「ON」は、投射実行状態を示し、「OFF」は、非投射状態を示す。
第1制御部110の投射制御部113は、図6を参照して以下に説明するように、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々の投射実行状態と非投射状態とを切り換える。
期間P12では、第1プロジェクター200Aは、非投射状態であり、第2プロジェクター200B及び第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT11は、期間P11の中央のタイミングを示し、タイミングT12は、期間P12の中央のタイミングを示す。タイミングT11で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT12で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
タイミングT11は、第1タイミングT1の一例に対応し、タイミングT12は、第2タイミングT2の一例に対応する。
期間P14では、第1プロジェクター200A及び第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態であり、第2プロジェクター200Bは、非投射状態である。
タイミングT13は、期間P13の中央のタイミングを示し、タイミングT14は、期間P14の中央のタイミングを示す。タイミングT13で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT14で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
期間P16では、第1プロジェクター200A及び第2プロジェクター200Bの各々は、投射実行状態であり、第3プロジェクター200Cは、非投射状態である。
タイミングT15は、期間P15の中央のタイミングを示し、タイミングT16は、期間P16の中央のタイミングを示す。タイミングT15で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT16で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
ステップS101で、第1制御部110は、第1プロジェクター200Aの調整要否判定処理を実行する。
次に、ステップS103で、第1制御部110は、第2プロジェクター200Bの調整要否判定処理を実行する。
次に、ステップS105で、第1制御部110は、第3プロジェクター200Cの調整要否判定処理を実行し、その後、処理が終了する。
「調整要否判定処理」については、図8を参照して説明する。
まず、ステップS201において、投射制御部113は、第1プロジェクター200Aを投射実行状態にする。
次に、ステップS203において、投射制御部113は、第2プロジェクター200Bを非投射状態にする。
次に、ステップS205において、投射制御部113は、第3プロジェクター200Cを非投射状態にする。
次に、ステップS207において、第1取得部114は、スクリーンSCを含む領域をカメラ300に撮像させ、生成された第1画像P1を取得する。
次に、ステップS211において、投射制御部113は、第2プロジェクター200Bを投射実行状態にする。
次に、ステップS213において、投射制御部113は、第3プロジェクター200Cを投射実行状態にする。
次に、ステップS215において、第2取得部115は、スクリーンSCを含む領域をカメラ300に撮像させ、生成された第2画像P2を取得する。
色値の差異が閾値以上ではないと判定部116が判定した場合(ステップS217;NO)には、処理がステップS219に進む。
そして、ステップS219において、判定部116は、第1プロジェクター200Aを調整する必要がないと判定し、その後、処理が終了する。
色値の差異が閾値以上であると判定部116が判定した場合(ステップS217;YES)には、処理がステップS221に進む。
そして、ステップS223において、判定部116は、第1プロジェクター200Aを調整する必要があると判定し、その後、処理が終了する。
図6の期間P13に示すように、投射制御部113は、第1プロジェクター200A及び第3プロジェクター200Cの各々を、非投射状態とし、第2プロジェクター200Bを投射実行状態とする。そして、第1取得部114は、スクリーンSCを含む領域をカメラ300に撮像させ、生成された第1画像P1を取得する。
また、図6の期間P14に示すように、投射制御部113は、第1プロジェクター200A及び第3プロジェクター200Cの各々を、投射実行状態とし、第2プロジェクター200Bを非投射状態とする。そして、第2取得部115は、スクリーンSCを含む領域をカメラ300に撮像させ、生成された第2画像P2を取得する。
第3プロジェクター200Cの調整要否判定処理では、図6の期間P15に示すように、投射制御部113は、第1プロジェクター200A及び第2プロジェクター200Bの各々を、非投射状態とし、第3プロジェクター200Cを投射実行状態とする。そして、第1取得部114は、スクリーンSCを含む領域をカメラ300に撮像させ、生成された第1画像P1を取得する。
また、図6の期間P16に示すように、投射制御部113は、第1プロジェクター200A及び第2プロジェクター200Bの各々を、投射実行状態とし、第3プロジェクター200Cを非投射状態とする。そして、第2取得部115は、スクリーンSCを含む領域をカメラ300に撮像させ、生成された第2画像P2を取得する。
次に、図9を参照して、第2実施形態に係る第1制御部110の処理について説明する。
図9は、第2実施形態における投射状態の変化の一例を示すタイミングチャートである。図9の縦軸及び横軸の各々は、図6に示す縦軸及び横軸と同一である。
第1制御部110の投射制御部113は、図9を参照して以下に説明するように、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々の投射実行状態と非投射状態とを切り換える。
期間P22では、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT21は、期間P21の中央のタイミングを示し、タイミングT22は、期間P22の中央のタイミングを示す。タイミングT21で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT22で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
タイミングT21は、第1タイミングT1の一例に対応し、タイミングT22は、第2タイミングT2の一例に対応する。
期間P24では、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT23は、期間P23の中央のタイミングを示し、タイミングT24は、期間P24の中央のタイミングを示す。タイミングT23で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT24で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
期間P26では、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT25は、期間P25の中央のタイミングを示し、タイミングT26は、期間P26の中央のタイミングを示す。タイミングT25で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT26で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
次に、図10を参照して、第3実施形態に係る第1制御部110の処理について説明する。
図10は、第3実施形態における投射状態の変化の一例を示すタイミングチャートである。図10の縦軸及び横軸の各々は、図6に示す縦軸及び横軸と同一である。
第1制御部110の投射制御部113は、図10を参照して以下に説明するように、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々の投射実行状態と非投射状態とを切り換える。
期間P32では、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT31は、期間P31の中央のタイミングを示し、タイミングT32は、期間P32の中央のタイミングを示す。タイミングT31で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT32で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
タイミングT31は、第1タイミングT1の一例に対応し、タイミングT32は、第2タイミングT2の一例に対応する。
期間P34では、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT33は、期間P33の中央のタイミングを示し、タイミングT34は、期間P34の中央のタイミングを示す。タイミングT33で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT34で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
期間P36では、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT35は、期間P35の中央のタイミングを示し、タイミングT36は、期間P36の中央のタイミングを示す。タイミングT35で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT36で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
次に、図11を参照して、第4実施形態に係る第1制御部110の処理について説明する。
図11は、第4実施形態における投射状態の変化の一例を示すタイミングチャートである。図11の縦軸及び横軸の各々は、図6に示す縦軸及び横軸と同一である。
第1制御部110の投射制御部113は、図11を参照して以下に説明するように、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々の投射実行状態と非投射状態とを切り換える。
期間P42では、第1プロジェクター200Aは、投射実行状態であり、第2プロジェクター200B及び第3プロジェクター200Cの各々は、非投射状態である。
期間P43では、第1プロジェクター200Aは、非投射状態であり、第2プロジェクター200B及び第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT41は、期間P41の中央のタイミングを示し、タイミングT42は、期間P42の中央のタイミングを示し、タイミングT43は、期間P43の中央のタイミングを示す。タイミングT42で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT41及びタイミングT43で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
タイミングT42は、第1タイミングT1の一例に対応し、タイミングT41及びタイミングT43は、第2タイミングT2の一例に対応する。
例えば、判定部116は、タイミングT42で取得した第1画像P1と、タイミングT41で取得した第2画像P2との色値の差異が閾値以上である場合に、第1プロジェクター200Aを調整する必要があると判定する。また、判定部116は、タイミングT42で取得した第1画像P1と、タイミングT43で取得した第2画像P2との色値の差異が閾値以上である場合に、第1プロジェクター200Aを調整する必要があると判定する。
期間P45では、第2プロジェクター200Bは、投射実行状態であり、第1プロジェクター200A及び第3プロジェクター200Cの各々は、非投射状態である。
期間P46では、第2プロジェクター200Bは、非投射状態であり、第1プロジェクター200A及び第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT44は、期間P44の中央のタイミングを示し、タイミングT45は、期間P45の中央のタイミングを示し、タイミングT46は、期間P46の中央のタイミングを示す。タイミングT45で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT44及びタイミングT46で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
期間P48では、第3プロジェクター200Cは、投射実行状態であり、第1プロジェクター200A及び第2プロジェクター200Bの各々は、非投射状態である。
期間P49では、第3プロジェクター200Cは、非投射状態であり、第1プロジェクター200A及び第2プロジェクター200Bの各々は、投射実行状態である。
タイミングT47は、期間P47の中央のタイミングを示し、タイミングT48は、期間P48の中央のタイミングを示し、タイミングT49は、期間P49の中央のタイミングを示す。タイミングT48で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT47及びタイミングT49で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
また、例えば、第1プロジェクター200Aの調整要否を判定する場合には、第1画像P1を取得するタイミングT42の前後のタイミングT41及びタイミングT43で第2画像P2を取得する。したがって、第1プロジェクター200Aの調整要否を更に適正に判定できる。
次に、図12を参照して、第5実施形態に係る第1制御部110の処理について説明する。
図12は、第5実施形態における投射状態の変化の一例を示すタイミングチャートである。図12の縦軸及び横軸の各々は、図6に示す縦軸及び横軸と同一である。
第1制御部110の投射制御部113は、図12を参照して以下に説明するように、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々の投射実行状態と非投射状態とを切り換える。
期間P52では、第1プロジェクター200Aは、非投射状態であり、第2プロジェクター200B及び第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
期間P53では、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT51は、期間P51の中央のタイミングを示し、タイミングT52は、期間P52の中央のタイミングを示し、タイミングT53は、期間P53の中央のタイミングを示す。タイミングT52で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT51及びタイミングT53で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
タイミングT52は、第1タイミングT1の一例に対応し、タイミングT51及びタイミングT53は、第2タイミングT2の一例に対応する。
例えば、判定部116は、タイミングT52で取得した第1画像P1と、タイミングT51で取得した第2画像P2との色値の差異が閾値以上である場合に、第1プロジェクター200Aを調整する必要があると判定する。また、判定部116は、タイミングT52で取得した第1画像P1と、タイミングT53で取得した第2画像P2との色値の差異が閾値以上である場合に、第1プロジェクター200Aを調整する必要があると判定する。
期間P55では、第2プロジェクター200Bは、非投射状態であり、第1プロジェクター200A及び第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
期間P56では、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT54は、期間P54の中央のタイミングを示し、タイミングT55は、期間P55の中央のタイミングを示し、タイミングT56は、期間P56の中央のタイミングを示す。タイミングT55で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT54及びタイミングT56で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
期間P58では、第3プロジェクター200Cは、非投射状態であり、第1プロジェクター200A及び第2プロジェクター200Bの各々は、投射実行状態である。
期間P59では、第1プロジェクター200A~第3プロジェクター200Cの各々は、投射実行状態である。
タイミングT57は、期間P57の中央のタイミングを示し、タイミングT58は、期間P58の中央のタイミングを示し、タイミングT59は、期間P59の中央のタイミングを示す。タイミングT58で、第1取得部114は、第1画像P1を取得する。タイミングT57及びタイミングT59で、第2取得部115は、第2画像P2を取得する。
また、例えば、第1プロジェクター200Aの調整要否を判定する場合には、第1画像P1を取得するタイミングT52の前後のタイミングT51及びタイミングT53で第2画像P2を取得する。したがって、第1プロジェクター200Aの調整要否を更に適正に判定できる。
以上、図1~図12を参照して説明したように、本実施形態に係る画像投射システム1の調整要否判定方法は、第1プロジェクター200A、第2プロジェクター200B、及び第3プロジェクター200Cがスタック投射を行い、スクリーンSCに画像を投射する画像投射システム1の調整要否判定方法であって、第1タイミングT1で、スクリーンSCを含む領域をカメラ300が撮像して生成された第1画像P1を取得し、第1タイミングT1とは異なる第2タイミングT2で、スクリーンSCを含む領域をカメラ300が撮像して生成された第2画像P2を取得し、第1タイミングT1での第1プロジェクター200Aの投射状態を、第2プロジェクター200B、及び第3プロジェクター200Cの投射状態と異ならせ、第1画像P1と第2画像P2との色値の差異が閾値以上である場合に、第1プロジェクター200Aを調整する必要があると判定する。
したがって、第1プロジェクター200A、第2プロジェクター200B、及び第3プロジェクター200Cがスタック投射を行う場合に、第1プロジェクター200Aを調整する必要があるか否かを判定できる。
よって、第1タイミングT1での第1プロジェクター200Aの投射状態を、第2プロジェクター200B、及び第3プロジェクター200Cの投射状態と異ならせることができる。したがって、第1プロジェクター200Aを調整する必要があるか否かを判定できる。
よって、第1タイミングT1での第1プロジェクター200Aの投射状態を、第2プロジェクター200B、及び第3プロジェクター200Cの投射状態と異ならせることができる。したがって、第1プロジェクター200Aを調整する必要があるか否かを判定できる。
よって、第1タイミングT1での第1プロジェクター200Aの投射状態を、第2プロジェクター200B、及び第3プロジェクター200Cの投射状態と異ならせることができる。したがって、第1プロジェクター200Aを調整する必要があるか否かを判定できる。
したがって、第1プロジェクター200A、第2プロジェクター200B、及び第3プロジェクター200Cがスタック投射を行う場合に、第1プロジェクター200Aを調整する必要があるか否かを判定できる。
したがって、第1プロジェクター200A、第2プロジェクター200B、及び第3プロジェクター200Cがスタック投射を行う場合に、第1プロジェクター200Aを調整する必要があるか否かを判定できる。
上述した本実施形態は、好適な実施の形態である。ただし、上述の本実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
本実施形態では、図1~図12を参照して、スタック投射されるプロジェクター200が3台である場合について詳細に説明したが、これに限定されない。スタック投射されるプロジェクター200が4台以上でもよい。
Claims (6)
- 第1プロジェクター、第2プロジェクター、及び第3プロジェクターがスタック投射を行い、投射領域内に画像を投射する画像投射システムの調整要否判定方法であって、
第1タイミングで、前記投射領域を含む領域をカメラが撮像して生成された第1画像を取得し、
前記第1タイミングとは異なる第2タイミングで、前記投射領域を含む領域を前記カメラが撮像して生成された第2画像を取得し、
前記第1タイミングでの前記第1プロジェクターの投射状態を、前記第2プロジェクター、及び前記第3プロジェクターの投射状態と異ならせ、
前記第1画像と前記第2画像との色値の差異が閾値以上である場合に、前記第1プロジェクターを調整する必要があると判定する、
画像投射システムの調整要否判定方法。 - 前記第1タイミングで、
前記第1プロジェクターに、前記画像を投射させず、
前記第2プロジェクター、及び前記第3プロジェクターに、前記画像を投射させ、
前記第2タイミングで、
前記第1プロジェクターに、前記画像を投射させ、
前記第2プロジェクター、及び前記第3プロジェクターに、前記画像を投射させない、
請求項1に記載の画像投射システムの調整要否判定方法。 - 前記第1タイミングで、
前記第1プロジェクターに、前記画像を投射させず、
前記第2プロジェクター、及び前記第3プロジェクターに、前記画像を投射させ、
前記第2タイミングで、
前記第1プロジェクター、前記第2プロジェクター、及び前記第3プロジェクターに、前記画像を投射させる、
請求項1に記載の画像投射システムの調整要否判定方法。 - 前記第1タイミングで、
前記第1プロジェクターに、前記画像を投射させ、
前記第2プロジェクター、及び前記第3プロジェクターに、前記画像を投射させず、
前記第2タイミングで、
前記第1プロジェクター、前記第2プロジェクター、及び前記第3プロジェクターに、前記画像を投射させる、
請求項1に記載の画像投射システムの調整要否判定方法。 - スタック投射を行い、投射領域内に画像を投射する第1プロジェクター、第2プロジェクター、及び第3プロジェクターと、前記投射領域を含む領域を撮像するカメラと、を備える画像投射システムであって、
第1タイミングで、前記投射領域を含む領域をカメラが撮像して生成された第1画像を取得する第1取得部と、
前記第1タイミングとは異なる第2タイミングで、前記投射領域を含む領域を前記カメラが撮像して生成された第2画像を取得する第2取得部と、
前記第1タイミングでの前記第1プロジェクターの投射状態を、前記第2プロジェクター、及び前記第3プロジェクターの投射状態と異ならせる投射制御部と、
前記第1画像と前記第2画像との色値の差異が閾値以上である場合に、前記第1プロジェクターを調整する必要があると判定する判定部と、
を備える、画像投射システム。 - スタック投射を行い、投射領域内に画像を投射する第1プロジェクター、第2プロジェクター、及び第3プロジェクターと、前記投射領域を含む領域を撮像するカメラと、通信可能に接続される画像投射制御装置であって、
第1タイミングで、前記投射領域を含む領域をカメラが撮像して生成された第1画像を取得する第1取得部と、
前記第1タイミングとは異なる第2タイミングで、前記投射領域を含む領域を前記カメラが撮像して生成された第2画像を取得する第2取得部と、
前記第1タイミングでの前記第1プロジェクターの投射状態を、前記第2プロジェクター、及び前記第3プロジェクターの投射状態と異ならせる投射制御部と、
前記第1画像と前記第2画像との色値の差異が閾値以上である場合に、前記第1プロジェクターを調整する必要があると判定する判定部と、
を備える、画像投射制御装置。
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