JP7052779B2 - 画像投射システムの制御方法、及び画像投射システム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の投影画像補正装置は、同一の投影面に画像を投影する第一及び第二の投影手段、投影面の画像を撮像する撮像手段、第一及び第二の投影手段に対して各々異なるタイミングで投影面にテスト用画像を投影させるように指示する第一の指示手段、投影面にテスト用画像が投影されているときに撮像手段に対してテスト用画像の撮影を指示する第二の指示手段、撮像手段で撮影された第一の投影手段からのテスト用画像と第二の投影手段からのテスト用画像とに基づいて、第一及び第二の投影手段に与える画像を補正する補正手段を備える。なお、テスト用画像は、白色の画像である。
また、ユーザーが手動で投射画像の位置を調整する場合には、特許文献1に記載の投影画像補正装置のように、異なるタイミングで白色のテスト画像を投射する場合には、投影画像が互いにどの程度重なっているかをユーザーが視認することが難しい。更に、複数のプロジェクターの各々が、仮に同じタイミングでテスト画像を投射する場合であっても、どのプロジェクターからの投射画像がどのようにずれているのかを、ユーザーが視認することはやはり難しい。
[1-1.画像投射システムの全体構成]
図1は、画像投射システム1の構成の一例を示す図である。
本実施形態の画像投射システム1は、制御装置100と、複数のプロジェクター200とを備える。制御装置100と、複数のプロジェクター200の各々とはネットワークNWを介して、通信可能に接続される。ネットワークNWは、例えば、LAN(Local Area Network)であって、Ethernet(登録商標)規格に従って通信が実行される。
第1プロジェクター200A~第6プロジェクター200Fの各々は、互いに略同一の構成を有する。
以下の説明において、第1プロジェクター200A~第6プロジェクター200Fの各々を特に区別する必要がない場合は、プロジェクター200と記載する場合がある。
また、制御装置100は、第1プロジェクター200A~第6プロジェクター200Fの各々の投射するパターン画像400の色を制御する。パターン画像400については、後述にて図11を参照して詳細に説明する。
また、第1プロジェクター200A~第6プロジェクター200Fの各々は、ユーザーの操作を受け付けて、各プロジェクター200が投射するパターン画像400の位置を調整する。具体的には、ユーザーは、プロジェクター200の本体の位置の調整、レンズシフトの調整、及びズームの調整等を行うことによって、プロジェクター200が投射するパターン画像400の位置を調整する。
制御装置100の構成については、後述にて図2及び図4を参照して詳細に説明する。
また、第1プロジェクター200Aが、第2プロジェクター200B~第6プロジェクター200Fの各々と、Wi-Fi(登録商標)規格等に従って無線通信可能に構成されてもよい。
図2は、制御装置100の構成の一例を示す図である。
制御装置100は、プロジェクター200と通信可能に接続され、プロジェクター200に対して種々の設定情報、及び種々の指示情報を送信する。本実施形態では、制御装置100は、プロジェクター200と、ネットワークNWを介して通信可能に接続される。
制御装置100は、例えば、パーソナルコンピューターで構成され、第1制御部110と、第1記憶部120と、第1操作部130と、第1表示部140と、第1通信部150と、第1インターフェース部160とを備える。
第1記憶部120、第1操作部130、第1表示部140、第1通信部150及び第1インターフェース部160の各々は、第1内部バス170によって、第1制御部110に接続される。
第1メモリー112は、第1プロセッサー111が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。第1メモリー112は、磁気的記憶装置、フラッシュROM(Read Only Memory)等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、第1メモリー112は、第1プロセッサー111のワークエリアを構成するRAM(Random Access Memory)を含んでもよい。第1メモリー112は、第1制御部110により処理されるデータや、第1プロセッサー111が実行する第1制御プログラムを記憶する。
本実施形態では、表示パネル141はタッチパネルとして構成される。すなわち、表示パネル141には、表示パネル141上にペンやユーザーの指等が接触した位置を検出するタッチセンサーが配置される。
本実施形態では、表示パネル141がユーザーからの操作を受け付ける場合について説明する。
図3は、第1プロジェクター200Aの構成の一例を示す図である。
第1プロジェクター200A~第6プロジェクター200Fの各々は、互いに略同一の構成を有するため、図3を参照して、第1プロジェクター200Aの構成について説明し、第2プロジェクター200B~第6プロジェクター200Fの各々の構成については、その説明を省略する。
第1プロジェクター200Aは、投射部210と、投射部210を駆動する駆動部220とを備える。投射部210は、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射する。
投射部210は、光源部211、光変調装置212及び投射光学系213を備える。駆動部220は、光源駆動部221及び光変調装置駆動部222を備える。
また、光源部211は、光源が発した光を光変調装置212に導くリフレクター、及び補助リフレクターを備えてもよい。更に、光源部211は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置212に至る経路上で低減させる調光素子等を備えてもよい。
光源駆動部221は、第2内部バス207に接続され、同じく第2内部バス290に接続された第2制御部250の指示に従って、光源部211の光源を点灯及び消灯させる。
光源部211が発する光はRGBの3色の色光に分離され、それぞれ対応する液晶パネル215に入射される。3枚の液晶パネル215の各々は、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光PLを生成する。各液晶パネル215を通過して変調された画像光PLは、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系213に射出される。
以下の説明において、第1プロジェクター200Aの画像光PLを画像光PLAと記載し、第2プロジェクター200Bの画像光PLを画像光PLBと記載し、第3プロジェクター200Cの画像光PLを画像光PLCと記載し、第4プロジェクター200Dの画像光PLを画像光PLDと記載する場合がある。
本実施形態では、光変調装置212が光変調素子として透過型の液晶パネル215を備える場合について説明するが、本実施形態はこれに限定されない。光変調素子は反射型の液晶パネルであってもよいし、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device)であってもよい。
光変調装置駆動部222には、画像処理部245からR,G,Bの各原色に対応する画像データが入力される。光変調装置駆動部222は、入力された画像データを液晶パネル215の動作に適したデータ信号に変換する。光変調装置駆動部222は、変換したデータ信号に基づいて、各液晶パネル215の各画素に電圧を印加し、各液晶パネル215に画像を描画する。
第2メモリー251は、第2プロセッサー253が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。第2メモリー251は、磁気的記憶装置、フラッシュROM等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、第2メモリー251は、第2プロセッサー253のワークエリアを構成するRAMを含んでもよい。第2メモリー251は、第2制御部250により処理されるデータや、第2プロセッサー253が実行する第2制御プログラムを記憶する。
また、画像処理部245は、垂直同期信号の入力フレーム周波数を描画周波数に変換した垂直同期信号を生成する。生成した垂直同期信号を出力同期信号という。画像処理部245は、生成した出力同期信号を光変調装置駆動部222に出力する。
図4は、制御装置100の第1制御部110の構成の一例を示す図である。
制御装置100の第1制御部110は、決定部113と、投射制御部114と、色番号記憶部115と、を備える。具体的には、第1制御部110の第1プロセッサー111が、第1メモリー112に記憶された第1制御プログラムを実行することによって、決定部113、及び投射制御部114として機能する。また、第1制御部110の第1プロセッサー111が、第1メモリー112に記憶された第1制御プログラムを実行することによって、第1メモリー112を色番号記憶部115として機能させる。
第1色番号テーブルTBL1は、スタック台数NSに応じて、各プロジェクター200が投射する投射画像PMの色番号NCを規定する。スタック台数NSは、投射画像PMが互いに重畳されるプロジェクター200の台数を示す。スタック台数NSは、「重畳台数」の一例に対応する。色番号NCは、プロジェクター200が投射するパターン画像400の色を規定する。パターン画像400は、投射画像PMの一例に対応する。
第1色番号テーブルTBL1については、後述にて図6を参照して詳細に説明する。
第2色番号テーブルTBL2は、色番号NCと、色番号NCの示す投射画像PMのR成分LR、G成分LG、及びB成分LBとの関係を規定する。
第2色番号テーブルTBL2については、後述にて図7を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、投射画像PMがパターン画像400である場合について説明する。
また、決定部113は、スタック台数NS分のパターン画像400が重畳された場合に、重畳されたスタック台数NS分のパターン画像400が特定色になるように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色を決定する。
具体的には、決定部113は、スタック台数NSに基づいて、第1色番号テーブルTBL1を参照して、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色番号NCを決定する。そして、決定部113は、第2色番号テーブルTBL2を参照して、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400のR成分LR、G成分LG、B成分LBを決定する。
本実施形態では、「特定色」は、例えば白色である。
[2-1.スタック台数が4台である場合の投射状態]
図5は、スタック台数NSが4台である場合の投射状態の一例を示す斜視図である。
スタック台数NSが4台である場合には、例えば、第1プロジェクター200A~第4プロジェクター200Dの各々が、画像光PLA~画像光PLDがスクリーンSC上で互いに重畳されるように画像光PLA~画像光PLDの各々を投射する。
また、第1プロジェクター200Aと、第3プロジェクター200Cとは、互いに上下方向DVに配置される。第2プロジェクター200Bと、第4プロジェクター200Dとは、互いに上下方向DVに配置される。上下方向DVは、水平方向に対して垂直な方向を示す。
図6は、第1色番号テーブルTBL1の一例を示す図表である。
第1色番号テーブルTBL1は、スタック台数NSに応じて、スタック台数NS分の各プロジェクター200が投射するパターン画像400の色番号NCを規定する。
例えば、スタック台数NSが2台であり、第1プロジェクター200Aと第2プロジェクター200Bとの投射画像PMが互いに重畳される場合には、決定部113は、色番号NCを以下のように決定する。すなわち、決定部113は、第1プロジェクター200Aが投射するパターン画像400の色の色番号NCを「No.1」に決定し、第2プロジェクター200Bが投射するパターン画像400の色の色番号NCを「No.2」に決定する。
図7は、第2色番号テーブルTBL2の一例を示す図表である。第2色番号テーブルTBL2は、色番号NCと、色番号NCの示すパターン画像400のR成分LR、G成分LG、及びB成分LBとの関係を規定する。
本発明の実施形態では、R成分LR、G成分LG、及びB成分LBの各々は256諧調で規定される。すなわち、R成分LR、G成分LG、及びB成分LBの各々の値は、0から255までの値である。
図7に示すように、色番号NCが「No.1」のパターン画像400の色は、次の式(1)で規定され、色番号NCが「No.2」のパターン画像400の色は、次の式(2)で規定される。
(LR,LG,LB)=(0、255、255) (1)
(LR,LG,LB)=(255、0、0) (2)
図7に示すように、色番号NCが「No.2」のパターン画像400の色は、上記式(2)で規定され、色番号NCが「No.3」のパターン画像400の色は、次の式(3)で規定され、色番号NCが「No.6」のパターン画像400の色は、次の式(4)で規定され、色番号NCが「No.7」のパターン画像400の色は、次の式(5)で規定される。
(LR,LG,LB)=(0、255、0) (3)
(LR,LG,LB)=(0、128、192) (4)
(LR,LG,LB)=(128、0、192) (5)
また、色番号NCが、「No.1」~「No.13」のパターン画像400の色は、特定色と相違する色になるように設定される。本実施形態では、「特定色」は白色である。すなわち、色番号NCが、「No.1」~「No.13」のパターン画像400の色は、白色と相違する色になるように設定される。
このように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色が、白色と相違する色であるため、ユーザーは、プロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の位置と、重畳されたスタック台数NS分のパターン画像400の位置とを容易に視認できる。
このように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色の比視感度が閾値以上になるように設定されるため、ユーザーは、プロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の位置を容易に視認できる。
図8は、スタック台数NSが4台である場合の投射画像PMの重畳状態の一例を示す図である。図8では、便宜上、投射画像PMが、矩形のベタ画像である場合について説明する。投射画像PMは、「パターン画像」の一例に対応する。
図8に示す投射画像300は、スタック台数NSが4台である場合に、第1プロジェクター200A~第4プロジェクター200Dによって、スクリーンSC上に投射される投射画像PMの一例を示す。
投射画像300は、投射画像301、投射画像302、投射画像303、及び投射画像304を含む。
投射画像300は、重畳画像305、重畳画像306、重畳画像307、重畳画像308、重畳画像309、重畳画像310、重畳画像311、重畳画像312及び重畳画像313を含む。以下、重畳画像305~重畳画像313の各々を重畳画像PDと記載する場合がある。
重畳画像305~重畳画像313の各々は、投射画像301~投射画像304のうち、2つ以上の投射画像PMが重畳された画像を示す。
具体的には、重畳画像305は、投射画像301と投射画像302とが重畳された画像を示す。重畳画像306は、投射画像301と投射画像303とが重畳された画像を示す。重畳画像307は、投射画像302と投射画像303とが重畳された画像を示す。重畳画像308は、投射画像303と投射画像304とが重畳された画像を示す。重畳画像309は、投射画像302と投射画像304とが重畳された画像を示す。
具体的には、重畳画像310は、投射画像301と投射画像302と投射画像304とが重畳された画像を示す。重畳画像311は、投射画像302と投射画像303と投射画像304とが重畳された画像を示す。重畳画像312は、投射画像301と投射画像302と投射画像303とが重畳された画像を示す。
重畳画像313は、投射画像301~投射画像304の全てが重畳された画像を示す。
図9に示す図表の左端の欄は、投射画像301~投射画像304、及び重畳画像305~重畳画像313の各々の参照符号を示す。図9に示す図表の左側から2番目の欄は、重畳状態SSを示す。
例えば、重畳画像305の重畳状態SSの欄には、「301+302」と記載されており、重畳画像305が、投射画像301と投射画像302とが重畳された画像であることを示す。また、例えば、重畳画像310の重畳状態SSの欄には、「301+302+304」と記載されており、重畳画像310が投射画像301と投射画像302と投射画像304とが重畳された画像であることを示す。また、例えば、重畳画像313の重畳状態SSの欄には、「301+302+303+304」と記載されており、重畳画像313が投射画像301~投射画像304の全てが重畳された画像であることを示す。
(LR,LG,LB)=(255、255、0) (6)
(LR,LG,LB)=(255、128、192) (7)
(LR,LG,LB)=(0、383、192) (8)
(LR,LG,LB)=(128、128、384) (9)
(LR,LG,LB)=(128、255、192) (10)
(LR,LG,LB)=(383、255、192) (11)
(LR,LG,LB)=(128、383、384) (12)
(LR,LG,LB)=(255、383、192) (13)
(LR,LG,LB)=(383、383、384) (14)
換言すれば、重畳画像305~重畳画像312の各々の色が、白色と相違する色になるように、第1プロジェクター200A~第4プロジェクター200Dの各々が投射するパターン画像400の色が決定される。
したがって、ユーザーは、重畳画像313の位置と、重畳画像305~重畳画像312の位置とを容易に認識できる。
したがって、重畳画像305~重畳画像312の各々の位置を容易に認識できる。
したがって、投射画像301~投射画像304の各々と重畳画像305~重畳画像312との位置を容易に認識できる。
図10は、第1制御部110の処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、ステップS101において、第1制御部110は、ユーザーの操作に基づき、スタック台数NSを受け付ける。
次に、ステップS103において、決定部113は、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色を決定する。
具体的には、決定部113は、スタック台数NSに基づいて、第1色番号テーブルTBL1を参照して、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色番号NCを決定する。そして、決定部113は、第2色番号テーブルTBL2を参照して、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400のR成分LR、G成分LG、B成分LBを決定する。
次に、ステップS105において、投射制御部114は、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々に、決定部113によって決定された色のパターン画像400を投射させる。
次に、ステップS109において、第1制御部110は、ユーザーの操作に基づいて、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の位置等の調整が完了したか否かを判定する。
スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の位置等の調整が完了していないと第1制御部110が判定した場合(ステップS109;NO)には、処理がステップS107に戻る。スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の位置等の調整が完了したと第1制御部110が判定した場合(ステップS109;YES)には、処理が終了する。
図11は、パターン画像400の一例を示す画像図である。
図11に示すように、パターン画像400は、矩形画像401、対角線画像402、水平線画像403、中心線画像404、垂直線画像405、及び中心線画像406を含む。
矩形画像401は、矩形状に形成された画像であって、パターン画像400の四隅の各々に配置される。矩形画像401のサイズは、プロジェクター200の投射領域のサイズを補正する能力に応じて決定される。
具体的には、ユーザーは、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の左上に配置された矩形画像401について、少なくとも一部が重畳するように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の位置等を調整する。
また、ユーザーは、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の右上に配置された矩形画像401について、少なくとも一部が重畳するように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の位置等を調整する。
また、ユーザーは、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の左下に配置された矩形画像401について、少なくとも一部が重畳するように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の位置等を調整する。
また、ユーザーは、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の右下に配置された矩形画像401について、少なくとも一部が重畳するように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の位置等を調整する。
水平線画像403は、左右方向DHと平行な方向の直線の画像を示す。水平線画像403は、矩形画像401の上端及び下端の各々に対応する位置に配置される。
中心線画像404は、パターン画像400の上下方向DVの中心に配置され、左右方向DHと平行な方向の直線の画像を示す。
垂直線画像405は、上下方向DVと平行な方向の直線の画像を示す。垂直線画像405は、矩形画像401の右端及び左端の各々に対応する位置に配置される。
中心線画像406は、パターン画像400の左右方向DHの中心に配置され、上下方向DVと平行な方向の直線の画像を示す。
以上、図1~図11を参照して説明したように、本実施形態に係る画像投射システム1の制御方法は、複数のプロジェクター200を含む画像投射システム1の制御方法であって、投射画像PMが互いに重畳されるプロジェクター200の台数を示すスタック台数NSに基づいて、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色を決定する決定ステップと、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々に、決定ステップにおいて決定された色のパターン画像400を投射させる投射ステップと、を含み、前記決定ステップにおいて、スタック台数NS分のパターン画像400が重畳された場合に、重畳されたスタック台数NS分のパターン画像400が特定色になるように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色が決定される、画像投射システム1の制御方法である。
よって、重畳されたスタック台数NS分のパターン画像400が特定色になるように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色が決定されるため、スタック台数NS分のパターン画像400が重畳された重畳画像PDの位置を、ユーザーが容易に視認できる。したがって、ユーザーがスタック台数NS分のパターン画像400が重畳されるように、スタック台数NS分のパターン画像400の各々の位置を容易に調整できる。
よって、スタック台数NS分のパターン画像400が重畳された重畳画像PDの位置を、ユーザーが容易に視認できる。
よって、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色が前記特定色と相違するため、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400と、スタック台数NS分のパターン画像400が重畳された重畳画像PDとの位置関係を、ユーザーが容易に視認できる。
よって、パターン画像400が重畳された画像を示す重畳画像PDに対応するプロジェクター200の台数がスタック台数NS未満であるときには、重畳画像PDの色が前記特定色と相違する。したがって、スタック台数NS未満の台数のプロジェクター200のパターン画像400が重畳された重畳画像PDと、スタック台数NS分のパターン画像400が重畳された重畳画像PDとの位置関係を、ユーザーが容易に視認できる。
よって、2つの重畳画像PDの各々に対応するプロジェクター200の少なくとも1台が相違する場合に、2つの重畳画像PDの色が互いに相違する色になる。したがって、複数の重畳画像PDの位置を、ユーザーが容易に視認できる。
よって、重畳画像PDの色は、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色と相違する。したがって、ユーザーは、重畳画像PDと、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400との位置関係を容易に視認できる。
したがって、ユーザーは、プロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の位置を容易に視認できる。
したがって、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の位置等を適正に調整できる。
具体的には、プロジェクター200の投射領域のサイズを補正する能力が高い程、矩形画像401のサイズを大きく設定する。矩形画像401のサイズを大きい程、ユーザーがスタック台数NS分のプロジェクター200の各々の矩形画像401の少なくとも一部が重畳するように、プロジェクター200の各々のパターン画像400の位置を調整する作業が容易になる。なお、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々の矩形画像401の少なくとも一部が重畳する状態になれば、特許文献1等に記載の方法で、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々のパターン画像400の位置を補正できる。
よって、重畳されたスタック台数NS分のパターン画像400が特定色になるように、スタック台数NS分のプロジェクター200の各々が投射するパターン画像400の色が決定されるため、スタック台数NS分のパターン画像400が重畳された領域を、ユーザーが容易に視認できる。したがって、ユーザーがスタック台数NS分のパターン画像400が重畳されるように、スタック台数NS分のパターン画像400の各々の位置を容易に調整できる。
上述した本実施形態は、好適な実施の形態である。ただし、上述の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
本実施形態では、図5~図9を参照して、スタック台数NSが4台である場合について詳細に説明したが、本発明はこれに限定されない。スタック台数NSが2台以上であればよい。
Claims (7)
- 複数のプロジェクターを含む画像投射システムの制御方法であって、
投射画像が互いに重畳されるプロジェクターの台数を示す重畳台数に基づいて、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射するパターン画像の色を決定する決定ステップと、
前記重畳台数分のプロジェクターの各々に、前記決定ステップにおいて決定された色の前記パターン画像を投射させる投射ステップと、
を含み、
前記決定ステップにおいて、前記重畳台数分の前記パターン画像が重畳された場合に、重畳された前記重畳台数分の前記パターン画像が特定色になるように、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色が決定され、
前記重畳台数が3台以上である場合に、前記決定ステップにおいて、
前記パターン画像が重畳された画像を示す重畳画像のうち、2つの前記重畳画像の各々に対応するプロジェクターの少なくとも1台が相違する場合に、前記2つの重畳画像の色が互いに視認可能な程度に相違する色になるように、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色が決定され、
前記重畳画像の色は、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色と視認可能な程度に相違する色になるように、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色が決定される、画像投射システムの制御方法。 - 前記特定色は、白色である、請求項1に記載の画像投射システムの制御方法。
- 前記重畳台数分のプロジェクターの各々が、前記決定ステップにおいて投射する前記パターン画像の色は、前記特定色と相違する色になるように決定される、請求項1又は請求項2に記載の画像投射システムの制御方法。
- 前記重畳台数が3台以上である場合に、前記決定ステップにおいて、前記重畳画像に対応するプロジェクターの台数が前記重畳台数未満であるときには、前記重畳画像の色が前記特定色と相違する色になるように、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色が決定される、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像投射システムの制御方法。
- 前記決定ステップにおいて、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色は、比視感度が閾値以上になるように決定される、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像投射システムの制御方法。
- 前記パターン画像は、四隅の各々に矩形画像を有し、前記矩形画像のサイズは、前記プロジェクターの投射領域のサイズを補正する能力に応じて決定される、請求項1から5のいずれか1項に記載の画像投射システムの制御方法。
- 複数のプロジェクターを含む画像投射システムであって、
投射画像が互いに重畳されるプロジェクターの台数を示す重畳台数に基づいて、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射するパターン画像の色を決定する決定部と、
前記重畳台数分のプロジェクターの各々に、前記決定部によって決定された色の前記パターン画像を投射させる投射制御部と、
を備え、
前記決定部は、前記重畳台数分の前記パターン画像が重畳された場合に、重畳された前記重畳台数分の前記パターン画像が特定色になるように、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色を決定し、
前記重畳台数が3台以上である場合に、前記決定部は、
前記パターン画像が重畳された画像を示す重畳画像のうち、2つの前記重畳画像の各々に対応するプロジェクターの少なくとも1台が相違する場合に、前記2つの重畳画像の色が互いに視認可能な程度に相違する色になるように、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色を決定し、
前記重畳画像の色を、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色と視認可能な程度に相違する色になるように、前記重畳台数分のプロジェクターの各々が投射する前記パターン画像の色を決定する、画像投射システム。
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