JP7088820B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7088820B2
JP7088820B2 JP2018235835A JP2018235835A JP7088820B2 JP 7088820 B2 JP7088820 B2 JP 7088820B2 JP 2018235835 A JP2018235835 A JP 2018235835A JP 2018235835 A JP2018235835 A JP 2018235835A JP 7088820 B2 JP7088820 B2 JP 7088820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
numerical control
control device
block
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018235835A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020098428A (ja
Inventor
千裕 阿部
学 斉藤
武徳 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2018235835A priority Critical patent/JP7088820B2/ja
Priority to DE102019008550.7A priority patent/DE102019008550A1/de
Priority to US16/712,270 priority patent/US11194313B2/en
Priority to CN201911301673.XA priority patent/CN111324086B/zh
Publication of JP2020098428A publication Critical patent/JP2020098428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7088820B2 publication Critical patent/JP7088820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/4155Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by programme execution, i.e. part programme or machine function execution, e.g. selection of a programme
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/414Structure of the control system, e.g. common controller or multiprocessor systems, interface to servo, programmable interface controller
    • G05B19/4141Structure of the control system, e.g. common controller or multiprocessor systems, interface to servo, programmable interface controller characterised by a controller or microprocessor per axis
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/35Nc in input of data, input till input file format
    • G05B2219/35259Divide program in machining division blocks, and name them
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/35Nc in input of data, input till input file format
    • G05B2219/35349Display part, programmed locus and tool path, traject, dynamic locus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Description

本発明は、数値制御装置に関し、特に複数軸に対する連続した軸制御指令を簡便かつ効率的に実現する数値制御装置に関する。
数値制御装置が実行する加工プログラム(NCプログラム)においては、通常、1ブロックごとに1つの直線線分、円弧線分の移動指令を記述する。したがって、複数の直線線分や円弧線分等からなる加工パスを指令する際には、軸移動指令を複数ブロックにわたり連続して記述する必要がある(図1参照)。
また、数値制御装置は、通常、NCプログラムに記述された指令ブロックを先頭から順次読み込んでプログラムを解析し、ブロック情報を生成し、ブロック情報を元に補間処理を行い、各軸の分配パルスを作成する。
良好な加工面を得るためには、分配パルスを途切れることなく連続して作成し、出力する必要がある。そのため、補間に必要なブロック情報の作成は、補間より先に完了していなければならない。よって、数値制御装置は、通常、NCプログラムを実行するよりも前の時点でNCプログラムの読み込みを開始し、NCプログラムに含まれるあらゆる指令の解析を行う。これを先読み処理という(図2参照)。
従来の軸移動指令には、次のような問題がある。
(1)1ブロックで1区間分しか指令ができないため、1ブロックの先読み処理で作成できるブロック情報は基本的に1線分である。固定サイクル機能を使用すれば、1ブロックの指令で複数のブロック情報を生成できるが、固定サイクル機能は、決まった動作を繰り返すなど限られた局面でのみ使用されるものであり、一般的でない。
(2)先読み処理においては、1ブロックの解析を行う毎に、指令の解析に加え、モーダル切換えや各種信号の判定等の処理も併せて実施される。そのため、ブロック数が多くなると、これらの指令解析以外の処理の回数も多くなり、全体の処理時間が増大する。
このような問題を解決する手法のひとつとして、1ブロックの指令で複数区間の線分を生成する手法を提供することが考えられる。例えば特許文献1には、1ブロックで複数シーケンスにわたる動作を行わせる数値制御装置が記載されている。
特開昭57-201903号公報
しかしながら、特許文献1記載の手法では、この動作を行わせるためのサブプログラム機能が必要であること、複数の動作を記述するために特殊なキャラクタを使用する必要があること等の制約があり、煩雑であること、適用場面が限定されること等が問題となる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、複数軸に対する連続した軸制御指令を簡便かつ効率的に実現する数値制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態にかかる数値制御装置は、加工プログラムに記述された軸移動指令を解析して、経路のブロック情報を生成する数値制御装置であって、前記加工プログラムの1ブロック分の読込み処理において、前記1ブロックにおいて複数区間分の前記軸移動指令が記述された前記加工プログラムを解析して、複数の座標値又は移動量を特定する指令解析部と、前記複数の座標値又は移動量に基づいて、複数区間分の前記ブロック情報を生成するブロック情報生成部と、を有し、前記軸移動指令は、1以上のアドレスがそれぞれ1回のみ記述され、前記アドレスのブロック中の出現順にそれぞれ対応する複数の指令値が所定の順序に従って記述されているものであり、前記指令解析部は、前記アドレスの出現順に前記指令値の順序が対応しているものとして対応関係を特定することを特徴とすることを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる数値制御装置は、前記1ブロックに記述された複数区間分の前記ブロック情報が生成された後、モーダル切り替え処理が実施されることを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる数値制御装置は、前記複数の指令値は、配列型変数として与えられることを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる数値制御装置は、前記複数の指令値は、外部ファイルにより与えられることを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる数値制御装置は、前記1以上のアドレス及び前記複数の指令値が、データセットとして与えられることを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる数値制御装置は、前記1以上のアドレスは、座標値又は移動量の指令以外の各種指令に関するものであることを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる数値制御装置は、前記アドレスは、前記アドレスに対応する前記指令値に変更がない場合に省略が可能であることを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる数値制御装置は、前記アドレスに対応する前記指令値は、前記指令値に変更がない場合に省略が可能であることを特徴とする。
本発明により、複数軸に対する連続した軸制御指令を簡便かつ効率的に実現する数値制御装置を提供することができる。
従来の加工プログラムの一例を示す図である。 従来の先読み処理の一例を示す図である。 数値制御装置1のハードウェア構成例を示す図である。 従来の軸移動指令の一例を示す図である。 本実施の形態における軸移動指令の一例を示す図である。 本実施の形態における軸移動指令の一例を示す図である。 本実施の形態における軸移動指令の一例を示す図である。 本実施の形態における軸移動指令の一例を示す図である。 本実施の形態における軸移動指令の一例を示す図である。 本実施の形態における軸移動指令の一例を示す図である。 本実施の形態における軸移動指令の一例を示す図である。 従来の数値制御装置の動作例を示す図である。 数値制御装置1の動作例を示す図である。 数値制御装置1の動作例を示す図である。 数値制御装置1の機能構成例を示す図である。
図3は、実施の形態にかかる数値制御装置1の要部を示す概略的なハードウェア構成図である。数値制御装置1は、穴あけ加工を行う産業用機械の制御を行う装置である。数値制御装置1は、CPU11、ROM12、RAM13、不揮発性メモリ14、バス10、軸制御回路16、サーボアンプ17、インタフェース18を有する。数値制御装置1には、サーボモータ50、入出力装置60が接続される。
CPU11は、数値制御装置1を全体的に制御するプロセッサである。CPU11は、ROM12に格納されたシステム・プログラムをバス10を介して読み出し、システム・プログラムに従って数値制御装置1全体を制御する。
ROM12は、例えば機械の各種制御を実行するためのシステム・プログラムを予め格納している。
RAM13は、一時的な計算データや表示データ、入出力装置60を介してオペレータが入力したデータやプログラム等を一時的に格納する。
不揮発性メモリ14は、例えば図示しないバッテリでバックアップされており、数値制御装置1の電源が遮断されても記憶状態を保持する。不揮発性メモリ14は、入出力装置60から入力されるデータやプログラム等を格納する。不揮発性メモリ14に記憶されたプログラムやデータは、実行時及び利用時にはRAM13に展開されても良い。
軸制御回路16は、機械の動作軸を制御する。軸制御回路16は、CPU11が出力する軸の移動指令量を受けて、動作軸の移動指令をサーボアンプ17に出力する。
サーボアンプ17は、軸制御回路16が出力する軸の移動指令を受けて、サーボモータ50を駆動する。
サーボモータ50は、サーボアンプ17により駆動されて機械の動作軸を動かす。本実施の形態では、主軸移動はサーボモータ50により行われる。サーボモータ50は、典型的には位置・速度検出器を内蔵する。位置・速度検出器は位置・速度フィードバック信号を出力し、この信号が軸制御回路16にフィードバックされることで、位置・速度のフィードバック制御が行われる。
なお、図3では軸制御回路16、サーボアンプ17、サーボモータ50は1つずつしか示されていないが、実際には制御対象となる機械に備えられた軸の数だけ用意される。
入出力装置60は、ディスプレイやハードウェアキー等を備えたデータ入出力装置であり、典型的にはMDI又は操作盤である。入出力装置60は、インタフェース18を介してCPU11から受けた情報をディスプレイに表示する。入出力装置60は、ハードウェアキー等から入力された指令やデータ等をインタフェース18を介してCPU11に渡す。
図15は、数値制御装置1の特徴的な機能構成を示すブロック図である。数値制御装置1は、本願発明、指令解析部101及びブロック情報生成部103を有する。
指令解析部101は、1ブロックの指令で複数区間の線分を定義可能な軸移動指令を含む加工プログラムを読み込んで解析し、移動先となる全座標点を特定する。ブロック情報生成部103は、指令解析部101が特定した座標点に基づいて複数区間の線分のブロック情報を生成する。
図4乃至図6を用いて、指令解析部101が解析可能な、本実施の形態特有の軸移動指令の仕様について説明する。図4は、従来の軸移動指令の一例を示す図である。軸移動指令は、アルファベット(G,X,Y,Z等)で示されるアドレスと、数字で示される指令値との組み合わせで構成される。G91,G00等の指令はGコードと呼ばれ、数値制御装置1に加工を行うための準備機能を実行させるものである。F4000.等の指令は移動指令であり、数値は送り速度を示す。X1.5,Y2.,Z-95等の指令は、それぞれX軸、Y軸、Z軸の座標値又は移動量を指定している。従来の軸移動指令の記法によれば、1ブロック(加工プログラムの1行)で表現できる線分は、原則として1つのみである。
一方、本実施の形態の軸移動指令では、1ブロックの指令で、従来の複数ブロック分の指令に相当する内容を記述できる。この軸移動指令は次のような特徴を有する。
(1)1ブロックの指令内で、各アドレスに対応する複数の指令値(座標値又は移動量等)を指定する。
(2)アドレスと指令値との対応関係は、予め定められたルールに則って記述される。ルールは特に限定されないが、典型的には次のようなものがある。
(a)予め定められた複数種の区切り文字により、アドレスと複数の指令値との対応関係を定義する。例えば図5の例では、“[”,“]”(かっこ)により区間毎の指令値の集合を定義し、“,”(カンマ)により各アドレスの指令値の区切りを示している。すなわち、[x1,y1,z1]は1区間目の線分を定義する指令値群であり、x1はX軸の指令値、y1はY軸の指令値、z3はZ軸の指令値である。同様に、[x2,y2,z2]は2区間目の、[x3,y3,z3]は3区間目の線分を定義する指令値群である。
図6は、図5に示したフォーマットに従って記述された軸移動指令であって、記述されている内容は図4に示した従来の記法による軸移動指令と等価である。図4において第2行から第3行にかけて記述されていた軸移動指令は、図6では第2行に集約されている。同様に、図4において第4行から第6行にかけて記述されていた軸移動指令は、図6では第3行に集約されている。本実施の形態では、このように従来の複数ブロック分の指令を1ブロックの指令に集約することが可能である。
(b)予め定められた区切り文字と数値の配列順とにより、アドレスと複数の指令値との対応関係を定義する。例えば、1区間目の線分を定義する指令値群x1,y1,z1(x1はX軸の指令値、y1はY軸の指令値、z1はZ軸の指令値)、2区間目の線分を定義する指令値群x2,y2,z2(x2はX軸の指令値、y2はY軸の指令値、z2はZ軸の指令値)、・・・n区間目の線分を定義する指令値群xn,yn,zn(xnはX軸の指令値、ynはY軸の指令値、znはZ軸の指令値)を、
X,Y,Z=x1,y1,z1,x2,y2,z2,・・・,xn,yn,zn
のように区間ごとにまとめて記述することもできるし、
X,Y,Z=x1,x2,・・・,xn,y1,y2,・・・,yn,z1,z2,・・・,zn
のようにアドレスごとにまとめて記述することもできる。
(c)上記(a)又は(b)で示したような記述に、配列型変数を導入することもできる。図8(第2行及び第4行)は、以下の軸移動指令を、配列型変数を導入して書き換えた例である。書き換え前の指令は、図5に示したフォーマットに従って記述されたものである。図8では、書き換え前の指令の右辺部を予め配列型変数に格納しておき(第2行)、当該変数を参照する形で指令を記述している(第4行)。
書き換え前:
N22 G01 X,Y,Z=[1,2,3],[2,3,4],[3,4,5],・・・,[10,11,12];
(d)上記(a)又は(b)で示したような記述に、外部ファイル参照を導入することもできる。
図9(第3行)は、以下の軸移動指令を、外部ファイル参照を導入して書き換えた例である。書き換え前の指令は、図5に示したフォーマットに従って記述されたものである。図9では、書き換え前の指令の右辺部に相当する内容を予め外部ファイルに記述しておき(PATH1.csv)、当該ファイルの内容を参照する形で指令を記述している(第3行)。
書き換え前:
N22 G01 X,Y,Z=[0,0,0],[1,1,1],[2,2,2],・・・;
同様に、図10(第3行)は、以下の軸移動指令を、外部ファイル参照を導入して書き換えた例である。書き換え前の指令は、図5に示したフォーマットに従って記述されたものである。図10では、書き換え前の指令の右辺部に相当する内容を予め外部ファイルに記述しておき(CAM_DATA.NC)、当該ファイルの内容を参照する形で指令を記述している(第3行)。
書き換え前:
N22 G01 X,Y,Z=[X0,Y0,Z0],[X1,Y1,Z1],[X2,Y2,Z2],[X3,Y3,Z3],・・・;
外部ファイルのファイル形式やフォーマットは、書き換え前の指令内容との対応関係が保たれていればいかなるものであっても構わない。但し、その対応関係を指令解析部101が認識し、書き換え前の指令内容を復元できる必要がある。
(e)データセットを参照して指令を記述することもできる。図11(第2行)は、以下の軸移動指令を、データセットを参照する形式に書き換えた例である。図11では、書き換え前の指令のN21に続く部分の内容を予めデータセット(典型的には構造体)に格納しておき(CYCLE1)、当該データセットの内容を参照する形で指令を記述している(第2行)。
書き換え前:
N21 G00 X0. Y10. Z50.;
G01 Y20. Z55. F100.;
X10.;
G00 X15. Y20.;
データセットのフォーマットは、書き換え前の指令内容との対応関係が保たれていればいかなるものであっても構わない。但し、その対応関係を指令解析部101が認識し、書き換え前の指令内容を復元できる必要がある。なお、データセットを用いる場合でも、アドレスはデータセット内に1回のみ記述すれば足りる。
(3)Gコード等の指令も(2)で示したように集約して記述できる。例えば図7は、従来の記法であれば以下のように記述されていた指令を、図4のフォーマットに従って1行に集約して記述した例である。
従来:
G00 X100,Y100,Z0
G01 X1,Y1,Z1
G01 X2,Y2,Z2
(4)指令値に変更のないアドレスについては、指令の記述を省略しても良い。例えば図6の例では、Z軸が移動しない場合(第1行)には、X,Y軸に関する指令のみを記述し、Z軸については指令を記述していない。同様に、X軸が移動しない場合(第3行)、このブロックではY,Z軸に関する指令のみを記述し、X軸については指令を記述していない。
(5)軸アドレスを定義しつつ、指令値(数値)を省略しても良い。例えば、以下の例のように記載できる。
例:
G01 X,Y=[0,0],[1,],[,2],・・・
これは、従来の記法であれば以下のように記述されていた指令を1行に集約して記述したものである。
従来:
G01 X0 Y0;
G01 X1;
G01 Y2;
図12及び図13のフローチャートを用いて、数値制御装置1の特徴的な動作について説明する。図12は、従来の数値制御装置の動作を示す図である。数値制御装置は、加工プログラムの1ブロックを読み込み(S1)、解析する(S2)。そして、そのブロックに記述された1線分のブロック情報を生成する(S3)。なお、数値制御装置は、S1乃至S3の処理に加え、モーダル切換えや各種信号の判定等の付随的な処理も、1ブロックごとに実施する(S4)。数値制御装置は、加工プログラムの全てのブロックについてS1乃至S4の処理を繰り返す。
図13は、本実施の形態にかかる数値制御装置1の動作を示す図である。数値制御装置1の指令解析部101は、加工プログラムの1ブロックを読み込み(S101)、解析する(S102)。ここで加工プログラムが、上述のフォーマットに従って記述された、1ブロックの指令で複数区間の線分を定義するものである場合(図14(a)参照)、指令解析部101は当該ブロックを解析し、そこに記述された複数の座標値又は移動量を抽出する(図14(b)参照)。
ブロック情報生成部103は、指令解析部101が特定した座標点又は移動量のうち、未処理かつ最も若い順序の座標点又は移動量を使用して、1線分のブロック情報を生成する(S103)。その後、未処理の座標点又は移動量が残っていれば、S103に戻ってさらに1線分のブロック情報を生成する。未処理の座標点又は移動量が残っていなければ、モーダル切換えや各種信号の判定等の付随的な処理を実行し(S105)、このブロックの処理を終了する。数値制御装置1は、加工プログラムの全てのブロックについてS101乃至S105の処理を繰り返す。
本実施の形態によれば、指令解析部101が、1ブロックの指令で複数区間の線分を定義可能な軸移動指令を含む加工プログラムを読み込んで解析し、移動先となる全座標点を特定する。ブロック情報生成部103は、指令解析部101が特定した座標点に基づいて複数区間の線分のブロック情報を生成する。これにより、複数の線分からなる加工パスを少ないブロック数で指令できる。
また、加工プログラムの1ブロックの先読みで、複数のブロック情報を生成することができるため、モーダル切換えや各種信号の判定等の付随的な処理にかかるオーバヘッドを抑制でき、従来の先読み処理よりも効率が向上する。
また、従来、固定サイクルでは決まった動作しか出来なかったが、本実施の形態ではデータセットを用いることで、経路を図11に示すマトリクスのような形で自由に設定できる。これにより、指令点がオペレータにとって分かりやすくなる。
また、本実施の形態では配列型変数や外部ファイルを参照する形式で軸移動指令を行うことで、直接座標値を指定することなく軸移動することができる。これにより、座標値を再利用できるため汎用性が高まる。
また、本実施の形態では1ブロックの指令で複数区間の線分のブロック情報を作成するために、特殊なサブプログラム機能や、特殊なキャラクタを使用する必要がないため、低いコストで本発明にかかる技術を導入することが可能である。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲において適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態では、ブロック情報生成部103が線分のブロック情報を生成する例を主に説明したが、これに限定することなく、例えば円弧など何らかの経路のブロック情報を、同様の手法により生成することが可能である。
また、上述の実施の形態では、複数区間の指令にかかるGコードを1行に集約する例を示したが、これに限定することなく、例えばFコード等の加工指令、Mコード等の補助機能等、任意の指令も同様に集約することが可能である。
また、上述の実施の形態で示したアドレスと複数の指令値との対応関係の記述法はあくまで一例であり、複数区間の経路にかかる指令を1ブロックで記述するものであって、アドレスは1回のみ記述され、1以上のアドレスにそれぞれ対応する複数の指令値が定義されているものであれば、任意のフォーマットでこれを記述することができる。
1 数値制御装置
10 バス
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 不揮発性メモリ
18 インタフェース
60 入出力装置
101 指令解析部
103 ブロック情報生成部

Claims (8)

  1. 加工プログラムに記述された軸移動指令を解析して、経路のブロック情報を生成する数値制御装置であって、
    前記加工プログラムの1ブロック分の読込み処理において、
    前記1ブロックにおいて複数区間分の前記軸移動指令が記述された前記加工プログラムを解析して、複数の座標値又は移動量を特定する指令解析部と、
    前記複数の座標値又は移動量に基づいて、複数区間分の前記ブロック情報を生成するブロック情報生成部と、を有し、
    前記軸移動指令は、1以上のアドレスがそれぞれ1回のみ記述され、前記アドレスのブロック中の出現順にそれぞれ対応する複数の指令値が所定の順序に従って記述されているものであり、
    前記指令解析部は、前記アドレスの出現順に前記指令値の順序が対応しているものとして対応関係を特定することを特徴とする
    数値制御装置。
  2. 前記1ブロックに記述された複数区間分の前記ブロック情報が生成された後、モーダル切り替え処理が実施されることを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
  3. 前記複数の指令値は、配列型変数として与えられることを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
  4. 前記複数の指令値は、外部ファイルにより与えられることを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
  5. 前記1以上のアドレス及び前記複数の指令値が、データセットとして与えられることを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
  6. 前記1以上のアドレスは、座標値又は移動量の指令以外の各種指令に関するものであることを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
  7. 前記アドレスは、前記アドレスに対応する前記指令値に変更がない場合に省略が可能であることを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
  8. 前記アドレスに対応する前記指令値は、前記指令値に変更がない場合に省略が可能であることを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
JP2018235835A 2018-12-17 2018-12-17 数値制御装置 Active JP7088820B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018235835A JP7088820B2 (ja) 2018-12-17 2018-12-17 数値制御装置
DE102019008550.7A DE102019008550A1 (de) 2018-12-17 2019-12-10 Numerische Steuerung
US16/712,270 US11194313B2 (en) 2018-12-17 2019-12-12 Numerical controller
CN201911301673.XA CN111324086B (zh) 2018-12-17 2019-12-17 数值控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018235835A JP7088820B2 (ja) 2018-12-17 2018-12-17 数値制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020098428A JP2020098428A (ja) 2020-06-25
JP7088820B2 true JP7088820B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=70858708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018235835A Active JP7088820B2 (ja) 2018-12-17 2018-12-17 数値制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11194313B2 (ja)
JP (1) JP7088820B2 (ja)
CN (1) CN111324086B (ja)
DE (1) DE102019008550A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023276121A1 (ja) 2021-07-01 2023-01-05 ファナック株式会社 数値制御装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57201903A (en) * 1981-01-20 1982-12-10 Okuma Mach Works Ltd Plural operation sequence generating system in numerical control device
JP2982010B2 (ja) * 1989-06-23 1999-11-22 三菱電機株式会社 数値制御方法及び装置
JP4580142B2 (ja) * 2000-09-22 2010-11-10 シチズンホールディングス株式会社 数値制御旋盤、数値制御旋盤で使用する制御装置、数値制御旋盤の制御方法、及び数値制御旋盤における制御装置の加工プログラム記述方法
KR100766310B1 (ko) * 2006-01-04 2007-10-11 포항공과대학교 산학협력단 G 코드로부터 step-nc 파트 프로그램으로 변환하는 방법 및 기록매체
JP2008287471A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Fanuc Ltd 5軸加工機の数値制御方法
JP6363643B2 (ja) * 2016-03-04 2018-07-25 ファナック株式会社 プログラム指令の解析桁数を増やすことを可能とする数値制御装置
JP6426662B2 (ja) * 2016-06-30 2018-11-21 ファナック株式会社 スカイビング加工制御を行う数値制御装置
JP6464135B2 (ja) * 2016-12-22 2019-02-06 ファナック株式会社 数値制御装置
US20190271965A1 (en) * 2017-07-14 2019-09-05 Mitsubishi Electric Corporation Numerical controller and numerical control method

Also Published As

Publication number Publication date
US11194313B2 (en) 2021-12-07
JP2020098428A (ja) 2020-06-25
DE102019008550A1 (de) 2020-06-18
US20200192334A1 (en) 2020-06-18
CN111324086B (zh) 2024-05-07
CN111324086A (zh) 2020-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8688258B2 (en) Method of controlling a machine tool
JPH04176539A (ja) 対話形数値制御装置
JP2007094936A (ja) 数値制御装置
JP7088820B2 (ja) 数値制御装置
US20230286169A1 (en) Numerical control system and robot control method
CN105320075B (zh) 具有重叠控制的速度控制功能的数值控制装置
WO2014118918A1 (ja) 数値制御装置
WO1994017459A1 (fr) Procede permettant d'executer un programme d'usinage a commande numerique
JP6871280B2 (ja) 数値制御装置
JP2002373008A (ja) 数値制御装置
JP7448377B2 (ja) 加工プログラムの管理装置、管理システム、管理方法
JP2008532130A (ja) 制御装置のインタプリタによるサブプログラムの翻訳のための方法
JP2001154719A (ja) 自由曲線補間方法
WO2022244072A1 (ja) 数値制御装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4036151B2 (ja) 数値制御装置及び数値制御方法
KR0136142B1 (ko) 수치제어장치를 이용한 그래픽 시뮬레이션방법
JP6219866B2 (ja) 表示機能付き数値制御装置および表示プログラム
JP2786340B2 (ja) 数値制御情報作成装置における加工時間算出方法
JP2779797B2 (ja) 数値制御装置
JPH08263121A (ja) Cncの加工経路逆行方式
JPH07334225A (ja) Cncのプログラム実行方式
JP2694639B2 (ja) 数値制御装置
WO1991003008A1 (en) System for controlling program of pc
JPH0312712A (ja) 固定サイクル高速化数値制御装置
JP2002215212A (ja) 補間実行方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7088820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150