JP7081810B2 - 浴室の洗い場床パネル - Google Patents

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Description

本発明は、浴室の洗い場床パネルに関し、特に発泡樹脂製のパネル本体を有する洗い場床パネルに関する。
浴室の洗い場床パネルのパネル本体を発泡樹脂製としたものは公知である(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1における浴室洗い場床パネルは、フレーム上に発泡樹脂製のパネル本体が載せられ、その上に表面材が被せられている。パネル本体の外端部には、壁パネルの下端部を支持する受け部材が設けられている。
特許文献2における浴室洗い場床パネルは、フレーム上に載置した受板上に発泡樹脂製のパネル本体(床面材)が載せられ、その上にクッション材が被せられ、更にその上に表面材が被せられている。
特開2014-132141号公報 特開2013-209853号公報
前掲特許文献の洗い場床パネルは、パネル本体を発泡樹脂製とすることによって安価にできる。しかし、パネル本体の下部のフレームだけで強度を確保しているために、フレームを大きくしたり複雑な構造にしたりする必要がある。さらに、表層シートの端部におけるシール性を確保する必要もある。
本発明は、かかる事情に鑑み、強度を確保しつつ安価に製造でき、かつ表層シートの端部におけるシール性を確保できる浴室洗い場床パネルを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、浴室の洗い場の底部に設置される洗い場床パネルであって、
発泡樹脂からなるパネル本体と、
前記パネル本体の下面に被さる下側補強パネル部材と、
前記パネル本体の上面に被さる上側補強パネル部材と、
前記上側補強パネル部材上に被さる表層シートと、
前記パネル本体の外端部に沿って設置された受け部材と、
を備え、前記受け部材が、浴室の壁パネル又は扉枠を受ける壁・枠受け部と、前記壁・枠受け部よりも洗い場内側に設けられた表層端受け部とを有し、
前記表層シートが、前記表層端受け部に被さるシート端部を有し、前記シート端部と前記受け部材との間がシール手段によって水密にシールされていることを特徴とする。
発泡樹脂製のパネル本体を上側補強パネル部材と下側補強パネル部材で挟んでサンドイッチ構造とすることによって、安価に製造できるだけでなく、パネル本体を上下の補強パネル部材によって補強して、洗い場床パネルの強度を確保できる。加えて、上下の補強パネル部材によって発泡樹脂製パネル本体を拘束することで、温度変化に伴う発泡樹脂製パネル本体の膨張、収縮を抑制できる。
表層シートによって、洗い場床パネルの温熱感性及びクッション性を確保できる。
さらに、シール手段によって表層シートのシート端部と受け部材との間をシールすることで、表層シートと上側補強パネル部材ないしはパネル本体との間に水が浸入するのを防止できる。シート端部及びシール手段を受け部材上に配置することによって、人の荷重などによってパネル本体が撓んだり振動したりしても、シール手段に伝わる影響を緩和することができる。この結果、シール手段のちぎれや剥がれを防止又は抑制でき、表層シートの端部におけるシール性を長期間確保できる。
前記シール手段が、前記シート端部の端面と前記受け部材との間に設けられた第1シール材と、前記シート端部の下面と前記表層端受け部の上面との間に設けられた第2シール材とを含むことが好ましい。
これによって、シート端部と受け部材との間が第1シール材と第2シール材によって二重にシールされる。この結果、表層シートと上側補強パネル部材ないしはパネル本体との間に水が浸入するのを一層確実に防止できる。
前記第1シール材は、シリコーン等の粘性シール材であることが好ましい。
前記第2シール材は、防水性粘着テープであることが好ましい。
前記受け部材における前記壁・枠受け部と前記表層端受け部との間には、凸壁部が上方へ突出するように形成され、前記凸壁部が前記シート端部の端面と対面しており、前記第1シール材が前記端面と前記凸壁部との間に充填されていることが好ましい。
シート端部の端面と凸壁部との間には凹溝が形成される。該凹溝に第1シール材を安定的に充填できる。かつ、第1シール材が浴室壁パネル又は扉枠には接しないように縁切りできる。したがって、浴室壁パネル又は扉枠に何らかの衝撃が加わった場合、その衝撃が第1シール材に直接には伝わらないようにできる。これによって、第1シール部材のちぎれや剥がれを一層確実に防止できる。
凸壁部は、第1シール材の充填量を判断する目安となる。
塗布時の第1シール材は、例えば流動性シリコーン等の比較的低粘度のシール材であることが好ましい。これによって、第1シール材がそれ自体の流動性によって表層シートの端面と凸壁部との間の溝に沿って延展、拡散されるようにでき、第1シール材の塗布作業を効率化できる。凸壁部を設けることによって、低粘度の第1シール材が溝状の壁・枠受け部内へ流れ落ちるのを阻止できる。
表層シートの敷設作業及び第1シール材の塗布作業は、洗い場床パネルの生産工場において行うことができ、製造品質を確保できる。
表層シートの敷設作業及び第1シール材の塗布作業は、建築躯体の浴室施工現場で行ってもよい。
前記洗い場床パネルが、前記壁・枠受け部から前記シート端部の上面に跨るように配置されて前記第1シール材を覆う目地部材を、更に備えていることが好ましい。
目地部材によって第1シール材を覆うことで、見映えを向上できるだけでなく、ユーザーが清掃等の際に第1シール材に触れるのを防止でき、第1シール材のちぎれや剥がれを一層確実に防止できる。
目地部材は、建築躯体の浴室施工現場で設置できる。
前記受け部材における前記壁・枠受け部と前記表層端受け部との間には、目地係合部が設けられ、前記目地部材には、前記目地係合部と係合される被係合部が設けられていることが好ましい。
これによって、目地部材の設置作業を容易化できる。かつ目地部材を安定的に設置できる。好ましくは、目地部材は着脱可能である。目地部材を外すと、第2封止材が現れるため、第2封止材の施工状態ないしは供用後の劣化状態を簡単に点検できる。
前記上側補強パネル部材が、前記パネル本体の上面の外端部分を除く部分に被さっており、前記受け部材が、前記パネル本体の前記外端部分に設置されていることが好ましい。
これによって、上側補強パネル部材と受け部材との干渉を避けつつ、パネル本体の外端部分上に浴室の壁パネル又は扉枠を配置できる。
前記受け部材が、前記パネル本体の平面視で外側に配置され、前記シート端部が、前記パネル本体の上面より平面視で外方へ延び出て前記表層端受け部に被さっていてもよい。
この場合、パネル本体の上面の外端部分に、受け部材を設置するための凹溝を形成しなくて済み、パネル本体の製造を一層容易化できる。
本発明によれば、浴室洗い場床パネルの強度を確保しつつ安価に製造でき、かつ表層シートの端部におけるシール性を確保できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る浴室の側面断面図である。 図2は、前記浴室の洗い場床パネルを、表層シートを省略して示す平面図である。 図3は、前記洗い場床パネルの分解斜視図である。 図4は、図2のIV-IV線に沿う、前記洗い場床パネルの断面図である。 図5は、前記洗い場床パネルと浴室壁との接続構造を図2のV-V線に沿って示す断面図である。 図6(a)は、前記洗い場床パネルの受け部材の断面図である。 図6(b)は、前記受け部材をパネル本体に装着した状態の洗い場床パネルの断面図である。 図7(a)は、前記洗い場床パネルの受け部材に壁パネルの被受入部を嵌め込む初期段階を示す断面図である。 図7(b)は、前記洗い場床パネルの受け部材に壁パネルの被受入部を嵌め込む後期段階を示す断面図である。 図8(a)は、壁パネルの設置後、目地部材の設置工程を示す断面図である。 図8(b)は、前記目地部材を設置した状態の断面図である。 図9は、前記洗い場床パネルと浴室扉との接続構造を示す断面図である。 図10は、本発明の第2実施形態を示し、洗い場床パネルの外端部の断面図である。 図11は、前記第2実施形態の洗い場床パネルの施工状態を示す分解断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、浴室1は、浴槽1aと、洗い場1bを備えている。洗い場1bの底部に、洗い場床パネル3が設けられている。浴槽1aの下側には、浴槽1aの排水口からなどの漏水を受ける浴槽パンが設けられている。
図2に示すように、洗い場床パネル3は、平面視で長方形状(四角形状)になっている。
図3及び図4に示すように、洗い場床パネル3は、パネル本体11と、下側補強パネル部材13と、上側補強パネル部材12と、表層シート14と、排水口部材16と、受け部材20を備えている。
パネル本体11は、EPS(発泡ポリスチレン)等の発泡樹脂によって構成され、断熱性を有している。
なお、パネル本体11の材質は、EPSに限られず、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等であってもよい。
パネル本体11の底部に下側補強パネル部材13が敷設されている。下側補強パネル部材13は、ステンレス、鉄、鋼等の金属板にて構成されている。下側補強パネル部材13が、熱硬化性樹脂などの硬質樹脂にて構成されていてもよい。
下側補強パネル部材13の4つの端部には、それぞれ側板部13bが一体に設けられている。これら側板部13bが、下側補強パネル部材13から直角に立ち上がり、パネル本体11の4つの外端面にそれぞれ被さっている。
パネル本体11と下側補強パネル部材13とは、接着剤(図示省略)によって接着されている。接着剤としては、例えば熱硬化性の2液混合ウレタン系接着剤が用いられているが、これに限られず、エポキシ系接着剤、シリコーン系接着剤などであってもよい。接着剤は、パネル本体11と下側補強パネル部材13との間の全面に塗布することが好ましいが、所要の接合性を得られるのであれば部分的に塗布してもよい。
パネル本体11の上面に上側補強パネル部材12が被さっている。上側補強パネル部材12は、ステンレス、鉄、鋼等の金属板によって構成されている。上側補強パネル部材12が、熱硬化性樹脂などの硬質樹脂にて構成されていてもよい。上側補強パネル部材12が、下側補強パネル部材13とは異なる材質であってもよい。
パネル本体11と上側補強パネル部材12とは、接着剤(図示省略)によって接着されている。接着剤の種類及び塗布範囲は前記と同様である。
パネル本体11が補強パネル部材12,13によって上下から挟まれることによってサンドイッチパネル3aが構成されている。
上側補強パネル部材12の上面に表層シート14が被さっている。表層シート14は、比較的軟質の樹脂やシリコンラバー等によって構成されている。表層シート14は、防水性を有している。更に、表層シート14によって、洗い場床パネル3の温熱感性及びクッション性が確保されている。
表層シート14と上側補強パネル部材12とは、両面粘着テープ(図示省略)によって接合されている。若しくは、表層シート14と上側補強パネル部材12とが、接着剤によって接着されていてもよい。
図2に示すように、洗い場床パネル3における浴槽1aに近い部分には、排水口16cを有する排水口部材16が設けられている。図3及び図4に示すように、洗い場床パネル3の上面は、浴槽側を除く三方から排水口16cへ向かって下がり勾配が付けられている。
図2において二点鎖線にて示すように、パネル本体11の前記三方の外端部上に浴室壁60又は浴室扉70が配置されている。
図5に示すように、浴室壁60は、壁パネル61と、支柱部材62を含む。支柱部材62が、連結固定部材65を介して側板部13bに固定されている。壁パネル61が、支柱部材62に支持されている。ひいては、浴室壁60が、下側補強パネル部材13に連結されて支持されている。
図9に示すように、浴室扉70は、扉枠71を有している。詳細な図示は省略するが、扉枠71は、壁パネル61と同様にして、下側補強パネル部材13に連結されて支持されている。
図2及び図3に示すように、パネル本体11の上面における浴槽側(図2において左側)を除く三方の外端部分には、それぞれ凹溝状の受け部材設置部11eが該外端部分に沿って延びるように形成されている。図6(b)に示すように、受け部材設置部11eは、洗い場内側(図6(b)において左側)の内側凹部11hと、外端側(図6(b)において右側)の外側凹部11gと、差込溝11fを含む。外側凹部11gの底面が内側凹部11hの底面よりも低く、両底面間が段差になっている。内側凹部11hには断面半円形の内側接着凹部11bが形成されている。外側凹部11gには断面半円形の外側接着凹部11cが形成されている。内側凹部11hと外側凹部11gとの間に深溝状の差込溝11fが形成されている。
受け部材設置部11eは、上側補強パネル部材12によって覆われていない。上側補強パネル部材12は、パネル本体11の上面の前記三方の外端部分を除く部分に被さっている。
図1及び図3に示すように、パネル本体11の各受け部材設置部11eには、受け部材20が設けられている。
図6(a)に示すように、受け部材20は、樹脂を押出成形してなる押出成形体である。しかも、受け部材20は、硬質樹脂と軟質樹脂を2色押出成形してなる2色成形体である。
詳細には、受け部材20は、受け部材本体21と、シール突片31を含む。受け部材本体21が、前記硬質樹脂によって構成されている。シール突片31が、前記軟質樹脂によって構成されている。
硬質樹脂としては、例えばアクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)が挙げられるが、これに限られず、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、その他の熱可塑性樹脂であってもよい。
軟質樹脂は、前記硬質樹脂よりも軟質で、好ましくは十分に弾性変形可能であり、かつ水密性を有している。前記軟質樹脂としては、例えばスチレン系エラストマーが挙げられるが、これに限られず、ポリオレフィン系エラストマーなどであってもよい。
図6(a)に示すように、受け部材本体21は、壁・枠受け部22(受入溝の形成部分(受入部))と、表層端受け部23(表層端被さり部)と、凸壁部25と、差込突条27を有し、一定の断面をなして、同図の紙面直交方向に直線状に延びている。壁・枠受け部22に受入溝22aが形成されている。受入溝22aは上方へ開口されている。壁・枠受け部22の下面には、断面半円形の凸部22gが形成されている。
図6(a)に示すように、壁・枠受け部22における洗い場内側の側部に表層端受け部23が設けられている。表層端受け部23は、水平な板状に形成され、壁・枠受け部22の上端高さから洗い場1b側(図6(a)において左側)へ張り出している。表層端受け部23の下面には、断面半円形の凸部23dが形成されている。
受け部材本体21における壁・枠受け部22と表層端受け部23との間の上面部に凸壁部25が設けられている。凸壁部25は、表層端受け部23よりも上方へ突出されている。凸壁部25における壁・枠受け部22を向く側部の底部には、爪状の目地係合部28が形成されている。
壁・枠受け部22と表層端受け部23との間の底部に差込突条27が設けられている。差込突条27は、垂直な板状に形成され、壁・枠受け部22よりも下方へ突出されている。
図6(a)に示すように、受け部材本体21における、受入溝22aの洗い場側(同図において左側)の溝縁部22c(洗い場側の部分)には、前記シール突片31(シール材)が一体に設けられている。シール突片31は、受入溝22aに臨むとともに、溝縁部22cから突出するヒレ状になっている。詳しくは、シール突片31は、第1シール突片部31aと、第2シール突片部31bとを含み、かつ弾性に富んでいる。自然状態における第1シール突片部31aは、溝縁部22cから受入溝22aの上方へ延び出ている。第2シール突片部31bは、第1シール突片部31aの根元部(受け部材本体21との連結部近くの部分)から上方へ分岐されている。
図6(b)に示すように、受け部材20の壁・枠受け部22がパネル本体11の外側凹部11gに収容され、表層端受け部23が内側凹部11hに収容され、差込突条27が差込溝11fに挿し込まれている。表層端受け部23の上面は、パネル本体11の上面の外端部分とほぼ同じ高さに位置されている。
更に接着凹部11b,11cにそれぞれ接着剤4が充填されるとともに、凸部22gが接着凹部11cに入り込んで接着剤4b内に埋まり、かつ凸部23dが接着凹部11bに入り込んで接着剤4b内に埋まっている。これによって、受け部材20がパネル本体11に接着剤4により接着されて固定されている。
接着剤4としては、例えばホットメルト接着剤が用いられているが、特にこれに限定されるものではない。
図6(b)に示すように、表層シート14の端部14と受け部材20との間はシール手段Sによって水密にシールされている。シール手段Sは、第1シール材53と、第2シール材35を含む。
詳述すると、表層シート14の端部14dが表層端受け部23の上面に被さっている。シート端部14dの下面には防水性両面粘着テープ35(第2シール材)が貼り付けられている。防水性両面粘着テープ35としては、例えば強粘着アクリルフォーム構造用接合テープなどのアクリル系粘着テープが用いられている。防水性両面粘着テープ35がシート端部14dの下面と表層端受け部23の上面との間に介在されている。これによって、表層シート14と表層端受け部23とが防水性両面粘着テープ35を介して接合されるとともに、これら表層シート14と表層端受け部23の間が液密にシールされている。
図6(b)に示すように、シート端部14dの端面14eが凸壁部25と対面している。シート端面14eと凸壁部25との間に凹溝26が形成されている。凹溝26にはシリコーンコーキング等からなる目地材53(第1シール材)が充填されている。すなわち、シート端面14eと凸壁部25との間ひいてはシート端面14eと受け部材20との間に、目地材53が設けられている。
目地材53は、後記目地部材40(図5)の未装着時には外部に露出されている。
図5に示すように、浴室1においては、受け部材20に壁パネル61が載せられている。又は扉枠71(図9)が載せられている。なお、壁パネル61用の受け部材20と扉枠71用の受け部材20は、互いに同一の形状、同一構造になっている。または、1つの受け部材20の一部分に壁パネル61が載せられ、前記1つの受け部材20の他の部分に扉枠71が載せられている。
ここでは主に受け部材20と壁パネル61との嵌め合い関係について説明し、受け部材20と扉枠71との嵌め合い関係は簡略化する。
図5に示すように、受入溝22aに壁パネル61の下端の被受入部61bが受け入れられている。受入溝22aの溝幅(図5において左右方向の寸法)は、壁パネル61の被受入部61bの同方向の寸法より大きい。前記硬質樹脂製の受け部材本体21は、壁パネル61(又は扉枠71)を支持可能な所要の強度を有している。
図5に示すように、壁パネル61の嵌め込みによって、シール突片31が、弾性変形されて壁パネル61に押し当てられている。第1シール突片部31aは、壁パネル61と洗い場側内壁22bとの間に挟まれ、圧縮されている。第2シール突片部31bは、壁パネル61の洗い場側面に宛がわれている。
壁パネル61の被受入部61bは、受入溝22aの洗い場側とは反対側の内壁22eに突き当てられている。したがって、被受入部61bは、受入溝22aの洗い場側内壁22bのシール材31aと反対側の内壁22eとによって挟み付けられている。これによって、壁パネル61が、受入溝22aの溝幅方向に規制されている。
図5に示すように、表層シート14の端部14dと壁パネル61との間には、目地部材40が設けられている。
図8(a)に示すように、目地部材40は、目地本体41と、被係合部45を含む。
目地本体41は、表側片部42と、取付片部43を一体に含み、概略逆L字の断面をなして、同図の紙面直交方向へ延びている。目地本体41は、軟質の樹脂によって構成されている。取付片部43は、表側片部42の外側端部(壁パネル61を向く端部、図8(a)において右端部)から下方へ延びている。
図8(a)に示すように、取付片部43における表層シート14側(同図において左側)の面には、被係合部45が設けられている。被係合部45は、硬質樹脂からなる係合本体部45xと、軟質樹脂からなる中間突片45bを含む。係合本体部45xの下端部に係合爪45aが形成されている。係合本体部45xの中間部の内側面(洗い場1bの内側を向く面、図8(a)において左側面)からヒレ状の中間突片45bが斜め上方へ突出されている。
中間突片45bは、目地本体41と同じ材質であってもよい。
目地本体41と係合本体部45xと中間突片45bとが二色成形されることで、目地部材41が形成されていてもよい。
図8(b)に示すように、表側片部42が、壁パネル61から凸壁部25の上方を経て表層シート14の端部14dの上面に跨っている。表側片部42によって、凹溝26ひいては目地材53が覆われ、外部からは見えないように隠されている。
なお、図8(a)に示すように、自然状態(非装着時)における表側片部42は、先端が下へ少し垂れている。図8(b)に示すように、目地部材40を表層シート14と壁パネル61との間に装着すると、表側片部42が表層シート14によって押し上げられ、垂れ下がりが矯正される。これによって、表側片部42を表層シート14の上面に押し当てて密着させることができる。
目地部材40の取付片部43及び被係合部45が、凸壁部25と壁パネル61との間に挿し入れられ、係合爪45aが目地係合部28と係合されている。取付片部43が壁パネル61に宛がわれている。取付片部43の下端部は、第2シール突片部31bに当たり、第2シール突片部31bを圧縮変形させている。
中間突片45bは、凸壁部25と係合本体部45xとの間に挟み付けられて弾性変形されている。この弾性によって、目地部材40が壁パネル61に押し付けられている。これによって、目地部材40が、受け部材20に対して正確な位置に固定されている。
図9に示すように、浴室扉用の受け部材20の受入溝22aには、扉枠71の下部の被受入部71bが受け入れられている。浴室扉70用の受入溝22aの浅く凹んだ隅部22dには、シリコーン等の接着剤からなる溝底シール材32が充填されている。これによって、下枠71の被受入部71bが、溝底シール材32を介して受け部材20と接着されている。
なお、浴室壁用の受け部材20と壁パネル61とは接着剤などで接着されていない(図8(b))。
洗い場床パネル3は、次のようにして作製され、更には浴室1に設置される。
洗い場床パネル3の構成部材をそれぞれ作製する。パネル本体11は、発泡成形によって作製できる。上下のパネル部材12,13は、板金加工等によって作製できる。
パネル本体11の上下に補強パネル部材12,13を重ねた積層体を、例えば真空圧空熱プレス機(図示省略)にセットする。パネル本体11と各補強パネル部材12,13の間には、例えば熱硬化性ウレタン系接着剤を塗布しておく。前記真空圧空熱プレス機によって前記積層体を加熱するとともに、空気圧及び真空圧によって前記積層体を厚み方向に圧縮する。これによって、パネル本体11と補強パネル部材12,13とが接合される。
別途、受け部材20を2色押出成形によって作製する。
前記補強パネル部材12,13と接合後のパネル本体11における、受け部材設置部11eの接着凹部11b,11cにそれぞれ接着剤4を充填する。
続いて、受け部材20を受け部材設置部11eに設置する。受け部材20は、接着剤4を介してパネル本体11に固定される。
また、パネル本体11に排水口部材16を装着する。
その後、上側補強パネル部材12の上面に表層シート14を貼り付ける。かつ表層シート14の端部14dを表層端受け部23に被せて防水性両面粘着テープ35で貼り付ける。
凹溝26には目地材53を充填する。塗布時の目地材53には流動性を持たせることによって手や治具で均さなくても目地材53が凹溝26内に自然と延展して平均化されるようにでき、目地材53の塗布作業を効率化できる。塗布後のマスキングテープなどの養生が不要となり、洗い場床パネル3の生産工場において目地材53の塗布作業を行うことができ、製造品質を確保できる。
凸壁部25によって、目地材53が受入溝22aへ流れ落ちるのを阻止できる。また、凸壁部25は、目地材53の充填量を判断する目安となる。
洗い場床パネル3によれば、表層シート14の端部14dと受け部材20との間が、目地材53(第1シール材)と防水性両面粘着テープ35(第2シール材)によって二重にシールされる。したがって、万が一、目地材53がちぎれたり劣化したりしても、表層シート端部14dと受け部材20との間の防水性を確保できる。この結果、表層シート14と上側補強パネル部材12ないしはパネル本体11との間に水が浸入するのを確実に防止できる。
目地材53は、目地部材40の未装着時には外部に露出されているから、目地材53の施工状態、ひいては受け部材20と表層シート14との間のシール状態を容易に点検できる。
洗い場床パネル3によれば、発泡樹脂製のパネル本体11を上下の補強パネル部材12,13で挟んでサンドイッチパネル3aとすることによって、安価に製造できるだけでなく、パネル本体11を補強パネル部材12,13によって補強して、洗い場床パネル3の強度を確保できる。更には、上下の補強パネル部材12,13によって発泡樹脂製パネル本体11を囲んで拘束することで、温度変化によるパネル本体11の膨張、収縮を抑制できる。
建築躯体における浴室1の施工現場では、洗い場1bの底部に洗い場床パネル3を設置する。
次いで、浴室1の四隅を含む外周部に間隔を置いて支柱部材62を立設し、該支柱部材62の下端部を、連結固定部材65を介して下側補強パネル部材13の側板部13bと連結する。
次に、隣接する支柱部材62どうし間に浴室壁60又は浴室扉70を設置する。
図7~図8に示すように、浴室壁60の下端部は、壁パネル61の下端の被受入部61bを受け部材20の受入溝22aに嵌め込む。具体的には、たとえば、図7(a)に示すように、壁パネル61を斜めにして、被受入部61bを受入溝22aに挿し入れる。このとき、被受入部61bにシール突片31が引っ掛かることよって、第1シール突片部31aが下方へ押し下げられるように変形される。
図7(b)に示すように、被受入部61bを受入溝22aに挿し入れながら、壁パネル61を漸次起立させる。これに伴って、シール突片31が溝縁部22cのまわりに回転するように変形される。
図8(a)に示すように、壁パネル61を直立させると、第1シール突片部31aが、受入溝22aの洗い場内壁22bと壁パネル61との間に挟み込まれて圧縮される。第2シール突片部31bは、壁パネル61の側面に押し当てられる。これによって、壁パネル61と受け部材20との間をシールできる。浴室1の施工現場で洗い場内壁22bにシール材を設置する必要が無いから、施工を簡易化できるだけでなく、作業者によって施工品質にばらつきができるのを防止できる。
なお、浴室壁用の受け部材20には溝底シール材32(図9)の塗布作業は不要である。
更に、浴室壁60の側端部を支柱部材62に連結して固定する。これによって、浴室壁60の荷重を支柱部材62及び連結固定部材65を介して下側補強パネル部材13に伝達させることができる。
図9に示すように、浴室扉70を設置する際は、それに先立って、浴室扉用の受け部材20の隅部22dにシリコーンなどの溝底シール材32を設けておく(図9)。その後は浴室壁60と同様にして、浴室扉70の被受入部71bを、対応する受け部材20に装着する。
浴室扉70の被受入部71bは溝底シール材32を介して受け部材20と接着される。したがって、下枠71が踏まれて変形しても、下枠71と受け部材20との強固な接合状態を維持できる。
一方、受け部材20と壁パネル61とは接着剤などで接着されていない。このため、例えば、リフォームなどの際、壁パネル61を受け部材20ひいては洗い場床パネル3から簡単に分離できる。或いは、受け部材20が壁パネル61とくっ付いてパネル本体11から抜けるのを防止できる。
更に、図8(a)の白抜き矢印にて示すように、目地部材40の取付片部43を表層シート14の端部と壁パネル61との間に挿し入れる。
そして、図8(b)に示すように、被係合部45を目地係合部28と係合させることで、目地部材40を受け部材20に対して固定させる。被係合部45と目地係合部28との係合によって、目地部材40を受け部材20に対して正確に位置決めできるから、作業者によって施工品質にばらつきができるのを防止できる。
更に、目地部材40の取付片部43の下端部が第2シール突片部31bに押し当てられることによって、目地部材40とシール突片31との間、ひいては目地部材40と受け部材20との間のシールを強固にできる。
目地部材40の設置によって、目地材53が覆い隠されるから、洗い場床パネル3と浴室壁60との間の隅角部における見映えを良くすることができる。加えて、ユーザーが清掃等の際に目地材53に触れるのを防止でき、目地材53のちぎれや剥がれを防止できる。
洗い場床パネル3によれば、表層シート14の端部14d及び目地材53(第1シール材)を受け部材20上に配置することによって、人の荷重などによってパネル本体11が撓んだり振動したりしても、目地材53に伝わる影響を緩和することができる。この結果、目地材53のちぎれや剥がれを一層防止でき、表層シート端部14dにおけるシール性を長期間確保できる。
更に、洗い場床パネル3によれば、目地材53が浴室壁60又は扉枠71と接しないように縁切りできる。したがって、浴室壁60又は扉枠71に何らかの衝撃が加わった場合、その衝撃が目地材53に直接には伝わらないようにできる。これによって、目地材53のちぎれや剥がれを一層確実に防止できる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を省略する。
図10及び図11は、本発明の第2実施形態を示したものである。
図10に示すように、第2実施形態の洗い場床パネル3Bにおいては、受け部材80が、サンドイッチパネル3aひいてはパネル本体11の平面視で外側(図10において右側)に配置されている。かつ、受け部材80は、壁・枠受け部材81(壁・枠受け部)と、表層端受け部材82(表層端受け部)とに分割されている。これら2つの受け部材81,82は、それぞれアルミ又は樹脂の押出型材によって構成され、図10の紙面と直交する方向へ延びている。
なお、壁・枠受け部材81と表層端受け部材82とが一体になっていてもよく、受け部材80が単一部材構造であってもよい。
壁・枠受け部材81の上面部には、浴室壁パネル61(又は浴室扉枠71(図9参照))のための受入溝22aと、突壁81bが形成されている。突壁81bは、壁・枠受け部材81における洗い場側部(図10において左側部)から上方へ突出し、受入溝22aの洗い場側内壁22bを画成している。該内壁22bには、防水粘着テープなどの水密材83が設けられている。また、水密材83の上側にはシリコーンなどのシーリング材84が塗布されている。これによって、突壁81bと壁パネル61(又は扉枠71)との間がシールされている。
壁・枠受け部材81とサンドイッチパネル3aとの間に表層端受け部材82が介在されている。言い換えると、壁・枠受け部81よりも洗い場内側(図10において左側)に表層端受け部82が設けられている。詳細な図示は省略するが、壁・枠受け部81と、表層端受け部材82と、サンドイッチパネル3aとは、ボルトなどの接合手段によって互いに接合されている。壁・枠受け部81との間は、防水粘着テープなどの水密材85によってシールされている。
表層端受け部材82の上面には、第1実施形態(図6)と同様に、凸壁部25が上方へ突出するように形成され、該凸壁部25における壁・枠受け部81側(図10において右側)の側部の底部には、切欠溝状の目地係合部28が形成されている。
凸壁部25は、壁・枠受け部材81の突壁81bと対向している。これら凸壁部25と突壁81bとの間には、目地受容れ溝86が形成されている。
突壁81bが、凸壁部25よりも上方へ高く突出されている。
表層端受け部材82の上面におけるパネル3a側(図10において左側)の端部には、低い突条82aが形成されている。低突条82aの頂部は、隣接するサンドイッチパネル3aの上面高さとほぼ一致されている。低突条82aと凸壁部25との間における表層端受け部材82の上面は、浅いシール収容凹部82bとなっている。シール収容凹部82bには、例えばアクリルフォーム粘着防水テープからなる第2シール材35が設けられている。第2シール材35は、低突条82a側に片寄って配置され、凸壁部25から少し離されている。
低突条82aの高さ、ひいてはシール収容凹部82bの深さは、第2シール材35の厚みとほぼ等しいか、第2シール材35の厚みより僅かに小さい。したがって、第2シール材35の上面は、低突条82aを挟んで隣接するサンドイッチパネル3aの上面とほぼ面一になっている。
サンドイッチパネル3a上に敷設された表層シート14の端部14dが、サンドイッチパネル3aひいてはパネル本体11より平面視で外方(図10において右)へ延び出て、表層端受け部材82上に被さっている。該シート端部14dの下面が、防水性両面粘着テープからなる第2シール材35に接着されている。第2シール材35の厚み分だけシール収容凹部82bが凹んでいるために、シート端部14dが盛り上がったり凹んだりすることはない。
第1実施形態と同様に、表層シート14の端面14eと凸壁部25との間には、凹溝26が形成される。凹溝26には、シリコーンなどの目地材からなる第1シール材53が充填されている。凸壁部25によって、第1シール材53が目地受容れ溝86へ流れ落ちるのを防止できる。また、凸壁部25は、第1シール材53の充填量を判断する目安となる。
第1シール材53と第2シール材35からなるシール手段Sによって、表層シート14の端部14dが二重に防水処理されている。
第1シール材53上に第1実施形態と同様の目地部材40が被さっている。目地部材40の表側片部42は、壁・枠受け部材81の突壁81bからシート端部14dの上面に跨り、第1シール材53を覆っている。これによって、ユーザーが清掃等の際に第1シール材53に触れるのを防止でき、第1シール材53のちぎれや剥がれを防止できる。
目地部材40の取付片部43及び被係合部45が、目地受容れ溝86に収容されている。被係合部45が目地係合部28と係合されている。取付片部43は、突壁81bに押し当てられている。
目地部材40と壁パネル61(又は浴室扉枠)との間には突壁81bが介在されており、目地部材40は、壁パネル61(又は扉枠71)と直接には接していない。したがって、壁パネル61(又は扉枠71)を設置する前であっても、目地部材40を装着できる。
図11に示すように、第2実施形態においては、好ましくは、サンドイッチパネル3aと受け部材80(81,82)とが工場で組み立てられ、その状態で建築躯体の浴室施工現場に搬入されて据え付けられる。
その後、浴室施工現場において、表層シート14の敷設、シート端部14dの止水処理(第2シール材35との接着及び第1シール材53の塗布)、目地部材40の装着、壁パネル61(又は扉枠71)の建て込み、シーリング材84の塗布などの作業が行われる。なお、表層シート14の敷設作業、シート端部14dの止水処理などは、工場で行うことにしてもよい。
洗い場床パネル3Bにおいては、受け部材80がサンドイッチパネル3aの外側に配置されているから、パネル本体11の上面の外端部分に、受け部材を設置するための凹溝状の受け部材設置部11e(図5参照)を形成しなくて済み、パネル本体11の製造を一層容易化できる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨に反しない限りにおいて種々の改変をなすことができる。
例えば、表層シート端部14dと表層端受け部23との間を接着性シール材によって接着及び防水してもよい。表層端受け部23の上面に凹部を設け、該凹部に前記接着性シール材を充填してもよい。
壁パネル61の被受入部61bと受け部材20,80との間を接着性シール材によって接着及び防水してもよい。受入溝22aの底面に凹部を設け、該凹部に前記接着性シール材を充填してもよい。
凸壁部25を省略してもよい。目地材53(第1シール材)が、壁パネル61又は扉枠71と表層シート端面14eとの間の隙間に充填されていてもよい。
洗い場床パネル3は、浴槽1aの下側に設けられる浴槽パンを含んでいてもよい。浴槽パンは、洗い場床パネル3に対して別体であっても一体であってもよい。
浴室はシャワー室も含む。
浴室の全体が洗い場になっていてもよい。浴室の使用時に、別途、移動式の浴槽を搬入可能であってもよい。
介護施設など向けの大型の浴室であってもよい。
本発明は、例えば浴室の洗い場床に適用可能である。
S シール手段
1 浴室
1b 洗い場
3,3B 洗い場床パネル
3a サンドイッチパネル
11 パネル本体
12 上側補強パネル部材
13 下側補強パネル部材
14 表層シート
14d シート端部
14e 端面
20 受け部材
21 受け部材本体
22 壁・枠受け部
22a 受入溝
23 表層端受け部
25 凸壁部
26 凹溝
28 目地係合部
35 第2シール材
40 目地部材
45 被係合部
53 第1シール材
60 浴室壁
61 壁パネル
61b 被受入部
70 浴室扉
71 扉枠
71b 被受入部
80 受け部材
81 壁・枠受け部材(壁・枠受け部)
82 表層端受け部材(表層端受け部)

Claims (7)

  1. 浴室の洗い場の底部に設置される洗い場床パネルであって、
    発泡樹脂からなるパネル本体と、
    前記パネル本体の下面に被さる下側補強パネル部材と、
    前記パネル本体の上面に被さる上側補強パネル部材と、
    前記上側補強パネル部材上に被さる表層シートと、
    前記パネル本体の外端部に沿って設置された受け部材と、
    を備え、前記受け部材が、浴室の壁パネル又は扉枠を受ける壁・枠受け部と、前記壁・枠受け部よりも洗い場内側に設けられた表層端受け部とを有し、
    前記表層シートが、前記表層端受け部に被さるシート端部を有し、前記シート端部と前記受け部材との間がシール手段によって水密にシールされていることを特徴とする洗い場床パネル。
  2. 前記シール手段が、前記シート端部の端面と前記受け部材との間に設けられた第1シール材と、前記シート端部の下面と前記表層端受け部の上面との間に設けられた第2シール材とを含むことを特徴とする請求項1に記載の洗い場床パネル。
  3. 前記受け部材における前記壁・枠受け部と前記表層端受け部との間には、凸壁部が上方へ突出するように形成され、前記凸壁部が前記シート端部の端面と対面しており、前記第1シール材が前記端面と前記凸壁部との間に充填されていることを特徴とする請求項2に記載の洗い場床パネル。
  4. 前記壁・枠受け部から前記シート端部の上面に跨るように配置されて前記第1シール材を覆う目地部材を、更に備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の洗い場床パネル。
  5. 前記受け部材における前記壁・枠受け部と前記表層端受け部との間には、目地係合部が設けられ、
    前記目地部材には、前記目地係合部と係合される被係合部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の洗い場床構造。
  6. 前記上側補強パネル部材が、前記パネル本体の上面の外端部分を除く部分に被さっており、前記受け部材が、前記パネル本体の前記外端部分に設置されていることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の洗い場床パネル。
  7. 前記受け部材が、前記パネル本体の平面視で外側に配置され、前記シート端部が、前記パネル本体の上面より平面視で外方へ延び出て前記表層端受け部に被さっていることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の洗い場床パネル。
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