JP2013253453A - 浴室の洗い場床 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の洗い場床では得ることができない踏み心地と断熱性を得ることができる浴室の洗い場床を提供することを目的とする。
【解決手段】 建築床上に設置されるアジャスタ脚によって支えられる高い硬度を有する床架台100と、床架台100の上に載置される床パン200と、を備え、床パン200は、発泡倍率が約6〜10倍とされた発泡ポリプロピレン製の発泡成形品であって、床架台に形成された床パン支持面に密接するように載置される第一のクッション層201と、発泡倍率が約4.0〜4.5倍とされて第一のクッション層201よりも柔軟な発泡ポリウレタン製であって、第一のクッション層201の上面に密接するように設けられる第二のクッション層202と、第二のクッション層202の上面に密接するとともに、上面が洗い場の表面に露出するように設けられてなり、第二のクッション層202よりも高い硬度を有する表面層203と、から構成した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、床面材として発泡樹脂を用いた浴室の洗い場構造に関する。
浴室の洗い場用防水パンを軽くして取扱いを容易にするために、無機質材からなる床板と、床板に載せた発泡プラスチック板と、発泡プラスチック板の上に被せた保護層と、で構成した浴室の防水床パンが提案されている(例えば、特許文献1)。この防水床パンは、10倍発泡のポリスチレンを発泡プラスチック板として用いている。このように、特許文献1に記載されている防水床パンは、発泡プラスチックを主体として形成されているので、製造コストを抑えることも可能である。
ところが、特許文献1に記載されている防水床パンは、発泡プラスチック板として10倍発泡のポリスチレンを用いているため、荷重に対する強度が弱い。そのため、防水床パンがすぐに変形してしまい、耐久性が悪いものであった。また、浴室の洗い場床では、その表面に、排水口に向かって傾斜する排水勾配を設けているため、防水床パンが変形すると所定の排水勾配を維持できず、洗い場床に水たまりが残ってしまうという問題が生じる。
一方で、洗い場床としての表面耐久性を具備しつつ使用者にやわらかさを感じさせるために、荷重を支えるための支持基材層と、支持基材層の上に積層され弾性変形可能なクッション層と、クッション層の上に積層され耐久性を有する表面層とを備え、表面層は、強度を確保するための厚肉部と、可撓性を付与するための薄肉部とを有する浴室用洗い場床が提案されている(例えば、特許文献2)。このクッション層は、表面層上に荷重が加わった際に支持基材層との間に挟まれて圧縮変形され、その圧縮変形される際の基準荷重に対する縮み量が第一量である第二クッション層と、その圧縮変形される際の基準荷重に対する縮み量が第一量よりも少ない第二量である(すなわち、第二クッション層よりも硬い)第一クッション層とを有し、第一クッション層を上側に第二クッション層を下側にして鉛直方向において重なるように配置されている。この浴室用洗い場床の支持基材層としては、FRP(Fiber Reinforced Plastic)等の熱硬化性樹脂、あるいはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂に補強を施したものが使用できる。また、クッション層としては、ウレタン等の発泡体などが使用できる。また、表面層としては、FRP、PVC(塩化ビニル)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン・ポリエステル・オレフィン・アクリル系の各種エラストマー、EVA、EPDM、シリコンゴムなどのゴム(硬質)系、あるいはこれらを十分な耐久性が期待できる程度の硬さに調整したもの、あるいはこれらをベースに充填材や強化材を加えた複合材料などが使用できる。
この特許文献2に記載されている浴室用洗い場床は、支持基材層の上にクッション層が積層され、そのクッション層の上に表面層が積層されているので、表面層に耐久性を備えさせることで、柔らかさを備えつつ浴室の洗い場床として要求される耐久性を具備することができるものである。
ところが、特許文献2に記載されている浴室用洗い場床は、クッション層の直下に高強度の支持基材層が配設されているので、表面のみが柔らかく感じる感触であり、踏み心地をさらに改良する余地があった。また、クッション層が断熱層として機能するものの、その直下の支持基材層は、FRP等の熱硬化性樹脂製、あるいは、熱可塑性樹脂に補強を施した強化樹脂製であるので、洗い場床の表面のクッション層の熱が奪われやすく、洗い場床の断熱性についてもさらに改良の余地があった。
特開平11−343650号公報 特開2011−117140号公報
本発明は、上述したような課題を解決するために、従来の洗い場床では得ることができない踏み心地と、高い断熱性を有する浴室の洗い場床を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明は、建築床上に設置されるアジャスタ脚と、前記アジャスタ脚によって支えられる高い硬度を有する床架台と、前記床架台の上に載置される床パンと、を備え、前記床パンは、前記床架台よりも硬度が低く、熱可塑性樹脂製の発泡成形品であって、前記床架台に形成された床パン支持面に密接するように載置される第一のクッション層と、前記第一のクッション層よりも柔軟な発泡樹脂成形品であって、前記第一のクッション層の上面に密接するように設けられる第二のクッション層と、前記第二のクッション層の上面に密接するとともに、上面が洗い場の表面に露出するように設けられてなり、前記第二のクッション層よりも高い硬度を有する表面層と、から構成したことを特徴とする浴室の洗い場床である。
これによれば、床パンの第一のクッション層は、適度な柔軟性を備えたものとなる。そのために、床パンの上に載ると、まるで畳の上に載ったような柔らかな感触(踏み心地)を感じることができる。このような感触は、従来のFRP製の支持基材層の上に一層のクッション層を設けた床パンでは得ることができない、浴室の洗い場床にとって全く新しく、心地よい感触である。
また、この第一のクッション層の上に、第一のクッション層よりも柔らかい第二のクッション層が密接状に重なっている。床パンの表面に近い側のクッション層を、相対的に柔らかい層としているので、床パンの表面自体を柔らかくすることが可能なので、床パンの上に長時間座っても快適に過ごすことが可能となる。
また、第一のクッション層と第二のクッション層は、共に発泡樹脂成形体であるから、断熱性も従来よりも格段に優れたものとなる。そのため、床パンの熱は床下に逃げにくく、床パンに裸足で載ると、床パンの表面に、従来にはない温かみを感じることができる。
また、前記第一のクッション層は、発泡倍率が約6〜10倍の発泡ポリプロピレン製とし、前記第二のクッション層は、発泡倍率が約4.0〜4.5倍の発泡ポリウレタン製とすることが好ましい。
このような樹脂材料の発泡倍率とすれば、洗い場床上に荷重をかけても変形しにくい上、搬送途中で折れたりすることがないため、取扱い性及び耐久性に優れたものとなる。
なお、発泡樹脂成形品は、発泡倍率が大きすぎると集中荷重に対する耐久性が悪化し、床パンの表面に凹凸が生じてしまう。一方、発泡倍率を小さくすれば集中荷重に対する耐久性は良好となるが、発泡倍率が小さすぎると折れやすくなってしまう。これに対して、本発明においては、第一のクッション層の発泡倍率は約6〜10倍、第二のクッション層の発泡倍率は約4.0〜4.5倍であり、集中荷重に対する耐久性、折れにくさ、ともに良好である。
さらに、前記第一のクッション層は、前記第二のクッション層よりも厚く形成することが可能である。
これによれば、第一のクッション層が厚いため、第一のクッション層に、床パンとしての強度をもたせることが可能となるので、搬送性に優れ、また、施工現場での組立て性にも優れたものとなる。
さらに、また、前記床架台は、前記床パンを支える床パン支持面と前記床パンを支持しない不支持面とが交互に配設されるように波形に成形された鋼板製のデッキプレートを備え、前記床パン支持面と不支持面の高低差を、前記デッキプレートに載置された前記床パンに人が載った際に、前記第一のクッション層の下面が前記不支持面において下方に撓む寸法よりも大きくすることが可能である。
これによれば、床パンは、複数の鋼板が間隔をあけて平行に設置されたデッキプレート上に載置される。そのため、鋼板と鋼板の間の位置の床パンを踏むと、床パンは鋼板と鋼板の間で少し沈み込むように変形し、さらに柔らかさを感じさせることが可能となる。また、鋼板と鋼板の間での床パンの沈み込みが、床パン上を裸足で歩いたときに独特の心地よい感触を得ることができる。
本発明によれば、従来の洗い場床では得ることができない踏み心地と、高い断熱性を有する浴室の洗い場床を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットを表す模式的斜視図である。 本実施形態の床架台および床パンを表す模式的分解図である。 本実施形態の床架台100の断面図である。 デッキプレート形の床架台100の上に床パン200を載置した状態を示す断面図である。 サンドイッチパネル形の床架台100の上に床パン200を載置した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットを表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態の床架台および床パンを表す模式的分解図である。
図3は、床架台100の断面図である。
図4は、デッキプレート形の床架台100の上に床パン200を載置した状態を示す断面図である。
まず、本実施形態にかかる浴室の組立方法により組み立てる浴室ユニットについて、図面を参照しつつ説明する。
図1に表した浴室ユニットは、床架台100と、床パン200と、浴槽300と、壁400と、ドア枠500と、を備える。
図1に表したように、床架台100は、浴室設置空間10の設置面(例えば、建物の床)に設置され、床パン200の上面にかかる荷重を受け、その位置を保持する。
図2に表したように、床架台100は、床架台本体110と、蓋体130と、を有する。床架台本体110は、ボルト部を回転させることで高さ調節可能な構造を有するアジャスタ脚111を有し、床パン200を下方から支持する。そして、床架台本体110がアジャスタ脚111により高さ調整されることで、床パン200の水平面が確保される。
前述したように、床架台100は、床パン200の上面にかかる荷重を受けるため、充分な強度を必要とする。例えば、床架台100の上部として、鋼材製のデッキプレートが用いられる。床架台100の上面、すなわちデッキプレートの上面は、床パン200および浴槽300が備える各部材の垂直方向の基準位置すなわち水平基準面となる。
床架台本体110の中央部には、上下方向に貫通した作業口(開口部)113が設けられている。例えば、浴室の組立作業を行う作業者は、作業口113から手を入れて床架台100の下方へ手を伸ばすことで、支持脚111の高さ調整を行ったり、床架台100の裏側において排水管の配設や接続を楽に行うことができる。そして、支持脚111の高さ調整を行ったり排水管の配設や接続を行った後に、作業口113は、蓋体130により塞がれる。
床架台本体110には、浴槽側床架台に跨るようにして排水トラップ180が取り付けられている。
床パン200は、床架台100の床架台本体110の上に載置される。
床パン200は、主として熱可塑性発泡樹脂により形成されている。熱可塑性発泡樹脂としては、例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどが挙げられる。熱可塑性発泡樹脂は、リサイクル可能なため、これを用いることで床パン200の製造・廃棄に伴うCO2排出量を削減して環境に優しい製品を提供できることになる。また、発泡樹脂は、他の成形法に比べて金型費用を低く抑えることができ、従来よりも低価格で浴室を提供できることになる。
床パン200は、熱可塑性樹脂製であって、周縁部が上側に折り曲げられた浅底の器状(パン状)に形成され、浴室外部に水を漏出させない防水性を有する。また、床パン200の床架台100とは反対側の面(表面)の周囲には、壁400およびドア枠500が載置される載置部が設けられている。これと同様に、浴槽300の周囲には、壁400が載置される載置部が設けられている。
図2に表したように、床パン200において、浴槽300との境界部近傍には、排水管に連通する排水部210が形成されている。排水部210が設けられた部分はくぼんでおり、床パン200の表面には、排水部210に向けて下向き傾斜した排水勾配が付けられている。排水部210には、排水トラップ180と排水部210とを締め付けて床架台100と床パン200とを挟持するためのパッキン221、ワッシャ223、および締付フランジ225が取り付けられている。
壁400は、図1に表したように、浴室ユニットの4面を構成しており、壁面材である第1〜第7の壁パネル410〜470を有する。隣接する壁パネルの間には、隣接する壁パネル同士を連接する壁面接続部材(ジョイナー)405が床パン200の外周部および浴槽300の外周部に立設されている。壁面接続部材405は、後に詳述する壁面固定部材(ジョイナー取付部)により保持されている。
次に、床パン200について、詳細に説明する。
図3に示すように、床パン200は、第一のクッション層201と、第二のクッション層202と、表面層203と、を備えている。
第一のクッション層201は、床架台本体110よりも低硬度の熱可塑性樹脂の発泡成形品である。具体的には、第一のクッション層201は、発泡倍率が約6〜10倍とされた発泡ポリプロピレン製の発泡成形品であり、床架台100に形成された床パン支持面(床パン載置面)110Aに密接させて載置される。
第二のクッション層202は、第一のクッション層201よりも柔軟な発泡ポリウレタン製の発泡成形品である。より具体的には、第二のクッション層202は、発泡倍率が第一のクッション層201よりも小さく約4.0〜4.5倍とされ、第一のクッション層201よりも柔軟な発泡樹脂成形品である。第二のクッション層202は、第一のクッション層201の上面に密接させて設けられている。
そして、第二のクッション層202の表面に密接するようにして、上面が洗い場の表面に露出する表面層203が設けられる。この表面層203は、第二のクッション層202よりも高い硬度を有している。
第二のクッション層202は、約4mmの厚みに形成されている。また、表面層203は、約2mmの厚みに形成されている。
これに対して、第一のクッション層201は、第二のクッション層202と表面層203とを重ねた厚みよりも大きな厚みとなっている。具体的には、第一のクッション層201の外周端部の厚みが25mm、排水部210近くの最も厚みが薄い部位で10mmである。
この床パン200は、図4に示すように、床架台100の床パン載置面に載置される。
床架台100の床架台本体110は、床パン200が載置されて床パン200を支持する床パン支持面110A(床パン載置面)と、床パン200が浮いている不支持面110Bと、が交互に平行に配設されるように、鋼板110Cを波形に折り曲げて形成したデッキプレートを備えている。鋼板110Cの波形形状の上段部の上面が床パン支持面110A(床パン載置面)となる。
そして、隣り合う床パン支持面110A同士の間隔は、約40mmであり、広すぎないものとなっている。そのため、床パン支持面110Aと不支持面110Bとは、床パン200の上に人が載ることによって床パン200が撓んだ際に、第一のクッション201の下面が下方に変形する寸法よりも大きい高低差となる。
このように、本実施形態の洗い場床では、床パン200の第一のクッション層201は、第二のクッション層202に比べると硬く、且つ、厚いため、適度な柔軟性を備えたものとなる。そのために、床パン200の上に載ると、まるで畳の上に載ったような柔らかな感触(踏み心地)を感じることができる。このような感触は、従来のFRP製の支持基材層の上に一層のクッション層を設けた床パンでは得ることができない、浴室の洗い場床にとって全く新しい感触である。
また、この第一のクッション層201の上に、第一のクッション層201よりも柔らかい第二のクッション層202が密接状に重なっている。床パン200の表面に近い側のクッション層を、相対的に柔らかい層としているので、床パン200の表面自体を柔らかくすることが可能なので、床パン200の上に長時間座っても快適に過ごすことが可能となる。
また、第一のクッション層201と第二のクッション層202は、共に発泡樹脂成形体であるから、断熱性も従来よりも格段に優れたものとなる。そのため、床パン200の熱は床下に逃げにくく、床パン200に裸足で載ると、床パン200の表面に、従来にはない温かみを感じることができる。
さらには、従来にはない感触(踏み心地)を得ることができる床パン200は、複数の床パン支持面110Aが間隔をあけて平行に設置されたデッキプレート上に載置される。そのため、床パン支持面110A同士の間の位置の床パン200を踏むと、床パン200は床パン支持面110Aと隣接する床パン支持面110Aとの間で少し沈み込むように変形して、さらに柔らかさを感じさせることが可能となる。そして、この床パン支持面110A同士の間での床パン200の沈み込みが、床パン200上を裸足で歩いたときに、独特の心地よい感触を得ることが可能となる。
次に、床架台の変形例について説明する。
図5は、サンドイッチパネル形の床架台本体110の上に床パン200を載置した状態を示す断面図である。
この変形例では、床架台100の床架台本体110として、2枚の鋼板の間に樹脂板等の充填材を挟み込んで形成されたサンドイッチパネルを用いている。このサンドイッチパネル形の床架台は、全体が鋼材で形成されたものに比べて軽量であるが、床パン200を支持するのに十分な剛性を有するものである。
床架台100の上面、すなわちサンドイッチパネルの上面は、床パン200の垂直方向の基準位置すなわち水平基準面となる。
床パン200は、サンドイッチパネルの上面に載置される。そのため、床パン200は安定的に支持されることとなる。
この変形例の洗い場床においては、床架台本体110がデッキプレートではないので、床パン200は床パン支持面110A同士の間で沈み込むように変形することがなく、デッキプレートを用いたものほどの柔らかさは感じられないが、畳の上に載ったような新しい感触は十分得ることができるものである。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、デッキプレート形の床架台本体に代えて、複数の鋼板を間に隙間を空けて平行に並べて床パン支持面を構成させた床架台本体を用いることが可能である。
100 床架台
110 床架台本体
110A 床パン支持面
110B 不支持面
111 アジャスタ脚
200 床パン
201 第一のクッション層
202 第二のクッション層
203 表面層

Claims (4)

  1. 建築床上に設置されるアジャスタ脚と、
    前記アジャスタ脚によって支えられる高い硬度を有する床架台と、
    前記床架台の上に載置される床パンと、
    を備え、
    前記床パンは、
    前記床架台よりも硬度が低く、熱可塑性樹脂製の発泡成形品であって、前記床架台に形成された床パン支持面に密接するように載置される第一のクッション層と、
    前記第一のクッション層よりも柔軟な発泡樹脂成形品であって、前記第一のクッション層の上面に密接するように設けられる第二のクッション層と、
    前記第二のクッション層の上面に密接するとともに、上面が洗い場の表面に露出するように設けられてなり、前記第二のクッション層よりも高い硬度を有する表面層と、
    から構成したことを特徴とする浴室の洗い場床。
  2. 前記第一のクッション層は、発泡倍率が約6〜10倍の発泡ポリプロピレン製であり、
    前記第二のクッション層は、発泡倍率が約4.0〜4.5倍の発泡ポリウレタン製であることを特徴とする請求項1記載の浴室の洗い場床。
  3. 前記第一のクッション層は、前記第二のクッション層よりも厚く形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室の洗い場床。
  4. 前記床架台は、前記床パンを支える床パン支持面と前記床パンを支持しない不支持面とが交互に配設されるように波形に成形された鋼板製のデッキプレートを備え、
    前記床パン支持面と不支持面の高低差を、前記デッキプレートに載置された前記床パンに人が載った際に、前記第一のクッション層の下面が前記不支持面において下方に撓む寸法よりも大きくしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の浴室の洗い場床。
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