JP7074710B2 - 塗装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼板製部材及び樹脂製部材を含む自動車ボデーの塗装方法に関する。
一般に、自動車ボデーにおいては、車両フレームなどの金属部材(例えば、鋼板製部材)に、プラスチックバンパーやプラスチックフェンダーなどの樹脂製部材が装着されている。
従来、自動車ボデーの塗装では、樹脂製部材の耐熱性が金属部材の耐熱性に比べて低いため、金属部材及び樹脂製部材のそれぞれを別工程で、それらの耐熱性に応じた塗料及び条件で塗装し、その後、樹脂製部材が金属部材に組み付けられている。
つまり、金属部材の塗装工程では、比較的高温で硬化する金属部材用の塗料を、金属部材に塗布して硬化させ、樹脂製部材の塗装工程では、比較的低温で硬化する樹脂製部材用の塗料を、樹脂製部材に塗布して硬化させている。
このように金属部材及び樹脂製部材を別工程で塗装する方法として、例えば、特許文献1には、金属鋼板からなる自動車ボデーに、金属鋼板用着色ベース塗料及びクリア塗料を塗装して120~140℃で焼き付け、樹脂材料からなるバンパーに、樹脂製部材用着色ベース塗料及びクリア塗料を塗装して90~110℃で焼き付ける、車両の塗装方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の車両の塗装方法では、金属鋼板部分及び樹脂材料部分の塗装工程において使用される塗料が互いに異なるために、金属鋼板部分の塗膜の色調及び樹脂材料部分の塗膜の色調を一致させることが困難であり、それらの色差の低減を図るには限度がある。
そこで、特許文献2には、鋼板製部材にも樹脂製部材にも同一の水性着色ベース塗料を用いて、それぞれに塗装することで、鋼板製部材上の塗膜及び樹脂製部材上の塗膜の色差低減を図る手法が記載されている。
特開2011-25153号公報 特開2016-117031号公報
しかしながら、本発明者らの検討によると、特許文献2に記載の手法では、特にピンク色等の淡彩色の塗料を用いた場合、樹脂製部材塗色の色調が白っぽくなることがあった。すなわち、鋼板製部材及び樹脂製部材に同一塗料を用いているにもかかわらず、鋼板製部材塗色と樹脂製部材塗色とが異なることがあった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、鋼板製部材及び樹脂製部材を含む自動車ボデーの塗装方法であって、塗装工程の負荷を低減しつつ、淡彩色の水性ベース塗料を用いた場合でも、塗装後の両部材上の塗膜の色の違いを低減できる塗装方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、以下の塗装方法により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
<1>鋼板製部材及び樹脂製部材を含む自動車ボデーの表面に単一の水性淡彩色ベース塗料を塗装する方法であって、
前記水性淡彩色ベース塗料中の酸化チタンの含有量が、前記水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、15~30質量部であり、
前記水性淡彩色ベース塗料中の有彩色顔料の含有量が、前記水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、2.5~4.5質量部であり、
前記水性淡彩色ベース塗料中のグリコールエーテル系親水性有機溶剤の含有量が、前記水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、45~65質量部であり、
前記水性淡彩色ベース塗料の塗装時の、前記鋼板製部材の表面温度と前記樹脂製部材の表面温度との差が10~30℃であり、
前記鋼板製部材における前記水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度と、前記樹脂製部材における前記水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度との差が70Pa・s以下である塗装方法。
<2>前記鋼板製部材が、鋼板に電着塗装及び水性中塗り塗装が順次なされたものであり、
前記水性淡彩色ベース塗料によって形成され、かつ前記鋼板製部材上に存在する塗膜上に、クリア塗料を塗装する<1>に記載の塗装方法。
<3>前記樹脂製部材が、樹脂素材に水性プライマー塗装がなされたものであり、
前記水性淡彩色ベース塗料によって形成され、かつ前記樹脂製部材上に存在する塗膜上に、クリア塗料を塗装する<1>又は<2>に記載の塗装方法。
本発明の塗装方法によれば、鋼板製部材及び樹脂製部材を含む自動車ボデー表面に単一の水性ベース塗料を塗装するので塗装工程負荷を低減しつつ、淡彩色の水性ベース塗料を用いた場合でも、塗装後の両部材上の塗膜の色の違いを低減することができる。
以下、本発明について詳述するが、これらは望ましい実施態様の一例を示すものであり、本発明はこれらの内容に特定されるものではない。
本発明の塗装方法は、鋼板製部材及び樹脂製部材を含む自動車ボデーの表面に単一の水性淡彩色ベース塗料を塗装する工程を含む。
本発明において、水性淡彩色ベース塗料とは、分光測色計を用いて反射角45度で測定した反射率から計算されたJIS Z8781-4(2013年)に規定されるL表色系における明度としてのL値が45~65である水性塗料を意味する。
水性淡彩色ベース塗料は、水溶性又は水分散性の樹脂成分(親水性樹脂成分)、硬化剤、顔料、有機溶剤等を含有する。水性淡彩色ベース塗料は、例えば、親水性樹脂成分、硬化剤、顔料、有機溶剤等を水に溶解または分散させることにより調製することができる。
親水性樹脂成分としては、例えば、親水性基(例えば、カルボキシル基、水酸基、メチロール基、アミノ基、スルホン酸基、ポリオキシエチレン結合など)と、硬化剤と反応する官能基(例えば、水酸基)を有する樹脂が挙げられる。具体的には、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の公知の親水性樹脂が挙げられる。
水性淡彩色ベース塗料中の親水性樹脂成分の含有量は、耐候性、耐水性等の塗膜性能の観点から、水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、好ましくは50~90質量部であり、より好ましくは55~85質量部であり、さらに好ましくは60~80質量部である。
硬化剤としては、例えば、メラミン樹脂、ポリイソシアネート化合物、ブロック化ポリイソシアネート化合物及びカルボジイミド基含有化合物等が挙げられる。
水性淡彩色ベース塗料中の硬化剤の含有量は、耐候性、耐水性等の塗膜性能の観点から、水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、好ましくは10~50質量部であり、より好ましくは15~45質量部であり、さらに好ましくは20~40質量部である。
顔料としては、例えば、着色顔料、体質顔料、光輝性顔料等が挙げられる。
着色顔料としては、例えば、有彩色顔料、酸化チタン、カーボンブラック顔料が挙げられる。有彩色顔料とは、白及び黒以外の色を呈する着色顔料である。
有彩色顔料としては、例えば、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属キレートアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、インダンスロン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、インジゴ系顔料等の有機顔料;酸化鉄等の金属酸化物顔料等が挙げられる。
体質顔料としては、例えば、タルク、クレー、カオリン、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、シリカ及びアルミナホワイト等が挙げられる。
光輝性顔料としては、例えば、アルミニウム(蒸着アルミニウムを含む)、銅、亜鉛、真ちゅう、ニッケル、酸化アルミニウム、雲母、酸化チタンや酸化鉄で被覆された酸化アルミニウム、酸化チタンや酸化鉄で被覆された雲母、ガラスフレーク及びホログラム顔料等が挙げられる。
これらの顔料は、単独でまたは2種以上組み合わせて使用することができる。
水性淡彩色ベース塗料中の顔料の含有量は、鋼板製部材及び樹脂製部材を保護し美観を与える観点から、水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、好ましくは17.5~40質量部であり、より好ましくは18~35質量部であり、さらに好ましくは20~30質量部である。
本発明では、水性淡彩色ベース塗料は、少なくとも酸化チタン及び有彩色顔料を含有する。
水性淡彩色ベース塗料中の酸化チタンの含有量は、水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、15~30質量部である。酸化チタンの含有量が15質量部以上であると、塗膜の隠蔽性が向上し、色むらを防止することができる。酸化チタンの含有量が30質量部以下であると、塗膜のL値が高くなりすぎない。よって、塗膜のL値を下げるために有彩色顔料を添加する必要がなく、顔料濃度が高くなって粘度及び塗料固形分も高くなるということがない。
また、酸化チタンの含有量は、塗装後の鋼板製部材及び樹脂製部材上の塗膜の色の違いを低減する観点から、好ましくは15~25質量部、より好ましくは17~23質量部である。
水性淡彩色ベース塗料中の有彩色顔料の含有量は、水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、2.5~4.5質量部である。有彩色顔料の含有量が2.5質量部以上であると、塗膜のL値が高くなりすぎるのを防ぎ、自動車ボデーの意匠性を向上することができる。有彩色顔料の含有量が4.5質量部以下であると、塗膜のL値が低くなりすぎるのを防ぎ、酸化チタンの含有量を増量する必要がなく、適切な粘度及び塗料固形分となる。
また、有彩色顔料の含有量は、塗装後の鋼板製部材上及び樹脂製部材上の塗膜の色の違いを低減する観点から、好ましくは3.0~4.0質量部である。
また、有機溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル系親水性有機溶剤;トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタンなどの炭化水素系有機溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルアセテート等のエステル系有機溶剤;ブタノール、プロパノール、オクタノール、シクロヘキサノール、ジエチレングリコール等のアルコール系有機溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン系有機溶剤等が挙げられる。
本発明では、水性淡彩色ベース塗料は、少なくともグリコールエーテル系親水性有機溶剤を含有する。
水性淡彩色ベース塗料中のグリコールエーテル系親水性有機溶剤の含有量は、水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、45~65質量部である。グリコールエーテル系親水性有機溶剤の含有量が45質量部以上であると、塗装~焼付け時にワキ(ピンホール等の塗膜欠陥)が生じるのを防ぐことができる。グリコールエーテル系親水性有機溶剤の含有量が65質量部以下であると、塗料中の水性樹脂安定性が向上する。
また、グリコールエーテル系親水性有機溶剤の含有量は、塗装後の鋼板製部材上及び樹脂製部材上の塗膜の色の違いを低減する観点から、好ましくは50~60質量部である。
水性淡彩色ベース塗料には、上記成分に加えて、さらに必要に応じて、例えば、硬化触媒、粘性調整剤、その他塗料用添加剤を適宜の割合で添加することができる。
また、本発明では、水性淡彩色ベース塗料の塗装時の、鋼板製部材の表面温度と樹脂製部材の表面温度との差が10~30℃である。
なお、鋼板製部材の表面温度と、樹脂製部材の表面温度は、どちらが高くてもよい。
上記表面温度は、非接触温度計によって測定することができる。例えば、放射温度計「AD-5616」(A&D Company Limited製)を用いることが出来る。
また、本発明では、鋼板製部材における水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度と、樹脂製部材における水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度との差が70Pa・s以下である。当該粘度差が70Pa・s以下であると、塗装後の塗膜中の、酸化チタン及び有彩色顔料の対流の差が少なくなり塗膜の色の違いを低減できる。
上記粘度差を70Pa・s以下とするには、例えば、グリコールエーテル系親水性有機溶剤の含有量を調整する方法等が挙げられる。
なお、鋼板製部材における水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度と、樹脂製部材における水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度は、粘度差が上記範囲であれば、どちらが高くてもよい。
鋼板製部材及び樹脂製部材における水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度は、下記(1)~(3)の操作によって測定できる。
(1)各部材上に水性淡彩色ベース塗料を乾燥膜厚が15μmとなるように温度23℃及び湿度75%の条件下で塗装する。
(2)水性淡彩色ベース塗料が塗着して1分経過後の塗膜の一部をへら等で掻きとって採取する。
(3)粘弾性測定装置を用いて、温度23℃において、せん断速度を10000sec-1から0.0001sec-1まで変化させたときの0.1sec-1での粘度を上記塗着1分後の粘度とする。
上記粘弾性測定装置としては、例えば、「HAAKE RheoStress RS150」(商品名、HAAKE社製)を用いることができる。
鋼板製部材及び樹脂製部材に水性淡彩色ベース塗料を塗装する方法としては、例えば、エアスプレー法、エアレススプレー法、静電塗装法などが挙げられる。
水性淡彩色ベース塗料の塗装膜厚は、乾燥膜厚として、例えば10~30μm、好ましくは10~20μmである。
なお、水性淡彩色ベース塗料の塗装後、静置し、公知の手段によりプレヒートを行うことができる。プレヒートは、例えば40~90℃、好ましくは50~80℃で、例えば1~10分間、好ましくは1~5分間行うことができる。
本発明における自動車ボデーは、鋼板製部材及び樹脂製部材を含むものであり、上記両部材をそれぞれ部分的に含有するようにその塗装面が構成されることが好ましい。
上記両部材を含有する形態、上記両部材の含有比率は限定されるものでない。しかし、該塗装面の20%以上を、鋼板製部材が5~95%、樹脂製部材が95~5%占めるように構成されることが好ましい。
自動車ボデーは、鋼板製部材と樹脂製部材とは既知の方法により組み付けて得ることができる。
本発明では、上記温度差を制御しやすくする観点から、鋼板製部材に水性淡彩色ベース塗料を塗装する工程及び樹脂製部材に水性淡彩色ベース塗料を塗装する工程を個別に行った後に、上記組み付けを行うことが好ましい。
また、本発明では、鋼板製部材は、耐食性の観点から、鋼板に電着塗装及び水性中塗り塗装が順次なされたものであることが好ましい。
具体的には、鋼板に化成処理がなされた後、電着塗料による塗装(電着塗装)が行われ、電着塗料の焼付硬化塗膜面に、水性中塗り塗料が塗装されることが好ましい。
化成処理としては、例えば、リン酸亜鉛処理やリン酸鉄処理などのリン酸塩処理、複合酸化膜処理、リン酸クロム処理、クロメート処理等を挙げることができる。
電着塗装は、鋼板製部材にカチオン電着塗料を塗装することによって行われる。
例えば、脱イオン水等で希釈して固形分濃度を5~40質量%とし、さらにpHを5.5~9.0の範囲内に調整したカチオン電着塗料からなる電着浴を、浴温15~35℃に調整し、負荷電圧100~400Vの条件で鋼板製部材を陰極として通電することによって行うことができる。
カチオン電着塗料としては、例えば、カチオン性高分子化合物の水溶液又は分散液に、必要に応じて、架橋剤、各種顔料、その他の添加剤を配合してなる既知のものを使用することができる。
カチオン性高分子化合物としては、例えば、水酸基などの架橋性官能基を有するアクリル樹脂やエポキシ樹脂にアミノ基を導入したものが挙げられる。これを有機酸や無機酸などで中和して水溶化又は水分散化せしめることによって、カチオン性高分子化合物の水溶液又は分散液が得られる。
架橋剤としては、ブロックポリイソシアネート化合物や脂環式エポキシ化合物を使用することができる。
電着塗装後、鋼板製部材に余分に付着したカチオン電着塗料を落とすために、限外濾過液(UF濾液)、逆浸透透過水(RO水)、工業用水、純水等で水洗してもよい。
電着塗装による塗膜の焼き付け乾燥は、電気熱風乾燥機、ガス熱風乾燥機などの乾燥設備を用いて、塗装物表面の温度を110~200℃、好ましくは140~180℃にて、10~180分間、好ましくは20~50分間、塗膜を加熱して行うことができる。
カチオン電着塗料の塗装膜厚は、乾燥膜厚として、例えば10~30μm、好ましくは15~25μmである。
水性中塗り塗料は、水溶性又は水分散性の樹脂成分(親水性樹脂成分)、硬化剤等を含有する。水性中塗り塗料は、例えば、親水性樹脂成分、硬化剤等を水に溶解または分散させることにより調製することができる。
親水性樹脂成分及び硬化剤としては、水性淡彩色ベース塗料で用いられるものと同様のものを用いることができる。
水性中塗り塗料には、上記成分に加えて、さらに必要に応じて、例えば、着色顔料、体質顔料、硬化触媒、有機溶剤、その他塗料用添加剤を適宜の割合で添加することができる。
水性中塗り塗料は、鋼板製部材を淡彩色仕上げとする観点から、分光測色計を用いて反射角45度で測定した反射率から計算されたJIS Z8781-4(2013年)に規定されるL表色系における明度としてのL値が80以上であることが好ましい。
鋼板製部材に水性中塗り塗料を塗装する方法としては、例えば、エアスプレー法、エアレススプレー法、静電塗装法などが挙げられる。
水性中塗り塗料の塗装膜厚は、乾燥膜厚として、例えば10~40μm、好ましくは13~30μmである。
なお、水性中塗り塗料の塗装後、静置し、公知の手段によりプレヒートを行うことができる。プレヒートは、例えば40~90℃、好ましくは50~80℃で、例えば1~10分間、好ましくは1~5分間行うことができる。
また、本発明では、樹脂製部材として、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂(ABS)、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフタールアミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂等の樹脂素材を用いることができる。
これらの中でも、軟質かつ耐疲労性が高いポリプロピレン樹脂が好ましい。
さらに、樹脂製部材は、水性淡彩色ベース塗料との密着性を向上させる観点から、上記樹脂素材に水性プライマー塗装がなされたものであることが好ましい。
具体的には、樹脂素材に脱脂等の処理をした後、水性プライマー塗料による塗装(水性プライマー塗装)が行われることが好ましい。
水性プライマー塗料は、水溶性又は水分散性の樹脂成分(親水性樹脂成分)、硬化剤等を含有する。水性プライマー塗料は、例えば、親水性樹脂成分、硬化剤等を水に溶解または分散させることにより調製することができる。
親水性樹脂成分及び硬化剤としては、水性淡彩色ベース塗料で用いられるものと同様のものを用いることができる。
水性プライマー塗料には、上記成分に加えて、さらに必要に応じて、例えば、導電顔料、着色顔料、体質顔料、硬化触媒、有機溶剤、その他塗料用添加剤を適宜の割合で添加することができる。
水性プライマー塗料は、樹脂製部材を淡彩色仕上げとする観点から、分光測色計を用いて反射角45度で測定した反射率から計算されたJIS Z8781-4(2013年)に規定されるL表色系における明度としてのL値が80以上であることが好ましい。
樹脂製部材に水性プライマー塗料を塗装する方法としては、例えば、エアスプレー法、エアレススプレー法、静電塗装法などが挙げられる。
水性プライマー塗料の塗装膜厚は、乾燥膜厚として、例えば5~20μm、好ましくは6~15μmである。
なお、水性プライマー塗料の塗装後、静置し、公知の手段によりプレヒートを行うことができる。プレヒートは、例えば40~90℃、好ましくは50~80℃で、例えば1~10分間、好ましくは1~5分間行うことができる。
本発明では、水性淡彩色ベース塗料によって形成され、かつ鋼板製部材上及び樹脂製部材上に存在する塗膜の少なくとも一部に、クリア塗料を塗装することが好ましい。
また、塗膜の平滑性及び鮮映性等向上の観点から、水性淡彩色ベース塗料によって形成され鋼板製部材上に存在する塗膜、及び水性淡彩色ベース塗料によって形成され樹脂製部材上に存在する塗膜の両方に、クリア塗料を塗装することがより好ましい。
クリア塗料としては、自動車ボデーの塗装用として公知の溶剤系かつ2液型の熱硬化性クリア塗料組成物を使用できる。
溶剤系とは、水性と対比される用語であって、溶媒として実質的に水を含有しないものであることを意味する用語である。
2液型の熱硬化性クリア塗料組成物としては、例えば、架橋性官能基を有する基体樹脂(主剤)及び架橋剤の2液を含有する有機溶剤型熱硬化性塗料組成物等を挙げることができ、塗装の直前に上記の2液を混合して用いられる。
基体樹脂が有する架橋性官能基としては、例えば、カルボキシル基、水酸基、エポキシ基及びシラノール基等を挙げることができる。
基体樹脂の種類としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂及びフッ素樹脂等を挙げることができる。
架橋剤としては、例えば、ポリイソシアネート化合物、ブロック化ポリイソシアネート化合物、メラミン樹脂、尿素樹脂、カルボキシル基含有化合物、カルボキシル基含有樹脂、エポキシ基含有樹脂及びエポキシ基含有化合物等を挙げることができる。
クリア塗料には、必要に応じて、透明性を阻害しない程度に、着色顔料、光輝性顔料及び染料等を含有させることができ、さらに、体質顔料、紫外線吸収剤、光安定剤、消泡剤、増粘剤、防錆剤及び表面調整剤等を適宜含有させることができる。
クリア塗料を塗装する方法としては、例えば、エアスプレー法、エアレススプレー法、静電塗装法などが挙げられる。
クリア塗料を塗装された各部材は、公知の方法で加熱し、焼き付け硬化させることができる。焼き付け温度は、鋼板製部材では、例えば80~170℃、好ましくは120~160℃であり、樹脂製部材では、例えば50~130℃、好ましくは70~120℃である。焼き付け時間は、例えば20~40分である。
クリア塗料の塗装膜厚は、乾燥膜厚として、例えば10~60μm、好ましくは25~50μmである。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明の範囲はこれらの実施例のみに限定されるものではない。また、実施例中の「部」は、「質量部」を示す。
[試験板]
鋼板製部材として、鋼板(450mm×300mm×0.8mm)にカチオン電着塗料(商品名「エレクロン9900」、関西ペイント社製)を電着塗装により下塗し、焼付を行い、厚さ約20μmの電着塗膜を形成したものを用意した。
樹脂製部材として、ポリプロピレン板(商品名「TSOP-6」、オンダ化成社製)を用意した。
[水性淡彩色ベース塗料]
(水性淡彩色ベース塗料1)
樹脂成分として、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂及びメラミン樹脂を含み、顔料として酸化鉄、キナクリドン系顔料及び酸化チタンを含む水性淡彩色ベース塗料(商品名「WBC713D-3」、関西ペイント社製)を用意した。
上記ベース塗料を用いて、上記ベース塗料中の全樹脂固形分100部に対して、酸化鉄(赤)の含有量が0.5部、キナクリドン系赤顔料の含有量が3部、酸化チタンの含有量が25部、親水系溶剤エチレングリコールモノブチルエーテルの含有量が55部である水性淡彩色ベース塗料1を調製した。
(水性淡彩色ベース塗料2)
水性淡彩色ベース塗料「WBC713D-3」を用意した。
上記ベース塗料を用いて、上記ベース塗料中の全樹脂固形分100部に対して、酸化鉄(赤)の含有量が0.3部、キナクリドン系赤顔料の含有量が3.5部、酸化チタンの含有量が20部、アルミニウム顔料の含有量が1.5部、親水系溶剤エチレングリコールモノプロピルエーテルの含有量が50部である水性淡彩色ベース塗料2を調製した。
(水性淡彩色ベース塗料3)
水性淡彩色ベース塗料「WBC713D-3」を用意した。
上記ベース塗料を用いて、上記ベース塗料中の全樹脂固形分100部に対して、酸化鉄(赤)の含有量が0.5部、キナクリドン系赤顔料の含有量が3部、酸化チタンの含有量が25部、親水系溶剤エチレングリコールモノブチルエーテルの含有量が60部である水性淡彩色ベース塗料3を調製した。
(水性淡彩色ベース塗料4)
水性淡彩色ベース塗料「WBC713D-3」を用意した。
上記ベース塗料を用いて、上記ベース塗料中の全樹脂固形分100部に対して、酸化鉄(赤)の含有量が0.5部、キナクリドン系赤顔料の含有量が3部、酸化チタンの含有量が40部、親水系溶剤エチレングリコールモノブチルエーテルの含有量が55部である水性淡彩色ベース塗料4を調製した。
(水性淡彩色ベース塗料5)
水性淡彩色ベース塗料「WBC713D-3」を用意した。
上記ベース塗料を用いて、上記ベース塗料中の全樹脂固形分100部に対して、酸化鉄(赤)の含有量が0.5部、キナクリドン系赤顔料の含有量が3部、酸化チタンの含有量が25部、親水系溶剤エチレングリコールモノブチルエーテルの含有量が35部である水性淡彩色ベース塗料5を調製した。
水性淡彩色ベース塗料1~5について、分光測色計を用いて反射角45度で測定した反射率から計算されたJIS Z8781-4(2013年)に規定されるL表色系における明度としてのL値を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0007074710000001
[水性中塗り塗料]
樹脂成分として、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂及びメラミン樹脂を含む水性中塗り塗料(商品名「WP555D-3」、関西ペイント社製)を用意した。顔料として酸化チタン、酸化鉄及びカーボンをL値調整可能に配合し、水性中塗り塗料1を得た。
水性中塗り塗料1の塗装粘度(No.4フォードカップ、20℃)は、20~24秒であった。この水性中塗り塗料は、分光測色計(商品名「CM512m3」、コニカミノルタ社製、サンプル径50mm)を用いて反射角45度で測定した反射率から計算されたJIS Z8781-4(2013年)に規定されるL表色系における明度としてのL値が82であった。
[水性プライマー塗料]
樹脂成分として、オレフィン樹脂、ウレタン樹脂及びアクリル樹脂を含む水性プライマー塗料(商品名「アスカレックス3800-1」、関西ペイント社製)を用意した。顔料として酸化チタン、酸化鉄及びカーボンをL値調整可能に配合し、水性プライマー塗料1を得た。
水性プライマー塗料1の塗装粘度(No.4フォードカップ、20℃)は、45~55秒であった。この水性プライマー塗料は、分光測色計(商品名「CM512m3」、コニカミノルタ社製、サンプル径50mm)を用いて反射角45度で測定した反射率から計算されたJIS Z8781-4(2013年)に規定されるL表色系における明度としてのL値が82であった。
[実施例1]
(鋼板製部材塗装工程)
上記で得られた鋼板製部材に、水性中塗り塗料1(「WP555D-3」、結果的にL値82)を硬化膜厚で17μmとなるように塗布し、3分間セッティングし、75℃で3分間プレヒートし、25℃で3分間クーリングした。
水性中塗り塗装後の鋼板製部材の表面温度を、放射温度計(商品名「AD-5616」、A&D Company Limited製)によって測定した。結果を表2に示す。
その後、水性淡彩色ベース塗料1を硬化膜厚で15μmとなるように温度23℃及び湿度75%の条件下で塗布し、3分間セッティングし、75℃で3分間プレヒートし、25℃で5分間クーリングした。
水性淡彩色ベース塗料が塗着して1分経過後の塗膜の一部をへらで掻きとって採取し、粘弾性測定装置(商品名「HAAKE RheoStress RS150」、HAAKE社製)を用いて、温度23℃において、せん断速度を10000sec-1から0.0001sec-1まで変化させたときの0.1sec-1での粘度を、鋼板製部材における水性淡彩色ベース塗料1の塗着1分後の粘度とした。結果を表2に示す。
そして、酸エポキシ系クリア塗料(商品名「DKC-K12-1」、関西ペイント社製)を塗布し、10分間セッティング後に、140℃で30分間焼付を行った。
(樹脂製部材塗装工程)
上記樹脂製部材に、水性プライマー塗料1(「アスカレックス3800-1」、結果的にL値82)を硬化膜厚で8μmとなるように塗布し、3分間セッティングし、75℃で3分間プレヒートし、25℃で3分間クーリングした。
水性プライマー塗装後の樹脂製部材の表面温度を、放射温度計(商品名「AD-5616」、A&D Company Limited製)によって測定した。結果を表2に示す。
また、水性プライマー塗装後の樹脂製部材の表面温度と、水性中塗り塗装後の鋼板製部材の表面温度との差を求めた。結果を表2に示す。
その後、水性淡彩色ベース塗料1を硬化膜厚で15μmとなるように温度23℃及び湿度75%の条件下で塗布し、3分間セッティングし、75℃で3分間プレヒートし、25℃で5分間クーリングした。
水性淡彩色ベース塗料が塗着して1分経過後の塗膜の一部をへらで掻きとって採取し、粘弾性測定装置(商品名「HAAKE RheoStress RS150」、HAAKE社製)を用いて、温度23℃において、せん断速度を10000sec-1から0.0001sec-1まで変化させたときの0.1sec-1での粘度を、樹脂製部材における水性淡彩色ベース塗料1の塗着1分後の粘度とした。結果を表2に示す。
また、樹脂製部材における水性淡彩色ベース塗料1の塗着1分後の粘度と、鋼板製部材における水性淡彩色ベース塗料1の塗着1分後の粘度との差を求めた。結果を表2に示す。
そして、アクリル/イソシアネート系2液型クリア塗料(商品名「ソフレックス8538D」、関西ペイント社製)を塗布し、5分間セッティング後に、100℃で30分間焼付を行った。
(各部材上の塗膜の色の違いに関する評価)
上記酸エポキシ系クリア塗料を塗布する前かつ、水性淡彩色ベース塗料1塗布後のクーリング終了後の鋼板製部材上の塗膜のL値(L1)及びa値(a1)を、下記の方法によって測定した。すなわち、当該鋼板製部材上の3箇所を無作為に選定した。当該3箇所でのL値及びa値を、積分球型の分光測色計(商品名「CM512m3」、コニカミノルタ社製、サンプル径50mm)を用いて、受光角45度(塗面に対して垂直方向を0度とした。)に対して、反射角45度で測定した分光反射率から算出した。
当該3箇所でのL値の平均値をL1、当該3箇所でのa値の平均値をa1とした。
上記アクリル/イソシアネート系2液型クリア塗料を塗布する前かつ、水性淡彩色ベース塗料1塗布後のクーリング終了後の樹脂製部材上の塗膜のL値(L2)及びa値(a2)を、上記L1及びa1の測定方法に準じて測定した。
ΔL(L2-L1)及びΔa(a2-a1)を求めた。結果を表2に示す。
また、クリア塗料を塗布し焼付乾燥後、鋼板製部材上及び樹脂製部材上の塗膜面を観察し、それぞれの部材上の塗膜の色の違いを下記基準で評価した。結果を表2に示す。
◎:全く色の違いを感じなかった。
○:ほぼ色の違いを感じなかった。
×:色の違いを感じた。
[実施例2、3及び比較例1、2]
水性淡彩色ベース塗料1を、表2に示す水性淡彩色ベース塗料に変更した以外は実施例1と同様にして、水性中塗り塗装後の鋼板製部材の表面温度、鋼板製部材における水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度、水性プライマー塗装後の樹脂製部材の表面温度、及び樹脂製部材における水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度を測定した。結果を表2に示す。
また、実施例1と同様にして、各部材上の塗膜の色の違いに関する評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 0007074710000002
表2の結果から、本発明の塗装方法によって塗装された鋼板製部材及び樹脂製部材は、塗膜の色の違いが小さいことが分かった。

Claims (3)

  1. 鋼板製部材及び樹脂製部材を含む自動車ボデーの表面に単一の水性淡彩色ベース塗料を塗装する方法であって、
    前記水性淡彩色ベース塗料中の酸化チタンの含有量が、前記水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、15~30質量部であり、
    前記水性淡彩色ベース塗料中の有彩色顔料の含有量が、前記水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、2.5~4.5質量部であり、
    前記水性淡彩色ベース塗料中のグリコールエーテル系親水性有機溶剤の含有量が、前記水性淡彩色ベース塗料中の全樹脂固形分100質量部に対して、45~65質量部であり、
    前記水性淡彩色ベース塗料の塗装時の、前記鋼板製部材の表面温度と前記樹脂製部材の表面温度との差が10~30℃であり、
    前記鋼板製部材における前記水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度と、前記樹脂製部材における前記水性淡彩色ベース塗料の塗着1分後の粘度との差が70Pa・s以下である塗装方法。
  2. 前記鋼板製部材が、鋼板に電着塗装及び水性中塗り塗装が順次なされたものであり、
    前記水性淡彩色ベース塗料によって形成され、かつ前記鋼板製部材上に存在する塗膜上に、クリア塗料を塗装する請求項1に記載の塗装方法。
  3. 前記樹脂製部材が、樹脂素材に水性プライマー塗装がなされたものであり、
    前記水性淡彩色ベース塗料によって形成され、かつ前記樹脂製部材上に存在する塗膜上に、クリア塗料を塗装する請求項1又は2に記載の塗装方法。
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