JP7051643B2 - バンプストッパおよび緩衝器 - Google Patents

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本発明は、バンプストッパおよび緩衝器に関する。
従来、緩衝器は、アウターチューブとアウターチューブ内に出入り自在に挿入されるロッドとを備える他、ロッド側に設けたバンプストッパラバーと、アウターチューブ端に設けたバンプストッパとを備えている。
このような緩衝器では、アウターチューブにロッドが最も侵入する最収縮時にバンプストッパラバーがバンプストッパに衝合して圧縮されてバンプストッパラバーが弾発力を発揮し、緩衝器における最収縮時の衝撃が緩和される。
バンプストッパは、アウターチューブに端部外周に嵌合される断面真円形の筒部と、筒部の頂部に設けられてバンプクッションラバーに対向してロッドの挿通を許容する環状のストッパ部とを備えており、アウターチューブの端部外周に嵌合される。
より具体的には、バンプストッパは、筒部の内周に周方向に並べて設けられる複数の突起を備えており、アウターチューブの外周に突起を押し当ててアウターチューブを緊迫してアウターチューブに固定される(たとえば、特許文献1参照)。つまり、従来のバンプストッパは、アウターチューブに圧入によって固定されており、これによりアウターチューブからの脱落が防止されている。
特開2009-222223公報
前述のように、従来のバンプストッパは、アウターチューブの緊迫によってアウターチューブへ固定されているので、筒部の直径を小さくすれば大きな緊迫力が得られてアウターチューブへの固定が確実となる。
しかしながら、前記緊迫力を大きくすると、バンプストッパをアウターチューブの端部外周に圧入する際にバンプストッパに大きな応力が作用して割れてしまう可能性が大きくなる。
そうかと言って、緊迫力を小さくするとバンプストッパがアウターチューブから脱落してしまう可能性あるので、従来のバンプストッパでは、緊迫力を小さくするのは難しい。
そこで、本発明は、アウターチューブの端部外周への装着時の割れ防止とアウターチューブからの脱落防止を両立できるバンプストッパの提供および緩衝器の提供を目的とする。
前記した目的を解決するために、本発明のバンプストッパは、緩衝器のアウターチューブの端部外周への嵌合によって弾性変形する筒部と、筒部の内周に設けられて筒部の弾性変形によってアウターチューブの外周に設けた溝に入り込む爪とを備えて構成されている。このように構成されたバンプストッパでは、バンプストッパをアウターチューブへ固定するのに緊迫力を利用するのではなく爪の溝への入り込みによって行える。バンプストッパをアウターチューブへ固定するために大きな緊迫量を必要としないので、アウターチューブの端部外周にバンプストッパを装着する際に筒部に作用する応力を非常に小さくできる。
また、本発明のバンプストッパでは、筒部の周方向で、筒部における爪が設けられる部位とその周囲の部分の剛性がそれ以外の部分の剛性より低くなっている。このように構成されたバンプストッパでは、爪を備えた部分が変形しやすくなり、筒部をアウターチューブの外周に嵌合させる際に爪が溝内に侵入しやすくなるとともに筒部の割れ防止効果も増大する。
なお、筒部の周方向で、筒部における爪が設けられる部位およびその周囲の部分の剛性をそれ以外の部分の剛性より低くするには、爪が設けられる部位およびその周囲の部分の肉厚をそれ以外の部分の肉厚よりも薄くしておくとよく、筒部を複数の材料で構成することなく簡単に剛性を低くできる。
また、他の発明のバンプストッパでは、筒部の内周形状が軸方向に見て楕円形状とされており、筒部の内周の短径がアウターチューブの外径よりも短く、筒部の内周の長径がアウターチューブの外径よりも長く、爪が筒部の内周の長軸上に設けられている。このように構成されたバンプストッパは、爪間の距離が長くなり、筒部のアウターチューブの外周への嵌合の際に爪の緊迫力を小さくできるので筒部への負担も少ない。また、筒部が楕円形状とされるから周方向に見て形状が大きく変化しないため、アウターチューブへの嵌合の際の弾性変形で応力集中しにくくなる。よって、このように構成されたバンプストッパは、アウターチューブへの嵌合の際の割れ防止効果が高くなる。さらに他の発明のバンプストッパでは、筒部の内周形状が軸方向に見て多角形とされており、爪が筒部の頂点の内周にそれぞれ設けられており、爪の内周側先端を通る円の直径がアウターチューブの外径よりも大きく、筒部の内接円の直径がアウターチューブの外径よりも小さくなっている。
そして、アウターチューブの外周に設けられる溝をアウターチューブの周方向に沿って全周に亘って設けられる環状溝とした緩衝器では、爪と溝とを周方向で位置決めしなくとも、バンプストッパをアウターチューブの外周へ装着できるので、装着作業が容易となる。
本発明のバンプストッパおよびバンプストッパを備える緩衝器によれば、バンプストッパのアウターチューブの端部外周への装着時の割れの防止とバンプストッパのアウターチューブからの脱落の防止とを両立できる。
本発明の一実施の形態におけるバンプストッパを備えた緩衝器の側面図である。 本発明の一実施の形態におけるバンプストッパの平面図である。 (a)は、本発明の一実施の形態におけるバンプストッパの第一変形例の平面図である。(b)は、本発明の一実施の形態におけるバンプストッパの第二変形例の平面図である。(c)は、本発明の一実施の形態におけるバンプストッパの第三変形例の平面図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。一実施の形態のバンプストッパ1は、図1に示すように、緩衝器Dにおけるアウターチューブ10の外周端部に装着されており、緩衝器Dのロッド11の先端に装着されたバンプクッションラバー13に対向している。そして、バンプストッパ1は、緩衝器Dが予め設定された位置まで収縮すると、バンプクッションラバー13の図1中下端に当接してバンプクッションラバー13を圧縮してバンプクッションラバー13に緩衝器Dの収縮を抑制する弾発力を発揮させる。このようにバンプストッパ1は、バンプクッションラバー13と協働して緩衝器Dが最収縮する際の衝撃を緩和する。
緩衝器Dは、円筒形のアウターチューブ10とアウターチューブ10内に出入り可能に挿入されるロッド11とを備えた緩衝器本体9とバンプストッパ1とを備えており、アウターチューブ10に対してロッド11が軸方向に移動する伸縮時に減衰力を発揮する。そして、アウターチューブ10の図1中上方の端部外周にはバンプストッパ1が装着されている。また、アウターチューブ10の図1中上端近傍の外周には、溝10aが設けられており、この溝10aは、アウターチューブ10の外周全周に亘り周方向に沿う環状溝とされている。また、アウターチューブ10の図1中上端内周には、ロッド11の外周をシールするシール部材12とロッド11の軸方向の移動を案内する図示しない環状のロッドガイドが収容されて固定されている。
なお、緩衝器Dは、詳しくは図示しないが、アウターチューブ10内に収容されるシリンダと、ロッド11に連結されるとともにシリンダ内に移動自在に挿入されてシリンダ内を伸び側室と圧側室とに区画するピストンとを備えるとともに、シリンダとアウターチューブ10との間にリザーバを備えている。また、伸側室と圧側室には、液体が充填されるほか、リザーバには液体と気体が充填されている。さらに、緩衝器Dは、伸側室と圧側室を連通する通路と、圧側室とリザーバとを連通する通路が設けられるとともに、これら通路に減衰力を発揮するための減衰バルブや逆止弁が適宜設けられる。このように構成された緩衝器Dは、伸長時には、拡大する圧側室から縮小する伸側室へ向かう液体の流れに減衰バルブで抵抗を与えて伸長を妨げる減衰力を発揮する。反対に、緩衝器Dは、収縮時には、ロッド11がシリンダ内に侵入してシリンダ内から液体が押し出され、圧側室からリザーバへ向かう液体の流れに減衰バルブで抵抗を与えて収縮を妨げる減衰力を発揮する。
前述したところでは、緩衝器Dを複筒型緩衝器として説明しているが、緩衝器Dは、複筒型に限られずアウターチューブ10内にロッド11が出入りする際に減衰力を発揮するものであればよい。よって、緩衝器Dは、アウターチューブ10内に直接ピストンを挿入してアウターチューブ10内に伸側室と圧側室を設ける単筒(モノチューブ)型の緩衝器とされてもよい。さらに、緩衝器Dは、片ロッド型の緩衝器であっても両ロッド型の緩衝器であってもよい。なお、緩衝器Dに使用される液体は、作動油のほかにも磁気粘性流体、電気粘性流体、水、水溶液と言った液体を利用してもよく、磁気粘性流体や電気粘性流体を用いる場合、減衰バルブに変えて通路に磁界や電界を作用させるデバイスの利用も可能である。
また、ロッド11の先端外周には、筒状のバンプクッションラバー13が装着されている。バンプクッションラバー13は、図1に示すように、合成樹脂やゴム等で蛇腹を備えた筒状に形成されており、図1中下端がバンプストッパ1に対向している。
バンプストッパ1は、本実施の形態では合成樹脂製であって、図1および図2に示すように、緩衝器Dのアウターチューブ10の端部外周に嵌合される筒部2と、筒部2の内周に設けられて溝10aに入り込む爪3と、筒部2の図1中上端に設けられてロッド11の挿通を許容するとともにバンプクッションラバー13の下端に対向する環状のストッパ部4とを備えて構成されている。
筒部2は、図2に示すように、軸方向から見て楕円形状となっており、内周形状も楕円形状とされている。そして、筒部2の内周における短軸Sの径である短径の長さは、図2中破線で示すアウターチューブ10の外周の直径よりも短く、筒部2の内周における長軸Lの径である長径の長さは、アウターチューブ10の外周の直径よりも長くなっている。
また、爪3は、筒部2の内周おける長軸L上に配置されて筒部2の内周の2箇所に設けられている。なお、本実施の形態では、バンプストッパ1をアウターチューブ10に嵌合させる前では、爪3,3間の距離は、アウターチューブ10の外周の直径よりも長くなっている。
そして、筒部2を周方向に見て、爪3,3が設けられている部位を中心としてその周囲の部分Aの肉厚は、他の部分Bの肉厚に比較して薄くなっており、部分Aは部分Bよりも剛性が低く、小さい応力で変形しやすくなっている。この実施の形態の場合、筒部2における短軸S上の互いに向かいあう部分B,Bが変形しづらく、筒部2における長軸L上の互いに向かい合う部分A,Aが変形しやすくなっている。
よって、筒部2における部分B,B間の長さは、アウターチューブ10の外周の直径よりも短い。そのため、アウターチューブ10の外周にバンプストッパ1を装着しようと、筒部2をアウターチューブ10の上端外周に嵌合させると、筒部2は、筒部2の部分B,Bがアウターチューブ10の外周に当接し、部分B,B間の距離が離間するように部分A,Aが撓むような弾性変形を呈する。つまり、筒部2は、アウターチューブ10の外周に嵌合されると短径が拡径され、長径が縮径されるように弾性変形する。部分Bは、筒部2において互いに間隔が最も狭くなる部位の近傍の部分であって、アウターチューブ10の外周に直接当接する部分であり、部分Aは、筒部2をアウターチューブ10へ嵌合するとアウターチューブ10に接近する部分である。このように、楕円形状の筒部2は、前述のように弾性変形するので、アウターチューブ10の外周に倣って円形に近い形状となってアウターチューブ10へ嵌合される。
このように筒部2が弾性変形すると、爪3,3がアウターチューブ10の外周に当接してアウターチューブ10を少しの緊迫力をもって締め付けるようになる。そして、バンプストッパ1のストッパ部4がアウターチューブ10の上端に当接するまでバンプストッパ1内にアウターチューブ10の上端を侵入させると、爪3,3は、溝10aに対向して溝10a内に侵入して入り込む。つまり、バンプストッパ1のストッパ部4がアウターチューブ10の上端に当接すると、バンプストッパ1に対する爪3がアウターチューブ10の溝10aに対向するようにバンプストッパ1とアウターチューブ10とが設計されている。
そして、筒部2が前述のように弾性変形するので、爪3,3は、溝10aに入り込むと溝10aから抜け出なくなり、バンプストッパ1をアウターチューブ10から抜こうとしても爪3,3が溝10a内に入り込んで抜けなくなる。よって、バンプストッパ1は、アウターチューブ10から脱落しなくなる。
また、このように、本発明のバンプストッパ1では、筒部2におけるアウターチューブ10への接触部位と爪3,3における緊迫力によってバンプストッパ1のアウターチューブ10からの脱落を防止しているのではなく、爪3,3のアウターチューブ10の溝10aへの入り込みによって脱落防止が図られる。よって、バンプストッパ1をアウターチューブ10の端部外周に装着する際において、筒部2の弾性変形による筒部2におけるアウターチューブ10への接触部位と爪3,3における緊迫力は非常に小さくて済む。以上から、筒部2に作用する応力は従来のバンプストッパに比較して非常に小さくできるから、バンプストッパ1をアウターチューブ10の端部外周に装着する際にバンプストッパ1が割れてしまう恐れもなくなる。
以上、本発明のバンプストッパ1は、緩衝器Dのアウターチューブ10の端部外周への嵌合によって弾性変形する筒部2と、筒部2の内周に設けられて筒部2の弾性変形によってアウターチューブ10の外周に設けた溝10aに入り込む爪3とを備えて構成されている。このように構成されたバンプストッパ1では、バンプストッパ1をアウターチューブ10へ固定するのに緊迫力を利用するのではなく爪3の溝10aへの入り込みによって行える。バンプストッパ1をアウターチューブ10へ固定するために大きな緊迫量を必要としないので、アウターチューブ10の端部外周にバンプストッパ1を装着する際に筒部2に作用する応力を非常に小さくできる。よって、本発明のバンプストッパ1およびバンプストッパ1を備える緩衝器Dによれば、バンプストッパ1のアウターチューブ10の端部外周への装着時の割れの防止とバンプストッパ1のアウターチューブ10からの脱落の防止とを両立できる。
また、本実施の形態のバンプストッパ1は、筒部2の内周形状が軸方向に見て楕円形状とされており、筒部2の内周の短径がアウターチューブ10の外径よりも短く、筒部2の内周の長径がアウターチューブ10の外径よりも長く、爪3が筒部2の内周の長軸L上に設けられている。このようにバンプストッパ1が構成されると、爪3,3間の距離が長くなり、筒部2のアウターチューブ10の外周への嵌合の際に爪3,3の緊迫力を小さくできるので、筒部2への負担も少ない。また、筒部2が楕円形状とされるから周方向に見て形状が大きく変化しないため、アウターチューブ10への嵌合の際の弾性変形で応力集中しにくくなる。よって、このように構成されたバンプストッパ1および緩衝器では、アウターチューブ10への嵌合の際の割れ防止効果が高くなる。
なお、本実施の形態のバンプストッパ1では、筒部2の内周形状および外周形状を楕円形状としているが、内周形状のみを楕円形状としても、筒部2の弾性変形によって爪3が溝10a内に侵入してバンプストッパ1をアウターチューブ10に固定できる。また、筒部2の形状は楕円形状に限定されるものでもなく、弾性変形によって生じる弾発力で爪3を溝10a内に入り込ませてその状態を維持できれば、筒部2の形状は制限されない。よって、筒部2を軸方向から見た形状は、円形とされてもよいし、三角形、多角形であってもよい。また、爪3の設置数は、一つ以上設けてあればよいが、バンプストッパ1のアウターチューブ10からの脱落の防止の観点からは複数設ける方が有利となる。
筒部2を軸方向から見た形状を三角形や多角形とする場合には、爪3を頂点の内周に設けると筒部2の爪3が設けられる部位に作用する応力が小さくなるので割れ防止の観点からは有利となる。なお、本実施の形態では、筒部2の軸方向から見た形状は楕円形状であって、長軸L上に爪3,3が設けられており、爪3,3間の距離がアウターチューブ10の外周の直径よりも長くなっている。そのため、筒部2のアウターチューブ10の外周への嵌合の際に爪3,3の緊迫力を小さくできるので、筒部2への負担も少なく、割れ防止効果が高くなる。これを、筒部2を三角形や多角形とする場合に応用する場合、図3に示すように、爪3,3の内周側先端を通る破線で示す仮想円Vの直径を一点鎖線で示すアウターチューブ10の直径よりも大きくしておけばよい。このようにすれば、筒部2の割れ防止効果が増大する。
また、本実施の形態のバンプストッパ1では、筒部2の周方向で、筒部2における爪3,3が設けられる部位とその周囲の部分Aの剛性がそれ以外の部分B,Bの剛性より低くなっている。このようにバンプストッパ1が構成されると、爪3,3を備えた部分Aが変形しやすくなり、筒部2をアウターチューブ10の外周に嵌合させる際に部分Aの撓み量が大きく爪3,3が溝10a内に侵入しやすくなるとともに筒部2の割れ防止効果も増大する。ただし、筒部2の周方向で剛性の強弱を設けない場合であっても本発明の効果は失われない。
なお、筒部2の周方向で、筒部2における爪3,3が設けられる部位およびその周囲の部分Aの剛性をそれ以外の部分B,Bの剛性より低くするには、本実施の形態のバンプストッパ1のように、部分Aの肉厚を部分Bの肉厚よりも薄くしておけば、筒部2を複数の材料で構成することなく簡単に剛性を低くできる。
また、本実施の形態における緩衝器Dでは、アウターチューブ10の外周に設けられる溝10aは、周方向に沿って全周に亘って設けられる環状溝とされている。このように構成された緩衝器Dでは、爪3と溝10aとを周方向で位置決めしなくとも、バンプストッパ1をアウターチューブ10の外周へ装着できるので、装着作業が容易となる。
なお、本実施の形態では、バンプストッパ1を合成樹脂としているので、型に合成樹脂を流し込む射出成型を利用してバンプストッパ1を製造すればよい。このような製造方法を採用する場合には、図1に示すように、爪3の図1中上端内周側にテーパ部3aを設けておくと、成形後のバンプストッパ1を型内から取り外しが容易となる。また、筒部2の図1中下端内周にテーパ部を設けるとともに爪3の図1中下端内周にテーパ部3bを設けてバンプストッパ1のアウターチューブ10への嵌合作業を容易にしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
1・・・バンプストッパ、2・・・筒部、3・・・爪、9・・・緩衝器本体、10・・・アウターチューブ、10a・・・溝、11・・・ロッド、A,B・・・筒部における部分、D・・・緩衝器、L・・・長軸

Claims (5)

  1. 緩衝器のアウターチューブの端部外周への嵌合によって弾性変形する筒部と、
    前記筒部の内周に設けられて前記筒部の弾性変形によって前記アウターチューブの外周に設けた溝に入り込む爪とを備え
    前記筒部の周方向で、前記筒部における前記爪が設けられる部位とその周囲の部分の剛性は、それ以外の部分の剛性より低い
    ことを特徴とするバンプストッパ。
  2. 緩衝器のアウターチューブの端部外周への嵌合によって弾性変形する筒部と、
    前記筒部の内周に設けられて前記筒部の弾性変形によって前記アウターチューブの外周に設けた溝に入り込む爪とを備え、
    前記筒部の内周形状は、軸方向に見て楕円形状とされており、
    前記筒部の内周の短径は、前記アウターチューブの外径よりも短く、
    前記筒部の内周の長径は、前記アウターチューブの外径よりも長く、
    前記爪は、前記筒部の内周の長軸上に設けられる
    ことを特徴とするバンプストッパ。
  3. 緩衝器のアウターチューブの端部外周への嵌合によって弾性変形する筒部と、
    前記筒部の内周に設けられて前記筒部の弾性変形によって前記アウターチューブの外周に設けた溝に入り込む爪とを備え、
    前記筒部の内周形状は、軸方向に見て多角形とされており、
    前記爪は、前記筒部の頂点の内周にそれぞれ設けられており、
    前記爪の内周側先端を通る円の直径が、前記アウターチューブの外径よりも大きく、
    前記筒部の内接円の直径が、前記アウターチューブの外径よりも小さい
    ことを特徴とするバンプストッパ。
  4. 前記筒部の周方向で、前記筒部における前記爪が設けられる部位とその周囲の部分の肉厚は、それ以外の部分の肉厚より薄い
    ことを特徴とする請求項に記載のバンプストッパ。
  5. アウターチューブと、前記アウターチューブ内に出入りするロッドとを有し、前記アウターチューブに対して前記ロッドが出入りする際に減衰力を発揮する緩衝器本体と、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のバンプストッパとを備え、
    前記アウターチューブに設けられた溝は周方向に設けられた環状溝である
    ことを特徴とする緩衝器。
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