JP7047619B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータに関するものである。
従来、モータとしては、マグネットが固定されたヨークと、ヨーク内に収容された電機子と、ヨークの開口部に配置され、電機子に電流を供給するための給電用ブラシと電機子の回転軸を軸支する軸受とを保持するブラシホルダとを備えたものがある。このようなモータでは、電機子の整流子に給電用ブラシが摺接することなどにより電気ノイズが発生して該電気ノイズが回転軸にも伝搬するが、回転軸を軸支する軸受とヨークとに接触される接地部材を備えることで、周囲に電気ノイズが放射されることを防ぐものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第6051129号明細書
しかしながら、上記のようなモータでは、ヨークと該ヨークに締結されるギヤハウジングとの間に接地部材を介在させて共締めすることで接地部材の接続が確定する構成であり、接地部材を誤った位置で締結してしまったとしても、ギヤハウジングが固定されているため、接地部材の接触状態を確認することができないという問題がある。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、本発明の目的は、軸受及びヨークに接触される接地部材を良好に設けることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、内面にマグネット(13)が固定された有底筒状のヨーク(14)と、前記ヨーク内に収容された電機子(15)と、前記ヨークの開口部に配置され、前記電機子に電流を供給するための給電用ブラシ(24)と前記電機子の回転軸(18)を軸支する軸受(26)とを保持するブラシホルダ(16)と、前記軸受及び前記ヨークに接触される接地部材(33)とを備えたモータであって、前記接地部材は、前記ブラシホルダに保持されたグランド用のターミナル(32)に固定される。
同構成によれば、軸受及びヨークに接触される接地部材は、ブラシホルダに保持されたグランド用のターミナルに固定されるため、ヨークにブラシホルダを組み付けた段階であって、例えば、ヨークにギヤハウジング等を組み付ける前の段階で、接地部材の正常な接触状態を確認することができる。よって、軸受及びヨークに接触される接地部材を良好に設けることができる。
一実施形態におけるモータの平面図。 一実施形態におけるブラシホルダの斜視図。 一実施形態におけるブラシホルダの一部断面図。 一実施形態におけるブラシホルダの斜視図。 一実施形態におけるブラシホルダの底面図。 一実施形態における接地部材の斜視図。 一実施形態における位置決め突起を説明するための断面図。 一実施形態におけるヨークとブラシホルダの分解斜視図。 一実施形態におけるヨーク接触片を説明するための断面図。 一実施形態におけるモータの電気回路図。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、モータ10は、モータ本体11と減速部12とを備える。モータ本体11は、内面にマグネット13が固定された有底筒状のヨーク14と、ヨーク14内に収容された電機子15と、ヨーク14の開口部に配置された樹脂製のブラシホルダ16とを有する。なお、本実施形態のヨーク14は軸方向から見て平行な平面部とそれらの両端を連結する円弧部とを有する扁平型のものであり、その円弧部にマグネット13が固定されている。
減速部12は、前記ヨーク14の開口部に固定されるギヤハウジング17と、ギヤハウジング17内に収容され前記電機子15の回転軸18と一体回転するウォーム19と、ギヤハウジング17内に収容されウォーム19と噛合されるウォームホイール20と、ウォームホイール20と一体回転する出力軸20aとを備える。
前記電機子15は、前記回転軸18と、該回転軸18に外嵌固定されて巻線21が巻装された電機子コア22と、前記回転軸18に外嵌固定された整流子23とを有する。
図1及び図2に示すように、ブラシホルダ16は、電機子15(詳しくは整流子23を介して巻線21)に電流を供給するための給電用ブラシ24、該給電用ブラシ24を整流子23側に付勢する捩りコイルばね25、前記回転軸18を軸支する軸受26、電気ノイズを除去するためのコンデンサ27、及びチョークコイル28等を保持する。
詳しくは、ブラシホルダ16は、前記ヨーク14の開口部を閉塞する板状の基台16aと、該基台16aから軸方向に延びて前記ヨーク14の内部に嵌挿される嵌挿壁部16bと、前記基台16aから径方向外側に張り出してヨーク14の開口部と軸方向に当接する外延部16cとを有する。なお、本実施形態の基台16aは、前記ヨーク14の軸方向から見た形状と対応し、軸方向から見て略長方形形状であって、その長手方向の端部が円弧形状とされている。そして、基台16a上における嵌挿壁部16bの内側に、それぞれ一対の給電用ブラシ24、捩りコイルばね25、コンデンサ27、及びチョークコイル28が保持されている。また、基台16aの中心には、貫通しつつ軸受26を保持する軸受保持部16dが形成されている。なお、軸受26は、ヨーク14の底部(図1中、上端部)に保持された軸受29と同軸上に設けられて対をなし、該軸受29と共に回転軸18を軸支する。
また、図3に示すように、ブラシホルダ16には複数のターミナル30~32がインサート成形により配設されている。
また、図2~図5に示すように、ブラシホルダ16には、軸受26及びヨーク14に接触される金属製で略板状の接地部材33が設けられている。そして、接地部材33は、ブラシホルダ16に保持されたグランド用のターミナル32に固定されている。
詳しくは、まずグランド用のターミナル32は、ブラシホルダ16の基台16aにおけるヨーク14の外部側の面である底面から軸方向に突出するかしめ部32aを有している。
図5に示すように、本実施形態ではかしめ部32aは、2つ設けられ、それらは軸中心(回転軸18の中心)Lを挟む位置であって、軸中心Lに対して180°間隔で設けられている。また、本実施形態のかしめ部32aは、二股形状であって、孔を貫通して二股形状の先端側が離れる方向に塑性変形されることでかしめられる(所謂、割りかしめされる)ものである。
一方、接地部材33は、ブラシホルダ16の軸方向端面である底面を覆う板状の軸方向シールド部33aと、ブラシホルダ16の径方向外側面を覆う板状の径方向シールド部33bとを有する。本実施形態の軸方向シールド部33aは、ブラシホルダ16の底面と対応して形成され、ブラシホルダ16の短手方向の中央部と対応した中央軸方向シールド部33cとブラシホルダ16の短手方向の両端側と対応した一対の両端軸方向シールド部33dとが軸方向に延びる段差部33eにて連結されてなる。また、本実施形態の径方向シールド部33bは、軸方向シールド部33aの短手方向端部(すなわち前記両端軸方向シールド部33d)から軸方向に延びて形成され、ブラシホルダ16の嵌挿壁部16bの略平坦面である短手方向側外側面を覆うように形成されている。ブラシホルダ16の前記外延部16cには、径方向シールド部33bと対応した位置で軸方向に貫通する通し孔16eが形成されている。径方向シールド部33bは、軸方向シールド部33aから直角に屈曲しただけの形状でありながら、通し孔16eを貫通して嵌挿壁部16bに沿うように配置される。
そして、接地部材33の軸方向シールド部33a、詳しくは両端軸方向シールド部33dには、前記かしめ部32aと対応した位置に、平行部と該平行部の両端同士を円弧で接続した形状の接続用固定孔33fが形成されている。そして、接地部材33は、接続用固定孔33fを貫通してかしめられた状態のかしめ部32aによってグランド用のターミナル32に固定されている。
また、図5及び図7に示すように、ブラシホルダ16は、軸方向シールド部33aと対向する面に位置決め突起16fを有している。
また、図5~図7に示すように、軸方向シールド部33aは、位置決め孔33gを有している。そして、軸方向シールド部33aは、位置決め孔33gを貫通してかしめられた状態の位置決め突起16fによって位置決め突起16fの突出方向の直交方向に位置決めされつつブラシホルダ16に固定されている。なお、前記位置決め突起16fのかしめは熱かしめであって、図7では、熱かしめされる前の状態の位置決め突起16fを実線で図示し、熱かしめされた後の状態の位置決め突起16fを2点鎖線で図示している。
また、図4~図6に示すように、軸方向シールド部33aには、前記軸受26に押圧接触される一対の軸受接触片33hが設けられている。本実施形態の軸受接触片33hは、その両側にスリット33jが形成されるように設けられている。具体的には、軸方向シールド部33aの中央軸方向シールド部33cの中央には、円形の中央孔33kが形成されている。そして、軸受接触片33hは、その基端部が中央軸方向シールド部33cの長手方向端部寄りに設けられ、先端部が前記中央孔33kよりも軸中心側まで延びて形成されている。そして、軸受接触片33hの両側方には、中央孔33kから軸受接触片33hの基端部に至るまでスリット33jが形成されている。そして、軸受接触片33hは、その先端部が、軸受接触片33hのばね性により前記軸受26の軸方向端面に押圧接触されている。なお、前記軸受保持部16dは、ブラシホルダ16の基台16aにおける底面側から突出する周方向に複数の保持片を有しており、軸受接触片33hは、軸方向から見て前記保持片同士の間の溝を通るように配置されて軸受保持部16d(すなわち前記保持片)との接触が回避されつつ軸受26の軸方向端面に押圧接触されている。
また、図8及び図9に示すように、径方向シールド部33bには、ヨーク14にブラシホルダ16が挿入されて組み付けられることでヨーク14の内面に押圧接触されるヨーク接触片33mが設けられている。本実施形態のヨーク接触片33mは、1つの径方向シールド部33bに一対設けられている。また、ヨーク接触片33mは、ヨーク14に挿入される方向の反対側(図9中、下側)に向かって径方向外側に延びるように(軸方向に対して)傾斜している。なお、図9では、ヨーク14にブラシホルダ16が組み付けられる前の状態のヨーク14とヨーク接触片33mを含む径方向シールド部33bを図示し、ヨーク14にブラシホルダ16が組み付けられた状態のヨーク14の位置を2点鎖線で図示している。ヨーク14にブラシホルダ16が組み付けられた状態では、ヨーク接触片33mがヨーク14の内面にて内側に撓められつつ自身のばね性により同内面に押圧接触されることになる。これにより、接地部材33は、グランド用のターミナル32に固定されつつ、軸受26及びヨーク14に接触、すなわち電気的に接続されている。
図10に示すように、本実施形態のモータ10は、外部電源に接続されることになるターミナル30,31がそれぞれコンデンサ27の第1端子に接続されるとともにチョークコイル28を介して給電用ブラシ24に接続されている。また、コンデンサ27のグランド側端子である第2端子は、グランド用のターミナル32に接続され、該グランド用のターミナル32は接地部材33によって軸受26及びグランドとしてのヨーク14に接続されている。
次に、上記のように構成されたモータ10の作用について説明する。
モータ10は、外部電源から駆動電流が供給されると、ターミナル30,31、チョークコイル28、給電用ブラシ24、及び整流子23を介して巻線21に電流が供給され、マグネット13との吸引反発力により電機子15が回転駆動される。すると、電機子15の回転軸18と共にウォーム19が回転し、該ウォーム19に噛合されたウォームホイール20及び出力軸20aが回転する。
このとき、整流子23に給電用ブラシ24が摺接することで電気ノイズが発生するが、コンデンサ27とチョークコイル28とによって電気ノイズの回路側への伝搬が抑制される。また、電気ノイズは回転軸18にも伝搬するが、回転軸18を軸支する軸受26が接地部材33を介してグランドとしてのヨーク14に接続されるため、該電気ノイズが放射されることが抑制される。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)軸受26及びヨーク14に接触される接地部材33は、ブラシホルダ16に保持されたグランド用のターミナル32に固定されるため、ヨーク14にブラシホルダ16を組み付けた段階であって、例えば、ヨーク14にギヤハウジング17等を組み付ける前の段階で、接地部材33の正常な接触状態を確認することができる。よって、軸受26及びヨーク14に接触される接地部材33を良好に設けることができる。その結果、電気ノイズの伝搬及び放射を良好に抑制することができる。
(2)グランド用のターミナル32は、電気ノイズを除去するためのコンデンサ27のグランド側端子が接続されたものであるため、Yコンデンサとして数百MHz帯の電気ノイズを効果的に抑制することができる。
(3)グランド用のターミナル32は、かしめ部32aを有し、接地部材33は、接続用固定孔33fを有し、該接続用固定孔33fを貫通してかしめられた状態のかしめ部32aによってグランド用のターミナル32に固定されるため、例えば、別部材を用いることなく、接地部材33とグランド用のターミナル32とを電気的に接続しつつ、接地部材33をグランド用のターミナル32に固定することができる。
(4)接地部材33は、ブラシホルダ16の軸方向端面を覆う板状の軸方向シールド部33aと、ブラシホルダ16の径方向外側面を覆う板状の径方向シールド部33bとを有するため、ブラシホルダ16の軸方向及び径方向に漏れる電気ノイズを抑制することができる。
(5)径方向シールド部33bには、ヨーク14にブラシホルダ16が組み付けられることでヨーク14の内面に押圧接触されるヨーク接触片33mが設けられるため、接地部材33を容易にヨーク14に接触(すなわち電気的に接続)させることができる。
(6)ヨーク接触片33mは、ヨーク14に挿入される方向の反対側に向かって径方向外側に延びるように傾斜しているため、ヨーク14にブラシホルダ16を組み付ける際にヨーク接触片33mが引っ掛かることがなく、組み付け性が良好となる。
(7)軸方向シールド部33aには、軸受26に押圧接触される軸受接触片33hが設けられ、軸受接触片33hは、その両側にスリット33jが形成されるように設けられる。よって、軸受接触片33hの長さ、ひいてはその撓み量を確保して接地部材33を容易且つ良好に軸受26に接触させることができるとともに、軸方向シールド部33aの面積を大きく確保することができる。すなわち、例えば、軸受接触片をその両側にスリットが形成されないように設ける場合に、軸受接触片の長さ、ひいてはその撓み量を確保しようとすると、軸方向シールド部の面積、ひいてはブラシホルダ16の軸方向端面を覆う面積が小さくなり、軸方向に漏れる電気ノイズを抑制する効果が小さくなるが、これを回避することができる。また、逆に、例えば、軸受接触片をその両側にスリットが形成されないように設ける場合に、軸方向シールド部の面積、ひいてはブラシホルダ16の軸方向端面を覆う面積を確保しようとすると、軸受接触片の長さ、ひいてはその撓み量が小さくなり、軸受接触片を軸受26に良好に押圧接触させ難くなるが、これを回避することができる。
(8)ブラシホルダ16は、軸方向シールド部33aと対向する面に位置決め突起16fを有し、軸方向シールド部33aは、位置決め孔33gを有し、該位置決め孔33gを貫通してかしめられた状態の位置決め突起16fによって位置決めされつつブラシホルダ16に固定される。よって、接地部材33をブラシホルダ16により高精度に安定して固定することができる。すなわち、接地部材33をブラシホルダ16に保持されたグランド用のターミナル32に固定しただけの構成では、接地部材33のブラシホルダ16に対する位置決めが不十分となる虞があるが、これを回避でき、更に接地部材33の固定力を向上させ、接地部材33の脱落を抑えることができる。
(9)ブラシホルダ16は、ヨーク14の開口部と軸方向に当接すべく径方向外側に張り出した外延部16cを有するものであり、外延部16cには、径方向シールド部33bが貫通される通し孔16eが形成されるため、接地部材33に外延部16cを迂回するような形状を設ける必要が無く、接地部材33を単純な形状とすることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、接地部材33が固定されるグランド用のターミナル32は、コンデンサ27のグランド側端子が接続されたものであるとしたが、これに限定されず、コンデンサ27が接続されていないグランド用のターミナルとしてもよい。
・上記実施形態では、グランド用のターミナル32はかしめ部32aを有し、接地部材33は接続用固定孔33fを貫通してかしめられた状態のかしめ部32aによってグランド用のターミナル32に固定されるとしたが、これに限定されず、例えば、半田付けにて固定する等、別部材を用いて固定してもよい。また、上記実施形態のかしめ部32aは、二股形状で所謂割りかしめされるものとしたが、これに限定されず、他の形状のかしめ部としてもよい。また、かしめ部32a及び接続用固定孔33fは、それぞれ2つ設けられるとしたが、1つとしてもよいし、3つ以上としてもよい。
・上記実施形態では、接地部材33は、ブラシホルダ16の軸方向端面を覆う板状の軸方向シールド部33aと、ブラシホルダ16の径方向外側面を覆う板状の径方向シールド部33bとを有するとしたが、これに限定されず、それらを有していない構成としてもよいし、いずれか一方のみ有した構成としてもよい。また、軸方向シールド部33aは、段差部33eを有していない形状としてもよい。
・上記実施形態では、径方向シールド部33bには、ヨーク14にブラシホルダ16が組み付けられることでヨーク14の内面に押圧接触されるヨーク接触片33mが設けられるとしたが、これに限定されず、ヨーク接触片33mが設けられていない構成としてもよい。また、ヨーク接触片33mの数や形状は変更してもよい。
・上記実施形態では、軸方向シールド部33aには、軸受26に押圧接触される軸受接触片33hが設けられ、軸受接触片33hはその両側にスリット33jが形成されるように設けられるとしたが、これに限定されず、例えば、スリット33jが形成されないように設けられた軸受接触片としてもよい。
・上記実施形態では、ブラシホルダ16は位置決め突起16fを有し、軸方向シールド部33aは位置決め孔33gを有し、該位置決め孔33gを貫通してかしめられた状態の位置決め突起16fによって位置決めされつつブラシホルダ16に固定されるとしたが、これに限定されない。例えば、位置決め突起16f及び位置決め孔33gを有していない構成としてもよい。また、位置決め突起16fをかしめない構成、すなわち、単に位置決め孔33gに位置決め突起16fを嵌入してそれらを位置決めだけに用いる構成としてもよい。
・上記実施形態では、ブラシホルダ16は、外延部16cに通し孔16eが形成されるとしたが、これに限定されず、通し孔16eが形成されていない構成としてもよい。なお、この場合、例えば、接地部材33に外延部16cを迂回するような形状を設ける必要がある。
・上記実施形態では、グランド用のターミナル32は、ブラシホルダ16にインサート成形により配設されるものとしたが、これに限定されず、組み付けられてブラシホルダ16に固定されたものとしてもよい。
・上記実施形態では、モータ本体11と減速部12とを備えるモータ10に具体化したが、これに限定されず、減速部12を備えていないモータとしてもよい。例えば、ヨーク14の開口部にギヤハウジング17に換えてエンドフレームが固定されるモータとしてもよい。
10…モータ、13…マグネット、14…ヨーク、15…電機子、16…ブラシホルダ、16c…外延部、16e…通し孔、16f…位置決め突起、18…回転軸、24…給電用ブラシ、26…軸受、27…コンデンサ、32…グランド用のターミナル、32a…かしめ部、33…接地部材、33a…軸方向シールド部、33b…径方向シールド部、33f…接続用固定孔、33g…位置決め孔、33h…軸受接触片、33j…スリット、33m…ヨーク接触片。

Claims (9)

  1. 内面にマグネット(13)が固定された有底筒状のヨーク(14)と、
    前記ヨーク内に収容された電機子(15)と、
    前記ヨークの開口部に配置され、前記電機子に電流を供給するための給電用ブラシ(24)と前記電機子の回転軸(18)を軸支する軸受(26)とを保持するブラシホルダ(16)と、
    前記軸受及び前記ヨークに接触される接地部材(33)と
    を備えたモータであって、
    前記接地部材は、前記ブラシホルダに保持されたグランド用のターミナル(32)に固定されたモータ。
  2. 前記グランド用のターミナルは、電気ノイズを除去するためのコンデンサ(27)のグランド側端子が接続されたものである請求項1に記載のモータ。
  3. 前記グランド用のターミナルは、かしめ部(32a)を有し、
    前記接地部材は、接続用固定孔(33f)を有し、該接続用固定孔を貫通してかしめられた状態の前記かしめ部によって前記グランド用のターミナルに固定された請求項1又は2に記載のモータ。
  4. 前記接地部材は、前記ブラシホルダの軸方向端面を覆う板状の軸方向シールド部(33a)と、前記ブラシホルダの径方向外側面を覆う板状の径方向シールド部(33b)とを有する請求項1~3の何れか1項に記載のモータ。
  5. 前記径方向シールド部には、前記ヨークに前記ブラシホルダが組み付けられることで前記ヨークの内面に押圧接触されるヨーク接触片(33m)が設けられた請求項4に記載のモータ。
  6. 前記ヨーク接触片は、前記ヨークに挿入される方向の反対側に向かって径方向外側に延びるように傾斜している請求項5に記載のモータ。
  7. 前記軸方向シールド部には、前記軸受に押圧接触される軸受接触片(33h)が設けられ、
    前記軸受接触片は、その両側にスリット(33j)が形成されるように設けられた請求項4~6の何れか1項に記載のモータ。
  8. 前記ブラシホルダは、前記軸方向シールド部と対向する面に位置決め突起(16f)を有し、
    前記軸方向シールド部は、位置決め孔(33g)を有し、該位置決め孔を貫通してかしめられた状態の前記位置決め突起によって位置決めされつつ前記ブラシホルダに固定された請求項4~7の何れか1項に記載のモータ。
  9. 前記ブラシホルダは、前記ヨークの開口部と軸方向に当接すべく径方向外側に張り出した外延部(16c)を有するものであり、
    前記外延部には、前記径方向シールド部が貫通される通し孔(16e)が形成された請求項4~8の何れか1項に記載のモータ。
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