JP7041592B2 - タイヤ - Google Patents

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この発明は、タイヤ、特に、ベルト耐久性を向上させたタイヤに関する。
タイヤのカーカスの径方向外側に、傾斜ベルト層を積層した交差ベルトを配置したタイヤにおいては、車両走行時の遠心力等によってベルトのタイヤ幅方向端部(以下、単にベルト端部ともいう)に浮き上がりが生じ、ベルト端部と周囲のゴムとの剥離等に起因する故障が発生することがあった。
そのため、例えば、特許文献1に記載のタイヤでは、周方向に延びる有機繊維コードによるプライからなるベルト補強層によって、タイヤ径方向外側からベルト端部を押さえて、タイヤ径方向におけるベルト端部の浮き上がりを抑制して、ベルト端部における故障を防ぎ、タイヤの耐久性を高めている。
特開2015-157500号公報
ところで、近年は、高速道路網が整備され、より高速域で長距離を走行する機会が増加している。このような背景の下、特許文献1に記載のような、ベルト補強層によって周方向剛性を高めたタイヤについて、高速走行中のコーナリングやレーンチェンジ等の挙動に対しても、十分な耐久性を担保することが希求されていた。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、交差ベルト及び周方向に延びる有機繊維コードを有するベルト補強層を組み合わせた構造を有するタイヤにおける、ベルト耐久性の更なる向上を目的とする。
発明者らは、前記課題を解決する手段について鋭意究明したところ、有機繊維コードによるプライからなるベルト補強層の、タイヤ幅方向における剛性を適切に分布させることによって、特にタイヤ幅方向の入力に対するベルト耐久性を更に向上させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の要旨は、以下のとおりである。
(1)一対のビードコア間にトロイド状に延在するカーカスと、該カーカスのタイヤ径方向外側に、タイヤ周方向に対して傾斜する向きに延びるコードによるプライからなる傾斜ベルト層の、タイヤ幅方向長さの異なる少なくとも2層を、隣接相互間でコードが交差する向きに積層配置した交差ベルトと、前記交差ベルトのタイヤ径方向外側に配置した、タイヤ周方向に延びる有機繊維コードによるプライからなるベルト補強層の、少なくとも2層と、を有するタイヤであって、前記少なくとも2層のベルト補強層が有する剛性は、前記交差ベルトの非積層域に対応する領域を除く領域に最大値を有する、タイヤ幅方向分布を有することを特徴とする、タイヤ。
(2)前記少なくとも2層のベルト補強層は、タイヤ幅方向長さが異なる、請求項1に記載のタイヤ。
(3)前記少なくとも2層のベルト補強層は、有機繊維コードの伸び-応力曲線が異なる、請求項1又は2に記載のタイヤ。
(4)前記少なくとも2層のベルト補強層が有する剛性は、前記交差ベルトの非積層域に対応する領域よりも、該領域のタイヤ幅方向両側の領域の方が大きい、請求項1~3のいずれかに記載のタイヤ。
(5)前記少なくとも2層のベルト補強層が有する剛性は、前記タイヤ幅方向両側の領域のうち、タイヤ幅方向外側の方が大きい、請求項4に記載のタイヤ。
本発明により、交差ベルト及び周方向に延びる有機繊維コードを有するベルト補強層を組み合わせた構造を有するタイヤの、特にタイヤ幅方向の入力に対するベルト耐久性を更に向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るタイヤの幅方向断面図である。 従来のベルト補強層を有するタイヤの、交差ベルト及びベルト補強層の配置について説明するための図である。 ベルト補強層の有機繊維コードの応力-伸び率曲線である。 ベルト補強層が有する剛性の幅方向分布を示すグラフである。 トレッドゴムのせん断ひずみについて説明するための図である。 ベルト補強層が有する剛性の幅方向分布を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るタイヤの、交差ベルト及びベルト補強層の配置について説明するための図である。 ベルト補強層が有する剛性の幅方向分布を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係るタイヤの、交差ベルト及びベルト補強層の配置について説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係るタイヤの幅方向断面図である。実施形態1に係るタイヤ1は、一対のビードコア2a及び2bと、該ビードコア2a及び2b間にトロイド状に延在するカーカス3と、該カーカス3のタイヤ径方向外側に、傾斜ベルト層の少なくとも2層、図1では、2層の傾斜ベルト層4及び5からなる交差ベルト6とを備えている。
交差ベルト6を構成する傾斜ベルト層4及び5は、互いに異なるタイヤ幅方向長さを有している。図示例では、径方向内側に配した傾斜ベルト層4は、傾斜ベルト層5よりもタイヤ幅方向長さが大きいが、このような構成に限られず、傾斜ベルト層5が傾斜ベルト層4よりも大きいタイヤ幅方向長さを有していてもよい。
このように幅の異なるベルト層4及び5を積層配置することによって、図1に示すように、交差ベルト6は、傾斜ベルト層4及び傾斜ベルト層5が、タイヤ径方向に積層する積層域R1と、タイヤ径方向に積層しない、即ち図示例で、傾斜ベルト層4のみが延在する、非積層域R2とを有することになる。言い換えれば、傾斜ベルト層4の端部BE1から、傾斜ベルト層5の端部BE2までのタイヤ幅方向における領域が非積層域R2である。
また、傾斜ベルト層4及び5は、いずれもタイヤ周方向に対して傾斜する向きに延びるコードによるプライからなり、隣接する傾斜ベルト層4及び5の相互間で、コードが交差する向きに積層配置されている。傾斜ベルト層4及び5のコードの傾斜角度は特に限定されないが、例えば、傾斜ベルト層4のコードは、タイヤ周方向に対して56°~74°の範囲で傾斜し、傾斜ベルト層5のコードは、傾斜ベルト層4のコードと互いに交差する向きに傾斜し、タイヤ周方向に対して56°~74°の範囲で傾斜するように配置されている。
なお、傾斜ベルト層4及び5のコードの材質は特に限定されず、例えば、ナイロンコードや、有機繊維コード等の化学繊維コードを用いることができる。
さらに、タイヤ1は、交差ベルト6のタイヤ径方向外側に配置した、タイヤ周方向に延びる有機繊維コードによるプライからなるベルト補強層の、少なくとも2層、図示例では2層のベルト補強層7及び8を備えている。
ここで、少なくとも2層のベルト補強層の重ね合わせによって発現される、当該ベルト補強層の全体の剛性が、上記した交差ベルト6の非積層域R2に対応する領域を除く領域に最大値を有する、タイヤ幅方向分布を有していることが肝要である。
このベルト補強層の重ね合わせによって発現される剛性分布について、図2、図3及び図4を参照して以下に詳述する。
図2は、特許文献1に記載される、従来のベルト補強層を有するタイヤの、交差ベルト及びベルト補強層の配置について説明するための図である。図2では、タイヤ幅方向をWとし、タイヤ径方向をZとして図示している。図示例において、傾斜ベルト4及び5のタイヤ径方向外側に、ベルト補強層9及び10が配置された状態が示されている。ベルト補強層9は、赤道面CLに跨る態様にてタイヤ幅方向Wに延び、屈曲部P1及びP2を介してタイヤ径方向外側に折り返され、タイヤ幅方向端部LE1に至る形状を有している。さらに、ベルト補強層10が、ベルト補強層9のタイヤ径方向外側に配置され、タイヤ幅方向端部LE2とLE3とを有している。
図2に示される従来のベルト補強構造について、剛性分布を調査した。まず、剛性については以下の通りに定義し、これを剛性の指標とした。
即ち、タイヤ1が備える複数のベルト補強層が、同一種の有機繊維コードからなり、ベルト補強層の単位面積当たりのコード打ち込み本数も同じ場合は、ベルト補強層がタイヤ径方向に積層される枚数に基づいて剛性を評価する。なお、ここでいうベルト補強層が積層された枚数とは、2層のベルト補強層がタイヤ径方向に積層されたベルト補強層の層数だけでなく、1層のベルト補強層が屈曲部を介して折り返された状態で、タイヤ径方向に重なり合っている領域では、2枚と数えるものとする。
また、タイヤ1が備える複数のベルト補強層が、同一種の有機繊維コードからなり、ベルト補強層の単位面積当たりのコード打ち込み本数が異なる場合は、ベルト補強層の単位面積当たりのコード打ち込み本数と、ベルト補強層が積層された枚数とに基づいて、剛性を評価する。
そして、タイヤ1が備える複数のベルト補強層が、異なる種の有機繊維コードからなり、ベルト補強層の単位面積当たりのコード打ち込み本数が同様の場合は、各ベルト補強層の有機繊維コードの伸び-応力曲線と、ベルト補強層が積層された枚数とに基づいて、剛性分布を評価する。ここで、有機繊維コードの伸び-応力曲線に基づくとは、具体的には、各ベルト補強層の有機繊維コードの伸び-応力曲線の交点における接線の傾きの比を用いることを指す。
例えば、図3では、ベルト補強層9の有機繊維コードの応力-伸び率曲線Csと、ベルト補強層10の有機繊維コードの応力-伸び率曲線Ceとの交点IPにおける接線をそれぞれ直線N1と直線N2として示している。図示例では、直線N1の傾きを100とするとき、直線N2の傾きは400を示している。
以上の剛性指標のうち、異なる種の有機繊維コードからなり、ベルト補強層の単位面積当たりのコード打ち込み本数が同様の場合の剛性指標を用いて、図2に示した従来のベルト補強層における剛性を評価すると、図4のような剛性分布を示す。図4では、領域S1が剛性の小ピークを示し、領域S2が剛性の最大値を有する大ピークを示している。即ち、領域S1は、図2でベルト補強層9とベルト補強層10とが積層されて2枚となった箇所に対応する領域であり、領域S2は、ベルト補強層9が折り返されて2枚積層し、その径方向外側にベルト補強層10が積層されて合計3枚となった箇所に対応する領域である。図示例では、剛性の最大値を有する大ピークを示す領域S2が、非積層域R2の範囲内に位置している。
このような剛性分布のベルト補強層を有するタイヤについて、ベルト耐久性を調査したところ、特にタイヤの幅方向入力に対する耐性に改善の余地があることが判明した。
即ち、図4に示される、非積層域R2に剛性の最大値を有する場合には、特にタイヤ幅方向の入力に対する耐力が不足する傾向があった。ここで、タイヤ幅方向の入力に応じて発生するせん断ひずみγは、図5に示すモデルによって、タイヤ径方向Zにおけるトレッドゴムの長さLに対する、タイヤに作用する幅方向の力Fの方向における変位Δxを用いて、下記(式1)により定義することができる。
(式1)
γ=Δx/L
この定義の下、交差ベルト6に生じるせん断ひずみについて考察すると、非積層域R2に剛性の最大値があることは、即ちトレッドゴムの長さLのタイヤ径方向Zへの増加が抑えられることである。その結果、幅方向入力Fによるせん断変形量Δxが同じ場合に、せん断ひずみγを大きくすることになって、ベルト耐久性が不足する要因となる。特に、傾斜ベルトの非積層域R2は、積層域R1に比べて、傾斜ベルト一層からなる分、せん断ひずみによる影響を受けやすく、周囲のトレッドゴムとの剥離が生じやすくなっていた。
従って、ベルト補強層の剛性分布の最大値を、交差ベルト6の非積層域R2に対応する領域には持たないことが、ベルト耐久性の向上において肝要である。
非積層域R2に対応する領域に、剛性の最大値を持たない剛性分布として、例えば、図6に示す分布パターンは、非積層域R2に対応する領域S3を除く、領域S4が剛性の小ピークを示し、領域S5が剛性の最大値を有する大ピークを示している。このような剛性分布を有するタイヤでは、非積層域R2におけるトレッドゴムの長さLの増加が抑えられることなく、従来のタイヤよりも相対的に大きくなることから、幅方向入力Fによるせん断ひずみγの値が小さくなる。よって、せん断ひずみによる交差ベルト6の端部における耐久性を高めることができる。
以下、図6に示す剛性の分布パターンを得るためのベルト補強層7及び8について例示するが、下記の例に限られない。
図7は、本実施形態に係るベルト補強層を有するタイヤの、ベルトの配置について説明するための図である。図示例では、タイヤ1の傾斜ベルト4及び5のタイヤ径方向外側に、ベルト補強層7及び8が配置された状態が示されている。
図7に示すとおり、ベルト補強層7及び8は、タイヤ幅方向長さが異なっている。ベルト補強層7は、赤道面CLに跨る態様にてタイヤ幅方向に延び、タイヤ幅方向端部LE4は、傾斜ベルト5のタイヤ幅方向端部BE2よりも赤道面CL側に位置している。さらに、ベルト補強層8は、ベルト補強層7のタイヤ径方向外側に配置されている。ベルト補強層8は、赤道面CL側のタイヤ幅方向端部LE5から、一部がベルト補強層7と積層するように延び、屈曲部P3及びP4を介してタイヤ径方向外側に折り返され、タイヤ幅方向端部LE6に至る形状を有している。
図7に示す例では、ベルト補強層7とベルト補強層8とは、異なる種の有機繊維コードからなり、有機繊維コードの伸び-応力曲線が異なっている。なお、ベルト補強層の単位面積当たりのコード打ち込み本数については同様である。ここで、図3に示す応力-伸び率曲線を参照して、ベルト補強層7の有機繊維コードは、応力-伸び率曲線Csを有するものとし、ベルト補強層8の有機繊維コードは、応力-伸び率曲線Ceを有するものとする。
図7に示すベルトの配置及び構造によれば、ベルト補強層8のタイヤ幅方向端部LE5から、ベルト補強層7のタイヤ幅方向端部LE4までのタイヤ幅方向領域では、ベルト補強層7とベルト補強層8とが積層されて2枚となっており、図6に示す領域S4に対応する。さらに、ベルト補強層8が折り返されて2枚積層した箇所は、図6に示す領域S5に対応している。そして、非積層域R2においては、ベルト補強層8が一層で延びており、図6に示す領域S3に対応している。よって、非積層域R2に対応する領域が剛性の最大値を有しない、図6に示す剛性分布が実現されている。
本発明の他の実施形態に係るタイヤについて、図8及び図9を用いて説明する。図8は、実施形態2に係るタイヤのベルト補強層が有する剛性分布を示す。なお、実施形態2に係るタイヤは、ベルト補強層を除いて、実施形態1に係るタイヤ1と同様の内部構造を有している。
図8に示すとおり、実施形態2に係るタイヤのベルト補強層が有する剛性は、交差ベルト6の非積層域R2に対応する領域S6よりも、領域S6の両側の、領域S7及びS8の方が大きい剛性を示していることが好ましい。この構成によれば、タイヤの幅方向外側からタイヤ幅方向Wの入力があった場合には、剛性の大きい領域S8を介することによって、領域S6に対応する部分のトレッドゴムに入力が伝わりにくくなる。さらに、領域S6に対応する部分のトレッドゴムが、領域S7に対応する側には変形しにくくなるため、せん断ひずみを小さくすることができる。タイヤの赤道面CL側から、タイヤ幅方向外側に向かう入力があった場合においても、領域S7によって領域S6に対応する部分には入力が伝わりにくく、さらに、トレッドゴムが領域S8に対応する側には変形しにくくなり、せん断ひずみを小さくすることができる。
なお、ベルト補強層が有する剛性は、領域S6のタイヤ幅方向両側の領域S7及びS8のうち、タイヤ幅方向外側の領域S8の方が大きいことがより好ましい。即ち、高速走行中のコーナリングやレーンチェンジ等におけるタイヤ幅方向Wの入力は、タイヤの幅方向外側において大きくなる傾向がある。従って、より大きな入力を受けやすいタイヤ幅方向外側の領域S8の剛性を高めることによって、せん断ひずみを効果的に低減することができる。
図9に、図8に示す剛性の分布パターンを得るためのベルト補強層70及び80について例示するが、下記の例に限られない。
図9に示す例では、ベルト補強層70は、ベルト補強層7と同じ有機繊維コード及びコード打ち込み本数を有し、ベルト補強層80は、ベルト補強層8と同じ有機繊維コード及びコード打ち込み本数を有している。ベルト補強層80のタイヤ幅方向端部LE8から、ベルト補強層70のタイヤ幅方向端部LE7までの領域では、ベルト補強層70とベルト補強層80とが積層されて2枚となっており、図8に示す領域S7に対応する。さらに、ベルト補強層80が折り返されて2枚積層した箇所は、図7に示す領域S8に対応している。よって、領域S6の両側において、領域S6よりも剛性が大きくなり、さらに、領域S7及びS8のうち、領域S8の剛性がより大きくなる剛性分布が実現されている。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれだけに限定されるものではない。
発明例タイヤおよび比較例タイヤ(ともに、タイヤサイズは215/55R17)を表1に示す仕様のもと試作し、ベルト耐久性を評価した。
(テスト項目)
<ベルト耐久性>
ベルト耐久性は、ベルトの端部における亀裂長さに支配されるため、この亀裂長さを耐ベルト耐久性の指標とした。即ち、上記の供試タイヤを規定リムに組み込み、内圧150kPaを充填してから実車に装着し、最大負荷能力に対応する負荷の下に、高速道路を6万km走行させ、しかる後タイヤを解剖して、交差ベルトのうち、タイヤ径方向最外側に位置する傾斜ベルト層の端部での亀裂長さを測定し、比較例の亀裂長さを100 としたときの指数で表示した。指数が小さいほど亀裂長さが小さく、ベルト耐久性に優れることを示している。
Figure 0007041592000001
1:タイヤ、 2a、2b:ビード、 3:カーカス、 4、5:傾斜ベルト層、 6:交差ベルト、 7、8、9、10、70、80:ベルト補強層、 BE1、BE2:傾斜ベルト層の端部、 LE1、LE2、LE3、LE4、LE5、LE6、LE7、LE8、LE9:ベルト補強層のタイヤ幅方向端部、 R1:積層域、 R2:非積層域、 S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8:領域

Claims (4)

  1. 一対のビードコア間にトロイド状に延在するカーカスと、
    該カーカスのタイヤ径方向外側に、タイヤ周方向に対して傾斜する向きに延びるコードによるプライからなる傾斜ベルト層の、タイヤ幅方向長さの異なる少なくとも2層を、隣接相互間でコードが交差する向きに積層配置した交差ベルトと、
    前記交差ベルトのタイヤ径方向外側に配置した、タイヤ周方向に延びる有機繊維コードによるプライからなるベルト補強層の、少なくとも2層と、を有するタイヤであって、
    前記少なくとも2層のベルト補強層が有する剛性は、前記交差ベルトの非積層域に対応する領域を除く領域に最大値を有する、タイヤ幅方向分布を有し、
    前記少なくとも2層のベルト補強層が有する剛性は、前記交差ベルトの非積層域に対応する領域よりも、該領域のタイヤ幅方向両側の領域の方が大きいことを特徴とする、タイヤ。
  2. 前記少なくとも2層のベルト補強層は、タイヤ幅方向長さが異なる、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記少なくとも2層のベルト補強層は、有機繊維コードの伸び-応力曲線が異なる、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記少なくとも2層のベルト補強層が有する剛性は、前記タイヤ幅方向両側の領域のうち、タイヤ幅方向外側の方が大きい、請求項1から3のいずれか1つに記載のタイヤ。
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