JP7040368B2 - 液晶表示装置の異常検出装置 - Google Patents

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液晶表示装置の表示異常を検出する異常検出装置に関する。
特許文献1には、液晶表示装置の表示異常を検出する異常検出装置が開示されている。特許文献1に開示された装置では、表示異常があるか否かを検査する際、バックライトを消灯状態にして液晶パネルをノイズ駆動パターンで駆動させる。バックライトを消灯状態とすることで、ノイズ駆動パターンがユーザには見えないことから、検査時の画面を見て、ユーザが故障と誤解してしまうことを防止できる。
特開2017-134179号公報
特許文献1では、品質管理者などの作業者の操作により、表示異常があるか否かを検査する処理が開始される。作業者の操作を必要とするため、操作の手間がかかるという問題がある。特に、車両に搭載された液晶表示装置において、表示異常を検査するために人の操作が必要であるとすれば、操作の手間により、表示異常が検査されなくなる恐れがある。
この対策としては、周期的など、自動で表示異常を検査するようにすればよい。しかし、自動で表示異常を検査する場合、ユーザが、表示異常を検査中の画面を見て、故障と誤解してしまう恐れがある。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、ユーザ操作の手間を低減しつつ、表示異常を検査中の状態を、ユーザが故障と誤解してしまう可能性を低減させることができる、液晶表示装置の異常検出装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示した技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための第1の開示は、バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
車両の乗員が、液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
許可状態検出部が検査許可状態であることを検出したことに基づいて、液晶パネルを駆動させて、液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え
液晶パネルは、シフトポジションが後退ポジションのときは、車両に備えられたバックカメラが撮影した画像が表示されるようになっており、
バックライトは、シフトポジションが後退ポジションとは異なるポジションから後退ポジションに切り替わるときは、一時的に消灯するようになっており、
検査許可状態に、シフトポジションが、後退ポジションとは異なるポジションから後退ポジションに切り替わる際に、バックライトが消灯する状態が含まれる。
上記目的を達成するための第2の開示は、バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
車両の乗員が、液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
許可状態検出部が検査許可状態であることを検出したことに基づいて、液晶パネルを駆動させて、液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え、
液晶パネルは、シフトポジションが後退ポジションのときは、車両に備えられたバックカメラが撮影した画像が表示されるようになっており、
バックライトは、シフトポジションが後退ポジションから後退ポジションとは異なるポジションに切り替わるときは、一時的に消灯するようになっており、
検査許可状態に、シフトポジションが、後退ポジションから後退ポジションとは異なるポジションに切り替わる際に、バックライトが消灯する状態が含まれる、液晶表示装置の異常検出装置である。
上記目的を達成するための第3の開示は、バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
車両の乗員が、液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
許可状態検出部が検査許可状態であることを検出したことに基づいて、液晶パネルを駆動させて、液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え、
検査許可状態に、車両に乗員がいなく、かつ、液晶表示装置への電源供給が許可されている状態が含まれ、
車両はプレ空調可能な車両であり、
検査許可状態に、プレ空調が行われている状態が含まれる、液晶表示装置の異常検出装置である。
上記目的を達成するための第4の開示は、バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
車両の乗員が、液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
許可状態検出部が検査許可状態であることを検出したことに基づいて、液晶パネルを駆動させて、液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え、
検査許可状態に、車両に乗員がいなく、かつ、液晶表示装置への電源供給が許可されている状態が含まれ、
車両は車両の外部から充電可能な車両であり、
検査許可状態に、車両の外部から充電されている状態が含まれる液晶表示装置の異常検出装置である。
上記目的を達成するための第5の開示は、バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
車両の乗員が、液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
許可状態検出部が検査許可状態であることを検出したことに基づいて、液晶パネルを駆動させて、液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え、
異常検査部は、液晶パネルを複数に分割して、順次、検査を実行し、
検査が終了する前に、検査許可状態が終了する場合、検査の進捗を記憶するメモリ(28)を備え、
異常検査部は、検査許可状態になったときに、メモリに検査が途中で中断していることが記憶されている場合、検査が終了していない領域の検査を実行する、液晶表示装置の異常検出装置である。
許可状態検出部が検査許可状態であることを検出したことに基づいて、異常検査部は、液晶パネルに異常が生じているか否かを自動で検査する。したがって、ユーザ操作の手間を低減することができる。
また、検査許可状態は、液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい状態であるので、検査のために液晶パネルを駆動させても、ユーザは液晶パネルの変化に気づきにくい。したがって、ユーザが、液晶パネルを見て故障と誤解してしまう可能性を低減させることもできる。
ナビゲーションシステム1の構成を示すブロック図である。 第1の検査許可状態においてシステム制御部24が実行する処理を示すフローチャートである。 図2を実行した場合の各制御部の状態変化などを示すタイムチャートである。 第2の検査許可状態においてシステム制御部24が実行する処理を示すフローチャートである。 図4を実行した場合の各制御部の状態変化などを示すタイムチャートである。 第3の検査許可状態においてシステム制御部24が実行する処理を示すフローチャートである。 図6を実行した場合の各制御部の状態変化などを示すタイムチャートである。 第4の検査許可状態を説明する図である。 第3実施形態においてシステム制御部24が実行する処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における各制御部の状態変化などを示すタイムチャートの具体例である。 第4実施形態においてシステム制御部24が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態となるナビゲーションシステム1の構成を示すブロック図である。ナビゲーションシステム1は、車両Cに搭載されている。ナビゲーションシステム1は、タッチパネルASSY10と制御ECU20とを備えている。車両Cには、通知部30、バックカメラ40も搭載されている。
タッチパネルASSY10は液晶表示装置の一例であり、タッチセンサ11、液晶パネル12、バックライト13が積層された構造である。タッチパネルASSY10は、タッチセンサ11が車両Cの運転者により操作可能な位置に設置される。
タッチセンサ11は静電容量式であり、表面に指などが接触することで生じる静電容量変化を検出する。液晶パネル12は、たとえば、TFT液晶を備える。液晶パネル12が備える液晶に電圧を印加し、バックライト13を発光させることで種々の画像が表示される。バックライト13は、液晶パネル12の背面から表示面側に光を照射するものであり、液晶パネル12の背面に配置されて、直接、液晶パネル12を照射するタイプでも、導光板を備えたタイプでもよい。
制御ECU20には、車両電源+Bが供給される。また、タッチパネルASSY10にも、制御ECU20を介して、車両電源+Bが供給される。制御ECU20は、3つの入力I/F21、22、23、システム制御部24、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26、バックライト制御部27、不揮発性メモリ28を備えている。
車両電源+Bは入力I/F21に入力される。また、入力I/F22にはシステム起動信号Sp、シフトポジション信号Ssが入力され、入力I/F23にはバックカメラ40が撮影した画像を示す信号が入力される。
システム制御部24は、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26、バックライト制御部27に制御指示を出しつつ、ナビゲーションシステム1の全体の制御を行う。システム制御部24が実行する制御には、たとえば、経路案内制御、シフトポジションに応じて液晶パネル12へ表示する画像の切り替え制御などがある。
タッチセンサ制御部25、LCD制御部26、バックライト制御部27は、それぞれ、タッチセンサ11、液晶パネル12、バックライト13を制御する。タッチセンサ制御部25は、システム制御部24からの指示に従い、検査モードと一般モードとを切り替えて作動する。いずれのモードでも、タッチセンサ11に生じる静電容量を検出する。そして、一般モードでは、タッチ検出閾値以上の静電容量が検出された場合、タッチ検出閾値以上の静電容量が検出された箇所を、タッチ操作された箇所として検出する。一方、検査モードでは、液晶パネル12に形成された各サブ画素に対応する箇所の静電容量を、システム制御部24に通知する。
LCD制御部26は、システム制御部24からの指示に従い、液晶パネル12を駆動させる。LCD制御部26も、システム制御部24からの指示により、検査モードと一般モードとを切り替えて作動する。検査モードでは、液晶パネル12をノイズ駆動パターンで駆動させる。ノイズ駆動パターンは、特許文献1に記載されているものと同じである。すなわち、ノイズ駆動パターンは、ある第1の位相の交流電圧で駆動される複数のサブ画素に電圧をかけ、かつ、その第1の位相を反転させた第2の位相の交流電圧で駆動される複数のサブ画素には電圧をかけない駆動パターンである。ノイズ駆動パターンの具体例としては、たとえば、列ライン反転駆動方式で交流駆動したとき、奇数フレームに正の電圧を印加する駆動パターンがある。一般モードでは、システム制御部24から指示された画像データを表示するための駆動パターンで液晶パネル12を駆動させる。システム制御部24が指示する画像データは、たとえば、経路案内時の地図画像、バックカメラ40が撮像した画像などがある。
バックライト制御部27は、バックライト13の点灯および消灯を制御する。通知部30は、たとえばウォーニングランプである。ウォーニングランプは、液晶パネル12に異常が検出された場合に、そのことをユーザに通知するためのものである。ウォーニングランプの設置位置は、メータ、インスツルメントパネルなどである。
また、ウォーニングランプは、液晶パネル12に表示可能になっていてもよい。ウォーニングランプを液晶パネル12に表示する場合、任意の位置にウォーニングランプを表示可能にしておき、表示異常が検出された場合には、異常が検出された領域以外に、ウォーニングランプを表示する。不揮発性メモリ28は、システム制御部24が演算した結果などを記憶する。
通知部30は、ウォーニングランプ以外にも、スピーカとすることもでき、また、電波でディーラー等の所定の場所に設置された管理装置に通知する装置とすることもできる。バックカメラ40は、車両Cの後部に設置されて、車両Cの後方を撮像する。バックカメラ40が撮影した画像は、シフトポジションが後退ポジション(以下、Rポジション)のときに、液晶パネル12に表示される。
[液晶パネル12の異常検査]
特許文献1にも記載されているように、液晶パネル12は、損傷等により部分的に異常になることがある。そこで、本実施形態のナビゲーションシステム1では、液晶パネル12の異常を検査する機能を備える。この機能は制御ECU20が実行する。したがって、制御ECU20は液晶表示装置の異常検出装置の一例である。
第1実施形態では、次の3つの検査許可状態において、液晶パネル12の検査を実行する。第1の検査許可状態は、車両Cの電源状態がオンになったときである。より正確には、車両Cの電源状態がオンになった後、バックライト13が点灯するまでの間が第1の検査許可状態である。
第2の検査許可状態は、シフトポジションがRポジション以外からRポジションに切り替わるときである。シフトポジションがRポジション以外からRポジションに切り替わるときには、液晶パネル12の表示面に表示されていた画像を、バックカメラ40が撮影した画像に切り替えるために、一時的に、バックライト13が消灯する。シフトポジションがRポジション以外からRポジションに切り替わるときに、バックライト13が一時的に消灯している状態が第2の検査許可状態である。
第3の検査許可状態は、シフトポジションがRポジションからRポジション以外に切り替わるときである。シフトポジションがRポジションからRポジション以外に切り替わるときには、液晶パネル12の表示面に表示されていた画像を、バックカメラ40が撮影した画像から、別の画像に切り替えるために、一時的にバックライト13が消灯する。第3の検査許可状態は、より正確には、シフトポジションがRポジションからRポジション以外に切り替わるときに、バックライト13が一時的に消灯している状態である。
システム制御部24は、これら第1~第3の検査許可状態になったときに、液晶パネル12に異常が生じているか否かを検査するための処理を実行する。この処理を、以下、液晶異常判定処理とする。液晶異常判定処理は、液晶パネル12をノイズ駆動パターンで駆動して行う。車両Cの乗員が指示していないのに、ノイズ駆動パターンで液晶パネル12が駆動されていることに車両Cの乗員が気づくと、車両Cの乗員は液晶パネル12が故障したと勘違いする恐れがある。
しかし、第1~第3の検査許可状態は、いずれも、バックライト13が消灯している状態であるので、ノイズ駆動パターンで駆動している液晶パネル12を車両Cの乗員が見ても、車両Cの乗員はそのことに気づきにくい。つまり、第1~第3の検査許可状態は、いずれも、車両Cの乗員が液晶パネル12の駆動状態の変化に気づきにくい状態である。
[第1の検査許可状態時の処理]
図2には、第1の検査許可状態においてシステム制御部24が実行する処理を示している。図2に示す処理は、入力I/F22にシステム起動信号Spとしてオン信号が入力されることにより開始する。システム起動信号Spがオン信号になるのは、イグニッションスイッチがオンになり、車両Cの電源状態がオンになったときである。
ステップ(以下、ステップを省略)S11では、制御ECU20が起動し、これにより、制御ECU20内の要素であるシステム制御部24、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26、バックライト制御部27も起動する。S12では、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26を検査モードでONさせる。
S13では、液晶パネル12の異常の有無を判定する。具体的には、まず、ノイズ駆動パターンで液晶パネル12を駆動させ、静電容量値を取得する。このS13の処理は、システム制御部24がタッチセンサ制御部25およびLCD制御部26を制御して実行する。
ノイズ駆動パターンで液晶パネル12を駆動させると、特許文献1に記載されているように、表示異常を起こしていない正常な部分は静電容量値が高くなる。換言すれば、ノイズ駆動パターンで液晶パネル12を駆動させると、正常な部分は、ノイズを大きく発生させる。一方、ノイズ駆動パターンで液晶パネル12を駆動させても、表示異常を起こしている部分は静電容量値が低くなる。表示異常を起こしている部分は、ノイズ駆動パターンで駆動しようとしても、ノイズ駆動パターンで駆動されないからである。このように、ノイズ駆動パターンで液晶パネル12を駆動させたとき、正常な部分は静電容量値が高くなる一方で、表示異常を起こしている部分は、静電容量値が低くなる。
ノイズ駆動パターンで駆動させたときの静電容量値を閾値と比較し、閾値以上の部分は正常とし、閾値よりも低い部分は異常とする。なお、異常の有無を判定する部分の大きさは、タッチセンサ制御部25が静電容量値を検出できる細かさ以上であれば、適宜、設定できる。たとえば、異常の有無を判定する部分の大きさを、静電容量値を検出できる細かさと同じ細かさとすることができる。また、異常の有無を判定する部分の大きさを、ある表示画像(たとえば、警告表示画像)を表示する部分全体とすることもできる。
閾値は、予め設定しておいた一定値とすることができる。また、特許文献1に記載されているように、ノイズ駆動パターンでの静電容量値の平均値と、通常駆動パターンでの静電容量値の平均値とから、閾値を計算するようにしてもよい。なお、通常駆動パターンは、液晶パネル12の表示画面が特定の色(たとえば黒)の表示となる駆動パターンである。
S14では、S13での検査の結果、異常があったか否かを判断する。異常があった場合にはS15に進み、異常がなかった場合にはS16に進む。S15では、表示器に異常が検出されたことを通知部30から通知する。その後、S16に進む。
S16では、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26を一般モードにする。そして、S17において、バックライト制御部27に指示してバックライト13を点灯させる。
図3は、図2を実行した場合の各制御部の状態変化などを示すタイムチャートである。時刻t1に、システム起動信号SpとしてHi信号すなわちオン信号が入力されている。これにより、図2に示す処理が開始されるので、システム制御部24は液晶異常判定処理を開始する。
その後、S12が実行されることにより、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26は、時刻t2において検査モードでONし、S13における判定が開始される。時刻t3では、液晶パネル12の異常有無の判定が終了する。これにより、S16が実行されて、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26は一般モードになる。そして、時刻t4では、S17が実行されてバックライト13が点灯する。
[第2の検査許可状態時の処理]
図4には、第2の検査許可状態を検出してシステム制御部24が実行する処理を示している。図4に示す処理は、システム起動信号Spがオン信号になっているとき、すなわち、制御ECU20が起動状態のときであり、かつ、シフトポジションがR以外のポジションであるときに周期的に実行する。なお、シフトポジションは、シフトポジション信号Ssから判断する。
S10では、シフトポジション信号Ssが、Rポジションを示す信号に変化したか否かを判断する。この判断がNOであれば図4に示す処理を終了し、YESであればS11Aに進む。
システム起動信号Spがオン信号であるとき、バックライト13は点灯状態であり、ユーザ操作により定まる種々の画像が液晶パネル12に表されている。S11Aでは、バックライト制御部27に指示してバックライト13を消灯させる。以下のS11~S17は、図2に示すS11~S17と同じである。
図5は、第2の検査許可状態時に図4を実行した場合の各制御部の状態変化などを示すタイムチャートである。時刻t11に、シフトポジションがNポジションからRポジションに切り替わっている。これにより、システム制御部24は、液晶異常判定処理、すなわち、図4に示す処理を開始する。そして、時刻t12においてS11Aが実行されて、バックライト13が消灯する。次いで、時刻t13においてS12が実行されて、タッチセンサ制御部25およびLCD制御部26が検査モードになる。時刻t14では、液晶パネル12の異常有無の判定が終了する。これにより、S16が実行されて、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26は一般モードに戻る。そして、時刻t15では、S17が実行されてバックライト13が点灯する。
[第3の検査許可状態時の処理]
図6には、第3の検査許可状態を検出してシステム制御部24が実行する処理を示している。図6に示す処理は、システム起動信号Spがオン信号になっているとき、すなわち、制御ECU20が起動状態のときであり、かつ、シフトポジションがRポジションであるときに周期的に実行する。
S10Aでは、シフトポジション信号Ssが、RポジションからR以外のポジションを示す信号に変化したか否かを判断する。この判断がNOであれば図6に示す処理を終了し、YESであればS11Aに進む。以下のS11A~S17は、図4に示すS11A~S17と同じである。
図7は、第3の検査許可状態時に図6を実行した場合の各制御部の状態変化などを示すタイムチャートである。時刻t21に、シフトポジションがRポジションからRポジション以外に切り替わっている。これにより、システム制御部24は、液晶異常判定処理、すなわち、図6に示す処理を開始する。そして、時刻t22においてS11Aが実行されて、バックライト13が消灯し、時刻t23においてS12が実行されて、タッチセンサ制御部25およびLCD制御部26が検査モードになる。そして、時刻t24で、液晶パネル12の異常有無の判定が終了し、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26は一般モードに戻り、時刻t25で、S17が実行されてバックライト13が点灯する。
なお、図2、4、6の処理において、S11、S10、S10Aが許可状態検出部に相当する処理であり、S13が異常検査部に相当する処理である。
[第1実施形態のまとめ]
以上、説明した第1実施形態では、制御ECU20は、S1、S10、S10Aにおいて、第1~第3の検査許可状態を検出しており、検査許可状態であることを検出したことに基づいて、液晶パネル12に異常が生じているか否かを自動で検査する。したがって、ユーザ操作の手間を低減することができる。
検査許可状態は、液晶パネル12の駆動状態の変化に気づきにくい状態、具体的には、バックライト13が消灯している状態であるので、検査のために液晶パネル12を駆動させても、ユーザは液晶パネル12の駆動状態の変化に気づきにくい。したがって、ユーザが、液晶パネル12を見て故障と誤解してしまう可能性を低減させることもできる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
第1実施形態では、検査許可状態として、第1~第3の検査許可状態を説明した。これに加えて、第2実施形態では、第4の検査許可状態も検出する。第4の検査許可状態は、車両Cの電源ポジションがオンポジションあるいはアクセサリポジションからオフポジションになったときである。より正確には、車両Cの電源ポジションがオンポジションあるいはアクセサリポジションからオフポジションになり、バックライト13が消灯した後、ナビゲーションシステム1が終了するまでの間が、第4の検査許可状態である。
[第4の検査許可状態時の処理]
図8に、電源ポジションがオフポジションになるときの種々の信号の変化を示す。電源ポジションには、オン、アクセサリ、オフの3種のポジションがあり、イグニッションスイッチにより切り替え可能である。
図8では、時刻t31において電源ポジションがオンポジションからオフポジションに変化している。電源ポジションがオフポジションに切り替わることにより、バックライト13も、時刻t31において、オンからオフになっている。しかし、ナビゲーションシステム1は、種々の終了処理があるため、すぐにはオフにならない。時刻t31から一定時間後の時刻t32においてシステム終了信号が出力され、その後、ナビゲーションシステム1はオフになる。したがって、時刻t31から時刻t32の間は、バックライト13がオフの状態で制御ECU20が作動している。
バックライト13がオフの状態で制御ECU20が作動している状況は、図3の時刻t1以降と同じであることから、制御ECU20は、図2に示すS12からS14を実行して、液晶パネル12の異常有無を判定する。
なお、第4の検査許可状態で、液晶パネル12の異常有無を判定した場合、次回、車両Cの電源状態がオンになった後に、表示器に異常が検出されたことを通知部30から通知する。
<第3実施形態>
第1、第2実施形態では、一度のバックライト13の消灯期間で液晶パネル12の検査が終了する前提で説明した。しかし、一度のバックライト13の消灯期間では液晶パネル12の検査が終了しないことも想定される。第3実施形態では、このことを想定して、制御ECU20は処理を実行する。
図9に、第3実施形態においてシステム制御部24が実行する処理を示している。システム制御部24は、図9に示す処理を周期的に実行する。
S21では、バックライト13がオンしているかオフしているかを判断する。バックライト13がオンしていれば、図9に示す処理を終了する。一方、バックライト13がオフになった場合にはS22へ進む。バックライト13がオフになった状態は、検査許可状態である。S22では、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26を検査モードとする。
続くS23、S24は異常検査部としての処理であり、S23では、検査進捗を読み出す。検査進捗は不揮発性メモリ28に記憶されている。S24では、S23で読み出した検査進捗が、検査が途中で中断していることを示している場合、検査が終了していない領域を検査対象とする。より詳しくは、検査進捗において未検査となっている領域のうち、1回分の一部領域に対して、異常の有無を判定する。このS24の処理は、異常の有無を判定する対象が液晶パネル12の一部領域であること以外は、図4のS13の処理と同じである。1回分の一部領域は、液晶パネル12の全体を複数に分割した領域であり、たとえば、液晶パネル12全体の1/100、1/4などである。一部領域の大きさは、制御ECU20の処理速度に応じて適宜決定する。
S25では、液晶パネル12の異常検査、すなわち、異常有無判定の進捗を判断する。直前のS24の処理により検査が完了していればS26に進む。S26では、検査進捗をリセットする。続くS27では、検査完了とし、検査の結果、液晶パネル12に異常があると判定された場合には、S15と同じ処理により異常を通知する。なお、異常がなかった場合にも、検査完了を通知してもよい。
S25の判断において、異常有無判定の進捗が未完了であると判断した場合にはS28に進む。S28では、バックライト13がオンになるタイミングであるか否かを判断する。システム起動信号Spがオン信号になってから、あるいは、シフトポジションが切り替わってからの経過時間により、バックライト13がオンになるタイミングは、バックライト13がオンになる前であっても判断できる。バックライト13がオンになるまでの時間が、S24での処理を実行する時間よりも短い場合には、バックライト13がオンになるタイミングであるとする。つまり、S28の判断は、1回分の検査が終了する前に検査許可状態が終了するか否かを判断している。バックライト13がオンになるタイミングであると判断した場合にはS29に進む。
S29では、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26を一般モードにする。その後、S30に進む。S30では、直前のS24を実行して得た検査結果と検査進捗を不揮発性メモリ28に記憶し、図9に示す処理を終了する。ここで記憶された検査進捗は、次回以降に図9に示す処理を実行してS23を実行する場合に読み出される。
S28の判断においてバックライト13がまだオフのままであると判断した場合にはS31に進む。S31では、システム終了信号が出力されたか否かを判断する。システム出力信号が出力されていた場合には、液晶パネル12の検査処理もできなくなるので、前述したS30に進み、検査結果と検査進捗を記録して図9に示す処理を終了する。
S31の判断においてシステム終了信号が出力されていないと判断した場合にはS32に進む。S32では、直前のS24を実行して得た検査結果と検査進捗を不揮発性メモリ28に記憶する。その後、S23に戻る。
図10には、第3実施形態で行う処理の具体例を示している。図10の例では、時刻t41においてシステム起動信号Spがオン信号になり、これにより、その時刻にシステム制御部24がオンになっている。この場合、図3にも示したように、システム制御部24は液晶異常判定処理を行う。この処理は、第3実施形態では、図9に示した処理である。
その後、S22が実行されることで、時刻t42においてタッチセンサ制御部25、LCD制御部26が検査モードになり、液晶パネル12の検査が行われる。検査モードは時刻t43に終了し、その後、時刻t44にバックライト13がオンになる。
図10の例は、車両Cが車庫からバック走行で出庫する場合の例であり、時刻t45においてシフトポジションがRポジションになっている。これにより、時刻t46においてバックライト制御部27はバックライト13がオフになり、時刻t47において、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26が検査モードになる。この検査モードは一時的であり、バックライト制御部27がバックライト13をオンにする前の時刻t48で終了する。その後、時刻t49においてバックライト制御部27がバックライト13をオンにする。
出庫が済むと今度は、前進走行にて目的地に向かうために、時刻t50において、シフトポジションがDポジションになる。
このとき、液晶パネル12の画像が切り替わる際に、時刻t51においてバックライト13がオフになる。次いで、時刻t52においてタッチセンサ制御部25、LCD制御部26が検査モードになり、液晶パネル12の検査が行われる。このときの検査も、バックライト13がオンになる前の時刻t53で終了し、時刻t54においてバックライト13がオンになる。
車両Cが目的地に到着した後、時刻t55においてシフトポジションがPポジションにる。その後、時刻t56においてバックライト13が消灯し、時刻t57から再び、タッチセンサ制御部25、LCD制御部26が検査モードになり、液晶パネル12の検査が行われる。
[第3実施形態のまとめ]
この第3実施形態では、一度のバックライト13の消灯期間では液晶パネル12の検査が終了しないことを想定し、液晶パネル12の一部領域ごとに異常の有無を判定し(S24)、検査結果を記録する(S30、S32)。これにより、バックライト13の消灯期間が短いとしても、その消灯期間を利用して、液晶パネル12の異常の有無を検査することができる。
しかも、バックライト13がオンになる前に、そのことを判断しているので(S28)、バックライト13が点灯したときに液晶パネル12の検査中であるということを抑制できる。したがって、バックライト13がオンになったときに、ユーザが検査中の画面を見て、故障と誤解してしまうことを抑制できる。
<第4実施形態>
第4実施形態では、図9に示す処理に代えて、図11に示す処理を実行する。図11に示す処理は、S25-1が追加されている点が図9と相違する。
図11に示す処理では、S25において 異常有無判定の進捗が、未完了であると判断した場合にS25-1を実行する。S25-1では、検査を実行した部分に異常があるか否かを判断する。異常があると判断した場合には、液晶パネル12の全部の領域の検査が未完了であってもS26に進む。一方、S25-1の判断において検査を実行した部分に異常がない場合にはS28に進む。
この第4実施形態では、検査を実施した部分に異常があれば、液晶パネル12の全部の領域の検査が未完了であっても、液晶パネル12に異常が検出されたことを通知する。これにより、液晶パネル12の全体の検査が、車両Cが出発した後、目的地に到着しても終了していないとしても、早期に液晶パネル12の異常を通知できる場合が生じる。したがって、表示異常により重要情報が伝達できなくなっているにもかかわらず、そのまま車両Cが走行してしまうことをより抑制できる。
以上、実施形態を説明したが、開示した技術は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も開示した範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
実施形態では、液晶パネル12の駆動状態の変化に気づきにくい検査許可状態として、バックライト13が消灯している状態を説明した。しかし、検査許可状態は、バックライト13が消灯している状態に限られない。
車両Cに乗員がいなく、かつ、液晶表示装置への電源供給が許可されている状態を、検査許可状態に含ませてもよい。車両Cに乗員がいなければ、液晶パネル12に表示異常を検査中の画面が表示されていても、ユーザは、液晶パネル12を見ない可能性が高いので、表示異常を検査中の状態を、ユーザが故障と誤解してしまう可能性は少ない。
車両Cに乗員がいないのに液晶表示装置への電源供給が許可されている状態としては、たとえば、車両Cがプレ空調可能な車両である場合において、そのプレ空調が行われている状態がある。
プレ空調は、スマートフォンにアプリケーションをインストールして、スマートフォンから指示を出す。したがって、プレ空調が行われている状態は、車両Cに乗員がいない状態であると推定できる。そして、プレ空調が行われているときは、車両Cに搭載された空調装置に通電されている状態であることから、同時に、液晶表示装置に通電することができるのである。
また、車両Cに乗員がいないのに液晶表示装置への電源供給が許可されている状態の他の例としては、車両Cが外部から充電可能な車両であり、車両Cの外部から充電されている状態がある。車両Cの外部から充電されている状態ではバッテリ上がりを起こさずに、液晶パネル12を検査することができるからである。
なお、車両Cの外部から充電されている状態では、車両Cを走行させることができない。したがって、車両Cの外部から充電されている状態では、車両Cに乗員がいない可能性が高いので、車両Cの外部から充電されている状態を、車両Cに乗員がいない状態として推定することができる。また、別の手段、たとえば、車両Cのドアがロックされていること、電子キーが車内に検出できないこと、それらの組み合わせなどにより、車両Cに乗員がいないことを推定してもよい。
<変形例2>
車両Cに乗員がいないのに液晶表示装置への電源供給が許可されている状態の他の例として、車両Cに乗員が接近して、車両Cに乗り込むと推定できた状態がある。たとえば、電子キーと車載機との無線通信を通じた照合が、車載機が車外に送信した電波により成立した場合、車両Cに乗員が接近して、車両Cに乗り込むと推定できる。
車両Cに乗員が接近して、車両Cに乗り込むと推定できる場合、しばらく後に、車両Cの電源ポジションがオンになり、車両用表示装置にも通電される可能性が高い。したがって、車両Cに乗員が乗り込む少し前に車両用表示装置に通電して、液晶パネル12の検査を行っても、バッテリ上がりを起こす心配は少ない。しかも、車両Cに乗員が乗り込む少し前から液晶パネル12の検査を行うので、車両Cの走行開始前に、液晶パネル12の異常を通知できる可能性も高い。したがって、液晶パネル12が異常であり、重要情報が伝達できないまま車両Cが走行開始してしまうことを抑制できる。
<変形例3>
実施形態では、ナビゲーションシステム1が備えるタッチパネルASSY10を液晶表示装置の一例として示した。しかし、液晶表示装置は、ナビゲーションシステム1が備える液晶表示装置でなくてもよい。液晶表示装置は、計器を表示する装置、電子ミラーなど、車両Cで用いられる種々の液晶表示装置とすることができる。
1:ナビゲーションシステム 10:タッチパネルASSY 11:タッチセンサ 12:液晶パネル 13:バックライト 20:制御ECU 21:入力I/F 22:入力I/F 23:入力I/F 24:システム制御部 25:タッチセンサ制御部 26:LCD制御部 27:バックライト制御部 28:不揮発性メモリ 30:通知部 40:バックカメラ C:車両 S10、S10A、S11:許可状態検出部 S13、S23、S24:異常検出部

Claims (9)

  1. バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
    前記車両の乗員が、前記液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
    前記許可状態検出部が前記検査許可状態であることを検出したことに基づいて、前記液晶パネルを駆動させて、前記液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え
    前記液晶パネルは、シフトポジションが後退ポジションのときは、前記車両に備えられたバックカメラが撮影した画像が表示されるようになっており、
    前記バックライトは、前記シフトポジションが前記後退ポジションとは異なるポジションから前記後退ポジションに切り替わるときは、一時的に消灯するようになっており、
    前記検査許可状態に、前記シフトポジションが、前記後退ポジションとは異なるポジションから前記後退ポジションに切り替わる際に、前記バックライトが消灯する状態が含まれる、液晶表示装置の異常検出装置。
  2. バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
    前記車両の乗員が、前記液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
    前記許可状態検出部が前記検査許可状態であることを検出したことに基づいて、前記液晶パネルを駆動させて、前記液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え
    前記液晶パネルは、シフトポジションが後退ポジションのときは、前記車両に備えられたバックカメラが撮影した画像が表示されるようになっており、
    前記バックライトは、前記シフトポジションが前記後退ポジションから前記後退ポジションとは異なるポジションに切り替わるときは、一時的に消灯するようになっており、
    前記検査許可状態に、前記シフトポジションが、前記後退ポジションから前記後退ポジションとは異なるポジションに切り替わる際に、前記バックライトが消灯する状態が含まれる、液晶表示装置の異常検出装置。
  3. バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
    前記車両の乗員が、前記液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
    前記許可状態検出部が前記検査許可状態であることを検出したことに基づいて、前記液晶パネルを駆動させて、前記液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え
    前記検査許可状態に、前記車両に乗員がいなく、かつ、前記液晶表示装置への電源供給が許可されている状態が含まれ、
    前記車両はプレ空調可能な車両であり、
    前記検査許可状態に、前記プレ空調が行われている状態が含まれる、液晶表示装置の異常検出装置。
  4. バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
    前記車両の乗員が、前記液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
    前記許可状態検出部が前記検査許可状態であることを検出したことに基づいて、前記液晶パネルを駆動させて、前記液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え
    前記検査許可状態に、前記車両に乗員がいなく、かつ、前記液晶表示装置への電源供給が許可されている状態が含まれ、
    前記車両は車両の外部から充電可能な車両であり、
    前記検査許可状態に、前記車両の外部から充電されている状態が含まれる液晶表示装置の異常検出装置。
  5. バックライト(13)と液晶パネル(12)とを備えて車両(C)に搭載された液晶表示装置(10)の表示異常を検出する液晶表示装置の異常検出装置(20)であって、
    前記車両の乗員が、前記液晶パネルの駆動状態の変化に気づきにくい、予め設定された検査許可状態であることを検出する許可状態検出部(S11、S10、S10A)と、
    前記許可状態検出部が前記検査許可状態であることを検出したことに基づいて、前記液晶パネルを駆動させて、前記液晶パネルに異常が生じているか否かを検査する異常検査部(S13、S23、S24)とを備え
    前記異常検査部は、前記液晶パネルを複数に分割して、順次、前記検査を実行し、
    前記検査が終了する前に、前記検査許可状態が終了する場合、前記検査の進捗を記憶するメモリ(28)を備え、
    前記異常検査部は、前記検査許可状態になったときに、前記メモリに前記検査が途中で中断していることが記憶されている場合、前記検査が終了していない領域の検査を実行する、液晶表示装置の異常検出装置。
  6. 前記検査許可状態に、前記バックライトが消灯している状態が含まれる請求項に記載の液晶表示装置の異常検出装置。
  7. 前記検査許可状態に、前記車両の電源状態がオンになった後、前記バックライトが点灯するまでの間が含まれる請求項に記載の液晶表示装置の異常検出装置。
  8. 前記検査許可状態に、前記車両の電源ポジションがオフポジションに切り替えられ、前記バックライトが消灯した後、前記液晶表示装置への通電が終了するまでの間が含まれる請求項に記載の液晶表示装置の異常検出装置。
  9. 前記検査許可状態に、前記車両に乗員がいなく、かつ、前記液晶表示装置への電源供給が許可されている状態が含まれる請求項に記載の液晶表示装置の異常検出装置。
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