JP7039352B2 - 多段型プリズム窓 - Google Patents

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Description

本発明は、多段型プリズム窓に関する。
従来、複数の透明性板材の間に、又は透明性板材と一体にプリズムを設けることで、太陽からの直達光を太陽側に再帰反射させる再帰反射窓が提案されている(例えば特許文献1~3参照)。さらに、プリズムを利用して直達光を反射させて室内天井側を照明する室内利用窓についても提案されている(例えば特許文献4~6参照)。
特開2015-210319号公報 特開2015-174810号公報 特開2017-211442号公報 特開2017-214822号公報 特開2017-161692号公報 特開2017-151249号公報
ここで、本件発明者は、夏場に直達光を再帰反射等させることにより直達光を室内に取り込むことなく冷房効率の低下を抑え、冬場に直達光を室内利用して例えば暖房効率の向上を図ることを考えており、再帰反射窓等のように直達光を室内に取り込まない窓と、室内利用窓のように直達光を室内利用する窓とを両立させることを研究している。この点について、本件発明者は、例えばユーザが操作することにより、直達光を室内に取り込まない状態と、室内利用する状態とで切り替えることを想定していた。
しかし、ユーザ操作によって、直達光を室内に取り込まないようにする状態と室内利用する状態とで切り替える場合、ユーザが操作できる環境にない限り、状態を切り替えることができなくなってしまう。例えば、本件発明者は、窓の反転操作を行ったりスイッチ操作を行ったりして状態を切り替えることを想定していたが、家具が邪魔になるケースなど、操作を容易に行うことができない場合がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ユーザ操作を要することなく、直達光を室内に取り込まないようにする状態と室内利用する状態とを両立することができる多段型プリズム窓を提供することにある。
第1の発明に係る多段型プリズム窓は、第1透明性板材と、第2透明性板材と、第1プリズムと、不透過部材と、第2プリズムと、吸熱部材とを備えている。第1プリズムは、第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を不透過部材に集光させて室内への光路を遮断状態とし、第2プリズムは、法線に対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる光を吸熱部材に集光させて室内暖房に利用する。
また、第2の発明に係る多段型プリズム窓は、第1透明性板材と、第2透明性板材と、第1プリズムと、不透過部材と、第2プリズムと、反射部材とを備えている。第1プリズムは、第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を不透過部材に集光させて室内への光路を遮断状態とし、第2プリズムは、法線に対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる光を反射部材に集光させて室内天井側に反射させる。
第1の発明によれば、第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を不透過部材に集光させて室内への光路を遮断状態とする第1プリズムを備えるため、例えば夏場の直達光のように仰角が大きくなる太陽光を室内に取り込み難くすることができる。また、法線に対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる光を吸熱部材を利用して室内暖房に利用する第2プリズムを備えるため、例えば冬場の直達光のように仰角が比較的小さい太陽光を利用して吸熱部材によって吸熱し、得られた熱を利用して室内暖房を行うことができる。従って、直達光を室内に取り込まないようにする状態と室内利用する状態とを両立することができる多段型プリズム窓を提供する。
また、第2の発明によれば、第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる太陽光を第1反射部材を利用して再帰反射させる第1プリズムを備えるため、例えば夏場の直達光のように仰角が大きくなる太陽光を室内に取り込むことを防止できる。また、法線に対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる太陽光を第2反射部材を利用して室内天井側に反射させる第2プリズムを備えるため、例えば冬場の直達光のように仰角が比較的小さい太陽光については電磁波の状態のまま室内に取り込んで、室内天井の加熱及び照明に利用することができる。従って、直達光を室内に取り込まないようにする状態と室内利用する状態とを両立することができる多段型プリズム窓を提供する。
本発明の第1実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。 第1実施形態に係る多段型プリズム窓に入射する直達光の光路を示す概念図である。 第1実施形態に係る多段型プリズム窓に入射する光に対する結果を示す概念図である。 第2実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。 第3実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。 第4実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。 第4実施形態に係る多段型プリズム窓4の製造方法を示す製造工程図であり、(a)~(k)は各工程を示している。 第5実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。 第5実施形態の変形例に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。 第6実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。図1に示す多段型プリズム窓1は、概略的に2枚の透明性板材10と、真空封止部材20と、複数の第1プリズム30と、複数の反射部材(不透過部材)40と、複数の第2プリズム50と、複数の吸熱部材60と、複数の像回復プリズム70とを備えている。
2枚の透明性板材10は、互いに略平行配置されるガラス材や樹脂材等の透明性の板材である。2枚の透明性板材10は第1透明性板材10aと第2透明性板材10bとからなる。第1透明性板材10aは室外側に配置され、第2透明性板材10bは第1透明性板材10aよりも室内側に配置されている。
真空封止部材20は、2枚の透明性板材10の周端部において2枚の透明性板材10の間に介在するものである。2枚の透明性板材10の周端部に真空封止部材20が設けられることによって、2枚の透明性板材10と真空封止部材20とによって閉じられた内部空間が形成される。
複数の第1プリズム30は、2枚の透明性板材10の間の内部空間に配置されるものであって、それぞれが断面視して三角形状とされた透明性部材からなるプリズム(すなわち三角柱形状のプリズム)で構成されている。これらの第1プリズム30は、第1の辺30aが第1透明性板材10aに沿うように第1透明性板材10aに面して配置されている(第1実施形態では接触して配置されている)。第1プリズム30の第2の辺30bと第3の辺30cは、第1の辺30aに対して所定の角度を有して延びている。第2の辺30bは、第3の辺30cよりも鉛直下方側に位置する辺である。なお、第1プリズム30は、第1透明性板材10aに対して僅かに離間して配置されていてもよい。
反射部材40は、太陽光を不透過とする部材であって、本実施形態においては例えば可視光及び赤外線の反射率が70%以上となる部材である。この反射部材40は、第1プリズム30の第2の辺30b(所定面)に対して接触状態で設けられている。なお、反射部材40は、第1プリズム30と離間状態で設けられていてもよい。さらに、反射部材40は、第1プリズム30の第2の辺30bに対して鏡面処理(銀色処理)が施されることにより形成されるものであることが好ましい。
複数の第2プリズム50は、2枚の透明性板材10の間の内部空間において第1プリズム30よりも室内側に配置されるものであって、それぞれが断面視して三角形状とされた透明性部材からなるプリズム(すなわち三角柱形状のプリズム)で構成されている。これらの第2プリズム50は、1つの第1プリズム30に対して1つ設けられており、第1の辺50aが第1プリズム30の第3の辺30cに沿うように配置されている。第2プリズム50の第2の辺50bと第3の辺50cは、第1の辺50aに対して所定の角度を有して延びている。第2の辺50bは、第3の辺50cよりも鉛直下方側に位置する辺である。なお、本実施形態において第2プリズム50は、第1プリズム30に対して僅かに離間して配置されている。
吸熱部材60は、例えば可視光及び赤外線の吸収率が70%以上となる部材であって、例えば太陽光波長領域(0.3~2.5μm)では吸収率が大きく、赤外線波長領域(3.0~20μm)では放射率が小さくされた選択吸収部材が該当する。この吸熱部材60は、第2プリズム50の第2の辺50b(所定面)に対して接触状態で設けられている。なお、吸熱部材60は、第2プリズム50の第2の辺50bに対して吸収膜処理されて形成されるものであってもよいし、単なる黒色部材であってもよい。
像回復プリズム70は、2枚の透明性板材10の間の内部空間のうち、第1及び第2プリズム30,50が設けられていない空間を埋めるように設置されるプリズムである。本実施形態において像回復プリズム70は、第1プリズム30及び第2プリズム50の組合せに対して1つずつ設けられている。この像回復プリズム70は、断面視して1つの第1プリズム30と1つの第2プリズム50とを加算した面積程度(例えば±10%)の大きさとされている。第1プリズム30、第2プリズム50、及び像回復プリズム70の屈折率が等しい場合には、第1プリズム30の第1の辺30aと第3の辺30cとのなす角度と、第2プリズム50の第1の辺50aと第3の辺50cとのなす角度の合計が、像回復プリズムの下端の内角の角度と同程度であることにより、像回復ができることになる。
図2は、第1実施形態に係る多段型プリズム窓1に入射する直達光の光路を示す概念図であり、図3は、第1実施形態に係る多段型プリズム窓1に入射する光に対する結果を示す概念図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態において第1プリズム30は、2枚の透明性板材10の法線Nに対する角度が第1所定角度以上となる直達光OP1(例えば夏場の太陽高度が高いときの直達光)を反射部材40に集光させて再帰反射させるように、屈折率と三角形状の内角とが設定されている。具体的に説明すると、第1プリズム30は、直達光OP1の第3の辺30cへの入射角が臨界角以上となるように、屈折率と三角形状の内角とが設定されている。なお、反射部材40が第2の辺30bから離間して設けられている場合、第1プリズム30は、直達光OP1の第2の辺30bへの入射角が臨界角未満となるように、屈折率と三角形状の内角とが設定されている。
さらに、第1プリズム30は、法線Nに対する角度が第1所定角度未満となる光(後述の直達光OP2や地面からの反射光等の光SL(図1参照))について透過させるように、屈折率と三角形状の内角とが設定されている。
なお、図2に示す直達光OP1は、まず第1プリズム30の第3の辺30cに到達しているが、上記の如く屈折率と三角形状の内角とが設定されていれば、最初に第2の辺30bに到達する直達光であっても、同様に再帰反射されることとなる。
また、本実施形態において第2プリズム50は、上記法線Nに対する角度が第1所定角度未満、且つ、第2所定角度(第1所定角度よりも小さい角度)以上となる直達光OP2(例えば冬場の太陽高度が低いときの直達光)を吸熱部材60に集光させて室内暖房に利用させるように、屈折率と三角形状の内角とが設定されている。具体的に説明すると、第2プリズム50は、第1プリズム30を透過した直達光OP2の第3の辺50cへの入射角が臨界角以上となるように、屈折率と三角形状の内角とが設定されている。さらに、第2プリズム50は、第3の辺50cで全反射して第1の辺50aに入射する場合にも入射角が臨界角以上となるように、屈折率と三角形状の内角とが設定されている。
加えて、第2プリズム50は、法線Nに対する角度が第2所定角度未満となる地面からの反射光等の光SL(図1参照)について透過させるように、屈折率と三角形状の内角とが設定されている。
なお、図2に示す直達光OP2は、まず第2プリズム50の第3の辺50cに到達しているが、これに限らず、第1プリズム30を透過した直達光OP2が直接第2の辺50bに到達する場合もある。
次に、図1~図3を参照して、本実施形態に係る多段型プリズム窓1の作用を説明する。
まず、法線Nに対する角度が第1所定角度以上となる直達光OP1が第1透明性板材10aに入射したとする。このとき、直達光OP1は第1透明性板材10aを透過して第1プリズム30に至る。第1プリズム30に至った直達光OP1は、1)第3の辺30cのみで全反射して第2の辺30bに対して設けられる反射部材40に至るものと、2)第3の辺30cで全反射した後に第1の辺30aで全反射して第2の辺30bに対して設けられる反射部材40に至るものと、3)直接第2の辺30bに対して設けられる反射部材40に至るものとがある。これらの光は全て反射部材40での反射を利用して再帰反射される。すなわち、第1透明性板材10aから太陽側に向けて出射されることとなる。
また、法線Nに対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる直達光OP2が第1透明性板材10aに入射したとする。このとき、直達光OP2は第1透明性板材10a及び第1プリズム30を透過して第2プリズム50に至る。第2プリズム50に至った直達光OP2は、1)第3の辺50cのみで全反射して第2の辺50bに対して設けられる吸熱部材60に至るものと、2)更に第1の辺50aで全反射して第2の辺50bに対して設けられる吸熱部材60に至るものと、3)直接第2の辺50bに対して設けられる吸熱部材60に至るものとがある。これらの光は全て吸熱部材60で吸熱され、吸熱部材60に接触する像回復プリズム70を加熱することとなる。像回復プリズム70は、第2透明性板材10bに接触していることから、第2透明性板材10bも加熱されることとなる。この結果、第2透明性板材10bから輻射暖房が行われることとなり、室内暖房が行われることとなる。
また、法線Nに対する角度が第2所定角度未満となる光SLが第1透明性板材10aに入射したとする。このとき、光SLは、第1透明性板材10a、第1プリズム30、第2プリズム50、像回復プリズム70、及び第2透明性板材10bを介して、室内に至る。よって、景色については視認されることとなる。加えて、本実施形態に係る多段型プリズム窓1は像回復プリズム70を備えることから、多段型プリズム窓1を通した景色については歪みが少なく視認されることとなる。
ここで、第1プリズム30及び第2プリズム50は屈折率が1.41であり、断面視した場合の断面が、第2の辺30bと第3の辺30cとのなす角、第2の辺50bと第3の辺50cとのなす角が直角である直角三角形であるとする。また、第1プリズム30の第1の辺30aと第3の辺30cとのなす角度が8度であるとする。さらに、第2プリズム50の第1の辺50aと第3の辺50cとのなす角度が18度であるとする。このとき、第1所定角度は58度となり、第2所定角度は28度となる。従って、法線Nに対する角度が58度以上の直達光OP1は再帰反射され、法線Nに対する角度が58度未満28度以上となる直達光OP2は室内暖房に利用されることとなる。
このようにして、第1実施形態に係る多段型プリズム窓1によれば、第1及び第2透明性板材10a,10bの法線Nに対する角度が第1所定角度以上となる光を反射部材40を利用して再帰反射させる第1プリズム30を備えるため、例えば夏場の直達光のように仰角が大きくなる太陽光を室内に取り込むことなく再帰反射させることができる。また、法線Nに対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる光を吸熱部材60を利用して室内暖房に利用する第2プリズム50を備えるため、例えば冬場の直達光のように仰角が比較的小さい太陽光を利用して吸熱部材60により吸熱し、得られた熱を利用して室内暖房を行うことができる。従って、ユーザ操作を要することなく、直達光を再帰反射させる状態と室内利用する状態とを両立することができる。
また、像回復プリズム70は第2透明性板材10bに接しており、吸熱部材60は像回復プリズム70に接しているため、吸熱部材60の熱が像回復プリズム70を通じて第2透明性板材10bに至り、第2透明性板材10bから室内側を加熱することができる。
また、第1プリズム30と第2プリズム50とは離間しており、第2プリズム50は吸熱部材60に対して接触状態で設けられているため、第2プリズム50、吸熱部材60、像回復プリズム70、及び第2透明性板材10bとが接触状態となり、製作の容易化を図ることができる。
なお、第1実施形態において吸熱部材60には第2プリズム50も接触していることから、第2プリズム50についても加熱されることとなる。このため、第2プリズム50への熱伝達を防止する観点から、吸熱部材60は選択吸収部材で構成されていなくともよく、単に黒色部材によって構成されていてもよい。
さらに、第1実施形態においては第2プリズム50の第1の辺50aに近赤外線を透過し遠赤外線を反射する断熱型のLowE処理を施すことが好ましい。これにより、夏場には散乱光等の光SLからの熱線により室内側が加熱されてしまう事態を抑制することができるからである。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る多段型プリズム窓は第1実施形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。なお、以下の説明において第1実施形態と同一又は同様の要素には同じ符号を付して説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。図4に示す多段型プリズム窓2は、第1プリズム30と第2プリズム50とが接触状態となっている。また、第2プリズム50と像回復プリズム70とは微細な隙間を有して配置されている。さらに、吸熱部材60は、像回復プリズム70に接触しているが、第2プリズム50の第2の辺50b(所定面)に対しては接触しておらず、第2の辺50bに対して離間状態で設けられている。なお、吸熱部材60は第2透明性板材10bに接触していてもよく、接触していなくともよい。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る多段型プリズム窓2の作用を説明する。
まず、法線Nに対する角度が第1所定角度以上となる直達光OP1が第1透明性板材10aに入射したとする。このとき、直達光OP1は第1実施形態と同様に再帰反射される。
また、法線Nに対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる直達光OP2が第1透明性板材10aに入射したとする。このとき、直達光OP2は第1透明性板材10a及び第1プリズム30を透過して第2プリズム50に至る。第2プリズム50に至った直達光OP2は、1)第3の辺50cのみで全反射した後に第2の辺50bを透過して吸熱部材60に至るものと、2)第3の辺50cで全反射した後に第1の辺50aで全反射して第2の辺50bを透過し吸熱部材60に至るものと、3)直接第2の辺50bに到達した後に第2の辺50bを透過して吸熱部材60に至るものとがある。よって、第2実施形態に係る第2プリズム50は、上記1)~3)の光路が実現されるために、第1及び第3の辺50a,50cで全反射することに加えて、第2の辺50bに到達する直達光OP2の入射角が臨界角未満となるように、屈折率と三角形状の内角とが設定されている。
また、上記1)~3)の光は全て吸熱部材60で吸熱され、吸熱部材60に接触する像回復プリズム70を加熱することとなる。像回復プリズム70は、第2透明性板材10bに接触していることから、第2透明性板材10bも加熱されることとなる。この結果、第2透明性板材10bから輻射暖房が行われることとなり、室内暖房が行われることとなる。
また、法線Nに対する角度が第2所定角度未満となる光SLについては第1実施形態と同様に室内に至る。
このようにして、第2実施形態に係る多段型プリズム窓2によれば、第1実施形態と同様に、ユーザ操作を要することなく、直達光を再帰反射させる状態と室内利用する状態とを両立することができる。。また、第2透明性板材10bから室内側を加熱することができる。
さらに、第2実施形態によれば、第2プリズム50は吸熱部材60に対して離間状態で設けられているため、吸熱部材60の熱が第2プリズム50に逃げ難くなり、像回復プリズム70を通じて第2透明性板材10bに伝達し易くなり、室内の暖房効果の向上を図ることができる。
なお、第2実施形態においては像回復プリズム70のうちの第2透明性板材10bに接しない側の2辺に赤外線吸収型のLowE処理を施すことが好ましい。これにより、冬場における室外側への放熱を抑制することができるからである。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態に係る多段型プリズム窓は第1実施形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。なお、以下の説明において第1実施形態と同一又は同様の要素には同じ符号を付して説明を省略する。
図5は、第3実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。図5に示す多段型プリズム窓3は、第2プリズム50の形状が第1実施形態のものと異なっており、断面視して鈍角三角形となっている。この第2プリズム50は、鈍角部分が室外側に向くように配置されており、下側となる第2の辺50bがやや室内側に傾斜した状態となっている。また、第2プリズム50は第1プリズム30と微細な隙間を有して配置されている。なお、本実施形態において第2プリズム50は第1プリズム30と微細な隙間を有して配置されているが、これに限らず、接触していてもよい。
さらに、第3実施形態において像回復プリズム70は、第2プリズム50の形状が鈍角三角形状であることにあわせて、断面視して四角形状となっている。
また、第3実施形態に係る多段型プリズム窓3は、吸熱部材60を備えず第2反射部材(反射部材)80を備えている。第2反射部材80は、反射部材(第2反射部材)40と同様の部材であって、第2プリズム50の第2の辺50bに対して接触状態で設けられている。なお、第2反射部材80は、第2プリズム50に対して離間状態で設けられていてもよい。
さらに、第3実施形態において第2プリズム50は、屈折率及び三角形状の内角が適切に設定されており、第1透明性板材10aに対して第1所定角度未満第2所定角度以上となる直達光OP2を室内天井側に導くようにされている。具体的に第2プリズム50は以下の1)~4)が満たされるように屈折率及び三角形状の内角が設定されている。まず、第2プリズム50は、1)直達光OP2の第3の辺50cに対する入射角が臨界角以上であるように設定されている。また、第2プリズム50は、2)第3の辺50cで全反射した直達光OP2が第1の辺50aに到達する場合に、その入射角が臨界角以上であるように設定されている。さらに、第2プリズム50は、3)第3の辺50cや第1の辺50aでの反射を経て第2反射部材80に到達して反射した直達光OP2が必ず第2透明性板材10bから出られるように、そこでの入射角が臨界角未満となるように設定されている。加えて、第2プリズム50は、4)第3の辺50c及び第1の辺50aで全反射した後に第2反射部材80で反射したものについては法線Nに対する角度が28度以上であれば水平以上の角度で出射されるように設定されている。
このような1)~4)を満たす第2プリズム50としては、例えば屈折率が1.41であり、第1の辺50aと第3の辺50cとのなす角度が23度であり、第2反射部材80と水平線(図2等に示した法線Nと同じ)とのなす角が30度である場合が挙げられる。
さらに、第3実施形態に係る多段型プリズム窓3は、第2透明性板材10bの室内側に第3透明性板材90を備えている。第3透明性板材90は、第2透明性板材10bと所定の隙間を有して配置されている。第3透明性板材90と第2透明性板材10bとの間は例えば断熱性の観点から真空状態とされている。
次に、図5を参照して、第3実施形態に係る多段型プリズム窓3の作用を説明する。
まず、法線Nに対する角度が第1所定角度以上となる直達光OP1が第1透明性板材10aに入射したとする。このとき、直達光OP1は第1実施形態と同様に再帰反射される。
また、法線Nに対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる直達光OP2が第1透明性板材10aに入射したとする。このとき、直達光OP2は第1透明性板材10a及び第1プリズム30を透過して第2プリズム50に至る。第2プリズム50に至った直達光OP2は、1)第3の辺50cのみで全反射して第2の辺50bに対して設けられる第2反射部材80に至るものと、2)第3の辺50cで全反射した後に更に第1の辺50aで全反射して第2の辺50bに対して設けられる第2反射部材80に至るものと、3)直接第2の辺50bに対して設けられる第2反射部材80に至るものとがある。これらの光は全て第2反射部材80で反射され、像回復プリズム70を介して第2透明性板材10b側から出射される。この際、出射光は、少なくとも水平以上の角度で室内天井側に出射される。よって、天井側を照明することとなる。また、第2反射部材80は、直達光OP2を電磁波の状態のままで室内天井側に出射することから、室内の天井を加熱することとなる。特に出射角度によって多段型プリズム窓3から離れた位置にある奥まった天井についても加熱することができ、室内暖房が行われることとなる。
また、法線Nに対する角度が第2所定角度未満となる光SLについては第1実施形態と同様に室内に至る。
このようにして、第3実施形態に係る多段型プリズム窓3によれば、第1及び第2透明性板材10a,10bの法線Nに対する角度が第1所定角度以上となる太陽光を反射部材(第1反射部材)40を利用して再帰反射させる第1プリズム30を備えるため、例えば夏場の直達光のように仰角が大きくなる太陽光を室内に取り込むことなく再帰反射させることができる。また、法線Nに対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる太陽光を第2反射部材80を利用して室内天井側に反射させる第2プリズム50を備えるため、例えば冬場の直達光のように仰角が比較的小さい太陽光については電磁波の状態のまま室内に取り込んで、室内天井の加熱及び照明に利用することができる。従って、ユーザ操作を要することなく、直達光を再帰反射させる状態と室内利用する状態とを両立することができる。
また、第2透明性板材10bに対して第2透明性板材10bよりも室内側で略平行配置される第3透明性板材90をさらに備えるため、例えば第2透明性板材10bと第3透明性板材90との間を真空状態とすることで、更に断熱性を向上させることができる。特に、冬場の直達光のように仰角が比較的小さい太陽光については電磁波の状態のまま室内に取り込むことから室内加熱を行える上に、追加された第3透明性板材90によって室内の熱を室外に逃がし難くでき、断熱性が比較的高い壁と同程度以上の断熱性を実現でき、窓の大きさを限定する必要がない建物の実現に貢献することができる。
次に、本発明の第4実施形態を説明する。第4実施形態に係る多段型プリズム窓は第1実施形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。なお、以下の説明において第1実施形態と同一又は同様の要素には同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、第4実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。図6に示す多段型プリズム窓4は、1つの第1プリズム30に対して、複数(図6では3つ)の第2プリズム50及び像回復プリズム70が設けられている。各第2プリズム50及び像回復プリズム70はそれぞれ大きさが異なっており、複数個の第2プリズム50及び像回復プリズム70を合わせた長さ(鉛直方向の長さ)が、1つの第1プリズム30と同程度となっている。
ここで、1つの第1プリズム30に対して複数の第2プリズム50及び像回復プリズム70を設ける構成とすると、複数の第2プリズム50及び像回復プリズム70の厚みを抑えることに貢献できる。すなわち、各第2プリズム50及び像回復プリズム70自体を小さくできることから厚みを抑えることができ、より小型化を図った多段型プリズム窓4を提供することができる。
図7は、第4実施形態に係る多段型プリズム窓4の製造方法を示す製造工程図であり、(a)~(k)は各工程を示している。
まず、図7(a)に示すように離型剤を塗布した第1プリズム型PT1を用意する。第1プリズム型PT1には、それぞれが同形状となる第1プリズム30を作製するための凹部が形成されている。
次に、図7(b)に示すように第1プリズム型PT1に液状化したシリコーン樹脂SRを流し込む。その後、図7(c)に示すように脱脂した第1透明性板材10a(ガラス)を被せ、真空脱泡によりシリコーン樹脂SRを硬化させる。硬化により第1プリズム30が得られる。
次に、図7(d)に示すように第1プリズム型PT1を取り外し、図7(e)に示すように代わりにマスク型(図示せず)を被せた後に、銀色処理を施して反射部材40を形成する。これにより、第1部材Aの作製が完了する。
一方で、図7(f)に示すように離型剤を塗布した第2プリズム型PT2を用意する。第2プリズム型PT2には、1つの第1プリズム30に対応して複数の像回復プリズム70を形成するための凹部が形成されている。
次いで、図7(g)に示すように第2プリズム型PT2に液状化したシリコーン樹脂SRを流し込む。その後、脱脂した第2透明性板材10b(ガラス)を被せ、真空脱泡によりシリコーン樹脂SRを硬化させる。硬化により像回復プリズム70が得られる。
次に、図7(h)に示すように第2プリズム型PT2を取り外し、図7(i)に示すように代わりにマスク型(図示せず)を被せた後に、吸収膜処理を施して吸熱部材60を形成する。次いで、像回復プリズム70及び吸熱部材60上に離型剤を塗布し、その後図7(j)に示すように第2透明性板材10bごと規定角度だけ傾斜させて各像回復プリズム70の間にシリコーン樹脂SRを充填する。
次に、シリコーン樹脂SRを硬化させて第2プリズム50を得ると共に、一度第2プリズム50を剥離させた後に載せ直す。この間に離型剤を取り除く。これにより、第2部材Bの作製が完了する。
その後、第1部材Aと第2部材Bとを対面させて両者を組み合わせる。これにより、1つの第1プリズム30に対して、複数の第2プリズム50及び像回復プリズム70が設けられた第4実施形態に係る多段型プリズム窓4が得られることとなる。
このようにして、第4実施形態に係る多段型プリズム窓4によれば、第1実施形態と同様に、ユーザ操作を要することなく、直達光を再帰反射させる状態と室内利用する状態とを両立することができる。また、第2透明性板材10bから室内側を加熱することができる。
また、第2プリズム50は、1つの第1プリズム30の室内側に複数個配置されているため、第2プリズム50自体を小さくすることとなることから、厚みを抑えることができ、より小型化を図った多段型プリズム窓4を提供することができる。
次に、本発明の第5実施形態を説明する。第5実施形態に係る多段型プリズム窓は第3実施形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。なお、以下の説明において第1実施形態と同一又は同様の要素には同じ符号を付して説明を省略する。
図8は、第5実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。図8に示すように、第5実施形態に係る多段型プリズム窓5は、像回復プリズム70が第1像回復プリズム71と第2像回復プリズム72とを備えている。
第1像回復プリズム71は、第1プリズム30に対応して設けられたプリズムである。第1像回復プリズム71は、第1プリズム30と同形状且つ同屈折率に構成されており、断面視して第1プリズム30を180度回転させた状態で第1プリズム30の第3の辺30cに接して設けられている。
第2像回復プリズム72は、第2プリズム50に対応して設けられたプリズムである。第2像回復プリズム72は、第2プリズム50と同形状且つ同屈折率に構成されており、断面視して第2プリズム50を180度回転させた状態で第2プリズム50の第3の辺50cに接して設けられている。
なお、第1プリズム30及び第1像回復プリズム71のセットと、第2プリズム50及び第2像回復プリズム72のセットとは離間している。また、第1プリズム30は第1透明性板材10aに接しており、第2像回復プリズム72は第2透明性板材10bに接している。加えて、第2プリズム50及び第2像回復プリズム72は、第1プリズム30及び第1像回復プリズム71の1セットに対して2つずつ設けられている。
次に、図8を参照して、第5実施形態に係る多段型プリズム窓5の作用を説明する。
まず、第3実施形態と同様に、法線Nに対する角度が第1所定角度以上となる直達光OP1が第1透明性板材10aに入射したとする。このとき、直達光OP1は第1実施形態と同様に再帰反射される。また、法線Nに対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる直達光OP2については、第2反射部材80で反射され第2透明性板材10b側から出射される。この際、出射光は、少なくとも水平以上の角度で室内天井側に出射される。よって、天井側を照明することとなる。また、法線Nに対する角度が第2所定角度未満となる光SLについては第3実施形態と同様に室内に至る。
特に、第3実施形態に係る多段型プリズム窓3は、法線Nに対する角度が特定の角度範囲(例えば第1所定角度が58度であり第2所定角度が28度である場合の20度~28度)であるときの光が透過せず、景色として視認できなくなってしまう。ところが、第5実施形態において第1所定角度が58度となり第2所定角度が28度となるように設計した場合には、一部の角度範囲において景色を視認できなくなる事態が生じないことがわかった。よって、より窓として適切なものを提供することとなる。
図9は、第5実施形態の変形例に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。図9に示すように、多段型プリズム窓5は第4透明性板材100aと第5透明性板材100bとを備えており、これらの2枚の透明性板材100a,100bが第1プリズム30及び第1像回復プリズム71のセットと、第2プリズム50及び第2像回復プリズム72のセットとの間に設けられている。さらに、2枚の透明性板材100a,100bの間は真空とされており、断熱層を構成するようになっていてもよい。
このようにして、第5実施形態に係る多段型プリズム窓5によれば、第3実施形態と同様に、ユーザ操作を要することなく、直達光を再帰反射させる状態と室内利用する状態とを両立することができる。
さらに、第5実施形態によれば、第1プリズム30に対して第1像回復プリズム71が設けられ、第2プリズム50に対して第2像回復プリズム72が設けられているため、一部の角度範囲の光が視認し難くなってしまう事態を防止でき、より一層窓として適切な多段型プリズム窓5を提供することができる。
加えて、変形例のように構成した場合には、比較的簡易な構成で断熱層を形成することもできる。
次に、本発明の第6実施形態を説明する。第6実施形態に係る多段型プリズム窓は第5実施形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。なお、以下の説明において第1実施形態と同一又は同様の要素には同じ符号を付して説明を省略する。
図10は、第6実施形態に係る多段型プリズム窓を示す断面図である。図10に示すように、第6実施形態に係る多段型プリズム窓6は、各プリズム30,50,70(71,72)が上下に接続されて1つのプリズムで構成されている。
詳細に説明すると、第1プリズム30は、断面が三角形状とされた複数の三角柱プリズム部31を有すると共に、複数の三角柱プリズム部31の同一辺を上下に亘って接続する接続プリズム32とを有している。第2プリズム50や像回復プリズム70(第1像回復プリズム71や第2像回復プリズム72)についても同様である。
このように構成することで、第1~第5実施形態における複数のプリズム30,50,70(71,72)を1つで構成することが可能となり、プリズム数を減らして組み付け作業性を向上させることとなる。
このようにして、第6実施形態に係る多段型プリズム窓6によれば、第5実施形態と同様に、ユーザ操作を要することなく、直達光を再帰反射させる状態と室内利用する状態とを両立することができる。また、一部の角度範囲の光が視認し難くなってしまう事態を防止でき、より一層窓として適切な多段型プリズム窓6を提供することができる。
さらに、第6実施形態によれば、プリズム数を減らして組み付け作業性を向上させた多段型プリズム窓6を提供することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜実施形態同士の技術を組み合わせてもよい。さらに、可能な範囲で公知又は周知の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態において第1及び第2プリズム30,50は、中実の固体によって構成されているが、これに限らず、プリズム30,50の外壁を構成するプリズム壁と、プリズム壁の内部に封入される透明性の液体からなる内部部材とによって構成されていてもよい。また、内部部材は、ゲル状や固体であってもよい。像回復プリズム70についても同様である。
加えて、上記実施形態において内部空間に収納される各部材30,40,50,60,70,80のうち他の部材と離間状態で設けられるものについては、他の部材との間に微小な柱や粒などの介在部材が介在されていることが好ましい。
また、上記実施形態に係る多段型プリズム窓1~6は、透明性板材10が2層~4層構造となっているが、層数はこれらに限られるものではない。
さらに、第4実施形態に示すように、1つの第1プリズム30に対して複数の第2プリズム50及び像回復プリズム70を備える構成については、第2実施形態及び第3実施形態に係る多段型プリズム窓2,3に適用されてもよい。
また、第3,5,6実施形態に係る多段型プリズム窓3,5,6は特に欄間に相当する高所の窓に向くため例えば床から1.8m(所定高さ)以上の窓として使用し、それより下側については第1又は第2実施形態に係る多段型プリズム窓1,2を使用して、両者を組み合わせた窓を構成することもできる。
加えて、多段型プリズム窓1~6の高所部分においては、景色が視認されることがない可能性もあり、像回復プリズム70を備えてなくともよい。特に第3実施形態に係る多段型プリズム窓3については像回復プリズム70を介して第2透明性板材10bを加熱する必要もないことから、多段型プリズム窓3の上部側における像回復プリズム70を設けなくともよい。
さらに、第1~第6実施形態に係る多段型プリズム窓1~6は、反射部材40を備えているが、太陽光を不透過とするものであれば、反射部材40に代えて例えば光エネルギーを利用して発電を行う太陽電池パネル(光電変換部材)を備えていてもよい。この場合において、太陽電池パネルで得られた電力については、多段型プリズム窓1~6の外部に送出されて、冷房機器の運転等に利用されることとなる。
また、第1~第6実施形態に係る多段型プリズム窓1~6は、反射部材40を太陽電池パネルに代える場合に限らず、反射部材40に代えて太陽熱を利用して熱媒を加熱する集熱管(集熱部材)を備えていてもよい。この場合において、集熱管で加熱された熱媒については吸収式冷凍機の運転等に利用されてもよいし、熱媒が水である場合にはそのまま給湯利用されてもよい。
1~6 :多段型プリズム窓
10a :第1透明性板材
10b :第2透明性板材
30 :第1プリズム
30b :第2の辺(所定面)
40 :反射部材(不透過部材、第2反射部材)
50 :第2プリズム
50b :第2の辺(所定面)
60 :吸熱部材
70 :像回復プリズム
71 :第1像回復プリズム
72 :第2像回復プリズム
80 :第2反射部材(反射部材)
90 :第3透明性板材
N :法線

Claims (10)

  1. 第1透明性板材と、
    前記第1透明性板材に対して前記第1透明性板材よりも室内側で略平行配置される第2透明性板材と、
    前記第1及び第2透明性板材の間に配置される第1プリズムと、
    前記第1プリズムの所定面に対して接触又は離間状態で設けられ、太陽光を不透過とする不透過部材と、
    前記第1及び第2透明性板材の間において前記第1プリズムよりも室内側に配置される第2プリズムと、
    前記第2プリズムの所定面に対して接触又は離間状態で設けられる吸熱部材と、を備え、
    前記第1プリズムは、前記第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を前記不透過部材に集光させて室内への光路を遮断状態とし、前記第1所定角度未満となる光を透過させ、
    前記第2プリズムは、前記法線に対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる光を前記吸熱部材に集光させて室内暖房に利用すると共に、前記第2所定角度未満となる光を透過させる
    ことを特徴とする多段型プリズム窓。
  2. 前記不透過部材は、光を反射させる反射部材であって、
    前記第1プリズムは、前記第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を前記反射部材に集光させて再帰反射させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の多段型プリズム窓。
  3. 前記不透過部材は、光エネルギーを利用して発電する光電変換部材であって、
    前記第1プリズムは、前記第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を前記光電変換部材に集光させて発電させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の多段型プリズム窓。
  4. 前記不透過部材は、太陽熱を利用して熱媒を加熱する集熱部材であって、
    前記第1プリズムは、前記第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を前記集熱部材に集光させて熱媒を加熱させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の多段型プリズム窓。
  5. 前記第1及び第2透明性板材の間の空間のうち、前記第1プリズムと前記第2プリズムとが設けられていない空間を埋めるように設置される像回復プリズムをさらに備え、
    前記像回復プリズムは、前記第1プリズムに対応して設けられる第1像回復プリズムと、前記第2プリズムに対応して設けられる第2像回復プリズムとを有する
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の多段型プリズム窓。
  6. 第1透明性板材と、
    前記第1透明性板材に対して前記第1透明性板材よりも室内側で略平行配置される第2透明性板材と、
    前記第1及び第2透明性板材の間に配置される第1プリズムと、
    前記第1プリズムの所定面に対して接触又は離間状態で設けられ、太陽光を不透過とする不透過部材と、
    前記第1及び第2透明性板材の間において前記第1プリズムよりも室内側に配置される第2プリズムと、
    前記第2プリズムの所定面に対して接触又は離間状態で設けられる反射部材と、を備え、
    前記第1プリズムは、前記第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を前記不透過部材に集光させて室内への光路を遮断状態とし、前記第1所定角度未満となる光を透過させ、
    前記第2プリズムは、前記法線に対する角度が第1所定角度未満第2所定角度以上となる光を前記反射部材に集光させて室内天井側に反射させると共に、前記第2所定角度未満となる光を透過させる
    ことを特徴とする多段型プリズム窓。
  7. 前記不透過部材は、光を反射させる第2反射部材であって、
    前記第1プリズムは、前記第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を前記第2反射部材に集光させて再帰反射させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の多段型プリズム窓。
  8. 前記不透過部材は、光エネルギーを利用して発電する光電変換部材であって、
    前記第1プリズムは、前記第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を前記光電変換部材に集光させて発電させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の多段型プリズム窓。
  9. 前記不透過部材は、太陽熱を利用して熱媒を加熱する集熱部材であって、
    前記第1プリズムは、前記第1及び第2透明性板材の法線に対する角度が第1所定角度以上となる光を前記集熱部材に集光させて熱媒を加熱させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の多段型プリズム窓。
  10. 前記第1及び第2透明性板材の間の空間のうち、前記第1プリズムと前記第2プリズムとが設けられていない空間を埋めるように設置される像回復プリズムをさらに備え、
    前記像回復プリズムは、前記第1プリズムに対応して設けられる第1像回復プリズムと、前記第2プリズムに対応して設けられる第2像回復プリズムとを有する
    ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の多段型プリズム窓。
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