JP7039200B2 - 分割型カウンタウエイト - Google Patents

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Description

本発明は、クレーン車の旋回体に装着される分割型カウンタウエイトに関する。
クレーン車において、作業性や安全性の向上のため、一般に、旋回体の後部に、重量のつり合いをとるためのカウンタウエイトが装着される。カウンタウエイトの一種として、複数の分割ウエイトを組み合わせてカウンタウエイトを構成する分割型カウンタウエイトが知られている。
特許文献1は、そのような分割型カウンタウエイトのひとつを開示している。この分割型カウンタウエイトでは、クレーン車の旋回台の後部の中央下部にウエイトが積み重ねられ、その左右には、クレーン車の吊上げ性能に応じて所望の分割ウエイトが積み重ねられる。分割ウエイトは、左右で形状が同一であり、左右共通して使用することが可能である。
特許文献2は、別の分割型カウンタウエイトを開示している。この分割型カウンタウエイトは、上下に積み重ねられる同一形状の複数のブロックを有している。ブロックは、略直方体形状をしており、ブロックを180°回転させた状態でも他のブロックに連結可能であり、ブロックの向きに関係なくブロックの取り付けを容易におこなえる。各ブロックは、ブロック同士を締結する締結具(たとえばボルト)により締結される締結部を有している。これにより、積み重ねられたブロックは締結具(ボルト)によって締結することが可能である。
特許第4943715号公報 特許第5167070号公報
特許文献1に開示される分割型カウンタウエイトでは、左右に配置される分割ウエイトは、左右で回転対称となる形状をしている。このため、左右で重量のバランスを取るために、たとえば、左側の分割ウエイトを右側に移し替える場合、分割ウエイトを180°回転させる必要がある。この回転作業は、分割ウエイトを吊り上げたままで、または吊り上げた分割ウエイトをいったん地上に下ろしてから、おこなう必要がある。分割ウエイトは、非常に重量があるため、吊り上げた状態で回転させるのは、手間がかかるばかりでなく、分割ウエイトがゆれる場合がある。また、いったん地上に下ろしてから回転させるのも、手間がかかるばかりでなく、重量物のため、回転させる動力が必要である。地上に積み重ねた分割ウエイトをクレーン車の旋回台に取り付ける場合、取り付けの手間を考えて、左右別々に向きを変えて地上に準備しておく必要がある。
特許文献2に開示される分割型カウンタウエイトでは、ブロック同士を締結するために、締結具が必要であり、また、締結用工具も合わせて必要である。締結具は、離れ部品として準備されるため、紛失するおそれもある。
このように、これらの分割型カウンタウエイトは作業性の面でやや難があるといえる。
本発明は、このような実状を考慮して成されたものであり、その目的は、作業性に優れた分割型カウンタウエイトを提供することである。
本発明は、クレーン車の旋回体に装着される分割型カウンタウエイトであり、前記旋回体に着脱可能に構成されたベースウエイトと、前記ベースウエイトの上に載置される分割型積載ウエイトから構成されている。前記分割型積載ウエイトは、複数の分割型センタ積載ウエイトと、前記分割型センタ積載ウエイトの側方に載置される複数の分割型サイド積載ウエイトから構成されている。各分割型サイド積載ウエイトは、他の分割型サイド積載ウエイトと互いに積み重ね可能に構成されている。各分割型サイド積載ウエイトは、その中心を通って鉛直方向に延びる直線と、その中心を通って前後方向に延びる直線とを含む鉛直平面に対して、面対称に形作られている。各分割型サイド積載ウエイトは連結機構を備えている。各分割型サイド積載ウエイトに設けられた連結機構は、互いに積み重ねられた他の分割型サイド積載ウエイトに設けられた連結機構と連結可能であり、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイトに設けられた連結機構が互いに連結されることにより、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイトを互いに固定するように構成され、非連結時においては、前記連結機構を格納位置へ格納することができる格納構造を有している。前記連結機構は、上側連結機構と下側連結機構から構成されている。各分割型サイド積載ウエイトに設けられた上側連結機構は、その上に積み重ねられた他の分割型サイド積載ウエイトに設けられた下側連結機構と連結可能であり、各分割型サイド積載ウエイトに設けられた下側連結機構は、その下に積み重ねられた他の分割型サイド積載ウエイトに設けられた上側連結機構と連結可能であり、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイトに設けられた上側連結機構と下側連結機構は、互いに連結されることにより、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイトを互いに固定するように構成されている。また、前記下側連結機構は、揺動プレートを有する連結リンクを備えており、前記上側連結機構との連結が解除されたときに、前記揺動プレートが格納された格納状態を取ることが可能である。
本発明によれば、作業性に優れた分割型カウンタウエイトが提供される。
図1は、一実施形態に係るクレーン車を示している。 図2は、図1に示された分割型カウンタウエイトの正面図である。 図3は、図1に示された分割型カウンタウエイトの平面図である。 図4は、図1に示された分割型カウンタウエイトの側面図である。 図5は、互いに連結された二つの分割型サイド積載ウエイトの斜視図である。 図6は、連結状態にある下側連結機構を二つの分割型サイド積載ウエイトとともに示している。 図7は、格納状態にある下側連結機構を二つの分割型サイド積載ウエイトとともに示している。 図8Aは、連結状態にある下側連結機構を示している。 図8Bは、抜け止めピンが抜かれた下側連結機構を示している。 図8Cは、連結ピン部材が引き抜かれた下側連結機構を示している。 図8Dは、揺動プレートが回転された下側連結機構を示している。 図8Eは、連結ピン部材が押し込まれた下側連結機構を示している。 図8Fは、格納状態にある下側連結機構を示している。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るクレーン車10を示している。図1に示されるように、クレーン車10は、走行可能な走行体20と、走行体20の上に設置されるクレーン40とを備えている。
走行体20は、クレーン40が搭載される搭載台24と、走行体20の走行を制御するための運転席26とを備えている。搭載台24は、複数の車輪22によって支持されている。車輪22は、図示しない駆動機構によって駆動可能に構成されており、一部の車輪22は、図示しない操舵機構によって操舵可能に構成されている。運転席26には、アクセル、ブレーキ、ステアリング等の複数の制御装置が設けられており、これらの制御装置によって、車輪22の駆動および操舵を制御できるように構成されている。また、搭載台24には、クレーン40の作業時に搭載台24を地面に対して安定に支持するためのアウトリガ28が備えられている。
クレーン40は、搭載台24の上に旋回可能に搭載される旋回体42と、荷を吊り上げるためのブーム46と、ブーム46を起伏させるための起伏シリンダ48を備えている。ブーム46と起伏シリンダ48は旋回体42に搭載されている。旋回体42には運転席44が設けられている。運転席44には、複数の操作レバー等が設けられており、これらの操作レバー等によって、旋回体42の旋回、ブーム46の起伏、その他の操作たとえば荷の吊り上げ作業等を制御できるように構成されている。
ブーム46は一般に伸縮可能であり、ブーム46の起伏角度によっては、特に、ブーム46が伸長した状態でブーム46の起伏角度が小さい(水平に近い)場合には、クレーン40の重量のつり合いが非常にアンバランスになる。このような重量のアンバランスを抑えるために、通常、旋回体42の後部にカウンタウエイトが装着される。本実施形態では、旋回体42の後部に装着されるカウンタウエイトは、複数のウエイトから構成される分割型カウンタウエイト100である。
図2は、後方から見た分割型カウンタウエイト100の正面図である。図3は、上方から見た分割型カウンタウエイト100の平面図である。図4は、側方から見た分割型カウンタウエイト100の側面図である。ここで、分割型カウンタウエイト100について、旋回体42に装着された姿勢において、旋回体42の旋回軸に近づく方向を前方、旋回体42の旋回軸から遠ざかる方向を後方とし、また、その前後方向に対して、たとえば実質的に垂直に横切る方向を側方としている。
図2に示されるように、クレーン車10の旋回体42の後部に装着される分割型カウンタウエイト100は、旋回体42の後部に着脱可能に構成されたベースウエイト200と、ベースウエイト200の上に載置される分割型積載ウエイト300から構成されている。
ベースウエイト200は、旋回体42の後部に装着された状態において、旋回体42の後方に張り出したセンタ部200aと、センタ部200aの側方に張り出したサイド部200bとを有している。また、ベースウエイト200は、旋回体42の後部に取り外し可能に取り付けられる取り付け部210を有している(図3参照)。
分割型積載ウエイト300は、複数の分割型センタ積載ウエイト310と、分割型センタ積載ウエイト310の側方に載置される複数の分割型サイド積載ウエイト360から構成されている。すなわち、分割型積載ウエイト300は、ベースウエイト200のセンタ部200aの上に載置される複数の分割型センタ積載ウエイト310と、ベースウエイト200のサイド部200bの上に載置される複数の分割型サイド積載ウエイト360から構成されている。
複数の分割型センタ積載ウエイト310はすべて同一の構造体で構成されている。また、複数の分割型サイド積載ウエイト360も、分割型センタ積載ウエイト310と同様に、すべて同一の構造体で構成されている。
各分割型センタ積載ウエイト310は、他の分割型センタ積載ウエイト310と互いに積み重ね可能に構成されている。各分割型センタ積載ウエイト310は、位置決めおよび位置ずれ防止のための凸部312を上面に有し、凸部312を受ける凹部314を下面に有している。好ましくは、各分割型センタ積載ウエイト310は、複数の凸部312と複数の凹部314を有している。凸部312と凹部314は、これに限らないが、たとえば、図3に示されるように、四隅に設けられている。
同様に、各分割型サイド積載ウエイト360は、他の分割型サイド積載ウエイト360と互いに積み重ね可能に構成されている。各分割型サイド積載ウエイト360は、位置決めおよび位置ずれ防止のための凸部362を上面に有し、凸部362を受ける凹部364を下面に有している。好ましくは、各分割型サイド積載ウエイト360は、複数の凸部362と複数の凹部364を有している。凸部362と凹部364は、これに限らないが、たとえば、図3に示されるように、四隅に設けられている。
また、ベースウエイト200のセンタ部200aは、分割型センタ積載ウエイト310の凹部314を係合する凸部220を上面に有している。同様に、ベースウエイト200のサイド部200bは、分割型サイド積載ウエイト360の凹部364を係合する凸部230を上面に有している。
図3に示されるように、分割型センタ積載ウエイト310と分割型サイド積載ウエイト360は、さらに、分割型センタ積載ウエイト310と分割型サイド積載ウエイト360が載置されるベースウエイト200の部分すなわちセンタ部200aとサイド部200bは、円弧Cに沿って延びている。円弧Cは、たとえば、旋回体42の旋回軸を中心とする円周上に延びている。
ここで、各分割型センタ積載ウエイト310について、旋回体42の後部に装着されたときの姿勢において、旋回体42の旋回軸に近づく方向を前方とし、旋回体42の旋回軸から遠ざかる方向を後方とする。この想定の下、各分割型センタ積載ウエイト310は、その中心を通って鉛直方向に延びる直線と、その中心を通って前後方向に延びる直線とを含む鉛直平面P1に対して、面対称に形作られている。
同様に、各分割型サイド積載ウエイト360について、旋回体42の後部に装着されたときの姿勢において、旋回体42の旋回軸に近づく方向を前方とし、旋回体42の旋回軸から遠ざかる方向を後方とする。この想定の下、各分割型サイド積載ウエイト360は、その中心を通って鉛直方向に延びる直線と、その中心を通って前後方向に延びる直線とを含む鉛直平面P2に対して、面対称に形作られている。
以下の説明では、分割型センタ積載ウエイト310と分割型サイド積載ウエイト360に関する向きはすべて、分割型カウンタウエイト100が旋回体42の後部に装着されたときの姿勢におけるものとする。つまり、前後は、前述の前方と後方に沿った向きを指し、上下は、前述の鉛直方向に沿った向きを指し、左右または側方は、前述の円弧Cに沿った向きを指すものとのする。
図4に示されるように、各分割型サイド積載ウエイト360は連結機構600を備えている。たとえば、各分割型サイド積載ウエイト360は、図3に示されるように、左右の側面に設けられた一対の連結機構600を備えている。連結機構600は、たとえば、これが突出することを避けるため、分割型サイド積載ウエイト360の側面に設けられた上下に延びる溝の底部に設けられている。各分割型サイド積載ウエイト360に設けられた連結機構600は、互いに積み重ねられた他の分割型サイド積載ウエイト360に設けられた連結機構600と連結可能である。また、各分割型サイド積載ウエイト360に設けられた連結機構600は、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイト360に設けられた連結機構600が互いに連結されることにより、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイト360を互いに固定するように構成されている。
また、各分割型センタ積載ウエイト310も連結機構(図示せず)を備えている。たとえば、各分割型センタ積載ウエイト310は、左右の側面に設けられた一対の連結機構を備えている。各分割型センタ積載ウエイト310に設けられた連結機構は、互いに積み重ねられた他の分割型センタ積載ウエイト310に設けられた連結機構と連結可能である。また、各分割型センタ積載ウエイト310に設けられた連結機構は、互いに積み重ねられた二つの分割型センタ積載ウエイト310に設けられた連結機構が互いに連結されることにより、互いに積み重ねられた二つの分割型センタ積載ウエイト310を互いに固定するように構成されている。
詳しくは、図4に示されるように、連結機構600は、上側連結機構400と下側連結機構500から構成されている。各分割型サイド積載ウエイト360に設けられた上側連結機構400は、各分割型サイド積載ウエイト360の上側部分に設けられており、各分割型サイド積載ウエイト360に設けられた下側連結機構500は、各分割型サイド積載ウエイト360の下側部分に設けられている。
図4に示されるように、各分割型サイド積載ウエイト360に設けられた上側連結機構400は、その上に積み重ねられた他の分割型サイド積載ウエイト360に設けられた下側連結機構500と連結可能である。また、各分割型サイド積載ウエイト360に設けられた下側連結機構500は、その下に積み重ねられた他の分割型サイド積載ウエイト360に設けられた上側連結機構400と連結可能である。互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイト360に設けられた上側連結機構400と下側連結機構500は、互いに連結されることにより、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイト360を互いに固定するように構成されている。
図1ないし図4には、ベースウエイト200の上に、複数の分割型センタ積載ウエイト310と複数の分割型サイド積載ウエイト360が載置された例が描かれているが、これはひとつの例示であって、必ずしもベースウエイト200の上に複数の分割型センタ積載ウエイト310と複数の分割型サイド積載ウエイト360が載置される必要はない。
たとえば、使用時に必要とされる重量によっては、ただ一つの分割型サイド積載ウエイト360がベースウエイト200の上に載置されてもよく、あるいは、ベースウエイト200の上に分割型サイド積載ウエイト360がいっさい載置されなくてもよい。
同様に、分割型センタ積載ウエイト310に関しても、ただ一つの分割型センタ積載ウエイト310がベースウエイト200の上に載置されてもよく、あるいは、ベースウエイト200の上に分割型センタ積載ウエイト310がいっさい載置されなくてもよい。
また、旋回体42の後部にウインチ等の装置を配置するために、ベースウエイト200の上に分割型センタ積載ウエイト310を載置しないことによりその空間を確保しつつ、必要な重量は、ベースウエイト200の上に分割型サイド積載ウエイト360を載置することによって得てもよい。
以下、連結機構600について、すなわち上側連結機構400と下側連結機構500について詳しく説明する。図5は、互いに連結された二つの分割型サイド積載ウエイト360の斜視図である。下側連結機構500は、後述するように、揺動プレート524を有する連結リンク520(図8Aないし図8F参照)を備えており、上側連結機構400と連結された連結状態と、上側連結機構400との連結が解除され、連結リンク520の揺動プレート524が格納された格納状態を取り得る。
図5において、上側の分割型サイド積載ウエイト360の下側連結機構500は、下側の分割型サイド積載ウエイト360の上側連結機構400と連結された連結状態にあり、下側の分割型サイド積載ウエイト360の下側連結機構500は、連結リンク520の揺動プレート524が格納された格納状態にある。図6は、連結状態にある下側連結機構500を二つの分割型サイド積載ウエイト360とともに示しており、図7は、格納状態にある下側連結機構500を二つの分割型サイド積載ウエイト360とともに示している。
続いて、図8Aないし図8Fを参照しながら、上側連結機構400と下側連結機構500の構造の詳細について説明する。
図8Aないし図8Fに示されるように、上側連結機構400は、分割型サイド積載ウエイト360に取り付けられる取り付け部410と、取り付け部410から上方に延びている連結プレート420を有している。取り付け部410と連結プレート420は、一体に形成されている。取り付け部410は、たとえば、ボルトによって分割型サイド積載ウエイト360に取り付けられる。
連結プレート420は、下側連結機構500との連結のための貫通穴420aを有している。連結プレート420の貫通穴420aは、下側連結機構500との連結に利用されるだけでなく、上側連結機構400が取り付けられた分割型サイド積載ウエイト360を吊り上げる際の吊上げ用ワイヤロープとの連結にも利用できる。すなわち、連結プレート420は、吊上げ用ワイヤロープが連結される吊環の機能を有している。
下側連結機構500は、分割型サイド積載ウエイト360に取り付けられる取り付け部510と、取り付け部510に保持された連結リンク520を有している。取り付け部510は、たとえば、ボルトによって分割型サイド積載ウエイト360に取り付けられる。
連結リンク520は、取り付け部510に固定された固定プレート522と、ジョイント526によって固定プレート522に対して揺動可能に支持された一対の揺動プレート524と、一対の揺動プレート524を上側連結機構400の連結プレート420に連結するための連結ピン部材540を有している。
一対の揺動プレート524は、手前側の揺動プレート524Aと、奥側の揺動プレート524Bを有している。ここで、奥側とは、下側連結機構500の取り付け対象物、すなわち、分割型サイド積載ウエイト360に近い側を意味し、手前側とは、分割型サイド積載ウエイト360から遠い側を意味している。
連結ピン部材540は、基部542と、基部542から延びた連結ピン544と、基部542から延びた連結ピンストッパ546と、基部542に設けられたハンドル548とを有している。
連結ピン544は、揺動プレート524Aに形成された貫通穴を通って延びており、揺動プレート524Bに形成された貫通穴に挿入可能になっている。揺動プレート524A,524Bに形成された貫通穴と連結ピン544は、両者間に適度な微小な隙間をもって連結ピン544が貫通穴に挿入されるように設計されている。これにより、連結ピン部材540は、揺動プレート524Aに対して前後に(手前側と奥側に)移動できるように構成されている。
連結ピンストッパ546は、揺動プレート524Aに形成された貫通穴を通って延びているピン部546aと、ピン部546aの先端に位置する端部546bを有している。端部546bは、ピン部546aよりも大径に形成されており、ピン部546aひいては連結ピン部材540が揺動プレート524Aから完全に抜けることを防止する。
ハンドル548は、揺動プレート524Aに対する連結ピン部材540の前後の移動(手前側と奥側への移動)を使用者が容易に行なえるようにするために設けられている。たとえば、使用者は、ハンドル548を握った片手での操作で、揺動プレート524Aに対して連結ピン部材540を前後に移動させることができる。
下側連結機構500はまた、連結ピン部材540の意図しない抜けを防止するための抜け止めピン560を有している。抜け止めピン560は、リング562を介して落下防止ひも564と連結されており、落下防止ひも564は取り付け部510に連結されている。
揺動プレート524Aには、抜け止めピン560を受ける一対の抜け止めピン受け部528が設けられている。抜け止めピン受け部528は、手前側に突出しており、抜け止めピン560が挿入される貫通穴を有している。
抜け止めピン560は、連結ピン部材540が奥側へ押し込まれた状態で、抜け止めピン受け部528に挿入される。この状態では、連結ピン部材540の基部542は、揺動プレート524Aと抜け止めピン560の間に配置されている。これにより、連結ピン部材540が手前側に移動したとき、基部542が抜け止めピン560に当たって連結ピン部材540の移動が邪魔されるため、連結ピン部材540の意図しない抜けが防止される。
下側連結機構500はまた、格納状態において、一対の揺動プレート524を支持するための格納用プレート580を有している。格納用プレート580は、取り付け部510に固定されている。格納用プレート580は、連結ピン部材540の連結ピン544が挿入され得る貫通穴580aを有している。格納用プレート580は、貫通穴580aに挿入された連結ピン544を支持することにより、格納状態において、一対の揺動プレート524を一定の位置(格納位置)に維持する。
次に、図8Aないし図8Fを参照しながら、下側連結機構500が連結状態から格納状態へ切り替えられる動作について説明する。
図8Aに示された状態では、下側連結機構500は連結状態にある。この状態では、連結ピン部材540は奥側へ押し込まれており、抜け止めピン560は、抜け止めピン受け部528に挿入され、連結ピン部材540の基部542の手前側に位置している。また、上側連結機構400の連結プレート420は、一対の揺動プレート524の間に位置している。図示されていないが、連結ピン544は、上側連結機構400の連結プレート420に形成された貫通穴420aを通って延びており、連結ピン544の先端部は、奥側の揺動プレート524Bに形成された貫通穴に挿入されている。これにより、下側連結機構500は、上側連結機構400に連結されている。
下側連結機構500と上側連結機構400の連結を解除する際は、まず、図8Bに示されるように、抜け止めピン560が抜け止めピン受け部528から抜かれる。これにより、連結ピン部材540は、前後に移動可能な状態になる。
次に、図8Cに示されるように、連結ピン部材540が、連結ピンストッパ546の端部546bが揺動プレート524Aに当たるまで引き抜かれる。この状態では、連結ピン544の先端部は、奥側の揺動プレート524Bに形成された貫通穴と、上側連結機構400の連結プレート420に形成された貫通穴420aから抜け出ている。これにより、一対の揺動プレート524は、固定プレート522に対して揺動可能になっている。
続いて、図8Dに示されるように、連結ピン544が、格納用プレート580に形成された貫通穴580aに整列するまで、一対の揺動プレート524がジョイント526を軸にして回転される。この状態では、格納用プレート580は、一対の揺動プレート524の間に位置している。
次に、図8Eに示されるように、連結ピン部材540は奥側へ押し込まれる。この状態では、図示されていないが、連結ピン544は、格納用プレート580に形成された貫通穴580aを通って延びており、連結ピン544の先端部は、奥側の揺動プレート524Bに形成された貫通穴に挿入されている。これにより、ジョイント526を軸にした一対の揺動プレート524の回転が防止される。一対の揺動プレート524は、格納位置に維持される。
最後に、図8Fに示されるように、抜け止めピン560が、抜け止めピン受け部528に挿入される。これにより、下側連結機構500は格納状態となる。この状態では、連結ピン部材540の基部542は、揺動プレート524Aと抜け止めピン560の間に配置されている。これにより、連結ピン部材540の意図しない抜けが防止される。
以上、下側連結機構500の連結状態から格納状態への切り替え動作について説明したが、下側連結機構500の格納状態から連結状態へ切り替え動作は、ここに説明した手順を逆にしておこなわれる。
このように構成された分割型カウンタウエイト100は、以下に述べるように、作業性に優れている。
分割型センタ積載ウエイト310と分割型サイド積載ウエイト360は、それぞれ、同一の構造体で構成されているので、積み重ねる順番に制約を受けない。
分割型センタ積載ウエイト310と分割型サイド積載ウエイト360は、それぞれ、位置決めおよび位置ずれ防止のための凸部312および凹部314と凸部362および凹部364を有しているので、積み重ねる際に容易に位置決めされるとともに、積み重ね後の位置ずれが防止される。
分割型サイド積載ウエイト360は、それに取り付けられた連結機構600すなわち上側連結機構400と下側連結機構500によって連結されるので、連結用の部品を別に用意することも、その部品用の工具を用意することも必要がない。
また、上側連結機構400と下側連結機構500は、分割型サイド積載ウエイト360に取り付けられているので、離れ部品として用意される連結用の部品とは異なり、それらが紛失するおそれがない。
下側連結機構500の連結ピン部材540は、連結ピンストッパ546によって揺動プレート524Aから完全に抜けることが防止されているので、離れ部品とは異なり、紛失する心配がない。
連結機構600によって連結された複数の分割型サイド積載ウエイト360をまとめて吊り上げて移動させることができる。
ベースウエイト200の上に載置された複数の分割型サイド積載ウエイト360は連結機構600によって連結されているため、万が一、クレーン車10が転倒した場合でも、複数の分割型サイド積載ウエイト360がバラバラに拡散することが防止される。
分割型サイド積載ウエイト360は、その中心を通って前後方向に拡がる鉛直平面P2に対して面対称に形作られているので、たとえば、ベースウエイト200の左側のサイド部200bの上に載置された分割型サイド積載ウエイト360を、ベースウエイト200の右側のサイド部200bの上に移し替える際に、分割型サイド積載ウエイト360を吊り上げた状態で向きをほとんど変えることなく、そのまま移し替えればよく、180°回転させる必要がない。
また、分割型サイド積載ウエイト360を旋回体42へ装着する準備段階として、地上あるいは運搬車両の荷台に、左側装着用と右側装着用で向きを変えて積み上げておく必要もない。
下側連結機構500が上側連結機構400との連結に使用されていない格納状態にあるとき、揺動プレート524は、連結ピン部材540と格納用プレート580によって格納位置に維持されるので、邪魔にならない。
また、連結ピン部材540の連結ピン544が、揺動プレート524を格納位置に維持するための部品を兼ねているので、そのための部品を別に設ける必要がない。
上側連結機構400の連結プレート420が、吊上げ用ワイヤロープが連結される吊環の機能を有しているので、上側連結機構400が取り付けられた分割型サイド積載ウエイト360に吊環を別に設ける必要がない。
連結ピン部材540にはハンドル548が設けられているため、片手での作業性に優れている。
以上により、分割型カウンタウエイト100の旋回体42への装着作業の能率が向上し、旋回体42への装着時間が短縮されると共に装着作業の安全性も向上する。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。
10…クレーン車、20…走行体、22…車輪、24…搭載台、26…運転席、28…アウトリガ、40…クレーン、42…旋回体、44…運転席、46…ブーム、48…起伏シリンダ、100…分割型カウンタウエイト、200…ベースウエイト、200a…センタ部、200b…サイド部、210…取り付け部、220…凸部、230…凸部、300…分割型積載ウエイト、310…分割型センタ積載ウエイト、312…凸部、314…凹部、360…分割型サイド積載ウエイト、362…凸部、364…凹部、400…上側連結機構、410…取り付け部、420…連結プレート、420a…貫通穴、500…下側連結機構、510…取り付け部、520…連結リンク、522…固定プレート、524…揺動プレート、524A…揺動プレート、524B…揺動プレート、526…ジョイント、528…抜け止めピン受け部、540…連結ピン部材、542…基部、544…連結ピン、546…連結ピンストッパ、546a…ピン部、546b…端部、548…ハンドル、560…抜け止めピン、562…リング、580…格納用プレート、580a…貫通穴、600…連結機構、P1…鉛直平面、P2…鉛直平面。

Claims (2)

  1. クレーン車の旋回体に装着される分割型カウンタウエイトであって、
    前記旋回体に着脱可能に構成されたベースウエイトと、
    前記ベースウエイトの上に載置される分割型積載ウエイトから構成されており、
    前記分割型積載ウエイトは、複数の分割型センタ積載ウエイトと、前記分割型センタ積載ウエイトの側方に載置される複数の分割型サイド積載ウエイトから構成されており、
    各分割型サイド積載ウエイトは、他の分割型サイド積載ウエイトと互いに積み重ね可能に構成されており、
    各分割型サイド積載ウエイトは、その中心を通って鉛直方向に延びる直線と、その中心を通って前後方向に延びる直線とを含む鉛直平面に対して、面対称に形作られており、
    各分割型サイド積載ウエイトは連結機構を備えており、各分割型サイド積載ウエイトに設けられた連結機構は、互いに積み重ねられた他の分割型サイド積載ウエイトに設けられた連結機構と連結可能であり、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイトに設けられた連結機構が互いに連結されることにより、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイトを互いに固定するように構成され、非連結時においては、前記連結機構を格納位置へ格納することができる格納構造を有しており、
    前記連結機構は、上側連結機構と下側連結機構から構成されており、各分割型サイド積載ウエイトに設けられた上側連結機構は、その上に積み重ねられた他の分割型サイド積載ウエイトに設けられた下側連結機構と連結可能であり、各分割型サイド積載ウエイトに設けられた下側連結機構は、その下に積み重ねられた他の分割型サイド積載ウエイトに設けられた上側連結機構と連結可能であり、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイトに設けられた上側連結機構と下側連結機構は、互いに連結されることにより、互いに積み重ねられた二つの分割型サイド積載ウエイトを互いに固定するように構成されており、また、前記下側連結機構は、揺動プレートを有する連結リンクを備えており、前記上側連結機構との連結が解除されたときに、前記揺動プレートが格納された格納状態を取ることが可能である、分割型カウンタウエイト。
  2. 前記下側連結機構は、前記揺動プレートに移動可能に設けられた連結ピンと、前記連結ピンが挿入され得る貫通穴を有する格納用プレートとを有し、前記格納用プレートは、前記連結ピンが前記格納用プレートの前記貫通穴に挿入されたときに、前記揺動プレートを格納位置に維持する、請求項に記載の分割型カウンタウエイト。
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