JP7024898B1 - ブレーキ開放装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキの開放状態の維持を容易にするブレーキ開放装置を提供する。【解決手段】本開示に係るブレーキ開放装置10は、エレベータ用巻上機の電磁ブレーキを開放するブレーキ開放装置10であって、電磁ブレーキが備えるアーマチュアに固定され、アーマチュアを電磁ブレーキが備えるフィールドの方向へ変位させる連結部材14と、連結部材14に接続され、電磁ブレーキに対する相対的な動作に応じて連結部材14を変位させ、アーマチュアをフィールドの方向へ変位させ電磁ブレーキを開放する可動部材13と、可動部材13により電磁ブレーキを開放した状態で可動部材を固定可能な固定手段と、を備えるブレーキ開放装置である。【選択図】図4

Description

本開示は、ブレーキ開放装置に関する。
従来のエレベータ用巻上機のブレーキでは、停電などでカゴが階床間で停止した時に乗客を救出することを想定して、電源を使用せずに機械的に開放できる機構を有しているのが一般的である。例えば、エレベータ用巻上機のブレーキを機械的に開放する機構として、フィールド側からアーマチュアにボルトを差し込み、ボルトを引き上げることでフィールド側にアーマチュアを引き寄せて、エレベータ用ブレーキを開放するものがある。
国際公開第2013/186867号
しかし、従来の機械的にブレーキを開放する機構では、可動レバーを回転させることでブレーキを開放するが、可動レバーの回転を止めるとブレーキが制動状態に戻ることがあり、この場合はブレーキを開放状態に維持することが難しいという問題点があった。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、ブレーキの開放状態を容易に維持することができるブレーキ開放装置を得ることを目的とする。
本開示に係るブレーキ開放装置は、エレベータ用巻上機の電磁ブレーキを開放するブレーキ開放装置であって、電磁ブレーキが備えるアーマチュアに固定され、アーマチュアを電磁ブレーキが備えるフィールドの方向へ変位させる連結部材と、連結部材に接続され、電磁ブレーキに対する相対的な動作に応じて連結部材を変位させ、アーマチュアをフィールドの方向へ変位させ電磁ブレーキを開放する可動部材と、可動部材により電磁ブレーキを開放した状態で可動部材を固定可能な固定手段と、を備え、可動部材は、連結部材が動作する方向と直交する面において回動可能であり、連結部材は、可動部材の動作に応じてアーマチュアをフィールドの方向へ変位させる、ブレーキ開放装置である。
本開示に係るブレーキ開放装置によれば、ブレーキの開放状態を容易に維持することができる。
実施の形態1に係るエレベータ用巻上機の側面図 実施の形態1に係るエレベータ用巻上機の正面図 図1の電磁ブレーキ及びディスクの一部を示した部分断面図 実施の形態1に係るブレーキ開放装置の正面図 実施の形態1に係るブレーキ開放装置の側面図 実施の形態1に係るブレーキ開放装置を電磁ブレーキに設置した部分断面図 実施の形態1に係るブレーキ開放装置において電磁ブレーキを開放した状態の正面図 実施の形態1に係るブレーキ開放装置において電磁ブレーキの開放を維持した状態の側面図 実施の形態1に係るブレーキ開放装置の変形例の正面図 実施の形態1に係るブレーキ開放装置の変形例において電磁ブレーキを開放した状態の正面図 図10のX-X線における断面図 実施の形態2に係るブレーキ開放装置の正面図 実施の形態2に係るブレーキ開放装置の側面図 実施の形態3に係るブレーキ開放装置において電磁ブレーキを開放した状態の側面図 実施の形態3に係るブレーキ開放装置においてレバーを分離した状態の側面図
以下に、本開示の実施の形態について添付の図面を用いて説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。なお、以下に説明される実施の形態により本開示が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のブレーキ開放装置が取り付け可能なエレベータ用巻上機の側面図である。また、図2は、図1に示すエレベータ用巻上機の正面図である。図1及び図2に示すエレベータ用巻上機は、実施の形態1のブレーキ開放装置が取り付け可能であり、電動機、綱車、複数の電磁ブレーキ、ディスク、軸、軸受を備えている。
電動機1は、回転式のモータであり、電気によって軸5を回転させる。綱車2は軸5に取り付けられており、エレベータのカゴを昇降させるためのロープが掛けられている。軸5は、軸受6によって回転可能に支持されている。電動機1によって、軸5及び綱車2が回転させられることにより、エレベータのカゴが昇降する。
ディスク4は、綱車2に取り付けられており、軸5及び綱車2と共に回転する。電磁ブレーキ3(3A、3B)は、ディスク4に制動力を与える。なお、エレベータ用の電磁ブレーキには、ディスクの平面部にパッドを押し付けるディスクブレーキ、ディスクの代わりにドラムの曲面部にライニングを押し付けるドラムブレーキなど様々なタイプのものが存在し、これら様々なブレーキの何れかに限定されるものではなく他の実施の形態においても同様である。また、ブレーキ3の個数は2個に限られず、3個以上備えるようにしてもよい。
図3は、図1に示す電磁ブレーキ3及びディスク4の一部を示した部分断面図である。図3に示すように、電磁ブレーキ3は、フィールド31、アーマチュア32、パッド33、制動ばね34、コイル35を備えている。なお、図3に示す電磁ブレーキ3の形状は円板状である。また、電磁ブレーキ3のフィールド31には、ボルト挿入穴36が設けられている。
アーマチュア32とパッド33は互いに連結されており、制動ばね34の弾性力によって一体となってディスク4側に移動可能となっている。また、コイル35はフィールド31に埋め込まれており、通電することで電磁石として機能する。
フィールド31は、エレベータ用巻上機の本体に固定されている。制動ばね34は、フィールド31とアーマチュア32の間に縮められた状態で配置されている。また、制動ばね34は、フィールド31に設けられたくぼみに配置されている。これにより、制動ばね34は、フィールド31から離れる方向へアーマチュア32に弾性力を与える。
コイル35に通電されていない状態において、アーマチュア32及びパッド33は制動ばね34によってディスク4側に押され、パッド33がディスク4に押し付けられる。このとき、パッド33とディスク4の間の摩擦力によって、ディスク4に制動力が与えられる。
これとは逆にコイル35に通電すると、鉄などの金属からなるアーマチュア32をコイル35が電磁力によって吸引し、パッド33及びアーマチュア32がフィールド31の方向に移動する。
このとき、パッド33がディスク4から離れるため、電磁ブレーキ3の制動力が開放される。なお、図3では、円板状のディスク4を用いているが、円筒状のドラムなどを用いるようにしてもよい。
図4は、ブレーキ開放装置10の構成を示す正面図である。また、図5は、ブレーキ開放装置10の構成を示す側面図である。図4及び図5に示すように、ブレーキ開放装置10は、第1部材11、第2部材12、可動部材13、連結部材14、レバー15、締結部材16を備えている。第1部材11及び第2部材12、並びに可動部材13は、例えば金属からなるプレートで構成される。連結部材14は、例えばボルトである。締結部材16は、例えばねじである。
また、ブレーキ開放装置10は、第1部材11に切り欠き部17を備えており、可動部材13とレバー15とを連結する軸ピン18を備えている。
図6に示すように、ブレーキ開放装置10は、電磁ブレーキ3のボルト挿入穴36にボルトを挿入し、ボルトの先端をアーマチュア32に固定することで電磁ブレーキ3に取り付けられている。ここではボルトの先端はねじによりアーマチュア32に固定しているが、これに限定されるものではなく他の実施の形態においても同様である。なお、ブレーキ開放装置10は、電磁ブレーキ3A,3Bのいずれにも取付け可能である。
第2部材12は、フィールド31に固定されている。すなわち、第2部材12は、フィールド31に固定されることを介して電磁ブレーキ3に接続されている。可動部材13は、ボルトを介して電磁ブレーキ3に接続されている。また、可動部材13は、レバー15と接続されており、レバー15を持ち手としてボルトの軸方向と直交する平面において回動可能となっている。すなわち、可動部材13は、当該平面において回転することができる。
可動部材13とレバー15は、それぞれに設けられた貫通穴に軸ピン18を通すことで接続されている。これにより、レバー15は、軸ピン18の軸方向と直交する方向に回転可能となっている。なお、レバー15を可動部材13に対して回転させる機構はこれに限られない。
レバー15を介して可動部材13を回転させることでボルトを回転させることができる。ボルトの回転は、ボールねじ機構により回転することでボルトの軸方向への直線運動に変換される。その結果、ボルトは軸方向に沿って変位する。
すなわち、可動部材13を回転させると、ボルトが軸方向(電磁ブレーキ3とは反対方向)へ直線運動するので連結部材14であるボルトの先端が固定されたアーマチュア32は、制動バネ34の制動力に反してフィールド31の方向へ変位し、その結果ディスク4から離れる。このようにして、ブレーキ開放装置10は、電磁ブレーキの開放を行う。
なお、可動部材13は、反時計回りの回転によりボルトを電磁ブレーキ側とは反対方向へ変位するように構成しているが、これに限られない。また、ボールねじ機構によりボルトの回転をボルトの軸方向への直線運動に変換しているが、これに限られるものではなく、可動部材13の電磁ブレーキ3に対する相対的な動作に応じて連結部材14であるボルトを軸方向に変位させられるものであればよい。
第1部材11は、第2部材12に対して締結部材16により締結されている。すなわち、第1部材11は、第2部材12を介して電磁ブレーキ3に接続されている。図6に示すように、可動部材13は、第1部材11と第2部材12の間に配置されている。また、第1部材11には、切り欠き部17が設けられている。切り欠き部17は、レバー15の短手方向の長さよりも大きくなるよう第1部材11を切り欠いて形成されている。なお、切り欠き部17の形状は、図4に示すような形状に限られず、レバー15の外形に対応した形状であればよい。
図7は、電磁ブレーキ3を開放した状態のブレーキ開放装置10の正面図である。第1部材11の切り欠き部17は、ブレーキ開放装置10により電磁ブレーキ3を開放した状態のレバー15の位置と対応して形成されている。電磁ブレーキ3を開放した状態のレバー15の位置において、軸ピン18を支点としてレバー15を回転させることでレバー15を切り欠き部17に収めることが可能である。言い換えると、レバー15は、可動部材13が回動する面に対して直交する方向へ回転可能となっている。
図8は、電磁ブレーキ3を開放した状態のレバー15の位置でレバー15を回転させたときのブレーキ開放装置10の側面図である。これにより、レバー15が切り欠き部17に引っかかるため、レバー15から手を離したとしてもレバー15が元の位置に戻ることはなく、電磁ブレーキ3が制動状態に戻るのを防止できる。すなわち、電磁ブレーキ3を開放した状態を容易に維持することができる。このように、ブレーキ開放装置10は、可動部材13により電磁ブレーキ3を開放した状態でレバー15を固定手段である切り欠き部17に収めることで可動部材13を固定することが可能である。
電磁ブレーキ3を開放した状態で維持するための構成は、レバー15を回転させて切り欠き部17に収めるものに限られない。すなわち、固定手段は切り欠き部17に限定されない。例えばブレーキ開放装置10により電磁ブレーキ3を開放した状態のレバー15の位置よりも時計回りにずれた位置に対応する第1部材11の位置に貫通孔を設けておき、貫通孔にピン等の部材を差し込むことでレバー15が元の位置に戻ることを防止するようにしてもよい。
続いて実施の形態1の変形例について図9から図11を用いて説明する。図9は、変形例のブレーキ開放装置10を電磁ブレーキ3に設置した際の正面図である。
ブレーキ開放装置10は、レバー15と、レバー15に取り付けられた可動部材13であるくさび部材と、電磁ブレーキ3に挿入される連結部材14であるピンとを備える。ピンは電磁ブレーキ3のフィールド31に固定される。図9に示すように、ブレーキ開放装置10は、電磁ブレーキ3のアーマチュア32とピンの間の空間にくさび部材を入り込ませて用いる。なお、図示しないが、フィールド31はアーマチュア32に対して紙面の奥の方向に設置されている。
図10に示すように、ブレーキ開放装置10を時計回りに回転させると、可動部材13であるくさび部材が入り込む際に連結部材14であるピンを電磁ブレーキ3から引き離すために十分な力が加わり、電磁ブレーキ3を開放することができる。すなわち、ブレーキ開放装置10は、可動部材13であるくさび部材が電磁ブレーキ3に対する相対的な動作に応じて連結部材14であるピンに力を伝達し、ピンを介した当該力の伝達によりアーマチュア32をフィールド31の方向へ変位させることとなる。なお、ここではピンをフィールド31に固定する場合について説明したが、ピンをアーマチュア32に固定する構造としてもよい。その場合は、可動部材13によりピンに伝達する力によりアーマチュア32をフィールド31の方向へ変位させるようにする。
なお、当該ブレーキ開放装置10の構成は、例えば特開2006-341942号公報に記載の構成を用いることができる。
図9に示すように、電磁ブレーキ3には矩形の溝部22が設けられている。なお、溝部22の形状はこれに限られない。図10に示すように、溝部22は、ブレーキ開放装置10を回転し電磁ブレーキ3を開放した状態におけるレバー15の位置よりも反時計回りにずれた位置に対応する電磁ブレーキ3の位置に形成されている。ここでは、溝部22は電磁ブレーキ3のアーマチュア32に形成されている。
図11は、図10のX-X線における断面を示したものである。図11に示すように、ブレーキ開放装置10により電磁ブレーキ3を開放した状態で溝部22に係止部材23を設置している。係止部材23は、断面が台形の台形部品である。なお、係止部材23の形状はこれに限られない。また、可動部材13であるくさび部材は、断面がレバー15から傾斜した先端が鋭角の形状となっている。
これによりレバー15から手を離したとしてもレバー15が係止部材23である台形部品に引っかかるため電磁ブレーキ3の開放状態が維持される。このようにブレーキ開放装置10は固定手段である係止部材23を備えることで電磁ブレーキ3の開放状態を容易に維持することができる。
なお、ブレーキ開放装置10は、レバー15を時計回りに回転させて電磁ブレーキ3の制動を開放する構成としたが、これに限られずレバー15を反時計回りに回転させて電磁ブレーキ3の制動を開放するようにしてもよい。また、溝部22に設置する部品についても、電磁ブレーキ3を開放しているレバー15が元の状態に戻らないようにできるものであれば特に限定されるものではない。また、実施の形態1の変形例のブレーキ開放装置10において、実施の形態1のブレーキ開放装置が備える切り欠き部17等、その他の固定手段を用いてもよい。
以上のように、ブレーキ開放装置10は、電磁ブレーキ3が備えるアーマチュア32に固定され、アーマチュア32を電磁ブレーキ3が備えるフィールド31の方向へ変位させる連結部材14と、連結部材14に接続され、電磁ブレーキ3に対する相対的な動作に応じて連結部材14を変位させ、アーマチュア32をフィールド31の方向へ変位させ電磁ブレーキ3を開放する可動部材13と、可動部材13により電磁ブレーキ3を開放した状態で可動部材13を固定可能な固定手段と、を備えるものである。これによりにブレーキの開放状態を容易に維持することができる。
実施の形態2.
図12は、実施の形態2のブレーキ開放装置10の正面図である。以下の説明では、実施の形態1とは異なる構成について主に説明し、実施の形態1と同様である構成については適宜説明を省略することがある。実施の形態2のブレーキ開放装置10は、電磁ブレーキが開放状態で維持されるのを防止するための機構を備えている点で実施の形態1とは異なる。
ブレーキ開放装置10を用いて電磁ブレーキ3を開放する際、開放状態で維持されるのを防止するため、ブレーキ開放装置10は、開放状態維持防止手段を備えている。開放状態維持防止手段は、例えば実施の形態1のブレーキ開放装置10においてレバー15が切り欠き部17に収納できないようにする閉塞ボルト24である。
図12に示すように、閉塞ボルト24は切り欠き部17に収まるように固定されるボルトである。閉塞ボルト24は、例えばねじ機構により切り欠き部17に固定される。
閉塞ボルト24を設置することで切り欠き部17の空間にレバー15を収めることを防止することができる。これにより、ブレーキ開放装置10により電磁ブレーキを開放した状態で維持することを防止することができる。
また、開放状態防止手段は、例えば図13に示すように回転防止ピン25である。回転防止ピン25は、例えば可動部材13とレバー15のそれぞれに設けられる貫通孔に挿入されるピンである。すなわち、回転防止ピン25は、軸ピン18を挿入する貫通孔に加えて新たに設けた貫通孔に挿入するピンである。
回転防止ピン25を挿入することでレバー15が軸ピン18を支点として回転することを防止することができる。これにより、ブレーキ開放装置10により電磁ブレーキ3を開放した状態で維持することを防止することができる。
以上のように、ブレーキ開放装置10は、開放状態維持防止手段を備えている。これにより、ブレーキ開放装置10により電磁ブレーキ3を開放した状態で維持することを防止することができる。なお、開放状態維持防止手段は、ブレーキ開放装置10による電磁ブレーキ3の開放状態を維持したくない場合に機能させればよく、例えば当該機能が必要な場合に閉塞ボルト24又は回転防止ピン25を設置すればよい。
実施の形態3.
図14は、実施の形態3のブレーキ開放装置10の側面図である。以下の説明では、実施の形態1又は2とは異なる構成について主に説明し、実施の形態1又は2と同様である構成については適宜説明を省略することがある。実施の形態3のブレーキ開放装置10は、レバー15が分離可能となっている点で実施の形態1又は2とは異なる。
ブレーキ開放装置10を用いて電磁ブレーキ3の制動状態を開放し、開放状態を維持するとブレーキ開放装置10が保守点検時等において邪魔になることがある。例えば、レバー15を回転させて切り欠き部17に収めることで電磁ブレーキ3を開放状態にする場合は、レバー15が突出するため作業の邪魔となってしまう。そのため、ブレーキ開放装置10は、レバー15が分離可能となっている。
図14に示すように、レバー15は軸ピン18により可動部材13と接続する第1レバー部26と、第1レバー部26と接続する第2レバー部27を備えている。既に説明した通り、ブレーキ開放装置10は、レバー15により可動部材13を回転し電磁ブレーキを開放し、レバー15を固定手段である例えば切り欠き部17に収めることでブレーキの開放状態を維持する。
図15に示すように、電磁ブレーキ3を開放した状態で第2レバー部27を第1レバー部26から分離する。これにより、電磁ブレーキ3を開放し維持する場合にレバー15が突出することを抑えられるので作業性の低下を抑制することができる。
第1レバー部26と第2レバー部27の構成は、第1レバー部26の軸ピン18側とは反対側の先端を第2レバー部27の先端に差し込む構造としているが、これに限られず、第1レバー部26の先端に第2レバー部27の先端を差し込む構造としてもよい。あるいは爪により係止する構造を用いて第2レバー部27を第1レバー部26から分離可能としてもよい。
以上のように、ブレーキ開放装置10は、レバー15が分離可能となっている。これにより、電磁ブレーキ3を開放し維持する場合にレバー15が突出することを抑えられるので作業性の低下を抑制することができる。
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示のブレーキ開放装置は、実施の形態1から実施の形態3で説明した形態には限られず、本開示の内容の一部を示すものである。本開示のブレーキ開放装置は、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、適宜、組み合わせる等、構成の一部を省略、変更することも可能である。また、本ブレーキ開放装置は、強制開放と手動開放とを共用できるブレーキ開放装置であり、アーマチュアが変位する方向に延びる軸心線の周りにレバーを回転させて電磁ブレーキを開放するタイプの開放装置全てに適用することが可能である。
1 電動機、2 綱車、3 電磁ブレーキ、4 ディスク、5 軸、6 軸受、10 ブレーキ開放装置、11 第1部材、12 第2部材、13 可動部材、14 連結部材、15 レバー、16 締結部材、17 切り欠き部、18 軸ピン、22 溝部、23 係止部材、24 閉塞ボルト、25 回転防止ピン、26 第1レバー部、27 第2レバー部、31 フィールド、32 アーマチュア、33 パッド、34 制動ばね、35 コイル、36 ボルト挿入穴

Claims (6)

  1. エレベータ用巻上機の電磁ブレーキを開放するブレーキ開放装置であって、
    前記電磁ブレーキが備えるアーマチュアに固定され、前記アーマチュアを前記電磁ブレーキが備えるフィールドの方向へ変位させる連結部材と、
    前記連結部材に接続され、前記電磁ブレーキに対する相対的な動作に応じて前記連結部材を変位させ、前記アーマチュアを前記フィールドの方向へ変位させ前記電磁ブレーキを開放する可動部材と、
    前記可動部材により前記電磁ブレーキを開放した状態で前記可動部材を固定可能な固定手段と、
    を備え
    前記可動部材は、前記連結部材が動作する方向と直交する面において回動可能であり、
    前記連結部材は、前記可動部材の動作に応じて前記アーマチュアを前記フィールドの方向へ変位させる、
    ブレーキ開放装置。
  2. 前記可動部材に接続され、前記可動部材の動作を行う面に対して直交する方向へ回転可能なレバーを更に備え、
    前記レバーを当該直交する方向へ回転させた状態で前記固定手段に固定する請求項に記載のブレーキ開放装置。
  3. 前記固定手段は、前記電磁ブレーキに接続される第1部材に形成される切り欠き部であり、
    前記レバーを前記直交する方向へ回転させて前記レバーを前記切り欠き部に固定する請求項に記載のブレーキ開放装置。
  4. 前記固定手段により前記電磁ブレーキの開放状態で前記可動部材を固定することを防止する開放状態維持防止手段を更に備える請求項1からの何れか1項に記載のブレーキ開放装置。
  5. 前記レバーを分離可能とした請求項又はに記載のブレーキ開放装置。
  6. エレベータ用巻上機の電磁ブレーキを開放するブレーキ開放装置であって、
    前記電磁ブレーキが備えるフィールド又はアーマチュアに固定される連結部材と、
    前記電磁ブレーキに対する相対的な動作に応じて前記連結部材に力を伝達し、前記連結部材を介した前記力の伝達により前記アーマチュアを前記フィールドの方向へ変位させて前記電磁ブレーキを開放する可動部材と、
    前記可動部材により前記電磁ブレーキを開放した状態で前記可動部材を固定可能な固定手段と、
    係止部材を更に備え、
    前記可動部材により前記電磁ブレーキを開放した状態で前記係止部材を前記電磁ブレーキが備える溝部に設置することにより前記可動部材を固定する、
    ブレーキ開放装置。
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