JP7020599B1 - プレス部品の製造方法、金型の設計方法、金型形状設計装置、及び金型 - Google Patents

プレス部品の製造方法、金型の設計方法、金型形状設計装置、及び金型 Download PDF

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Abstract

大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても適用可能な、プレス部品の製造方法及び金型の設計方法を提供する。絞り成形で実行されるプレス工程を含む2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形するプレス部品の製造方法であって、上記金属板を一回のプレス工程で上記最終部品形状にプレス成形する場合における、成形前の金属板に対する上記最終部品形状の断面線長の増加量に基づき、上記最終部品形状に成形するために必要な材料の流入量を求め、求めた材料の流入量を、最終のプレス工程を含む各工程に分配し、分配した流入量に基づき、最終のプレス工程以外の工程でのプレス成形後の予成形形状を決定する。

Description

本発明は、絞り成形を含む複数のプレス工程で目的とするプレス部品を製造するための技術に関する。
軽量化、空力性能、意匠性、衝突安全性等様々な観点から、自動車部品に求められる性能は、近年ますます高くなっている。そのため、通常のプレス方法では成形困難な部品形状の製造が求められてきている。また、車両価格の問題、省資源化やCO削減の問題から製品を作製する際に使用する材料の削減、つまり材料歩留りの向上が求められている。
プレス成形での成形性を向上させる方法として、例えば特許文献1や特許文献2に記載の方法がある。特許文献1には、複数工程の張出し成形での各工程の金型形状を適正化することによって、成形性を向上する手法が開示されている。また、特許文献2では、プレス金型の局所領域を個別の可動ポンチとして駆動可能としている。そして、特許文献2には、予めブランクを型内に呼び込んでから、上記可動ポンチで成形を行うことにで、成形不具合を回避する方法が開示されている。
特許第5867657号公報 特開2007-326112号公報
特許文献1に記載の方法は、張出し成形若しくは流入量の小さい絞り張出し成形を対象としている。しかしながら、特許文献1に記載の方法では、大きく絞り込まないと成形できないような部品形状には適用が困難である。具体的には、特許文献1に記載の方法は、最終形状の初期状態に対する線長の増加分が材料の一様伸び分をはるかに超えるような成形を行う際には、適用が困難である。
特許文献2に記載の方法は、予め可動ポンチで呼び込んだ部位を加圧しながら成形する。このため、加圧されている部位には材料移動や変形がそれ以上おこらず、効果が限定的である。また、特許文献2には、金型の詳細な設計方法や可動ポンチの設定範囲等について開示されていない。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても適用可能な、プレス部品の製造方法及び金型の設計方法を提供することを目的とする。
課題を解決するために、本発明の一態様は、絞り成形で実行されるプレス工程を含む2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形するプレス部品の製造方法であって、上記金属板を一回のプレス工程で上記最終部品形状にプレス成形する場合における、成形前の金属板に対する上記最終部品形状の断面線長の増加量に基づき、上記最終部品形状に成形するために必要な材料の流入量を求め、求めた材料の流入量を、最終のプレス工程を含む各工程に分配し、分配した流入量に基づき、最終のプレス工程以外の工程でのプレス成形後の予成形形状を決定することを要旨とする。
また、本発明の態様は、絞り成形で実行されるプレス工程を含む2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形する際に用いられる金型の設計方法であって、上記金属板を一回のプレス工程で上記最終部品形状にプレス成形する場合における、成形前の金属板に対する上記最終部品形状の断面線長の増加量に基づき、上記最終部品形状に成形するために必要な材料の流入量を求め、求めた材料の流入量を、最終のプレス工程を含む各工程に分配し、分配した流入量に基づき、最終のプレス工程以外の工程で用いる金型形状を決定することを要旨とする。
また、本発明の態様は、複数のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形する際における、最終のプレス工程を除く各工程で使用する金型の金型形状を求める金型形状設計装置であって、上記複数のプレス工程から1の工程を選択して選択工程とし、その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状とし、上記複数のプレス工程から選択され、上記選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程とし、その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状としたとき、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含み、成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に上記選択部品形状を切断する複数の断面を設定する断面設定部と、各断面毎に、断面で切断した上記選択部品形状の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した上記基準形状での断面線長と、上記金属板の材料の一様伸びとに基づき、上記基準形状を上記選択部品形状に成形するために必要な材料の流入量をそれぞれ求める流入量算出部と、各断面毎に、求めた上記流入量を、上記基準工程から上記選択工程までの各工程に分配する流入量分配部と、上記分配された流入量に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程における、各断面毎の断面線長をそれぞれ算出する断面線長算出部と、上記算出した断面線長に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程での金型形状を決定する形状決定部と、を備えることを要旨とする。
本発明の態様によれば、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても、より確実にプレス部品の製造が可能となる。
そして、本発明の態様によれば、複数工程のプレス加工を通して材料の伸びを十分に得たうえで、過不足なく材料を製品内に流入させることが出来る。このため、本発明の態様によれば、製品内の割れ、しわを抑制しつつ最大限に材料歩留りを向上させることが可能となる。
本発明に基づく実施形態に係る形状決定の処理を説明する図である。 本発明に基づく実施形態に係る選択部品形状(最終部品形状)の例を示す図である。 軸の設定例を示す平面図である。 複数の断面の設定例を示す図である。 選択部品形状(最終部品形状)と基準形状(ブランク形状)との関係例を示す図である。 実施例での設定例を説明する図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態のプレス部品の製造方法は、2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形するプレス部品の製造方法である。但し、2工程以上のプレス工程は、絞り成形で実行されるプレス工程を含む。
例えば、本実施形態のプレス部品の製造方法は、絞り成形で実行されるプレス工程を含む2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状(目的の部品形状)にプレス成形する。このプレス部品の製造を行う際に、金属板を一回のプレス工程で最終部品形状にプレス成形する場合における、成形前の金属板に対する最終部品形状での断面部品形状の線長の増加量を求める。その線長の増加量に基づき、最終部品形状に成形するために必要な材料の流入量を求める。求めた材料の流入量を各工程に分配して、最終のプレス工程以外の工程での、プレス成形後の予成形形状を決定する。
その求めた予成形形状を実現するための各工程での金型を設計する。そして、その設計した金型を用いて各工程のプレス成形を実行することで、上記目的とする最終部品形状の製品(プレス部品)を製造する。
次に、上記の最終部品形状の製品(プレス部品)を成形するための各工程での、プレス成形後の各予成形形状を求める方法、及びその求めた予成形形状を実現するための各工程での金型を設計する方法について説明する。
本実施形態では、図1に示すような機能ブロック10~13を有する金型形状設計装置を用いて、各工程での予成形形状を決定し、各工程での金型を設計する。
(金型形状設計装置)
金型形状設計装置は、コンピュータで実行されるプログラムの形で提供され、図1に示すように、断面設定工程を構成する断面設定部10、必要流入量演算工程を構成する必要流入量演算部11、断面部品線長演算部12、形状決定工程を構成する形状決定部13を備え、この順番に処理が行われる。
ここで、複数のプレス工程から1の工程を選択し、選択した工程を選択工程と記載する。その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状1と記載する。複数のプレス工程から選択され、選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程と記載する。その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状6と記載する。
そして、基準工程から選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含むように設定する。
本実施形態では、選択工程を最終プレス工程とした場合を例に挙げて説明する。この場合、選択部品形状1は、最終部品形状となる。また、本実施形態では、基準工程を最初のプレス工程とした場合を例に挙げて説明する。この場合、基準形状6は、平板などのプレス成形前のブランク形状となる(図5参照)。
本実施形態は、選択部品形状1が、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向、例えば全方向から内側(中央側)に向けて、材料の流入がある形状である場合により有効である。その選択部品形状1は、例えば、天板部1Aと、天板部1Aの外周全周に連続する平面視で無端環状の側壁部1Bを有する張出成形で成形されるような形状とする。図2に選択部品形状1の例を示す。
(断面設定部10)
断面設定部10は、成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に、選択部品形状1を切断する複数の断面を設定する。板厚方向に沿った方向は、例えばプレス方向である。
本実施形態の断面設定部10は、まず、基準形状6の金属板を選択部品形状1に1工程で絞り成形した際に材料が主に流れ込む方向に対し、成形前の金属板の板厚方向に沿った方向で交差する軸αを設定する(図3参照)。例えば、材料が主に流れ込む方向に対し垂直な軸α(プレス方向に延びる軸α)を設定する。図3中、矢印で示す線は、材料が主に流れ込む方向を示す。軸αは、プレス方向や、加工前のブランクの板厚方向に延びるように設定するとよい。
ここで、材料が主に流れ込む方向とは、代表的な材料の流れ方向を指し、例えば、所定量以上の材料が流れ込む方向や、大まかな材料の移動方向を指す。
選択部品形状1への絞り成形が、板の外周全方向から材料の流入がある形状である場合を想定する。この場合、平面視において、その外周全方向からの材料の流入方法の中心位置若しくは中心位置近傍、例えば、天板部1Aの中央位置に、軸αを設定することが好ましい。
そして、断面設定部10は、その軸αを含むn個の平面で切断した、n個の断面を設定する。各断面は、板厚に沿った方向に延在し、且つ互いに異なる平面での断面である。この複数の断面は、軸αを含む平面である。このため、図4のように、各断面3は、軸αを中心に円周方向に沿って並んだような配置となっている。なお、軸αを含む平面とは、軸αを通る平面を指す。
ここで、上記説明では、目的の形状にプレス成形する際の材料の流れ方向に応じて軸αを設定しているが、これに限定されない。例えば、軸αを、選択部品形状1における天板部の中央部や、平面視における選択部品形状1の重心位置などに設定しても良い。また、軸αを複数設定し、軸毎に断面を設定したりしてもよい。
また、上記の複数の断面を、軸とは関係無く設定してもよい。例えば、選択部品形状1の天板部を通過する位置に、平面視、格子状に複数の断面を規定する平面を設定してもよい。
ただし、軸αを基準に、平面視で放射状に延びる平面で複数の断面3を規定する場合、平面視で隣り合う断面間の線長差の調整が容易になる。また、選択部品形状1が、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状である場合、軸αを基準とすると良い。この場合、材料の流れ方向に沿った方向に沿って、各断面が設定され易くなる。この結果、より適正に、材料の流れ量の分配が可能となる。
<選択部品形状1の例>
ここで、図2に示す選択部品形状1の例は、自動車のホイルハウスを模したものである。この例のような場合、成形深さが深いため、割れなく且つ歩留まりよく成形することは、一般的に困難である。この形状を絞り成形で成形する場合、製品に対し、材料が流入する方向は図2に示される方向となる。この場合、例えば、この材料が流入する方向におおよそ垂直かつz軸に平行な軸αを設定する(図3)。次に、軸αを含むn個の平面群を設定する(図4)。この平面群によるn個の目標形状の切断面(図4における、符号3での面)の形状が、求める部品断面形状となる。nは、1以上の整数であればよい。ただし、断面3が多い程、より精密に流入量を見積もって、金型を設計することが可能となる。このため、断面数は、5≦nとすることが望ましい。
(必要流入量演算部11)
必要流入量演算部11は、各断面毎に、断面で切断した選択部品形状1の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した基準形状6での断面線長と、金属板の材料の一様伸びとに基づき、基準形状6を選択部品形状1に成形するために必要な材料の流入量をそれぞれ求める。
必要流入量演算部11は、線長算出部11Aと流入量算出部11Bを備える。
ここで、本明細書では、複数の断面の数をnとする。各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とする。各断面毎に、同一の断面で切断した、選択部品形状1での線長をL1、基準形状6での線長をL2とする。材料の一様伸びをElとする。基準工程から選択工程までのプレス工程の数をmとする。そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とする。
<線長算出部11A>
線長算出部11Aは、設定した各断面で、選択部品形状1を切断した各部品断面形状をS (ここで、1≦i≦n)とする。そして、同一の断面での選択部品形状1での線長(L1)、及び基準形状6での線長(L2)をそれぞれ算出する。すなわち断面毎に、図5に示すように、選択部品形状1での線長(L1)及びその断面をプレス方向に投影したときの基準形状6(本実施形態では平面形状)での線長(L2)をそれぞれ算出する。
<流入量算出部11B>
流入量算出部11Bは、金属板の材料の一様伸び(El)と、線長算出工程が算出した選択部品形状1での線長(L1)及び基準形状6での線長(L2)とから、各断面毎に、各断面で選択部品形状1の成形に必要な流入量(L3)を算出する。
本実施形態では、(1)式から、成形に必要な流入量(L3)を算出する。
3=L1 - L2 - aEl ・・・(1)
ただし、0<a<1である。
ここで、L1は、選択部品形状1(本実施形態では最終部品形状)でのi番目の断面の断面線長である。L2は、基準形状6(本実施形態では初期状態)でのi番目の断面の断面線長である。このため、初期状態から最終状態の断面線長になるためには、(L1 -L2)の長さ分、線長を伸ばす(増加させる)必要がある。この伸ばす長さは、材料が伸びる量(aEl)と流入量(L3)との和で補う必要がある。
材料が伸びる量には、材料の一様のび(El)によって限界があり、それで補えない分、流入させる必要がある。
材料の一様伸びの限界に対しどの程度材料を伸ばすかを設定する定数が、式(1)中の係数aである。a=0の場合は、材料は全く伸びず、足りない線長は全て流入で補うことを意味する。a=1の場合は、材料は設計領域内全てで限界まで伸び、それでも足りない量を流入で補うことを意味する。理論的には、aは、0以上1以下の全ての実数を取りうる。しかし、a=0の場合は材料の伸びが全くないことを想定しており、本発明の方法を使用する意味がない。また、a=1の場合は設計範囲内全てを限界まで伸ばす必要があるが、通常のプレス成形ではそのような成形は極めて困難である。このため、0と1は、aの範囲から除外している。望ましいaの範囲は、0.2≦a≦0.8である。
(断面部品線長演算部12)
断面部品線長演算部12は、各断面毎に、求めた流入量を、基準工程から選択工程までの各工程に分配する。断面部品線長演算部12は、分配された流入量に基づき、基準工程から選択工程の1つ前の工程までの各工程での断面線長をそれぞれ演算する。
断面部品線長演算部12は、流入量配分工程を構成する流入量分配部12Aと、断面線長算出工程を構成する断面線長算出部12Bとを備える。
<流入量分配部12A>
流入量分配部12Aは、各断面毎に、求めた流入量を、基準工程から選択工程までの各工程に分配する処理を実行する。
必要流入量演算部11で得られた流入量L3は、基準工程から選択工程までの全ての工程の流入量の和として流入させればよい。このため、各工程で流入量を分配することが可能である。
流入量分配部12Aでは、断面毎に、i番目の断面における、k回目の工程の流入量を、b・L3として分配する。
ここで、kは、工程の番号である。基準工程がk=1、選択工程がk=mとなる。また、iは各断面の番号である。すなわち、係数bで、全m回のプレス工程の内、k回目の工程でどの程度材料を流入させるかを設定する。
また、Σk=1 (b・L3)=L3である。このため、Σk=1 (b)=1を満足するように設定する。また、0≦b≦1と設定する。
たとえば、2工程で成形を行う場合(m=2)は、一工程目の流入量をb×L3、二工程目の流入量をb×L3と設定することになる(但し、b+b=1)。このとき、b=0の場合は、一工程目で材料を全く流入させないことを意味する。b=0の場合は、同じく2工程目で材料を全く流入させないことを意味する。
一般に、最終のプレス工程では外観、部品形状精度等の観点から流入を抑え、部品に張力を与えることが望ましい。このため、b<1であることが望ましい。一方、それ以前の成形ではbを可能な範囲で限り小さくする。このため、b>0(k<m)であることが望ましい。
<断面線長算出部12B>
断面線長算出部12Bは、分配された流入量に基づき、基準工程から選択工程の1つ前の工程までの各工程における、各断面毎の断面線長をそれぞれ算出する。
各断面において、各工程での断面線長(L4)は、その工程までに流入させた材料の和と、初期状態の線長の和である。このため、式(2)で表される。
断面線長算出部12Bは、(2)式によって、各断面において、j回目の工程での断面線長(L4)を求める。なお、jは、1≦j≦m-1の値を取る。j回目の工程での断面線長は、選択部品形状1の断面となるため、求める必要がない。
4=L2 + (b+…+b)・L
=L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
(形状決定部13)
形状決定部13は、算出した断面線長に基づき、基準工程から選択工程の1つ前の工程までの各工程での、プレス成形後の予成形形状を決定する。そして、その決定した予成形形状となる金型形状を決定する。
本実施形態の形状決定部13は、調整工程を構成する調整部13Aと形状設定部13Bを備える。調整部13Aは設けなくて良い。
<調整部13A>
調整部13Aは、断面線長算出部12Bが算出した各断面毎の断面線長の総和を変えないという条件で、各断面毎の断面線長の長さを調整する。この調整は、基準工程から選択工程の1つ前の工程の各工程毎に、実行する。調整部13Aは、例えば、軸αの延在方向(プレス方向)からみて隣り合う断面間の、断面線長の差に基づき、断面線長を調整する。例えば、隣り合う断面間の線長差同士の差が小さくなるように調整する。
本実施形態の調整部13Aは、対象とする工程での、断面線長L4~L4の総和が変わらないという条件に基づき、断面線長L4~L4の分布を調整して、調整後の断面線長L5~L5を算出する。
ここで、断面線長算出部12Bが、各プレス工程での予成形形状を規定する、断面毎の断面線長L4を算出する。これらの各断面線長のうち、ある工程の1つ前の工程での断面線長L(i-1)4と1つ後の工程での断面線長L(i+1)4の断面に対し、極端に、ある工程での断面線長L4が長い、若しくは短いような断面が存在する場合がある。この場合、その場所で、急激に部品形状が変化していることを意味する。この場合、成形中、その箇所に対し、極端にひずみ、若しくは材料余りが集中してしまい、割れやしわが発生する可能性がある。それを防ぐため、本実施形態の調整部13Aでは、隣り合う工程での断面線長差である、L4とL(i-1)4、及びL(i+1)4との線長差が小さくなるように、周方向の線長分布を変化させて、断面線長L5を求める。
具体的には、下記の(3)式、及び(4)式を満たすようにL5を決定する。
5≦c・(L(i-1)4+L(i+1)4)/2
・・・(3)
ただし、 0.75≦c≦1.25である。
5+…+L5+…L5=L4+…+L4+…L
・・・(4)
(3)式中のcによって、隣り合う断面との線長の差の上下限を規定する。cの範囲は、0.75≦c≦1.25、望ましくは0.85≦c≦1.15である。
また、L5は(4)式を満たす必要がある。すなわち、L4の全ての和とL5の全ての和が等しくなるように規定する。
断面線長の和は、断面の数nが大きくなればなるほど表面積に近づいていく。この観点からも、nは大きい数をとった方が良い。すなわち、L4の全ての和とL5の全ての和が等しくなるように規定することは、表面積を変えずに断面形状を変えることに相当する。表面積を変えずに部分的に線長を調整することにより、全体としての材料の伸びは変えずに局所的な材料の伸びを抑制することができる。本実施形態の調整部13Aでは、(3)式までの処理を行った後に、(4)式の条件を満たしていない場合、下記の(5)式の操作を行い、(4)式を満たすようL5を調整する。
5≦d・(L(i-1)5+L(i+1)5)/2 ・・・(5)
ただし、 0.75≦d≦1.25とする。
dの範囲は、望ましくは0.85≦d≦1.15である。
<形状設定部13B>
形状設定部13Bは、上記全ての処理を経て得られた断面線長L5を用い、(m-1)工程分の予成形形状の設計を行う。(m-1)工程は、基準工程から選択工程の1つ前の工程までの工程である。
各工程の設計は、i番目の位置の断面がL5の線長を持ち、且つ、隣り合う(i-1)番目及び(i+1)番目の断面と滑らかにつながるような連続曲面を組み合わせて行う。設計形状は、(1)~(4)の条件を満たすことが望ましい。
(1) 設計部位以外の形状と滑らかに接続する
(2) 断面は滑らかな曲線であり断面中に特異点を持たない
(3) 次工程の金型にセットした時に金型に干渉しない
(4) 次工程でブランクホールド前にダイに接触しない
そして、求めた形状の予成形形状に対応する、金型の金型形状を設計する。
ここで、現在のプレス工程数では、必要な材料の流入量の分配をうまく出来ない場合には、プレス工程数を増やして、再度、上記の処理を実行すればよい。また、各工程での流入量の分配に所定以上の余裕がある場合には、工程数を減らして、上記の各工程での予成形形状(金型形状)の設計を実行しても構わない。本実施形態の処理によって、最終部品形状に基づき、工程数の最適化を行うようにしても良い。
(金型)
本実施形態の金型形状設計装置で設計された、各工程で使用する金型の例について説明する。
以下に説明する金型は、基準工程から選択工程までの各工程で使用される各金型である。その各金型の成形面は、次のようになっている。
選択工程の金型の成形面は、選択部品形状に倣った形状である。
ここで、成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に上記選択部品形状を切断する複数の断面を設定する。例えば、基準形状の金属板を、選択工程の金型を用いて選択部品形状に1工程で絞り成形した際に、材料が主に流れ込む方向に交差し且つ上記板厚方向に沿った方向に延びる軸を設定し、上記軸を含む複数の平面で切断する複数の断面を設定する。
上記各断面毎に、断面で切断した選択部品形状の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した基準形状での断面線長と、金属板の材料の一様伸びとに基づき設定された材料の流入量から、各工程の金型の成形面における、上記複数の断面で切断した各断面形状が設定される。
また、複数の断面の数をnとし、各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とし、各断面毎に、同一の断面で切断した、上記選択部品形状での線長をL1、上記基準形状での線長をL2とし、材料の一様伸びをElとし、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程の数をmとし、そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とする。
この場合、上記設定された材料の流入量について、断面iでの流入量(L3)は、下記(1)式で設定される。
また、j回目の工程で用いる金型の成形面における、断面iの断面線長(L4)は、下記(2)式で表される。
なお、係数b (1≦k≦m)は、Σj=1 (b)=1を満足する。
3 =L1 - L2 - a・El ・・・(1)
ただし、0<a<1 とする
4 =L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
ただし、0≦b≦1 とする
ここで、選択工程は、最終のプレス工程であり、基準工程は、最初のプレス工程であっても良い。
また、選択部品形状は、例えば、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状である。
例えば、選択部品形状は、天板部と、天板部の外周全周に連続する無端環状の側壁部とを備える形状である。
また、各工程毎の金型の成形面において、隣り合う断面間の断面線長の差が、予め設定した設定値以下である、ことが好ましい。
例えば、対象とする工程での成形面における、断面線長L4~L4の総和が変わらないという条件に基づき、断面線長L4~L4の分布を調整して、調整後の断面線長L5~L5を設定する。
ここで、各プレス工程での成形面の形状を規定する、断面毎の断面線長L4を算出する。これらの各断面線長のうち、ある工程の1つ前の工程での断面線長L(i-1)4と1つ後の工程での断面線長L(i+1)4に対し、極端に、ある工程での断面線長L4が長い、若しくは短いような断面が存在する場合がある。この場合、その場所で、急激に部品形状が変化していることを意味する。この場合、成形中に、その箇所に対し、極端にひずみ若しくは材料余りが集中してしまい、割れやしわが発生する可能性がある。それを防ぐため、隣り合う工程での断面線長差である、L4とL(i-1)4及びL(i+1)4との線長差が小さくなるように、周方向の線長分布を変化させて、断面線長L5を求める。
具体的には、下記の(3)式、及び(4)式を満たすように、L5を決定する。
5≦c・(L(i-1)4+L(i+1)4)/2
・・・(3)
ただし、 0.75≦c≦1.25である。
5+…+L5+…L5=L4+…+L4+…L
・・・(4)
(3)式中のcによって、隣り合う断面との線長の差の上下限を規定する。cの範囲は、0.75≦c≦1.25、望ましくは0.85≦c≦1.15である。
また、L5は(4)式を満たす必要がある。すなわち、L4の全ての和とL5の全ての和が等しくなるように規定する。
断面線長の和は、断面の数nが大きくなればなるほど表面積に近づいていく。この観点からも、nは、大きい数をとった方が良い。すなわち、L4の全ての和とL5の全ての和が等しくなるように規定することは、表面積を変えずに断面形状を変えることに相当する。表面積を変えずに部分的に線長を調整することにより、全体としての材料の伸びは変えずに、局所的な材料の伸びを抑制することができる。
(3)式までの処理を行った後に(4)式の条件を満たしていない場合、下記の(5)式の操作を行い、(4)式を満たすようL5を調整する。
5≦d・(L(i-1)5+L(i+1)5)/2 ・・・(5)
ただし、 0.75≦d≦1.25とする。
dの範囲は、望ましくは0.85≦d≦1.15である。
(動作その他)
本実施形態では、絞り成形で実行されるプレス工程を含む2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形する。このプレス部品の製造の際に、各断面における各工程での流入量を適正な値に設定して、各工程での各予成形形状(金型形状)を設定する。
このため、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても、各プレス工程で稼ぐ材料の流入量を適正に設定できる。この結果、製造したプレス部品において、割れ、しわの発生を抑制可能となる。
更に、プレス成形の際のクッション圧や、金型のビード形状等を調整し、各箇所の流入量が断面線長L3に近い値になるよう調整を行う。この結果、材料の流入を最小限とし、歩留りを向上させることが可能となる。
すなわち、本実施形態は、例えば、複数工程で絞り成形を行う際に、最終のプレス工程で得られる部品形状と初期状態のブランクからプレス方向にほぼ平行な複数の断面を設定する。そして、それら断面から最終的に必要な断面線長、初期の断面形状を算出する。その算出結果と使用する材料の一様伸びとを基に成形に必要な流入量を計算する。求めた流入量を各工程に分配し、各工程での断面線長を算出する。そして、算出した断面線長に基づき各工程(最終のプレス工程は不要)の金型形状(予成形形状)を設計する。その設計した金型を用いて各工程のプレス成形を行うことで、割れやしわがなく、かつ歩留りを最大限に向上させたプレス部品(最終部品形状のプレス部品)を得ることができる可能となる。
ここで、絞り成形で成形を行う際、材料の流入量が過小であれば、プレス部品内で材料が不足して材料の伸びが限界を超えることにより、割れが発生する。逆に、材料の流入量が過大であれば、プレス部品内の材料は十分となるため割れは発生しにくい。しかし、呼び込む材料が多すぎると、しわが発生することが懸念される。また、材料歩留りの観点から不利となるため、流入量を適正化することが重要となる。
また、一般的な成形方法で成形を行った場合、絞り成形では、摩擦抵抗、パンチ肩での曲げ抵抗等により、パンチ底の材料に導入されるひずみは小さい。このため、パンチ肩、ダイ肩、若しくはその中間の壁部でひずみが大きくなり、その箇所で割れることが多い。そのため、プレス部品全体としては、導入されるひずみ量が小さいにもかかわらず局所的にひずみが集中して割れてしまうおそれがある。すなわち、材料の伸びを十分に生かせているとは言い難いことが多い。
それに対し、本実施形態では、目標形状を絞り成形で成形する際に必要な流入量を過不足なく見積もることが可能となる。且つ、本実施形態では、その流入量を各工程で分割して流入させながら、適正な断面線長を持つ形状に成形する。この結果、通常の成形ではひずみが入りにくいパンチ底付近に、前工程で予めひずみを導入しておくことで成形性及び歩留りの向上を図ることも可能となる。
(その他)
本開示は、次の構成も取り得る。
(1)絞り成形で実行されるプレス工程を含む2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形するプレス部品の製造方法であって、上記金属板を一回のプレス工程で上記最終部品形状にプレス成形する場合における、成形前の金属板に対する上記最終部品形状の断面線長の増加量(上記最終部品形状の断面線長の成形前に対する増加量)に基づき、上記最終部品形状に成形するために必要な材料の流入量を求め、求めた材料の流入量を、最終のプレス工程を含む各工程に分配し、分配した流入量に基づき、最終のプレス工程以外の工程でのプレス成形後の予成形形状を決定する。
例えば、複数のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形するプレス部品の製造方法であって、上記複数のプレス工程から1の工程を選択して選択工程とし、その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状1とし、上記複数のプレス工程から選択され、上記選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程とし、その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状6としたとき、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含み、成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に上記選択部品形状1を切断する複数の断面を設定する断面設定工程と、各断面毎に、断面で切断した上記選択部品形状1の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した上記基準形状6での断面線長と、上記金属板の材料の一様伸びとに基づき、上記基準形状6を上記選択部品形状1に成形するために必要な材料の流入量をそれぞれ求める流入量算出工程と、各断面毎に、求めた上記流入量を、上記基準工程から上記選択工程までの各工程に分配する流入量分配工程と、上記分配された流入量に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程における、各断面毎の断面線長をそれぞれ算出する断面線長算出工程と、上記算出した断面線長に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程での、プレス成形後の予成形形状を決定する形状決定工程と、を備える構成とする。
このとき、上記選択工程は、最終のプレス工程であり、上記基準工程は、最初のプレス工程である、とすることができる。
この構成によれば、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても適用可能な、プレス部品の製造方法を提供可能となる。
(2)上記断面設定工程は、金属板を上記選択部品形状1に1工程で絞り成形した際に材料が主に流れ込む方向に交差し且つ成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に延びる軸αを設定し、上記設定される複数の断面を、上記軸αを含む複数の平面で切断した各断面とし、上記形状決定工程は、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程の各工程毎に、上記断面線長算出工程が算出した各断面毎の断面線長の総和を変えないという条件で、各断面毎の断面線長の長さを調整する調整工程を有し、上記形状決定工程は、上記調整工程で調整後の各断面毎の断面線長に基づき、プレス成形後の予成形形状を決定する。
例えば、上記調整工程では、上記軸αの延在方向からみて隣り合う断面間の断面線長の差に基づき、断面線長を調整する。
このとき、上記選択部品形状1が、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状である場合に好適である。
例えば、上記選択部品形状1は、天板部1Aと、天板部1Aの外周全周に連続する無端環状の側壁部1Bとを備える形状とする。
この構成によれば、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても、更に、各プレス工程で稼ぐ材料の流入量を適正に設定できる。
また、選択部品形状1が、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状である場合、軸αを基準に断面を規定する平面を設定することで、各断面位置が、材料の主な流れ方向に沿った方向に設定されやすくなり、材料の流れ量の分配がより適正に行われるようになる。
また、軸を基準に複数の断面を形成することで、複数の断面が、平面視で、軸を中心に放射状に設定されるため、調整部13Aにおける、円周方向全周の線長の調整が容易且つ確実に実行できるようなる。
(3)複数の断面の数をnとし、各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とし、各断面毎に、同一の断面で切断した、上記選択部品形状1での線長をL1、上記基準形状6での線長をL2とし、材料の一様伸びをElとし、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程の数をmとし、そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とした場合、上記流入量算出工程で算出する、断面iでの流入量(L3)は、下記(1)式で求め、上記断面線長算出工程で算出する、j回目の工程での断面iの断面線長(L4)は、下記(2)式で求め、(1)式中の係数aによって、材料の一様伸びに対してどの程度材料を伸ばすかを設定し、(2)式中の係数bによって、全m回のプレス工程の内、j回目の工程でどの程度材料を流入させるかを設定し、係数b (1≦k≦m)は、Σj=1 (b)=1を満足する、ように設定する。
3 =L1 - L2 - a・El ・・・(1)
ただし、0<a<1 とする
4 =L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
ただし、0≦b≦1 とする
この構成によれば、より確実に各工程での適切な断面線長を設定可能となる。
(4)絞り成形で実行されるプレス工程を含む2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形する際に用いられる金型の設計方法であって、上記金属板を一回のプレス工程で上記最終部品形状にプレス成形する場合における、成形前の金属板に対する上記最終部品形状の断面線長の増加量に基づき、上記最終部品形状に成形するために必要な材料の流入量を求め、求めた材料の流入量を、最終のプレス工程を含む各工程に分配し、分配した流入量に基づき、最終のプレス工程以外の工程で用いる金型形状を決定する。
例えば、複数のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形する際に用いられる金型の設計方法であって、上記複数のプレス工程から1の工程を選択して選択工程とし、その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状1とし、上記複数のプレス工程から選択され、上記選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程とし、その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状6としたとき、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含み、成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に上記選択部品形状1を切断する複数の断面を設定する断面設定工程と、各断面毎に、断面で切断した上記選択部品形状1の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した上記基準形状6での断面線長と、上記金属板の材料の一様伸びとに基づき、上記基準形状6を上記選択部品形状1に成形するために必要な材料の流入量をそれぞれ求める流入量算出工程と、各断面毎に、求めた上記流入量を、上記基準工程から上記選択工程までの各工程に分配する流入量分配工程と、上記分配された流入量に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程における、各断面毎の断面線長をそれぞれ算出する断面線長算出工程と、上記算出した断面線長に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程で用いる金型形状を決定する形状決定工程と、を備える。
上記選択工程は、最終のプレス工程であり、上記基準工程は、最初のプレス工程である、とすることが可能である。
この構成によれば、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても適用可能な、各工程の金型形状を設計可能となる。
(5)上記断面設定工程は、金属板を上記選択部品形状1に1工程で絞り成形した際に材料が主に流れ込む方向に交差し且つ成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に延びる軸αを設定し、上記設定される複数の断面を、上記軸αを含む複数の平面で切断した各断面とし、上記形状決定工程は、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程の各工程毎に、上記断面線長算出工程が算出した各断面毎の断面線長の総和を変えないという条件で、各断面毎の断面線長の長さを調整する調整工程を有し、上記形状決定工程は、上記調整工程で調整後の各断面毎の断面線長に基づき、プレス成形後の予成形形状を決定する。
上記調整工程では、例えば、上記軸αの延在方向からみて隣り合う断面間の、断面線長の差に基づき、断面線長を調整する。
このとき、上記選択部品形状1は、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状であることが好ましい。例えば、上記選択部品形状1は、天板部1Aと、天板部1Aの外周全周に連続する無端環状の側壁部1Bとを備える形状とする。
この構成によれば、外周方向全周から材料を流入させる必要があり、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても、更に、各プレス工程で稼ぐ材料の流入量を適正に設定できる金型を設計可能となる。
(6)複数の断面の数をnとし、各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とし、各断面毎に、同一の断面で切断した、上記選択部品形状1での線長をL1、上記基準形状6での線長をL2とし、材料の一様伸びをElとし、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程の数をmとし、そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とした場合、上記流入量算出工程で算出する、断面iでの流入量(L3)は、下記(1)式で求め、上記断面線長算出工程で算出する、j回目の工程での断面iの断面線長(L4)は、下記(2)式で求め、(1)式中の係数aによって、材料の一様伸びに対してどの程度材料を伸ばすかを設定し、(2)式中の係数bによって、全m回のプレス工程の内、j回目の工程でどの程度材料を流入させるかを設定し、係数b (1≦k≦m)は、Σj=1 (b)=1を満足する、ように構成する。
3 =L1 - L2 - a・El ・・・(1)
ただし、0<a<1 とする
4 =L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
ただし、0≦b≦1 とする
この構成によれば、より確実に各工程での適切な断面線長を設定した金型形状を設計可能となる。
(7)上記の金型の設計方法で設計した金型を用いたプレス部品の製造方法を提供する。
この構成によれば、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても適用可能な、プレス部品の製造方法を提供可能となる。
(8)複数のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形する際における、最終のプレス工程を除く各工程で使用する金型の金型形状を求める金型形状設計装置であって、上記複数のプレス工程から1の工程を選択して選択工程とし、その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状1とし、上記複数のプレス工程から選択され、上記選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程とし、その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状6としたとき、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含み、成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に上記選択部品形状1を切断する複数の断面を設定する断面設定部10と、各断面毎に、断面で切断した上記選択部品形状1の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した上記基準形状6での断面線長と、上記金属板の材料の一様伸びとに基づき、上記基準形状6を上記選択部品形状1に成形するために必要な材料の流入量をそれぞれ求める流入量算出部11Bと、各断面毎に、求めた上記流入量を、上記基準工程から上記選択工程までの各工程に分配する流入量分配部12Aと、上記分配された流入量に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程における、各断面毎の断面線長をそれぞれ算出する断面線長算出部12Bと、上記算出した断面線長に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程での金型形状を決定する形状決定部13と、を備える。
上記選択工程は、最終のプレス工程であり、上記基準工程は、最初のプレス工程である、とすることができる。
この構成によれば、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても適用可能な、各工程の金型形状を設計可能となる。
(9)上記断面設定部10は、金属板を上記選択部品形状1に1工程で絞り成形した際に材料が主に流れ込む方向に交差し且つ成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に延びる軸αを設定し、上記設定される複数の断面を、上記軸αを含む複数の平面で切断した各断面とし、上記形状決定部13は、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程の各工程毎に、上記断面線長算出部12Bが算出した各断面毎の断面線長の総和を変えないという条件で、各断面毎の断面線長の長さを調整する調整部13Aを有し、上記形状決定部13は、上記調整部13Aで調整後の各断面毎の断面線長に基づき、金型形状を決定する。
例えば、上記調整部13Aでは、上記軸αの延在方向からみて、隣り合う断面間の断面線長の差に基づき、断面線長を調整する。
上記選択部品形状1は、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状であることが好ましい。例えば、上記選択部品形状1は、天板部1Aと、天板部1Aの外周全周に連続する無端環状の側壁部1Bとを備える形状とする。
この構成によれば、外周方向全周から材料を流入させる必要があり、大きく絞り込まないと成形できないようなプレス部品形状を製造する場合であっても、更に、各プレス工程で稼ぐ材料の流入量を適正に設定できる金型を設計可能となる。
(10)複数の断面の数をnとし、各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とし、各断面毎に、同一の断面で切断した、上記選択部品形状1での線長をL1、上記基準形状6での線長をL2とし、材料の一様伸びをElとし、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程の数をmとし、そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とした場合、上記流入量算出部11Bで算出する、断面iでの流入量(L3)は、下記(1)式で求め、 上記断面線長算出部12Bで算出する、j回目の工程での断面iの断面線長(L4)は、下記(2)式で求め、(1)式中の係数aによって、材料の一様伸びに対してどの程度材料を伸ばすかを設定し、(2)式中の係数bによって、全m回のプレス工程の内、j回目の工程でどの程度材料を流入させるかを設定し、係数b (1≦k≦m)は、Σj=1 (b)=1を満足する、構成とする。
3 =L1 - L2 - a・El ・・・(1)
ただし、0<a<1 とする
4 =L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
ただし、0≦b≦1 とする
この構成によれば、より確実に各工程での適切な断面線長を設定した金型形状を設計可能となる。
(11)複数のプレス工程を経て金属板を最終部品形状にプレス成形してプレス部品の製造する際に、各工程で用いられる各金型であって、
上記複数のプレス工程から1の工程を選択して選択工程とし、その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状とし、上記複数のプレス工程から選択され、上記選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程とし、その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状とし、更に、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含み、
上記基準工程から上記選択工程までの各工程で使用される各金型の成形面について、
上記選択工程の金型の成形面は、上記選択部品形状に倣った形状であり、
上記基準形状の金属板を、上記選択工程の金型を用いて上記選択部品形状に1工程で絞り成形した際に、材料が主に流れ込む方向に交差し且つ上記板厚方向に沿った方向に延びる軸を設定し、上記軸を含む複数の平面で切断する複数の断面を設定し、
上記各断面毎に、断面で切断した上記選択部品形状の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した上記基準形状での断面線長と、上記金属板の材料の一様伸びとに基づき設定された材料の流入量から、各工程の金型の成形面における、上記複数の断面で切断した各断面形状が設定され、
上記複数の断面の数をnとし、各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とし、各断面毎に、同一の断面で切断した、上記選択部品形状での線長をL1、上記基準形状での線長をL2とし、材料の一様伸びをElとし、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程の数をmとし、そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とした場合、
上記設定された材料の流入量について、断面iでの流入量(L3)は、下記(1)式で設定され、
j回目の工程で用いる金型の成形面における、断面iの断面線長(L4)は、下記(2)式で表され、
係数b (1≦k≦m)は、Σj=1 (b)=1を満足する。
3 =L1 - L2 - a・El ・・・(1)
ただし、0<a<1 とする
4 =L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
ただし、0≦b≦1 とする
(12)上記選択工程は、最終のプレス工程であり、上記基準工程は、最初のプレス工程である。
(13)上記選択部品形状は、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状である。
(14)上記選択部品形状は、天板部と、天板部の外周全周に連続する無端環状の側壁部とを備える形状である。
(15)上記各工程毎の金型の成形面において、隣り合う断面間の断面線長の差が、予め設定した設定値以下である。
金属板からなるブランクを図2に示すような最終部品形状にプレス成形して製造する場合について検討した。
本実施形態に基づく実施例1では、断面の数n=24、プレス工程の数m=2、係数a=0.5、係数b=0.9、の条件で1回目のプレス工程での予成形形状を設計した。その予成形形状を図6に示す。この実施例1では、調整工程(調整部13A)の処理は省略した。この例では、第1回目のプレス工程(最初のプレス工程)は、絞り成形を有する。
なお、金属板として、材料の引張強度270MPa級のGA鋼板(合金化溶融亜鉛めっき鋼板)を使用し、厚さを0.65mmtとした。
この金属板を上記予成形形状の金型形状を用いて二回のプレス工程でプレス成形してみたところ、最終部品形状に成形することで割れ、しわなく良好な製品を得ことができた。
一方、一回のプレス工程で、ブランクから最終部品形状にプレス成形した場合、側壁部1Bの一部に大きな割れが発生し製品としての性能を満たしていなかった。
以上のように、本発明に基づき各工程での予成形形状(金型形状)を設計することで、割れ、しわなく良好な製品を得ることが可能となることが分かった。
ここで、本願が優先権を主張する、日本国特許出願2020-147656(2020年 9月 2日出願)の全内容は、参照により本開示の一部をなす。ここでは、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく各実施形態の改変は当業者にとって自明なことである。
1 選択部品形状
1A 天板部
1B 側壁部
6 基準形状
10 断面設定部
11 必要流入量演算部
11A 線長算出部
11B 流入量算出部
12 断面部品線長演算部
12A 流入量分配部
12B 断面線長算出部
13 形状決定部
13A 調整部
13B 形状設定部
α 軸

Claims (29)

  1. 絞り成形で実行されるプレス工程を含む2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形するプレス部品の製造方法であって、
    上記金属板を一回のプレス工程で上記最終部品形状にプレス成形する場合における、成形前の金属板に対する上記最終部品形状の断面線長の増加量に基づき、上記最終部品形状に成形するために必要な材料の流入量を求め、
    求めた材料の流入量を、最終のプレス工程を含む各工程に分配し、分配した流入量に基づき、最終のプレス工程以外の工程でのプレス成形後の予成形形状を決定することを特徴とするプレス部品の製造方法。
  2. 複数のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形するプレス部品の製造方法であって、
    上記複数のプレス工程から1の工程を選択して選択工程とし、その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状とし、上記複数のプレス工程から選択され、上記選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程とし、その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状としたとき、
    上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含み、
    成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に上記選択部品形状を切断する複数の断面を設定する断面設定工程と、
    各断面毎に、断面で切断した上記選択部品形状の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した上記基準形状での断面線長と、上記金属板の材料の一様伸びとに基づき、上記基準形状を上記選択部品形状に成形するために必要な材料の流入量をそれぞれ求める流入量算出工程と、
    各断面毎に、求めた上記流入量を、上記基準工程から上記選択工程までの各工程に分配する流入量分配工程と、
    上記分配された流入量に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程における、各断面毎の断面線長をそれぞれ算出する断面線長算出工程と、
    上記算出した断面線長に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程での、プレス成形後の予成形形状を決定する形状決定工程と、
    を備えることを特徴とするプレス部品の製造方法。
  3. 上記選択工程は、最終のプレス工程であり、上記基準工程は、最初のプレス工程である、ことを特徴とする請求項2に記載したプレス部品の製造方法。
  4. 上記断面設定工程は、上記基準形状の金属板を上記選択部品形状に1工程で絞り成形した際に材料が主に流れ込む方向に交差し且つ上記板厚方向に沿った方向に延びる軸を設定し、上記設定される複数の断面を、上記軸を含む複数の平面で切断した各断面とし、
    上記形状決定工程は、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程毎に、上記断面線長算出工程が算出した各断面毎の断面線長の総和を変えないという条件で、各断面毎の断面線長の長さを調整する調整工程を有し、
    上記形状決定工程は、上記調整工程で調整後の各断面毎の断面線長に基づき、プレス成形後の予成形形状を決定する、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載したプレス部品の製造方法。
  5. 上記調整工程では、隣り合う断面間の断面線長の差に基づき、断面線長を調整することを特徴とする請求項4に記載したプレス部品の製造方法。
  6. 複数の断面の数をnとし、各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とし、各断面毎に、同一の断面で切断した、上記選択部品形状での線長をL1、上記基準形状での線長をL2とし、材料の一様伸びをElとし、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程の数をmとし、そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とした場合、
    上記流入量算出工程で算出する、断面iでの流入量(L3)は、下記(1)式で求め、
    上記断面線長算出工程で算出する、j回目の工程での断面iの断面線長(L4)は、下記(2)式で求め、
    (1)式中の係数aによって、材料の一様伸びに対してどの程度材料を伸ばすかを設定し、(2)式中の係数bによって、全m回のプレス工程の内、j回目の工程でどの程度材料を流入させるかを設定し、係数b (1≦k≦m)は、Σj=1 (b)=1を満足する、
    ことを特徴とする請求項2~請求項5のいずれか1項に記載したプレス部品の製造方法。
    3 =L1 - L2 - a・El ・・・(1)
    ただし、0<a<1 とする
    4 =L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
    ただし、0≦b≦1 とする
  7. 上記選択部品形状は、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状であることを特徴とする請求項2~請求項6のいずれか1項に記載したプレス部品の製造方法。
  8. 上記選択部品形状は、天板部と、天板部の外周全周に連続する無端環状の側壁部とを備える形状であることを特徴とする請求項7に記載したプレス部品の製造方法。
  9. 絞り成形で実行されるプレス工程を含む2工程以上のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形する際に用いられる金型の設計方法であって、
    上記金属板を一回のプレス工程で上記最終部品形状にプレス成形する場合における、成形前の金属板に対する上記最終部品形状の断面線長の増加量に基づき、上記最終部品形状に成形するために必要な材料の流入量を求め、
    求めた材料の流入量を、最終のプレス工程を含む各工程に分配し、分配した流入量に基づき、最終のプレス工程以外の工程で用いる金型形状を決定することを特徴とする金型の設計方法。
  10. 複数のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形する際に用いられる金型の設計方法であって、
    上記複数のプレス工程から1の工程を選択して選択工程とし、その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状とし、上記複数のプレス工程から選択され、上記選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程とし、その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状としたとき、
    上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含み、
    成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に上記選択部品形状を切断する複数の断面を設定する断面設定工程と、
    各断面毎に、断面で切断した上記選択部品形状の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した上記基準形状での断面線長と、上記金属板の材料の一様伸びとに基づき、上記基準形状を上記選択部品形状に成形するために必要な材料の流入量をそれぞれ求める流入量算出工程と、
    各断面毎に、求めた上記流入量を、上記基準工程から上記選択工程までの各工程に分配する流入量分配工程と、
    上記分配された流入量に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程における、各断面毎の断面線長をそれぞれ算出する断面線長算出工程と、
    上記算出した断面線長に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程で用いる金型形状を決定する形状決定工程と、
    を備えることを特徴とする金型の設計方法。
  11. 上記選択工程は、最終のプレス工程であり、上記基準工程は、最初のプレス工程である、ことを特徴とする請求項10に記載した金型の設計方法。
  12. 上記断面設定工程は、上記基準形状の金属板を上記選択部品形状に1工程で絞り成形した際に材料が主に流れ込む方向に交差し且つ上記板厚方向に沿った方向に延びる軸を設定し、上記設定される複数の断面を、上記軸を含む複数の平面で切断した各断面とし、
    上記形状決定工程は、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程の各工程毎に、上記断面線長算出工程が算出した各断面毎の断面線長の総和を変えないという条件で、各断面毎の断面線長の長さを調整する調整工程を有し、
    上記形状決定工程は、上記調整工程で調整後の各断面毎の断面線長に基づき、プレス成形後の予成形形状を決定する、
    ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載した金型の設計方法。
  13. 上記調整工程では、隣り合う断面間の断面線長の差に基づき、断面線長を調整することを特徴とする請求項12に記載した金型の設計方法。
  14. 複数の断面の数をnとし、各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とし、各断面毎に、同一の断面で切断した、上記選択部品形状での線長をL1、上記基準形状での線長をL2とし、材料の一様伸びをElとし、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程の数をmとし、そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とした場合、
    上記流入量算出工程で算出する、断面iでの流入量(L3)は、下記(1)式で求め、
    上記断面線長算出工程で算出する、j回目の工程での断面iの断面線長(L4)は、下記(2)式で求め、
    (1)式中の係数aによって、材料の一様伸びに対してどの程度材料を伸ばすかを設定し、(2)式中の係数bによって、全m回のプレス工程の内、j回目の工程でどの程度材料を流入させるかを設定し、係数b (1≦k≦m)は、Σj=1 (b)=1を満足する、
    ことを特徴とする請求項10~請求項13のいずれか1項に記載した金型の設計方法。
    3 =L1 - L2 - a・El ・・・(1)
    ただし、0<a<1 とする
    4 =L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
    ただし、0≦b≦1 とする
  15. 上記選択部品形状は、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状であることを特徴とする請求項10~請求項14のいずれか1項に記載した金型の設計方法。
  16. 上記選択部品形状は、天板部と、天板部の外周全周に連続する無端環状の側壁部とを備える形状であることを特徴とする請求項15に記載した金型の設計方法。
  17. 請求項9~請求項16のいずれか1項に記載の金型の設計方法で設計した金型を用いたことを特徴とするプレス部品の製造方法。
  18. 複数のプレス工程を経て、金属板を最終部品形状にプレス成形する際における、最終のプレス工程を除く各工程で使用する金型の金型形状を求める金型形状設計装置であって、
    上記複数のプレス工程から1の工程を選択して選択工程とし、その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状とし、上記複数のプレス工程から選択され、上記選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程とし、その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状としたとき、
    上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含み、
    成形前の金属板の板厚方向に沿った方向に上記選択部品形状を切断する複数の断面を設定する断面設定部と、
    各断面毎に、断面で切断した上記選択部品形状の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した上記基準形状での断面線長と、上記金属板の材料の一様伸びとに基づき、上記基準形状を上記選択部品形状に成形するために必要な材料の流入量をそれぞれ求める流入量算出部と、
    各断面毎に、求めた上記流入量を、上記基準工程から上記選択工程までの各工程に分配する流入量分配部と、
    上記分配された流入量に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程における、各断面毎の断面線長をそれぞれ算出する断面線長算出部と、
    上記算出した断面線長に基づき、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程までの各工程での金型形状を決定する形状決定部と、
    を備えることを特徴とする金型形状設計装置。
  19. 上記選択工程は、最終のプレス工程であり、上記基準工程は、最初のプレス工程である、ことを特徴とする請求項18に記載した金型形状設計装置。
  20. 上記断面設定部は、上記基準形状の金属板を上記選択部品形状に1工程で絞り成形した際に材料が主に流れ込む方向に交差し且つ上記板厚方向に沿った方向に延びる軸を設定し、上記設定される複数の断面を、上記軸を含む複数の平面で切断した各断面とし、
    上記形状決定部は、上記基準工程から上記選択工程の1つ前の工程の各工程毎に、上記断面線長算出部が算出した各断面毎の断面線長の総和を変えないという条件で、各断面毎の断面線長の長さを調整する調整部を有し、
    上記形状決定部は、上記調整部で調整後の各断面毎の断面線長に基づき、金型形状を決定する、
    ことを特徴とする請求項18又は請求項19に記載した金型形状設計装置。
  21. 上記調整部では、隣り合う断面間の断面線長の差に基づき、断面線長を調整することを特徴とする請求項20に記載した金型形状設計装置。
  22. 複数の断面の数をnとし、各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とし、各断面毎に、同一の断面で切断した、上記選択部品形状での線長をL1、上記基準形状での線長をL2とし、材料の一様伸びをElとし、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程の数をmとし、そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とした場合、
    上記流入量算出部で算出する、断面iでの流入量(L3)は、下記(1)式で求め、
    上記断面線長算出部で算出する、j回目の工程での断面iの断面線長(L4)は、下記(2)式で求め、
    (1)式中の係数aによって、材料の一様伸びに対してどの程度材料を伸ばすかを設定し、(2)式中の係数bによって、全m回のプレス工程の内、j回目の工程でどの程度材料を流入させるかを設定し、係数b (1≦k≦m)は、Σj=1 (b)=1を満足する、
    ことを特徴とする請求項18~請求項21のいずれか1項に記載した金型形状設計装置。
    3 =L1 - L2 - a・El ・・・(1)
    ただし、0<a<1 とする
    4 =L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
    ただし、0≦b≦1 とする
  23. 上記選択部品形状は、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状であることを特徴とする請求項18~請求項22のいずれか1項に記載した金型形状設計装置。
  24. 上記選択部品形状は、天板部と、天板部の外周全周に連続する無端環状の側壁部とを備える形状であることを特徴とする請求項23に記載した金型形状設計装置。
  25. 複数のプレス工程を経て金属板を最終部品形状にプレス成形してプレス部品の製造する際に、各工程で用いられる各金型であって、
    上記複数のプレス工程から1の工程を選択して選択工程とし、その選択工程で得られる部品形状を選択部品形状とし、上記複数のプレス工程から選択され、上記選択工程よりも前に実行される1のプレス工程を基準工程とし、その基準工程でプレス成形する前の金属板の形状を基準形状とし、更に、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程に、絞り成形を有するプレス工程を含み、
    上記基準工程から上記選択工程までの各工程で使用される各金型の成形面について、
    上記選択工程の金型の成形面は、上記選択部品形状に倣った形状であり、
    上記基準形状の金属板を、上記選択工程の金型を用いて上記選択部品形状に1工程で絞り成形した際に、材料が主に流れ込む方向に交差し且つ上記板厚方向に沿った方向に延びる軸を設定し、上記軸を含む複数の平面で切断する複数の断面を設定し、
    上記各断面毎に、断面で切断した上記選択部品形状の断面線長と、その断面と同一の断面で切断した上記基準形状での断面線長と、上記金属板の材料の一様伸びとに基づき設定された材料の流入量から、各工程の金型の成形面における、上記複数の断面で切断した各断面形状が設定され、
    上記複数の断面の数をnとし、各断面を識別する添え字をi (1≦i≦n)とし、各断面毎に、同一の断面で切断した、上記選択部品形状での線長をL1、上記基準形状での線長をL2とし、材料の一様伸びをElとし、上記基準工程から上記選択工程までのプレス工程の数をmとし、そのプレス工程を識別する添え字をj(1≦j≦m)とした場合、
    上記設定された材料の流入量について、断面iでの流入量(L3)は、下記(1)式で設定され、
    j回目の工程で用いる金型の成形面における、断面iの断面線長(L4)は、下記(2)式で表され、
    係数b (1≦k≦m)は、Σj=1 (b)=1を満足する、
    ことを特徴とする金型。
    3 =L1 - L2 - a・El ・・・(1)
    ただし、0<a<1 とする
    4 =L2 + Σk=1 (b・L3) ・・・(2)
    ただし、0≦b≦1 とする
  26. 上記選択工程は、最終のプレス工程であり、上記基準工程は、最初のプレス工程である、ことを特徴とする請求項25に記載した金型。
  27. 上記選択部品形状は、一回のプレス工程で成形した際に、平面視で、板の外周の複数方向から中央側に向けて材料の流入がある形状であることを特徴とする請求項25又は請求項26に記載した金型。
  28. 上記選択部品形状は、天板部と、天板部の外周全周に連続する無端環状の側壁部とを備える形状であることを特徴とする請求項27に記載した金型。
  29. 上記各工程毎の金型の成形面において、隣り合う断面間の断面線長の差が、予め設定した設定値以下である、することを特徴とする請求項25~請求項28のいずれか1項に記載した金型。
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