JP7019780B1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機が備えた電気部品、及び電気的接続部への被水が抑制された回転電機を得ること。【解決手段】回転軸と、界磁巻線が巻装された界磁コアを有して回転軸と一体回転する回転子と、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、軸受を介して回転軸の一端側及び他端側を保持するブラケットとを設けたモータ部と、スイッチング素子を有するパワーモジュールと、スイッチング素子を有する界磁モジュールと、パワーモジュール及び界磁モジュールを冷却する冷却器とを有し、ブラケットの軸方向の他方側に配置され、ブラケットに固定された制御部と、モータ部と制御部との間において、制御部の軸方向の一方側に対向して配置され、絶縁体からなるパッキンとを備え、パッキンは、制御部とパッキンとの間に配置され、制御部に電気的に接続された電気部品、及びモータ部と制御部とを接続する電気的接続部の一方又は双方の一部又は全部を覆う。【選択図】図1

Description

本願は、回転電機に関するものである。
近年、地球温暖化を背景とした輸送機器への燃費改善要求が高まっている。これにともない、車両電装品で消費される電力の供給、及び車両バッテリへの充電を行う界磁巻線式の回転電機においても、小型軽量化が急務になっている。しかしながら、近年、電装品の数の増加に起因して車両の消費電力は増加傾向にある。そのため、車両用の回転電機には、より発電量が大きく、効率の高い発電性能を求められている。これらの要求に対応すべく、低損失ダイオードを搭載したオルタネータ、またはMOS-FETなどのパワー半導体素子で構成された電力変換回路を搭載したモータジェネレータなどの車両用の回転電機の開発が行われている。
特に、モータジェネレータなどの装置では、自動車のさらなる燃費改善に向けて、従来のオルタネータが備える発電機能に加えて、エンジンの始動及びアシストなどを行うための電動機としての機能を備えている。
モータジェネレータの電気経路、特に外部から完全に覆われていない端子等の電気的接続部は、モータジェネレータが配置されたエンジンルーム内への泥水等の被水が懸念される。泥水等が付着した状態で電動機を動作させ電気経路に電圧がかかると電蝕が発生するため、端子等の電気的接続部の電蝕に対する耐久性を高める様々な取り組みが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特に自動車用の回転電機機械において、ヒートシンクとベアリングとの間に少なくとも一つ軸方向に向いた壁と、ヒートシンクとベアリングとの間に延びる空間を閉じる樹脂部材のデフレクタとを設けることで、回転電機の内部への水の侵入を防止している。
国際公開第2019/025334号
上記特許文献1においては、デフレクタを備えたため、デフレクタから内側への泥水等の侵入を防止することはできる。しかしながら、デフレクタに付着した水が地方向に流れる際に、デフレクタから突出する、例えば、モータ部と制御部とを接続する電気的接続部の端子に泥水等が付着するという課題があった。
そこで、本願は、回転電機が備えた電気部品、及び電気的接続部への被水が抑制された回転電機を得ることを目的としている。
本願に開示される回転電機は、回転軸と、界磁巻線が巻装された界磁コアを有して回転軸と一体回転する回転子と、界磁コアの径方向外側に配置され、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、界磁コア及び固定子コアの外側を覆うと共に軸受を介して回転軸の一端側及び他端側を保持するブラケットとを設けたモータ部と、固定子巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有するパワーモジュールと、界磁巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有する界磁モジュールと、パワーモジュール及び界磁モジュールを冷却する冷却器とを有し、ブラケットの軸方向の他方側に配置され、ブラケットに固定された制御部と、モータ部と制御部との間において、制御部の軸方向の一方側に対向して配置され、絶縁体からなるパッキンとを備え、パッキンは、制御部とパッキンとの間に配置され、制御部に電気的に接続された電気部品の一部又は全部、モータ部と制御部とを接続する電気的接続部の一部又は全部、及びブラケットの軸方向の他方側の面の一部又は全部を覆い、少なくとも径方向及び周方向に延びる円環板状の部分を有するものである。
本願に開示される回転電機によれば、モータ部と制御部との間に配置され、絶縁体からなるパッキンは、制御部とパッキンとの間に配置され、制御部に電気的に接続された電気部品、及びモータ部と制御部とを接続する電気的接続部の一方又は双方の一部又は全部を覆うため、回転電機が備えた電気部品、及び電気的接続部への泥水等に起因した被水を抑制することができる。
実施の形態1に係る回転電機の概略を示す断面図である。 実施の形態1に係る回転電機のリヤブラケットの軸方向の一方側を示す平面図である。 実施の形態1に係る回転電機の固定子と制御部の接続を説明する断面図である。 実施の形態1に係る回転電機のパッキンの軸方向の他方側を示す平面図である。 実施の形態1に係る回転電機のリヤブラケットの要部平面図である。 実施の形態1に係る別の回転電機のリヤブラケットの要部平面図である。 実施の形態2に係る回転電機の制御部のリヤ側を示す平面図である。 実施の形態2に係る回転電機の電気的接続部の要部平面図である。 図8のA-A断面位置で切断した電気的接続部の要部断面図である。 実施の形態2に係る別の回転電機の電気的接続部の要部平面図である。 実施の形態2に係る別の回転電機の電気的接続部の要部平面図である。 実施の形態3に係る回転電機の電気的接続部の要部平面図である。
以下、本願の実施の形態による回転電機を図に基づいて説明する。なお、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る回転電機1の概略を示す断面図、図2は回転電機1のリヤブラケット5の軸方向の一方側を示す平面図、図3は回転電機1の固定子3と制御部40の電気的な接続を説明する断面図、図4は回転電機1のパッキン50の軸方向の他方側を示す平面図、図5は図2に示したリヤブラケット5の破線で囲まれた部分を拡大して示した要部平面図、図6は実施の形態1に係る別の回転電機1における図2に示したリヤブラケット5の一点鎖線で囲まれた部分と同等の部分を拡大して示した要部平面図である。回転電機1は、モータ部30と制御部40とを備えた制御装置一体型の回転電機1である。モータ部30は回転子2及び固定子3を有し、内燃機関(図示せず)を駆動する電動機として動作する。あるいは、モータ部30は内燃機関より駆動されて発電する発電機として機能する。制御部40はモータ部30の軸方向の他方側にモータ部30と並べて配置され、モータ部30に供給する電力を制御する。制御部40はモータ部30に固定され、モータ部30と制御部40とは一体化されている。回転電機1は、モータ部30と制御部40との間にパッキン50を備える。本実施の形態1で説明する制御装置一体型の回転電機1はモータジェネレータを示しているが、車両用の回転電機にも適用可能である。
<モータ部30>
モータ部30は、回転軸11と、回転軸11と一体回転する回転子2と、回転子2の外側に配置された固定子3と、これらを収容すると共に回転軸11を回転自在に保持するブラケットとを備える。
回転子2は、界磁巻線2a、及び界磁巻線2aが巻装された界磁コア2bを有する。界磁コア2bの径方向外側に配置された固定子3は、複数相の固定子巻線3a、及び固定子巻線3aが巻装された固定子コア3bを有する。複数相の固定子巻線3aは、例えば、1組の3相巻線もしくは2組の3相巻線であるがこれらに限るものではなく、回転電機の種類に応じて設定される。ブラケットは、界磁コア2b及び固定子コア3bの外側を覆う。ブラケットは、フロントブラケット4及びリヤブラケット5を備える。フロントブラケット4は、軸受7を介して回転軸11の一端側を保持し、回転子2及び固定子3の一方側であるフロント側を覆う。リヤブラケット5は、軸受8を介して回転軸11の他端側を保持し、回転子2及び固定子3の他方側であるリヤ側を覆う。リヤブラケット5は、図2に示すように、リヤブラケット5の軸方向の他方側の壁を貫通する吸気口5bを備える。フロントブラケット4とリヤブラケット5とは、軸方向に間隔を空けて配置され、ボルト5aによって連結される。
回転軸11は、フロントブラケット4の貫通孔から突出した回転軸11の一端側の端部に、プーリ12を備える。プーリ12は、回転子2と外部の内燃機関(図示せず)の双方向でトルクを授受する。プーリ12と内燃機関とは、ベルト(図示せず)を介して連結される。回転軸11は、リヤブラケット5の貫通孔から突出した回転軸11の他端側にスリップリング13を備える。スリップリング13と界磁巻線2aとは電気的に接続されており、スリップリング13から界磁巻線2aに界磁電流が供給される。スリップリング13を摺設して界磁巻線2aに電流を供給するブラシ16は、ブラシホルダ16aに保持される。ブラシホルダ16aは、リヤカバー15が取り付けられる前の制御部40をモータ部30に装着した後、制御部40の中央に設けられた回転軸11が貫通する空間に配置される。ブラシホルダ16aは制御部40に固定される。
回転子2の界磁コア2bのフロント側の端面に空冷ファン20が固定される。回転子2の界磁コア2bのリヤ側の端面に空冷ファン21が固定される。空冷ファン20と空冷ファン21とは、回転子2と一体回転する。空冷ファン20と空冷ファン21の回転に伴って冷却風が発生し、ブラケットの内部を冷却する。冷却風は、吸気口5bを通過する。また、制御部40とリヤブラケット5との間、制御部40とパッキン50との間、及びモータ部30とパッキン50との間の一部には冷却気体通路となる隙間が設けられる。また、回転電機1は、ケース14とブラシ16との間から吸気口5bへ向かう軸方向の冷却気体通路となる隙間を備える。冷却風は、これらの冷却気体通路を通過して制御部40の冷却器35及びモータ部30を冷却する。
磁極位置検出センサー6は、センサーステータ6aとセンサーロータ6bとから構成される。回転軸11は、リヤブラケット5から突出した回転軸11の他端側でスリップリング13と軸受8との間にセンサーロータ6bを備える。センサーロータ6bは回転軸11と一体回転し、鉄心で形成される。センサーステータ6aは、センサーロータ6bと同軸に配置され、制御部40の伝熱部材31に設けられる。磁極位置検出センサー6は、センサーロータ6bの位置から回転軸11すなわち回転子2の磁極位置を検出する。
<制御部40>
制御部40は、モータ部30に電力を供給するパワーモジュール9及び界磁モジュール(図示せず)と、パワーモジュール9及び界磁モジュールを制御する制御モジュール17と、パワーモジュール9及び界磁モジュールを冷却する冷却器35と、パワーモジュール9とモータ部30とを電気的に接続するターミナル14aを備えたケース14と、これらの部材をリヤ側及び径方向外側から覆うリヤカバー15とを備える。制御部40は、リヤブラケット5の軸方向の他方側に配置され、リヤブラケット5に固定される。また、回転電機1の外部に配置された車両バッテリと、パワーモジュール9及び界磁モジュールが備えた電力系の端子とを接続するターミナルの間には、フィルタコイル10および入力コンデンサ(図示せず)が電気的に接続される。フィルタコイル10はケース14に設けられ、入力コンデンサはフィルタコイル10と伝熱部材31にねじで取り付けられる。
パワーモジュール9は、スイッチング素子と周辺回路とを備える。スイッチング素子は電気配線を形成するリードフレーム上に配置され、周辺回路と共に樹脂材で封止される。パワーモジュール9は、図3に示すように、ターミナル14aとターミナル19を介して固定子口出し線3cと接続される。パワーモジュール9が備えるAC端子9a、グランド端子(図示せず)、入力端子9b、及び制御端子9cは、樹脂材から露出して設けられる。スイッチング素子は駆動時に直流電源から固定子巻線3aへの供給電流をオンオフし、固定子巻線3aへ固定子電流を供給する。スイッチング素子は、発電時に固定子電流の整流を行う。
界磁モジュールは、スイッチング素子と周辺回路とを備える。界磁モジュールは、ブラシ16とスリップリング13を介して界磁巻線2aと接続される。スイッチング素子は電気配線を形成するリードフレーム上に配置され、周辺回路と共に樹脂材で封止される。スイッチング素子は、界磁巻線2aへの供給電流をオンオフして界磁電流を制御する。
制御モジュール17は、パワーモジュール9及び界磁モジュールを制御する制御回路を備える。制御モジュール17は、例えば、電子部品が実装された基板で設けられる。制御モジュール17は、パワーモジュール9及び界磁モジュールよりも軸方向の他方側に、パワーモジュール9及び界磁モジュールとは間隔を空けて配置される。パワーモジュール9の制御端子9cは、制御モジュール17に接続される。磁極位置検出センサー6の信号配線は、制御モジュール17に接続される。
冷却器35は、伝熱部材31と、蓋部材32と、冷媒給排部である冷媒入出力管33とを備える。伝熱部材31には、軸方向の他方側の面にパワーモジュール9及び界磁モジュールが熱的に接続され、軸方向の一方側の面に軸方向の他方側に窪んだ流路溝部31aが形成される。板状に形成された蓋部材32は、流路溝部31aの軸方向の一方側の開口を塞ぐように設けられる。伝熱部材31と蓋部材32は、アルミニウム等の金属材料で作製される。蓋部材32は、ねじ34により伝熱部材31に固定される。冷媒入出力管33は伝熱部材31の側面に設けられ、流路溝部31aと蓋部材32とに囲まれた流路36に冷媒を供給及び排出する。冷媒には、例えば水、不凍液、またはエチレングリコール液が使用される。伝熱部材31は、冷媒によって冷却される。
ケース14は、パワーモジュール9、界磁モジュール、及び制御モジュール17の周囲を径方向外側から取り囲んで設けられる。ケース14は、絶縁性を備えた樹脂材で作製される。樹脂材は、例えばポリフェニレンサルファイドである。ケース14は、図3に示すように、他端側でパワーモジュール9と電気的に接続され、一端側がケース14から突出したターミナル14aを備える。ターミナル14aは、パワーモジュール9とモータ部30とを接続するための端子である。ターミナル14aは、ケース14に一体的にインサート成形して設けられる。
<固定子3と制御部40の接続構成>
固定子3と制御部40との電気的な接続の構成について説明する。回転電機1は、図3に示すように、モータ部30と制御部40とを接続する電気的接続部であるコネクティングボード18を備える。コネクティングボード18は、固定子3と制御部40とを電気的に接続するターミナル19が端子部18aにインサート成形されたボードである。コネクティングボード18は、制御部40とリヤブラケット5の間に設けられ、リヤブラケット5にねじ(図示せず)で固定される。
固定子口出し線3cは、固定子巻線3aの端部である。固定子口出し線3cは、リヤブラケット5を貫通し、コネクティングボード18が備えたターミナル19の一端側の接続箇所19aでターミナル19と溶接により接続される。この接続後に、パッキン50を介して、リヤカバー15を取り付ける前の制御部40がリヤブラケット5の軸方向のリヤ側に装着される。ケース14が備えたターミナル14aの一端側は、ターミナル19の他端側の接続箇所19bでターミナル19とねじ19cにより接続される。パワーモジュール9のAC端子9aとターミナル14aの他端側とは、溶接等で接合される。図3では図示していないパワーモジュール9のグランド端子は、伝熱部材31にねじ(図示せず)で固定される。グランド端子と伝熱部材31とは電気的に接続され、伝熱部材31はグランドになる。
<パッキン50>
本願の要部であるパッキン50について説明する。パッキン50は、モータ部30と制御部40との間において、制御部40の軸方向の一方側に対向して配置される。パッキン50は、回転電機1が備えた電気部品、及び電気的接続部への泥水等に起因した被水を抑制する。絶縁体からなるパッキン50は、例えば、ゴム部材またはシリコンゴム部材で形成される。パッキン50をゴム部材で形成した場合、モータ部30及び制御部40とパッキン50との接触箇所において容易に隙間なくパッキン50を配置することができる。また、モータ部30及び制御部40とパッキン50との接触箇所において、モータ部30と制御部40との間の防水性を高めることができる。パッキン50をシリコンゴム部材で形成した場合、高温となる環境に配置された車両用の回転電機1においてもパッキン50に溶融等による不具合が生じることがない。そのため、パッキン50の回転電機1への長期的に安定した使用が可能となる。パッキン50にゴム部材を用いた場合、ゴム部材のデュロメータ硬さは70以上であることが望ましい。ゴム部材のデュロメータ硬さが70以上であれば、パッキン50を片手でも安定して取り回すことができるため、回転電機1の組み立て性を向上させることができる。ゴム部材の硬度が低い場合、パッキンの片側を作業者が持った際にパッキンの反対側が重力で下がり変形するため、パッキンの片手での取り回しが困難になる。
パッキン50は、制御部40とパッキン50との間に配置され、制御部40に電気的に接続された電気部品、及びモータ部30と制御部40とを接続する電気的接続部であるコネクティングボード18の一方又は双方の一部又は全部を覆う。本実施の形態における電気部品は、磁極位置検出センサー6、フィルタコイル10、及び入力コンデンサであるが、制御部40に電気的に接続される電気部品はこれらに限るものではない。図4に示すように、回転軸11が配置される貫通孔を取り囲んで、パッキン50に壁部50aが設けられる。図3に示すように、磁極位置検出センサー6がパッキン50の貫通孔の部分に配置されるため、磁極位置検出センサー6を壁部50aが覆う。また、パッキン50には、フィルタコイル10を覆う壁部50b、及び入力コンデンサとケース14のねじ止めによる接続箇所を覆う壁部50cが設けられる。フィルタコイル10は、図4の壁部50bの内側に示した破線部分に配置される。入力コンデンサは、図4の壁部50cの内側を含む破線部分に配置される。図1に示すように、フィルタコイル10の一部を壁部50bが覆う。
図1及び図3に示すように、コネクティングボード18の一部をパッキン50の軸方向の一方側で覆う。なおパッキン50には、図3に示したように固定子口出し線3cとターミナル19との接続箇所19aを覆って伝熱部材31と密着するように凹部が設けられるが、簡単に示すため、図4において凹部を省略している。本実施の形態では、電気部品及び電気的接続部の双方の一部をパッキン50が覆う構成であるが、何れか一方をパッキン50が覆う構成でも構わない。また、電気部品及び電気的接続部の全部をパッキン50が覆う構成でも構わない。また、電気的接続部はコネクティングボード18に限るものではなく、コネクティングボード18を用いない電気的接続部をパッキン50が覆う構成でも構わない。
この構成によれば、制御部40とパッキン50との間に配置された電気部品、及びモータ部30と制御部40とを接続する電気的接続部がパッキン50で覆われるため、電気部品及び電気的接続部への泥水等に起因した被水を抑制することができる。電気部品及び電気的接続部への被水が抑制されるため、電気部品及び電気的接続部における被水に起因した電蝕の発生を抑制することができる。また、パッキン50を設けたことにより、モータ部30と制御部40との間を断熱、及び絶縁することができる。
パッキン50は、電気部品、電気的接続部、パッキン50に対向している制御部40の部分に設けられた部品、及びパッキン50に対向しているモータ部30の部分に設けられた部品の少なくとも一つと密着して、モータ部30と制御部40との間に挟み込まれて固定されている。本実施の形態では、パッキン50は、図3に示すように、電気部品である磁極位置検出センサー6と壁部50aにおいて密着している。また、パッキン50は、電気的接続部であるコネクティングボード18とパッキン50の軸方向の一方側において密着している。また、パッキン50は、パッキン50に対向している制御部40の部分に設けられた部品である冷却器35とパッキン50の軸方向の他方側において密着している。また、パッキン50は、パッキン50に対向しているモータ部30の部分に設けられた部品であるリヤブラケット5とパッキン50の軸方向の一方側において密着している。
この構成によれば、パッキン50はねじ等の他の部品を用いて回転電機1に固定されるのではなく、パッキン50はモータ部30と制御部40との間に挟み込まれて固定されるため、パッキン50の回転電機1への取り付けが簡略化されるので、回転電機1を容易に組み立てることができる。また、モータ部30と制御部40との間にパッキン50を挟み込んでいるため、回転電機1の耐振性を向上させることができる。また、モータ部30と制御部40との間からの泥水等の侵入を防止することができる。なお、パッキン50の固定はこれに限るものではなく、例えば、モータ部30及び制御部40の一方または双方に接着して固定しても構わない。
パッキン50は、貫通孔50dを備える。貫通孔50dは、パッキン50に対向しているリヤブラケット5の軸方向の他方側の壁を貫通する吸気口5bと連通している。貫通孔50dは吸気口5bと連通しているため、貫通孔50dは冷却気体通路の一部となる。冷却気体通路が形成されることで、モータ部30に流れる冷却風の風量を増やすことができ、モータ部30の冷却性を向上させることができる。また、貫通孔50dを介して冷却風が制御部40と接するため、制御部40の冷却性を向上させることができる。なお、冷却気体通路に泥水等に起因した被水が生じても、パッキン50により電気部品及び電気的接続部は覆われているため、電気部品及び電気的接続部の電蝕は防止される。
リヤブラケット5の吸気口5bには、図6に示すように、格子状の複数のフィン5eが形成されている構成でも構わない。フィン5eを形成することで、冷却気体通路の冷却風の冷却性が向上するため、モータ部30及び制御部40の冷却性を向上させることができる。
<排水口5c>
回転電機1が外部の固定部材に固定された状態において、回転軸11の軸心が鉛直方向に交差し、リヤブラケット5は、固定子3の外周面が当接するリヤブラケット5の内周面5dの部分よりも径方向外側であって鉛直方向の下側のリヤブラケット5の軸方向他方側の側壁の部分に、外部と連通する少なくとも一つの排水口5cを備えている。排水口5cは、回転電機1の地方向の位置に設けられる。図5において、破線で示した箇所が固定子3の外周面が当接するリヤブラケット5の内周面5dである。本実施の形態では、図2に示すように、リヤブラケット5が二つの排水口5cを備えた例を示したが排水口5cの個数はこれに限るものではなく、一つまたは三つ以上であっても構わない。また、排水口5cの配置はリヤブラケット5に限るものではなく、さらにフロントブラケット4に排水口5cを設けても構わない。
排水口5cは、ブラケットの内部に侵入した水を外部に排水するための貫通孔である。排水口5cが配置される箇所は、排水口5cの少なくとも一部が内周面5dの部分よりも径方向外側になる箇所で、鉛直方向の下側の箇所である。ブラケットの内部に水が侵入した場合、水は排水口5cが配置された箇所に向かうことになるが、水は固定子3と接して溜水することなく、排水口5cから外部に排出される。そのため、回転電機1が備えた電気部品である固定子3のブラケットの内部の溜水による被水が抑制され、固定子3の電蝕を防止することができる。
パッキン50とリヤブラケット5の排水口5cとの関係について説明する。パッキン50を設けたため、パッキン50に覆われている電気部品及び電気的接続部への被水は抑制されているが、冷却気体通路等においてパッキン50に付着した泥水等は、パッキン50から地方向へ誘導される。地方向へ誘導される泥水等は、リヤブラケット5の吸気口5bからモータ部30の内部に侵入する場合がある。リヤブラケット5には排水口5cが設けられているため、モータ部30の内部に侵入した泥水等は溜水することなく排水口5cから外部へ排出される。そのため、回転電機1が備えた固定子3へのパッキン50に付着した泥水等による被水が抑制され、固定子3の電蝕を防止することができる。また、パッキン50には貫通孔50dが形成され、パッキン50は冷却気体通路の一部であるため、パッキン50に付着した被水は冷却風により飛散され、パッキン50から地方向への被水の誘導が促進される。
以上のように、実施の形態1による回転電機1において、モータ部30と制御部40との間に配置され、絶縁体からなるパッキン50は、制御部40とパッキン50との間に配置され、制御部40に電気的に接続された電気部品、及びモータ部30と制御部40とを接続する電気的接続部の一方又は双方の一部又は全部を覆うため、回転電機1が備えた電気部品、及び電気的接続部への泥水等に起因した被水を抑制することができる。電気部品及び電気的接続部への被水が抑制されるため、電気部品及び電気的接続部における被水に起因した電蝕の発生を抑制することができる。また、パッキン50が、電気部品、電気的接続部、パッキン50に対向している制御部40の部分に設けられた部品、及びパッキン50に対向しているモータ部30の部分に設けられた部品の少なくとも一つと密着して、モータ部30と制御部40との間に挟み込まれて固定されている場合、パッキン50の回転電機1への取り付けが簡略化されるので、回転電機1を容易に組み立てることができる。
リヤブラケット5が、固定子3の外周面が当接するリヤブラケット5の内周面5dの部分よりも径方向外側であって鉛直方向の下側のリヤブラケット5の軸方向他方側の側壁の部分に、外部と連通する少なくとも一つの排水口5cを備えている場合、パッキン50に付着した被水等に起因してブラケットの内部に侵入した水は固定子3と接して溜水することなく、排水口5cから外部に排出されるので、回転電機1が備えた固定子3のブラケットの内部の溜水による被水が抑制され、固定子3の電蝕を防止することができる。また、パッキン50の貫通孔50dがパッキン50に対向しているリヤブラケット5の吸気口5bと連通している場合、貫通孔50dは冷却気体通路の一部となるので、モータ部30及び制御部40の冷却性を向上させることができる。また、パッキン50に付着した被水は冷却風により飛散されるので、パッキン50に付着した被水のパッキン50から地方向へ誘導を促進することができる。
リヤブラケット5の吸気口5bに格子状の複数のフィン5eが形成されている場合、冷却気体通路の冷却風の冷却性が向上するので、モータ部30及び制御部40の冷却性を向上させることができる。また、パッキン50をゴム部材で形成した場合、モータ部30及び制御部40とパッキン50との接触箇所において容易に隙間なくパッキン50を配置することができるので、回転電機1のモータ部30と制御部40との間の防水性を高めることができる。また、パッキン50をシリコンゴム部材で形成した場合、高温となる環境に配置された車両用の回転電機1においてもパッキン50に溶融等による不具合が生じることがないので、長期的に安定したパッキン50を回転電機1に用いることができる。また、ゴム部材からなるパッキン50のデュロメータ硬さが70以上である場合、パッキン50を片手でも安定して取り回すことができるので、回転電機1の組み立て性を向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る回転電機1について説明する。図7は実施の形態2に係る回転電機1のリヤカバー15を取り外した制御部40のリヤ側を示す平面図、図8は図7に示した回転電機1の電気的接続部の破線で囲まれた部分を拡大して示した要部平面図、図9は図8のA-A断面位置で切断した電気的接続部の要部断面図、図10は実施の形態2に係る別の回転電機1の電気的接続部の要部平面図、図11は実施の形態2に係る別の回転電機1の電気的接続部の要部平面図である。実施の形態2に係る回転電機1は、電気的接続部であるコネクティングボード18の端子部18aにリブ18bを設けた構成になっている。なお、図7では簡単のためにリブ18bを省略して示している。
コネクティングボード18は、図9に示すように、パッキン50の径方向外側を軸方向一方側に延出し、ねじ19cにより制御部40と電気的に接続される端子部18aを備える。固定子3と制御部40のターミナル14aとを電気的に接続するターミナル19が、端子部18aにインサート成形されている。本実施の形態では回転電機1は複数のパワーモジュール9を備えるため、図7に示すように、制御部40の径方向外側に複数の端子部18aが設けられる。制御部40が備えるパワーモジュール9、界磁モジュール、及び制御モジュール17は、モールド樹脂41で封止されている。図8に示すように、端子部18aのねじ穴の周囲には、ターミナル14aの部分を除いてねじ穴の全部を囲むリブ18bがコネクティングボード18に形成されている。外部に露出した電気的接続箇所であるターミナル14a及びターミナル19とねじ19cの周囲を取り囲むリブ18bをコネクティングボード18が備えたため、電気的接続部への泥水等に起因した被水を抑制することができる。電気的接続部への被水が抑制されるため、電気的接続部における被水に起因した電蝕の発生を抑制することができる。なお図8では端子部18aのねじ穴の周囲の全部を囲むリブ18bを設けているが、この構成に限るものではなく、例えば被水の懸念される一部の方向にのみリブ18bを設ける構成でも構わない。
図10に示すように、リブ18bの内側におけるねじ19c及び端子部18aの外部に露出した電気的接続箇所に樹脂18cが充填されている構成でも構わない。リブ18bの内側に樹脂18cを充填することで、電気的接続部への泥水等に起因した被水をさらに抑制することができる。また、リブ18bにより樹脂18cを充填する範囲が規定されるため、樹脂18cを充填する作業性を向上させることができる。また、モールド樹脂41と樹脂18cとが同じ材料である場合、回転電機1の生産性を向上させることができる。
図11に示すように、リブ18bの内側におけるねじ19c及び端子部18aの外部に露出した電気的接続箇所に絶縁性の塗装18dが施されている構成でも構わない。図11の斜線にて示された部分は、塗装18dが施された箇所を示す。リブ18bの内側に塗装18dを施すことで、電気的接続部への泥水等に起因した被水をさらに抑制することができる。また、リブ18bにより塗装18dを施す範囲が規定されるため、塗装18dを施す作業性を向上させることができる。
以上のように、実施の形態2による回転電機1において、端子部18aのねじ穴の周囲の一部又は全部を囲むリブ18bがコネクティングボード18に形成されているため、電気的接続部への泥水等に起因した被水を抑制することができる。電気的接続部への被水が抑制されるため、電気的接続部における被水に起因した電蝕の発生を抑制することができる。また、リブ18bの内側におけるねじ19c及び端子部18aの外部に露出した電気的接続箇所に樹脂18cが充填されている場合、電気的接続部への泥水等に起因した被水をさらに抑制することができる。また、リブ18bの内側におけるねじ19c及び端子部18aの外部に露出した電気的接続箇所に塗装18dが施されている場合、電気的接続部への泥水等に起因した被水をさらに抑制することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る回転電機1について説明する。図12は実施の形態3に係る回転電機1の電気的接続部の要部平面図で、図7に示した回転電機1の電気的接続部の破線で囲まれた部分と同等の位置を拡大して示した図である。実施の形態3に係る回転電機1は、電気的接続部であるコネクティングボード18の外部に露出した電気的接続箇所にめっき18eを設けた構成になっている。
ねじ19c及び端子部18aの外部に露出した電気的接続箇所であるターミナル14a及びターミナル19に、防蝕性を有しためっき18eが施されている。図12の斜線にて示された部分は、めっき18eが施された箇所を示す。
以上のように、実施の形態3による回転電機1において、ねじ19c及び端子部18aの外部に露出した電気的接続箇所であるターミナル14a及びターミナル19に、防蝕性を有しためっき18eが施されているため、電気的接続部への泥水等に起因した被水を抑制することができる。電気的接続部への被水が抑制されるため、電気的接続部における被水に起因した電蝕の発生を抑制することができる。
また本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 回転電機、2 回転子、2a 界磁巻線、2b 界磁コア、3 固定子、3a 固定子巻線、3b 固定子コア、3c 固定子口出し線、4 フロントブラケット、5 リヤブラケット、5a ボルト、5b 吸気口、5c 排水口、5d 内周面、5e フィン、6 磁極位置検出センサー、6a センサーステータ、6b センサーロータ、7 軸受、8 軸受、9 パワーモジュール、9a AC端子、9b 入力端子、9c 制御端子、10 フィルタコイル、11 回転軸、12 プーリ、13 スリップリング、14 ケース、14a ターミナル、15 リヤカバー、16 ブラシ、16a ブラシホルダ、17 制御モジュール、18 コネクティングボード、18a 端子部、18b リブ、18c 樹脂、18d 塗装、18e めっき、19 ターミナル、19a 接続箇所、19b 接続箇所、19c ねじ、20 空冷ファン、21 空冷ファン、30 モータ部、31 伝熱部材、31a 流路溝部、32 蓋部材、33 冷媒入出力管、34 ねじ、35 冷却器、36 流路、40 制御部、41 モールド樹脂、50 パッキン、50a 壁部、50b 壁部、50c 壁部、50d 貫通孔

Claims (13)

  1. 回転軸と、界磁巻線が巻装された界磁コアを有して前記回転軸と一体回転する回転子と、前記界磁コアの径方向外側に配置され、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、前記界磁コア及び前記固定子コアの外側を覆うと共に軸受を介して前記回転軸の一端側及び他端側を保持するブラケットと、を設けたモータ部と、
    前記固定子巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有するパワーモジュールと、前記界磁巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有する界磁モジュールと、前記パワーモジュール及び前記界磁モジュールを冷却する冷却器と、を有し、前記ブラケットの軸方向の他方側に配置され、前記ブラケットに固定された制御部と、
    前記モータ部と前記制御部との間において、前記制御部の軸方向の一方側に対向して配置され、絶縁体からなるパッキンと、を備え、
    前記パッキンは、前記制御部と前記パッキンとの間に配置され、前記制御部に電気的に接続された電気部品の一部又は全部、前記モータ部と前記制御部とを接続する電気的接続部の一部又は全部、及び前記ブラケットの軸方向の他方側の面の一部又は全部を覆い、少なくとも径方向及び周方向に延びる円環板状の部分を有する回転電機。
  2. 前記ブラケットの軸方向の他方側の面を覆う前記パッキンの部分における軸方向の一方側は前記ブラケットの軸方向の他方側の面に当接し、軸方向の他方側は前記制御部と間隔を空け、
    前記電気的接続部は、前記ブラケットよりも、軸方向の他方側に突出し、
    突出した前記電気的接続部を覆う前記パッキンの部分における軸方向の一方側には隙間が設けられ、軸方向の他方側は前記制御部に当接している請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記制御部の軸方向の一方側の部分は、軸方向の他方側に窪む凹部を有し、
    前記凹部に突出した前記電気的接続部の先端が挿入され、突出した前記電気的接続部を覆う前記パッキンの部分は、前記凹部の内側面に当接している請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記パッキンは、前記電気部品、前記電気的接続部、前記パッキンに対向している前記制御部の部分に設けられた部品、及び前記パッキンに対向している前記モータ部の部分に設けられた部品の少なくとも一つと密着して、前記モータ部と前記制御部との間に挟み込まれて固定されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 前記回転電機が外部の固定部材に固定された状態において、前記回転軸の軸心が鉛直方向に交差し、
    前記ブラケットは、前記固定子の外周面が当接する前記ブラケットの内周面の部分よりも径方向外側であって鉛直方向の下側の前記ブラケットの軸方向他方側の側壁の部分に、外部と連通する少なくとも一つの排水口を備えている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 回転軸と、界磁巻線が巻装された界磁コアを有して前記回転軸と一体回転する回転子と、前記界磁コアの径方向外側に配置され、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、前記界磁コア及び前記固定子コアの外側を覆うと共に軸受を介して前記回転軸の一端側及び他端側を保持するブラケットと、を設けたモータ部と、
    前記固定子巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有するパワーモジュールと、前記界磁巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有する界磁モジュールと、前記パワーモジュール及び前記界磁モジュールを冷却する冷却器と、を有し、前記ブラケットの軸方向の他方側に配置され、前記ブラケットに固定された制御部と、
    前記モータ部と前記制御部との間において、前記制御部の軸方向の一方側に対向して配置され、絶縁体からなるパッキンと、を備え、
    前記パッキンは、前記制御部と前記パッキンとの間に配置され、前記制御部に電気的に接続された電気部品、及び前記モータ部と前記制御部とを接続する電気的接続部の一方又は双方の一部又は全部を覆い、
    前記パッキンは、貫通孔を備え、
    前記貫通孔は、前記パッキンに対向している前記ブラケットの軸方向の他方側の壁を貫通する吸気口と連通している転電機。
  7. 前記吸気口には、格子状の複数のフィンが形成されている請求項に記載の回転電機。
  8. 前記電気的接続部は、前記パッキンの径方向外側を軸方向一方側に延出し、ねじにより前記制御部と電気的に接続される端子部を備え、
    前記端子部のねじ穴の周囲の一部又は全部を囲むリブが前記電気的接続部に形成されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 前記電気的接続部は、前記パッキンの径方向外側を軸方向一方側に延出し、ねじにより前記制御部と電気的に接続される端子部を備え、
    前記ねじ及び前記端子部の外部に露出した電気的接続箇所に、防蝕性を有しためっきが施されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の回転電機。
  10. 前記リブの内側における前記ねじ及び前記端子部の外部に露出した電気的接続箇所に樹脂が充填されている請求項に記載の回転電機。
  11. 前記リブの内側における前記ねじ及び前記端子部の外部に露出した電気的接続箇所に絶縁性の塗装が施されている請求項に記載の回転電機。
  12. 前記パッキンは、ゴム部材またはシリコンゴム部材である請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の回転電機。
  13. 前記パッキンはゴム部材からなり、
    前記ゴム部材のデュロメータ硬さは70以上である請求項12に記載の回転電機。
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